JP6823506B2 - パン搬送装置 - Google Patents

Description

本発明は、食パンや菓子パンなどのパンを搬送するためのパン搬送装置に関するものである。

食パンや菓子パンなどのパンは、一連の製造工程を経て作製される。製造工程の一工程であるプルーファ工程では、プルーファ装置によりパンの生地塊（以下、パン生地と称す。）が発酵され、次のハース工程において、発酵したパン生地がパン焼成装置であるグリッドル装置により焼成される。焼成されたパンは、グリッドル装置が備えるパン搬送装置により、次工程へ移送するための搬送手段に移載される。

特許文献１は、グリッドル装置の一例を開示する。このグリッドル装置では、搬送コンベアを構成する無端ベルトに連結されるハースにパン生地が載置され、パン生地が搬送されつつ焼成され、無端ベルトの搬送方向に関し下流側端部において、パン生地が載置部から排出コンベアに移載される構成である。

米国特許第２８５９７１３号明細書

特許文献１のパン搬送装置は、無端ベルトに連結されるハース上に載置されているパン生地が、排出コンベアが備える載置部上に自由落下する構成である。従って、排出コンベアの載置部上において、所定の位置とは異なる場所にパン生地が載置される場合や、パン生地が連続的に落下するとパン生地同士が衝突しパン生地にキズが生じる場合がある。

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものである。すなわち、搬送されるパンを所定の位置に移載することができるパン搬送装置を提供することを目的とする。

なお、パンの製造工程において、一般的に、焼成が完了した物品はパンと称され、焼成される前の物品はパン生地と称される。従って、本明細書では、焼成される前の状態、カッププレートコンベアやハースプレートコンベアにより搬送行程において一部が焼かれている状態の生産品を、パン生地と称し、ハースプレートコンベアによる搬送行程において焼成が完了した（二面が焼かれた）状態の生産品は、パンと称する。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のパン搬送装置の第１の態様は、パンを搬送するためのパン搬送装置であって、前記パンが載置される容器を有し、前記容器を搬送方向に搬送するためのコンベア装置と、前記搬送方向に関し前記コンベア装置の下流端部側に配置され、前記容器と協働し前記パンを解放可能に支持するガイド部材と、前記コンベア装置により搬送される前記パンを排出するためのシュート部材と、を備える。

また、本発明のパン搬送装置の第２の態様によれば、第１の態様のパン搬送装置であって、前記コンベア装置は、一対の回転体と、前記一対の回転体に巻回され前記容器が連結される無端回動体と、を有し、前記ガイド部材は、前記一対の回転体の内、前記搬送方向に関し下流側に配置される回転体の半径方向外方で弧状に延在する。

本発明のパン搬送装置の第３の態様によれば、第１又は第２の態様のパン搬送装置であって、前記ガイド部材と前記シュート部材とは、互いに離間配置されている。

さらに、本発明のパン搬送装置の第４の態様によれば、第１乃至第３のいずれかの態様のパン搬送装置であって、前記シュート部材は、鉛直方向に対し傾斜している。

また、本発明のパン搬送装置の第５の態様によれば、第１乃至第４のいずれかの態様のパン搬送装置であって、前記ガイド部材は、鉛直方向に関し移動可能である。

本発明のパン搬送装置の第６の態様によれば、第１乃至第５のいずれかの態様のパン搬送装置であって、前記ガイド部材の曲率中心は、前記下流側に配置される前記回転体の曲率中心からずれるように配置され、前記ガイド部材の一端部と前記無端回動体との距離は、前記ガイド部材の他端部と前記無端回動体との距離より、小さく寸法付けされている。

また、本発明のパン搬送装置の第７の態様によれば、第６の態様のパン搬送装置であって、前記ガイド部材の曲率中心は、前記無端回動体の曲率中心に対し、鉛直方向上方に位置する。

本発明のパン搬送装置によれば、容器とガイド部材とによるパンの拘束を解放しシュート部材に移載するタイミングを設定できるので、パンを所定位置に確実に移載することができる。

（ａ）は、本発明の実施形態であるパン焼成装置の平面図であり、（ｂ）は、本発明の実施形態であるパン焼成装置の正面図である。 （ａ）は、図１（ｂ）の矢印Ｘ方向から見た図であり、（ｂ）は、図１（ａ）、（ｂ）に示すパン焼成装置の一部を示す平面図ある。 （ａ）は、図１（ａ）、（ｂ）に示すパン焼成装置に組み込まれているパン搬送装置の排出機構を拡大して示す拡大部分正面図であり、（ｂ）は、図３（ａ）を矢印Ｙ方向から観た図である。 （ａ）は、ガイド部材の正面図であり、（ｂ）は、ガイド部材の一部を示す側面図であり、（ｃ）は、ガイド部材の一部を示す平面図である。 （ａ）は、シュート部材の正面図であり、（ｂ）は、シュート部材の一部側面図である。 （ａ）は、ハースプレートの正面図であり、（ｂ）は、ハースプレートの平面図である。

以下に、本発明のパン搬送装置を適用した実施形態であるグリッドル装置、すなわちパン焼成装置１について図面を参照しつつ説明する。なお、図面において同一部分は同一符号で示してある。以下説明する実施形態は例示として説明するものであり、本発明を限定するものではないことは言うまでもない。

図１（ａ）は、本発明の実施形態であるパン焼成装置１の平面図であり、図１（ｂ）は、本発明の実施形態であるパン焼成装置１の正面図であり、図２（ａ）は、図１（ｂ）の矢印Ｘ方向から見た図であり、図２（ｂ）は、図１（ａ）、（ｂ）に示すパン焼成装置１の一部を示す平面図あり、図３（ａ）は、図１（ａ）、（ｂ）に示すパン焼成装置１に組み込まれているパン搬送装置であるハースプレートコンベア７の排出機構１１を拡大して示す拡大部分正面図であり、図３（ｂ）は、図３（ａ）を矢印Ｙ方向から観た図である。さらに、図４（ａ）は、ガイド部材１３の正面図であり、図４（ｂ）は、ガイド部材１３の一部を示す側面図であり、図４（ｃ）は、ガイド部材１３の一部を示す平面図であり、図５（ａ）は、シュート部材１５の正面図であり、図５（ｂ）は、シュート部材１５の一部側面図である。図６（ａ）は、ハースプレート７３の正面図であり、図６（ｂ）は、ハースプレート７３の平面図である。

なお、図２（ａ）では、トッププレートコンベア３を割愛し、カッププレートコンベア５、ハースプレートコンベア７のみが示されている。また、図３（ａ）において、複数のハースプレート７３及びパンＢが互いに重なるように記載されているが、ハースプレート７３及びパンＢが、下流側回転体７５の回りを回動する際の移動軌跡を示すことを目的とし記載されており、本実施形態は、搬送方向Ｐに沿ってハースプレート７３及びパンＢが、搬送方向Ｐに関し互いに重なることはない。また、図３（ａ）では、図面の明瞭化のため、無端回動体７６は、断続的に示され、図３（ｂ）では、ガイド部材１３とシュート部材１５は、ハースプレートコンベア７の幅方向に関する中点で切断され、それぞれの半分を示している。

図１に示されるように、パン生地を焼成するためのグリッドル、すなわちパン焼成装置１が図中左右方向に延在する。パン焼成装置１は、３つのパン搬送装置を備え、図１（ｂ）の上方から下方へトッププレートコンベア３、カッププレートコンベア５、ハースプレートコンベア７が配置されている。カッププレートコンベア５には、前工程のプルーファ装置（不図示）で発酵したパン生地が移載され、図１（ａ）、（ｂ）中の右側から左側へパン生地を搬送する。

なお、トッププレートコンベア３は、パン生地係止部材を備え、カッププレートコンベア５と同方向（図１（ｂ）中の左方向）に走行する。カッププレートコンベア５のカッププレート（不図示）に対し直上に位置するようにパン生地係止部材が走行し、カッププレートコンベア５が備えるカッププレートに保持されているパン生地Ｂが焼成される際に膨らむ程度（図１（ｂ）の上方向寸法）が調整される。

さらに、カッププレートコンベア５に保持されるパン生地が、カッププレートコンベア５の右端回転体５２から左端回転体５１の近傍へ到達すると、カッププレートコンベア５の直下に配置されているハースプレートコンベア７を構成するハースプレート７３（図６（ａ）、（ｂ）参照。）上にパン生地が落下する。

ハースプレートコンベア７は、搬送方向Ｐに沿って下流側に配置される下流側回転体７５と、上流側に配置される上流側回転体７１と、下流側回転体７５及び上流側回転体７１に巻回される無端回動体７６と、を備える。

２つの無端回動体７６が、図１（ａ）の上下方向（すなわち、図１（ｂ）の奥行き方向）に、離間配置されている。離間配置される一対の無端回動体７６間には、両方の無端回動体７６を連結する連結部材（不図示）により連結され、連結部材は、一対の無端回動体７６の周方向において等間隔で複数配置されている。この連結部材には、板状の部材であるハースプレート７３が配置されている。ハースプレート７３は、一対の無端回動体７６の間であって、その周方向に等間隔に配置されている。もちろん、搬送対象物の種類、寸法等に応じて、ハースプレート７３の間隔や寸法は適宜変更できることは言うまでもない。

ハースプレートコンベア７のハースプレート７３に載置されたパン生地は、図１（ｂ）中において、上流側回転体７１側から下流側回転体７５側への搬送方向Ｐに搬送される。この送り行程（図１中の上流側回転体７１側から下流側回転体７５側への行程）において、パン生地の焼成がなされる。なお、ハースプレートコンベア７のハースプレート７３の下面側には、焼成用の加熱手段９１が配置されていることは言うまでもない。

送り行程を走行するハースプレート７３が下流側回転体７５を通過し、戻り行程（図１中の下流側回転体７５側から上流側回転体７１側への行程）に到達するときには、ハースプレート７３に載置されているパンＢが反転し、パンＢを次工程（図２Ｂの矢印方向）に移送するためのベルトコンベア１０１へ移載される。

また、カッププレートコンベア５の、パン生地を保持するカッププレートの下面側には、ハースプレート７３の下面側に配置される加熱手段９１と同じ構成の加熱手段９１が配置されている。従って、パン生地の一方の面が、カッププレートによりパン生地が搬送されている間に焼成される。そして、カッププレートからハースプレート７３に移載される際には、パン生地の上下がひっくり返され、パン生地の他方の面が、ハースプレート７３により搬送されている間に焼成され、パンＢの表裏面の焼成が完了する。

以下に、ハースプレートコンベア７の下流側回転体７５側に配置される排出機構１１について説明する。排出機構１１は、主として、ハースプレート７３と、ガイド部材１３と、シュート部材１５と、から構成される。なお、ハースプレート７３は、前述のハースプレートコンベア７を構成する部材でもある。

ハースプレート７３は、図６（ａ）に示されるように、搬送方向Ｐに関し、上流側の上流側縁部７３ａと下流側に位置する下流側縁部７３ｂと、上流側縁部７３ａ及び下流側縁部７３ｂを連結する平坦部７３ｃを有する。下流側縁部７３ｂは、平坦な平坦部７３ｃの一端部から、平坦部７３ｃに対し垂直な方向で図６（ａ）において上方に延在する。従って、下流側縁部７３ｂは、パンＢの搬送方向Ｐの下流側に関する移動を規制することができる。

ハースプレート７３が下流側回転体７５の回りを通る際に、ハースプレート７３と対向するように、ガイド部材１３及びシュート部材１５が筐体１７に固定されている。ガイド部材１３は、下流側回転体７５の外径寸法より大きい曲率半径を有し、曲率中心Ｒは、下流側回転体７５の回転中心ｒに一致するように位置付けられている。従って、ハースプレート７３は、図３（ａ）の正面視において下流側回転体７５とガイド部材１３及びシュート部材１５とにより規定される略弧状空間内を走行する。

ガイド部材１３は、無端回動体７６の送り行程側に配置される上端部１３ａと、無端回動体７６の戻り行程側に配置される下端部１３ｂと、上端部１３ａ及び下端部１３ｂを連結し凹状面を有する弧状部１３ｃとを有する。弧状部１３ｃには、図４（ｃ）の平面視で弧状部１３ｃに対し垂直に延びるように支持部５５が連結されている。支持部５５には、図４（ａ）に示す正面視で右方向に凸状の弧状穴６９が設けられている。

支持部５５が連結されるのは、図４（ｃ）に示す平面視において、Ｕ字形状のＵ字状部材６５である。Ｕ字状部材６５は、平坦な基部６５ａと、基部６５ａの短手方向（図４（ｃ）の上下方向）に離間する両端部から、基部６５ａに対し垂直方向に延びる一対の側部６５ｂ、６５ｃと、を備える。一方の側部６５ｂには、支持部５５を固定するための締結手段６７が挿入される円形の固定穴７４が設けられている。従って、締結手段６７であるボルトが支持部５５の弧状穴６９及び固定穴７４に挿入されナットに締め付けられることにより、支持部５５がＵ字状部材６５に固定される。

本実施形態では、弧状部１３ｃの曲率中心（ガイド部材１３の回転中心ｒ）は、弧状穴６９の曲率中心と同心である。支持部５５を、その弧状穴６９に沿って矢印Ｔ方向に変位させ締結手段により固定することで、ガイド部材１３の上端部１３ａ及び下端部１３ｂの位置決めができる。

さらに、Ｕ字状部材６５の他方の側部６５ｃには、図４（ｃ）の平面視において、Ｌ字形状のＬ字状部材６１が締結部材６６により固定される。当該他方の側部６５ｃには、図４（ａ）の正面視において上下方向に離間し、水平方向に延在する２つの水平長穴６８が刻設されている。また、Ｌ字状部材６１には、締結部材６６であるボルトが貫通する円形の水平固定穴７０が２つ刻設されている。締結部材６６のボルトが水平長穴６８及び水平固定穴７０に挿入され、ナットで固定されると、Ｌ字状部材６１とＵ字状部材６５が固定される。また、水平長穴６８に沿って、締結部材６６により、Ｕ字状部材６５をＬ字状部材６１に対し矢印Ｄ方向に相対移動させた状態で固定することにより、ガイド部材１３が、Ｌ字状部材６１に対し矢印Ｄ方向の位置決めができる。

このように、ガイド部材１３は、図４（ａ）において、矢印Ｄ方向及び矢印Ｔ方向に調整可能である。なお、図４（ｂ）、（ｃ）では、ガイド部材１３の左側部分及びその周囲の部材の構造のみを示している。ガイド部材１３及びその周囲の部材の右側部分は、当該左側部分と左右対称の形状を呈する点が異なるのみで、その構造は左側部分と同じである。パンＢは、上記構成のガイド部材１３の弧状部１３ｃ上を摺動し、最終的に下端部１３ｂに到達する。

図５（ａ）、（ｂ）に示されるように、シュート部材１５は、その上端部１５ａの左右両側に、締結部材５７であるボルトが挿入可能な２つの円形穴が刻設されている。なお、図面上には、シュート部材１５及びその周囲の部材の左側部分の構造のみが示されている。シュート部材１５及びその周囲の部材の右側部分は、当該左側部分と左右対称の形状を呈する点が異なるのみで、その構造は左側部分と同じである。

上端部１５ａを支持するためのシュート固定部６０が後述するシュート固定本体６２を介しＬ字状部材６１に対し連結されている。シュート固定部６０には、図５（ｂ）において、上下方向に延在する長穴６０ａが刻設され、締結部材５７のボルトが挿入可能に寸法付けされている。締結部材５７のボルトが当該円形穴及び長穴６０ａに挿入され、ボルトとナットとが締結されると、シュート部材１５がシュート固定部６０に固定される。長穴６０ａに沿って、締結部材５７により、シュート部材１５をシュート固定部６０に対し図５（ｂ）の上下方向に相対移動させた状態で固定することにより、シュート部材１５が、シュート固定部６０に対し位置決めが可能である

また、シュート固定本体６２は、図５（ａ）において、水平方向に延在する２つの水平長穴６３を備え、水平長穴６３は、上下方向に離間している。一方、Ｌ字状部材６１にも、締結部材６４であるボルトが挿入できるように寸法付けされている円形の円形穴７２が設けられている。Ｌ字状部材６１の水平長穴６３とシュート固定本体６２の円形穴７２を介し締結部材６４によりＬ字状部材６１とシュート固定本体６２とが固定される。Ｌ字状部材６１の水平長穴６３の長さ方向（矢印Ｄ方向）に沿って、Ｌ字状部材６１に対するシュート固定本体６２の位置決めが可能である。なお、本実施形態では、シュート固定部６０とシュート固定本体６２とは一部品から構成されている。

このように、シュート部材１５は、Ｌ字状部材６１に対して、図５（ａ）の矢印Ｄ方向及び矢印Ｅ方向に調整可能に位置決めできる。Ｌ字状部材６１は、筐体１７に固定されている。さらに、使用者が掴むためのＵ字形状の把持部５３がＬ字状部材６１に装着されている。

図３（ａ）において、ハースプレート７３Ａ〜７３Ｆは、ハースプレート７３の移動軌跡を示している。ハースプレート７３Ｃの位置において、パンＢが下流側縁部７３ｂ（図６（ａ）参照。）に当接している。ハースプレート７３Ｄの位置に到達したときには、パンＢが下流側縁部７３ｂと、ガイド部材１３の弧状部１３ｃとに支持される。パンＢが下端部１３ｂを越え、ガイド部材１３から離間すると、下流側縁部７３ｂとガイド部材１３とによるパンＢの最下流端部の拘束が解放され、シュート部材１５の内面１５ｃへ移載される。すなわち、下流側縁部７３ｂとガイド部材１３の弧状部１３ｃとの最短距離をパンＢの厚さ寸法（図６（ａ）の上下方向寸法）より小さくすることで、パンＢを拘束する及び解放する位置が設定される。

また、ガイド部材１３と下流側縁部７３ｂとにより挟持状態を解放する位置が規定されるので、パンＢが、シュート部材１５の内面１５ｃの所定位置に対し安定してパンＢを供給することが可能である。結果として、シュート部材１５を介してパンＢが安定して次工程のベルトコンベア１０１へ移載される。シュート部材１５の内面１５ｃは、直線状に延在するので、パンＢが内面１５ｃ上を円滑に摺動し次工程へ移送される。

さらに、本実施形態では、シュート固定部６０とシュート固定本体６２とが一部品から構成され、シュート部材１５の傾斜角度（水平方向に対しシュート部材１５の内面１５ｃが延在する角度）を調整するための調整手段を備えない。しかし、傾斜角度を変更できる構成とすることも可能である。この構成の場合には、後工程のベルトコンベアの、パンが載置される載置部にパンが落下する際にパンが受ける衝撃や、パンの内面１５ｃに対する摺動性等を考慮し、当該傾斜角度を調整できる。

なお、本実施形態は、ガイド部材１３の曲率中心Ｒと下流側回転体７５の回転中心ｒとが一致する位置関係を有する構成であるが、本発明は、この構成に限定されない。例えば、曲率中心Ｒと、回転中心ｒとが相対移動できるようにガイド部材１３と下流側回転体７５とを構成すると、略弧状空間を構成するハースプレート７３とガイド部材１３との最短距離が変更でき、パンの厚さ寸法等に応じてパンＢが拘束される位置や当該拘束を解放する位置の設計の自由度を高めることができる。このように、ガイド部材１３とシュート部材１５とを互いに独立して位置決めできる構成とすることにより、パンＢは次工程に円滑かつ確実に移載される。

本実施形態及び変形例では、パン搬送装置の搬送対象物としてパン生地及びパンを用いているが、本発明のパン搬送装置は、パン焼成装置１に組み込まれているが、本発明の搬送装置は、パン焼成装置に限定されず、食品を加工する種々の装置に利用できる。

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

１ パン焼成装置
３ トッププレートコンベア
５ カッププレートコンベア
７ ハースプレートコンベア
Ｂ パン
Ｐ 搬送方向
Ｒ 曲率中心
ｒ 回転中心
１１ 排出機構
１３ ガイド部材
１３ａ 上端部
１３ｂ 下端部
１３ｃ 弧状部
１５ シュート部材
１５ｃ 内面
１７ 筐体
５１ 左端回転体
５２ 右端回転体
５３ 把持部
５５ 支持部
５７ 締結部材
６０ シュート固定部
６０ａ 長穴
６１ Ｌ字状部材
６２ シュート固定本体
６３ 水平長穴
６４ 締結部材
６５ Ｕ字状部材
６５ａ 基部
６５ｂ、６５ｃ 側部
６６ 締結部材
６７ 締結手段
６８ 水平長穴
６９ 弧状穴
７０ 水平固定穴
７１ 上流側回転体
７３、７３Ａ〜７３Ｆ ハースプレート
７３ａ 上流側縁部
７３ｂ 下流側縁部
７３ｃ 平坦部
７４ 固定穴
７５ 下流側回転体
７６ 無端回動体
９１ 加熱手段
１０１ ベルトコンベア

Claims (7)

1. 一対の幅広面と前記幅広面に連結し前記幅広面より長さが短い幅狭面とを有するパンを搬送するためのパン搬送装置であって、
   一対の回転体と、前記一対の回転体に巻回される無端回動体と、前記パンが載置され、前記無端回動体に装着されるプレートと、を有し、前記プレートを搬送方向に搬送するためのコンベアを複数具備するコンベア装置と、
   前記搬送方向に関し、前記複数のコンベアの内、最も下流側に配置される第１のコンベアの下流端部側に配置され、前記第１のコンベアが有する前記プレートを構成するハースプレートと協働し前記パンを解放可能に支持するガイド部材と、
   前記搬送方向に関し前記ガイド部材の下流側に離間配置され、前記第１のコンベアにより搬送される前記パンを前記パン搬送装置の外部へ排出するためのシュート部材と、を備え、
   前記パンの幅広面の表面及び裏面の一方が前記ハースプレートにより支持され、前記幅広面の表面及び裏面の他方が前記ガイド部材により支持され、
   前記ハースプレートが、平坦部と、前記平坦部の前記搬送方向に関し下流側に位置し、上方に延在する下流側縁部と、を有し、
   前記ガイド部材の前記搬送方向に関する前記下流側に位置する下端部を前記下流側縁部が超えると、前記下流側縁部による前記下流側への前記パンの移動係止が解放され、前記パンが前記シュート部材上に落下することを特徴とするパン搬送装置。
2. 前記ガイド部材は、前記一対の回転体の内、前記搬送方向に関し下流側に配置される回転体の半径方向外方で弧状に延在することを特徴とする請求項１に記載のパン搬送装置。
3. 前記シュート部材は、鉛直方向に対し傾斜していることを特徴とする請求項１又は２に記載のパン搬送装置。
4. 前記ガイド部材は、弧状方向に移動可能であることを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載のパン搬送装置。
5. 前記ガイド部材の曲率中心は、前記下流側に配置される前記回転体の曲率中心からずれるように配置されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一項に記載のパン搬送装置。
6. 前記ガイド部材の曲率中心は、前記回転体の曲率中心に対し、鉛直方向上方に位置することを特徴とする請求項５に記載のパン搬送装置。
7. 前記第１のコンベアの直上に配置される第２のコンベアを備え、
   前記第２のコンベアは、前記パンを収容するための前記プレートを構成するカップ形状のカッププレートと、前記一対の第２の回転体に巻回され、前記カッププレートが装着され、前記搬送方向に前記カッププレートを搬送する第２の無端回動体と、を有し、
   前記カッププレートから前記ハースプレート上に前記パンが落下することを特徴とする請求項１〜６のいずれか一項に記載のパン搬送装置。

Images