JPWO2019208002A1 - ガラスパネルユニット、ガラス窓、ガラスパネルユニットの製造方法及びガラス窓の製造方法 - Google Patents
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Abstract
ガラスパネルユニットから排気管が突出せず、排気孔を強固に封着することができるガラスパネルユニット、ガラス窓、ガラスパネルユニットの製造方法及びガラス窓の製造方法を提供する。ガラスパネルユニットは、第一パネル(1)と、第二パネル(2)と、枠状のシール部(41)と、孔封止材(42)と、接合部(47)と、を備える。シール部(41)は、第一パネル(1)と第二パネル(2)の間に減圧状態の密閉空間(51)を形成するように、第一パネル(1)と第二パネル(2)の互いの周縁部を気密に接合する。孔封止材(42)は、第一パネル(1)と第二パネル(2)のうちの一方のパネルが有する排気孔(50)を、気密に封止する。接合部(47)は、排気孔(50)の周縁部の一部において第一パネル(1)と第二パネル(2)とに接合し、第一パネル(1)と第二パネル(2)とが離れるのを抑制する。
Description
本発明は、ガラスパネルユニット、ガラス窓、ガラスパネルユニットの製造方法及びガラス窓の製造方法に関し、更に詳しくは、第一パネルと第二パネルと枠状のシール部とを備えるガラスパネルユニット、前記ガラスパネルユニットを備えるガラス窓、前記ガラスパネルユニットの製造方法及び前記ガラスパネルユニットを備えるガラス窓の製造方法に関する。
断熱性の高いガラスパネルユニットを製造する方法が、従来提案されている。たとえば特許文献1に開示される方法では、一対の板ガラスの間に封着材と吸着材を配した状態で、溶融炉において、封着材の溶融温度である434℃よりも高い温度(465℃)にまで全体を加熱し、溶融した封着材を介して一対の板ガラス同士を接合させる。これにより、一対の板ガラスと封着材の間に密閉空間(内部空間)が形成される。
次いで、溶融炉の温度を434℃よりも低い温度(400℃)に維持しながら、密閉空間からの排気を行い、このときの温度で吸着材を活性化させる。その後に、板ガラスから突出する排気管の先端部分を溶融して封着するいわゆるチップオフによって、密閉空間を減圧状態のままで封止する。
上記した従来の製造方法では、ガラスパネルユニットから排気管が突出して、美観を損ねる、という問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、ガラスパネルユニットから排気管が突出せず、排気孔を強固に封着することができるガラスパネルユニット、ガラス窓、ガラスパネルユニットの製造方法及びガラス窓の製造方法を提供することを目的とする。
本開示の一様態に係るガラスパネルユニットは、ガラスパネルを含む第一パネルと、ガラスパネルを含む第二パネルと、枠状のシール部と、孔封止材と、接合部と、を備える。前記第二パネルは、前記第一パネルに対向して位置する。前記シール部は、前記第一パネルと前記第二パネルの間に減圧状態の密閉空間を形成するように、前記第一パネルと前記第二パネルの互いの周縁部を気密に接合する。前記孔封止材は、前記第一パネルと前記第二パネルのうちの一方のパネルが有する排気孔を、気密に封止する。前記接合部は、前記排気孔の周縁部の一部において前記第一パネルと前記第二パネルとに接合する。
本開示の他の様態に係るガラス窓は、前記ガラスパネルユニットと、前記ガラスパネルユニットの周縁部が嵌め込まれる枠と、を備える。
本開示の更に他の様態に係るガラスパネルユニットの製造方法は、準備工程と、接合工程と、減圧工程と、封止工程と、を備える。前記準備工程は、ガラスパネルを含む第一基板と、ガラスパネルを含む第二基板とが準備される工程である。前記接合工程は、前記第一基板と前記第二基板が、枠状の封着材及び前記第一基板と前記第二基板のうちの一つが有する排気孔の周縁部の接合材を介して接合され、前記第一基板と前記第二基板と前記封着材の間に内部空間が形成される工程である。前記減圧工程は、前記内部空間が減圧される工程である。前記封止工程は、前記内部空間が減圧状態で封止される工程である。
本開示の更に他の様態に係るガラス窓の製造方法は、前記ガラスパネルユニットの製造方法で製造されたガラスパネルユニットを、枠に嵌め込む組立工程を備える。
本開示のガラスパネルユニット、ガラス窓、ガラスパネルユニットの製造方法及びガラス窓の製造方法について、添付図面に基づいて説明する。添付図面においては、ガラスパネルユニットの各構成を、模式的に示している。図示された各構成の寸法形状は、実際の寸法形状とは相違する。
(ガラスパネルユニット)
まず、第一実施形態のガラスパネルユニットの各構成について、図1〜図3に基づいて説明する。
まず、第一実施形態のガラスパネルユニットの各構成について、図1〜図3に基づいて説明する。
第一実施形態のガラスパネルユニットは、第一パネル1、第二パネル2、シール部41、孔封止材42、および接合部47を備える。
第一パネル1と第二パネル2は、僅かな距離をあけて互いに対向して位置する。第一パネル1と第二パネル2は互いに平行であり、第一パネル1と第二パネル2の間に、シール部41、複数(多数)のピラー43、およびガス吸着体44が位置する。
第一パネル1は、少なくともガラスパネル15から構成される。第一パネル1は、ガラスパネル15と、ガラスパネル15に積層された低放射膜45(図3参照)を含む。低放射膜45は、銀等の低放射性を有する金属を含有する膜であり、放射による伝熱を抑制する機能を有する。第二パネル2は、少なくともガラスパネル25から構成される。第二パネル2は、ガラスパネル25を含む。
ガラスパネル15とガラスパネル25には、ソーダライムガラス、高歪点ガラス、化学強化ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス、ネオセラム、物理強化ガラス等の材料で形成された各種パネルが、用いられる。
第一パネル1の第二パネル2に対向する対向面12の大部分は、低放射膜45の表面で構成されている。第二パネル2の第一パネル1に対向する対向面22は、ガラスパネル25の表面で構成されている。
シール部41は、たとえば低融点のガラスフリットを用いて、枠状に形成されている。シール部41は、第一パネル1の周縁部と、第二パネル2の周縁部に、それぞれ気密に接合されている。第一パネル1と第二パネル2の互いの周縁部は、シール部41を介して気密に接合されている。
複数のピラー43は、互いに距離をあけて分散配置されている。複数のピラー43の各々は、第一パネル1と第二パネル2の互いの対向面12,22に当たって位置している。
複数のピラー43は、枠状のシール部41に囲まれて位置し、第一パネル1と第二パネル2の間の距離を、所定距離に維持するように機能する。複数のピラー43は、その全部または一部がポリイミド等の樹脂で形成されていることが好ましい。
第一実施形態のガラスパネルユニットには、排気孔50が形成される。排気孔50は、第一パネル1と第二パネル2のうちの一方のパネルが有する。第一実施形態では、第一パネル1と第二パネル2のうち、第一パネル1の側が排気孔50を有している。孔封止材42は、たとえばガラスフリットを用いて形成されている。排気孔50は孔封止材42によって気密に封止されている。排気孔50は、ガラスパネルユニットを製造する過程(後述の減圧工程)で、排気作業を行うために用いられる孔であり、第一パネル1を厚み方向D1に貫通している。厚み方向D1は、ガラスパネルユニットの全体の厚み方向であるとともに、第一パネル1と第二パネル2の厚み方向である。
第一パネル1と第二パネル2とシール部41に囲まれる密閉空間51は、排気孔50の封止によって、その全体が気密に封止されている。密閉空間51は、たとえば0.1Pa以下の真空度に至るまで減圧された断熱空間である。
排気孔50内に配置されたプレート46は、ガラスパネルユニットを製造する過程(後述の封止工程)で用いられた部材である。排気孔50には、さらにプレート46を覆うように樹脂が詰められてもよい。
次に、第一実施形態のガラスパネルユニットを製造することのできる製造方法について、説明する。
第一実施形態のガラスパネルユニットの製造方法は、準備工程、ピラー配置工程、ガス吸着体配置工程、接合工程、減圧工程、封止工程を含む。
準備工程では、第一基板10と第二基板20が準備される(図4等参照)。第一基板10は、各工程を経た後に、ガラスパネルユニットの第一パネル1を構成する。第二基板20は、各工程を経た後に、ガラスパネルユニットの第二パネル2を構成する。
第一基板10は、ガラスパネル105と、ガラスパネル105に積層された低放射膜450を含む(図6参照)。第二基板20は、ガラスパネル205を含む。以下においては、ガラスパネル105を第一ガラスパネル105と称し、ガラスパネル205を第二ガラスパネル205と称する。
第一ガラスパネル105は、各工程を経た後に、第一パネル1のガラスパネル15を構成する部分である。低放射膜450は、各工程を経た後に、第一パネル1の低放射膜45を構成する部分である。第二ガラスパネル205は、各工程を経た後に、第二パネル2のガラスパネル25を構成する部分である。
ピラー配置工程においては、図4等に示すように、第二基板20の厚み方向D1の一面(上面)に、複数(多数)のピラー43が互いに距離をあけて配置される。
ガス吸着体配置工程においては、第二基板20の厚み方向D1の一面(上面)に、ガス吸着体44が配置される。具体的には、ゲッター材が含まれるペースト状のガス吸着体44が、ディスペンサー等の塗布装置を用いて、第二基板20の厚み方向D1の一面に塗布される。
ガス吸着体44に含まれるゲッター材は、多孔質構造を有する非金属ゲッター材であり、一例としてゼオライト系、活性炭素、酸化マグネシウムのゲッター材である。ゼオライト系のゲッター材は、イオン交換されたゼオライトを含む。イオン交換物質は、たとえばK、NH4、Ba、Sr、Na、Ca、Fe、Al、Mg、Li、H、Cuである。
ガス吸着体44は、多孔質構造を有する非金属ゲッター材を含んでいることから、炭化水素系ガス(CH4、C2H6等)やアンモニアガス(NH3)を有効に吸着することができる。
ピラー配置工程とガス吸着体配置工程は、いずれが先に行われてもよいし、あるいは両工程が並行して行われてもよい。
接合工程では、第一基板10と第二基板20が、枠状の封着材410を介して接合される。具体的には、封着材410と複数のピラー43を挟み込んだ状態でセットされた第一基板10と第二基板20が、第一温度にまで、炉内で加熱される。第一温度は、封着材410の融点よりも高く設定された温度である。
加熱により溶融した封着材410が、第一基板10と第二基板20に接合されることにより、第一基板10と第二基板20と封着材410の間には、複数のピラー43とガス吸着体44の位置する内部空間510が、形成される。封着材410は、各工程を経た後に、ガラスパネルユニットのシール部41を構成する。
封着材410は、適宜の塗布装置を用いて、第二基板20(第二ガラスパネル205)の厚み方向D1の一面の外周部に、枠状に配置される(図4参照)。加えて、第二基板20の厚み方向D1の一面の所定箇所には、適宜の塗布装置を用いて、接合部47の材料である接合材が配置される。接合材は、排気孔50の周縁部の一部において第一パネル1と第二パネル2とに接合する。接合材は、第一パネル1と第二パネル2とが離れるのを抑制する。第一実施形態では、第二基板20の長手方向において、排気孔50の両側に接合材が配置される。接合材は、排気孔50の径よりも長い、第二基板20の短手方向に沿う長さを有する。また、接合材は、排気孔50の径と同じ長さから排気孔50の径の半分の長さまでの、第二基板20の長手方向に沿う幅を有する。封着材410と接合材は、ガラスフリット等の同一の材料であることが好ましい。
封着材410と接合材の配置は、ピラー配置工程の前に行われてもよいし、ピラー配置工程の後に行われてもよいし、あるいはピラー配置工程と並行して行われてもよい。また、封着材410と接合材の配置は、ガス吸着体配置工程の前に行われてもよいし、ガス吸着体配置工程の後に行われてもよいし、あるいはガス吸着体配置工程と並行して行われてもよい。
接合工程が完了した段階において、第一基板10の排気孔50は、平面視(厚み方向D1に沿って視た状態)において、二つの接合材の内側に位置する。
上記の各工程を経ることで、図5、図6に示す仕掛品8が形成される。仕掛品8は、ガラスパネルユニットを製造する途中の物品である。
この仕掛品8に対して、さらに減圧工程、封止工程が実行される。
減圧工程と封止工程は、図7、図8に示す装置を用いて実行される。この装置は、減圧機構71、加熱機構72および押圧機構73を備える。
減圧機構71は、仕掛品8に押し当てられる排気ヘッド75と、排気ヘッド75に繋がる接続部753を備える。減圧機構71は、仕掛品8に形成された内部空間510を、排気孔50を通じて減圧し、かつ、減圧状態で維持するように構成されている。
加熱機構72は、仕掛品8に対して排気ヘッド75とは反対側に配置される(図8参照)。加熱機構72は、排気孔50に挿入された孔封止材42を、非接触で加熱するように構成されている。
加熱機構72は、照射器720を含む。照射器720は、排気孔50に挿入された孔封止材42に対して、第二基板20(第二ガラスパネル205)を通じて外部から赤外線(近赤外線)を照射し、孔封止材42を加熱するように構成されている。
押圧機構73は、排気ヘッド75に設けられている。押圧機構73は、減圧機構71によって内部空間510が減圧された状態で、排気孔50に挿入された孔封止材42を、第二基板20に向けて押し込むように構成されている。
減圧工程においては、仕掛品8の排気孔50に、排気孔50よりも径の小さな孔封止材42とプレート46が挿入される(図7参照)。孔封止材42は、たとえばガラスフリットを用いて形成された固形の封止材である。孔封止材42は、ブロック状の形状を有するが、上下に貫通した筒状の形状を有することも好ましい。プレート46は、孔封止材42を挟んで第二基板20とは反対側に配置される。
排気ヘッド75は、第一基板10のうち排気孔50の開口を囲む部分に、気密に押し当てられる。このとき、孔封止材42とプレート46は、第二基板20に向けて弾性的に押し込まれる。
この状態で、排気ヘッド75内の空気を、接続部753を通じて吸引(図7中の白抜き矢印参照)すると、排気孔50を通じて、内部空間510の空気が真空引きされる。
封止工程においては、加熱機構72と押圧機構73を用いて、内部空間510が減圧状態のままで封止される。
つまり、封止工程では、加熱機構72によって孔封止材42が加熱溶融され、かつ、押圧機構73がプレート46を介して及ぼす付勢力によって、孔封止材42が第二基板20に向けて押し付けられる。孔封止材42は、内部空間510内において接合部47の内周面に当たるまで変形する。接合部47に設けられた切欠き部分は、変形した孔封止材42によって封止される。
これにより、排気孔50は孔封止材42によって封止され、内部空間510は、減圧状態のままで気密に封止される。この内部空間510が、各工程を経た後に、ガラスパネルユニットの密閉空間51を構成する。
なお、この後、活性化工程を有してもよい。
活性化工程においては、仕掛品8の内部空間510に配置されたガス吸着体44が、局所加熱機構等によって、局所加熱される。
活性化工程は、減圧工程と並行して行われることが好ましい。つまり、排気ヘッド75を用いて内部空間510が減圧されている最中に、ガス吸着体44が非接触でかつ局所的に加熱され、減圧状態の内部空間510にてガス吸着体44が活性化されることが好ましい。
ガス吸着体44には、多孔質構造を有する非金属ゲッター材(たとえばCuイオン交換されたゼオライト)が含まれているので、局所加熱により、ガス吸着体44に吸着されていた炭化水素系ガス、アンモニア等の気体分子が脱離し、ガス吸着体44が活性化される。ガス吸着体44から脱離した気体分子は、減圧機構71によって排気孔50を通じて吸引される。活性化工程によってガス吸着体44が十分に活性化された段階で、封止工程が実行される。
活性化工程でのガス吸着体44の局所加熱を、封止工程の後に行うことも可能である。この場合、減圧状態で封止された内部空間510内にレーザーを照射し、局所加熱によりガス吸着体44を活性化させる。
以上の製造方法で得られるガラスパネルユニットは、減圧状態で封止された密閉空間51を有し、密閉空間51には、十分に活性化されたガス吸着体44が収容される。そのため、密閉空間51の真空度の低下が抑えられ、ガラスパネルユニットの全体の断熱性が保たれる。
加えて、ガラスパネルユニットを製造するための工程では、炉内の温度が抑制されることから、製造時の消費エネルギーが抑えられるという利点がある。その反面、ガラスパネルユニットの密閉空間51に糸屑等の有機物が残存し、炭化水素系のガスが発生しやすくなる。また、炉内の温度が抑制されると、封着材410の溶媒が蒸発しきらずに残存し、炭化水素系のガスを発生させやすくなる。加えて、樹脂を含む各ピラー43からも、炭化水素系のガスやアンモニアガスが発生しやすい。
これに対して、第一実施形態のガラスパネルユニットの製造方法では、局所加熱によって活性化されたゲッター材(ゼオライト、活性炭等)を含むガス吸着体44によって、ここで発生したガス(炭化水素系のガス、アンモニアガス)が効果的に吸着される。
また、接合部47により、第一パネル1と第二パネル2とが離れるように力がかかっても、第一パネル1と第二パネル2とが離れるようにかかる力を接合部47が受けて、第一パネル1と第二パネル2とが離れにくくなる。
なお、上記したガラスパネルユニットの各構成や、ガラスパネルユニットを製造するための各工程は、適宜に設計変更が可能である。
たとえば、上記方法と同様の方法で形成されたガラスパネルユニットを、いわゆる多面取りの手法でさらに複数に分割し、複数のガラスパネルユニットを得ることも可能である。この場合、第一基板10と第二基板20の間に、密閉空間51を複数に区分する仕切りを形成しておく。
多面取りを行った場合、製造過程で用いられた第一基板10のうち分割された一部分が、最終的に得られるガラスパネルユニットの第一パネル1を構成することになる。同様に、製造工程で用いられた第二基板20のうち分割された一部分が、最終的に得られるガラスパネルユニットの第二パネル2を構成し、封着材410のうち分割された一部分が、最終的に得られるガラスパネルユニットのシール部41を構成することになる。
また、上述したガラスパネルユニットの製造方法では、ピラー配置工程において、第二基板20の一面に複数のピラー43を配置しているが、複数のピラー43を配置する箇所は、第一基板10と第二基板20の少なくとも一方でよい。つまり、複数のピラー43を第一基板10に配置することも有り得るし、複数のピラー43を第一基板10と第二基板20に分散して配置することも有り得る。
同様に、上述したガラスパネルユニットの製造方法では、ガス吸着体配置工程において、第二基板20の一面にガス吸着体44を配置しているが、ガス吸着体44を配置する箇所は、第一基板10と第二基板20の少なくとも一方でよい。つまり、第一基板10にガス吸着体44を配置することも有り得るし、第一基板10と第二基板20の両方にガス吸着体44を配置することも有り得る。ガス吸着体44は2個以上でも構わない。
また、上記したガラスパネルユニットの製造方法では、活性化工程において、第二基板20を通じてガス吸着体44にレーザーを照射しているが、レーザーの照射は、第一基板10と第二基板20の少なくとも一方を通じて行えばよい。第一基板10を通じてレーザーを照射する場合には、第一基板10は低放射膜450を含まないことが好ましい。
接合部47の変形例を図9A〜図9Cに示す。
図9Aに示す変形例1では、L字状をした接合部47が配置されている。接合部47は、排気孔50を挟んで、シール部41と対向するように位置している。すなわち、排気孔50の周縁部の接合部47と反対側の部分に、シール部41が位置する。接合部47は、排気孔50の径と同じ長さから排気孔50の径の半分の長さまでの幅を有している。接合部47とシール部41との間には、隙間が形成されている。接合部47から見て、隙間はシール部41の方を向いている。このため、減圧工程において、内部空間510内の空気が排気孔50に至る途中において、ピラー43が空気によって移動しにくい。
排気孔50の周縁部の接合部47と反対側の部分にシール部41が位置することにより、接合部47とシール部41とで、より強く第一パネル1と第二パネル2とが離れるのを抑制する。
図9Bに示す変形例2では、C字状をした接合部47が配置されている。接合部47は、略全周にわたって排気孔50を囲んでいるが、環状とはなっておらず、一部に隙間が形成されている。隙間は、シール部41とは反対側を向いている。
接合部47は、略全周にわたって排気孔50を囲むことにより、より一層第一パネル1と第二パネル2とが離れるのが抑制される。
図9Cに示す変形例3では、排気孔50の周縁部の四箇所に、接合部47が配置されている。なお、接合部47の個数は限定されず、排気孔50の周縁部に、周方向に離れて複数の接合部47が位置すればよい。
図9Dに示す変形例4では、C字状をした接合部47が配置されている。接合部47は、略全周にわたって排気孔50を囲んでいるが、環状とはなっておらず、一部に隙間が形成されている。図9Bに示す変形例2では、隙間は、シール部41とは反対側を向いているのに対し、図9Dに示す変形例4では、隙間は、シール部41の方を向いている。このため、減圧工程において、内部空間510内の空気が排気孔50に至る途中において、ピラー43が空気によって移動しにくい。
接合部47は、略全周にわたって排気孔50を囲むことにより、より一層第一パネル1と第二パネル2とが離れるのが抑制される。
図10、図11は、第二実施形態のガラスパネルユニットを示している。第二実施形態のガラスパネルユニットユニットは、図1〜図3に示すガラスパネルユニットの第一パネル1と第二パネル2に加えて、第三パネル3を備えている。
第二実施形態のガラスパネルユニットでは、第一パネル1に対して第三パネル3が重なり、第一パネル1と第三パネル3の間に、密閉された空間52が形成されている。なお、第三パネル3の配置はこれに限定されず、第二パネル2に対して第三パネル3が重なり、第二パネル2と第三パネル3の間に、密閉された空間52が形成されることも有り得る。
第三パネル3は、少なくともガラスパネル35を含む。ガラスパネル35には、適宜のコーティングが施されてもよい。
第三パネル3と第一パネル1の互いの周縁部の間には、中空部分を有する枠状のスペーサー34と、スペーサー34の外側を覆うように枠状に形成された第二シール部38が介在している。スペーサー34の中空部分には、乾燥剤36が充填されている。空間52は、第二シール部38とスペーサー34に全周を囲まれた空間である。
スペーサー34はアルミニウム等の金属で形成され、通気孔341を内周側に有する。スペーサー34の中空部分は、通気孔341を介して空間52に連通する。乾燥剤36は、たとえばシリカゲルである。第二シール部38は、たとえばシリコン樹脂、ブチルゴム等の高気密性の樹脂で形成される。空間52には、乾燥ガス(アルゴン等の乾燥した希ガス、乾燥空気等)が充填されている。
第二実施形態のガラスパネルユニットを製造する製造方法は、上記した各工程に加えて、第二接合工程を含む。第二接合工程は、第一パネル1と第三パネル3(または第二パネル2と第三パネル3)が、スペーサー34を挟み込んだ状態で、第二シール部38を介して気密に接合される工程である。
第二実施形態のガラスパネルユニットでは、図1〜図3に示すガラスパネルユニットに対して、さらに第三パネル3が重ねられているが、第三パネル3が重ねられる対象はこれに限定されない。
(ガラス窓)
次に、第三実施形態のガラス窓について、説明する。第三実施形態のガラス窓は、第一実施形態又は第二実施形態のガラスパネルユニットを備える。
次に、第三実施形態のガラス窓について、説明する。第三実施形態のガラス窓は、第一実施形態又は第二実施形態のガラスパネルユニットを備える。
図12には、第一実施形態のガラスパネルユニットを備えるガラス窓が、示されている。このガラス窓は、図1〜図3に示すガラスパネルユニットに、枠9が嵌め込まれたガラス窓である。
一例として枠9は窓枠であり、図12に示すガラス窓は、第一実施形態のガラスパネルユニットを備えるガラス窓である。ガラス窓は、可動式の窓に限定されず、陳列窓等の固定式の窓も含む。
また、第一実施形態のガラスパネルユニットを備えるガラス窓は、ガラス窓に限定されず、玄関ドア、室内ドア等の、他のガラス窓も含む。
第一実施形態のガラスパネルユニットを備えるガラス窓の製造方法は、第一実施形態のガラスパネルユニットの製造方法の各工程に加えて、組立工程を備える。組立工程は、ガラスパネルユニットの周縁部に、矩形状の枠9が嵌め込まれる工程である。これらの工程を経て製造されるガラス窓は、高い断熱性を発揮する。
図12に示すガラス窓では、図1〜図3に示すガラスパネルユニットに対して、さらに枠9が嵌め込まれているが、枠9が嵌め込まれる対象はこれに限定されない。たとえば、上述した多面取りの手法で得られたガラスパネルユニットに枠9が嵌め込まれることも有り得るし、変形例1〜変形例3のガラスパネルユニットに対して枠9が嵌め込まれることも有り得る。
以上、ガラスパネルユニットおよびこれを備えるガラス窓について説明したが、ガラスパネルユニットおよびこれを備えるガラス窓は、添付図面に示す実施形態や変形例に限定されず、適宜の設計変更を行うことや、各変形例の構成を適宜に組み合わせることが可能である。
(効果)
以上、述べた実施形態およびその変形例から明らかなように、第1の態様のガラスパネルユニットは、ガラスパネル(15)を含む第一パネル(1)と、ガラスパネル(25)を含む第二パネル(2)と、枠状のシール部(41)と、孔封止材(42)と、接合部(47)と、を備える。第二パネル(2)は、第一パネル(1)に対向して位置する。シール部(41)は、第一パネル(1)と第二パネル(2)の間に減圧状態の密閉空間(51)を形成するように、第一パネル(1)と第二パネル(2)の互いの周縁部を気密に接合する。孔封止材(42)は、第一パネル(1)と第二パネル(2)のうちの一方のパネルが有する排気孔(50)を、気密に封止する。接合部(47)は、排気孔(50)の周縁部の一部において第一パネル(1)と第二パネル(2)とに接合する。
以上、述べた実施形態およびその変形例から明らかなように、第1の態様のガラスパネルユニットは、ガラスパネル(15)を含む第一パネル(1)と、ガラスパネル(25)を含む第二パネル(2)と、枠状のシール部(41)と、孔封止材(42)と、接合部(47)と、を備える。第二パネル(2)は、第一パネル(1)に対向して位置する。シール部(41)は、第一パネル(1)と第二パネル(2)の間に減圧状態の密閉空間(51)を形成するように、第一パネル(1)と第二パネル(2)の互いの周縁部を気密に接合する。孔封止材(42)は、第一パネル(1)と第二パネル(2)のうちの一方のパネルが有する排気孔(50)を、気密に封止する。接合部(47)は、排気孔(50)の周縁部の一部において第一パネル(1)と第二パネル(2)とに接合する。
第1の態様によれば、第一パネル(1)と第二パネル(2)とが離れるように力がかかっても、第一パネル(1)と第二パネル(2)とが離れるようにかかる力を接合部(47)が受けて、第一パネル(1)と第二パネル(2)とが離れにくくなる。これにより、ガラスパネルユニットから排気管が突出せず、排気孔(50)を強固に封着することができる。
第2の態様では、第1の態様との組み合わせにより実現される。第2の態様では、排気孔(50)の周縁部の一部に接合部(47)が位置する。排気孔(50)の周縁部の接合部(47)と反対側の部分にシール部(41)が位置する。
第2の態様によれば、より強く第一パネル(1)と第二パネル(2)とが離れるのを抑制する。
第3の態様では、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現される。第3の態様では、ガラスパネルユニットは、更に、第三パネル(3)と、枠状の第二シール部(38)と、を備える。第三パネル(3)は、ガラスパネル(35)を含み、第一パネル(1)と第二パネル(2)のうちの一つのパネルに対向して位置する。第二シール部は、一つのパネルと第三パネル(3)の間に密閉された空間を形成するように、一つのパネルと第三パネル(3)に気密に接合される。
第3の態様によれば、より断熱性の高いガラスパネルユニットが得られる。
第4の態様では、第1〜第3の態様との組み合わせにより実現される。第4の態様では、ガラス窓は、第1〜第3の態様のガラスパネルユニットと、ガラスパネルユニットの周縁部が嵌め込まれる枠(9)と、を備える。
第4の態様によれば、排気管が突出しないガラス窓が得られる。
第5の態様のガラスパネルユニットの製造方法は、準備工程と、接合工程と、減圧工程と、封止工程と、を備える。準備工程は、ガラスパネル(15)を含む第一基板(10)と、ガラスパネル(25)を含む第二基板(20)とが準備される工程である。接合工程は、第一基板(10)と第二基板(20)が、枠状の封着材(410)及び第一基板(10)と第二基板(20)のうちの一つが有する排気孔(50)の周縁部の接合材を介して接合され、第一基板(10)と第二基板(20)と封着材(410)の間に内部空間(510)が形成される工程である。減圧工程は、内部空間(510)が減圧される工程である。封止工程は、内部空間(510)が減圧状態で封止される工程である。
第5の態様によれば、第一パネル(1)と第二パネル(2)とが離れにくいガラスパネルユニットを製造することができる。
第6の態様では、第5の態様との組み合わせにより実現される。第6の態様では、接合工程において、排気孔(50)の周縁部の一部に接合材が位置し、排気孔(50)の周縁部の接合材と反対側の一部に封着材(410)が位置する。
第6の態様によれば、第一パネル(1)と第二パネル(2)とがより一層離れにくいガラスパネルユニットを製造することができる。
第7の態様では、第5又は第6の態様との組み合わせにより実現される。第7の態様では、第5又は第6の態様のガラスパネルユニットの製造方法で製造されたガラスパネルユニットに対して、さらに枠状の第二シール部(38)を介して、ガラスパネル(35)を含む第三パネル(3)が接合される第二接合工程を備える。
第7の態様によれば、より断熱性の高いガラスパネルユニットが得られる。
第8の態様では、第5〜第7の態様との組み合わせにより実現される。第8の態様では、ガラス窓の製造方法は、第5〜第7のいずれかの態様のガラスパネルユニットの製造方法で製造されたガラスパネルユニットを、枠(9)に嵌め込む組立工程を備える。
第8の態様によれば、排気管が突出しないガラス窓が得られる。
1 第一パネル
10 第一基板
15 ガラスパネル
2 第二パネル
20 第二基板
25 ガラスパネル
3 第三パネル
35 ガラスパネル
38 第二シール部
41 シール部
410 封着材
42 孔封止材
47 接合部
50 排気孔
51 密閉空間
510 内部空間
10 第一基板
15 ガラスパネル
2 第二パネル
20 第二基板
25 ガラスパネル
3 第三パネル
35 ガラスパネル
38 第二シール部
41 シール部
410 封着材
42 孔封止材
47 接合部
50 排気孔
51 密閉空間
510 内部空間
Claims (8)
- ガラスパネルを含む第一パネルと、
ガラスパネルを含み、前記第一パネルに対向して位置する第二パネルと、
前記第一パネルと前記第二パネルの間に減圧状態の密閉空間を形成するように、前記第一パネルと前記第二パネルの互いの周縁部を気密に接合する枠状のシール部と、
前記第一パネルと前記第二パネルのうちの一方のパネルが有する排気孔を、気密に封止する孔封止材と、
前記排気孔の周縁部の一部において前記第一パネルと前記第二パネルとに接合する接合部と、
を備える
ことを特徴とするガラスパネルユニット。 - 前記排気孔の周縁部の一部に前記接合部が位置し、
前記排気孔の周縁部の前記接合部と反対側の部分に前記シール部が位置する
ことを特徴とする請求項1に記載のガラスパネルユニット。 - 更に、
ガラスパネルを含み、前記第一パネルと前記第二パネルのうちの一つのパネルに対向して位置する第三パネルと、
前記一つのパネルと前記第三パネルの間に密閉された空間を形成するように、前記一つのパネルと前記第三パネルに気密に接合された枠状の第二シール部と、を備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスパネルユニット。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のガラスパネルユニットと、
前記ガラスパネルユニットの周縁部が嵌め込まれる枠と、を備える
ことを特徴とするガラス窓。 - ガラスパネルを含む第一基板と、ガラスパネルを含む第二基板とが準備される準備工程と、
前記第一基板と前記第二基板が、枠状の封着材及び前記第一基板と前記第二基板のうちの一つが有する排気孔の周縁部の接合材を介して接合され、前記第一基板と前記第二基板と前記封着材の間に内部空間が形成される接合工程と、
前記内部空間が減圧される減圧工程と、
前記内部空間が減圧状態で封止される封止工程と、を備える
ことを特徴とするガラスパネルユニットの製造方法。 - 前記接合工程において、
前記排気孔の周縁部の一部に前記接合材が位置し、
前記排気孔の周縁部の前記接合材と反対側の一部に前記封着材が位置する
ことを特徴とする請求項5に記載のガラスパネルユニットの製造方法。 - 請求項5又は6に記載のガラスパネルユニットの製造方法で製造されたガラスパネルユニットに対して、さらに枠状の第二シール部を介して、ガラスパネルを含む第三パネルが接合される第二接合工程を備える
ことを特徴とするガラスパネルユニットの製造方法。 - 請求項5〜7のいずれか一項に記載のガラスパネルユニットの製造方法で製造されたガラスパネルユニットを、枠に嵌め込む組立工程を備える
ことを特徴とするガラス窓の製造方法。
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