JP6816446B2 - 断線検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、断線検出装置に関する。
従来、接続線における断線の有無を検出する断線検出装置が周知である。
特許文献1の断線検出装置は、インピーダンスの異なる2つの信号線の接続点において、伝送信号の反射が発生することを利用して、信号線上に設けられるインピーダンス調整回路の接続点と信号入力回路との間の断線の有無を検出する。
特開2009−175092号公報
このような断線検出装置は、搭載対象が有する特定の機能が正常に発揮できるか否かを確認するために設けられるものである。したがって、断線検出装置の構成数は少ない方が望ましい。この点、特許文献1の断線検出装置は、信号入力回路が必要であり、また当該信号入力回路を支持する基板も必要である。このような観点から、断線検出装置には改善の余地があった。
本発明の目的は、構成が簡素な断線検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、断線検出装置は、第1電極との間には第1検出線を介して、前記第1電極と異なる第2電極との間には第2検出線を介して、それぞれ接続されて、前記第1電極及び前記第2電極における静電容量を検出する検出回路と、前記第1検出線の導通の有無を切り替える第1検出スイッチと、前記第2検出線の導通の有無を切り替える第2検出スイッチと、前記第1検出線における前記第1電極と前記第1検出スイッチとの間から分岐されてグランドに繋がる第1接地線に設けられ、前記第1接地線における導通の有無を切り替える第1グランドスイッチと、前記第2検出線における前記第2電極と前記第2検出スイッチとの間から分岐されてグランドに繋がる第2接地線に設けられ、前記第2接地線における導通の有無を切り替える第2グランドスイッチと、前記第1検出スイッチ、前記第2検出スイッチ、前記第1グランドスイッチ、及び前記第2グランドスイッチの各スイッチの切り替えを通じて前記検出回路で検出される静電容量変化量があらかじめ設定される設定値に対応するか否かを通じて前記第1検出線及び前記第2検出線における断線の有無を判定する判定回路とを備えることを要旨とする。
この構成によれば、第1検出スイッチをオフとした状態で、第1グランドスイッチのオンオフを切り替えることにより、第1電極を導電体に見立てることができる。すなわち、第1電極を、擬似的に第2電極に対して近接させたり離間させたりする導電体として機能させることができる。したがって、第1検出スイッチをオフとした状態で、第1グランドスイッチのオンオフを切り替えることにより、第1電極における静電容量が変化する。また、第2検出スイッチをオフとした状態で、第2グランドスイッチのオンオフを切り替えることにより、第2電極を導電体に見立てることができる。すなわち、第2電極を、擬似的に第1電極に対して近接させたり離間させたりする導電体として機能させることができる。したがって、第2グランドスイッチのオンオフを切り替えることにより、第2電極における静電容量が変化する。第1検出線及び第2検出線に断線が発生している場合、検出回路は、所定の静電容量を検出できないことから、第1電極及び第2電極の静電容量変化量が設定値に対応するか否かを通じて、第1検出線及び第2検出線における断線の有無を検出することができる。
このように、本例の断線検出装置は、グランドに繋がる接地線と、接地線における導通の有無を切り替えるグランドスイッチという簡易な構成を設けるだけで、従来のように、信号入力回路を設ける必要がない。すなわち、本例の断線検出装置は、簡素な構成で、第1検出線及び第2検出線における断線の有無を検出することができる。
上記構成において、前記第1電極及び前記第2電極とは異なる第3電極と、前記第3電極と前記検出回路との間を接続する第3検出線と、前記第3検出線の導通の有無を切り替える第3検出スイッチと、前記第3電極と前記第3検出スイッチとの間から分岐されてグランドに繋がる第3接地線に設けられ、前記第3接地線における導通の有無を切り替える第3グランドスイッチとを備え、前記判定回路は、前記第1検出スイッチ、前記第2検出スイッチ、前記第3検出スイッチ、前記第1グランドスイッチ、前記第2グランドスイッチ、及び前記第3グランドスイッチの各スイッチの切り替えを通じて前記検出回路で検出される静電容量変化量があらかじめ設定される設定値に対応するか否かを通じて前記第1検出線、前記第2検出線、及び前記第3検出線における断線の有無を判定することが好ましい。
この構成によれば、1つの検出線における断線の有無の判定に、残る2つの電極それぞれを使用する2つのパターンが存在する。このため、より正確に検出線における断線の有無を判定することができる。
上記構成において、前記判定回路は、前記第1検出スイッチ、前記第2検出スイッチ、及び前記第3検出スイッチのオンオフを固定し、且つ前記第1グランドスイッチ、前記第2グランドスイッチ、及び前記第3グランドスイッチのうちの一つのオンオフを固定した状態で、前記第1グランドスイッチ、前記第2グランドスイッチ、及び前記第3グランドスイッチのうちのオンオフが固定されていない2つのスイッチのオンオフを同時に切り替えることが好ましい。
この構成によれば、1つの電極に対して2つの電極のそれぞれが同時に導電体として作用する状況と作用しない状況とが切り替えられる。したがって、グランドスイッチを1つずつ切り替えるときと比較して、1つの電極における静電容量変化量が大きくなる。このため、断線の有無を判定するための設定値をより厳しく設定することができ、当該設定値をより厳しく設定することにより、検出線における断線の有無をより正確に判定することができる。
上記構成において、前記判定回路は、前記第1検出スイッチ、前記第2検出スイッチ、及び前記第3検出スイッチのオンオフを固定し、且つ前記第1グランドスイッチ、前記第2グランドスイッチ、及び前記第3グランドスイッチのうちの2つのスイッチにおけるオンオフを固定した状態で、残る1つのスイッチのオンオフを切り替えることが好ましい。
この構成によれば、2つの電極11における静電容量の変化を同時に生じさせることができる。このため、2つの検出線における断線の有無を当時に判定することができる。すなわち、2つの検出線における断線の有無を判定するまでにかかる時間が短くなるという効果が得られる。
上記構成において、断線検出装置は車両に搭載され、前記検出回路において検出される静電容量は、前記車両のドアの開閉に利用されるものであって、前記検出回路は、走行用駆動源のオンオフの切り替え又は前記車両が走行中であること又はこれら両方をトリガに断線の有無を判定することが好ましい。
この構成によれば、ドアの開閉と断線の有無を判定するタイミングとが重なりにくい。したがって、ドアの開閉及び断線の有無の判定のそれぞれが、好適に行われやすい。
本発明の断線検出装置は、構成が簡素であるという効果を有する。
静電センサを搭載した車両の側面図。 静電センサとユーザとの位置関係を示す車両の後方側の一部を拡大した正面図。 第1検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成を示すブロック図。 第1検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成を示すブロック図。 第2検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成を示すブロック図。 第2検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成を示すブロック図。 第1検出線の断線の有無の判定時における検出回路の処理手順を示すフローチャート。 第1検出線の断線の有無の判定時における距離と静電容量との関係を示すグラフ。 電極の搭載位置の別例を示す車両の後部斜視図。 第1検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成の別例を示すブロック図。 第1検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成の別例を示すブロック図。 第1検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成の別例を示すブロック図。 第1検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成の別例を示すブロック図。 第1検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成の別例を示すブロック図。 第1検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成の別例を示すブロック図。 第1検出線及び第2検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成の別例を示すブロック図。 第1検出線及び第2検出線の断線の有無の判定時における静電センサ並びに断線検出装置の概略構成の別例を示すブロック図。
以下、静電センサに適用される断線検出装置の一実施形態について図面にしたがって説明する。
図1に示すように、車両1において、スライドドア開口部2の下部に設けられるサイドステップ3には、破線で示すように、静電センサ10を構成する第1電極11及び第2電極12が設けられている。これら第1電極11及び第2電極12は、車両前後方向に延びる板状の電極であって、コンデンサC(図3参照)として機能するように近接して設けられる。
図1及び図2に示すように、第2電極12は、第1電極11よりも下側且つ車幅方向内側に位置するように設けられている。したがって、車幅方向外側の空間と第1電極11及び第2電極12との間の距離はそれぞれ異なり、車両下部の空間と第1電極11及び第2電極12との間の距離もそれぞれ異なる。
図3に示すように、静電センサ10は、第1電極11及び第2電極12に加えて、検出回路13、第1電極11と検出回路13との間を繋ぐ第1検出線15、第2電極12と検出回路13との間を繋ぐ第2検出線16とを備える。なお、検出回路13は、スライドドア4(図1参照)の開閉駆動源である図示しないモータをはじめとする各種車載機器を制御する車載ECU5に接続されている。
検出回路13は、第1電極11及び第2電極12のそれぞれが主体となって構成されるコンデンサC1,C2における静電容量の時間的な変化を検出し、その変化が設定条件に対応するか否かを判定する。なお、設定条件は、検出回路13に設けられるメモリ14にあらかじめ記憶されている。本例では、図2において実線及び2点鎖線で示すように、車両下部の空間に足先を出し入れ操作された場合に対応するコンデンサC1,C2における静電容量の時間的変化が設定条件として記憶されている。検出回路13は、第1電極11及び第2電極12のそれぞれが主体となって構成されるコンデンサC1,C2における静電容量の時間的な変化が設定条件に対応すると判定される場合、車両下部の空間に足先の出し入れ操作されたことを示す操作信号を生成する。車載ECU5は、操作信号を認識すると、図示しないモータの駆動を通じてスライドドア4(図1参照)を開閉させる。
図3に示すように、この静電センサ10は、第1検出線15及び第2検出線16の断線を検出するための断線検出装置20を備える。
断線検出装置20は、第1検出スイッチ21、第2検出スイッチ22、第1接地線23、第2接地線24、第1グランドスイッチ25、及び第2グランドスイッチ26と、先述の検出回路13とを有して構成される。
第1検出スイッチ21は、第1検出線15における導通のオンオフを切り替える。
第2検出スイッチ22は、第2検出線16における導通のオンオフを切り替える。
第1接地線23は、第1検出線15における第1電極11と第1検出スイッチ21との間から分岐してグランドに繋がれている。
第2接地線24は、第2検出線16における第2電極12と第2検出スイッチ22との間から分岐してグランドに繋がれている。
第1グランドスイッチ25は、第1接地線23における導通のオンオフを切り替える。
第2グランドスイッチ26は、第2接地線24における導通のオンオフを切り替える。
検出回路13は、これら第1検出スイッチ21、第2検出スイッチ22、第1グランドスイッチ25、及び第2グランドスイッチ26の各スイッチそれぞれのオンオフの切り替えを制御する。
検出回路13は、各スイッチそれぞれのオンオフの切り替えを通じて、先述のとおり、車両下部の空間に足先の出し入れ操作を判断する。また、検出回路13は、各スイッチそれぞれのオンオフの切り替えを通じて、第1電極11と第2電極12とにより構成されるコンデンサC1,C2の静電容量変化量ΔC1,ΔC2に基づき、第1検出線15及び第2検出線16における断線の有無を判定する。この第1検出線15及び第2検出線16における断線の有無を判定する際の処理手順については、後に詳細に説明する。
なお、検出回路13は、第1検出線15及び第2検出線16における断線の有無の判定結果をメモリ14に記憶させるとともに、当該判定結果を示す判定信号を生成する。また、検出回路13は、静電センサ10に断線が発生している場合、他の車載機器への影響を抑制するため、静電センサ10への電源の供給を遮断することが好ましい。
車載ECU5は、第1検出線15又は第2検出線16又はその両方において断線が有る旨示す情報が含まれる判定信号を認識した場合、当該断線がある旨示す情報をメータディスプレイやスピーカ等の報知部を通じて報知させる。当該報知を通じて、車両ユーザは、静電センサ10に断線が発生していることを認識することができる。
次に、断線の有無を判定する際の検出回路13の処理手順について、図7のフローチャートにしたがって説明する。ここでは、第1検出線15における断線の有無を判定する際の処理手順を説明する。なお、処理手順は、メモリ14にあらかじめ記憶されている。また、処理手順の説明に合わせて、断線検出装置20の各部の状態を図3、図4、図5、及び図6の各図を参照して説明する。
図7に示すように、検出回路13は、走行用の駆動源(例えば、エンジンやハイブリッドシステム)のオンオフが切り替えられることをトリガとして処理をスタートさせる。
まず、検出回路は、第1検出スイッチ21をオン、第2検出スイッチ22をオフ、及び第1グランドスイッチ25をオフにそれぞれ切り替えた状態に維持するとともに、設定間隔を経過するたびに第2グランドスイッチ26のオンオフを切り替える(ステップS1、図3及び図4参照)。これにより、第2電極12は、第1電極11の近傍でグランドに接続された状態とグランドとの接続が解消された状態とが切り替えられる。すなわち、第2電極12は、擬似的に第1電極11に対して近接と離間とが繰り返される導電体として機能する。
次に、検出回路13は、第2グランドスイッチ26がオンのときの静電容量と、第2グランドスイッチ26がオフのときの静電容量との差分である静電容量変化量ΔC1を算出する(ステップS2、図8参照)。
次に、検出回路13は、静電容量変化量ΔC1が基準範囲内である場合には正常、すなわち第1検出線15における断線がないものと判定し、静電容量変化量ΔC1が基準範囲外である場合には異常、すなわち第1検出線15における断線があるものと判定する(ステップS3)。なお、基準範囲は、請求項に記載の設定値に相当し、実験やシミュレーションに基づきあらかじめ設定されている。ここで、範囲としているのは、値に幅を持たせているからである。
そして、検出回路13は、ステップS3において判定した判定結果を示す判定信号を出力する(ステップS4)。
以上、図7に示すフローチャートは、第1検出線15における断線の有無を判定する際の検出回路13における処理手順を示したものである。
第2検出線16における断線の有無を判定する際の検出回路13における処理手順は、ステップS1における第1検出スイッチ21及び第2検出スイッチ22のオンオフを逆転状態とし、さらに第2グランドスイッチをオフの状態に維持したまま第1グランドスイッチのオンオフを切り替えればよい(図5及び図6参照)。
このような処理手順とすれば、第1電極11は、擬似的に第2電極12に対して近接と離間とが繰り返される導電体として機能する。これにより、検出回路13は、静電容量変化量ΔC2を算出し、当該静電容量変化量ΔC2が基準範囲内外のどちらに含まれるか否かを通じて第2検出線16における断線の有無を判定することができる。
このように、本例の断線検出装置20は、グランドに繋がる第1接地線23及び第2接地線24と、各接地線における導通の有無を切り替える第1グランドスイッチ25及び第2グランドスイッチ26という簡易な構成を設けるだけで、従来のように、信号入力回路を設ける必要がない。すなわち、本例の断線検出装置20は、簡素な構成で、第1検出線15及び第2検出線16における断線の有無を検出することができる。
なお、本例の断線検出装置20は、走行用の駆動源(例えば、エンジンやハイブリッドシステム)のオンオフの切り替えをトリガに断線の有無を判定する。このタイミングは、スライドドア4の開閉のタイミングと重なりにくい。したがって、スライドドア4の開閉及び断線の有無の判定のそれぞれが、好適に行われやすい。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・図10に示すように、上記実施形態の静電センサに第3電極31及び第3検出線32の各構成を加えて、静電センサ100としてもよい。この場合、静電センサ100を構成する検出回路13は、3つの電極の静電容量の時間的変化に基づき操作信号を生成する。また、上記実施形態の断線検出装置に、第3検出スイッチ33、第3接地線34、及び第3グランドスイッチ35の各構成を加えて断線検出装置200としてもよい。
第3電極31は、第3検出線32を介して検出回路13に接続されている。
第3検出スイッチ33は、第3検出線32の導通のオンオフを切り替える。
第3接地線34は、第3検出線32における第3電極31と第3検出スイッチ33との間から分岐してグランドに繋がれている。
第3グランドスイッチ35は、第3接地線34における導通のオンオフを切り替える。
検出回路13は、これら第1検出スイッチ21、第2検出スイッチ22、第1グランドスイッチ25、及び第2グランドスイッチ26に加えて、第3検出スイッチ33及び第3グランドスイッチ35の各スイッチそれぞれのオンオフの切り替えを制御する。
図10及び図11に示すように、検出回路13は、第1検出線15における断線検出時、第1検出スイッチ21をオン、第2検出スイッチ22をオフ、第3検出スイッチ33をオフ、第1グランドスイッチ25をオフ、及び第3グランドスイッチ35をオフにそれぞれ固定した状態で、第2グランドスイッチ26のオンオフを切り替える。
その後、図12及び図13に示すように、検出回路13は、第1検出スイッチ21をオン、第2検出スイッチ22をオフ、第3検出スイッチ33をオフ、第1グランドスイッチ25をオフ、及び第2グランドスイッチ26をオフにそれぞれ固定した状態で、第3グランドスイッチ35のオンオフを切り替える。
このように構成すれば、第1検出線15における断線の有無の判定に、第2電極12を使用するパターンと、第3電極31を使用するパターンとの2つのパターンが存在する。このため、より正確に第1検出線15における断線の有無を判定することができる。
なお、各スイッチのオンオフを調整することにより、第2検出線16及び第3検出線32における断線の有無を判定できることは明らかである。すなわち、この断線検出装置200によれば、3つの検出線15,16,32の各検出線の断線の有無をより正確に判定することができる。
・上記別例において、検出回路13は、次のように各スイッチを切り替えてもよい。
すなわち、図14及び図15に示すように、検出回路13は、第1検出線15における断線検出時、第1検出スイッチ21をオン、第2検出スイッチ22をオフ、第3検出スイッチ33をオフ、及び第1グランドスイッチ25をオフにそれぞれ固定した状態で、第2グランドスイッチ26及び第3グランドスイッチ35のオンオフを同時に切り替える。より正確には、検出回路13は、第2グランドスイッチ26をオンからオフに切り替えるのと同時に第3グランドスイッチ35をオンからオフに切り替え、また、第2グランドスイッチ26をオフからオンに切り替えるのと同時に第3グランドスイッチ35をオフからオンに切り替える。
このように構成した断線検出装置200によれば、第2グランドスイッチ26及び第3グランドスイッチ35のオンオフを同時に切り替えるので、第1電極11に対して第2電極12及び第3電極31が同時に導電体として作用する状況と作用しない状況とが切り替えられる。したがって、第2グランドスイッチ26のオンオフと第3グランドスイッチ35のオンオフとを別々に切り替えるときと比較して、本別例のように第2グランドスイッチ26及び第3グランドスイッチ35のオンオフを同時に切り替えるときの方が、静電容量変化量が大きくなる。このため、断線の有無を判定するための基準範囲をより厳しく設定することができ、当該基準範囲をより厳しく設定することにより、第1検出線15における断線の有無をより正確に判定することができる。なお、基準範囲を厳しく設定するということは、値の幅を小さくすることである。
なお、各スイッチのオンオフを調整することにより、第2検出線16及び第3検出線32における断線の有無を判定できることは明らかである。すなわち、この断線検出装置200によれば、3つの検出線15,16,32の各検出線の断線の有無をより正確に判定することができる。
・上記別例において、検出回路13は、次のように各スイッチを切り替えてもよい。
すなわち、図16及び図17に示すように、検出回路13は、第1検出線15における断線検出時、第1検出スイッチ21をオン、第2検出スイッチ22をオン、第3検出スイッチ33をオフ、第1グランドスイッチ25をオフ、及び第2グランドスイッチ26をオフにそれぞれ固定した状態で、第3グランドスイッチ35のオンオフを切り替える。
このように構成した断線検出装置200によれば、第1電極11及び第2電極12のそれぞれに対して、第3電極31は導電体として作用する状況と作用しない状況とが切り替えられる。すなわち、第1電極11における静電容量の変化と、第2電極12における静電容量の変化とを同時に生じさせることができる。このため、第1検出線15及び第2検出線16における断線の有無を当時に判定することができる。すなわち、2つの検出線における断線の有無を判定するまでにかかる時間が短い。
なお、各スイッチのオンオフを調整することにより、第1検出線15及び第3検出線32における断線の有無を同時に判定できることは明らかであるし、第2検出線16及び第3検出線32における断線の有無を同時に判定できることも明らかである。すなわち、この断線検出装置200によれば、3つの検出線15,16,32の各検出線の断線の有無の判定にかかる時間を抑制することができる。
・上記実施形態において、基準範囲は、使用年数等に合わせて適宜変更してもよい。
・上記実施形態において、断線検出装置20は、走行用の駆動源(例えば、エンジンやハイブリッドシステム)のオンオフが切り替えられたことをトリガとして、断線の有無を判定したが、車両の走行中(例えば車速が時速0(零)km/hを超える場合)に断線の有無を判定してもよい。このような状況下では、車両が動いているので、静電センサ10の使用を通じてスライドドア4の開閉が行われにくい。すなわち、静電センサ10が使用されないタイミングで断線の有無を判定するので、スライドドア4の開閉に影響は少ないし、断線の有無の判定も好適に行うことができる。
・上記実施形態及び上記別例において、電極の数は2以上であれば適宜変更してもよい。
・上記実施形態において、電極の搭載位置は、適宜変更してもよい。例えば、図1に2点鎖線で示すように、スライドドアの下部に設けてもよいし、図9に破線で示すように,バックドア6の下部に沿って車幅方向に延びるバンパーの内部に設けてもよい。また、図9に実線で示すように、ウインドウに貼り付ける態様で電極を設けてもよい。
・上記実施形態において、検出回路13は、各電極における静電容量を検出する検出回路としての機能と、断線の有無を判定する判定回路としての機能との2つの機能を有していたが、これら検出回路としての機能及び断線の有無を判定する判定回路としての機能は、それぞれ別の構成とされてもよい。
・上記実施形態において、開閉される車両のドアとしてスライドドア4を例示したが、バックドア6やその他のスイングドアであってもよい。
1…車両、2…スライドドア開口部、3…サイドステップ、4…スライドドア、5…車載ECU、6…バックドア、10,100…静電センサ、11,12,31…電極(第1電極、第2電極、第3電極)、13…検出回路(検出回路及び判定回路)、15,16,32…検出線(第1検出線、第2検出線、第3検出線)、20、200…断線検出装置、21,22,33…検出スイッチ(第1検出スイッチ、第2検出スイッチ、第3検出スイッチ)、23,24,34…接地線(第1接地線、第2接地線、第3接地線)、25,26,35…グランドスイッチ(第1グランドスイッチ、第2グランドスイッチ、第3グランドスイッチ)

Claims (5)

  1. 第1電極との間には第1検出線を介して、前記第1電極と異なる第2電極との間には第2検出線を介して、それぞれ接続されて、前記第1電極及び前記第2電極における静電容量を検出する検出回路と、
    前記第1検出線の導通の有無を切り替える第1検出スイッチと、
    前記第2検出線の導通の有無を切り替える第2検出スイッチと、
    前記第1検出線における前記第1電極と前記第1検出スイッチとの間から分岐されてグランドに繋がる第1接地線に設けられ、前記第1接地線における導通の有無を切り替える第1グランドスイッチと、
    前記第2検出線における前記第2電極と前記第2検出スイッチとの間から分岐されてグランドに繋がる第2接地線に設けられ、前記第2接地線における導通の有無を切り替える第2グランドスイッチと、
    前記第1検出スイッチ、前記第2検出スイッチ、前記第1グランドスイッチ、及び前記第2グランドスイッチの各スイッチの切り替えを通じて前記検出回路で検出される静電容量変化量があらかじめ設定される設定値に対応するか否かを通じて前記第1検出線及び前記第2検出線における断線の有無を判定する判定回路とを備える断線検出装置。
  2. 請求項1に記載の断線検出装置において、
    前記第1電極及び前記第2電極とは異なる第3電極と、
    前記第3電極と前記検出回路との間を接続する第3検出線と、
    前記第3検出線の導通の有無を切り替える第3検出スイッチと、
    前記第3電極と前記第3検出スイッチとの間から分岐されてグランドに繋がる第3接地線に設けられ、前記第3接地線における導通の有無を切り替える第3グランドスイッチとを備え、
    前記判定回路は、前記第1検出スイッチ、前記第2検出スイッチ、前記第3検出スイッチ、前記第1グランドスイッチ、前記第2グランドスイッチ、及び前記第3グランドスイッチの各スイッチの切り替えを通じて前記検出回路で検出される静電容量変化量があらかじめ設定される設定値に対応するか否かを通じて前記第1検出線、前記第2検出線、及び前記第3検出線における断線の有無を判定する断線検出装置。
  3. 請求項2に記載の断線検出装置において、
    前記判定回路は、前記第1検出スイッチ、前記第2検出スイッチ、及び前記第3検出スイッチのオンオフを固定し、且つ前記第1グランドスイッチ、前記第2グランドスイッチ、及び前記第3グランドスイッチのうちの一つのオンオフを固定した状態で、前記第1グランドスイッチ、前記第2グランドスイッチ、及び前記第3グランドスイッチのうちのオンオフが固定されていない2つのスイッチのオンオフを同時に切り替える断線検出装置。
  4. 請求項2又は3に記載の断線検出装置において、
    前記判定回路は、前記第1検出スイッチ、前記第2検出スイッチ、及び前記第3検出スイッチのオンオフを固定し、且つ前記第1グランドスイッチ、前記第2グランドスイッチ、及び前記第3グランドスイッチのうちの2つのスイッチにおけるオンオフを固定した状態で、残る1つのスイッチのオンオフを切り替える断線検出装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の断線検出装置は車両に搭載され、前記検出回路において検出される静電容量は、前記車両のドアの開閉に利用されるものであって、
    前記検出回路は、走行用駆動源のオンオフの切り替え又は前記車両が走行中であること又はこれら両方をトリガに断線の有無を判定する断線検出装置。
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