JPH0327798A - 発電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、常用発電設備や熱電供給システム等におい
て用いられ、複数の発電機をそれぞれ原動機で駆動する
と共に、各原動機の排気ガスを１本の合流煙導に合流さ
せるようにした発電装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来の発電装置を示す構成図であり、図におい
て、１は複数（図示では２台）の発電機、２は各発電機
１をそれぞれ駆動するエンジン等の原動機、３は各原動
機２の排気ガスを導く煙導、４は各煙導３を通過した排
気ガスを合流する合流煙導、５は各煙導３の途中に設け
られた排気ガス逆流防止用のダンパ　６は合流煙導４で
合流された排気ガスが供給される熱回収用のボイラ、７
はポイラ６を通過する水配管、８は水配管７の入口側に
設けられた熱回収用のポンプ、９はボイラ６からの熱回
収された排気ガスを排出する煙導である。

次に動作について説明する。原動機２を運転することに
より、発電機１が回転して電気を発生し、電灯や一般動
力の電力として使用される。原動機２は灯油や八重油，
ガス等の燃料を燃焼させることにより駆動され、燃焼後
の排気ガスは大気へ放出することになる。この場合、発
電機１及び原動機２を複数台設置する場合は、各原動機
２の排気ガスの煙導３には、排気ガス逆流防止用のダン
パ５を設けて、電力負荷の減少時等において、停止した
原動機２へ運転中の原動機２より排気ガスが逆流しない
ようにしている。このダンパ５は排気ガスの流れる方向
に応じて開閉されるように威されている。

熱電供給システムの場合は、各原動機２より排出された
排気ガスを合流煙導４で合流させ、この排気ガスの熱を
ボイラ６により回収し、ボンブ８により水を給水するこ
とにより、温水を得て、給湯や暖房などに利用する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の発電装置は以上のように構成されているので、排
気ガス逆流防止用のダンパ５の製作精度のばらつきによ
り、停止中の原動機２へ運転中の原動機２からの排気ガ
スが洩れて少量の逆流現象を生じることがあり、このた
め使用する燃料（重油類）によっては、その腐食性ガス
により、停止中の原動機２の部品が腐食するなどの課題
があった。

この発明は、上記のような課題を解消するために紅され
たもので、排気ガス逆流防止用のダンパから多少の排気
ガスの洩れがあっても、原動機の部品が腐食しないよう
にした発電装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

請求項（１）の発明に係る発電装置は、排気ガス逆流防
止用のダンパと原動機とを接続する煙導から分岐される
逃し配管を設けると共に、この逃し配管に開閉弁を設け
るようにしたものである。

また請求項（２）の発明に係る発電装置は、排気ガス逆
流防止用のダンパと原動機２とを接続する煙導から分岐
される逃し配管を設けると共に、この逃し配管に消音器
を設けるようにしたものである。

〔作　用〕

請求項（１）の発明における発電装置は、停止中の原動
機へ排気ガスが逆流した場合、上記逃し配管より逆流し
た排気ガスを開閉弁を介して大気へ放出するように作用
する。

また請求項（２）の発明における発電装置は、停止中の
原動機へ排気ガスが逆流した場合、上記逃し配管より逆
流した排気ガスを大気へ放出すると共に、排気ガスの騒
音を消音器で消音するように作用する。

〔実施例〕

以下、請求項（１）に係る発明の一実施例を図について
説明する。第１図においては、第３図と対応する部分に
は同一符号を付して説明を省略する。

第１図において、１０は各煙導３のダンパ５と原動機２
との間からそれぞれ分岐された小口径配管から成る逆流
排気ガスの逃し配管、１１は各逃し配管１０に設げられ
た電動弁，電磁弁あるいは手動操作による弁から或る開
閉弁である。

次に動作について説明する。

排気ガス逆流防止用のダンパ５は、原動機２側からボイ
ラ６方向の排気ガスの流れに対しては「開」となるが、
上記方向と逆方向の流れの場合は「閉」となり、排気ガ
スの圧力によって作動する。ダンパ５が「閉」となる条
件は、複数台の原動機２のうち停止中の原動機２に対し
ては、運転中の原動機２の排気ガス圧力によりダンパ５
は「閉」となる。しかし、もし「閉」の状態でダンパ５
より排気ガスが洩れた場合は、この洩れた排気ガスは、
逃し配管１０及び開閉弁１１を通じて大気へ放出され、
原動機２側へ流れないようにする。

一方、この逃し配管１０を設けたことにより、原動機２
の運転中にその排気ガスが、熱を回収されないまま逃し
配管１０から大気へ放出されることを防止するために、
原動機２の運転時は逃し配管１０の回路を閉塞し、原動
機２の停止時は逃し配管１０の回路を開路とするように
開閉弁１１の制御を行う。

第２図は請求項（２）に係る発明の一実施例を示すもの
で、各逃し配管１０の管路に消音器１２を設けたもので
ある。

上記構成によれば、逃し配管１０を設けたことにより、
原動機２の運転中に排気ガスがこの逃し配管１０を通じ
て、直接大気へ放出されるので、原動機２で発生する排
気ガスの騒音を消音器１２で低減した後、大気中へ放出
することができる。

なお、上記各実施例では、発電装置が２台の場合を示し
たが３台以上の場合でもよい。

さらに、上記各実施例では、排気ガスの熱を回収するた
めにボイラ６を設けたが、このボイラ６を設置しない方
式の場合も、上記各実施例と同様の効果を奏する。

また、上記各実施例における開閉弁１１と消音器１２と
を併用するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、請求項（１）の発明によれば、原動機と
排気ガス逆流防止用のダンパとの間の煙導に逃し配管と
開閉弁とを設けるように構成したので、ダンパの製作精
度のばらつきによる排気ガスの逆流があっても、原動機
の部品が腐食するのを防止することができると共に、運
転中の原動機の排気ガスが熱を回収されないまま逃し配
管から排出されるのを防止することができ、かつ装置が
安価にできる効果がある。

また、請求項（２）の発明によれば、原動機と排気ガス
逆流防止用のダンパとの間の煙導に逃し配管と消音器と
を設げるように構成したので、ダンパの製作精度のばら
つきによる排気ガスの逆流があっても、原動機の部品が
腐食するのを防止することができると共に、運転中の原
動機の排気ガス騒音を低減することができ、かつ装置が
安価にできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は請求項（１）に係る発明の一実施例による発電
装置を示す構成図、第２図は請求項（１）に係る発明の
一実施例による発電装置を示す構成図、第３図は従来の
発電装置を示す構成図である。 １は発電機、２は原動機、３は煙導、４は合流煙導、５
はダンパ、１０は逃し配管、１１は開閉弁、１２は消音
器。 なお、図中、同一符号は同一　又は相当部分を示す。 第１図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の発電機をそれぞれ駆動する複数の原動機と
   、上記複数の原動機の排気ガスをそれぞれ導く複数の煙
   導と、上記複数の煙導を通過した排気ガスを合流する合
   流煙導と、上記複数の煙導にそれぞれ設けられた複数の
   排気ガス逆流防止用のダンパと、上記複数の煙導の上記
   ダンパと上記原動機との間からそれぞれ分岐された複数
   の排気ガス逃し用の逃し配管と、上記複数の逃し配管に
   それぞれ設けられた複数の開閉弁とを備えた発電装置。
2. （２）複数の発電機をそれぞれ駆動する複数の原動機と
   、上記複数の原動機の排気ガスをそれぞれ導く複数の煙
   導と、上記複数の煙導を通過した排気ガスを合流する合
   流煙導と、上記複数の煙導にそれぞれ設けられた複数の
   排気ガス逆流防止用のダンパと、上記複数の煙導の上記
   ダンパと上記原動機との間からそれぞれ分岐された複数
   の排気ガス逃し用の逃し配管と、上記複数の逃し配管の
   管路にそれぞれ設けられた複数の消音器とを備えた発電
   装置。