JP6451642B2 - 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび音声信号の中継方法 - Google Patents

中継装置、音声通信システム、プログラムおよび音声信号の中継方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6451642B2
JP6451642B2 JP2015546628A JP2015546628A JP6451642B2 JP 6451642 B2 JP6451642 B2 JP 6451642B2 JP 2015546628 A JP2015546628 A JP 2015546628A JP 2015546628 A JP2015546628 A JP 2015546628A JP 6451642 B2 JP6451642 B2 JP 6451642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
terminal
audio signal
communication
participating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015546628A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015068663A1 (ja
Inventor
博崇 園部
博崇 園部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Icom Inc
Original Assignee
Icom Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Icom Inc filed Critical Icom Inc
Publication of JPWO2015068663A1 publication Critical patent/JPWO2015068663A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6451642B2 publication Critical patent/JP6451642B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • H04W40/22Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing using selective relaying for reaching a BTS [Base Transceiver Station] or an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1073Registration or de-registration
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/40Support for services or applications
    • H04L65/403Arrangements for multi-party communication, e.g. for conferences
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/40Support for services or applications
    • H04L65/4061Push-to services, e.g. push-to-talk or push-to-video
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/60Network streaming of media packets
    • H04L65/75Media network packet handling
    • H04L65/762Media network packet handling at the source 
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/56Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/56Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities
    • H04M3/568Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities audio processing specific to telephonic conferencing, e.g. spatial distribution, mixing of participants
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • H04W4/08User group management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • H04W4/10Push-to-Talk [PTT] or Push-On-Call services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/04Terminal devices adapted for relaying to or from another terminal or user

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

この発明は、無線LANなどのネットワークを用いた音声通信システムに関する。
従来、無線による音声通信をする機器としては、連続時間信号である高周波キャリアをアナログ信号またはデジタル信号で変調して送信する所謂無線通信機が主流であった。無線通信機は、1対1の通信が基本であるが、複数の無線通信機同士で同時に通信するグループ通信機能を備えたものも提案されている(非特許文献1参照)。
従来の無線通信機を用いたグループ通信は、各無線通信機に自機の所属グループが設定され、無線通信機自身がグループ呼び出しに対して応答するか否かを判断することで実現されていた。具体的には、他の無線通信機からグループ通信の呼び出しがあったとき、そのグループ通信の呼び出しが自機が所属するグループ宛のものであるかを判断し、自機が所属するグループ宛の呼び出しであった場合、その呼び出しに応答する。同じ所属グループが設定されている無線通信機が複数(3台以上)存在する場合、これらの無線通信機同士でグループ通信が実現される。
株式会社JVCケンウッド、業務用無線機 TCP−U90F 〈URL:http://www2.jvckenwood.com/business/tcp_u90f/〉
非特許文献1の無線通信機を3台以上用いてグループ通信が可能であるが、通信形態は半二重方式である。このため、グループ通信であっても、音声信号を送信できる(話をできる)のは1台のみである。同時に2台以上が音声信号を送信した場合、送信中の無線通信機は、他者の送信信号を受信することができない。そのうえ、複数の送信信号が輻輳するため、受信中の無線通信機でも音声を聴くことができない。
上記無線通信機に所属グループを記憶する方式のグループ通信では、どの無線通信機がどのグループに所属しているかを統括して管理することができない。また、グループに所属する無線通信機の変更は、各無線通信機で所属グループを変更しなければすることができないため、その時々の状況に応じて柔軟にグループ設定を変更することができない。
この発明は、通信ネットワークを経由して中継装置と通信機である端末装置を接続し、中継装置に端末装置のグループを管理させるようにしたことにより、自由度の高いグループ通信を可能にした音声通信システムを提供することを目的とする。
この発明の中継装置は、端末装置とネットワークを介して通信するネットワーク通信部、端末装置との通信を制御する制御部、および、複数の端末装置が所属している既存のグループを記憶するグループテーブルとセッションテーブルが設定される記憶部を備えている。ネットワーク通信部は、通信相手の端末装置を指定する情報が付加された音声信号を、端末装置から受信する。制御部は、端末装置から、最初の音声信号(たとえば後述の呼出音声パケット)を受信したとき、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この音声信号に付加されていた指定情報で指定される端末装置を参加端末とする通信セッションをセッションテーブルに登録し、さらに、端末装置から受信した最初の音声信号に付加されていた指定情報が既存グループを指定するものであった場合、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この既存グループに所属する端末装置を参加端末とする通信セッションを記憶部のセッションテーブルに登録する。通信セッションの確立のためには、音声信号の送信を開始するだけでよく、SIP手順のような事前の手順は不要である。以後、制御部は、この最初の音声信号を含む参加端末から受信した音声信号を各参加端末に転送し、2台以上の参加端末から同時に音声信号を受信した場合、これらの音声信号をミキシングし、該ミキシングされた音声信号を参加端末に向けて送信する。
この発明のプログラムは、端末装置とネットワークを介して通信するネットワーク通信部、および、複数の端末装置が所属している既存のグループを記憶するグループテーブルとセッションテーブルが設定される記憶部を備えた中継装置のコンピュータを、第一、第二および第三手段として機能させる。第一手段は、端末装置から通信相手の端末装置を指定する情報が付加された最初の音声信号を受信したとき、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この音声信号に付加されていた指定情報で指定される端末装置を参加端末とする通信セッションを前記セッションテーブルに登録する手段であって、端末装置から受信した最初の音声信号に付加されていた指定情報が既存グループを指定するものであった場合、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この既存グループに所属する端末装置を参加端末とする通信セッションを記憶部のセッションテーブルに登録する。第二手段は、参加端末から受信した(最初の音声信号を含む)音声信号を各参加端末に転送する。第三手段は、2台以上の参加端末から同時に音声信号を受信した場合、これらの音声信号をミキシングし、このミキシングされた音声信号を参加端末に向けて送信する。
この発明の音声信号の中継方法は、端末装置とネットワークを介して通信するネットワーク通信部と、複数の端末装置が所属している既存のグループを記憶するグループテーブルおよびセッションテーブルが設定される記憶部と、を備えた中継装置を用いて音声信号を中継する。第一ステップでは、中継装置が、端末装置から通信相手の端末装置を指定する情報が付加された最初の音声信号を受信したとき、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この音声信号に付加されていた指定情報で指定される端末装置を参加端末とする通信セッションをッションテーブルに登録するステップであって、端末装置から受信した最初の音声信号に付加されていた指定情報が既存グループを指定するものであった場合、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この既存グループに所属する端末装置を前記参加端末とする通信セッションを前記記憶部のセッションテーブルに登録する。第二ステップでは、中継装置が、最初の音声信号を含む参加端末から受信した音声信号を各参加端末に転送する。第三ステップでは、中継装置が、2台以上の参加端末から同時に音声信号を受信した場合、これらの音声信号をミキシングし、このミキシングされた音声信号を参加端末に向けて送信する。
制御部および第三手段は、また、第三ステップにおいて中継装置は、音声信号を送信してきた端末装置に対して、その端末装置から送信されてきた音声信号を除く受信音声信号をミキシングしたものを送信してもよい。
制御部および第一手段は、また、第一ステップにおいて中継装置は、および第一ステップは、参加端末のいずれからも音声信号を受信せずに所定時間以上経過した場合、通信セッションをセッションテーブルから削除してもよい。
制御部および第一手段は、また、第一ステップにおいて中継装置は、前記セッションテーブルに先に登録されている通信セッションの参加端末に含まれない端末装置を少なくとも一つ指定する指定情報が付された音声信号を受信した場合、この音声信号を送信した端末装置、および、前記指定情報で指定される端末装置を参加端末とする新たな通信セッションをセッションテーブルに更に登録してもよい。
制御部および第一手段は、また、第一ステップにおいて中継装置は、新たに登録した通信セッションの参加端末のなかに、先に登録されている通信セッションの参加端末が含まれる場合、その両方の通信セッションの参加端末となっている端末装置を、前記先に登録されている通信セッション(の参加端末)から削除してもよい。
この発明の音声通信システムは、マイク、音声出力部および端末ネットワーク通信部を備えた端末装置と、ネットワーク通信部、制御部および記憶部を備えた中継装置と、を含み、端末装置の端末ネットワーク通信部と中継装置のネットワーク通信部とがネットワークを介して音声信号を送受信する。端末装置は、マイクから入力された音声信号に通信相手の端末装置を指定する情報を付加して中継装置に送信し、中継装置から受信した音声信号を再生する。中継装置の記憶部には、2以上の端末装置が所属している既存のグループを記憶するグループテーブル、および、セッションテーブルが設定される。中継装置のネットワーク通信部は、端末装置から指定情報が付加された音声信号を受信する。
中継装置の制御部は、端末装置から最初の音声信号(呼出音声パケット)を受信したとき、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この音声信号に付加されていた指定情報で指定される端末装置を参加端末とする通信セッションをッションテーブルに登録する。さらに、端末装置から受信した最初の音声信号に付加されていた指定情報が既存グループを指定するものであった場合、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この既存グループに所属する端末装置を参加端末とする通信セッションを記憶部のセッションテーブルに登録する。通信セッションの確立のためには、音声信号の送信を開始するだけでよく、SIP手順のような事前の手順は不要である。以後、制御部は、この最初の音声信号を含む参加端末から受信した音声信号を各参加端末に転送し、2台以上の参加端末から同時に音声信号を受信した場合、これらの音声信号をミキシングし、該ミキシングされた音声信号を参加端末に向けて送信する。
端末装置が、プッシュ・ツー・トーク(PTT)回路を更に備え、端末ネットワーク通信部は、PTTスイッチがオンされている間、マイクから入力された音声信号を中継装置に送信し、PTT回路のオン/オフにかかわらず、中継装置から送られてくる音声信号を受信してもよい。
ネットワークが、無線ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)のアクセスポイントを複数有し、端末装置の端末ネットワーク通信部は、いずれかのアクセスポイントを介してネットワークに接続してもよい。
この発明によれば、ネットワークを経由して中継装置と端末装置を接続し、中継装置に端末装置同士の通信を中継させるようにしたことにより、自由度の高いグループ通信が可能になる。
図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。 図2は、端末装置であるトランシーバのブロック図である。 図3は、音声パケットの構成の一例を示す図である。 図4は、サーバ装置のブロック図である。 図5Aは、サーバ装置に設定される端末テーブルを示す図である。 図5Bは、サーバ装置に設定されるグループテーブルを示す図である。 図5Cは、サーバ装置に設定されるミキシングテーブルを示す図である。 図6は、トランシーバの動作を示すフローチャートである。 図7Aは、サーバ装置の動作を示すフローチャートである。 図7Bは、サーバ装置の動作を示すフローチャートである。
図面を参照してこの発明の音声通信システムについて説明する。図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。この音声通信システムでは、Wi−Fiなどの無線LAN16を用いて、複数の端末装置14が相互に通信を行う。端末装置14は、無線通信用のハンディトランシーバに似た形状をしており、図2に示すようにPTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ220を備えている。端末装置14は、機能面で言えば、無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。中継装置であるサーバ装置11は、複数の端末装置14の有線ネットワーク15および無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)16を経由した相互の通信を中継する。なお、以下、有線ネットワーク15および無線LAN16を総称してネットワーク17と呼ぶ。
端末装置14は、起動されるとネットワーク17に接続される。サーバ装置11は、端末装置14がネットワーク17に接続されたとき、その端末装置14に対して、設定データを送信し、その端末装置14を通信可能な状態にセットアップする。サーバ装置11が送信する設定データは、たとえば、この端末装置14が通信可能なグループの番号や更新プログラムなどである。また、その後の適当なタイミングに、その端末装置14に対して各種の設定データを送信する。その後の適当なタイミングとは、たとえば、一定時間毎、接続している無線アクセスポイント13が切り換わったときなどである。
有線ネットワーク15として、Ethernet(登録商標)のLANやインターネットなどが使用可能である。有線ネットワーク15にインターネットが含まれる場合には、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)を用いることで安全な通信が可能である。また、無線LAN16として、Wi−FiなどIEEE802.11に準拠した通信方式などが適用可能である。端末装置14と無線アクセスポイント13とは、この無線LAN16の通信方式で通信する。
無線アクセスポイント13は、複数設置されている。各無線アクセスポイント13は、たとえば、ビルの異なるフロア、異なる部屋などにそれぞれ設置される。これにより、端末装置14がどの無線アクセスポイント13の配下にあるかによって、その端末装置14がどのフロアまたは部屋にいるかを推定することができる。
有線ネットワーク15には、管理装置12が接続されている。管理装置12は、管理プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータなどで構成されている。管理装置12は、管理者の操作に応じてサーバ装置11にアクセスし、サーバ装置11に図5A、図5Bに示すテーブルなどを設定する。また、管理装置12は、1台の端末装置としても機能し、他の端末装置14との通信が可能である。
図2は、端末装置14のブロック図である。上述したように、端末装置14は、機能面から言うと、無線LANの無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。制御部20は、端末装置14の動作を制御し、マイクロプロセッサで構成される。制御部20は、各種のデータが記憶される記憶部21を有している。この記憶部21にサーバ装置11からダウンロードされた設定データが記憶される。制御部20には、操作部22、表示部23、オーディオ回路24および無線LAN通信部25が接続されている。操作部22は、PTTスイッチ220などのキースイッチを含み、ユーザの操作を受け付けてその操作信号を制御部20に入力する。表示部23は液晶ディスプレイを含む。液晶ディスプレイには、ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号や着信した通信相手の識別番号などが表示される。
オーディオ回路24は、マイク240およびスピーカ241を有している。制御部20は、受信した音声パケットをデコードしてオーディオ回路24に入力する。オーディオ回路は、このデコードされたオーディオ信号をアナログ信号に変換してスピーカ241から出力する。また、オーディオ回路24は、マイク240から入力された音声信号をデジタル信号に変換して制御部20に入力する。制御部20は、このデジタルオーディオ信号を音声パケット化して無線LAN通信部25に入力する。無線LAN通信部25は、IEEE802.11に準拠した通信方式で無線通信を行う回路を有する。無線LAN通信部25は、制御部20から入力されたパケットを無線アクセスポイント13に向けて送信するとともに、無線アクセスポイント13から受信したパケットを制御部20に入力する。
ユーザがPTTスイッチ220を押しながらマイク240に向けて音声を発すると、端末装置14は、この音声信号を音声パケットに編集してサーバ装置11に向けて送信する。音声パケットは、図3に示すような構成をしている。音声パケットのヘッダには宛先IPアドレス(destination address)および送信元アドレス(sender address)が含まれている。データ本体には、デジタル化された音声信号とともに、通信相手識別番号および送信元端末番号が含まれている。通信相手識別番号は、通信相手(target device)を識別する情報であり、個別通信の場合、その端末装置14の端末番号が用いられ、グループ通信の場合、そのグループのグループ番号が用いられる。端末装置14から送信された音声パケットの宛先はサーバ装置11であるが、音声信号の最終目的地は、通信相手の端末装置14である。サーバ装置11は、音声パケットを受信すると、この音声パケットからデータ本体を取り出し、通信相手の端末装置14に対して音声信号を転送する。通信相手の識別番号がグループの識別番号である場合、すなわちグループ通信の場合は、そのグループに属する複数の端末装置14に対して音声信号を転送する。
この音声信号の転送に際して、転送先の端末装置14のIPアドレスを送信先アドレス、サーバ11のIPアドレスを送信元アドレスとする新たな音声パケットが作成される。個別通信の場合は、この新たなパケットのデータ本体に含まれる通信相手識別番号および送信元端末番号は、サーバ装置11が受信した音声パケットのものと同じである。グループ通信の場合は、この新たなパケットのデータ本体に含まれる通信相手識別番号はサーバ装置11が受信した音声パケットのものと同じである。また、送信元端末番号はクリアされてもよく、サーバ装置11が受信した音声パケットのものと同じものが付されてもよい。
以上の手順を要約すると、端末装置14は、PTTスイッチ220がオンされると、SIP手順のような通信確立手順を行うことなく、マイク240から入力された音声信号に通信相手の識別番号が付加された音声パケットをサーバ装置11に送信する。サーバ装置11は、その音声信号を識別番号で識別される通信相手宛に転送する。このように、この音声通信システムでは、音声パケット(RTPパケット)を送ることで通信が開始されるため、ユーザはPTTスイッチ220をオンするとほぼ同時に通信を開始することができ、従来の無線通信のトランシーバと同じような使用感で通信を行うことができる。このような使用感を実現するため、各端末装置14のIPアドレスやグループなどの管理、および、音声信号の転送はサーバ装置11が行う。
端末装置14は、PTTスイッチ220とともにVOX回路を有している。VOX回路とは、マイク240の入力レベルとその持続時間に基づいて通話音声(音声信号)が入力されたか否かを判定し、通話音声が入力されたと判定された場合に装置を送信状態(PTTスイッチオン)に切り換える回路である。端末装置14は、PTTスイッチ220に代えて、または、PTTスイッチ220とともにVOX回路を用いて送信オン/オフの切り換えを行ってもよい。また、一般の無線通信のトランシーバは、送信状態の時に無線信号の受信を行うことができないシンプレックス方式である。一方、端末装置14は、無線LAN16を介した音声パケット通信で音声信号を送受信するため、音声パケットの送信と音声パケットの受信を並行して行うことができる。端末装置14は、この機能を用いて、音声信号の送信と受信を同時に並行して行うフルデュプレックス方式の通信が可能である。ただし、端末装置14は、フルデュプレックス通信を行う場合であっても、無音の音声パケットを送信し続けることがないように、PTTスイッチ220またはVOX機能により、通話音声が入力されたときのみ音声パケットを編集・送信する。
サーバ装置11は、ネットワーク17を介して端末装置14から受信した音声パケットに含まれる音声信号を、ネットワーク17を介して通信相手の端末装置14に転送する。グループ通信の場合は、そのグループに属する複数の端末装置14に音声信号が転送される。グループ通信の場合、複数のユーザが同時に発言し、複数の端末装置14から同時に音声信号が送信されてくる場合がある。この場合、サーバ装置11は、これら複数の音声信号をミキシングして新たな音声信号を編集し、この新たな音声信号を音声パケットにして各端末装置14に転送する。なお、サーバ装置11によるミキシングは、転送先の端末装置14ごとに行われ、自装置が送信した音声信号がミキシング音声に含まれて戻ってこないようにされる。すなわち、音声信号を送信していない端末装置14に対しては、受信した全ての音声信号をミキシングしたものを転送し、音声信号を送信してきた端末装置14に対しては、その端末装置14が送信した音声信号を外して、それ以外の音声信号をミキシングしたものを転送する。これにより、端末装置14で自装置が送信した音声信号のエコーが生じないようにしている。
グループ通信を行う場合、グループに属する端末装置14の構成は、固定的ではなく、そのときの各端末装置14の通信の状況に応じて柔軟に増減される。詳細は図5のテーブルを参照して説明する。
図4は、サーバ装置11のブロック図である。サーバ装置11は、制御部30、記憶部31およびネットワーク通信部32を有している。記憶部31は、たとえばハードディスクやRAMなどで構成され、図5に示す各種のテーブルや各端末装置14の設定データなどが記憶される。制御部30は、端末装置14のセットアップや音声信号のミキシングなどを行う。ネットワーク通信部32は、有線ネットワーク15との通信を制御する。
図5A、図5Bおよび図5Cは、サーバ装置11の記憶部31に設けられるテーブルを示す図である。
図5Aは、端末テーブル301を示す図である。端末テーブル301は、サーバ装置11が端末装置14を管理するためのテーブルである。各端末装置14は、各々ユニークに振られている識別番号(端末番号)で識別される。端末テーブル301には、端末番号ごとにアクティブフラグおよび設定データの格納アドレスが記憶されている。アクティブフラグは、端末装置14が、ネットワーク17に接続され、サーバ装置11にアクセスしてサーバ装置11による登録と各種データのダウンロードを受けたこと、すなわち、レジストを完了して通信可能であることを示すフラグである。アクティブフラグは、サーバ装置11が、端末装置14のレジストを完了したときセットされる。設定データは、たとえば、プログラムの更新データ(ファームウェア)、自己が所属するグループ、通信が許可される他のグループを記録した電話帳などである。
サーバ装置11は、端末装置14がネットワーク17に接続されたとき、端末装置14と通信して、その端末装置14のレジストを行う。さらに、サーバ装置11は、その後の適当なタイミングに、端末装置14と通信して、その端末装置14のレジストを更新する。その後の適当なタイミングとは、たとえば、一定時間毎、接続している無線アクセスポイント13が切り換わったときなどである。
ユーザが、通信相手を選択する場合、端末装置14を操作して、表示部23に通信相手の候補の番号を表示させる。通信相手の候補の番号とは、上述のアクティブな端末装置14の端末番号、通信が許可されたグループ番号である。
図5Bは、グループテーブル302を示す図である。グループテーブル302は、サーバ装置11がグループを管理するためのテーブルである。各グループは、各々ユニークに振られている識別番号(グループ番号)で識別される。グループテーブル302には、グループごとに、そのグループ番号、および、そのグループに所属する端末装置14(所属端末装置)の端末番号が記憶されている。グループに所属する端末装置14の数は、1台以上であればよい。このグループテーブル302に登録されているグループが本発明の既成グループに対応する。これら、端末テーブル301およびグループテーブル302は、管理者が管理装置12を操作することによってサーバ装置11に設定される。
図5Cはミキシングテーブル(セッションテーブル)303を示す図である。ミキシングテーブル303は、サーバ装置11が通信セッションを管理するためのテーブルである。通信セッションとは、サーバ装置11を中継装置とした複数の端末装置14間の通信状態のことである。ミキシングテーブル303は、複数の行を有しており、各行に1つの通信セッションの情報が記憶される。サーバ装置11は、端末装置14から音声信号(音声パケット)を受信したとき、ミキシングテーブル303を参照してその音声信号がどの通信セッションのものかを判断する。
サーバ装置11が、端末装置14から最初の音声パケットである呼出音声パケットを受信したとき、この音声パケットに基づく通信セッションがミキシングテーブル303に登録される。
ミキシングテーブル303には、各通信セッションについて、セッション番号、発呼端末番号、参加端末番号、追加端末番号、除外端末番号、および、残保持時間(T1)の項目が設けられる。セッション番号は、この通信セッションを識別する番号である。発呼端末番号は、この通信セッションの最初の音声パケット(呼出音声パケット)を送信した端末装置14(発呼端末装置)の端末番号である。セッション番号は、通信セッションごとにユニークな値であればよいが、この実施形態では、上記呼出音声パケットに書き込まれていた通信相手識別番号が用いられる。セッション番号として端末番号が登録されている通信セッション(たとえば「19」)が、個別通信の通信セッションである。個別通信とは、1対1の個別の端末装置14同士の通信である。セッション番号としてグループ番号が登録されている通信セッション(たとえば「G1」)が、グループ通信の通信セッションである。グループ通信とは、複数の端末装置14(一般的には3台以上)が相互に音声信号を交換する通信である。
参加端末番号は、この通信セッションに参加している端末装置14の端末番号の一覧である。参加端末番号に端末番号が登録されている或る端末装置14から音声パケットが送信されてきた場合、制御部30は、この音声パケットを、参加端末番号に端末番号が登録されている他の端末装置14に転送し、参加端末装置間の相互通信を実現する。
グループ通信セッションの場合、参加端末番号は、発呼端末装置の端末番号および通信相手に指名されたグループに属する端末装置14の端末番号となる。ただし、そのグループに所属していてもアクティブでない端末装置14や別の個別通信セッションを行っている端末装置14は、このグループ通信セッションに参加できないため、それらの端末装置14の端末番号は参加端末番号から除外される(除外端末番号の欄に登録される)。また、発呼端末装置が、このグループに所属していない端末装置14であった場合、すなわち、端末装置14が、自局の属するグループ以外のグループを呼び出した場合、その端末装置14の端末番号も参加端末番号として登録される。同時に臨時にメンバー登録された追加端末装置として、その端末番号が追加端末番号の欄にも登録される。すなわち、このグループ通信セッションでは、発呼端末装置は、グループに所属していなくてもそのグループに所属する端末装置14と同様にその通信セッションに参加している端末装置14(参加端末装置)として扱われる。なお、ミキシングテーブル303の項目のうち、追加端末番号、除外端末番号の欄は必須ではない。参加端末番号の欄に対する端末番号の追加、除外のみでもテーブルの管理が可能である。
個別通信セッションの場合、参加端末番号として、発呼端末装置の端末番号と通信相手の端末装置14の端末番号が登録される。一対一通信であるため、追加端末番号および除外端末番号は登録されない。
また、保持時間は、参加端末装置から音声パケットが送信されてこない状態で、この通信セッションを解消せずに保持する時間である。サーバ装置11における各通信セッションの保持時間は、たとえば30秒に設定される。ミキシングテーブル303の保持時間タイマ(TS)は、音声パケットが送信されてこないとき、保持時間の経過をカウントするタイマである。保持時間タイマTSは、制御部30による処理(図7参照)で、音声パケットが送信されてこないとカウントダウンされ、且つ、音声パケットが送信されてくれば30秒にリセットされる。参加端末装置から音声パケットが30秒間送られて来ないことによりタイマTSがタイムアップした場合、この通信セッションは解消され、ミキシングテーブル303からこの通信セッションの情報が消去される。
以上の例では、グループ通信セッションにおいて、ミキシングテーブル303の参加端末装置の項目には、所属端末装置以外では発呼端末装置が追加で登録され、所属端末装置であっても非アクティブな端末装置14および他の通信セッションを行っている端末装置14が除外される。しかし、参加端末装置の項目に追加で登録される端末装置14、および、除外される端末装置14はこれらに限定されない。
或る参加端末装置が、グループ通信セッションの途中で他の通信セッション(個別通信セッション)を開始すると、その時点で、そのグループ通話セッションの参加端末装置から除外される。すなわち、その端末装置14の端末番号が、参加端末番号の欄から除外端末番号の欄に移動される。
また、通信セッションが継続されるためには、各端末装置14においても保持時間を計時する必要がある。端末装置14の保持時間(T1)は、サーバ装置11の保持時間(TS=30秒)よりも短く、タイマT1には例えば5秒が設定される。ユーザは、PTTスイッチ220をオフしたのち、5秒が経過すると、サーバ装置11でその通信セッションが維持されていても、所定操作により他の通信セッションを開始することができる。
また、ミキシングテーブル303を、実行中ミキシングテーブルと退避テーブルからなる2つのテーブルに分けてもよい。実行中ミキシングテーブルは、現在ミキシングを行っているセッションが登録されるテーブルであり、高速なメモリ上に形成される。通信(音声パケットの送受信)が途絶えたセッションは、200ミリ秒程度の短時間で退避テーブルに転記され、退避テーブルで保持時間(T1)だけ保持される。保持時間中に再度通信(音声パケットの送受信)が発生すると、そのセッションは再度実行中ミキシングテーブルに転記され、ミキシングの実行に用いられる。これにより、各端末装置14のミキシングテーブル303からの解放を早くすることができる。
図6は端末装置14の制御部20によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。この処理は20ミリ秒毎に繰り返し実行される。この処理では、PTTスイッチ220のオン/オフや音声パケット(RTPパケット)の受信に応じて、現在の通信の状態(ステータス)を割り出す。ここで、このフローチャートで用いられるフラグ、タイマ類は以下のとおりである。
PTT:プッシュ・トゥ・トーク・スイッチ(PTTスイッチ)220の略記であるが、PTTスイッチ220のオン/オフに限定されず、VOX回路による送信信号のオン/オフも含んでいる。
NC0:ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号(端末番号/グループ番号)
NC1:セッション番号、実行中の通信セッションを識別する番号、通信セッションが確立される最初の音声パケットに書き込まれていた通信相手の識別番号(端末番号/グループ番号)が用いられる。
FC:通信セッションフラグ(この端末装置14が通信セッションに参加していることを示すフラグ)
FT:通信中フラグ(音声パケットの送信中または受信中であることを示すフラグ)
T1:保持時間タイマ(通信セッションの保持時間(5秒)を計時するタイマ)
S10〜S20は音声パケットの送信管理処理である。制御部20は、PTTスイッチ220の状態を判断する(S10)。制御部20は、PTTスイッチ220がオンしている場合、処理をS11に進める。PTTスイッチ220がオンしていない場合、処理をS20に進める。
S11では、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S11でNO)、今回のPTTスイッチ220のオンによって作成される音声パケットは呼出音声パケットである。制御部20は、通信セッションフラグFC、および、音声パケットを送受信中であることを示す通信中フラグFTをセットする(S12)。制御部20は、ユーザによって選択された通信相手番号NC0を通信セッション番号NC1に転記し(S13)、この通信セッション番号NC1が音声信号とともにデータ本体に書き込まれた音声パケットをサーバ装置11宛に送信する(S14)。この呼出音声パケットの送信により、サーバ装置11により通信セッションが開始される。制御部20は、保持時間タイマT1を5秒にリセットしたのち(S15)、S30以下の音声パケットの受信管理処理に処理を進める。
S11で、通信セッションフラグFCが既にセットされている場合(S11でYES)、制御部20は、通信中フラグFTがセットされているか否か、すなわち、現在音声パケットの送信または受信中であるかを判断する(S16)。通信中フラグFTがセットされていない場合(S16でNO)、制御部20は、通信中フラグFTをセットする(S17)。処理がS11→S16→S17に進むのは、既に開始された通信セッションが維持されている状態で、新たな音声パケット(ユーザの通話音声)の送信を開始する場合である。S18では、既に開始されている通信セッションを継続して、その通信セッションに対して今回の音声パケットを返信するか(S18でNO)、先の通信セッションから離脱して、新たな通信相手に今回の音声パケットを送信する、すなわち新たな別の通信セッションを確立するか(S18でYES)を判断する。この判断は、例えば、今回のPTTスイッチ220オンの直前のユーザによる操作、例えば通信相手の選択操作など、が行われたか否かに応じて判断すればよい。ユーザによって新たな通信相手の選択操作が行われた場合には、S19の処理で、その選択された通信相手に対する新たな通信セッションを確立する処理を行えばよい。
通信セッションを更新する場合(S18でYES)、制御部20は、そのとき選択されている通信相手番号NC0を通信セッション番号NC1に転記して(S19)、S14に処理を進める。既に開始されている通信セッションを継続する場合(S18でNO)、制御部20は、S18からそのままS14に処理を進める。
S10において、PTTスイッチ220がオンされていない場合(S10でNO)、制御部20は、通信中フラグFTをリセットする(S20)。なお、通信中フラグFTが既にリセットされている場合にはそのままでよい。こののち、制御部20は、S30以下の音声パケットの受信管理処理に処理を進める。
制御部20は、S30で、ネットワーク17を介して音声パケットを受信したか否かを判断する。制御部20は、音声パケットを受信した場合、処理をS31に進める。音声パケットを受信していない場合、処理をS40に進める。
S31では、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S31でNO)、今回新たな通信セッションが確立され、その最初の音声パケットが送信されてきたと判断し、通信セッションフラグFCおよび通信中フラグFTをセットする(S33)。FTフラグは、現在音声パケットを送受信中であることを示すフラグである。制御部20は、その音声パケットに含まれている通信相手番号を通信セッション番号NC1に転記する(S34)。制御部20は、音声パケットをオーディオ回路24に出力し(S35)、保持時間タイマT1を5秒にリセットする(S36)。
S31で、通信セッションフラグFCが既にセットされている場合(S31でYES)、制御部20は、今回の音声パケットの受信に対応して通信中フラグFTをセットする(S32)。なお、通信中フラグFTが既にセットされている場合にはそのままでよい。こののち、制御部20は、処理をS35に進める。
S30において、音声パケットを受信しなかった場合(S30でNO)、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する(S40)。通信セッションフラグFCがセットされている場合(S40でYES)、制御部20は、S41以下の処理を実行する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S40でNO)、制御部20は、そのまま処理を終了する。
S41では、制御部20は、通信中フラグFTがセットされているか否かを判断する。通信中フラグFTがセットされている場合(S41でYES)、制御部20は、そのまま処理を終了する。通信中フラグFTがセットされていない場合(S41でNO)、すなわち、通信中フラグFTはリセットされているが通信セッションフラグFCがセットされた状態の場合、制御部20は、保持時間タイマT1を1カウント(20ミリ秒分)減算する(S42)。そして、この減算で保持時間タイマT1が0になったか否かを判断する(S43)。保持時間タイマT1が0になった場合(S43でYES)、制御部20は、通信セッションを解消するために、通信セッションフラグFCをリセットする(S44)。S43において、保持時間タイマT1が未だ0よりも大きい場合(S43でNO)、制御部20は、そのまま処理を終了する。
図7Aおよび図7Bは、サーバ装置11の動作を示すフローチャートである。図7Aは、音声パケット受信時の処理を示している。図7Bは、ミキシングテーブル管理処理を示している。
図7Aにおいて、制御部30は、音声パケットを受信すると、発信元端末番号および通信相手番号で識別される通信セッションが、既にミキシングテーブル303に登録されているかを判断する(S50)。通信セッションが既にミキシングテーブル303に登録されている場合(S50でYES)、制御部30は、ミキシングテーブル303の参加端末番号に基づき、受信した音声パケットに含まれている音声信号を通信セッションに参加している端末装置14宛に転送する(S56)。そして、ミキシングテーブル303のその通信セッションの保持時間タイマTSを30秒にリセットする(S57)。
受信した音声パケットの通信セッションが、ミキシングテーブル303に登録されていない場合(S50でNO)、すなわち、この音声パケットが呼出音声パケットであった場合、この呼出音声パケットに基づく新たな通信セッションをミキシングテーブル303に登録する(S51)。このとき、通信相手番号がセッション番号として登録され、この音声パケットの送信元の端末装置14の端末番号が発呼端末番号として登録される。参加端末番号としては、個別通信セッションの場合、通信相手番号および発呼端末番号が登録され、グループ通信セッションの場合、発呼端末番号および通信相手番号のグループに所属する端末装置14の端末番号が登録される。また、発呼端末装置がグループに所属していない場合には、発呼端末番号は追加端末番号にも登録される。さらに、グループに所属している端末装置14のうち、非アクティブ、他の通信セッションに参加中などでこの通信セッションに参加できないものがある場合、その端末番号は参加端末番号の項目から除外され、除外端末番号の項目に転記される。
制御部30は、受信した音声パケットの音声信号を、その通信セッションに参加している端末装置14宛に転送する(S52)。その通信セッションに参加している端末装置14は、ミキシングテーブル303に登録されているその通信セッションの参加端末番号から決定される。
制御部30は、S51で確立された通信セッションに参加したことにより、既に登録されている通信セッションの参加端末装置から除外される端末装置14があるかを判断する(S53)。該当する端末装置14が存在する場合(S53でYES)、当該先に確立されていた通信セッションの参加端末番号からこの端末装置14の端末番号を削除する(S54)。除外された端末番号は、除外端末番号に転記される。このようにして各通信セッションの参加端末装置を最適化する。
図7Bのミキシングテーブル管理処理は、定期的(たとえば20ミリ秒毎)に繰り返し実行される。制御部30は、まずミキシングテーブル303の先頭行の通信セッションを指定する(S60)。制御部30は、指定された通信セッションの保持時間タイマTSを1カウント(20ミリ秒分)減算し(S61)、この減算で保持時間タイマTSが0になったか否かを判断する(S62)。保持時間タイマTSが0になった場合(S62でYES)、制御部30は、この通信セッションは終了したとして、この行の通信セッションを消去する(S63)。
制御部30は、以上の処理をミキシングテーブル303の最終行になるまで順次行うことで(S64、S65)、ミキシングテーブル303の管理を行う。
この実施形態の音声通信システムでは、グループ通信セッションのメンバー(参加端末装置)が固定的でなく柔軟である。たとえば、発呼端末装置がグループに所属していない場合でもグループ通信に参加することができる。また、グループ通信中であっても、途中でそれを抜けて他の通信セッションに参加することができる。これにより、その時々の各端末装置の通信の状況に合わせたグループ通話が可能になる。
上記実施形態において、グループ通信のセッションに、端末装置14が、途中から参加できるようにしてもよい。たとえば、グループに所属する端末装置14のみでグループ通信セッションが実行されているときに、そのグループに所属しない端末装置14からそのグループに対する呼出音声パケットの送信があった場合、その端末装置14を現在実行されているグループ通信セッションに参加させて、セッションの形態を拡張グループ通信に変更してもよい。また、拡張グループ通信が実行されているときに、そのグループに所属しない更に他の端末装置14からそのグループ(拡張グループ)に対する呼出音声パケットの送信があった場合、その端末装置14を現在実行されている拡張グループ通信セッションにさらに参加させてもよい。
上記実施形態では、グループ通信、拡張グループ通信では、非アクティブな端末装置は除外端末装置として通信セッションから除外されているが、この端末装置がアクティブになった時点で通信セッションに参加させてもよい。
上記実施形態において、グループとグループとの拡張グループ通信を可能にしてもよい。たとえば、あるグループに所属する端末装置が、そのグループを代表して他のグループを呼び出すことにより、サーバ装置11は、その端末装置が所属するグループと呼び出されたグループの全端末装置で構成される拡張グループの通信セッションを設定する。
上記実施形態では、端末装置14から送信されてきた呼出音声パケットに対応して通信セッションを確立するようにしているが、通信セッション確立の契機はこれに限定されない。たとえば、管理者が管理装置12からミキシングテーブル303を操作してミキシンググループの確立および解消を行ってもよい。また、管理装置12が、上に述べたグループ同士の拡張グループ通信を確立および解消を行ってもよい。この方式でも、ミキシンググループの統括的な管理と柔軟な変更が可能である。
11 サーバ装置(中継装置)
12 管理装置
13 無線アクセスポイント
14 端末装置
20 (端末装置の)制御部
30 (サーバ装置の)制御部
32 ネットワーク通信部
220 PTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ
301 端末テーブル
302 グループテーブル
303 ミキシングテーブル(セッションテーブル)

Claims (18)

  1. 端末装置とネットワークを介して通信するネットワーク通信部と、
    前記端末装置との通信を制御する制御部と、
    複数の端末装置が所属している既存のグループを記憶するグループテーブル、および、セッションテーブルが設定される記憶部と、
    を備えた中継装置であって、
    前記ネットワーク通信部は、前記端末装置から、通信相手の端末装置を指定する情報が付加された音声信号を受信し、
    前記制御部は、
    前記端末装置から、最初の音声信号を受信したとき、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この音声信号に付加されていた指定情報で指定される端末装置を参加端末とする通信セッションを前記セッションテーブルに登録し、さらに、前記端末装置から受信した最初の音声信号に付加されていた指定情報が前記既存グループを指定するものであった場合、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この既存グループに所属する端末装置を前記参加端末とする通信セッションを前記記憶部のセッションテーブルに登録し、
    前記最初の音声信号を含む、前記参加端末から受信した音声信号を各参加端末に転送し、
    2台以上の参加端末から同時に音声信号を受信した場合、これらの音声信号をミキシングし、該ミキシングされた音声信号を前記参加端末に向けて送信する
    中継装置。
  2. 前記制御部は、前記ミキシング処理において、音声信号を送信してきた端末装置に対しては、その端末装置から送信されてきた音声信号を除く受信音声信号をミキシングしたものを送信する請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記制御部は、前記参加端末のいずれからも音声信号を受信せずに所定時間以上経過した場合、前記通信セッションを前記セッションテーブルから削除する
    請求項1または請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記制御部は、
    前記セッションテーブルに登録されている通信セッションの参加端末に含まれない端末装置を少なくとも一つ指定する指定情報が付された音声信号を受信した場合、
    この音声信号を送信した端末装置、および、前記指定情報で指定される端末装置を参加端末とする新たな通信セッションを前記セッションテーブルに更に登録する
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の中継装置。
  5. 前記制御部は、
    前記新たに登録した通信セッションの参加端末のなかに、前記先に登録されている通信セッションの参加端末が含まれる場合、その両方の通信セッションの参加端末となっている端末装置を、前記先に登録されている通信セッションから削除する
    請求項4に記載の中継装置。
  6. マイク、音声出力部、および、端末ネットワーク通信部を備えた複数の端末装置と、
    ネットワーク通信部、制御部、および、記憶部を備えた中継装置と、
    を含み、前記端末装置の端末ネットワーク通信部と前記中継装置のネットワーク通信部とがネットワークを介して音声信号を送受信する音声通信システムであって、
    前記端末装置は、前記マイクから入力された音声信号に、通信相手の端末装置を指定する情報を付加して、前記端末ネットワーク通信部を用いて前記中継装置に送信し、
    前記中継装置の記憶部には、2以上の端末装置が所属している既存のグループを記憶するグループテーブル、および、セッションテーブルが設定され、
    前記中継装置のネットワーク通信部は、前記端末装置から、前記指定情報が付加された音声信号を受信し、
    前記制御部は、
    前記端末装置から、最初の音声信号を受信したとき、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この音声信号に付加されていた指定情報で指定される端末装置を参加端末とする通信セッションを前記セッションテーブルに登録し、さらに、前記端末装置から受信した最初の音声信号に付加されていた指定情報が前記既存グループを指定するものであった場合、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この既存グループに所属する端末装置を前記参加端末とする通信セッションを前記記憶部のセッションテーブルに登録し、
    前記最初の音声信号を含む、前記参加端末から受信した音声信号を各参加端末に転送し、
    2台以上の参加端末から同時に音声信号を受信した場合、これらの音声信号をミキシングし、該ミキシングされた音声信号を前記参加端末に向けて送信し、
    前記端末装置の音声再生部は、前記中継装置から受信した音声信号を再生する
    音声通信システム。
  7. 前記端末装置は、プッシュ・ツー・トーク回路を更に備え、
    前記端末ネットワーク通信部は、前記プッシュ・ツー・トーク回路がオンされている間、前記マイクから入力音声信号を前記中継装置に送信し、前記プッシュ・ツー・トーク回路のオン/オフにかかわらず、前記中継装置から送られてくる音声信号を受信する
    請求項に記載の音声通信システム。
  8. 前記ネットワークは、無線ローカル・エリア・ネットワークのアクセスポイントを複数有し、
    前記端末装置の端末ネットワーク通信部は、いずれかのアクセスポイントを介して前記ネットワークに接続する
    請求項6または請求項7に記載の音声通信システム。
  9. 端末装置とネットワークを介して通信するネットワーク通信部と、複数の端末装置が所属している既存のグループを記憶するグループテーブルおよびセッションテーブルが設定される記憶部と、を備えた中継装置のコンピュータを、
    前記端末装置から、通信相手の端末装置を指定する情報が付加された最初の音声信号を受信したとき、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この音声信号に付加されていた指定情報で指定される端末装置を参加端末とする通信セッションを前記セッションテーブルに登録する手段であって、前記端末装置から受信した最初の音声信号に付加されていた指定情報が前記既存グループを指定するものであった場合、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この既存グループに所属する端末装置を前記参加端末とする通信セッションを前記記憶部のセッションテーブルに登録する第一手段、
    前記最初の音声信号を含む、前記参加端末から受信した音声信号を各参加端末に転送する第二手段、および、
    2台以上の参加端末から同時に音声信号を受信した場合、これらの音声信号をミキシングし、該ミキシングされた音声信号を前記参加端末に向けて送信する第三手段、
    として機能させるプログラム。
  10. 前記第三手段は、前記音声信号を送信してきた端末装置に対しては、その端末装置から送信されてきた音声信号を除く受信音声信号をミキシングしたものを送信する請求項に記載のプログラム。
  11. 前記第一手段は、前記参加端末のいずれからも音声信号を受信せずに所定時間以上経過した場合、前記通信セッションを前記セッションテーブルから削除する請求項9または請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記第一手段は、前記セッションテーブルに登録されている通信セッションの参加端末に含まれない端末装置を少なくとも一つ指定する指定情報が付された音声信号を受信した場合、この音声信号を送信した端末装置、および、前記指定情報で指定される端末装置を参加端末とする新たな通信セッションを前記セッションテーブルに更に登録する請求項9乃至請求項11のいずれかに記載のプログラム。
  13. 前記第一手段は、前記新たに登録した通信セッションの参加端末のなかに、前記先に登録されている通信セッションの参加端末が含まれる場合、その両方の通信セッションの参加端末となっている端末装置を、前記先に登録されている通信セッションから削除する請求項9乃至請求項12のいずれかに記載のプログラム。
  14. 端末装置とネットワークを介して通信するネットワーク通信部と、複数の端末装置が所属している既存のグループを記憶するグループテーブルおよびセッションテーブルが設定される記憶部と、を備えた中継装置を用いて音声信号を中継する方法であって、
    前記中継装置が、前記端末装置から、通信相手の端末装置を指定する情報が付加された最初の音声信号を受信したとき、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この音声信号に付加されていた指定情報で指定される端末装置を参加端末とする通信セッションを前記セッションテーブルに登録するステップであって、前記端末装置から受信した最初の音声信号に付加されていた指定情報が前記既存グループを指定するものであった場合、この音声信号を送信してきた端末装置、および、この既存グループに所属する端末装置を前記参加端末とする通信セッションを前記記憶部のセッションテーブルに登録する第一ステップ、
    前記中継装置が、前記最初の音声信号を含む、前記参加端末から受信した音声信号を各参加端末に転送する第二ステップ、および、
    前記中継装置が、2台以上の参加端末から同時に音声信号を受信した場合、これらの音声信号をミキシングし、該ミキシングされた音声信号を前記参加端末に向けて送信する第三ステップ、
    を含むことを特徴とする音声信号の中継方法。
  15. 前記第三ステップは、前記音声信号を送信してきた端末装置に対しては、その端末装置から送信されてきた音声信号を除く受信音声信号をミキシングしたものを送信する請求項14に記載の音声信号の中継方法。
  16. 前記第一ステップは、前記参加端末のいずれからも音声信号を受信せずに所定時間以上経過した場合、前記通信セッションを前記セッションテーブルから削除する請求項14または請求項15に記載の音声信号の中継方法。
  17. 前記第一ステップは、前記セッションテーブルに登録されている通信セッションの参加端末に含まれない端末装置を少なくとも一つ指定する指定情報が付された音声信号を受信した場合、この音声信号を送信した端末装置、および、前記指定情報で指定される端末装置を参加端末とする新たな通信セッションを前記セッションテーブルに更に登録する請求項14乃至請求項16のいずれかに記載の音声信号の中継方法。
  18. 前記第一ステップは、前記新たに登録した通信セッションの参加端末のなかに、前記先に登録されている通信セッションの参加端末が含まれる場合、その両方の通信セッションの参加端末となっている端末装置を、前記先に登録されている通信セッションから削除する請求項14乃至請求項17のいずれかに記載の音声信号の中継方法。
JP2015546628A 2013-11-07 2014-10-31 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび音声信号の中継方法 Active JP6451642B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013231597 2013-11-07
JP2013231597 2013-11-07
PCT/JP2014/079132 WO2015068663A1 (ja) 2013-11-07 2014-10-31 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび音声信号の中継方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015068663A1 JPWO2015068663A1 (ja) 2017-03-09
JP6451642B2 true JP6451642B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=53041440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015546628A Active JP6451642B2 (ja) 2013-11-07 2014-10-31 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび音声信号の中継方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10194372B2 (ja)
EP (1) EP3068119B1 (ja)
JP (1) JP6451642B2 (ja)
CN (1) CN105684405B (ja)
HK (1) HK1223466A1 (ja)
WO (1) WO2015068663A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6817519B2 (ja) 2015-07-06 2021-01-20 アイコム株式会社 中継装置、通信パケットの中継方法および音声通信システム
JP7201897B2 (ja) 2018-09-27 2023-01-11 アイコム株式会社 中継装置および音声通信のモニタ方法
JP7168846B2 (ja) 2018-09-27 2022-11-10 アイコム株式会社 中継装置および音声信号の中継方法
JP7239805B2 (ja) 2018-09-27 2023-03-15 アイコム株式会社 中継装置および音声通信の録音方法
JP7381834B2 (ja) 2019-03-15 2023-11-16 アイコム株式会社 音声通信システムおよび呼制御サーバの冗長化方法
JP7355996B2 (ja) 2019-05-17 2023-10-04 アイコム株式会社 中継装置および音声通信の録音方法
CN110809093A (zh) * 2019-11-11 2020-02-18 南京莱斯信息技术股份有限公司 有线电话与无线电台自动转接器

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001136206A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信装置および通信システム
WO2001067787A2 (en) * 2000-03-03 2001-09-13 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for participating in group communication services in an existing communication system
US20030207690A1 (en) * 2002-05-01 2003-11-06 Dorenbosch Jheroen P. Method and apparatus for placing a dispatch call
DE10331757B4 (de) * 2003-07-14 2005-12-08 Micronas Gmbh Audiowiedergabesystem mit einem Datenrückkanal
JP4352138B2 (ja) * 2003-09-26 2009-10-28 日本電気株式会社 携帯電話での同報通話システム
JP4189360B2 (ja) * 2004-06-30 2008-12-03 株式会社東芝 電話交換装置及びネットワーク電話システム
US8170191B2 (en) * 2004-08-02 2012-05-01 Polycom, Inc. Method and system for handling audio signals of conference
US7415290B2 (en) * 2004-12-14 2008-08-19 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Mobile terminal with loudspeaker sound redirection
KR100810222B1 (ko) * 2005-02-01 2008-03-07 삼성전자주식회사 셀룰러 기반의 푸쉬 투 토크에서 전 이중 통화 제공 방법및 시스템
US7864209B2 (en) * 2005-04-28 2011-01-04 Apple Inc. Audio processing in a multi-participant conference
JP2007243864A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Nec Corp 通信端末装置、通信方法、及び、プログラム
JP4277028B2 (ja) * 2006-05-12 2009-06-10 株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ 無線通信端末装置、無線通信方法及びプログラム
EP2176987B1 (en) * 2007-07-27 2012-09-19 Clear-Com Research Inc. Multi-point to multi-point intercom system
US8428247B2 (en) * 2008-12-02 2013-04-23 Cisco Technology, Inc. Echo mitigation in a conference call
JP5330039B2 (ja) * 2009-03-16 2013-10-30 シャープ株式会社 無線伝送システム、中継機器、無線シンク機器、及び無線ソース機器
US9088630B2 (en) * 2009-07-13 2015-07-21 Qualcomm Incorporated Selectively mixing media during a group communication session within a wireless communications system
JP2011254442A (ja) * 2010-05-06 2011-12-15 Ricoh Co Ltd 遠隔通信端末、遠隔通信方法、及び遠隔通信用プログラム
US9100707B2 (en) * 2010-06-11 2015-08-04 At&T Intellectual Property I, L.P. Integrating video share and text messaging with set-top box and access point
JP5804253B2 (ja) * 2011-06-28 2015-11-04 アイコム株式会社 無線lanアクセスポイント装置および無線音声通話システム
JP6098114B2 (ja) 2012-10-26 2017-03-22 アイコム株式会社 中継装置および通信システム
US9271135B2 (en) * 2013-03-15 2016-02-23 T-Mobile Usa, Inc. Local network alert system for mobile devices using an IMS session and Wi-Fi access point

Also Published As

Publication number Publication date
US10194372B2 (en) 2019-01-29
JPWO2015068663A1 (ja) 2017-03-09
HK1223466A1 (zh) 2017-07-28
EP3068119B1 (en) 2020-05-06
EP3068119A4 (en) 2017-06-21
EP3068119A1 (en) 2016-09-14
WO2015068663A1 (ja) 2015-05-14
CN105684405A (zh) 2016-06-15
CN105684405B (zh) 2018-11-30
US20160249274A1 (en) 2016-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6451642B2 (ja) 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび音声信号の中継方法
JP6610259B2 (ja) 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび中継方法
JP6680988B2 (ja) 中継装置、音声通信システム、音声通信方法およびプログラム
JP6477489B2 (ja) 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび中継方法
JP6836085B2 (ja) 無線アクセスポイント
JPWO2015133021A1 (ja) 中継装置、音声通信システム、音声信号の中継方法およびプログラム
WO2016084959A1 (ja) 端末装置、端末設定システム、端末設定プログラムおよび端末設定方法
JP6418163B2 (ja) 中継装置、音声通信システム、音声信号の中継方法およびプログラム
CN110115017B (zh) 中继装置、声音通信系统以及声音信号的转发方法
JP6485281B2 (ja) 音声通信システムの設定方法
JP6477700B2 (ja) 中継装置、通信中継方法、プログラムおよび音声通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6451642

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250