JP2011160517A - 過電流保護回路、及びスイッチング電源装置 - Google Patents

過電流保護回路、及びスイッチング電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】起動時以降に過電流が発生した場合でも、当該過電流が発生した時点のスイッチング電源装置の状態に応じて最適な過電流保護を実現する。
【解決手段】過電流保護回路は、電流を検出する過電流保護回路であって、第1過電流閾値と、当該第1過電流閾値より大きい第2過電流閾値の2段階の過電流閾値を設定可能であって、負荷に印加される出力電圧に応じて、定常状態信号又は電圧低下状態信号を出力する出力電圧監視部により前記定常状態信号が出力されている間は前記第1過電流閾値を前記過電流閾値に設定し、前記出力電圧監視部により前記電圧低下状態信号が出力されている間は前記第2過電流閾値を前記過電流閾値に設定する過電流監視部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流を検出する過電流保護回路及びスイッチング電源装置に関する。
過電流保護回路を備えるスイッチング電源装置1zの従来例について図7を参照して説明する。図7は、従来の過電流保護回路を備えるスイッチング電源装置1zの主要部を示す回路構成図である。図7に示すように、スイッチング電源装置1zは、入力端子11z,12zからトランス14zまでの一次側回路と、トランス14zから出力端子25z,26zまでの二次側回路で構成される。また、一次側回路は過電流監視部16zと制御回路17zとを備え、二次側回路は電圧帰還部28zを備える。
図7において、交流電源8zから入力端子11z、12zに入力された交流電圧は、ブリッジダイオードDBzで整流された後、コンデンサ13zにより平滑化される。コンデンサ13zにより平滑化された直流電圧は、スイッチング素子SWzを介してトランス14zの一次側巻線に印加される。
スイッチング素子SWzは、制御回路17zにより出力される制御信号に基づき、周期的にスイッチング動作を繰り返す。このため、トランス14zの一次側巻線に流れる電流(以下、「一次側電流」という)i1zは、スイッチング素子SWzのスイッチング動作に従って周期的にオンオフが繰り返される。この結果、トランス14zの二次側巻線には電流が誘起される。
トランス14zの二次側巻線に誘起された電流は、二次側回路のダイオード21zで構成される整流回路で整流され、コイル23z及びコンデンサ24zで構成される平滑回路で平滑されて直流電圧に変換される。この変換後の直流電圧が負荷27zに印加される。また、電圧帰還部28zは、出力端子25zに現れた出力電圧Voを検出し、この出力電圧Voと目標電圧Vgとの差異、又は出力電圧Voの時間的変化を帰還信号として制御回路17zに出力する。
制御回路17zは、電圧帰還部28zにより出力された帰還信号に応じて、スイッチング素子SWzのスイッチング動作のオンオフに関するデューティー比を調整することにより、出力電圧Voを安定化する。例えば、出力電圧Voが目標電圧Vgより低い場合には、トランス14zの二次側巻線に誘起される電流を大きくするための帰還信号が制御回路17zに出力される。一方、出力電圧Voが目標電圧Vgより高い場合には、二次側巻線に誘起される電流を小さくするための帰還信号が制御回路17zに出力される。
この様なスイッチング電源装置1zには、当該スイッチング電源装置1zに過大な電流(以下、単に「過電流」という)が流れたために当該スイッチング電源装置1zを構成する部品の故障等が生じることを防止するための保護回路が設けられている。以下、このような保護回路を「過電流保護回路」という。
図7のスイッチング電源装置1zにおいては、スイッチング素子SWzと直列に接続されている抵抗15zにより、トランス14zの一次側巻線とスイッチング素子SWzに流れる一次側電流i1zを検出する。すなわち、過電流監視部16zは、抵抗15zにかかる電圧に基づいて一次側電流i1zの大きさを検出することができる。
過電流監視部16zは、一次側電流i1zの過電流状態を検出したとき、スイッチング素子SWzの動作を停止するための制御信号を制御回路17zに出力する。制御回路17zは、当該制御信号に基づいてスイッチング素子SWzの動作を停止する。これにより、スイッチング素子SWzに限らず、トランス14z、ダイオード21z等の部品の熱破損を防止することができるだけではなく、スイッチング電源装置1zの信頼性を確保することができる。
ここで、スイッチング電源装置1zの入力端子11z、12zへの交流電圧の印加が遮断されてコンデンサ24zが放電している状態でスイッチング電源装置1zの電源投入により入力端子11z、12zへの交流電圧の印加が開始(回復)された場合を想定する。このときコンデンサ24zには急速に充電が行われ、トランス14zの二次側巻線に接続された二次側回路のインピーダンスが小さいため、トランス14zの二次側巻線には一時的に定常電流よりも大きな突入電流が流れる。従って、一次側電流も過電流状態となる。
トランス14zの一次側巻線に過電流が流れたとき、前述したように、過電流監視部16zは過電流であることを検出し、制御回路17zはスイッチング素子SWzの動作を停止する。このため、スイッチング電源装置1zは目標電圧Vgを出力することができない。特に、この起動不良は、出力電圧Voを安定化するためのコンデンサ24zの容量が大きい場合には顕著に発生してしまう。
そこで、従来のこのような問題点を解決するために、特許文献1が開示されている。特許文献1は、リモートON/OFF端子からの電源起動信号をスイッチングコントロール部が検出して、メインスイッチング部が動作を開始し、メインスイッチング部の電流を検出し、過電流が発生したときに過電流保護回路が作動してスイッチングコントロール部を制御する電源装置であって、当該電源起動信号を検出し、タイマー設定時間t1以内では過負荷時の過電流保護設定値に設定する信号を送出し、タイマー設定時間t1経過後では定格出力の定常の過電流保護設定値に設定する信号を送出するタイマー回路を設けた過電流保護機能を有する電源装置が開示されている。特許文献1の電源装置によれば、起動時に比較的大きな電流が流れても、タイマー回路により過負荷時の過電流保護設定値に設定されているため、タイマー設定時間t1以内では過電流保護機能が作動することがなく、当該電源装置の目標電圧Vgを出力することができる。
特開平08−065879号公報
特許文献1に開示されている電源装置では、タイマー設定時間t1経過後には、常に定常の過電流保護設定値に設定する信号が過電流保護回路に送出されている。すなわち、電源起動信号が入力されてからタイマー設定時間t1経過後には、過電流保護回路には定常の過電流保護設定値が設定される。
しかしながら、電源装置の起動時以外にも、過電流が流れる場合が存在する。例えば、図7において、瞬時停電又は瞬時電圧変動が発生して一定時間が経過したとき、コンデンサ24zに蓄積された電気エネルギーの減少に従って出力電圧Voは徐々に低下する。入力端子11z、12zに入力された交流電圧が低下していた出力電圧Voがゼロになる前に回復したとき、前述したように、コンデンサ24zには急速に充電が行われ、トランス14zの二次側巻線に接続された二次側回路のインピーダンスが小さいため、トランス14zの二次側巻線には一時的に定常電流よりも大きな突入電流が流れる。このため、一次側電流は過電流状態になる。
また、雷サージの印加、又は屋内配線の故障によって入力端子11z、12zへの電圧供給が瞬時に過電圧となったとき、一次側巻線を含む一次側回路のインピーダンスは瞬時に変わらないため、一次側電流i1zは過電流となる。
以上のように、特許文献1において、電源装置の起動時以外にこのような過電流が流れた場合には、当該電源装置の過電流保護回路が作動して、電源装置の動作が停止し、出力電圧が下がり、目標電圧Vgを出力することはできない。
また、特許文献1では、過電流保護設定値は、タイマー回路により送出された信号に基づいて設定されている。しかし、図7において、特許文献1のタイマー回路に送出された信号に基づいて過電流保護設定値を設定する場合には、当該スイッチング電源装置1zの仕様変更又は設計変更が生じる度に、最適なタイマーの時間を設計し直す必要があるという問題点があった。なぜなら,コンデンサ24の容量及び負荷27の大きさに応じて、スイッチング電源装置1zの起動時に過電流が流れる時間が異なるからである。
そこで、本発明は、前述した従来の事情に鑑みてなされたもので、起動時以降に過電流が発生した場合でも、当該過電流が発生した時点のスイッチング電源装置の状態に応じて最適な過電流保護を実現して目標電圧を出力する過電流保護回路及び当該過電流保護回路を含むスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
本発明において、過電流保護回路は、電流を検出する過電流保護回路であって、第1過電流閾値と、当該第1過電流閾値より大きい第2過電流閾値の2段階の過電流閾値を設定可能であって、負荷に印加される出力電圧に応じて、定常状態信号又は電圧低下状態信号を出力する出力電圧監視部により前記定常状態信号が出力されている間は前記第1過電流閾値を前記過電流閾値に設定し、前記出力電圧監視部により前記電圧低下状態信号が出力されている間は前記第2過電流閾値を前記過電流閾値に設定する過電流監視部を備えることを特徴とする。
前述した構成によれば、起動時以降に過電流が発生した場合でも、当該過電流が発生した時点のスイッチング電源装置の状態に応じて最適な過電流保護を実現して目標電圧を出力することができる。例えば、出力電圧が目標電圧であるときと、当該出力電圧が低下したときとに応じて過電流閾値を動的に切り替えることにより、スイッチング電源装置の状態に応じて最適な過電流保護を実現することができる。ここで、スイッチング電源装置の状態は、定常時、電源の投入による起動時、又は、瞬時停電或いは瞬時電圧変更が発生して出力電圧が低下した後に入力電圧が回復したとき等である。
また、本発明において、過電流保護回路は、電流を検出する過電流保護回路であって、第1過電流閾値と、当該第1過電流閾値より大きい第3の過電流閾値の2段階の過電流閾値を設定可能であって、負荷に印加される出力電圧に応じて、定常状態信号又は電圧超過状態信号を出力する出力電圧監視部により前記定常状態信号が出力されている間は前記第1過電流閾値を前記過電流閾値に設定し、前記出力電圧監視部により前記電圧超過状態信号が出力されている間は前記第3過電流閾値を前記過電流閾値に設定する過電流監視部とを備えることを特徴とする。
前述した構成によれば、起動時以降に過電流が発生した場合でも、当該過電流が発生した時点のスイッチング電源装置の状態に応じて最適な過電流保護を実現して目標電圧を出力することができる。例えば、出力電圧が目標電圧であるときと、当該出力電圧が超過したときとに応じて過電流閾値を動的に切り替えることにより、スイッチング電源装置の状態に応じて最適な過電流保護を実現することができる。ここで、スイッチング電源装置の状態は、定常時、雷サージ、屋内配線の故障等による入力電圧の過電圧状態等である。
また、本発明において、過電流保護回路は、電流を検出する過電流保護回路であって、第1過電流閾値と、当該第1過電流閾値より大きい第2過電流閾値と、前記第1過電流閾値より大きく前記第2過電流閾値とは異なる第3過電流閾値の3段階の過電流閾値を設定可能であって、負荷に印加される出力電圧に応じて、定常状態信号、電圧低下状態信号又は電圧超過状態信号のうちいずれかの信号を出力する出力電圧監視部により前記定常状態信号が出力されている間は前記第1過電流閾値を前記過電流閾値に設定し、前記出力電圧監視部により前記電圧超過状態信号が出力されている間は前記第2過電流閾値を前記過電流閾値に設定し、前記出力電圧監視部により前記電圧超過状態信号が出力されている間は前記第3過電流閾値を前記過電流閾値に設定する過電流監視部とを備えることを特徴とする。
前述した構成によれば、起動時以降に過電流が発生した場合でも、当該過電流が発生した時点のスイッチング電源装置の状態に応じて最適な過電流保護を実現して目標電圧を出力することができる。例えば、出力電圧の状態に応じて動的に過電流閾値を切り替えることにより、スイッチング電源装置の状態に応じて最適な過電流保護を実現することができる。ここで、電源装置の状態は、定常時、電源の投入による起動時、瞬時停電或いは瞬時電圧変更が発生して出力電圧が低下した後に入力電圧が回復したとき、雷サージ、又は屋内配線の故障等による入力電圧の過電圧状態等である。
また、本発明において、過電流保護回路は、前記第2過電流閾値と前記第3過電流閾値とが同一の値であることを特徴とする。
前述した構成によれば、第2過電流閾値と第3過電流閾値とを同一の値にすることにより、過電流監視部の回路構成の簡素化、すなわち、実装面積を削減することができ、更に、コストダウンも実現することができる。
また、本発明において、過電流保護回路は、前記出力電圧監視部により出力された信号が前記定常状態信号から前記電圧低下状態信号に切り替えられたとき、前記過電流監視部は、前記第1過電流閾値から前記第2過電流閾値に瞬時に設定することを特徴とする。
また、本発明において、過電流保護回路は、前記出力電圧監視部により出力された信号が前記定常状態信号から前記電圧超過状態信号に切り替えられたとき、前記過電流監視部は、前記第1過電流閾値から前記第3過電流閾値に瞬時に設定することを特徴とする。
前述した構成によれば、スイッチング電源装置の出力電圧が変化してすぐに、一次側電流あるいはスイッチング電源装置内を流れる電流が増大しても、過電流であると誤検出することがなくなる。
また、本発明において、過電流保護回路は、前記出力電圧監視部により出力された信号が前記電圧低下状態信号から前記定常状態信号に切り替えられたとき、前記過電流監視部は、一定時間経過後に、前記第2過電流閾値から前記第1過電流閾値に設定することを特徴とする。
また、本発明において、過電流保護回路は、前記出力電圧監視部により出力された信号が前記電圧超過状態信号から前記定常状態信号に切り替えられたとき、前記過電流監視部は、一定時間経過後に、前記第3過電流閾値から前記第1過電流閾値に設定することを特徴とする。
前述した構成によれば、一次側電流の過電流状態から定常状態への収束が遅れても、過電流であると誤検出することがなくなる。
また、本発明において、過電流保護回路は、電源投入後から予め設定された出力電圧に到達するまでの間は、前記過電流監視部により設定される前記過電流閾値は前記第2過電流閾値が設定され、前記設定された出力電圧に到達した後は、前記過電流監視部により設定される前記過電流閾値は前記第1過電流閾値が設定されることを特徴とする。
前述した構成によれば、起動時に定常状態で想定している電流より比較的大きい電流が流れても、過電流であると誤検出することがなくなる。
また、本発明において、過電流保護回路は、瞬時停電又は瞬時電圧低下の発生により前記出力電圧が低下したとき、前記出力電圧監視部は前記電圧低下状態信号を出力し、前記過電流監視部は前記出力電圧監視部により出力された前記電圧低下状態信号に基づいて前記第2過電流閾値を設定することを特徴とする。
前述した構成によれば、瞬時停電又は瞬時電圧変動により出力電圧が低下した後に入力電圧が回復したときに、定常状態で想定している電流より比較的大きい電流が流れても、過電流であると誤検出することがなくなる。
また、本発明において、過電流保護回路は、電源系統の故障又は雷サージの印加の発生により前記出力電圧が上昇したとき、前記出力電圧監視部は前記電圧超過状態信号を出力し、前記過電流監視部は前記出力電圧監視部により出力された前記電圧超過状態信号に基づいて前記第3過電流閾値を設定することを特徴とする。
前述した構成によれば、雷サージの印加又は屋内配線の故障により入力電圧が高くなったときに、定常状態で想定している電流より比較的大きい電流が流れても、過電流であると誤検出することがなくなる。
また、本発明において、過電流保護回路は、前記過電流閾値が、前記第2の過電流閾値又は前記第3の過電流閾値に設定する期間が一定時間以上継続した場合には、前記過電流監視部は前記第1の過電流閾値に切り替えることを特徴とする。
前述した構成によれば、負荷短絡のような不具合が発生し、出力電圧が所定の電圧にならないときでも過電流保護回路により過電流保護を実現することができる。
また、本発明において、過電流保護回路は、前記出力電圧監視部が、前記スイッチング素子の動作タイミングを決定する電圧帰還部により検出された電圧に応じて、前記定常状態信号、前記電圧低下状態信号又は前記電圧超過状態信号を出力することを特徴とする。
前述した構成によれば、過電流検出用の出力電圧監視部と、スイッチング素子の動作タイミングを決定する電圧帰還部を共通にすることにより、回路の簡素化、すなわち、実装面積を軽減することができ、更に、コストダウンも実現することができる。特に、一次側及び二次側間に絶縁が必要なAC−DC電源装置等に適している。また、過電圧が発生したときにおいても出力電圧が目標電圧を超えないようなスイッチング電源装置においても、電圧帰還部を用いることにより過電圧状態を検出することができる。
また、本発明において、スイッチング電源装置は、本発明に記載の過電流保護回路を備えることを特徴とする。
本発明に係る過電流保護回路及びスイッチング電源装置によれば、起動時以降に過電流が発生した場合でも、当該過電流が発生した時点のスイッチング電源装置の状態に応じて最適な過電流保護を実現して目標電圧を出力することができる。
第1の実施形態の過電流保護回路を含むスイッチング電源装置の主要部を示す回路構成図 出力電圧監視部により出力される各種信号の内容を示した説明図 起動時の動作の一例を示すタイムチャート 瞬時停電の発生時の動作の一例を示すタイムチャート 過電圧印加時の動作の一例を示すタイムチャート 変形例2のスイッチング電源装置の主要部を示す回路構成図 従来のスイッチング電源装置の主要部を示す回路構成図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の過電流保護回路10を含むスイッチング電源装置1aの主要部を示す回路構成図である。図1に示すように、スイッチング電源装置1aは、入力端子11、12からトランス14までの一次側回路と、トランス14から出力端子25、26までの二次側回路とで構成される。一次側回路は、ブリッジダイオードDBと、コンデンサ13と、トランス14と、抵抗15と、スイッチング素子SWが接続されて構成されている。二次側回路は、トランス14と、ダイオード21と、コイル23と、コンデンサ24と、負荷27とが接続されて構成されている。また、一次側回路は過電流監視部16と制御回路17とを更に備える。二次側回路は、電圧帰還部28と出力電圧監視部29とを更に備える。
第1の実施形態の過電流保護回路10を含むスイッチング電源装置1aの入力端子11、12には、交流電源8から交流電圧が印加される。これらの入力端子11、12に印加された交流電圧は、ブリッジダイオードDBで整流された後、コンデンサ13により平滑化される。コンデンサ13により平滑化された直流電圧は、スイッチング素子SWを介してトランス14の一次側巻線に印加される。
スイッチング素子SWは、制御回路17により出力された制御信号に基づき、周期的にスイッチング動作を繰り返す。このため、トランス14の一次側巻線に流れる一次側電流i1は、スイッチング素子SWのスイッチング動作に従って周期的にオンオフが繰り返される。この結果、トランス14の二次側巻線には電流が誘起される。
トランス14の二次側巻線に誘起された電流は、二次側回路のダイオード21で構成される整流回路で整流され、コイル23及びコンデンサ24で構成される平滑回路で平滑されて直流電圧に変換される。この変換後の直流電圧が負荷27に印加される。
電圧帰還部28は、スイッチング電源装置1aの二次側回路の出力端子25における出力電圧Voを検出し、この検出された出力電圧Voと予め設定された目標の出力電圧Voである目標電圧Vgとの差異、又は出力電圧Voの時間的変化を帰還信号として制御回路17に出力する。
出力電圧監視部29は、スイッチング電源装置1aの二次側回路の出力端子25における出力電圧Voを検出し、この検出された出力電圧Voに応じて、次のいずれかの信号を過電流監視部16に出力する。出力電圧監視部29により出力されるいずれかの信号について図2を参照して説明する。図2は、出力電圧監視部29により出力される各種信号の内容を示した説明図であり、当該信号の種別、内容及び要因を示している。
図2に示すように、出力電圧監視部29により出力される信号には、定常状態信号、電圧低下状態信号、及び電圧超過状態信号がある。出力電圧監視部29は、出力電圧Voが当該目標電圧Vgの近傍であると検出された場合には、定常状態信号を出力する。定常状態信号とは、図1に示すスイッチング電源装置1aの出力電圧Voが目標電圧Vg又は当該目標電圧Vgの近傍であることを示すための信号である。定常状態信号が出力される要因には、前述したように、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voが当該目標電圧Vgの近傍である場合等が考えられる。なお、スイッチング電源装置1aの仕様にもよるが、スイッチング電源装置1aの出力端子25における出力電圧Voが目標電圧Vgの約±10%以内である場合には、定常状態信号が出力されることが好ましい。
また、出力電圧監視部29は、出力電圧Voが目標電圧Vgより相当小さいと検出された場合には、電圧低下状態信号を出力する。電圧低下状態信号とは、図1に示すスイッチング電源装置1aの出力電圧Voが目標電圧Vgより相当小さいことを示すための信号である。電圧低下状態信号が出力される要因には、スイッチング電源装置1aの起動時、スイッチング電源装置1aの交流電源に瞬時停電又は瞬時電圧変動が発生した場合等が考えられる。
また、出力電圧監視部29は、出力電圧Voが目標電圧Vgより相当大きいと検出された場合には、電圧超過状態信号を出力する。電圧超過状態信号とは、図1に示すスイッチング電源装置1aの出力電圧Voが目標電圧Vgより相当大きいことを示すための信号である。電圧超過状態信号が出力される要因には、雷サージの印加、又は屋内配線の故障等により過電圧が入力された場合等が考えられる。
そもそも、図7に示す従来のスイッチング電源装置1zの電源投入時には、二次側回路のコンデンサ24には充電が急速に行われるためにスイッチング電源装置1zには大きい電流が流れる。このため、過電流監視部16が過電流を検出する可能性が高い。過電流監視部16が過電流を検出した場合には、制御回路17は、スイッチング素子SWの動作を停止する。このため、スイッチング電源装置1zは、目標電圧Vgを出力することができない。図1に示すスイッチング電源装置1aに出力電圧監視部29を設けることにより、出力電圧Voの立ち上がりを確実にして目標電圧Vgの出力を保証することができる。
過電流監視部16は、スイッチング素子SWと直列に接続されている抵抗15にかかる電圧から一次側電流i1を検出すると共に、出力電圧監視部29により出力されたいずれかの信号に対応する過電流閾値に基づいて、一次側電流i1が過電流状態であるか否かを監視する。過電流監視部16は、第1過電流閾値と、第1過電流閾値より大きい第2過電流閾値と、第1過電流閾値より大きく第2過電流閾値とは異なる第3過電流閾値との3段階の過電流閾値のいずれかを過電流閾値として予め設定している。以下の説明において、過電流監視部16は、第1過電流閾値を過電流閾値に予め設定しているとする。ここで、過電流閾値とは、スイッチング素子SWに流れる一次側電流i1が過電流状態であるか否かを示す基準値である。第1過電流閾値は、スイッチング電源装置1aの性能を保証する定格電流値に対して、例えば約120%〜150%の値であることが好ましい。
例えば、出力電圧監視部29により出力された定常状態信号に対応して第1過電流閾値が設定された場合、過電流監視部16は、一次側電流i1が当該第1過電流閾値より大きい場合には、当該一次側電流i1は過電流であると判断する。過電流監視部16は、スイッチング素子SWに流れる一次側電流i1が当該第1過電流閾値未満である場合には、当該一次側電流i1は過電流ではないと判断する。出力電圧監視部29が定常状態信号を出力したとき、過電流監視部16は、当該定常信号状態に対応する過電流閾値として、第1過電流閾値を過電流閾値に設定する。
例えば、出力電圧監視部29により出力された電圧低下状態信号に対応して第2過電流閾値が設定された場合、過電流監視部16は、スイッチング素子SWに流れる一次側電流i1が当該第2過電流閾値より大きいと検出した場合には、当該一次側電流i1は過電流であると検出する。過電流監視部16は、スイッチング素子SWに流れる一次側電流i1が当該第2過電流閾値未満であると検出した場合には、当該一次側電流i1は過電流ではないと検出する。出力電圧監視部29が電圧低下状態信号を出力したとき、過電流監視部16は、当該電圧低下状態信号に対応する過電流閾値として、第2過電流閾値を過電流閾値に設定する。更に、第2過電流閾値は、第1過電流閾値より大きく、スイッチング電源装置1aの起動時に発生する過電流の例えば約120%〜150%の値であることが好ましい。
例えば、出力電圧監視部29により出力された電圧超過状態信号に対応して第3過電流閾値が設定された場合、過電流監視部16は、スイッチング素子SWに流れる一次側電流i1が当該第3過電流閾値より大きいと検出した場合には、当該一次側電流i1は過電流であると検出する。過電流監視部16は、スイッチング素子SWに流れる一次側電流i1が当該第3過電流閾値未満であると検出した場合には、当該一次側電流i1は過電流ではないと検出する。出力電圧監視部29が電圧超過状態信号を出力したとき、過電流監視部16は、当該電圧超過状態に対応する過電流閾値として、第3過電流閾値を過電流閾値に設定する。更に、第3過電流閾値は、第1過電流閾値より大きく、第2過電流閾値とは異なると共に、スイッチング電源装置1aに過電圧が印加された時に発生する過電流の例えば約120%〜150%の値であることが好ましい。第2過電流閾値と第3過電流閾値とが異なるのは、スイッチング電源装置1aの起動時と、スイッチング電源装置1aに過電圧が印加された時とでそれぞれ発生する過電流が異なるためである。
図1に示すスイッチング電源装置1aには、当該スイッチング電源装置1aのスイッチング素子SWに過電流が流れたことにより当該スイッチング電源装置1aを構成する部品の故障等が生じることを防止するために過電流保護回路10が設けられている。第1の実施形態の過電流保護回路10は、図1に示すように、抵抗15と、過電流監視部16と、制御回路17とから構成されている。
過電流監視部16は、過電流の一次側電流i1を検出したとき、スイッチング素子SWのスイッチング動作を停止(オフ)するための制御信号を制御回路17に出力する。制御回路17は、過電流監視部16により出力された制御信号を入力し、当該制御信号に基づいてスイッチング素子SWの動作を停止する。これにより、スイッチング素子SWに限らず、トランス14、ダイオード21等の部品の熱破損を防止することができるだけではなく、スイッチング電源装置1aの信頼性を確保した過電流保護を実現することができる。
制御回路17は、電圧帰還部28により出力された帰還信号に応じて、スイッチング素子SWのスイッチング動作のオンオフに関するデューティー比を調整することにより、出力電圧Voを安定化する。例えば、出力電圧Voが目標電圧Vgより低い場合には、電圧帰還部28は二次側巻線に誘起される電流を大きくするための帰還信号を制御回路17に出力する。制御回路17は、この出力された帰還信号に基づき、二次側巻線に誘起される電流を大きくして出力電圧Voを目標電圧Vgに到達するように、スイッチング素子SWのスイッチング動作のオンオフに関するデューティー比を大きくするように調整する。
一方、出力電圧Voが目標電圧Vgより高い場合には、電圧監視部28は二次側巻線に誘起される電流を小さくするための帰還信号を制御回路17に出力する。制御回路17は、この出力された帰還信号に基づき、二次側巻線に誘起される電流を小さくして出力電圧Voを目標電圧Vgに到達するように、スイッチング素子SWのスイッチング動作のオンオフに関するデューティー比を小さくするように調整する。
また、制御回路17は、スイッチング素子SWのスイッチング動作を停止するための制御信号が過電流監視部16により出力された場合には、当該制御信号を入力し、当該制御信号に基づいてスイッチング素子SWの動作を停止する。これにより、スイッチング素子SWに限らず、トランス14、ダイオード21等の部品の熱破損を防止することができるだけではなく、スイッチング電源装置1aの信頼性を確保することができる。
(第1の実施形態の過電流保護回路10を含むスイッチング電源装置1zの動作)
次に、図1に示すスイッチング電源装置1aの動作について図3〜5を参照して説明する。図3は、スイッチング電源装置1aの起動時の動作の一例を示すタイムチャートである。図4は、瞬時停電が発生したときのスイッチング電源装置1aの動作の一例を示すタイムチャートである。図5は、過電圧印加時のスイッチング電源装置1aの動作の一例を示すタイムチャートである。
(定常時の動作)
スイッチング電源装置1aの動作が定常状態であるとき、スイッチング電源装置1aの出力端子25における出力電圧Voは目標電圧Vgの近傍の値(例えば、目標電圧Vgの±10%以内)である。出力電圧監視部29は、スイッチング電源装置1aの出力端子25における出力電圧Voを検出し、定常状態信号を過電流監視部16に出力する。過電流監視部16は、出力電圧監視部29により出力された定常状態信号に基づいて、過電流閾値を第1過電流閾値に設定する。
ここで、負荷27の短絡又はスイッチング電源装置1aの故障等により過電流監視部16が第1過電流閾値を超えた一次側電流i1を検出した場合には、過電流監視部16は、スイッチング素子SWのスイッチング動作を停止するための制御信号を制御回路17に出力する。制御回路17は、過電流監視部16により出力された制御信号を入力し、当該制御信号に基づいてスイッチング素子SWの動作を停止する。これにより、スイッチング素子SWに限らず、トランス14、ダイオード21等の部品の熱破損を防止することができるだけではなく、スイッチング電源装置1aの信頼性を確保することができる。
(起動時の動作)
スイッチング電源装置1aの入力端子11、12への交流電圧の印加が遮断されてコンデンサ24が放電している状態でスイッチング電源装置1aの電源投入(起動)により入力端子11、12への交流電圧の印加が開始された場合、コンデンサ24には急速に充電が行われる。このため、トランス14の二次側巻線に接続された二次側回路のインピーダンスが小さくなり、トランス14の二次側巻線には一時的に定常電流よりも大きな突入電流が流れる。従って、トランス14の一次側巻線に過電流の一次側電流i1が流れる。
図3において、時刻Tにおいて電源投入された後、出力電圧Voはゼロから時刻T以降徐々に立ち上がっていく。時刻Tにおいて電源投入されてから目標電圧Vgに到達するまでの一定時間内(時刻T〜T)では出力電圧監視部29により検出される出力電圧Voは目標電圧Vgに比べて相当に小さい。このため、出力電圧監視部29は電圧低下状態信号を過電流監視部16に出力する。過電流監視部16は、出力電圧監視部29により出力された電圧低下状態信号に基づき、出力電圧監視部29により出力された電圧低下状態信号に対応する過電流閾値として、第2過電流閾値を過電流閾値に瞬時に設定する。想定している起動時の過電流よりも大きい過電流が流れ続けた場合には、過電流監視部16は、スイッチング素子SWに流れる一次側電流i1は起動時における過電流であると検出し、スイッチング素子SWのスイッチング動作を停止するための制御信号を制御回路17に出力する。このため、前述したように、第2過電流閾値は、第1過電流閾値より大きく、スイッチング電源装置1aの起動時に発生する過電流の例えば約120%〜150%の値であることが好ましい。
また、起動時における一次側電流i1の過電流状態は、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voが目標電圧Vgに到達するまで(時刻T)まで継続する。このとき、出力電圧監視部29は、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voが目標電圧Vgに到達したことを検出して、過電流監視部16に出力していた信号を電圧低下状態信号から定常状態信号に切り替える。過電流監視部16は、出力電圧監視部29が定常状態信号に切り替えてから一定時間経過後に、過電流閾値を定常状態信号に対応する第1過電流閾値に設定する。これにより、スイッチング電源装置1aの起動時に過電流が流れた場合でも、出力電圧監視部29により出力された信号に対応する過電流閾値に応じて、過電流監視部16がスイッチング素子SWに流れる電流の状態を監視する。従って、スイッチング素子SWの電流の過電流状態から定常状態への収束が遅れても過電流保護回路10が誤検出することなく、目標電圧Vgを確実に立ち上げるスイッチング電源装置1aを実現することができる。
(瞬時停電の発生時の動作)
図4において、時刻Tにおいて瞬時停電が発生したとき、しばらくの間(時刻T〜T)は目標電圧Vgの出力が保持される。しかし、時刻T以降ではスイッチング電源装置1aの二次側回路のコンデンサ24に蓄積された電荷(エネルギー)が徐々に減少するため、出力電圧Voは低下していく。出力電圧Voが低下する間に入力端子11、12への交流電圧の印加が回復した場合には、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voは回復する。しかし、出力電圧Voが低下する間に入力端子11、12への交流電圧の印加が回復しない場合には、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voはゼロになるまで低下する。この出力電圧Voが回復するかどうかのタイミングは、コンデンサ13、24の容量、負荷27の大きさ及び瞬時停電における停電期間等により左右される。
図4に示すように、出力電圧Voがある程度低下して回復した場合においても、コンデンサ24に対して急速に充電が行われるため、前述の起動時と同様に、スイッチング電源装置1aに過電流が流れることになる。
そこで、起動時と同様に、出力電圧Voは時刻T以降徐々に増加する。具体的には、時刻Tにおいて出力電圧Voが徐々に低下してから時刻Tまでに出力電圧Voは目標電圧Vgに対して相当に小さくなっている。このため、出力電圧監視部29は電圧低下状態信号を過電流監視部16に出力する。過電流監視部16は、出力電圧監視部29により出力された電圧低下状態信号に基づき、出力電圧監視部29により出力された電圧低下状態信号に対応する過電流閾値として、第2過電流閾値を過電流閾値に瞬時に設定する。
また、瞬時停電の発生時における一次側電流i1の過電流状態は、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voが目標電圧Vgに到達するまで(時刻T)まで継続する。このとき、出力電圧監視部29は、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voが目標電圧Vgに到達したことを検出して、過電流監視部16に出力していた信号を電圧低下状態信号から定常状態信号に切り替える。過電流監視部16は、出力電圧監視部29が定常状態信号に切り替えてから一定時間経過後に、過電流閾値を定常状態信号に対応する第1過電流閾値に設定する。これにより、スイッチング電源装置1aに瞬時停電が発生した場合でも、出力電圧監視部29により出力された信号に対応する過電流閾値に応じて、過電流監視部16がスイッチング素子SWに流れる電流の状態を監視する。従って、スイッチング素子SWの電流の過電流状態から定常状態への収束が遅れても過電流保護回路10が誤検出することなく、目標電圧Vgを確実に回復するスイッチング電源装置1aを実現することができる。なお、瞬時電圧変動が発生した場合でも、スイッチング電源装置1aは、図4に示すように同様な動作を行う。
(過電圧印加時の動作)
図5において、時刻Tにおいて雷サージの印加又は屋内配線の故障が発生したとき、入力端子11、12には過電圧が印加される。過電圧が印加されたとき、スイッチング電源装置1aの一次側回路のインピーダンスは瞬時に変更しないため、トランス14の一次側巻線に流れる電流は過電流となる。更に、トランス14の一次側巻線に流れる過電流によりスイッチング電源装置1aの二次側回路に誘起される電流が大きくなるため、制御回路17によるスイッチング素子SWのオンオフのタイミング(デューティー比)により出力電圧Voが目標電圧Vgよりも大きくなる(時刻T以降)。
このため、出力電圧監視部29は電圧超過状態信号を過電流監視部16に出力する。過電流監視部16は、出力電圧監視部29により出力された電圧超過状態信号に基づき、出力電圧監視部29により出力された電圧超過状態信号に対応する過電流閾値として、第3過電流閾値を過電流閾値に瞬時に設定する。すなわち、時刻T〜Tの間においては、第3過電流閾値が過電流閾値として設定される。
また、雷サージの印加又は屋内配線の故障の発生時における一次側電流i1の過電流状態は、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voが目標電圧Vgより相当大きい期間(時刻T)まで継続する。このとき、出力電圧監視部29は、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voが目標電圧Vgに到達したことを検出して、過電流監視部16に出力していた信号を電圧超過状態信号から定常状態信号に切り替える。過電流監視部16は、出力電圧監視部29が定常状態信号に切り替えてから一定時間経過後に、過電流閾値を定常状態信号に対応する第1過電流閾値に設定する。これにより、スイッチング電源装置1aに雷サージの印加又は屋内配線の故障が発生した場合でも、出力電圧監視部29により出力された信号に対応する過電流閾値に応じて、過電流監視部16がスイッチング素子SWに流れる電流の状態を監視する。従って、スイッチング素子SWの電流の過電流状態から定常状態への収束が遅れても過電流保護回路10が誤検出することなく、目標電圧Vgを確実に回復するスイッチング電源装置1aを実現することができる。また、以上の内容は、AC−DC電源装置を対象に説明したが、一次側及び二次側の概念を有さないDC−DC電源装置(DC−DCコンバータ)についても同様に適用することができる。また、本発明の過電流保護回路10をDC−DCコンバータに適用した場合には、当該DC−DCコンバータに図1に示すような一次側及び二次側という概念が無いため、当該過電流保護回路10は、DC−DCコンバータにおける電流(第1の実施形態における一次側電流)を検出する。なお、DC−DCコンバータに適用された本発明の過電流保護回路10により当該電流が検出された後の動作は、前述した第1の実施形態における過電流保護回路10と同様である。
(変形例1)
第1の実施形態では、負荷27に短絡が発生していない場合を想定して説明した。図1において、負荷27に短絡が発生した場合には、トランス14のインピーダンスが小さくなり、トランス14の二次側回路により大きな電力が供給されることになる。このため、トランス14の一次側回路に流れる一次側電流i1も大きくなる。
トランス14の一次側回路に流れる一次側電流i1が大きくなると、スイッチング電源装置1aの過電流保護回路10は、過電流の一次側電流i1に基づいてスイッチング素子SWの動作を停止する可能性が高い。この場合、スイッチング電源装置1aは、目標電圧Vgを出力することができなくなる。
変形例1では、負荷27に短絡が発生した場合にスイッチング電源装置1aの電源が投入された場合を想定して説明する。負荷27に短絡が発生した後にスイッチング電源装置1aの電源が投入された場合、スイッチング電源装置1aの出力電圧Voは目標電圧Vgに比べて相当に小さいため、出力電圧監視部29は、電圧低下状態信号を過電流監視部16に出力する。出力電圧監視部29が電圧低下状態信号を出力したとき、過電流監視部16は、当該電圧低下状態信号に対応する過電流閾値として、第2過電流閾値を過電流閾値に設定する。
ただし、過電流監視部16により設定された過電流閾値が第2過電流閾値であり続けた場合、第2過電流閾値の特性により、スイッチング電源装置1aの一次側回路に流れる一次側電流i1が第1過電流閾値より大きく第2過電流閾値未満である場合には、過電流保護回路10は当該一次側電流i1を過電流と検出しない。しかし、この一次側電流i1によりトランス14の二次側回路に流れる電流は大きく、負荷27に短絡が発生している状態では好ましくない。
そこで、過電流監視部16は、第2過電流閾値に設定された状態が一定期間以上経過した場合には、スイッチング電源装置1aの安全性のため、過電流閾値を第2過電流閾値から第1過電流閾値に設定する。これにより、負荷27に短絡が発生した状態でスイッチング電源装置1aの電源が投入された場合でも、スイッチング電源装置1aの過電流保護回路10は第1過電流閾値に基づいて、第1過電流より大きく第2過電流閾値未満の過電流の一次側電流i1が流れた場合にはスイッチング素子SWの動作を円滑に停止することができる。
(変形例2)
変形例2のスイッチング電源装置1bについて図6を参照して説明する。図6は、変形例2のスイッチング電源装置1bの主要部を示す回路構成図である。また、図1に示すスイッチング電源装置1aの構成要素と同一の動作を行うものには同一の符号を付すこととする。変形例2では、出力電圧監視部18は、電圧帰還部40が出力端子25、26において検出した出力電圧Voを入力し、当該出力電圧Voに応じて電圧帰還部40により出力された電圧Vdに基づいて、定常状態信号、電圧低下状態信号及び電圧超過状態信号のいずれかを出力する。電圧帰還部40は、シャントレギュレータ31、フォトカプラ32及び抵抗33、34が接続されて構成されている。
スイッチング電源装置1bの動作が定常状態であるとき、すなわち、交流電源8zが入力端子11、12に印加されているときには、電圧帰還部40のシャントレギュレータ31はスイッチング素子SWのスイッチング動作のオンオフに関するデューティー比に合わせてオンオフを繰り返す。従って、電圧帰還部40により出力される電圧Vdは一定範囲内に収まる電圧である。このため、出力電圧監視部18は、電圧帰還部40により出力されたVdに基づき、定常状態信号を過電流監視部16に出力する。
スイッチング電源装置1bの起動時又は瞬時停電の発生時には、スイッチング電源装置1bの出力電圧Voが目標電圧Vgに到達していない。このため、シャントレギュレータ31及びフォトカプラ32は非導通状態であるため、電圧帰還部40により出力される電圧Vdは、スイッチング電源装置1bの抵抗33と制御回路17のインピーダンスにより決定され、定常状態における出力電圧監視部18に出力された電圧帰還部40の出力電圧の範囲より小さい電圧となる。このため、出力電圧監視部18は、電圧帰還部40により出力された電圧Vdに基づき、電圧低下状態信号を過電流監視部16に出力する。
スイッチング電源装置1bに過電圧が印加されたときには、スイッチング電源装置1bの出力電圧Voは目標電圧Vgを超える。このため、シャントレギュレータ31及びフォトカプラ32は導通状態であるため、電圧帰還部40により出力される電圧Vdは、スイッチング電源装置1bの抵抗33,34と制御回路17のインピーダンスにより決定され、定常状態における出力電圧監視部18に出力された電圧帰還部40の出力電圧の範囲より大きい電圧となる。このため、出力電圧監視部18は、電圧帰還部40により出力された電圧Vdに基づき、電圧超過状態信号を過電流監視部16に出力する。
以上により、変形例2によれば、過電流検出用の出力電圧監視部18と、スイッチング素子SWの動作タイミングを決定する電圧帰還部40を共通にすることにより、スイッチング電源装置1bの回路の簡素化、すなわち、実装面積を削減することができ、更に、コストダウンも実現することができる。特に、一次側回路及び二次側回路間に絶縁が必要なAC−DC電源装置等に適している。
なお、第1の実施形態では、スイッチング電源装置1aのスイッチング素子SWのスイッチング動作のオンオフに関するデューティー比によっては、印加された電圧の大きさ又は回路の定数によって、過電圧が印加された場合の電圧帰還部28により検出された出力電圧Voが目標電圧Vgを超えない可能性がある。それに対し、変形例2における過電圧が印加された場合の電圧帰還部40により検出された電圧Vdは出力電圧監視部18に出力された電圧帰還部40の出力電圧の範囲を超える。このため、変形例2のスイッチング電源装置1bは、第1の実施形態のスイッチング電源装置1aと比べて、実際に印加された同一の過電圧に対して、目標電圧Vgを超える出力電圧Voを検出することができるため、過電流に対するスイッチング素子SWのスイッチング動作の停止を図ることができる。
以上、添付図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明の表示器はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば、前述した過電流監視部16は、第1過電流閾値と、第2過電流閾値と、第3過電流閾値の3段階の過電流閾値を設定可能である旨を説明した。しかし、過電流監視部16は、第1過電流閾値と、第2過電流閾値との2段階の過電流閾値を設定可能であっても良い。また、過電流監視部16は、第1過電流閾値と、第3過電流閾値との2段階の過電流閾値を設定可能であっても良い。
前述した第1の実施形態における過電流保護回路10は、図1に示す一次側回路の一次側電流を検出することにより過電流閾値を設定するように説明した。しかし、過電流保護回路10は、図1に示す二次側回路を流れる電流(二次側電流i2)を検出して過電流閾値を設定するようにしても良い。この場合には、過電流保護回路10を構成する過電流監視部16は、二次側電流i2を検出すると共に、出力電圧監視部29により出力されたいずれかの信号に対応する過電流閾値に基づいて、二次側電流i2が過電流状態であるか否かを監視する。更に、過電流監視部16は、過電流の二次側電流i2を検出したとき、スイッチング素子SWのスイッチング動作を停止(オフ)するための制御信号を制御回路17に出力する。制御回路17は、過電流監視部16により出力された制御信号を入力し、当該制御信号に基づいてスイッチング素子SWの動作を停止する。これにより、スイッチング素子SWに限らず、トランス14、ダイオード21頭の部品の熱破損を防止することができるだけではなく、スイッチング電源装置1aの信頼性を確保した過電流保護を実現することができる。
1a、1b、1z スイッチング電源装置
8、8z 交流電源
10 過電流保護回路
11、11z、12、12z 入力端子
13、13z、24、24z コンデンサ
15、15z、33、34 抵抗
16、16z 過電流監視部
17、17z 制御回路
18、29 出力電圧監視部
21、21z ダイオード
23、23z コイル
25、25z、26、26z 出力端子
27、27z 負荷
28、28z、40 電圧帰還部
31 シャントレギュレータ
32 フォトカプラ
DB、DBz ブリッジダイオード
SW、SWz スイッチング素子

Claims (14)

  1. 電流を検出する過電流保護回路であって、
    第1過電流閾値と、当該第1過電流閾値より大きい第2過電流閾値の2段階の過電流閾値を設定可能であって、負荷に印加される出力電圧に応じて、定常状態信号又は電圧低下状態信号を出力する出力電圧監視部により前記定常状態信号が出力されている間は前記第1過電流閾値を前記過電流閾値に設定し、前記出力電圧監視部により前記電圧低下状態信号が出力されている間は前記第2過電流閾値を前記過電流閾値に設定する過電流監視部を備えることを特徴とする過電流保護回路。
  2. 電流を検出する過電流保護回路であって、
    第1過電流閾値と、当該第1過電流閾値より大きい第3過電流閾値の2段階の過電流閾値を設定可能であって、負荷に印加される出力電圧に応じて、定常状態信号又は電圧超過状態信号を出力する出力電圧監視部により前記定常状態信号が出力されている間は前記第1過電流閾値を前記過電流閾値に設定し、前記出力電圧監視部により前記電圧超過状態信号が出力されている間は前記第3過電流閾値を前記過電流閾値に設定する過電流監視部とを備えることを特徴とする過電流保護回路。
  3. 電流を検出する過電流保護回路であって、
    第1過電流閾値と、当該第1過電流閾値より大きい第2過電流閾値と、前記第1過電流閾値より大きく前記第2過電流閾値とは異なる第3過電流閾値の3段階の過電流閾値を設定可能であって、負荷に印加される出力電圧に応じて、定常状態信号、電圧低下状態信号又は電圧超過状態信号のうちいずれかの信号を出力する出力電圧監視部により前記定常状態信号が出力されている間は前記第1過電流閾値を前記過電流閾値に設定し、前記出力電圧監視部により前記電圧超過状態信号が出力されている間は前記第2過電流閾値を前記過電流閾値に設定し、前記出力電圧監視部により前記電圧超過状態信号が出力されている間は前記第3過電流閾値を前記過電流閾値に設定する過電流監視部とを備えることを特徴とする過電流保護回路。
  4. 請求項3に記載の過電流保護回路であって、
    前記第2過電流閾値と、前記第3過電流閾値とが同一であることを特徴とする過電流保護回路。
  5. 請求項1,3,4のいずれか一項に記載の過電流保護回路であって、
    前記出力電圧監視部により出力された信号が前記定常状態信号から前記電圧低下状態信号に切り替えられたとき、前記過電流監視部は、前記過電流閾値を前記第1過電流閾値から前記第2過電流閾値に瞬時に設定することを特徴とする過電流保護回路。
  6. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の過電流保護回路であって、
    前記出力電圧監視部により出力された信号が前記定常状態信号から前記電圧超過状態信号に切り替えられたとき、前記過電流監視部は、前記過電流閾値を前記第1過電流閾値から前記第3過電流閾値に瞬時に設定することを特徴とする過電流保護回路。
  7. 請求項1,3,4のいずれか一項に記載の過電流保護回路であって、
    前記出力電圧監視部により出力された信号が前記電圧低下状態信号から前記定常状態信号に切り替えられたとき、前記過電流監視部は、一定時間経過後に、前記過電流閾値を前記第2過電流閾値から前記第1過電流閾値に設定することを特徴とする過電流保護回路。
  8. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の過電流保護回路であって、
    前記出力電圧監視部により出力された信号が前記電圧超過状態信号から前記定常状態信号に切り替えられたとき、前記過電流監視部は、一定時間経過後に、前記過電流閾値を前記第3過電流閾値から前記第1過電流閾値に設定することを特徴とする過電流保護回路。
  9. 請求項1,3〜8のいずれか一項に記載の過電流保護回路であって、
    電源投入後から予め設定された目標電圧に到達するまでの間は、前記過電流閾値は前記第2過電流閾値が設定され、
    前記設定された目標電圧に到達した後、前記過電流監視部は、前記過電流閾値を前記第1過電流閾値に設定することを特徴とする過電流保護回路。
  10. 請求項1,3〜9のいずれか一項に記載の過電流保護回路であって、
    瞬時停電又は瞬時電圧低下の発生により前記出力電圧が低下したとき、前記出力電圧監視部は前記電圧低下状態信号を出力し、前記過電流監視部は前記出力電圧監視部により出力された前記電圧低下状態信号に基づいて、前記過電流閾値を前記第2過電流閾値に設定することを特徴とする過電流保護回路。
  11. 請求項2〜10のいずれか一項に記載の過電流保護回路であって、
    電源系統の故障又は雷サージの印加の発生により前記出力電圧が増加したとき、前記出力電圧監視部は前記電圧超過状態信号を出力し、前記過電流監視部は前記出力電圧監視部により出力された前記電圧超過状態信号に基づいて、前記過電流閾値を前記第3過電流閾値に設定することを特徴とする過電流保護回路。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の過電流保護回路であって、
    前記過電流閾値が、前記第2の過電流閾値又は前記第3過電流閾値に設定する期間が一定時間以上継続した場合には、前記過電流監視部は前記第1過電流閾値に切り替えることを特徴とする過電流保護回路。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の過電流保護回路であって、
    前記出力電圧監視部は、前記スイッチング素子の動作タイミングを決定する電圧帰還部により検出された電圧に応じて、前記定常状態信号、前記電圧低下状態信号又は前記電圧超過状態信号を出力することを特徴とする過電流保護回路。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の過電流保護回路を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
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