JP6823406B2 - 伸縮シート及び吸収性物品の製造方法並びに製造装置 - Google Patents

伸縮シート及び吸収性物品の製造方法並びに製造装置 Download PDF

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本発明は、シート間に複数の弾性部材が伸長状態で配置され且つ該弾性部材の切断による非伸縮部を有する伸縮シート、及び該伸縮シートを備えた吸収性物品の製造方法に関する。
従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品には、ウエスト部、胴周り部等の所定部位の着用者への密着性を向上させるために、所定方向に伸縮性を有する伸縮シートが用いられており、該伸縮シートとして、不織布やプラスチックフィルム等の本来的に伸縮性を有しない非伸縮シートに糸状又は帯状の弾性部材が伸長状態で複数配置された構成のものが知られている。また、伸縮シートとしては、シート全体が伸縮性を有しているもののみならず、必要な部分のみに伸縮性が付与され、伸縮性を有しない非伸縮部を有するものも知られている。
例えば特許文献1には、非伸縮部を有する伸縮シートの製造方法として、表面に凸部を複数個配列した第1のロールと、これと対向する第2のロールとの間に、シート間に複数の弾性部材が伸長状態で配置された積層体を通過させ、該積層体の該弾性部材を、該第1のロールの該凸部と該第2のロール間での加圧と、両ロールによる加熱とにより、切断する方法が記載されている。特許文献1は、外装体と、該外装体の肌対向面側の中央部に配され、液保持性の吸収性コアを含む吸収性本体とを備えるパンツ型使い捨ておむつの改良技術に関するものであり、前記伸縮シートは、このおむつの外装体に使用されている。
特開2009−118986号公報
特許文献1記載の製造方法によれば、前記伸縮シートたる外装体の外観やフィット性などに優れた高品質の使い捨ておむつが得られる。しかし、吸収性物品に要求される品質は近年ますます高まっており、より高品質の構成部材を提供し得る技術が要望されている。
本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る、伸縮シート及び吸収性物品の製造方法並びに製造装置を提供することにある。
本発明は、相対向する2枚のシートと、両シート間に伸長状態で固定された複数の弾性部材とを具備し、両シートが間欠配置された複数の接合部にて互いに接合され且つ複数の該弾性部材が該接合部を通らずに一方向に伸長している伸縮領域と、該弾性部材が切断されて該伸縮領域よりも伸縮性が低い非伸縮領域とを有し、且つ該非伸縮領域を該弾性部材の伸長方向と直交する方向に仮想的に延長した場合のその延長領域と重なる位置に該伸縮領域が配される、伸縮シートの製造方法であって、
2枚のシート間に複数の弾性部材が伸長状態で固定された伸縮シート前駆体を、該弾性部材の伸長方向に沿って走行させ、周面に凸部が突出形成された加工ロールと該加工ロールに対向配置されたアンビルロールとの間を通過させることで、該伸縮シート前駆体に該凸部のパターンに対応した前記接合部と前記弾性部材の切断部とを形成する工程を備え、
前記加工ロールの周面における前記伸縮領域に対応する領域に、前記接合部を形成するための前記凸部としてのシール用凸部が、該加工ロールの回転軸方向及び周方向の双方に複数間欠配置されていると共に、
前記加工ロールの周面における前記非伸縮領域に対応する領域に、前記切断部を形成するための前記凸部としての切断用凸部が、前記シール用凸部を前記回転軸方向に仮想的に延長した場合のその延長線上に少なくとも1個配置され、
前記シール用凸部における前記加工ロールの回転方向の前端と、該シール用凸部の前記延長線上に存する前記切断用凸部における該回転方向の前端とが、該回転方向において同位置にある、伸縮シートの製造方法である。
また本発明は、着用者の前後方向に対応する縦方向及びこれに直交する横方向を有し、液保持性の吸収体を含む吸収性本体を横方向中央部に備えると共に、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体を備え、前身頃及び後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されている吸収性物品で、
前記外装体は、相対向する2枚のシートと、両シート間に伸長状態で固定された複数の弾性部材とを具備し、両シートが間欠配置された複数の接合部にて互いに接合され且つ複数の該弾性部材が該接合部を通らずに横方向に伸長している伸縮領域と、該弾性部材が切断されて該伸縮領域よりも伸縮性が低い非伸縮領域とを有し、且つ該非伸縮領域を縦方向に仮想的に延長した場合のその延長領域と重なる位置に該伸縮領域が配される、吸収性物品の製造方法であって、
2枚のシート間に複数の弾性部材が伸長状態で固定された外装体前駆体を、該弾性部材の伸長方向に沿って走行させ、周面に凸部が突出形成された加工ロールと該加工ロールに対向配置されたアンビルロールとの間を通過させることで、該外装体前駆体に該凸部のパターンに対応した前記接合部と前記弾性部材の切断部とを形成する工程を備え、
前記加工ロールの周面における前記伸縮領域に対応する領域に、前記接合部を形成するための前記凸部としてのシール用凸部が、該加工ロールの回転軸方向及び周方向の双方に複数間欠配置されていると共に、
前記加工ロールの周面における前記非伸縮領域に対応する領域に、前記切断部を形成するための前記凸部としての切断用凸部が、前記シール用凸部を前記回転軸方向に仮想的に延長した場合のその延長線上に少なくとも1個配置され、
前記シール用凸部における前記加工ロールの回転方向の前端と、該シール用凸部の前記延長線上に存する前記切断用凸部における該回転方向の前端とが、該回転方向において同位置にある、吸収性物品の製造方法である。
また本発明は、相対向する2枚のシートと、両シート間に伸長状態で固定された複数の弾性部材とを具備し、両シートが間欠配置された複数の接合部にて互いに接合され且つ複数の該弾性部材が該接合部を通らずに一方向に伸長している伸縮領域と、該弾性部材が切断されて該伸縮領域よりも伸縮性が低い非伸縮領域とを有し、且つ該非伸縮領域を該弾性部材の伸長方向と直交する方向に仮想的に延長した場合のその延長領域と重なる位置に該伸縮領域が配される、伸縮シートを製造するための製造装置であって、
周面に凸部が突出形成された加工ロールと、該加工ロールに対向配置されたアンビルロールとを備え、両ロール間に、2枚のシート間に複数の弾性部材が伸長状態で固定された伸縮シート前駆体を供給することで、該伸縮シート前駆体に該凸部のパターンに対応した前記接合部と前記弾性部材の切断部とを形成可能になされており、
前記加工ロールの周面における前記伸縮領域に対応する領域に、前記接合部を形成するための前記凸部としてのシール用凸部が、該加工ロールの回転軸方向及び周方向の双方に複数間欠配置されていると共に、
前記加工ロールの周面における前記非伸縮領域に対応する領域に、前記切断部を形成するための前記凸部としての切断用凸部が、前記シール用凸部を前記回転軸方向に仮想的に延長した場合のその延長線上に少なくとも1個配置され、
前記シール用凸部における前記加工ロールの回転方向の前端と、該シール用凸部の前記延長線上に存する前記切断用凸部における該回転方向の前端とが、該回転方向において同位置にある、伸縮シートの製造装置である。
本発明によれば、相対向する2枚のシートと、両シート間に伸長状態で固定された複数の弾性部材とを具備する高品質の伸縮シートを効率良く製造することができる。斯かる伸縮シートは、吸収性物品の胴周り部などにも使用できるため、本発明によれば、外観、フィット性などに優れた吸収性物品が得られる。斯かる伸縮シートは、前記弾性部材に加えてさらに、相対向する2枚のシートどうしの接合部を具備するところ、本発明によれば、斯かる伸縮シートの製造において、該接合部の形成性と該弾性部材の切断性と高いレベルで両立させることができる。
図1は、本発明の吸収性物品の製造方法の一実施態様としてのパンツ型使い捨ておむつの製造方法の概略図である。 図2は、図1に示す製造方法の実施によって製造されるパンツ型使い捨ておむつを模式的に示す斜視図である。 図3は、図2に示すおむつの展開且つ伸長状態における肌対向面側を一部破断して模式的に示す展開平面図である。 図4は、図2のI−I線断面を模式的に示す横断面図である。 図5は、図2に示すおむつを分解して模式的に示す分解斜視図である。 図6は、図2に示すおむつの腹側部又は背側部の外面を構成する外装体の一部を模式的に示す斜視図である。 図7は、図1に示す製造方法で使用される加工ロール及びアンビルロールを、両ロールによって加工が施された外装体と共に模式的に示す、両ロールの正面図である。 図8は、本発明に係る加工ロールにおける凸部のパターンの一例を模式的に示す平面図である。 図9は、本発明に係る加工ロールにおける凸部のパターンの他の一例を模式的に示す平面図である。 図10は、本発明に係る加工ロールにおける凸部のパターンのさらに他の一例を模式的に示す平面図である。 図11は、従来の吸収性物品の製造方法で使用される加工ロールにおける凸部の配置パターンの一例を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の伸縮シートの製造方法を、該製造方法の特徴部分と実質的に同一の構成を含む、本発明の吸収性物品の製造方法と共に、その好ましい実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の吸収性物品の製造方法の一実施態様として、パンツ型使い捨ておむつの製造方法の概略が示され、図2〜図6には、斯かる製造方法によって製造されるパンツ型使い捨ておむつ1が示されている。
本実施態様のパンツ型使い捨ておむつの製造方法においては、図1に示すように、おむつ1が一方向に連なってなるおむつ連続体20(吸収性物品連続体)を製造し、このおむつ連続体20を個々に分断し、さらにその分断部分におけるシートを互いに接合させて、その接合によって形成された一対のサイドシール部S,Sを有する外装体3を具備するパンツ型使い捨ておむつ1を連続的に製造する。先ず、おむつ1について説明する。
おむつ1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有し、液保持性の吸収体23を含む吸収性本体2を横方向Yの中央部に備えると共に、該吸収性本体2の非肌対向面側に配された外装体3とを備え、前身頃F及び後身頃Rそれぞれにおける外装体3の縦方向Xに沿う両側縁部FS,RSどうしが接合されて、一対のサイドシール部S,S、並びに着用者の胴が通されるウエスト開口部WH、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部LH,LHが形成されている。
図3に示すように、前身頃Fは、おむつ1又は外装体3を縦方向Xに二分して横方向Yに延びる縦中心線CLxを基準として、着用時に着用者の身体の前側(腹側)を覆う部分であり、後身頃Rは、着用者の身体の後側(背側)を覆う部分である。また本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば吸収性本体)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。尚、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、即ち当該吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味し、吸収性物品が該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
おむつ1は、着用時に着用者の腹側に配される腹側部A、背側に配される背側部C、及びそれらの間に位置して着用者股間部に配される股下部Bを有している。腹側部Aは前身頃Fの一部であり、背側部Cは後身頃Rの一部であり、股下部Bは前身頃Fと後身頃Rとに跨って存している。腹側部A及び背側部Cは、何れも縦方向Xにおいてサイドシール部Sと同位置にある部分であり、おむつ1の着用状態において着用者のウエスト部を含む胴周りに配される。股下部Bは、外装体3の縦方向Xに沿う両側縁部にレッグ開口部LH,LH形成用の凹欠部が形成されている領域である。
吸収性本体2は、図3に示す如きおむつ1の展開且つ伸長状態において、平面視長方形形状をなし、腹側部Aから背側部Cにわたって縦方向Xに延在しており、その長手方向を展開且つ伸長状態におけるおむつ1の縦方向Xに一致させて、外装体3の横方向Yの中央部に配置され、接着剤により外装体3に接合されている。おむつ1の「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部Sで切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
吸収性本体2は、図4に示すように、肌対向面を形成する液透過性の表面シート21、非肌対向面を形成する液不透過性若しくは液難透過性又は撥水性の裏面シート22、及び両シート21,22間に介在配置された液保持性の吸収体23を具備しており、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。吸収体23は、おむつ1又は外装体3の横方向Yの中央部に位置している。表面シート21、裏面シート22及び吸収体23としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シート22としては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。吸収体23としては、木材パルプ、親水化剤により処理された合繊繊維等の親水性繊維や吸水性ポリマー粒子等の吸収性材料からなる吸収性コアを用いることができ、該吸収性コアは、紙、不織布等のコアラップシートで被覆されていても良い。
図3及び図4に示すように、吸収性本体2の肌対向面における縦方向Xに沿う左右両側部には、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性のシート材から構成された一対の防漏カフ24,24が設けられている。各防漏カフ24の自由端部の近傍には糸状の防漏カフ形成用弾性部材25が1本以上(本実施態様では1本)伸長状態で配されている。防漏カフ24は、縦方向Xに伸長状態で配された弾性部材25がおむつ1の着用時に収縮することによって少なくとも股下部Bで起立し、それによって尿等の排泄液の横方向Yの外方への流出を阻止する。
外装体3は、図3に示す如き展開且つ伸長状態のおむつ1の外形を形作っており、外装体3の周縁は、その状態のおむつ1の輪郭線、即ち腹側部A、股下部B及び背側部Cそれぞれの輪郭線を形成している。外装体3は、図3に示すように、腹側部A及び背側部Cにおいては、縦方向Xよりも横方向Yの長さが長い矩形形状をなし、腹側部Aと背側部Cとの間に位置する股下部Bにおいては、外装体3の縦方向Xに沿う両側縁部即ち一対のレッグ縁部LS,LSが横方向Yの中央に向かって凸の円弧状に湾曲しており、図3に示す如き平面視において、縦方向Xの中央域が横方向Yの内方に向けて括れた砂時計状をなしている。
外装体3は、図3〜図5に示すように、相対向する2枚のシート31,32と、両シート31,32間に伸長状態で固定された複数の弾性部材33とを具備し、両シート31,32が間欠配置された複数の接合部36にて互いに接合され且つ複数の弾性部材33が接合部36を通らずに横方向Yに伸長している伸縮領域10と、弾性部材33が切断されて伸縮領域10よりも伸縮性が低い非伸縮領域11とを有し、且つ非伸縮領域11を縦方向X(弾性部材33の伸長方向と直交する方向)に仮想的に延長した場合のその延長領域12と重なる位置に伸縮領域10が配されている。
外装体3についてさらに説明すると、外装体3は、着用状態においておむつ1の外面即ち非肌対向面を形成する外層シート31と、外層シート31の肌対向面に対向配置された内層シート32との積層体を含んで構成されている。おむつ1の着用状態において、外層シート31は着用者の身体から遠い側に位置して、おむつ1の非肌対向面(外面)を形成し、内層シート32は着用者の身体に近い側に位置して、おむつ1の肌対向面(内面)を形成する。外層シート31と内層シート32とは、所定の部位において、融着、接着剤などの接合手段によって互いに接合されている。外層シート31は、内層シート32と同形状・同寸法の部分に加えてさらに、両シート31,32を積層した際に内層シート32の縦方向Xの端縁から延出する延出部31Eを腹側部A及び背側部Cに有し、その延出部31Eは図3に示すように、内層シート32の肌対向面側に折り返され、吸収性本体2の縦方向Xの端部を被覆している。
腹側部A及び背側部Cには、複数の糸状又は帯状の胴周り弾性部材33が横方向Yに伸長状態で配されている。複数の胴周り弾性部材33は、サイドシール部Sと縦方向Xにおいて同位置にある領域、即ち、ウエスト開口部WHの開口縁部1E(サイドシール部Sの上端を通って横方向Yに延びる仮想直線)とサイドシール部Sの下端Sbを通って横方向Yに延びる仮想直線VL(図3参照)とに挟まれた領域において、縦方向Xに間欠配置され、各胴周り弾性部材33は、一対のサイドシール部S,Sの一方から他方にかけて横方向Yに延びている。
また股下部Bには、1本又は複数(図示の態様では複数)の糸状又は帯状のレッグ弾性部材34がレッグ縁部LSに沿って伸長状態で配されている。これによって一対のレッグ開口部LH,LH(図1参照)それぞれの開口縁部には、その全周に亘って実質的に連続した環状のレッグギャザーが形成される。
胴周り弾性部材33及びレッグ弾性部材34は、何れも外装体3を構成する外層シート31と内層シート32との間に接着剤等の接合手段により挟持固定されている。これらの弾性部材33,34としては、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
外装体3を構成する外層シート31及び内層シート32としては、それぞれ、接合部36を融着部とする観点から、樹脂を主成分として形成されているものが好ましく、具体的には例えば、樹脂としてポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱融着性樹脂を含むものが好ましく、特に、不織布、フィルム、不織布とフィルムとのラミネートシート等が好ましい。不織布としては、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。
図3及び図5に示すように、腹側部A及び背側部Cにおいては、外装体3における吸収性本体2の配置部位に、胴周り弾性部材33が切断されて伸縮領域10よりも伸縮性が低い非伸縮領域11が形成されている。非伸縮領域11には、胴周り弾性部材33の切断部37が縦方向X及び横方向Yの双方に複数間欠配置されている。非伸縮領域11は、伸縮領域10よりも伸縮性が低い領域であって、切断後に残存する胴周り弾性部材33により若干の伸縮性を有していても良い。このように、外装体3における吸収性本体2との重なり部分に非伸縮領域11が形成されていることにより、吸収体23を含む吸収性本体2に縦皺を生じさせることなく吸収性本体2の縦方向Xの端部を着用者の身体に沿わせることが可能となり、それによって、漏れが効果的に防止されると共に、吸収性本体2に生じた皺の頂部が肌に当たることに起因する跡付き等の不都合が効果的に防止される。
尚、おむつ1においては、同様の観点から図5に示すように、外装体3における吸収性本体2の配置部位に、レッグ弾性部材34の切断部38が形成されている。この切断部38の存在により、レッグ弾性部材34は、吸収性本体2の縦方向Xに沿う両側縁2S,2Sよりも横方向Yの外方の部位にて弾性伸縮性を実質的に発現し、吸収性本体2の配置部位では弾性伸縮性を実質的に発現しない。
腹側部A及び背側部Cにおいて、少なくとも、非伸縮領域11を縦方向X(弾性部材33の伸長方向と直交する方向)に仮想的に延長した場合のその延長領域12と重なる位置に伸縮領域10が配されている。また、腹側部A及び背側部Cにおいて、吸収性本体2の配置部位よりも横方向Yの外方にも伸縮領域10が配されている。即ち、非伸縮領域11(吸収性本体2の配置部位)及びサイドシール部Sを構成する側縁部FS,RSを除いた残りの部分は、伸縮領域10である(図3参照)。延長領域12は伸縮領域10の一部である。伸縮領域10においては、外層シート31と内層シート32とが複数の接合部36にて互いに接合され、且つ複数の胴周り弾性部材33が接合部36を通らずに横方向Yに伸長し、その胴周り弾性部材33の伸縮性によって横方向Yに伸縮性を有する。伸縮領域10は、胴周り弾性部材33が切断されていないため、非伸縮領域11よりも高い伸縮性を有する領域である。接合部36は、外装体3を構成する外層シート31と内層シート32との融着によって形成されている。接合部36では、不織布等からなる両シート31,32がフィルム状又はそれに準じた形態をなしている。尚、接合部36の平面視形状は、図示の如き矩形形状に制限されず、円形形状、楕円形状等、任意に設定可能である。
図3に示すように、腹側部A及び背側部Cの伸縮領域10においては、複数の接合部36は縦方向X及び横方向Yにそれぞれ列をなすように形成されており、その横方向Yに延びる接合部36の列と胴周り弾性部材33とが縦方向Xに交互に配されている。そして、図6に示すように、自然状態即ち外力を加えない状態において、胴周り弾性部材33が横方向Yに収縮して、外層シート31及び内層シート32のそれぞれが、各々複数の胴周り弾性部材33にわたって縦方向Xに連続して延びる複数の襞35を形成する。本実施態様においては、図6に示すように、横方向Yにおいて隣り合う接合部36,36間に1本の襞35が形成されている。
腹側部A及び背側部Cの伸縮領域10において、複数本の襞35は外装体3の伸縮方向に直交する方向の全長に亘って連続している。外装体3の伸縮方向は、胴周り弾性部材33の伸縮方向である横方向Yに一致しており、従って、複数本の襞35はそれぞれ縦方向Xの全長に亘って連続している。襞35は中空であり、その内部は空気が流れる通気路として機能し得る。このように、腹側部A及び背側部Cの伸縮領域10、即ち吸収性本体2の配置部位以外の部位は、通気路として機能し得る中空の複数の襞35がそれらの縦方向Xの全長に亘って形成されているため、おむつ1は通気性及びクッション性に優れている。また、外装体3の外面に縦方向Xに延びる複数の襞35が横方向Yに規則的に整列しているため、おむつ1は外観にも優れている。尚、腹側部A及び背側部Cにおいて、襞35が形成されるのは伸縮領域10のみであり、吸収性本体2の配置部位に存する非伸縮領域11には襞35は形成されない。
腹側部A及び背側部Cにおいては、図3及び図5に示すように、非伸縮領域11を縦方向X(胴周り弾性部材33の伸長方向と直交する方向)に仮想的に延長した場合のその延長領域12と重なる伸縮領域10が存している。即ち、腹側部A及び背側部Cの外装体3は、それぞれ横方向Yの中央部に、延長領域12たる伸縮領域10と、吸収性本体2の配置部位に存する非伸縮領域11とが、横方向Y(胴周り弾性部材33の伸長方向)において同位置に存する部分を有している。また、延長領域12における接合部36を縦方向Xの内方側(おむつ1の縦中心線CLx側)に仮想的に延長した場合のその延長線上に、胴周り弾性部材33の切断部37が少なくとも1個配されている。本実施態様においては、図3に示すように、延長領域12に複数の接合部36が横方向Yに間欠配置されているところ、その横方向Yの位置が互いに異なる複数の接合部36それぞれについて、その前記延長線上に切断部37が配されている。つまり本実施態様においては、非伸縮領域11の切断部37と、その延長領域12の接合部36とは、横方向Yにおいて同数である。
以上のような、伸縮領域10(延長領域12)及び非伸縮領域11を具備する構成のおむつ1は、例えば、図1に示す如き工程を経て製造される。図1に示す工程は、2枚のシート31,32間に複数の弾性部材33,34が伸長状態で固定された外装体前駆体(伸縮シート前駆体)30を、弾性部材33,34の伸長方向に沿って走行させ、周面に凸部53が突出形成された加工ロール50と加工ロール50に対向配置されたアンビルロール60との間を通過させることで、外装体前駆体30に凸部53のパターンに対応した接合部36と弾性部材33,34の切断部37,38とを形成する工程を含む。図1に示す工程は、加工ロール50の凸部53の配置パターンなどを除く、該工程の基本的な要素が、従来のパンツ型使い捨ておむつの製造方法と同じである。
図1中の符号MD(Machine Direction)で示す矢印は、外装体前駆体30(シート31,32)並びにそれを加工して得られる外装体3及びおむつ連続体20の搬送方向であり、弾性部材33,34の伸長方向と一致する。尚、レッグ弾性部材34は、搬送方向MDに伸長する部分とこれと交差する方向に伸長する部分とを有する。搬送方向MDは、おむつ1の横方向Y(弾性部材33,34の伸長方向)に一致し、搬送方向MDと直交する幅方向CD(Cross machine Direction)は、おむつ1の縦方向X(弾性部材33,34の伸長方向と直交する方向)に一致する。即ち図1の工程を含むおむつ1の製造方法は、いわゆる横流れ方式でおむつを製造する。
おむつ1の製造方法においては、先ず、図1に示すように、図示しない原反ロールから連続的に供給される帯状の外層シート31と、図示しない原反ロールから連続的に供給される帯状の内層シート32との間に、胴周り弾性部材33及びレッグ弾性部材34を、所定の伸長率に伸長させた伸長状態で所定数配する。このとき、レッグ弾性部材34は、両シート31,32の搬送方向MDとは直交して往復運動する公知の揺動ガイド(図示せず)を介して、所定の脚周りパターンを形成しながら配される。また、両シート31,32には、それらを重ね合わせる前に、両シート31,32の何れか一方又は双方の相対向する面の所定部位に、接着剤塗工機40によりホットメルト型接着剤を塗工する。図1の態様ではシート31のシート32との対向面に接着剤を塗工している。各弾性部材33,34には、両シート31,32間に配する前にホットメルト型接着剤を塗工しても良い。
そして、図1に示すように、一対のニップロール41,41の間に、弾性部材33,34を伸長状態で挟み込んだ2枚の帯状シート31,32を供給してこれを加圧することにより、両シート31,32間に複数の弾性部材33,34が伸長状態で固定された帯状の外装体前駆体30が形成される。
次いで、図1に示すように、加工ロール50とアンビルロール60との間に、外装体前駆体30を、弾性部材33,34の伸長方向に沿って供給してこれを加圧することにより、外装体前駆体30に加工ロール50の凸部53のパターンに対応した接合部36と弾性部材33,34の切断部37,38とが形成され、接合部36が存する伸縮領域10及び延長領域12と、切断部37が存する非伸縮領域11とを有する帯状の外装体3が形成される。こうして形成された外装体3は、「相対向する2枚のシート31,32と、両シート31,32間に伸長状態で固定された複数の弾性部材33,34とを具備し、両シート31,32が間欠配置された複数の接合部36にて互いに接合され且つ複数の弾性部材33,34が接合部36を通らずに一方向に伸長している伸縮領域10と、弾性部材33が切断されて伸縮領域10よりも伸縮性が低い非伸縮領域11とを有し、且つ非伸縮領域11を弾性部材33の伸長方向(搬送方向MDと同方向)と直交する方向CDに仮想的に延長した場合のその延長領域12の位置に該伸縮領域10が配される、伸縮シート」である。
次いで、図1に示すように、別工程で製造された吸収性本体2に予めホットメルト接着剤等の接着剤を塗工(図示せず)し、帯状の外装体3を構成する内層シート32上に間欠的に供給して固定する。尚、吸収性本体固定用の接着剤は、吸収性本体2ではなく、内層シート32における吸収性本体2の配置予定位置に予め塗工しても良い。
次いで、図1に示すように、吸収性本体2が配置された帯状の外装体3におけるレッグ弾性部材34で環状に囲まれた環状部の内側にレッグ開口部LHを形成する。このレッグ開口部LHの形成工程は、ロータリーカッター、レーザーカッター等の従来からこの種の物品の製造方法における手法と同様の手法を用いて実施することができる。尚、本実施態様においては、帯状の外装体3に吸収性本体2を配置した後にレッグ開口部LHを形成しているが、吸収性本体2の配置前にレッグ開口部LHを形成しても良い。
次いで、帯状の外装体3をその幅方向、即ち外装体3の搬送方向MDと直交する方向に折り畳む。より具体的には、図1に示すように、帯状の外装体3の搬送方向に沿う両側部3S,3Sを、吸収性本体2の長手方向両端部を覆うように折り返して吸収性本体2の長手方向両端部を固定した後、外装体3を吸収性本体2と共にその幅方向に2つ折りする。こうして、おむつ連続体20が得られる。その後、常法に従って、おむつ連続体20を個々に分断し、さらにその分断部分におけるシートを互いに接合させることで、パンツ型使い捨ておむつ1が得られる。
従来のパンツ型使い捨ておむつの製造方法は、図1に示す工程と基本的な構成が同じ工程を備えているところ、特に、加工ロール50及びアンビルロール60の如き、エンボスロールによって実施される、「2枚のシート31,32の接合及びその間に配された弾性部材33の切断の同時実施工程」に関して、改善すべき点があった。
ここで、従来製法によって得られたパンツ型使い捨ておむつの課題を、図3に基づいて説明すると、従来製法によって得られたパンツ型使い捨ておむつは、非伸縮領域11を胴周り弾性部材33の伸長方向(横方向Y)と直交する方向(縦方向X)に仮想的に延長した場合のその延長領域12において、接合部36における外層シート31と内層シート32との接合が不十分となり、その結果、いわゆるシート31,32の浮きが発生し、図6に示すような、襞35が規則的に形成され、外観、フィット性、着用感などに優れる外装体3が得られないことがあった。また、吸収性本体2の配置部位に存する非伸縮領域11において、胴周り弾性部材33の切断部37の形成が不十分となり、その結果、非伸縮領域11に胴周り弾性部材33の伸縮性が過度に残存し、非伸縮領域11に重ねて配置される吸収性本体2に望ましくない縦皺が生じ、フィット性や着用感の低下などを招くおそれがあった。
このような、従来のパンツ型使い捨ておむつの製造方法の課題に鑑み、本実施態様のパンツ型使い捨ておむつの製造方法においては、「2枚のシート31,32の接合及びその間に配された弾性部材33の切断の同時実施工程」を不都合なくスムーズに実施するために、接合部36及び切断部37の形成に直接関わる加工ロール50に特に着目して工夫を施した。その工夫即ち本発明の主たる特徴部分の1つについて以下に説明する。先ずは、斯かる工夫の前提となる加工ロール50及びアンビルロール60の基本構成について、図7を参照して説明する。
図7に示すように、加工ロール50は、回転軸51回りに方向R1(図1参照)に回転可能に支持された円筒形状の回転体52を有する。また、加工ロール50と対向するアンビルロール60は、回転軸61回りに方向R2(図1参照)に回転可能に支持された円筒形状の回転体62を有する。両ロール50,60は、それらの回転軸51,61に駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって同期して回転するように配されている。加工ロール50の回転体52の周面は、凸部53が多数突出形成されていて凹凸形状を有しているのに対し、アンビルロール60の回転体62の周面は、凹凸形状を有しておらず、実質的に(巨視的に)平滑である。
両ロール50,60を構成する各部材は、ダイス鋼等の各種工具鋼(鉄鋼)等の金属製の剛体を含んで構成されている。本実施態様においては、両ロール50,60それぞれには、内部にヒーター等の加熱手段(図示せず)が付設されており、該加熱手段からの熱伝導によって、両ロール50,60間を通過する被加工物(外装体前駆体30)に熱が伝達されるようになされている。ただし、本発明においては、斯かる加熱手段は必須ではなく、両ロール50,60の何れにも加熱手段が付設されていなくても良く、あるいは何れか一方のみに加熱手段が付設されていても良い。
図1に示すように、外装体前駆体30(接合部36及び弾性部材33,34の切断部37,38が形成されていない外装体)を、弾性部材33,34の伸長方向(おむつ1の横方向Yと同方向)に沿って走行させ、方向R1に回転する加工ロール50と方向R2に回転するアンビルロール60との間を通過させると、加工ロール50の凸部53とアンビルロール60の周面とでの加圧、さらには両ロール50,60からの加熱により、外装体前駆体30における伸縮領域10の形成予定部位に、外層シート31と内層シート32との接合部36が形成されると共に、非伸縮領域11の形成予定部位即ち吸収性本体2の配置予定部位の弾性部材33,34が切断されて切断部37,38が形成され、外装体3が得られる。こうして形成された接合部36及び切断部37,38のパターンは、加工ロール50の凸部53のパターンに対応している(図7参照)。
加工ロール50の周面の凸部53について説明すると、図7に示すように、加工ロール50の周面における伸縮領域10(延長領域12)に対応する領域(以下、「伸縮領域対応領域」ともいう)50Aには、接合部36を形成するための凸部53としてのシール用凸部54が、加工ロール50の回転軸方向CD及び周方向(図7の上下方向、図1に示す回転方向R1と同方向)の双方に複数間欠配置されていると共に、加工ロール50の周面における非伸縮領域11に対応する領域(以下、「非伸縮領域対応領域」ともいう)50Bには、胴周り弾性部材33の切断部37を形成するための凸部53としての切断用凸部55が、シール用凸部54を回転軸方向CDに仮想的に延長した場合のその延長線上に少なくとも1個配置されている。本実施態様においては図7に示すように、非伸縮領域対応領域50Bには、複数の切断用凸部55が回転軸方向CD及び周方向の双方に複数間欠配置されている。
また、加工ロール50の周面の回転軸方向CDの中央部には、切断用凸部55とは別に、レッグ弾性部材34の切断部38を形成するための凸部53としての切断用凸部56が周方向に複数間欠配置されている。
また加工ロール50の周面には、図7に示すように、非伸縮領域対応領域50Bを回転軸方向CD(弾性部材33の伸長方向と直交する方向)に仮想的に延長した場合のその延長領域50Cと重なる伸縮領域対応領域50Aが存する。この延長領域50Cは、製造目的物たるおむつ1の延長領域12に対応する領域であり、伸縮領域対応領域50Aの一部であって、シール用凸部54が回転軸方向CD及び周方向の双方に複数間欠配置されている。切断用凸部55が配されている非伸縮領域対応領域50Bと、シール用凸部54が配されている延長領域50Cとは、加工ロール50の周方向において同位置にあり、被加工物たる外装体前駆体30の搬送方向MDと同位置にある。
シール用凸部54は、外層シート31と内層シート32との接合部36を形成する部位であり、そのような役割を果たし得る構成を有していれば良く、例えば、従来公知のヒートエンボスピン、超音波エンボスピンを用いることができる。また、切断用凸部55,56は、シート31,32間に伸長状態で固定された弾性部材33,34の収縮力を発現させなくする部位であり、そのような役割を果たし得る構成を有していれば良く、例えば、弾性部材33,34を分断するカッター刃などを備えていても良い。
従来のパンツ型使い捨ておむつの製造方法においては、前述の如き基本構成を有する加工ロール50の周面における凸部53のパターンとして、図11に示すパターンが採用されていた。図11に示す凸部53のパターンにおいては、延長領域50Cにおいて、回転軸方向CD(弾性部材33の伸縮方向と直交する方向)に沿って複数のシール用凸部54が並んでなるシール用凸部列54Lxが、加工ロール50の回転方向R1(周方向、搬送方向MD)に間隔をおいて複数列設けられ、また、非伸縮領域対応領域50Bにおいて、回転軸方向CDに沿って複数の切断用凸部55が並んでなる切断用凸部列55Lxが、回転方向R1に間隔をおいて複数列設けられている。各凸部53は平面視において長方形形状をなし、その長手方向が回転軸方向CDに一致している。また、延長領域50Cに存する各シール用凸部54における回転方向R1の前端54a(回転方向R1下流側の端部)と、非伸縮領域対応領域50Bに存する各切断用凸部55における回転方向R1の前端55a(回転方向R1下流側の端部)とは、回転方向R1において同位置にあらずにずれている。尚、図11並びに後述する図8〜図10においては、回転方向R1の最前方に位置する凸部53について、それらの前端54a,55aに沿って回転軸方向CDに延びる直線が記載されているが、この直線は、技術内容の理解を容易にするためのものであって、実際の装置構成とは無関係である。
そして、図11に示す凸部53のパターンを採用した従来のパンツ型使い捨ておむつの製造方法では、前述したように下記1)及び2)の課題があった。特に、伸縮領域10における2枚のシート31,32どうしの接合不良は深刻であり、下記1)及び2)の課題解決を両立させるための製造条件を見出すのが困難であった。
1)延長領域50Cに存するシール用凸部54による、外層シート31及び内層シート32の積層体に対する押圧によって形成される接合部36について、その形成が不十分なために伸縮領域10の形成に支障が生じ、シート31,32の浮きなどの不都合が発生する。
2)非伸縮領域対応領域50Bに存する切断用凸部55による、胴周り弾性部材33に対する押圧によって形成される切断部37について、その形成が不十分なために非伸縮領域11の形成に支障が生じ、非伸縮領域11に重ねて配置される吸収性本体2に望ましくない縦皺が発生するなどの不都合が生じる。
これに対し、本実施態様のパンツ型使い捨ておむつの製造方法においては、加工ロール50の周面における凸部53のパターンとして、図8に示すパターンを採用し、それによって前記1)及び2)の課題の解決を図っている。本実施態様における凸部53のパターンは、延長領域50Cに存する各シール用凸部54における回転方向R1の前端54aと、非伸縮領域対応領域50Bに存する各切断用凸部55における回転方向R1の前端55aとが回転方向R1において同位置にある点で、両前端54a,54bが回転方向R1においてずれている従来製法と異なる。斯かる構成により、被加工物たる外装体前駆体30において、伸縮領域10たる延長領域12の形成予定部位と非伸縮領域11の形成予定部位とが、加工ロール50の回転軸方向CDに沿って並んでいるような場合であっても、その外装体前駆体30を、常法に従って加工ロール50とアンビルロール60との間に供給するだけで、延長領域12の形成予定部位に接合部36を形成し、且つ非伸縮領域11に切断部37を形成し得る。つまり、本実施態様のパンツ型使い捨ておむつの製造方法は、シートどうしの接合部の形成性と、そのシートに配されている弾性部材の切断性とを、高いレベルで両立している。
より詳述すると、図8に示すように、本実施態様における凸部53のパターンは、延長領域50Cにおいて、回転軸方向CD(弾性部材33の伸縮方向と直交する方向)に沿って複数のシール用凸部54が並んでなるシール用凸部列54Lxが、加工ロール50の回転方向R1(周方向、搬送方向MD)に間隔をおいて複数列設けられ、シール用凸部列54Lx内の各シール用凸部54はそれぞれ、回転方向R1の前端54aが回転方向R1において同位置となっている。そして、シール用凸部列54Lx内の各シール用凸部54それぞれにおける加工ロール50の回転方向の前端54a(回転方向R1下流側の端部)と、シール用凸部列54Lxの回転軸方向CDの延長線上に存する切断用凸部55における回転方向R1の前端55a(回転方向R1下流側の端部)とが、回転方向R1において同位置になっている。
また、本実施態様では、非伸縮領域対応領域50Bにおいて、回転軸方向CDに沿って複数の切断用凸部55が並んでなる切断用凸部列55Lxが、回転方向R1に間隔をおいて複数列設けられている。そして、切断用凸部列55Lx内の各切断用凸部55はそれぞれ、回転方向R1の前端55a(回転方向R1下流側の端部)が回転方向R1において同位置となっている。そして、シール用凸部列54Lx内の各シール用凸部54それぞれにおける加工ロール50の回転方向の前端54a(回転方向R1下流側の端部)と、シール用凸部列54Lxの回転軸方向CDの延長線上に存する切断用凸部列55Lx内の各切断用凸部55それぞれにおける回転方向R1の前端55a(回転方向R1下流側の端部)とが、回転方向R1において同位置になっている。
延長領域50C及び非伸縮領域対応領域50Bそれぞれにおいて、各凸部53は平面視において長方形形状をなし、その長手方向が回転軸方向CDに一致している。
本実施態様においては、図8に示すように、シール用凸部54と、該シール用凸部54を回転軸方向CDに仮想的に延長した場合のその延長線(図示せず)上にある切断用凸部55とは、回転方向R1(おむつ1の横方向Yと同方向)の長さL1が同じである。また本実施態様においては、シール用凸部54とその前記延長線上にある切断用凸部55とは、回転方向R1の長さL1のみならず、回転方向R1と直交する方向である回転軸方向CD(おむつ1の縦方向Xと同方向)の長さL2も同じである。
また本実施態様においては、図8に示すように、非伸縮領域対応領域50Bの切断用凸部列55Lxと、該非伸縮領域対応領域50Bと回転方向R1において同位置にある延長領域(おむつ1の延長領域12に対応する領域)50Cのシール用凸部列54Lxとが、回転方向R1において同数配置されている。
前述した作用効果、即ち、接合部36の形成性と胴周り弾性部材33の切断(切断部37の形成)とをより高いレベルで両立させる観点から、加工ロール50の各部の寸法等は、次のように設定することが好ましい。
凸部53(シール用凸部54及び切断用凸部53を含む。以下特に断らない限り同じ。)の回転方向R1(搬送方向MD)の長さL1(図8参照)は、好ましくは0.1mm以上、さらに好ましくは0.3mm以上、そして、好ましくは1.0mm以下、さらに好ましくは0.5mm以下である。
凸部53の回転軸方向CDの長さL2(図8参照)は、好ましくは0.1mm以上、さらに好ましくは1.0mm以上、そして、好ましくは2.0mm以下、さらに好ましくは1.5mm以下である。
凸部53の加工ロール50の周面からの突出高さは、好ましくは0.1mm以上、さらに好ましくは0.3mm以上、そして、好ましくは1.0mm以下、さらに好ましくは0.5mm以下である。
回転方向R1において隣り合う2個の凸部53,53の間隔L3(図8参照)は、好ましくは5mm以上、さらに好ましくは7mm以上、そして、好ましくは10mm以下、さらに好ましくは8mm以下である。
回転軸方向CDにおいて隣り合う2個の凸部53,53の間隔L4(図8参照)は、好ましくは3mm以上、さらに好ましくは4mm以上、そして、好ましくは10mm以下、さらに好ましくは6mm以下である。
任意の1cm四方の正方形形状の領域内に存する凸部53の数は、好ましくは2個以上、更に好ましくは4個以上、そして、好ましくは8個以下、更に好ましくは6個以下である。
図9及び図10には、加工ロール50に適用可能な凸部53の他のパターンが示されている。後述する他の実施態様については、前記実施態様と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、前記実施態様についての説明が適宜適用される。
図9に示す凸部53のパターンにおいては、非伸縮領域対応領域50Bの切断用凸部55の回転方向R1の長さL1と、延長領域50Cのシール用凸部54の回転方向R1の長さL1とが異なっており、前者の方が長い。両者の長さの比率は、切断用凸部55の長さL1/シール用凸部54の長さL1として、好ましくは0.5以上、さらに好ましくは0.7以上、そして、好ましくは1.2以下、さらに好ましくは1.0以下である。図9に示す凸部53のパターンを採用した場合でも、図8に示す凸部53のパターンを採用した場合と同様の効果が奏される。図9に示す凸部53のパターンを採用した場合には特に、加工時において加工ロール50とアンビルロール60との間に生じる衝撃力がより一層緩和され得る。
図10に示す凸部53のパターンにおいては、非伸縮領域対応領域50Bの回転方向R1における切断用凸部55の数が、延長領域50Cの回転方向R1におけるシール用凸部54の数に比して少ない。図10に示す凸部53のパターンにおいては、非伸縮領域対応領域50Bの切断用凸部55は、延長領域50Cのシール用凸部54を回転軸方向CDに仮想的に延長した場合のその延長線(図示せず)上に1個だけ配置されている。斯かる切断用凸部55のパターンは、切断するべき胴周り弾性部材33の1本に対し、切断用凸部55を1個配置したものである。図10に示す凸部53のパターンを採用した場合でも、図8に示す凸部53のパターンを採用した場合と同様の効果が奏される。図10に示す凸部53のパターンを採用した場合には特に、伸縮領域10がより一層安定的に形成され得る。
前述した実施態様は吸収性物品の製造方法に関するものであるが、これらの実施態様は伸縮シートの製造方法にも適用できる。ここでいう「伸縮シート」とは、「相対向する2枚のシートと、両シート間に伸長状態で固定された複数の弾性部材とを具備し、両シートが間欠配置された複数の接合部にて互いに接合され且つ複数の該弾性部材が該接合部を通らずに一方向に伸長している伸縮領域と、該弾性部材が切断されて該伸縮領域よりも伸縮性が低い非伸縮領域とを有し、且つ該非伸縮領域を該弾性部材の伸長方向と直交する方向に仮想的に延長した場合のその延長領域と重なる該伸縮領域を有する、伸縮シート」であるところ、この伸縮シートは、前記実施態様のおむつ1における外装体3と実質的に同じである。
本発明の製造方法により製造される伸縮シートは、パンツ型使い捨ておむつの胴周り部以外に、例えば、展開型使い捨ておむつの胴周り部、パンツ型生理用ナプキン、使い捨ての下着、使い捨てマスクの耳掛け部、掃除用シート、包帯などにも使用することができる。
以上、本発明の実施態様について説明したが、本発明は前記実施態様に制限されず、適宜変更可能である。前述した一の実施態様のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
1 パンツ型使い捨ておむつ(吸収性物品)
A 腹側部
B 股下部
C 背側部
S サイドシール部
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
24 防漏カフ
3 外装体(伸縮シート)
31 外層シート
32 内層シート
33 胴周り弾性部材
34 レッグ弾性部材
35 襞
36 外層シートと内層シートとの接合部
37 胴周り弾性部材の切断部
38 レッグ弾性部材の切断部
10 伸縮領域
11 非伸縮領域
12 延長領域(伸縮領域)
20 おむつ連続体
30 外装体前駆体(伸縮シート前駆体)
40 接着剤塗工機
50 加工ロール
50A 伸縮領域対応領域
50B 非伸縮領域対応領域
50C 延長領域(伸縮領域対応領域)
51 回転軸
52 回転体
53 凸部
54 シール用凸部
54a シール用凸部の回転方向前端
55,56 切断用凸部
55a 切断用凸部の回転方向前端
60 アンビルロール
61 回転軸
62 回転体

Claims (7)

  1. 相対向する2枚のシートと、両シート間に伸長状態で固定された複数の弾性部材とを具備し、両シートが間欠配置された複数の接合部にて互いに接合され且つ複数の該弾性部材が該接合部を通らずに一方向に伸長している伸縮領域と、該弾性部材が切断されて該伸縮領域よりも伸縮性が低い非伸縮領域とを有し、且つ該非伸縮領域を該弾性部材の伸長方向と直交する方向に仮想的に延長した場合のその延長領域と重なる位置に該伸縮領域が配される、伸縮シートの製造方法であって、
    2枚のシート間に複数の弾性部材が伸長状態で固定された伸縮シート前駆体を、該弾性部材の伸長方向に沿って走行させ、周面に凸部が突出形成された加工ロールと該加工ロールに対向配置されたアンビルロールとの間を通過させることで、該伸縮シート前駆体に該凸部のパターンに対応した前記接合部と前記弾性部材の切断部とを形成する工程を備え、
    前記加工ロールの周面における前記伸縮領域に対応する領域に、前記接合部を形成するための前記凸部としてのシール用凸部が、該加工ロールの回転軸方向及び周方向の双方に複数間欠配置されていると共に、
    前記加工ロールの周面における前記非伸縮領域に対応する領域に、前記切断部を形成するための前記凸部としての切断用凸部が、前記シール用凸部を前記回転軸方向に仮想的に延長した場合のその延長線上に少なくとも1個配置され、
    前記切断用凸部のパターンは、前記弾性部材の1本に対し、該切断用凸部を1個配置したものであり、
    前記シール用凸部における前記加工ロールの回転方向の前端と、該シール用凸部の前記延長線上に存する前記切断用凸部における該回転方向の前端とが、該回転方向において同位置にある、伸縮シートの製造方法。
  2. 前記シール用凸部とその前記延長線上にある前記切断用凸部とは、前記回転方向の長さが同じである請求項1に記載の伸縮シートの製造方法。
  3. 前記加工ロールの周面における前記伸縮領域に対応する領域に、該加工ロールの回転軸方向に沿って複数の前記シール用凸部が並んでなるシール用凸部列が、該加工ロールの周方向に間隔をおいて複数列設けられ、
    前記シール用凸部列内の各シール用凸部それぞれにおける前記加工ロールの回転方向の前端と、該シール用凸部列の前記延長線上に存する前記切断用凸部における該回転方向の前端とが、該回転方向において同位置にある、請求項1又は2に記載の伸縮シートの製造方法。
  4. 前記加工ロールの周面における前記非伸縮領域に対応する領域に、該加工ロールの回転軸方向に沿って複数の前記切断用凸部が並んでなる切断用凸部列が、該加工ロールの周方向に間隔をおいて複数列設けられ、
    前記シール用凸部列内の各シール用凸部それぞれにおける前記加工ロールの回転方向の前端と、前記切断用凸部列内の各前記切断用凸部それぞれにおける該回転方向の前端とが、該回転方向において同位置にある、請求項3に記載の伸縮シートの製造方法。
  5. 前記加工ロールの周面における前記非伸縮領域に対応する領域の前記切断用凸部列と、該非伸縮領域についての前記延長領域に対応する領域の前記シール用凸部列とが、前記回転方向において同数配置されている請求項4に記載の伸縮シートの製造方法。
  6. 着用者の前後方向に対応する縦方向及びこれに直交する横方向を有し、液保持性の吸収体を含む吸収性本体を横方向中央部に備えると共に、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体を備え、前身頃及び後身頃それぞれにおける該外装体の縦方向に沿う両側縁部どうしが接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されている吸収性物品で、
    前記外装体は、相対向する2枚のシートと、両シート間に伸長状態で固定された複数の弾性部材とを具備し、両シートが間欠配置された複数の接合部にて互いに接合され且つ複数の該弾性部材が該接合部を通らずに横方向に伸長している伸縮領域と、該弾性部材が切断されて該伸縮領域よりも伸縮性が低い非伸縮領域とを有し、且つ該非伸縮領域を縦方向に仮想的に延長した場合のその延長領域と重なる位置に該伸縮領域が配される、吸収性物品の製造方法であって、
    2枚のシート間に複数の弾性部材が伸長状態で固定された外装体前駆体を、該弾性部材の伸長方向に沿って走行させ、周面に凸部が突出形成された加工ロールと該加工ロールに対向配置されたアンビルロールとの間を通過させることで、該外装体前駆体に該凸部のパターンに対応した前記接合部と前記弾性部材の切断部とを形成する工程を備え、
    前記加工ロールの周面における前記伸縮領域に対応する領域に、前記接合部を形成するための前記凸部としてのシール用凸部が、該加工ロールの回転軸方向及び周方向の双方に複数間欠配置されていると共に、
    前記加工ロールの周面における前記非伸縮領域に対応する領域に、前記切断部を形成するための前記凸部としての切断用凸部が、前記シール用凸部を前記回転軸方向に仮想的に延長した場合のその延長線上に少なくとも1個配置され、
    前記切断用凸部のパターンは、前記弾性部材の1本に対し、該切断用凸部を1個配置したものであり、
    前記シール用凸部における前記加工ロールの回転方向の前端と、該シール用凸部の前記延長線上に存する前記切断用凸部における該回転方向の前端とが、該回転方向において同位置にある、吸収性物品の製造方法。
  7. 相対向する2枚のシートと、両シート間に伸長状態で固定された複数の弾性部材とを具備し、両シートが間欠配置された複数の接合部にて互いに接合され且つ複数の該弾性部材が該接合部を通らずに一方向に伸長している伸縮領域と、該弾性部材が切断されて該伸縮領域よりも伸縮性が低い非伸縮領域とを有し、且つ該非伸縮領域を該弾性部材の伸長方向と直交する方向に仮想的に延長した場合のその延長領域と重なる位置に該伸縮領域が配される、伸縮シートを製造するための装置であって、
    周面に凸部が突出形成された加工ロールと、該加工ロールに対向配置されたアンビルロールとを備え、両ロール間に、2枚のシート間に複数の弾性部材が伸長状態で固定された伸縮シート前駆体を供給することで、該伸縮シート前駆体に該凸部のパターンに対応した前記接合部と前記弾性部材の切断部とを形成可能になされており、
    前記加工ロールの周面における前記伸縮領域に対応する領域に、前記接合部を形成するための前記凸部としてのシール用凸部が、該加工ロールの回転軸方向及び周方向の双方に複数間欠配置されていると共に、
    前記加工ロールの周面における前記非伸縮領域に対応する領域に、前記切断部を形成するための前記凸部としての切断用凸部が、前記シール用凸部を前記回転軸方向に仮想的に延長した場合のその延長線上に少なくとも1個配置され、
    前記切断用凸部のパターンは、前記弾性部材の1本に対し、該切断用凸部を1個配置したものであり、
    前記シール用凸部における前記加工ロールの回転方向の前端と、該シール用凸部の前記延長線上に存する前記切断用凸部における該回転方向の前端とが、該回転方向において同位置にある、伸縮シートの製造装置。
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