JP6814544B2 - 建具枠の取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の壁部の開口部を形成する開口枠に取付けられる建具枠の取付け構造に関する。
このような建具枠の取付け構造としては、従来、開口枠の前方外面部に当接する前面側取付け片を一体的に有する枠本体と、開口枠の後方外面部に当接する後面側取付け片とを備え、枠本体と後面側取付け片とが、上下方向に沿う軸を中心として互いに相対回動自在な蝶番により連結された構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この取付け構造では、枠本体の前面側取付け片を開口枠における壁部の面内方向に沿う一方の外面部に接合し、蝶番により枠本体に対して後面側取付け片を回動させて、後面側取付け片を開口枠における壁部の面内方向に沿う他方の外面部に接合している。
特許第3262942号公報
しかしながら、上記特許文献に記載の従来技術では、前面側取付け片を有する枠本体と後面側取付け片とが、上下方向に沿う軸を中心として互いに相対回動自在な蝶番により連結されているので、たとえ前面側取付け片と後面側取付け片を開口枠に接合しても、前面側取付け片と後面側取付け片が相対的に回動可能な状態のままとなる。
したがって、枠本体と後面側取付け片との位置関係が確定し難く、壁部の面外方向における建具枠の位置決めが必ずしも確実とはいえない問題がある。
更に、枠本体と後面側取付け片とを連結するのに蝶番を必要とするため、コスト的に不利で、例えば、大規模な商業施設の施工であれば、建具枠の取付け数も多くなり、かなりのコスト高となる。
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、その目的は、建具枠を開口枠に対して確実に位置決めして取付けることができ、コスト的にも有利な建具枠の取付け構造を提供することにある。
物の壁部の開口部を形成する開口枠に取付けられる建具枠の取付け構造であって、
前記建具枠は、前記壁部の面外方向に分割された2つの分割部材を備え、
それら2つの分割部材は、前記開口枠における前記壁部の面内方向に沿う外面部に夫々接合され、かつ、前記分割部材どうしを互いに接合することで、前記2つの分割部材が前記開口枠を前記面外方向から挟み込む状態で取付けられると好適である
上記構成によれば、壁部の面外方向に分割された2つの分割部材は、開口枠における壁部の面内方向に沿う外面部に夫々接合される。そして、その2つの分割部材どうしが互いに接合されて、開口枠を壁部の面外方向から挟み込む状態で取付けられるので、2つの分割部材は、相対回動や相対移動が阻止された状態で開口枠を挟み込むことになる。
したがって、2つの分割部材からなる建具枠は、開口枠を壁部の面外方向から挟みつけて開口枠に対して確実に位置決めされて取付けられるので、その開口枠を利用して、面外方向での建具枠の位置決めを簡易に行うことができ、施工性の向上を図るとともに、2つの分割部材どうしは、例えば、溶接やビスにより接合するだけですむので、コストの面でも有利となる。
記2つの分割部材は、前記開口枠の外面部に対して夫々固定具により固定されて接合され、前記分割部材どうしも固定具により固定されて接合されると好適である
上記構成によれば、2つの分割部材の開口枠への接合および両分割部材どうしの接合が、ビスなどの固定具による固定によって行われるので、例えば、溶接による接合の場合に比べて、火気などに注意を払う必要もなく、また、比較的簡単な工具により確実に固定することが可能で施工性も大幅に向上する。
記2つの分割部材は、前記面外方向に幅の広い分割部材と幅の狭い分割部材からなり、幅の広い分割部材に前記面外方向に延びる補強材が備えられ、その補強材と幅の広い分割部材との重複部分において前記2つの分割部材が固定具により固定されて接合されると好適である
上記構成によれば、2つの分割部材のうち、面外方向に幅の広い分割部材に面外方向に延びる補強材が備えられているので、幅の狭い分割部材に比べて強度的に問題のある幅の広い分割部材が補強材により補強されて強度上での問題が解消される。
そして、その補強材と幅の広い分割部材との重複部分において2つの分割部材が固定具により固定されて接合されるので、両分割部材の固定による接合が、重複部分の厚みを生かして強固で確実なものとなり、その結果、両分割部材による開口枠の挟みつけがより強固となって開口枠に対する位置決めがより一層確実となる。
記建具枠は、前記開口枠に対する第1取付け部の端部から前記面外方向に延びる第1折り返し部と、その第1折り返し部の端部から前記面内方向に延びる第1見付け部と、その第1見付け部の端部から前記面外方向に延びる第1見込み部とを有する前記面外方向に幅の広い第1分割部材と、前記第1見込み部に重複して前記面外方向に延びる第2見込み部と、その第2見込み部の端部から前記面内方向に延びる第2見付け部と、その第2見付け部の端部から前記面外方向に延びて、その端部に前記開口枠に対する第2取付け部を備えた第2折り返し部とを有する前記面外方向に幅の狭い第2分割部材とに分割されていると好適である
上記構成によれば、開口枠の形状に対応した状態で、建具枠を幅の広い第1分割部材と幅の狭い第2分割部材とに比較的同幅に近い状態で合理的に分割することができ、その結果、両分割部材による開口枠の挟みつけも確実となる。
物の壁部の開口部を形成する開口枠に取付けられる建具枠の取付け構造であって、
前記建具枠は、前記壁部の面外方向に分割された2つの分割部材を備え、
それら2つの分割部材は、前記開口枠における前記壁部の面内方向に沿う外面部に夫々接合され、かつ、前記分割部材どうしを互いに接合することで、前記2つの分割部材が前記開口枠を前記面外方向から挟み込む状態で取付けられ、
前記2つの分割部材は、前記面外方向に幅の広い分割部材と幅の狭い分割部材からなり、幅の広い分割部材に前記面外方向に延びる補強材が備えられ、
前記補強材が、幅の広い分割部材の前記面外方向の一端側と他端側とにわたって備えられ、
前記幅の広い分割部材の前記面外方向の一端側には、前記開口枠に対する取付け部の前記開口部側の端部から前記面外方向に延びる折り返し部が備えられ、
前記補強材が、前記面内方向において前記幅の広い分割部材の前記折り返し部よりも前
記開口部側に備えられると好適である。
1〕本発明の第特徴構成は、建物の壁部の開口部を形成する開口枠に取付けられる建具枠の取付け構造であって、
前記建具枠は、前記壁部の面外方向に分割された2つの分割部材を備え、
それら2つの分割部材は、前記開口枠における前記壁部の面内方向に沿う外面部に夫々接合され、かつ、前記分割部材どうしを互いに接合することで、前記2つの分割部材が前記開口枠を前記面外方向から挟み込む状態で取付けられ、
前記2つの分割部材は、前記面外方向に幅の広い分割部材と幅の狭い分割部材からなり、幅の広い分割部材に前記面外方向に延びる補強材が備えられ、
前記補強材が、幅の広い分割部材の前記面外方向の一端側と他端側とにわたって備えられ、
前記補強材が、前記面外方向に幅の広い分割部材の前記面外方向の他端側において、前記面外方向に幅の広い分割部材における前記面外方向に延びる見込み部に重複して固着され、
前記幅の狭い分割部材が、前記補強材と前記幅の広い分割部材との重複部分に対して固定具より固定されて接合される点にある。
〕本発明の第特徴構成は、前記建具枠は、前記開口枠に対する第1取付け部の端部から前記面外方向に延びる第1折り返し部と、その第1折り返し部の端部から前記面内方向に延びる第1見付け部と、その第1見付け部の端部から前記面外方向に延びる第1見込み部とを有する前記面外方向に幅の広い第1分割部材と、
前記第1見込み部に重複して前記面外方向に延びる第2見込み部と、その第2見込み部の端部から前記面内方向に延びる第2見付け部と、その第2見付け部の端部から前記面外方向に延びて、その端部に前記開口枠に対する第2取付け部を備えた第2折り返し部とを有する前記面外方向に幅の狭い第2分割部材とに分割され、
前記補強材は、前記面外方向の一端部が前記第1折り返し部の前記開口部側の面に重複して固着され、前記面外方向の他端部が前記第1見込み部の前記開口部とは反対側の面に重複して固着されている点にある。
〕本発明の第特徴構成は、前記補強材は、前記第1分割部材の前記面外方向の一端側から前記面外方向に延びた後に屈曲して前記面内方向で前記開口部側に延びて前記第1分割部材の前記面外方向の他端側にわたっている点にある。
また、前記建具枠は、前記開口枠に対する第3取付け部の端部から前記面外方向に延びる第3折り返し部と、その第3折り返し部の端部から前記面内方向に延びる第3見付け部と、その第3見付け部の端部から前記面外方向に延びる見込み部と、その見込み部の端部から前記面内方向に延びる第4見付け部と、その第4見付け部の端部から前記面外方向に延びる第4折り返し部と、その第4折り返し部の端部から前記面内方向に延びる終端見付け部とを有する前記面外方向に幅の広い第3分割部材と、前記終端見付け部に重複して前記面内方向に延びる第4取付け部を有する前記面外方向に幅の狭い第4分割部材とに分割され、
前記補強材は、前記面外方向の一端部が前記第3折り返し部の前記開口部側の面に重複して固着され、前記面外方向の他端部が前記第4折り返し部の前記開口部側の面に重複して固着されていると好適である。
上記特徴構成によれば、開口枠の形状に対応した状態で、建具枠を幅の広い第3分割部材と幅の狭い第4分割部材とに合理的に分割することができるとともに、第4分割部材に関しては、必要最小限度にまで形状の簡素化を図ることができる。
第1実施形態による建具枠の取付け構造を示す横断平面図と一部詳細図 第2実施形態による建具枠の取付け構造を示す横断平面図と一部詳細図 建具枠の取付け構造全体の概略を示す斜視図
本発明による建具枠の取付け構造の実施形態を図面に基づいて説明する。
建具枠1は、図1(a)および図2(a)に示すように、扉Dや窓などの建具を保持するもので、建物の壁部Wの開口部Oを形成する開口枠Fを介して壁部Wに取付けられる。開口枠Fは、軽量型鋼材などからなり、図3に実線で示すように、正面視で門型に形成されて、建具枠1が、図3に仮想線で示すように、その門型の開口枠Fの内側に取付けられる。
すなわち、建具枠1は、図3に仮想線で示すように、正面視において、左側に位置する左建具枠部位A、右側に位置する右建具枠部位B、および、左右の建具枠部位A、Bの上端を連結する上建具枠部位Cにより全体が門型に形成されて開口枠Fの内側に取付けられる。
[第1実施形態]
図1(a)は、第1実施形態による建具枠1の取付け構造の横断平面図、図1(b)は、図1(a)の左側(左建具枠部位A)に位置する建具枠1の分解図である。なお、図1(a)の右側(右建具枠部位B)に位置する建具枠1の分解図は、左側のものと左右勝手違いがあるだけなので図示と説明を省略し、上建具枠部位Cに関しても同様に省略する。
第1実施形態による建具枠1は、図1に示すように、建物の壁部Wの面外方向Yに幅の広い第1分割部材2と幅の狭い第2分割部材3を備え、両分割部材2、3が、面外方向Yに分割されている。つまり、建具枠1は、図3に示すように、門型の第1分割部材2と第2分割部材3に分割されている。
第1分割部材2は、鋼板を折り曲げ加工して製作され、横断面視において、開口部Oを形成する開口枠Fに対して、その壁部Wの面内方向Xに沿う外面部に取付けるための第1取付け部4を備え、更に、その第1取付け部4の端部から面外方向Yに延びる第1折り返し部5と、その第1折り返し部5の端部から面内方向Xに延びる第1見付け部6と、その第1見付け部6の端部から面外方向Yに延びる第1見込み部7とを有し、第1見込み部7には、開口部O側へ膨出する膨出部8が設けられている。
この第1分割部材2は、その第1取付け部4が固定具としての第1ビス9により開口枠Fの外面部に固定されて接合される。
第2分割部材3も、鋼板を折り曲げ加工して製作され、横断面視において、第1分割部材2の第1見込み部7に対し開口部O側に重複して面外方向Yに延びる第2見込み部10と、その第2見込み部10の端部から面内方向Xに延びる第2見付け部11と、その第2見付け部11の端部から面外方向Yに延びて、その端部に第2取付け部13を備えた第2折り返し部12とを有する。
この第2折り返し部12に連なる第2取付け部13は、開口枠Fの面内方向Xに沿う外面部のうち、第1分割部材2の第1取付け部4を取付ける外面部とは反対側の外面部に第2分割部材3を取り付けるためのもので、固定具としての第2ビス14により開口枠Fの外面部に固定されて接合される。
壁部Wの面外方向Yに幅の広い第1分割部材2には、その第1折り返し部5から第1見込み部7にわたって壁部Wの面外方向Yに延びる鋼板製の補強材15が備えられ、その補強材15の一端部が第1折り返し部5の開口部O側の面に重複して固着され、他端部が第1見込み部7の開口部Oと反対側の面に重複して固着されている。
そして、この補強材15と第1分割部材2の第1見込み部7との重複部分において、補強材15と反対側の面に第2分割部材3の第2見込み部10が重複するように設定され、その重複部分において第1分割部材2と第2分割部材3が固定具としての連結ビス16により固定されて接合される。
その際、補強材15と第1分割部材2の第1見込み部7との重複部分に対して、第2分割部材3の第2見込み部10を重複させるに当たり、第2見込み部10の端部を第1分割部材2の膨出部8に当接させて、面外方向Yでの第1分割部材2と第2分割部材3との位置決めを確実に行える。
このようにして、第1分割部材2と第2分割部材3は、開口枠Fの外面部に対して第1ビス9と第2ビス14により夫々各別に固定されて接合され、かつ、連結ビス16により互いに固定されて接合される。それによって、第1分割部材2と第2分割部材3は、開口枠Fを面外方向Yから挟み込む状態で開口枠Fに取付けられる。
ちなみに、第1ビス9、第2ビス14、および、連結ビス16による接合箇所は、第1分割部材2および第2分割部材3の長手方向に沿って所定のピッチで備えられている。
補強材15は、第1分割部材2および第2分割部材3の長手方向の全長に亘って一連に設けることも、また、第1ビス9、第2ビス14、および、連結ビス16による接合箇所に対応して、第1分割部材2および第2分割部材3の長手方向に沿って所定のピッチで複数配設することもできる。
[第2実施形態]
図2(a)は、第2実施形態による建具枠1の取付け構造の横断平面図、図2(b)は、図2(a)の左側(左建具枠部位A)に位置する建具枠1の分解図である。なお、図2(a)の右側(右建具枠部位B)に位置する建具枠1の分解図は、左側のものと左右勝手違いがあるだけなので図示と説明を省略し、上建具枠部位Cに関しても同様に省略する。
第2実施形態による建具枠1も、図2に示すように、壁部Wの面外方向Yに幅の広い第3分割部材17と幅の狭い第4分割部材18を備え、図3に示すように、その門型の第3分割部材17と第4分割部材18が、面外方向Yに分割されている。
第3分割部材17は、鋼板を折り曲げ加工して製作され、横断面視において、開口枠Fに対して、その壁部Wの面内方向Xに沿う外面部に取付けるための第3取付け部19を備え、その第3取付け部19の端部から面外方向Yに延びる第3折り返し部20と、その第3折り返し部20の端部から面内方向Xに延びる第3見付け部21と、その第3見付け部21の端部から面外方向Yに延びる見込み部22と、その見込み部22の端部から面内方向Xに延びる第4見付け部23と、その第4見付け部23の端部から面外方向Yに延びる第4折り返し部24と、その第4折り返し部24の端部から面内方向Xに延びる終端見付け部25とを有し、見込み部22には、開口部O側へ膨出する膨出部26が設けられている。
この第3分割部材17は、その第3取付け部19が固定具としての第3ビス27により開口枠Fの外面部に固定されて接合される。
第4分割部材18も鋼板製で、横断面視において、第3分割部材17の終端見付け部25の外側面に重複して面内方向Xに延びる第4取付け部28を有する。
この第4取付け部28は、開口枠Fの面内方向Xに沿う外面部のうち、第3分割部材17の第3取付け部19を取付ける外面部とは反対側の外面部に第4分割部材18を取り付けるためのもので、固定具としての第4ビス29により開口枠Fの外面部に固定されて接合される。
壁部Wの面外方向Yに幅の広い第3分割部材17には、その第3折り返し部20から第4折り返し部24にわたって壁部Wの面外方向Yに延びる鋼板製の補強材30が備えられ、その補強材30の一端部が第3折り返し部20の開口部O側の面に重複して固着され、他端部が第4折り返し部24の開口部O側の面に重複して固着されている。
そして、第4分割部材18の第4取付け部28が、第3分割部材17の終端見付け部25に重複する部分において第3分割部材17と第4分割部材18が固定具としての連結ビス31により固定されて接合される。
このようにして、第3分割部材17と第2分割部材18は、開口枠Fの外面部に対して第3ビス27と第4ビス29により夫々各別に固定されて接合され、かつ、連結ビス31により互いに固定されて接合される。それによって、第3分割部材17と第4分割部材18は、開口枠Fを面外方向Yから挟み込む状態で開口枠Fに取付けられる。
〔別実施形態〕
(1)先の実施形態では、建具枠1が、門型の第1分割部材2と第2分割部材3に分割され、あるいは、門型の第3分割部材17と第4分割部材18に分割された例を示したが、各分割部材2、3、17、18が門型であると、取り扱いの面で難があり、現場への搬送や搬入に利便性を欠く可能性もある。
かかる問題を解消するため、図3を参照して、建具枠1を左建具枠部位A、右建具枠部位B、上建具枠部位Cの3つの部位に分割し、各建具枠部位A、B、Cにおける建具枠1を第1分割部材2と第2分割部材3に分割し、あるいは、第3分割部材17と第4分割部材18に分割することもできる。その場合には、各分割部材2、3、17、18がほぼ直線状の枠部材となるため、取り扱いが容易で、現場への搬送や搬入も容易となる。
(2)先の実施形態では、建具枠1を2つの分割部材に分割するに際し、壁部Wの面外方向Yに幅の広い第1および第3分割部材2、17と幅の狭い第2および第4分割部材3、18に分割した例を示したが、面外方向Yに同じ幅の分割部材に分割することもできる。
また、幅の広い第1および第3分割部材2、17にのみ補強材15、30を設けた例を示したが、必要に応じて幅の狭い第2および第4分割部材3、18に対しても補強材を設けることができ、場合によっては、第1および第3分割部材2、17に設けていた補強材15、30をなくして実施することもできる。
そして、開口枠Fに対する各分割部材2、3、17、18の接合を固定具9、14、27、29により行い、また、分割部材2、3、17、18どうしの接合も固定具16、31により行った例を示したが、例えば、固定具の代わりに溶接により接合することも可能である。
1 建具枠
2 第1分割部材
3 第2分割部材
4 第1取付け部
5 第1折り返し部
6 第1見付け部
7 第1見込み部
9、14、16 固定具
10 第2見込み部
11 第2見付け部
12 第2折り返し部
13 第2取付け部
15 補強材
17 第3分割部材
18 第4分割部材
19 第3取付け部
20 第3折り返し部
21 第3見付け部
22 見込み部
23 第4見付け部
24 第4折り返し部
25 終端見付け部
27、29、31 固定具
28 第4取付け部
F 開口枠
O 開口部
W 建物の壁部
X 壁部の面内方向
Y 壁部の面外方向

Claims (3)

  1. 建物の壁部の開口部を形成する開口枠に取付けられる建具枠の取付け構造であって、
    前記建具枠は、前記壁部の面外方向に分割された2つの分割部材を備え、
    それら2つの分割部材は、前記開口枠における前記壁部の面内方向に沿う外面部に夫々接合され、かつ、前記分割部材どうしを互いに接合することで、前記2つの分割部材が前記開口枠を前記面外方向から挟み込む状態で取付けられ、
    前記2つの分割部材は、前記面外方向に幅の広い分割部材と幅の狭い分割部材からなり、幅の広い分割部材に前記面外方向に延びる補強材が備えられ、
    前記補強材が、幅の広い分割部材の前記面外方向の一端側と他端側とにわたって備えられ、
    前記補強材が、前記面外方向に幅の広い分割部材の前記面外方向の他端側において、前記面外方向に幅の広い分割部材における前記面外方向に延びる見込み部に重複して固着され、
    前記幅の狭い分割部材が、前記補強材と前記幅の広い分割部材との重複部分に対して固定具より固定されて接合される建具枠の取付け構造。
  2. 前記建具枠は、前記開口枠に対する第1取付け部の端部から前記面外方向に延びる第1折り返し部と、その第1折り返し部の端部から前記面内方向に延びる第1見付け部と、その第1見付け部の端部から前記面外方向に延びる第1見込み部とを有する前記面外方向に幅の広い第1分割部材と、
    前記第1見込み部に重複して前記面外方向に延びる第2見込み部と、その第2見込み部の端部から前記面内方向に延びる第2見付け部と、その第2見付け部の端部から前記面外方向に延びて、その端部に前記開口枠に対する第2取付け部を備えた第2折り返し部とを有する前記面外方向に幅の狭い第2分割部材とに分割され、
    前記補強材は、前記面外方向の一端部が前記第1折り返し部の前記開口部側の面に重複して固着され、前記面外方向の他端部が前記第1見込み部の前記開口部とは反対側の面に重複して固着されている請求項記載の建具枠の取付け構造。
  3. 前記補強材は、前記第1分割部材の前記面外方向の一端側から前記面外方向に延びた後に屈曲して前記面内方向で前記開口部側に延びて前記第1分割部材の前記面外方向の他端側にわたっている請求項記載の建具枠の取付け構造。
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