JP6814986B2 - ガラスパネルユニット、ガラス窓、およびガラスパネルユニットの製造方法 - Google Patents

ガラスパネルユニット、ガラス窓、およびガラスパネルユニットの製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、一般に、ガラスパネルユニット、ガラス窓、およびガラスパネルユニットの製造方法に関する。より詳細には、対向する一対の基板間の距離を複数のスペーサで維持するように構成されたガラスパネルユニット、ガラスパネルユニットを備えるガラス窓、およびガラスパネルユニットの製造方法に関する。
一対の基板間に複数のスペーサが介在したガラスパネルユニットが、従来知られている。
このようなガラスパネルユニットを製造するには、一つの基板上に複数のスペーサを互いに距離をあけて配置し、これら複数のスペーサを挟み込むように、一つの基板に対して別の基板を対向させる(たとえば特許文献1等参照)。
上記した従来のガラスパネルユニットが備える複数のスペーサは、パンチング等の手段で形成された後に、基板上に順次配置される。
そのため、基板上に配置された各スペーサの先端の高さ(すなわち、底面から天面までの寸法)と形状に、ばらつきが生じやすい。そのため、従来のガラスパネルユニットでは、各スペーサが一対の基板の間に配置された状態で、各スペーサが破損を生じるおそれや、各スペーサを挟み込む一対の基板が破損するおそれがあった。各スペーサや一対の基板が破損することにより、ガラスパネルユニットの全体の強度が低下する。
日本国公開特許公報平11−79799号
本開示は、ガラスパネルユニットの強度が低下することを抑えることを、目的とする。
本開示の一様態に係るガラスパネルユニットは、第一ガラス板を含む第一基板と、第二基板と、シール材と、複数のピラーとを備える。前記第二基板は、第二ガラス板を含み、前記第一基板に対向して位置する。前記シール材は、前記第一基板と前記第二基板の間に密閉された内部空間を形成するように、前記第一基板と前記第二基板との間で前記第一基板と前記第二基板とを気密に接合する枠状である。複数のピラーは、前記シール材に囲まれた位置にある。前記複数のピラーのそれぞれは、前記第一ガラス板または前記第二ガラス板の一部で構成された突起を含む。
本開示の一様態に係るガラス窓は、前記ガラスパネルユニットと、前記ガラスパネルユニットが嵌め込まれた窓枠とを備える。
本開示の一様態に係るガラスパネルユニットの製造方法は、ピラー形成工程と、接合工程とを備える。前記ピラー形成工程は、第一ガラス板と第二ガラス板の少なくとも一方に複数のピラーを一体に形成する。前記接合工程は、前記複数のピラーを囲むように枠状に形成されたシール材を介して、前記第一ガラス板を含む第一基板と、前記第二ガラス板を含む第二基板を気密に接合する。前記接合工程は、前記シール材、前記第一基板および前記第二基板に囲まれる内部空間を形成する。前記ピラー形成工程は、前記第一ガラス板と前記第二ガラス板の少なくとも一方の母材にエッチング処理を施すことで、各ピラーに含まれる突起を形成する。
図1Aは、一実施形態のガラスパネルユニットが備える第二基板を示す平面図であり、図1Bは、図1Aのa−a線断面図である。 図2Aは、同上の第二基板を形成する方法の第一手順を示す断面図であり、図2Bは、同上の方法の第二手順を示す断面図であり、図2Cは、同上の方法の第三手順を示す断面図であり、図2Dは、同上の方法の第四手順を示す断面図であり、図2Eは、同上の方法の第五手順を示す断面図である。 図3は、同上のガラスパネルユニットを製造する途中の工程を示す斜視図である。 図4は、同上のガラスパネルユニットを示す平面図である。 図5は、図4のb−b線断面図である。 図6Aは、同上のガラスパネルユニットの変形例1が備える第二基板を示す平面図であり、図6Bは、図6Aのc−c線断面図である。 図7Aは、同上の第二基板を形成する方法の第一手順を示す断面図であり、図7Bは、同上の方法の第二手順を示す断面図であり、図7Cは、同上の方法の第三手順を示す断面図であり、図7Dは、同上の方法の第四手順を示す断面図であり、図7Eは、同上の方法の第五手順を示す断面図である。 図8Aは、変形例1に係るガラスパネルユニットの断面図である。図8Bは、変形例1のさらなる変形例の図8Aに対応する断面図である。 図9は、変形例2に係るガラスパネルユニットの平面図である。 図10Aは、図9のd−d線断面図である。図10Bは、変形例2のさらなる変形例の図10Aに対応する断面図である。 図11は、上記実施形態に係るガラスパネルユニットを備えるガラス窓の平面図である。
添付図面に基づいて、一実施形態(実施形態1という場合がある)のガラスパネルユニット90およびこれを備えるガラス窓9について、順に説明する。なお、添付図面においては各構成を模式的に示しており、図示の各構成の寸法及び形状は、実際の寸法及び形状とは相違する。
(ガラスパネルユニット)
図4及び図5に示すように、一実施形態のガラスパネルユニット90は、第一基板1、第二基板2、およびシール材5を備える。第一基板1または第二基板2は、複数(ここでは多数)のピラー4を備える。本実施形態では、ピラー4は、第二基板2に含まれる。なお、ピラー4は、第一基板1に含まれてもよい。
第一基板1は、第一ガラス板15と、第一ガラス板15の厚み方向の第一の側面(第二基板2に対向する側面)を覆うコーティング16とを備える。第一基板1の板面のうち第二基板2に対向する対向面12は、コーティング16の表面である。
コーティング16は、たとえば熱線反射膜であるが、他の物理特性を有する膜でもよい。また、第一基板1において、第一ガラス板15の厚み方向の第一の側面ではなく第二の側面(第一の側と反対側の面)のみに適宜のコーティングが施されてもよいし、第一ガラス板15の厚み方向の第一の側面と第二の側面のそれぞれに適宜のコーティングが施されてもよい。この場合、第一の側面を覆うコーティングと、第二の側面を覆うコーティングとは、異なる物理特性を有していてもよい。
第一基板1は、少なくとも第一ガラス板15を含む。詳細には、本実施形態では、第一基板1は、第一ガラス板15で構成される。ここでいう「第一基板1は、第一ガラス板15で構成される」とは、第一基板1の主体が第一ガラス板15であることを意味し、コーティング16が第一ガラス板15に施されている態様と、第一ガラス板15のみの態様とを含む。第一基板1は、全体として透明であるが、非透明であってもよい。
第二基板2は、第二ガラス板25で構成されている。第二基板2の板面のうち第一基板1に対向する対向面22は、第二ガラス板25の表面である。第二基板2は、少なくとも第二ガラス板25を含んでいればよく、第二ガラス板25の厚み方向の両側または片側に、適宜のコーティングが施されてもよい。詳細には、本実施形態では、第二基板2は、第二ガラス板25で構成される。ここでいう「第二基板2は、第二ガラス板25で構成される」とは、第二基板2の主体が第二ガラス板25であることを意味し、コーティングが第二ガラス板25に施されている態様と、第二ガラス板25のみの態様とを含む。第二基板2は、全体として透明であるが、非透明であってもよい。第二基板2は、板状に形成された第二基板本体20と、複数のピラー4とを備えている。第一基板1と第二基板本体20とは、一定の寸法離れている。ここで、対向面22は、第二基板本体20の板面のうちの第一基板1側の面を意味する。
複数のピラー4(複数のスペーサ)は、シール材5に囲まれた位置にある。複数のピラー4は、本実施形態では、第二基板本体20の板面のうち第一基板1側の面から突出している。複数のピラー4は、第一基板1と第二基板本体20とシール材5とで囲まれた内部空間51に位置している。複数のピラー4が内部空間51に位置することで、第一基板1と第二基板本体20との間の間隔が所定間隔に維持される。複数のピラー4の具体的な構成については後述する。
内部空間51は、本実施形態では、第一基板1と第二基板本体20とシール材5とで囲まれた空間である。これについて、以下では「第一基板1と第二基板2の間に密閉された内部空間」という場合がある。
シール材5は、第一基板1と第二基板2の間に挟み込まれて位置する。シール材5は、第一基板1と第二基板2との間に位置しており、第一基板1と第二基板2とを気密に接合する。シール材5は、第一基板1の対向面12の周縁部に対して全周に亘って気密に接し、かつ、第二基板2の対向面22の周縁部に対して全周に亘って気密に接している。
ガラスパネルユニット90は、本実施形態では、内部空間51が、所定の真空度にまで減圧された状態で、気密に封止されている。複数のピラー4は、減圧された内部空間51に収容されている。なお、内部空間51が減圧状態で封止されるのではなく、乾燥ガス等の断熱性の気体が充填された状態で封止されることも有り得る。
一実施形態のガラスパネルユニット90において、複数のピラー4のそれぞれは、第二ガラス板25の一部で構成された突起61と、突起61に積層された保護層7を備えている。突起61は、第二ガラス板25の表面(第二基板2の対向面22)から突出した円柱状の突起であるが、突起61の形状はこれに限定されず、楕円柱状、六角柱状等の別形状でもよい。
第二ガラス板25の表面には、ガラスで形成された複数(ここでは多数)の突起61が、マトリクス状に位置する。各突起61の先端面は平坦であり、該先端面に保護層7が積層されている。保護層7の先端面(第一基板1に対向する面)は平坦である。複数の突起61の先端面は、同一平面上にある。また、複数の保護層7の先端面は、同一平面上にある。ここで「複数の保護層7の先端面は、同一平面上にある」とは、複数の保護層7の先端面が、第一基板1の板面のうちの第二基板2側の面に対して、当たるように位置していることを意味する。
つまり、各ピラー4は、第二基板2から一体に突出する突起61と、これに積層される保護層7を含み、保護層7の先端面が第一基板1の対向面12に当たることで、第一基板1と第二基板2の間の距離を維持するように構成されている。
保護層7は、多様な材料で形成することができる。たとえば、保護層7は、軟質の樹脂で形成されていることが好ましい。この場合、保護層7は透明であることがさらに好ましい。本願で用いる「透明」の文言は、厳密な意味での透明に限らず、半透明な場合を含む。
別例として、保護層7は、軟質金属(Ag、Al、Sn等)で形成されていることが、緩衝性を有するために好ましい。また、保護層7は、層状の結晶構造を有する無機材料(MoS2、WS2、グラファイト等)で形成されていることが、潤滑性を有するために好ましい。
上記したように、一実施形態のガラスパネルユニット90において、各ピラー4(突起61)は、第二基板2(第二ガラス板25)と一体に形成されているので、各ピラー4に大きな負荷が掛かっても、各ピラー4は破損を生じにくい。そのため、ガラスパネルユニット90の全体の強度が低下することが抑えられる。
なお、各ピラー4において保護層7は必須ではなく、各ピラー4が保護層7を備えないことも有り得る。この場合、突起61の先端面が、第一基板1の対向面12に当たる(ここでは、押し当たる)。
また、一実施形態のガラスパネルユニット90においては、第二ガラス板25の一部で突起61が構成されているが、これに限定されず、第一ガラス板15の一部で突起61が構成されることも有り得る。この場合、突起61に積層された保護層7の先端面(または突起61の先端面)が、第二基板2の対向面22に当たる(ここでは、押し当たる)。
また、内部空間51に収容される複数のピラー4が、第二ガラス板25の一部で構成された突起61を備えるピラー4と、第一ガラス板15の一部で構成された突起61を備えるピラー4の、両方を含むことも有り得る。この場合、第二基板2のピラー4と、第一基板1のピラー4とは、平面視で重なっていてもよいし、互いにずれていてもよい。
次に、一実施形態のガラスパネルユニット90を製造する方法について説明する。
ガラスパネルユニット90を製造する方法は、本実施形態では、ピラー形成工程(スペーサ形成工程)、接合工程、排気工程および封止工程を備える。
まず、ピラー形成工程について説明する。
ピラー形成工程は、複数のピラー4を、エッチングの手法を用いて第二ガラス板25の表面に一体に形成する。図1A、図3等に示すように、複数のピラー4は、第二ガラス板25の表面において、互いに距離をあけてマトリクス状に形成される。
図2A〜図2Eには、エッチング処理によって複数のピラー4が一括的に形成される手順の一例を示している。
図2Aに示すように、第二ガラス板25の厚み方向の一側の表面(ここでは、上面)には、その全体を覆うようにレジスト8が積層される。レジスト8に対して露光処理と現像処理が施されることで、図2Bに示すように、レジスト8の複数の残存部分85が、所定の形状(ここでは、平面視円形状)で残存する。
複数の残存部分85を利用してエッチング処理が施されると、図2Cに示すように、第二ガラス板25の表面がエッチングされ、円柱状の複数の突起61が、互いに距離をあけてマトリクス状に形成される。各突起61の先端面には、レジスト8の残存部分85が積層されている。
次いで、エッチング処理後の第二ガラス板25からレジスト8の残存部分85が除去されることで、図2Dに示すように、複数の突起61が一括して形成される。
さらに、一実施形態のピラー形成工程においては、複数の突起61の先端面にそれぞれ保護層7が積層されることで、図2Eに示すように、突起61と保護層7を有する複数のピラー4が形成される。保護層7は、ペースト塗布等の適宜手段で形成可能である。
図2A〜図2Eに示す一例では、各突起61からレジスト8の残存部分85を除去した後に、各突起61に保護層7を積層しているが、残存部分85を除去せずにこれを保護層7として利用することも可能である。この場合、図2A〜図2Cの手順で第二基板2が形成される。
また、上記のエッチング処理は、ガラス板に凹凸を形成することのできる処理であればよく、適宜のエッチング処理を用いることができる。たとえば、上記のエッチング処理として、ウェットエッチングとドライエッチングのいずれを用いてもよい。また、上記のエッチング処理として、化学エッチングと物理エッチングのいずれを用いてもよい。
次に、接合工程について説明する。
接合工程は、対向配置された第一基板1と第二基板2とを、枠状のシール材5を介して気密に接合する工程である。
接合工程においては、第二基板2の厚み方向の両側の表面(板面)のうち、複数のピラー4が一体に形成されている側の表面(対向面22)に対して、第一基板1が対向配置される。このとき、各ピラー4の先端面(保護層7の先端面)が、第一基板1の対向面12に当たることで、第一基板1と第二基板2の間の距離が維持される。
接合工程では、第二基板2の対向面22の周縁部に塗布されたシール材5がいったん加熱溶融されることで、第一基板1と第二基板2が気密に接合される。これにより、第一基板1と第二基板2との間(詳細には、第一基板1と第二基板本体20との間)には、シール材5で囲まれた内部空間51が形成される。シール材5は、第一基板1の対向面12の周縁部に塗布されてもよい。
接合工程が完了した段階において、内部空間51は、第二基板2が備える排気孔55(図3参照)を介して外部空間に通じている。内部空間51に通じる排気孔55は、第一基板1が備えてもよいし、第一基板1と第二基板2の両方が備えてもよい。
次に、排気工程と封止工程について説明する。
排気工程は、接合工程において形成された内部空間51の空気を、排気孔55を介して外部に排出し、内部空間51の全体が所定の真空度(例えば0.1Pa以下の真空度)に至るまで、内部空間51を減圧する。次いで、封止工程において排気孔55が封止されることで、減圧された内部空間51を備えるガラスパネルユニット90が製造される。
一実施形態のガラスパネルユニット90においては、エッチング処理によって第二ガラス板25の表面に複数の突起61を形成するので、これらの複数の突起61の先端面の高さと形状を、容易に制御することができる。そのため、複数の突起61の先端面の高さと形状(ひいては保護層7の先端面の高さと形状)に、ばらつきが生じにくく、ガラスパネルユニット90の全体の強度を確保しやすいという利点がある。ここでいう「複数の突起61の先端面の高さ」とは、第二ガラス板25の板面のうちの第一基板1とは反対側の面を基準とする高さを意味する。
複数の突起61を、第一ガラス板15の表面にエッチング処理を施して形成することも可能である。この場合、第一基板1と一体に形成された各ピラー4の先端面(保護層7の先端面)が、第二基板2の対向面22に当たることで、第一基板1と第二基板2の間の距離が維持される。
また、第一ガラス板15と第二ガラス板25の両方の表面にエッチング処理を施し、第一ガラス板15と第二ガラス板25の両方に、複数の突起61を形成することも可能である。この場合、第一基板1と一体に形成された各ピラー4の先端面が第二基板2の対向面22に当たり、かつ、第二基板2と一体に形成された各ピラー4の先端面が第一基板1の対向面12に当たることで、第一基板1と第二基板2の間の距離が維持される。
また、上記のピラー形成工程では、一枚のガラス板(母材)で第一ガラス板15が構成され、エッチング処理された別の一枚のガラス板(母材)で第二ガラス板25が構成されているが、これに限定されない。エッチング処理後の一枚の母材を複数に切断し、切断されたうちの一枚を第一ガラス板15として用いることも可能である。同様に、エッチング処理後の一枚の母材を複数に切断し、切断されたうちの一枚を第二ガラス板25として用いることも可能である。
(ガラスパネルユニットの変形例1)
次に、ガラスパネルユニット90の変形例1について、図6A〜図8Aに基づいて説明する。なお、既に説明した構成と同様に構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図6A,図6B及び図8Aに示すように、変形例1に係るガラスパネルユニット90Aにおいて、第二基板2Aは、第二ガラス板25Aの一部で構成された枠状突起65を、さらに備えている。枠状突起65は、第二ガラス板25Aの表面(第二基板2の対向面22)の周縁部から突出した矩形枠状の突起である。枠状突起65の先端面は平坦であり、枠状突起65の先端面と、第一基板1の対向面12の周縁部の間に、シール材5が挟み込まれている。シール材5は、第一基板1の対向面12の周縁部に対して全周に亘って気密に接し、かつ、第二基板2Aの枠状突起65に対して全周に亘って気密に接している。すなわち、シール材5は、第一基板1と第二基板2Aとを接合する。
変形例1に係るガラスパネルユニット90Aでは、第二ガラス板25Aの一部で枠状突起65が構成されているが、図8Bに示すように、ガラスパネルユニット90AAは、第一ガラス板15Aの一部(周縁部)で枠状突起65Aが構成されることも有り得る。この場合、第一基板1Aの枠状突起65Aの先端面と、第二基板2の対向面22の周縁部の間に、シール材5が挟み込まれる。
図7A〜図7Eには、ガラスパネルユニット90Aの変形例1のピラー形成工程において、複数のピラー4と枠状突起65が一括的に形成される手順を示している。
図7A、図7Bに示すように、第二ガラス板25Aの表面に積層されたレジスト8に対して露光処理と現像処理が施されることで、レジスト8の複数の残存部分85が形成される。複数の残存部分85は、平面視円形状に形成される複数の残存部分85と、これらを囲む位置に平面視矩形枠状に形成される残存部分85を含む。図7Bでは、断面において、平面視矩形枠状に形成される残存部分85が、第二ガラス板25Aのレジスト8が積層された側の表面の両端に位置している。
これらの残存部分85を利用してエッチング処理が施されると、図7Cに示すように、第二ガラス板25Aの表面がエッチングされ、円柱状の複数の突起61と枠状突起65とが、互いに距離をあけて形成される。各突起61と枠状突起65の先端面には、レジスト8の残存部分85が積層されている。
次いで、エッチング処理後の第二ガラス板25Aからレジスト8の残存部分85が除去されることで、図7Dに示すように、複数の突起61と枠状突起65が一体に形成された第二ガラス板25Aが得られる。図7Eに示すように、各突起61の先端面には、さらに保護層7が積層される。
接合工程においては、第二基板2Aの枠状突起65の先端面に塗布されたシール材5がいったん加熱溶融されることで、第一基板1と第二基板2Aが気密に接合され、内部空間51が形成される。シール材5は、第一基板1の対向面12の周縁部に塗布されてもよい。
(ガラスパネルユニットの変形例2)
次に、ガラスパネルユニット90の変形例2について、図9、図10Aに基づいて説明する。なお、既に説明した構成と同様に構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
変形例2に係るガラスパネルユニット90Bは、第一基板1に対向して位置する第三基板3と、第一基板1と第三基板3の互いの周縁部を全周に亘って気密に接合する第二シール材38を、さらに備えている。第三基板3は、第一基板1の板面のうち、第二基板2とは反対側の面に対向する。
第三基板3は、少なくとも第三ガラス板35で構成されていればよく、適宜のパネルを用いることが可能である。第三基板3は、全体として透明であるが、半透明または非透明でもよい。
第一基板1と第三基板3の互いの対向面14,32の間には、封止された第二内部空間52が形成されている。
図10Aに示すように、枠状である第二シール材38の内側には、中空部分を有する枠状のスペーサ34が、さらに配置されている。スペーサ34の中空部分には、乾燥剤36が充填されている。
スペーサ34はアルミニウム等の金属で形成されており、貫通孔341を有する。貫通孔341は、スペーサ34の内周面に開口している。スペーサ34の中空部分は、貫通孔341を介して第二内部空間52に通じている。
乾燥剤36は、たとえばシリカゲルである。第二シール材38は、たとえばシリコン樹脂、ブチルゴム等の高気密性の樹脂で形成されている。
第二内部空間52は、第一基板1、第三基板3および第二シール材38で密閉された空間である。第二内部空間52には、乾燥ガスが充填される。乾燥ガスは、たとえばアルゴン等の乾燥した希ガス、または乾燥空気である。乾燥空気には、第二内部空間52に封入された後に乾燥剤36の作用で乾燥した空気も含まれる。
ガラスパネルユニット90の変形例2は、ガラスパネルユニット90Bの厚み方向の両端に位置する第三基板3と第二基板2の間に、所定の真空度に至るまで減圧された内部空間51と、乾燥ガスが充填された第二内部空間52とが介在する。このため、ガラスパネルユニット90Bは高い断熱性を発揮する。
なお、第三基板3の位置は、第一基板1に対向する位置に限定されない。第三基板3は、第一基板1または第二基板2に対向して位置すればよい。第三基板3が第二基板2に対向して位置する場合、図10Bに示すように、ガラスパネルユニット90BBは、第二シール材38が、第二基板2と第三基板3の互いの周縁部に接合され、第二基板2と第三基板3の間に第二内部空間52が形成される。
ガラスパネルユニット90Bの変形例2の製造方法は、上述したピラー形成工程、接合工程、排気工程および封止工程に加えて、第二接合工程を備える。第二接合工程は、第一基板1(または第二基板2)に対して、第二シール材38を介して第三基板3を接合する工程である。
以上、ガラスパネルユニット90の変形例1,2について説明したが、変形例1,2においてさらに設計変更を行うことや、変形例1,2の特徴的な構成を組み合わせることも可能である。
(ガラス窓)
次に、一実施形態のガラスパネルユニット90を用いて製造されたガラス窓9について説明する。
図11に示すガラス窓9は、一実施形態(実施形態1)のガラスパネルユニット90と、ガラスパネルユニット90の周縁部に嵌め込まれた矩形枠状の窓枠95を備える。ガラス窓9においては、正面から視たときに、ガラスパネルユニット90のシール材5が窓枠95に隠れることが好ましい。
本実施形態では、窓枠95には、ガラスパネルユニット90の周縁部が嵌め込まれている。すなわち、窓枠95にはガラスパネルユニット90が嵌め込まれている。
ガラス窓9を製造する方法は、ガラスパネルユニット90を製造するための各工程に加えて、ガラスパネルユニット90を窓枠95に嵌め込む嵌め込み工程を備える。嵌め込み工程において、ガラスパネルユニット90の変形例1の周縁部を窓枠95に嵌め込んでもよいし、ガラスパネルユニット90の変形例2の周縁部を窓枠95に嵌め込んでもよい。
なお、本実施形態では、実施形態1に係るガラスパネルユニット90を、窓枠95に嵌め込んだが、これに限らない。例えば、変形例1に係るガラスパネルユニット90Aを、窓枠95に嵌め込んでもよいし、変形例2に係るガラスパネルユニット90Bを、窓枠95に嵌め込んでもよい。
(態様)
上述した実施形態および変形例から明らかなように、第1の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)は、第一基板(1;1A)、第二基板(2;2A)、枠状のシール材(5)および複数のピラー(4)を備える。第一基板(1;1A)は、第一ガラス板(15;15A)を含む。第二基板(2;2A)は、第二ガラス板(25;25A)を含み、第一基板(1;1A)に対向する。枠状のシール材(5)は、第一基板(1;1A)と第二基板(2;2A)の間に密閉された内部空間(51)を形成するように、第一基板(1;1A)と第二基板(2;2A)との間に位置し、第一基板(1;1A)と第二基板(2;2A)とを接合する。複数のピラー(4)は、シール材(5)に囲まれた位置にある。複数のピラー(4)のそれぞれは、第一ガラス板(15;15A)または第二ガラス板(25;25A)の一部で構成された突起(61)を含む。
したがって、第1の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)によれば、各ピラー(4)に大きな負荷が掛かっても、各ピラー(4)に含まれる突起(61)が、第一ガラス板(15;15A)または第二ガラス板(25;25A)の一部で構成されているため、破損を生じにくい。そのため、ガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)の全体の強度が低下することが抑えられる。
第2の様態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)は、第1の様態との組み合わせにより実現され得る。第2の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)は、第1の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90B)において、複数のピラー(4)のそれぞれは、突起(61)に形成された保護層(7)をさらに含む。
したがって、第2の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)によれば、各ピラー(4)が有する保護層(7)の作用により、各ピラー(4)に大きな負荷が掛かっても、ガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)に破損を生じることが抑えられる。
第3の様態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)は、第2の様態との組み合わせにより実現され得る。第3の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)は、第2の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)において、保護層(7)は、層状の結晶構造を有する無機材料で形成されている。
したがって、第3の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)によれば、各ピラー(4)が潤滑性の高い保護層(7)を有するので、各ピラー(4)に大きな負荷が掛かっても、ガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)に破損を生じることが抑えられる。
第4の様態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)は、第2の様態との組み合わせにより実現され得る。第4の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)は、第2の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)において、保護層(7)は透明である。
したがって、第4の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)によれば、外部からピラー(4)が視認されにくくなる。
第5の様態のガラスパネルユニット(90A;90AA)は、第1〜第4のいずれか一つの組み合わせにより実現され得る。第5の形態のガラスパネルユニット(90A;90AA)は、第1〜第4のいずれか一つの形態のガラスパネルユニット(90A;90AA)において、第一基板(1;1A)と第二基板(2;2A)の少なくとも一方は、シール材(5)に接合される枠状突起(65;65A)をさらに含む。枠状突起(65;65A)は、第一ガラス板(15;15A)または第二ガラス板(25;25A)の一部で構成されている。
したがって、第5の形態のガラスパネルユニット(90A;90AA)によれば、シール材(5)の使用量を抑え、かつ、第一基板(1;1A)と第二基板(2;2A)を気密に接合することができる。
第6の様態のガラスパネルユニット(90B;90BB)は、第1〜第5のいずれか一つの組み合わせにより実現され得る。第6の形態のガラスパネルユニット(90B;90BB)は、第1〜第5のいずれか一つの形態のガラスパネルユニット(90B;90BB)において、第三基板(3)と、枠状の第二シール材(38)を、さらに備える。第三基板(3)は、第三ガラス板(35)を含み、第一基板(1)と第二基板(2)とのうちの一方の基板に対向する。第二シール材(38)は、前記基板と第三基板(3)の間に密閉された第二内部空間(52)を形成するように、該一つ基板と第三基板(3)に気密に接合されている。
したがって、第6の形態のガラスパネルユニット(90B;90BB)によれば、ガラスパネルユニット(90B;90BB)の全体の断熱性が一層高められる。
第1の形態のガラス窓(9)は、第1〜第6のいずれか一つの形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)と、ガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)が嵌め込まれた窓枠(95)とを備える。
したがって、第1の形態のガラス窓(9)によれば、断熱性が高く、かつ全体の強度が低下することが抑えられたガラス窓(9)を提供することができる。
第1の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)の製造方法は、ピラー形成工程と接合工程を備える。ピラー形成工程では、第一ガラス板(15;15A;15B)と第二ガラス板(25;25A;25B)の少なくとも一方に、複数のピラー(4)を一体に形成する。接合工程は、複数のピラー(4)を囲むように枠状に形成されたシール材(5)を介して、第一ガラス板(15;15A)を含む第一基板(1;1A)と、第二ガラス板(25;25A)を含む第二基板(2;2A)を気密に接合する。これにより、シール材(5)、第一基板(1;1A)および第二基板(2;2A)に囲まれる内部空間(51)を形成する。ピラー形成工程では、第一ガラス板(15;15A)と第二ガラス板(25;25A)の少なくとも一方の母材にエッチング処理を施すことで、各ピラー(4)に含まれる突起(61)を形成する。
したがって、第1の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)の製造方法によれば、各ピラー(4)が、第一ガラス板(15;15A)または第二ガラス板(25;25A)と一体に形成された突起(61;61A)を含むので、各ピラー(4)に大きな負荷が掛かっても破損しにくい。また、エッチングにより形成された複数の突起(61;61A)は、互いの先端面の高さと形状にばらつきが生じにくい。そのため、第1の形態のガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)の製造方法によれば、ガラスパネルユニット(90;90A;90AA;90B;90BB)の全体の強度が低下することが抑えられる。
1,1A 第一基板
15,15A 第一ガラス板
2,2A 第二基板
25,25A 第二ガラス板
3 第三基板
35 第三ガラス板
38 第二シール材
4 ピラー
5 シール材
51 内部空間
52 第二内部空間
61 突起
65 枠状突起
7 保護層
9 ガラス窓
90,90A,90AA,90B,90BB ガラスパネルユニット
95 窓枠

Claims (7)

  1. 第一ガラス板を含む第一基板と、
    第二ガラス板を含み、前記第一基板に対向する第二基板と、
    前記第一基板と前記第二基板の間に密閉された内部空間を形成するように、前記第一基板と前記第二基板との間に位置し前記第一基板と前記第二基板とを気密に接合する枠状のシール材と、
    前記シール材に囲まれた位置にある複数のピラーとを備え、
    前記第一基板は、前記第一ガラス板の前記第二基板に対向する面を覆うコーティングを、更に含み、
    前記複数のピラーのそれぞれは、前記第一基板に向けて突出するように前記第二ガラス板の一部で構成された突起と、前記突起に設けられた保護層とを
    前記突起の先端面は平坦であり、前記先端面にのみ前記保護層が積層されている、
    ガラスパネルユニット。
  2. 前記保護層は、層状の結晶構造を有する無機材料で形成されている、
    請求項1のガラスパネルユニット。
  3. 前記保護層は、透明である、
    請求項1のガラスパネルユニット。
  4. 前記第一基板と前記第二基板の少なくとも一方は、前記シール材に接する枠状突起をさらに含み、
    前記枠状突起は、前記第一ガラス板または前記第二ガラス板の一部で構成されている、
    請求項1〜3のいずれか一つのガラスパネルユニット。
  5. 第三ガラス板を含み、前記第一基板と前記第二基板とのうちの一方の基板に対向する第三基板と、
    前記基板と前記第三基板との間に密閉された第二内部空間を形成するように、前記基板と前記第三基板とを気密に接合する枠状の第二シール材とを、さらに備える、
    請求項1〜4のいずれか一つのガラスパネルユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つのガラスパネルユニットと、
    前記ガラスパネルユニットが嵌め込まれた窓枠とを備える、
    ガラス窓。
  7. 第一ガラス板と第二ガラス板の少なくとも一方に複数のピラーを一体に形成するピラー形成工程と、
    前記複数のピラーを囲む枠状に形成されたシール材を介して、前記第一ガラス板を含む第一基板と、前記第二ガラス板を含む第二基板とを気密に接合し、前記シール材、前記第一基板および前記第二基板に囲まれる内部空間を形成する接合工程とを備え、
    前記ピラー形成工程では、前記第一ガラス板と前記第二ガラス板の少なくとも一方の母材にエッチング処理を施すことで、前記複数のピラーのそれぞれに含まれる突起を形成し、前記エッチング処理で前記突起の先端面に積層されたレジストの残存部分を、保護層として用いる、
    ガラスパネルユニットの製造方法。
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