JP6816610B2 - 発電設備 - Google Patents

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Description

本発明は、発電設備に関する。
病院、データセンタ等には、商用電源が停電した場合に、代わりに電力を供給する非常用の発電設備が設置されている。特許文献1には、1つの発電装置を備える発電設備が開示されている。一方、最近の傾向として、非常用の発電設備の信頼性が特に重視される施設では、2つの発電装置を備える発電設備が増えてきている。2つの発電装置には、それぞれ、1つの消音器が接続されている。
発電設備は、商用電源が停電した場合の正常稼動を担保するため、定期的な試運転が義務付けられている。一方、周辺の住環境との関係で、試運転時に発電設備から生じる騒音を極力小さくすることが求められている。
特開2005−48615号公報
しかしながら、従来の2つの発電装置を備える発電設備は、限られた設置スペースに多数の構成機器が配置されているため、設置スペースに余裕がなく、消音器の増設は難しいという課題があった。
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、消音器を増設することなく、試運転時の騒音を従来よりも小さくした発電設備を提供することを目的とする。
本発明に係る発電設備は、パッケージと、パッケージの内部に設置され、エンジンの排気を消音する消音器と、パッケージの内部に設置され、交流電力を発電する第1発電機、第1発電機を駆動する第1エンジン、及び第1エンジンと消音器とを接続する第1排気管、を有する第1発電装置と、パッケージの内部に設置され、交流電力を発電する第2発電機、第2発電機を駆動する第2エンジン、及び第2エンジンと消音器とを接続する第2排気管、を有する第2発電装置と、一方の端部が消音器に接続し、他方の端部がパッケージの外部へ突出し、排気をパッケージの外部へ排出する第1外部排気管と、一方の端部が消音器に接続し、他方の端部がパッケージの外部へ突出し、排気をパッケージの外部へ排出する第2外部排気管と、を備え、消音器は、排気を消音する第1消音部と、排気を消音する第2消音部と、第1消音部を通過した排気の向かう先を、第2外部排気管又は第2消音部のいずれか一方に切り換える第1切換板と、第2消音部を通過した排気の向かう先を、第1外部排気管又は第1消音部のいずれか一方に切り換える第2切換板と、を有する。
本発明によれば、消音器を増設することなく、試運転時の騒音を従来よりも小さくした発電設備を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る発電設備の模式図である。 本発明の実施の形態に係る消音器の平面図である。 図2の消音器をA−A線で矢視した断面図である。 (a)は消音器の左側面図である。(b)は消音器の右側面図である。 本発明の実施の形態に係る発電設備の模式図であり、第1発電機で発電する場合に形成される排気流路を示す。 本発明の実施の形態に係る発電設備の模式図であり、第2発電機で発電する場合に形成される排気流路を示す。 本発明の実施の形態に係る発電設備の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る発電設備の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る発電設備について、図面を参照しながら説明する。
なお、理解を容易にするために、図1の左右方向をX軸方向、図1の奥行方向をY軸方向、図1の上下方向をZ軸方向として説明する。他の図面の軸方向も、図1の軸方向を基準にして規定する。
また、各図面中においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付している。
先ず、発電設備1の構成について説明する。
発電設備1は、図1に示すように、パッケージ3と、第1発電装置2aと、第2発電装置2bと、エンジン6の排気を消音する消音器51と、を備える。
第1発電装置2aは、第1筐体4aと、交流電力を発電する第1発電機5aと、第1発電機5aを駆動する第1エンジン6aと、第1エンジン6aと消音器51とを接続する第1排気管7aと、を備える。第2発電装置2bは、第2筐体4bと、交流電力を発電する第2発電機5bと、第2発電機5bを駆動する第2エンジン6bと、第2エンジン6bと消音器51とを接続する第2排気管7bと、を備える。
発電設備1は、さらに、一方の端部が消音器51に接続して他方の端部がパッケージ3の外部へ突出して排気をパッケージ3の外部へ排出する第1外部排気管8aと、一方の端部が消音器51に接続して他方の端部がパッケージ3の外部に突出して排気をパッケージ3の外部へ排出する第2外部排気管8bと、を備える。
パッケージ3の内部には、第1発電装置2a、第2発電装置2b、消音器51、第1外部排気管8a、及び第2外部排気管8bが設置される。パッケージ3は、箱形の形状をなす。パッケージ3は、内部に収容する各種の機器を外部環境から保護するため、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属から作製される。
筐体4は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属から作製される。筐体4は、内壁に吸音材が取り付けられているため、内部の騒音が外部へ漏出することを抑制できる。
発電機5は、同期発電機である。発電機5は、エンジン6と機械的に接続され、エンジン6の駆動により回転エネルギーを得る。発電機5は、この回転エネルギーを電磁誘導によって電気エネルギーに変換することにより、交流電力を発電する。
エンジン6は、例えば、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ガスエンジン、又はガスタービンエンジン等の内燃機関である。動力源であるエンジン6は、ガソリンや軽油等で稼動するため、商用電源32の停電の影響を受けず、発電機5を駆動し、発電することができる。
発電設備1は、2つの発電装置2を備えるため、一方の発電装置2を運転できない場合でも、他方の発電装置2を運転し、電力を供給することができる。これにより、発電設備1は、信頼性が特に重視される施設の需要に応えることができる。発電装置2を運転できない場合としては、例えば、発電機5の故障、エンジン6の故障、エンジン6の燃料切れ、後述する制御装置21の故障等が想定される。
排気管7は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属から作製される。
外部排気管8は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属から作製される。
消音器51の構成について説明する。
消音器51は、図2〜図4に示すように、Z軸方向の上側に設けられてエンジン6から排出する排気を消音する第1消音部52aと、Z軸方向の下側に設けられてエンジン6から排出する排気を消音する第2消音部52bと、第1消音部52aと第2消音部52bとを隔てる隔壁53と、第1消音部52aを通過した排気の向かう先を第2外部排気管8b又は第2消音部52bのいずれか一方に切り換える第1切換板54aと、第2消音部52bを通過した排気の向かう先を第1外部排気管8a又は第1消音部52aのいずれか一方に切り換える第2切換板54bと、を備える。
消音器51には、X軸方向の一方の側面には第1流入口57aと第1流出口58aとが、X軸方向の他方の側面には第2流入口57bと第2流出口58aとが、X軸方向の一方の側方には第1切換室56aが、X軸方向の他方の側方には第2切換室56bが、形成される。
第1切換板54aは、Y軸方向に平行な第1回転軸55aを軸として、第1切換室56aの内部で回転する。第1切換板54aがXY平面に平行な位置にある場合には、第2流入口57bから流入した排気は続いて第2消音部52bに流入し、第1消音部52aを通過した排気は第2流出口58bから流出する。第1切換板54aがYZ平面に平行な位置にある場合には、第1消音部52aを通過した排気は続いて第2消音部52bに流入する。
第2切換板54bは、Y軸方向に平行な第2回転軸55bを軸として、第2切換室56bの内部で回転する。第2切換板54bがXY平面に平行な位置にある場合には、第1流入口57aから流入した排気は続いて第1消音部52aに流入し、第2消音部52bを通過した排気は第1流出口58aから流出する。第2切換板54bがYZ平面に平行な位置にある場合には、第2消音部52bを通過した排気は続いて第1消音部52aに流入する。
切換板54は、方形の板状のものである。切換板54は、XY平面に平行な位置にある場合を開位置にあるとし、YZ平面に平行な位置にある場合を閉位置にあるとする。
消音部52の内部は、排気の流れを邪魔する、図示しない邪魔板が設けられた複雑な構造をなす。一般に、エンジンから排出される排気は、高圧のまま外部排気管8からパッケージ3の外部に排出する場合には、急激に膨張して圧力波を発生し、騒音となる。そこで、エンジン6から排出した高圧の排気を、消音部52の内部の複雑な経路に通し、体積膨張や圧力波の干渉を繰り返させて排気の圧力を低下させる。その結果、外部排気管8からパッケージ3の外部へ排出される排気の圧力が低下するため、騒音を小さくすることができる。これにより、消音器51は、エンジン6から排出する排気を消音することができる。
第1消音部52aと第2消音部52bとは、隔壁53を挟んで、並列して配置される。第1消音部52aと第2消音部52bとを並列して配置することで、排気管7や外部排気管8を複雑に引き回す必要がなくなり、設置スペースの余裕がないパッケージ3の内部の構成をコンパクトにすることができる。
第1流入口57aは、第1排気管7aを介して、第1エンジン6aと接続する。第2流入口57bは、第2排気管7bを介して、第2エンジン6bと接続する。1つの消音器51に、2つのエンジン6を接続しているため、高価な消音器にかかるコストが低減され、発電設備のコストを従来よりも低減することができる。
第1流出口58aには、第1外部排気管8aの一方の端部が接続される。第2流出口58bには、第2外部排気管8bの一方の端部が接続される。
消音器51は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属から作製される。
発電設備1の排気の流路の構成について説明する。
商用電源が停電した場合には、第1発電装置2a及び第2発電装置2bを運転する。この場合について、図1を参照しながら、説明する。第1切換板54aを開位置にし、第2切換板54bを開位置にする。第1エンジン6aから排出された排気は、第1排気管7aを通過し、第1流入口57aから消音器51に流入し、第1消音部52aを通過し、第2流出口58bから流出し、第2外部排気管8bを通過し、パッケージ3の外部へ排出する。第2エンジン6bから排出された排気は、第2排気管7bを通過し、第2流入口57bから消音器51に流入し、第2消音部52bを通過し、第1流出口58aから流出し、第1外部排気管8aを通過し、パッケージ3の外部へ排出する。このように形成される排気流路は、図1において、白抜きの矢印で示されている。
商用電源が停電した場合には、第1エンジン6aの排気は第1消音部52aで消音され、第2エンジン6bの排気は第2消音部52bで消音されるため、1つの消音器51で、従来と同等に騒音を小さくすることができる。
第1発電装置2aを試運転する場合について、図5を参照しながら、説明する。第2切換板54bを開位置に、第1切換板54aを閉位置にする。第1エンジン6aから排出された排気は、第1排気管7aを通過し、第1流入口57aから消音器51に流入し、第1消音部52aを通過し、第1切換板54aが閉位置にあるため続いて第2消音部52bに流入し、第2消音部52bを通過し、第1流出口58aから流出し、第1外部排気管8aを通過し、パッケージ3の外部へ排出する。このように形成される排気流路は、図5において、白抜きの矢印で示されている。
第1発電装置2aを試運転する場合には、第1切換板54aで排気の流路を切り換えることにより、排気を第1消音部52a及び第2消音部52bに通過させるため、1つの消音器51で、従来よりも騒音を小さくすることができる。
第2発電装置2bを試運転する場合について、図6を参照しながら、説明する。第2切換板54bを閉位置に、第1切換板54aを開位置にする。第2エンジン6bから排出された排気は、第2排気管7bを通過し、第2流入口57bから消音器51に流入し、第2消音部52bを通過し、第2切換板54bが閉位置にあるため続いて第1消音部52aに流入し、第1消音部52aを通過し、第2流出口58bから流出し、第2外部排気管8bを通過し、パッケージ3の外部へ排出する。このように形成される排気流路は、図6において、白抜きの矢印で示されている。
第2発電装置2bを試運転する場合には、第2切換板54bで排気の流路を切り換えることにより、排気を第2消音部52b及び第1消音部52aに通過させるため、1つの消音器51で、従来よりも騒音を小さくすることができる。
発電設備1の回路の構成について説明する。
発電設備1は、図7に示すように、さらに、商用電源32の停電を検知する停電検知器22と、発電設備1を制御する制御装置21と、商用電源32と停電検知器22とを接続する検知入力端子26と、商用電源32と接続される入力端子27と、負荷31と接続される出力端子28と、スイッチである負荷切換器23と、スイッチである第1発電機開閉器24aと、スイッチである第2発電機開閉器24bと、を備える。
停電検知器22は、商用電源32の電圧が基準電圧よりも低下したことを検出すると、商用電源32の停電を検知したことを制御装置21に通知する。
商用電源が停電した場合には、第1発電装置2a及び第2発電装置2bを運転するために、制御装置21は、第1エンジン6a、第2エンジン6b、負荷切換器23、第1発電機開閉器24a、第2発電機開閉器24b、第1切換板54a、及び第2切換板54bを制御する。
第1発電装置2aを試運転する場合には、制御装置21は、第1発電機5aで発電するために、第1エンジン6a、負荷切換器23、第1発電機開閉器24a、及び第1切換板54aを制御する。
第2発電装置2bを試運転する場合には、制御装置21は、第2発電機5bで発電するために、第2エンジン6b、負荷切換器23、第2発電機開閉器24b、及び第2切換板54bを制御する。
第1発電機5aと第1発電機開閉器24aとの間には電力供給路25Aが設けられている。第2発電機5bと第2発電機開閉器24bとの間には電力供給路25Bが設けられている。負荷切換器23と第1発電機開閉器24aと第2発電機開閉器24bとの間には電力供給路25Cが設けられている。負荷切換器23と出力端子28との間には電力供給路25Dが設けられている。負荷切換器23と入力端子27との間には電力供給路25Eが設けられている。
負荷切換器23は、負荷31に供給される電源を、商用電源32と発電設備1との間で切り換えるスイッチ回路である。負荷切換器23は、商用電源32からの電力を負荷31に供給する場合には、電力供給路25Dと電力供給路25Eとを接続する。負荷切換器23は、発電設備1で発電される電力を負荷31に供給する場合には、電力供給路25Cと電力供給路25Dとを接続する。通常、負荷切換器23は、電力供給路25Dと電力供給路25Eとを接続し、商用電源32の電力を負荷31に供給する。
第1発電機開閉器24aは、第1発電機5aの出力を開閉するスイッチ回路である。第1発電機開閉器24aは、第1発電機5aで発電される電力を負荷31に供給する場合には、閉とされ、電力供給路25Aと電力供給路25Cとを接続する。通常、第1発電機開閉器24aは、開であり、電力供給路25Aと電力供給路25Cとは接続されていない。
第2発電機開閉器24bは、第2発電機5bの出力を開閉するスイッチ回路である。第2発電機開閉器24bは、第2発電機5bで発電される電力を負荷31に供給する場合には、閉とされ、電力供給路25Bと電力供給路25Cとを接続する。通常、第2発電機開閉器24bは、開であり、電力供給路25Bと電力供給路25Cとは接続されていない。
発電設備1の動作について説明する。
ここでは、図8を参照しながら、発電設備1を制御する制御装置21の処理手順を中心に、発電設備1の動作を説明する。
先ず、停電か、試運転か、を判定する(ステップS1)。
商用電源が停電した場合には、第1発電装置2a及び第2発電装置2bを運転するために、制御装置21は、第1エンジン6a及び第2エンジン6bを始動し、第1エンジン6a及び第2エンジン6bの駆動により、第1発電機5a及び第2発電機5bを起動する(ステップS2)。これにより、第1発電機5a及び第2発電機5bが発電を開始することができる。
制御装置21は、負荷切換器23を制御し、電力供給路25Dと電力供給路25Eとを切り離して負荷31を商用電源32から切り離し、電力供給路25Cと電力供給路25Dとを接続して負荷31を発電設備1に接続し、負荷31に第1発電機5a及び第2発電機5bで発電された電力を供給する準備をする(ステップS3)。
制御装置21は、第1発電機開閉器24aを制御して閉とし、電力供給路25Aと電力供給路25Cとを接続し、第2発電機開閉器24bを制御して閉とし、電力供給路25Bと電力供給路25Cとを接続する(ステップS4)。これにより、第1発電機5a及び第2発電機5bで発電された電力を負荷31に供給することができる。
制御装置21は、商用電源32が復旧するまで待つ(ステップS5;No)。商用電源32が復旧して電力の供給が可能な状態になると、制御装置21は、次のステップに進む。
制御装置21は、第1発電機開閉器24aを制御して開とし、電力供給路25Aと電力供給路25Cとを切り離し、第2発電機開閉器24bを制御して開とし、電力供給路25Bと電力供給路25Cとを切り離す(ステップS6)。
制御装置21は、負荷切換器23を制御し、電力供給路25Cと電力供給路25Dとを切り離して負荷31を発電設備1から切り離し、電力供給路25Dと電力供給路25Eとを接続して負荷31を商用電源32に接続する(ステップS7)。
制御装置21は、第1エンジン6a及び第2エンジン6bを停止し、第1発電機5a及び第2発電機5bの駆動を停止する(ステップS8)。
試運転する場合には、第1発電装置2aを試運転するか、第2発電装置2bを試運転するか、を判定する(ステップS9)。
第1発電装置2aを試運転する場合には、制御装置21は、第1切換板54aを制御して回転し、第1切換板54aを閉位置にする(ステップS10)。これにより、第1エンジン6aから排出された排気が第1消音部52aを通過後、続けて第2消音部52bを通過することになり、従来よりも騒音を低減することができる。
制御装置21は、第1エンジン6aを始動し、第1エンジン6aの駆動により、第1発電機5aを起動する(ステップS11)。これにより、第1発電機5aが発電を開始することができる。
制御装置21は、負荷切換器23を制御し、電力供給路25Dと電力供給路25Eとを切り離して負荷31を商用電源32から切り離し、電力供給路25Cと電力供給路25Dとを接続して負荷31を発電設備1に接続し、負荷31に第1発電機5aで発電された電力を供給する準備をする(ステップS12)。
制御装置21は、第1発電機開閉器24aを制御して閉とし、電力供給路25Aと電力供給路25Cとを接続する(ステップS13)。これにより、第1発電機5aで発電された電力を負荷31に供給することができる。
制御装置21は、商用電源32が復旧するまで待つ(ステップS14;No)。商用電源32が復旧して電力の供給が可能な状態になると、制御装置21は、次のステップに進む。
制御装置21は、第1発電機開閉器24aを制御して開とし、電力供給路25Aと電力供給路25Cとを切り離す(ステップS15)。
制御装置21は、負荷切換器23を制御し、電力供給路25Cと電力供給路25Dとを切り離して負荷31を発電設備1から切り離し、電力供給路25Dと電力供給路25Eとを接続して負荷31を商用電源32に接続する(ステップS16)。
制御装置21は、第1エンジン6aを停止し、第1発電機5aの駆動を停止する(ステップS17)。
制御装置21は、第1切換板54aを制御して回転し、第1切換板54aを開位置にする(ステップS18)。
第2発電装置2bを試運転する場合には、制御装置21は、第2切換板54bを制御して回転し、第2切換板54bを閉位置にする(ステップS19)。これにより、第2エンジン6bから排出された排気が第2消音部52bを通過後、続けて第1消音部52aを通過することになり、従来よりも騒音を低減することができる。
制御装置21は、第2エンジン6bを始動し、第2エンジン6bの駆動により、第2発電機5bを起動する(ステップS20)。これにより、第2発電機5bが発電を開始することができる。
制御装置21は、負荷切換器23を制御し、電力供給路25Dと電力供給路25Eとを切り離して負荷31を商用電源32から切り離し、電力供給路25Cと電力供給路25Dとを接続して負荷31を発電設備1に接続し、負荷31に第2発電機5bで発電された電力を供給する準備をする(ステップS21)。
制御装置21は、第2発電機開閉器24bを制御して閉とし、電力供給路25Bと電力供給路25Cとを接続する(ステップS22)。これにより、第2発電機5bで発電された電力を負荷31に供給することができる。
制御装置21は、商用電源32が復旧するまで待つ(ステップS23;No)。商用電源32が復旧して電力の供給が可能な状態になると、制御装置21は、次のステップに進む。
制御装置21は、第2発電機開閉器24bを制御して開とし、電力供給路25Bと電力供給路25Cとを切り離す(ステップS24)。
制御装置21は、負荷切換器23を制御し、電力供給路25Cと電力供給路25Dとを切り離して負荷31を発電設備1から切り離し、電力供給路25Dと電力供給路25Eとを接続して負荷31を商用電源32に接続する(ステップS25)。
制御装置21は、第2エンジン6bを停止し、第2発電機5bの駆動を停止する(ステップS26)。
制御装置21は、第2切換板54bを制御して回転し、第2切換板54bを開位置にする(ステップS27)。
以上、本発明の実施の形態に係る発電設備1は、商用電源が停電した場合には、第1エンジン6aの排気は第1消音部52aで消音され、第2エンジン6bの排気は第2消音部52bで消音されるため、1つの消音器51で、従来と同等に騒音を小さくすることができる。
また、発電設備1は、第1発電装置2aを試運転する場合には、第1切換板54aで排気の流路を切り換えることにより、排気を第1消音部52a及び第2消音部52bに通過させるため、1つの消音器51で、従来よりも騒音を小さくすることができる。
さらに、発電設備1は、第2発電装置2bを試運転する場合には、第2切換板54bで排気の流路を切り換えることにより、排気を第2消音部52b及び第1消音部52aに通過させるため、1つの消音器51で、従来よりも騒音を小さくすることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
パッケージ3は、金属から作製されるものに限らず、建物の内部に発電設備を設置し、部屋の壁をパッケージ3とする構成としてもよい。
発電機は、同期発電機に限らず、誘導発電機等の交流発電機であればよい。
切換板は、方形の板に限らず、円形、楕円形、半円形等の板であってもよい。
第1消音部52aと第2消音部52bとは、隔壁53を挟んで、並列して配置される場合に限らず、その他の配置であってもよい。
消音部52の内部は、邪魔板を設けた構造に限らず、壁に凹凸を設けた構造、穴の開いた中空の構造物を設けた二重構造等であってもよい。また、消音部52の内部は、特別な構造を設けず、吸音材として、金属繊維やガラス繊維等を充填したものであってもよい。
1 発電設備、2 発電装置、2a 第1発電装置、2b 第2発電装置、3 パッケージ、4 筐体、4a 第1筐体、4b 第2筐体、5 発電機、5a 第1発電機、5b 第2発電機、6 エンジン、6a 第1エンジン、6b 第2エンジン、7 排気管、7a 第1排気管、7b 第2排気管、8 外部排気管、8a 第1外部排気管、8b 第2外部排気管、21 制御装置、22 停電検知器、23 負荷切換器、24a 第1発電機開閉器、24b 第2発電機開閉器、25A、25B、25C、25D、25E 電力供給路、26 検知入力端子、27 入力端子、28 出力端子、31 負荷、32 商用電源、51 消音器、52 消音部、52a 第1消音部、52b 第2消音部、53 隔壁、54 切換板、54a 第1切換板、54b 第2切換板、55a 第1回転軸、55b 第2回転軸、56a 第1切換室、56b 第2切換室、57a 第1流入口、57b 第2流入口、58a 第1流出口、58b 第2流出口

Claims (5)

  1. パッケージと、
    前記パッケージの内部に設置され、エンジンの排気を消音する消音器と、
    前記パッケージの内部に設置され、交流電力を発電する第1発電機、前記第1発電機を駆動する第1エンジン、及び前記第1エンジンと前記消音器とを接続する第1排気管、を有する第1発電装置と、
    前記パッケージの内部に設置され、交流電力を発電する第2発電機、前記第2発電機を駆動する第2エンジン、及び前記第2エンジンと前記消音器とを接続する第2排気管、を有する第2発電装置と、
    一方の端部が前記消音器に接続し、他方の端部が前記パッケージの外部へ突出し、排気を前記パッケージの外部へ排出する第1外部排気管と、
    一方の端部が前記消音器に接続し、他方の端部が前記パッケージの外部へ突出し、排気を前記パッケージの外部へ排出する第2外部排気管と、
    を備え、
    前記消音器は、
    排気を消音する第1消音部と、
    排気を消音する第2消音部と、
    前記第1消音部を通過した排気の向かう先を、第2外部排気管又は第2消音部のいずれか一方に切り換える第1切換板と、
    前記第2消音部を通過した排気の向かう先を、第1外部排気管又は第1消音部のいずれか一方に切り換える第2切換板と、
    を有する、
    ことを特徴とする発電設備。
  2. 前記第1消音部での排気の向きと前記第2消音部での排気の向きとが、平行かつ逆となるように、前記第1消音部と前記第2消音部とは、並列して配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電設備。
  3. 商用電源が停電した場合には、
    前記第1発電装置及び前記第2発電装置を運転し、
    前記第1エンジンから排出する排気は、前記第1排気管を通過し、そして前記第1消音部を通過し、そして前記第2外部排気管を通過し、そして前記パッケージの外部へ排出する、排気流路を形成し、
    前記第2エンジンから排出する排気は、前記第2排気管を通過し、そして前記第2消音部を通過し、そして前記第1外部排気管を通過し、そして前記パッケージの外部へ排出する、排気流路を形成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発電設備。
  4. 前記第1発電装置を試運転する場合には、
    前記第1エンジンから排出する排気は、前記第1排気管を通過し、そして前記第1消音部を通過し、そして前記第2消音部を通過し、そして前記第1外部排気管を通過し、そして前記パッケージの外部へ排出する、排気流路を形成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発電設備。
  5. 前記第2発電装置を試運転する場合には、
    前記第2エンジンから排出する排気は、前記第2排気管を通過し、そして前記第2消音部を通過し、そして前記第1消音部を通過し、そして前記第2外部排気管を通過し、そして前記パッケージの外部へ排出する、排気流路を形成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発電設備。
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