JP6817639B2 - レールブロック - Google Patents

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Description

本発明は、レールの設定替え作業時にレールの曲線部等の安全対策のため使用するレールブロックに関する。
レールの設定替え作業時にレールの曲線部等の安全対策のため使用するレールブロックとして、レール締結装置やマクラギ等に固定されるベース部(台座部)と、ベース部(台座部)上に回動可能に取付けられ、起立状態のときにレールをブロックするブロック部と、ベース部(台座部)上においてブロック部を起立状態に設定したり解除する起立状態設定部とを備えたレールブロックが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第6076784号公報
しかし、上述の特許文献1に記載のレールブロックは、ベース部(台座部)上にレールをブロックする棒状のブロック部が回動可能に設けられ、レールをブロックする場合にはブロック部をベース部(台座部)上に鉛直方向に直線状に起立させて使用するが、レールはレールの頭部の幅より底部の幅の方が大きいため、ブロック部とレール頭部との間隔が大きくなり、レールの設定替え作業時にレールに大きな力が作用した場合、レールの頭部が傾く等、レールが小返りするという問題がある。
また、上述の特許文献1に記載のレールブロックのブロック部は、上述したように棒状のブロック部であるため、レールブロック時にレールを上方へ移動させる作業がし易いものの、レールが抜けるおそれがあるという問題もある。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、第1には、レールブロック時にレールが傾く等のレールが小返りし難くすることができ、第2には、ブロックしているレールの上方への移動を簡単に抑制ないしは制限することができるレールブロックを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るレールブロックは、レール締結装置やマクラギ等に固定されるベース部と、前記ベース部上に設けられレールの頭部に対し間隔を空けてレールをブロックするブロック部とを備えたレールブロックであって、前記ブロック部は、前記ベース部よりもレールの方向に向かって横方向に突出してレール頭部に当接するレール頭部当接部を有することを特徴とする。
また、本発明に係るレールブロックでは、前記ブロック部には、さらに、前記ベース部のレール側端部から前記レール頭部当接部の下端部に向かって斜めに延び、レールが上昇した際に、レールの底部が当接してレールの上昇量を制限するレール上昇量制限傾斜部が設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係るレールブロックでは、前記ベース部には、マクラギの上面近傍まで下端部が延びる鉛直ボルトが設けられていることも特徴とする。
また、本発明に係るレールブロックでは、前記ブロック部は、前記ベース部とは別体で構成され、前記ベース部に対しボルトおよびナットによって着脱可能に固定され、当該ベース部は、レール締結装置の種類によって変わり、かつ、レール締結装置に固定して使用するローラーを有するレール転倒防止装置のベース部と共用されることも特徴とする。
本発明に係るレールブロックによれば、ベース部固定部から上方に向かって延びると共に、ベース部よりもレールの方向に向かって横方向に突出してレール頭部に当接するレール頭部当接部を有するため、レール頭部当接部とレール頭部との間隔を小さくすることが可能となり、レールに大きな力が作用した場合でも、レールの頭部が傾く等、レールが小返りすることを確実に防止できる。
また、レール上昇量制限傾斜部を設けた場合には、ブロックしているレールが上方へ移動した場合、レール底部の角部がそのレール上昇量制限傾斜部に当接するので、レール上昇量制限傾斜部によってブロックしているレールの上方への移動を簡単に抑制ないしは制限することができる。
本発明に係る実施形態のレールブロック(ベース部はファーストクリップレール締結装置用)の正面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のレールブロック(ベース部はファーストクリップレール締結装置用)の平面図、左側面図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係る実施形態のレールブロックを構成するファーストクリップレール締結装置用のベース部の平面図、正面図、左側面図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係る実施形態のレールブロックを構成するブロック部の平面図、正面図、左側面図である。 本発明に係る実施形態のレールブロックを、ファーストクリップレール締結装置に設置した状態を示す正面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のレールブロックを直結8型レール締結装置に設置した示す正面図、平面図である。 本発明に係る実施形態のレールブロックを直結8型レール締結装置に設置した示す右側面図である。 (a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のレールブロックを線ばね(パンドロール)型レール締結装置に設置した示す正面図、平面図である。 本発明に係る実施形態のレールブロックを線ばね(パンドロール)型レール締結装置に設置した示す右側面図である。
以下、本発明に係る実施の形態のレールブロック1について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るレールブロック1は、レールRの設定替え作業時にレールの曲線部等の安全対策のため、レール締結装置やマクラギ等に取り付けて使用するもので、レールの設定替え作業時、レールの曲線部では、レールにレール転倒防止装置のローラーを当接させながらレールに大きなテンションをかけてレールの小返り等の転倒を防止しながら所定半径でレールを曲げるため、レール転倒防止装置の間に適宜間隔で本実施形態のレールブロック1を設ける。
レール転倒防止装置は、レールの頭部に当接させて反力を受けてレールの転倒を防止するもので、例えば、特開2015-083738号公報(特許第5919244号公報)や特開2015-025328号公報(特許5980739号公報)、特開2010-203212号公報(特許5225897号公報)として周知であるため図示しての説明は省略するが、主に、先端のローラーをレールの腹部に当接させて横方向から押圧するレール押圧部と、そのレール押圧部をマクラギに設けられているレール締結装置2に固定するベース部とから構成されており、レール締結装置の種類に応じてベース部の構成を変えて使用する。
本発明に係る実施の形態のレールブロック1は、レール転倒防止装置と共にそれぞれレール締結装置やマクラギ等に固定して使用するため、本実施形態のレールブロックのベース部は、レール転倒防止装置のベース部と同様のものを使用し、レール締結装置の種類に応じて変更されると共に、ベース部の構成を変更しても後述するように同一のブロック部を取り付け可能に構成している。
<レールブロック1>
つまり、本発明に係る実施形態のレールブロック1は、図1および図2に示すように、レール締結装置やマクラギ等に固定されるベース部11と、ベース部11上にボルト13aおよびナット13bによって固定され、レールRの頭部に対し間隔を空けてレールRをブロックするブロック部12とを備えて構成される。
尚、本実施形態では、図1〜図3、図5においていわゆるファーストクリップレール締結装置2用のベース部11を例示して説明し、図6および図7においていわゆる直結8型レール締結装置2’用のベース部11’を例示して説明し、図8および図9においていわゆる線ばね(パンドロール)型レール締結装置2”用のベース部11”を例示して説明する。
(ベース部11)
図1〜図3、図5に示すファーストクリップレール締結装置2用のベース部11は、ファーストクリップレール締結装置2に固定されるベース本体11aと、ブロック部12やレール転倒防止装置のレール押圧体)が着脱可能に固定されるブロック部・レール押圧部取付け片11b,11bとを備えて構成されている。
ベース本体11aは、上述したようにレール締結装置の種類に応じて変更されるもので、天板11a1と天板11a1の両側それぞれから下方に延びる側板11a2,11a2とから構成されており、ここでは、天板11a1および側板11a2,11a2先端部両側にそれぞれファーストクリップレール締結装置2に係合する斜め下方に延びる係合部11a3,11a3が設けられている。
ファーストクリップレール締結装置2用のベース部11の場合、図2や後述する図5等に示すようにファーストクリップレール締結装置2には、水平方向に通す2本の水平ボルト15によって固定すると共に、鉛直方向に通した鉛直中細ボルト14によってこのレールブロック1にレールRが当接した際、レールブロック1に作用するベース部11後部側が沈む(下降する)方向の外力ないしはモーメント(回転力)を支持するため、側板11a2,11a2先部側には水平ボルト15が通るボルト通し孔が設けられ、そのボルト通し孔には水平ボルト15に螺合するナット11a5,11a5が溶接等されて設けられている一方、ベース本体11aの後部側には鉛直中細ボルト14が通るボルト通し孔が設けられ、図3(c)に示すようにベース本体11aの裏面であってそのボルト通し孔には鉛直中細ボルト14に螺合するナット11a4が溶接等されて設けられている。
ブロック部・レール押圧部取付け片11b,11bには、レールブロック1のブロック部12またはレール転倒防止装置のレール押圧部の下端部を両側から挟みボルト13aおよびナット13bによって固定するもので、図3(b)等に示すように、例えば、3つのボルト通し孔11b1が設けられている。
(ブロック部12)
ブロック部12は、ベース部11のブロック部・レール押圧部取付け片11b,11bに着脱可能に設けられるもので、通常時は、レール転倒防止装置のレール押圧部とは異なり後述する図5等に示すように、レールR頭部に当接せずに所定間隔を空けた状態にある。
ブロック部12の構成は、図4(a)〜(c)に示すように、ベース部11上面のブロック部・レール押圧部取付け片11b,11bにボルト13aおよびナット13bに取り付けられるベース部固定部12aと、ベース部11よりもレールRの方向に向かい横方向に突出するレール頭部当接部12bと、レール頭部当接部12bの下端部とベース部固定部12aのレールR側端部との間に設けられ、ベース部固定部12aのレールR側端部からレール頭部当接部12bの下端部に向かって直線状に斜めに延び、レールRが上昇した際に、レールの底部が当接してレールRの上昇量を制限するレール上昇量制限傾斜部12cと、レール頭部当接部12bの上端部からベース部固定部12aと平行で、かつ、レールRから離れる方向に延びる補強用上部水平部12dと、補強用上部水平部12dにおけるレール頭部当接部12bの反対側端部とベース部固定部12aにおけるレール上昇量制限傾斜部12cの反対側端部とを連結し、レール頭部当接部12bおよびレール上昇量制限傾斜部12cに対し対向するように設けられた補強用傾斜部12eとを有する。
つまり、ブロック部12は、図4(b)に示すようにベース部固定部12aと、レール頭部当接部12bと、レール上昇量制限傾斜部12cと、補強用上部水平部12dと、補強用傾斜部12eとによって中空部12fを取り囲むように構成されており、例えば、ベース部固定部12a、レール頭部当接部12b、レール上昇量制限傾斜部12c、補強用上部水平部12dおよび補強用傾斜部12eの外輪郭を有する所定厚の鋼鈑から中空部12fを繰り抜いて形成されている。
ベース部固定部12aには、ベース部11上面のブロック部・レール押圧部取付け片11b,11bに設けられたボルト通し孔11b1の位置および数等に応じて3つのボルト通し孔12a1が設けられており、図1および図2弐示すように、3組のボルト13aおよびナット13bによってベース部11上面に着脱可能に固定される。ただし、ベース部固定部12aのボルト通し孔12a1の数は任意であり、ベース部11のブロック部・レール押圧部取付け片11b,11bに2つや、4つ、5つ等のボルト通し孔11b1が設けられている場合には、ボルト通し孔12a1もボルト通し孔11b1の数に応じて設けると良い。
<実施形態のレールブロック1の作用等>
次に、以上のように構成されたレールブロック1の作用等について説明する。
レールの設定替え作業を行う場合は、レールRがレール締結装置であるファーストクリップレール締結装置2から取外されるため、図5に示すように、ファーストクリップレール締結装置2に本実施形態のレールブロック1を取り付ける。
その際、本実施形態のレールブロック1では、図5に示すように、ファーストクリップレール締結装置2に合わせた形状および構成のベース部11をファーストクリップレール締結装置2に固定する。具体的には、ベース部11の係合部11a3,11a3をファーストクリップレール締結装置2の被係合部に係合すると共に、鉛直中細ボルト14をベース部11後部側のナット11a4(図4(c)等参照。)に通し螺合すると共に、2本の水平ボルト15を側板11a2,11a2先部側のナット11a5,11a5に通し螺合してベース部11をファーストクリップレール締結装置2に固定する。
すると、本実施形態のレールブロック1では、ベース部11上にブロック部12が固定されており、そのブロック部12のレール頭部当接部12bは、図5等に示すようにベース部11よりもレールRの方向に向かい横方向に突出しているので、ブロック部がベース部(台座部)上に鉛直方向に直線状に起立している従来のレールブロックよりもレールR頭部に近付き、レールR頭部との間の間隔が狭くなる。
そのため、本実施形態のレールブロック1によれば、レールの設定替え作業時にレールRの頭部が傾く等、レールRが小返りすることを確実に防止できる。
また、本実施形態のレールブロック1では、レール頭部当接部12bの下端部とベース部固定部12aのレールR側端部との間に、ベース部固定部12aのレールR側端部からレール頭部当接部12bの下端部に向かって斜めに延び、レールRが上昇した際に、レールRの底部が当接してレールRの上昇量を制限するレール上昇量制限傾斜部12cを設けているため、レールの設定替え作業時に図5において2点鎖線で示すようにレールRが上方へ移動した場合、レールR底部の角部がそのレール上昇量制限傾斜部12cに当接する。
そのため、実施形態のレールブロック1によれば、レール上昇量制限傾斜部12cによってブロックしているレールRの上方への移動を簡単に抑制することができ、レールブロック1からレールRが抜けることも確実に防止することができる。
また、このレールブロック1にレールRが当接して、レールブロック1を押圧する場合、レールRはブロック部12のレール頭部当接部12bに当接するため、レールブロック1はレールRに近い係合部11a3,11a3やナット11a5,11a5に通した水平ボルト15側を中心としてベース部11後部側が沈む(下降する)方向の外力ないしはモーメント(回転力)が作用する。
しかし、このレールブロック1では、ベース部11後部側のナット11a4には、下端部が側板11a2,11a2下端部近辺、すなわちファーストクリップレール締結装置2が設けられたマクラギ上面近傍まで延びる鉛直中細ボルト14を螺合して設けているため、レールブロック1にレールRが当接した際、鉛直中細ボルト14の下端部がマクラギ上面に当接することによって、ベース部11におけるレールRから遠い側が沈む(下降する)方向に作用する外力ないしはモーメント(回転力)を側板11a2,11a2だけでなく鉛直中細ボルト14でも負担でき、より確実にレールRを支持することが可能となる。
尚、実施形態のレールブロック1のベース部11は、レール締結装置の種類等によって変わるので、レール締結装置が、例えば図6および図7に示すような直結8型レール締結装置2’等の場合であれは、直結8型レール締結装置2’に応じたベース部11’に変更して図4等に示すブロック部12を固定する。
ただし、この直結8型レール締結装置2’に対応させたベース部11’の場合、図6および図7に示すようにベース部11’前側中央を鉛直太ボルト16で直結8型レール締結装置2’に固定する一方、鉛直方向に通した鉛直中細ボルト14によってこのレールブロック1にレールRが当接した際、レールブロック1に作用するベース部11’後部側が沈む(下降する)方向の外力ないしはモーメント(回転力)を支持するもので、ベース部11’の天板11a1’の左右両側にそれぞれ一対のブロック部・レール押圧部取付け片11b’,11b’を設け、ベース部11’の左右両側にそれぞれブロック部12,12を固定する。
つまり、図6および図7に示す直結8型レール締結装置2’の場合、実施形態のレールブロック1は、鉛直太ボルト16および鉛直中細ボルト14を間に挟むように、レールブロック1のベース部11’の左右両側に2個のブロック部12,12を固定して使用する。
また、例えば、図8および図9に示すような線ばね(パンドロール)型レール締結装置2”等の場合であれは、線ばね(パンドロール)型レール締結装置2”に応じたベース部11”に図4等に示すブロック部12を固定する。ただし、この線ばね(パンドロール)型レール締結装置2”に対応させたベース部11”の場合も、ファーストクリップレール締結装置2用のベース部11や直結8型レール締結装置2’に応じたベース部11’の場合と同様にベース部11”後側中央に鉛直中細ボルト14を通してレールブロック1にレールRが当接した際、レールブロック1に作用するベース部11”後部側が沈む(下降する)方向の外力ないしはモーメント(回転力)を支持する一方、ベース部11”前側では、側板11a2,11a2の前側に設けた貫通孔に固定棒17等を通して線ばね(パンドロール)型レール締結装置2”に固定するため、直結8型レール締結装置2’に応じたベース部11’の場合と同様にベース部11”の左右両側にそれぞれブロック部12,12を固定することになる。
<実施形態のレールブロック1の主な効果>
以上説明したように実施形態のレールブロック1では、レール締結装置やマクラギ等に固定されるベース部11,11’,11”と、ベース部11,11’,11”上に固定され、レールRの頭部に対し間隔を空けてレールRをブロックするブロック部12とを備え、そのブロック部12は、ベース部11,11’,11”よりもレールRの方向に向かい横方向に突出するレール頭部当接部12bを有する。
そのため、実施形態のレールブロック1では、ブロック部12のレール頭部当接部12bは、ベース部11よりもレールRの方向に向かい横方向に突出しているので、ブロック部がベース部(台座部)上に鉛直方向に直線状に起立している従来のレールブロックよりもレールR頭部に近付き、レール頭部当接部12bとレールR頭部との間隔が小さくなり、レールRに大きな力が作用した場合でも、レールRの頭部が傾く等、レールRが小返りすることを確実に防止できる。
また、実施形態のレールブロック1では、レール頭部当接部12bの下端部とベース部固定部12aのレールR側端部との間に、ベース部固定部12aのレールR側端部からレール頭部当接部12bの下端部に向かって斜めに延び、レールRが上昇した際に、レールRの底部が当接してレールの上昇量を制限するレール上昇量制限傾斜部12cを設けている。
そのため、実施形態のレールブロック1によれば、レールRの設定替え作業時にレールRが上方へ移動した際に、レールR底部の角部がそのレール上昇量制限傾斜部12cに当接するので、ブロックしているレールRの上方への移動を簡単に抑制することができ、レールブロック1からレールRが抜けることも確実に防止することができる。
さらに、実施形態のレールブロック1では、ブロック部12は、ベース部11,11’,11”とは別体で構成され、ベース部11,11’,11”に対しボルト13aおよびナット13bによって着脱可能に固定され、ベース部11,11’,11”は、レール締結装置の種類、例えば、ファーストクリップレール締結装置2、直結8型レール締結装置2’、線ばね(パンドロール)型レール締結装置2”等によって変え、レール締結装置に固定して使用するローラーを有するレール転倒防止装置のベース部と共用できるため、コストを低減することができる。
さらに、実施形態のレールブロック1では、ベース部11,11’,11”後部側のナット11a4には、下端部がファーストクリップレール締結装置2や直結8型レール締結装置2’、線ばね(パンドロール)型レール締結装置2”が設けられたマクラギ上面近傍まで延びる鉛直中細ボルト14を螺合して設けている。
そのため、実施形態のレールブロック1によれば、レールブロック1にレールRが当接して、レールブロック1を押圧する場合、レールRはブロック部12のレール頭部当接部12bに当接するため、ベース部11,11’,11”後部側が沈む(下降する)方向の外力ないしはモーメント(回転力)が作用するが、鉛直中細ボルト14の下端部がマクラギ上面に当接することによって、ベース部11におけるレールRから遠い後端部側が沈む(下降する)方向に作用する外力ないしはモーメント(回転力)を側板11a2,11a2だけでなく鉛直中細ボルト14でも負担するので、より確実にレールRを支持することができる。
尚、上記実施形態のレールブロック1では、レール締結装置として、ファーストクリップレール締結装置2、直結8型レール締結装置2’、線ばね(パンドロール)型レール締結装置2”を一例に説明したが、本発明ではこれらのレール締結装置2,2’,2”はあくまで一例であり、これらのレール締結装置2,2’,2”に限定されるものではなく、これら以外のレール締結装置に対応できるようにベース部を構成すると共に、そのベース部に上述したブロック部12を1つまたは2つ着脱可能に固定できるように構成しても勿論良い。
また、上記実施形態のレールブロック1では、ブロック部12と、各レール締結装置に対応したベース部11,11’,11”とは別体で構成し、同一のブロック部12がベース部11,11’,11”に対しボルト13aおよびナット13bによって着脱可能に固定して説明したが、本発明では、これに限らず、レール締結装置の種類に応じてブロック部12とベース部11,11’,11”とを一体、すなわち着脱不可で構成しても勿論良い。
1 レールブロック
11,11’,11” ベース部
11a,11a’,11a” ベース本体
11a1,11a1’,11a1” 天板
11a2,11a2’,11a2” 側板
11a3,11a3 係合部
11a4 ナット
11a5,11a5 ナット
11b,11b ブロック部・レール押圧部取付け片
11b1 ボルト通し孔
12 ブロック部
12a ベース部固定部
12b レール頭部当接部
12c レール上昇量制限傾斜部
12d 補強用上部水平部
12e 補強用傾斜部
12f 中空部
12a1 ボルト通し孔
13a ボルト13a
13b ナット13b
14 鉛直中細ボルト
15 水平ボルト
16 鉛直太ボルト
17 固定棒
2 ファーストクリップレール締結装置
2’ 直結8型レール締結装置
2” 線ばね(パンドロール)型レール締結装置
R レール

Claims (4)

  1. レール締結装置やマクラギに固定されるベース部と、前記ベース部上に設けられレールの頭部に対し間隔を空けてレールをブロックするブロック部とを備えたレールブロックであって、前記ブロック部は、前記ベース部よりもレールの方向に向かって横方向に突出してレール頭部に当接するレール頭部当接部を有することを特徴とするレールブロック。
  2. 請求項1記載のレールブロックにおいて、
    前記ブロック部には、さらに、前記ベース部のレール側端部から前記レール頭部当接部の下端部に向かって斜めに延び、レールが上昇した際に、レールの底部が当接してレールの上昇量を制限するレール上昇量制限傾斜部が設けられていることを特徴とするレールブロック。
  3. 請求項1または請求項2記載のレールブロックにおいて、
    前記ベース部には、マクラギの上面近傍まで下端部が延びる鉛直ボルトが設けられていることを特徴とするレールブロック。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載のレールブロックにおいて、
    前記ブロック部は、前記ベース部とは別体で構成され、前記ベース部に対しボルトおよびナットによって着脱可能に固定され、
    当該ベース部は、レール締結装置の種類によって変わり、かつ、レール締結装置に固定して使用するローラーを有するレール転倒防止装置のベース部と共用されることを特徴とするレールブロック。
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