JP5466074B2 - パネル間のシール材及びシール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、パネル間の隙間をシールする乾式シール材及びシール構造に関する。
下記特許文献1に示された外壁パネルの目地構造では、一次シール材である湿式シール材の奥側に、二次シール材として吸水膨潤性の乾式シール材を配置させることにより、目地の水密性を確保するようにしている。
特開平11−324148号公報
しかしながら、上述の如き目地構造では、吸水膨潤性の乾式シール材が吸水凍結することにより、外壁パネルが破損する現象が指摘されている。さらに、吸水膨潤性の乾式シール材は3次元方向で体積が増えるため、吸水後の長さ方向の膨張によって乾式シール材が目地からはみ出したり、脱落したりする現象が指摘されている。したがって、上述の如き目地構造では、目地(隙間)の水密性及び気密性を長期に亘って維持することができなくなる可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、隣り合うパネル間に形成された隙間の水密性及び気密性を長期に亘って維持することができるパネル間のシール材及びシール構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係るパネル間シール材は、隣り合うパネル間に形成された隙間内に配置され、当該隙間をシールする乾式のシール材であって、疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とを含んで構成されている。
請求項1に記載のパネル間のシール材では、吸水膨潤性発泡樹脂材が吸水して膨潤することにより隙間の水密性が向上する。しかも、吸水膨潤性発泡樹脂材が吸水凍結した場合、疎水性ウレタン発泡材が変形することによりパネルに加わる圧力が低減されるため、パネルの破損を防止できる。さらに、疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とを含んで構成された複合材であるため、吸水膨潤性発泡樹脂材が長さ方向に膨張することによる隙間からのはみ出しや脱落を防止することができる。これにより、隣り合うパネル間に形成された隙間の水密性及び気密性を長期に亘って維持することができる。
請求項2に記載の発明に係るパネル間のシール材は、請求項1に記載のパネル間のシール材において、疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とが積層されると共に当該積層方向に圧縮された状態で前記隙間内に配置されることを特徴としている。
請求項2に記載のパネル間のシール材では、疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とが積層され、その積層方向に圧縮された状態で隙間内に配置されるため、疎水性ウレタン発泡材の良好な柔軟性及び復元性によって隙間の段差や粗面などに追従することができると共に、吸水膨潤性発泡樹脂材の吸水膨潤によって高い水密性と気密性を確保することができる。
請求項3に記載の発明に係るパネル間のシール材は、請求項2に記載のパネル間のシール材において、疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とが二層に積層されて一体化されると共に、疎水性ウレタン発泡材における吸水膨潤性発泡樹脂材と接する面と反対側の面が前記隣り合うパネルの一方への接着面とされたことを特徴としている。
請求項3に記載のパネル間のシール材では、疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とが二層に積層されて一体化されており、疎水性ウレタン発泡材における吸水膨潤性発泡樹脂材と接する面と反対側の面が、隣り合うパネルの一方に接着される。これにより、当該一方のパネルと疎水性ウレタン発泡材との界面を良好に止水することができる。また、吸水膨潤性発泡樹脂材が吸水膨潤することにより、当該吸水膨潤性発泡樹脂材と他方のパネルとの界面を良好に止水することができる。
請求項4に記載の発明に係るパネル間のシール材は、請求項2に記載のパネル間のシール材において、疎水性ウレタン発泡材とその両側に配置された一対の吸水膨潤性発泡樹脂材とが三層に積層されて一体化されると共に、一方の吸水膨潤性発泡樹脂材における疎水性ウレタン発泡材と接する面と反対側の面が部分的に前記隣り合うパネルの一方への接着面とされたことを特徴としている。
請求項4に記載のパネル間のシール材では、一方の吸水膨潤性発泡樹脂材における疎水性ウレタン発泡材と接する面と反対側の面が部分的に一方のパネルに接着されるため、当該一方の吸水膨潤性発泡樹脂材の吸水膨潤を許容することができる。これにより、当該一方の吸水膨潤性発泡樹脂材と一方のパネルとの界面を良好に止水することができる。また、他方の吸水膨潤性発泡樹脂材が吸水膨潤することにより、当該他方の吸水膨潤性発泡樹脂材と他方のパネルとの界面を良好に止水することができる。
請求項5に記載の発明に係るシール構造は、上下左右に隣り合うパネル間に形成された縦の隙間と横の隙間とからなるクロス状の隙間を乾式のシール材によってシールするシール構造であって、前記シール材は、前記縦の隙間内及び前記横の隙間内の何れか一方に配置された疎水性ウレタン発泡材と、前記縦の隙間内及び前記横の隙間内の何れか他方に配置された吸水膨潤性発泡樹脂材と、を備えている。
請求項5に記載のシール構造では、縦の隙間内及び横の隙間内の何れか一方に疎水性ウレタン発泡材が配置され、何れか他方に吸水膨潤性発泡樹脂材が配置されているため、シール不良が生じやすいクロス状の隙間が浸水した場合でも、吸水膨潤性発泡樹脂材が吸水膨潤してクロス状の隙間の段差に追従することにより、クロス状の隙間の水密性が向上する。しかも、吸水膨潤性発泡樹脂材がクロス状の隙間に部分的に設けられているため、吸水膨潤性発泡樹脂材が吸水凍結することによるパネルの破損を防止することができる。これにより、上下左右に隣り合うパネル間に形成されたクロス状の隙間の水密性及び気密性を長期に亘って維持することができる。
請求項6に記載の発明に係るシール構造は、請求項5に記載のシール構造において、疎水性ウレタン発泡材は、前記横の隙間を横断した状態で前記縦の隙間内に配置され、吸水膨潤性発泡樹脂材は、疎水性ウレタン発泡材の左右両側で前記横の隙間内に配置されていることを特徴としている。
請求項6に記載のシール構造では、一般に縦の隙間よりも排水性が悪い横の隙間内に吸水膨潤性発泡樹脂材が配置されているため、クロス状の隙間の水密性及び気密性を効率的に向上させることができる。
請求項7に記載の発明に係るシール構造は、請求項6に記載のシール構造において、前記縦の隙間内に配置された疎水性ウレタン発泡材の左右両側には、前記横の隙間内の吸水膨潤性発泡樹脂材とは異なる吸水膨潤性発泡樹脂材が前記縦の隙間に沿って設けられていることを特徴としている。
請求項7に記載のシール構造では、縦の隙間内に配置された疎水性ウレタン発泡材の左右両側には、吸水膨潤性発泡樹脂材が縦の隙間に沿って設けられているため、縦の隙間の水密性及び気密性を向上させることができる。しかも、これらの吸水膨潤性発泡樹脂材が縦の隙間内で膨潤することにより、縦の隙間と横の隙間の境界(クロス状の隙間の段差部)付近でシール不良が生じることを回避できる。これにより、クロス状の隙間の水密性を一層良好に確保することができる。
請求項8に記載の発明に係るシール構造は、隣り合うパネル間に形成された隙間を、当該隙間内に配置された乾式のシール材によってシールするシール構造であって、前記シール材は、前記隣り合うパネルの一方に設けられた溝に遊嵌された吸水膨潤性発泡樹脂材と、当該吸水膨潤性発泡樹脂材に密着されると共に前記隣り合うパネルの他方に接着された疎水性ウレタン発泡材とを備えている。
請求項8に記載のシール構造では、吸水膨潤性発泡樹脂材と疎水性ウレタン発泡材とを備えたシール材によって隙間がシールされる。ここで、吸水膨潤性発泡樹脂材は、隣り合う一方のパネルに設けられた溝に遊嵌されているため、吸水膨潤性発泡樹脂材の吸水膨潤を許容することができる。これにより、隙間の水密性及び気密性を向上させることができる。しかも、吸水膨潤性発泡樹脂材が吸水凍結した場合でも、当該吸水膨潤性発泡樹脂材に密着した疎水性ウレタン発泡材が変形することによりパネルに加わる圧力が低減されるため、パネルの破損を防止できる。さらに、シール材が、疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とを含む複合材であるため、吸水膨潤性発泡樹脂材が長さ方向に膨張することによる隙間からのはみ出しや脱落を防止することができる。これにより、隣り合うパネル間に形成された隙間の水密性及び気密性を長期に亘って維持することができる。
請求項9に記載の発明に係るシール構造は、隣り合うパネル間に形成された隙間を、当該隙間内に配置された乾式のシール材によってシールするシール構造であって、前記シール材は、疎水性ウレタン発泡材とその両側に配置された一対の吸水膨潤性発泡樹脂材とが三層に積層されて一体化されると共に、一方の吸水膨潤性発泡樹脂材が、前記隣り合うパネルの一方に設けられた溝に遊嵌され、他方の吸水膨潤性発泡樹脂材が、前記隣り合うパネルの他方に密着されている。
請求項9に記載のシール構造では、疎水性ウレタン発泡材とその両側に配置された一対の吸水膨潤性発泡樹脂材とを備えたシール材によって隙間がシールされる。ここで、一方の吸水膨潤性発泡樹脂材は、隣り合うパネルの一方に設けられた溝に遊嵌されており、他方の吸水膨潤性発泡樹脂材は、隣り合うパネルの他方に密着されているにすぎないため、両者の吸水膨潤を許容することができる。これにより、隙間の水密性及び気密性を向上させることができる。しかも、一対の吸水膨潤性発泡樹脂材が吸水凍結した場合でも、これらの間に配置された疎水性ウレタン発泡材が変形することによりパネルに加わる圧力が低減されるため、パネルの破損を防止できる。さらに、シール材が、疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とを含む複合材であるため、吸水膨潤性発泡樹脂材が長さ方向に膨張することによる隙間からのはみ出しや脱落を防止することができる。これにより、隣り合うパネル間に形成された隙間の水密性及び気密性を長期に亘って維持することができる。
以上説明したように、本発明に係るパネル間シール材及びパネル間シール構造では、隣り合うパネル間に形成された隙間の水密性及び気密性を長期に亘って維持することができる。
本発明の第1実施形態に係る外壁目地材の構成を示し、(A)は側面図であり、(B)は端面図である。 図1に示される外壁目地材が適用されて構成された外壁目地構造を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る外壁目地材の構成を示し、(A)は側面図であり、(B)は端面図である。 図3に示される外壁目地材が適用されて構成された外壁目地構造を示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る外壁目地構造を示す縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る外壁目地構造を示す縦断面図である。 本発明の第5実施形態に係る外壁目地構造を示す縦断面図である。 本発明の第5実施形態の変形例を示す縦断面図である。
<第1の実施形態>
以下、図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係るパネル間のシール材としての外壁目地材10及び当該外壁目地材10が適用されて構成された外壁目地構造12(シール構造)について説明する。
本実施形態に係る外壁目地材10は、建築物の外壁、特にカーテンウォール等のビル用外壁材として使用される外壁パネル(例えば、押出成形セメントパネルなどの外壁材)の目地材であり、主に外壁表面に露出しない二次シール材として利用される目地材である。なお、ターゲットとするビルは、例えば5階〜10階建てのビルである。
図1に示されるように、本外壁目地材10は、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16(吸水膨潤性発泡樹脂材)とが二層に積層された構造になっている。疎水性ウレタン発泡材14は、吸水膨潤性ウレタン発泡材16よりも両者の積層方向における厚さ寸法が大きく設定されている。疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16とは、両面粘着テープ18によって接着されて一体化されている。なお、疎水性ウレタン発泡材14は、撥水機能があり低圧縮でも安定した止水性を発揮し、柔軟性と復元性を併せ持つものが好ましい。
本発明における吸水膨潤性発泡樹脂材としては、樹脂基材に吸水膨潤性樹脂を混合分散したものを発泡成形してなる樹脂材が挙げられる。樹脂基材には特に制限はなく、発泡材としたときに目地材として十分な強度と復元力を有するものを適宜選択して用いることができる。このような樹脂基材としては、例えば、アクリルゴム、ブチルゴム、ケイ素ゴム、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ポリブテンゴム、アクリレート−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム、スチレン−イソプレンゴム、アクリロニトリル−クロロプレンゴム、スチレン−クロロプレンゴム、ブタジエン−スチレンプロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体等の合成ゴム;スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、スチレン−水素添加ポリオレフィン−スチレン共重合体等のスチレン系熱可塑性エラストマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリウレタンなどの合成樹脂が挙げられる。なかでも、耐久性及び併用される疎水性ウレタン発泡材6との接着性が良好であるという点で、ポリウレタンが好ましい。
以下、ウレタンを樹脂基材として用いた水膨潤性ウレタン発泡材を用いた場合を例に挙げて具体的に説明するが、本発明はこれに制限されるものではない。
本発明における最適な水膨潤性発泡樹脂材である吸水膨潤性ウレタン発泡材16を構成する吸水膨潤性ウレタンとしては、ウレタン樹脂に材料に吸水膨潤性樹脂を混合、分散してなるウレタン樹脂が挙げられる。吸水膨潤性樹脂としては、アクリル系吸水性樹脂、デンプン系吸水性樹脂、アクリル−デンプン系吸水性樹脂、ウレタン系吸水性樹脂等が挙げられ、吸水膨潤性と経時的な安定性の観点からは、アクリル系吸水性樹脂が好ましく、例えば、架橋ポリアクリル酸などが好ましい。
基材となるウレタン樹脂としては、ポリエーテル系ポリウレタン樹脂等が挙げられる。
基材となるウレタン樹脂に吸水膨潤性樹脂を配合した後、発泡成形することで吸水膨潤性ウレタン発泡材16を得る。
本発明に用いられる吸水膨潤性ウレタン発泡材16は、以下の表1に示される性能を満たすことが好ましい。
Figure 0005466074
本発明に用いられる吸水膨潤性ウレタン発泡材は、市販品としても入手可能であり、例えば、日本発条株式会社製の「インシュロン」が挙げられる。
疎水性ウレタン発泡材14としては、目地への雨水等の浸透を防止する観点から、止水性が50mm以上であるものが好ましい。
発泡材の気泡の大きさや密度は目的に応じて任意に選択しうるが、疎水性ウレタン発泡材14は、以下の表2に示される性能を満たすことが好ましい。
Figure 0005466074
疎水性ウレタン発泡材は、市販品としても入手可能であり、例えば、日本発条株式会社製の「スーパーシートHPU(疎水性発泡ウレタン系シール材)」が挙げられる。
第1の実施形態では、前記疎水性ウレタン発泡材14と前記吸水膨潤性ウレタン発泡材16とを積層して二層構造の外壁目地材が形成される。二層の接着手段には特に制限はなく、両面テープ、或いは、ウレタン樹脂を接着しうる接着剤などが適宜用いられる。
外壁目地材が二層構造を有する場合、外壁目地材の厚みは使用目的に応じて適宜選択されるが、疎水性ウレタン発泡材14と、吸水膨潤性ウレタン発泡材16との厚み比は、止水性及び形状追従性の観点から、疎水性ウレタン発泡材14の厚みを1としたとき、吸水膨潤性ウレタン発泡材16の厚みは、1〜2の範囲であることが好ましく、0.1〜1の範囲であることがより好ましい。
疎水性ウレタン発泡材14における吸水膨潤性ウレタン発泡材16と接する面と反対側の面は外壁パネルへの接着面とされており、当該接着面には両面粘着テープ20が貼り付けられている。なお、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16の接着方法、及び、疎水性ウレタン発泡材14の外壁パネルへの接着方法は、両面粘着テープに限らず、接着剤などの他の方法(接着手段)を用いることができる。
上記構成の外壁目地材10は、図2に示される外壁パネル22、24(上下に隣り合う外壁材)が、図示しない建物に取り付けられる前に、一方の外壁パネル24の目地小口面24Aに両面粘着テープ20によって接着される。そして、その後で外壁パネル22、24が建物に取り付けられることにより、隣り合う外壁パネル22、24間に形成された隙間である目地26(ここでは横目地)内に、外壁目地材10が配置される構成になっている(図2図示状態)。この状態では、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16とが両者の積層方向に圧縮されるように、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16との厚さ寸法が設定されている。これにより、目地26内が外壁目地材10によってシールされる。
次に、本第1実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の外壁目地材10では、吸水膨潤性ウレタン発泡材16が吸水膨潤することにより目地26の水密性及び気密性が向上する。しかも、吸水膨潤性ウレタン発泡材16が吸水凍結した場合、疎水性ウレタン発泡材14が変形することにより外壁パネル22、24に加わる圧力が低減されるため、外壁パネル22、24の破損を防止できる。さらに、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16とを含んで構成された複合材であるため、吸水膨潤性ウレタン発泡材16が長さ方向に膨張することによる目地26からのはみ出しや脱落を防止することができる。これにより、目地26の水密性及び気密性を長期に亘って維持することができる。
また、本外壁目地材10では、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16とが両者の積層方向に圧縮された状態で目地26内に配置されるため、疎水性ウレタン発泡材14の良好な柔軟性及び復元性によって目地26の段差や粗面などに追従することができると共に、吸水膨潤性ウレタン発泡材16の吸水膨潤によって高い水密性と気密性を確保することができる。
さらに、本外壁目地材10では、疎水性ウレタン発泡材14における吸水膨潤性ウレタン発泡材16と接する面と反対側の面が、一方の外壁パネル24に接着されるため、一方の外壁パネル24と疎水性ウレタン発泡材14との界面を良好に止水することができる。
ところで、外壁目地材(シール材)は、高い止水性が必要であり、一般的によく用いられている一次防水の湿式シーラントが切れてしまった場合を考慮して二次シール材には止水性が要求される。特に、5階〜10階建てのビルに用いられるシール材は、高い止水性が必要であり、二次シール材には高い止水性が要求される。
現在、二次シール材(バックアップ材)としては、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)系、シリコーン系、クロロプレンゴム(CR)系が多く使われているが、以下の改善要求がある。
(1)成型品が多く、シール材自体のコストが高い。
(2)複雑な形状で部品点数が多く、更にシール材の硬度が高いために施工性が悪い。
(3)作業性を優先した低硬度のシール材(発泡ポリプロピレン・発泡ポリエチレン系のシール材)では十分な止水性を確保できず、1次シール材のバックアップ材としての機能しかない。
(4)長期の使用により、圧縮残留歪(「へたり」)が生じ、温度変化による外壁材の寸法変動に追従できず、隙間から水や空気が漏れる。
(5)吸水膨潤タイプのシール材は高性能であるが、背景技術の欄で説明したように、吸水凍結により外壁パネルが破損する現象や、吸水後に目地に収まりきれずに脱落したりする現象が指摘されている。なお、この対策として吸水膨張率を下げたシール材では十分な性能を確保できない。
上記の改善要求に応じるため、(a)低コストのシール材、(b)柔軟性に優れ、施行性が良いシール材、(c)低硬度低圧縮でも十分な止水性を保持できるシール材、(d)復元性に優れ、形状追従性が良いシール材、が求められる。
この点、本実施形態に係る外壁目地材10では、疎水性ウレタン発泡材14及び吸水膨潤性ウレタン発泡材16の素材として、低コストの発泡ウレタン系定型シール材を使用することができるため、コストを低減することができる。また、発泡ウレタン系定型シール材は、柔軟性に優れるので、施工作業性を改善することができる。
さらに、発泡ウレタン系定型シール材は、復元性に優れ、粗面・段差に対する形状追従性が良好であるため、十分な止水性を発揮することができると共に、復元性に優れるので、長期に亘り安定した気密性・水密性を発揮することができる。
また、本外壁目地材10は、高性能な吸水膨潤性ウレタン発泡材16を適材適所に配分使用した複合品であるため、低硬度低圧縮でも十分な止水性を保持することができ、コンクリートパネル等の微細な隙間を良好に止水することができると共に、吸水膨潤性ウレタン発泡材16が必要以上に膨潤することが無い。したがって、前述したように、吸水凍結による外壁パネルの破損を防止することができると共に、長さ方向の膨張による目地からのはみ出しや脱落を防止することができる。
このように、本実施形態に係る外壁目地材10では、吸水膨潤性ウレタン発泡材16を必要な部分に必要な量を用いること、つまり複合品にすることにより、従来の様々な改善要求をクリアすることができるという優れた効果を奏するものである。以下に、本発明に係る外壁目地材の実施例及び性能評価について説明する。
<実施例>
吸水膨潤性ウレタン発泡材16としては、吸水性ポリマーを混入した軟質ウレタンフォーム(例えば、日本発条株式会社製の「インシュロン」)が適用され、疎水性ウレタン発泡材14としては、軟質ウレタンフォーム(例えば、日本発条株式会社製の「スーパーシート」)が適用される。このスーパーシートは、撥水機能があり低圧縮でも安定した止水性を発揮し、柔軟性と復元性を併せ持っている。なお、疎水性ウレタン発泡材14は、求める性能(柔らかさや止水性)により適宜選択する。
<性能評価>
次に、外壁目地材10の性能評価について説明する。性能評価例としては、「JIS A1414 建材用構成材(パネル)及びその構成部分の性能試験方法 6.5水密試験」に準じて評価を行った。
疎水性発泡シール材としては、日本発条株式会社製の「スーパーシートHPU(疎水性発泡ウレタン系シール材)」を用いた。この「スーパーシートUPU」は、以下の表3に示される性能を有している。
Figure 0005466074
吸水膨潤性ウレタン発泡材としては、日本発条株式会社製の「インシュロンJSソフト(水膨潤性高水圧防水発泡シール材)」を用いた。この「インシュロンJSソフト」は、以下の表4に示される性能を有している。
Figure 0005466074
なお、上記表1〜表4の物性測定方法は、以下の表5に示される方法に準ずる。
Figure 0005466074
上記評価試験の結果、横目地単独評価において、疎水性ウレタン発泡材のみでは250〜750Paまでしか耐えなかったものが、界面に吸水膨潤シール材を組み合わせたものでは1250〜2750Paまで耐えることができた。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1実施形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
<第2の実施形態>
図3(A)には、本発明の第2実施形態に係るパネル間のシール材としての外壁目地材30が側面図にて示されており、図3(B)には、この外壁目地材30が端面図にて示されている。また、図4には、この外壁目地材30が適用されて構成された外壁目地構造32(シール構造)が示されている。
この実施形態に係る外壁目地材30では、疎水性ウレタン発泡材14と、その両側に配置された一対の吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34とが三層に積層されている。疎水性ウレタン発泡材14は、吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34よりも上記積層方向における厚さ寸法が大きく設定されている。疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34とは、両面粘着テープ18によって接着されて一体化されている。
外壁目地材が三層構造を有する場合、疎水性ウレタン発泡材14と、その両側に配置された一対の吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34との厚み比は、止水性及び形状追従性の観点から、疎水性ウレタン発泡材14の厚みを1としたとき、吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34の厚みは、1〜2の範囲であることが好ましく、0.1〜1の範囲であることがより好ましい。
一方の吸水膨潤性ウレタン発泡材34における疎水性ウレタン発泡材14と接する面と反対側の面は外壁パネル24への接着面とされており、当該接着面は固定用接着剤36により部分的に外壁パネル24に接着される構成になっている。なお、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34との接着方法、及び、吸水膨潤性ウレタン発泡材34の外壁パネル24への接着方法は、適宜変更することができる。
上記構成の外壁目地材30は、図4に示される外壁パネル22、24が、図示しない建物に取り付けられる前に、一方の外壁パネル24の目地小口面24Aに固定用接着剤36によって接着される。そして、その後で外壁パネル22、24が建物に取り付けられることにより、外壁パネル22、24間に形成された目地26内に、外壁目地材30が配置される構成になっている(図4図示状態)。この状態では、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34とがこれらの積層方向に圧縮されるように、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34との厚さ寸法が設定されている。これにより、目地26内が外壁目地材30によってシールされる構成になっている。
上記構成の外壁目地材30(外壁目地構造32)では、一方の吸水膨潤性ウレタン発泡材34が部分的に外壁パネル24に接着されるため、吸水膨潤性ウレタン発泡材34の吸水膨潤を許容することができる。これにより、当該吸水膨潤性ウレタン発泡材34と外壁パネル24との界面を良好に止水することができる。また、他方の吸水膨潤性ウレタン発泡材16が吸水膨潤して他方の外壁パネル22に密着することにより、外壁パネル22と吸水膨潤性ウレタン発泡材16との界面を良好に止水することができる。しかも、前記第1実施形態と同様に、外壁目地材30が疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34との複合材であるため、前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
<第3の実施形態>
図5には、本発明の第3実施形態に係るパネル間のシール材としての外壁目地材40が適用されて構成された外壁目地構造42(シール構造)が示されている。この実施形態に係る外壁目地材40は、前記第1実施形態に係る外壁目地材10と同様に、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16との二層構造とされている。
但し、この実施形態では、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16とが接着されておらず、吸水膨潤性ウレタン発泡材16が疎水性ウレタン発泡材14よりも幅広に形成されている。この吸水膨潤性ウレタン発泡材16は、上側の外壁パネル22の下面に形成された溝44に遊嵌されている。この溝44は、奥側(上側)が幅広に形成されており、上下方向中間部の幅方向両側にそれぞれ段部46が形成されている。そして、これらの段部46に吸水膨潤性ウレタン発泡材16の幅方向端部が引っ掛かることで、吸水膨潤性ウレタン発泡材16が上側の外壁パネル22に保持されている。また、吸水膨潤性ウレタン発泡材16の下面は、疎水性ウレタン発泡材14の上面に密着されており、これにより、目地26がシールされている。
この実施形態では、吸水膨潤性ウレタン発泡材16が外壁パネル22に設けられた溝44に遊嵌されているため、吸水膨潤性ウレタン発泡材16の吸水膨潤を許容することができる。これにより、吸水膨潤性ウレタン発泡材16と外壁パネル22との界面を良好に止水することができる。しかも、前記第1実施形態と同様に、外壁目地材40が疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16との複合材であるため、前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
<第4の実施形態>
図6には、本発明の第4実施形態に係るパネル間のシール材としての外壁目地材50が適用されて構成された外壁目地構造52(シール構造)が示されている。この実施形態に係る外壁目地材50は、前記第2実施形態に係る外壁目地材30と同様に、疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34との三層構造とされている。
但し、この実施形態では、上側の吸水膨潤性ウレタン発泡材16が疎水性ウレタン発泡材14よりも幅広に形成されており、前記第3実施形態と同様に、上側の外壁パネル22の下面に形成された溝44に遊嵌されている。また、この実施形態では、下側の吸水膨潤性ウレタン発泡材34が外壁パネル24に接着されておらず、当該吸水膨潤性ウレタン発泡材34の下面が外壁パネル24の目地小口面24Aに密着されている。
この実施形態では、吸水膨潤性ウレタン発泡材16が外壁パネル22に設けられた溝44に遊嵌されているため、前記第3実施形態と同様に、吸水膨潤性ウレタン発泡材16の吸水膨潤を許容することができる。また、下側の吸水膨潤性ウレタン発泡材34は、外壁パネル24に密着されているにすぎないため、当該吸水膨潤性ウレタン発泡材34の吸水膨潤を許容することができる。これにより、目地26の水密性及び気密性を向上させることができる。しかも、前記第1実施形態と同様に、外壁目地材50が疎水性ウレタン発泡材14と吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34との複合材であるため、前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
<第5の実施形態>
図7には、本発明の第5実施形態に係る外壁目地構造60(シール構造)が示されている。この外壁目地構造60は、上下左右に隣り合う外壁パネル62、64、66、68間に形成された縦目地70(縦の隙間)と横目地72(横の隙間)とからなるクロス目地74(クロス状の隙間)を、乾式の外壁目地材(シール材)によってシールするシール構造である。
この外壁目地構造60では、縦目地70内に前記第2実施形態に係る外壁目地材30と基本的に同様の構成とされた外壁目地材30が配置されている。つまり、縦目地70内には、横目地72を横断した状態で疎水性ウレタン発泡材14が配置されており、この疎水性ウレタン発泡材14の左右両側には、吸水膨潤性ウレタン発泡材16、34が縦目地70に沿って配置されている。
また、上記外壁目地材30の左右両側で横目地72内には、ブロック状に形成された吸水膨潤性ウレタン発泡材76、78が配置されている。さらに、横目地72内には、吸水膨潤性ウレタン発泡材76、78を介して疎水性ウレタン発泡材14とは反対側に、前記第1実施形態に係る外壁目地材10と同様の外壁目地材10が配置されている。
上記構成の外壁目地構造60では、縦目地70内に外壁目地材30が配置され、横目地72内に吸水膨潤性ウレタン発泡材76、78が配置されているため、シール不良が生じやすいクロス目地74が浸水した場合でも、吸水膨潤性ウレタン発泡材76、78が吸水膨潤してクロス目地74の段差に追従することにより、クロス目地74の水密性及び気密性が向上する。しかも、吸水膨潤性ウレタン発泡材76、78がクロス目地74に部分的に設けられているため、吸水膨潤性ウレタン発泡材76、78が吸水凍結することによる外壁パネルの破損を防止することができる。これにより、クロス目地74の水密性及び気密性を長期に亘って良好に維持することができる。
なお、上記第5実施形態では、縦目地70内に外壁目地材30が配置された構成にしたが、縦目地70については、排水が十分に行われる場合など条件がよければ、図8に示される外壁目地のシール80のように、縦目地70内に疎水性ウレタン発泡材14のみを配置させる構成にしてもよい。これにより、更なる低コスト化を図ることができる。
また、上記各実施形態では、建物等の外壁パネル間に形成された目地をシールする外壁目地材及び外壁目地構造に対して本発明が適用された場合について説明したが、これに限らず、本発明は、隣り合うパネル間に形成された隙間をシールするためのシール材及びシール構造に対して適用することができる。
以上、実施形態を挙げて本発明について説明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されない。
10 外壁目地材(パネル間のシール材)
12 外壁目地構造(シール構造)
14 疎水性ウレタン発泡材
16 吸水膨潤性ウレタン発泡材(吸水膨潤性発泡樹脂材)
22、24 外壁パネル(パネル)
26 目地(隙間)
30 外壁目地材(パネル間のシール材)
32 外壁目地構造(シール構造)
34 吸水膨潤性ウレタン発泡材(吸水膨潤性発泡樹脂材)
40 外壁目地材(パネル間のシール材)
42 外壁目地構造(シール構造)
44 溝
50 外壁目地材(パネル間のシール材)
52 外壁目地構造(シール構造)
60 外壁目地構造(シール構造)
62、64、66、68 外壁パネル(パネル)
70 縦目地(縦の隙間)
72 横目地(横の隙間)
74 クロス目地(クロス状の隙間)
76、78 吸水膨潤性ウレタン発泡材(吸水膨潤性発泡樹脂材)

Claims (9)

  1. 隣り合うパネル間に形成された隙間内に配置され、当該隙間をシールする乾式のシール材であって、疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とを含んで構成されたパネル間シール材。
  2. 疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とが積層されると共に当該積層方向に圧縮された状態で前記隙間内に配置されることを特徴とする請求項1に記載のパネル間のシール材。
  3. 疎水性ウレタン発泡材と吸水膨潤性発泡樹脂材とが二層に積層されて一体化されると共に、疎水性ウレタン発泡材における吸水膨潤性発泡樹脂材と接する面と反対側の面が前記隣り合うパネルの一方への接着面とされたことを特徴とする請求項2に記載のパネル間のシール材。
  4. 疎水性ウレタン発泡材とその両側に配置された一対の吸水膨潤性発泡樹脂材とが三層に積層されて一体化されると共に、一方の吸水膨潤性発泡樹脂材における疎水性ウレタン発泡材と接する面と反対側の面が部分的に前記隣り合うパネルの一方への接着面とされたことを特徴とする請求項2に記載のパネル間のシール材。
  5. 上下左右に隣り合うパネル間に形成された縦の隙間と横の隙間とからなるクロス状の隙間を乾式のシール材によってシールするシール構造であって、前記シール材は、前記縦の隙間内及び前記横の隙間内の何れか一方に配置された疎水性ウレタン発泡材と、前記縦の隙間内及び前記横の隙間内の何れか他方に配置された吸水膨潤性発泡樹脂材と、を備えたシール構造。
  6. 疎水性ウレタン発泡材は、前記横の隙間を横断した状態で前記縦の隙間内に配置され、吸水膨潤性発泡樹脂材は、疎水性ウレタン発泡材の左右両側で前記横の隙間内に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のシール構造。
  7. 前記縦の隙間内に配置された疎水性ウレタン発泡材の左右両側には、前記横の隙間内の吸水膨潤性発泡樹脂材とは異なる吸水膨潤性発泡樹脂材が前記縦の隙間に沿って設けられていることを特徴とする請求項6に記載のシール構造。
  8. 隣り合うパネル間に形成された隙間を、当該隙間内に配置された乾式のシール材によってシールするシール構造であって、前記シール材は、前記隣り合うパネルの一方に設けられた溝に遊嵌された吸水膨潤性発泡樹脂材と、当該吸水膨潤性発泡樹脂材に密着されると共に前記隣り合うパネルの他方に接着された疎水性ウレタン発泡材とを備えたシール構造。
  9. 隣り合うパネル間に形成された隙間を、当該隙間内に配置された乾式のシール材によってシールするシール構造であって、前記シール材は、疎水性ウレタン発泡材とその両側に配置された一対の吸水膨潤性発泡樹脂材とが三層に積層されて一体化されると共に、一方の吸水膨潤性発泡樹脂材が、前記隣り合うパネルの一方に設けられた溝に遊嵌され、他方の吸水膨潤性発泡樹脂材が、前記隣り合うパネルの他方に密着されているシール構造。
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