JP6477489B2 - 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび中継方法 - Google Patents

中継装置、音声通信システム、プログラムおよび中継方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6477489B2
JP6477489B2 JP2015546629A JP2015546629A JP6477489B2 JP 6477489 B2 JP6477489 B2 JP 6477489B2 JP 2015546629 A JP2015546629 A JP 2015546629A JP 2015546629 A JP2015546629 A JP 2015546629A JP 6477489 B2 JP6477489 B2 JP 6477489B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
identification information
terminal
group
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015546629A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015068664A1 (ja
Inventor
久晃 松嶋
久晃 松嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Icom Inc
Original Assignee
Icom Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Icom Inc filed Critical Icom Inc
Publication of JPWO2015068664A1 publication Critical patent/JPWO2015068664A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6477489B2 publication Critical patent/JP6477489B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • H04W4/10Push-to-Talk [PTT] or Push-On-Call services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4604LAN interconnection over a backbone network, e.g. Internet, Frame Relay
    • H04L12/462LAN interconnection over a bridge based backbone
    • H04L12/4625Single bridge functionality, e.g. connection of two networks over a single bridge
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/18Network planning tools
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/04Terminal devices adapted for relaying to or from another terminal or user

Description

この発明は、無線LANなどのネットワークを用いた音声通信システムに関する。
従来、無線による音声通信をする機器としては、連続時間信号である高周波キャリアをアナログ信号またはデジタル信号で変調して送信する所謂無線通信機が主流であった。無線通信機は、1対1の通信が基本であるが、複数の無線通信機同士で同時に通信するグループ通信機能を備えたものも提案されている。
また、特開2010−109506号公報に開示されるように、サーバ装置、レピータおよび無線通信機などから構成される無線通信システム(トランキング無線機システム)も提案されている。このシステムでは、複数のレピータのそれぞれが無線通信機同士の中継を行う中継装置の役割を果たしている。サーバ装置では、レピータの各種設定などを行うことができる。このシステムでは、多くの無線通信機を扱うことができる。
特開2010−109506号公報
上記トランキング無線機システムでは、単一のシステムで仮想的に複数のシステムを形成することが難しい。たとえば、複数の企業が含まれる単一のビルでは、企業単位で無線通信機を使用した通信システムを実現したいと考えられる。しかし、上記システム1つだけでは、別の企業にも通信の電波が届いてしまうため、各企業は上記システムをそれぞれ導入する必要がある。その一方で、このようなシステムの導入コストをできるだけ低く抑えたいと考えるものである。
この発明は、通信ネットワークを経由して中継装置と通信機である端末装置を接続し、端末装置の所属に基づいた端末装置同士の通信の管理を中継装置側で行わせるようにしたことにより、単一の音声通信システムにおいて複数の仮想的な音声通信システムを実現することを可能にした音声通信システムおよびこのシステムに用いられる中継装置を提供することを目的とする。
この発明の中継装置は、ネットワーク通信部、記憶部および制御部を備えている。ネットワーク通信部は、通信ネットワークが接続され、この通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信する。記憶部は、一つの端末テーブルおよび複数のグループテーブルが設定される。端末テーブルは、複数の端末装置のそれぞれを複数の区分システムのいずれか一つに振り分けて所属させ、各端末装置の所属する区分システムの識別情報および該端末装置の識別情報を記憶する。グループテーブルは、各区分システムに対応づけて設定され、対応する区分システムに所属し同時に通信する2以上の端末装置をグループの識別情報に対応づけて記憶する。制御部は、ある端末装置から区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を受信したとき、その音声信号から識別情報を読み出し、呼出先の識別情報が端末装置のものである場合、区分システムの識別情報および端末装置の識別情報で端末テーブルを検索して、呼出先の端末装置を割り出し、割り出された端末装置に対して音声信号を転送し、呼出先の識別情報がグループのものである場合、区分システムの識別情報で決定された区分システムのグループテーブルを検索して、呼出先のグループを割り出し、割り出されたグループに所属する他の端末装置に対して音声信号を転送する。
この発明のプログラムは、複数の端末装置とネットワークを介して通信するネットワーク通信部、および、端末テーブルおよびグループテーブルが設定される記憶部を備えた中継装置のコンピュータを、登録手段、呼出先割出手段、および、転送手段として機能させる。登録手段は、複数の端末装置のそれぞれを複数の区分システムのいずれか一つに振り分けて所属させ、各端末装置の所属する区分システムの識別情報および該端末装置の識別情報を端末テーブルに登録するとともに、各区分システムに対応づけて設定されたグループテーブルに、対応する区分システムに所属し同時に通信する2以上の端末装置をグループの識別情報に対応づけて登録する。呼出先割出手段は、ある端末装置から、区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を受信したとき、その音声信号から識別情報を読み出し、呼出先の識別情報が端末装置のものである場合、区分システムの識別情報および端末装置の識別情報で端末テーブルを検索して、呼出先の端末装置を割り出し、呼出先の識別情報がグループのものである場合、区分システムの識別情報で決定された区分システムのグループテーブルを検索して、呼出先のグループを割り出す。転送手段は、端末装置が割り出された場合、その端末装置に対して前記音声信号を転送し、グループが割り出された場合、そのグループに所属する他の端末装置に対して前記音声信号を転送する。
この発明の中継方法は、通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信する中継装置の制御部が、登録手順、呼出先割出手順、および、転送手順を行う。登録手順は、複数の端末装置のそれぞれを複数の区分システムのいずれか一つに振り分けて所属させ、各端末装置の所属する区分システムの識別情報および該端末装置の識別情報を端末テーブルに登録するとともに、各区分システムに対応づけて設定されたグループテーブルに、対応する区分システムに所属し同時に通信する2以上の端末装置をグループの識別情報に対応づけて各区分システム毎のグループテーブルに登録する。呼出先割出手順は、制御部が、ある端末装置から、区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を受信したとき、その音声信号から識別情報を読み出し、呼出先の識別情報が端末装置のものである場合、区分システムの識別情報および端末装置の識別情報で端末テーブルを検索して、呼出先の端末装置を割り出し、呼出先の識別情報がグループのものである場合、区分システムの識別情報で決定された区分システムのグループテーブルを検索して、呼出先のグループを割り出す。転送手順は、端末装置が割り出された場合、その端末装置に対して前記音声信号を転送し、グループが割り出された場合、そのグループに所属する他の端末装置に対して前記音声信号を転送する。
ネットワーク通信部と装置端末との間の通信ネットワークは、無線ローカル・エリア・ネットワークを含み、端末装置は、無線ローカル・エリア・ネットワークに接続されていてもよい。
この発明の音声通信システムは、端末ネットワーク通信部を備えた端末装置と、ネットワーク通信部、制御部および記憶部を備えた中継装置と、を含み、端末装置の端末ネットワーク通信部と中継装置のネットワーク通信部とがネットワークを介して音声信号を送受信する。中継装置の記憶部は、一つの端末テーブルおよび複数のグループテーブルが設定される。端末テーブルは、複数の端末装置のそれぞれを複数の区分システムのいずれか一つ振り分けて所属させ、各端末装置の所属する区分システムの識別情報および該端末装置の識別情報を記憶する。グループテーブルは、各区分システムに別々に設定され、対応する区分システムに所属し同時に通信する2以上の端末装置をグループの識別情報に対応づけて記憶する。端末装置は、区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を端末ネットワーク通信部を用いて中継装置に送信する。中継装置の制御部は、一つの端末装置から、区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を受信したとき、その音声信号から識別情報を読み出し、呼出先の識別情報が端末装置のものである場合、区分システムの識別情報および端末装置の識別情報で端末テーブルを検索して、呼出先の端末装置を割り出し、割り出された端末装置に対して音声信号を転送し、呼出先の識別情報がグループのものである場合、区分システムの識別情報で決定された区分システムのグループテーブルを検索して、呼出先のグループを割り出し、割り出されたグループに所属する他の端末装置に対して音声信号を転送する。
端末装置が、プッシュ・ツー・トーク(PTT)回路を更に備え、端末ネットワーク通信部は、PTTスイッチがオンされている間、音声信号を中継装置に送信し、PTT回路のオン/オフにかかわらず、中継装置から送られてくる音声信号を受信してもよい。
ネットワークが、無線ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)のアクセスポイントを複数有し、端末装置の端末ネットワーク通信部は、いずれかのアクセスポイントを介してネットワークに接続してもよい。
この発明によれば、通信ネットワークを経由して中継装置と通信機である端末装置を接続し、端末装置の所属に基づいた端末装置同士の通信の管理を中継装置側で行わせるようにしたことにより、単一の音声通信システムにおいて複数の仮想的な音声通信システムを実現することが可能になる。
図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。 図2は、端末装置であるトランシーバのブロック図である。 図3は、音声パケットの構成の一例を示す図である。 図4は、サーバ装置のブロック図である。 図5Aは、サーバ装置に設定される端末テーブルを示す図である。 図5Bは、サーバ装置に設定されるグループテーブルを示す図である。 図5Cは、サーバ装置に設定されるミキシングテーブルを示す図である。 図6は、トランシーバの動作を示すフローチャートである。 図7Aは、サーバ装置の動作を示すフローチャートである。 図7Bは、サーバ装置の動作を示すフローチャートである。
図面を参照してこの発明の音声通信システムについて説明する。図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。この音声通信システムでは、Wi−Fiなどの無線LAN16(ローカル・エリア・ネットワーク)を用いて、複数の端末装置14が相互に通信を行う。端末装置14は、無線通信用のハンディトランシーバに似た形状をしており、図2に示すようにPTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ220を備えている。端末装置14は、機能面で言えば、無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。中継装置であるサーバ装置11は、複数の端末装置14の有線ネットワーク15および無線LAN16を経由した相互の通信を中継する。なお、以下、有線ネットワーク15および無線LAN16を総称してネットワーク17と呼ぶ。
サーバ装置11は、音声通信システム内に、複数の(この実施形態では2つの)区分音声通信システム101、102を構築する。サーバ装置11は、複数の端末装置14を複数(2つ)の集合体(collectivity)に分割し、各集合体に対して仮想的に別々のサーバ装置として動作する。すなわち、サーバ装置11は、区分音声通信システム101と区分音声通信システム102との間で音声信号が洩れないように転送を制御し、これらのシステム101、102を、実質的に、それぞれ独立した音声通信システムとして機能させる。各区分音声通信システム101、102に所属する端末装置14は、同一の区分システムに所属する端末装置14のみと通信が可能である。この音声通信システムは、1つのビルに複数の企業が存在する場合や1つの商店街に複数の企業および店舗が存在する場合などに好適に適用可能である。たとえば、この音声通信システムを企業A,Bが在籍する1つのビルに設け、区分音声通信システム101を企業Aのフロアに配置し、区分音声通信システム102を企業Bのフロアに配置する。これにより、1台のサーバ装置11で、企業A,B専用の音声通信システム(区分音声通信システム101、102)を構築することができ、各企業内に限定された端末装置14相互の通信が可能となる。
端末装置14は、個別通信、グループ通信、全体通信(全体呼出)の形態の通信を所属する区分音声通信システム101または102内で実行可能である。個別通信は、通信相手(他の端末装置14)を指定して1対1で通信を行う。グループ通信は、予め設定されているグループに所属する端末装置14と通信を行う。全体通信は、区分音声通信システム101または102の範囲内でネットワーク17に接続されている通信可能な全ての端末装置14と通信を行う。ユーザは、自己の端末装置14を操作してこれらの通信形態の中から希望する形態を選択可能である。
端末装置14は、起動されるとネットワーク17に接続される。サーバ装置11は、端末装置14がネットワーク17に接続されたとき、その端末装置14に対して、設定データを送信し、その端末装置14を通信可能な状態にセットアップする。サーバ装置11が送信する設定データは、たとえば、この端末装置14が属する区分音声通信システム101または102の番号(区分システム番号)、この端末装置14が通信可能な端末番号、および、更新プログラムなどである。
有線ネットワーク15として、Ethernet(登録商標)のLANやインターネットなどが使用可能である。有線ネットワーク15にインターネットが含まれる場合には、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)を用いることで安全な通信が可能である。また、無線LAN16として、Wi−FiなどIEEE802.11に準拠した通信方式などが適用可能である。端末装置14と無線アクセスポイント13とは、この無線LAN16の通信方式で通信する。
無線アクセスポイント13は、複数設置されている。各無線アクセスポイント13は、たとえば、ビルの異なるフロア、異なる部屋などにそれぞれ設置される。これにより、端末装置14がどの無線アクセスポイント13の配下にあるかによって、その端末装置14がどのフロアまたは部屋にいるかを推定することができる。なお、各区分音声通信システム101,102は、それぞれ別々のフロア、部屋および無線アクセスポイント13を使用していることが好ましいが、フロア、部屋または無線アクセスポイント13を共有していてもよい。
有線ネットワーク15には、管理装置12が接続されている。管理装置12は、管理プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータで構成されている。管理装置12は、管理者の操作に応じてサーバ装置11にアクセスし、サーバ装置11に図5A、図5Bに示すテーブルなどを設定する。また、管理装置12は、区分音声通信システムを構築する。具体的には、管理装置12が、管理者の操作に応じてサーバ装置11にアクセスし、図5Aに示す端末テーブル301の各端末装置14の区分システム番号および端末番号を設定する。これにより、設定された区分システム番号の数だけ区分音声通信システムが構築される。さらに、管理装置12は、1台の端末装置としても機能し、他の端末装置14との通信が可能である。
図2は、端末装置14のブロック図である。上述したように、端末装置14は、機能面から言うと、無線LANの無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。制御部20は、端末装置14の動作を制御し、マイクロプロセッサで構成される。制御部20は、各種のデータが記憶される記憶部21を有している。この記憶部21にサーバ装置11からダウンロードされた設定データが記憶される。制御部20には、操作部22、表示部23、オーディオ回路24および無線LAN通信部25が接続されている。操作部22は、PTTスイッチ220などのキースイッチを含み、ユーザの操作を受け付けてその操作信号を制御部20に入力する。表示部23は液晶ディスプレイを含む。液晶ディスプレイには、ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号や着信した通信相手の識別番号などが表示される。
オーディオ回路24は、マイク240およびスピーカ241を有している。制御部20は、受信した音声パケットをデコードしてオーディオ回路24に入力する。オーディオ回路は、このデコードされたオーディオ信号をアナログ信号に変換してスピーカ241から出力する。オーディオ回路24は、マイク240から入力された音声信号をデジタル信号に変換して制御部20に入力する。制御部20は、このデジタルオーディオ信号を音声パケット化して無線LAN通信部25に入力する。無線LAN通信部25は、IEEE802.11に準拠した通信方式で無線通信を行う回路を有する。無線LAN通信部25は、制御部20から入力されたパケットを無線アクセスポイント13に向けて送信するとともに、無線アクセスポイント13から受信したパケットを制御部20に入力する。
ユーザがPTTスイッチ220を押しながらマイク240に向けて音声を発すると、端末装置14は、この音声信号を音声パケットに編集してサーバ装置11に向けて送信する。音声パケットは、図3に示すような構成をしている。音声パケットのヘッダには宛先IPアドレス(destination address)および送信元アドレス(sender address)が含まれている。データ本体には、デジタル化された音声信号とともに、転送先端末番号、区分システム番号および送信元端末番号が含まれている。転送先端末番号は、通信相手(target device)の識別番号である。通信相手の識別番号は、端末番号(個別通信)、グループ番号(グループ通信)または全体番号(全体通信)である。端末装置14から送信された音声パケットの宛先はサーバ装置11であるが、音声信号の最終目的地は、通信相手の端末装置14である。サーバ装置11は、音声パケットを受信すると、送信元の端末装置14がどの区分音声通信システム101、102に所属するかを判断し、この音声パケットの音声信号を、同じ区分音声通信システム101、102に所属する通信相手の端末装置14に対して転送する。具体的には以下のとおりである。通信相手の識別番号が端末番号である場合(個別通信)、同じ区分音声通信システム101、102に所属し、その端末番号で識別される端末装置14に対して音声信号を転送する。通信相手の識別番号がグループ番号である場合(グループ通信)、同じ区分音声通信システム101、102に設定されているそのグループ番号で識別されるグループに属する複数の端末装置14に対して音声信号を転送する。また、通信相手の識別番号が全体番号である場合(全体通信番号)、同じ区分音声通信システム101、102内の通信可能な全ての端末装置14に対して音声信号を転送する。
この音声信号の転送に際して、転送先の端末装置14のIPアドレスを送信先アドレス、サーバ11のIPアドレスを送信元アドレスとする新たな音声パケットが作成される。この新たなパケットのデータ本体に含まれる転送先端末番号および区分システム番号は、サーバ装置11が受信した音声パケットのものと同じである。送信元端末番号はクリアされてもよく、サーバ装置11が受信した音声パケットのものと同じものが付されていてもよい。
以上の手順を要約すると、端末装置14は、PTTスイッチ220がオンされると、SIP手順のような通信確立手順を行うことなく、マイク240から入力された音声信号に通信相手の識別番号が付加された音声パケットをサーバ装置11に送信する。サーバ装置11は、その音声信号を識別番号で識別される通信相手宛に転送する。このように、この音声通信システムでは、音声パケット(RTPパケット)を送ることで通信が開始されるため、ユーザはPTTスイッチ220をオンするとほぼ同時に通信を開始することができ、従来の無線通信のトランシーバと同じような使用感で通信を行うことができる。このような使用感を実現するため、各端末装置14のIPアドレスやグループなどの管理、および、音声信号の転送はサーバ装置11が行う。
端末装置14は、PTTスイッチ220とともにVOX回路を有している。VOX回路とは、マイク240の入力レベルとその持続時間に基づいて通話音声(音声信号)が入力されたか否かを判定し、通話音声が入力されたと判定された場合に装置を送信状態(PTTスイッチオン)に切り換える回路である。端末装置14は、PTTスイッチ220に代えて、または、PTTスイッチ220とともにVOX回路を用いて送信オン/オフの切り換えを行ってもよい。また、一般の無線通信のトランシーバは、送信状態の時に無線信号の受信を行うことができないシンプレックス方式である。一方、端末装置14は、無線LAN16を介した音声パケット通信で音声信号を送受信するため、音声パケットの送信と音声パケットの受信を並行して行うことができる。端末装置14は、この機能を用いて、音声信号の送信と受信を同時に並行して行うフルデュプレックス方式の通信が可能である。ただし、端末装置14は、フルデュプレックス通信を行う場合であっても、無音の音声パケットを送信し続けることがないように、PTTスイッチ220またはVOX機能により、通話音声が入力されたときのみ音声パケットを編集・送信する。
サーバ装置11は、ネットワーク17を介して端末装置14から受信した音声パケットに含まれる音声信号を、ネットワーク17を介して通信相手の端末装置14に転送する。グループ通信の場合は、そのグループに属する複数の端末装置14に音声信号が転送される。グループ通信または全体通信の場合、複数のユーザが同時に発言し、複数の端末装置14から同時に音声信号が送信されてくる場合がある。この場合、サーバ装置11は、これら複数の音声信号をミキシングして新たな音声信号を編集し、この新たな音声信号を音声パケットにして各端末装置14に転送する。なお、ミキシングは、端末装置14ごとに行われ、自装置が送信した音声信号がミキシング音声に含まれて戻ってこないようにされる。すなわち、音声信号を送信していない端末装置14に対しては、受信した全ての音声信号をミキシングしたものを転送し、音声信号を送信してきた端末装置14に対しては、その端末装置14が送信した音声信号を外して、それ以外の音声信号をミキシングしたものを転送する。これにより、端末装置14で自装置が送信した音声信号のエコーが生じないようにしている。
図4は、サーバ装置11のブロック図である。サーバ装置11は、制御部30、記憶部31およびネットワーク通信部32を有している。記憶部31は、たとえばハードディスクやRAMなどで構成され、図5に示す各種のテーブルや各端末装置14の設定データなどが記憶される。制御部30は、端末装置14のセットアップや音声信号のミキシングなどを行う。ネットワーク通信部32は、有線ネットワーク15との通信を制御する。
図5A、図5B、および、図5Cは、サーバ装置11の記憶部31に設けられるテーブルを示す図である。
図5Aは、端末テーブル301を示す図である。端末テーブル301は、サーバ装置11が端末装置14を管理するためのテーブルである。各端末装置14は、各々ユニークに振られている包括端末番号で識別される。包括端末番号は、サーバ装置11が通信する全端末装置14、すなわち、サーバ装置11が管理する全ての区分音声通信システム101、102の全ての端末装置14に対してユニークに割り当てられている番号である。各端末装置14は、さらに、区分システム番号および端末番号でも識別される。区分システム番号は、その端末装置14が所属する区分音声通信システム101、102の番号である。端末番号は、各区分音声通信システム101、102内で各々ユニークに端末装置14に割り当てられている番号である。したがって、端末テーブル301に示すように、異なる区分音声通信システム番号101、102で端末番号が同一の端末装置14が存在する。
端末テーブル301には、端末装置14ごとにIPアドレス、アクティブフラグおよび設定データの格納アドレスが記憶されている。IPアドレスは、端末装置14のネットワーク17上のアドレスである。IPアドレスは、端末装置14からアクセス(レジスト要求)があったとき、サーバ装置11がそのアドレスを記憶する。アクティブフラグは、端末装置14が、ネットワーク17に接続され、サーバ装置11にアクセスしてサーバ装置11による登録と各種データのダウンロードを受けたこと、すなわち、レジストを完了して通信可能であることを示すフラグである。アクティブフラグは、サーバ装置11が、端末装置14のレジストを完了したときセットされる。設定データは、たとえば、プログラムの更新データ(ファームウェア)、自己が所属する区分システム番号、自己が所属するグループ、通信が許可される他のグループを記録した電話帳などである。
サーバ装置11は、端末装置14がネットワーク17に接続されたとき、端末装置14と通信して、その端末装置14のレジストを行う。さらに、サーバ装置11は、その後の適当なタイミングに、端末装置14と通信して、その端末装置14のレジストを更新する。その後の適当なタイミングとは、たとえば、一定時間毎、接続している無線アクセスポイント13が切り換わったときなどである。
ユーザが、通信相手を選択する場合、端末装置14を操作して、表示部23に通信相手の候補の番号を表示させる。通信相手の候補の番号とは、上述のアクティブな端末装置14の端末番号、通信が許可されたグループ番号である。
図5Bは、グループテーブル302(302A,302B)を示す図である。グループテーブル302は、サーバ装置11がグループを管理するためのテーブルである。グループテーブル302Aは、区分音声通信システム101のグループ情報を示す。グループテーブル302Bは、区分音声通信システム102のグループ情報を示す。なお、この実施形態のグループテーブル302A,302Bのグループ構成は同一であるが、異なっていてもよい。各グループは、各々ユニークに振られている識別番号(グループ番号)で識別される。グループテーブル302には、グループごとに、そのグループ番号、および、そのグループに属する1台以上の端末装置14の端末番号が記憶されている。これら端末テーブル301およびグループテーブル302は、管理者が管理装置12を操作することによってサーバ装置11に設定される。
図5Cはミキシングテーブル303(303A,303B)を示す図である。ミキシングテーブル303は、複数の行を有しており、各行に1つの通信セッション(セッショングループ)の情報が記憶される。ミキシングテーブル303Aには、区分音声通信システム101の通信セッションの情報が記憶され、ミキシングテーブル303Bには、区分音声通信システム102の通信セッションが記憶される。ここで通信セッションとは、サーバ装置11を中継装置として複数の端末装置14間で音声信号を相互に転送している状態のことである。サーバ装置11は、これらミキシングテーブル303A,303Bで、区分音声通信システム101、102毎に各通信セッションに参加している端末装置14を管理する。サーバ装置11は、端末装置14から音声信号(音声パケット)を受信したとき、ミキシングテーブル303A,Bを参照してその音声信号がどの通信セッションのものかを判断する。
通信セッションは、例えば以下の手順で処理される。通信セッションの確立、すなわち、ミキシングテーブル303の設定は、端末装置14から通信セッションを確立しようとする最初の呼出音声パケットを受信したとき行われる。1回の(例えば数秒の)発話音声は短い(この実施形態では20ミリ秒)音声パケットに分割されて送受信される。また、通信セッションにおいては、ある発話音声に対する返信の発話音声が他の端末装置から送信されてくる。先の発話音声と返信の発話音声との間隔(無音時間)は、0秒から数秒程度である。通信セッションの保持時間は、一般の通信における無音時間の最大値以上に設定される。なお、上記の基本的な通信セッションの手順は、個別通信、グループ通信および全体通信の全ての形態で共通であるが、ミキシングテーブル303の設定手順は各通信形態で異なる。
ミキシングテーブル303A,303Bには、区分音声通信システム101、102で確立された各通信セッションについて、セッション番号、発呼端末番号、参加端末番号、追加端末番号、除外端末番号、および、残保持時間(T1)の項目が設けられる。ミキシングテーブル303A,303Bの各行の通信セッションに関する情報は、発呼端末装置が最初の音声パケット(呼出音声パケット)をサーバ装置11に送信したことに応じて、サーバ装置11の制御部30によって作成される。
セッション番号は、この通信セッションを識別する番号である。発呼端末番号は、この通信セッションの最初の音声パケット(呼出音声パケット)を送信した端末装置14の端末番号である。セッション番号は、通信セッションごとにユニークな値であればよいが、この実施形態では、上記呼出音声パケットに書き込まれていた転送先端末番号が用いられる。セッション番号として端末番号(たとえばミキシングテーブル303Aの「19」)が登録されている通信セッションが、個別通信の通信セッション(個別通信セッション)である。個別通信とは、1対1の個別の端末装置14同士の通信である。セッション番号としてグループ番号(たとえばミキシングテーブル303Aの「G1」)が登録されている通信セッションが、グループ通信の通信セッション(グループ通信セッション)である。グループ通信とは、複数の端末装置14(一般的には3台以上)が相互に音声信号を交換する通信である。さらに、セッション番号として全体番号(たとえばミキシングテーブル303Bの「A」)が登録されている通信セッションが、全体通信の通信セッション(全体通信セッション)である。全体通信とは、その区分音声通信システム101または102のアクティブな全ての端末装置14に音声信号が転送される通信形態である。
参加端末番号は、この通信セッションに参加している端末装置14の端末番号の一覧である。参加端末番号に端末番号が登録されている或る端末装置14から音声パケットが送信されてきた場合、制御部30は、この音声パケットの音声信号を、参加端末番号に端末番号が登録されている他の端末装置14に転送し、区分音声通信システム101(または102)の参加端末装置間の相互通信を実現する。
グループ通信セッションの場合、参加端末番号は、発呼端末装置の端末番号および通信相手に指名されたグループに属する端末装置14の端末番号となる。ただし、そのグループに所属していてもアクティブでない端末装置14や別の個別通信セッションを行っている端末装置14は、このグループ通信セッションに参加できないため、それらの端末装置14の端末番号は参加端末番号から除外される(除外端末番号の欄に登録される)。また、発呼端末装置が、このグループに所属していない端末装置14であった場合、すなわち、端末装置14が、自局の属するグループ以外のグループを呼び出した場合、その端末装置14の端末番号も参加端末番号として登録される。同時に臨時にメンバー登録された追加端末装置として、その端末番号が追加端末番号の欄にも登録される。すなわち、このグループ通信セッションでは、発呼端末装置は、グループに所属していなくてもそのグループに所属する端末装置14と同様にその通信セッションに参加している端末装置14(参加端末装置)として扱われる。なお、ミキシングテーブル303の項目のうち、追加端末番号、除外端末番号の欄は必須ではない。参加端末番号の欄に対する端末番号の追加、除外のみでもテーブルの管理が可能である。
全体通信セッションの場合、参加端末番号は、発呼端末装置の端末番号および通信可能な全ての端末装置14の端末番号となる。除外端末番号については、上述のグループ通信と同様である。また、追加端末番号は登録されない。
個別通信セッションの場合、参加端末番号として、発呼端末装置の端末番号と通信相手の端末装置14の端末番号が登録される。一対一通信であるため、追加端末番号および除外端末番号は登録されない。
また、保持時間は、参加端末装置から音声パケットが送信されてこない状態で、この通信セッションを解消せずに保持する時間である。サーバ装置11における各通信セッションの保持時間は、たとえば30秒に設定される。ミキシングテーブル303の保持時間タイマ(TS)は、音声パケットが送信されてこないとき、保持時間の経過をカウントするタイマである。保持時間タイマTSは、制御部30の処理動作(図7参照)で、音声パケットが送信されてこないとカウントダウンされ、且つ、音声パケットが送信されて来れば30秒にリセットされる。参加端末装置から音声パケットが30秒間送られて来ないことによりタイマTSがタイムアップした場合、この通信セッションは解消され、ミキシングテーブル303からこの通信セッションの情報が消去される。
以上の例では、グループ通信セッションにおいて、ミキシングテーブル303の参加端末装置の項目には、所属端末装置以外では発呼端末装置が追加で登録され、所属端末装置であっても非アクティブな端末装置14および他の通信セッションを行っている端末装置14が除外される。しかし、参加端末装置の項目に追加で登録される端末装置14、および、除外される端末装置14はこれらに限定されない。
或る参加端末装置が、通信セッション(個別通信セッションを除く)の途中で他の通信セッション(個別通信セッション)を開始すると、その時点で、その通信セッションの参加端末装置から除外される。すなわち、その端末装置14の端末番号が、参加端末番号の欄から除外端末番号の欄に移動される。
また、通信セッションが継続されるためには、各端末装置14においても保持時間を計時する必要がある。端末装置14の保持時間(T1)は、サーバ装置11の保持時間(TS=30秒)よりも短く、タイマT1には例えば5秒が設定される。ユーザは、PTTスイッチ220をオフしたのち、5秒が経過すると、サーバ装置11でその通信セッションが維持されていても、所定操作により他の通信セッションを開始することができる。
また、ミキシングテーブル303を、実行中ミキシングテーブルと退避テーブルからなる2つのテーブルに分けてもよい。実行中ミキシングテーブルは、現在ミキシングを行っているセッションが登録されるテーブルであり、高速なメモリ上に形成される。通信(音声パケットの送受信)が途絶えたセッションは、200ミリ秒程度の短時間で退避テーブルに転記され、退避テーブルで保持時間(T1)だけ保持される。保持時間中に再度通信(音声パケットの送受信)が発生すると、その通信セッションは再度実行中ミキシングテーブルに転記され、ミキシングの実行に用いられる。これにより、各端末装置14のミキシングテーブル303からの解放を早くすることができる。
図6は端末装置14の制御部20によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。この処理動作は20ミリ秒毎に繰り返し実行される。この処理動作では、PTTスイッチ220のオン/オフや音声パケット(RTPパケット)の受信に応じて、現在の通信の状態(ステータス)を割り出す。ここで、このフローチャートで用いられるフラグ、タイマ類は以下のとおりである。
PTT:プッシュ・トゥ・トーク・スイッチ(PTTスイッチ)220の略記であるが、PTTスイッチ220のオン/オフに限定されず、VOX回路による送信信号のオン/オフも含んでいる。
NC0:ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号(個別番号/グループ番号/全体番号)
NC1:セッション番号、実行中の通信セッションを識別する番号、通信セッションが確立される最初の音声パケットに書き込まれていた通信相手の識別番号(個別番号/グループ番号/全体番号)が用いられる。
FC:通信セッションフラグ(この端末装置14が通信セッションに参加していることを示すフラグ)
FT:通信中フラグ(音声パケットの送信中または受信中であることを示すフラグ)
T1:保持時間タイマ(通信セッションの保持時間(5秒)を計時するタイマ)
S10〜S20は音声パケットの送信管理処理である。制御部20は、PTTスイッチ220の状態を判断する(S10)。制御部20は、PTTスイッチ220がオンしている場合、処理をS11に進める。PTTスイッチ220がオンしていない場合、処理をS20に進める。なお、このフローチャートの説明において、PTTスイッチのオンはVOXによる送信機能のオンを含むものとする。
S11では、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S11でNO)、今回のPTTスイッチ220のオンによって作成される音声パケットは呼出音声パケットである。この音声パケットの送信により、サーバ装置により通信セッションが開始される。制御部20は、通信セッションフラグFC、および、音声パケットを送受信中であることを示す通信中フラグFTをセットする(S12)。制御部20は、ユーザによって選択された通信相手番号NC0を通信セッション番号NC1に転記する。(S13)そして、制御部20は、この通信セッション番号NC1および区分システム番号が音声信号とともにデータ本体に書き込まれた音声パケットをサーバ装置11宛に送信する(S14)。この呼出音声パケットの送信により、サーバ装置11により通信セッションが開始される。制御部20は、保持時間タイマT1を5秒にリセットしたのち(S15)、S30以下の音声パケットの受信管理処理に処理を進める。
S11で、通信セッションフラグFCが既にセットされている場合(S11でYES)、制御部20は、通信中フラグFTがセットされているか否か、すなわち、現在音声パケットの送信または受信中であるかを判断する(S16)。通信中フラグFTがセットされていない場合(S16でNO)、制御部20は、通信中フラグFTをセットする(S17)。処理がS11→S16→S17に進むのは、既に開始された通信セッションが維持されている状態で、新たな音声パケット(ユーザの通話音声)の送信を開始する場合である。S18では、既に開始されている通信セッションを継続して、その通信セッションに対して今回の音声パケットを返信するか(S18でNO)、先の通信セッションから離脱して、新たな通信相手に今回の音声パケットを送信する、すなわち新たな別の通信セッションを確立するか(S18でYES)を判断する。この判断は、たとえば、今回のPTTスイッチ220オンの直前のユーザによる操作、例えば通信相手の選択操作など、が行われたか否かに応じて判断すればよい。ユーザによって新たな通信相手の選択操作が行われた場合には、S19の処理で、その選択された通信相手に対する新たな通信セッションを確立する処理を行えばよい。
通信セッションを更新する場合(S18でYES)、制御部20は、そのとき選択されている通信相手番号NC0を通信セッション番号NC1に転記して(S19)、S14に処理を進める。既に開始されている通信セッションを継続する場合(S18でNO)、制御部20は、S18からそのままS14に処理を進める。
S10において、PTTスイッチ220がオンされていない場合(S10でNO)、制御部20は、通信中フラグFTをリセットする(S20)。なお、通信中フラグFTが既にリセットされている場合にはそのままでよい。こののち、制御部20は、S30以下の音声パケットの受信管理処理に処理を進める。
制御部20は、S30で、ネットワーク17を介して音声パケットを受信したか否かを判断する。制御部20は、音声パケットを受信した場合、処理をS31に進める。音声パケットを受信していない場合、処理をS40に進める。
S31では、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S31でNO)、今回新たな通信セッションが確立され、その最初の音声パケットが送信されてきたと判断し、通信セッションフラグFCおよび通信中フラグFTをセットする(S33)。FTフラグは、現在音声パケットを送受信中であることを示すフラグである。制御部20は、その音声パケットに含まれている通信相手番号を通信セッション番号NC1に転記する(S34)。制御部20は、音声パケットをオーディオ回路24に出力し(S35)、保持時間タイマT1を5秒にリセットする(S36)。
S31で、通信セッションフラグFCが既にセットされている場合(S31でYES)、制御部20は、今回の音声パケットの受信に対応して通信中フラグFTをセットする(S32)。なお、通信中フラグFTが既にセットされている場合にはそのままでよい。こののち、制御部20は、処理をS35に進める。
S30において、音声パケットを受信しなかった場合(S30でNO)、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する(S40)。通信セッションフラグFCがセットされている場合(S40でYES)、制御部20は、S41以下の処理を実行する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S40でNO)、制御部20は、そのまま処理を終了する。
S41では、制御部20は、通信中フラグFTがセットされているか否かを判断する。通信中フラグFTがセットされている場合(S41でYES)、制御部20は、そのまま処理を終了する。通信中フラグFTがセットされていない場合(S41でNO)、すなわち、通信中フラグFTはリセットされているが通信セッションフラグFCがセットされた状態の場合、制御部20は、保持時間タイマT1を1カウント(20ミリ秒分)減算する(S42)。そして、この減算で保持時間タイマT1が0になったか否かを判断する(S43)。保持時間タイマT1が0になった場合(S43でYES)、制御部20は、通信セッションを解消するために、通信セッションフラグFCをリセットする(S44)。S43において、保持時間タイマT1が未だ0よりも大きい場合(S43でNO)、制御部20は、そのまま処理を終了する。
図7Aおよび図7Bはサーバ装置11の動作を示すフローチャートである。図7Aは、音声パケット受信時の処理を示している。図7Bは、ミキシングテーブル管理処理を示している。
図7Aにおいて、制御部30は、音声パケットを受信すると、発信元端末番号、通信相手の識別番号および区分システム番号で識別される通信セッションが、既にこの区分システム番号に対応するミキシングテーブル303Aまたは303Bに登録されているかを判断する(S50)。通信セッションが既にミキシングテーブル303Aまたは303Bに登録されている場合(S50でYES)、制御部30は、その通信セッションの参加端末番号に基づき、受信した音声パケットに含まれている音声信号を通信セッションに参加している端末装置14宛に転送する(S56)。そして、ミキシングテーブル303Aまたは303Bの該当する通信セッションの保持時間タイマTSを30秒にリセットする(S57)。
受信した音声パケットの通信セッションが、ミキシングテーブル303Aまたは303Bに登録されていない場合(S50でNO)、すなわち、この音声パケットが呼出音声パケットであった場合、この呼出音声パケットに基づく新たな通信セッションを、この呼出音声パケットの区分システム番号に対応するミキシングテーブル303Aまたは303Bに登録する(S51)。このとき、通信相手の識別番号(端末番号/グループ番号/全体番号)がセッション番号として登録され、この音声パケットの送信元の端末装置14の端末番号が発呼端末番号として登録される。参加端末番号としては、個別通信セッションの場合、通信相手番号および発呼端末番号が登録され、グループ通信セッションの場合、発呼端末番号および通信相手番号のグループに所属する端末装置14の端末番号が登録される。また、発呼端末装置がグループに所属していない場合には、発呼端末番号は追加端末番号にも登録される。さらに、グループに所属している端末装置14のうち、非アクティブ、他の通信セッションに参加中などでこの通信セッションに参加できないものがある場合、その端末番号は参加端末番号の欄から除外され、除外端末番号の項目に転記される。
次に、制御部30は、受信した音声パケットの音声信号を、ミキシングテーブル303Aまたは303Bの参加端末番号に基づき、その通信セッションに参加している端末装置14宛に転送する(S52)。
制御部30は、S51で確立された通信セッションにより、この通信セッションが登録されたミキシングテーブル303Aまたは303Bに既に登録されている通信セッションの参加端末装置から除外される端末装置14があるかを判断する(S53)。すなわち、先に確立されている通信セッションに参加していた端末装置14が今回確立された通信セッションに参加することになった場合、先に確立されている通信セッションから外れる必要がある。該当する端末装置14が存在する場合(S53でYES)、当該先に確立されていた通信セッションの参加端末番号からこの端末装置14の端末番号を削除する(S54)。除外された端末番号は、除外端末番号に転記される。このようにして各通信セッションの参加端末装置を最適化する。
図7Bのミキシングテーブル管理処理は、定期的(たとえば20ミリ秒毎)に繰り返し実行される。制御部30は、まず複数のミキシングテーブル303A,303Bの先頭のテーブル303Aを選択する(S60)。そして、このミキシングテーブル303Aの先頭行の通信セッションを指定する(S61)。制御部30は、指定された通信セッションの保持時間タイマTSを1カウント(20ミリ秒分)減算し(S62)、この減算で保持時間タイマTSが0になったか否かを判断する(S63)。保持時間タイマTSが0になった場合(S63でYES)、制御部30は、この通信セッションは終了したとして、この行の通信セッションを消去する(S64)。一方、保持時間タイマTSが0でない場合(S63でNO)、制御部30は、S65に処理を進める。
制御部30は、以上の処理を、ミキシングテーブル303Aの最終行になるまで順次行い(S65、S66)、さらにミキシングテーブル303の最終テーブル(ミキシンググループ303B)が終了するまで順次行う(S67、68)。制御部30は、このようにして各ミキシングテーブル303A,303Bの管理を行う。
以上のように、この実施形態の音声通信システムでは、通信ネットワーク17を経由して中継装置(サーバ装置11)と通信機である端末装置14を接続し、端末装置14の所属に基づいた端末装置14同士の通信の管理を中継装置であるサーバ装置11で行わせ、音声パケットの宛先を区分された集合体(区分音声通信システム)ごとに分離する。これにより、単一の音声通信システムにおいて複数の区分音声通信システムをそれぞれ独立して機能させすることができる。したがって、複数の音声通信システムを設置する場合に、その数のサーバ装置11を導入する必要がなく、システム導入にかかるコストの増大を抑制することができる。
上記実施形態では、単一の音声通信システムにおいて2つの区分音声通信システムを形成していたが、2つには限定されない。また、管理者が管理装置12を操作して、サーバ装置11の端末テーブル301、グループテーブル302、ミキシングテーブル303の設定を変更することで、区分音声通信システムの数を増減させることも可能である。また、管理者が管理装置12を操作して端末テーブル301における端末装置14の所属する区分システム番号を変更することで、端末装置14の区分音声通信システム101、102の所属を変更することも可能である。
また、上記実施形態では、音声パケットに送信元の端末装置14が所属する区分システム番号が付加されるが、付加しなくてもよい。たとえば、音声パケットに送信元端末番号として包括端末番号を書き込んでおき、音声パケットを受信したサーバ装置11が、送信元端末番号(包括端末番号)で端末テーブル301を検索して、送信元の端末装置14が所属する区分システム番号およびその区分音声通信システム101または102における端末番号を特定してもよい。この場合、サーバ装置11は端末装置14に区分システム番号を知らせる必要がなくなる。
なお、上記実施形態では、個別通信、グループ通信および全体通信の形態の通信を実行できるが、これらの通信の形態に限定されるものではない。個別通信だけを実行できる場合などにも本発明を適用可能である。
上記実施形態では、非アクティブな端末装置は除外端末装置として通信セッションから除外されているが、この端末装置がアクティブになった時点で通信セッションに途中参加させてもよい。
上記実施形態では、端末装置14から送信されてきた呼出音声パケットに対応して通信セッションを確立するようにしているが、通信セッション確立の契機はこれに限定されない。たとえば、管理者が管理装置12からミキシングテーブル303を操作してミキシンググループの確立および解消を行ってもよい。また、管理装置12が、上に述べたグループ同士の拡張グループ通信を確立および解消を行ってもよい。この方式でも、ミキシンググループの統括的な管理と柔軟な変更が可能である。
11 サーバ装置(中継装置)
12 管理装置
13 無線アクセスポイント
14 端末装置
20 (端末装置の)制御部
30 (サーバ装置の)制御部
32 ネットワーク通信部
101、102 区分音声通信システム
220 PTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ
301 端末テーブル
302(302A,302B) グループテーブル
303(303A,303B) ミキシングテーブル

Claims (7)

  1. 通信ネットワークが接続され、該通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信するネットワーク通信部と、一つの端末テーブルおよび複数のグループテーブルが設定される記憶部と、制御部と、を備えた中継装置であって、
    前記端末テーブルは、前記複数の端末装置のそれぞれを複数の区分システムのいずれか一つに振り分けて所属させ、各端末装置の所属する区分システムの識別情報および該端末装置の識別情報を記憶し、
    前記複数のグループテーブルは、前記複数の区分システムの各々に対応づけて設定され、対応する区分システムに所属し同時に通信する2以上の端末装置をグループの識別情報に対応づけて記憶し、
    前記制御部は、
    ある端末装置から、前記区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を受信したとき、その音声信号から前記識別情報を読み出し、
    呼出先の識別情報が端末装置のものである場合、前記区分システムの識別情報および端末装置の識別情報で前記端末テーブルを検索して、呼出先の端末装置を割り出し、割り出された端末装置に対して前記音声信号を転送し、
    呼出先の識別情報がグループのものである場合、前記区分システムの識別情報で決定された区分システムのグループテーブルを検索して、呼出先のグループを割り出し、割り出されたグループに所属する他の端末装置に対して前記音声信号を転送する
    中継装置。
  2. 前記ネットワーク通信部と前記端末装置との間の通信ネットワークは、無線ローカル・エリア・ネットワークを含み、
    前記端末装置は、前記無線ローカル・エリア・ネットワークに接続される
    請求項1に記載の中継装置。
  3. 端末ネットワーク通信部を備えた複数の端末装置と、
    ネットワーク通信部、制御部、および、記憶部を備えた中継装置と、
    を含み、前記端末装置の端末ネットワーク通信部と前記中継装置のネットワーク通信部とが通信ネットワークを介して音声信号を送受信する音声通信システムであって、
    前記中継装置の記憶部は、一つの端末テーブルおよび複数のグループテーブルが設定され、
    前記端末テーブルは、前記複数の端末装置のそれぞれを複数の区分システムのいずれか一つに振り分けて所属させ、各端末装置の所属する区分システムの識別情報および該端末装置の識別情報を記憶し、
    前記複数のグループテーブルは、前記複数の区分システムの各々に対応づけて設定され、対応する区分システムに所属し同時に通信する2以上の端末装置をグループの識別情報に対応づけて記憶し、
    前記端末装置は、前記区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を前記端末ネットワーク通信部を用いて前記中継装置に送信し、
    前記中継装置の制御部は、一つの端末装置から、前記区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を受信したとき、その音声信号から前記識別情報を読み出し
    呼出先の識別情報が端末装置のものである場合、前記区分システムの識別情報および端末装置の識別情報で前記端末テーブルを検索して、呼出先の端末装置を割り出し、割り出された端末装置に対して前記音声信号を転送し、
    呼出先の識別情報がグループのものである場合、前記区分システムの識別情報で決定された区分システムのグループテーブルを検索して、呼出先のグループを割り出し、割り出されたグループに所属する他の端末装置に対して前記音声信号を転送する
    音声通信システム。
  4. 前記端末装置は、プッシュ・ツー・トーク回路を更に備え、
    前記端末ネットワーク通信部は、前記プッシュ・ツー・トーク回路がオンされている間、前記音声信号を前記中継装置に送信し、前記プッシュ・ツー・トーク回路のオン/オフにかかわらず、前記中継装置から送られてくる音声信号を受信する
    請求項に記載の音声通信システム。
  5. 前記通信ネットワークは、無線ローカル・エリア・ネットワークのアクセスポイントを複数有し、
    前記端末装置の端末ネットワーク通信部は、いずれかのアクセスポイントを介して前記通信ネットワークに接続する
    請求項3または請求項4に記載の音声通信システム。
  6. 複数の端末装置とネットワークを介して通信するネットワーク通信部、および、一つの端末テーブルおよび複数のグループテーブルが設定される記憶部を備えた中継装置のコンピュータを、
    前記複数の端末装置のそれぞれを複数の区分システムのいずれか一つに振り分けて所属させ、各端末装置の所属する区分システムの識別情報および該端末装置の識別情報を、前記端末テーブルに登録するとともに、前記複数の区分システムの各々に対応づけて設定されたグループテーブルに対して、対応する区分システムに所属し同時に通信する2以上の端末装置をグループの識別情報に対応づけて登録する登録手段、
    ある端末装置から、前記区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を受信したとき、その音声信号から前記識別情報を読み出し、
    呼出先の識別情報が端末装置のものである場合、前記区分システムの識別情報および端末装置の識別情報で前記端末テーブルを検索して、呼出先の端末装置を割り出し、
    呼出先の識別情報がグループのものである場合、前記区分システムの識別情報で決定された区分システムのグループテーブルを検索して、呼出先のグループを割り出す呼出先割出手段、および、
    端末装置が割り出された場合、その端末装置に対して前記音声信号を転送し、グループが割り出された場合、そのグループに所属する他の端末装置に対して前記音声信号を転送する転送手段、
    として機能させるプログラム。
  7. 通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信する中継装置の制御部が、
    前記複数の端末装置のそれぞれを複数の区分システムのいずれか一つに振り分けて所属させ、各端末装置の所属する区分システムの識別情報および該端末装置の識別情報を端末テーブルに登録するとともに、前記複数の区分システムの各々に対応づけて設定されたグループテーブルに対して、対応する区分システムに所属し同時に通信する2以上の端末装置をグループの識別情報に対応づけて登録する登録手順と、
    ある端末装置から、前記区分システムの識別情報、および、呼出先である端末装置またはグループの識別情報が付加された音声信号を受信したとき、その音声信号から前記識別情報を読み出し
    呼出先の識別情報が端末装置のものである場合、前記区分システムの識別情報および端末装置の識別情報で前記端末テーブルを検索して、呼出先の端末装置を割り出し、
    呼出先の識別情報がグループのものである場合、前記区分システムの識別情報で決定された区分システムのグループテーブルを検索して、呼出先のグループを割り出す呼出先割出手順と、
    端末装置が割り出された場合、その端末装置に対して前記音声信号を転送し、グループが割り出された場合、そのグループに所属する他の端末装置に対して前記音声信号を転送する転送手順と、
    を行う中継方法。
JP2015546629A 2013-11-07 2014-10-31 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび中継方法 Active JP6477489B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013231598 2013-11-07
JP2013231598 2013-11-07
PCT/JP2014/079133 WO2015068664A1 (ja) 2013-11-07 2014-10-31 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび中継方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015068664A1 JPWO2015068664A1 (ja) 2017-03-09
JP6477489B2 true JP6477489B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=53041441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015546629A Active JP6477489B2 (ja) 2013-11-07 2014-10-31 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび中継方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9955322B2 (ja)
EP (1) EP3068117B1 (ja)
JP (1) JP6477489B2 (ja)
CN (1) CN105684404B (ja)
HK (1) HK1223465A1 (ja)
WO (1) WO2015068664A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6657025B2 (ja) * 2016-06-17 2020-03-04 シャープ株式会社 操作者推定システム
JP6770235B2 (ja) * 2017-02-08 2020-10-14 アイコム株式会社 中継装置、音声通信システム、音声信号の転送方法およびプログラム
USD851615S1 (en) * 2017-10-13 2019-06-18 Motorola Solutions, Inc. Handheld communication device
US10348878B2 (en) * 2017-12-12 2019-07-09 Ronald Snagg Wireless communication headset system
US11037675B1 (en) * 2018-03-05 2021-06-15 Securas Technologies, LLC Screening-based availability of communications device features
CN111901768A (zh) * 2020-08-05 2020-11-06 上海互说信息科技有限公司 基于模拟音频对讲的分区语音通信方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06224833A (ja) * 1993-01-28 1994-08-12 Japan Radio Co Ltd コードレス電話機の通話制御システム
JPH07177246A (ja) * 1993-02-15 1995-07-14 Nec Corp 交換台共用方式
JPH07135490A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Kokusai Electric Co Ltd 音声検出器及び音声検出器を有する音声符号化器
US6970926B1 (en) * 2000-10-03 2005-11-29 Motorola, Inc. Dispatch call server in a packet based communication network
US7333826B2 (en) * 2002-11-14 2008-02-19 Northrop Grumman Corporation Voice hub processing
JP2005117197A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Nec Corp 無線通信システム及び無線通信方法
CN1965499B (zh) * 2004-04-21 2012-06-13 阿尔卡特无线技术公司 在电信网络中提供即按即说通信
JP2007134829A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動通信システム及びメッセージサーバ
JP4784384B2 (ja) * 2006-04-28 2011-10-05 アイコム株式会社 無線通信システム及び自動チャネル切替方法
EP2066092A1 (en) * 2007-11-30 2009-06-03 NTT DoCoMo, Inc. Communication control apparatus and method
US8112078B2 (en) * 2008-03-14 2012-02-07 Critical Rf, Inc. System, method and program for configuring a mobile terminal to function as a two-way radio
JP5131155B2 (ja) 2008-10-28 2013-01-30 アイコム株式会社 無線通信システム、無線通信方法、中継装置及び無線端末装置
JP5330039B2 (ja) * 2009-03-16 2013-10-30 シャープ株式会社 無線伝送システム、中継機器、無線シンク機器、及び無線ソース機器
US8565139B2 (en) * 2009-10-29 2013-10-22 Symbol Technologies, Inc. Methods and apparatus for WAN/WLAN unicast and multicast communication
JP5804253B2 (ja) 2011-06-28 2015-11-04 アイコム株式会社 無線lanアクセスポイント装置および無線音声通話システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2015068664A1 (ja) 2017-03-09
US20160286365A1 (en) 2016-09-29
US9955322B2 (en) 2018-04-24
CN105684404B (zh) 2018-12-14
EP3068117A1 (en) 2016-09-14
EP3068117A4 (en) 2017-05-10
HK1223465A1 (zh) 2017-07-28
WO2015068664A1 (ja) 2015-05-14
EP3068117B1 (en) 2020-04-15
CN105684404A (zh) 2016-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6477489B2 (ja) 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび中継方法
JP6451642B2 (ja) 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび音声信号の中継方法
JP6610259B2 (ja) 中継装置、音声通信システム、プログラムおよび中継方法
WO2016084459A1 (ja) 中継装置、音声通信システム、音声通信方法およびプログラム
JP6836085B2 (ja) 無線アクセスポイント
JPWO2015133021A1 (ja) 中継装置、音声通信システム、音声信号の中継方法およびプログラム
WO2016084959A1 (ja) 端末装置、端末設定システム、端末設定プログラムおよび端末設定方法
JP6418163B2 (ja) 中継装置、音声通信システム、音声信号の中継方法およびプログラム
JP6485281B2 (ja) 音声通信システムの設定方法
JP6477700B2 (ja) 中継装置、通信中継方法、プログラムおよび音声通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6477489

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250