JP6823444B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本願発明は、プロジェクタ型の車両用灯具に関するものである。
従来より、光源からの直射光を投影レンズで透過制御することにより所要の配光パターンを形成するように構成されたプロジェクタ型の車両用灯具が知られている。
「特許文献1」には、このような車両用灯具において、光源からの直射光を投影レンズへ向けて反射させる左右1対のリフレクタを備えた構成が記載されている。
特開2015−76374号公報
上記「特許文献1」に記載された構成を採用することにより、上記配光パターンに対して左右1対の付加配光パターンを付加的に形成することができ、これにより上記配光パターンをより明るいものとすることができる。
しかしながら、上記「特許文献1」に記載された左右1対のリフレクタは、いずれも光源からの直射光を投影レンズへ向けて直接反射させる構成となっているので、各リフレクタの配置によって各付加配光パターンの形成位置が規定されてしまうこととなる。したがって、各付加配光パターンが付加された上記配光パターンにおいて、その形状自由度を高める上で改善の余地がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、光源からの直射光を投影レンズで透過制御することにより所要の配光パターンを形成するように構成されたプロジェクタ型の車両用灯具において、上記配光パターンをより明るいものとした上でその形状自由度を高めることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、2つのリフレクタの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
光源からの直射光を投影レンズで透過制御することにより所要の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
第1および第2リフレクタを備えており、
上記第1リフレクタは、上記光源からの直射光を上記第2リフレクタへ向けて反射させるように構成されており、
上記第2リフレクタは、上記光源からの直射光および上記第1リフレクタからの反射光を上記投影レンズへ向けて反射させるように構成されており、
上記第1および第2リフレクタで順次反射した光によって、上記配光パターンの上方側に第1の付加配光パターンを形成するように構成されている、ことを特徴とするものである。
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、発光ダイオードやレーザダイオード等の発光素子あるいは光源バルブ等が採用可能である。
上記「所要の配光パターン」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、ロービーム用配光パターン、ハイビーム用配光パターン、フォグランプ用配光パターン等が採用可能である。
上記「第1リフレクタ」は、光源からの直射光を第2リフレクタへ向けて反射させるように構成されていれば、その具体的な配置や反射面形状等は特に限定されるものではない。
上記「第2リフレクタ」は、光源からの直射光および第1リフレクタからの反射光を投影レンズへ向けて反射させるように構成されていれば、その具体的な配置や反射面形状等は特に限定されるものではない。
本願発明に係る車両用灯具は、光源からの直射光を投影レンズで透過制御することにより所要の配光パターンを形成するように構成されているが、第1および第2リフレクタを備えており、第1リフレクタは光源からの直射光を第2リフレクタへ向けて反射させるように構成されるとともに、第2リフレクタは光源からの直射光および第1リフレクタからの反射光を投影レンズへ向けて反射させるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第2リフレクタにおいて光源からの直射光と第1リフレクタからの反射光とを投影レンズへ向けて反射させる構成となっているので、第1および第2リフレクタによって形成される2つの付加配光パターンを、互いに近い位置で部分的に重複させるようにした上で上記配光パターンに対して付加的に形成することができる。そしてこれにより、上記配光パターンをより明るいものとした上でその形状自由度を高めることができる。
このように本願発明によれば、光源からの直射光を投影レンズで透過制御することにより所要の配光パターンを形成するように構成されたプロジェクタ型の車両用灯具において、上記配光パターンをより明るいものとした上でその形状自由度を高めることができる
上記構成において、第1および第2リフレクタで順次反射した光によって、上記配光パターンの上方側に第1の付加配光パターンを形成する構成とすれば、上記配光パターンとしてハイビーム用配光パターン等を形成するようにした場合において、その上方側への拡がりを持たせることができる。そしてこれにより上記配光パターンをハイビーム用配光パターン等により適したものとすることができる。
その際、第2リフレクタで反射した光源からの直射光によって、上記配光パターンと第1の付加配光パターンとの間に第2の付加配光パターンを形成する構成とすれば、ハイビーム用配光パターン等を形成するようにした場合において、その上方側への拡がりを持たせるようにした上で、配光ムラの低減を図ることができる。そしてこれにより上記配光パターンをハイビーム用配光パターン等により一層適したものとすることができる。
上記構成において、第1および第2リフレクタが一体的に形成された構成とすれば、第1および第2の付加配光パターンを、互いの位置関係精度を高めた上で形成することができる。
上記構成において、第1および第2リフレクタが、光源から投影レンズへ向かう直射光を遮光しない位置に配置された構成とすれば、上記配光パターンを適正に形成するようにした上で第1および第2の付加配光パターンを形成することができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII−II線断面図 上記車両用灯具からの照射光により、車両前方に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図(その1) 上記車両用灯具からの照射光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図(その2) 上記実施形態の変形例を示す、図1と同様の図 図5のVI−VI線断面図 上記変形例の作用を示す、図3と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、ハイビーム領域に所要の配光パターンを形成するように構成されている。
この車両用灯具10は、車両前後方向に延びる光軸Axを有する投影レンズ12と、この投影レンズ12の後方に配置された光源としての複数の発光素子14とを備えており、各発光素子14からの出射光を投影レンズ12を介して前方へ照射するようになっている。
投影レンズ12は、前面12aが比較的曲率の大きい凸面で構成されるとともに後面12bが比較的曲率の小さい凸面で構成された非球面レンズであって、灯具正面視において円形状の上下両端部が水平に切り取られた形状を有している。この投影レンズ12は、レンズホルダ16を介してベース部材18に支持されている。
そして、この投影レンズ12は、その後側焦点面(すなわち投影レンズ12の後側焦点Fを含む焦点面)上に形成される光源像を反転像として灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影するようになっている。
複数の発光素子14は、いずれも同一サイズの正方形の発光面14aを有する白色発光ダイオードであって、投影レンズ12の後側焦点Fのやや後方側において、左右方向(すなわち車幅方向)に並列に配置されている。
本実施形態においては、11個の発光素子14が、その発光面14aを灯具正面方向へ向けた状態で、光軸Axの位置を中心にして等間隔で互いに近接して配置された構成となっている。11個の発光素子14は、共通の基板20に搭載されており、この基板20はベース部材18に支持されている。
11個の発光素子14は、いずれも投影レンズ12の後側焦点Fのやや後方側に配置されているので、その発光中心(すなわち発光面14aの中心)から出射して投影レンズ12へ向かう光は、投影レンズ12の後側焦点面を多少の拡がりをもって通過することとなる。このため、11個の発光素子14は、その発光面14aが互いに多少離れているにもかかわらず、その出射光が投影レンズ12の後側焦点面を通過する際の光線束の範囲は、互いに隣接する発光素子14相互間において僅かに重複するものとなる。そして、各発光素子14の発光中心から出射して投影レンズ12に入射した光は、やや光軸Ax寄りの光として投影レンズ12から前方へ向けて出射することとなる。
11個の発光素子14は、個別に点灯し得るように構成されている。これを実現するため、各発光素子14は、図示しない電子制御ユニットに電気的に接続されており、この電子制御ユニットによって自車の走行状況に応じてその点消灯制御が行われるようになっている。
11個の発光素子14の前方近傍には、第1および第2リフレクタ32、34が配置されている。
第1リフレクタ32は、光軸Axの上方に配置されており、第2リフレクタ34は、光軸Axの下方に配置されている。その際、第1および第2リフレクタ32、34は、いずれも各発光素子14から投影レンズ12へ向かう直射光を遮光しない位置に配置されている。
第1および第2リフレクタ32、34は、光学ユニット30として一体的に形成されている。すなわち、この光学ユニット30においては、第1および第2リフレクタ32、34が、その左右両端部において前後方向に延びるように形成された鉛直壁部30aにおいて互いに連結された構成となっている。そして、この光学ユニット30は、その下端部においてベース部材18に支持されている。
第1リフレクタ32は、各発光素子14からの直射光を第2リフレクタ34へ向けて反射させるように構成されている。一方、第2リフレクタ34は、各発光素子14からの直射光および第1リフレクタ32からの反射光を投影レンズ12へ向けて反射させるように構成されている。
第1リフレクタ32は、凹曲線状の鉛直断面形状で左右方向に延びる凹シリンドリカル曲面状の反射面32aを備えている。そして、この第1リフレクタ32は、その反射面32aにより、各発光素子14の発光中心からの直射光を光軸Axと平行な鉛直面内において真下の方向へ向かう平行光として反射させるようになっている。
第2リフレクタ34は、11個の発光素子14の下方近傍から斜め下前方へ向けて延びる平面状の反射面34aを備えている。この反射面34aは、第1リフレクタ32の反射面32aの略真下に位置するように配置されており、その後端縁は投影レンズ12の後側焦点Fよりも僅かに後方側に位置している。そして、この第2リフレクタ34は、その反射面34aにおいて各発光素子14の発光中心からの直射光を前方へ向けて斜め下向きの方向へ向かう光として正反射させるとともに、第1リフレクタ32からの反射光を前方へ向けて斜め上向きの方向へ向かう光として正反射させるようになっている。
図3は、車両用灯具10からの照射光により、車両前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンPAを透視的に示す図である。
この配光パターンPAは、ハイビーム領域に形成される配光パターンであって、ハイビーム用配光パターンPH1において、図示しない他の灯具ユニットからの照射光によって形成されるロービーム用配光パターンPLと共に形成されるようになっている。
ロービーム用配光パターンPLは、左配光のロービーム用配光パターンであって、その上端縁に左右段違いのカットオフラインCLを有している。
配光パターンPAは、ロービーム用配光パターンPLのカットオフラインCLから上方に拡がる横長の配光パターンとして形成されている。
この配光パターンPAは、灯具正面方向の消点であるH−Vを上下方向に通るV−V線を中心にして左右両側に均等に拡がる基本配光パターンPA0に対して、第1および第2の付加配光パターンPA1、PA2が付加された合成配光パターンとして形成されている。
基本配光パターンPA0は、11個の発光素子14から投影レンズ12に到達した直射光によって形成される配光パターンであって、H−Vを水平方向に通るH−H線上においてカットオフラインCLを上下に跨ぐようにして形成されている。
この基本配光パターンPA0は、11個の配光パターンPAaの合成配光パターンとして形成されている。
各配光パターンPAaは、各発光素子14からの出射光によって投影レンズ12の後側焦点面上に形成される該発光素子14の光源像の反転投影像として形成される配光パターンであって、略正方形の外形形状を有する明るい配光パターンとして形成されている。
11個の配光パターンPAaは、互いに隣接する配光パターンPAa相互間においてその外周縁部が互いに重複するようにして形成されている。これは、各発光素子14の発光面14aが投影レンズ12の後側焦点面のやや後方側に位置しており、互いに隣接する発光素子14相互間で投影レンズ12の後側焦点面を通過する光線束の範囲が部分的に重複することによるものである。ただし、各発光素子14の発光面14aは、投影レンズ12の後側焦点面に対して後方側に大きく変位しているわけではないので、各配光パターンPAaの外周縁はある程度明瞭な輪郭を有するものとなっている。
第1の付加配光パターンPA1は、11個の発光素子14から出射した後、第1リフレクタ32の反射面32aで反射し、さらに第2リフレクタ34の反射面34aで反射して投影レンズ12に到達した光によって形成される配光パターンである。
この付加配光パターンPA1は、基本配光パターンPA0から上方に離れた位置において、基本配光パターンPA0と略同じ左右拡散角度で拡がる配光パターンとして、かつ基本配光パターンPA0よりも上下幅が大きい形状を有する配光パターンとして形成されている。
第2の付加配光パターンPA2は、11個の発光素子14から出射した後、第2リフレクタ34の反射面34aに直接到達し、この反射面34aで反射して投影レンズ12に到達した光によって形成される配光パターンである。
この付加配光パターンPA2は、基本配光パターンPA0と付加配光パターンPA1との間において基本配光パターンPA0と略同一形状で形成されている。その際、この付加配光パターンPA2は、その下端部が基本配光パターンPA0と部分的に重複するとともにその上部が付加配光パターンPA1と部分的に重複するようにして形成されている。
一方、図4に示す配光パターンPAは、11個の発光素子14のうち灯具正面視において右から3番目と4番目の発光素子14を消灯したときに形成される配光パターンである。
この配光パターンPAがロービーム用配光パターンPLと共に形成されることにより、ハイビーム用配光パターンPH1とロービーム用配光パターンPLとの中間的な配光パターンPM1が形成されるようになっている。
この配光パターンPAにおいては、基本配光パターンPA0を構成する11個の配光パターンPAaのうち、右から3番目と4番目の配光パターンPAaが欠落している。
また、第2リフレクタ34の反射面34aで直接反射した光によって形成される第2の付加配光パターンPA2についても、3番目と4番目の配光パターンPAa1の上方に位置する部分が略欠落している。
一方、第1および第2リフレクタ32、34の反射面32a、34aで順次反射した光によって形成される第1の付加配光パターンPA1については、第2リフレクタ34の反射面34aに到達する第1リフレクタ32の反射面32aからの反射光が左右方向に拡散する光となるので、3番目と4番目の配光パターンPAa1の上方に位置する部分が相対的に暗いものとなっている。
このような配光パターンPAを形成することにより、対向車2が存在するような場合であっても、対向車2のドライバにグレアを与えてしまうことなく、その周辺部分への光照射を行い、自車ドライバの視認性を十分に確保するようになっている。
なお、対向車2の位置が変化するのに伴って、消灯する発光素子14を適宜切り換えることにより、対向車2の位置にかかわらず、対向車2のドライバにグレアを与えてしまうことなく、その周辺部分への光照射を行うようになっている。
また、前走車や歩行者等が存在するような場合においても、同様の点消灯制御が行われるようになっている。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、11個の発光素子14(光源)からの直射光を投影レンズ12で透過制御することによりハイビーム領域に基本配光パターンPA0を形成するように構成されているが、第1および第2リフレクタ32、34を備えており、第1リフレクタ32は各発光素子14からの直射光を第2リフレクタ34へ向けて反射させるように構成されるとともに、第2リフレクタ34は各発光素子14からの直射光および第1リフレクタ32からの反射光を投影レンズ12へ向けて反射させるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第2リフレクタ34において各発光素子14からの直射光と第1リフレクタ32からの反射光とを投影レンズ12へ向けて反射させる構成となっているので、第1および第2リフレクタ32、34によって形成される2つの第2の付加配光パターンPA1、PA2を、互いに近い位置で部分的に重複させるようにした上で基本配光パターンPA0に対して付加的に形成することができる。そしてこれにより、ハイビーム領域に形成される所要の配光パターンPAを、基本配光パターンPA0に2つの付加配光パターンPA1、PA2が付加されたものとすることができ、これにより配光パターンPAをより明るいものとした上でその形状自由度を高めることができる。
このように本実施形態によれば、各発光素子14からの直射光を投影レンズ12で透過制御することにより所要の配光パターンPAを形成するように構成されたプロジェクタ型の車両用灯具10において、配光パターンPAをより明るいものとした上でその形状自由度を高めることができる
その際、本実施形態においては、第1および第2リフレクタ32、34で順次反射した光によって、基本配光パターンPA0の上方側に第1の付加配光パターンPA1が形成される構成となっているので、ハイビーム領域に形成される配光パターンPAとして、その上方側への拡がりを持たせることができる。そしてこれにより配光パターンPAをハイビーム領域に形成される配光パターンとしてより適したものとすることができる。
しかも本実施形態においては、第2リフレクタ34で反射した各発光素子14からの直射光によって、基本配光パターンPA0と第1の付加配光パターンPA1との間に第2の付加配光パターンPA2が形成される構成となっているので、ハイビーム領域に形成される配光パターンPAとして、その上方側への拡がりを持たせるようにした上で、配光ムラの低減を図ることができる。そしてこれにより配光パターンPAをハイビーム領域に形成される配光パターンとしてより一層適したものとすることができる。
本実施形態においては、第1および第2リフレクタ32、34が一体的に形成されているので、2つの付加配光パターンPA1、PA2を、互いの位置関係精度を高めた上で形成することができる。
また本実施形態においては、第1および第2リフレクタ32、34が、各発光素子14から投影レンズ12へ向かう直射光を遮光しない位置に配置されているので、基本配光パターンPA0を適正に形成するようにした上で2つの付加配光パターンPA1、PA2を形成することができる。
本実施形態に係る車両用灯具10においては、第2リフレクタ34の反射面34aの傾斜角度を調整することにより、2つの付加配光パターンPA1、PA2の形成位置を上下方向に変化させることが可能であり、また、第1リフレクタ32の配置を調整することにより、第1の付加配光パターンPA1と第2の付加配光パターンPA2との重複度合を調整することが可能である。
上記実施形態においては、光源として11個の発光素子14を備えているものとして説明したが、これ以外の個数の発光素子14を備えた構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、各発光素子14が正方形の発光面14aを有しているものとして説明したが、これ以外の形状(例えば縦長矩形状や横長矩形状等)の発光面を有する構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、各発光素子14の発光面14aが、投影レンズ12の後側焦点Fよりもやや後方側の位置に配置されているものとして説明したが、投影レンズ12の後側焦点Fよりもやや前方側の位置に配置された構成とした場合においても、基本配光パターンPA0と同様の基本配光パターンを形成することが可能である。
上記実施形態においては、第1リフレクタ32の反射面32aが、左右方向に延びる凹シリンドリカル曲面で構成されているものとして説明したが、それ以外の曲面や平面で構成されたものとすることも可能である。
上記実施形態においては、第2リフレクタ34の反射面34aが、左右方向に延びる平面で構成されているものとして説明したが、曲面で構成されたものとすることも可能である。
上記実施形態においては、配光パターンPAが、ハイビーム領域に形成される配光パターンとして、ハイビーム用配光パターンPH1においてロービーム用配光パターンPLと共に形成されるものとして説明したが、配光パターンPAのみによってハイビーム用配光パターンが形成される構成とすることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る車両用灯具110を示す、図1と同様の図であり、図6は、図5のVI−VI線断面図である。
これらの図に示すように、この車両用灯具110の基本的な構成は上記実施形態の車両用灯具10と同様であるが、その光源としての発光素子114および光学ユニット130の構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例に係る車両用灯具110は、その光源が単一の発光素子114で構成されている。
この発光素子114は、横長矩形形の発光面114aを有する白色発光ダイオードであって、光軸Ax上においてその発光面114aを灯具正面方向へ向けた状態で配置されている。この発光素子114は、投影レンズ12の後側焦点Fから多少後方側に離れた位置(上記実施形態における発光素子14の位置よりもさらに後方側の位置)に配置されている。
この発光素子114は、基板120に搭載されており、この基板120はベース部材118に支持されている。
本変形例の光学ユニット130も、第1および第2リフレクタ132、134がその左右両端部の鉛直壁部130aにおいて互いに連結された構成となっているが、その左右幅は上記実施形態の光学ユニット130よりも狭くなっている。
本変形例においても、第1リフレクタ132は、発光素子114からの直射光を第2リフレクタ134へ向けて反射させるように構成されており、第2リフレクタ134は、発光素子114からの直射光および第1リフレクタ132からの反射光を投影レンズ12へ向けて反射させるように構成されている。
ただし、第1リフレクタ132の反射面132aは、光軸Axと平行な鉛直面に沿った断面形状については、上記実施形態の第1リフレクタ32の反射面32aと同様の凹曲線状に設定されているが、光軸Axと直交する鉛直面に沿った断面形状が直線状ではなく凹曲線状に設定されている。そして、この第1リフレクタ132は、その反射面132aにおいて発光素子114の発光中心からの直射光を、光軸Axと平行な鉛直面内においては真下の方向へ向かう平行光として反射させるとともに、光軸Axと直交する鉛直面内においては光軸Ax寄りの方向へ向かう収束光として反射させるようになっている。
一方、第2リフレクタ134は、上記実施形態の第2リフレクタ34と同様、発光素子114の下方近傍から斜め下前方へ向けて延びる平面状の反射面134aを備えている。この反射面134aは、第1リフレクタ132の反射面132aの略真下に位置するように配置されており、その後端縁は投影レンズ12の後側焦点Fよりも多少後方側(上記実施形態の第1リフレクタ32の反射面32aよりも後方側)に位置している。そして、この第2リフレクタ134は、その反射面134aにより、発光素子114の発光中心からの直射光を前方へ向けて斜め下向きの方向へ向かう光として正反射させるとともに、第1リフレクタ132からの反射光を前方へ向けて斜め上向きの方向へ向かう光として正反射させるようになっている。
図7は、車両用灯具110から前方へ向けて照射される光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンPBを透視的に示す図である。
この配光パターンPBは、ハイビーム領域に形成される配光パターンであって、ハイビーム用配光パターンPH2においてロービーム用配光パターンPLと共に形成されるようになっている。
配光パターンPBは、ロービーム用配光パターンPLのカットオフラインCLから上方に拡がる横長の配光パターンとして形成されている。
この配光パターンPBは、V−V線を中心にして左右両側に均等に拡がる基本配光パターンPB0に対して、第1および第2の付加配光パターンPB1、PB2が付加された合成配光パターンとして形成されている。
基本配光パターンPB0は、発光素子14から投影レンズ12に到達した直射光によって形成される配光パターンであって、H−H線上においてカットオフラインCLを上下に跨ぐようにして形成されている。
この基本配光パターンPB0は、明るい配光パターンとして形成されるが、その外周縁の輪郭は上記実施形態の基本配光パターンPA0よりも多少ボケたものとなっている。これは、発光素子114が上記実施形態の発光素子14よりも後方側に位置していることによるものである。
第1の付加配光パターンPB1は、発光素子114から出射した後、第1リフレクタ132の反射面132aで反射し、さらに第2リフレクタ134の反射面134aで反射して投影レンズ112に到達した光によって形成される配光パターンである。
この付加配光パターンPB1は、基本配光パターンPB0の上方側において該基本配光パターンPB0と部分的に重複する配光パターンとして形成されている。その際、この付加配光パターンPB1は、基本配光パターンPB0よりも小さい左右拡散角度で拡がる配光パターンとして、かつ基本配光パターンPB0よりも上下幅が大きい形状を有する配光パターンとして形成されている。これは、第1リフレクタ132の反射面132aからの反射光が、光軸Ax寄りの位置で第2リフレクタ134の反射面134aに到達することによるものである。
第2の付加配光パターンPB2は、発光素子114から出射した後、第2リフレクタ134の反射面134aに直接到達し、この反射面134aで反射して投影レンズ12に到達した光によって形成される配光パターンである。
この付加配光パターンPB2は、基本配光パターンPB0と付加配光パターンPB1との間において基本配光パターンPB0と略同一形状で形成されている。その際、この付加配光パターンPB2は、その下部が基本配光パターンPB0と部分的に重複するとともにその上部が付加配光パターンPB1と部分的に重複するようにして形成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、第2リフレクタ134において各発光素子114からの直射光と第1リフレクタ132からの反射光とを投影レンズ12へ向けて反射させる構成となっているので、第1および第2リフレクタ132、134によって形成される2つの付加配光パターンPB1、PB2を、互いに近い位置で部分的に重複させるようにした上で基本配光パターンPB0に対して付加的に形成することができる。そしてこれにより、ハイビーム領域に形成される所要の配光パターンPBを、基本配光パターンPB0に2つの付加配光パターンPB1、PB2が付加されたものとすることができ、これにより配光パターンPBをより明るいものとした上でその形状自由度を高めることができる。
特に本変形例においては、第1の付加配光パターンPB1が基本配光パターンPB0よりも左右拡散角度が小さい配光パターンとして形成されるようになっているので、この付加配光パターンPB1を比較的明るい配光パターンとして形成することができる。
本変形例に係る車両用灯具110においても、第2リフレクタ134の反射面134aの傾斜角度を調整することにより、2つの付加配光パターンPB1、PB2の形成位置を上下方向に変化させることが可能であり、また、第1リフレクタ132の配置を調整することにより、第1の付加配光パターンPB1と第2の付加配光パターンPB2との重複度合を調整することが可能である。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
2 対向車
10、110 車両用灯具
12 投影レンズ
12a 前面
12b 後面
14、114 発光素子(光源)
14a、114a 発光面
16 レンズホルダ
18、118 ベース部材
20、120 基板
30、130 光学ユニット
30a、130a 鉛直壁部
32、132 第1リフレクタ
32a、34a、132a、134a 反射面
34、134 第2リフレクタ
Ax 光軸
CL カットオフライン
F 後側焦点
PA、PB 配光パターン(所要の配光パターン)
PA0、PB0 基本配光パターン
PA1、PB1 第1の付加配光パターン
PA2、PB2 第2の付加配光パターン
PAa 配光パターン
PH1、PH2 ハイビーム用配光パターン
PL ロービーム用配光パターン
PM1 中間的な配光パターン

Claims (4)

  1. 光源からの直射光を投影レンズで透過制御することにより所要の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
    第1および第2リフレクタを備えており、
    上記第1リフレクタは、上記光源からの直射光を上記第2リフレクタへ向けて反射させるように構成されており、
    上記第2リフレクタは、上記光源からの直射光および上記第1リフレクタからの反射光を上記投影レンズへ向けて反射させるように構成されており、
    上記第1および第2リフレクタで順次反射した光によって、上記配光パターンの上方側に第1の付加配光パターンを形成するように構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記第2リフレクタで反射した上記光源からの直射光によって、上記配光パターンと上記第1の付加配光パターンとの間に第2の付加配光パターンを形成するように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記第1および第2リフレクタが一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記第1および第2リフレクタは、上記光源から上記投影レンズへ向かう直射光を遮光しない位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用灯具。
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