JP6806295B2 - おむつ用液体検知センサおよび液体検知装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、おむつの交換直後において被介護者が失禁をする場合もあり、この状態のまま時間が経過すると排尿等による匂いが充満したり、これが重なるうちに被介護者に、いわゆるおむつかぶれを発症させる場合も生ずる。
したがって介護者に不要な労力が発生し、さらに被介護者の睡眠等を妨害することにもなる。このために、介護者がおむつを開けなくても、失禁を検知することができる失禁検知センサが提案されている。
この共振回路としては、銅もしくはアルミニウムなどの金属をエッチング処理により作成したものが用いられており、前記コンデンサを形成する一対の電極間に配置された誘電体が、例えば尿を吸水したか否かを検知するように構成されている。
そして、前記した失禁検知センサは、水洗いして乾燥させることにより、再利用が可能であることを、特許文献1において特徴点として挙げている。
これによると、ICチップを搭載したセンサに比較して、格段に安価な液体検知センサを提供することができ、この液体検知センサをおむつに装着することで、失禁検知センサとして好適に利用することができ、しかもその都度使い捨てとする運用形態を採用することができる。
また、この種の液体検知センサは、この検知センサの基材となるフィルムシートは通気性を疎外するために、おむつに装着することにより、おむつの蒸れの発生要因となる。したがって、液体検知センサに、おむつの蒸れを防止させる工夫を施すことも実用上において重要な課題となる。
また、違和感なく装着でき、LC回路による2つのディップの検出が可能であり、尿漏れを検出できることが、回路が形成された可撓性のシート状フィルムに貫通孔を形成し、しかもおむつパッドまたはおむつ内部に固定することで可能になる。
一方、おむつ用液体検知センサからの情報を取得するリーダにおいては、例えばベッド上の被介護者の存在(おむつの存在)および失禁状態か否かの検証も行うことが可能であり、介護者および被介護者の双方において、その扱いに負担の少ない液体検知装置を提供しようとするものである。
この構成によると、広い面積をカバーする引き回し配線を備えることができるので、共振周波数にずれを生じさせることなく、液体検知の信頼性を向上させたおむつ用液体検知センサを提供することができる。
この場合、前記第2センサは必ずしもおむつ内部にある必要はなく、おむつパッドまたはおむつの外側にあってもよいし、またはおむつカバーなどに装着されて使いまわしとして利用することもできる。
図1に示すように、介護施設における被介護者のベッド1には、リーダ11がベッドごとに個別に設置され、このリーダ11から伸びるアンテナ12が、例えばベッド1とベッド上の敷き布団との間、もしくはベッド1の裏面側に取り付けられる。
この検知センサ21には、後で詳細に説明するが、コンデンサC1およびコイルL1とにより形成された共振回路が搭載されている。そして、この共振回路が前記リーダ11に接続されたアンテナ12から出射される検知電波に応答するか否かにより、被介護者2のおむつ3の状態、すなわち乾燥状態かもしくは濡れた状態かを前記リーダ11において検知するように作用する。
また、ホストコンピュータ5は、設定されたプログラムにしたがって、介護者7が所持する携帯型受信装置8に対して、無線LANの送受信装置6を利用して情報を伝達するように動作する。
被介護者に装着されたおむつ3内には、前記した検知センサ21が装着されており、被介護者のベッドには前記したとおり、リーダ11に接続されたアンテナ12が配置されている。なお、リーダ11には前記アンテナ12に対して検知電波を送信するための検知電波送信装置13と、検知電波送信装置13に接続された判別装置14とが備えられている。前記判別装置14は検知電波送信装置13における送信側電流の変化を検知することでおむつ3に装着された検知センサ21の状態を判別するものであり、その詳細な説明は後述する。
このおむつ用液体検知センサ21は、可撓性のシート状フィルムを基材として、当該基材上に導電性インキを用いて、コンデンサC1とコイルL1、およびその両者を接続して共振回路を形成する引き回し配線とが形成される。
またこの実施の形態においては、導体を形成する導電性インキと共に、コンデンサC1には誘電体、また引き回し配線に交差するようにして水分を含んで膨張することで、もしくは水分を含んで溶解することで、引き回し配線を切断する配線破壊層が成膜される。
また異種の材料を積層して構成することができるので、これから説明するLC共振回路以外に、各種のデバイスを平面的にまたは厚さ方向に形成することも可能となる。
また前記第1電極(下部電極)23の成膜と同時に、バイパス線24も導電性インキによって印刷により成膜される。このバイパス線24はコンデンサC1の後述する上部電極とコイルL1の内側端部を接続する機能を果たす。
これらの短冊状に成膜された各配線破壊層26は、この配線破壊層26の上に重ねて成膜される後述する引き回し配線と交差するように配置される。
また絶縁層27が、前記したバイパス線24の一部を覆うようにして成膜される。この絶縁層27は前記バイパス線24と、後述するコイル導体とが短絡するのを防止する機能を果たす。
なお、前記した誘電体層25と配線破壊層26および絶縁層27は、同一材料を1回の印刷で形成しても良く、また別の材料を2回以上に別けて印刷しても良い。
そして、前記引き回し配線30の基材22面上における長さ寸法、すなわち図5に示す例においては、前記引き回し配線30の矩形状に形成されたループと、接続線30a,30bを含む引き回し配線30の全体の長さ寸法は、長方形状のコイル導体29の長辺の長さ寸法よりも大きく成形される。なお図5に示したコイル導体29はほぼ正方形に形成されており、この場合においては、前記したコイル導体29の長辺の長さ寸法は、正方形の一辺の長さ寸法ということになる。
なお、図5に示したコイル導体29は、前記したとおりほぼ正方形に形成されているが、このコイル導体29の外形形状は、例えば円形状に形成することもできる。この場合には、引き回し配線の長さ寸法は、円形状コイル導体の直径よりも大きく成形されることが望ましい。
そして好ましい1つの形態においては、前記配線破壊層26として、水分を含んで膨張する膨張材料層が利用される。この膨張材料層を用いた検知センサ21によると、検知センサ21に水分が侵入した場合には、配線破壊層26としての膨張材料層は水分を含んで膨張し、この膨張作用により配線破壊層(膨張材料層)26に重ねて成膜された前記引き回し配線30を切断するように作用する。
前記した水分により膨張もしくは溶解する配線破壊層26を利用することにより、検知センサ21のLC共振回路は機能を停止して、前記したリーダ11から投射される検知電波には反応しなくなる。
なお、ここではすべてを印刷で作製した例を示しているが、コイルとコンデンサは従来のアルミのエッチングなどの手法を用いて作製し、引き回し部分の壊れる構造を印刷で作製してもよい。
また、前記導電性インキとしては、低温で導電性を有する銀ペースト、銀銅ナノペースト等が用いられる。
そして、おむつ用液体検知センサ21は、おむつパッドあるいはおむつの不織布に固定される(図7)。
フィルム基材22に穿設される多数の貫通孔32については、図5に示す例においてはほぼ同一径のものを規則的に配列しているが、これら貫通孔32の大きさは任意になされ、不規則に配列されていても、その作用は同様である。
なお、前記フィルム基材22の裏面に備えられた前記接着層については、図7に示す断面図に基づいて後で説明する。
この図6に示す例においては、前記往路配線30cと復路配線30dはL字状に形成されて、配線破壊層26の上面に沿って成膜されている。しかし、このような形状は失禁でおむつの濡れやすい部分に配置するようにデザインすればよい。
そして、図6に示す例においても往路配線30cと復路配線30dによる引き回し配線の長さ寸法は、長方形状のコイル導体29の長辺の長さ寸法よりも大きく成形されている。
また、前記フィルム基材22における前記コンデンサC1、コイルL1および引き回し配線(30c,30d,30e)が配置された表面とは反対面の裏面に、接着層が形成されている点についても図5に示した例と同様である。
さらに、前記コンデンサC1、コイルL1および引き回し配線30の配置位置を避けて、フィルム基材22に多数の貫通孔32が穿設されている点についても図5に示した例と同様である。
なお、図5および図6に示したおむつ用液体検知センサにおいては、図には示されていないが、前記基材22とコイルL1を形成する渦巻き状導体29との間にも、配線破壊層26を成膜することで、コイルL1の形成領域にも液体検知面積を拡大させることができる。
この例に示すおむつ3は、防水シート41を外側にして、その内側に不織布42が配置されて、おむつカバーが形成されている。そして、おむつカバーの不織布42の内側に、比較的厚手の吸水層43が配置され、吸水層43の内側が装着者(被介護者)の腰回りに接する不織布44が重ねられており、吸水層43と不織布44によりおむつパッドが構成されている。
おむつ3に対する検知センサ21の前記した配置構成により、被介護者の失禁による排尿は、おむつ3の内側の不織布44から検知センサ21のフィルム基材22に施された貫通孔32等を介して、吸水層43側に吸収される。この時、検知センサ21に施された前記した配線破壊層26は水分を吸収し、すでに説明した作用により前記引き回し配線30は破壊される。
前記検知センサ21に形成されたLC共振回路は、例えば11MHz付近に共振特性を持たせたものが利用される。そして、図3に示したリーダ11の検知電波送信装置13は、13.56MHzを中心にして±数MHzの範囲で周波数がスイープする検知電波をアンテナ12に供給する。
したがって、ベッド1上の被介護者2のおむつ3に装着された検知センサ21は、ベッド1に敷設された前記アンテナ12より、周波数がスイープする電磁波を受けることになる。
交流磁界の周波数fGがスイープし、検知センサ21のLC共振回路の共振周波数fR1に一致した場合(fG1=fR1)には、検知センサ21のLC共振回路が共鳴振動を発生する。これにより、アンテナ12は磁場に必要なエネルギーを供給するように作用し、アンテナ12への供給電流IGが増大する。
この状態は、リーダ11の検知電波送信装置13側における発振コイルの電圧の減少(dip)として捕らえることができ、図3に示す判別装置14において、このdipを検知することができる。
また、被介護者2のおむつ3が濡れた状態においては、前記した引き回し配線30の少なくとも一部が破壊されて、LC共振回路は動作不能となるために、前記dipは検出されず、これにより被介護者2は失禁の状態であると判断することができる。
リーダ11が前記dipを検知しない場合には、図1に示したとおりリーダ11より、介護施設のホストコンピュータ5に対して、例えば無線LANを利用してその情報がベッドのアドレスコードと共に伝送される。
そこで、第2の実施の形態においては、水分によって一部が壊れる前記した検知センサを第1検知センサとして利用すると共に、第1検知センサの共振周波数とは異なる共振周波数を有し、水分によって共振回路が破壊されない第2検知センサを備えた液体検知装置が提供される。
この場合、前記第1検知センサと第2検知センサとは、1つのフィルム基材22上に構成されていてもよく、また単独に構成された2つの検知センサが個別におむつ3に装着されていてもよい。
また、第2検知センサとしては、第1検知センサと同様に構成し、かつセンサ上に樹脂コートして水分の影響を遮断したものを利用することもできる。
この場合、第2センサは必ずしもおむつ内部にある必要はなく、おむつパッドまたはおむつの外側にあってもよいし、またはおむつカバーなどに装着され使いまわしとして利用してもよい。
図9に示すグラフは、図8に示すグラフの検知特性に加えて、第2検知センサによるdip(fG2=fR2)を検知するように構成される。
この場合、第2検知センサ21のLC共振回路の共振周波数fR2は、好ましくは14MHzに設定される。
ステップS2において、リーダ11における判別装置14は、この状態における第1と第2の検知センサによる前記したdipの有無を検出する。
また、ステップS5において、dipがfR1付近に存在しない(No)と判定された場合には、ステップS7に示されたように、被介護者2はベッド1に存在し、おむつ3は濡れた状態であると判断する。
なお、図10に示す動作フローにおいては、前記したステップS1〜S8の動作が繰り返されて、リアルタイムに検知動作がなされるが、その一巡の最終ステップには、ステップS9で示す所定の待ち時間の処理が挿入され、処理動作のタイミングが調整される。
なお、この発明に係る液体検知装置は、基本的には検知センサ21とリーダ11との組み合わせにより構成することができるので、前記した介護施設において利用できるだけでなく、在宅介護などにおいても、充分にその機能を発揮することができる。
2 被介護者
3 おむつ
5 ホストコンピュータ
6 無線LAN送受信装置
7 介護者
8 携帯型受信装置
11 リーダ
12 アンテナ
13 検知電波送信装置
14 判別装置
16 液体検知装置(失禁検知装置)
21 おむつ用液体検知センサ(失禁検知センサ)
22 フィルム基材
23 第1電極(下部電極)
24 バイパス線
25 誘電体層
26 配線破壊層
27 絶縁層
28 第2電極(上部電極)
29 コイル導体
30 引き回し配線
30a 接続線
30b 接続線
30c 往路配線
30d 復路配線
30e 折り返し先端部
32 貫通孔
33 接着層
41 防水シート
42 不織布
43 吸水層
44 不織布
C1 コンデンサ
L1 コイル
Claims (7)
- 可撓性のシート状フィルムを基材として、当該基材面上にコンデンサおよびコイル導体とが形成されると共に、隣接して配置された前記コンデンサとコイル導体との間において両者を接続する2本の配線が、前記基材面上に前記コンデンサとコイル導体と共に、導電性インキを用いて塗布もしくは印刷により施されることで共振回路が形成され、
前記2本の配線のうちの一方が、前記コンデンサを形成する第1電極と、渦巻状に形成されたコイル導体の一方の端部を接続する引き回し配線であり、
前記2本の配線のうちの他方が、前記コンデンサを形成する第2電極と、前記コイル導体の他方の端部を接続するバイパス線であり、
前記引き回し配線の基板面上における長さ寸法が、長方形コイル導体の長辺の長さ寸法もしくは円形状コイル導体の直径よりも大きく成形され、
かつ前記基材と前記引き回し配線との間には、水分を含んで膨張することで、もしくは水分を含んで溶解することで、前記引き回し配線を切断する配線破壊層が配置されると共に、前記フィルム基材には前記コンデンサとコイル導体および引き回し配線の配置位置を避けて多数の貫通孔が穿設され、
前記引き回し配線は、折り返し先端部において往路配線と復路配線とを接続した一本の導体配線により形成され、前記往路配線と復路配線が、前記基材面上において隣接した状態で配置されていることを特徴とするおむつ用液体検知センサ。 - 前記フィルム基材における前記コンデンサ、コイル導体および引き回し配線が配置された面とは反対面に、接着層を備えたことを特徴とする請求項1に記載のおむつ用液体検知センサ。
- 水分を含んで膨張もしくは溶解する前記配線破壊層が、前記引き回し配線の長手方向に沿った複数か所において、前記引き回し配線の長手方向に交差するようにして配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のおむつ用液体検知センサ。
- 水分を含んで膨張する前記配線破壊層にポリアクリル酸ナトリウムが用いられ、水分を含んで溶解する前記配線破壊層に低重合度のポリアクリル酸、あるいはポリビニルアルコールが用いられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のおむつ用液体検知センサ。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたおむつ用液体検知センサが、おむつパッドあるいはおむつカバーの内部に固定され、フィルム基材は接着剤で不織布に固定され、前記引き回し配線は、おむつパッドあるいはおむつカバー内部の吸水層と接していることを特徴とするセンサ付おむつ。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたおむつ用液体検知センサをおむつに取り付けた状態で、前記おむつ用液体検知センサの状態を非接触で検知する液体検知装置、もしくは請求項4に記載されたセンサ付おむつに装着されたおむつ用液体検知センサの状態を非接触で検知する液体検知装置であって、
前記おむつ用液体検知センサと、前記おむつ用液体検知センサに対して、検知電波の周波数をスイープさせて出射する検知電波出射手段と、前記液体検知センサの共振周波数に一致した時の前記検知電波出射手段における送信側電流の変化を検知することで、前記おむつの濡れもしくは乾燥状態を判別する判別手段とを備えたことを特徴とする液体検知装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたおむつ用液体検知センサを第1液体検知センサとしておむつに取り付け、前記第1液体検知センサの共振周波数とは異なる共振周波数を有する共振回路を備えると共に、水分によって共振回路が破壊されない第2液体検知センサを前記第1液体検知センサと共に前記おむつにさらに取り付けた状態で、前記第1液体検知センサの状態および第2液体検知センサの状態をそれぞれ非接触で検知する液体検知装置であって、
前記第1液体検知センサと、前記第2液体検知センサと、前記第1液体検知センサおよび第2液体検知センサに対して、検知電波の周波数をスイープさせて出射する検知電波出射手段と、前記第1液体検知センサおよび第2液体検知センサの共振周波数に一致した時の前記検知電波出射手段における送信側電流の変化をそれぞれ検知することで、前記おむつの装着者の存在および前記おむつの濡れもしくは乾燥状態を判別する判別手段とを備えたことを特徴とする液体検知装置。
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