JP6770235B2 - 中継装置、音声通信システム、音声信号の転送方法およびプログラム - Google Patents

中継装置、音声通信システム、音声信号の転送方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、無線LANなどのネットワークを用いた音声通信システムに関する。
出願人は、特許文献1において、無線LANを用いた音声通信システム(LANトランシーバシステム)を提案している。このLANトランシーバシステムは、無線LANにアクセス可能な端末装置(音声通信機器)を複数設けるとともに、無線LANを含むネットワーク上にサーバを設置している。サーバに複数の端末装置を登録し、各端末装置の音声を相互に転送することにより、端末装置を用いて従来の無線トランシーバのような音声通信を可能にしている。
このLANトランシーバシステムでは、サーバに複数の端末装置を含むグループを登録することにより、これら複数のグループによるグループ通信を可能にしている。また、このLANトランシーバシステムでは、システム管理者によってサーバに登録されたグループ以外に、端末装置のユーザが自由にグループ(ユーザグループ)を作成してサーバに登録することができる。
国際公開第2016/084459号
上記システムにおけるグループ通信は、予めサーバに登録されたグループ(トークグループ)に所属する端末装置同士においてのみ通話が可能である。そのため、たとえば管理者等が所属する管理用のトークグループに所属する端末装置であっても、所属していない他のトークグループの音声を聞くことはできなかった。また、複数のトークグループに対する呼び出しもできなかった。
この発明は、複数のトークグループの呼出および聴取を可能な中継装置および音声通信システムを提供することを目的とする。
この発明の中継装置は、ネットワーク通信部と、記憶部と、制御部と、を備えている。ネットワーク通信部は、通信ネットワークに接続され、通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信可能である。記憶部は、複数のグループ、および、各グループに所属する端末装置を記憶するとともに、複数のグループの主従関係をさらに記憶する。制御部は、いずれか1または複数の端末装置(以下、発信端末装置)から音声信号を受信したとき、発信端末装置が所属するグループの発信端末装置以外の端末装置(以下、他の端末装置)に該音声信号を転送する。また、制御部は、発信端末装置が所属するグループが従グループであった場合、音声信号を主グループに所属する端末装置にも転送し、発信端末装置が所属するグループが主グループであった場合、音声信号を従グループに所属する端末装置にも転送する。
上記発明において、記憶部は、1つの主グループに複数の従グループが関連づけられた主従関係を記憶しており、制御部は、主グループに所属する発信端末装置から受信した音声信号を、この主グループに従属する全ての従グループに所属する端末装置に転送するようにしてもよい。
上記発明において、制御部は、主グループに所属する発信端末装置から音声信号を受信したとき、主グループの全端末装置が所属するミキシンググループ、および、主グループに従属する全ての従グループ各々について、従グループの全端末装置が所属するミキシンググループを生成して、音声信号を主グループの他の端末装置に(他の転送すべき音声信号とミキシングして)転送するとともに、音声信号を全ての従グループに入力して各従グループの全ての端末装置に(他の転送すべき音声信号とミキシングして)転送し、従グループに所属する発信端末装置から音声信号を受信したとき、この従グループのミキシンググループ、および、この従グループが従属する主グループのミキシンググループを生成して、音声信号を前記従グループの他の端末装置に(他の転送すべき音声信号とミキシングして)転送するとともに、音声信号を主グループに入力して主グループの全ての端末装置に(他の転送すべき音声信号とミキシングして)転送するようにしてもよい。
上記発明において、制御部は、主グループに所属する端末装置、および、全ての(any)従グループに所属する端末装置から所定時間音声信号を受信しなかったとき、主グループの全端末装置が所属するミキシンググループを解放し、従グループに所属する端末装置、および、この従グループが従属する主グループに所属する端末装置から所定時間音声信号を受信しなかったとき、該従グループの全端末装置が所属するミキシンググループを解放するようにしてもよい。
この発明の音声通信システムは、複数のグループ、および、各グループに所属する端末装置を記憶し、いずれか1または複数の端末装置(以下、発信端末装置)から音声信号を受信したとき、発信端末装置が所属するグループの発信端末装置以外の端末装置に音声信号を転送する中継装置と、中継装置に、通信ネットワークを介して接続される複数の端末装置と、を有する。中継装置は、複数のグループの主従関係をさらに記憶し、発信端末装置が所属するグループが従グループであった場合、音声信号を主グループに所属する端末装置にも転送し、発信端末装置が所属するグループが主グループであった場合、音声信号を従グループに所属する端末装置にも転送する。
この発明の音声信号の転送方法は、通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信可能であるネットワーク通信部と、複数のグループ、各グループに所属する端末装置、および、複数のグループの主従関係を記憶する記憶部と、を備え、いずれか1または複数の端末装置(以下、発信端末装置)から音声信号を受信したとき、該発信端末装置が所属するグループの前記発信端末装置以外の端末装置に該音声信号を転送する中継装置が、以下の処理を実行する。中継装置は、発信端末装置が所属するグループが従グループであった場合、音声信号を主グループに所属する端末装置にも転送し、発信端末装置が所属するグループが主グループであった場合、音声信号を従グループに所属する端末装置にも転送する。
この発明のプログラムは、通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信可能であるネットワーク通信部と、複数のグループ、各グループに所属する端末装置、および、複数のグループの主従関係を記憶する記憶部と、を備え、いずれか1または複数の端末装置(以下、発信端末装置)から音声信号を受信したとき、該発信端末装置が所属するグループの前記発信端末装置以外の端末装置に該音声信号を転送する中継装置の制御部を、グループ通信手段として機能させる。グループ通信手段は、発信端末装置が所属するグループが従グループであった場合、音声信号を主グループに所属する端末装置にも転送し、発信端末装置が所属するグループが主グループであった場合、音声信号を従グループに所属する端末装置にも転送する。
この発明によれば、主従関係の設定された複数のトークグループの呼出および聴取が可能である。
図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。 図2は、端末装置であるトランシーバのブロック図である。 図3は、音声パケットの構成の一例を示す図である。 図4は、サーバ装置のブロック図である。 図5は、端末装置のトークグループの主従関係を例示した図である。 図6(A)は、サーバ装置に設定される呼出先テーブルを示す図であり、図6(B)は、サーバ装置が生成するミキシングテーブルを示す図である。 図7は、音声パケット(音声信号)を受信した場合のサーバ装置の動作を示すフローチャートである。 図8は、サーバ装置11のミキシングテーブル管理処理動作を示すフローチャートである。 図9は、LTEネットワークを用いた音声通信システムの例を示す図である。
図面を参照してこの発明の音声通信システムについて説明する。図1は、この発明の実施形態である音声通信システム10の構成図である。この音声通信システム10では、Wi−Fiなどの無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)16を用いて、複数の端末装置14相互の通信が可能である。端末装置14は、無線通信用のハンディトランシーバに似た形状をしており、図2に示すようにPTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ220を備えている。端末装置14は、機能面で言えば、無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。中継装置であるサーバ装置11は、有線ネットワーク15および無線LAN16を経由した端末装置14相互の通信を中継する。なお、以下、有線ネットワーク15および無線LAN16を総称してネットワーク17と呼ぶ。
有線ネットワーク15として、Ethernet(登録商標)で構成されるLANやインターネットなどが適用可能である。インターネットを用いる場合には、VPNを用いれば安全な通信が可能である。また、無線LAN16として、Wi−FiなどIEEE802.11に準拠した通信方式などが適用可能である。端末装置14と無線アクセスポイント13とは、この通信方式で通信する。
端末装置14は、個別通信、グループ通信および全体通信を実行可能である。個別通信では、端末装置14は、通信相手(他の端末装置14)を指定して1対1で通信を行う。グループ通信では、端末装置14は、予め設定されているトークグループに所属する端末装置14と通信を行う。全体通信では、端末装置14は、ネットワーク17に接続されている通信可能な全ての端末装置14と通信を行う。トークグループには、固定グループおよびユーザグループがある。固定グループは、システム管理者によって予めサーバ装置11に登録されたグループである。ユーザグループは、グループ枠のみ予めサーバ装置11に設定されており、所属する端末装置14が決められていないグループであり、各端末装置14のユーザによる選択により、端末装置14毎に所属するグループが(所属しないことを含めて)個別に設定される。固定グループ、ユーザグループとも音声通信における機能は同じであるため、以下の説明では、両者をまとめてトークグループまたはグループと呼ぶ。
図1では、有線ネットワーク15に1台のサーバ装置11が接続されている。サーバ装置11は、フルデュプレックスのグループ通信(2台以上の端末装置14間の通信)を可能にするため、複数の端末装置14から並行して音声信号が入力された場合、これらをミキシングして転送する。ミキシング時には、各端末装置14自身が送信した音声を受信してエコーがおきないように、音声信号を送信している端末装置14に対してはその送信された音声信号を除く音声信号をミキシングして送信する。この処理をエコー除去ミキシングと呼ぶ。フルデュプレックスのグループ通信において、複数の端末装置14から音声信号が並行して送信されてきた場合には、サーバ装置11は、各端末装置14別にエコー除去ミキシングを行って、ミキシングされた音声信号を各端末装置14に転送する。
本発明の音声通信システム10は、図1に記載した構成に限定されない。たとえば、サーバ装置11の台数は、1台に限定されず、2台以上であってもよい。また、端末装置14の台数は12台に限定されない。ただし、サーバ装置11の処理能力に応じて、接続可能台数を100台程度に制限してもよい。
図1において、有線ネットワーク15には、管理装置12が接続されている。管理装置12は、たとえば、管理プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータなどからなっている。管理装置12は、管理者の操作に応じてサーバ装置11にアクセスし、サーバ装置11に呼出先テーブル(図6A参照)などを設定する。
図2は、端末装置14のブロック図である。上述したように、端末装置14は、機能面から言うと、無線LAN16の無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。装置の動作を制御する制御部20はマイクロプロセッサで構成される。制御部20は、各種のデータが記憶される記憶部21を有している。記憶部21には、設定データが記憶される。設定データには、この端末装置で通信可能な呼出先IDなどが含まれる。制御部20には、操作部22、表示部23、オーディオ回路24および無線LAN通信部25が接続されている。操作部22は、PTTスイッチ220などのキースイッチを含み、ユーザの操作を受け付けてその操作信号を制御部20に入力する。表示部23は液晶ディスプレイを含む。液晶ディスプレイには、ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号や着信した通信相手の識別番号などが表示される。
オーディオ回路24は、マイク240およびスピーカ241を有している。制御部20は、受信した音声パケットをデコードしてオーディオ回路24に入力する。オーディオ回路は、このデコードされたオーディオ信号をアナログ信号に変換してスピーカ241から出力する。オーディオ回路24は、さらに、マイク240から入力された音声信号をデジタル信号に変換して制御部20に入力する。制御部20は、このデジタルオーディオ信号を音声パケット化して無線LAN通信部25に入力する。無線LAN通信部25は、上述のIEEE802.11に準拠した通信方式で無線通信を行う。無線LAN通信部25は、制御部20から入力されたパケットを無線アクセスポイント13に向けて送信するとともに、無線アクセスポイント13から受信したパケットを制御部20に入力する。
ユーザがPTTスイッチ220を押しながらマイク240に向けて音声を入力すると、端末装置14は、この音声信号を音声パケットに編集してサーバ装置11に送信する。端末装置14は、VOX回路をさらに有している。VOX回路とは、マイク240の入力レベルとその持続時間に基づいて音声信号(ユーザの音声)が入力されたか否かを判定し、音声信号が入力されたと判定された場合に装置を送信状態(PTTスイッチオン状態)に切り換える回路である。端末装置14は、PTTスイッチ220に代えて、または、PTTスイッチ220とともにVOX回路を用いて送信オン/オフの切り換えを行ってもよい。
端末装置14は無線LAN16を介したパケット通信機器であるため、音声パケットの送信と音声パケットの受信を並行して行うことができ、この機能を用いてフルデュプレックス方式の通信が可能である。ただし、フルデュプレックス通信を行う場合であっても、無音の音声パケットを送信し続けることがないように、PTTスイッチ220またはVOX機能により、送信すべき音声信号が入力されたときのみ音声パケットを編集して送信する。
図3を参照して音声パケットの構成を説明する。音声パケットは、宛先IPアドレス、宛先ポート番号、発信元IPアドレスおよび発信元ポート番号を含むヘッダ情報、および、データ本体であるペイロードを有している。ペイロードは、音声信号(音声データ)や通信制御情報を含む。音声パケットでは、音声信号は、デジタル化され1スレッド(たとえば20ミリ秒)分に分割されて音声データ化されている。ヘッダに含まれる宛先IPアドレスおよび発信元IPアドレスは、この音声パケットの直接の宛先と送信元を示すIPアドレスである。ペイロードに含まれる通信制御情報は、通信セッションを識別する情報であり、呼出種別、呼出先ID、発信元IDを含んでいる。呼出種別は、通信の形態を示す情報であり、個別通信/グループ通信/全体通信のいずれかを示す。呼出先IDは、個別通信の場合、通信相手の端末番号からなり、グループ通信の場合、グループ番号からなる。発信元IDは、個別通信の場合、発信元の端末装置14の端末番号が書き込まれ、グループ通信および全体通信の場合には何も書き込まれない。
サーバ装置11は、端末装置14から音声パケットを受信すると、この音声パケットからペイロードを取り出す。サーバ装置は、ペイロードに含まれる通信制御情報に基づいて音声信号の転送先を決定し、ペイロードに含まれる音声信号を含む新たな音声パケットを作成して転送先へ送信する。このとき、必要に応じて複数の音声信号をミキシングする処理などを行う。ペイロードに含まれる通信制御情報に基づいて音声信号の転送先が決定されるため、また、各端末装置14のIPアドレスやグループなどの管理はサーバ装置11によって行われるため、端末装置14においては、通信相手と通信を確立するためのSIP手順等は不要である。ユーザは、端末装置14を操作して通信相手を選択したのち、いきなりPTTスイッチ220を押して話し始めればよく、無線通信のトランシーバと同じような使用感で通信を行うことができる。
端末装置14は、運用開始時(電源オン時)に、サーバ装置11から設定情報をダウンロードする。設定情報には、自装置に許可された呼出先が含まれる。ユーザの操作によって、この許可された呼出先が端末装置14の表示部23に順番に表示される。ユーザは、所望の呼出先を選択してPTTスイッチ220をオンすることにより、または、マイク240に向かって発話を開始することにより、その呼出先(個別/グループ/全体)に対する音声通信を開始することができる。
図4は、サーバ装置11のブロック図である。サーバ装置11は、上述したように、端末装置14から受信した音声信号を他の端末装置14に転送する。サーバ装置11は、制御部30、記憶部31およびネットワーク通信部32を有している。記憶部31は、たとえばハードディスクやRAMなどで構成され、図6(A)に示す呼出先テーブル、図6(B)に示すミキシングテーブル、各端末装置14の設定データなどが記憶される。制御部30は、音声信号のミキシングや端末装置14の起動時のセットアップなどを行う。ネットワーク通信部32は、有線ネットワーク15に接続され、ネットワーク17を介した通信を制御する。
ここで、トークグループTGの主従関係を例示する図5、および、上述の図6を参照してグループ通信における音声信号の転送処理について説明する。なお、音声信号を送信した端末装置14を、発信端末装置14、呼出される端末装置14を呼出先端末装置14と記載する場合がある。本実施形態では、図5および図6(A)に示すように、4つのトークグループTG1〜TG4が設定され、このうちトークグループTG1〜TG3に主従関係が設定されている。なお、トークグループTG4は他のトークグループと主従関係を持たない独立したトークグループである。トークグループTG1は、管理者(の端末装置)が所属する管理用トークグループであり、従属するトークグループTG2,TG3における通信を聴取する権限(機能)を有している。管理用のトークグループTG1には、端末IDが001〜003の端末装置14が所属する。トークグループTG2、TG3は、通常のトークグループである。トークグループTG2には、端末IDが011〜013の端末装置14が所属する。トークグループTG3には、端末IDが021〜023の端末装置14が所属する。
トークグループTG1は、主グループ(01主:主従関係01において主グループを担当するの意)であり、トークグループTG2,TG3は、主グループTG1に対して従グループ(01従:主従関係01において従グループを担当するの意)である。
主グループ、従グループの関連付けは、システム管理者によってサーバ装置11に設定される。このとき、固定グループ、ユーザグループの区別なくどのトークグループTGでも主グループ、従グループとして設定可能である。一方、主グループ(または従グループ)に設定可能なグループを制限してもよい。たとえば、「主グループはユーザグループのみ設定可能」などである。
主従関係が設定されているトークグループTGのいずれかに所属する端末装置14がグループ呼出(自己の所属するグループでグループ通信を行うための呼び出し)を行った場合、その端末装置が所属するトークグループTGの端末装置14に加えて、そのトークグループTGと主または従の関係にある別のトークグループTGの端末装置14に対しても呼出音声が転送される。また、別のトークグループTGの端末装置14も、その呼出に対して応答が可能である。すなわち、主グループに所属する端末装置14からのグループ呼出は、この主グループに従属する全ての従グループの端末装置14にも転送される。従グループに所属する端末装置14からのグループ呼出は、この従グループが従属する主グループの端末装置14にも転送される。
この呼出に対して他の端末装置14が応答してグループ通信が行われる。グループ通信中の音声信号も主従関係に従って別のトークグループの端末装置14に転送される。すなわち、主グループに所属する端末装置14から送信された音声信号は、所属する主グループおよび全ての従グループの端末装置に転送される。従グループに所属する端末装置14から送信された音声信号は、所属する従グループおよび主グループの端末装置に転送される。
各端末装置14側からみると以下のようである。主グループに所属する端末装置14には、所属する主グループの他の端末装置14の音声信号と全ての従グループの音声信号とがミキシングされた音声信号が転送されてくる。また、従グループに所属する端末装置14には、所属する従グループの他の端末装置14音声信号と主グループの音声信号とがミキシングされた音声信号が転送されてくる。
サーバ装置11の動作は以下のようである。サーバ装置11は、主グループに所属する1または複数の発信端末装置14から音声信号を受信したとき、発信端末装置14が所属するトークグループTGの他の端末装置14、および、従グループに所属する端末装置14に、受信した音声信号を転送する。また、サーバ装置11は、従グループに所属する1または複数の発信端末装置14から音声信号を受信したとき、発信端末装置14が所属するトークグループTGの他の端末装置14、および、主グループに所属する端末装置14に、受信した音声信号を転送する。
たとえば、トークグループTG1に所属する端末装置14(001)からのグループ呼出は、トークグループTG1に所属する他の端末装置14(002,003)および従グループであるトークグループTG2,TG3に所属する端末装置14(011〜013,021〜023)に転送される。すなわち、端末装置14(001)からの音声信号は、他の端末装置(002,003)および端末装置14(011〜013,021〜023)に転送される。
トークグループTG2に所属する端末装置14(011)からのグループ呼出は、トークグループTG2に所属する他の端末装置14(012,013)および主グループであるトークグループTG1に所属する端末装置14(001〜003)に転送される。すなわち、端末装置14(011)からの音声信号は、他の端末装置(012,013)およびトークグループTG1に所属する端末装置14(001〜003)に転送される。
サーバ装置11は、上述のグループ通信において、ミキシング転送を行うために、各トークグループTG毎にミキシンググループ(通信セッション)を生成する。
まず、主グループに所属する発信端末装置14から音声信号(グループ通信の呼出音声パケット)を受信した場合について説明する。サーバ装置11は、主グループの全端末装置14が所属するミキシンググループ、および、主グループに従属する全ての従グループ各々について、従グループの全端末装置14が所属するミキシンググループを生成する。そして、この呼出音声パケットによって開始されるグループ通信において、ミキシンググループ毎に、ミキシンググループに所属している全端末装置14の音声信号をミキシングする。
主グループの音声信号を送信していない端末装置14に対しては、主グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号と、各従グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号とがミキシングされた音声信号が転送される。
主グループの発信端末装置14に対しては、自身が送信した音声信号を外した主グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシング(エコー除去ミキシング)された音声信号と、各従グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号とがミキシングされた音声信号が転送される。
各従グループの音声信号を送信していない端末装置14に対しては、所属する従グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号と、主グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号とがミキシングされた音声信号が転送される。
各従グループの発信端末装置14に対しては、自身が送信した音声信号を外した所属する従グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシング(エコー除去ミキシング)された音声信号と、主グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号とがミキシングされた音声信号が転送される。
次に、従グループに所属する発信端末装置14から音声信号(グループ通信の呼出音声パケット)を受信した場合について説明する。サーバ装置11は、この従グループの全端末装置14が所属するミキシンググループ、および、主グループの全端末装置14が所属するミキシンググループを生成する。ミキシンググループ毎に、ミキシンググループに所属している全端末装置14の音声信号をミキシングする。
従グループの音声信号を送信していない端末装置14に対しては、従グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号と、主グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号とがミキシングされた音声信号が転送される。
従グループの発信端末装置14に対しては、自身が送信した音声信号を外した主グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシング(エコー除去ミキシング)された音声信号と、主グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号とがミキシングされた音声信号が転送される。
主グループの音声信号を送信していない端末装置14に対しては、主グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号と、従グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号とがミキシングされた音声信号が転送される。
主グループの発信端末装置14に対しては、自身が送信した音声信号を外した主グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシング(エコー除去ミキシング)された音声信号と、従グループのミキシンググループの全端末装置14の音声信号がミキシングされた音声信号とがミキシングされた音声信号が転送される。
なお、全体通信の呼び出しが行われると、主従関係の有無にかかわらず、全てのトークグループTG毎にミキシンググループが生成され、各ミキシンググループ内では、各端末装置14へのミキシング転送が行われる。さらに、各ミキシンググループ内でミキシングされた音声信号が、全てのミキシンググループ間で転送され、この転送された音声信号もミキシング転送の音声信号に加えられる。
図6(A)は、サーバ装置11の記憶部31に設けられる呼出先テーブルを示す図である。サーバ装置11は、端末装置14から音声パケットを受信したとき、その音声パケットの通信制御情報に含まれる通信種別および呼出先IDでこのテーブルを検索することにより、その音声パケットに含まれる音声信号(音声データ)の転送先を割り出す。
呼出先テーブルには、呼出種別、呼出先ID、端末情報、主従関係が含まれる。呼出種別は、個別呼出/グループ呼出/全体呼出を区別する情報である。呼出先IDは、通信相手の端末装置14またはトークグループTGを識別する情報である。個別呼出の場合には、通信先の端末装置14の識別情報である端末IDが呼出先IDになる。すなわち、呼出先IDと端末情報が同じであるため、端末情報の登録は必須ではない。グループ呼出の場合には、そのトークグループTGに付されているグループ番号(この実施形態の場合TGで始まる番号)が呼出先IDになる。図6Aでは、図5に示すトークグループTG1〜TG3が設定されている。端末情報および主従関係は、音声信号の転送先を示す情報である。端末情報は、音声信号の配信先(通信相手)である端末装置14の端末番号である。主従関係は、上述したように各トークグループTGの主従関係を特定する情報であり、グループ呼出の列以外は空欄である。
全体通信は、全ての端末装置14が所属するグループ通信として扱われる。なお、全体通信は、そのとき通信可能な全ての端末装置14が通信の対象となるため、主従関係は設定されない。
図6(B)は、ミキシングテーブルを示す図である。ミキシングテーブルは、複数の列を有しており、各列に1つの通信セッション(ミキシンググループ)の情報が記憶される。ここで通信セッションとは、サーバ装置11を中継装置として複数の端末装置14間で音声信号を相互に転送している状態のことである。サーバ装置11は、ミキシングテーブルで各通信セッションに参加している端末装置14を管理する。
通信セッションは、たとえば以下の手順で処理される。通信セッションの確立、すなわち、ミキシンググループの設定(生成)は、端末装置14から通信セッションを確立しようとする最初の呼出音声パケットを受信したとき、呼出先テーブルに基づいて行われる。1回の(たとえば数秒の)発話音声は短い(この実施形態では20ミリ秒)音声パケットに分割されて送受信される。また、通信セッションにおいては、ある発話音声に対する返信の発話音声が他の端末装置から送信されてくる。先の発話音声と返信の発話音声との間隔(無音時間)は、0秒から数秒程度である。通信セッションの保持時間は、一般の通信における無音時間の最大値以上に設定される。
ミキシングテーブルには、各通信セッションについて、セッションID、参加ID、主従関係、および、保持時間TSが、対応づけて記憶される。ミキシングテーブルの各列の通信セッションに関する情報は、発信端末装置14が最初の音声パケット(呼出音声パケット)をサーバ装置11に送信したことに応じて、サーバ装置11によって作成される。
セッションIDは、この通信セッションを識別する番号である。セッションIDは、上記最初の音声パケットに書き込まれていた通信相手の識別番号(端末番号/グループ番号/全体番号)が用いられる。セッションIDとして端末番号(たとえば「033」)が登録されている通信セッションが、個別通信の通信セッション(個別通信セッション)である。セッションIDとしてグループ番号(たとえば「TG1」)が登録されている通信セッションが、グループ通信の通信セッション(グループ通信セッション)である。なお、上記最初の音声パケットに書き込まれていた通信相手の識別番号がグループ番号である場合は、このグループ番号の通信セッション、このグループ番号のトークグループTGと主従関係にあるトークグループTGの通信セッションも作成される。たとえば、上記最初の音声パケットに書き込まれていた通信相手の識別番号がグループ番号「TG1」(主グループ)であった場合、グループ番号「TG2」,「TG3」(従グループ)の通信セッションも、グループ番号「TG1」の通信セッションとともに生成される。
さらに、図示しないが、セッションIDとして全体番号(たとえば「A」)が登録されている通信セッションが、全体通信の通信セッション(全体通信セッション)となる。
参加IDは、通信セッションに参加している端末装置14の端末番号の一覧である。参加IDに端末番号が登録されている或る端末装置14から音声パケットが送信されてきた場合、サーバ装置11は、この音声パケットの音声信号を、参加IDに端末番号が登録されている他の端末装置14に転送し、参加端末装置間の相互通信を実現する。
個別通信セッションの場合、参加IDは、発信端末装置14の端末番号と通信相手の端末装置14の端末番号のみである。
グループ通信セッションの場合、参加IDは、トークグループTGに所属する端末装置14の端末番号となる。ただし、そのトークグループTGに所属していてもアクティブでない端末装置14や別の通信セッションを行っている端末装置14は、このグループ通信セッションに参加できないため、それらの端末装置14の端末番号は参加IDから除外される。主従関係は、グループ通信の通信セッション(トーキンググループTGのミキシンググループ)の主従関係である。
全体通信セッションの場合、参加IDは、発信端末装置14の端末番号および通信可能な全ての端末装置14の端末番号となる。
保持時間TSは、参加端末装置から音声パケットが送信されてこなくなったのち、この通信セッションを解消せずに保持する時間である。サーバ装置11における各通信セッションの保持時間TSは、たとえば30秒(カウント値:1500)に設定される。サーバ装置11は、参加端末装置から音声パケットが送信されてこないとき、保持時間TSの経過をカウントする。参加端末装置から音声パケットが30秒間送られて来ないまま保持時間TSが経過した場合、この通信セッションは解放され、ミキシングテーブルからこの通信セッションの情報が消去される。
本実施形態では、グループ通信セッションでは、自身の保持時間TSに加え、主従関係にある他のグループ通信セッションの保持時間TSも経過した場合にのみ解放される。たとえば、図6(B)において、トークグループTG1の通信セッションが解放されるには、自身(TG1)の保持時間TSに加え、トークグループTG2,TG3の通信セッションの保持時間も経過していなければならない。また、たとえば、トークグループTG2の通信セッションが解放されるには、自身(TG2)の保持時間TSに加え、トークグループTG1の保持時間も経過していなければならない。
上述の「グループ通信セッションが確立されたとき、そのトーググループTGに所属しているが別の通信セッションを行っている端末装置14」が発生する場合は、その端末装置14が他の端末装置14と個別の通信セッションを行っている場合、または、その端末装置14が他のトークグループTGでグループ通信を行っている場合である。端末装置14が、ある固定グループに所属しつつ、その後設定されたユーザグループにも所属した場合、その端末装置14は複数のトークグループTGに所属することになり、上記の場面が発生しえる。また、システム管理者が固定グループを設定するとき、端末装置14を複数の固定グループに所属させた場合にも上記場面が発生しえる。端末装置14が複数のトークグループTGに所属している場合、その端末装置14をどの通信セッションに参加させるかは、サーバ装置11によって決定される。
また、グループ通信間の衝突を避けるために、1台の端末装置14は、1つのトークグループTGのみに参加可能にしてもよい。この場合、新たなトークグループTG(ユーザグループ、固定グループ)が作成された場合、そのグループに所属した端末装置14は、他の既に所属していたトークグループから抜けさせるようにすればよい。
図7は、音声パケット(音声信号)を受信した場合のサーバ装置11の動作を示すフローチャートである。
サーバ装置11は、端末装置14から音声パケットを受信すると(S10)、発信元ID、呼出種別および呼出先IDで識別される通信セッション(ミキシンググループ)が、既にミキシングテーブルに登録されているかを判断する(S11)。
通信セッションが、ミキシングテーブルに登録されていない場合(S11でNO)、すなわち、この音声パケットが呼出音声パケットであった場合、サーバ装置11は、S12以降で、この新たな通信セッションをミキシングテーブルに登録する処理を行う。
サーバ装置11は、呼出種別および呼出IDに基づいて、この新たな通信セッションが主グループの通信セッションであるかを判断する(S12)。主グループの通信セッションではない場合(S12でNO)、サーバ装置11は、S12と同様にして新たな通信セッションが従グループの通信セッションであるかを判断する(S13)。従グループの通信セッションではない場合(S13でNO)、サーバ装置11は、この新たな通信セッションが個別通信セッションまたは全体通信セッションと判断し、ミキシングテーブルに登録する(S14)。このとき、呼出先IDがセッションIDとして登録される。参加IDとしては、個別通信セッションの場合、呼出先IDおよび発信元IDが登録される。全体通信セッションの場合、全ての端末装置14の端末IDが登録される。なお、非アクティブ、他の通信セッションに参加中などでこの通信セッションに参加できないものがある場合、その端末番号は参加端末番号の欄から除外される。
その後、サーバ装置11は、登録した通信セッションの転送処理を行う(S25)。具体的には、この音声パケットに含まれる音声信号の転送先を決定し、決定された転送先に向けた音声パケットを作成してこの音声信号を転送する。個別通信セッションの場合、参加IDに基づき、音声パケットを送信した端末装置14とは異なる端末装置14に、音声パケットの音声信号を転送する。全体通信セッションの場合、参加IDに基づき、各転送先に合わせて他の音声信号をミキシングし、グループ通信に合わせた通信制御情報が記述された音声パケットが作成される。
次に、S12に戻って、この新たな通信セッションが主グループの通信セッションであった場合(S12でYES)、サーバ装置11は、この新たな通信セッションを主グループの通信セッションとして登録する(S15)。このとき、呼出先ID(グループ番号)がセッションIDとして登録され、また主従関係に主であることが登録される。また、サーバ装置11は、呼出先テーブルに基づいて、この新たな通信セッションに従属する全ての従グループの通信セッションを登録する(S16)。このとき、各従グループの通信セッションのセッションIDは、各従グループのグループ番号が登録され、また主従関係に従であることが登録される。
その後、サーバ装置11は、登録した通信セッションの転送処理を行う(S17)。上述したように、サーバ装置11は、主グループの通信セッション、および、各従グループの通信セッションのそれぞれについて、所属する全端装置14の音声信号をミキシングする。そして、主グループの通信セッションのミキシングした音声信号と、各従グループの通信セッションのミキシングした音声信号とを、各転送先に応じてミキシングして転送する。
次に、S13に戻って、この新たな通信セッションが従グループの通信セッションであった場合(S13でYES)、サーバ装置11は、この新たな通信セッションを従グループの通信セッションとして登録する(S18)。このとき、呼出先ID(グループ番号)がセッションIDとして登録され、また主従関係に従であることが登録される。さらに、サーバ装置11は、呼出先テーブルに基づいて、この新たな通信セッションが従属する主グループの通信セッションを登録する(S19)。このとき、主グループの通信セッションのセッションIDは、主グループのグループ番号が登録され、また主従関係に主であることが登録される。
その後、サーバ装置11は、登録した通信セッションの転送処理を行う(S20)。上述したように、サーバ装置11は、従グループの通信セッション、および、主グループの通信セッションのそれぞれについて、所属する全端装置14の音声信号をミキシングする。そして、従グループの通信セッションのミキシングした音声信号と、主グループの通信セッションのミキシングした音声信号とを、各転送先に応じてミキシングして転送する。
次に、S11に戻って、この通信セッションが既にミキシングテーブルに登録されていた場合(S11でYES)、サーバ装置11は、この通信セッションの保持時間TSを1500(30秒)にリセットする(S21)。その後、サーバ装置11は、呼出種別および呼出IDに基づいて、通信セッションが主グループの通信セッションであるかを判断する(S22)。主グループの通信セッションである場合(S22でYES)、サーバ装置11は、この通信セッション(主グループ)に従属する全ての従グループの通信セッションがミキシングテーブルに登録されているかを判断する(S23)。全ての従グループの通信セッションが登録されていない場合(S23でNO)、サーバ装置11は、処理をS16に移行して登録されていない従グループの通信セッションを登録する。一方、全ての従グループの通信セッションが登録されていた場合(S23でYES)、サーバ装置11は、処理をS17に移行する。
また、S22に戻って、この通信セッションが主グループの通信セッションではない場合(S22でNO)、サーバ装置11は、S22と同様にして通信セッションが従グループの通信セッションであるかを判断する(S24)。従グループの通信セッションであった場合(S24でYES)、サーバ装置11は、処理をS20に移行する。一方、従グループの通信セッションではない場合(S24でNO)、サーバ装置11は、処理をS25に移行する。
図8は、サーバ装置11のミキシングテーブル管理処理動作を示すフローチャートである。管理処理動作は、定期的(たとえば20ミリ秒毎)に繰り返し実行される。サーバ装置11は、20ミリ秒経過すると(S30)、ミキシングテーブルの先頭列の通信セッションを指定する(S31)。たとえば、図6Bでは、セッションID「033」の列が先頭列となる。次に、サーバ装置11は、保持時間TSを1カウント(20ミリ秒分)減算し(S32)、この減算で保持時間TSが0になったかを判断する(S33)。保持時間TSが0ではない場合(S33でNO)、サーバ装置11は、処理をS41に移行する。
一方、保持時間TSが0になった場合(S33でYES)、サーバ装置11は、この通信セッションが主グループの通信セッションかを判断する(S34)。通信セッションが主グループの通信セッションではない場合(S34でNO)、サーバ装置11は、この通信セッションが従グループの通信セッションかを判断する(S35)。通信セッションが従グループの通信セッションではない場合(S35でNO)、サーバ装置11は、この通信セッションが個別通信セッションまたは全体通信セッションであると判断し、この通信セッションを解放する(S36)。
次に、S34に戻って、通信セッションが主グループの通信セッションであった場合(S34でYES)、サーバ装置11は、ミキシングテーブルに登録されている全従グループの通信セッションの保持時間TSが0になったか否かを判断する(S37)。全従グループの通信セッションの保持時間TSが0ではない場合(S37でNO)、サーバ装置11は、処理をS41に移行する。一方、全従グループの通信セッションの保持時間TSが0になった場合(S37でYES)、サーバ装置11は、主グループであるこの通信セッションを解放する(S38)。
次に、S35に戻って、通信セッションが従グループの通信セッションであった場合(S35でYES)、サーバ装置11は、主グループの通信セッションの保持時間TSが0になったかを判断する(S39)。保持時間TSが0ではない場合(S39でNO)、サーバ装置11は、処理をS41に移行する。一方、保持時間TSが0になった場合(S39でYES)、サーバ装置11は、従グループであるこの通信セッションを解放する(S40)。そして、サーバ装置11は、以上の処理をミキシングテーブルの最終列になるまで順次行うことで(S41、S42)、ミキシングテーブルの管理を行う。
このように、グループ通信において、複数のトークグループTGに主従関係を設定し、主従関係のある各トークグループの音声信号をミキシングして、各トークグループTGに転送することで、複数のトークグループTGの呼出および聴取が可能となる。
また、本実施形態では、サーバ装置11が各トークグループTGの主従関係を記憶するとともに、各トークグループTGのミキシンググループを生成等して本発明を実現しているので、既存の端末装置14の制御を変更することなく本発明を適用することができる。
なお、本実施形態では、各トークグループTGのミキシンググループを生成して各トークグループTGの端末装置11に音声信号を転送する構成であるが、転送方法は特にこれに限定されるものではない。
また、本実施形態では、1つの主グループに対して2つの従グループが従属する2階層の主従関係について説明したが、特にこれに限定されるものではない。たとえば、3階層であってもよい。たとえば、トークグループTG2に従属する従グループ(トークグループTG4)を設定してもよい。さらに、本実施形態では、1の主グループのみ設定されているが、複数設定してもよい。また、1の主グループに従属する従グループ数、および、1のトークグループTGに所属する端末装置14の数は、特に制限されるものではなく、任意に設定可能である。
また、上記実施形態の音声通信システム10では、ネットワーク17としてLANが用いられているが、ネットワーク17はLANに限定されない。例えば、インターネットまたはLTE(Long Term Evolution)を用いたネットワークであってもよい。
図9にLTEネットワークを用いた音声通信システムの例を示す。この例では、異なるキャリアの2つのLTEネットワーク117、127を用いて音声通信システム100が構築されている。第1ネットワーク(第1のキャリアのLTEネットワーク)117内のシステム110内にサーバ装置111が設けられている。サーバ装置111は、VPN125を介して第2ネットワーク(第2のキャリアのLTEネットワーク)127に接続されている。第1、第2ネットワーク117、127には、それぞれ基地局113、123が接続されている。第1のキャリア仕様の端末装置114は基地局113を介してサーバ装置111と通信する。第2のキャリア仕様の端末装置124は基地局123を介してサーバ装置111と通信する。この図では、2つのキャリアのLTEネットワーク117、127を用いて音声通信システム100を構築しているが、1つのネットワークを用いて音声通信システムを構築することも勿論可能である。このように、LAN以外のネットワークを用いても、本発明の音声通信システムが構築可能である。
また、LAN、LTEネットワーク、インターネットなど複数種類のネットワークを用いて音声通信システムが構築されてもよい。音声通信システムに複数種類のネットワークが用いられる場合、各ネットワーク間をゲートウェイで接続して、音声パケットを中継すればよい。
10 (LANを用いた)音声通信システム
11 サーバ装置(中継装置)
12 管理装置
13 無線アクセスポイント
14 端末装置
20 (端末装置の)制御部
30 (サーバ装置の)制御部
32 ネットワーク通信部
100 (LTEネットワークを用いた)音声通信システム
220 PTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ
TG トークグループ

Claims (7)

  1. 通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信可能であるネットワーク通信部と、
    複数のグループ、および、各グループに所属する端末装置を記憶する記憶部と、
    いずれか1または複数の端末装置(以下、発信端末装置)から音声信号を受信したとき、該発信端末装置が所属するグループの前記発信端末装置以外の端末装置(以下、他の端末装置)に該音声信号を転送する制御部と、を備えた中継装置であって、
    前記記憶部は、前記複数のグループの主従関係をさらに記憶し、
    前記制御部は、前記発信端末装置が所属するグループが従グループであった場合、前記音声信号を主グループに所属する端末装置にも転送し、前記発信端末装置が所属するグループが主グループであった場合、前記音声信号を従グループに所属する端末装置にも転送する
    中継装置。
  2. 前記記憶部は、1つの主グループに複数の従グループが関連づけられた主従関係を記憶しており、
    前記制御部は、主グループに所属する発信端末装置から受信した音声信号を、この主グループに従属する全ての従グループに所属する端末装置に転送する請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記制御部は、主グループに所属する発信端末装置から音声信号を受信したとき、主グループの全端末装置が所属するミキシンググループ、および、主グループに従属する全ての従グループ各々について、該従グループの全端末装置が所属するミキシンググループを生成して、前記音声信号を前記主グループの他の端末装置に転送するとともに、該音声信号を前記全ての従グループに入力して各従グループの全ての端末装置に転送し、
    従グループに所属する発信端末装置から音声信号を受信したとき、この従グループのミキシンググループ、および、この従グループが従属する主グループのミキシンググループを生成して、前記音声信号を前記従グループの他の端末装置に転送するとともに、該音声信号を前記主グループに入力して該主グループの全ての端末装置に転送する
    請求項1または請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記制御部は、主グループに所属する端末装置、および、全ての従グループに所属する端末装置から所定時間音声信号を受信しなかったとき、主グループの全端末装置が所属するミキシンググループを解放し、
    従グループに所属する端末装置、および、この従グループが従属する主グループに所属する端末装置から所定時間音声信号を受信しなかったとき、該従グループの全端末装置が所属するミキシンググループを解放する
    請求項3に記載の中継装置。
  5. 複数のグループ、および、各グループに所属する端末装置を記憶し、いずれか1または複数の端末装置(以下、発信端末装置)から音声信号を受信したとき、該発信端末装置が所属するグループの前記発信端末装置以外の端末装置に該音声信号を転送する中継装置と、
    前記中継装置に、通信ネットワークを介して接続される複数の端末装置と、
    を有する音声通信システムであって、
    前記中継装置は、
    前記複数のグループの主従関係をさらに記憶し、
    前記発信端末装置が所属するグループが従グループであった場合、前記音声信号を主グループに所属する端末装置にも転送し、前記発信端末装置が所属するグループが主グループであった場合、前記音声信号を従グループに所属する端末装置にも転送する
    音声通信システム。
  6. 通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信可能であるネットワーク通信部と、複数のグループ、各グループに所属する端末装置、および、複数のグループの主従関係を記憶する記憶部と、を備え、いずれか1または複数の端末装置(以下、発信端末装置)から音声信号を受信したとき、該発信端末装置が所属するグループの前記発信端末装置以外の端末装置に該音声信号を転送する中継装置が、
    前記発信端末装置が所属するグループが従グループであった場合、前記音声信号を主グループに所属する端末装置にも転送し、前記発信端末装置が所属するグループが主グループであった場合、前記音声信号を従グループに所属する端末装置にも転送する
    音声信号の転送方法。
  7. 通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークを介して複数の端末装置と通信可能であるネットワーク通信部と、複数のグループ、各グループに所属する端末装置、および、複数のグループの主従関係を記憶する記憶部と、を備え、いずれか1または複数の端末装置(以下、発信端末装置)から音声信号を受信したとき、該発信端末装置が所属するグループの前記発信端末装置以外の端末装置に該音声信号を転送する中継装置の制御部を、
    前記発信端末装置が所属するグループが従グループであった場合、前記音声信号を主グループに所属する端末装置にも転送し、前記発信端末装置が所属するグループが主グループであった場合、前記音声信号を従グループに所属する端末装置にも転送するグループ通信手段、
    として機能させるプログラム。
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