JP6828200B2 - 美容装置 - Google Patents

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Description

本発明は、美容装置に関する。
ハンドルと当該ハンドルの一端に設けられた一対のボールとを備え、一対のボールの回転軸が互いに交差している美容器が提案されている(例えば特許文献1)。この美容器は、一対のボールを肌に押し当てた状態で肌の表面上を往復されることにより、肌の押圧と摘まみ上げを繰り返し行う。これにより、肌のマッサージ効果がなされ、肌の血行が促進される。
特開2013−103086号公報
ところで、ユーザの嗜好する肌のマッサージ方法は多様であり、各マッサージ方法において一対のボール同士の最適な間隔が互いに異なる。特許文献1に記載された美容器では、一対のボール同士の間隔を変更することができないため、多様な肌のマッサージ方法それぞれにおいて使用された場合、ユーザに不快感を与える虞がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、ユーザに与えるリラクゼーション効果を高めることができる美容装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る美容装置は、
ハンドルと、
前記ハンドルに互いに交差する2つの回転軸それぞれの周りに回転自在に支持され肌に接触する2つの接触部と、
ユーザの操作に応じて前記2つの接触部同士の間隔を変更することにより、前記2つの回転軸のなす角度を変更する接触部間隔変更部と、を備え、
前記ハンドルは、
長尺であり、長手方向の一端部で前記2つの接触部のうちの一方を支持する第1アームと、
長尺であり、長手方向の一端部で前記2つの接触部のうちの他方を支持し、他端部が前記第1アームの他端部に軸部を介して連結され、前記第1アームに対して前記軸部を中心として旋回自在である第2アームと、を有し、
前記接触部間隔変更部は、
ユーザにより操作される円盤状の操作部と、
長尺であり前記操作部の厚さ方向における一方の第1主面の中央部に端部が固定された第1ボール螺子と、
長尺であり前記操作部の厚さ方向における他方の第2主面の中央部に端部が固定され、
前記第1ボール螺子の長手方向に平行な一方向から見たときに、巻方向が前記第1ボール螺子の巻方向とは逆向きである第2ボール螺子と、
前記第1ボール螺子に螺合し、前記第1アームに固定された第1保持部に保持された第1ナットと、
前記第2ボール螺子に螺合し、前記第2アームに固定された第2保持部に保持された第2ナットと、を有する。
本発明によれば、ユーザによる操作に応じて2つの接触部同士の間隔を変更する接触部間隔変更部を備える。そして、ハンドルは、長尺であり、長手方向の一端部で2つの接触部のうちの一方を支持する第1アームと、長尺であり、長手方向の一端部で2つの接触部のうちの他方を支持し、他端部が第1アームの他端部に軸部を介して連結され、第1アームに対して軸部を中心として旋回自在である第2アームと、を有する。また、接触部間隔変更部は、ユーザにより操作される円盤状の操作部と、長尺であり操作部の厚さ方向における一方の第1主面の中央部に端部が固定された第1ボール螺子と、長尺であり操作部の厚さ方向における他方の第2主面の中央部に端部が固定され、第1ボール螺子の長手方向に平行な一方向から見たときに、巻方向が第1ボール螺子の巻方向とは逆向きである第2ボール螺子と、第1ボール螺子に螺合し、第1アームに固定された第1保持部に保持された第1ナットと、第2ボール螺子に螺合し、第2アームに固定された第2保持部に保持された第2ナットと、を有する。これにより、ユーザは、接触部間隔変更部を操作して、2つの接触部同士の間隔を、ユーザの嗜好する肌のマッサージ方法に適した間隔に変更して肌のマッサージを行うことができる。従って、ユーザの嗜好する多様な肌のマッサージ方法それぞれにおいて、ユーザに与えるリラクゼーション効果を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係る美容装置の斜視図である。 実施の形態1に係る美容装置の側面図である。 (A)は実施の形態1に係るボールがアームの先端部に連結部材および軸受を介して連結されている様子を示す断面図であり、(B)は実施の形態1に係る接続部材の側面図である。 実施の形態1に係るボールを示し、(A)は斜視図であり、(B)は側面図であり、(C)は窪み図側から見た平面図である。 (A)は、実施の形態1に係るアームおよびボール間隔調節部を示す図であり、(B)は実施の形態1に係るアームおよびボール間隔調節部の一部の拡大図である。 実施の形態1に係るボール間隔を調節する動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る振動装置を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る美容装置の斜視図である。 実施の形態2に係る美容装置の側面図である。 実施の形態2に係るロック部の断面図を示し、(A)はアームの扁平部を係止していない状態を示す図であり、(B)はアームの扁平部を係止した状態を示す図である。 変形例に係るボールを示し、(A)は斜視図であり、(B)は側面図であり、(C)は窪み図側から見た平面図である。 変形例に係るボールを示し、(A)は側面図であり、(B)は他の方向から見た側面図であり、(C)は窪み図側から見た平面図である。 変形例に係るボールを示し、(A)は側面図であり、(B)は他の方向から見た側面図であり、(C)は窪み図側から見た平面図である。 変形例に係るボールを示し、(A)は側面図であり、(B)は平面図であり、(C)は窪み図側から見た平面図である。 変形例に係る美容装置を示し、(A)は斜視図であり、(B)は正面図であり、(C)は側面図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る美容装置は、肌にボール(接触部)を押し当てた状態で肌の表面上を往復させることにより、肌の押圧と摘まみ上げを繰り返し行う。これにより、肌のマッサージを行うことができるというものである。
図1に示すように、本実施の形態に係る美容装置1は、ハンドル10と、一対のボール13A、13Bと、振動装置113A、113Bと、を備える。また、美容装置1は、図2に示すように、電池(電源)111と、電池111からの電力供給を受けて振動装置113A、113Bを駆動する駆動回路基板112と、を備える。更に、美容装置1は、2つのボール13A、13Bの間の間隔を調節するために使用されるボール間隔調節部(接触部間隔変更部)15を備える。
ハンドル10は、ハンドル本体11と、一対のボール13A、13Bそれぞれを支持するアーム12A、12Bと、を有する。ハンドル本体11は、合成樹脂、金属から形成されている。ハンドル本体11の中央部には、細長の開口部11aが設けられている。また、ハンドル本体11の一部には、振動装置113A、113Bをオンオフさせるための電源スイッチ14が設けられている。更に、ハンドル本体11には、ユーザが美容装置1を使用する際に把持される把持部11bが設けられている。把持部11bは、例えばエラストマのような弾性材料から形成されている。
アーム(第1アーム)12Aは、長尺であり、長手方向の一端部でボール13Aを支持する。アーム(第2アーム12B)は、長尺であり、長手方向の一端部でボール13Bを支持し、他端部がアーム12Aの他端部に軸部122を介して連結されている。これにより、アーム12Bは、アーム12Aに対して軸部122を中心として旋回自在となっている。アーム12A、12Bは、それぞれ、図3(A)に示すように、ボール13A、13Bを支持するシャフト(支持軸)123を有する。シャフト123は、例えばステンレスのような金属から長尺の棒状に形成されており、基端部がアーム12A(12B)の先端部に埋設されている。シャフト123は、ボール13A、13Bの窪み部132A、132Bの内側に配置される。
ボール13A、13Bは、等方性高密度黒鉛から形成され、球面部分を有する。ボール13A、13Bは、例えば文献:特開2012−100777号公報に記載の「炭素成形体」の製造方法と同様の製造方法により作製される。ボール13A、13Bは、図1の矢印AR11、AR12に示すように、それぞれ回転軸J11、J12を中心として回転自在である。ボール13Aは、図4(A)乃至(C)に示すように、平面視円形の窪み部132Aを有する。また、ボール13Aの球面部分の表面には、螺旋状に延伸する溝135が形成されている。ボール13Aの半径が例えば20mm程度であるとする。この場合、図4(B)に示す溝135の幅W11は、例えば0.5mm乃至1.5mmに設定されてもよい。また、図4(B)に示す溝135の延伸方向に直交する方向で隣り合う溝135同士の間隔W12は、0.5mm乃至2.5mmに設定されてもよい。溝の中心軸J135は、窪み部132Aの中心軸J132に一致している。
また、図3(A)に示すように、ボール13A(13B)それぞれの窪み部132A、132Bの内側には、連結部材131が、シャフト123を囲繞した状態で固定されている。この連結部材131は、シャフト123の長手方向における2箇所で軸受133、134を介してシャフト123に連結されている。これにより、連結部材131は、シャフト123に対してシャフト123の中心軸と一致する回転軸J11(J12)を中心として回転自在となっている。連結部材131は、例えばポリプロピレンのような弾性を有する合成樹脂から形成されている。また、アーム12A(12B)と連結部材131との間には、合成樹脂から形成されたワッシャ124が介在している。更に、シャフト123の先端部における軸受133に隣接する部位には、溝123aが形成されており、その溝123aには金属製のワッシャ125が嵌め込まれている。
連結部材131は、図3(B)に示すように、円筒状部材を中心軸に沿って2つに分割して得られる形状を有する2つの本体部1311と、弾性を有し2つの本体部1311を連結する連結片1312と、を有する。連結片1312は、2つの本体部1311がボール13A(13B)の窪み部132A(132B)に嵌入された状態で、2つの本体部1311における窪み部132A(132B)の奥側に位置する部位同士を連結している。また、本体部1311の外側面には、先端部が連結片1312側に向かって高さが低くなるように傾斜した複数の突条1311aが設けられている。また、2つの本体部1311の長手方向において2つの本体部1311における連結片1312を介して連結される一端部とは反対側の他端部には、本体部1311の窪み部132A(132B)への侵入を規制するフランジ部1311dが設けられている。また、本体部1311の内側における軸受133、134に対応する部位には、それぞれ凹部1311b、1311cが設けられている。また、本体部1311の側壁における突条1311aが設けられた部位の厚さは、他の部位の厚さに比べて薄くなっている。これにより、本体部1311の側壁における突条1311aが設けられた部位は、本体部1311の内側へ撓みやすくなっている。
アーム12A(12B)にボール13A(13B)を取り付ける際、まず、シャフト123の2箇所それぞれに軸受133、134を取り付けてから、軸受133、134を覆うように連結部材131をシャフト123に取り付ける。そして、シャフト123に軸受133、134および連結部材131を取り付けた状態で、シャフト123、軸受133、134および連結部材131を、ボール13A(13B)の窪み部132A(132B)の内側へ押し込む。このとき、2つの本体部1311が互いに近づく方向へ押圧されて連結片1312が撓むとともに、2つの本体部1311の側壁が突条1311aを介して内側へ撓む。そして、連結片1312および2つの本体部1311の側壁の復元力により、連結部材131が窪み部132A(132B)の内側に固定される。また、複数の突条1311aの先端部がそれぞれ連結片1312側に向かって高さが低くなるように傾斜していることにより、窪み部132A(132B)に圧入された連結部材131が、窪み部132A(132B)から離脱しにくくなっている。
ボール間隔調節部15は、ユーザの操作に応じて一対のボール13A、13B同士の間隔を変更する。ボール間隔調節部15は、図5(A)および(B)に示すように、2つのボール螺子151a、151bと、操作部152と、ナット1212A、1212Bと、ナット保持部1211A、1211Bと、を有する。操作部152は、円盤状であり、2つのボール螺子151a、151bの間に介在している。この操作部152は、図1に示すように、ハンドル本体11の中央部に設けられた開口部11aからハンドル本体11の外に露出しており、ユーザにより指で回す形で操作される。図5(A)および(B)に示すように、ボール螺子(第1ボール螺子)151aは、長尺であり操作部152の厚さ方向における一方(図5(A)および(B)の左側)の主面(第1主面)152aの中央部に端部が固定されている。また、ボール螺子(第2ボール螺子)151bは、長尺であり操作部152の厚さ方向における他方(図5(A)および(B)の右側)の主面(第2主面)152bの中央部に端部が固定されている。また、ボール螺子151aの長手方向に平行な一方向(図5(B)の矢印AR3参照)から見たときに、ボール螺子151bの巻方向は、ボール螺子151aの巻方向とは逆向きである。ナット1212Aは、図5(A)に示すように、ボール螺子151aに螺合し、アーム12Aに固定されたナット保持部(第1保持部)1211Aに保持されている第1ナットである。ナット1212Bは、ボール螺子151bに螺合し、アーム12Bに固定されたナット保持部(第2保持部)1211Bに保持されている第2ナットである。ナット1212A、1212Bは、平面視略円形であり、径方向に貫通する螺子孔(図示せず)を有する。2つのボール螺子151a、151bは、それぞれナット1212A、1212Bの螺子孔に螺合している。ナット保持部1211A、1211Bは、それぞれ、ナット1212A、1212Bを、軸部122と平行な回転軸を中心に回転自在に支持する。ここで、例えば図6に示すように、ユーザが指で操作部152を矢印AR21で示す方向へ回すと、2つのボール13A、13B同士の間隔が広がっていく(図6の矢印AR31参照)。一方、ユーザが操作部152を矢印AR22で示す逆方向へ回すと、2つのボール13A、13B同士の間隔が狭くなっていく(図6の矢印AR32参照)。このように、ユーザは、操作部152を回すことにより、2つのボール13A、13B同士の間隔を自由に調節することができる。
振動装置113Bは、図7に示すように、固定部材16を介してアーム12Bに固定されている。振動装置113Bは、モータ1131と、偏心錘1133と、ケーシング1134と、を備える。偏心錘1133は、モータ1131のシャフト1131bに固定されている。モータ1131の本体部1131aは、ケーシング1134に固定されている。ケーシング1134は、固定部材16を介してアーム12Bに固定されている。固定部材16は、エラストマに比べて剛性の高い樹脂材料等から形成されている。モータ1131が動作すると、シャフト1131bに固定された偏心錘1133が回転して振動が発生する。この振動装置113Bで発生した振動は、固定部材16を介してアーム12Bに伝達するとともにボール13Bに伝達してボール13Bが振動する。なお、振動装置113Aも振動装置113Bと同様の構造を有し、アーム12Aに固定されている。そして、振動装置113Aで発生した振動は、アーム12Aに伝達するとともにボール13Aに伝達してボール13Aが振動する。なお、軸部122は、防振部材17を介してハンドル本体11に固定されている。防振部材17は、例えばエラストマから形成されている。これにより、美容装置1の使用時において、ハンドル本体11の振動によりユーザへ与える不快感を低減することができる。
駆動回路基板112は、振動装置113A、113Bを駆動する振動装置駆動回路112aを有する。振動装置駆動回路112aは、電力供給線L11を介して振動装置113Aに接続され、電力供給線L12を介して振動装置113Bに接続されている。振動装置駆動回路112aは、モータ駆動回路を含む。電源スイッチ14は、電池111から振動装置駆動回路112aへの電力供給路に介挿されている。電池111は、例えばリチウムイオン電池である。
次に、本実施の形態に係る美容装置1の使用方法について説明する。まず、美容装置1電源スイッチ14を押下すると、振動装置113A、113Bが作動する。これにより、ボール13A、13Bの両方が振動する。そして、ボール13A、13Bを肌に押し当てた状態で美容装置を図1の矢印AR2で示す方向へ往復させる。これにより、ボール13A、13Bから放射される遠赤外線により肌を暖めるとともに肌に振動を与えながら、肌の押圧と摘まみ上げとを繰り返し行うことができる。そして、ボール間隔調節部15により、ボール13A、13Bの間隔を、ユーザにとって最も好ましい間隔に設定することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る美容装置1によれば、ユーザによる操作に応じて複数の接触部同士の間隔を変更するボール間隔調節部15を備える。これにより、ユーザは、ボール間隔調節部15を操作することにより、一対のボール13A、13B同士の間隔を、ユーザの嗜好する肌のマッサージ方法に適した間隔に変更して肌のマッサージを行うことができる。従って、ユーザの嗜好する多様な肌のマッサージ方法それぞれにおいて、ユーザに与えるリラクゼーション効果を高めることができる。
ところで、ボールとして、Niから形成された球状部材の表面にPt簿膜を形成したものを採用した美容装置が提供されつつある。しかしながら、この美容装置の場合、ユーザが使用を継続しているうちにPt簿膜が剥がれてしまいNiから形成された球状部材の表面が露出してしまう場合がある。この場合、Niから形成された球状部材がユーザの肌に直接接触してしまい、肌へ悪影響を及ぼす虞がある。これに対して、本実施の形態では、ボール13A、13Bが、等方性高密度黒鉛から形成されている。従って、ユーザの肌への影響が少ないという利点がある。更に、ボール13A、13Bが、等方性高密度黒鉛から形成されていることにより、使用時においてボール13A、13Bから放射される遠赤外線によりユーザの肌に含まれる繊維芽細胞が活性化し、肌の創傷治癒効果またはアンチエージング効果が得られる可能性がある。
また、本実施の形態に係るボール間隔調節部15は、操作部152と、ボール螺子151a、151bと、ナット保持部1211A,1211Bと、ナット1212A、1212Bと、を有する。ここで、ナット保持部1211Aは、アーム12Aに固定され、ナット1212Aを保持し、ナット保持部1211B、アーム12Bに固定され、ナット1212Bを保持する。また、ボール螺子151bは、ボール螺子151aの長手方向に平行な一方向AR3から見たときに、巻方向がボール螺子151aの巻方向とは逆向きである。これにより、ユーザが、操作部152を回転させることにより、ナット1212A、1212Bが、互いに離れる方向AR31または互いに近づく方向AR32へ移動する。そして、アーム12A、12Bにおけるナット保持部1211A、1211Bが固定された部分同士の間隔が変化し、それに伴い、一対のボール13A、13B同士の間隔が変化する。従って、ユーザは、操作部152を回転させるだけで簡単に一対のボール13A、13B同士の間隔を変化させることができるので、ユーザの利便性が高いという利点がある。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る美容装置は、2つのボールと、2つのボールの間の間隔を調節するボール間隔調節部と、を備えつつ、実施の形態1に係る美容装置に比べて構造が簡素化されたものである。
図8に示すように、本実施の形態に係る美容装置2は、一対のボール2013A、2013Bと、ハンドル2010と、を備える。ハンドル2010は、一対のボール13A、13Bそれぞれを支持するアーム212A、212Bと、アーム212A、212B同士を連結する連結部211と、を有する。また、ハンドル2010は、アーム212Aをアーム212Bに固定した状態(第1状態)と、アーム212Aの長手方向とアーム212Bの長手方向とのなす角度θ0の変更が可能な状態(第2状態)と、を切り替えるためのロック部(切替部)2015を有する。
ボール2013A、2013Bは、実施の形態1で説明したボール13A、13Bと同様に、等方性高密度黒鉛から形成され、球面部分を有する。ボール2013A、2013Bは、図8の矢印AR211、AR212に示すように、それぞれ回転軸J211、J212を中心に回転自在である。また、ボール2013A、2013Bは、実施の形態1で説明したボール13A、13Bと同様に、窪み部(図示せず)を有する。この窪み部の内側には、例えば実施の形態1で説明した連結部材が圧入される。
アーム(第3アーム)212Aは、長尺であり、長手方向の一端部でボール2013Aを支持する。アーム212Aは、図8に示すように、例えばステンレスのような金属から形成された管状であり、先端部にボール2013Aを回転自在に支持するボール連結部2122Aが取り付けられている。ボール連結部2122Aは、例えば実施の形態1で説明したシャフトを有している。そして、ボール2013Aは、その窪み部の内側に圧入された連結部材と連結部材の内側に配置された軸受とを介してシャフトに連結されている。また、アーム212Aには、他の部位に比べて扁平な扁平部2121Aが形成されている。扁平部2121Aは、例えばアーム212Aの基となる管状部材の一部をプレス加工することにより形成される。
アーム(第4アーム)212Bは、長尺であり、長手方向の一端部でボール2013Bを支持する。アーム212Bは、アーム212Aと同様に、例えばステンレスのような金属から形成された管状であり、一端部にボール2013Bを回転自在に支持するボール連結部2122Bが取り付けられている。ボール連結部2122Bは、前述のボール連結部2122Aと同様の構造を有する。また、アーム212Bには、図9に示すように、そのボール連結部2122Bが取り付けられる側の端部にまで延在するスリット(挿通部)2121Bが形成されている。スリット2121Bは、アーム212Bの側壁におけるアーム212Bの中心軸を挟んで対向する2箇所に形成されている。スリット2121Bには、図9に示すように、アーム212Aの扁平部2121Aが挿通される。ここで、アーム212Aの扁平部2121Aは、図8に示すように、アーム212Aの長手方向とアーム212Bの長手方向とのなす角度θ0が予め設定された角度範囲内の任意の角度となるように、スリット2121Bに挿通可能である。
連結部211は、可撓性を有し、アーム212Aの他端部とアーム212Bの他端部とを連結する。連結部211は、長尺の管状であり、可撓性を有する合成樹脂から形成されている。連結部211の長手方向における両端部それぞれには、アーム212A、212Bの内側に圧入されることによりアーム212A、212Bに固定される固定用突出部211aが設けられている。
ロック部2015は、スリット2121Bに挿通されたアーム212Aがアーム212Bに固定された状態と、アーム212Aの長手方向とアーム212Bの長手方向とのなす角度θ0の変更が可能な状態と、のいずれかに切り替える。ロック部2015は、図10(A)に示すように、操作部2015aと、アーム212Aの扁平部2121Aを係止するためのフック部2015bと、を有する。フック部2015bは、アーム212Bの側壁に形成されたスリット2123Bに嵌入されている。アーム212Aの扁平部2121Aがフック部2015bにより係止されていない状態では、扁平部2121Aがアーム212Bのスリット2121Bの長手方向に沿って移動自在である。図10(A)の矢印AR41に示すように、ロック部2015をスリット2123Bの長手方向に沿って移動させると、ロック部2015のフック部2015bにアーム212Aの扁平部2121Aが当接する。そして、更にロック部2015を同じ方向へ移動させると、図10(B)の矢印AR42に示すように、扁平部2121Aがフック部2015bの傾斜面2015cに沿ってスリット2121Bの外周縁に近づく方向へ案内される。そして、扁平部2121Aは、フック部2015bとスリット2121Bの外周縁との間で挟持された状態で、アーム212Bに固定される。
以上説明したように、本実施の形態に係る美容装置2は、実施の形態1に係る美容装置1に比べて簡単な構造としつつ、ユーザがロック部2015を操作することにより、一対のボール2013A、2013B同士の間隔を変更することができる。従って、実施の形態1と同様に、ユーザの嗜好する多様な肌のマッサージ方法それぞれにおいて、ユーザに与えるリラクゼーション効果を高めつつ、美容装置2の組み立て工程の簡素化を図ることができる。
(変形例)
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は前述の各実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、図11(A)乃至(C)に示すように、回転楕円体面部分を有するボール3013を備えるものであってもよい。ボール3013は、平面視円形の窪み部3132を有する。また、ボール3013の回転楕円体面部分の表面には、螺旋状に延伸する溝3135が形成されている。本構成によれば、美容装置の使用時において、ボール3013とユーザの肌との接触面積が増加するので、肌の押圧と摘まみ上げとをより強い力で行うことが可能となる。
また、図12(A)乃至(C)に示すような球面部分を有し、球面部分の表面に螺旋状に延伸する溝4135が形成されているボール4013を備えるものであってもよい。ボール4013は、平面視円形の窪み部4132を有する。ボール4013は、ハンドルに取り付けられた状態で、窪み部4132の中心軸J132に一致する回転軸を中心として回転自在である。螺旋状に延伸する溝4135の中心軸J135は、窪み部4132の中心軸、即ち、ボール4013の回転軸J132に対して角度θ1だけ傾斜している。この角度θ1は、例えば0度よりも大きく且つ40度以下の範囲に設定される。
更に、図13(A)乃至(C)に示すような回転楕円体面部分を有し、回転楕円体面部分の表面に複数の円環状の溝5135が形成されているボール5013を備えるものであってもよい。ボール5013は、平面視円形の窪み部5132を有する。ボール5013は、ハンドルに取り付けられた状態で、窪み部5132の中心軸J132に一致する回転軸を中心として回転自在である。複数の円環状の溝5135の中心軸J135は、窪み部5132の中心軸、即ち、ボール5013の回転軸J132に対して角度θ2だけ傾斜している。この角度θ2は、例えば0度よりも大きく且つ40度以下の範囲に設定される。なお、球面部分を有し、球面部分の表面に複数の円環状の溝が形成されているボールを備えるものであってもよい。また、このようにボール5013が、回転楕円体面部分を有することにより、例えば実施の形態1に係るボール13A、13Bに比べて、使用時におけるボール5013とユーザの肌との接触面積が増える。従って、使用時において肌の押圧と摘まみ上げを効率的に行うことができるという利点がある。
また、図14(A)および(C)に示すような球面部分を有し、球面部分の表面に窪み部6132の中心軸J132の延長方向に延伸する溝(以下、「縦溝」と称する。)6135が形成されているボール6013を備えるものであってもよい。ボール6013は、平面視円形の窪み部6132を有する。ボール6013は、ハンドルに取り付けられた状態で、窪み部6132の中心軸J132に一致する回転軸を中心として回転自在である。
実施の形態では、図1に示すように、ハンドル本体11と、一対のボール13A、13Bそれぞれを支持するアーム12A、12Bと、を有するハンドル10を備える美容装置1について説明した。但し、これに限らず、例えば図15(A)乃至(C)に示す美容装置7のように、ハンドル7010が、ハンドル本体7011と、アーム7012A、7012Bと、アーム7012A、7012Bそれぞれに設けられた鍔部7019と、を有するものであってもよい。なお、図15(A)乃至(C)において、実施の形態1と同様の構成については図1と同一の符号を付している。アーム7012A、7012Bは、それぞれボール7013A、7013Bを回転自在に支持している。ボール7013A、7013Bは、それぞれ等方性高密度黒鉛から形成された回転楕円体面部分を含む形状(いわゆる玉子型形状)を有し、図13(A)乃至(C)と同様に、内部に平面視円形の窪み部(図示せず)を有する。図15(A)乃至(C)に示すように、ボール7013A、7013Bの回転楕円体面部分の表面に、窪み部の中心軸、即ち、回転軸J7132の延長方向に延伸するいわゆる縦溝である溝7135が形成されている。この溝7135は、ボール7013A、7013Bの表面と回転軸J7132との2つの交点を起点としてボール7013A、7013Bの表面に沿って、回転軸J7132の延長方向に1つ以上形成されている。ボール7013A、7013Bは、アーム7012A、7012Bそれぞれに取り付けられた状態で、窪み部の中心軸に一致する回転軸J7132を中心として回転自在である。
ハンドル本体7011は、扁平な箱状であり、その中央部に細長の開口部7011aが設けられている。また、ハンドル本体7011の側壁には、ユーザが美容装置7を使用する際に把持される把持部7011bが設けられている。また、ハンドル本体7011の端面には、2つの平面視矩形状の開口部7011dが設けられている。アーム7012Aの一部とアーム7012Bの一部とは、ハンドル本体7011の内側に配置されている。そして、アーム7012A、7012Bは、ハンドル本体7011の開口部7011dそれぞれに挿通された状態で、それらの一部がハンドル本体7011の外側に配置されている。アーム7012A、7012Bにおけるハンドル本体7011の外側に配置される部分には、それぞれ、平面視で細長の楕円状の鍔部7019の長手方向における一端部が固定されている。鍔部7019の他端部は、ハンドル本体7011の外壁に対向する位置まで延出している。ここで、鍔部7019は、ハンドル本体7011の開口部7011dを側方から覆うように配置されている。なお、本変形例に係る美容装置7は、実施の形態1に係る美容装置2と同様に、一対のボール7013A、7013Bを振動させる振動装置(図示せず)を備えるものであってもよい。
ところで、前述のように、ボール7013A、7013Bには、1以上の溝7135が形成されている。これにより、一対のボール7013A、7013Bを肌に押し付けた状態で美容装置7全体を肌表面に沿った一方向へ移動させると、一対のボール7013A、7013Bが互いに逆向きに回転して肌(皮膚)を効率良くつまみ上げる。一方、一対のボール7013A、7013Bを肌に押し付けた状態で美容装置7全体を肌表面に沿った逆方向へ移動させると、一対のボール7013A、7013Bがそれぞれ逆方向へ回転して肌(皮膚)を伸ばす。そして、美容装置7全体を肌表面に沿って往復移動させると、ボール7013A、7013Bと肌との間に生じる摩擦力に起因して肌(皮膚)の温度が37℃程度に上昇する。特に、ボール7013A、7013Bは、いわゆる玉子型であるため、実施の形態1で説明したボール13A、13Bに比べて溝7135の長さが長いので、ボール13A、13Bに比べて肌との間に生じる摩擦力が大きい。従って、より効率的に肌をつまみ上げたり、肌を伸ばしたりすることができる。
ここで、ボール7013A、7013Bが、純度99.9%の等方性高密度黒鉛から形成されている。この等方性高密度黒鉛は、2,800℃以上で焼成された結晶化炭素であり熱吸収率が大きく熱伝導率も高い。そして、ボール7013A、7013Bは、その温度が肌と同じ程度の温度(37℃程度)に到達すると10μm程度の波長の遠赤外線を放射する。この遠赤外線は、人から放射される遠赤外線と略同じ波長であるため、肌の内側に浸透すると分子共鳴作用が起こり肌の温度が上昇し肌の血行が促進される。
これに対して、本変形例に係るボール7013A、7013Bは、いわゆる玉子型であるため、実施の形態1で説明したボール13A、13Bに比べて、溝7135の長さが長く、肌との接触面積が大きい。従って、ボール7013A、7013Bから肌へ浸透する遠赤外線の量が、実施の形態1で説明したボール13A、13Bに比べて多くなるので、肌の血行が促進されやすいという利点がある。
本構成によれば、鍔部7019は、ハンドル本体7011の開口部7011dを側方から覆うように配置されているので、ユーザにより開口部7011dが視認されにくくなり、美容装置7の外観の意匠性を向上させることができる。また、ボール7013A、7013Bが、回転楕円体面部分を有することにより、前述と同様に、使用時におけるボール7013A、7013Bとユーザの肌との接触面積が増えるので、使用時において肌の押圧と摘まみ上げを効率的に行うことができる。
各実施の形態では、2つのボール13A、13Bを備える美容装置の例について説明したが、美容装置が備えるボールの数は2つに限定されるものではなく、3つ以上のボールを備えるものであってもよい。
実施の形態1では、肌に接触する接触部が略球状であり表面に螺旋状の溝135が形成されたボール13A、13Bである例について説明したが、接触部の形状はこれに限定されるものではなく、例えば溝135が形成されていないものであってもよい。また、接触部が、円筒状のローラであってもよい。或いは、ボール13A、13Bの表面に突起が設けられていてもよい。
実施の形態1において、2つのボールに互いに形状の異なる溝が形成されていてもよい。例えば2つのボールの一方の表面に、螺旋状の溝、複数の円環状の溝、前述の縦溝のうちのいずれかが形成され、他方の表面には、螺旋状の溝、複数の円環状の溝、前述の縦溝のうち一方の表面に形成された溝とは異なる種類の溝が形成されたものであってもよい。また、実施の形態1において、2つのボールのうちのいずれか一方が球面部分を有する形状であり、他方が回転楕円体面部分を有する形状であってもよい。また、2つのボールについて、それらの表面に形成された溝の幅または溝の数が互いに異なるものであってよい。
実施の形態2では、ボール2013A、2013Bが溝が形成されていない球面部分を有する形状である例について説明したが、ボールの形状はこれに限定されない。例えば、2つのボールの少なくとも一方が、表面に螺旋状の溝、複数の円環状の溝、前述の縦溝のうちのいずれかが形成されているものであってもよい。或いは、2つのボールの少なくとも一方が、回転楕円体面部分を有する形状であってもよい。
実施の形態1では、振動装置113A、113Bを備える美容装置1の例について説明したが、これに限らず、振動装置113A、113Bを備えない構成であってもよい。
実施の形態1では、電源として電池111を備える構成について説明したが、電源は電池に限定されるものではない。美容装置は、例えばコンセント端子に接続するプラグと、コンセント端子からプラグを介して供給される交流を直流に変換するAC−DCコンバータと、を有する電源回路を備える構成であってもよい。
各実施の形態では、ボール13A、13B、2013A、2013Bが等方性黒鉛のみから形成される例について説明したが、ボール13A、13B、2013A、2013Bの構造はこれに限定されるものではない。例えば、ボールが、等方性黒鉛からなる略球状の基材の表面に、金属、アクリル樹脂等の合成樹脂またはパールを用いて着色等がなされたボール本体と、ボール本体の表面を被覆するDLC(Diamond Like Carbon)簿膜と、を有する構成であってもよい。或いは、ボールが、上記基体の表面に金属めっき処理により金属層を形成したものであってもよい。本構成によれば、ボールの意匠性、ひいては美容装置全体の意匠性が向上するという利点がある。また、ボール本体の表面がDLC簿膜でコーティングされている場合、マッサージ時の肌への負担が軽減されるので肌荒れが抑制されるという利点もある。なお、DLC簿膜として、ナノオーダのダイヤモンドを含む比較的電気伝導度が高いいわゆる導電性DLCを採用してもよい。この場合、DLC簿膜は、例えばプラズマ中において加速された高エネルギのカーボンイオンをボールの基材表面に衝突させることにより形成される。或いは、ボール13A、13B、2013A、2013Bの表面に例えばセラミックスの粒子を含む塗料が焼き付き塗装されているものであってもよい。ここで、セラミックスの粒子の粒径は、例えば50μm乃至100μmに設定されていてもよい。この場合、ボール13A、13B、2013A、2013Bの表面の状態をいわゆるつや消し状態にすることができる。ここで、ボール13A、13Bの表面のつや消し状態は、いわゆる3分つや消し、5分つや消し、7分つや消しのいずれでもよい。このように、ボール13A、13B、2013A、2013Bの表面がつや消し状態となっていることにより、、ボール13A、13B、2013A、2013B表面の肌ざわりが良くなるという利点がある。なお、塗料に含まれる粒子は、セラミックス粒子に限定されるものではなく、例えばガラス、樹脂または焼き付け樹脂等の粒子或いは銀のような金属の粒子であってもよい。
各実施の形態では、ボール13A、13B、2013A、2013Bが等方性黒鉛から形成されている例について説明したが、これに限らず、例えばボール13A、13B、2013A、2013Bが炭素粉末と樹脂材料との複合材料から形成されていてもよい。この複合材料は、例えば炭素粉末を20乃至60重量%を含む複合材料または炭素粉末を60乃至80重量%含む複合材料を採用することができる。ここにおいて、複合材料に含まれる炭素粉末の平均粒径は、3μm乃至10μm程度である。また、樹脂材料としては、例えばポリウレタン、ポリプロピレン、ポリアミド系樹脂、アクリル樹脂その他の合成樹脂が挙げられる。この場合、ボール13A、13Bは、射出成形法を利用して作製することができる。また、ボール13A、13Bは、例えば炭素繊維と樹脂材料との混合物を焼結させることにより得られるC/Cコンポジット(Carbon Fiber Reinforced Carbon Composite)から形成されていてもよい。或いは、ボール13A、13Bが、異方性黒鉛から形成されていてもよい。
各実施の形態において、ボール13A、13B、2013A、2013Bの表面にブラスト処理が施されており、その表面に人工酵素を主成分とする消臭剤が吸着している構成であってもよい。消臭剤としては、例えば文献:特開昭56−63355号公報に記載のフタロシアニン系の消臭剤を採用することができる。また、消臭材として、オリエント化学工業株式会社製の消臭材「デオラーゼ(登録商標)」を採用してもよい。また、等方性黒鉛からなるボールの表面が、銀イオンを坦持した無機イオン交換体からなる銀系無機抗菌剤(例えば東亞合成株式会社製の銀系無機抗菌剤「ノバロン(登録商標)」)が分散された材料の膜で覆われている構成であってもよい。この銀系無機抗菌剤が分散された材料としては、アクリル樹脂やポリプロピレン樹脂等の樹脂材料を採用することができる。また、コーティング膜に含まれる銀系無機抗菌剤の割合は1%程度にしてもよい。本構成によれば、ボール表面での大腸菌やサルモネラ菌等の菌類の増殖を抑制することができるので、ボール表面を清潔な状態に維持することができるという利点がある。
各実施の形態では、接触部が球状のボール13A、13B、2013A、2013Bである例について説明したが、接触部の形状はこれに限定されない。例えば、接触部が多面体形状を有するものであってもよい。
以上、本発明の各実施の形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同
様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施
の形態及び変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
1,2,7:美容装置、10,2010,7010:ハンドル、11,7011:ハンドル本体、11a,7011a,7011d:開口部、11b,7011b:把持部、12A,12B,212A,212B,7012A,7012B:アーム、13A,13B,2013A,2013B,3013,4013,5013,6013,7013A,7013B:ボール(接触部)、14:電源スイッチ、15:ボール間隔調節部、16:固定部材、17:防振部材、111:電池、112:駆動回路基板、112a:振動装置駆動回路、113A,113B:振動装置、122:軸部、123,1131b:シャフト、124,125:ワッシャ、131:連結部材、132A,132B,3132,4132,5132,6132:窪み部、133,134:軸受、123a,135,3135,4135,5135,6135,7135:溝、151a,151b:ボール螺子、152,2015a:操作部、152a,152b:主面、211:連結部、211a:固定用突出部、1131:モータ、1131a:モータ本体部、1133:偏心錘、1134:ケーシング、1211A,1211B:ナット保持部、1212A,1212B:ナット、1311:本体部、1311a:突条、1311b,1311c:凹部、1311d:フランジ部、1312:連結片、2015:ロック部、2015b:フック部、2015c:傾斜面、2122A,2122B:ボール連結部、2121A:扁平部、2121B,2123A:スリット、7019:鍔部、L11,L12:電力供給線

Claims (9)

  1. ハンドルと、
    前記ハンドルに互いに交差する2つの回転軸それぞれの周りに回転自在に支持され肌に接触する2つの接触部と、
    ユーザの操作に応じて前記2つの接触部同士の間隔を変更することにより、前記2つの回転軸のなす角度を変更する接触部間隔変更部と、を備え、
    前記ハンドルは、
    長尺であり、長手方向の一端部で前記2つの接触部のうちの一方を支持する第1アームと、
    長尺であり、長手方向の一端部で前記2つの接触部のうちの他方を支持し、他端部が前記第1アームの他端部に軸部を介して連結され、前記第1アームに対して前記軸部を中心として旋回自在である第2アームと、を有し、
    前記接触部間隔変更部は、
    ユーザにより操作される円盤状の操作部と、
    長尺であり前記操作部の厚さ方向における一方の第1主面の中央部に端部が固定された第1ボール螺子と、
    長尺であり前記操作部の厚さ方向における他方の第2主面の中央部に端部が固定され、
    前記第1ボール螺子の長手方向に平行な一方向から見たときに、巻方向が前記第1ボール螺子の巻方向とは逆向きである第2ボール螺子と、
    前記第1ボール螺子に螺合し、前記第1アームに固定された第1保持部に保持された第1ナットと、
    前記第2ボール螺子に螺合し、前記第2アームに固定された第2保持部に保持された第2ナットと、を有する、
    美容装置。
  2. 前記ハンドルは、
    箱状であり前記第1アームの一部と前記第2アームの一部とが内側に配置されるハンドル本体を更に有し、
    一端部が前記第1アームおよび前記第2アームにおける前記ハンドル本体の外側に配置される部分に固定され、他端部が前記ハンドル本体の外壁に対向する位置まで延出した鍔部を更に備える、
    請求項1に記載の美容装置。
  3. 前記ハンドルは、前記2つの接触部それぞれを支持する支持軸を有し、
    前記2つの接触部は、それぞれ窪み部を有し、
    前記2つの接触部それぞれの窪み部の内側において前記窪み部の内側に配置される前記支持軸を囲繞した状態で固定され、前記支持軸の長手方向における複数箇所で軸受を介して前記支持軸に連結された連結部材を更に備える、
    請求項1または2に記載の美容装置。
  4. 前記2つの接触部のうちの少なくとも1つは、球面部分を有し、前記球面部分の表面に螺旋状に延伸する溝が形成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の美容装置。
  5. 前記2つの接触部のうちの少なくとも1つは、回転楕円体面部分を有し、前記回転楕円体面部分の表面に螺旋状に延伸する溝が形成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の美容装置。
  6. 前記2つの接触部のうちの少なくとも1つは、球面部分を有し、前記球面部分の表面に複数の円環状の溝が形成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の美容装置。
  7. 前記2つの接触部のうちの少なくとも1つは、回転楕円体面部分を有し、前記回転楕円体面部分の表面に複数の円環状の溝が形成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の美容装置。
  8. 前記2つの接触部のうち、前記溝が形成された接触部は、1の回転軸を中心に回転自在であり、
    前記回転軸は、前記溝の中心軸に対して傾斜している、
    請求項4から7のいずれか1項に記載の美容装置。
  9. 前記2つの接触部は、等方性高密度黒鉛または炭素粉末と樹脂とを含む複合材料から形成されている、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の美容装置。
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