JP6823557B2 - 水分検知シート - Google Patents

水分検知シート Download PDF

Info

Publication number
JP6823557B2
JP6823557B2 JP2017132789A JP2017132789A JP6823557B2 JP 6823557 B2 JP6823557 B2 JP 6823557B2 JP 2017132789 A JP2017132789 A JP 2017132789A JP 2017132789 A JP2017132789 A JP 2017132789A JP 6823557 B2 JP6823557 B2 JP 6823557B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
base material
detection sheet
moisture detection
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017132789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019015589A (ja
Inventor
光 本泉
光 本泉
孝高 塚田
孝高 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Forms Co Ltd
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2017132789A priority Critical patent/JP6823557B2/ja
Publication of JP2019015589A publication Critical patent/JP2019015589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6823557B2 publication Critical patent/JP6823557B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

本発明は、水分の発生を目視によらずに検知する技術に関する。
近年、医療用製品の多様化に伴い、おむつが乳児用のみならず、高齢者用に開発、販売されている。このようなおむつは、装着者が排泄した後、早めに取り替えることが好ましいため、排泄したことを知らせる仕組みが考えられている。その1つとして、装着者が排泄した場合に変色する仕組みが採用されている。しかしながら、変色によって排泄を知らせるおむつは、乳児の場合は変色を確認しやすいものの、変色を確認するには洋服を脱がせる等しておむつを表出させる必要があるため、高齢者用のおむつとしては採用が難しい。
ここで、基板に導電性パターンを設け、水分等の対象流体と接触した場合に基板が膨張し、この膨張による導電性パターンのインピーダンス変化に基づいて水分の発生を検知するセンサーが、特許文献1に開示されている。また、基板上に、水分を吸収することで膨張する膨張材を設けるとともに、この膨張材上を跨って配線を形成し、膨張材が水分を吸収して膨張することで配線を断線させ、この断線を検知することで、水分の発生を検知するICタグが、特許文献2に開示されている。
そこで、上記のようなセンサーやICタグをおむつに取り付けることで、おむつの装着者が排泄したことを目視によらずに把握することができるようになる。
特許第6126092号公報 特開2008−298694号公報
おむつは装着者が排泄していない場合であっても、装着者の汗等によってその内部に湿気が生じる場合がある。そのため、特許文献1に記載されたセンサーのように、導電性パターンのインピーダンス変化に基づいて水分の発生を検知するものにおいては、装着者が排泄したかどうかを判断するための閾値を設定することが困難であるという問題点がある。このような問題点は、おむつに限らず、周囲の湿度が変化する環境に使用される水分検知シートにおいては同様に生じるものである。
また、特許文献2に記載されたICタグにおいては、基材上に膨張材が設けられているため、その分のコストが必要となってしまうとともに、基板上に膨張材による凹凸が生じていることで、配線を形成することが困難になる等、製造工程が煩雑になってしまうという問題点がある。このような問題点は、おむつに限らず、水分の発生を検知するための水分検知シートにおいては同様に生じるものである。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で水分の発生を容易に検知することができる水分検知シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
被検知体に取り付けられて水分を検知する水分検知シートであって、
水分を吸収した場合に面方向に膨張する基材と、
前記基材に形成されたループ状の配線と、
前記配線の断線を検出し、その検出結果を出力する断線検出手段とを有し、
前記基材の前記配線が形成された領域が、露出または水分が透過可能な保護塗膜で覆われた状態で前記被検知体に取り付けられる。
上記のように構成された本発明においては、被検知体に水分が発生すると、基材が面方向に膨張することになるが、基材のうちループ状の配線が形成された領域が、露出または水分が透過可能な保護塗膜で覆われた状態で被検知体に取り付けられることで、基材の膨張によって配線が断線する。そして、この断線を断線検出手段にて検出し、その検出結果を出力することで、被検知体に水分が発生したことを検知することができる。
このように、配線が形成された基材自体が、水分を吸収した場合に膨張するものであり、その基材の膨張によって配線が断線することで、被検知体に水分が発生したことが検知されるので、インピーダンス変化を用いたり、基材上に膨張材を設けたりすることなく、簡易な構成で水分の発生を容易に検知することができる。
また、基材として、厚さ方向に押圧されて構成された押圧紙を用いれば、配線を形成しやすくなるとともに、被検知体に水分が発生した場合の膨張が顕著となる。
また、配線が基材に埋設されていれば、配線が基材から突出していないことで、製造時において、作業者の手や製造装置等の物体が配線に引っ掛かることがなくなり、製造時に配線が断線してしまうことが回避される。
また、断線検出手段に接続された通信用アンテナを有し、断線検出手段が、検出結果を通信用アンテナを介して無線送信する構成とすることで、水分を検知した旨を、外部装置に無線にて送信することができる。
また、断線検出手段及び通信用アンテナが基材上の配線とは異なる領域に設けられた構成において、基材の断線検出手段及び通信用アンテナが設けられた領域が、水分が透過不可能な保護材で覆われていれば、基材の断線検出手段及び通信用アンテナが設けられた領域は、被検知体に水分が発生した場合でも膨張することが抑制され、それにより、断線検出手段及び通信用アンテナが破壊されてしまうことが回避される。
また、被検知体としておむつを用いれば、おむつの装着者が排泄したことを目視によらずに認識することができる。
本発明によれば、配線が形成された基材自体が、水分を吸収した場合に膨張するものであり、その基材の膨張によって配線が断線することで、被検知体に水分が発生したことが検知される構成としたため、インピーダンス変化を用いたり、基材上に膨張材を設けたりすることなく、簡易な構成で水分の発生を容易に検知することができる。
また、基材が、厚さ方向に押圧されて構成された押圧紙であるものにおいては、配線を形成しやすくなるとともに、被検知体に水分が発生した場合の膨張が顕著となる。
また、配線が基材に埋設されているものにおいては、製造時において、作業者の手や製造装置等の物体が配線に引っ掛かることがなくなり、製造時に配線が断線してしまうことを回避できる。
また、断線検出手段に接続された通信用アンテナを有し、断線検出手段が、検出結果を通信用アンテナを介して無線送信するものにおいては、水分を検知した旨を、外部装置に無線にて送信することができる。
また、断線検出手段及び通信用アンテナが基材上の配線とは異なる領域に設けられた構成において、基材の断線検出手段及び通信用アンテナが設けられた領域が、水分が透過不可能な保護材で覆われたものにおいては、断線検出手段及び通信用アンテナが基材の膨張によって破壊されてしまうことを回避できる。
また、被検知体としておむつを用いれば、おむつの装着者が排泄したことを目視によらずに認識することができる。
本発明の水分検知シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)はベース基材の表面の構成を示す図である。 図1に示した水分検知シートのセンサー配線およびアンテナの形成工程を説明するための図である。 図1に示した水分検知シートの作用を説明するための図である。 図1に示した水分検知シートの使用例を示す図であり、(a)は外観図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の水分検知シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)はベース基材10の表面の構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、ベース基材10の表裏の一部に保護基材20が積層されて構成された水分検知シート1である。
ベース基材10は、繊維素材や不織布等のように水分を吸収することで面方向に膨張する基材の表面に、水分が透過可能な樹脂等の保護塗膜が塗布されて構成された、例えばコート紙等が厚さ方向に押圧されて構成された押圧紙からなる。ベース基材10の一方の面には、銅インクを用いてループ状のセンサー配線13および通信用のアンテナ12が形成されているとともに、これらセンサー配線13および通信用アンテナ12に接続されたICチップ11が搭載されている。
センサー配線13および通信用アンテナ12は、後述する製造工程によってベース基材10に埋設されて形成されている。
ICチップ11は、本願発明における断線検出手段となるものであって、センサー配線13が断線した場合にその旨を検出するとともに、アンテナ12を介して外部装置と通信可能に構成され、検出結果をアンテナ12を介して無線送信する。センサー配線13の断線は、例えば、アンテナ12を介して取得した起電力によってセンサー配線13に電流を流し、この電流がICチップ11にて検知されるか否かによって検出することが考えられる。
保護基材20は、ユポ紙(ユポ・コーポレーション製)等の、水分が透過不可能なものからなり、ベース基材10のうち、ICチップ11およびアンテナ12が設けられた領域を表裏から覆うように積層され、粘着剤(不図示)によってベース基材10に貼着されている。
以下に、上記のように構成された水分検知シート1の製造方法について説明する。
図1に示した水分検知シート1を製造する場合は、まず、ベース基材10の一方の面にセンサー配線13およびアンテナ12を形成する。
図2は、図1に示した水分検知シート1のセンサー配線13およびアンテナ12の形成工程を説明するための図であり、センサー配線13近傍の断面図を示す。
図1に示した水分検知シート1のセンサー配線13およびアンテナ12を形成する場合は、まず、印刷工程として、図2(a)に示すように、銅粒子51が、樹脂と溶剤とからなるバインダー52に含有されてなる銅インク50を、スクリーン印刷によってセンサー配線13およびアンテナ12の形状にベース基材10上に塗布する。この際、ベース基材10が、保護塗膜が塗布されて構成されたコート紙等からなり、また、厚さ方向に押圧されて構成されたものであることで、銅インク50がベース基材10に浸透しにくくなり、センサー配線13およびアンテナ12が形成しやすくなる。
次に、乾燥工程として、銅インク50による塗膜を乾燥させる。この乾燥工程を行うことで、ベース基材10とセンサー配線13およびアンテナ12との密着性がより良好なものとなる。この乾燥工程により、銅インク50内に残存する溶剤が除去され、後述する光焼結工程において、溶剤の気化膨張に起因する微小なクラックや空隙の発生を低減することができる。なお、乾燥工程は、5min以下の時間で行うことが好ましい。
次に、光焼結工程として、図2(b)に示すように、ベース基材10上に塗布された銅インク50による塗膜に対し、キセノンランプによってパルス光を照射する。すると、図2(c)に示すように、銅粒子51が光を吸収することで熱に変換され、銅インク50に含有されるバインダー52が昇華し、銅粒子51が互いに融着した導電性の高い導電膜が形成される。光焼結工程は、銅インク50による塗膜に対してパルス光を短時間照射する処理であるため、ベース基材10を加熱し過ぎることがなく、耐熱性の弱いベース基材10を使用することができる。なお、光焼結工程は、1s以下の時間で行うことが好ましい。
次に、プレス工程として、図2(d)に示すように、例えば、ベース基材10を2つのロールの間に挟んで線加圧することで、ベース基材10を表裏から加圧する。なお、ベース基材10の加圧方法は、2つのロールを用いたものに限らず、ベース基材10を平板で挟んで面加圧することによってもよい。銅インクによる塗膜の内部においては、光焼結工程における急激な発熱により昇華されたバインダー52の部分が空隙となっているため、プレス工程によってベース基材10が表裏から加圧されると、銅インク50による塗膜の内部に存在する空隙が潰され、それにより、例えば10μΩ・cm以下の導電性が良好となったセンサー配線13およびアンテナ12を得ることができる。
また、ベース基材10を表裏から加圧すると、ベース基材10がコート紙等といった柔らかい材料からなるものであることで、図2(e)に示すように、センサー配線13およびアンテナ12がベース基材10に埋設されていき、それにより、センサー配線13およびアンテナ12がその表面のみが表出した状態でベース基材10に埋設されたものとなる。
次に、センサー配線13およびアンテナ12に接続されるようにベース基材10上にICチップ11を搭載し、その後、ベース基材10のうち、ICチップ11およびアンテナ12が設けられた領域を表裏から覆うように保護基材20を積層し、図1に示した水分検知シート1を完成させる。
この際、センサー配線13およびアンテナ12がベース基材10に埋設されたものとなっているため、センサー配線13およびアンテナ12がベース基材10から突出しておらず、それにより、ベース基材10上にICチップ11を搭載したり、保護基材20を積層したりする工程や、その後の水分検知シート1の加工工程において、作業者の手や製造装置等の物体がセンサー配線13やアンテナ12に引っ掛かることがなくなり、製造時にセンサー配線13やアンテナ12が断線してしまうことを回避できる。
以下に、上述した水分検知シート1の作用について説明する。
図3は、図1に示した水分検知シート1の作用を説明するための図である。
図1に示した水分検知シート1は、水分が付着すると、ベース基材10の保護基材20で覆われていない領域においては、ベース基材10が、水分を吸収することで面方向に膨張する基材の表面に、水分が透過可能な樹脂等の保護塗膜が塗布されて構成されたものであることから、付着した水分が吸収され、図3(b)に示すように、図3(a)に示す水分が付着していない状態から、面方向に膨張する。この際、ベース基材10は、繊維が伸びる方向に直交する方向に膨張することになる。また、ベース基材10が、厚さ方向に押圧されて構成された押圧紙からなるものであるため、膨張が顕著なものとなる。
すると、ベース基材10に形成されたセンサー配線13が、銅等の金属からなり、ベース基材10の膨張に伴って伸長可能なものではないことから、ベース基材10の膨張によって断線して断線部13aが生じる。この際、ベース基材10のICチップ11およびアンテナ12が、センサー配線13が設けられた領域とは異なる領域に設けられ、さらに、ベース基材10のうちICチップ11およびアンテナ12が設けられた領域が、水分が透過不可能な保護基材20によってその表裏から覆われて粘着剤によってこの保護基材20が貼着されていることにより、安定した水分の検知が可能となるとともに、ベース基材10のICチップ11およびアンテナ12が設けられた領域は、水分検知シート1に水分が付着した場合に水分が透過しにくく、水分を吸収したとしても膨張することが抑制され、ICチップ11およびアンテナ12が破壊されてしまうことを回避できる。
そして、スマートフォン等の外部装置において、水分検知シート1と通信することで、水分検知シート1に水分が付着しておらずにセンサー配線13が断線していない場合は、センサー配線13に電流が流れていることでICチップ11からは、水分が付着していない旨を示す信号がアンテナ12を介して無線送信され、また、水分検知シート1に水分が付着してセンサー配線13が断線している場合は、センサー配線13に電流が流れないことでICチップ11からは、水分が付着している旨を示す信号がアンテナ12を介して無線送信されることになる。
このように、センサー配線13が形成されたベース基材10自体が、水分を吸収した場合に膨張するものであり、ベース基材10の膨張によってセンサー配線13が断線することで水分検知シート1に水分が付着したことが検知されるので、インピーダンス変化を用いたり、ベース基材10上に膨張材を設けたりすることなく、簡易な構成で水分の発生を容易に検知することができる。また、ICチップ11が、センサー配線13の断線を検出する機能と、その検出結果をアンテナ12を介して無線送信する機能とを合わせ持つことで、これらの機能を1チップで構成することができる。
なお、本形態においては、銅粒子51が、樹脂と溶剤とからなるバインダー52に含有されてなる銅インク50を用いてセンサー配線13およびアンテナ12を形成しているが、導電性粒子が樹脂バインダーに含有してなる導電ペーストを用いてセンサー配線13およびアンテナ12を形成することも考えられる。その場合、導電ペーストは一定の粘性を有するものであるため、物理的な衝撃が加わった場合でもセンサー配線13が断線してしまうことを回避できる。ただし、導電ペーストを用いた場合は、水分が付着した場合でもセンサー配線13が断線しにくくなるため、これらトレードオフとなる条件に合わせて、センサー配線13の幅や厚さを調整する必要がある。
また、本形態は、ベース基材10として、繊維素材や不織布等のように水分を吸収することで面方向に膨張する基材の表面に、水分が透過可能な樹脂等の保護塗膜が塗布されて構成された、例えばコート紙等が厚さ方向に押圧されて構成された押圧紙からなるものを例に挙げて説明したが、繊維素材や不織布等のように水分を吸収することで面方向に膨張する基材がそのまま露出したものを用いてもよい。ただし、保護塗膜が塗布されたコート紙のようなものの方が、上述したように、センサー配線13およびアンテナ12を形成しやすくなる。
また、本形態においては、ベース基材10のうちICチップ11およびアンテナ12が設けられた領域の表裏に、水分が透過不可能な保護基材20を積層して粘着剤によって貼着することで、ベース基材10のICチップ11およびアンテナ12が設けられた領域が、水分検知シート1に水分が付着した場合でも膨張することが抑制され、ICチップ11およびアンテナ12が破壊されてしまうことを回避できる構成としているが、ICチップ11とアンテナ12のうち少なくともアンテナ12を、ベース基材10とは異なるフィルム基材上にエッチングによって形成し、アンテナ12やICチップ11をセンサー配線13に接続する構成とすることも考えられる。この場合、アンテナ12はエッチングによってフィルム基材上に形成されているため、水分が付着した場合でもフィルム基材が膨張することがなく破壊されてしまうことが回避される。
以下に、上述した水分検知シート1の使用例について説明する。
図4は、図1に示した水分検知シート1の使用例を示す図であり、(a)は外観図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
図1に示した水分検知シート1は、例えば図4に示すように被検知体となるおむつ本体40に取り付けられ、おむつ2として使用することが考えられる。
図4に示すおむつ2は、装着側シート41と表出側シート42との間に、吸水材43が挟み込まれて構成されるおむつ本体40に、水分検知シート1が取り付けられて構成されている。水分検知シート1は、表出側シート42と吸水材43との間に挟み込まれ、粘着テープ等で固定される。
上記のように構成されたおむつ2においては、装着側シート41が水分を透過可能な材料から構成されていることにより、装着者が装着側シート41を装着面として装着した状態で排泄すると、排泄物による水分が装着側シート41を透過して吸水材43に吸収される。
そして、吸水材43に吸水された水分が水分検知シート1に付着することで、上述したようにベース基材10が膨張してセンサー配線13が断線し、この断線が検出されることで、おむつ2の装着者が排泄したことを目視によらずに認識することができる。
なお、図1に示した水分検知シート1は、上述したようにおむつ2に限らず、建築部材のジョイント部分等に使用して漏水等を検知することもできる。
1 水分検知シート
2 おむつ
10 ベース基材
11 ICチップ
12 アンテナ
13 センサー配線
13a 断線部
20 保護基材
40 おむつ本体
41 装着側シート
42 表出側シート
43 吸収材
50 銅インク
51 銅粒子
52 バインダー

Claims (6)

  1. 被検知体に取り付けられて水分を検知する水分検知シートであって、
    水分を吸収した場合に面方向に膨張する基材と、
    前記基材に形成されたループ状の配線と、
    前記配線の断線を検出し、その検出結果を出力する断線検出手段とを有し、
    前記基材の前記配線が形成された領域が、露出または水分が透過可能な保護塗膜で覆われた状態で前記被検知体に取り付けられる、水分検知シート。
  2. 請求項1に記載の水分検知シートにおいて、
    前記基材は、厚さ方向に押圧されて構成された押圧紙である、水分検知シート。
  3. 請求項1に記載の水分検知シートにおいて、
    前記配線は、前記基材に埋設されている、水分検知シート。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の水分検知シートにおいて、
    前記断線検出手段に接続された通信用アンテナを有し、
    前記断線検出手段は、前記検出結果を前記通信用アンテナを介して無線送信する、水分検知シート。
  5. 請求項4に記載の水分検知シートにおいて、
    前記断線検出手段及び前記通信用アンテナは、前記基材上の前記配線とは異なる領域に設けられ、
    前記基材は、前記断線検出手段及び前記通信用アンテナが設けられた領域が、水分が透過不可能な保護材で覆われている、水分検知シート。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の水分検知シートにおいて、
    前記被検知体が、おむつである、水分検知シート。
JP2017132789A 2017-07-06 2017-07-06 水分検知シート Active JP6823557B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132789A JP6823557B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 水分検知シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132789A JP6823557B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 水分検知シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019015589A JP2019015589A (ja) 2019-01-31
JP6823557B2 true JP6823557B2 (ja) 2021-02-03

Family

ID=65357584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017132789A Active JP6823557B2 (ja) 2017-07-06 2017-07-06 水分検知シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6823557B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7137510B2 (ja) * 2019-03-28 2022-09-14 トッパン・フォームズ株式会社 排尿検知タグ及びこれが取り付けられたおむつ
JP7173935B2 (ja) * 2019-07-30 2022-11-16 トッパン・フォームズ株式会社 水分検知タグ及びこれが取り付けられた排泄ケア用具
JP7313675B2 (ja) * 2019-09-02 2023-07-25 浩康 岩田 液体検知センサ、検知対象物、及び液体検知システム
JP7254672B2 (ja) * 2019-09-30 2023-04-10 トッパン・フォームズ株式会社 水分検知構造
JP7458570B2 (ja) 2020-03-30 2024-04-01 Toppanホールディングス株式会社 非接触通信媒体
JP7496249B2 (ja) 2020-06-15 2024-06-06 日本メクトロン株式会社 部品実装基板、及び、部品実装基板の製造方法
SE2051510A1 (en) * 2020-12-21 2022-06-22 Digital Tags Finland Oy Liquid detection rfid tag arrangement
JP2023123070A (ja) * 2022-02-24 2023-09-05 日本メクトロン株式会社 オムツ用センサ、紙オムツ、及び、紙オムツキット
JP2023124034A (ja) * 2022-02-25 2023-09-06 日本メクトロン株式会社 部品実装基板

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4059810B2 (ja) * 2003-06-11 2008-03-12 株式会社クボタ コンバイン用脱穀機
JP2008298694A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Daiwa House Ind Co Ltd Icタグ、過湿・入水検知対象物の構造及び外壁構造
JP5257014B2 (ja) * 2008-11-19 2013-08-07 富士通株式会社 液漏れ検出方法及び液漏れ検出システム
JP4815643B1 (ja) * 2010-04-16 2011-11-16 幸裕 福島 尿センサ用uhf帯icタグおよび尿センサ用hf帯icタグ
US9681996B2 (en) * 2011-08-11 2017-06-20 3M Innovative Properties Company Wetness sensors
KR101498112B1 (ko) * 2012-06-15 2015-03-04 (주)아이티헬스 전도성 섬유형의 도선을 이용한 대소변 감지센서 및 감지장치
JP6376527B2 (ja) * 2013-12-12 2018-08-22 国立大学法人山形大学 液体検知装置
WO2017065164A1 (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 株式会社村田製作所 液体検出用rfidタグ及びおむつ用吸水材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019015589A (ja) 2019-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6823557B2 (ja) 水分検知シート
US10098223B2 (en) Sensor device with a flexible electrical conductor structure
US9498394B2 (en) Absorbent pad, absorbent article, and method for manufacturing an absorbent pad
JP6806295B2 (ja) おむつ用液体検知センサおよび液体検知装置
JP2000093448A (ja) おむつ用センサおよびこれを内蔵したおむつ
JP6376527B2 (ja) 液体検知装置
WO2016165406A1 (zh) 尿布用传感器、其制备方法及尿布
CN105283158A (zh) 在吸收性物品中固定导电线的方法
JP2011075347A (ja) 水分センサ
WO2017008460A1 (zh) 尿布用传感器及尿布
JP7496249B2 (ja) 部品実装基板、及び、部品実装基板の製造方法
JP6806294B2 (ja) 液体検知センサおよび液体検知装置
JP2021197465A (ja) 部品実装基板
JP7493440B2 (ja) 部品実装基板、及び、部品実装基板の製造方法
JP2021050958A (ja) 水分検知タグ及びこれが取り付けられた排泄ケア用具
JP7173935B2 (ja) 水分検知タグ及びこれが取り付けられた排泄ケア用具
US10499497B2 (en) Stretchable circuit board and stretchable circuit board manufacturing method
JP2020165653A (ja) 排尿検知タグ及びこれが取り付けられたおむつ
US20190192036A1 (en) Electronic device and method of manufacturing electronic device
CN204839961U (zh) 一种尿湿探头及应用该尿湿探头的纸尿裤
JP2021050957A (ja) 水分検知タグ及びこれが取り付けられた排泄ケア用具
JP2021050947A (ja) 水分検知タグ及びこれが取り付けられた排泄ケア用具
CN110996409B (zh) 均热防烫伤石墨烯发热片及其制备方法
US20190045620A1 (en) Sensor device with a flexible electrical conductor structure
JP2022148436A (ja) 水分検知タグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200309

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6823557

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350