JP6817144B2 - 外壁材の防水構造 - Google Patents
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Description
図1は、第1例に係る第1目地部用ガスケット10を示す図面であり、(A)は断面図、(B)は一部の斜視図である。第1例に係る第1目地部用ガスケット10は、押出成形セメント板100,101の目地部110に沿って延びる所定長さを有し、断面形状において、矩形状の基部11と三角形状の頂部12を有する中空状となっている。そして、三角形状の頂部12は、中央部分に凹部13を有し、頂部12が変形するようになっている。第1目地部用ガスケット10の断面形状をこのような形状にすることで、基部11の設置状態が安定するようにしている。
図2は、第2例に係る第2目地部用ガスケット20を示す図面であり、(A)は断面図、(B)は一部の斜視図である。第2例に係る第2目地部用ガスケット20は、押出成形セメント板100,101の目地部110に沿って延びる所定長さを有し、断面形状が、略V字形状の屈曲部21を有するように形成されている。この例では、90°のV字形状となっているが、60°、120°など、V字形状の角度は限定されない。そして、屈曲部21から端部22にかけて、目地部110への挿入時に端部22が近接するように変形させることができる。この第2目地部用ガスケット20の材質としても、PVC、EP、Si、EPDMなどを用いることができる。
図3は、第3例に係る第3目地部用ガスケット30を示す図面であり、(A)は断面図、(B)は一部の斜視図である。第3例に係る第3目地部用ガスケット30は、上記第2目地部用ガスケット20の変形例である。この第3目地部用ガスケット30も、押出成形セメント板100,101の目地部110に沿って延びる所定長さを有し、断面形状が、略V字形状の屈曲部31を有するように形成されている。そして、屈曲部31から端部32にかけて、目地部110への挿入時に端部32が近接するように変形させることができる。この第3目地部用ガスケット30の材質としても、PVC、EP、Si、EPDMなどを用いることができる。
図4は、押出成形セメント板100,101(外壁材)の防水構造に用いる水切りプレート40を示す図面であり、(A)は側面図、(B)は一部の斜視図である。水切りプレート40は、側面視において、押出成形セメント板100,101の内方で垂直方向に立上がる立上がり部41と、この立上がり部41の下端から外方へ水平方向に延びる水平部42と、この水平部42の先端から下方に延びる垂下部43とを有している。水切りプレート40は、例えば、ステンレス製のプレートを折り曲げ加工して形成することができる。上記垂下部43の外方には、水切りプレート40の上方から垂れてくる水を下方へ排水するための通水部45を有する透水部材44が設けられる。
図5は、押出成形セメント板100,101(外壁材)の防水構造に用いる第1例に係る第1気密ガスケット50を有する角ナット131の図面であり、(A)は斜視図、(B)は中央断面図である。第1気密ガスケット50は、角ナット131の押出成形セメント板100,101と接する面に貼着されている。角ナット131の中央部分には、固定ボルト(固定部材)132(図8)が螺合される雌ねじ134が設けられており、その部分の第1気密ガスケット50は貫通穴51となっている。貫通穴51は、雌ねじ134に固定ボルト132が挿入できる大きさとなっている。
図6は、押出成形セメント板100,101(外壁材)の防水構造に用いる第2例に係る第2気密ガスケット55を有する角ナット135の図面であり、(A)は斜視図、(B)は中央断面図である。第2気密ガスケット55は、角ナット135の押出成形セメント板100,101と接する面に貼着されている。この実施形態の角ナット135は、幅方向の中央部分に固定ボルト(固定部材)132(図8)が螺合される雌ねじ136が設けられ、その両側部が、第2気密ガスケット55が貼着された方向に向けて僅かに屈曲するように形成されている。第2気密ガスケット55は、角ナット135の雌ねじ136の部分を含む大きさで形成され、雌ねじ136の部分に貫通穴56が設けられている。貫通穴56は、固定ボルト132が挿入できる大きさとなっている。
図7は、第1実施形態に係る外壁材の防水構造70を示す部分断面斜視図であり、図8は、図7に示す外壁材の防水構造70の断面図である。この防水構造70は、外壁材として押出成形セメント板100,101が用いられ、その目地部110に上述した第1目地部用ガスケット10が用いられている。また、押出成形セメント板100,101にZクリップ130を固定する固定ボルト132の部分に、上記第1気密ガスケット50を有する角ナット131が用いられている。
図9は、第2実施形態に係る外壁材の防水構造を示す部分断面斜視図であり、図10は、図9に示す外壁材の防水構造の断面図である。この実施形態は、下側の押出成形セメント板101の上部における目地部用ガスケットを、押出成形セメント板101の取り付け前に取り付けておくことができない場合の例である。なお、上記第1実施形態の防水構造70と同一の構成については、簡単な説明とする。
図11は、上記図7,8に示す外壁材の防水構造70における性能試験装置の構成図である。性能試験では、目地部110の外側にあるシーリング材(1次シール)の劣化を想定し、欠損を与えた状態で気密箱方式による水密性能試験を行った。
上述した図12に示す従来の防水構造では、圧力箱81の内部圧力が3000Paを超えると外壁材80の裏面側(図の外側)へ漏水する事象が発生した。
以上のように、上記押出成形セメント板(外壁材)100,101の目地部用ガスケット10,20,30によれば、押出成形セメント板(外壁材)100,101に密着させた状態を安定して保ち、目地部110の内側における気密性、水密性を向上させることができ、押出成形セメント板100,101の裏面側への漏水、漏気を適切に防止することが可能となる。
11 基部
12 頂部
13 凹部
20 第2目地部用ガスケット
21 屈曲部
22 端部
30 第3目地部用ガスケット
31 屈曲部
32 端部
40 水切りプレート
50 第1気密ガスケット
55 第2気密ガスケット
60 ロッキングブロック
70 防水構造
71 防水構造
100 押出成形セメント板(外壁材)
101 押出成形セメント板(外壁材)
102 中空部
110 目地部
120 躯体
121 下地材
130 Zクリップ
131、135 角ナット
132 固定ボルト(固定部材)
133 ボルト貫通穴
W 水
Claims (4)
- 外壁材が押出成形セメント板であり、
前記押出成形セメント板の目地部に、該目地部において上方の前記押出成形セメント板の中空部から垂れる水を下方の前記押出成形セメント板の中空部へと導く水切りプレートを備え、
前記水切りプレートを前記押出成形セメント板を下方から支持する下地材上に配置し、
前記水切りプレートと前記押出成形セメント板との間に、該押出成形セメント板の前記目地部に沿って延びる所定長さを有し、断面形状が、矩形状の基部と三角形状の頂部とを有し、三角形状の前記頂部は、中央部分に凹部を有し、前記外壁材に押圧することで該頂部が変形するように構成されている目地部用ガスケットを備え、
前記目地部用ガスケットの前記基部を前記水切りプレート又は前記押出成形セメント板に貼着し、
前記目地部用ガスケットの前記頂部を前記押出成形セメント板又は前記水切りプレートに押圧するように構成した、
ことを特徴とする外壁材の防水構造。 - 前記押出成形セメント板を下方から支持する下地材と、前記押出成形セメント板との間に、前記押出成形セメント板の前記目地部に沿って延びる所定長さを有し、断面形状が、略V字形状の屈曲部を有するように形成され、前記屈曲部は、前記目地部への挿入時に該屈曲部から離れた端部が近接して変形するように構成された目地部用ガスケットをさらに備えている、
請求項1に記載の外壁材の防水構造。 - 請求項1に記載の断面形状が矩形状の基部と三角形状の頂部とを有する前記目地部用ガスケット及び請求項2に記載の断面形状が略V字形状の屈曲部を有する前記目地部用ガスケットの少なくとも一方を外壁材の目地部に備えている、
請求項2に記載の外壁材の防水構造。 - 前記押出成形セメント板の中空部内と該押出成形セメント板を躯体に固定する固定部材との間に、気密ガスケットをさらに備えている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の外壁材の防水構造。
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JP2017105389A JP6817144B2 (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | 外壁材の防水構造 |
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2017
- 2017-05-29 JP JP2017105389A patent/JP6817144B2/ja active Active
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