JP6829094B2 - 電源システム - Google Patents

電源システム Download PDF

Info

Publication number
JP6829094B2
JP6829094B2 JP2017017864A JP2017017864A JP6829094B2 JP 6829094 B2 JP6829094 B2 JP 6829094B2 JP 2017017864 A JP2017017864 A JP 2017017864A JP 2017017864 A JP2017017864 A JP 2017017864A JP 6829094 B2 JP6829094 B2 JP 6829094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
set value
power
supply devices
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017017864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018126010A (ja
Inventor
佑樹 白沢
佑樹 白沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Infrastructure Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2017017864A priority Critical patent/JP6829094B2/ja
Publication of JP2018126010A publication Critical patent/JP2018126010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6829094B2 publication Critical patent/JP6829094B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明の実施形態は、電源システムに関する。
鉄道車両の回路に交流電力を供給する電源装置であって、一編成あたりに複数搭載されている電源装置を含むシステムがある。このシステムに含まれる電源装置は、機器の容量増大や故障時の冗長性のため、並列接続されて同期運転がなされる。しかしながら、この種のシステムでは、過電流が生じた場合に、過電流を適切に抑制することができない場合があった。
特開2006−174573号公報
本発明が解決しようとする課題は、過電流をより適切に抑制することができる電源システムを提供することである。
実施形態の電源システムは、鉄道車両に搭載される。電源システムは、互いに同期して運転する複数の電源装置を含む。前記複数の電源装置のそれぞれは、電力変換部と、電流検出部と、遮断器と、制御部とを持つ。電力変換部は、直流電力を交流電力に変換して、共通の電力線に出力する。電流検出部は、前記電力変換部により出力された交流電力の電流値を検出する。遮断器は、負荷と前記電力変換部との間に設けられ、遮断設定値以上の電流が供給された場合に、前記負荷と前記電力変換部とを導通状態から遮断状態に制御する。制御部は、前記複数の電源装置の運転状況に基づいて、前記電力変換部が出力する出力電流に対する設定値を変更する。制御部は、前記設定値を第1設定値に変更した後、前記電流検出部により検出された電流値が、前記第1設定値以上であり、且つ前記設定値よりも大きい前記遮断設定値未満であり前記遮断器が遮断状態に遷移せず前記負荷に供給される電力を遮断させることができなかったと判定した場合、前記第1設定値を、更に前記第1設定値よりも大きな第2設定値に変更する。
複数の電源装置を含む電源システム1の機能構成を示す図。 電源装置10−3が故障した際の概念図。 第2の実施形態により実行される処理を示すシーケンス図。 リリース設定値および電流を上限値以下に制御する時間変更について説明するための図。
以下、実施形態の電源システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、複数の電源装置を含む電源システム1の機能構成を示す図である。電源システム1は、例えば、鉄道車両に搭載される。図示する例は、一つの編成に3台の電源装置10が設けられている。電源システム1は、例えば、複数の電源装置10−1、10−2および10−3を備える。また、電源装置10−1〜10−3は、通信線を介して、車両情報システム40と接続される。以下、電源装置10−1〜10−3を区別しない場合は、単に「電源装置10」と称する。また、図1において電源装置10に含まれる機能構成に対して、電源装置10のハイフンの後に付与された符号と同様の符号が付与されているが、以下の説明において区別しない場合はハイフンおよび符号を省略して説明する。
電源装置10は、例えば、電力変換部12と、電力変換部12の入力側に接続された集電装置14と、電力変換部12に接続された接地部16と、電流検出部18と、制御部20と、電力変換部12の出力側に接続された出力側電力線22とを備える。出力側電力線22の他方(電力変換部12に接続された側とは反対側)には母線30が接続されている。また、母線30は、各負荷に接続された電力線と接続されている。負荷とは、鉄道車両に搭載された機器であって、例えばコンプレッサーや空調機器、照明等である。母線30は、「共通の電力線」の一例である。
電力変換部12は、集電装置14から入力された直流電力を三相交流電力に変換する。電力変換部12は、変換した三相交流電力を出力側電力線22に供給する。出力側電力線22に供給された三相交流電力は、出力側電力線22に接続された母線30を介して負荷に供給される。
集電装置14は、架線Pから入力された直流電力を、電力変換部12に供給する。接地部16は、例えば、電力変換部12および不図示の鉄道車両の車輪等に接地される。鉄道車両や電力変換部12から流れてきた電流は接地部16および車輪を介して線路に流れる。電流検出部18は、電力変換部12により出力された交流電力の電流値を検出する。
制御部20は、自装置の運転状態を制御する。また、制御部20は、並列同期運転を行うように自装置を制御する。並列同期運転が開始される場合、複数の電源装置10のうち、所定の電源装置10が起動して運転を開始し、起動した電源装置10により出力された三相交流電力が母線30に供給される。起動していない他の電源装置10は、母線30に供給された三相交流電力の電圧および位相の情報を取得し、取得した情報に基づいて順次起動する。他の電源装置10は、最初に起動した電源装置10により出力された電圧および位相に同期する電圧および位相の三相交流電力を母線30に出力する。このように複数の電源装置10は、並列同期運転を行う。並列同期運転において、1台の電源装置10に異常や故障が生じた場合、他の2台の電源装置10によって1台の電源装置10により出力される電力が補われる。
また、制御部20は、例えば、電流リリース制御を実行する。電流リリース制御とは、予め設定されたリリース設定値(設定値)と電流検出部18により検出された電流値とに基づいて、負荷に供給される電力を遮断させる制御である。制御部20は、リリース設定値と電流検出部18により検出された電流値とを比較して、検出された電流値がリリース設定値を超えた場合、電流リリース制御を実行する。また、リリース設定値は、並列同期運転を行っている電源装置10の台数に基づいて変更される(後述)。
母線30に接続された負荷には、例えば、不図示の負荷用遮断器が設けられている。負荷用遮断器は、遮断設定値以上の電流が供給された場合、電路を導通状態から遮断状態にすることで負荷に供給する電力を遮断する。電源装置10に含まれる不図示の記憶装置には、遮断設定値や、負荷の仕様、負荷の数、出力側電力線22の仕様、母線30の仕様、電源システム1に含まれる回路等に応じた基準となる(並列同期運転しない場合の)リリース設定値が記憶されている。
例えば、負荷において地絡や短絡などが生じた場合、電源装置10から負荷に過電流が流れてしまう。これにより、電流検出部18により検出された電流値が、予め設定されたリリース設定値を超える。この場合、制御部20は、設定された時間の間、負荷に供給される電流を、リリース設定値を超え且つ上限値以下に制御する。上限値とは、出力側電力線22や母線30、負荷、電源システム1に含まれる回路に過度の負荷を与えない程度の値であって、例えばリリース設定値にex値を加算した値である。このex値は、例えば、出力側電力線22や母線30、負荷の仕様に基づいて、実験やシミュレーションなどによって導出された値である。
また、遮断設定値は、リリース設定値を超えた値と上限値との間に含まれる値である。設定された時間は、負荷用遮断器が導通状態から遮断状態に変化するのに必要な時間(負荷に供給される電力を遮断させるように制御する時間)である。上記のように、設定された時間の間、負荷に供給される電流がリリース設定値を超え、且つ上限値以下に制御されることにより、負荷用遮断器が導通状態から遮断状態に制御される。このように電流リリース制御が行われる。
また、制御部20は、設定された時間の間、負荷に供給される電流がリリース設定値を超え、且つ上限値以下に制御した後に、自装置から負荷に過電流が流れる状態が所定時間以上継続している場合、自装置の電力の出力を停止する。
車両情報システム(情報処理装置)40は、複数の電源装置10と通信し、複数の電源装置10の運転状況を取得し、取得した運転状況を複数の電源装置10に送信する。これにより電源装置10の制御部20は、車両情報システム40により送信された運転状況を取得する。
以下、本実施形態の制御部20により実行される制御について詳細に説明する。制御部20は、複数の電源装置10の運転状況に基づいてリリース設定値を変更する。複数の電源装置10の運転状況とは、電源装置10が稼働しているか否かであり、より具体的には、互いに同期して運転している電源装置10の数である。
制御部20は、複数の電源装置10のうち運転している電源装置10の数により、リリース設定値を変更する。リリース設定値は、運転している電源装置10の数が多いほど、小さな値が設定される。
制御部20は、N台の電源装置10が並列同期運転している場合、リリース設定値を並列同期運転しない場合における1台の電源装置10における(基準となる)リリース設定値の1/N倍に変更する(「N」は、一以上の自然数である)。例えば、電源システム1において、1台の電源装置10が運転している場合、リリース設定値が600[A]に設定されているものとする。制御部20は、電源システム1において、3台のすべての電源装置10が並列同期運転している場合、リリース設定値を200[A]に設定する。また、制御部20は、電源システム1において、3台のうち2台の電源装置10が並列同期運転している場合、リリース設定値を300[A]に設定する。
例えば、3台のすべての電源装置10が並列同期運転しているときに、電源装置10−1の近くに接続された負荷が地絡した場合に電流検出部18−1により200[A]を超える電流値が検出されたものとする。この場合、制御部20−1は、電流リリース制御を実行する。電流リリース制御によっても、負荷用遮断器が遮断されず、電流検出部18−1の検出値が200[A]を超えている場合、制御部20は、自装置からの電力の出力を停止させる。このとき、並列同期運転している電源装置10の数は2台となるため、電源装置10−2および10−3におけるリリース設定値は、300[A](600/2)となる。
上記の状態において、更に、電源装置10−2の電流検出部18−2により300[A]を超える電流値が検出された場合、制御部20−2は、電流リリース制御を実行する。この電流リリース制御によっても、負荷用遮断器が遮断されず、電流検出部18−2の検出値が300[A]を超えている場合、電源装置10は運転を停止する。そして、運転している電源装置10の数は1台となるため、電源装置10におけるリリース設定値は、基準となるリリース設定値である600[A](600/1)となる。
なお、N台の電源装置10が並列同期運転している場合、リリース設定値を1台の電源装置10の1/N倍に変更することに代えて、予め設定された台数とリリース設定値との関係が規定されたテーブルを参照して、並列同期運転している電源装置10の数に基づいて、リリース設定値が変更されてもよい。また、並列同期運転している電源装置10の数が1台減るごとに増加するリリース設定値の値、または並列同期運転している電源装置10の数が1台増えるごとに低下するリリース設定値の値が予め設定されていてもよい。
また、一度停止した電源装置10が再度運転を開始した場合、リリース設定値は、再度運転を開始した電源装置10を含む並列同期運転している電源装置10の数に基づいて変更される。
このように、リリース設定値が変更されることにより、運転している電源装置10の数が変更した場合であっても、並列同期運転していない(1台の電源装置10が運転している)場合と同等の電源システム1全体を加味した電流リリース制御を実行させることができ、電源システム1に接続された回路や負荷等に設けられた回路を保護することができる。
例えば、N台で並列同期運転を行う電源装置において、リリース設定値を上記のような変更を行わないとき、実際の電源システムにおいて生じる状態に則していないため、過電流を適切に抑制することができない場合があった。例えば、1台の電源装置におけるリリース設定値α(Arms)、設定時間β(秒)持続、の電流リリース制御をN台の並列同期運転を行う電源装置に適用すると、電源システムの回路に流れる電流はα×N(Arms)、最大β(秒)持続することとなり、回路の配線許容電流を超え、配線の焦損を引き起こしてしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態の電源システム1は、並列同期運転する際の電流リリース制御において、リリース設定値をα/Nに変更することにより、リリース設定値を実際のシステムに則して最適化することができる。
以上説明した第1の実施形態によれば、制御部20が、互いに同期して運転している電源装置の数に基づいて、リリース設定値を変更することによって、地絡配線の焦損を防止してリリース制御を実現することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、電源装置10に異常や故障が生じた場合の処理について説明する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図2は、電源装置10−3が故障した際の概念図である。図示するように、電源システム1に含まれる電源装置10が並列同期運転している状態において電源装置10−3が故障した場合、制御部20は、車両情報システム40から電源装置10−3が故障等により停止したことを示す情報を取得し、取得した情報に基づいて、リリース設定値を変更する。制御部20は、電源装置10の数を「n」とし、電力の出力を停止している電源装置10の数を「M」とした場合、リリース設定値を1台の場合の1/(n−M)倍に変更する。(n−M)の数は、並列同期運転中の電源装置10の数「N」に相当する。
図3は、第2の実施形態により実行される処理を示すシーケンス図である。なお、図3では、複数の電源装置10のうち、車両情報システム40と1台の電源装置10とにより実行される処理について説明するが、本処理と同様の処理は、並列して、電源システム1に含まれる他の電源装置10と、車両情報システム40とによって実行される。
まず、電源装置10は、自装置の運転状況を判定し(ステップS100)、判定した自装置の運転状況を車両情報システム40に送信する(ステップS102)。
次に、車両情報システム40は、電源装置10から送信された情報を取得し、取得した情報に基づいて算出した並列同期運転で運転中の電源装置10の台数を示す情報を電源装置10に送信する(ステップS200)。なお、電源装置10と車両情報システム40との間で送受信される情報は、電源装置10の電力の出力を行っていることを示す情報または電源装置10が電力の出力を停止していることを示す情報のうち一方の情報であってもよいし、双方の情報であってもよい。例えば、電源装置10が電力の出力を行っていることを示す情報のみが送受信される場合、電源システム1は、電力の出力を示す情報を送信していない電源装置10は電力の出力を停止していると推定する。そして、車両情報システム40は、電力の出力を行っていることを示す情報を送信した電源装置10の数を集計する。
また、電源システム1は、電源装置10の運転状態を示す情報を他の電源装置10に送信してもよい。この場合、電源装置10は、自装置とは異なる他の電源装置10の運転状態を示す情報に基づいて、並列同期運転で運転中の電源装置10の台数を算出する。
次に、電源装置10の制御部20は、並列同期運転で運転中の電源装置10の台数を取得し(ステップS104)、並列同期運転で運転中の電源装置10の台数が前回取得した台数から変化したか否かを判定する(ステップS106)。前回取得した台数から変化していない場合、本処理の1ルーチンの処理は終了する。前回取得した台数から変化した場合、制御部20は、リリース設定値を1/N倍に変更する(ステップS108)。これにより、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
上述した処理により、並列同期運転で運転中の電源装置10の台数が取得した台数から変化した場合であっても、過電流をより適切に抑制することができる。
以上説明した第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同様の効果を奏することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について説明する。第1の実施形態では、電流リリース制御によって、負荷用遮断器が遮断状態に制御されなかった場合、自装置を停止させるものとした。これに対して、第3の実施形態では、電流リリース制御によって、負荷用遮断器が遮断状態に制御されなかった場合、リリース設定値および電流を上限値以下に制御する時間を変更する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図4は、リリース設定値および電流を上限値以下に制御する時間変更について説明するための図である。縦軸は電流値を示し、横軸は時間を示している。制御部20は、電源装置10の運転状況に基づいて、リリース設定値を第1リリース設定値Th1(第1設定値)に変更した後、負荷用遮断器を遮断させることができなかったと判定した場合、第1リリース設定値Th1を、更に第1リリース設定値Th1よりも大きい第2リリース設定値(第2設定値)Th2に変更する。制御部20は、例えば、電流リリース制御に実行した後、継続的に電流検出部18の検出値が第1リリース設定値Th1を超えている場合、負荷用遮断器を遮断させることができなかったと判定する。
また、制御部20は、第1リリース設定値(第1設定値)Th1を、第2リリース設定値Th2に変更した場合、第2リリース設定値Th2における負荷に供給される電力を遮断させるように制御する時間を、第1リリース設定値Th1における負荷に供給される電力を遮断させるように制御する時間(図4、d1)よりも短い時間(図4、d2)にする。
例えば、制御部20は、リリース設定値をL倍に変更した場合、負荷に供給される電力を遮断させるように制御する時間(持続時間)を1/L倍にする。これにより、リリース設定値が変更された場合であっても、リリース設定値と持続時間とを乗算した値は変化しない。例えば、回路に供給される電流と、電流が回路に流れる時間とを乗算した値が増大する程、回路を消耗させるものと考えると、上記のようにリリース設定値がL倍に変更されたとき、持続時間が1/L倍に変更されることによって、リリース設定値が変更された場合であっても電源システム1における回路の消耗度合が上昇することが抑制される。
また、制御部20は、所定回数リリース設定値を変更した後、負荷に供給される電力を遮断させることができなかったと判定した場合、自装置における電力の出力を停止させてもよい。
以上説明した第3の実施形態によれば、制御部20は、リリース設定値を第1リリース設定値に変更した後、負荷用遮断器を遮断させることができず、負荷に供給される電力を遮断させることができなかったと判定した場合、第1リリース設定値を、更に第1リリース設定値よりも大きい第2リリース設定値に変更する。また、制御部20は、第2リリース設定値における負荷に供給される電力を遮断させるように制御する時間を、第1リリース設定値における電力を遮断させるように制御する時間よりも短くすることにより、負荷用遮断器を遮断して負荷に供給される電力を遮断させやすくすると共に、電源システム1の回路の消耗を抑制することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、鉄道車両に搭載され、互いに同期して運転する複数の電源装置を含む電源システム1であって、複数の電源装置10のそれぞれは、直流電力を交流電力に変換して、共通の電力線に出力する電力変換部12と、電力変換部12により出力された交流電力の電流値を検出する電流検出部18と、予め設定された設定値と電流検出部18により検出された電流値とに基づいて、負荷に供給される電力を遮断させる制御部20であって、複数の電源装置10の運転状況に基づいて、設定値を変更する制御部20とを持つことにより、過電流をより適切に抑制することができる電源システムを提供することである。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…電源システム、10…電源装置、12…電力変換部、18…電流検出部、20…制御部、40…車両情報システム

Claims (8)

  1. 鉄道車両に搭載され、互いに同期して運転する複数の電源装置を含む電源システムであって、
    前記複数の電源装置のそれぞれは、
    直流電力を交流電力に変換して、共通の電力線に出力する電力変換部と、
    前記電力変換部により出力された交流電力の電流値を検出する電流検出部と、
    負荷と前記電力変換部との間に設けられ、遮断設定値以上の電流が供給された場合に、前記負荷と前記電力変換部とを導通状態から遮断状態に制御する遮断器と、
    前記複数の電源装置の運転状況に基づいて、前記電力変換部が出力する出力電流に対する設定値を変更する制御部であって、
    前記設定値を第1設定値に変更した後、前記電流検出部により検出された電流値が、前記第1設定値以上であり、且つ前記第1設定値よりも大きい前記遮断設定値未満であり前記遮断器が遮断状態に遷移せず前記負荷に供給される電力を遮断させることができなかったと判定した場合、前記第1設定値を、更に前記第1設定値よりも大きな第2設定値に変更する、制御部と、
    を備える電源システム。
  2. 前記制御部は、前記第1設定値を、前記第2設定値に変更した場合、前記第2設定値における負荷に供給される電力を遮断させるように制御する時間を、前記第1設定値における電力を遮断させるように制御する時間よりも短くする、
    請求項1記載の電源システム。
  3. 前記運転の状況とは、前記電源装置が稼働しているか否かである、
    請求項1または請求項2記載の電源システム。
  4. 前記運転の状況とは、互いに同期して運転している前記電源装置の数である、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の電源システム。
  5. 前記制御部は、前記複数の電源装置のうち運転している電源装置の数が減少した場合、前記設定値を、大きな値に変更する、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の電源システム。
  6. 前記制御部は、前記複数の電源装置のうち運転している電源装置の数が増加した場合、前記設定値を、小さな値に変更する、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の電源システム。
  7. 前記電源システムは、前記複数の電源装置と通信し、前記複数の電源装置の運転状況を取得し、取得した運転状況を前記複数の電源装置に送信する情報処理装置を、更に備え、
    前記制御部は、前記情報処理装置により送信された運転状況に基づいて、前記設定値を変更する、
    請求項1から6のうちいずれか1項に記載の電源システム。
  8. 前記制御部は、前記電源装置の運転状況に基づいて、前記設定値を変更した後、前記負荷に供給される電力を遮断させることができなかったと判定した場合、自装置における電力の出力を停止させる、
    請求項1から6のうちいずれか1項に記載の電源システム。
JP2017017864A 2017-02-02 2017-02-02 電源システム Active JP6829094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017017864A JP6829094B2 (ja) 2017-02-02 2017-02-02 電源システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017017864A JP6829094B2 (ja) 2017-02-02 2017-02-02 電源システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018126010A JP2018126010A (ja) 2018-08-09
JP6829094B2 true JP6829094B2 (ja) 2021-02-10

Family

ID=63111737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017017864A Active JP6829094B2 (ja) 2017-02-02 2017-02-02 電源システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6829094B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024004050A1 (ja) * 2022-06-28 2024-01-04 三菱電機株式会社 鉄道車両用の電源システム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61122043A (ja) * 1984-11-20 1986-06-10 Meidensha Electric Mfg Co Ltd 直流給電装置
JPH0332392A (ja) * 1989-06-28 1991-02-12 Hitachi Ltd モートル駆動装置
JPH0491603A (ja) * 1990-08-06 1992-03-25 Toshiba Corp リニアモータの給電装置
JP2518204Y2 (ja) * 1990-09-05 1996-11-27 東洋電機製造株式会社 無停電電源装置の保護回路
JPH05260654A (ja) * 1992-03-12 1993-10-08 Oki Electric Ind Co Ltd 二重化電源装置
JP2001320894A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動装置
JP4023789B2 (ja) * 2002-10-01 2007-12-19 株式会社東芝 車両用補助電源装置
JP3851617B2 (ja) * 2003-05-27 2006-11-29 ファナック株式会社 モータ駆動装置
JP4709580B2 (ja) * 2005-04-27 2011-06-22 株式会社東芝 鉄道車両駆動制御装置
JP2009183090A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Toshiba Corp 電源装置システムおよびその起動方法
JP2011160517A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Panasonic Electric Works Co Ltd 過電流保護回路、及びスイッチング電源装置
JP6301206B2 (ja) * 2014-06-05 2018-03-28 マクセルホールディングス株式会社 蓄電装置及び制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018126010A (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10000122B2 (en) Method for operating parallel auxiliary converters in a rail vehicle
EP3012704B1 (en) Parallel modular converter architecture
US9935494B2 (en) Elevator power supply for inverter controller
WO2018030381A1 (ja) 電力変換装置
US9083201B2 (en) Load shedding circuit for RAM air turbines
CA2896927A1 (en) Dc power system for marine applications
JP2008228517A (ja) 無停電電源装置
EP2648322B1 (en) Power interruption bridge circuit
CN109941108B (zh) 轨道交通车辆及其故障保护方法
US9479011B2 (en) Method and system for a dual conversion uninterruptible power supply
JP6829094B2 (ja) 電源システム
KR20200030819A (ko) 전원 공급 장치 및 전원 공급 시스템
EP3498607B1 (en) Routable backup power control units
JP2008245497A (ja) 車両用電源装置
US9746502B2 (en) Systems and methods for monitoring and controlling a power converter
RU2609537C1 (ru) Система и способ параллельного управления электропитанием для преобразователей собственных нужд моторвагонной секции поезда при наличии соединительных линий
US20160268926A1 (en) Dc/ac converter apparatus configurable as grid-connected or stand-alone and power conversion and generation system comprising such dc/ac converter apparatus
JP6435715B2 (ja) 無停電電源装置
CN116111715A (zh) 一种大容量海上换流站应急电源接线系统及其控制方法
JP6073181B2 (ja) 電力変換器及び電力変換システム
JP2014075938A (ja) 電気車用電力変換装置
JP2017041919A (ja) 電力変換システム
KR102336316B1 (ko) 전원 공급 장치 및 전원 공급 시스템
KR20200110725A (ko) 전원 공급 장치 및 전원 공급 시스템
KR102336317B1 (ko) 전원 공급 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170913

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170913

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6829094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150