JP6822541B1 - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
Description
まずは、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、室外機膨張弁24と、液管8が接続された閉鎖弁25と、ガス管9が接続された閉鎖弁26と、アキュムレータ27と、室外機ファン28とを備えている。そして、室外機ファン28を除くこれら各装置が、以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路20を形成している。
次に、図1および図2を用いて、室内機5について説明する。本実施形態の室内機5はダクト型の室内機であり、図2に示すファンユニット5aの筐体5a3の内部に室内機ファン54を備えている。また、図2に示す熱交換器ユニット5bの筐体5b3の内部に室内熱交換器51と、図1に示すガス管接続部52、液管接続部53、および、室内機制御手段500を備えている。そして、室内機ファン54および室内機制御手段500を除く上記の各構成装置が、以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路50を構成している。
以上に説明した室内機5は、図2(A)に示すように横向きに設置、あるいは、図2(B)もしくは(C)に示すように縦向きに設置することができる。そして、室内機5を図2(B)もしくは(C)に示す縦向きに配置する場合は、室内熱交換器51で冷媒と熱交換を行った空調空気を上向きに吹き出す(図2(B)の状態)場合と、下向きに吹き出す(図2(C)の状態)場合とで、ファンユニット5aと熱交換器ユニット5bの位置関係が異なる。
以下、図2(A)〜(C)を用いて、室内機5の設置状態について横向き設置、縦向き設置:上吹き出し)、縦向き設置:下吹き出し、の順で説明する。
室内機5が横向きに設置される場合は、例えば、図2(A)に示すように、建屋天井面110と室内天井面140の間の空間に設置される。ファンユニット5aと熱交換器ユニット5bとがそれぞれ横向きとされ、ファンユニット5aの第1開口5a1と熱交換器ユニット5bの第4開口5b2とが接続されてファンユニット5aの筐体5a3と熱交換器ユニット5bの筐体5b3とが連通する。また、ファンユニット5aの第2開口5a2が吹出ダクト190を介して室内天井面140に設けられた吹出グリル200に接続され、熱交換器ユニット5bの第3開口5b1が吸込ダクト160を介して室内天井面140に設けられた吸込グリル170に接続される。そして、ファンユニット5aと熱交換器ユニット5bとを組み合わせたものが、一端が建屋天井面110に固定された複数本の吊下ボルト120によって建屋天井面110から吊り下げられて、建屋天井面110と室内天井面140の間の空間に設置される。
室内機5が縦向きに設置されて上方に向かって空調空気を吹き出す場合は、例えば、図2(B)に示すように、2階建ての建物における1階床面230上に台座220を用いて設置される。このとき、台座220の上に熱交換器ユニット5bが配置され、熱交換器ユニット5bの上に、ファンユニット5aの第1開口5a1と熱交換器ユニット5bの第4開口5b2が向き合うようにファンユニット5aが配置される。これにより、ファンユニット5aの第1開口5a1と熱交換器ユニット5bの第4開口5b2とが接続されてファンユニット5aの筐体5a3と熱交換器ユニット5bの筐体5b3とが連通する。ファンユニット5aの第2開口5a2は吹出ダクト190を介して2階床面250に設けられた吹出グリル210に接続されている。なお、吹出ダクト190は、1階天井面240を貫通して吹出グリル210に接続されている。また、熱交換器ユニット5bの第3開口5b1は、台座220に設けられた孔220aを介して1階床面230に向けて開口しており、台座220に設けられる図示しない連通孔を介して第3開口5b1から熱交換器ユニット5bの内部に室内空気を取り込む。
室内機5が縦向きに設置されて下方に向かって空調空気を吹き出す場合は、例えば、図2(C)に示すように、1階床面230上に台座220を用いて設置され、より具体的には、1階床面230と基礎面260の間に設けられている空調空気の通風路270に連通する床面開口230aの上方に室内機5が設置される。このとき、台座220の上にファンユニット5aが配置され、ファンユニット5aの上に、ファンユニット5aの第1開口5a1と熱交換器ユニット5bの第3開口5b1が向き合うように熱交換器ユニット5bが配置される。これにより、ファンユニット5aの第1開口5a1と熱交換器ユニット5bの第3開口5b1とが接続されてファンユニット5aの筐体5a3と熱交換器ユニット5bの筐体5b3とが連通する。ファンユニット5aの第2開口5a2が台座220の孔220aを介して1階床面230の床面開口230aと吹出ダクト190で接続されている。また、熱交換器ユニット5bの第4開口5b2は、空調空間の上方に向けて開口する。
次に、本実施形態における空気調和機1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1(A)を用いて説明する。尚、以下の説明ではまず、空気調和機1が暖房運転を行う場合について説明し、次に、空気調和機1が冷房運転を行う場合について説明する。尚、図1(A)における実線矢印は、暖房運転時の冷媒の流れを示している。また、図1(A)における破線矢印は、冷房運転時の冷媒の流れを示している。
図1(A)に示すように、空気調和機1が暖房運転を行う場合は、四方弁22が実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdとが連通するように、また、ポートbとポートcとが連通するように切り換えられる。これにより、冷媒回路10は、室内熱交換器51が凝縮器として機能するとともに、室外熱交換器23が蒸発器として機能する暖房サイクルとなる。
空気調和機1が冷房運転を行う場合は、図1(A)に示すように、四方弁22が破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するように、また、ポートcとポートdとが連通するように切り換えられる。これにより、冷媒回路10は、室内熱交換器51が蒸発器として機能するとともに、室外熱交換器23が凝縮器として機能する暖房サイクルとなる。
空気調和機1が上述した暖房運転や冷房運転を行っているとき、室内機5の熱交換器ユニット5bに設けられている吸込温度センサ62で検出した吸込温度(空調空間の温度:室温)が、使用者が設定した空調運転の目標温度である設定温度となるように、圧縮機21、膨張弁24、室外機ファン28、および、室内機ファン51がそれぞれ制御される。あるいは、空気調和機1が暖房運転や冷房運転を行っているとき、吸込温度センサ62で検出した吸込温度と、熱交温度センサ61で検出した室内熱交換器51の温度とを比較することによって、四方弁22や膨張弁24の動作が正常であるか否かを確認する。
ここより、図3を用いて、空気調和機1の設置後に、室内機制御手段500のCPU510が、吸込温度センサ62の設置位置の正誤を判定する際の処理について説明する。図3において、STは処理のステップを示し、これに続く数字はステップの番号を示している。また、以下の説明では吸込温度をTi(単位:℃)、熱交温度をTh(単位:℃)、熱交温度Thから吸込温度Tiを減じた温度差をΔT(単位:℃)とする。
2 室外機
5 室内機
5a ファンユニット
5a1 第1開口
5a2 第2開口
5a3 筐体
5b 熱交換器ユニット
5b1 第3開口
5b2 第4開口
5b3 筐体
51 熱交換器
54 室内機ファン
56 ドレンパン
61 熱交温度センサ
62 吸込温度センサ
500 室内機制御手段
510 CPU
Ti 吸込温度
Th 熱交温度
ΔT 温度差
Claims (4)
- 第1開口と第2開口を有する第1筐体と、同第1筐体の内部に室内機ファンを備えたファンユニットと、
第3開口と第4開口を有する第2筐体と、同第2筐体の内部に熱交換器を備えた熱交換器ユニットと、
前記熱交換器の温度である熱交温度を検出する熱交温度センサと、
前記第2筐体内部に流入する空気の温度である吸込温度を検出し前記第3開口の近傍あるいは前記第4開口の近傍のいずれかに選択可能に配置される吸込温度センサと、
前記室内ファンを制御する制御手段と、を有し、
前記ファンユニットの前記第1開口と、前記熱交換器ユニットの前記第3開口および前記第4開口のいずれか一方とを連通させて形成される室内機を有する空気調和機であって、
前記制御手段は、
前記吸込温度センサの配置の正誤を判定可能であり、前記吸込温度センサの配置の正誤の判定結果を外部に報知する、
ことを特徴とする空気調和機。 - 前記制御手段は、
前記熱交温度センサで検出した熱交温度と前記吸込温度センサで検出した吸込温度との温度差を用いて、前記吸込温度センサの配置の正誤を判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記制御手段は、
前記温度差が所定範囲内の値である場合は、前記吸込温度センサが誤った位置に配置されていると判定する、
ことを特徴とする請求項2のいずれかに記載の空気調和機。 - 前記吸込温度センサの配置の正誤の判定は、前記空気調和機の試運転時に実行される、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の空気調和機。
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