JP2003274438A - 無線端末装置、回線制御装置、ip無線電話システム - Google Patents

無線端末装置、回線制御装置、ip無線電話システム

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JP2003274438A
JP2003274438A JP2002073780A JP2002073780A JP2003274438A JP 2003274438 A JP2003274438 A JP 2003274438A JP 2002073780 A JP2002073780 A JP 2002073780A JP 2002073780 A JP2002073780 A JP 2002073780A JP 2003274438 A JP2003274438 A JP 2003274438A
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Satoru Toguchi
悟 渡口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IPパケットを用いたIP無線電話システム
に関し、無線端末装置が通話中に移動した際に、ハンド
オーバーによる通話断を防止することを目的とする。 【解決手段】 本無線端末装置は、通話開始と終了の指
示と、無線端末装置を特定する情報(例えば電話番号)
とを指定する入力部1aと、IPパケット変換部1e
と、IPパケットを送信受信する無線送信受信部1f
と、アナログ/デジタル変換部1d等で構成し、IPパ
ケットには、該パケット内のデータ部に各無線端末装置
の端末番号、無線端末装置の状態を表す状態データ、情
報データを格納する等して、ハンドオーバー発生時でも
通話相手を特定して、通話断を生じないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークの標準であるイーサネット(登録商標)ワーク
を利用して音声情報を伝送するVoIP技術(Voice over I
P;IPネットワーク上に音声(voice)を伝送するため
に用いられる技術の総称)と、電話回線を制御する回線
制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】通話を無線により通信する手段として、
IPパケットを用いた無線端末装置と複数の無線基地局
を設けて、前記無線端末装置間で、ハンドオーバー発生
時に通話が途切れないで継続できるものは、今まで実現
されていなかった。
【0003】特開平10−23068号公報には、端末の移
動をサポートするネットワークの移動管理機能を利用
し、IP端末にMobile IPを実装することなしに、I
P移動通信機能を実現する技術が開示されている。この
ような技術では、無線通信エリアを移動すると、無線端
末装置のIPアドレスは変更される。装置側にアドレス
対応保持部を備えるが、電話交換機システムや無線LA
Nシステムなど、リンクレベルでは移動管理機能を有し
ている網またはネットワークに接続されるIP端末に対
して異なるサブネットワークのエリアに移動しても、I
Pによる通信を継続することを可能にする方法と装置に
関する。しかし、ハンドオーバー発生時の通話を途切れ
ないようにするための技術に関しては考慮されていな
い。
【0004】また、特開2000−308128公報には、
インターネットコードレス電話システム及びこのための
コードレス電話親機、コードレス電話子機並びに接続制
御装置を開示する。コードレス電話子機のアドレス、お
よび当該コードレス電話子機と通信を行うコードレス電
話親機のアドレスを記憶し、インターネットプロトコル
に従い前記コードレス電話親機を介して前記コードレス
電話子機への、およびコードレス電話子機からの呼の接
続および切断を制御するが、コードレス電話子機とコー
ドレス電話親機間の通信である。また、ハンドオーバー
期間が長くなってしまうこともあり得るとの記載がある
(例えば十数秒)。十数秒間もハンドオーバー期間があ
ると、ユーザーは途切れたと思ってしまうことも考えら
れるので、そのために、通話相手にハンドオーバーであ
ることを知らせ、通話相手に不安を与えないような特別
の工夫をしている。
【0005】また一方、特開平10−94038号公報に
は、回線交換型ネットワーク(例えば、PHSネットワ
ーク:Personal handyphone systemネットワークの略
称)との物理インターフェィスを含む異種ネットワーク
上の端末と相互通信することを可能にする技術が開示さ
れている。ハンドオーバー通知手段やハンドオーバー通
知動作の説明及び開示はあるものの、ハンドオーバー時
に通話が途切れなくするための技術については考慮され
ていない。
【0006】更に、パーソナルコンピュータのネットワーク
用に、IPパケットを使った無線通信システムとして、
米国電気電子技術者協会(以下、単にIEEEと称す)のIE
EE802委員会で標準化された構内通信網(以下、単にL
ANと称す)用の無線通信規格があるが(例えば、IEEE
802.11a方式やIEEE802.11b方式)、本通信規格による無
線端末装置を使って、音声通話を可能とする技術は達成
されていなかった。
【0007】既存のPHSを使った構内電話システムでは、
複数の構内無線基地局が存在して、PHSユーザが通話
中に移動して、ある無線基地局のエリアから他の無線基
地局のエリアが切替わっても、すなわちハンドオーバー
が発生しても、通話を続けられるような仕組みが出来て
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PHS
の代わりに、前記IEEE802.11方式の無線端末装置を使っ
て同様の無線電話システムを構築した場合、前記ハンド
オーバーが発生した瞬間に通話が切れてしまうという問
題があった。
【0009】このように、前記IEEE802.11方式で通話が途切
れてしまうのは、従来のIPパケットは、IPヘッダと
データ部から基本的に構成されるが、IPヘッダは、転
送元IPアドレスデータと転送先IPアドレスデータか
ら構成され、ハンドオーバー発生時には、転送元IPア
ドレスデータと転送先IPアドレスデータが、プロトコ
ルの規定上、単純に変更されてしまうことがあるためで
ある。その防止策として、IPパケットのデータ部に、
端末番号、無線端末装置の状態を表す情報、または、無
線端末装置の情報を表すデータなどにより無線端末の特
定や、該端末の動作状態を把握するための情報を格納す
るような工夫はされていなかった。
【0010】従って、ハンドオーバーにより無線端末装置を
特定できなくなり、通話は途切れ、通話を再開するため
に新たに電話をかけ直さなければならないといった問題
点が発生している。本発明は、このような問題点に鑑み
てなされたものであり、無線通話手段として、IPパケ
ットを用いた無線端末装置と複数の無線基地局を設け
て、前記無線端末装置間で通話を行えるIP無線電話シ
ステムを提供することを目的とする。
【0011】また、前記無線通信システムを実現するため
に、無線端末装置と複数の無線基地局が存在する前記I
P無線電話方式において、無線通信特有の通話中に無線
端末装置が移動して、基地局が切替わるハンドオーバー
が発生しても、通話が途切れることなく保持できる装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に係る無線端末装置は、通話開始の指示と
通話終了の指示と無線端末装置に固有で前記無線端末装
置を特定する情報とを指示情報として少なくとも指定ま
たは入力する入力部と、インターネットプロトコルで用
いられるIPパケットを無線で送信受信する無線送信受
信部と、アナログ音声情報をデジタル音声情報に変換、
または、デジタル音声情報をアナログ音声情報に変換す
るアナログ/デジタル変換部と、前記入力部による指示
情報と前記の変換されたデジタル音声情報とをIPパケ
ットに変換し、または、前記IPパケット内から前記デ
ジタル音声情報と前記指示情報とを取り出すためのIP
パケット変換部とを具備した無線端末装置であって、前
記IPパケット変換部は、IPパケット変換時に、IP
パケットの一定の領域に前記の指示情報と共に前記の変
換されたデジタル音声情報を格納するようにしたことを
特徴とするものである。
【0013】また、本発明に係る回線制御装置は、外部通信
網を通じて電話交換機へ双方向で通信可能に接続された
回線制御部と、前記回線制御部に接続し、音声情報及び
指示情報をアナログ信号からデジタル信号に、または、
デジタル信号からアナログ信号に変換可能なアナログ/
デジタル変換部と、前記無線端末装置と無線でIPパケ
ットを送信受信可能に設けられた無線送信受信部と、前
記回線制御部と前記アナログ/デジタル変換部及び前記
無線送信受信部に接続し、前記受信したIPパケット内
に格納されたデジタル音声情報と指示情報とを取り出
し、前記回線制御部、アナログ/デジタル変換部または
無線送信受信部から伝送されてくるデジタル音声情報と
指示情報とをIPパケット化するIPパケット変換部と
を具備した回線制御装置であって、前記IPパケット変
換部は、IPパケット変換時に、IPパケットの一定の
領域に前記の指示情報と共に前記の変換されたデジタル
音声情報を格納するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0014】また、本発明に係る前記無線端末装置と前記回
線制御装置をIPネットワーク上に設けて成るIP無線
電話システムにおいて、前記回線制御装置を少なくとも
2つ有することを特徴とするIP無線電話システムであ
る。
【0015】また、本発明に係るIPパケットは、IPパケ
ット内に、少なくとも通話情報と、前記通話情報の開始
および終了を識別する情報と、無線端末装置に固有で前
記無線端末装置を特定する情報と、無線端末装置の状態
を表す情報と、無線端末装置の情報を表す情報とを含む
と共に、、本発明に係る回線制御装置は、前記IPパケ
ットに含まれる少なくとも無線端末装置に固有の番号を
管理する管理部を有することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、好ましい実施例により説明する。(第1の実施例)
本発明の第1の実施例のIP 無線電話方式について、
図1及至図5を用いて、基本的な構成と動作を説明す
る。図1は、本発明のIP無線電話方式を適用可能な無
線端末装置の実施例を示すブロック図である。図2は、
その無線端末装置に対応した回線制御装置を説明するブ
ロック図である。
【0017】図1に示すように、無線端末装置1は、転送先
の無線端末装置に固有で前記無線端末装置を特定する情
報、例えば電話番号と、通話開始情報とを入力する入力
部1aと、音声を集音しアナログ電気信号に変換するマ
イクロフォン1bと、マイクロフォン1bから出力され
るアナログ音声情報をデジタル信号に変換するアナログ
/デジタル変換部1dと、前記入力部1aに入力された
情報とアナログ/デジタル変換部1dから出力されるデ
ジタル情報を図5に示すIPパケットに変換するIPパ
ケット変換部1eと、前記IPパケット変換部1eによ
り変換したIPパケットを無線方式で送信、または、回
線制御装置2から無線で送信されて来る図5に示すIP
パケットを受信する無線送信受信部1fとより概略構成
されている。
【0018】図2は、その無線端末装置1に対応した回線制
御装置2の例を示すブロック図であり、図1から無線送
信されたIPパケットの受信手順に沿って、その動作を
説明する。無線送信受信部2dは、図1の無線送信受信
部1fを介して無線送信されて来たIPパケットを受信
した後、IPパケット変換部2cへ転送する。IPパケ
ット変換部2cは、無線送信受信部2dから転送されて
きた前記IPパケットをデジタル信号に変換し、また、
変換されたデジタル信号に含まれる通話相手先の電話番
号と通話開始情報とを抜き出し、アナログ/デジタル変
換部2bへ伝送、或いは、回線制御部2aへ状態データ
を伝送する。
【0019】回線制御部2aでは、図5に示されたIPパケ
ットのデータ部に格納されている状態データと情報デー
タとの内容を確認し、前記IPパケット内の情報データ
がオフフックを示す時、前記IPパケット内の情報デー
タの通話相手先電話番号を利用して、通話の管理及び制
御を行う。
【0020】IPパケット変換部2cから通話相手の電話番
号と通話開始情報とを受け取った回線制御部2aは、公
衆網を介して接続されている電話交換機に対して、既知
の手法で回線のオフフックと電話番号を通知する。
【0021】回線制御部2aは、通知後に、既知の手法で通
話先の電話のオフフックが確認されると、公衆網から入
力されるアナログ音声情報をアナログ/デジタル変換部
2bへ伝送する。アナログ音声情報を受信したアナログ
/デジタル変換部2bは、アナログ音声情報をデジタル
信号に変換し、IPパケット変換部2cへ伝送する。
【0022】IPパケット変換部2cは、受信した前記のデ
ジタル信号に変換された音声情報を組み込んだIPパケ
ットを作成し、無線送信受信部2dに前記IPパケット
を伝送し、無線送信受信部2dは、受信した前記IPパ
ケットを無線端末装置1の無線送信受信部1fで受信出
来る形式にして無線方式で転送する。
【0023】無線端末装置1の無線送信受信部1fは、回線
制御装置2の無線送信受信部2dを介して受信した前記
IPパケットを、IPパケット変換部1eへ伝送し、I
Pパケット変換部1eは、デジタル信号に変換された音
声情報が格納されたIPパケットからデジタル信号に変
換された音声情報を抜き出し、抜き出した前記音声情報
をアナログ/デジタル変換部1dへ伝送する。
【0024】前記アナログ/デジタル変換部1dは、デジタ
ル信号に変換された音声情報をアナログ信号に変換し、
アナログ信号に変換された音声情報をスピーカ1cへ伝
送する。これにより、通話した相手の音声を、スピーカ
を通して聞くことが可能になる。また、マイクロフォン
1bから入力されたアナログ音声情報も、前記の同手法
を逆にたどって、回線制御装置2へ伝送すれば、通話し
た相手に音声を届けることができるのは明らかなため、
説明を省略する。
【0025】以上述べた手法を用いて、例えばIEEE802.11方
式等のIPパケットを使った無線方式を利用した無線端
末装置1と前記無線端末装置1に対応した回線制御装置
2により、通話を転送できるIP無線電話システムを構
築できる。
【0026】また、図3は、図2で示した回線制御装置2の
無線送信受信部2dが、既知のIPネットワーク4を介
して図3に示す回線制御装置3と離れた場所にある場合
を示すが、回線制御装置3の機能としては、前記無線送
信受信部2dの無線送受信機能が無いということだけ
で、図2と同じである。
【0027】(第2の実施例)図4は、本発明のIP無線電
話システムにおいて、複数の無線送信受信部が、IPネ
ットワーク4に存在する場合の例である。回線制御装置
5に複数の無線送信受信部5d-1、5d-2とが接続され
ているシステムにおいて、ハンドオーバー発生時に通話
が途切れないようにする本発明の方法について説明す
る。図5は、ハンドオーバー発生時に通話が途切れない
ようにするための本発明によるIPパケットの内部構成
を説明する図である。
【0028】尚、前記のIP無線電話システムに於いても前
記ハンドオーバーが発生しない通常の通話の制御につい
ては、図1と図2を用いて説明したのと同じ手順で実施
されるので、説明を省略する。
【0029】図6は、無線端末1が移動して、ハンドオーバ
ーが発生する場合を説明する図である。本発明のIP無
線電話システムにおいて、無線送信受信部を含む制御部
が複数存在する場合の例で、具体的には、無線送信受信
部7及び無線送信受信部を備えた回線制御装置8が、I
Pネットワーク4に存在する例である。無線端末1は、
移動前は、無線送信受信部を備えた回線制御装置8の第
一の無線通信エリア内に在って、前記回線制御装置8と
通信しているが、無線端末1が移動して、無線送信受信
部7の第二の無線通信エリア内に入ると、無線送信受信
部を備えた前記回線制御装置8から無線送信受信部7へ
ハンドオーバーを実施して、既知の方法で通信相手を切
り替える。
【0030】IPネットワーク4に接続された通信機器は、
自己IPアドレスと相手IPアドレスによって通信が管
理されているが、本発明においても、通話は、無線端末
装置1のIPアドレスと回線制御装置2のIPアドレス
により、IPパケットの転送元と転送先がそれぞれ特定
される。特定された転送元と特定された転送先との間で
送受信が行なわれ、通話制御情報と音声情報のやり取り
が行なわれる。
【0031】次に、、具体的に、通話中に第一の無線通信エ
リアから第二の無線通信エリアにまたがって無線端末装
置1が移動する場合に、通話が途切れなくするための本
発明の手順を説明する。
【0032】本発明の前提として、無線端末装置1における
IPパケットのフォーマットは、図5に示すように、図
1のIPパケット変換部1eまたは図2に示すIPパケ
ット変換部2cにおいて、デジタル信号に変換された音
声情報に加え、無線端末装置1に固定の端末番号、例え
ば、MACアドレス(MACとはmedia access control
の略で、媒体アクセス制御と称す)や重複しない端末番
号などが格納される。
【0033】無線端末装置1が2台あって、前記2台が、回
線制御装置2を通して通信する場合を考える。片方を、
無線端末装置1A、一方を無線端末装置1Bとする。
【0034】既存の多くのIPネットワークは、DHCP
(Dynamic Host Configuration Protocol:動的ホスト
構成プロトコル)を使い自動的にIPアドレスが割振ら
れるため、無線端末1Aと無線端末1Bと回線制御装置
2が無線送受信部5aを介して通話がなされている時
に、例えば無線端末装置1Aが、無線送信受信部5aの
第一の無線通信エリアから無線送信受信部5bの第二無
線エリアに移動した場合は、無線端末装置1Aの図6に
示すIPヘッダ内のIPアドレスが、変更されることが
ある。
【0035】例えば、前記IEEE802.11b方式などの通信プロ
トコルを使用する限り、IPヘッダ内のIPアドレスは
変更される可能性がある。このIPヘッダ内のIPアド
レスを固定して使用するには、DHCP機能を停止さ
せ、既にネットワークに接続されている全ての端末の設
定を他の端末と重ならないように手動で設定しなければ
ならず、極めて煩雑な手順である。また、前記の設定手
順は、前記IEEE802.11b方式に新規格を盛り込むことに
なり、既存の製品との互換性がなくなるなどのデメリッ
トが発生する。
【0036】更に、本発明では、図4に示す管理部5eが、
IPパケット内のデータ部に格納された各無線端末装置
1に固有で固定の端末番号を管理する。そのため、通話
中に無線端末装置1が移動して、ハンドオーバーが発
生、つまり、前記無線端末装置1と無線通信している回
線制御装置の無線送信受信部が、無線送信受信部5aか
ら無線送信受信部5bに切替わり、通話相手の無線端末
装置1のIPアドレスが変更された場合でも、IPパケ
ット内のデータ部に格納された無線端末装置1に固定の
端末番号、例えば、MACアドレスや端末に固有の端末
番号などは、変更されずに同一番号が格納されているの
で、通話相手を常に特定でき、通話が途切れることなく
保持することが可能である。
【0037】図7は、ハンドオーバーが発生した場合に、通
話が途切れないようにするための前記回線制御装置2の
IPパケット変換部2cの動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【0038】前記IPパケット変換部2cは、最初にIPパ
ケットの受信待ちの状態で待機する(S701)。ここ
で、端末IPアドレスは、端末に固有の端末番号に1対
1に対応するので、端末番号を配列変数として、関数:
端末IPアドレス(端末番号)と表せる。また、MAC
アドレスを配列変数として利用する場合は、端末IPア
ドレスは、端末IPアドレス(MACアドレス)と表せ
る(S702)。ここでは、端末番号を配列変数とし
て、関数:端末IPアドレス(端末番号)について説明
する。
【0039】例えば、IPアドレスは、32ビットのアドレ
ス空間を持つIPv4(Internet Protocol version4)
では、8ビット/1セクションで表される4つのセクシ
ョンの集まりで表される。また、128ビットのアドレ
ス空間を持つIPv6(Internet Protocol version6)
では、8ビット/1セクションで表される16のセクシ
ョンの集まりで表される。
【0040】このため、IPv4において端末番号に内線番
号を利用した場合で説明すると、例えば、内線番号が
“1234”の端末の端末IPアドレスが(198.165.1
2.1)であり、また、内線番号“1235”の端末の端
末IPアドレスが(198.165.12.2)であると、端末IP
アドレス(内線番号)=転送元IPアドレスは、端末I
P(1234)=198.165.12.1、及び、端末IP(12
35)=198.165.12.2となる(S703)。
【0041】また、端末番号にMACアドレスを利用した場
合には、MACアドレス1の端末IPアドレスが(198.
165.12.3)、MACアドレス2の端末IPアドレスが
(198.165.12.4)とすると、端末IP(MACアドレ
ス)=転送元IPアドレスとは、端末IP(MACアド
レス1)=198.165.12.3、及び、端末IP(MACアド
レス2)=198.165.12.4として表される。すなわち、端
末IPアドレスは、固定された番号(内線番号、MAC
アドレスなど)に1対1で対応するので、固定された番
号を配列変数とする関数で管理される。
【0042】図7のフローチャートの前提として、ハンドオ
ーバー発生前のIPパケット受信時は、端末IP(端末
番号)には、ハンドオーバー発生前の端末IPアドレ
ス、すなわち、転送元IPアドレスが既に代入されてい
るものとする。ハンドオーバーが発生すると、無線端末
装置1が受信するIPパケット内の端末IPアドレス
は、ハンドオーバー発生前の転送元IPアドレスとは異
なったものが設定されているため、S702の判定にお
いて“No”となり、S703へ処理が進む。
【0043】S703では、端末IPアドレスとして、関
数:端末IP(端末番号)にハンドオーバー発生後の転
送元IPアドレスが代入され、その後、処理はS70
4、S705を経てS706へと進む。
【0044】S704では、デジタル信号に変換された音声
情報をアナログ信号に変換し、回線制御部に変換した前
記アナログ信号を転送する。公衆網に接続している回線
制御部2aは、前記アナログ信号を公衆網に送信可能な
形式にし、公衆網に送信する。
【0045】S705では、逆に、公衆網を通じて回線制御
装置2に送信されてくるアナログ音声情報を、図2に示
すアナログ/デジタル変換部2bにて、デジタル音声情
報に変換する。S705は、本説明においては、通常の
双方向電話を前提にしているので、例え無音状態でも、
定期的に音声が途切れないようにするために、S704
とS705を交互に実行する必要があり、必要な処理で
ある。
【0046】S706では、転送先IPアドレスに、ハンド
オーバー発生後の関数:端末IP(端末番号)が代入さ
れ、S707では、前記転送先IPアドレスを格納した
IPパケットが、無線送信受信部2dへ転送され、前記
無線送信受信部2dを介して、転送元へ無線で送信され
る。
【0047】これにより、無線端末装置1Aと無線端末装置
1Bとの通話は、ハンドオーバー発生後も、ハンドオー
バー発生前の通話相手との通話が途切れることなく保持
され、従来技術では通話が途切れてしまって、かけ直す
等の煩わしさがあったが、その煩わしさを解消できる。
【0048】尚、情報データ、状態データなどの端末情報を
IPパケットのデータ部に格納してなる構成で説明した
が、前記IPパケットのデータ部に格納する構成に限る
ことなく、IPパケットのIPヘッダ部の一定の領域に
格納してなる構成、例えば、IPヘッダ部の送信元IP
アドレスと送信先IPアドレスに続くオプション部分
に、前記情報データを格納した構成にしても良いのはも
ちろんである。
【0049】また、回線制御装置が、公衆回線に接続すると
して説明したが、専用回線に接続している場合でも良い
のは、もちろんのことである。
【0050】更に、無線端末装置及び回線制御装置におい
て、アナログ/デジタル変換部が存在する構成で説明し
たが、これに限定しなくても良いことはもちろんであ
る。その理由は、前記アナログ/デジタル変換部は、無
線端末装置1では、現在はマイクロフォンやスピーカー
がアナログ信号しか扱えないようになっているために必
要であり、前記各装置が、デジタル信号を扱えれば不要
になるためである。
【0051】また、回線制御装置2においても、アナログ/
デジタル変換部は、現在の公衆網が主にアナログ信号方
式で通信するので、IPパケット変換部におけるデジタ
ル信号をアナログ信号に変換するために必要なものであ
り、サービス統合デジタル網(Integrated Services Di
gital Network。以降、ISDNと称す)などに代表さ
れるデジタル回線だけで通信可能な場合には、デジタル
回線に対応したターミナルアダプタ(TA:Terminal A
dapter)機能や、ダイヤルアップルータ機能のみが必要
になり、前記アナログ/デジタル変換部は不要になる。
【0052】転送するアナログ信号の代表としてアナログ音
声情報で説明したが、それに限らず、アナログ情報信号
としても良いのはもちろんである。また、転送するデジ
タル信号の代表としてデジタル音声情報で説明したが、
それに限らず、デジタル情報信号としても良いのはもち
ろんである。
【0053】また、実施例として、双方向の通常の電話シス
テムを前提にしたので、無線送信受信部として、送信と
受信機能の両機能を有するものとして説明したが、どち
らか一方の機能しかない無線送信部または無線受信部と
しても良いのはもちろんである。更に、無線基地局は、
単独で存在しても、回線制御装置に含まれていてもよい
のはもちろんであり、場所を特定しなくても良いのはも
ちろんである。
【0054】
【発明の効果】請求項1、2及び3の発明によれば、I
Pパケットを利用したIP無線電話方式を適用可能な無
線端末装置と対応した回線制御装置において、送信受信
されるIPパケットのデータ部の先頭に無線端末装置に
固有で固定の端末番号と、無線端末装置の状態を表す状
態データと、無線端末の情報を示す情報データと、通話
音声をデジタル的に処理したデータとを格納したため、
通話相手先を特定して管理できると共に、例えば、代表
的なコンピュータネットワークのイーサネットワーク
や、IEEE802.11方式を利用して、通話による音声情報の
無線伝送を容易に実現できる。
【0055】また、請求項4の発明によれば、回線制御装置
と無線端末装置で使われるIPパケットの無線端末装置
に固有で固定の端末番号で無線端末装置を特定して管理
するために、通話の途中で無線端末装置が移動して、無
線基地局が切替わってIPアドレスが変更されても常に
無線端末装置を特定でき、通話を継続出来るという効果
がある。言い換えれば、本発明によりIP無線電話の利
用者は、例えば、代表的なコンピュータネットワークの
イーサネットワークや、IEEE802.11方式を利用して、通
話による音声情報の無線伝送を容易に実現できると共
に、ハンドオーバーが発生する状況においても回線断を
防止できるため、再発呼をしなければならなかった従来
の煩わしさから開放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIP無線電話方式を適用可能な無線端
末装置の第1の実施例を説明する図である。
【図2】本発明のIP無線電話方式を適用可能で、図1
に示す無線端末装置と無線通信可能な回線制御装置2を
説明する図である。
【図3】本発明のIP無線電話方式を適用可能で、複数
の無線送信受信部が回線制御装置から分離して設けられ
ている回線制御装置を説明する図である。
【図4】本発明のIP無線電話システムにおいて、複数
の無線送信受信部が、IPネットワーク4に存在する場
合を説明する図である。
【図5】本発明のIP無線電話システムにおいて、ハン
ドオーバー発生時に通話が途切れないようにするための
本発明によるIPパケットの内部構成を説明する図であ
る。
【図6】本発明のIP無線電話システムにおいて、無線
端末1が移動して、ハンドオーバーが発生する場合を説
明する図である。
【図7】ハンドオーバーが発生した場合に、通話が途切
れないようにするための回線制御装置2のIPパケット
変換部2cの概略の動作の流れを説明する図である。
【符号の説明】
1 無線端末装置 1a 入力部(番号キー、送信キー、終了キーなど) 1b マイクロフォン 1c スピーカ 1d アナログ/デジタル変換部(アナログ信号からデ
ジタル信号への変換及びデジタル信号からアナログ信号
への変換) 1e IPパケット変換部(IPパケット化とIPパケ
ットからデータを取り出す手段) 1f 無線送信受信部(IEEE802.11方式に準拠したデー
タの送信/受信手段) 2 回線制御装置 2a 回線制御部(オンフック、オフクック、ダイヤ
ル、などの回線制御手段) 2b アナログ/デジタル変換部(アナログ信号⇔デジ
タル信号変換手段) 2c IPパケット変換部(データのIPパケット化と
IPパケットからデータを取り出す手段) 2d 無線送信受信部(IEEE802.11方式に準拠したデー
タの送受信手段) 3 回線制御装置 3a 無線送信受信部 4 既知のIPネットワーク(イーサネット) 5 複数の無線送信受信部がIPネットワークを通じ
て接続されている構成の本発明の回線制御装置 5a IPパケット変換部(IPパケット化とIPパケ
ットからデータを取り出す手段) 5b アナログ/デジタル変換部(アナログ信号⇔デジ
タル信号変換手段) 5c IPパケット変換部(データのIPパケット化と
IPパケットから必要なデータを取り出す手段) 5d-1 無線送信受信部 5d-2 無線送信受信部 5e 管理部(無線端末装置に固有の番号の管理とIP
アドレスを変換する手段) 6 IPパケット構成 6a IPヘッダ 6b IPパケット内のデータ部 6c 転送元IPアドレス 6d 転送先IPアドレス 6e 端末番号 6f 状態 6g 情報 6h デジタル音声情報 7 無線送信受信部 8 無線送信受信部を備えた本発明による回線制御装
置を説明する図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通話開始の指示と通話終了の指示と無線端
    末装置に固有で前記無線端末装置を特定する情報とを少
    なくとも指示情報として指定または入力する入力部と、 インターネットプロトコルで用いられるIP(Internet
    Protocol)パケットを送信受信する無線送信受信部と、 アナログ音声情報をデジタル音声情報に変換、または、
    デジタル音声情報をアナログ音声情報に変換するアナロ
    グ/デジタル変換部と、 前記入力部による指示情報と前記の変換されたデジタル
    音声情報とをIPパケットに変換、または、前記IPパ
    ケット内から前記デジタル音声情報と前記指示情報とを
    取り出すためのIPパケット変換部とを具備した無線端
    末装置であって、 前記IPパケット変換部は、IPパケット変換時に、I
    Pパケットの一定の領域に前記の指示情報と共に前記の
    変換されたデジタル音声情報を格納するようにしたこと
    を特徴とする無線端末装置。
  2. 【請求項2】外部通信網を通じて電話交換機へ双方向で
    通信可能に接続された回線制御部と、 前記回線制御部に接続し、音声情報及び指示情報をアナ
    ログ信号からデジタル信号に、または、デジタル信号か
    らアナログ信号に変換可能なアナログ/デジタル変換部
    と、 無線端末装置と無線でIPパケットを送信受信可能に設
    けられた無線送信受信部と、 前記回線制御部と前記アナログ/デジタル変換部及び前
    記無線送信受信部に接続し、前記受信したIPパケット
    内に格納されたデジタル音声情報と指示情報とを取り出
    し、前記回線制御部、アナログ/デジタル変換部または
    無線送信受信部から伝送されてくるデジタル音声情報と
    指示情報とをIPパケット化するIPパケット変換部と
    を具備した回線制御装置であって、 前記IPパケット変換部は、IPパケット変換時に、I
    Pパケットの一定の領域に前記の指示情報と共に前記の
    変換されたデジタル音声情報を格納するようにしたこと
    を特徴とする回線制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1の無線端末装置と請求項2の回線
    制御装置をIPネットワーク上に設けて成るIP無線電
    話システムにおいて、前記回線制御装置を少なくとも2
    つ有することを特徴とするIP無線電話システム。
  4. 【請求項4】請求項2に用いられる前記IPパケット
    は、IPパケット内に、少なくとも通話情報と、前記通
    話情報の開始および終了を識別する情報と、無線端末装
    置に固有で前記無線端末装置を特定する情報と、無線端
    末装置の状態を表す情報と、無線端末装置の情報を表す
    情報とを含むと共に、前記無線端末装置を特定する情報
    を少なくとも管理する管理部を有することを特徴とする
    回線制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007536787A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド Ipアドレス設定の遅延によるハンドオーバー実行方法
US7801078B2 (en) 2004-05-07 2010-09-21 Lg Electronics Inc. IP addressing to support IPv4 and IPv6
US7920510B2 (en) 2004-05-10 2011-04-05 Lg Electronics Inc. Minimized IP connectivity establishment procedures

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