JP7404439B2 - 建具枠連結構造及び建具枠連結具並びに建具枠連結方法 - Google Patents

建具枠連結構造及び建具枠連結具並びに建具枠連結方法 Download PDF

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Description

本発明は、建具枠を周囲の建材に連結した建具枠連結構造、及び建具枠連結具並びに建具枠連結方法に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されるように、間隔をあけて配設されるドア枠と壁側建材とを連結するようにした連結具がある。この連結具では、ドア枠に軸支される雄ねじ棒と、この雄ねじ棒を挿通した連結部材とを備え、雄ねじ棒を中心にして前記連結部材を回動させることで、この連結部材を壁側建材へ向け、この連結部材の先端部を結合具によって壁側建材側の部材に結合するようにしている。
特開2020-7748号公報
しかしながら、作業性向上やコスト低減等の観点から、より簡素な構造が求められる。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
建具枠を該建具枠の周囲の建材に連結した建具枠連結構造において、
前記建具枠の枠外側に建具枠連結具が固定され、前記建具枠連結具の一部分である接続片部が曲げられ前記建材に接続され
前記建具枠の枠外側には、見込み方向に間隔を置いて対向する二つの突片部が設けられ、これら対向する二つの突片部を跨ぐようにして前記建具枠連結具が固定され、
前記建具枠連結具は、前記対向する二つの突片部の間に位置するように、前記接続片部を有することを特徴とする建具枠連結構造。
本発明は、さらに、以下の構成を具備するものである。
建具枠を該建具枠の周囲の建材に連結した建具枠連結構造において、
前記建具枠の枠外側に建具枠連結具が固定され、前記建具枠連結具の一部分である接続片部が曲げられ前記建材に接続され、
前記建具枠連結具は、略凹状の切込み部を有する略板状に形成され、
前記切込み部が二つ設けられ、
これら二つの切込み部の内側部分がそれぞれ曲げ起こされて前記接続片部を構成し、これら二つの接続片部は、前記建材を見込み方向の両側から挟むようにして前記建材に止着されていることを特徴とする建具枠連結構造。
本発明は、さらに、以下の構成を具備するものである。
建具枠を該建具枠の周囲の建材に連結した建具枠連結構造において、
前記建具枠の枠外側に建具枠連結具が固定され、前記建具枠連結具の一部分である接続片部が曲げられ前記建材に接続され、
前記接続片部の曲げ線上には、隣接する部分よりも曲げ剛性を低くする低剛性部が設けられていることを特徴とする建具枠連結構造。
本発明は、以上説明したように構成されているので、簡素な構造により、建具枠を建材に連結することができる。
本発明に係る建具枠連結構造の一例を適用した建具装置を示す全体正面図である。 同建具枠連結構造を示す全体正面図であり、開閉体は省略している。 図2の要部拡大図である。 図3の(IV)-(IV)線に沿う断面図である。 建具枠連結具の一例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)に対する正面図である。 図3の(IV)-(IV)線に沿う断面において、接続片部を曲げ起こしている様子を示す図である。 同断面において、接続片部が曲げられた状態の建具枠連結具を所定位置に設置している様子を示す図である。 同断面において、接続片部を建材に止着している様子を示す図である。 建具枠連結具の他例を示す平面図である。 同建具枠連結具について接続片部が曲げ起こされた様子を示す断面図である。 同建具枠連結具について曲げ起こされた接続片部を建材に止着している様子を示す断面図である。 建具枠連結具の他例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)に対する正面図である。 同建具枠連結具について曲げ起こされた接続片部を建材に止着している様子を示す断面図である。
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
本明細書中、「見付け方向」とは、建具枠10の横幅方向(図1の左右方向)を意味する。また、「見込み方向」とは、「見付け方向」に略直交する枠厚の方向を意味する。
また、「開口幅方向」とは、開閉体15により開閉される開口部10aの横幅方向を意味し、本実施態様によれば、「見付け方向」と同方向である。
また、「枠内側」とは、枠状に構成される建具枠10の内側を意味する。「枠外側」とは、前記枠内側に対する逆側であって建具枠10の外側を意味する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る建具枠連結構造Aを適用した建具装置1を示す。
建具枠連結構造Aは、開閉体15の周囲の建具枠10を、建具枠連結具30を介して、建具枠10の周囲の建材20に連結している。
開閉体15は、建具枠10内側の開口部10aを開閉する戸体(ドア)であり、戸尻部分が一方の側枠部材12に枢支されて回動する。図中符号16は、開閉体15を回動可能に軸支するヒンジである。このヒンジ16は、図示例によれば旗蝶番であるが、他の態様のものを適用可能である。
建具枠10は、左右の側枠部材11,12と、これら側枠部材11,12の上端間に接続された上枠部材13と、側枠部材11,12の下端間に接続された下枠部材14(沓摺と称する場合もある)とから中央に開口部10a(図2参照)を有する矩形枠状に構成される。
これら側枠部材11,12、上枠部材13及び下枠部材14は、予め工場や現場等で一体に接合(例えば、溶接やねじ止め、リベット止め等による)されて、建具枠10を構成する。
なお、下枠部材14を省いて、建具枠10を正面視逆凹状に構成することも可能である。この場合、建具枠10の下方側は、地面や床面となる。
側枠部材11,12は、図示例によれば、同一の横断面形状の部材であり、それぞれ、上下方向へわたる長尺状に形成される。上枠部材13も、側枠部材11,12と同一の横断面形状の部材であり、左右方向わたる長尺状に形成される。
なお、他例としては、これら側枠部材11,12、上枠部材13の断面形状を異ならせることも可能である。
建具枠連結構造Aは、側枠部材11,12及び上枠部材13のそれぞれの外側(言い換えれば、矩形状の建具枠10の枠外側)に構成される。これらは、同構成であるため、以下の説明では、右側の側枠部材12に対応する建具枠連結構造Aについて説明する。
図4に示すように、右側の側枠部材12は、枠外側(壁側)に開口12aを有する枠状(もしくは横断面C字状)部材であり、上下方向へわたる長尺状に連続している。
この側枠部材12の枠外側の部分には、開口12aを間にして、見込み方向に間隔を置いて対向するように、二つの突片部12b,12bが設けられる。突片部12bは、側枠部材12の上下方向の全長にわたって連続しており、リップ等と呼称される場合がある。
これら二つの突片部12b,12bには、これらを跨ぐようにして建具枠連結具30が固定される。建具枠連結具30は、開口12aに対し外部から挿入され、突片部12b,12bに対し溶接等の固定手段により、固定される。前記固定手段は、ねじ止めや、リベット止め、その他の止着手段とすることも可能である。
建材20は、建具枠10の周囲を囲むようにして、不動部位(例えば、建具装置1の設置対象である建物等)に固定される。図4に一例を示す建材20は、壁部2を内側から支持する芯材21と、この芯材21の枠内側に止着固定された補強部材22とを一体的に具備する。
壁部2は、見込み方向に間隔を置いた2枚の板材(例えば、石膏ボードやベニヤ板、その他のパネル材等)から構成される。
芯材21は、図示例によれば上下方向へ連続するC形鋼状の長尺材であり、建具枠10の左右両側、及び上側にそれぞれ立設される。この芯材21は、当該建具装置1の設置対象である躯体開口部等の不動部位に固定される。なお、芯材21の断面形状は、例えばコ字状や矩形枠状等、図示例以外の形状にすることが可能である。
補強部材22は、芯材21よりも見込み方向の寸法が小さいC形鋼状の長尺材であり、各芯材21の枠内側の面に固定され、上下方向(芯材21の長手方向)へ延設される。
なお、芯材21及び補強部材22は、その一部または全部を一体の部材から構成することが可能である。
建具枠連結具30は、その一部分である接続片部32と接続片部33が、それぞれ、建材20側へ曲げられ、補強部材22における見込み方向の一端面と他端面に止着されている。
詳細に説明すれば、建具枠連結具30は、突片部12b,12b間に跨るように形成された板状の基部31と、対向する二つの突片部12b,12bの間で建材20側へ曲げられた二つの接続片部32,33とを一体に有する。
この建具枠連結具30は、図5に示すように、平面視矩形状の金属製板材に、平面視略凹状に連続する二つの切込み部31a,31bを設け、これら切込み部31a,31bの外側部分を突片部12b,12b間に跨る基部31とし、同切込み部31a,31bの内側部分を基部31に対し曲げ起こされて建材20に接続される接続片部32,33としている。
一方の切込み部31aと、他方の切込み部31bは、見込み方向(図5によれば、左右方向)において、互いに逆向きの平面視凹状である。
これら二つの切込み部31a,31bは、略平行に並設され、これらの間が部分的に合体している(図5(a)参照)。
一方の接続片部32は、基部31において一方の切込み部31aの内側部分である。この接続片部32は、建材20側へ曲げ起こされて補強部材22に接続される。言い換えれば、各接続片部32,33は、基部31側に曲げ部分を有し、先端側が建材20に接続されている。
接続片部32の曲げ線上(図5の一例によれば基端側)には、低剛性部xが設けられている。この低剛性部xは、接続片部32の先端側や基部31等の隣接する部分よりも曲げ剛性が低い(小さい)部分である。
図示例の低剛性部xは、接続片部32の曲げ部分において、曲げ線方向の一端側と他端側に切欠部32a,32aを設けることで構成される(図5参照)。
これら切欠部32a,32aは、接続片部32の幅寸法を部分的に狭めており、接続片部32を曲げる作業を容易にするとともに、接続片部32が曲げられる際の曲げ位置(曲げ線部分)を定まり易くしている。
なお、低剛性部xの他例としては、前記曲げ部分において、曲げ線方向へわたる溝(例えば、V溝等)としてもよい。
接続片部32の先端側(前記基端側に対する逆側)の部分には、止着具36を挿通するための貫通状の止着孔32bが設けられる。
他方の接続片部33も同様に、基部31において他方の切込み部31bの内側部分を建材20側へ曲げ起こすようにして形成され、基端側の曲げ部分に、切欠部33a,33aからなる低剛性部xを有し、先端側に貫通状の止着孔33bを有する。
なお、他例としては、止着孔32b,33bを予め設けておかずに、現場等で止着孔32b,33bが穿孔されるようにすることも可能である。
また、図5に示す一例では、接続片部32,33を正面視矩形状(長方形状)としているが、接続片部32,33の形状は、例えば楕円状等、図示以外の形状にすることが可能である。
曲げ起こされた二つの接続片部32,33は、図4に示すように、建材20を見込み方向の両側から挟むようにして建材20の両側に位置する。そして、曲げ起こされた各接続片部32,33には、止着具36が挿通され、この止着具36が、建材20の補強部材22に止着されている。
止着具36は、雄ネジ部の先側にドリル刃を有するドリルネジであり、補強部材22に対し、孔開け加工しながらメネジを切って螺合する。
この止着具36の他例としては、タッピンネジやボルト等とすることも可能であるが、この場合、補強部材22には予め下孔や、メネジ孔が設けられる。
<建具枠連結方法について>
次に上記構成の建具枠連結構造Aにおいて、建具枠10を建材20に連結する建具枠連結方法について、その具体的な手順等を詳細に説明する。
この建具枠連結方法には、建具枠10に固定された建具枠連結具30の一部分である接続片部32,33をそれぞれ曲げる曲げ工程と、この曲げられた接続片部32,33を建材20に接続する接続工程とを含む。
建材20側については、例えば、不動部位に固定された芯材21に対し、補強部材22が止着固定される。この固定手段は、溶接や、ねじ止め、リベット止め等とすればよい。
建具枠連結具30は、建具枠10が、左右及び上側の建材20の内側に挿入される前(例えば、工場における製造段階や、現場搬入された段階等)に、建具枠10の側枠部材11,12及び上枠部材13に対し、溶接等によって止着固定される。
前記曲げ工程では、図6に示すように、接続片部32,33の切込み部31a,31bに、先端が平たい工具T(例えば、マイナスドライバー等)が差し込まれ、この工具Tにより抉るようにして、接続片部32,33が建材20側へ曲げられる。
この曲げ工程では、接続片部32,33の先端側間が、補強部材22の見込み方向の幅よりも広くなるように曲げられる。図7に示す一例では、各接続片部32,33が、最大の曲げ量になるまで曲げられている。
そして、上記のようにして接続片部32,33を曲げた建具枠連結具30は、図7に示すように、補強部材22に対向するように配置される。
次に、前記接続工程では、接続片部32,33が、前記曲げの方向と逆の方向に曲げ戻され、補強部材22に当接される。
そして、曲げ戻された各接続片部32,33の先端側には、図8に示すように、止着具36が挿通される。この止着具36は、電動工具等により回転しながら前方へ押圧され、その先端側のドリル刃により補強部材22を穿孔し、この孔に、後側の雄ねじ部を螺合させて締め付けられる。
この後、建材20の見込み方向の一端側と他端側に、それぞれ、壁部2が固定され、建具枠連結構造Aが完成する(図4参照)。
よって、上記構成の建具装置1、建具枠連結構造A及び建具枠連結具30等によれば、簡素な構造により、建具枠を建材に対し頑強に連結することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態は、上記建具枠連結構造Aの一部を変更したものであるため、主にその変更部分について説明する。
図9~図11に示す第2の実施形態では、上記建具枠連結構造Aについて、建具枠連結具30を建具枠連結具30’に変更している。
建具枠連結具30’は、図9に示すように、平面視矩形状の金属製板材に、平面視略凹状に連続する二つの切込み部31a’,31b’を設け、これら切込み部31a’,31b’の外側部分を突片部12b,12b間に跨る基部31’とし、各切込み部31a’,31b’の内側部分を、基部31’に対し曲げ起こされて建材20に接続される接続片部32’,33’としている。
一方の切込み部31a’と、他方の切込み部31b’は、見込み方向(図9によれば、左右方向)において、互いに逆向きの平面視凹状である。
これら二つの切込み部31a’,31b’は、間隔を置いて略平行に並設される。
上記構成の建具枠連結具30’は、建具枠10に対し突片部12b,12b間に跨るように固定される。
接続片部32’,33’は、それぞれ、図10に示すように、低剛性部xで曲げられて起こされ、さらに、図11に示すように、補強部材22の角部分に沿わせるようにして曲げられる。そして、接続片部32’,33’の各々は、止着具36によって、補強部材22の見込み方向の一端面と他端面に止着される。
よって、図9~図11に示す第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態のように接続片部32,33を逆方向に曲げ戻す工程(図7参照)を必要としない。このため、例えば、建具枠10を建材20に対向する位置に設置した後でも、接続片部32’,33’をそれぞれ曲げ起こして補強部材22に対し容易に止着することができ、その作業性が良好である。
<第3の実施形態>
図12~図13に示す実施形態では、上記建具枠連結構造Aについて、建具枠連結具30を建具枠連結具30”に変更している。
建具枠連結具30”は、上記構成の建具枠連結具30について、各接続片部32,33に、その延設方向に所定間隔をおいて複数の低剛性部x,x’を設けたものである。
図12に示す一例によれば、各接続片部32,33について、延設方向の基端側と中途部分の二か所に低剛性部x,x’が設けられる。各低剛性部x,x’は、曲げ線方向の一端側と他端側の切欠部32a,32a,33a,33aによって構成される。
上記構成の建具枠連結具30”は、建具枠10に対し突片部12b,12b間に跨るように固定される(図13参照)。
接続片部32”,33”は、基端側の低剛性部xを曲げるようにして起こされ、さらに先側の低剛性部x’を逆方向に曲げるようにして補強部材22の見込み方向の一端面(異なる表現をすれば、見付け面)と他端面に重ね合わせられる。
そして、接続片部32”,33”の各々は、止着具36によって、補強部材22に止着される。
よって、図12~図13に示す実施形態によれば、各接続片部32”,33”について、先端側が補強部材22から離れてしまったりねじれてしまったりすることなく、補強部材22との接触性がよく、止着作業が容易である。
<その他の変形例>
上記実施形態によれば、二つの上記接続片部をそれぞれ曲げ起こして建材20に止着したが、他例としては、単数の接続片部を曲げ起こして建材20に止着する態様や、三以上の接続片部をそれぞれ曲げ起こして建材20に止着する態様等とすることが可能である。
また、上記実施形態によれば、前記接続片部の各々において、先端側の止着孔32b(又は33b)を単数の丸孔としたが、この止着孔の他例としては、前記接続片部が曲げ起こされた状態において見付け方向に並ぶ複数の止着孔や、同方向に長尺な長孔等とすることも可能である。
これら止着孔の他例によれば、建材20に対する接続片部32,33の止着位置を、見付け方向に調整することができ、ひいては、見付け方向の寸法が異なる建材20に対しても前記接続片部を容易に接続することができる。
また、上記実施形態に付加する構成として、前記接続片部の先端側にV溝を設け、前記接続片部の先端側がV溝部分で切離できるようにしてもよい。この構成によれば、前記接続片部の長さを補強部材22の形状等に応じて、適宜な長さに容易に調整することができる。
また、上記実施の形態では、各低剛性部x、x’を、切欠部32a(又は33a)によって構成したが、この低剛性部の他例としては、前記接続片部の曲げ部分に、その曲げ線方向に連続する溝を設けるようにしてもよい。具体的に説明すれば、例えば、図5に示す建具枠連結具30において、二つの切欠部32a,32a間にわたる位置にV溝を追加したり、二つの切欠部32a,32aを省いてV溝を形成したりしてもよい。
また、上記実施形態では、上記建具枠連結構造Aを扉装置である建具装置1の建具枠10と建材20の連結に適用したが、上記建具枠連結構造Aは、窓装置や、折戸装置、バランスドア装置等において、その枠体と該枠体周囲の建材との連結に適用することが可能である。
また、本発明は上述した具体的構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
<総括>
以上のとおり、上記実施形態では以下の構成を開示している。
(1)建具枠を該建具枠の周囲の建材に連結した建具枠連結構造において、前記建具枠の枠外側に建具枠連結具が固定され、前記建具枠連結具の一部分である接続片部が曲げられ前記建材に接続されていることを特徴とする建具枠連結構造(図2~図4参照)。
(2)前記建具枠の枠外側には、見込み方向に間隔を置いて対向する二つの突片部が設けられ、これら対向する二つの突片部を跨ぐようにして前記建具枠連結具が固定され、前記建具枠連結具は、前記対向する二つの突片部の間に位置するように、前記接続片部を有することを特徴とする(1)に記載の建具枠連結構造(図4参照)。
(3)前記接続片部が、前記建材における見込み方向の端面
に止着されていることを特徴とする(1)又は(2)に記載の建具枠連結構造(図4及び図8参照)。
(4)前記建具枠連結具は、略凹状の切込み部を有する略板状に形成され、前記切込み部の内側部分が曲げ起こされて前記接続片部を構成していることを特徴とする(1)~(3)何れかに記載の建具枠連結構造(図5~図8参照)。
(5)前記切込み部が二つ設けられ、これら二つの切込み部の内側部分がそれぞれ曲げ起こされて前記接続片部を構成し、これら二つの接続片部は、前記建材を見込み方向の両側から挟むようにして前記建材に止着されていることを特徴とする(4)に記載の建具枠連結構造(図5~図8参照)。
(6)前記接続片部に止着具が挿通され、この止着具が前記建材に止着されていることを特徴とする(1)~(5)何れかに記載の建具枠連結構造(図8参照)。
(7)前記接続片部の曲げ線上には、隣接する部分よりも曲げ剛性を低くする低剛性部が設けられていることを特徴とする(1)~(6)いずれかに記載の建具枠連結構造。
(8)前記低剛性部は、曲げ線方向の一端側と他端側に切欠部を設けることで構成されていることを特徴とする(7)に記載の建具枠連結構造(図5参照)。
(9)前記低剛性部は、前記接続片部の延設方向に間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする(7)又は(8)に記載の建具枠連結構造(図12及び図13参照)。
(10)建具枠と該建具枠の周囲の建材とを連結するための建具枠連結具であって、前記建具枠に固定される基部と、前記基部に対し曲げ起こされて前記建材に接続される接続片部とを一体に有することを特徴とする建具枠連結具(図5~図8参照)。
(11)建具枠を該建具枠の周囲の建材に連結するようにした建具枠連結方法において、前記建具枠に固定された建具枠連結具の一部分である接続片部を曲げる工程と、この曲げられた接続片部を前記建材に接続する工程とを含むことを特徴とする建具枠連結方法(図6~図8参照)。
1:建具装置
10:建具枠
20:建材
21:芯材
22:補強部材
30:建具枠連結具
31:基部
32,33:接続片部
32a,32a:切欠部
36:止着具
A:建具枠連結構造

Claims (8)

  1. 建具枠を該建具枠の周囲の建材に連結した建具枠連結構造において、
    前記建具枠の枠外側に建具枠連結具が固定され、前記建具枠連結具の一部分である接続片部が曲げられ前記建材に接続され
    前記建具枠の枠外側には、見込み方向に間隔を置いて対向する二つの突片部が設けられ、これら対向する二つの突片部を跨ぐようにして前記建具枠連結具が固定され、
    前記建具枠連結具は、前記対向する二つの突片部の間に位置するように、前記接続片部を有することを特徴とする建具枠連結構造。
  2. 建具枠を該建具枠の周囲の建材に連結した建具枠連結構造において、
    前記建具枠の枠外側に建具枠連結具が固定され、前記建具枠連結具の一部分である接続片部が曲げられ前記建材に接続され、
    前記建具枠連結具は、略凹状の切込み部を有する略板状に形成され、
    前記切込み部が二つ設けられ、
    これら二つの切込み部の内側部分がそれぞれ曲げ起こされて前記接続片部を構成し、これら二つの接続片部は、前記建材を見込み方向の両側から挟むようにして前記建材に止着されていることを特徴とする建具枠連結構造。
  3. 建具枠を該建具枠の周囲の建材に連結した建具枠連結構造において、
    前記建具枠の枠外側に建具枠連結具が固定され、前記建具枠連結具の一部分である接続片部が曲げられ前記建材に接続され、
    前記接続片部の曲げ線上には、隣接する部分よりも曲げ剛性を低くする低剛性部が設けられていることを特徴とする建具枠連結構造。
  4. 前記低剛性部は、曲げ線方向の一端側と他端側に切欠部を設けることで構成されていることを特徴とする請求項記載の建具枠連結構造。
  5. 前記低剛性部は、前記接続片部の延設方向に間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項記載の建具枠連結構造。
  6. 建具枠と該建具枠の周囲の建材とを連結するための建具枠連結具であって、前記建具枠に固定される基部と、前記基部に対し曲げ起こされて前記建材に接続される接続片部とを一体に有し、
    前記建具枠連結具は、略凹状の切込み部を有する略板状に形成され、
    前記切込み部が二つ設けられ、
    これら二つの切込み部の内側部分がそれぞれ曲げ起こされて前記接続片部を構成し、これら二つの接続片部は、前記建材を見込み方向の両側から挟むようにして前記建材に止着されることを特徴とする建具枠連結具。
  7. 建具枠と該建具枠の周囲の建材とを連結するための建具枠連結具であって、前記建具枠に固定される基部と、前記基部に対し曲げ起こされて前記建材に接続される接続片部とを一体に有し、
    前記接続片部の曲げ線上には、隣接する部分よりも曲げ剛性を低くする低剛性部が設けられていることを特徴とする建具枠連結具。
  8. 請求項1~5のいずれか1項に記載の建具枠連結構造における建具枠連結方法において、
    前記建具枠に固定された前記建具枠連結具の一部分である前記接続片部を曲げる工程と、この曲げられた前記接続片部を前記建材に接続する工程とを含むことを特徴とする建具枠連結方法。
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