JP2014226335A - 美容器 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、本体上に3個のステンレス球が等間隔をおいた状態で、ボール支えを介して回転可能に支持された美顔ローラが記載されている。美顔ローラの各ステンレス球が肌に押し当てられて移動されることにより、肌がマッサージされる。
特許文献1に記載の美顔ローラでは、各ステンレス球は肌を押圧したり、肌の上を転がったりするだけである。このため、ある程度のマッサージ効果を得ることはできても、美肌になるためのマッサージ効果までを得ることは難しかった。
上記美容器について、前記本体には、前記移動方向に移動させるために把持するハンドルが設けられていることが好ましい。この構成によれば、ハンドルを把持して美容器を移動させることにより、容易に美容器を移動させることができる。
図1及び図2に示すように、この実施形態の美容器11は、ハンドル22、本体としてのフレーム12、フレーム12に取り付けられたローラ17〜20を備えている。この美容器11は、後述するように、矢印P1方向又はこの反対方向に移動する。矢印P1方向及びこれと反対方向に延在する軸が移動方向軸となる。
この美容器11のハンドル22の把持部221を把持して、各ローラ17〜20をマッサージしたい箇所の肌34に押し当てる。そして、美容器11を、狭い間隔で配置されたローラ17,18及びローラ19,20の各配置方向と直交する方向に移動させる。例えば、図3における矢印P1方向に移動させる。
この場合、一対のローラ19,20が、その前部側が移動方向の後部側に狭まるとともに交差した軸線を中心にして内向きに回転される。これにより、図4(b)及び図5(b)に示すように、両ローラ19,20間において肌34が、ローラ19,20の回転に伴って、巻き上げるようにして摘み上げられて、マッサージされる。更に、後行する一対のローラ17,18も、先行する一対のローラ19,20と同様に回転する。従って、先行するローラ19,20によって摘み上げられた箇所が、後行するローラ17,18によって、再び、摘み上げられて、マッサージされる。なお、この場合にも、太陽電池パネル33で発電された電力により、ローラ17〜20から肌34及び使用者の手を介して微弱電流が流れて肌34を刺激する。
(1)本実施形態においては、美容器11のフレーム12には2対の支持軸13,14,15,16が突設されている。各支持軸13〜16には、マッサージ用のほぼ球体形状のローラ17〜20がそれぞれ回転可能に支持されている。対となる支持軸13,14及び支持軸15,16は、正面投影において先広がり傾斜状をなすように配置されている。更に、各支持軸13〜16は、フレーム12に各支持軸13〜16が固定された固定位置を基準にして、移動方向軸に対して同じ角度で傾斜するように配置されている。このため、この美容器11を矢印P1方向に移動させると、先行のローラ17,18によって、肌34を押圧するようなマッサージ効果が得られた箇所に、後行のローラ19,20によって再び押圧するようなマッサージ効果が得られる。この美容器11を矢印P1とは逆方向に移動させると、先行のローラ19,20によって、肌34を摘み上げるようなマッサージ効果が得られた箇所に、後行のローラ17,18によって再び摘み上げるようなマッサージ効果が得られる。従って、2対のローラ17〜20によって、肌34の同じ箇所に押圧又は摘み上げのマッサージを短時間で繰り返して行なうことができる。更に、肌は同じ方向に同じ刺激を繰り返して受けるので、リンパの流れを更に促進することができる。
また、この実施形態は、次のように変更してもよい。
・ 上記実施形態においては、2対のローラ17〜20を備えた美容器11とした。複数対のローラを備えた美容器であれば、ローラの数は2対に限定されず、3対以上であってもよい。
また、上記実施形態においては、対となるローラ17,18(19,20)の支持軸13,14(15,16)は、正面投影において先広がり傾斜状をなすように配置した。対となるローラ17,18(19,20)の支持軸13,14(15,16)の配置は、これに限らず、例えば、正面投影において先狭まり傾斜状であってもよい。すなわち、対となるローラ17,18同士が、異なる方向に傾斜していれば、マッサージ効果を得ることができる。
更に、上記実施形態では、移動方向に整列している各支持軸13,15(又は支持軸14,16)の間隔L2は、対となるローラの間隔L1より広くしたが、移動方向に整列している各支持軸13,15(又は支持軸14,16)の間隔L2は、対となるローラの間隔L1と同じでもよいし、狭くてもよい。すなわち、移動方向に整列している各支持軸13,15(又は支持軸14,16)の間隔L2は、肌領域への刺激を連続して行なえる距離であればよい。
・ 図9に示すように、支持軸13〜16の中心軸線100とローラ17〜20の中心軸線101とを一致させず、それらを異なる位置に配置して、支持軸13〜16の中心軸線100に対してローラ17〜20の中心軸線101を傾斜させてもよい。この場合、ローラ17〜20の中心軸線101は支持軸13〜16の中心軸線100に対して交差しても交差しなくてもよい。このようにすれば、図9に2点鎖線で示すように、ローラ17〜20はその回転にともなって揺動するため、皮膚への当接圧力に強弱を付けることができる。中心軸線101を傾斜させたローラは少なくともひとつ設けられる。
・ 図10に示すように、支持軸13〜16の中心軸線100に対してローラ17〜20の中心軸線101を偏心させてもよい。この場合、ローラ17〜20の中心軸線101は支持軸13〜16の中心軸線100に対して平行である。このようにすれば、図10に2点鎖線で示すように、ローラ17〜20は偏心回転するため、皮膚への当接圧力に強弱を付けることができる。中心軸線101を偏心させたローラは少なくともひとつ設けられる。
・ 少なくとも1個のローラ17〜20において、支持軸13〜16をフレーム12に軸受を介して回転可能に支持するとともに、その支持軸13〜16にローラ17〜20を固定させてもよい。従って、この構成においては、支持軸13〜16とローラ17〜20とが一体に回転される。また、この構成において、図示はしないが、少なくとも1個のローラ17〜20において、支持軸13〜16の脚部121に支持される部分と、ローラ17〜20を支持する部分との間において、支持軸13〜16を屈曲または湾曲させてもよい。このようにすれば、支持軸13〜16が全体として「く」の字状やクランク状になる。従って、ローラ17〜20が揺動しながら回転されたり、偏心回転されたりするため、皮膚への当接圧力に強弱を付けることができる。
・ ローラ17〜20の表面の小平面171,181,191,201の形状を変更してもよい。例えば、図11のように四角形にしたり、図12のように細長形状にしたり、図14のように円形状にしたりしてもよい。なお、図12では、ローラ17〜20の最大径部に環状のライン103が付されている。図13のローラ17〜20は、表面が平滑で、小平面171,181,191,201は形成されていないが、その表面を梨地状にしたり、多数の小孔を有するディンプル状にしたりしてもよい。
・ ローラ17〜20として表面に多数のイボ状の突起を有する形状にしてもよい。
・ 少なくとも1個のローラ17〜20において、ほぼ球状あるいはラグビーボール形状等の各種形状のローラ17〜20の皮膚と接する部分における外周の一部または複数部分を凹ませたり、突出させたりしてもよい。このようにすれば、ローラ17〜20の回転にともない、ローラ17〜20間の間隔が変化するため、皮膚への当接圧力に強弱を付けることができる。
更に、フレーム12とハンドル22との回転角度調整は、カラー26の係合突起27を、各対の係合凹部28〜31に係合することにより、段階的に行なった。フレーム12とハンドルとの回転角度の調整は、この構成に限られない。例えば、配列ピッチの形状を変更したり、任意の角度で係止部材を設けたりして、自由に角度調整を行なう機構によって行なってもよい。
・ 長辺上において隣接したり、対角線上において隣接したりするローラ17〜20間に電位差が形成されようにしてもよい。このようにすれば、ローラ17〜20間に交流電流やパルス電流を供給することにより、ローラ17〜20間の皮膚や筋肉に対して電気マッサージを与えることができる。ただし、この場合は、電位差が形成されるローラ17〜20間に電気絶縁構造を設ける必要がある。
Claims (5)
- 複数対の回転体と、
前記各回転体を回転可能に支持する支持軸と、
前記支持軸を固定する本体とを備えた美容器であって、
前記回転体は、使用時に移動する方向に延在する移動方向軸の両側に配置される2つの回転体を1対として、前記移動方向軸に複数対が並んでおり、
前記各回転体の支持軸を、前記本体に前記支持軸が固定された固定位置を基準にして、前記移動方向軸に対して同じ方向側に傾斜させたことを特徴とする美容器。 - 前記固定位置を基準にして、前記各回転体の支持軸を同じ角度で傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の美容器。
- 前記対となる回転体を支持する支持軸の固定位置の固定距離が、他の対における固定距離と一致することを特徴とする請求項1又は2に記載の美容器。
- 2対の前記回転体を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の美容器。
- 前記本体には、前記移動方向に移動させるために把持するハンドルが設けられていること特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の美容器。
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