JP6815919B2 - ローラユニットおよび車両用開閉体駆動装置 - Google Patents
ローラユニットおよび車両用開閉体駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6815919B2 JP6815919B2 JP2017077667A JP2017077667A JP6815919B2 JP 6815919 B2 JP6815919 B2 JP 6815919B2 JP 2017077667 A JP2017077667 A JP 2017077667A JP 2017077667 A JP2017077667 A JP 2017077667A JP 6815919 B2 JP6815919 B2 JP 6815919B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- opening
- closing
- guide
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
また、開放用ケーブルおよび閉塞用ケーブルのケーブルエンドの保持部をケーブルホルダの片側にまとめて配置したので、コンパクトな構成にすることができる。また、ケーブルガイドの配索方向反転部を経由させることで、ローラ支持部の外側を取り囲むようにして、一方のケーブルをケーブルエンド保持部まで導くので、ローラユニットをガイドレールに沿ってスライドさせる2本のケーブルを、極力ガイドレールに近い位置に寄せることができる。
図1は、本発明に係るスライドドア自動開閉装置110が搭載された車両100の側面図である。図2は、スライドドア103の車両本体101への取り付け構造を示す平面図である。なお、以下の説明において、説明を簡単にするために、車両の地面側を単に下側、車両の天井側を単に上側、車両の進行方向前方を単に前方、進行方向後方を単に後方と表現して説明する。
図3は、ローラユニット1を斜め上側からみた斜視図、図4は、ローラユニット1を斜め下側からみた斜視図、図5は、ローラユニット1を図3とは別の方向の斜め上側からみた斜視図である。これら各図における四角枠の中の図は、開放用ケーブルおよび閉鎖用ケーブルの配索経路を取り出して示している。
図3〜図5に示すように、ローラユニット1は、一端がセンターアーム107(図2参照)の先端に取り付けられているベースブラケット2を有している。ベースブラケット2は、金属板にプレス加工等を施して形成されたものである。ベースブラケット2は、断面略L字状に形成されているベース本体3を有している。ベース本体3は、上下方向に沿って延在する縦壁3aと、この縦壁3aの下端から水平方向に沿って屈曲延出する横壁3bと、により構成されている。そして、縦壁3aを車両本体101側であるセンターレール106側に向けた状態で配置されている。縦壁3aの前端側の側縁と後端側の側縁には、開放用ケーブル112のケーブルエンド112aの近傍部分を通すための切欠3e、3fが設けられている。
図6は、ケーブルホルダ11を示し、(a)および(b)は、それぞれ異なる方向から見た斜視図である。
ケーブルホルダ11は、図3〜図5に示すように、開放用ケーブル112の他端に設けられている円柱状のケーブルエンド112a、および、閉塞用ケーブル113の他端に設けられている円柱状のケーブルエンド113aを、ローラユニット1に固定するためのものである。ケーブルホルダ11は、高い強度を確保するため、金属板にプレス加工等を施して形成されており、溶接等によってベースブラケット2と一体化されている。
図7は、ケーブルガイド40を示し、(a)〜(c)は、それぞれ異なる方向から見た斜視図である。図8は、ケーブルホルダにケーブルガイドを取り付けた状態を示す斜視図である。なお、以下のケーブルガイド40の説明における「上段A1」、「中段A2」、「下段A3」の高さ位置は、図8に示すように、ケーブルホルダ11の「上段A1」、「中段A2」、「下段A3」の高さ位置と対応している。
次にガイド溝45、46の前端側の構成について述べる。
図7(c)に示すように、ケーブルガイド40の前端部に位置する湾曲案内部44は、第1結合部42の車内側の背部を周り込むように第1結合部42に一体化されている。この湾曲案内部44は、外周面が前方に向かって凸の湾曲面として構成されている。上下のガイド溝45、46を仕切る隔壁47の前端は、ガイド本体41から湾曲案内部44の外周面にかけての位置まで延びており、湾曲案内部44に届いたところで途切れている。また、下側のガイド溝46の下側の側壁46bは、ガイド本体41から湾曲案内部44の湾曲の始まり位置まで延びてそこで途切れている。これは、下側のガイド溝46による閉塞用ケーブル113の案内は、直線経路の範囲だけで十分であるからである。
図7(a)に示すように、ケーブル引出溝48aの出口48eを形成する湾曲案内部44の終点部48の車外側端部48bは、図5に示すように、ベースブラケット2のベース本体3の縦壁3aの前端側の側縁に形成した切欠3eから車外側に僅かに突出するように形成されている。つまり、ケーブル引出溝48aの出口48eは、ベースブラケット2のベース本体3の縦壁3aよりも車外側に僅かに突き出した位置に配置されるようになっている。
以上のように構成されたケーブルホルダ11とケーブルガイド40は、図8に示すように組み合わせて結合されている。すなわち、ケーブルホルダ11の前端側の圧入腕13が、ケーブルガイド40の第1結合部42の圧入孔43に圧入されている。ケーブルホルダ11の後端側の圧入溝16に、ケーブルガイド40の第2結合部51が圧入されている。また、後述する図12に示すように、ケーブルホルダ11の上側の保持壁15の車内側の端部15bが、ケーブルガイド40の第2保持腕53の基部下面の切欠58に嵌合(または圧入)されている。以上により、ケーブルホルダ11とケーブルガイド40が一体に結合されている。
次に、図2、図4、図5、図9〜図12に基づいて、これらの開放用ケーブル112および閉塞用ケーブル113の接続手順と配索経路について説明する。
開放用ケーブル112および閉塞用ケーブル113の各々ケーブルエンド112a、113aをローラユニット1に接続する場合、まず、前方から後方に向かって延びている閉塞用ケーブル113のケーブルエンド113aを、ローラユニット1の閉塞用ケーブルエンド保持部18に係止する。
そして、ケーブルエンド113aの上端を、図9(a)、(b)および図12(b)に示すように、ケーブルホルダ11の上側の保持壁14の円形孔14aに嵌合させる。その際、ケーブルエンド113aにつながるケーブル113は、ケーブルガイド40の一対の保持腕52、53の先端間の隙間56に通しながら、ケーブルガイド40の下側のガイド溝46に挿入する。
次にその状態で、図9(a)、(b)に示すように、後方から前方に向かって延びている開放用ケーブル112のケーブルエンド112aを、ローラユニット1の開放用ケーブルエンド保持部17に係止する。
また、ケーブルガイド40の湾曲案内部(配索方向反転部)44を経由させることで、ローラ支持部の外側を取り囲むようにして、開放用ケーブル112を開放用ケーブルエンド保持部17まで導くので、ローラユニット1をセンターレール106に沿ってスライドさせる2本のケーブル(開放用ケーブル112および閉塞用ケーブル113)を、極力センターレール106に近い位置に寄せることができる。
例えば、閉塞用ケーブル113と開放用ケーブル112を逆に置き換えてもよい。
2…ベースブラケット(ブラケット)
3a…縦壁(ローラ支持部)
9a,9b…ローラ取付座(ローラ支持部)
10a,10b…水平ローラ
11…ケーブルホルダ
17…開放用ケーブルエンド保持部(保持位置)
18…閉塞用ケーブルエンド保持部(保持位置)
21…垂直ローラ
40…ケーブルガイド
44…湾曲案内部(配索方向反転部)
45,46…ガイド溝(ケーブルガイド溝)
101…車両本体
103…スライドドア
106…センターレール(ガイドレール)
110…スライドドア自動開閉装置(車両用開閉体駆動装置)
111…駆動ユニット(駆動装置)
112…開放用ケーブル
112a,113a…ケーブルエンド
113…閉塞用ケーブル
Claims (4)
- 車両本体に設けられたガイドレールに沿って、スライドドアをスライド可能に支持すると共に、前記スライドドアを自動開閉するための駆動装置に各々一端が連結された開放用ケーブルおよび閉塞用ケーブルの各々他端が連結されるローラユニットにおいて、
前記ガイドレールと前記スライドドアとに跨るように設けられ、前記車両本体とは反対側の端部で前記スライドドアを支持するブラケットと、
前記ブラケットの前記スライドドア側の端部に設けられ、前記ガイドレール内を転動するローラと、
前記ブラケットの前記スライドドア側の端部に前記ブラケットと一体的に設けられ、前記開放用ケーブルおよび前記閉塞用ケーブルの各々他端を保持するケーブルホルダと、
前記ケーブルホルダに着脱自在に設けられ、前記開放用ケーブルおよび前記閉塞用ケーブルの各々他端の近傍部分を、前記各々他端の前記ケーブルホルダに対する保持位置に向けてガイドするケーブルガイドと、
を備え、
前記ケーブルガイドの前記ガイドレールに沿う方向の一端側に、前記開放用ケーブルおよび前記閉塞用ケーブルのいずれか一方の前記他端の近傍部分の配索方向をU字状に反転させて前記他端を前記保持位置に導く配索方向反転部が設けられると共に、前記ケーブルホルダの前記ガイドレールに沿う方向の他端側に、前記開放用ケーブルおよび前記閉塞用ケーブルの各々他端のケーブルエンドを保持するケーブルエンド保持部が設けられ、
前記ブラケットには、前記ローラを支持するローラ支持部が設けられ、
前記開放用ケーブルおよび前記閉塞用ケーブルのいずれか一方は、前記ケーブルガイドの配索方向反転部を経由することにより、前記ローラ支持部の外側を取り囲むように配索されている
ことを特徴とするローラユニット。 - 前記ケーブルエンド保持部が設けられた前記ケーブルホルダが金属製部品として構成され、
前記ケーブルホルダに、樹脂製部品として構成された前記ケーブルガイドが圧入により結合されている
ことを特徴とする請求項1に記載のローラユニット。 - 前記ケーブルガイドに、前記開放用ケーブルおよび前記閉塞用ケーブルをそれぞれガイドするための2本のケーブルガイド溝が設けられている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のローラユニット。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のローラユニットと、
前記開放用ケーブルおよび前記閉塞用ケーブルの各々一端が連結されている前記駆動装置と、を備える
ことを特徴とする車両用開閉体駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017077667A JP6815919B2 (ja) | 2017-04-10 | 2017-04-10 | ローラユニットおよび車両用開閉体駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017077667A JP6815919B2 (ja) | 2017-04-10 | 2017-04-10 | ローラユニットおよび車両用開閉体駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018178470A JP2018178470A (ja) | 2018-11-15 |
JP6815919B2 true JP6815919B2 (ja) | 2021-01-20 |
Family
ID=64282969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017077667A Active JP6815919B2 (ja) | 2017-04-10 | 2017-04-10 | ローラユニットおよび車両用開閉体駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6815919B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113276642B (zh) * | 2021-06-29 | 2022-07-22 | 东风柳州汽车有限公司 | 拉索安装结构、汽车和汽车滑门拉索的安装方法 |
CN114439332B (zh) * | 2022-01-05 | 2024-02-23 | 东风柳州汽车有限公司 | 滑门铰链机构及车辆 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6137378U (ja) * | 1984-08-09 | 1986-03-08 | 株式会社大井製作所 | 車両用スライドドアの自動開閉装置 |
JP3178742B2 (ja) * | 1992-03-31 | 2001-06-25 | シロキ工業株式会社 | ウインドレギュレ−タ装置 |
JP2010037762A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Mitsuba Corp | 車両用自動開閉装置 |
JP2011052437A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Hi-Lex Corporation | キャリアプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータ |
US10443288B2 (en) * | 2015-02-04 | 2019-10-15 | Mitsuba Corporation | Roller unit and vehicular opening-closing body driving device |
US9637968B2 (en) * | 2015-06-03 | 2017-05-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Center roller assembly for a vehicle slide door |
-
2017
- 2017-04-10 JP JP2017077667A patent/JP6815919B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018178470A (ja) | 2018-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5712952B2 (ja) | 車両用ドア開閉装置 | |
JP2007132141A (ja) | 車両用スライドドア開閉装置 | |
JP6335339B2 (ja) | ローラユニットおよび車両用開閉体駆動装置 | |
JP6815919B2 (ja) | ローラユニットおよび車両用開閉体駆動装置 | |
JP2009029313A (ja) | スライドドア用給電装置 | |
JP6563837B2 (ja) | ローラ装置 | |
JP4819530B2 (ja) | 車両用プラグドア装置 | |
JP2013201877A (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP2018204229A (ja) | スライド式防火扉 | |
US20180141505A1 (en) | Curvature regulating member and power supply device | |
JP3914374B2 (ja) | スライドドアの給電構造 | |
JP2008067563A (ja) | 常時給電装置 | |
JP4435911B2 (ja) | スライドドアの電動開閉システム | |
JP2016165993A (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP6074506B2 (ja) | 乗り物用パワーシートスライド装置 | |
JP2022174437A (ja) | ガイドレール | |
JP6558855B2 (ja) | ローラユニットおよび車両用開閉体駆動装置 | |
JP2023124954A (ja) | ワイヤハーネス配索構造、リンク式スライドドア、及び、ワイヤハーネス | |
JP5706202B2 (ja) | ローラユニット | |
JP6172985B2 (ja) | 車両用開閉装置 | |
JP2012188887A (ja) | オートスライドドア装置 | |
US10465430B2 (en) | Drive device for a vehicle door | |
JP4047627B2 (ja) | プロテクタ | |
JP3785314B2 (ja) | スライドドア用給電装置 | |
JP5428293B2 (ja) | 車両用ドア開閉装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181026 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200901 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6815919 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |