JP6814622B2 - シャッタ装置 - Google Patents
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Description
シャッタ装置の内部に雨水などの浸入を防ぐために、シャッタの取付枠の外回り部分と建物の壁面とにわたって湿式のコーキング材を塗布してこれらの隙間を埋めることが考えられる。このように形成したコーキング部分にはその幅や厚みが変動する塗布ムラを生じることがある。取付枠の外回り部分はシャッタ装置の外観を構成するため、塗布ムラがあるとその部分が外側から見えて、見る者に違和感を与えるおそれがある。この違和感を緩和するために、マスキングをして塗布ムラを減らすことも考えられるが、マスキングのために施工作業の手間が余計に掛かるという課題がある。
このことから、本発明者は、シャッタ装置について、施工作業の手間を抑制しつつ、視覚上の違和感を軽減する観点から改善の余地があることを認識した。
建物の開口に設けられるシャッタ装置では、その内部に雨水などが浸入すると、内部機構に錆を発生することが考えられる。特に、シャッターボックス内にシャッターカーテンを巻き上げるモータが備えられる場合は、その電気配線などに影響することによってシャッター装置の信頼性が低下する懸念がある。また、シャッターボックス内に浸入した水は、シャッターボックスの下方に設けられる窓部に垂れ出して、窓部に染みを生じさせることが考えられる。窓部の染みは、シャッターカーテンを開いたときの美観を損ない、視る者に視覚上の違和感を与える。
実施の形態はこのような思索に基づいて案出されたもので、以下にその具体的な構成を説明する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係るシャッタ装置100について説明する。図1は、実施の形態に係るシャッタ装置100を示す正面図である。図1は建物の外側から視たシャッタ装置の正面を示す。以下、XYZ直交座標系をもとに説明する。X軸方向は水平な左右方向に対応し、Y軸方向は水平な前後方向に対応し、Z軸方向は鉛直な上下方向に対応する。Y軸方向およびZ軸方向はそれぞれX軸方向に直交する。X軸方向は左方向あるいは右方向と、Y軸方向は前方向あるいは後方向と、Z軸方向で正方向を上方向、Z軸方向で負方向を下方向と表記することがある。このような方向の表記はシャッタ装置100の使用姿勢を制限するものではなく、シャッタ装置100は任意の姿勢で使用されうる。
先に、取付枠35の外周縁35eについて説明する。図2に示すように、取付枠35の外周縁35eは、第3横枠32の下縁32gと、第1横枠34の上縁34gと、第1縦枠21の外側の側縁21gと、第2縦枠20の外側の側縁20gと、を含む。実施の形態の外周縁35eは、正面視にて、取付枠35をY軸方向で壁面82に投影した投影範囲の外郭線35kに相当する。この場合、取付枠35の外郭線35kの内側を外周縁35eの内側としてもよい。外郭線35kの外側領域は、シャッターカーテン36を閉じた状態にて正面視で視認可能な可視領域であり、コーキング受部40は、この可視領域を避けた非可視領域に設けられる。
次に、壁面82に取付けられた状態の各フレームのについて説明する。図3は、図2の取付枠35のA−A線に沿った鉛直面で切断した縦断面を示す断面図である。図3は、特に第1横枠34の縦断面と、第2横枠33の縦断面と、第3横枠32の周辺の縦断面を、示している。本明細書において、各フレームが壁面82に取付けられることには、取付ネジ28が壁面82を貫通して建物80を構成する柱や梁等の躯体90にねじ込まれることを含む(図3〜5も参照)。
実施の形態のシャッタ装置100は、雨水などの浸入をさらに抑制する観点から、コーキング受部とは別にシート状のシール部材60を備えている。図7は、壁面に取りつけられた状態の取付枠35の一部を拡大して示す背面図である。図7では壁面の表示を省略している。シール部材60は、取付枠35と壁面との間に介在され、これらの間の隙間を小さくする。シール部材60は、乾式シール材であってもよく、例えば両面テープなどにより取付枠35に取り付けられる。シール部材60は、シール性を具備するものであれば特に素材に制限はないが、例えばスポンジ状の素材から形成されてもよい。シール部材60は、それぞれ矩形状の第1シール部材62、第2シール部材64、第3シール部材66および第4シール部材68を含む。第4シール部材68については後述する。
第5受部41fについて説明する。第5受部41fは、装着部41と壁面82との間の隙間を減少させるためのコーキング材59を塗布する部分である。第5受部41fは、取付枠35の外周縁35eより内側に配置される。特に、第5受部41fは、第1横枠34の下側に配置される。第5受部41fは、壁面82から前方に離れる方向(略Y軸方向)に張り出す。第5受部41fの中間部は傾斜部41bの下端に接続される。Y軸方向において、第5受部41fの一端は壁面82に接し、他端は傾斜部41bの下端を越えて壁面82から離れる方向に突出している。第5受部41fの下面にはコーキング材が塗布されてもよい。
湿式のシール材であるコーキング材の経時変化は小さいことが望ましい。そこで塗布されたコーキング材の近傍に乾式のシール材を併用することが考えられる。一例として、第1受部41cに塗布されたコーキング材52について説明する。図3に示すように、コーキング材52は、上側の表面が直接的に外部空間と接しているので、外気による劣化を生じ易い。コーキング材52が劣化するとシール性能が低下してボックス取付枠35aの内側へ雨水などが浸入する可能性が高くなる。そこで、コーキング材52を保護するために、コーキング材52の上側に保護部材53を設けてもよい。
傾斜部41b、43b、47bおよび49b(以下、各傾斜部という)が傾斜することで、取付孔41h、43h、47hおよび49h(以下、各取付孔という)が傾斜する。このことにより、取付ネジ28の先端部を各取付孔から斜めに傾斜させて壁面82にねじ込むことができる。各傾斜部の傾斜は、取付ネジ28を取り付けることができれば特に限定されず、例えば壁面82に平行な方向に対して0°〜45°の範囲で傾斜していてもよい。この構成では、取付ネジ28は壁面82に垂直な方向に対して0°〜45°の範囲で傾斜してねじ込まれる。各傾斜部の傾斜は、好ましくは5°以上に設定されてもよい。各傾斜部の傾斜は、それぞれ異なっていてもよく、同じであってもよい。
実施の形態の説明では、第3横枠32にはコーキング受部が設けられていない例について説明したが、これに限られない。第3横枠32にコーキング材を塗布するためのコーキング受部が設けられてもよい。
実施の形態の説明では、第1縦枠21および第2縦枠20にはコーキング保持部が設けられていない例について説明したが、これに限られない。このようなコーキング保持部は取付枠35の何れの箇所にも設けることができる。例えば、第1縦枠21および第2縦枠20の少なくとも一方には、コーキング受部に塗布されたコーキング材の壁面とは反対側をカバーして、コーキング材の流れ出しを抑制する保持部が設けられてもよい。
実施の形態の説明では、コーキング材が取付枠35の外側から塗布されるコーキング受部(以下、外塗受部という)である第1受部41cが、第1横枠34に設けられる例について説明したが、これに限られない。外塗受部は、取付枠35の壁面82側において外周縁35eから内側に離れた位置であれば取付枠35の何れの箇所にも設けることができる。例えば、外塗受部は第1縦枠21や第2縦枠20に設けられてもよい。
Claims (7)
- 建物の開口を開閉可能に覆うシャッターカーテンを含むシャッタ装置であって、
建物の壁面に取付けられる取付枠を備え、
前記取付枠には、コーキング材が塗布されるコーキング受部が設けられ、
前記コーキング受部は、前記取付枠の外周縁より前記開口側に設けられ、
前記取付枠は、第1横枠と、前記第1横枠の左右両端それぞれから下方に伸びる一対の縦枠と、を含み、
前記コーキング受部は、前記第1横枠に設けられた第1受部と、前記一対の縦枠に設けられた第2受部と、を含み、
前記第2受部は、前記取付枠の内側に配置されることを特徴とするシャッタ装置。 - 前記取付枠は、前記第1横枠の下方に離れて配置され、前記一対の縦枠それぞれの間に架け渡される第2横枠を含み、
前記コーキング受部は、前記第2横枠に設けられた第3受部を含むことを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。 - 前記一対の縦枠は、前記第2横枠の側部から上方に伸びて前記第2受部が設けられる一対の第1縦枠と、前記一対の第1縦枠の下端から下方に伸びる一対の第2縦枠と、からなり、
前記第2受部には前記コーキング材が塗布され、
前記一対の第2縦枠の前記開口側には前記コーキング材が塗布されないことを特徴とする請求項2に記載のシャッタ装置。 - 前記第3受部は前記第2受部と連続していることを特徴とする請求項2または3に記載のシャッタ装置。
- 前記第1受部と前記第2受部との間にシート状の第1シール部材が設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシャッタ装置。
- 前記一対の縦枠には、前記第2受部の外側で縦方向に伸びるシート状の第2シール部材が設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のシャッタ装置。
- 前記コーキング受部は、前記取付枠の前記壁面側において前記取付枠の外周縁から内側に離れた位置に設けられる部分を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のシャッタ装置。
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