JP6817519B2 - 中継装置、通信パケットの中継方法および音声通信システム - Google Patents

中継装置、通信パケットの中継方法および音声通信システム Download PDF

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Description

この発明は、ネットワークを用いた音声通信システムに関し、特に複数のネットワークを接続した音声通信を中継する技術に関する。
従来のハンディトランシーバーに似た操作感でローカル・エリア・ネットワーク(LAN)を用いた通信を行うLANトランシーバシステムが実用化されている(例えば特許文献1)。このシステムは、1セグメントのLANを用いて音声信号を転送するシステムであり、各機器には、そのLAN内で有効なプライベートアドレスが割り当てられる。
国際公開WO/2015/068663公報
上述のLANを用いた音声通信システムであっても通信範囲を広げるために、異なるネットワークを接続してシステムを構築したい場合がある。LANトランシーバシステムは、プライベートアドレスを用いるLAN上のシステムとして構築される。インターネットプロトコル(IP)において、プライベートアドレスは、そのアドレス範囲が決められているため、接続される2つのネットワークのアドレス空間が重複し、各ネットワークに存在する機器のプライベートアドレスが重複する可能性がある。このような場合、どちらかのネットワークの機器のアドレスを変更して重なりが生じないようにすればよいが、アドレスの管理が極めて面倒である。また、それぞれのネットワークにNATルータを設けて、アドレスの変換すれば2つのネットワークを相互に接続することができるがNATルータが各ネットワークごとに必要であるため、構成が複雑になるうえ、設定が面倒である。
そこで、この発明の目的は、重複するアドレス空間を使用する2つのネットワーク間で通信を行う音声通信システムを実現することにある。
本発明は、少なくとも一部が互いに重複するアドレス空間をそれぞれ有し、物理層が互いに異なる第1ネットワークと第2ネットワークとを接続し、第1ネットワークおよび第2ネットワークに接続されている複数の音声通信用の通信端末の通信を中継するゲートウェイ装置であって、各通信端末はそれぞれユニークな識別情報で識別されており、第1ネットワークに接続される第1インタフェースと、第2ネットワークに接続される第2インタフェースと、第1および第2ネットワークに存在する通信端末の識別情報および該通信端末にパケットを送信するためのアドレスを対応づけた呼出先テーブルを備え、呼出先テーブル内のアドレスの記憶列は、第1ネットワークと第2ネットワークとで異なっており、アドレスは、通信端末が存在するネットワーク側の記憶列に記憶されており、いずれかのインタフェースから通信パケットを受信した場合に、該パケットに呼出先として含まれる識別情報で呼出先テーブルを参照し、該パケットのペイロードの再送信先ネットワークおよび再送信先アドレスを決定し、決定した再送信先アドレスで指定されるネットワークに接続される第1インタフェースまたは第2インタフェースから該パケットを送信する呼制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記発明において、2台以上の通信端末が所属するグループの通信端末が相互に通信す るグループ通信時に送受信される通信パケットは、呼出先として、識別情報に代えて、グ ループを識別するグループ識別情報を含んでいてもよい。この場合、呼制御部は、該グル ープ識別情報に基づいて、パケットのペイロードの再送信先ネットワークおよび再送信先 アドレスを決定する。
上記発明において、第1および第2ネットワークは、ローカル・エリア・ネットワークおよび携帯電話網ネットワークであってもよい。
上記発明において、前記第1ネットワークおよび前記第2ネットワークには、それぞれ1または複数のサーバが接続され、各サーバは、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信してもよい。呼制御部は、このゲートウェイ装置を、第1ネットワークおよび第2ネットワークのそれぞれに対して独立して、マスタモードまたはスレーブモードに設定して動作させる。マスタモードでは、サーバが受信した全ての音声信号を集約し、この音声信号を通信パケットを用いて各サーバに配信する。スレーブモードでは、配下の通信端末から受信した音声信号を通信パケットを用いてマスタモードの装置(マスタサーバ)に向けて送信するとともに、マスタサーバから受信した音声信号を配下の通信端末に送信する。呼制御部は、マスタモード時に、サーバから受信した音声信号をそのサーバを除く他のサーバに転送し、スレーブモード時に、マスタサーバから受信した音声信号を、マスタサーバと反対側のネットワークにあるサーバに送信するとともに、反対側のネットワークのサーバから受信した音声信号を前記マスタサーバに送信する。
本発明は、少なくとも一部が互いに重複するアドレス空間をそれぞれ有する第1ネットワークと第2ネットワークとを接続し、第1ネットワークおよび第2ネットワークに接続されている複数の音声通信用の通信端末の通信を中継するゲートウェイ装置であって、各通信端末はそれぞれユニークな識別情報で識別されており、第1ネットワークにおける通信パケットの送受信アドレスを管理する第1のプロトコルスタックと、第2ネットワークにおける通信パケットの送受信アドレスを管理する第2のプロトコルスタックと、いずれかのネットワークから通信パケットを受信した場合に、該パケットに呼出先として含まれる識別情報に基づいて、該パケットのペイロードの再送信先ネットワークおよび再送信先アドレスを決定する呼制御部と、を備え、第1ネットワークおよび第2ネットワークには、それぞれ1または複数のサーバが接続され、各サーバは、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信し、呼制御部は、自装置を、第1ネットワークおよび第2ネットワークのそれぞれに対して、独立して、サーバが受信した全ての音声信号を集約し、この音声信号を通信パケットを用いて各サーバに配信するマスタモード、または、配下の通信端末から受信した音声信号を通信パケットを用いてマスタモードの装置(以下、マスタサーバ)に向けて送信するとともに、マスタサーバから受信した音声信号を配下の通信端末に送信するスレーブモードのいずれかで動作させ、呼制御部は、マスタモード時に、サーバから受信した音声信号をそのサーバを除く他のサーバに転送し、スレーブモード時に、マスタサーバから受信した音声信号を、該マスタサーバと反対側のネットワークにあるサーバに送信するとともに、反対側のネットワークのサーバから受信した音声信号をマスタサーバに送信する。
本発明は、少なくとも一部が互いに重複するアドレス空間をそれぞれ有する第1ネットワークと第2ネットワークとを接続し、第1ネットワークおよび第2ネットワークに接続されている複数の音声通信用の通信端末の通信を中継するゲートウェイ装置であって、各通信端末はそれぞれユニークな識別情報で識別されており、第1ネットワークに接続される第1インタフェースと、第2ネットワークに接続される第2インタフェースと、第1および第2ネットワークに存在する通信端末の識別情報および該通信端末にパケットを送信するためのアドレスを対応づけた呼出先テーブルを備え、いずれかのインタフェースから通信パケットを受信した場合に、該パケットに呼出先として含まれる識別情報に基づいて、該パケットのペイロードの再送信先ネットワークおよび再送信先アドレスを決定する呼制御部と、を備え、第1ネットワークおよび第2ネットワークには、それぞれ1または複数のサーバが接続され、各サーバは、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信し、呼制御部は、自装置を、第1ネットワークおよび第2ネットワークのそれぞれに対して、独立して、サーバが受信した全ての音声信号を集約し、この音声信号を通信パケットを用いて各サーバに配信するマスタモード、または、配下の通信端末から受信した音声信号を通信パケットを用いてマスタモードの装置(以下、マスタサーバ)に向けて送信するとともに、マスタサーバから受信した音声信号を配下の通信端末に送信するスレーブモードのいずれかで動作させ、呼制御部は、マスタモード時に、サーバから受信した音声信号をそのサーバを除く他のサーバに転送し、スレーブモード時に、マスタサーバから受信した音声信号を、該マスタサーバと反対側のネットワークにあるサーバに送信するとともに、反対側のネットワークのサーバから受信した音声信号をマスタサーバに送信する。
本発明は、少なくとも一部が互いに重複するアドレス空間をそれぞれ有し、物理層が互いに異なる第1ネットワークおよび第2ネットワークに接続され、それぞれユニークな識別情報で識別される複数の音声通信用の通信端末の間で通信パケットを中継する方法であって、第1ネットワークに接続された第1インタフェースから通信パケットを受信する手順、受信した通信パケットに呼出先として含まれる識別情報で第1および第2ネットワークに存在する通信端末の識別情報および通信端末にパケットを送信するためのアドレスを、第1ネットワークと第2ネットワークとで異なる記憶列で対応づけた呼出先テーブルを参照して該パケットのペイロードの再送信先アドレスを決定する手順、決定された再送信先アドレスを持ち前記ペイロードを含むパケットを生成する手順、第2ネットワークに接続された第2インタフェースから生成されたパケットを送信する手順、を有することを特徴とする。
上記発明において、再送信先アドレスを決定する手順は、通信パケットが、呼出先とし て、識別情報に代えて、2台以上の通信端末が所属するグループの通信端末が相互に通信 するグループ通信のグループを識別するグループ識別情報を含んでいる場合、該グループ 識別情報に基づいて、パケットのペイロードの再送信先アドレスを決定してもよい。
本発明の音声通信システムは、第1ネットワークに接続された1または複数のサーバと、第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のサーバと、第1、第2ネットワークの両方に対してマスタモードで動作する上記ゲートウェイ装置とを備える。各サーバは、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信する。サーバは、配下の通信端末から受信した音声信号をゲートウェイ装置に送信するとともにゲートウェイ装置から受信した音声信号を配下の通信端末に送信する。ゲートウェイ装置は、サーバから受信した音声信号をそのサーバを除く他のサーバに転送する。
本発明の音声通信システムは、第1ネットワークに接続された1または複数のサーバと、第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のサーバと、第1ネットワークに対してはスレーブモードで動作し、第2ネットワークに対してはマスタモードで動作する上記ゲートウェイ装置とを備える。第1ネットワークのサーバのうち一つが第1マスタサーバとして設定され、他のサーバが第1スレーブサーバとして設定され、第2ネットワークのサーバが第2スレーブサーバとして設定される。第1マスタサーバは、第1スレーブサーバが受信した全ての音声信号を集約し、この音声信号を通信パケットを用いて第1スレーブサーバおよびゲートウェイ装置に配信する。第1スレーブサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を通信パケットを用いて第1マスタサーバに送信するとともに、第1マスタサーバから受信したその通信端末を除く音声信号を配下の通信端末に送信する。第2スレーブサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を通信パケットを用いてゲートウェイ装置に送信するとともに、その通信端末を除く配下の端末装置に転送するとともに、ゲートウェイ装置から受信した音声信号を配下の通信端末に転送する。ゲートウェイ装置は、第1マスタサーバから受信した音声信号を第2スレーブサーバに送信し、第2スレーブサーバから受信した音声信号を、そのスレーブサーバを除く第2スレーブサーバおよび第1マスタサーバに送信する。
本発明の音声通信システムは、第1ネットワークに接続された1または複数のスレーブモードのサーバと、第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のスレーブモードのサーバと、マスタモードで動作する上記ゲートウェイ装置とを備え、各サーバが、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信する。2台以上の通信端末が所属するグループで前記該所属する通信端末が相互に通信するグループ通信時に、サーバおよびゲートウェイ装置は以下のように動作する。サーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下のグループに所属する端末装置およびゲートウェイ装置に転送し、ゲートウェイ装置から受信した音声信号を配下のグループに所属する通信端末に転送する。ゲートウェイ装置は、サーバから受信した音声信号をそのサーバを除く、グループに所属する通信端末を管理するサーバに送信する。
本発明の音声通信システムは、第1ネットワークに接続された1または複数のサーバと、第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のサーバと、スレーブモードで動作する上記ゲートウェイ装置とを備え、各サーバが、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信する。第1ネットワークのサーバのうち一つが第1マスタサーバとして設定され、他のサーバが第1スレーブサーバとして設定される。第2ネットワークのサーバが第2スレーブサーバとして設定される。ゲートウェイ装置が、第1ネットワークに対してはスレーブモードに設定され第2ネットワークに対してはマスタモードに設定される。2台以上の通信端末が所属するグループで該所属する通信端末が相互に通信するグループ通信時に、各サーバおよびゲートウェイ装置は以下のように動作する。
第1スレーブサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下の前記グループに所属する端末装置、および、第1マスタサーバに転送する。第1スレーブサーバは、第1マスタサーバから受信した音声信号を、配下のグループに所属する通信端末に転送する。
第1マスタサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下のグループに所属する通信端末、および、グループに所属する通信端末を管理する第1スレーブサーバに転送する。第1マスタサーバは、第1スレーブサーバから受信した音声信号を、そのスレーブサーバを除くグループに所属する通信端末を管理する第1スレーブサーバ、および、配下のグループに所属する通信端末に転送する。第1マスタサーバは、グループに所属する通信端末が第2ネットワークにある場合、音声信号をゲートウェイ装置に送信する。
第2スレーブサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下のグループに所属する端末装置、および、ゲートウェイ装置に転送する。第2スレーブサーバは、ゲートウェイ装置から受信した音声信号を、配下の前記グループに所属する通信端末に転送する。
ゲートウェイ装置は、第1マスタサーバから受信した音声信号を、グループに所属する通信端末を管理する第2スレーブサーバに送信する。ゲートウェイ装置は、第2スレーブサーバから受信した音声信号を、そのスレーブサーバを除くグループに所属する通信端末を管理する第2スレーブサーバ、および、第1マスタサーバに送信する。
本発明の音声通信システムは、第1ネットワークに接続された1または複数のサーバと、第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のサーバと、スレーブモードで動作する上記ゲートウェイ装置とを備え、各サーバが、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信する。第1ネットワークのサーバのうち一つが第1マスタサーバとして設定され、他のサーバが第1スレーブサーバとして設定される。第2ネットワークのサーバのうち一つが第2マスタサーバとして設定され、他のサーバが第2スレーブサーバとして設定される。2台以上の通信端末が所属するグループで該所属する通信端末が相互に通信するグループ通信時に、各サーバおよびゲートウェイ装置は以下のように動作する。
第1スレーブサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下のグループに所属する端末装置および第1マスタサーバに転送する。第1スレーブサーバは、第1マスタサーバから受信した音声信号を配下のグループに所属する通信端末に転送する。
第1マスタサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下のグループに所属する通信端末、および、グループに所属する通信端末を管理する第1スレーブサーバに転送する。第1マスタサーバは、第1スレーブサーバから受信した音声信号を、その第1スレーブサーバを除くグループに所属する通信端末を管理する第1スレーブサーバ、および、配下のグループに所属する通信端末に転送する。第1マスタサーバは、グループに所属する通信端末が第2ネットワークにある場合、送信すべき音声信号をゲートウェイ装置に送信する。
第2スレーブサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下のグループに所属する端末装置および第2マスタサーバに転送する。第2スレーブサーバは、第2マスタサーバから受信した音声信号を配下のグループに所属する通信端末に転送する。
第2マスタサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下のグループに所属する通信端末、および、グループに所属する通信端末を管理する第2スレーブサーバに転送する。第2マスタサーバは、第2スレーブサーバから受信した音声信号を、その第2スレーブサーバを除くグループに所属する通信端末を管理する第2スレーブサーバ、および、配下のグループに所属する通信端末に転送する。第2マスタサーバは、グループに所属する通信端末が第1ネットワークにある場合、送信すべき音声信号をゲートウェイ装置に送信する。
ゲートウェイ装置は、第1マスタサーバから受信した音声信号を第2マスタサーバに送信するとともに、第2マスタサーバから受信した音声信号を第1マスタサーバに送信する。
この発明によれば、アドレス空間が重複する2つのネットワークを接続して、ネットワークを越えた音声通信が可能になる。
図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。 図2は、ゲートウェイ、LANサーバおよびLTEサーバの機能ブロック図である。 図3は、音声パケットの構成の一例を示す図である。 図4は、LAN通信端末のブロック図である。 図5は、ゲートウェイに設けられる呼出先テーブルを示す図である。 図6は、LTEサーバに設けられる呼出先テーブルを示す図である。 図7は、LANサーバ(S1)に設けられる呼出先テーブルを示す図である。 図8は、LANサーバ(S2)に設けられる呼出先テーブルを示す図である。 図9は、音声信号の転送手順を説明する図である。 図10は、ゲートウェイ(G)がマスタサーバとして機能する場合の音声信号の流れを示す図である。 図11は、LANサーバ(S1)がマスタサーバとして機能する場合の音声信号の流れを示す図である。 図12は、各サーバの呼出先テーブルの例を示す図である。 図13は、LANサーバ(S1)がマスタサーバとして構成された音声通信システムでグループ通信が行われた場合の音声信号の流れを示す図である。
図面を参照してこの発明の音声通信システムについて説明する。図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。この音声通信システムは、Wi−Fiなどの無線LAN16を用いたLAN側システム10と携帯電話の通信ネットワークであるLTE21を用いたLTE側システム20とをゲートウェイ12で接続したものであり、それぞれのシステムに属する通信端末14、24が相互に音声通信をする。
LAN側システム10は、LANサーバ11およびLAN通信端末14を有している。LAN通信端末14およびLTE通信端末24は、ほぼ同様の構成であり、ともにPTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチを備えた無線通信用のハンディトランシーバに似た形状をしているが、機能的には無線アクセスポイント(AP)13または基地局23を介して音声信号を送受信する無線ネットワーク機器である。中継装置であるLANサーバ11およびLTEサーバ22は、LAN通信端末14およびLTE通信端末24の相互の通信を中継する。以下、LAN側システム10の有線ネットワーク15および無線LAN16を総称してネットワーク17と呼び、LTE側システム20のネットワークをLTEネットワーク21と呼ぶ。無線LAN16としては、Wi−FiなどIEEE802.11に準拠した通信方式などが適用可能である。
図1では、有線ネットワーク15に2台のサーバ装置11、ゲートウェイ12およびSIPサーバ19が接続されている。LAN側システム10およびLTE側システム20の両方において、ゲートウェイ12が音声信号の転送先を制御するマスタサーバとして機能する。ここで、音声信号の転送とは、受信した音声パケットにペイロードとして含まれていた音声信号を送信先のネットワークに合わせた音声パケットに含めて送信する処理である。複数の音声パケットを受信し、それらのペイロードであった複数の音声信号を同じ送信先に送信する場合には、これらの音声信号をミキシングした信号を、送信される音声パケットにペイロードとして含める。そして、2台のサーバ装置11が、マスタサーバであるゲートウェイ12から転送された音声信号をLAN通信端末14に転送するスレーブサーバ装置S1、スレーブサーバ装置S2として機能する。スレーブサーバS1は、無線アクセスポイント13を介して、端末IDが001のLAN通信端末14と通信し、このLAN通信端末14を配下端末として管理する。スレーブサーバ装置S2は、無線アクセスポイント13を介して、端末IDが011のLAN通信端末14と通信し、このLAN通信端末14を配下端末として管理する。
なお、この実施形態では、ゲートウェイ12がLAN側システム10およびLTE側システム20の両方に対してマスタサーバとしてセットアップされているが、LANサーバ11および/またはLTEサーバ22がマスタサーバとしてセットアップされてもよい。サーバ装置11,22がマスタサーバとしてセットアップされた場合、ゲートウェイ12はその側のシステム10,20に対してはスレーブモード(スレーブサーバとして)動作する。また、LAN側システム10において、LANサーバ11は2台に限定されず、1台であっても3台以上であってもよい。また、3以上のセグメントを接続したシステムを構成する場合、ゲートウェイ12が2台以上であってもよい。
一方、LTE側システム20では、LTEサーバ22が、LTEネットワーク21を介して、端末IDが021,022のLTE通信端末24と通信し、これらのLTE通信端末24を配下端末として管理する。
なお、図1に示すように、LAN側システム10、LTE側システム20の各機器にはそれぞれネットワーク17のプライベートIPアドレスおよびLTEネットワーク21のプライベートIPアドレスが付されている。それぞれのアドレス空間は少なくとも一部は互いに重なり合っており、両システム10、20の一部の機器同士は、同じIPアドレスを有している。
図2は、LANサーバ11、ゲートウェイ12およびLTEサーバ22の機能ブロック図である。LANサーバ11は、呼制御部100、LAN端末インタフェース101、ミキサ102、他拠点インタフェース103を有している。呼制御部100は、受信したパケットの通信制御情報に基づいてその音声パケットに含まれている音声信号の転送先を制御する。同じ宛先に複数の音声信号を送信する場合は、それらの音声信号をミキシングするようミキサ102に指示する。LAN端末インタフェース101はLAN通信端末14と通信するためのインタフェースである。また、他拠点インタフェース103は、ゲートウェイ12および他のLANサーバ11と通信するためのインタフェースである。LAN端末インタフェース101および他拠点インタフェース103では、ネットワーク17を含む物理層およびプロトコルスタック104が共通に用いられる。プロトコルスタック104は、SIP手順を用いない直接的な音声信号の転送を行うアプリケーションを有している。
また、LTEサーバ22も同様に、呼制御部120、LTE端末インタフェース121、ミキサ122、他拠点インタフェース123を有している。LTE端末インタフェース121はLTE通信端末24と通信するためのインタフェースである。また、他拠点インタフェース123は、ゲートウェイ12と通信するためのインタフェースである。呼制御部120は、受信したパケットの通信制御情報に基づいてその音声パケットに含まれている音声信号の転送先を制御する。同じ宛先に複数の音声信号を送信する場合は、それらの音声信号をミキシングするようミキサ122に指示する。LTE端末インタフェース121および他拠点インタフェース123では、LTEネットワーク21を含む物理層およびプロトコルスタック124が共通に用いられる。プロトコルスタック124は、LTEネットワーク21上のTCP/IPおよびSIP手順を用いない直接的な音声信号の転送を行うアプリケーションを有している。
ゲートウェイ12は、LANサーバ11(LAN側システム10)とLTEサーバ22(LTE側システム20)とを接続する。ゲートウェイ12は、LANサーバ11と通信する(LAN側の)他拠点インタフェース112、LTEサーバ22と通信する(LTE側の)他拠点インタフェース114、呼制御部110およびミキサ111を有している。LAN側の他拠点インタフェース112は、ネットワーク17を介してLANサーバ11と通信するためのプロトコルスタック113を有している。このプロトコルスタック113は、LANサーバ11のプロトコルスタック104とほぼ同様のものである。また、LTE側の他拠点インタフェース114は、LTEネットワーク21を介してLTEサーバ22と通信するためのプロトコルスタック115を有している。このプロトコルスタック115は、LTEサーバ22のプロトコルスタック124とほぼ同様のものである。他拠点インタフェース112、114から入力された音声パケットに含まれている音声信号はミキサ111でミキシングされ、反対側の他拠点インタフェースまたは同じ側の他拠点インタフェースから送信される音声パケットに再編集される。音声信号をどちら側の他拠点インタフェースすなわちどのサーバに転送するかは、受信した音声パケットに含まれている通信制御情報に基づいて呼制御部110が判断する。なお、LTE側の他拠点インタフェース114は、携帯電話と共通の通信チャンネルを用いる無線(LTE)インタフェースである。
ゲートウェイ12の呼制御部110は、コンピュータと通信アプリケーションプログラムの協働で実現されている。通信アプリケーションプログラムは、呼び出すサーバのインタフェースを判断するプログラム、LTEサーバ22およびLANサーバ11と通信するためのサーバプログラムを含んでいる。
図3を参照して、この音声通信システムで用いられる音声パケットの構成を説明する。音声パケットは、宛先IPアドレス、宛先ポート番号、発信元IPアドレスおよび発信元ポート番号を含むヘッダ情報、および音声データや通信制御情報を含むデータ本体(ペイロード)を有している。音声データはデジタル化され圧縮された1スレッド(例えば20ミリ秒)分の音声信号である。宛先IPアドレスおよび発信元IPアドレスは、この音声パケットの直接の宛先と送信元を示すIPアドレスである。通信制御情報は、どの通信端末とどの通信端末とが通信をしているかを示す通信セッションを識別する情報であり、呼出種別、呼出先ID、発信元IDを含んでいる。呼出種別は、通信の形態を示す情報であり、個別通信/グループ通信/全体通信のいずれかを示す情報である。呼出先IDは、個別通信の場合、通信相手の端末番号であり、グループ通信の場合、グループ番号である。
たとえば、LTE通信端末24(021)からLAN通信端末14(001)を呼び出して通信する場合、通信制御情報の呼出先IDおよび発信元IDにはそれぞれ001、021が記載される。音声信号は、LTE通信端末24(021)→LTEサーバ22→ゲートウェイ12→LANサーバ11(S1)→LAN通信端末14(001)と転送されるが、各転送の都度、その音声信号を含む音声パケットが新たに編集され、そのときの発信元IPアドレスと宛先IPアドレスが記載される。なお、この転送順は、ゲートウェイ12がマスタサーバである場合の順序を示しているが、他のLANサーバ11がマスタサーバとして設定されている場合は、ゲートウェイ12は、まずマスタサーバに音声信号を転送し、マスタサーバがLANサーバ11(S1)にその音声信号を転送する。ただし、LANサーバS1がマスタサーバの場合には上記の順序で良い。
ゲートウェイ12およびLANサーバ11は、LAN通信端末14や他のサーバ11、22から音声信号を受信すると、この音声信号からデータ本体を取り出し、通信制御情報に基づいて音声データの転送先を決定し、新たな音声信号を作成して転送先へ送信する。このとき、必要に応じて複数の音声データをミキシングする処理などを行う。
図4は、LAN通信端末14のブロック図である。上述したように、LAN通信端末14は、機能的には、無線LANの無線アクセスポイント(AP)13を介して音声信号を送受信する無線ネットワーク機器である。装置の動作を制御する制御部40はマイクロプロセッサで構成される。制御部40は、各種のデータが記憶される記憶部41を有している。記憶部41には、この端末装置で通信可能な呼出先IDなどの設定データが記憶される。制御部40には、操作部42、表示部43、オーディオ回路44および無線LAN通信部45が接続されている。操作部42は、PTTスイッチ220などのキースイッチを含み、ユーザの操作を受け付けてその操作信号を制御部40に入力する。表示部43は液晶ディスプレイを含む。液晶ディスプレイには、ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号や着信した通信相手の識別番号などが表示される。
また、オーディオ回路44は、マイク240およびスピーカ241を有している。制御部40は、受信した音声信号をデコードしてオーディオ回路44に入力する。オーディオ回路は、このデコードされたオーディオ信号をアナログ信号に変換してスピーカ241から出力する。また、オーディオ回路44は、マイク240から入力された音声信号をデジタル信号に変換して制御部40に入力する。制御部40は、このデジタルオーディオ信号を音声パケット化して無線LAN通信部45に入力する。無線LAN通信部45は、上述のIEEE802.11に準拠した通信方式で無線通信を行う回路を有し、制御部40から入力されたパケットを無線アクセスポイント13に向けて送信するとともに、無線アクセスポイント13から受信したパケットを制御部40に入力する。
以上の構成のLAN通信端末14において、ユーザがPTTスイッチ220を押しながらマイク240に向けて音声を入力すると、LAN通信端末14は、この音声信号を音声パケットに編集してLANサーバ11に送信する。
図4では、LAN通信端末14について説明したが、LTE通信端末24もほぼ同様の構成をしている。LTE通信端末24は、無線LAN通信部45に代えてLTE通信部を有している。
図5、図6、図7および図8は、それぞれゲートウェイ12、LTEサーバ22、および、LANサーバ11(S1,S2)に設けられる呼出先テーブルを示す図である。LTEサーバ22およびLANサーバ11は、配下の通信端末14、24から音声パケットを受信したとき、この音声パケットに含まれる音声信号をマスタサーバであるゲートウェイ12に転送する。ゲートウェイ12は、サーバ11、22から音声パケットを受信したとき、その音声パケットの通信制御情報に含まれる通信種別および呼出先IDで図5のテーブルを検索することにより、その音声パケットに含まれる音声信号(ペイロード)の転送先であるサーバを割り出し、その転送先に音声信号を転送する。このとき、その転送先のネットワークに合わせたプロトコルで音声パケットが編集され、この音声パケットを用いて音声信号が転送される。なお、ゲートウェイ12以外のLANサーバ11がマスタサーバとして設定されている場合、音声信号はそのマスタサーバを経由してゲートウェイ12に転送される。
呼出先テーブルには、呼出種別、呼出先ID、所属端末情報、他拠点情報(サーバ情報)が含まれる。呼出種別は、個別呼出/グループ呼出/全体呼出を区別する情報である。呼出先IDは、通信相手の端末14、24またはグループを識別する情報である。個別呼出の場合には、通信先の端末装置14の識別情報である端末IDが呼出先IDになる。すなわち、呼出先IDと端末情報が同じである。グループ呼出の場合には、そのグループに付されているグループ番号(この実施形態の場合1で始まる番号)が呼出先IDになる。所属端末情報および他拠点情報は、音声信号の転送先を示す情報である。なお、マスタサーバ(この実施形態ではゲートウェイ12)の呼出先テーブルの所属端末情報には自己の配下でない通信端末を含めてそのグループに所属する全ての通信端末の番号が登録されていてもよい。
図5は、ゲートウェイ12の呼出先テーブルを示している。ゲートウェイ12の呼出先テーブルには、他拠点情報としてLAN側他拠点情報およびLTE側他拠点情報が別々に記憶される。ゲートウェイ12は配下の通信端末を持たないため、全ての呼出先IDに対応する所属端末情報は空欄である。音声信号は、他拠点情報に基づいて他のサーバ11,22に転送される。なお、ここで他拠点情報(LS、S1,S2)は、各サーバのIPアドレスおよびポート番号を含んでいる。LAN側システム10とLTE側システム20とでローカルIPアドレスが重複する場合があるが、テーブル内の記憶列、および、物理層を含む他拠点インタフェース112、114が異なるため、これらが混同されることはない。
図6、図7および図8は、それぞれLTEサーバ22およびLANサーバ11(S1,S2)の呼出先テーブルを示している。呼出先IDによって呼び出される通信端末のうち、自身の配下ある通信端末は、その端末番号が所属端末番号の欄に記載される。呼出先IDによって自身の配下にない通信端末が呼び出される場合は、その呼出先IDの音声信号をマスタであるゲートウェイ12に転送するため、他拠点情報にはゲートウェイ12のIPアドレスおよびポート番号が記載される。なお、ゲートウェイ12のLAN側の他拠点インタフェース112およびLTE側の他拠点インタフェース114は物理層から異なっており(別のMACアドレスを有し)、それぞれ独立したIPアドレスが割り振られている。したがって、LTEサーバ22の呼出先テーブル(図6)に書き込まれているゲートウェイ12の他拠点情報と、LANサーバ11の呼出先テーブル(図7,図8)に書き込まれているゲートウェイ12の他拠点情報とは、それぞれ別の情報である。
次に図9を参照してLTE側システム20のLTE通信端末24からLAN側システム10のLAN通信端末14へ音声信号が転送される手順について説明する。
(ステップS101)LTE通信端末24(021)がLAN通信端末14向けの通信パケットをLTEサーバ22ヘ送信する。通信パケットの送信元IPアドレスは10.10.0.1であり、宛先IPアドレスは192.168.0.1である。
(ステップS102)LTEサーバ22は、呼出先テーブル(図6)を参照して宛先を割り出し、通信パケットをゲートウェイ12に送信する。この通信パケットの送信元IPアドレスは192.168.0.1であり、宛先IPアドレスは10.10.0.2である。
(ステップS103)ゲートウェイ12は、LTE側の他拠点インタフェース(LTEインタフェース)114(IPアドレス10.10.0.2)へ到来した通信パケットをLTEプロトコルスタック115で受信する。
(ステップS104)ゲートウェイ12の呼制御部110(内部通信アプリケーション)は、受信した通信パケットの通信制御情報で呼出先テーブル(図5)を参照し、呼び出すべきサーバがLAN側の他拠点インタフェース(LANインタフェース)112に接続されているサーバであることを判断する。このとき、呼出IPアドレス、接続先ポート番号を同時に取得する。
(ステップS105)ゲートウェイ12の呼制御部110は、ネットワーク17向けの通信プロトコル変換およびLANプロトコルスタック113への送信指示を行う。
(ステップS106)ゲーウェイ12は、LANインタフェース112(IPアドレス192.168.0.2)からLANプロトコルスタック113でLANサーバ11(S1)へ通信パケットを送信する。通信パケットの送信元IPアドレスは192.168.0.2であり、宛先IPアドレスは192.168.0.1である。
(ステップS107)LANサーバ11は、内部の呼出先テーブル(図7)を参照して宛先を割り出し、通信パケットをLAN通信端末14(001)に送信する。通信パケットの送信元IPアドレスは192.168.0.1であり、宛先IPアドレスは192.168.0.10である。
(ステップS108)LAN通信端末14が、通信パケットを受信しこの通信パケットの転送が完了する。
LAN通信端末14がLTE通信端末24へ通信パケットを送信する場合には、図9に示した手順と逆の手順で通信を行う。なお、この実施形態では、ゲートウェイ12を挟んだ反対側への音声信号の転送について説明したが、ゲーウェイ12の呼出先テーブル設定により、LTEサーバ22またはLANサーバ11から受信した通信パケットをLTEサーバ22とLANサーバ11の両方に送信することや、受信側のネットワークに存在する別のサーバへ通信パケットを転送することも可能である。
以上の実施形態では、ゲートウェイ12がマスタサーバ(M)として機能し、他のサーバ(LANサーバ11、LTEサーバ22)がスレーブサーバとして機能する場合を例にあげて説明した。この場合の音声信号の流れを図10に示す。全ての通信の音声信号は、一旦マスタサーバであるゲートウェイ12に集められ、マスタサーバが各音声信号の到達点を判断してその音声信号をスレーブサーバに転送する。マスタサーバおよび各スレーブサーバは、複数の音声信号を受信したときこれをミキシングして一つの音声信号にして転送する。なお、各サーバの配下の端末数は、それぞれ2,0,1,1であるが、端末数はこれに限定されない。また、ゲートウェイ12が通信端末と直接通信するようにしてもよい。
図11は、ゲートウェイ12以外のサーバ(この例ではLANサーバ11(S1))がマスタサーバ(M)として機能し、LAN側システム10において、ゲートウェイ12を含む他のサーバがスレーブサーバとして機能する場合の音声信号の流れを示す図である。全ての通信の音声信号は、マスタサーバであるLANサーバ11(S1)に集められ、マスタサーバが各音声信号の到達点を判断してその音声信号をスレーブサーバまたは自己の配下のLAN通信端末14に転送する。マスタサーバおよび各スレーブサーバは、複数の音声信号を受信したときこれをミキシングして一つの音声信号にして転送する。この場合でも、LTE側システム20においては、ゲートウェイ12がマスタサーバとして動作すればよい。
図11で説明したLANサーバ11(S1)がマスタサーバとして機能するよう設定されたシステムでグループ通信が行われた場合の音声信号の流れについて説明する。グループ通信とは、複数の(一般的には3台以上の)通信端末が同時に相互に通信を行う形態である。なお、この場合、音声信号の送受信はフルデュプレックスで行われることが好ましい。
ゲートウェイ12、LTEサーバ22、および、LANサーバ11(S1,S2)の各サーバには、図5、図6、図7および図8に示したように呼出先テーブルが設けられている。グループ通信が行われる場合、そのグループは各サーバの呼出先テーブルに登録されている。以下説明する例は、3台の通信端末(001,011,021)で構成されるグループ102でグループ通信が行われる例を示す。このグループ102は、図12に示すように、各サーバの呼出先テーブルに登録される。なお、マスタサーバであるLANサーバ11(S1)の配下の所属端末は通信端末14(001)のみであるが、マスタサーバの呼出先テーブルにはそのグループに所属する全ての通信端末の番号が登録されていてもよい。
図13は、グループ102のグループ通信通信が行われたときの音声信号の流れを示す図である。この図の説明において、通信端末nから送信された音声信号を音声信号nと呼ぶ。音声信号mと音声信号nとがミキシングされた音声信号を音声信号m,nと呼ぶ。また、マスタサーバであるLANサーバ11(S1)をマスタサーバS1と呼び、スレーブサーバであるLANサーバ11(S2)をスレーブサーバS2と呼ぶ。この図では、フルデュプレックスの全体通信で、端末001および端末021が話し中、すなわち音声信号を送信している状態を示している。
スレーブサーバであるLTEサーバ22(LS)は、配下の通信端末021から音声信号021を受信する。また、ゲートウェイ12(G)を経由してマスタサーバS1から送られてくる通信端末001の音声信号001を受信する。LTEサーバ22は、ゲートウェイ12から受信した音声信号001を通信端末021に転送し、通信端末021から受信した音声信号021をマスタサーバS1に届けるためにゲートウェイ12に送信する。なお、もしこの通信が全体通信(全ての通信端末を対象とするグループ通信)の場合には、LTEサーバ22は、音声信号001および音声信号021をミキシングして通信端末022に送信する。これにより通信端末022では通信端末001の音声が聴こえる。なお、通信端末021に送信する音声信号に音声信号021をミキシングしないのはエコーを防止するためである。
ゲートウェイ12は、LTEサーバ22から音声信号021を受信し、マスタサーバS1から音声信号001を受信する。ゲートウェイ12は、LTEサーバ22から受信した音声信号021をLAN(ネットワーク17)のパケット形式に変換してマスタサーバS1に転送し、マスタサーバS1から受信した音声信号001をLTEネットワーク21のパケット形式に変換してLTEサーバ22に転送する。
マスタサーバS1は、配下の通信端末001から音声信号001を受信する。また、ゲートウェイ12から送信されてくる通信端末021の音声信号021を受信する。マスタサーバS1は、受信した音声信号001および音声信号021をミキシングしてスレーブサーバS2に送信する。また、通信端末001から受信した音声信号001をゲートウェイ12に送信する。ゲートウェイ12に送信する音声信号に、ゲートウェイ12から受信した音声信号021は含めない。ゲートウェイ12から受信した音声信号021を通信端末001に転送する。これにより通信端末001では通信端末021の音声が聴こえる。なお、通信端末001に送信する音声信号に音声信号001をミキシングしないのはエコーを防止するためである。
スレーブサーバS2は、マスタサーバS1からミキシングされた音声信号001,021を受信するが、配下の通信端末011から(グループに所属する端末であるが)音声信号を受信していない。マスタサーバS1から受信した音声信号001,021を配下の通信端末011に送信する。これにより通信端末011では通信端末001および通信端末021の音声が聴こえる。なお、スレーブサーバS2は、配下の通信端末から音声信号を受信していないため、マスタサーバS1に対しては何も送信しない。
上で説明した図11、図12および図13の実施形態では、LAN(ネットワーク)17側に2台のサーバ(LANサーバ11)を設け、LTEネットワーク21側に1台のサーバ(LTEサーバ22)を設け、LANサーバ11のうち1台をマスタサーバにした。LAN17側のサーバの台数およびLTEネットワーク21側のサーバの台数はこれに限定されない。1台以上であれば何台であってもよい。また、マスタサーバがLAN17側に設置されているがこれに限定されない。LTEネットワーク21側に設置されてもよく、LAN17側、LTEネットワーク21側にそれぞれマスタサーバが設置されてもよい。
音声通信システムでLAN17側およびLTEネットワーク21側にそれぞれマスタサーバを設けた場合、図13のLAN17側の構成をLAN17側およびLTEネットワーク21側の両方に備えたような構成になる。LAN17側の通信はLAN17側のマスタサーバに音声信号を集約して行い、LTEネットワーク21側の通信はLTEネットワーク21に音声信号を集約して行う。LAN17側の通信端末14からLTEネットワーク21側の通信端末24への通信(音声信号の送受信)は、LAN通信端末24−LANスレーブサーバ−LANマスタサーバ−ゲートウェイ12−LTEマスタサーバ−LTEスレーブサーバ−LTE通信端末24の順で行われ、LTEネットワーク21側の通信端末24からLAN17側の通信端末14への通信は、その逆の順序で行われる。なお、通信端末14、24がマスタサーバの配下にある場合は、スレーブサーバを経由する必要はない。
以上の構成および手順により、この実施形態によれば、2つのネットワークを接続するシステムを設計する際、それぞれのネットワークで同じIPアドレスを使用することができるので、自由なネットワーク設計が可能になる。これにより、従来は2つのネットワーク内のIPアドレスをまとめて管理する必要があったが、それぞれのネットワークごとに管理すればよくなるため、利便性が向上する。
また、既存のネットワークシステムに新しくネットワークシステムを接続する場合、既存ネットワークのアドレス形態に影響を与えることなく、ネットワークシステムを接続することができる。
また、グループ通信においてもゲートウェイ12を挟んで1つのマスタサーバに音声信号を集約することができるため、多数の通信端末によるグループ通信であっても、通信を複雑化せずにエコーを除去したミキシングが可能である。
実施形態では、一般のLAN(イーサネットなど)であるネットワーク17とLTEネットワーク21を接続する例を示したが、本発明はこれに限定されず、ローカルIPアドレスが重複する可能性のある複数のネットワークを接続する場合に広く適用することが可能である。また、携帯電話ネットワークとしてはLTEネットワーク21に限定されない。たとえば、3Gネットワークであってもよい。
10 LAN側システム
11 LANサーバ
12 ゲートウェイ
14 LAN通信端末
17 ネットワーク(LAN)
20 LTE側システム
21 LTEネットワーク
22 LTEサーバ
24 LTE通信端末

Claims (13)

  1. 少なくとも一部が互いに重複するアドレス空間をそれぞれ有し、物理層が互いに異なる第1ネットワークと第2ネットワークとを接続し、前記第1ネットワークおよび第2ネットワークに接続されている複数の音声通信用の通信端末の通信を中継するゲートウェイ装置であって、各通信端末はそれぞれユニークな識別情報で識別されており、
    前記第1ネットワークに接続される第1インタフェースと、
    前記第2ネットワークに接続される第2インタフェースと、
    第1および第2ネットワークに存在する前記通信端末の前記識別情報および該通信端末にパケットを送信するためのアドレスを対応づけた呼出先テーブルを備え、
    前記呼出先テーブル内の前記アドレスの記憶列は、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとで異なっており、
    前記アドレスは、前記通信端末が存在するネットワーク側の記憶列に記憶されており、
    いずれかのインタフェースから通信パケットを受信した場合に、該パケットに呼出先として含まれる前記識別情報で前記呼出先テーブルを参照し、該パケットのペイロードの再送信先ネットワークおよび再送信先アドレスを決定し、
    前記決定した再送信先アドレスで指定されるネットワークに接続される前記第1インタフェースまたは前記第2インタフェースから該パケットを送信する呼制御部と、
    を備えたゲートウェイ装置。
  2. 2台以上の通信端末が所属するグループの通信端末が相互に通信するグループ通信時に送受信される通信パケットは、前記呼出先として、前記識別情報に代えて、前記グループを識別するグループ識別情報を含み、
    前記呼制御部は、該グループ識別情報に基づいて、前記パケットのペイロードの再送信先ネットワークおよび再送信先アドレスを決定する
    請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記第1および第2ネットワークは、ローカル・エリア・ネットワークおよび携帯電話網ネットワークである請求項1または請求項2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記第1ネットワークおよび前記第2ネットワークには、それぞれ1または複数のサーバが接続され、各サーバは、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信し、
    前記呼制御部は、自装置を、前記第1ネットワークおよび第2ネットワークのそれぞれに対して、独立して、
    前記サーバが受信した全ての音声信号を集約し、この音声信号を前記通信パケットを用いて各サーバに配信するマスタモード、または、
    前記配下の通信端末から受信した音声信号を前記通信パケットを用いてマスタモードの装置(以下、マスタサーバ)に向けて送信するとともに、前記マスタサーバから受信した音声信号を前記配下の通信端末に送信するスレーブモードのいずれかで動作させ、
    前記呼制御部は、
    マスタモード時に、前記サーバから受信した音声信号をそのサーバを除く他のサーバに転送し、
    スレーブモード時に、前記マスタサーバから受信した音声信号を、該マスタサーバと反対側のネットワークにあるサーバに送信するとともに、前記反対側のネットワークのサーバから受信した音声信号を前記マスタサーバに送信する
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載のゲートウェイ装置。
  5. 少なくとも一部が互いに重複するアドレス空間をそれぞれ有する第1ネットワークと第2ネットワークとを接続し、前記第1ネットワークおよび第2ネットワークに接続されている複数の音声通信用の通信端末の通信を中継するゲートウェイ装置であって、各通信端末はそれぞれユニークな識別情報で識別されており、
    前記第1ネットワークにおける通信パケットの送受信アドレスを管理する第1のプロトコルスタックと、
    前記第2ネットワークにおける通信パケットの送受信アドレスを管理する第2のプロトコルスタックと、
    いずれかのネットワークから通信パケットを受信した場合に、該パケットに呼出先として含まれる前記識別情報に基づいて、該パケットのペイロードの再送信先ネットワークおよび再送信先アドレスを決定する呼制御部と、
    を備え、
    前記第1ネットワークおよび前記第2ネットワークには、それぞれ1または複数のサーバが接続され、各サーバは、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信し、
    前記呼制御部は、自装置を、前記第1ネットワークおよび第2ネットワークのそれぞれに対して、独立して、
    前記サーバが受信した全ての音声信号を集約し、この音声信号を前記通信パケットを用いて各サーバに配信するマスタモード、または、
    前記配下の通信端末から受信した音声信号を前記通信パケットを用いてマスタモードの装置(以下、マスタサーバ)に向けて送信するとともに、前記マスタサーバから受信した音声信号を前記配下の通信端末に送信するスレーブモードのいずれかで動作させ、
    前記呼制御部は、
    マスタモード時に、前記サーバから受信した音声信号をそのサーバを除く他のサーバに転送し、
    スレーブモード時に、前記マスタサーバから受信した音声信号を、該マスタサーバと反対側のネットワークにあるサーバに送信するとともに、前記反対側のネットワークのサーバから受信した音声信号を前記マスタサーバに送信する
    ゲートウェイ装置。
  6. 少なくとも一部が互いに重複するアドレス空間をそれぞれ有する第1ネットワークと第2ネットワークとを接続し、前記第1ネットワークおよび第2ネットワークに接続されている複数の音声通信用の通信端末の通信を中継するゲートウェイ装置であって、各通信端末はそれぞれユニークな識別情報で識別されており、
    前記第1ネットワークに接続される第1インタフェースと、
    前記第2ネットワークに接続される第2インタフェースと、
    第1および第2ネットワークに存在する前記通信端末の前記識別情報および該通信端末にパケットを送信するためのアドレスを対応づけた呼出先テーブルを備え、いずれかのインタフェースから通信パケットを受信した場合に、該パケットに呼出先として含まれる前記識別情報に基づいて、該パケットのペイロードの再送信先ネットワークおよび再送信先アドレスを決定する呼制御部と、
    を備え、
    前記第1ネットワークおよび前記第2ネットワークには、それぞれ1または複数のサーバが接続され、各サーバは、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信し、
    前記呼制御部は、自装置を、前記第1ネットワークおよび第2ネットワークのそれぞれに対して、独立して、
    前記サーバが受信した全ての音声信号を集約し、この音声信号を前記通信パケットを用いて各サーバに配信するマスタモード、または、
    前記配下の通信端末から受信した音声信号を前記通信パケットを用いてマスタモードの装置(以下、マスタサーバ)に向けて送信するとともに、前記マスタサーバから受信した音声信号を前記配下の通信端末に送信するスレーブモードのいずれかで動作させ、
    前記呼制御部は、
    マスタモード時に、前記サーバから受信した音声信号をそのサーバを除く他のサーバに転送し、
    スレーブモード時に、前記マスタサーバから受信した音声信号を、該マスタサーバと反対側のネットワークにあるサーバに送信するとともに、前記反対側のネットワークのサーバから受信した音声信号を前記マスタサーバに送信する
    ゲートウェイ装置。
  7. 少なくとも一部が互いに重複するアドレス空間をそれぞれ有し、物理層が互いに異なる第1ネットワークおよび第2ネットワークに接続され、それぞれユニークな識別情報で識別される複数の音声通信用の通信端末の間で通信パケットを中継する方法であって、
    前記第1ネットワークに接続された第1インタフェースから通信パケットを受信する手順、
    該受信した通信パケットに呼出先として含まれる前記識別情報で、第1および第2ネットワークに存在する前記通信端末の前記識別情報および該通信端末にパケットを送信するためのアドレスを、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとで異なる記憶列で対応づけた呼出先テーブルを参照して、該パケットのペイロードの再送信先アドレスを決定する手順、
    決定された再送信先アドレスを持ち前記ペイロードを含むパケットを生成する手順、
    前記第2ネットワークに接続された第2インタフェースから前記生成されたパケットを送信する手順、
    を有する通信パケットの中継方法。
  8. 前記再送信先アドレスを決定する手順は、前記通信パケットが、前記呼出先として、前記識別情報に代えて、2台以上の通信端末が所属するグループの通信端末が相互に通信するグループ通信のグループを識別するグループ識別情報を含んでいる場合、該グループ識別情報に基づいて、前記パケットのペイロードの再送信先アドレスを決定する
    求項7に記載の通信パケットの中継方法。
  9. 第1ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    前記第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のゲートウェイ装置と、
    を備え、
    各サーバは、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信し、
    前記サーバは、前記配下の通信端末から受信した音声信号を前記ゲートウェイ装置に送信するとともに、前記ゲートウェイ装置から受信した音声信号を前記配下の通信端末に送信し、
    前記ゲートウェイ装置は、第1、第2ネットワークの両方に対してマスタモードに設定されて、前記サーバから受信した音声信号をそのサーバを除く他のサーバに転送する、
    音声通信システム。
  10. 第1ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    前記第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のゲートウェイ装置と、
    を備え、
    前記各サーバが、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信する音声通信システムであって、
    前記第1ネットワークのサーバのうち一つが第1マスタサーバとして設定され、他のサーバが第1スレーブサーバとして設定され、前記第2ネットワークのサーバが第2スレーブサーバとして設定され、
    前記ゲートウェイ装置が、第1ネットワークに対してはスレーブモードに設定され第2ネットワークに対してはマスタモードに設定され、
    前記第1マスタサーバは、前記第1スレーブサーバが受信した全ての音声信号を集約し、この音声信号を通信パケットを用いて第1スレーブサーバおよび前記ゲートウェイ装置に配信し、
    前記第1スレーブサーバは、前記配下の通信端末から受信した音声信号を前記通信パケットを用いて前記第1マスタサーバに送信するとともに、前記第1マスタサーバから受信した音声信号をその通信端末を除く前記配下の通信端末に送信し、
    前記第2スレーブサーバは、配下の通信端末から受信した音声信号を前記通信パケットを用いて前記ゲートウェイ装置に送信するとともに、その通信端末を除く配下の端末装置に転送し、
    前記ゲートウェイ装置から受信した音声信号を、配下の通信端末に転送し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記第1マスタサーバから受信した音声信号を、前記第2スレーブサーバに送信し、
    前記第2スレーブサーバから受信した音声信号を、そのスレーブサーバを除く第2スレーブサーバ、および、前記第1マスタサーバに送信する
    音声通信システム。
  11. 第1ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    前記第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のゲートウェイ装置と、
    を備え、前記各サーバが、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信する通信システムであって、
    前記ゲートウェイ装置がマスタモードに設定され、前記複数のサーバがスレーブモードに設定され、
    2台以上の通信端末が所属するグループで該所属する通信端末が相互に通信するグループ通信時に、
    前記スレーブモードのサーバは、
    配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下の前記グループに所属する端末装置および前記ゲートウェイ装置に転送するとともに、
    前記ゲートウェイ装置から受信した音声信号を、配下の前記グループに所属する通信端末に転送し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記サーバから受信した音声信号を、そのサーバを除く前記グループに所属する通信端末を管理するサーバに送信する
    音声通信システム。
  12. 第1ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    前記第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のゲートウェイ装置と、
    を備え、前記各サーバが、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信する通信システムであって、
    前記第1ネットワークのサーバのうち一つが第1マスタサーバとして設定され、他のサーバが第1スレーブサーバとして設定され、前記第2ネットワークのサーバが第2スレーブサーバとして設定され、
    前記ゲートウェイ装置が、第1ネットワークに対してはスレーブモードに設定され第2ネットワークに対してはマスタモードに設定され、
    2台以上の通信端末が所属するグループで該所属する通信端末が相互に通信するグループ通信時に、
    前記第1スレーブサーバは、
    配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下の前記グループに所属する端末装置、および、前記第1マスタサーバに転送し、
    前記第1マスタサーバから受信した音声信号を、配下の前記グループに所属する通信端末に転送し、
    前記第1マスタサーバは、
    配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下の前記グループに所属する通信端末、および、前記グループに所属する通信端末を管理する第1スレーブサーバに転送し、
    前記第1スレーブサーバから受信した音声信号を、そのスレーブサーバを除く前記グループに所属する通信端末を管理する第1スレーブサーバ、および、配下の前記グループに所属する通信端末に転送し、
    前記グループに所属する通信端末が第2ネットワークにある場合、前記音声信号を前記ゲートウェイ装置に送信し、
    前記第2スレーブサーバは、
    配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下の前記グループに所属する端末装置、および、前記ゲートウェイ装置に転送し、
    前記ゲートウェイ装置から受信した音声信号を、配下の前記グループに所属する通信端末に転送し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記第1マスタサーバから受信した音声信号を、前記グループに所属する通信端末を管理する第2スレーブサーバに送信し、
    前記第2スレーブサーバから受信した音声信号を、そのスレーブサーバを除く前記グループに所属する通信端末を管理する第2スレーブサーバ、および、前記第1マスタサーバに送信する
    音声通信システム。
  13. 第1ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    前記第1ネットワークとアドレス空間の少なくとも一部が互いに重複する第2ネットワークに接続された1または複数のサーバと、
    請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のゲートウェイ装置と、
    を備え、前記各サーバが、それぞれ1または複数の配下の通信端末と音声信号を送受信する通信システムであって、
    前記第1ネットワークのサーバのうち一つが第1マスタサーバとして設定され、他のサーバが第1スレーブサーバとして設定され、
    前記第2ネットワークのサーバのうち一つが第2マスタサーバとして設定され、他のサーバが第2スレーブサーバとして設定され、
    2台以上の通信端末が所属するグループで該所属する通信端末が相互に通信するグループ通信時に、
    前記第1スレーブサーバは、
    配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下の前記グループに所属する端末装置、および、前記第1マスタサーバに転送し、
    前記第1マスタサーバから受信した音声信号を、配下の前記グループに所属する通信端末に転送し、
    前記第1マスタサーバは、
    配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下の前記グループに所属する通信端末、および、前記グループに所属する通信端末を管理する第1スレーブサーバに転送し、
    前記第1スレーブサーバから受信した音声信号を、そのスレーブサーバを除く前記グループに所属する通信端末を管理する第1スレーブサーバ、および、配下の前記グループに所属する通信端末に転送し、
    前記グループに所属する通信端末が第2ネットワークにある場合、前記音声信号を前記ゲートウェイ装置に送信し、
    前記第2スレーブサーバは、
    配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下の前記グループに所属する端末装置、および、前記第2マスタサーバに転送し、
    前記第2マスタサーバから受信した音声信号を、配下の前記グループに所属する通信端末に転送し、
    前記第2マスタサーバは、
    配下の通信端末から受信した音声信号を、その通信端末を除く配下の前記グループに所属する通信端末、および、前記グループに所属する通信端末を管理する第2スレーブサーバに転送し、
    前記第2スレーブサーバから受信した音声信号を、そのスレーブサーバを除く前記グループに所属する通信端末を管理する第2スレーブサーバ、および、配下の前記グループに所属する通信端末に転送し、
    前記グループに所属する通信端末が第1ネットワークにある場合、前記音声信号を前記ゲートウェイ装置に送信し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    第1、第2ネットワークの両方に対してスレーブモードに設定されて、前記第1マスタサーバから受信した音声信号を前記第2マスタサーバに送信し、
    前記第2マスタサーバから受信した音声信号を前記第1マスタサーバに送信する
    音声通信システム。
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