[システム概略図の説明]
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る賞品交換システムのシステム概要について説明する。図1に示す賞品交換システム1は、ホール店舗に配置された装置、及び電算センターの装置を含むように構成され、電算センターの装置の一部が、インターネットのようなネットワークを経由してネット通販サイトの端末に接続される。図1の賞品交換システム1は、好ましくは、ネット通販連動型の賞品交換システム(オンライン賞品交換システム)である。このような賞品交換システム1によって、遊技者は、獲得した遊技媒体を、ネット通販サイトで提供される商品(賞品)に交換することができる。
図1に示す賞品交換システム1は、ホール店舗において貯玉、貯メダル、賞品等を管理する(賞品交換システム1とは別の)ホールシステム2が運用されている場合に、このホールシステム2と協働して、遊技者が賞品選択、賞品交換、賞品発注をできるようにする。この場合、賞品交換システム1とホールシステムは、ネットワークによって接続され、必要に応じて所定のデータの送受信を行う。ホールシステム2は、基本的には、賞品交換システム1の提供者(提供・製造企業)とは異なる提供者のシステムであるが、賞品交換システム1の提供者による別システムであってもよい。また、ホールシステム2が、賞品交換システム1の提供者等により、賞品交換システム1の一部として提供されてもよい。
図1に示すホールシステム2は、ホール店舗に、ホールコンピュータ400、ホールDB420、遊技機10、サンド装置20、景品POS500、島端計数装置520、接続管理装置90、賞品交換装置として機能する賞品交換端末530、賞品選択装置として機能する大型ビューワ550aと小型ビューワ550b、ホール管理端末430、及びデジタルサイネージ装置580を備える。なお、本実施形態では、遊技者が獲得した遊技媒体により交換が可能な物品等を「賞品」と称するが、ホール店舗において賞品の交換を管理する端末を、ここでは、便宜上「景品POS」と称することとする。
また、本実施形態では、遊技者が所有するスマートフォン570、携帯電話、PDAといった携帯機器が、賞品選択装置として機能しうる。
遊技機10は、例えば、パチスロ機やパチンコ機であり、遊技者は、これらを用いて遊技することにより、遊技媒体(メダルやパチンコ玉)を獲得するが、本明細書では、遊技機については、パチスロ機を例にとって説明し、賞品交換の処理や操作については、パチンコ機でパチンコ玉を獲得した場合を中心に説明を行う。
ホールコンピュータ400は、そのホール店舗に配置された装置の状態(遊技者の遊技状況等を含む)や、会員、及び賞品に関する情報を管理する等の機能を有し、各種データを記録したホールDB420を備える。遊技機10は、例えば、パチスロ機やパチンコ機であり、遊技者は、これらを用いて遊技することにより、遊技媒体(メダルやパチンコ玉)を獲得する。また、遊技機10は、ホールコンピュータ400、及びサンド装置20に接続され、それらの装置と、遊技状況や遊技媒体の保持数(貯メダル数、貯玉数)に関する情報をやりとりする。
景品POS500は、ホール店舗の賞品交換カウンターに設置され、ホール店舗のスタッフが、遊技者の賞品交換に対応するために操作する。例えば、遊技機10が複数まとめて配置された「島」の端に配置された島端計数装置520により発行されたレシートを遊技者から受け取ってこれを景品POS500に読み込ませ(又は、遊技者から提示されたホール会員カード等によってサンド装置20から送信された計数値や保持数を読み出し)、対応する価値の賞品を遊技者に提供する。
本実施形態では、スタッフが景品POS500により把握した、遊技者の保持する遊技媒体の保持数が、賞品交換端末530に提供されることで、賞品交換システム1による賞品交換を可能とする。このように、ホール店舗では、従来の景品POS500の機能により、ホール店舗の店頭賞品陳列コーナーに配置されている店頭賞品(一般賞品)や特殊賞品との交換が行われるとともに、賞品交換システム1と連携することによって、ネット通販サイトで取り扱う多種多様な賞品との交換が可能となる。なお、ここでは、ホール店舗に以前から設置されている景品POS500を利用して、賞品交換システム1と連携させるようにしているが、賞品交換システム1と連携可能な機能を有するように設計された景品POSや他の装置を新たに設置するようにすることもできる。
なお、計数装置は、遊技者が獲得した玉(メダル)数をカウントする装置であって、上述の島端計数装置520のほか、各台計数機能付きサンド装置やその他の計数装置として、ホール店舗内の様々な箇所に配置されうる。
接続管理装置90は、ホール店舗の賞品交換装置(例えば、賞品交換端末530)、賞品選択装置(例えば、大型ビューワ550a、及び小型ビューワ550b)、及びホール管理端末430と、電算センターの基幹サーバ600との間の接続を制御する。接続管理装置90は、ホール店舗の上述した装置と基幹サーバ600との間をVPN(Virtual Private Network)で接続する場合は、VPNルーター機能を含み、その他、基幹サーバ600との接続を制御する接続制御機能を含む。また、接続管理装置90は、ゲートウエイ機能を備えるゲートウエイ装置、VPNルーター機能を備えるVPNルーター装置、及び接続制御機能等を備える接続制御装置を含んだ複数の装置から構成される装置であってもよい。
賞品交換端末530は、上述したように、賞品交換装置として機能する。賞品交換装置は、賞品選択装置によって事前に選択された賞品(お買い物リストに登録された賞品)に関する情報を表示し、交換する賞品を最終的に選択させて賞品交換かごに登録し、注文を指示させる装置である。このような選択と注文指示は、基本的に、遊技者自らが、賞品交換カウンターにおいて行うが、ホール店舗のスタッフが行ってもよい。本実施形態では、賞品交換端末530が賞品交換装置としてのみ機能する専用端末として例示されているが、賞品選択装置としての機能や他の機能を有する装置として設定することもできる。
また、ホール店舗に配置されるホールシステム2の景品POS500やサンド装置20と一体化して構成し、賞品交換装置としての機能を提供するようにもできる。賞品交換装置へのログインは、例えば、賞品交換システムの会員カードを賞品交換装置のカード読み取り装置に読み取らせたり、遊技者のスマートフォン570といった携帯機器を用いることによって行うことができる。
本明細書では、ホールシステム2によって管理される会員カードを「ホール会員カード」と称し、本実施形態に係る賞品交換システム1によって管理される会員カードを単に「会員カード」と称するものとする。また、ホールシステム2によって管理される会員をホール会員、本実施形態に係る賞品交換システム1によって管理される会員を単に「会員」と称する。
こうしたホール会員カード、及び会員カードは、例えば非接触ICカードであり、非接触ICカードとしては、近距離無線通信規格(NFC:Near Field Communication)に基づく非接触ICチップを備えたカードである。また、会員カードをホール会員カードと連携させたり、会員カードをスマートフォン570等に連携させることにより、賞品交換装置にログインし、賞品交換システム1による賞品交換サービスを利用することができる。
また、非接触ICチップを内蔵したスマートフォンや携帯電話等を会員カードに連携させ、こうして連携されたスマートフォン等を用いて、賞品交換装置を利用することもできる。
大型ビューワ550a、及び小型ビューワ550bはともに、ホール店舗に配置され、賞品選択装置として機能する。賞品選択装置は、複数のネット通販サイトから登録された賞品に関する情報を表示し、遊技者に、将来的に交換可能な賞品としてこれらの賞品(商品)を選択させる装置である。賞品選択装置により、(所定の条件下で)会員の登録を行うこともできる。遊技者により選択された賞品は、お気に入りリストに登録される。また、上述した遊技者のスマートフォン570等の携帯機器も賞品選択装置として機能する。
本実施形態では、大型ビューワ550aは、例えば、50インチの大型のディスプレイ(タッチパネル型表示装置)であり、小型ビューワ550bは、10インチのディスプレイ(タッチパネル型表示装置)である。賞品選択装置には、ビューワやスマートフォンのほか、遊技者個人が所有する携帯電話やタブレット端末、その他のネットワーク通信可能な任意の端末を用いることもできる。
ホール管理端末430は、ホール店舗に備え付けられ、ホール店舗の管理者等により、後述する、余玉積立に関する設定等の操作を行うことができる。
デジタルサイネージ装置580は、例えば、遊技機10の上部に設置され、賞品交換システム1により提供される賞品交換に関する表示が行われる。デジタルサイネージ装置580は、サンド装置20に接続され、サンド装置20の操作ユニットに表示される画像等が連動して表示されるように構成できる。また、デジタルサイネージ装置580を、接続管理装置90等を介して、賞品交換システム1に接続するように構成することもできる。
図1に示す賞品交換システム1は、賞品選択制御、賞品交換制御、賞品発注制御等の各機能を備える。賞品交換システム1は、電算センターに、基幹サーバ600、基幹DB650、モバイルI/Fサーバ680、モバイル管理サーバ860、モバイル管理DB870、ショップ管理サーバ700、賞品DB750、ショップシステムI/Fサーバ840、及び管理端末880を備える。
基幹サーバ600は、本実施形態に係る賞品交換システム1の利用者を非会員、仮会員、及び複数ステータスの会員として管理し、遊技者の賞品選択や賞品交換の操作に応じてそれぞれ賞品選択制御処理、賞品交換制御処理を行い、賞品交換が決定した場合には、自動的に対応するネット通販サイトに対する賞品発注処理を行う。会員の情報や、賞品選択・賞品交換に関する情報は、基幹DB650に記憶される。また、賞品選択制御処理による賞品の閲覧や検索は、非会員の遊技者に対しても提供される。
モバイルI/Fサーバ680は、スマートフォン570や携帯電話、PDA、フィーチャーフォン等で実行されるWEBブラウザからのアクセスに応じて、これらの装置に所定のWEBページやHTMLデータを提供する。また、モバイルI/Fサーバ680は、スマートフォン570等で実行される他のアプリケーションからのアクセスに応じて、データの送受信を行うアプリケーションサーバとしても機能する。スマートフォン570等は、賞品選択装置として機能し、スマートフォン570等を用いて、遊技者が、会員の登録、賞品選択、SNS(Social Networking Service)コミュニケーションの処理を行うことができる。
モバイルI/Fサーバ680は、スマートフォン570等の賞品選択の操作等に応じて、後述するモバイル管理サーバ860にアクセスし、必要に応じてモバイル管理DB870や基幹DB650のデータ等を参照、更新する。また、スマートフォン570等のSNSコミュニケーションの操作等に応じて、モバイル管理サーバ860のモバイル管理DB870のデータ等を参照、更新する。なお、スマートフォン570等は、遊技者が携帯するコンピュータであり、ホール店舗や、それ以外のあらゆる場所で賞品選択やSNSコミュニケーションを実行する装置として機能しうる。
モバイル管理サーバ860は、SNSコミュニケーションの機能をスマートフォン570等に提供する。例えば、スマートフォン570のSNSコミュニケーションの操作に応じて、遊技者が登録しているホール店舗やグループとの間でメッセージ(トーク)の交換を行うことができる。
ショップ管理サーバ700は、1つ、又は複数のネット通販サイトのショップに関するショップ情報を収集し管理するとともに、ネット通販サイトで取り扱う賞品に関する賞品情報を受信(又は収集)し、所定の条件を満たす場合に、その賞品情報を、賞品選択装置に表示可能なものとして記憶する。これらのショップ情報、及び賞品情報は、賞品DB750に記憶される。また、基幹サーバ600からの指令に応じて、対応するネット通販サイトに向けて賞品配送指示を送信する。
また、賞品交換システム1には、賞品交換システム1に接続されるネット通販サイトのシステム等に応じて、I/Fサーバが用意される。例えば、ネット通販サイトのシステム等からI/Fサーバへは、賞品の候補となる賞品の賞品情報が送信され、I/Fサーバからネット通販サイトのシステムに対しては、会員である遊技者が操作する端末からの賞品交換指示に基づいて、賞品の発注等に係るデータが送信される。
なお、ここでは、ネット通販サイトが自身のショップシステム(850、851)を有する場合に、それぞれのショップシステムが賞品交換システム1のショップシステムI/Fサーバ840に接続される例が示されている。なお、この例では、ショップシステムI/Fサーバ840に2つのショップシステム(850、851)が接続されているが、1つのショップシステムが接続されていてもよいし、3以上のショップシステムが接続されていてもよい。また、ネット通販サイトのシステム構成に応じて、賞品交換システム1で様々なショップI/Fサーバを用意し、これらのショップI/Fサーバとショップシステムとの間で様々な接続形態をとることができる。
また、複数のショップインターフェース機能が用意される場合に、これらの機能をショップI/Fサーバにまとめて、より少ないショップI/Fサーバを用いるように構成することもできるし、逆に、細分化された機能に対応するより多くのショップI/Fサーバを用いるようにすることもできる。また、ショップI/Fサーバをショップ管理サーバ700や他の装置と統合して構成することもできる。
管理端末880は、電算センターに配置され、賞品交換システム1の運営者・管理者等により、管理項目入力等の操作を行うことができる。
図1に示す賞品交換システム1の構成は例示にすぎず、他の様々な構成によって同様のシステムを構築することができる。例えば、基幹サーバ600をはじめとする各コンピュータは、機能等に応じて複数のコンピュータに分割することができる。また、逆に、複数のコンピュータを、より少ない数のコンピュータに統合して構成することもできる。
[各装置の構成]
次に、図2、及び図3を参照して、本実施形態に係る賞品交換システム1で使用される遊技機10とサンド装置20について説明する。図2は、サンド装置20を併設した遊技機10を示す正面図である。図3は、サンド装置20を示す斜視図である。また、図2に示す遊技機10は、パチスロ機である。
図2に示すように、遊技機10の向かって右側には、それぞれ、サンド装置20が併設されている。それぞれのサンド装置20は、隣接する遊技機10に対応して設置されており、対応する当該遊技機10との間で通信可能に接続されている。またそれぞれのサンド装置20は、ホール全体のサンド装置20のシステム管理や売り上げ管理を行うホールコンピュータ400に対して通信可能に接続されている。
サンド装置20の前面部21には、LED(light-emitting diode)部31、カード挿入口32、紙幣を投入可能な紙幣挿入口33、タッチパネルLCD(liquid crystal display)により構成された操作ユニット34、カメラ35、非接触ICカードリーダ/ライタ36、メダル(遊技媒体)払出用トレー37、スピーカカバー38、メダル(遊技媒体)計数用投入口39等が設けられている。カード挿入口32は、例えばホールのカード発行機(図示せず)によって発行された情報カードを受け付け可能な挿入口である。LED部31は、フルカラーLED31A、赤外LED(赤外線発光ダイオード)31Bから構成されている。
遊技者は、情報カード(例えば、ICカード)又は所定金額の紙幣を、カード挿入口32、又は紙幣挿入口33に投入することで、遊技に必要な遊技媒体としてのメダルの貸し出しを受けることができる。また、遊技者は、非接触ICカードを、非接触ICカードリーダ/ライタ36にかざすことで、遊技に必要なメダルの貸し出しを受けることができる。
サンド装置20は、情報カード・紙幣の投入、又は非接触ICカードの提示を受けて、投入された当該価値媒体の金額に応じた数のメダルを、内部に設けられた払出用ホッパによって計数してメダル払出用トレー37から払い出す。また、サンド装置20は、使用可能なメダル数が書き込まれた情報カードの投入を受けると、投入された情報カードに書き込まれているメダル数に応じた数のメダルを、内部に設けられた払出用ホッパによって計数してメダル払出用トレー37から払い出す。遊技者は、メダル払出用トレー37から払い出されたメダルを遊技機10のメダル投入口11へ投入することにより、遊技機10において遊技を行うことができる。
ここで、非接触ICカードには、例えば、ホール会員カードや、非接触ICチップを内蔵したスマートフォン540、PDA、フィーチャーフォン、その他携帯機器、通信機器が含まれる。
また、遊技機10においては、遊技の結果に応じて、メダル払出用トレー12にメダルを払い出すようになされている。遊技者は、このメダルをメダル払出用トレー12から掬い取って、サンド装置20のメダル計数用投入口39へ投入することにより、このメダルをサンド装置20によって計数させることができる。サンド装置20は、メダル計数用投入口39から投入されたメダルを、内部に設けられた計数用ホッパによって計数する。このように、サンド装置20は、遊技機10に併設され、遊技の結果に応じて遊技機10から払い出されたメダルを計数する機能を有していることから、各台計数装置とも呼ばれている。
遊技機10がパチンコ機である場合は、パチンコ玉が、サンド装置20の計数用投入口に導入されるようになっている。例えば、遊技者は、所定の操作を行うことにより、遊技の結果上皿に払い出されたパチンコ玉を下皿に落とすと、当該パチンコ玉は、下皿の下方に装着された案内皿に落下する。案内皿は、下皿から落下したパチンコ玉を、サンド装置20に設けられた計数用投入口へ案内する。計数用投入口に導入されたパチンコ玉は、サンド装置20の内部に設けられた計数部によって計数される。
計数された結果は、カード挿入口32から挿入された情報カードに記録され、又は、ホールコンピュータ400に設けられた記憶部や非接触ICカードに記憶される。また、サンド装置20がプリンタを備え、計数された結果をレシートに印刷するようにしてもよい。情報カードや非接触ICカードには、残金データ等の情報が記憶されてもよい。
計数用ホッパにおいて計数されたメダルは、サンド装置20の底面部に設けられた排出口から搬送コンベアに排出され、回収される。なお、搬送コンベアが設けられていない場所では、サンド装置20の下部にメダルを貯留するための貯留ボックスを設置し、この貯留ボックスへメダルを排出するようにしてもよい。
遊技機10がパチンコ機である場合は、計数部において計数されたパチンコ玉は、サンド装置20の背面部に設けられた排出口から排出され、回収される。また、計数用投入口から投入されたパチンコ玉の計数経路とは別に、サンド装置20の背面側に端数用供給部が設けられており、外部から端数用のパチンコ玉を受け入れるようになっている。この供給部により、端数用のパチンコ玉は、常に一定量が貯留された状態となっており、必要に応じて、端数用払出口から、案内皿へ払い出される。
遊技機10の上部には、上述したデジタルサイネージ装置580が設置される。
次に、図4を参照して、サンド装置20の操作ユニット34について説明する。操作ユニット34は、ディスプレイ341と、タッチパネル式の操作ボタン342と、を含んでいる。操作ボタン342は、各種のボタンを模した画像として表示され、その画像に応じて遊技者の操作を受け付ける。具体的には、操作ボタン342は、「返却」、「貸出」、「計数開始」、「持ち玉払出」、「計数停止」、「貯玉する」、「サービス」、「貯玉払出」などの各種の処理の対応する操作ボタン342を模した画像として表示される。遊技者は、所望する処理に対応する操作ボタン342にタッチ等することで、その処理を実行することができる。
例えば、「貸出」の操作ボタン342は、情報カードをカード挿入口32に挿入して、非接触ICカードを非接触ICカードリーダ/ライタ36にかざして、あるいは現金を紙幣挿入口33に挿入して、メダルの貸し出しを希望するときに操作する部分である。「計数開始」の操作ボタン342は、メダルをメダル計数用投入口39に投入して計数するときに操作する部分である。「計数停止」の操作ボタン342は、メダルの計数を開始したあとに、計数を停止するときに操作する部分である。「返却」の操作ボタン342は、挿入した情報カードを返却するときに操作する部分である。このとき、情報カードには残高情報、持メダルあるいは貯メダル、必要に応じてカードIDが書き込まれる。
遊技者は、情報カード、又は所定金額の紙幣を、カード挿入口32、又は紙幣挿入口33に投入することで、遊技に必要な遊技媒体としてのメダルの貸し出しを受けることができる。また、遊技者は、非接触ICカードを、非接触ICカードリーダ/ライタ36にかざすことで、遊技に必要なメダルの貸し出しを受けることができる。
次に、図5を参照して、サンド装置20の構成について説明する。図5は、サンド装置20の構成を示すブロック図である。メインCPU(central processing unit)40は、ROM(read only memory)41に格納された制御部ログラムを読み出して、メダルの貸出等の処理を実行する。処理に係る各種データは、RAM(random access memory)42に格納される。
メインCPU40は、情報カードリーダ/ライタ22を介して情報カードから読み取った金額データ、又は非接触ICカードリーダ/ライタ23を介して非接触ICカードから読み取った金額データを残高データとしてRAM42に格納する。メインCPU40は、この残高データと、操作ユニット34から出力される操作結果に基づいて、遊技者が指定した金額が残高データよりも小さい場合には、指定された金額分のメダルを払出用ホッパ45において計数して払い出し、残高データから払い出されたメダル分の金額を減算することにより、残高データを更新する。なお、メインCPU40は、駆動回路43を制御することにより、払出用ホッパ45を駆動させることができる。
操作ユニット34には、情報カードを返却するボタンも表示されており、遊技者がこの操作ボタンを操作することにより、メインCPU40は、情報カードリーダ/ライタ22に挿入されている情報カードをカード挿入口32(図3に示すカード挿入口32に対応)から返却する。
また、メインCPU40は、紙幣識別装置(ビルバリ)24から出力される紙幣識別結果を残高データとしてRAM42に格納する。メインCPU40は、この残高データと、操作ユニット34から出力される操作結果に基づいて、遊技者が指定した金額が残高データよりも小さい場合には、指定された金額分のメダルを払出用ホッパ45において計数して払い出し、残高データから払い出されたメダル分の金額を減算することにより、残高データを更新する。なお、メインCPU40は、駆動回路43を制御することにより、払出用ホッパ45を駆動させることができる。
また、メインCPU40は、LED部31の赤外LED31Bを監視用投光器として用い、赤外LED31Bからの赤外光を遊技者で反射させ、これをカメラ35において撮像する。メインCPU40は、カメラ35において撮像された画像をRAM42に格納し、この画像に基づいて、遊技者の存在や交代を検出する。この検出処理は常時行われる。遊技者の状態が非検出(離席)状態に変化して、カード挿入口32から挿入された情報カードが挿入されたままである場合、又は紙幣挿入口33(図3に示す紙幣挿入口33に対応)から挿入された紙幣の金額データに残高がある場合、メインCPU40は、スピーカ48を介して、警告音や警告音声を発することにより、離席しようとする遊技者に対して注意を喚起することができる。警告音声としては、「カードを忘れています」といった音声が発せられる。
上述のように、メインCPU40は、非接触ICカードリーダ/ライタ23を介して、非接触ICカードとの間で非接触通信を行うようになされている。この通信の方式は、例えば、キャリア周波数が13.56MHzの電磁誘導方式である。メインCPU40は、非接触ICカードリーダ/ライタ23を介して非接触ICカードから読み取った金額データに応じた数のメダルを払出用ホッパ45によって計数し、メダル払出用トレー37(図3に示すメダル払出用トレー37に対応)から払い出すと共に、非接触ICカードの残高データを書き換える。
また、メインCPU40は、インターフェイス47を介して、遊技機10やホールコンピュータ400との間で通信を行うようになっている。遊技機10は、遊技結果として払い出されたメダル数、及び遊技を行うために遊技者によって投入されたメダル数を定期的にサンド装置20へ送信しており、サンド装置20のメインCPU40は、これらの情報を受け取ると、これらをRAM42に記憶する。
また、メインCPU40は、カメラ35を介して遊技者の顔画像を定期的に取り込み、RAM42に記憶する。前回記憶された顔画像と今回記憶された顔画像とを比較し、同一人物でないと判断された場合、メインCPU40は、遊技者が交代したものと判断し、これに応じた処理を行う。
図1に示すように、遊技機10、及びサンド装置20は、それぞれホールコンピュータ400と通信可能に接続されている。ホールコンピュータ400は、遊技機10からはメダルの投入情報や払出情報といったメダル数に関する蓄積情報(メダル数情報)をサンド装置20経由で受信し、サンド装置20からは、情報カードや非接触ICカードとの間のメダル数の移動等のメダル数に関する情報(メダル数情報)を受信する。
次に、図6を参照して、島端計数装置520の構成について説明する。図6は、島端計数装置520の構成を示すブロック図である。メインCPU521は、ROM522に格納された制御部ログラムを読み出して、メダルの計数処理を実行する。処理に係る各種データは、RAM523に格納される。
メインCPU521は、遊技者が操作ユニット525を操作して計数処理の開始を指示すると、計数用ホッパ527を、駆動回路526を制御することによって駆動し、当該遊技者によって計数用ホッパ527に投入されたメダルを計数する。計数結果は、プリンタ524によって印刷され、レシートとして出力される。操作ユニット525は、例えば、小型のディスプレイ(タッチパネル型表示装置)であり、プリンタ524は、例えば、サーマルプリンタである。
メインCPU521は、計数結果を、インターフェイス528を介してホールコンピュータ400に送信する。また、メインCPU521は、スピーカ529を制御して、遊技者の操作が適切でない場合等に、警告音や警告音声を発するようにすることができる。
また、島端計数装置520に非接触ICカードリーダ/ライタ等を設けるように構成して、所定の記憶媒体に、計数結果を記憶するようにしてもよい。
次に、図7を参照して、遊技機10の構成について説明する。図7は、遊技機10の構成を示すブロック図である。図7に示す遊技機10は、パチスロ機である。遊技機10は、主制御回路250、副制御回路280、及びこれらと電気的に接続された周辺装置(アクチュエータ)を備える。主制御回路250は、回路基板上に設置されたマイクロコンピュータ260を主たる構成要素としている。マイクロコンピュータ260は、メインCPU261、メインROM262、及びメインRAM263により構成される。
メインROM262には、メインCPU261により実行される制御プログラム、内部抽籤テーブル等のデータテーブル、副制御回路280に対して各種制御指令(コマンド)を送信するためのデータ等が記憶されている。メインRAM263には、制御プログラムの実行により決定された内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられる。
メインCPU261には、クロックパルス発生回路252、分周器253、乱数発生器254、及びサンプリング回路255が接続されている。クロックパルス発生回路252、及び分周器253は、クロックパルスを発生する。メインCPU261は、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器254は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路255は、発生された乱数の中から1つの値を抽出する。
マイクロコンピュータ260の入力ポートには、スイッチ等が接続されている。メインCPU261は、スイッチ等の入力を受けて、ステッピングモータ271L,271C,271R等の周辺装置の動作を制御する。停止操作検出手段であるストップスイッチ312Sは、3つのストップボタン312L,312C,312Rのそれぞれが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。また、開始操作検出手段であるスタートスイッチ310Sは、スタートレバーが遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出する。
メダルセンサ290Sは、メダル投入口11(図2参照)に受け入れられたメダルがセレクタ内を通過したことを検出する。また、ベットスイッチ332Sは、ベットボタンが遊技者により押されたことを検出する。また、精算スイッチ334Sは、精算ボタンが遊技者により押されたことを検出する。また、扉センサ335Sは、筺体の扉が開かれたことを検出する。
マイクロコンピュータ260により動作が制御される周辺装置としては、ステッピングモータ271L,271C,271R、7セグ表示器314、及びホッパ350がある。また、マイクロコンピュータ260の出力ポートには、各周辺装置の動作を制御するための回路が接続されている。
モータ駆動回路272は、各リール320L,320C,320Rに対応して設けられたステッピングモータ271L,271C,271Rの駆動を制御する。リール位置検出回路270は、発光部と受光部とを有する光センサにより、リール320L,320C,320Rが一回転したことを示すリールインデックスを各リール320L,320C,320Rに応じて検出する。
ステッピングモータ271L,271C,271Rは、運動量がパルスの出力数に比例し、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。ステッピングモータ271L,271C,271Rの駆動力は、所定の減速比をもったギアを介してリール320L、320C、320Rに伝達される。ステッピングモータ271L,271C,271Rに対して1回のパルスが出力されるごとに、リール320L,320C,320Rは一定の角度で回転する。
メインCPU261は、リールインデックスを検出してからステッピングモータ271L,271C,271Rに対してパルスを出力した回数をカウントすることによって、リール320L,320C,320Rの回転角度(主に、リールが図柄何個分だけ回転したか)を管理し、リール320L,320C,320Rの表面に配された各図柄の位置を管理するようにしている。
表示部駆動回路315は、7セグ表示器314の動作を制御する。また、ホッパ駆動回路352は、ホッパ350の動作を制御する。また、払出完了信号回路353は、ホッパ350に設けられたメダル検出部351が行うメダルの検出を管理し、ホッパ350から外部に排出されたメダルが払出枚数に達したか否かをチェックする。
副制御回路280は、主制御回路250と電気的に接続されており、主制御回路250から送信されるコマンドに基づいて演出内容の決定や実行等の処理を行う。副制御回路280は、基本的に、サブCPU、サブROM、サブRAM、レンダリングプロセッサ、描画用RAM、ドライバ、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、オーディオRAM等を含んで構成されている。
サブCPUは、主制御回路250から送信されたコマンドに応じて、サブROMに記憶されている制御プログラムに従い、映像、音、光の出力の制御を行う。サブRAMは、決定された演出内容や演出データを登録する格納領域や、主制御回路250から送信される内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられている。サブROMは、基本的に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域によって構成される。
また、サブROMには、発光演出装置(図示せず)における光による演出を行うための演出データが格納されている。サブCPUは、主制御回路250からのコマンドに基づいて、この演出データを出力することにより、ランプ362を発光させる。また、サブROMには、効果音や画像による演出を行うための演出データが格納されており、サブCPUは、主制御回路250からのコマンドに基づいて、この演出データを出力することにより、スピーカ364から効果音を出力させると共に、液晶表示装置360に演出画像を表示させる。
ここで、主制御回路250には、インターフェイス264が接続されており、メインCPU261は、インターフェイス264を介して、サンド装置20やホールコンピュータ400と通信を行う。メインCPU261は、サンド装置20との間で通信を行いながら、メダルの投入情報やメダルの払出情報等の蓄積情報をサンド装置20に送信する。メダルの投入情報とは、例えば、一定期間に遊技機10に遊技のために投入されたメダル数である。また、メダルの払出情報とは、例えば、メダルの払出し数やボーナス発生回数等である。メインCPU261は、前回、サンド装置20にこれらの蓄積情報を送信した後、次に送信するまでの間、これらの蓄積情報をメインRAM263に蓄積して行き、一定のタイミングでサンド装置20に送信する。メインCPU261は、サンド装置20に送信した後、それまでの蓄積情報をリセットする。
次に、図8を参照して、ホールコンピュータ400の構成について説明する。図8は、ホールコンピュータ400の構成を示すブロック図である。
ホールコンピュータ400は、メインCPU401、ROM402、RAM403、外部記憶装置404、ディスプレイ405、及びインターフェイス406を備えている。
メインCPU401は、ROM402、及びRAM403に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU401は、ホール店舗の会員情報を管理し、貯玉や貯メダル等の遊技媒体の保持数を会員ごとに管理し、それぞれの会員の遊技状況等を管理するための処理を実行し、ディスプレイ405を制御する。
ディスプレイ405は、ホールコンピュータ400によって管理する遊技データを表示させ、あるいは不正や異常の発生を報知するものである。このディスプレイ405は、例えば液晶表示装置によって実現される。
ホールコンピュータ400は、インターフェイス406を介して遊技機10、サンド装置20、景品POS500、島端計数装置520、及び接続管理装置90と通信可能に接続される。本発明を実施するための制御プログラムは、例えば、外部記憶装置404に記憶され、RAM403にロードされる。また、当該制御プログラムは、インターフェイス406を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
外部記憶装置404には、ホールDB420が記憶され、会員情報、貯メダル情報、行動履歴情報等が記憶される。
なお、基幹サーバ600、ショップ管理サーバ700、ショップシステムI/Fサーバ840、モバイルI/Fサーバ680、及びモバイル管理サーバ860の構成も、上述したホールコンピュータ400の構成に類似するため(ただし、インターフェイスにより接続される装置はそれぞれ異なる)、説明を省略する。
次に、図9を参照して、景品POS500の構成について説明する。図9は、景品POS500の構成を示すブロック図である。
景品POS500は、メインCPU501、ROM502、RAM503、情報カードリーダ/ライタ504、非接触ICカードリーダ/ライタ505、バーコードリーダ506、遊技者側ディスプレイ507、キーボード508、店舗側ディスプレイ509、及びインターフェイス510を備えている。また、スピーカを備えるようにすることもできる。
メインCPU501は、ROM502、及びRAM503に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU501は、従来のホール店舗における賞品交換処理を実行しながら、本実施形態の賞品交換システム1による賞品交換処理に関して、所定のデータを賞品交換端末530から受信してホールコンピュータ400に送信するとともに、所定のデータを賞品交換端末530に送信する。当該制御プログラムは、インターフェイス510を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
メインCPU501は、島端計数装置520等で印刷されたレシートを、バーコードリーダ506で読み取り、これによって、賞品交換を行うために必要となる計数結果(獲得した遊技媒体の数)を取得する。また、メインCPU501は、情報カードや非接触ICカードに計数結果が登録されている場合、情報カードリーダ/ライタ504や非接触ICカードリーダ/ライタ505を介して計数結果(遊技媒体の保持数(貯メダル数)を含む)を取得することもできる。
遊技者側ディスプレイ507は、遊技者によるタッチ操作が可能なタッチパネルディスプレイとして構成され、店舗側ディスプレイ509は、ホール店舗のスタッフによるタッチ操作が可能なタッチパネルディスプレイとして構成される。なお、遊技者側ディスプレイ507と店舗側ディスプレイ509を1つのディスプレイで構成することもできる。
メインCPU501は、店舗側ディスプレイ509やキーボード508を介してスタッフから指定された、従来の賞品交換に係る賞品(ホール店舗に在庫のある一般賞品、及び特殊賞品)等の情報を受信し、これに応じて、管理している賞品の在庫数や、遊技者の遊技媒体に関する情報を、(インターフェイス510を介して接続される)ホールコンピュータ400に送信する。
また、遊技者が、賞品交換端末530で賞品交換の指示や余玉の積み立てを行った場合等に、賞品交換端末530から当該賞品交換に係る遊技媒体の数や積み立てた余玉の数量などを受信し、それを、ホールコンピュータ400に送信する。
また、メインCPU501は、スピーカを備える場合は、そのスピーカを制御して、遊技者の操作が適切でない場合等に、警告音や警告音声を発するようにすることができる。
次に、図10を参照して、賞品交換端末530の構成について説明する。図10は、賞品交換端末530の構成を示すブロック図である。賞品交換端末530は、メインCPU531、ROM532、RAM533、非接触ICカードリーダ/ライタ534、ディスプレイ535、インターフェイス536、スピーカ537、カメラ538、及びプリンタ539を備えている。
メインCPU531は、ROM532、及びRAM533に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU531は、本実施形態の賞品交換システム1による賞品交換処理を実行する。当該制御プログラムは、インターフェイス536を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
ディスプレイ535は、遊技者によるタッチ操作が可能な、タッチパネルディスプレイとして構成される。なお、ディスプレイ535は、賞品交換カウンター内のホール店舗のスタッフにも操作できるように、操作面が賞品交換カウンターに向けられるよう回転可能な状態で賞品交換端末530に取り付けられ得る。また、賞品交換端末530は、景品POS500と連携するように、インターフェイス536を介して景品POS500に接続されるとともに、賞品交換システム1とデータの送受信を行うために、インターフェイス536を介して接続管理装置90に接続される。
メインCPU531は、ディスプレイ535に、本実施形態の賞品交換システム1の賞品交換を行うための画面(お気に入りリスト、賞品交換かごの内容を表示する画面を含む)を表示する。当該画面において、遊技者から交換するよう指示された賞品の情報は、例えば、スマートフォン570を利用してログインした際に取得された会員IDと対応付けられて、接続管理装置90を経由し、基幹サーバ600に送信される。
他方、賞品交換により消費された遊技媒体の数量や積み立てられた余玉の数量は、遊技媒体数量管理、余玉積立管理、電算センターとの精算等のために、景品POS500を経由してホールコンピュータ400に送信される。
カメラ538は、賞品交換端末530に内蔵される小型の撮像装置であり、撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)等で構成され、賞品交換端末530を操作する遊技者の顔などを撮影する。
また、プリンタ539は、メインCPU501の制御により、賞品交換に係るプルーフ(賞品交換受付票)や、残りの遊技媒体の数量を示すレシート等を必要に応じて印刷する。
次に、図11を参照して、大型ビューワ550aの構成について説明する。図11は、大型ビューワ550aの構成を示すブロック図である。大型ビューワ550aは、メインCPU551、ROM552、RAM553、非接触ICカードリーダ/ライタ554、ディスプレイ555、インターフェイス557、及びスピーカ558を備えている。
メインCPU551は、ROM552、及びRAM553に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU551は、本実施形態の賞品交換システム1による賞品選択処理と同様の賞品選択処理を実行する。当該制御プログラムは、インターフェイス557を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
非接触ICカードリーダ/ライタ554は、例えば、ホール店舗で配布される会員カード(非接触ICカード)を読み取り、賞品選択処理で選択された賞品をお気に入りリストに登録する際に、その会員カードから読み取った会員IDと対応付けられる。本実施形態では、会員カードを持たない仮会員の状態でも、賞品選択処理を行うことができるので、仮会員の場合、お気に入りリストは、スマートフォン570のIDやメールアドレスに対応付けて管理される。
また、非接触ICカードリーダ/ライタ554は、例えば、ディスプレイ555の前面に、リーダ/ライタユニットの形で配置される。また、非接触ICカードリーダ/ライタ554は、ディスプレイ555に一体的に組み込まれるなど、様々な形態で提供されうる。
ディスプレイ555は、遊技者によるタッチ操作が可能な、タッチパネルディスプレイとして構成される。ディスプレイ555には、お気に入りリストに登録可能な(ネット通販サイトが取り扱う)賞品が表示され、遊技者は、これをタッチして選択することによって、お気に入りリストに登録することができる。ディスプレイ555に表示される賞品情報は、インターフェイス557、及び接続管理装置90を介して接続された基幹サーバ600から提供され、遊技者によって選択された賞品情報は、インターフェイス557、及び接続管理装置90を介して基幹サーバ600に送信される。
また、メインCPU551は、スピーカ558を制御して、遊技者の操作が適切でない場合等に、警告音や警告音声を発するようにすることができる。
図1に示した小型ビューワ550bは、上記で説明した大型ビューワ550aの構成と同様であるため説明を省略するが、小型ビューワ550bは小型のディスプレイを有するために他人によって表示情報が視認しづらく、そのために、大型ビューワ550aには表示しない所定の賞品や、所定のカテゴリの賞品を表示するよう制御することができる。また、会員登録等の操作においても、所定の個人情報に係る情報に関しては、小型ビューワ550bによってのみ入力が可能となるよう構成することができる。
次に、図12を参照して、スマートフォン570の構成について説明する。図12は、スマートフォン570の構成を示すブロック図である。スマートフォン570は、メインCPU571、ROM572、RAM573、無線通信用アンテナ576、ディスプレイ577、マイク578、及びスピーカ579を備えている。
メインCPU571は、ROM572、又はRAM573に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU571は、外部ネットワーク経由でダウンロードされたアプリケーションやWEBブラウザを実行し、モバイルI/Fサーバ680を介してモバイル管理サーバ860や基幹サーバ600との間でデータのやりとりを行い、本実施形態の賞品交換システム1による会員登録処理、賞品選択処理、SNSコミュニケーション処理等を実行する。
メインCPU571は、無線通信用アンテナ576を介して携帯電話基地局と通信を行い、他の機器との間で通話を行うために通話データを送受信したり、インターネットを介して他の端末から提供されるWEBページを閲覧したり、モバイル管理サーバ860との間でSNSコミュニケーションに係るデータの送受信を行うよう制御する。また、メインCPU571は、無線通信用アンテナ576を用いて、無線LANアクセスポイントとの間で無線LAN通信を実現し、インターネット経由のデータ送受信を行う(ただし、無線LAN通信に用いるアンテナは、携帯電話基地局と通信を行うアンテナとは異なるアンテナである)。
マイク578、及びスピーカ579によって音声の入出力を行うとともに、メインCPU571によって音声信号処理を行うことによって携帯電話による音声通話を可能としている。
PDA、フィーチャーフォン、その他の携帯機器の構成についての説明は省略するが、基本的には、上述したスマートフォン570と同様の構成となる。
また、スマートフォン570は、非接触ICチップ、及びGPS用アンテナを備えるように構成することができる。
非接触ICチップは、上述した大型ビューワ550aの非接触ICカードリーダ/ライタ554のようなリーダによって内部のデータが読み取られる。例えば、非接触ICチップを識別することができるIDmや、非接触ICチップの記憶領域に書き込んだデータを、非接触で読み出すことができる。また、必要に応じて、非接触ICチップの記憶領域に、非接触でデータを書き込むことができる。
また、メインCPU571は、GPS用アンテナを介して、複数のGPS(Global Positioning System)から信号を受信し、スマートフォン570の位置を調べる。こうして求められた位置情報は、RAM573等に記憶され、必要に応じてプログラムで利用される。
次に、図13を参照して、ホール管理端末430の構成について説明する。図13は、ホール管理端末430の構成を示すブロック図である。このホール管理端末430は、各ホール店舗に設置され、賞品交換システム1に接続される端末であって、後述する、余玉積立に関する設定等の操作が、ホール店舗の管理者(スタッフ)等によって行われる。
ホール管理端末430は、メインCPU431、ROM432、RAM433、外部記憶装置434、ディスプレイ435、キーボード436、マウス437、及びインターフェイス438を備えている。また、スピーカを備えるようにすることもできる。
メインCPU431は、ROM432、及びRAM433に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU431は、余玉積立に関する設定処理を実行し、ホール店舗で指定した余玉積立に関する設定等を、インターフェイス438、及び接続管理装置90を介して賞品交換システム1に送信する。当該制御プログラムは、インターフェイス438を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
メインCPU431は、余玉積立に関する設定を行うための画面等をディスプレイ435に表示し、ホール店舗の管理者等からの指示を、キーボード436やマウス437を介して受信し、指示内容を賞品交換システム1の基幹サーバ600に送信する。また、ディスプレイ435を、タッチ操作が可能な、タッチパネルディスプレイとして構成することもでき、その場合は、ホール店舗の管理者等のタッチ操作によって、余玉積立に関する設定が行われる。
[段階的な遊技者ステータス変更機能]
次に、図14ないし図16を参照して、本実施形態の賞品交換システム1における段階的な遊技者ステータス変更機能の概要について説明する。図14、及び図15は、遊技者が所有する携帯機器での一連の操作によって、賞品交換システム1の遊技者ステータスがどのように変化するかを概念的に示したものである。なお、ここでは、携帯機器としてスマートフォン570が利用されている例について説明する。
遊技者は最初、図14の上段に示すように非会員の状態であり、基本的には、賞品交換システム1において何の管理もされていない。なお、ここでは、まだホール店舗に行ったこともなく、遊技機10での遊技をしたことのない者も、便宜上「遊技者」と呼ぶこととする。
ここで、遊技者(非会員)は、メディア(例えば、所定のポータルサイト、各種ブログ、雑誌、チラシ、ポスター、ホール店舗内端末(例えば、大型ビューワ550aや小型ビューワ550bなど)等)に表示されているコードAを、自身のスマートフォン570のカメラで撮影し、コードの内容を読み取る。このとき、コードAを撮影し、コードAをデコードしてテキストデータを取得するのは、一般的に入手可能な従来のコード読取アプリケーション4である。以降、スマートフォン570で実行されるプログラムを「アプリケーション」又は「アプリ」と称する。
また、この例では、コードAとしてQRコード(登録商標)が利用されており、以降で説明するコードBないしコードD、コードX、コード1ないしコード3、コード901b、コード913b、及びその他、スマートフォン570のカメラで撮影され、デコードされるコードも、これと同様のコードである。
次に、遊技者(非会員)は、スマートフォン570を操作し、コードAから得たURLによって所定のWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトに直接的・間接的に関連付けられたサイトから、賞品交換システム1に係る別のアプリケーション(以降、賞品交換システム用アプリケーション5と称する)をスマートフォン570にダウンロードし、スマートフォン570にインストールする。なお、この賞品交換システム用アプリケーション5は、賞品交換システム1が提供する様々な機能をスマートフォン570で実現可能であるが、賞品交換システム1の専用アプリケーションである必要はなく、他の様々な機能を実現できるように構成されていてもよい。
遊技者のスマートフォン570では、この時点で、賞品交換システム用アプリケーション5を用い、賞品交換システム1において賞品交換の対象となる賞品の閲覧や検索が可能となる。
その後、遊技者(非会員)が、賞品交換システム用アプリケーション5の初期設定等において、宛先情報を登録すると、当該宛先情報がスマートフォン570から賞品交換システム1に送信され、賞品交換システム1において、当該宛先情報が(必要に応じてスマートフォン570の識別情報と対応付けられて)記憶される。
上述した宛先情報には、様々な情報が考えられ、例えば、宛先情報として、遊技者(非会員)のメールアドレスを採用することが考えられる。この場合、賞品交換システム1には、スマートフォン570の機器やネットワークアドレスをユニークに識別するモバイルIDが、当該メールアドレスに対応付けられて記憶される。また、宛先情報として、遊技者の電話番号を採用することも考えられる。この場合、賞品交換システム1には、モバイルIDが、当該電話番号に対応付けられて記憶される。
また、賞品交換システム用アプリケーション5がスマートフォン570ごとに管理するアプリIDを宛先情報として登録することも可能であり、この場合、賞品交換システム1には、当該アプリIDが記憶される。アプリIDにより、スマートフォン570を特定できるので、この時点では、アプリIDとモバイルIDを対応付けて記憶する必要はない。
このように、賞品交換システム用アプリケーション5の初期設定等において宛先情報を登録すると、遊技者ステータスは、遊技者(非会員)から仮会員となる。遊技者のスマートフォンでは、この時点で、賞品交換システム用アプリケーション5を用い、賞品交換システム1において賞品交換の対象となる賞品の閲覧や検索とともに、賞品のお気に入り登録が可能となる。また、賞品交換システム用アプリケーション5によるSNS機能の利用等も可能となる。
さらにここで、賞品交換システム1は、登録されたメールアドレス宛に交換賞品の案内や、賞品交換システムの告知等を含む誘導メッセージ等を送信することができ、この場合、仮会員は、この誘導メッセージ等をメールアプリケーションで受信することになる。また、賞品交換システム1は、登録された電話番号宛にも誘導メッセージ等を送信することができ、この場合、仮会員は、この誘導メッセージ等を、SMS(Short Message Service)を利用したショートメッセージとして受け取ることができる。
また、賞品交換システム1は、登録されたアプリID宛にも誘導メッセージ等を送信することができ、この場合、仮会員は、この誘導メッセージ等を、賞品交換システム用アプリケーション5へのプッシュメッセージといった形で受け取ることができる。
次に、仮会員がホール店舗内外において、チラシ、ポスター、ホール店舗内端末(例えば、大型ビューワ550aや小型ビューワ550bなど)等に表示されているコードBを、自身のスマートフォン570のカメラで撮影し、コードBをデコードすると、スマートフォン570が自動的にコードBのデコード内容から店舗情報を取得してそれを賞品交換システム1に送信する。
賞品交換システム1は、スマートフォン570から店舗情報を受信すると、これを、既に受信しているモバイルID、アプリID、電話番号等に関連付けて記憶し、遊技者ステータスを本会員1に変更する。
また、仮会員は、上記のような、スマートフォン570によるコードBの撮影をしなくても、仮会員によってスマートフォン570がホール店舗に持ち込まれた場合に、スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5が、ホール店舗の無線アクセスポイント等への自動ログインを検知することにより、店舗情報が賞品交換システム1において登録されるように構成することもできる。なお、店舗情報は、例えば、賞品交換システム1が、スマートフォン570からIPメッセージを受信した場合に、当該IPメッセージの内容に応じて判定される。
本会員1については、上記のように、賞品交換システム1において店舗情報が把握されるので、賞品交換システム1から各ホール店舗のホールシステム2に当該ホール店舗に対応付けられた本会員1の宛先情報が送信され、本会員1には、賞品交換システム1からの誘導メッセージに加え、ホールシステム2からの誘導メッセージが送信されるようになる。ホールシステム2からの誘導メッセージは、例えば、各ホール店舗の具体的な案内や、新台、イベントに関する個別の情報等を含む。
次に、本会員1が、図15に示すように、賞品交換端末530とスマートフォン570を用いて、賞品交換システム1の会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)との紐付けが行われると、遊技者ステータスが本会員1から本会員2に変更される。
当該紐付け処理は、具体的には、まず、会員カードを賞品交換端末530に読み取らせて、賞品交換端末530のディスプレイにコードCを表示させ、その後、表示されたコードCをスマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5で撮影する(デコード内容は自動的に賞品交換システム1に送信される)処理である。
遊技者ステータスが本会員2に変更されると、後述する余玉積立機能が利用可能となる。ここで、余玉積立機能を利用するには、本会員2である遊技者が、賞品交換端末530とスマートフォン570を用いて、賞品交換システム1にログインする必要がある。例えば、賞品交換端末530で表示したコードDをスマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5で撮影する(デコード内容は自動的に賞品交換システム1に送信される)ことにより、スマートフォン570を用いた賞品交換端末530へのログインが行われ、その後、賞品交換端末530において余玉積立が可能となる。
次に、本会員2が、スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5で、交換した商品の配送に必要な情報(例えば、氏名や配送先住所等の会員情報)を賞品交換システム1に登録すると、遊技者ステータスが本会員2から本会員3に変更され、ここで、賞品交換端末530を利用した賞品交換システム1における賞品交換が可能となる。
図16は、図14、及び図15に記載した遊技者ステータスごとの利用可能サービスをまとめたものである。
最初は、遊技者ステータスが非会員の状態であり、賞品交換システム用アプリケーション5のダウンロード(及びインストール)により、賞品交換システム1において交換が可能な賞品の閲覧・検索が可能になる。賞品交換システム用アプリケーション5をダウンロードしインストールしただけでは、遊技者ステータスが変更されることはない。
また、図16に示すように、賞品交換システム1からPUSH通知のようなメッセージが通知され、これらのPUSH通知は、賞品交換システム用アプリケーション5によって受信され、スマートフォン570のディスプレイ577に表示される。PUSH通知の内容には、例えば、非会員から仮会員への移行を促す(すなわち、個人情報の一部であるメールアドレス等の登録を行うよう促す)内容や、非会員から本会員1ないし本会員3への移行を促す(すなわち、店舗登録、会員カードとの紐付け、会員情報の登録等を行うよう促す)内容等が含まれる。
賞品交換システム用アプリケーション5の初期設定でメールアドレス等の宛先情報を登録すると、遊技者ステータスが非会員から仮会員に変更される。仮会員では、上記非会員に利用可能なサービスに加えて、賞品交換システム1において交換が可能な賞品のお気に入り登録が可能となる。また、宛先情報を登録したことで、賞品交換システム1から各種メッセージが通知される。
各種メッセージは、図16に示すような、PUSH通知やメールである。PUSH通知は、上述のように、賞品交換システム用アプリケーション5によって受信され、スマートフォン570のディスプレイ577に表示され、メールは、スマートフォン570で実行されるメールアプリケーションにより受信され、ディスプレイ577に表示される。これらのメッセージの内容には、例えば、仮会員から本会員1ないし本会員3への移行を促す(すなわち、店舗登録、会員カードとの紐付け、会員情報の登録等を行うよう促す)内容等が含まれる。
賞品交換システム用アプリケーション5で、コード(コードB)を読み取ると、店舗情報が賞品交換システム1に送信され、遊技者ステータスが、仮会員から本会員1に変更される。また、スマートフォン570がホール店舗の無線アクセスポイントに自動ログインした場合も、賞品交換システム1によって店舗情報が把握され、遊技者ステータスが、仮会員から本会員1に変更される。
本会員1では、上記仮会員に利用可能なサービスに加えて、あらたに利用可能となるサービスはないが、店舗情報が登録されたことにより、対応するホール店舗のホールシステム2から各種メッセージが通知される。
会員カード、スマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)、及び賞品交換端末530を用いて会員カードとの紐付けを行うことにより、遊技者ステータスが、本会員1から本会員2に変更される。
本会員2では、上記本会員1に利用可能なサービスに加えて、あらたに余玉積立を行うことができる。ただし、余玉積立を行うためには、スマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)を利用して賞品交換端末530にログインする必要がある。
賞品交換システム用アプリケーション5で、氏名や住所などの会員情報を登録すると、遊技者ステータスが、本会員2から本会員3に変更される。
本会員3では、スマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)、及び賞品交換端末530を用いて、賞品交換システム1における賞品交換が可能となる。
本実施形態の賞品交換システム1では、以降で説明するように、遊技者ステータスが、基幹サーバ600の遊技者情報テーブル651に記憶され管理されるが、賞品交換システム用アプリケーション5の管理下のもとに、スマートフォン570に記憶されるように構成することもできる。
また、図14ないし図16に示したように、遊技者は、スマートフォン570で賞品交換システム用アプリケーション5を用いて、所定の順序で操作を行うことにより、各操作に応じてメールアドレス、会員ID、会員情報などの情報が賞品交換システム1の基幹サーバ600に送信され、その結果、遊技者ステータスが段階的に変更される。また、こうした遊技者ステータスに応じて、賞品交換システム1の利用可能なサービスが判定されるが、当該判定は、賞品交換システム1の基幹サーバ600、及びスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)の、少なくともいずれかによって行われる。
ここまで、図14ないし図16を参照して、本実施形態の賞品交換システム1における段階的な遊技者ステータス変更機能の概要について説明してきたが、これは、遊技者がスマートフォン570を使用することを前提としたものであり、遊技者は、この他にも、非接触ICチップを備えたカードである会員カードや、非接触ICチップを内蔵したスマートフォンや携帯電話を用いて、賞品交換システム1が提供する各種サービスを利用することができる。また、このような段階的な遊技者ステータスの変更機能は、賞品交換システム1の遊技者に関するステータスに限らず、他の様々なシステムのユーザに関するステータスに適用可能である。
また、本実施形態の賞品交換システム1では、遊技者ステータスが、「非会員」、「仮会員」、「本会員1」、「本会員2」、「本会員3」のように、順に推移する記載となっているが、このような順序には限定されない。例えば、「非会員」から(「仮会員」を飛ばして)「本会員1」に移行することができる。これは、ホール店舗においてユーザが賞品交換システム用アプリケーション5をダウンロードし、その直後に、ホール店舗の端末やポスターなどに表示されたコード(上述のコードB)を読み取って店舗登録を行うことで、メールアドレスを登録する前に、「本会員1」となったものである。なお、この場合、後日、賞品交換システム用アプリケーション5でメールアドレス等の宛先情報を登録することができる。
同様に、「非会員」から(「仮会員」、「本会員1」を飛ばして)「本会員2」に移行することができる。これは、ホール店舗においてユーザが賞品交換システム用アプリケーション5をダウンロードし、同時にホール店舗内のカウンターで、スタッフから会員カードを受け取り、その後、賞品交換端末530で、当該会員カードとの紐付けを行うことで、「非会員」から「本会員2」になったものである。なお、この場合も、「仮会員」となる条件であるメールアドレス等の登録については、賞品交換システム用アプリケーション5で所定の操作(例えば、選択・記憶操作やSNSコミュニケーションの操作等)を行った場合に、メールアドレス等の入力が求められ、「本会員1」となる条件である店舗登録については、上記の会員カードの紐付けと同時に行われる。
[余玉積立機能]
本実施形態の賞品交換システム1では、余玉積立を行い、その積み立てた余玉により賞品交換を行うことができる。ここで、「余玉」とは、特殊景品の交換の際に発生する、いわゆる「端玉」に限られず、遊技者が獲得した遊技媒体の数量から、所定条件を満たす数量を適宜指定して積み立てるものである。積み立てた余玉は、賞品交換システム1において賞品交換を行うために使用することができる。また、賞品交換システム1での管理期間が終了した積立余玉は、行政法規、及び業界の自主規制を含む適切な運用の範囲内において、再びホール店舗で利用可能としたり、消滅させたりすることができる。
図17は、ホールシステム2と賞品交換システム1が連携して、遊技者が獲得した遊技媒体を余玉として積み立て、積み立てた余玉で賞品交換を行うしくみを概念的に示したものである。
最初に、遊技者が遊技機10で遊技をすることによってパチンコ玉やメダルといった遊技媒体を獲得すると、遊技者は、島端計数装置520を用いてその遊技媒体を計数し、計数された遊技媒体の数量がレシート等の形で出力される。
次に、遊技者は、そのレシートを景品カウンターに提出すると、ホール店舗スタッフが、景品POS500でそのレシートを読み取って、遊技媒体の数量が景品POS500に入力される。ホール店舗スタッフは、遊技者の指示に応じて、入力された遊技媒体を、特殊景品交換、店頭景品交換、賞品交換システム1の余玉積立、賞品交換システム1の賞品交換のいずれに用いるかを景品POS500に指示する。
例えば、遊技者が、遊技媒体の数量の少なくとも一部を余玉積立することを指示すると、景品POS500の指示に応じて、賞品交換端末530に、指定された余玉積立の数量が送信され、そこで、その遊技者に関する余玉積立の数量が、賞品交換システム1の基幹DB650に加算され、所定期間、余玉として管理される。また、このとき、積立余玉の数量がホールシステム2に送信され、そこで、積立余玉の数量を預かり玉として管理し、上記所定期間において、積立余玉に相当する分は、ホール店舗での利用(すなわち、再プレイ、特殊景品交換、店頭景品交換等)を不可とする。
他方、遊技者が、遊技媒体の数量の少なくとも一部を用いて賞品交換を行うことを指示すると、景品POS500の指示に応じて、賞品交換端末530に、指定された遊技媒体の数量が送信され、賞品交換端末530において、指定された遊技媒体の数量に対応する価値の範囲で賞品を賞品カゴに登録することが可能となる。その後、遊技者は、賞品カゴに登録された賞品の交換指示を行う(配送指示を含む)。
また、このような、賞品交換端末530における賞品交換は、積み立てられた余玉を用いて行うこともできる。この場合、遊技者に関して積み立てられている余玉の数量が、基幹DB650から取得され、賞品交換端末530に提供される。
賞品交換の場合、賞品交換で消費された遊技媒体の数量や積立余玉の数量は、ホールシステム2に送信される。ホールシステム2は、積立余玉の消費分を、管理している預かり玉から減算する。
基幹DB650に記憶されている積立余玉は、上述したように、所定期間管理されるが、当該所定期間を過ぎると、余玉として管理を完了し、基幹DB650から減算され、必要に応じてホールシステム2に通知される。ホールシステム2では、所定期間が過ぎた余玉について、事前の設定に基づき、ホール店舗での再利用を可能とするか、消滅させるかを決定する。
[ユーザ認証機能]
図18は、賞品交換システム1において、遊技者のスマートフォン570を利用して賞品交換端末530にログインするしくみを概念的に示したものである。
最初に、遊技者がスマートフォン570を操作して賞品交換システム用アプリケーション5を起動し、コード読取モードに設定する(図18(1)、なお、この処理はコードを読み取る前までに行われていればよい)。
次に、ホール店舗スタッフ、又は遊技者が、賞品交換端末530を操作し、「スマホでログイン」ボタンをタッチする(図18(2))。そうすると、賞品交換端末530は、ホール店舗コードと賞品交換端末530のデバイスIDを基幹サーバ600に送信し(図18(3))、基幹サーバ600は、受信した情報に応じたコードトークンを生成し(図18(4))、賞品交換端末530に送信する(図18(5))。
次に、賞品交換端末530は、基幹サーバ600からコードトークンを受信すると、当該コードトークンに基づいてコードXを生成し、所定期間、ディスプレイに表示する(図18(6))。
ここで、遊技者がスマートフォン570を操作して、賞品交換端末530のディスプレイに表示されたコードXを読み取る(撮影する)と(図18(7))、撮影したコードXをデコードした結果得られたコードトークンとモバイルIDを基幹サーバ600に送信する(図18(8))。モバイルIDの代わりに、アプリIDや会員IDを送信することもできる。
基幹サーバ600は、スマートフォン570から受信したコードトークンとモバイルIDにより認証チェックを行う(図18(9))。例えば、認証チェックには、コードトークンチェック、モバイルIDチェック、応答時間チェックなどが含まれる。
この間、賞品交換端末530は、基幹サーバ600に認証結果が示されるのを監視(ポーリング)し(図18(10))、基幹サーバ600による認証チェックがOKの場合、賞品交換端末530は、基幹サーバ600からログイントークンを受信する(図18(11))。
次に、賞品交換端末530は、受信したログイントークンに基づいて、会員IDでのログインを実行し、(図18(12))、例えば、ログイン完了画面を表示後、当該会員IDの操作選択画面をディスプレイに表示する(図18(13))。
[コード読取機能]
図19は、賞品交換システム1において、遊技者がスマートフォン570を利用して同一のコードを読み取った場合に、条件によって異なる処理が行われるしくみ(コード読取機能)を概念的に示したものである。
図19の上部には、遊技者がスマートフォン570を利用して、雑誌、チラシ、ホール店舗内端末といった各メディアに表示されているコードを、一般的に入手可能な従来のコード読取アプリケーション4で読み取る様子が表されている。このコード読取アプリケーション4は、コードを読み取ると(撮影すると)、このコードの画像をデコードしてデコード結果を取り出す。
図19の例では、雑誌、チラシ、ホール店舗内端末に表示されたコード(コード1、コード2、コード3)のデコード結果には、いずれもURLを表す「A」が含まれており、それ以外の部分は、それぞれ異なる情報で構成されている。例えば、コード1には、httpパラメータとして「B1」と「C1」が、コード2には、httpパラメータとして「B2」と「C1」が、コード3には、httpパラメータとして「B3」と「C2」が含まれている。なお、ここでは、「B1」や「B2」は、メディア種別(コードが表示されているメディアが雑誌、チラシ、ホール店舗内端末のいずれであるかを示す種別)を表し、「C1」や「C2」は、当該コードが表示されている(又は関連する)ホール店舗を識別するホール店舗コードを表す。
コード読取アプリケーション4は、デコード結果のURLとhttpパラメータでリクエスト(GETメソッド)を行う。そうすると、URLで指定したファイルの構成等により、パラメータの部分が無視されて、賞品交換システム用アプリケーション5のダウンロードを誘導する誘導サイト(すなわち、URL=AのWEBページ)がスマートフォン570のディスプレイに表示される。
ここで遊技者が、誘導サイトにしたがって、賞品交換システム用アプリケーション5のダウンロードサイトを表示させ、ダウンロードボタンのタッチといった所定の指示を行うことにより、賞品交換システム用アプリケーション5のプログラムがスマートフォン570にダウンロードされ、インストールされる。
このように、コード読取アプリケーション4では、どのメディアのコードを読み取っても、誘導サイトが表示されるという、同一の結果となる。
図19の下部には、遊技者がスマートフォン570を利用して、雑誌、チラシ、ホール店舗内端末といった各メディアに表示されているコードを、上記でインストールされた賞品交換システム用アプリケーション5で読み取る様子が表されている。この賞品交換システム用アプリケーション5は、コードを読み取ると(撮影すると)、このコードの画像をデコードしてデコード結果を取り出す。
デコード結果としては、コード読取アプリケーション4の場合と同じ結果が得られるが、URLを表す「A」は利用せず、所定のサーバ(例えば、基幹サーバ600やモバイル管理サーバ860)に対して、例えば、ホール店舗コードを表す「C1」や「C2」を送信する。また、メディア種別を表す「B1」や「B2」を送信するように構成することもできる。
このように、賞品交換システム用アプリケーション5では、所定のサーバに対して、コードから読み取ったホール店舗コードやメディア種別が送信され、例えば、図19の下部に示すように、遊技者情報テーブルに、スマートフォン570を識別するモバイルIDが記憶されている場合、そのモバイルIDに、送信されたホール店舗コードやメディア種別が対応付けられる。なお、図19に示す遊技者情報テーブルは、図38に示す遊技者情報テーブル651の一部を簡略化して示したものである。
ここで、雑誌、チラシ、ホール店舗内端末に表示されたコード(コード1、コード2、コード3)に含まれるメディア種別は、固定長ではなく、可変長である場合も想定され、これに応じて、遊技者情報テーブルのメディア種別の項目も、可変長フィールドに記憶されうる。また、上記コードが、メディア種別に加え、当該メディアの発行年月日や有効期限を含むように構成することができ、これに応じて、遊技者情報テーブルに、メディア発行年月日、メディア有効期限を記憶するための領域を設けることができる。このようなメディア発行年月日やメディア有効期限に応じて、賞品交換システム用アプリケーション5の操作を制御したり、賞品交換システム1による賞品閲覧・検索、お気に入り登録、余玉積立、賞品交換等の各機能や、スマートフォン570に送信する各種メッセージの内容を制御したりすることができる。
さらに、上記コードが、メディア種別に関連したシリアルコードを含むように構成することができ、これに応じて、遊技者情報テーブルに、シリアルコードを記憶するための領域を設けることができる。シリアルコードは、例えば、上記コードが表示(添付)されている商品が限定商品である場合に、その商品を識別するための識別IDとして設定したり、抽選の対象となる番号として設定したりすることができる。
またさらに、上記コードが、付加情報を含むように構成することができ、これに応じて、遊技者情報テーブルに、付加情報を記憶するための領域を設けることができる。
したがって、遊技者がスマートフォン570を利用して、同じコード(例えば、図19に示すコード1)を読み取った場合でも、最初にコード読取アプリケーション4で読み取った場合は、コード1に含まれるURLに基づいて誘導サイトにアクセスする第1の処理を行い、次に、第1の処理に起因してインストールされた賞品交換システム用アプリケーション5で読み取った場合は、コード1に含まれるホール店舗コードやメディア種別を所定のサーバに送信する第2の処理を実行する。
また、例えば、最初に、コード読取アプリケーション4でコード1を読み取り、次に、賞品交換システム用アプリケーション5で異なるコードであるコード2を読み取るようにすることもでき、この場合、第1の処理ではコード1に含まれるURLに基づいて誘導サイトにアクセスし、第2の処理では、コード2に含まれるホール店舗コードやメディア種別を所定のサーバに送信することになる。
[携帯機器接続管理機能]
図20は、賞品交換システム1において、遊技者がスマートフォン570といった携帯機器を所持してホール店舗に入った場合に、当該携帯機器の接続状況を管理して、遊技者の入店実績等を把握するしくみを概念的に示したものである。
図20には、3つのホール店舗(a、b、c)が示されており、それぞれに接続管理装置(90a、90b、90c)が配置され、各接続管理装置は、基幹サーバ600に接続されている。また、各接続管理装置(90a、90b、90c)には、同じホール店舗内に配置されている無線アクセスポイントが接続されている。これらの無線アクセスポイントは、この例では、IEEE802.11のプロトコルによる無線LANのアクセスポイントであり、識別子(SSID)とパスワードは、どのホール店舗も共通に設定されている。ここで、パスワードを、例えば、スマートフォン570で設定されている初期値と同じ値にセットしておけば、スマートフォン570がパスワードの入力なしで自動的に無線LANにログインできるよう構成することができる。
このような状況で、遊技者がホール店舗aに入店すると、所持するスマートフォン570と無線アクセスポイントとの間で自動ログインが行われる(ただし、この自動ログインは、最初の接続時に、自動接続の設定をしなければならない場合がある)。
この自動ログインがされると、これをスマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5が、この自動ログインを検知して、スマートフォン570のモバイルIDを含んだ所定のメッセージを、接続管理装置90aを経由して基幹サーバ600に送信する。ここで、自動ログインが検知されるのは、賞品交換システム用アプリケーション5が起動されていることが前提となる。ホール店舗aに入店後、賞品交換システム用アプリケーション5を起動した場合は、そのタイミングで自動ログインが検知され、所定のメッセージの送信が行われる。
基幹サーバ600は、所定のメッセージをスマートフォン570から受信した場合、所定のメッセージに含まれるネットワークアドレス(例えば、IPアドレス)に基づき、ホール店舗管理テーブルを参照して、送信元のホール店舗を特定する。その後、基幹サーバ600は、特定したホール店舗をモバイルIDに対応付けて、接続管理テーブルを更新する。
同様に、遊技者がホール店舗bやホール店舗cに入店した場合、スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5が、この自動ログインを検知して、スマートフォン570のモバイルIDを含んだ所定のメッセージを、接続管理装置90aを経由して基幹サーバ600に送信する。送信元のホール店舗も、上記と同様に所定のメッセージに含まれるネットワークアドレスに基づいて特定される。
このような構成により、遊技者がどのホール店舗に入店しても、無線アクセスポイントのSSIDとパスワードが共通に設定されているため、スマートフォン570が無線アクセスポイントに自動ログインされ、所定のメッセージが基幹サーバ600に送信される。また、基幹サーバ600は、送信された所定のメッセージから送信元のホール店舗を特定できるので、スマートフォン570がホール店舗コードを取得するといった処理や、接続管理装置においてホール店舗コードを付加するといった処理が不要となり、ホール店舗側としては、特段、ホール店舗ごとの設定をすることなく、共通設定の接続管理装置と無線アクセスポイントを設置するだけでよい。
また、スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5は、遊技者による賞品交換システム用アプリケーション5の操作やスマートフォン570の操作を検知して、操作種別を含むメッセージを基幹サーバ600に送信することができる。
この結果、接続管理テーブルには、モバイルIDごとに、入店や操作の情報が記憶され、それらの情報に基づいて、会員へのポイント付与やビッグデータの取得など、様々な応用を考えることができる。例えば、ホール店舗への入店があった日に、その会員の当該ホール店舗に関するポイントを付与したり、所定期間に一定回数以上、ホール店舗への入店があった場合に、その会員の当該ホール店舗に関するポイントを付与したりすることができる。
なお、ここでは、無線LANによる無線通信を例にとって説明したが、Bluetooth(登録商標)などの、他の無線通信の規格を用いることも可能である。Bluetooth(登録商標)を用いる場合、例えば、スマートフォン570がビーコンを受信するように構成・設定され、スマートフォン570が、例えば、接続管理装置(90a、90b、90c)のような装置から当該ビーコンを受信すると、スマートフォン570は、遊技者がスマートフォン570の操作をしなくても、(賞品交換システム用アプリケーション5のような)対応するアプリケーションが動作を始める事ができる。この仕組みにより、遊技者は、ホール店舗に入店する際に、スマートフォン570で賞品交換システム用アプリケーション5を起動させておくことなく上述の自動ログインを行うことができ、自動ログインに基づいた上述のポイント付与も可能となる。
また、この場合、起動された賞品交換システム用アプリケーション5は、Bluetooth(登録商標)の通信により接続管理装置(90a、90b、90c)を介して、スマートフォン570のモバイルIDを含んだ所定のメッセージを基幹サーバ600に送信してもよいし、無線LANによる無線通信が可能である場合は、自動ログインで無線LANにより接続された接続管理装置(90a、90b、90c)を介して、スマートフォン570のモバイルIDを含んだ所定のメッセージを基幹サーバ600に送信してもよい。
例えば、スマートフォン570において、Bluetooth(登録商標)の受信許可を行っていれば、無線LANで用いられるような識別子(SSID)とパスワードを必要とせずに、ホール店舗内に配置された各種装置・端末から送信されるビーコンを受信することができ、そのビーコンに含まれる、ビーコンを識別するための情報(Proximity UUID(以降、「UUID」)、Major、Minor)を、連携するアプリ、すなわち、賞品交換システム用アプリケーション5に引き渡す。ここで、UUIDには、賞品交換システム1のサービスであることを示す固有IDを設定し、Majorには店舗番号を設定し、Minorには、場所や端末などの識別番号を設定したと仮定する。
さらに、Minorには、ビーコンを送信する装置・端末ごとに、ホール店舗の入り口、ホール店舗の出口、ホール店舗内のエリア1やエリア2等と設定した場合、賞品交換システム用アプリケーション5は、スマートフォン570の移動に伴って、ホール店舗の入り口をいつ通過し、エリア1にどれだけ滞在し、ホール店舗の出口をいつ通過した等、遊技者の行動についての詳細な履歴を取得することができる。
賞品交換システム用アプリケーション5は、ビーコンを受信するたびに(あるいは、所定のタイミングで)ビーコンに含まれるMainorから得られた上記の情報を基幹サーバ600に送信し、これらの遊技者履歴情報を、賞品交換システム1の様々な処理に応用することができる。
例えば、賞品交換システム1において、来店ポイントを付与する場合に、従来の方法では、スマートフォン570のカメラ575を起動し、コードを撮影する必要があったが、無線LANに接続するために事前に識別子(SSID)とパスワードを設定していれば、入店するだけで、来店ポイントを自動加算できる。さらに、Bluetooth(登録商標)のビーコンを用いて上記の仕組みとした場合、SSIDとパスワードの設定をする必要すら無く、入店するだけで、自動的に来店ポイントの加算が可能となる。
また、ホール店舗側では、基幹サーバ600に送信された上記の遊技者履歴情報に基づいて、ホール店舗に入店した遊技者のスマートフォン570にのみ、特定のWELCOMEメッセージや、タイムセール、限定クーポンなどの情報を(PUSH通知やメールにより)告知・配信することができるようになる。
また、ビーコンに含まれるMainorから得られた上記の情報が基幹サーバ600に送信されることによって、遊技者の行動をエリア単位で把握することができ、これによって、各遊技者の移動状況や全体の導線管理を詳細なレベルで行うことが可能となる。このような遊技者履歴情報によって、例えば、スロットエリア(20円貸、5円貸)、パチンコエリア(4円貸、1円貸)、休憩所、イベントエリア、キャンペーンエリアなどの各エリアにおいて、遊技者がどれぐらいの時間、滞在していたかを把握することができる。例えば、ホール店舗がイベントやキャンペーンを行った際に、そのイベントエリア、キャンペーンエリアに、遊技者がどの程度滞在していたかなどを算出し、エリアや滞在時間に応じたポイントを付与することができる。
また、このような遊技者履歴情報に基づいてスロットエリアの滞在時間やイベントエリアの滞在時間を把握し、これにより、遊技者の嗜好情報を分析することができる。
[カード、及びスマートフォンの連携]
図21は、カード間の連携やカードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)の連携状況に応じた利用可能サービスの例を示している。後述するように、賞品交換システム1の会員カードとホールシステム2のホール会員カードとは所定の操作によって連携が可能であり、また、賞品交換システム1の会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)も、所定の操作によって連携が可能である。
図21には、遊技者がホール会員カードを所持しているか否か、会員カードを保持しているか否か、及びスマートフォン570に賞品交換システム用アプリケーション5がインストールされているか否かについてそれぞれのパターンが「NO」に対応して示されており、さらに、それらのパターンのそれぞれについて、会員カードとホール会員カードの連携がされているか否か、及び会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)が連携されているか否かによってどのようなサービスが利用可能かが示されている。
NO=1のパターンは、遊技者が、ホール会員カードと会員カードを所持しており、スマートフォン570に賞品交換システム用アプリケーション5がインストールされているパターンである。この場合、会員カードとホール会員カードの連携、及び会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)の連携がともにされていれば、ホールシステム2において、貯玉・再プレイが可能であり、賞品交換システム1において、余玉積立、賞品交換、ビューワ(550a、550b)による賞品検索・お気に入り登録、及び賞品交換システム用アプリケーション5による賞品検索・お気に入り登録が可能である。なお、ホールシステム2において、(ホール会員カードを用いた)貯玉・再プレイは、ホール会員カードを用いた操作となる。また、賞品交換システム1におけるビューワ(550a、550b)や賞品交換端末530での操作は、ホール会員カード、会員カード、又はスマートフォン570を用いた操作となる。
NO=1のパターンにおいて、会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)の連携がされていない場合、上記と同様、賞品交換システム1において、余玉積立、賞品交換、及びビューワ(550a、550b)による賞品検索・お気に入り登録、及び賞品交換システム用アプリケーション5による賞品検索・お気に入り登録が可能であるが、賞品交換システム1におけるビューワ(550a、550b)や賞品交換端末530での操作は、ホール会員カード、又は会員カードを用いた操作となる。
NO=1のパターンにおいて、会員カードとホール会員カードの連携がされていない場合、上記と同様、賞品交換システム1において、余玉積立、賞品交換、及びビューワ(550a、550b)による賞品検索・お気に入り登録、及び賞品交換システム用アプリケーション5による賞品検索・お気に入り登録が可能であるが、賞品交換システム1におけるビューワ(550a、550b)や賞品交換端末530での操作は、会員カード、又はスマートフォン570を用いた操作となる。
NO=1のパターンにおいて、会員カードとホール会員カードの連携、及び会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)の連携がともにされていない場合、上記と同様、賞品交換システム1において、余玉積立、賞品交換、及びビューワ(550a、550b)による賞品検索・お気に入り登録、及び賞品交換システム用アプリケーション5による賞品検索・お気に入り登録が可能であるが、賞品交換システム1におけるビューワ(550a、550b)や賞品交換端末530での操作は、会員カードを用いた操作となる。
以下同様に、NO=2〜7のパターンについて、どのカードを所持しているか、賞品交換システム用アプリケーション5をインストールしているか否か、会員カードとホール会員カードの連携、及び会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)の連携の有無に応じて、ホールシステム2で利用可能なサービス、及び賞品交換システム1で利用可能なサービスが異なってくる。また、ホール会員カード、会員カード、スマートフォン570のうち、どれを用いて操作が可能かも異なってくる。
本明細書では、賞品交換システム用アプリケーション5がスマートフォン570にインストールされている場合であって、かつ、会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)の連携がされている場合を中心に、関連する操作や処理についての説明を行う。
[遊技から賞品交換・余玉積立までのフロー]
次に、図22、及び図23を参照して、ホールシステム2と本実施形態に係る賞品交換システム1における、遊技から賞品交換、余玉積立までのフローについて概略説明する。
なお、当該フローは、ホール店舗で獲得した遊技媒体の数量をレシートで受け取った場合のフローの例を表している。また、図22、及び図23では、賞品選択装置として機能するビューワ(550a、550b)やスマートフォン570、遊技機10、景品POS500、賞品交換端末530、基幹サーバ600、及びショップ管理サーバ700のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、遊技者は、図22に示すように、ビューワ(550a、550b)のような賞品選択装置の非接触ICカードリーダ/ライタに対して会員カードや、会員カードに連携済みのホール会員カードをタッチする(ステップS101)。なお、遊技者は、仮会員であっても会員カードを用いて賞品を選択してお気に入り登録を行うことができるが、この例では、遊技者ステータスが本会員3の状態であるとする。
次に、遊技者のカードタッチに応答して、ビューワ(550a、550b)はディスプレイに賞品選択指示画面を表示し、遊技者は、ビューワ(550a、550b)のディスプレイを操作して、表示された賞品のなかから、将来的に賞品交換を所望する可能性のある賞品を選択し、お気に入りリストに登録する(ステップS102)。
また、遊技者は、スマートフォン570を用いて賞品のお気に入り登録を行うこともできる。遊技者は、最初に、スマートフォン570で賞品交換システム用アプリケーション5を起動する(ステップS103)。なお、遊技者は、仮会員であっても賞品交換システム用アプリケーション5によって賞品を選択し、お気に入り登録を行うことができるが、この例では、遊技者ステータスが本会員3の状態であるとする。その後、遊技者は、スマートフォン570のディスプレイを操作して、表示された賞品のなかから、将来的に賞品交換を所望する可能性のある賞品を選択し、お気に入りリストに登録する(ステップS104)。
他方、遊技者は、ステップS105で、遊技機10による遊技を行い(ステップS105)、遊技媒体を獲得した場合、島端計数装置520を操作して遊技媒体の計数を行い(ステップS106)、レシートを印刷させる(また、このとき、レシートNO等に対応付けて、計数された遊技媒体の数量がホールコンピュータ400に送信され、遊技媒体保持数管理テーブルに記憶される)。このような遊技者による遊技は複数回繰り返されうる。なお、ステップS102、及びステップS104のお気に入り登録の操作とステップS105の遊技は、どちらが先であってもよい。したがって、遊技者は、ステップS105の遊技を行って、遊技媒体を獲得でき、賞品を交換可能な状態となった時点で、会員情報を登録して遊技者ステータスが本会員3になるようにし、お気に入りに登録してある賞品の交換を行うようにすることができる。
賞品交換を行う遊技者は、ホール店舗のカウンターでその旨を伝え、島端計数装置520で印刷させたレシートをホール店舗のスタッフに渡す。そうすると、ホール店舗のスタッフは、景品POS500を操作し、レシートに記載された遊技媒体数をタッチパネル等により入力する(ステップS107)。遊技媒体数がバーコードによって表されている場合は、バーコードリーダで遊技媒体数を読み取るようにしてもよい。
その後、賞品交換端末530は、ステップS108で、接続された景品POS500に対して、賞品交換、又は余玉積立に利用される遊技媒体の数量(メダル数)を要求する。これに応答して、景品POS500は、ステップS107において入力されている遊技媒体数(メダルの数)を賞品交換端末530に送信し(ステップS109)、賞品交換端末530は、ステップS110において、景品POS500から送信されてきた遊技媒体数を受信する。
次に、ステップS111で、遊技者が、賞品交換端末530の非接触ICカードリーダ/ライタに対して会員カード、又は会員カードに連携されたホール会員カードをタッチすると、これに応じて、賞品交換端末530は、余玉として積み立てるか、交換するかを選択する操作選択画面を表示して、遊技者がこのどちらかを選択する。
ここで、遊技者がどちらの操作を選択したかが判定され(ステップS112)、余玉積立が選択された場合は、図23のステップS131に進む。交換が選択された場合は、ステップS113に進み、持ち玉での交換か、余玉での交換かが選択され、その後、ステップS114において、賞品交換端末530のディスプレイに、お気に入り登録の内容と賞品交換カゴが表示される。なお、本実施形態では、持ち玉と余玉とを合わせて賞品交換に用いるよう指定することもできるが、ここでは説明を省略する。
ここで、遊技者は、ステップS102やステップS104での賞品選択によりお気に入りに登録した賞品から賞品交換カゴに登録する賞品を追加したり、賞品交換カゴに登録してある賞品を削除したり、数を変更したりして、実際に交換を希望する賞品を賞品交換カゴに登録し、賞品交換を確定する(ステップS115)。
ここで、登録された住所に配送する場合、ホール店舗のスタッフは、会員情報・配送先確認画面を表示させて、遊技者の住所が、提出した身分証明書の内容と一致しているかの本人確認を行う。また、このような本人確認は、その遊技者が最初に賞品交換を行ったときのみに行うようにすることができる。
次に、賞品交換端末530は、賞品交換カゴの賞品に対して、対応するネット通販サイトに賞品発注指示を行う(ステップS116)。また、このとき、レシート(賞品交換受付票)を、賞品交換端末530のプリンタ539から出力し、遊技者はこれを受け取る。
この後、賞品交換端末530は、賞品の交換によって持ち玉の余りがあるか否かを判定し(ステップS120、ただし、持ち玉での交換の場合)、持ち玉の余りがある場合、ステップS121で、遊技者がこの余りを余玉として積み立るか否かが判定され、余玉積立が選択された場合は、図23のステップS131に進む。積み立てを行わない場合は、余りの持ち玉を実質的にホールシステム2に戻すため、消費玉数を、景品POS500に通知する(ステップS122)。ステップS120で、持ち玉の余りがない場合は、そのままステップS122に進む。
ステップS117において、基幹サーバ600が賞品交換端末530から賞品発注指示を受信すると、これに応じて、ショップ管理サーバ700に賞品配送指示を送信する。ショップ管理サーバ700は、基幹サーバ600から賞品配送指示を受信すると、対応するネット通販サイトに対して賞品配送指示を行う(ステップS118)。
この賞品配送指示は、ネット通販サイトと賞品交換システム1の接続形態に応じて様々な経路で送信される。例えば、図1に示すように、ショップシステム(850、851)のようなシステムでネット通販サイトが運営されていれば、ショップ管理サーバ700からショップシステムI/Fサーバ840を介して当該ショップシステム(850、851)のサーバに賞品配送指示が送信される。
基幹サーバ600は、ステップS117において賞品配送指示を行った後、ネット通販サイト(賞品提供会社)に対して代金支払指示を行う(ステップS119)。このような代金支払指示は、所定の期間の代金をまとめて支払うようにすることができる。
消費玉数を受信した景品POS500は、ステップS107で入力された玉数から、受信した消費玉数を減算し(図23のステップS130)、減算した玉数(又は受信した消費玉数)を、ホールコンピュータ400に送信する。
ステップS112、又はステップS121において、遊技者が余玉積立を行うと判定されると、図23のステップS131において、積み立てる余玉の数と積み立て後の余玉の数を表示する余玉積立確認画面が表示され、ここで、遊技者が余玉積立確認を行うと(ステップS132)、基幹サーバ600に積立余玉更新指示を行う(ステップS133)。基幹サーバ600は、賞品交換端末530から積立余玉更新指示を受信すると、これに応じて、余玉積立管理テーブル652、及び余玉積立状況管理テーブル653を更新する(ステップS134)。
賞品交換端末530は、ステップS133の後、積立余玉の数を景品POS500に通知する(ステップS135)。景品POS500は、賞品交換端末530から積立余玉の数を受信すると、これに応じて、ホールコンピュータ400の余玉積立状況管理テーブル423が更新される(ステップS136)。
[各装置の機能]
次に、図24を参照して、ホールコンピュータ400の機能概要を説明する。図24は、ホールコンピュータ400の機能ブロック図である。ホールコンピュータ400は、ホール会員管理部411、遊技媒体保持数管理部412、余玉積立状況管理部413、メッセージ管理部414、カテゴリ情報管理部415、及びネットワークI/F部416を含む。ホールコンピュータ400は、賞品の管理等、従来のホールコンピュータが有する機能を備えるが、ここでは、本発明に関連する機能を中心に記載するものとする。
また、ホールコンピュータ400は、外部記憶装置404にホールDB420を記憶し、ホールDB420には、そのホール店舗のホール会員に関する情報を記憶するホール会員情報テーブル421、ホール会員が貯メダルや貯玉を指示することにより保持された遊技媒体の保持数を管理する遊技媒体保持数管理テーブル422、ホール会員が賞品交換システム1において余玉積立を行った場合に、その余玉積立の状況を管理する余玉積立状況管理テーブル423、賞品交換システム1から受信した、店舗登録をした遊技者の宛先情報を記憶する宛先情報管理テーブル424、及び賞品選択装置に表示される賞品選択画面等で賞品のカテゴリを表示・管理するためのカテゴリ情報を記憶するカテゴリ情報管理テーブル425が含まれる。
ホール会員管理部411は、ホール店舗のホール会員に関する情報を管理する。遊技媒体保持数管理部412は、ホール会員が貯メダルや貯玉を行った場合に、ホール会員カード等に対応付けて、それらの情報を上記の遊技媒体保持数管理テーブル422に記憶するよう制御するとともに、ホール会員が、ホール会員カードを用いて貯メダルや貯玉を利用できるように制御する。
余玉積立状況管理部413は、賞品交換システム1から積立余玉の数を受信すると、これに基づいて余玉積立状況管理テーブル423を更新する。また、基幹サーバ600の基幹DB650に記憶される余玉積立設定管理テーブル654の内容、及び余玉積立状況管理テーブル423により把握される余玉積立の状況に応じて、所定期間を過ぎた余玉の再利用や消滅についての制御を行う。
メッセージ管理部414は、賞品交換システム1の基幹サーバ600から、遊技者の宛先情報を受信し、必要に応じて、当該宛先情報に向けてホール店舗に関する情報を含んだメッセージを送信するよう制御する。賞品交換システム1の基幹サーバ600は、遊技者がスマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5を用いて店舗情報を賞品交換システム1に送信した場合に、その店舗情報に対応するホール店舗に向けて、遊技者の宛先情報(メールアドレス等)を送信する。
カテゴリ情報管理部415は、所定のタイミングで、賞品交換システム1からカテゴリ情報を取得して、これらをカテゴリ情報管理テーブル425に記憶し、賞品選択装置等で賞品のカテゴリを表示する場合に、カテゴリ情報管理テーブル425に記憶されたカテゴリ情報が用いられるように制御する。
ネットワークI/F(インターフェイス)部416は、ネットワークに接続して、相手方のコンピュータとデータ送受信を行うよう制御する。またここで、ネットワークは、インターネットを含むネットワークとして構成される場合もある(他の装置のネットワークI/F部についても同様であるため、以降のネットワークI/F部については、説明を省略する)。
次に、図25を参照して、景品POS500の機能概要を説明する。図25は、景品POS500の機能ブロック図である。景品POS500は、ログイン管理部511、景品POS制御部512、賞品交換端末連携制御部513、ホールコンピュータ連携制御部514、表示制御部515、及びネットワークI/F部516を含む。
ログイン管理部511は、ログインするホール店舗のスタッフが正当なユーザであるか否かをパスワード等でチェックし、ホールコンピュータ400等へのアクセスを管理する。景品POS制御部512は、遊技者の指示に基づいてスタッフにより入力された、ホール店舗における賞品交換指示(一般賞品、特殊賞品への交換指示)を受信して賞品交換処理を行い、遊技媒体の数量や賞品の在庫等を管理する。
賞品交換端末連携制御部513は、ネットワーク接続された賞品交換端末530からの要求に応じて、賞品交換端末530に対して、賞品交換に使用される遊技媒体の数量(玉数やメダル数)を送信するよう制御し、賞品交換によって消費された遊技媒体の数量、及び積み立てられた余玉の数を賞品交換端末530から受信する。
ホールコンピュータ連携制御部514は、島端計数装置520から、遊技者によって計数された遊技媒体の数量を、ホール会員IDやレシートNOに対応付けて、ホールコンピュータ400に送信し、また、賞品交換端末530から、賞品交換によって消費された遊技媒体の数量、及び積み立てられた余玉の数を受信した場合に、その情報をホールコンピュータ400に送信する。
表示制御部515は、スタッフが賞品交換に関する入力を行う画面や、スタッフが店頭賞品に関する情報を入力するための画面等を、店舗側ディスプレイ509に表示するよう制御する。
次に、図26を参照して、賞品交換端末530の機能概要を説明する。図26は、賞品交換端末530の機能ブロック図である。賞品交換端末530は、ログイン管理部541、賞品交換制御部542、余玉積立制御部543、カード連携制御部544、表示制御部545、及びネットワークI/F部546を含む。
ログイン管理部541は、ログインする遊技者が正当な会員であるか否かを、会員カードとパスワードによりチェックする。また、遊技者がスマートフォン570によって賞品交換端末530にログインする場合に、スマートフォン570が読み取るコードをディスプレイに表示するなど、スマートフォン570によるログインの仕組みを提供する。
賞品交換制御部542は、お気に入りリストに登録された賞品をディスプレイ535に表示するよう制御し、遊技者の指示に応じて、お気に入りリスト等から、指定された賞品を賞品交換カゴに登録する。さらに、遊技者ステータスが本会員3である場合に、遊技者の指示に応じて、基幹サーバ600に、賞品交換カゴに登録された賞品に対する賞品発注指示を送信するよう制御する。また、持ち玉、及び余玉の少なくとも一方を使って賞品交換を行うことができ、消費された玉数や余玉の数を景品POS500に送信する。
余玉積立制御部543は、遊技者ステータスが本会員2、又は3である場合に、遊技者の指示に応じて、持ち玉を余玉として積み立てるよう制御する。
カード連携制御部544は、ホール会員カードと会員カードを連携させたり、会員カードとスマートフォン570を連携させたりするよう制御する。
表示制御部545は、お気に入りリストに登録された賞品や、賞品交換カゴに登録された賞品等をディスプレイ535に表示するよう制御する。また、余玉積立やカード連携処理のための各種画面をディスプレイ535に表示するよう制御する。
図27を参照して、ホール管理端末430の機能概要を説明する。図27は、ホール管理端末430の機能ブロック図である。ホール管理端末430は、ログイン管理部441、余玉積立設定管理部442、表示制御部443、及びネットワークI/F部444を備える。
ログイン管理部441は、ホール管理端末430のユーザであるホール店舗の管理者(又はスタッフ)の認証を、カード読み取り、ID入力、パスワード入力によって行う。
余玉積立設定管理部442は、余玉積立設定(例えば、利用可能期間と期間経過後の措置)を入力するための画面をディスプレイ435に表示し、指定された余玉積立設定を基幹サーバの基幹DB650の余玉積立設定管理テーブル654に記憶する。こうした設定は、例えば、ホール店舗の管理者等によって行われる。
表示制御部443は、余玉積立設定を入力するための画面等が、ホール管理端末430のディスプレイ435に表示されるよう制御を行う。
次に、図28を参照して、大型ビューワ550aの機能概要を説明する。図28は、大型ビューワ550aの機能ブロック図である。大型ビューワ550aは、ログイン管理部561、賞品選択制御部562、表示制御部563、及びネットワークI/F部564を含む。
ログイン管理部561は、会員カードが非接触ICカードリーダ/ライタ554にタッチされた場合に、それが正当なカードであるか否かをチェックする。また、賞品交換端末530のログインと同様に、ディスプレイ555に表示されたコードをスマートフォン570で読み取ることによってログインするように構成することもできる。
賞品選択制御部562は、賞品選択画面等を表示する場合に、カテゴリ情報をホールコンピュータ400から取得し、各賞品にそのカテゴリが対応付けられるよう制御する。表示制御部563は、賞品選択を行う場合に、賞品選択画面等をディスプレイ555に表示するよう制御する。
大型ビューワ550aには、遊技者等を撮影するためのカメラを含むように構成してもよい。カメラは、例えば、大型ビューワ550aに内蔵される小型の撮像装置であり、撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)等で構成される。
また、小型ビューワ550bは、小型のディスプレイを有するものであるが、大型ビューワ550aと同様の機能を備えている。
次に、図29を参照して、スマートフォン570の機能概要について説明する。図29は、スマートフォン570の機能ブロック図であり、特に、本実施形態に係る賞品交換システム1に関連する機能について示している。スマートフォン570は、賞品交換システム用アプリケーション機能部591、メール管理部592、表示制御部593、及びネットワークI/F部594を備える。さらに、賞品交換システム用アプリケーション機能部591は、ログイン管理部591a、コード読取制御部591b、宛先情報登録部591c、自動ログイン管理部591d、ホール店舗登録部591e、メッセージ管理部591f、連携制御部591g、賞品交換端末ログイン管理部591h、会員情報登録部591i、賞品選択制御部591j、及びSNS制御部591kを含む。
賞品交換システム用アプリケーション機能部591は、スマートフォン570にダウンロードされインストールされた賞品交換システム用アプリケーション5が、スマートフォン570で実行される場合に、その賞品交換システム用アプリケーション5により実現される機能を示すものである。
ログイン管理部591aは、遊技者の会員ID等とパスワードが入力された場合に、モバイル管理サーバ860経由で基幹サーバ600に問い合わせを行い、当該ユーザが正当な会員であるか否かをチェックする。
コード読取制御部591bは、遊技者の操作に応じて、スマートフォン570のカメラ575でコードを撮影し、撮影したコードの画像をデコードして、例えば、テキスト情報を含むデコード情報を取得し、そのデコード情報を関連する機能部に渡す。
宛先情報登録部591cは、例えば、インストールされた賞品交換システム用アプリケーション5の初期設定の際に、遊技者からメールアドレスを受け取り、このメールアドレスを基幹サーバ600に送信する。
自動ログイン管理部591dは、スマートフォン570が、ホール店舗内の無線アクセスポイントと自動ログインを行ったことを検知し、所定のメッセージを基幹サーバ600に送信する。また、自動ログイン管理部591dは、遊技者が所定の操作を行った場合に、基幹サーバ600に所定のメッセージを送信するよう構成することもできる。
ホール店舗登録部591eは、コード読取制御部591bにより所定のコードが読み込まれた場合に、コードから取得された店舗情報等を基幹サーバ600に送信する。
メッセージ管理部591fは、基幹サーバ600から、賞品交換システム用アプリケーション5に関連したアプリIDなどに向けて送信されたプッシュメッセージを受信し、スマートフォン570のディスプレイ577に表示する。
連携制御部591gは、会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)の紐付け指示において、コード読取制御部591bにより所定のコードが読み込まれた場合に、コードから取得された、連携対象のカード情報等を基幹サーバ600に送信する。
賞品交換端末ログイン管理部591hは、スマートフォン570を用いた賞品交換端末530へのログインにおいて、コード読取制御部591bにより所定のコードが読み込まれた場合に、コードから取得されたデコード情報とモバイルIDを基幹サーバ600に送信する。
会員情報登録部591iは、遊技者の操作に応じて、会員情報登録画面から会員情報が入力された場合に、当該会員情報を基幹サーバ600に送信する。
賞品選択制御部591jは、スマートフォン570のディスプレイ577に賞品選択画面等を表示して、遊技者の操作(賞品の閲覧や検索)に応じて賞品の情報を表示するように制御するとともに、遊技者からの賞品選択指示を、モバイル管理サーバ860を経由して基幹サーバ600に送信し、お気に入り管理テーブル655が更新されるように制御する。
SNS制御部591kは、遊技者のSNSへのログインを管理するとともに、トーク画面やグループトーク画面の表示、SNSメッセージの投稿を制御する。
メール管理部592は、遊技者のメールアドレスに送信されたメールを管理し、遊技者の操作に応じてスマートフォン570のディスプレイ577に表示する。また、遊技者の操作に応じて、指定されたメールアドレスにメール送信を行う。
表示制御部593は、スマートフォン570のディスプレイ577に、コード読取画面、会員情報登録画面、賞品選択画面やSNSのトーク画面等を表示させるよう制御する。
なお、ここでは、スマートフォン570の本実施形態に係る賞品交換システム1に関連する機能を説明したものである。また、賞品交換システム1で利用することができる携帯電話やPDAなどの他の携帯機器も、スマートフォン570と同様の機能を有する。
次に、図30を参照して、基幹サーバ600の機能概要について説明する。図30は、基幹サーバ600の機能ブロック図である。基幹サーバ600は、会員管理部601、賞品選択制御部602、賞品交換制御部603、賞品発注制御部604、メッセージ管理部605、連携管理部606、賞品交換端末ログイン管理部607、余玉積立管理部608、接続管理部609、行動履歴管理部610、及びネットワークI/F部611を含む。
また、基幹サーバ600は、外部記憶装置に基幹DB650を記憶し、基幹DB650には、遊技者や会員に関する情報を記憶する遊技者情報テーブル651、会員が積み立てた余玉の情報を記憶する余玉積立管理テーブル652、会員が余玉を積み立てた状況を記憶する余玉積立状況管理テーブル653、ホール店舗における余玉の取り扱いに関する情報を記憶する余玉積立設定管理テーブル654、遊技者の賞品選択指示により登録したお気に入りリストを記憶するお気に入り管理テーブル655、遊技者によって賞品交換カゴに登録された賞品を記憶する賞品交換カゴ管理テーブル656が含まれる。
さらに、基幹DB650には、ホール店舗の端末(賞品交換端末やビューワなど)に関する情報を記憶する端末管理テーブル657、各ホール店舗のホールコンピュータ400のネットワークアドレスやホール店舗のグループについての情報を記憶するホール店舗管理テーブル658、各ホール店舗の接続管理装置90のネットワークアドレスについての情報を記憶する接続管理装置管理テーブル659、遊技者のホール店舗におけるスマートフォン570の接続状態により把握される入店や操作についての情報を記憶する接続管理テーブル660、遊技者の来店ポイントに関する情報を記憶するポイント管理テーブル661、及び遊技者の行動履歴(所定タイミングにおける遊技状況)を記憶する行動履歴管理テーブル662が含まれる。
会員管理部601は、賞品選択装置や賞品交換装置等からの問い合わせに応じて、会員カードの所有者が正当な会員であるか否かをチェックし、そのチェック結果を問い合わせ元に送信する。また、モバイルIDに対応付けて遊技者ステータスを管理し、スマートフォン570からメールアドレスなどの宛先情報が送信されてきた場合、ホール店舗を識別する店舗情報が送信されてきた場合、会員情報が送信されてきた場合等、それぞれのケースに応じて遊技者ステータスを更新する。
賞品選択制御部602は、賞品選択装置からの要求に応じて選択対象の賞品に関する賞品情報を賞品選択装置に送信し、賞品選択装置における遊技者の賞品選択指示に応じて、選択された賞品をお気に入りリストとして登録し、お気に入り管理テーブル655に記憶する。
賞品交換制御部603は、賞品交換装置からの要求に応じて、対応する会員のお気に入りリストに登録された賞品と賞品登録カゴに登録された賞品を賞品交換装置に送信し、賞品交換装置における遊技者の賞品交換指示に応じて、選択された賞品の賞品発注指示を当該賞品交換装置から受信する。賞品発注制御部604は、賞品交換装置から受信した賞品発注指示に基づいて、ショップ管理サーバ700に対して、賞品配送指示等を送信する。
メッセージ管理部605は、遊技者のスマートフォン570からメールアドレス等の宛先情報が送信されてきた場合に、当該宛先情報を遊技者情報テーブル651に記憶するとともに、所定タイミングにおいて、当該宛先情報の宛先に向けて、賞品交換システム1からのメッセージを送信する。また、遊技者のスマートフォン570から店舗情報が送信されてきた場合に、当該遊技者の宛先情報を、店舗情報で特定されたホール店舗のホールコンピュータ400に送信する。
連携管理部606は、会員カードとスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)の紐付け指示において、スマートフォン570から連携対象のカード情報等を受信した場合に、スマートフォン570のモバイルIDとカード情報を対応付けて、遊技者情報テーブル651に記憶する。
賞品交換端末ログイン管理部607は、スマートフォン570を用いた賞品交換端末530へのログインにおいて、賞品交換端末530のリクエストに応じてコードトークンを送信し、スマートフォン570から、モバイルIDとコードトークンを受信した場合に、認証結果を表すログイントークンを賞品交換端末530に送信する。
余玉積立管理部608は、賞品交換端末530から余玉積み立ての指示を受信した場合に、余玉積立管理テーブル652と余玉積立状況管理テーブル653を更新し、遊技者の余玉の積立数量と積立日時等を管理する。また、賞品交換端末530から賞品交換のために余玉を使用する指示を受信した場合に、余玉積立管理テーブル652と余玉積立状況管理テーブル653を更新し、遊技者の余玉の積立数量と積立日時等を管理する。さらに、余玉積立状況管理テーブル653を定期的にチェックし、所定期間が経過した余玉があるか否かを判定する。
接続管理部609は、遊技者のスマートフォン570がホール店舗の無線アクセスポイントで自動ログインされたことに応じてスマートフォン570から所定のメッセージを受信すると、そのメッセージからホール店舗を特定し、接続管理テーブル660に、各遊技者のホール店舗への入店や操作を記憶する。
行動履歴管理部610は、遊技者による遊技機10の遊技状況や、賞品選択・賞品交換の履歴を行動履歴管理テーブル662に記憶し、必要に応じてこれらの履歴情報から統計情報を生成する。
次に、図31を参照して、モバイル管理サーバの機能概要について説明する。図31は、モバイル管理サーバ860のブロック図である。モバイル管理サーバ860は、モバイルアクセス管理部861、賞品選択制御部862、WEB制御部863、SNS制御部864、及びネットワークI/F部865を備える。
また、モバイル管理サーバ860は、外部記憶装置にモバイル管理DB870を記憶し、モバイル管理DB870には、HTMLデータ871、及びSNS管理テーブル872が含まれる。
モバイルアクセス管理部861は、スマートフォン570から受信した遊技者の会員ID等とパスワードを、基幹サーバ600に送信し、認証結果をスマートフォン570に送信する。
賞品選択制御部862は、スマートフォン570における遊技者の操作に応じて、賞品の情報を取得するよう基幹サーバ600に要求し、取得した賞品の情報をスマートフォン570に送信する。また、遊技者の賞品選択指示をスマートフォン570から受信し、それを基幹サーバ600に送信し、選択した賞品がお気に入り管理テーブル655に登録されるよう制御する。
WEB制御部863は、遊技者がスマートフォン570を操作して、従来のコード読取アプリケーション4で所定のコードを読み取った場合に、スマートフォン570で起動されるWEBブラウザからのページリクエストに応じて、対応するHTMLデータをhttpレスポンスとしてスマートフォン570に送信し、WEBブラウザに、賞品交換システム用アプリケーション5のダウンロードを誘導する誘導ページを表示させる。HTMLデータには、HTMLソース(CSSデータ、javascript(登録商標)等を含む)、画像データが含まれる。
SNS制御部864は、スマートフォン570における遊技者のSNSへのログイン要求を制御し、スマートフォン570における遊技者の要求に応じて、適宜、SNS管理テーブル872等を参照・更新し、スマートフォン570にSNSのトーク画面やグループトーク画面を提供するよう制御する。なお、SNS管理テーブル872の構成については図示を省略する。
なお、スマートフォン570は、無線ネットワーク690、及びモバイルI/Fサーバ680を介してモバイル管理サーバ860と接続される。
次に、図32を参照して、ショップ管理サーバ700の機能概要について説明する。図32は、ショップ管理サーバ700の機能ブロック図である。ショップ管理サーバ700は、ショップ情報管理部701、商品決定部702、賞品発注管理部703、交換履歴管理部704、注文履歴管理部705、及びネットワークI/F部706を含む。
また、ショップ管理サーバ700は、外部記憶装置に賞品DB750を記憶し、賞品DB750には、ショップの情報を記憶するショップ管理テーブル751、ネット通販サイトから収集された商品情報を記憶する商品管理テーブル752、ネット通販サイトに発注した内容を記憶する発注管理テーブル753、賞品の交換履歴を記憶する交換履歴管理テーブル754、及び賞品の注文履歴を記憶する注文履歴管理テーブル755が含まれる。
ショップ情報管理部701は、賞品交換システム1の管理端末880にショップ登録画面を表示し、入力されたショップ情報をショップ管理テーブル751に登録する。ショップ情報管理部701はさらに、管理者等からの検索要求に応じて、ショップ管理テーブル751の内容を検索し、管理端末等にショップ情報検索画面を表示する。
商品決定部702は、ネット通販サイトのショップシステム(850、851)からデータフィード等によって送信されてきた商品の情報を一旦、ワークエリアに記憶し、所定の条件を満たす商品であるか否かをチェックする。こうしたチェックは、賞品交換システム1によって自動的に行われてもよいし、賞品交換システム1の管理者等の判断によって行われてもよい。賞品交換可能な賞品として表示可能であると判断された商品は、商品管理テーブル752に記憶され、基幹サーバ600は、賞品選択装置からの要求に応じて、商品管理テーブル752に記憶された商品のなかから選択された賞品の賞品情報を当該賞品選択装置に送信する。
賞品発注管理部703は、賞品交換装置から、自宅住所に配送するものとして指定された賞品発注指示があった場合に、その指示を、基幹サーバ600から受信して発注管理テーブル753に記憶し、さらに、対応する賞品のショップシステム(850、851)に、ショップシステムI/Fサーバ840を経由して送信する。
交換履歴管理部704は、ショップシステムI/Fサーバ840から注文受領通知を受信した場合に、その注文に関する交換履歴を作成し、交換履歴管理テーブル754に記憶する。注文履歴管理部705は、ショップシステムI/Fサーバ840から注文受領通知を受信した場合に、その注文に関する注文履歴を作成し、注文履歴管理テーブル755に記憶する。
次に、図33を参照して、ショップシステムI/Fサーバ840の機能概要について説明する。図33は、ショップシステムI/Fサーバ840のブロック図である。ショップシステムI/Fサーバ840は、サーバ通信制御部841、ショップシステムI/F部842、賞品発注制御部843、出品管理制御部844、及びネットワークI/F部845を備える。
サーバ通信制御部841は、ネットワークI/F部845を介して、ショップ管理サーバ700とのデータ送受信を制御する。ショップシステムI/F部842は、ショップシステム(850、851)とのデータ送受信を制御し、例えば、データフィード受信、APIによる連携、ファイル連携、ウェブスクレイピング等を行って、ショップ管理サーバ700とショップシステム(850、851)との間のやりとりを制御する。
賞品発注制御部843は、ショップシステムI/F部842を介して、指定したショップに対する賞品発注の指示をショップシステム(850、851)に伝える。出品管理制御部844は、ショップシステム(850、851)から提供される商品の情報を、例えば、ショップシステムI/F部842を介してデータフィード受信し、ショップ管理サーバ700に送信する。
次に、図34を参照して、管理端末880の機能概要について説明する。図34は、管理端末880のブロック図である。管理端末880は、ログイン管理部881、余玉積立設定管理部882、表示制御部883、及びネットワークI/F部884を備える。
ログイン管理部881は、管理端末880のユーザである賞品交換システム1の管理者等の認証を、IDの入力やパスワードの入力により行う。
余玉積立設定管理部882は、余玉積立設定(例えば、利用可能期間と期間経過後の措置)を入力するための画面をディスプレイに表示し、指定された余玉積立設定を基幹サーバの基幹DB650の余玉積立設定管理テーブル654に記憶する。こうした設定は、例えば、ホール店舗の管理者等によって行われ、通常は、ホール管理端末430を用いて行われるが、ホール店舗の管理者等による依頼、又は賞品交換システム1の管理者等の判断に基づいて、管理端末880でも可能である。
表示制御部883は、管理端末880のディスプレイに余玉積立設定管理画面やその他の画面を表示させるよう制御する。
[テーブルの構成]
最初に、ホールコンピュータ400のホールDB420に記憶されるテーブルについて説明する。
図35(A)に示すホール会員情報テーブル421は、ホール店舗のホール会員に関する情報を記憶し、この例では、ホール会員ID、ホール会員カード(非接触ICカード)の固有ID、氏名、住所、パスワード、メールアドレス等を記憶する。
図35(B)に示す遊技媒体保持数管理テーブル422は、ホール会員が貯メダルや貯玉を指示することにより保持された遊技媒体の保持数を管理する。遊技媒体保持数管理テーブル422は、この例では、ホール会員ID、又はレシートNOを記憶し、さらに、遊技媒体種別ごとに数量を記憶する。遊技媒体種別は、この例では、パチンコ(4円貸、1円貸)とスロット(20円貸、5円貸)の4種である。
図36(A)に示す余玉積立状況管理テーブル423は、ホール会員が賞品交換システム1において余玉積立を行った場合に、その余玉積立の状況を記憶し、この例では、ホール会員ID、又はレシートNO、遊技媒体種別、積立数量、積立開始日時等を記憶する。
図36(B)に示す宛先情報管理テーブル424は、店舗登録(このホール店舗に係る店舗情報を送信)した遊技者の宛先情報を記憶し、基本的には、メールアドレスを含むが、この例のように、アプリID(賞品交換システム用アプリケーション5がスマートフォン570ごとに管理するID)、ホール会員カード固有IDを基幹サーバ600から受信し、記憶することもできる。
図37に示すカテゴリ情報管理テーブル425は、賞品選択装置に表示される賞品選択画面等で賞品のカテゴリを表示・管理するためのカテゴリ情報を記憶し、この例では、カテゴリ、賞品の内容、上位カテゴリ、最終更新日等を記憶する。
次に、基幹サーバ600の基幹DB650に記憶されるテーブルについて説明する。
図38(A)に示す遊技者情報テーブル651は、遊技者や会員に関する情報を記憶し、この例では、会員ID、会員カード(非接触ICカード)の固有ID、ホール会員カード(非接触ICカード)の固有ID、モバイルID、アプリID、店舗コード、メディア種別、本人確認有無、遊技者ステータス、氏名、パスワード、メールアドレス、生年月日、電話番号、携帯電話番号、SNS−ID、住所、配送先1、配送先2、運転免許証番号、保険証番号等を記憶する。
遊技者ステータスは、例えば、仮会員が「0」、本会員1が「1」、本会員2が「2」、本会員3が「3」にセットされる。また、遊技者がスマートフォン570に賞品交換システム用アプリケーション5をダウンロードした時点で、賞品交換システム用アプリケーション5が把握するアプリIDを記憶し、これを遊技者ステータスが非会員(=「−1」)の状態で管理することもできる(図38(A)のアプリID=「A11」参照)。
また、遊技者と特定するための識別コードとして、それぞれのタイミングで様々なデータを用いることができる。例えば、会員ID、会員カード固有ID、モバイルID、アプリIDなどが識別コードとして利用可能である。
図38(B)に示す余玉積立管理テーブル652は、会員が積み立てた余玉の情報を記憶する。余玉積立管理テーブル652は、この例では、会員IDを記憶し、さらに、遊技媒体種別ごとに、積み立てられた余玉の数量を記憶する。遊技媒体種別は、この例では、パチンコ(4円貸、1円貸)とスロット(20円貸、5円貸)の4種である。
図39(A)に示す余玉積立状況管理テーブル653は、会員が余玉を積み立てた状況を記憶し、この例では、会員ID、店舗コード、遊技媒体種別、積立数量、積立開始日時等を記憶する。
図39(B)に示す余玉積立設定管理テーブル654は、ホール店舗における余玉の取り扱いに関する情報を記憶し、この例では、店舗コード、利用可能期間(月)、期間経過後措置、更新日時等を記憶する。
図40(A)に示すお気に入り管理テーブル655は、遊技者の賞品選択指示により登録したお気に入りリストを記憶し、この例では、会員ID、賞品情報等を記憶する。賞品情報は、複数のお気に入り情報(賞品1ないし賞品10)で構成され、各お気に入り情報には、商品ID、商品名、登録日時、更新日時等が含まれる。
図40(B)に示す賞品交換カゴ管理テーブル656は、遊技者によって賞品交換カゴに登録された賞品を記憶し、この例では、会員ID、賞品情報等を記憶する。賞品情報は、複数の登録情報(賞品1ないし賞品10)で構成され、各登録情報には、商品ID、商品名、数量、配送先、登録日時、更新日時等が含まれる。
図41に示す端末管理テーブル657は、ホール店舗の端末(賞品交換端末やビューワなど)に関する情報を記憶し、この例では、店舗コード、デバイスID、端末種別、端末設置位置等を記憶する。
図42に示すホール店舗管理テーブル658は、各ホール店舗のホールコンピュータ400のネットワークアドレスやホール店舗のグループについての情報を記憶し、この例では、店舗コード、店舗名、サーバアドレス、グループコード等を記憶する。
図43に示す接続管理装置管理テーブル659は、各ホール店舗の接続管理装置90のネットワークアドレスについての情報を記憶し、この例では、デバイスID、店舗コード、装置アドレス等を記憶する。
図44(A)に示す接続管理テーブル660は、遊技者のホール店舗におけるスマートフォン570の接続状態により把握される入店や操作についての情報を記憶し、この例では、モバイルID、店舗コード、入店・操作種別、入店、又は操作日時等を記憶する。
図44(B)に示すポイント管理テーブル661は、遊技者の来店ポイントに関する情報を記憶し、この例では、会員ID、ポイント、最終更新日等を記憶する。なお、行動履歴管理テーブル662については図示を省略する。
次に、ショップ管理サーバ700の賞品DB750に記憶されるテーブルについて説明する。
図45に示すショップ管理テーブル751は、ショップの情報を記憶し、この例では、ショップID、ショップ名、住所、送料テーブル、利用システム、パスワード、発注方法等を記憶する。
図46(A)に示す商品管理テーブル752は、ネット通販サイトから収集された商品情報を記憶し、この例では、商品ID、ショップID、商品種別、説明、カテゴリ、価格、最終更新日、在庫等を記憶する。
図46(B)に示す発注管理テーブル753は、ネット通販サイトに発注した内容を記憶し、この例では、発注NO、会員ID、商品ID、数量、ショップID、配送先、発注日時、交換NO、配送完了フラグ等を記憶する。
図47(A)に示す交換履歴管理テーブル754は、賞品の交換履歴を記憶し、この例では、発注NO、氏名、会員ID、店舗コード、賞品交換受付番号、販売価格総額、交換日時等を記憶する。
図47(B)に示す注文履歴管理テーブルは、賞品の注文履歴を記憶し、この例では、発注NO、商品ID、数量、ショップID、注文日時、注文状況等を記憶する。
[賞品交換システム用アプリケーションのダウンロード]
次に、図48ないし図52を参照して、遊技者がスマートフォン570に賞品交換システム用アプリケーション5をダウンロードする手順について説明する(図14参照)。図48は、賞品交換システム用アプリケーション5をダウンロードする処理手順を示すフローチャートであり、スマートフォン570、モバイル管理サーバ860、及び外部サーバのそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、ステップS141において、遊技者は、スマートフォン570を操作して従来のコード読取アプリケーション4を起動する。次に、ステップS142において、コード読取アプリケーション4が、遊技者の操作に応じて、スマートフォン570のディスプレイ577にコード読取画面を表示させる。コード読取画面は、例えば、図49に示すコード読取画面901のような画面である。
図49のコード読取画面901では、カメラ575に入力されている映像を表示する撮影画面901aが表示され、遊技者が、撮影画面901aにコード901bが入り込むようにスマートフォン570の位置を調整することにより、撮影画面901aにコード901bが表示され、ここで自動的なピント調整が終了すると、そのタイミングでコード撮影指示となる。
ステップS143において、スマートフォン570のコード読取アプリケーション4が上記のコード撮影指示を受信すると、ステップS144において、コード901b(図49参照)を読み取り、撮影したコードの画像データをデコードし、コードに含まれているURLを取得する。その後、ステップS145において、コード読取アプリケーション4が、スマートフォン570のディスプレイ577に読取内容表示画面を表示させる。読取内容表示画面は、例えば、図50に示す読取内容表示画面902のような画面である。
なお、ここで読み取りを行う対象(すなわち、コード913bが表示されているメディア)は、所定のポータルサイト、各種ブログ、雑誌、チラシ、ポスター、ホール店舗内端末(例えば、大型ビューワ550aや小型ビューワ550bなど)等であり、コード913bにURLを含むように設定されている。また、読取内容表示画面902のテキスト表示部902aに示されるように、URLには、サーバのアドレスのほか、httpパラメータも含まれているが、これらのhttpパラメータは、以下で説明するページリクエストの際には影響を及ぼさない。
例えば、静的なWEBページのリクエストに関してはhttpパラメータが無視され、動的なWEBページのリクエストに関してはhttpパラメータが異なっていても同じWEBページが返されるように制御される。
図50の読取内容表示画面902では、デコードされたテキスト情報であるURLがテキスト表示部902aに表示され、当該URLにアクセスしてWEBページを表示させることができるWEBブラウザアプリケーションが、WEBブラウザアプリケーション表示部902bに複数表示され、遊技者はこれらのなかから1つのWEBブラウザアプリケーションを選択することができる。
ステップS146において、スマートフォン570のコード読取アプリケーション4が、遊技者からWEBブラウザアプリケーションの選択を受信すると、コード読取アプリケーション4が、ステップS147において、選択されたWEBブラウザアプリケーションを起動する。
ステップS148において、起動されたWEBブラウザアプリケーションが上記のURLにアクセスし、ページリクエストを行う。ステップS149において、モバイル管理サーバ860は、スマートフォン570からページリクエストを受信すると、これに応じて、対応するHTMLデータを(httpレスポンスとして)送信する。
ステップS150において、スマートフォン570のWEBブラウザアプリケーションは、モバイル管理サーバ860からHTMLデータを受信して、ダウンロード誘導ページを表示する。この誘導ページは、例えば、図51に示すダウンロード誘導画面903のような画面である。
図51のダウンロード誘導画面903には、「賞品交換システム用アプリをダウンロードしよう!」といった誘導メッセージ903a、第1のダウンロード手段を示す第1アイコン903c、第2のダウンロード手段を示す第2アイコン903d、及び賞品交換システム用アプリケーション5に関する説明を示した説明表示部903eが配置される。
ここで、ステップS151において、スマートフォン570のWEBブラウザアプリケーションが、遊技者による第1アイコン、又は第2アイコンのタッチ操作を受信すると、ステップS152において、タッチ操作により選択されたアイコンに対応するURLにアクセスし、ページリクエストを行う。ステップS153において、対応する外部サーバは、スマートフォン570からページリクエストを受信すると、これに応じて、対応するHTMLデータを(httpレスポンスとして)送信する。
ステップS154において、スマートフォン570のWEBブラウザアプリケーションは、外部サーバからHTMLデータを受信して、ダウンロード画面を表示する。このダウンロード画面は、例えば、図52に示すダウンロード画面904のような画面である。
図52のダウンロード画面904には、ダウンロードボタン904b、及び賞品交換システム用アプリケーション5に関する説明・レビューを示した説明等表示部904cが配置される。
ここで、ステップS155において、スマートフォン570のWEBブラウザアプリケーションが、遊技者によるダウンロードボタン904bのタッチ操作(ダウンロード指示)を受信すると、ステップS156において、WEBブラウザアプリケーションから外部サーバにダウンロードリクエストが送信され、ステップS157において、このリクエストを受信した外部サーバが、賞品交換システム用アプリケーション5のプログラムデータをスマートフォン570に送信する。
ステップS158において、スマートフォン570のWEBブラウザアプリケーションが、外部サーバから賞品交換システム用アプリケーション5のプログラムデータを受信する。
このようにして受信された賞品交換システム用アプリケーション5のプログラムデータは、自動的に、又は遊技者に指示に応じて、スマートフォン570にインストールされ、その後、遊技者がスマートフォン570で所定の操作を行うことにより、賞品交換システム用アプリケーション5が起動される。
[メールアドレスの登録]
次に、図53、及び図54を参照して、遊技者がスマートフォン570において実行されている賞品交換システム用アプリケーション5でメールアドレスを登録する手順について説明する(図14参照)。図53は、賞品交換システム用アプリケーション5でメールアドレスを登録する処理手順を示すフローチャートであり、スマートフォン570、及び基幹サーバ600のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、ステップS161において、遊技者は、スマートフォン570を操作して賞品交換システム用アプリケーション5を起動する。次に、ステップS162において、賞品交換システム用アプリケーション5で遊技者からメール登録画面表示指示を受信すると、ステップS163において、賞品交換システム用アプリケーション5が、スマートフォン570のディスプレイ577にメール登録画面を表示させる。このようなメール登録画面は、賞品交換システム用アプリケーション5が最初に起動されたときに自動的に表示されるようにしてもよい。
メール登録画面は、例えば、図54に示すメール登録画面905のような画面である。図54のメール登録画面905には、利用規約表示部905a、同意チェックボックス905b、メール登録ボタン905c、及びスキップボタン905dが配置されている。
ステップS164において、賞品交換システム用アプリケーション5は、遊技者がメール登録ボタン905cをタッチするか否かの判定が繰り返される(スキップボタン905dがタッチされた場合は処理を終了して前画面に戻る)。
ここで、メール登録ボタン905cをタッチした場合(ステップS164のYES)、スマートフォン570の機器やネットワークアドレスをユニークに識別するモバイルIDとメールアドレスが基幹サーバ600に送信される(ステップS165)。この場合、メールアドレスは、事前に入力されていたものが送信されてもよいし、このタイミングで入力されたメールアドレスを送信するようにしてもよい。メールアドレスを入力する場合は、メール登録ボタン905cのタッチによりメールアドレス入力画面(不図示)が表示され、遊技者がそこでメールアドレスを入力した後、所定の登録ボタンをタッチする。また、虚偽のメールアドレスや誤ったメールアドレスの登録を避けるために、送信されたメールアドレス宛に確認用URLを送信することもできる。
また、ここでは、スマートフォン570を特定するために、メールアドレスとともにモバイルIDを送信しているが、賞品交換システム用アプリケーション5がスマートフォン570ごとに管理し、実質的にスマートフォン570をユニークに特定できるアプリIDを送信するようにもできる。
なお、アプリIDを管理することによって、賞品交換システム用アプリケーション5が起動されている場合は、当該アプリケーションに対してプッシュメッセージを送ることができるため、モバイルIDの代わりにアプリIDを用いることができる。また、この場合、プッシュメッセージのみで問題がなければ、メールアドレスの送信を省略することもできる。
基幹サーバ600は、ステップS166において、スマートフォン570からモバイルIDとメールアドレスを受信すると、ステップS167において、モバイルIDとメールアドレスを紐付け、遊技者情報テーブルに記憶する。このとき、遊技者ステータスは、仮会員を表す「0」にセットされる。
例えば、図38の遊技者情報テーブル651において、モバイルID=「M006」で示され、メールアドレスが登録され、遊技者ステータスが「0」に設定されている遊技者が、今回のメールアドレスの登録により遊技者ステータスがセットされた遊技者にあたる。
その後、基幹サーバ600は、ステップS168で、登録完了メッセージをスマートフォン570に送信する。スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5は、ステップS169でこの登録完了メッセージを受信すると、ステップS170で、スマートフォン570のディスプレイ577に当該登録完了メッセージを表示させる。
なお、本実施形態では、図14、図53、及び図54に示すように、スマートフォン570において実行されている賞品交換システム用アプリケーション5で遊技者がメール登録画面表示指示を行った場合や、賞品交換システム用アプリケーション5が最初に起動された場合(初期設定)に、メールアドレスを登録するように記載したが、非会員の状態で賞品交換システム用アプリケーション5において所定の操作(例えば、景品を閲覧・検索してお気に入りリストに登録する操作や、SNSコミュニケーションのメニュー選択操作等)がされた場合に、図54のメール登録画面905を表示する等して、遊技者にメールアドレスの登録を促すように構成することもできる。
[賞品閲覧と店舗の登録]
次に、図55ないし図59を参照して、遊技者がスマートフォン570において実行されている賞品交換システム用アプリケーション5で賞品の閲覧(検索)を行い、その後、店舗の登録を行う場合の手順について説明する(図14参照)。図55、及び図56は、賞品交換システム用アプリケーション5での賞品閲覧、及び店舗登録の処理手順を示すフローチャートであり、スマートフォン570、基幹サーバ600、及びショップ管理サーバ700のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、ステップS180において、遊技者は、スマートフォン570を操作して賞品交換システム用アプリケーション5を起動する。次に、ステップS181において、賞品交換システム用アプリケーション5で遊技者からホーム画面表示指示を受信すると、ステップS183において、賞品交換システム用アプリケーション5が、ホーム画面に賞品情報を表示させるために、賞品情報リクエストを基幹サーバ600に送信する。
ステップS184において、基幹サーバ600が賞品情報リクエストを受信すると、ステップS185において、賞品情報リクエストをショップ管理サーバ700に送信する。その後、ステップS186において、ショップ管理サーバ700が賞品情報リクエストを受信すると、ステップS187において、商品管理テーブル752を参照して、賞品情報を決定する。賞品情報は、所定の条件に基づいて決定される。
ショップ管理サーバ700は、ステップS188において、決定した賞品情報を基幹サーバ600に送信し、基幹サーバ600は、ステップS189において、受信した賞品情報をスマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5に送信する。
スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5は、ステップS190において、受信した賞品情報に基づいてホーム画面用データを編集し、ステップS191において、ホーム画面用データに基づいてホーム画面を表示する。このように、賞品交換システム用アプリケーション5では、遊技者ステータスに関係なく、賞品情報を表示することができる。また、検索、カテゴリ変更、ページ移動などに応じて、再度、基幹サーバ600に賞品情報リクエストが送信されるが、最初に取得した賞品情報がある程度の範囲の賞品情報を含むように構成しておき、遊技者から、検索、カテゴリ変更、ページ移動などの指示があった場合に、基幹サーバ600に賞品情報リクエストを送信することなく、スマートフォン570において賞品情報を再表示するようにしてもよい。
ステップS191で表示されるホーム画面は、例えば、図57に示すようなホーム画面906である。図57のホーム画面906では、コード読取アイコン906a、及び賞品表示部907、メニュー表示部908が配置される。
賞品表示部907には、4つの賞品情報表示部(907a、907b、907c、907d)が示されている。各賞品情報表示部の右上には、お気に入りマーク907eが示されており、この例では、その賞品をお気に入りに登録すると実線で表されたマークとなり、そうでない場合は点線で表されたマークとなる。
遊技者が、その賞品情報表示部をタッチして賞品の詳細情報を表示させ、その画面で「お気に入りに登録する」ボタンをタッチすると、その賞品がお気に入りリストに登録され、上記のお気に入りマーク907eが実線で示されるようになる。なお、まだメールアドレスの登録がされていない場合は、お気に入り登録ができないので(図16参照)、「お気に入りに登録する」ボタンをタッチした場合、メールアドレスの登録を促すべく、図54のメール登録画面905が表示される。
メニュー表示部908には、ホーム画面に遷移させるホーム画面ボタン908a、賞品情報表示画面に遷移させる賞品情報画面ボタン908b、SNS画面に遷移させるSNS画面ボタン908c、ヘルプ・設定画面に遷移させるヘルプ/設定画面ボタン908dが示される。
図57のホーム画面906において、賞品情報画面ボタン908bをタッチすると、図58に示す賞品情報画面909が表示される。図58の賞品情報画面909では、機能選択ボタン表示部910、賞品表示部911、及びメニュー表示部912が配置される。
機能選択ボタン表示部910には、賞品の検索を行う検索画面を表示させる検索ボタン910a、お気に入りリストを表示させるお気に入り表示ボタン910b、賞品表示部911の必要玉数、必要メダル数のレートを変更するレート変更画面を表示させるボタン910c、及び会員情報登録を行う会員情報登録画面を表示させる会員情報登録ボタン910dが表示される。
なお、まだメールアドレスの登録がされていない場合は、お気に入り登録、会員情報登録ができないので(図16参照)、お気に入り表示ボタン910bや会員情報登録ボタン910dがタッチされると、図54のメール登録画面905が表示される。また、店舗登録がされていない場合は、会員情報登録ができないので(図16参照)、会員情報登録ボタン910dがタッチされると、図54のメール登録画面905が表示される。
賞品表示部911には、賞品情報が、人気ランキングに基づいて表示されており、この例では、賞品情報表示部911a、及び賞品情報表示部911bが示されている。メニュー表示部912には、図57に示したメニュー表示部908と同様のボタンが表示されている。
再び、図55に戻ると、ステップS191の後、ステップS192において、スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5は、遊技者が、図57のホーム画面906においてコード読取アイコン906aをタッチして、コード読取画面表示指示を行った否かを繰り返し判定する。
遊技者がコード読取画面表示指示を行った場合(ステップS192のYES)、ステップS193において、コード読取画面を表示させる。コード読取画面は、例えば、図59に示すコード読取画面913のような画面である。
図59のコード読取画面913では、カメラ575に入力されている映像を表示する撮影画面913aが表示され、遊技者が、撮影画面913aにコード913bが入り込むようにスマートフォン570の位置を調整することにより、撮影画面913aにコード913bが表示され、ここで自動的なピント調整が終了すると、そのタイミングでコード読取指示となる。
図56のステップS194において、スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5が上記のコード読取指示を受信すると、ステップS195において、コード913b(図59参照)を読み取り、撮影したコードの画像データをデコードし、コードに含まれている店舗コードを取得する。その後、ステップS196において、賞品交換システム用アプリケーション5が、スマートフォン570の機器やネットワークアドレスをユニークに識別するモバイルIDと、デコード結果に含まれる店舗コードを基幹サーバ600に送信する。
なお、ここでは、スマートフォン570を特定するために、店舗コードとともにモバイルIDを送信しているが、賞品交換システム用アプリケーション5がスマートフォン570ごとに管理し、実質的にスマートフォン570をユニークに特定できるアプリIDを送信するようにもできる。
また、ここで読み取りを行う対象(すなわち、コード913bが表示されているメディア)は、所定のポータルサイト、各種ブログ、雑誌、チラシ、ポスター、ホール店舗内端末(例えば、大型ビューワ550aや小型ビューワ550bなど)等であり、これらのメディアがそれぞれホール店舗に関連づけられ、コード913bにそのホール店舗の店舗コードを含むように設定されている。なお、ここで読み取られるコードは、賞品交換システム用アプリケーション5のダウンロードの際に(図48、図50参照)読み取られたコードと同じもので、デコード結果として取得されるテキストは、図50に示す読取内容表示画面902のテキスト表示部902aに示されるテキストである。このURLには、サーバのURL(「aaa.ne.jp」)とhttpパラメータ(「id=B0101、value=C0101」、ここで、B0101が(コード913bが表示される)メディアであり、C0101が店舗コードである)が含まれているが、この処理では、httpパラメータから店舗コードが取得され、サーバのアドレス部分は無視される。
基幹サーバ600は、ステップS197において、スマートフォン570からモバイルIDと店舗コードを受信すると、ステップS198において、モバイルIDと店舗コードを紐付け、遊技者情報テーブル651を更新する。このとき、遊技者ステータスは、仮会員を表す「0」から、本会員1を表す「1」に変更される。
例えば、図38の遊技者情報テーブル651において、モバイルID=「M007」で示され、メールアドレスと店舗コードが登録され、遊技者ステータスが「1」に設定されている遊技者が、今回の店舗登録により遊技者ステータスが変更された遊技者にあたる。
その後、基幹サーバ600は、ステップS199で、登録完了メッセージをスマートフォン570に送信する。スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5は、ステップS200でこの登録完了メッセージを受信すると、ステップS201で、スマートフォン570のディスプレイ577に当該登録完了メッセージを表示させる。
基幹サーバ600は、ステップS199の後、ステップS202において、ホール店舗管理テーブル658のサーバアドレスの項目を参照して、店舗コードに対応するホールコンピュータ400のネットワークアドレスを取得し、ステップS203において、そのホールコンピュータ400のネットワークアドレスに向けて、当該ホール店舗に対応付けられた遊技者(モバイルID)のメールアドレスを送信する。このようなメールアドレスの送信は、この例のように、遊技者による店舗登録あってすぐに行われてもよいし、何人かの遊技者による店舗登録が行われてからでもよいし、また、所定の期間が経過してから行われてもよい。
また、ホール店舗管理テーブル658のグループコードの項目を参照して、ホール店舗のグループを把握し、上記メールアドレスを、対応するホール店舗だけでなく、同じグループの他のホール店舗にも送信するよう制御することができる。さらに、グループ内の他のホール店舗にメールアドレスを送信するか否かを、ホール店舗の管理者や賞品交換システム1の管理者等が事前に設定しておくこともできる。
ホールコンピュータ400は、ステップS204において、基幹サーバ600から送信されたメールアドレスを受信し、ステップS205において、受信したメールアドレスをホール会員情報テーブル421に記憶する。このようにして記憶されたメールアドレスに対して、各ホール店舗は、各ホール店舗の具体的な案内や、新台、イベントに関する個別の情報等を含むメッセージを遊技者に送信することができる。
[会員カードとスマートフォン(賞品交換システム用アプリケーション)との連携]
次に、図60ないし図62を参照して、賞品交換端末530において、賞品交換システム1の会員カード(非接触ICカード)とスマートフォン570を連携させる場合の手順について説明する(図15参照)。図60は、会員カードとスマートフォン570の連携に関する処理手順を示すフローチャートであり、スマートフォン570、賞品交換端末530、及び基幹サーバ600のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、ステップS211において、遊技者は、スマートフォン570を操作して賞品交換システム用アプリケーション5を起動するよう指示し、これに応じて賞品交換システム用アプリケーション5が起動する(ステップS212)。次に、ステップS213において、例えば、図57に示すホーム画面906のコード読取アイコン906aをタッチすることにより、図59に示すコード読取画面913を表示させる。
一方、賞品交換端末530では、ホール店舗のスタッフ等によるログインが行われ、管理者モードの操作メニューが表示される管理画面が表示される。管理画面は、例えば、図61(A)に示す管理画面914のような画面である。
図61(A)の管理画面914では、ホールシステム2のホール会員カードと賞品交換システム1の会員カードを連携させる「ホール会員カード連携画面」ボタン914a、賞品交換システム1の会員カードとスマートフォン570を連携させる「賞品交換システム用アプリ連携画面」ボタン914b、賞品交換システム1の会員カードと非接触ICチップを内蔵した携帯機器を連携させる「NFCケータイ連携画面」ボタン914c、及び賞品交換端末530をシャットダウンさせる「シャットダウン」ボタン914dが配置される。
ここで、ホール店舗のスタッフ等が、「賞品交換システム用アプリ連携画面」ボタン914bをタッチして、賞品交換システム用アプリ連携画面の表示指示を行って(ステップS214)、賞品交換システム用アプリ連携画面を表示させる(ステップS215)。賞品交換システム用アプリ連携画面は、例えば、図61(B)に示す賞品交換システム用アプリ連携画面915のような画面である。
図61(B)の賞品交換システム用アプリ連携画面915では、遊技者に第1ないし第4のステップの操作を案内する第1ステップ案内アイコン915a〜第4ステップ案内アイコン915dが示されている。最初は、第1ステップ案内アイコン915aがハイライトされており、会員カードのタッチ操作が誘導される。
賞品交換端末530は、この賞品交換システム用アプリ連携画面915を表示させた状態で、遊技者が、第1ステップ案内アイコン915aにしたがって、会員カードが賞品交換端末530の所定位置にタッチされ、非接触ICカードリーダ/ライタ534により会員カードの情報が読み込まれたか否かの判定を繰り返す(ステップS216)。このような賞品交換システム1の会員カードは、ホール店舗の商品交換カウンター等で配布される非接触ICカードである。
遊技者によって会員カードがタッチされた場合(ステップS216のYES)、賞品交換システム用アプリ連携画面915では、第2ステップ案内アイコン915bがハイライトされるとともに、図62(A)に示すような暗証番号入力部916が表示され(ステップS217)、遊技者による暗証番号の入力操作が誘導される。
賞品交換端末530は、この賞品交換システム用アプリ連携画面915を表示させた状態で、遊技者が、暗証番号入力部916に暗証番号を入力し、確定ボタンをタッチしたか否かの判定を繰り返す(ステップS218)。
遊技者によって暗証番号が入力された場合(ステップS218のYES)、ステップS219において、賞品交換端末530は、読み取った会員カードの固有ID、暗証番号、及び店舗コードを基幹サーバ600に送信する。基幹サーバ600は、会員カードの固有ID、暗証番号、及び店舗コードを賞品交換端末530から受信すると(ステップS220)、ステップS221において、これらの遊技者情報に基づき、コードトークンを生成する。
なお、会員カードが既に登録済みである場合は、遊技者情報テーブル651を参照して、認証チェックを行い、対応する遊技者のレコードから取得した遊技者情報によりコードトークンを生成することができる。
基幹サーバ600は、コードトークンが生成されると、ステップS222において、これを賞品交換端末530に送信する。賞品交換端末530は、基幹サーバ600からコードトークンを受信すると、ステップS223において、当該コードトークンからコードを生成し、ステップS224において、生成したコードを所定時間、賞品交換システム用アプリ連携画面に表示する。
この様子が、図62(B)の賞品交換システム用アプリ連携画面915である。図52(B)の賞品交換システム用アプリ連携画面915には、第3ステップ案内アイコン915cがハイライトされるとともに、コードトークンから生成されたコード918が表示され、遊技者によるコード918の読み取りが誘導される。コード918は、所定時間表示されると自動的に図62(A)の賞品交換システム用アプリ連携画面915に戻り、再度、暗証番号の入力が要求される。
ここで、遊技者が、スマートフォン570を操作して、図59に示すようなコード読取画面913において、撮影画面913aに賞品交換端末530に表示されたコード918が入り込むようにスマートフォン570の位置を調整することにより、撮影画面913aにコード918が表示され、ここで自動的なピント調整が終了すると、そのタイミングでコード読取指示となる(ステップS225)。
スマートフォン570においてコード読取指示が行われると、ステップS226において、コード918を読み取り、撮影したコードの画像データをデコードし、コードに含まれている遊技者情報を取得する。その後、ステップS227において、賞品交換システム用アプリケーション5が、スマートフォン570の機器やネットワークアドレスをユニークに識別するモバイルIDと、デコード結果に含まれる遊技者情報を基幹サーバ600に送信する。
なお、ここでは、スマートフォン570を特定するために、遊技者情報とともにモバイルIDを送信しているが、賞品交換システム用アプリケーション5がスマートフォン570ごとに管理し、実質的にスマートフォン570をユニークに特定できるアプリIDを送信するようにもできる。
基幹サーバ600は、ステップS228において、スマートフォン570からモバイルIDと遊技者情報を受信すると、ステップS229において、遊技者情報をチェックし、会員IDが採番されていない場合は、新たに会員IDを採番する。次に、ステップS230において、遊技者情報テーブル651を更新する。こうした処理によって、会員カードの固有IDとモバイルIDが紐付けられる。このとき、遊技者ステータスは、本会員を表す「1」から、本会員2を表す「2」に変更される。なお、会員カードがすでに登録済みである場合、会員カードに対応する遊技者情報テーブル651のレコードと、モバイルIDに対応する遊技者情報テーブル651のレコードが統合される。
例えば、図38の遊技者情報テーブル651において、モバイルID=「M008」で示され、メールアドレス、店舗コード、及び会員カード固有IDが登録され、遊技者ステータスが「2」に設定されている遊技者が、今回のカード連携により遊技者ステータスが変更された遊技者にあたる。
その後、基幹サーバ600が、連携完了メッセージを賞品交換端末530に送信すると、賞品交換端末530が、その連携完了メッセージを受信し、賞品交換システム用アプリ連携画面915には、第4ステップ案内アイコン915dがハイライトされ、遊技者にカード連携処理の完了が通知される(図60のフローチャートでは省略した)。
[スマートフォンを用いた余玉積立・賞品交換]
次に、図63ないし図78を参照して、会員カードと連携したスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)を用いて賞品交換端末530にログインし、賞品交換システム1における余玉積立、及び賞品交換を行う場合の手順について説明する(図15参照)。図63ないし図67は、スマートフォン570による余玉積立と賞品交換の処理手順を示すフローチャートであり、スマートフォン570、賞品交換端末530、基幹サーバ600、景品POS500、及びホールコンピュータ400のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、ステップS241において、遊技者は、スマートフォン570を操作して賞品交換システム用アプリケーション5を起動するよう指示し、これに応じて賞品交換システム用アプリケーション5が起動する(ステップS242)。次に、ステップS243において、例えば、図57に示すホーム画面906のコード読取アイコン906aをタッチすることにより、図59に示すコード読取画面913を表示させる。
一方、賞品交換端末530では、遊技者がログインを行うためのログイン待機画面が表示される。ログイン待機画面は、例えば、図68(A)に示すログイン待機画面920のような画面である。
図68(A)のログイン待機画面920では、会員カードでログインするカードログイン待機画面を表示するカードログインボタン920a、スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5でログインするアプリログイン待機画面を表示するアプリログインボタン920b、及び戻るボタン920cが配置される。
ここで、遊技者等が、アプリログインボタン920bをタッチして、アプリログイン待機画面の表示指示を行うと(ステップS244)、ステップS245において、賞品交換端末530は、景品POS500に対して玉数の取得要求を送信する。景品POS500は、この時点ですでに、遊技者のレシート等に基づいて計数された玉数が入力されているものとする(ステップS246)。なお、既に積み立てられている余玉だけを用いて賞品交換を行う場合もあり、その場合は、景品POS500に計数された玉数は入力されず、賞品交換端末530に玉数は送信されない。
景品POS500は、ステップS247において、賞品交換端末530から玉数の取得要求を受信すると、これに応じて、ステップS248において、賞品交換端末530に、入力されている玉数を送信する。賞品交換端末530は、ステップS249において、景品POS500から送信された玉数を受信すると、ステップS250において、基幹サーバ600に、店舗コードとデバイスIDを送信する。
基幹サーバ600は、ステップS251において、賞品交換端末530から店舗コードとデバイスIDを受信すると、ステップS252において、受信した店舗コードとデバイスIDに基づいてコードトークンを生成し、ログイン待機中のものであるとして一時的に記憶する。なお、ステップS252では、受信した店舗コードが正しい店舗コードであることを、ホール店舗管理テーブル658を参照してチェックすることができ、また、デバイスIDが、対応するホール店舗の正しい装置に対するものであることを、端末管理テーブル657を参照してチェックすることができる。その後、ステップS253において、生成したコードトークンを賞品交換端末530に送信する。
賞品交換端末530は、ステップS254において、コードトークンを基幹サーバ600から受信すると、ステップS255において、受信したコードトークンに基づいてコードを生成し、ステップS256において、生成されたコードを表示したアプリログイン待機画面を表示させる。この画面は、例えば、図68(B)に示すアプリログイン待機画面921に示すような画面である。
図68(B)のアプリログイン待機画面921では、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部921a、コードの読み込みの案内メッセージ921b、上記の処理で生成されたコード921c、及び戻るボタン921dが配置される。
また、アプリログイン待機画面921は、所定時間が経過すると、自動的に図68(A)のログイン待機画面920に戻り、遊技者がログインを行う場合は、操作をやり直す必要がある。
さらに、賞品交換端末530は、アプリログイン待機画面921を表示する所定時間の間、基幹サーバ600がログイントークンの生成をポーリング等により監視することができる。
ここで、遊技者が、スマートフォン570を操作して、図59に示すようなコード読取画面913において、撮影画面913aに賞品交換端末530に表示されたコード921cが入り込むようにスマートフォン570の位置を調整することにより、撮影画面913aにコード921cが表示され、ここで自動的なピント調整が終了すると、そのタイミングでコード読取指示となる(ステップS257)。
スマートフォン570においてコード読取指示が行われると、ステップS258において、コード921cを読み取り、撮影したコードの画像データをデコードし、コードに含まれているコードトークンを取得する。その後、ステップS259において、賞品交換システム用アプリケーション5が、スマートフォン570の機器やネットワークアドレスをユニークに識別するモバイルIDと、デコード結果に含まれるコードトークンを基幹サーバ600に送信する。
なお、ここでは、スマートフォン570を特定するために、遊技者情報とともにモバイルIDを送信しているが、賞品交換システム用アプリケーション5がスマートフォン570ごとに管理し、実質的にスマートフォン570をユニークに特定できるアプリIDを送信するようにもできる。
基幹サーバ600は、ステップS260において、スマートフォン570からモバイルIDとコードトークンを受信すると、図64に示すステップS271において、受信したコードトークンが、ログイン待機中のものであるとして一時的に記憶されているコードトークンを照合し、次に、ステップS272において、遊技者情報テーブル651を参照して、受信したモバイルIDに対応する会員の存在と遊技者ステータスをチェックする。この場合、遊技者は、余玉積立か賞品交換を行うことになるため、遊技者ステータスは、本会員2、又は本会員3のステータスであることが必要である。
次に、基幹サーバ600は、ステップS273において、コードトークンとモバイルIDに係る認証がOKか否かを判定し、認証がNGである場合(ステップS273のNO)、ステップS274において、認証エラーメッセージをスマートフォン570に送信する。スマートフォン570は、ステップS275において、基幹サーバ600から認証エラーメッセージを受信すると、そのメッセージをディスプレイ577に表示する。なお、このような認証エラーメッセージを賞品交換端末530に送信し、賞品交換端末530のディスプレイ535に表示させることもできる。
基幹サーバ600は、認証がOKである場合(ステップS273のYES)、ステップS276において、モバイルIDに対応する会員IDなどの遊技者情報に基づいてログイントークンを生成し、次に、ステップS277において、生成されたログイントークンを賞品交換端末530に送信する。
賞品交換端末530は、ステップS278において、基幹サーバ600からログイントークンを受信すると、ステップS279において、ログイントークンから取得した会員IDでのログインを許諾し、その結果、ステップS280において、ログイン完了画面を表示する。この画面は、例えば、図69(A)に示すログイン完了画面922のような画面である。
図69(A)のログイン完了画面922では、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部922a、ログインが完了した旨を示す完了ボタン922b、及び戻るボタン922cが配置される。
その後、賞品交換端末530が、遊技者により、完了ボタン922bのタッチ等、操作選択画面を表示させる操作を受け付けた場合に、ステップS281において、操作選択画面を表示する。この画面は、例えば、図69(B)に示す操作選択画面923のような画面である。
図69(B)の操作選択画面923では、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部923a、持ち玉の利用方法として余玉の積み立て処理を選択するための余玉積立ボタン923b、持ち玉の利用方法として賞品交換処理を選択するための賞品交換ボタン923c、及び戻るボタン923dが配置される。
次に、賞品交換端末530は、図65に示すステップS291において、遊技者が、余玉の積み立てか賞品交換のどちらを選択したかを判定する。またここで、遊技者ステータスをチェックし、遊技者ステータスが本会員3であれば両方の操作を選択可能とし、遊技者ステータスが本会員2であれば、(賞品交換をすることができないので)余玉の積み立てだけを選択可能とすることもできる。また、遊技者ステータスが本会員2であっても、賞品交換が確定されるまでに本会員3となっていれば賞品交換を可能とするように構成することもできる。
ここで余玉の積み立てが選択されると、賞品交換端末530は、余玉積立処理(ステップS307)を行う。まず、賞品交換端末530は、ステップS292において、基幹サーバ600に対して、余玉積立確認を行う。基幹サーバ600は、賞品交換端末530から余玉積立確認を受信すると、ステップS293において、余玉積立管理テーブル652を参照して、対応する会員の(積み立て対象の遊技媒体種別(例えば、景品POS500に入力された持ち玉の遊技媒体種別)に対応する遊技媒体種別の)積立数量を取得し、ステップS294において、取得した積立数量を賞品交換端末530に送信する。
賞品交換端末530は、ステップS295において、基幹サーバ600から積立数量を受信すると、今回の持ち玉等による余玉の積立数量と、受信した積立数量から、積立後の数量(すなわち、余玉積立総数)を算出し、その後、ステップS296において、余玉積立総数を表示する余玉積立確認画面を表示する。
この画面は、例えば、図70に示す余玉積立確認画面924のような画面である。図70に示す余玉積立確認画面924では、図69(B)に示した操作選択画面923にポップアップ表示で新たな余玉積立確認ウインドウ924aを表示し、余玉積立確認ウインドウ924aには、今回の余玉積立数と、今回の余玉を積み立てた結果である余玉積立総数が表示され、さらに、積み立てを指示する積立ボタンと戻るボタンが表示される。
ここで、遊技者が、積み立てを指示したか否かが判定され(ステップS297)、戻るボタンがタッチされ、積み立てがキャンセルされると(ステップS297のNO)、ステップS308に進み、図69(B)に示す操作選択画面923を表示する。
遊技者が積立ボタンをタッチして、余玉の積み立てを指示した場合(ステップS297のYES)、ステップS298において、今回の余玉積立の数量を基幹サーバ600に送信する。また、このとき、必要に応じて、ホール会員IDやレシートNOも基幹サーバ600に送信される。
基幹サーバ600は、ステップS299において、賞品交換端末530から今回の余玉積立の数量等を受信すると、ステップS300において、余玉積立管理テーブル652が、対応する遊技媒体種別で記憶している積立数量に、今回の余玉積立の数量を加算し、余玉積立管理テーブル652を更新する。
さらに、基幹サーバ600は、ステップS301において、今回の余玉積立の数量を、遊技媒体種別、及びその積立開始日時とともに、余玉積立状況管理テーブル653に記憶する。
一方、賞品交換端末530は、ステップS302において、今回の余玉積立玉の数量を景品POS500に送信する。また、このとき、必要に応じて、ホール会員IDやレシートNOも景品POS500に送信される。
今回の余玉積立の数量等を受信した景品POS500は、ステップS303において、その余玉積立の数量等をさらに、ホールコンピュータ400に送信する。ホールコンピュータは、今回の余玉積立の数量等を受信した場合に、ステップS304において、その余玉積立の数量に基づき、遊技媒体保持数管理テーブル422の対応する遊技媒体種別の数量を減算し、ステップS305において、その余玉積立の数量に基づき、余玉積立状況管理テーブル423を更新する。
このようにして、ホール店舗では、余玉の積み立てがあった場合に、持ち玉からその数量を減算して管理するとともに、余玉を積み立てた日時から所定期間経過後にその積み立てた余玉を再利用可能とする(又は消滅させる)ために、余玉積立の数量をホール会員IDやレシートNOに対応付けて、余玉積立状況管理テーブル423に記憶しておく。
賞品交換端末530は、次に、ステップS306において、余玉積立完了画面を表示させる。その後、遊技者の所定の操作に応じて、図69(B)に示す操作選択画面923を表示させる(ステップS308)。
なお、余玉積立総数が、所定の数量を超える数量(例えば、金額に変換した場合に、9,600円+消費税を超える数量)となる場合に、余玉積立総数の上限オーバーということで賞品交換端末530にエラーメッセージを表示して、余玉の積み立てをキャンセルさせたり、超過分を景品POS500に戻すように制御することもできる。
賞品交換端末530が、図65に示すステップS291において、遊技者が、余玉の積み立てか賞品交換のどちらを選択したかを判定する場合に、遊技者が、賞品交換を選択すると、賞品交換端末530は、図66、及び図67に示される賞品交換処理を行う。まず、賞品交換端末530は、ステップS311において、持ち玉・余玉選択画面を表示する。この画面は、例えば、図71に示す持ち玉・余玉選択画面927のような画面である。
図71に示す持ち玉・余玉選択画面927では、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部927a(この例では、玉数の入力はなく、0玉となっている)、持ち玉での交換を選択するための持ち玉交換ボタン927b、余玉での交換を選択するための余玉交換ボタン927c、持ち玉と余玉の合計による交換を選択するための持ち玉余玉交換ボタン927d、及び戻るボタン923eが配置される。
ステップS312において、賞品交換端末530は、持ち玉・余玉選択画面927において、余玉を用いて賞品交換を行うか、持ち玉を用いて賞品交換を行うかを、対応する選択ボタンがタッチされるか否かで判定する。ステップS312において、遊技者により、余玉での交換を選択するための余玉交換ボタン927cや持ち玉と余玉の合計による交換を選択するための持ち玉余玉交換ボタン927dがタッチされたと判定された場合、ステップS313において、それぞれ、余玉確認画面、余玉+持ち玉確認画面が表示される。このうち、余玉確認画面は、例えば、図72に示す余玉確認画面928のような画面である。
図72に示す余玉確認画面928では、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部928a(この例では、玉数の入力はなく、0玉となっている)、積み立てられている余玉の数量が、遊技媒体種別ごとに示される余玉数表示部928b、戻るボタン、928c、及び余玉の交換を指示する余玉交換ボタン928dが配置される。なお、余玉+持ち玉確認画面(不図示)では、遊技媒体種別ごとに、余玉と持ち玉の合計が表示される。
ここで、遊技者により、賞品交換に使用する遊技媒体種別がタッチにより選択され、さらに余玉交換ボタン928dがタッチされると、次のステップS314に進む。また、ステップS312において、持ち玉での交換を選択するための持ち玉交換ボタン927bがタッチされたと判定された場合、後述するように、賞品交換画面の右上に、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部が配置されるので、持ち玉確認画面の表示は省略され、そのままステップS314に進む。
ステップS314において、賞品交換端末530は、基幹サーバ600に対して賞品登録内容確認要求を行う。基幹サーバ600は、ステップS315において、賞品交換端末530から賞品登録内容確認要求を受信すると、お気に入り管理テーブル655を参照して、お気に入りリストに登録された賞品に関する賞品情報を取得し、ステップS316において、賞品交換カゴ管理テーブル656を参照して、賞品交換カゴに登録された賞品に関する賞品情報を取得する。次に、ステップS317において、取得した賞品情報を賞品交換端末530に送信する。
賞品交換端末530は、基幹サーバ600から賞品情報を受信すると、ステップS318において、受信した賞品情報を編集して、賞品交換画面を表示する。この画面は、例えば、図73に示す賞品交換画面930のような画面である。
図73(A)の賞品交換画面930では、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部930a(この例では、余玉による賞品交換を選択しているため、玉数の入力はなく、0玉となっている)、お気に入りリストに登録された賞品の賞品情報が表示されるお気に入りリスト表示部931、賞品交換カゴに登録された賞品の賞品情報が表示される賞品交換カゴ表示部932、交換中止ボタン930b、及び交換確認ボタン930cが配置される。図73(A)に示す賞品交換画面930は、まだ、賞品交換カゴに1件も賞品が登録されていない状態を示している。ここで、遊技者が、矢印930dに示すように、お気に入りリスト表示部931に表示された賞品情報の一部をタッチすると、その賞品が、賞品交換カゴに登録され、賞品交換カゴ表示部932に表示される。
この様子を示したのが、図73(B)の賞品交換画面930である。図73(B)の賞品交換画面930では、遊技者が、矢印930dで示すタッチ操作により、お気に入りリスト表示部931に表示されていた賞品が、表示明細929aとして賞品交換カゴ表示部932に表示(登録)され、賞品交換カゴ表示部932に表示されることになった賞品情報が表示されていた、お気に入りリスト表示部931の部分には、「賞品交換カゴに入ってます」のコメント931aが表示されている。
このように、賞品交換カゴ表示部932に、賞品情報が表示された状態で交換確認ボタン930cがタッチされると、そのタッチ操作が、ステップS319において賞品交換指示があったと判定され(ステップS319のYES)、その場合、賞品交換端末530は、ステップS320において、交換対象となった賞品の在庫を確認するよう基幹サーバ600に要求する。基幹サーバ600からのレスポンスが得られるまで、賞品交換端末530は、ステップS321において、在庫確認中の表示を行う。この表示は、例えば、図74(A)に示すような賞品交換画面930であり、この例では、図73(B)に示した賞品交換画面930に、「在庫確認中」とのメッセージを表したポップアップ表示930eが表示される。
基幹サーバ600は、賞品交換端末530から、賞品の在庫を確認するよう要求されると、ステップS322において、当該賞品の在庫をショップ管理サーバ700に問い合わせ、ステップS323において、問い合わせ結果を賞品交換端末530に送信する。
次に、賞品交換端末530は、図67のステップS331で、(在庫ありの場合に)交換確認画面を表示する。なお、基幹サーバ600から在庫がないとの問い合わせ結果を受信した場合は、賞品交換画面930に、エラーメッセージを表示する。
交換確認画面は、例えば、図74(B)に示す交換確認画面933のような画面である。図74(B)の交換確認画面933では、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部933a(この例では、玉数の入力はなく、0玉となっている)、交換対象の賞品の明細を表示する賞品明細表示部934、交換中止ボタン933b、及び交換確定ボタン933cが配置される。なお、この例の賞品交換では、積み立てた余玉を250玉(1,000円相当)を消費して、ウーロン茶12本入りを1つ、指定の配送先に配送する注文となっている。
図74(B)に示す交換確認画面933において、遊技者により交換確定ボタン933cがタッチされると、そのタッチ操作が、ステップS332において賞品発注指示があったと判定され(ステップS332のYES)、その場合、賞品交換端末530は、ステップS333において、今回の賞品交換が、その遊技者(会員)にとって初回であるか否かを判定し、初回である場合は(ステップS333のYES)、ステップS334において会員情報・配送先確認画面が表示され、ホール店舗のスタッフ等が、その表示された会員情報・配送先確認画面を参照して本人確認を行う。この画面は、例えば、図75の会員情報・配送先確認画面935のような画面である。
図75の会員情報・配送先確認画面935では、登録された本人であるか否かを確認するよう促す案内部935a、遊技者の会員カード(会員ID)に対応付けて登録された会員情報を示す会員情報表示部935b、遊技者の会員カード(会員ID)に対応付けて登録された配送先情報を示す配送先表示部935c、本人確認入力部935d、交換中止ボタン935e、及び確認完了ボタン935fが配置される。
ホール店舗のスタッフ等は、この会員情報・配送先確認画面935と、遊技者から提示された身分証明書を見て、両者が一致しているかを確認し、一致していれば、本人確認入力部935dのチェックボックスをタッチしてチェックボックスにチェックを入れ、一致していなければ、交換中止ボタン935eをタッチして交換を中止し、遊技者に会員情報や配送先情報を訂正するよう伝える。
この例では、ホール店舗のスタッフ等は、遊技者から提示された身分証明書の氏名と会員情報表示部935bに表示された氏名が一致すること、遊技者から提示された身分証明書の住所と会員情報表示部935bに表示された住所、及び配送先表示部935cに表示された住所が一致することを確認する。
ここで、ホール店舗のスタッフ等が、確認完了ボタン935fをタッチすると、賞品交換端末530は、ステップS335において、今回の賞品交換にいて利用された持ち玉に関して残り玉があるか否かを判定する。残り玉があると判定された場合(ステップS335のYES)、図65のステップS307として示した余玉積立処理を実行し、残り玉が余玉として積み立てられる。例えば、図76に示す余玉積立確認画面941のポップアップ表示941aのように、いままで積み立てられている余玉の数量が200玉である場合に、今回、1,750玉の余玉を積み立てることにより、余玉積立総数は、1,950玉となる。
また、ステップS336において、賞品交換に余玉を用いたか否かが判定され、余玉が用いられた場合(ステップS336のYES)、基幹サーバ600が、ステップS337において、対応する遊技媒体種別に関する余玉積立の数量が減算されるよう余玉積立管理テーブル652を更新し、さらに、余玉積立状況管理テーブル653の対応する遊技媒体種別に関する余玉の数量を、積立開始日時の古いものから消し込む。
次に、賞品交換端末530は、ステップS338において、余玉及び持ち玉の消費玉数を景品POS500に送信する。また、このとき、必要に応じて、ホール会員IDやレシートNOも景品POS500に送信される。
景品POS500は、ステップS339において、受信した消費玉数等をホールコンピュータ400に送信する。ホールコンピュータ400は、ステップS340において、受信した消費玉数に基づき遊技媒体保持数管理テーブル422を更新し、さらに、ステップS341において、受信した消費玉数に基づき、対応するホール会員IDやレシートNOに関し、余玉積立状況管理テーブル423の更新(積立数量の減算)を行う。ここで、積立数量がゼロとなったレコードを余玉積立状況管理テーブル423から削除することもできる。
次に、賞品交換端末530は、ステップS342において、賞品発注指示を基幹サーバ600に送信し、その後、ステップS343において、交換処理中の表示を行う。例えば、図77(A)に示すように、交換確認画面942で、「交換処理中」のメッセージを表示したポップアップ表示942aが示される。
基幹サーバ600は、ステップS344において、賞品交換端末530から受信した賞品発注指示に基づいて、賞品配送をショップ管理サーバ700に指示し、ステップS345において、ショップへの代金支払を指示する。
賞品交換端末530は、基幹サーバ600が賞品配送をショップ管理サーバ700に指示した場合に、ステップS346において交換完了画面の表示を行う。この画面は、例えば、図77(B)に示す交換完了画面943のような画面である。図77(B)の交換完了画面943では、交換が完了した旨のメッセージ943aと戻るボタン943bが配置される。
次に、賞品交換端末530は、ステップS347において、図78に示すような賞品交換受付票940を、接続されたプリンタから出力し、この賞品交換受付票940が遊技者に渡される。賞品交換受付票940では、交換日時や交換店舗を含む交換情報を表示する交換情報表示部940aと交換した賞品の明細を表示する賞品明細表示部940bが配置される。賞品交換受付票940は、賞品交換の控えとなるものであり、賞品が配送されて来ない場合や、配送された賞品に不具合があった場合に、賞品交換受付票940の記載内容により問い合わせを行うことになる。
ここまで、図63ないし図78を参照して、会員カードと連携したスマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)を用いて賞品交換端末530にログインし、賞品交換システム1における余玉積立、及び賞品交換を行う場合の手順について説明してきたが、余玉の積み立てや賞品交換での利用は、上記のように、遊技媒体種別ごとに管理されるだけでなく、複数の遊技媒体種別に亘った積み立てや利用を行うように制御することもできる。
[会員情報登録]
本実施形態の賞品交換システム1において、遊技者の氏名や住所等が登録された時点で遊技者ステータスが本会員3となり、賞品交換が可能となるということを、図16等に関連してこれまで説明してきたが、このような、遊技者の氏名や住所等の登録は、スマートフォン570で可能であり、遊技者には、図79に示すような会員情報登録画面925が提供される。
会員情報登録画面925は、例えば、図58に賞品情報画面909の会員情報登録ボタン910dをタッチすることによって表示される。なお、図79では、便宜上、会員情報登録画面925の全体が示されているが、実際は、その一部がスマートフォン570のディスプレイ577に表示され、スワイプ等の操作によって他の部分を表示させるようになっている。
図79に示す会員情報登録画面925では、初回の賞品交換を経て本人確認済みとなっているか否かを表示する本人確認済み表示925a、会員情報の入力を行う会員情報入力部925b、登録ボタン925c、及び図58の賞品情報画面909のメニュー表示部912と同様のメニュー表示部926が配置される。また、既に登録されているホール店舗の店舗コードが、本人確認済み表示925aの横に表示されている。
会員情報入力部925bには、会員ID、氏名、パスワード、メールアドレス、生年月日、電話番号、携帯電話番号、SNS−ID、住所、配送先1、配送先2、運転免許証番号、保険証番号の各入力領域が表示される。会員IDはすでに採番済みであり変更はできない。パスワードとメールアドレスもすでに登録されているが、これらは適宜変更が可能である。
会員情報入力部925bの各項目を入力し、登録ボタン925cをタッチすると、これらの項目が基幹サーバ600に送信され、遊技者情報テーブル651の対応する項目が更新される。ここで、少なくとも、氏名、及び住所の入力を行って会員登録を行えば、遊技者ステータスが本会員2から本会員3に変更され、賞品交換が可能となる。また、氏名、及び住所の登録に加え、生年月日、運転免許証番号、保険証番号といった項目の登録があった場合に、遊技者ステータスを本会員2から本会員3に変更するように構成してもよい。
なお、このような会員登録は、ホール店舗に設置してあるビューワ(550a、550b)等によって行うこともできる。
[積み立てられた余玉の期限管理]
次に、図80、及び図81を参照して、積み立てられた余玉に関して期限管理を行い、再利用可能とし、又は消滅させる場合の手順について説明する(図15参照)。図80は、積み立てられた余玉の期限管理の処理手順を示すフローチャートであり、基幹サーバ600、及びホールコンピュータ400のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、ステップS361において、基幹サーバ600が、余玉の期限をチェックするタイミングか否かが判定される。このタイミングは、1日に1回など、様々なタイミングで設定できる。チェックタイミングが到来した場合(ステップS361のYES)、基幹サーバ600は、ステップS362において、余玉積立設定管理テーブル654を参照して、ホール店舗ごとの、余玉としての利用可能期間、及び期間経過後の措置を取得する。
次に、基幹サーバ600は、ステップS363において、余玉積立状況管理テーブル653を参照して、会員ごと、ホール店舗ごと、遊技媒体種別ごとに、それぞれの余玉の積立開始日時を取得し、その積立開始日時から、ホール店舗が設定する利用可能期間を経過した余玉の存在をチェックする。ステップS364において、利用可能期間を経過した余玉があるか否かを判定し、利用可能期間を経過した余玉がある場合(ステップS364のYES)、ステップS365において、該当する余玉の数量を余玉積立管理テーブル652から減算する。また、必要に応じて、余玉積立状況管理テーブル653に記憶されている対応レコードも削除する。
次に、基幹サーバ600は、ステップS367において、対応するホール店舗のホールコンピュータ400に、該当する余玉の数量、積立開始日時、ホール会員IDやレシートNOを送信し、処理を終了する。ここで、各ホール店舗のホールコンピュータ400のアドレスは、ホール店舗管理テーブル658を参照して取得することができ、ホール会員IDやレシートNOは、余玉積立状況管理テーブル653に記憶されている会員IDに対応するホール会員IDやレシートNOを遊技者情報テーブル651を参照して取得することができる。
また、ステップS364において、利用可能期間を経過した余玉がないと判定された場合(ステップS364のNO)、そのまま処理を終了する。
ホールコンピュータ400は、ステップS368において、基幹サーバ600から、利用可能期間を経過した余玉の数量、積立開始日時、ホール会員IDやレシートNOを受信し、ステップS369において、余玉積立設定管理テーブル654を参照して、期間経過後措置を取得する。
次に、ホールコンピュータ400は、ステップS370において、期間経過後措置が「消滅」の設定となっているか否かが判定され、「消滅」の設定でない場合、すなわち、ここでは「再利用可能」である場合(ステップS370のNO)、ステップS371において、対応するホール会員IDのレコードに対し、利用可能期間を経過した余玉の数量を加算するよう遊技媒体保持数管理テーブル422を更新する。なお、余玉の数量がレシートNOに対応する場合は、その遊技者がホールシステム2の会員でないと判断して、上記のような余玉の数量の加算を行わない。
期間経過後措置が「消滅」の設定となっている場合(ステップS370のYES)、又は、ステップS371の後、ステップS372において、余玉積立状況管理テーブル423から、対応する余玉の記録を削除する。
このように、本実施形態に係る賞品交換システム1では、ホール店舗ごとに、積み立てた余玉が所定の利用可能期間を経過した場合に、その余玉の数量を、ホール店舗で再び利用可能とするか否かを設定することができるが、このような設定を遊技媒体種別ごとに行うこともできる。
図81に示す余玉積立設定画面944は、積み立てられた余玉の利用可能期間や期間経過後措置を前もって設定するための画面であり、例えば、ホール店舗の管理者等によってホール管理端末430から、又は、賞品交換システム1の管理者等によって管理端末880から操作することができる。
図81の余玉積立設定画面944では、(賞品交換システム1において余玉として積み立てられ、賞品交換に用いることが可能な期間である)利用可能期間を月単位で設定できる利用期間設定部944a、その利用可能期間を経過した場合のホール店舗側の措置を設定できる期間経過後措置設定部944b、戻るボタン944c、及び登録ボタン944dが配置される。
ホール店舗の管理者等が、利用期間設定部944aと期間経過後措置設定部944bに、そのホール店舗の運用に基づいた設定を入力し、登録ボタン944dをタッチすると、その設定内容が、余玉積立設定管理テーブル654に反映される。なお、期間経過後措置設定部944bでは、利用可能期間を経過した場合の措置として、再利用可、消滅、一部(指定分)の消滅などを設定可能であるが、その他の様々な措置をとるように設定することができる。
[携帯機器接続管理機能]
次に、図82を参照して、スマートフォン570のような携帯機器の各ホール店舗での自動ログインを検知して賞品交換システム1で管理する場合の手順について説明する(図20参照)。図82は、携帯機器接続管理機能についての処理手順を示すフローチャートであり、スマートフォン570、及び基幹サーバ600のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、ステップS401において、遊技者がスマートフォン570を操作することによって、賞品交換システム用アプリケーション5が起動する。
ステップS402において、スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5は、スマートフォン570がホール店舗の無線アクセスポイントに自動ログインしたか否かを繰り返し判定し、自動ログインが行われたと判定された場合(ステップS402のYES)、ステップS403において、無線LANのアクセスポイントの識別子が所定のID(例えば、所定のSSID)であるか否かを判定し、所定のIDでなければ(ステップS403のNO)、ステップS402に戻って再び自動ログインの判定を行う。所定のIDである場合(ステップS403のYES)、ステップS404において、スマートフォン570のモバイルIDを含むメッセージを基幹サーバ600に向けて送信する。
ここで、各ホール店舗の無線アクセスポイントの識別子は、どこも同じに設定されており、さらにパスワードについても同じものに設定される。
基幹サーバ600は、ステップS405において、スマートフォン570からモバイルIDを含むメッセージを受信すると、遊技者情報テーブル651を参照して、当該モバイルIDが登録済みか否かを判定し、登録済みである場合(ステップS405のYES)、さらに、ステップS406において、前回の自動ログインから所定の時間が経過しているか否かを判定する。
前回の自動ログインから所定の時間が経過している場合(ステップS406のYES)、ステップS407において、上記メッセージに含まれるホール店舗の接続管理装置90のアドレス(例えば、グローバルIPアドレス)に基づいて、そのメッセージがどのホール店舗から送信されてきたものかを特定する。なお、各ホール店舗の接続管理装置90のグローバルIPアドレスは、接続管理装置管理テーブル659で管理されている。
次に、基幹サーバ600は、ステップS408において、モバイルIDごと、ホール店舗ごとに、自動ログインの実績(すなわち、入店の実績)を接続管理テーブル660に記憶する。
次に、基幹サーバ600は、ステップS409において、各モバイルIDについて、自動ログインの実績を集計し、ステップS410において、集計されたログイン実績が所定の条件を満たしているか否かを判定する。集計されたログイン実績が所定の条件を満たしている場合(ステップS410のYES)、ステップS411において、そのモバイルIDに対応する会員に所定のポイントを付与するようポイント管理テーブル661を更新する。
モバイルIDが登録済みでないと判定された場合(ステップS405のNO)、前回ログインから所定時間が経過していない場合(ステップS406のNO)、自動ログインの実績が所定条件を満たしていない場合(ステップS410のNO)は、そのまま処理を終了する。
このような自動ログインの検知と管理によって、無線アクセスポイントや接続管理装置90においてホール店舗を特定するためのデータを用意しなくても、容易に自動ログインが行われたホール店舗を特定することができ、無線アクセスポイントや接続管理装置90に対して、ホール店舗ごとの特別な設定を行う必要がない。
なお、遊技者情報テーブル651を参照することで、モバイルIDに対応する会員IDを特定することができる。また、モバイルIDの代わりに、スマートフォン570の賞品交換システム用アプリケーション5により把握可能なアプリID等を用いることもできる。
また、ステップS405においては、モバイルIDが登録済みの場合のみ(すなわち、この例では、遊技者が少なくとも仮会員として登録されている場合に)、自動ログインの検出を有効としているが、スマートフォン570で賞品交換システム用アプリケーション5が起動された場合に、遊技者情報テーブル651にアプリIDを登録しておき、そのアプリIDと自動ログインの記録を対応付けるようにして、非会員の状態でも、自動ログインの実態を管理するように構成できる。
なお、この例では、自動ログインの実績に応じて、遊技者にポイントを付与するようにしているが、図14に示すように、自動ログインの検知に応じて店舗登録を行うようにしてもよいし、他の様々な応用を考えることができる。
[ビューワによる賞品選択画面の表示]
図57、図58では、賞品選択装置として機能するスマートフォン570のディスプレイ577に、賞品の情報を表示したホーム画面906や賞品情報画面909を例示したが、スマートフォン570のディスプレイ577より大きなディスプレイを有する賞品選択装置である大型ビューワ550aでは、異なるGUIで賞品を表示することができる。
ここでは、大型ビューワ550aにおける賞品の表示態様を図83ないし図86を参照して説明する。
図83は、ホール店舗に設置されたビューワ550aにおいて、会員カード、会員カードに連携されたホール会員カード、会員カードに連携されたNFC携帯機器等によるカードタッチが行われ、ログインがされた状態の賞品選択画面950を示している。また、ビューワ550aに対して、図63等に関連して説明した、スマートフォン570でコードを読み取ることによってログインを行う方法でログインすることもできる。
賞品選択画面950の上段には、レート表示部952、賞品検索ボタン953、お気に入りボタン954、利用ガイドボタン955、マイページボタン956、及びログイン状況表示部957が表示されている。
レート表示部952は、賞品情報の表示が、どのレートを基準として表示されるかを示したもので、これによって各賞品を交換するのに必要なものとして示される玉数やメダル数が変わってくる。隣接して配置されている変更ボタンをタッチして、レートを変更することができる。
賞品検索ボタン953をタッチすると、テキストや他の条件等を指定することによって、所望の賞品を検索することができる。お気に入りボタン954をタッチすると、遊技者がお気に入りに登録した賞品を一覧表示することができる。利用ガイドボタン955をタッチすると、賞品選択装置に関する利用ガイドが表示される。マイページボタン956をタッチすると、会員登録を行うための画面等が表示される。ログイン状況表示部957は、現在、会員カード等が遊技者によってタッチされ、ログインが行われているか否かが表示される。
また、賞品選択画面950の中段右側には、賞品のカテゴリを表示するカテゴリ表示部951が表示されている。
さらに、賞品選択画面950の中段には、中央部から左側にかけて、賞品表示部958が配置され、賞品表示部958のなかには、複数の賞品に関する情報が表示されている。例えば、「賞品1」と表示された小さいサイズの賞品アイコン958a、「賞品5」と表示された大きなサイズの賞品アイコン958b、及び「賞品8」と表示された中サイズの賞品アイコン958c等の賞品アイコンが表示され、この例では、すべての賞品アイコンが矢印959の方向に、同じ速度で自動的に移動表示(スクロール表示)されている。
ここで、「賞品1」、「賞品5」、「賞品8」といった賞品アイコンの表示は、便宜上のものであり、実際には、賞品の写真、イメージ、テキストを含む賞品に関する情報が表示され、遊技者が賞品を容易に認知しうる態様の表示となっている。また、賞品アイコンの大きさは、上述のように様々であり、この例では、人気度や注目度が高いほど、大きな賞品アイコンで示されるようになっている。順位表示部959aは、「賞品5」と表示された賞品アイコン958bに対応する賞品が人気NO1であることを示し、順位表示部959bは、「賞品8」と表示された賞品アイコン958cに対応する賞品が人気NO2であることを示している。
賞品表示部958において移動表示される賞品アイコンは、循環表示となっており、賞品表示部958に一度表示されて左端に消えた後、所定時間経過後に、再び、他の賞品アイコンと同じ位置関係で(又は、位置関係を変えて)、右端から現れるように制御される。なお、図83では、ログインがされた状態の賞品選択画面950を示しているが、ログインがされていない状態でも、賞品表示部958の表示態様は同様のものとなっている。
賞品選択画面950の下段には、特集アイコン962が配置されている。この特集アイコンが遊技者によってタッチされると、賞品表示部958において、その特集アイコンに関連付けられた賞品アイコンや他の情報(広告情報等を含む)が表示される。
特集アイコンの左側には、5つのショップアイコン(961a〜961e)が配置されている。ショップアイコンの1つが遊技者によってタッチされると、賞品表示部958において、そのショップアイコンに関連付けられた賞品アイコンやショップアイコンが表示される。
図84に表示した賞品選択画面950は、図83に表示された賞品選択画面950の状態において、遊技者が賞品アイコンの1つをタッチした場合の表示である。図84に示すように、図83で示されていた賞品表示部958が、賞品選択指示部963に遷移し、賞品選択指示部963には、選択された賞品についての詳細な情報が表示されている。賞品選択指示部963の部分以外は、図83に表示した賞品選択画面950と同じである。
賞品選択指示部963のなかには、賞品詳細表示部964が配置され、そこで、賞品の名称、交換玉数、画像、お気に入り登録ボタン964a、及び詳細表示ボタン964bが表示されている。
ここで、詳細表示ボタン964bをタッチすると、図85に示すような、賞品詳細表示画面970に画面が遷移する。賞品詳細表示画面970の上段には、戻るボタン971a、及びログイン状況表示部971bが表示され、その下には、賞品詳細表示部972が表示される。賞品詳細表示部972には、賞品の名称、交換玉数、画像のほかに、より詳細な賞品の情報、すなわち、商品ID、在庫有無情報、配送元、納期目安が表示され、最下部には、お気に入り登録ボタン972aが配置される。遊技者により、お気に入り登録ボタン972aがタッチされると、その遊技者のお気に入りに、この賞品が登録される。会員カード等が読み込まれてログインがされているため、賞品交換システム1は、その会員カード等に対応付けられた会員のお気に入りとして、当該賞品を登録する。
図86に表示した賞品選択画面950は、図83に表示された賞品選択画面950の状態において、遊技者が、お気に入りボタン954をタッチした場合の表示である。図86に示すように、図83で示されていた賞品表示部958が、お気に入り賞品一覧表示部965に遷移し、お気に入り賞品一覧表示部965には、お気に入りに登録された賞品が一覧表示されている。マーク966をタッチし、又は画面をフリック/スワイプすることによって、非表示となっている残りの部分を表示させることができる。
[賞品の電子保証書]
図74(B)に示す交換確認画面933において交換確定ボタン933cがタッチされた時点で(その遊技者にとって初回の賞品交換である場合は、ホール店舗のスタッフ等による本人確認を行った時点で)、配送先を含む遊技者の個人情報が賞品交換システム1に完備され、賞品が配送先(遊技者の自宅等)に配送可能な状態となる。
通常、家電製品などを家電ショップの店頭で購入した場合、その家電ショップから保証書を受け取ることができるが、賞品交換システム1によって、上記のような賞品交換が行われた場合は、電子的に記憶された保証書(電子保証書)が賞品交換システム1によって管理される。例えば、電子保証書は、電子保証書管理テーブル(不図示)に記憶された電子保証書IDによって管理され、賞品交換がされた賞品の商品IDは、図47に示す注文履歴管理テーブル755に記憶され、ここで、電子保証書IDが、注文履歴管理テーブル755の商品IDに対応付けられる形で管理される。
遊技者は、スマートフォン570(賞品交換システム用アプリケーション5)やホール店舗内の端末を用いて、電子保証書の内容を確認することができる。例えば、電子保証書IDは、発注NO(賞品交換受付番号)、賞品交換日時、賞品交換店舗、賞品発送日、賞品の商品名といった情報と紐付けられ、遊技者がこれらの情報を入力することにより、対応する電子保証書の内容を表示させることができる。また、ホールシステム2の管理者等がホール管理端末430を用いて上記のような電子保証書の確認を行うことができ、さらに、賞品交換システム1の管理者等が管理端末880を用いて上記のような電子保証書の確認を行うこともできる。
このような賞品交換システム1の仕組みにより、遊技者は、賞品交換システム1において賞品交換を行い、自宅に配送された賞品の保証書を紛失した場合であっても、賞品交換システム1で管理されている電子保証書によって当該賞品に関する所定の保証を受けることができ、賞品の保証に対する安心感と利便性が向上する。また、賞品交換システム用アプリケーション5をスマートフォン570にダウンロードし、利用している場合は、賞品交換システム用アプリケーション5によって表示される画面により、電子保証書の内容を確認することができる。また、電子保証書によって、様々な賞品に対する保証を実現することができる。
以上、本発明の一実施形態に係る賞品交換システム1を、具体的な装置、及び具体的なテーブル等を用いて例示してきたが、これまでの説明は一実施形態に過ぎず、様々な他の形態によって、本発明の特徴的なコンピュータシステムを実現可能である。
なお、上記の説明では、送信データの暗号化処理と、暗号化された受信データの復号化処理について省略したが、これらの処理は、必要に応じ、所定のデータを対象として所定のタイミングで実行される。