JP2020195569A - くじ管理システム、くじ管理方法、及びプログラム - Google Patents

くじ管理システム、くじ管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ホール店舗などの店舗において、店舗の魅力や利便性を向上させることができ、店舗への集客に貢献することができる、くじ管理システムを提供することである。【解決手段】くじのエントリー(応募)が可能な時間と抽選結果を表示する時間は、1日のなかで決められている。くじのエントリーは、ホール店舗において、ビューワ550bを用いて行うことができるとともに、スマートフォン570を用いて、場所に関係無く行うことができる。抽選によって仮当選のエントリーが決定された後、抽選結果の表示を行うと、仮当選のエントリーは当選が確定する。こうした抽選結果の表示は、ビューワ550bと、ホール店舗にあると判定されたスマートフォン570によって可能となっている。【選択図】図34

Description

本発明は、「くじ」について、応募(エントリー)、抽選、抽選結果の報知等を管理する、くじ管理システムに関する。
ホール店舗(遊技店)では、遊技者がパチスロ機やパチンコ機などによって得たメダルやパチンコ玉などの遊技媒体を、その有価価値に応じた賞品に交換する賞品交換が行われているが、一般賞品(換金可能な特殊賞品とは異なる、日用品や雑貨などの賞品をいう)の交換においては、(1)ホール店舗のスペースや仕入の問題等により、多くの種類の賞品を取り揃えることができない、(2)賞品のラインナップが固定的となり、最新の賞品をタイムリーに取り入れるような、柔軟な賞品の取り揃えができない、(3)賞品交換が希望小売価格を基準として行われるため、一般市場価格と比べると、結果的に割高な交換となっている、といった様々な問題があった。
そこで、本願発明者等は、第三者が運営するネット通販サイトから商品情報を収集し、これを賞品として交換可能な仕組みを有する賞品交換システムを提案している(特許文献1)。このような賞品交換システムにより、遊技者が、ネット通販サイトで販売される多種多様な商品のなかから商品を選択することができるとともに、商品のラインアップが頻繁に更新され、さらに、割安なネット通販価格を基準にした交換が行われるため、上述した問題がすべて解消される。
一方、店舗等に設置されたデジタルサイネージ装置において、くじを提供するくじ制御方法が提案されている(特許文献2)。特許文献2のくじ制御方法は、複数の種類が存在するカードを、例えば、5種類集めることにより参加できるくじを提供し、そのために、デジタルサイネージ装置は、カードを非接触通信によって読み取ってその種類を判定し、それを、顔認証によって識別された顧客の顧客識別情報に対応付けて記憶し、その顧客が全種類のカードを読み取らせた場合に、くじを実施するよう制御する(全種類のカードのデザインが同じ場合は、くじなしで当選とする)。
特開2015−27420号公報 特開2015−176183号公報
しかしながら、特許文献2のようなくじ制御方法では、5種類のカードを集める必要があり、容易にくじに参加することができない。すなわち、このカードは、店舗で所定金額の購入をしたり、所定商品を購入するたびに1枚ずつ配布されるものであり、くじに参加するためには、店舗に5回来店して所定の買い物をする必要がある。
このような、複数回の買い物を強いることで、くじに参加できるという仕組みは非常に煩雑であって、規定の回数の買い物をする前に、くじへの参加の意欲が無くなったり、忘れたりすることが多く、この仕組みが、店舗の魅力を向上させたり、集客力の向上につながったりするとは言えない。
従って、本発明の目的は、ホール店舗などの店舗において、容易にアトラクションを追加することができ、店舗の魅力や利便性を向上させることができる、くじ管理システムを提供することにある。
また、本発明の目的は、くじへの応募(エントリー)を、広範なユーザが容易に行うことを可能とし、かつ、ホール店舗などの店舗への集客に貢献することができる(浮動顧客を効果的に誘導し、潜在顧客に来店のきっかけを与える)くじ管理システムを提供することにある。
また、本発明の目的は、既に来店している顧客の滞在時間を上げ、店舗に誘導した顧客が長時間、その店舗に滞在するよう促すことができる、くじ管理システムを提供することにある。
また、本発明の目的は、顧客の氏名や住所といった個人情報を効果的に取得することができる、くじ管理システムを提供することにある。
また、本発明の目的は、顧客の店舗内での行動(例えば、遊技機による遊技)や移動の履歴を効果的に取得することができる、くじ管理システムを提供することにある。
本発明は、以下のようなくじ管理システム、くじ管理方法、及びプログラムを提供する。
本発明の第1の実施態様に係る発明は、下記の構成を有する。
所定の位置(例えば、ホール店舗内)に設置されたくじ装置(例えば、ビューワ550b)を含む、くじ管理システム(例えば、くじ管理システム3)であって、
くじのエントリーを受け付けるエントリー受付手段(例えば、ビューワ550bのエントリー受付制御部563、基幹サーバ600のエントリー受付制御部608)と、
前記くじ装置に係る操作(例えば、賞品選択画面980においてユーザが行う会員カードのタッチ操作)に応じて、前記くじのエントリーの抽選結果を報知する抽選結果報知手段(例えば、ビューワ550bの抽選結果表示制御部564、基幹サーバ600の抽選結果表示制御部610)と、
ユーザの携帯機器(例えば、スマートフォン570)の位置を推定する位置推定手段(例えば、基幹サーバ600の位置推定部615)と、を備え、
前記抽選結果報知手段は、前記位置推定手段により前記携帯機器が所定のエリアにあると推定された場合に、前記携帯機器において、前記くじのエントリーの抽選結果の報知が可能となるよう(例えば、くじ抽選結果表示画面1010がスマートフォン570で表示可能となるよう)制御するように構成される。
本発明のこのような構成により、所定の位置(例えば店舗等)に設置されたくじ装置と携帯機器によって、くじのエントリーが可能であるため、広範なユーザが容易に、くじに参加することができる。また、くじの抽選結果は、くじ装置と、店舗内といった所定のエリアにある携帯機器によって可能であるため、どちらの方法でエントリーしても、店舗に来店する必要があり、結果として、店舗への集客に貢献することができる。
本発明の第2の実施態様に係る発明は、第1の実施態様において下記の構成を有する。
前記くじのエントリーについて抽選を行い、仮当選のエントリーを決定する抽選手段(例えば、基幹サーバ600の抽選管理部609)をさらに備え、
前記仮当選のエントリーは、前記抽選結果報知手段によって当該エントリーの抽選結果が報知された場合に当選が確定する(例えば、くじエントリー管理テーブル658の対応するエントリーの確定有無の項目を「1」にセットする)ように構成される。
本発明のこのような構成により、くじの抽選結果を表示してはじめて当選が確定するため、くじの抽選結果に興味を持つユーザを、効果的に店舗に誘導することができる。
本発明の第3の実施態様に係る発明は、第1又は第2の実施態様において下記の構成を有する。
前記くじ装置は、そのくじ装置が設置される位置の施設(例えば、ホール店舗)に対応付けて管理され、
前記くじは、前記施設ごとに開催され、
前記エントリー受付手段は、ユーザが前記携帯機器で指定した施設で開催されるくじに対してのみ、当該ユーザの携帯機器によるエントリー(例えば、くじエントリー画面960においてユーザが行うエントリーボタン963のタッチ操作)を可能とするように制御するように構成される。
本発明のこのような構成により、携帯機器でのエントリーは、ユーザが指定した店舗についてのみ行うように制限され、くじだけを目的としたユーザや、地域がまったく異なるユーザのエントリーを排除し、店舗に誘導する価値のあるユーザを効果的に選別することができる。
本発明の第4の実施態様に係る発明は、第1ないし第3のいずれかの実施態様において下記の構成を有する。
前記くじ装置が設置される施設において、1又は複数の信号発信装置(例えば、無線信号発信装置1800)が配置され、
前記位置推定手段は、前記携帯機器が受信した前記信号発信装置からの信号(例えば、ビーコン信号)に基づいた情報を、前記携帯機器から受信して前記携帯機器の位置を推定し、
前記所定のエリアは、前記携帯機器が、前記信号発信装置からの信号のいずれかを受信可能である範囲の少なくとも一部に設定されるように構成される。
本発明のこのような構成により、所定のエリア(例えば、ホール店舗のような店舗の中)に、信号発信装置を配置し、携帯端末が、その信号発信装置からの信号を受信した場合に、店舗に来店したとみなすため、店舗に来店したユーザを概ね特定することができる。来店したユーザに対して、携帯機器による抽選結果の表示を可能とすることで、店舗への集客に貢献することができ、来店したユーザが、店舗内のくじ装置に集中することなく、ストレスなく自身の端末で抽選結果を確認することができる。
本発明の第5の実施態様に係る発明は、第1ないし第4のいずれかの実施態様において下記の構成を有する。
前記エントリー受付手段は、前記携帯機器から、くじのエントリーがあった場合に(例えば、くじエントリー画面960においてユーザが行うエントリーボタン963のタッチ操作)、前記くじのエントリーを行ったユーザに対して、所定のポイントを付与する(例えば、ユーザごと、ホール店舗ごとにポイントを管理するポイント管理テーブル663を設け、対応するユーザに対して所定のポイント数を累積加算する)ように構成される。
本発明のこのような構成により、くじに当選しなかったとしても、ポイントが付与されるため、ユーザに別の期待感を持たせることで、その店舗における娯楽性を一層高めることができ、結果として、店舗への集客に貢献することができる。
本発明の第6の実施態様に係る発明は、下記の構成を有する。
所定の位置に設置されたくじ装置を含む、くじ管理システムで実行されるくじ管理方法であって、
くじのエントリーを受け付けるエントリー受付ステップと、
前記くじ装置に係る操作に応じて、前記くじのエントリーの抽選結果を報知する抽選結果報知ステップと、
ユーザの携帯機器の位置を推定する位置推定ステップと、を備え、
前記抽選結果報知ステップは、前記位置推定ステップにより前記携帯機器が所定のエリアにあると推定された場合に、前記携帯機器において、前記くじのエントリーの抽選結果の報知が可能となるよう制御するように構成される。
本発明のこのような構成により、所定の位置(例えば店舗等)に設置されたくじ装置と携帯機器によって、くじのエントリーが可能であるため、広範なユーザが容易に、くじに参加することができる。また、くじの抽選結果は、くじ装置と、店舗内といった所定のエリアにある携帯機器によって可能であるため、どちらの方法でエントリーしても、店舗に来店する必要があり、結果として、店舗への集客に貢献することができる。
本発明の第7の実施態様に係る発明は、下記の構成を有する。
コンピュータに、
くじのエントリーを受け付けるエントリー受付手段、
所定の位置に設置されたくじ装置に係る操作に応じて、前記くじのエントリーの抽選結果を報知する抽選結果報知手段、及び、
ユーザの携帯機器の位置を推定する位置推定手段として機能させるためにプログラムであって、
前記抽選結果報知手段は、前記位置推定手段により前記携帯機器が所定のエリアにあると推定された場合に、前記携帯機器において、前記くじのエントリーの抽選結果の報知が可能となるよう制御するように構成される。
本発明のこのような構成により、所定の位置(例えば店舗等)に設置されたくじ装置と携帯機器によって、くじのエントリーが可能であるため、広範なユーザが容易に、くじに参加することができる。また、くじの抽選結果は、くじ装置と、店舗内といった所定のエリアにある携帯機器によって可能であるため、どちらの方法でエントリーしても、店舗に来店する必要があり、結果として、店舗への集客に貢献することができる。
本発明に係るくじ管理システムによって、所定の位置(例えば店舗等)に設置されたくじ装置と携帯機器によって、くじのエントリーが可能であるため、広範なユーザの参加が可能となり、さらに、浮動顧客を効果的に誘導し、潜在顧客に来店のきっかけを与えるなど、店舗の集客力を向上させることができる。また、くじの抽選結果を店舗において表示してはじめて当選が確定するため、くじの抽選結果に興味を持つユーザを、効果的に店舗に誘導することができる。
さらに、本発明に係るくじ管理システムによって、携帯機器でエントリーできるくじが制限されるため、店舗に誘導する価値のあるユーザを効果的に選別することができる。また、店舗内にある携帯機器を概ね特定して、抽選結果を表示可能とするため、店舗に設置されたくじ装置への集中を避けることができ、ユーザが容易に抽選結果を確認できる。
また、くじに当選しなかったとしても、ポイントが付与されるため、ユーザに別の期待感を持たせることで、その店舗における娯楽性を一層高めることができ、結果として、店舗への集客に貢献することができる。
本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含んだ、賞品交換システムのシステム概要を示す図である。 サンド装置を併設した遊技機を示す正面図である。 サンド装置を示す斜視図である。 サンド装置の操作ユニットを示す図である。 サンド装置の構成を示すブロック図である。 島端計数装置の構成を示すブロック図である。 遊技機の構成を示すブロック図である。 ホールコンピュータの構成を示すブロック図である。 景品POSの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、賞品交換端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、ビューワの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、スマートフォンの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、ホール管理端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、遊技者の動作フローの概要を説明する図である。 ホールコンピュータの機能ブロック図である。 景品POSの機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、賞品交換端末の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、ビューワの機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、スマートフォンの機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、基幹サーバの機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、モバイル管理サーバの機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、ショップ管理サーバの機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、ショップシステムI/Fサーバの機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、管理端末の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムの概要を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじのスケジュールを示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじのエントリーと抽選結果の表示について、ユーザが利用可能な媒体と操作の場所の関係を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムを含む賞品交換システムにおける、会員カードとの連携を行う機能を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじのエントリーの流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじエントリー時の賞品選択画面を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじエントリー画面を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじエントリー時の賞品選択画面を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじエントリー時の賞品選択画面を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじエントリー画面を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじの抽選の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじの抽選結果表示の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、抽選結果表示時の賞品選択画面を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじ抽選結果表示画面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじのエントリーと抽選結果の表示について、ユーザが利用可能な媒体と操作の場所の関係を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るくじ管理システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るくじ管理システムにおける、ホール店舗のレイアウトを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るくじ管理システムにおける、ユーザの位置を推定する処理を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るくじ管理システムにおける、ユーザの位置を推定する流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るくじ管理システムにおける、くじ抽選結果表示画面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るくじ管理システムにおける、ユーザの移動履歴を表示した例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るくじ管理システムにおける、テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るくじ管理システムにおける、2次抽選の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るくじ管理システムにおける、2次抽選の結果を示す時の賞品選択画面を示す図である。 本発明の変形例1に係るくじ管理システムにおける、ポイントが付与される典型例を示す図である。 本発明の変形例2に係るくじ管理システムにおける、操作選択画面を示す図である。 本発明の変形例2に係るくじ管理システムにおける、賞品交換画面を示す図である。 本発明の変形例2に係るくじ管理システムにおける、賞品交換画面等を示す図である。 本発明の変形例2に係るくじ管理システムにおける、くじ商品指定画面を示す図である。 本発明の変形例2に係るくじ管理システムにおける、ポイント商品指定画面を示す図である。
<第1実施形態>
[くじの概要]
本願の第1実施形態に係るくじ管理システムで管理対象となる「くじ」は、例えば、特定の店舗において(特定の店舗に関連づけて)開催され、ユーザがくじに応募(エントリー)すると、それらのエントリーに対して抽選を行い、当選したユーザ(当選ユーザ)に所定の商品等を提供するというものである。
このようなくじの運営者(くじ運営者)は、様々な組織によって構成されうる。くじ運営者としては、例えば、上記の店舗、関連するシステムの運営・管理者、それ以外の第三者などが想定される。くじ運営者は、くじで提供される商品等を選択し準備するが、くじ運営者以外が、くじの商品を選択し準備することもできる。
くじが複数の店舗においてそれぞれ開催される場合、これらのくじの開催は、例えば、毎月1回、全国同一日といった同じタイミングに統一することができる。また、都道府県ごとに、毎月1回の同一日に開催するようにしてもよいし、店舗ごとに個別に毎月1回の期日を定めるようにすることもできる。なお、本実施形態では、毎月1回としているが、毎月に複数回開催してもよいし、1日に複数回開催することもできる。
[くじ管理システムの構成]
本願の第1実施形態に係るくじ管理システムは、ディスプレイやスピーカ等を備えたコンピュータ装置、又は、ディスプレイやスピーカ等に接続されたコンピュータ装置によって実現することができる(いわゆる、スタンドアロン型)。また、本願の第1実施形態に係るくじ管理システムは、ディスプレイやスピーカ等を備えたコンピュータ装置と、このコンピュータ装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置とによって実現することもできる(いわゆる、クライアントサーバシステム、WEBシステム等)。
以下では、遊技機が設置されたホール店舗において賞品交換を実現する賞品交換システムに、このくじ管理システムを組み込んだ例について具体的に説明する。このような賞品交換システムに、くじ管理システムを組み込むことによって、会員ID、会員カード(会員カードの固有ID)、アプリID、氏名や住所等を記憶する遊技者情報テーブルをなどを、互いのシステムで共有することができる。
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係るくじ管理システム3を組み込んだ賞品交換システム1のシステム概要について説明する。図1に示す賞品交換システム1は、ホール店舗に配置された装置、及び電算センターの装置を含むように構成され、電算センターの装置の一部が、インターネットのようなネットワークを経由してネット通販サイトの端末に接続される。図1の賞品交換システム1は、好ましくは、ネット通販連動型の賞品交換システム(オンライン賞品交換システム)である。このような賞品交換システム1によって、遊技者は、獲得した遊技媒体を、ネット通販サイトで提供される賞品に交換することができる。
なお、本明細書では、賞品交換システム1によって、遊技機で遊技を行った遊技者が獲得した遊技媒体と交換することができるものを「賞品」と記載し、ユーザ(例えば、遊技機で遊技を行わない来店者も含む)が、上記のくじや、後述のポイントによって得られるものを「商品」と称する。また、この「賞品」や「商品」には、有体物である物品だけでなく、所定のサービスを受ける権利といった無体物も含まれる。
図1に示す賞品交換システム1は、ホール店舗において貯玉、貯メダル、賞品等を管理する(賞品交換システム1とは別の)ホールシステム2が運用されている場合に、このホールシステム2と協働して、遊技者が賞品選択、賞品交換、賞品発注をできるようにする。この場合、賞品交換システム1とホールシステムは、ネットワークによって接続され、必要に応じて所定のデータの送受信を行う。ホールシステム2は、基本的には、賞品交換システム1の提供者(提供・製造企業)とは異なる提供者のシステムであるが、賞品交換システム1の提供者による別システムであってもよい。また、ホールシステム2が、賞品交換システム1の提供者等により、賞品交換システム1の一部として提供されてもよい。
図1に示すホールシステム2は、ホール店舗に、ホールコンピュータ400、ホールDB420、遊技機10、サンド装置20、景品POS500、島端計数装置520、接続管理装置90、賞品交換装置として機能する賞品交換端末530、賞品選択装置として機能するビューワ550aとビューワ550b、ホール管理端末430、及びデジタルサイネージ装置585を備える。なお、本実施形態では、遊技者が獲得した遊技媒体により交換が可能な物品等を「賞品」と称するが、ホール店舗において賞品の交換を管理する端末を、ここでは、便宜上「景品POS」と称することとする。
ここで、ビューワ550bは、賞品選択装置として機能するだけでなく、くじの応募(エントリー)を受け付け、くじの抽選結果を報知し(例えば、表示し)、くじの当選ユーザに対する商品の引き渡しを管理する等、くじ管理システム3に関する機能を有する。なお、この例では、ビューワ550bは、ホール店舗に1台配置されているが、複数台配置することもできる。
また、本実施形態では、遊技者が所有するスマートフォン570、携帯電話、PDAといった携帯機器が、賞品選択装置として機能しうる。また、スマートフォン570は、くじ管理システム3に係るアプリケーション5のインストールにより、くじのエントリーを受け付ける等、くじ管理システム3に関する機能を有する。なお、本明細書では、スマートフォンを「スマホ」と略して記載し、アプリケーションを「アプリ」と略して記載する場合がある。
遊技機10は、例えば、パチスロ機やパチンコ機であり、遊技者は、これらを用いて遊技することにより、遊技媒体(メダルやパチンコ玉)を獲得するが、本明細書における賞品交換システム1の説明では、遊技機については、パチスロ機を例にとって説明し、賞品交換の処理や操作については、パチンコ機でパチンコ玉を獲得した場合を中心に説明を行う。
ホールコンピュータ400は、そのホール店舗に配置された装置の状態(遊技者の遊技状況等を含む)や、会員、及び賞品に関する情報を管理する等の機能を有し、各種データを記録したホールDB420を備える。遊技機10は、ホールコンピュータ400、及びサンド装置20に接続され、それらの装置と、遊技状況や遊技媒体の保持数(貯メダル数、貯玉数)に関する情報をやりとりする。
景品POS500は、ホール店舗の賞品交換カウンターに設置され、ホール店舗のスタッフが、遊技者の賞品交換に対応するために操作する。例えば、遊技機10が複数まとめて配置された「島」の端に配置された島端計数装置520により発行されたレシートを遊技者から受け取ってこれを景品POS500に読み込ませ(又は、遊技者から提示された会員カード等によってサンド装置20から送信された計数値や保持数を読み出し)、対応する価値の賞品を遊技者に提供する。
本実施形態では、スタッフが景品POS500により把握した、遊技者の保持する遊技媒体の保持数が、賞品交換端末530に提供されることで、賞品交換システム1による賞品交換を可能とする。このように、ホール店舗では、従来の景品POS500の機能により、ホール店舗の店頭賞品陳列コーナーに配置されている店頭賞品(一般賞品)や特殊賞品との交換が行われるとともに、賞品交換システム1と連携することによって、ネット通販サイトで取り扱う多種多様な賞品との交換が可能となる。なお、ここでは、ホール店舗に以前から設置されている景品POS500を利用して、賞品交換システム1と連携させるようにしているが、賞品交換システム1と連携可能な機能を有するように設計された景品POSや他の装置を新たに設置するようにすることもできる。
なお、計数装置は、遊技者が獲得した玉(メダル)数をカウントする装置であって、上述の島端計数装置520のほか、各台計数機能付きサンド装置やその他の計数装置として、ホール店舗内の様々な箇所に配置されうる。
接続管理装置90は、ホール店舗の賞品交換装置(例えば、賞品交換端末530)、賞品選択装置(例えば、ビューワ550a、及びビューワ550b)、及びホール管理端末430と、電算センターの基幹サーバ600との間の接続を制御する。接続管理装置90は、ホール店舗の上述した装置と基幹サーバ600との間をVPN(Virtual Private Network)で接続する場合は、VPNルーター機能を含み、その他、基幹サーバ600との接続を制御する接続制御機能を含む。また、接続管理装置90は、ゲートウエイ機能を備えるゲートウエイ装置、VPNルーター機能を備えるVPNルーター装置、及び接続制御機能等を備える接続制御装置を含んだ複数の装置から構成される装置であってもよい。
賞品交換端末530は、上述したように、賞品交換装置として機能する。賞品交換装置は、賞品選択装置によって事前に選択された賞品(お買い物リストに登録された賞品)に関する情報を表示し、交換する賞品を最終的に選択させて賞品交換かごに登録し、注文を指示させる装置である。このような選択と注文指示は、基本的に、遊技者自らが、賞品交換カウンターにおいて行うが、ホール店舗のスタッフが行ってもよい。本実施形態では、賞品交換端末530が賞品交換装置としてのみ機能する専用端末として例示されているが、賞品選択装置としての機能や他の機能を有する装置として設定することもできる。
また、ホール店舗に配置されるホールシステム2の景品POS500やサンド装置20と一体化して構成し、賞品交換装置としての機能を提供するようにもできる。賞品交換装置へのログインは、例えば、賞品交換システム1の会員カードを賞品交換装置のカード読み取り装置に読み取らせたり、遊技者のスマートフォン570といった携帯機器を用いることによって行うことができる。
本明細書では、ホールシステム2によって管理される会員カードを「ホール会員カード」と称し、本実施形態に係る賞品交換システム1によって管理される会員カードを単に「会員カード」と称するものとする。また、ホールシステム2によって管理される会員をホール会員、本実施形態に係る賞品交換システム1によって管理される会員を単に「会員」と称する。
こうしたホール会員カード、及び会員カードは、例えば、非接触ICカードであり、非接触ICカードとしては、近距離無線通信規格(NFC:Near Field Communication)に基づく非接触ICチップを備えたカードである。また、会員カードをホール会員カードと連携させることにより、会員カードによって賞品選択装置や賞品交換装置にログインし、賞品交換システム1による賞品交換サービスや、賞品交換システム1に組み込まれた、くじ管理システム3を利用することができる。
また、非接触ICチップを内蔵したスマートフォン570や携帯電話等を会員カードに連携させ、こうして連携されたスマートフォン570等を用いて、賞品選択装置や賞品交換装置を利用することもできる。なお、スマートフォン570は、会員カードに連携させることなく、くじ管理システム3を利用することができる。また、非接触ICチップを内蔵していないスマートフォン570であっても、くじ管理システム3に係るアプリケーション5がインストールされている場合に、くじ管理システム3を利用することができる。
ビューワ550a、及びビューワ550bはともに、ホール店舗に配置され、賞品選択装置として機能する。賞品選択装置は、複数のネット通販サイトから登録された賞品に関する情報を表示し、遊技者に、将来的に交換可能な賞品としてこれらの賞品(商品)を選択させる装置である。賞品選択装置により、(所定の条件下で)会員の登録を行うこともできる。遊技者により選択された賞品は、お気に入りリストに登録される。また、上述した遊技者のスマートフォン570等の携帯機器も賞品選択装置として機能する。
また、ビューワ550bは、上述のように、くじのエントリーを受け付け、くじの抽選結果を報知し、くじの当選ユーザに対する商品の引き渡しを管理する等、くじ管理システム3に関する機能を有する。また、スマートフォン570等の携帯機器によって、くじのエントリーを行うことができる。
本実施形態では、ビューワ550a、ビューワ550bは、例えば、50インチの大型のディスプレイ(タッチパネル型表示装置)である。賞品選択装置には、ビューワやスマートフォンのほか、遊技者個人が所有する携帯電話やタブレット端末、その他のネットワーク通信可能な任意の端末を用いることもできる。
ホール管理端末430は、ホール店舗に備え付けられ、ホール店舗の管理者等により、各種設定操作等を行うことができる。
デジタルサイネージ装置585は、例えば、遊技機10の上部に設置され、賞品交換システム1により提供される賞品交換に関する表示が行われる。デジタルサイネージ装置585は、サンド装置20に接続され、サンド装置20の操作ユニットに表示される画像等が連動して表示されるように構成できる。また、デジタルサイネージ装置585を、接続管理装置90等を介して、賞品交換システム1に接続するように構成することもできる。
図1に示す賞品交換システム1は、賞品選択制御、賞品交換制御、賞品発注制御、(くじ管理システム3による)くじ管理制御等の各機能を備える。賞品交換システム1は、電算センターに、基幹サーバ600、基幹DB650、モバイルI/Fサーバ680、モバイル管理サーバ860、モバイル管理DB870、ショップ管理サーバ700、賞品DB750、ショップシステムI/Fサーバ840、及び管理端末880を備える。
基幹サーバ600は、本実施形態に係る賞品交換システム1の利用者を会員や非会員として管理し、遊技者の賞品選択や賞品交換の操作に応じてそれぞれ賞品選択制御処理、賞品交換制御処理を行い、賞品交換が決定した場合には、自動的に対応するネット通販サイトに対する賞品発注処理を行う。会員の情報や、賞品選択・賞品交換に関する情報は、基幹DB650に記憶される。また、賞品選択制御処理による賞品の閲覧や検索は、非会員の遊技者に対しても提供される。また、基幹サーバ600は、くじのエントリーの受付制御、くじの抽選、くじの抽選結果の報知制御(例えば、表示制御)、くじの当選ユーザに対する商品の引き渡し管理といった、くじ管理制御を行う。
モバイルI/Fサーバ680は、スマートフォン570や携帯電話、PDA、フィーチャーフォン等で実行されるWEBブラウザからのアクセスに応じて、これらの装置に所定のWEBページやHTMLデータを提供する。また、モバイルI/Fサーバ680は、スマートフォン570等で実行される、くじ管理システム3に係るアプリケーション5からのアクセスに応じて、データの送受信を行うアプリケーションサーバとしても機能する。スマートフォン570等は、賞品選択装置として機能し、スマートフォン570等を用いて、遊技者が、会員の登録、賞品選択、SNS(Social Networking Service)コミュニケーションの処理を行うことができる。
モバイルI/Fサーバ680は、スマートフォン570等の賞品選択の操作等に応じて、後述するモバイル管理サーバ860にアクセスし、必要に応じてモバイル管理DB870や基幹DB650のデータ等を参照、更新する。また、スマートフォン570等のSNSコミュニケーションの操作等に応じて、モバイル管理サーバ860のモバイル管理DB870のデータ等を参照、更新する。なお、スマートフォン570等は、遊技者(ユーザ)が携帯するコンピュータであり、ホール店舗や、それ以外のあらゆる場所で賞品選択やSNSコミュニケーションを実行する装置として機能しうる。
モバイル管理サーバ860は、SNSコミュニケーションの機能をスマートフォン570等に提供する。例えば、スマートフォン570のSNSコミュニケーションの操作に応じて、遊技者が登録しているホール店舗やグループとの間でメッセージ(トーク)の交換を行うことができる。
ショップ管理サーバ700は、1つ、又は複数のネット通販サイトのショップに関するショップ情報を収集し管理するとともに、ネット通販サイトで取り扱う賞品に関する賞品情報を受信(又は収集)し、所定の条件を満たす場合に、その賞品情報を、賞品選択装置に表示可能なものとして記憶する。これらのショップ情報、及び賞品情報は、賞品DB750に記憶される。また、基幹サーバ600からの指令に応じて、対応するネット通販サイトに向けて賞品配送指示を送信する。
また、賞品交換システム1には、賞品交換システム1に接続されるネット通販サイトのシステム等に応じて、I/Fサーバが用意される。例えば、ネット通販サイトのシステム等からI/Fサーバへは、賞品の候補となる賞品の賞品情報が送信され、I/Fサーバからネット通販サイトのシステムに対しては、会員である遊技者が操作する端末からの賞品交換指示に基づいて、賞品の発注等に係るデータが送信される。
なお、ここでは、ネット通販サイトが自身のショップシステム(850、851)を有する場合に、それぞれのショップシステムが賞品交換システム1のショップシステムI/Fサーバ840に接続される例が示されている。なお、この例では、ショップシステムI/Fサーバ840に2つのショップシステム(850、851)が接続されているが、1つのショップシステムが接続されていてもよいし、3以上のショップシステムが接続されていてもよい。また、ネット通販サイトのシステム構成に応じて、賞品交換システム1で様々なショップI/Fサーバを用意し、これらのショップI/Fサーバとショップシステムとの間で様々な接続形態をとることができる。
また、複数のショップインターフェース機能が用意される場合に、これらの機能をショップI/Fサーバにまとめて、より少ないショップI/Fサーバを用いるように構成することもできるし、逆に、細分化された機能に対応するより多くのショップI/Fサーバを用いるようにすることもできる。また、ショップI/Fサーバをショップ管理サーバ700や他の装置と統合して構成することもできる。
管理端末880は、電算センターに配置され、賞品交換システム1の運営者・管理者等により、管理項目入力等の操作を行うことができる。
図1に示す、くじ管理システム3を含んだ賞品交換システム1の構成は例示にすぎず、他の様々な構成によって、本願のくじ管理システムを構築することができる。例えば、基幹サーバ600をはじめとする各コンピュータは、機能等に応じて複数のコンピュータに分割することができる。また、逆に、複数のコンピュータを、より少ない数のコンピュータに統合して構成することもできる。
なお、本実施形態では、くじ管理システム3を、賞品交換システム1に組み込まれた形で説明するが、上述のように、ビューワ550bのみによって、くじ管理システム3を構成することができる(スタンドアロンシステム)。また、ビューワ550b、及び基幹サーバ600によって本願の、くじ管理システム3を構成することもできる(サーバクライアントシステム)。この場合、ビューワ550bは、ネットワーク等を介して基幹サーバ600に接続される。
[各装置の構成]
次に、図2、及び図3を参照して、本実施形態に係る賞品交換システム1で使用される遊技機10とサンド装置20について説明する。図2は、サンド装置20を併設した遊技機10を示す正面図である。図3は、サンド装置20を示す斜視図である。また、図2に示す遊技機10は、パチスロ機である。
図2に示すように、遊技機10の向かって右側には、それぞれ、サンド装置20が併設されている。それぞれのサンド装置20は、隣接する遊技機10に対応して設置されており、対応する当該遊技機10との間で通信可能に接続されている。またそれぞれのサンド装置20は、ホール全体のサンド装置20のシステム管理や売り上げ管理を行うホールコンピュータ400に対して通信可能に接続されている。
サンド装置20の前面部21には、LED(light-emitting diode)部31、カード挿入口32、紙幣を投入可能な紙幣挿入口33、タッチパネルLCD(liquid crystal display)により構成された操作ユニット34、カメラ35、非接触ICカードリーダ/ライタ36、メダル(遊技媒体)払出用トレー37、スピーカカバー38、メダル(遊技媒体)計数用投入口39等が設けられている。カード挿入口32は、例えばホールのカード発行機(図示せず)によって発行された情報カードを受け付け可能な挿入口である。LED部31は、フルカラーLED31A、赤外LED(赤外線発光ダイオード)31Bから構成されている。
遊技者は、情報カード(例えば、ICカード)又は所定金額の紙幣を、カード挿入口32、又は紙幣挿入口33に投入することで、遊技に必要な遊技媒体としてのメダルの貸し出しを受けることができる。また、遊技者は、非接触ICカードを、非接触ICカードリーダ/ライタ36にかざすことで、遊技に必要なメダルの貸し出しを受けることができる。
サンド装置20は、情報カード・紙幣の投入、又は非接触ICカードの提示を受けて、投入された当該価値媒体の金額に応じた数のメダルを、内部に設けられた払出用ホッパによって計数してメダル払出用トレー37から払い出す。また、サンド装置20は、使用可能なメダル数が書き込まれた情報カードの投入を受けると、投入された情報カードに書き込まれているメダル数に応じた数のメダルを、内部に設けられた払出用ホッパによって計数してメダル払出用トレー37から払い出す。遊技者は、メダル払出用トレー37から払い出されたメダルを遊技機10のメダル投入口11へ投入することにより、遊技機10において遊技を行うことができる。
ここで、非接触ICカードには、例えば、ホール会員カードや、非接触ICチップを内蔵したスマートフォン570、PDA、フィーチャーフォン、その他携帯機器、通信機器が含まれる。
また、遊技機10においては、遊技の結果に応じて、メダル払出用トレー12にメダルを払い出すようになされている。遊技者は、このメダルをメダル払出用トレー12から掬い取って、サンド装置20のメダル計数用投入口39へ投入することにより、このメダルをサンド装置20によって計数させることができる。サンド装置20は、メダル計数用投入口39から投入されたメダルを、内部に設けられた計数用ホッパによって計数する。このように、サンド装置20は、遊技機10に併設され、遊技の結果に応じて遊技機10から払い出されたメダルを計数する機能を有していることから、各台計数装置とも呼ばれている。
遊技機10がパチンコ機である場合は、パチンコ玉が、サンド装置20の計数用投入口に導入されるようになっている。例えば、遊技者は、所定の操作を行うことにより、遊技の結果上皿に払い出されたパチンコ玉を下皿に落とすと、当該パチンコ玉は、下皿の下方に装着された案内皿に落下する。案内皿は、下皿から落下したパチンコ玉を、サンド装置20に設けられた計数用投入口へ案内する。計数用投入口に導入されたパチンコ玉は、サンド装置20の内部に設けられた計数部によって計数される。
計数された結果は、カード挿入口32から挿入された情報カードに記録され、又は、ホールコンピュータ400に設けられた記憶部や非接触ICカードに記憶される。また、サンド装置20がプリンタを備え、計数された結果をレシートに印刷するようにしてもよい。情報カードや非接触ICカードには、残金データ等の情報が記憶されてもよい。
計数用ホッパにおいて計数されたメダルは、サンド装置20の底面部に設けられた排出口から搬送コンベアに排出され、回収される。なお、搬送コンベアが設けられていない場所では、サンド装置20の下部にメダルを貯留するための貯留ボックスを設置し、この貯留ボックスへメダルを排出するようにしてもよい。
遊技機10がパチンコ機である場合は、計数部において計数されたパチンコ玉は、サンド装置20の背面部に設けられた排出口から排出され、回収される。また、計数用投入口から投入されたパチンコ玉の計数経路とは別に、サンド装置20の背面側に端数用供給部が設けられており、外部から端数用のパチンコ玉を受け入れるようになっている。この供給部により、端数用のパチンコ玉は、常に一定量が貯留された状態となっており、必要に応じて、端数用払出口から、案内皿へ払い出される。
遊技機10の上部には、上述したデジタルサイネージ装置585が設置される。
次に、図4を参照して、サンド装置20の操作ユニット34について説明する。操作ユニット34は、ディスプレイ341と、タッチパネル式の操作ボタン342と、を含んでいる。操作ボタン342は、各種のボタンを模した画像として表示され、その画像に応じて遊技者の操作を受け付ける。具体的には、操作ボタン342は、「返却」、「貸出」、「計数開始」、「持ち玉払出」、「計数停止」、「貯玉する」、「サービス」、「貯玉払出」などの各種の処理の対応する操作ボタン342を模した画像として表示される。遊技者は、所望する処理に対応する操作ボタン342にタッチ等することで、その処理を実行することができる。
例えば、「貸出」の操作ボタン342は、情報カードをカード挿入口32に挿入して、非接触ICカードを非接触ICカードリーダ/ライタ36にかざして、あるいは現金を紙幣挿入口33に挿入して、メダルの貸し出しを希望するときに操作する部分である。「計数開始」の操作ボタン342は、メダルをメダル計数用投入口39に投入して計数するときに操作する部分である。「計数停止」の操作ボタン342は、メダルの計数を開始したあとに、計数を停止するときに操作する部分である。「返却」の操作ボタン342は、挿入した情報カードを返却するときに操作する部分である。このとき、情報カードには残高情報、持メダルあるいは貯メダル、必要に応じてカードIDが書き込まれる。
遊技者は、情報カード、又は所定金額の紙幣を、カード挿入口32、又は紙幣挿入口33に投入することで、遊技に必要な遊技媒体としてのメダルの貸し出しを受けることができる。また、遊技者は、非接触ICカードを、非接触ICカードリーダ/ライタ36にかざすことで、遊技に必要なメダルの貸し出しを受けることができる。
次に、図5を参照して、サンド装置20の構成について説明する。図5は、サンド装置20の構成を示すブロック図である。メインCPU(central processing unit)40は、ROM(read only memory)41に格納された制御部ログラムを読み出して、メダルの貸出等の処理を実行する。処理に係る各種データは、RAM(random access memory)42に格納される。
メインCPU40は、情報カードリーダ/ライタ22を介して情報カードから読み取った金額データ、又は非接触ICカードリーダ/ライタ23を介して非接触ICカードから読み取った金額データを残高データとしてRAM42に格納する。メインCPU40は、この残高データと、操作ユニット34から出力される操作結果に基づいて、遊技者が指定した金額が残高データよりも小さい場合には、指定された金額分のメダルを払出用ホッパ45において計数して払い出し、残高データから払い出されたメダル分の金額を減算することにより、残高データを更新する。なお、メインCPU40は、駆動回路43を制御することにより、払出用ホッパ45を駆動させることができる。
操作ユニット34には、情報カードを返却するボタンも表示されており、遊技者がこの操作ボタンを操作することにより、メインCPU40は、情報カードリーダ/ライタ22に挿入されている情報カードをカード挿入口32(図3に示すカード挿入口32に対応)から返却する。
また、メインCPU40は、紙幣識別装置(ビルバリ)24から出力される紙幣識別結果を残高データとしてRAM42に格納する。メインCPU40は、この残高データと、操作ユニット34から出力される操作結果に基づいて、遊技者が指定した金額が残高データよりも小さい場合には、指定された金額分のメダルを払出用ホッパ45において計数して払い出し、残高データから払い出されたメダル分の金額を減算することにより、残高データを更新する。なお、メインCPU40は、駆動回路43を制御することにより、払出用ホッパ45を駆動させることができる。
また、メインCPU40は、LED部31の赤外LED31Bを監視用投光器として用い、赤外LED31Bからの赤外光を遊技者で反射させ、これをカメラ35において撮像する。メインCPU40は、カメラ35において撮像された画像をRAM42に格納し、この画像に基づいて、遊技者の存在や交代を検出する。この検出処理は常時行われる。遊技者の状態が非検出(離席)状態に変化して、カード挿入口32から挿入された情報カードが挿入されたままである場合、又は紙幣挿入口33(図3に示す紙幣挿入口33に対応)から挿入された紙幣の金額データに残高がある場合、メインCPU40は、スピーカ48を介して、警告音や警告音声を発することにより、離席しようとする遊技者に対して注意を喚起することができる。警告音声としては、「カードを忘れています」といった音声が発せられる。
上述のように、メインCPU40は、非接触ICカードリーダ/ライタ23を介して、非接触ICカードとの間で非接触通信を行うようになされている。この通信の方式は、例えば、キャリア周波数が13.56MHzの電磁誘導方式である。メインCPU40は、非接触ICカードリーダ/ライタ23を介して非接触ICカードから読み取った金額データに応じた数のメダルを払出用ホッパ45によって計数し、メダル払出用トレー37(図3に示すメダル払出用トレー37に対応)から払い出すと共に、非接触ICカードの残高データを書き換える。
また、メインCPU40は、インターフェイス47を介して、遊技機10やホールコンピュータ400との間で通信を行うようになっている。遊技機10は、遊技結果として払い出されたメダル数、及び遊技を行うために遊技者によって投入されたメダル数を定期的にサンド装置20へ送信しており、サンド装置20のメインCPU40は、これらの情報を受け取ると、これらをRAM42に記憶する。
また、メインCPU40は、カメラ35を介して遊技者の顔画像を定期的に取り込み、RAM42に記憶する。前回記憶された顔画像と今回記憶された顔画像とを比較し、同一人物でないと判断された場合、メインCPU40は、遊技者が交代したものと判断し、これに応じた処理を行う。
図1に示すように、遊技機10、及びサンド装置20は、それぞれホールコンピュータ400と通信可能に接続されている。ホールコンピュータ400は、遊技機10からはメダルの投入情報や払出情報といったメダル数に関する蓄積情報(メダル数情報)をサンド装置20経由で受信し、サンド装置20からは、情報カードや非接触ICカードとの間のメダル数の移動等のメダル数に関する情報(メダル数情報)を受信する。
次に、図6を参照して、島端計数装置520の構成について説明する。図6は、島端計数装置520の構成を示すブロック図である。メインCPU521は、ROM522に格納された制御部ログラムを読み出して、メダルの計数処理を実行する。処理に係る各種データは、RAM523に格納される。
メインCPU521は、遊技者が操作ユニット525を操作して計数処理の開始を指示すると、計数用ホッパ527を、駆動回路526を制御することによって駆動し、当該遊技者によって計数用ホッパ527に投入されたメダルを計数する。計数結果は、プリンタ524によって印刷され、レシートとして出力される。操作ユニット525は、例えば、小型のディスプレイ(タッチパネル型表示装置)であり、プリンタ524は、例えば、サーマルプリンタである。
メインCPU521は、計数結果を、インターフェイス528を介してホールコンピュータ400に送信する。また、メインCPU521は、スピーカ529を制御して、遊技者の操作が適切でない場合等に、警告音や警告音声を発するようにすることができる。
また、島端計数装置520に非接触ICカードリーダ/ライタ等を設けるように構成して、所定の記憶媒体に、計数結果を記憶するようにしてもよい。
次に、図7を参照して、遊技機10の構成について説明する。図7は、遊技機10の構成を示すブロック図である。図7に示す遊技機10は、パチスロ機である。遊技機10は、主制御回路250、副制御回路280、及びこれらと電気的に接続された周辺装置(アクチュエータ)を備える。主制御回路250は、回路基板上に設置されたマイクロコンピュータ260を主たる構成要素としている。マイクロコンピュータ260は、メインCPU261、メインROM262、及びメインRAM263により構成される。
メインROM262には、メインCPU261により実行される制御プログラム、内部抽籤テーブル等のデータテーブル、副制御回路280に対して各種制御指令(コマンド)を送信するためのデータ等が記憶されている。メインRAM263には、制御プログラムの実行により決定された内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられる。
メインCPU261には、クロックパルス発生回路252、分周器253、乱数発生器254、及びサンプリング回路255が接続されている。クロックパルス発生回路252、及び分周器253は、クロックパルスを発生する。メインCPU261は、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器254は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路255は、発生された乱数の中から1つの値を抽出する。
マイクロコンピュータ260の入力ポートには、スイッチ等が接続されている。メインCPU261は、スイッチ等の入力を受けて、ステッピングモータ271L,271C,271R等の周辺装置の動作を制御する。停止操作検出手段であるストップスイッチ312Sは、3つのストップボタン312L,312C,312Rのそれぞれが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。また、開始操作検出手段であるスタートスイッチ310Sは、スタートレバーが遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出する。
メダルセンサ290Sは、メダル投入口11(図2参照)に受け入れられたメダルがセレクタ内を通過したことを検出する。また、ベットスイッチ332Sは、ベットボタンが遊技者により押されたことを検出する。また、精算スイッチ334Sは、精算ボタンが遊技者により押されたことを検出する。また、扉センサ335Sは、筺体の扉が開かれたことを検出する。
マイクロコンピュータ260により動作が制御される周辺装置としては、ステッピングモータ271L,271C,271R、7セグ表示器314、及びホッパ350がある。また、マイクロコンピュータ260の出力ポートには、各周辺装置の動作を制御するための回路が接続されている。
モータ駆動回路272は、各リール320L,320C,320Rに対応して設けられたステッピングモータ271L,271C,271Rの駆動を制御する。リール位置検出回路270は、発光部と受光部とを有する光センサにより、リール320L,320C,320Rが一回転したことを示すリールインデックスを各リール320L,320C,320Rに応じて検出する。
ステッピングモータ271L,271C,271Rは、運動量がパルスの出力数に比例し、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。ステッピングモータ271L,271C,271Rの駆動力は、所定の減速比をもったギアを介してリール320L、320C、320Rに伝達される。ステッピングモータ271L,271C,271Rに対して1回のパルスが出力されるごとに、リール320L,320C,320Rは一定の角度で回転する。
メインCPU261は、リールインデックスを検出してからステッピングモータ271L,271C,271Rに対してパルスを出力した回数をカウントすることによって、リール320L,320C,320Rの回転角度(主に、リールが図柄何個分だけ回転したか)を管理し、リール320L,320C,320Rの表面に配された各図柄の位置を管理するようにしている。
表示部駆動回路315は、7セグ表示器314の動作を制御する。また、ホッパ駆動回路352は、ホッパ350の動作を制御する。また、払出完了信号回路353は、ホッパ350に設けられたメダル検出部351が行うメダルの検出を管理し、ホッパ350から外部に排出されたメダルが払出枚数に達したか否かをチェックする。
副制御回路280は、主制御回路250と電気的に接続されており、主制御回路250から送信されるコマンドに基づいて演出内容の決定や実行等の処理を行う。副制御回路280は、基本的に、サブCPU、サブROM、サブRAM、レンダリングプロセッサ、描画用RAM、ドライバ、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、オーディオRAM等を含んで構成されている。
サブCPUは、主制御回路250から送信されたコマンドに応じて、サブROMに記憶されている制御プログラムに従い、映像、音、光の出力の制御を行う。サブRAMは、決定された演出内容や演出データを登録する格納領域や、主制御回路250から送信される内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられている。サブROMは、基本的に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域によって構成される。
また、サブROMには、発光演出装置(図示せず)における光による演出を行うための演出データが格納されている。サブCPUは、主制御回路250からのコマンドに基づいて、この演出データを出力することにより、ランプ362を発光させる。また、サブROMには、効果音や画像による演出を行うための演出データが格納されており、サブCPUは、主制御回路250からのコマンドに基づいて、この演出データを出力することにより、スピーカ364から効果音を出力させると共に、液晶表示装置360に演出画像を表示させる。
ここで、主制御回路250には、インターフェイス264が接続されており、メインCPU261は、インターフェイス264を介して、サンド装置20やホールコンピュータ400と通信を行う。メインCPU261は、サンド装置20との間で通信を行いながら、メダルの投入情報やメダルの払出情報等の蓄積情報をサンド装置20に送信する。メダルの投入情報とは、例えば、一定期間に遊技機10に遊技のために投入されたメダル数である。また、メダルの払出情報とは、例えば、メダルの払出し数やボーナス発生回数等である。メインCPU261は、前回、サンド装置20にこれらの蓄積情報を送信した後、次に送信するまでの間、これらの蓄積情報をメインRAM263に蓄積して行き、一定のタイミングでサンド装置20に送信する。メインCPU261は、サンド装置20に送信した後、それまでの蓄積情報をリセットする。
次に、図8を参照して、ホールコンピュータ400の構成について説明する。図8は、ホールコンピュータ400の構成を示すブロック図である。
ホールコンピュータ400は、メインCPU401、ROM402、RAM403、外部記憶装置404、ディスプレイ405、及びインターフェイス406を備えている。
メインCPU401は、ROM402、及びRAM403に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU401は、ホール店舗の会員情報を管理し、貯玉や貯メダル等の遊技媒体の保持数を会員ごとに管理し、それぞれの会員の遊技状況等を管理するための処理を実行し、ディスプレイ405を制御する。
ディスプレイ405は、ホールコンピュータ400によって管理する遊技データを表示させ、あるいは不正や異常の発生を報知するものである。このディスプレイ405は、例えば液晶表示装置によって実現される。
ホールコンピュータ400は、インターフェイス406を介して遊技機10、サンド装置20、景品POS500、島端計数装置520、及び接続管理装置90と通信可能に接続される。本発明を実施するための制御プログラムは、例えば、外部記憶装置404に記憶され、RAM403にロードされる。また、当該制御プログラムは、インターフェイス406を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
外部記憶装置404には、ホールDB420が記憶され、会員情報、貯メダル情報、行動履歴情報等が記憶される。
なお、基幹サーバ600、ショップ管理サーバ700、ショップシステムI/Fサーバ840、モバイルI/Fサーバ680、及びモバイル管理サーバ860の構成も、上述したホールコンピュータ400の構成に類似するため(ただし、インターフェイスにより接続される装置はそれぞれ異なる)、説明を省略する。
次に、図9を参照して、景品POS500の構成について説明する。図9は、景品POS500の構成を示すブロック図である。
景品POS500は、メインCPU501、ROM502、RAM503、情報カードリーダ/ライタ504、非接触ICカードリーダ/ライタ505、バーコードリーダ506、遊技者側ディスプレイ507、キーボード508、店舗側ディスプレイ509、及びインターフェイス510を備えている。また、スピーカを備えるようにすることもできる。
メインCPU501は、ROM502、及びRAM503に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU501は、従来のホール店舗における賞品交換処理を実行しながら、本実施形態の賞品交換システム1による賞品交換処理に関して、所定のデータを賞品交換端末530から受信してホールコンピュータ400に送信するとともに、所定のデータを賞品交換端末530に送信する。当該制御プログラムは、インターフェイス510を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
メインCPU501は、島端計数装置520等で印刷されたレシートを、バーコードリーダ506で読み取り、これによって、賞品交換を行うために必要となる計数結果(獲得した遊技媒体の数)を取得する。また、メインCPU501は、情報カードや非接触ICカードに計数結果が登録されている場合、情報カードリーダ/ライタ504や非接触ICカードリーダ/ライタ505を介して計数結果(遊技媒体の保持数(貯メダル数)を含む)を取得することもできる。
遊技者側ディスプレイ507は、遊技者によるタッチ操作が可能なタッチパネルディスプレイとして構成され、店舗側ディスプレイ509は、ホール店舗のスタッフによるタッチ操作が可能なタッチパネルディスプレイとして構成される。なお、遊技者側ディスプレイ507と店舗側ディスプレイ509を1つのディスプレイで構成することもできる。
メインCPU501は、店舗側ディスプレイ509やキーボード508を介してスタッフから指定された、従来の賞品交換に係る賞品(ホール店舗に在庫のある一般賞品、及び特殊賞品)等の情報を受信し、これに応じて、管理している賞品の在庫数や、遊技者の遊技媒体に関する情報を、(インターフェイス510を介して接続される)ホールコンピュータ400に送信する。
また、遊技者が、賞品交換端末530で賞品交換の指示や余玉の積み立てを行った場合等に、賞品交換端末530から当該賞品交換に係る遊技媒体の数や積み立てた余玉の数量などを受信し、それを、ホールコンピュータ400に送信する。
また、メインCPU501は、スピーカを備える場合は、そのスピーカを制御して、遊技者の操作が適切でない場合等に、警告音や警告音声を発するようにすることができる。
次に、図10を参照して、賞品交換端末530の構成について説明する。図10は、賞品交換端末530の構成を示すブロック図である。賞品交換端末530は、メインCPU531、ROM532、RAM533、非接触ICカードリーダ/ライタ534、ディスプレイ535、インターフェイス536、スピーカ537、カメラ538、及びプリンタ539を備えている。
メインCPU531は、ROM532、及びRAM533に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU531は、本実施形態の賞品交換システム1による賞品交換処理を実行する。当該制御プログラムは、インターフェイス536を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
ディスプレイ535は、遊技者によるタッチ操作が可能な、タッチパネルディスプレイとして構成される。なお、ディスプレイ535は、賞品交換カウンター内のホール店舗のスタッフにも操作できるように、操作面が賞品交換カウンターに向けられるよう回転可能な状態で賞品交換端末530に取り付けられ得る。また、賞品交換端末530は、景品POS500と連携するように、インターフェイス536を介して景品POS500に接続されるとともに、賞品交換システム1とデータの送受信を行うために、インターフェイス536を介して接続管理装置90に接続される。
メインCPU531は、ディスプレイ535に、本実施形態の賞品交換システム1の賞品交換を行うための画面(お気に入りリスト、賞品交換かごの内容を表示する画面を含む)を表示する。当該画面において、遊技者から交換するよう指示された賞品の情報は、例えば、スマートフォン570や会員カードを利用してログインした際に取得された固有ID等と対応付けられて、接続管理装置90を経由し、基幹サーバ600に送信される。
他方、賞品交換により消費された遊技媒体の数量は、遊技媒体数量管理、電算センターとの精算等のために、景品POS500を経由してホールコンピュータ400に送信される。
カメラ538は、賞品交換端末530に内蔵される小型の撮像装置であり、撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)等で構成され、賞品交換端末530を操作する遊技者の顔などを撮影する。
また、プリンタ539は、メインCPU501の制御により、賞品交換に係るプルーフ(賞品交換受付票)や、残りの遊技媒体の数量を示すレシート等を必要に応じて印刷する。
次に、図11を参照して、ビューワ550bの構成について説明する。図11は、ビューワ550bの構成を示すブロック図である。ビューワ550bは、メインCPU551、ROM552、RAM553、非接触ICカードリーダ/ライタ554、ディスプレイ555、インターフェイス557、及びスピーカ558を備えている。
メインCPU551は、ROM552、及びRAM553に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU551は、本実施形態の賞品交換システム1による賞品選択処理を実行する。当該制御プログラムは、インターフェイス557を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
非接触ICカードリーダ/ライタ554は、ログイン時に、例えば、ホール店舗で配布される会員カード(非接触ICカード)を読み取って固有IDを取得し、賞品選択処理で選択された賞品をお気に入りリストに登録する際に、その登録内容が固有IDに対応付けられる。本実施形態では、氏名や住所等を登録していなくても、その会員カードによって賞品選択処理を行うことができる。また、会員カードに連携されたホール会員カードや、非接触ICチップを内蔵し、会員カードに連携されたスマートフォン570等を用いて、賞品選択処理を行うこともできる。
また、メインCPU551は、本実施形態のくじ管理システム3による、くじのエントリーを受け付けるエントリー受付処理、くじにおける抽選結果を報知する(例えば、表示する)抽選結果報知処理、くじの当選ユーザに対する商品の引き渡しを管理する商品引渡管理処理等を実行する。これらの処理を制御する制御プログラムは、インターフェイス557を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
非接触ICカードリーダ/ライタ554は、ログイン時に、例えば、ホール店舗で配布される会員カード(非接触ICカード)を読み取って固有IDを取得し、エントリー受付処理、抽選結果報知処理、商品引渡管理処理において、その固有IDを利用する。本実施形態では、氏名や住所等を登録していなくても、その会員カードによってエントリー受付処理や抽選結果報知処理を行うことができる。また、非接触ICチップを内蔵したスマートフォン570等を用いて、これらの処理を行うこともできる。
また、非接触ICカードリーダ/ライタ554は、例えば、ディスプレイ555の前面に、リーダ/ライタユニットの形で配置される。また、非接触ICカードリーダ/ライタ554は、ディスプレイ555に一体的に組み込まれるなど、様々な形態で提供されうる。
ディスプレイ555は、遊技者によるタッチ操作が可能な、タッチパネルディスプレイとして構成される。ディスプレイ555には、お気に入りリストに登録可能な(ネット通販サイトが取り扱う)賞品が表示され、遊技者は、これをタッチして選択することによって、お気に入りリストに登録することができる。ディスプレイ555に表示される賞品情報は、インターフェイス557、及び接続管理装置90を介して接続された基幹サーバ600から提供され、遊技者によって選択された賞品情報は、インターフェイス557、及び接続管理装置90を介して基幹サーバ600に送信される。
また、ディスプレイ555には、エントリー受付処理、抽選結果報知処理、商品引渡管理処理において、当該処理に関連した画面が表示される。
また、メインCPU551は、スピーカ558を制御して、遊技者の操作が適切でない場合等に、警告音や警告音声を発するようにすることができる。
図1に示したビューワ550aは、上記で説明したビューワ550bの構成と同様であるため説明を省略するが、上述した、エントリー受付処理、抽選結果報知処理、商品引渡管理処理といったくじ管理制御処理に対応していない点で、ビューワ550bと異なる。
次に、図12を参照して、スマートフォン570の構成について説明する。図12は、スマートフォン570の構成を示すブロック図である。スマートフォン570は、メインCPU571、ROM572、RAM573、無線通信用アンテナ576、ディスプレイ577、マイク578、及びスピーカ579を備えている。
メインCPU571は、ROM572、又はRAM573に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU571は、外部ネットワーク経由でダウンロードされたアプリケーション5やWEBブラウザを実行し、モバイルI/Fサーバ680を介してモバイル管理サーバ860や基幹サーバ600との間でデータのやりとりを行い、本実施形態のくじ管理システム3による、くじのエントリーを行う処理や、賞品交換システム1による会員登録処理、賞品選択処理、SNSコミュニケーション処理等を実行する。
メインCPU571は、無線通信用アンテナ576を介して携帯電話基地局と通信を行い、他の機器との間で通話を行うために通話データを送受信したり、インターネットを介して他の端末から提供されるWEBページを閲覧したり、モバイル管理サーバ860との間でSNSコミュニケーションに係るデータの送受信を行うよう制御する。また、メインCPU571は、無線通信用アンテナ576を用いて、無線LANアクセスポイントとの間で無線LAN通信を実現し、インターネット経由のデータ送受信を行う(ただし、無線LAN通信に用いるアンテナは、携帯電話基地局と通信を行うアンテナとは異なるアンテナである)。また、メインCPU571は、インストールされた、くじ管理システム3に係るアプリケーション5の制御に従って、データ通信処理やディスプレイ表示制御等の各処理を行う。
マイク578、及びスピーカ579によって音声の入出力を行うとともに、メインCPU571によって音声信号処理を行うことによって携帯電話による音声通話を可能としている。
PDA、フィーチャーフォン、その他の携帯機器の構成についての説明は省略するが、基本的には、上述したスマートフォン570と同様の構成となる。
また、スマートフォン570は、非接触ICチップ、及びGPS用アンテナを備えるように構成することができる。
非接触ICチップは、上述したビューワ550bの非接触ICカードリーダ/ライタ554のようなリーダによって内部のデータが読み取られる。例えば、非接触ICチップを識別することができる固有IDや、非接触ICチップの記憶領域に書き込んだデータを、非接触で読み出すことができる。また、必要に応じて、非接触ICチップの記憶領域に、非接触でデータを書き込むことができる。
また、メインCPU571は、GPS用アンテナを介して、複数のGPS(Global Positioning System)から信号を受信し、スマートフォン570の位置を調べる。こうして求められた位置情報は、RAM573等に記憶され、必要に応じてプログラムで利用される。
次に、図13を参照して、ホール管理端末430の構成について説明する。図13は、ホール管理端末430の構成を示すブロック図である。このホール管理端末430は、各ホール店舗に設置され、賞品交換システム1に接続される端末であって、各種設定操作が、ホール店舗の管理者(スタッフ)等によって行われる。
ホール管理端末430は、メインCPU431、ROM432、RAM433、外部記憶装置434、ディスプレイ435、キーボード436、マウス437、及びインターフェイス438を備えている。また、スピーカを備えるようにすることもできる。
メインCPU431は、ROM432、及びRAM433に格納された制御プログラムを読み出して実行する。例えば、メインCPU431は、各種設定処理を実行し、指定された設定等を、インターフェイス438、及び接続管理装置90を介して賞品交換システム1に送信する。当該制御プログラムは、インターフェイス438を介して他の装置から、又は、インターネットを含むネットワークを介して外部の他の装置から提供されることもできる。
[遊技から賞品交換までのフロー]
次に、図14を参照して、ホールシステム2と賞品交換システム1における、遊技から賞品交換までのフローについて概略説明する。
なお、当該フローは、ホール店舗で獲得した遊技媒体の数量をレシートで受け取った場合のフローの例を表している。また、図14では、賞品選択装置として機能するビューワ(550a、550b)やスマートフォン570、遊技機10、景品POS500、賞品交換端末530、基幹サーバ600、及びショップ管理サーバ700のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、遊技者は、図14に示すように、ビューワ(550a、550b)のような賞品選択装置の非接触ICカードリーダ/ライタに対して会員カード、会員カードに連携済みのホール会員カード、会員カードに連携済みのスマートフォン570等をタッチする(ステップS101)。なお、遊技者は、会員カードやホール会員カードに関して、氏名や住所等を登録していない状態であっても会員カードを用いて賞品を選択しお気に入り登録を行うことができるが、この例では、既に遊技者の氏名や住所等が登録された状態であるとする。
次に、遊技者のカードタッチに応答して、ビューワ(550a、550b)はディスプレイに賞品選択指示画面を表示し、遊技者は、ビューワ(550a、550b)のディスプレイを操作して、表示された賞品のなかから、将来的に賞品交換を所望する可能性のある賞品を選択し、お気に入りリストに登録する(ステップS102)。
また、遊技者は、スマートフォン570を用いて賞品のお気に入り登録を行うこともできる。遊技者は、最初に、スマートフォン570でアプリケーション5を起動する(ステップS103)。なお、遊技者は、アプリケーション5のインストール時に求められる氏名や住所の登録をスキップして使用している状態であってもアプリケーション5によって賞品を選択し、お気に入り登録を行うことができるが、この例では、この例では、既に遊技者の氏名や住所等が登録された状態であるとする。その後、遊技者は、スマートフォン570のディスプレイを操作して、表示された賞品のなかから、将来的に賞品交換を所望する可能性のある賞品を選択し、お気に入りリストに登録する(ステップS104)。
他方、遊技者は、ステップS105で、遊技機10による遊技を行い(ステップS105)、遊技媒体を獲得した場合、島端計数装置520を操作して遊技媒体の計数を行い(ステップS106)、レシートを印刷させる(また、このとき、レシートNO等に対応付けて、計数された遊技媒体の数量がホールコンピュータ400に送信され、遊技媒体保持数管理テーブルに記憶される)。このような遊技者による遊技は複数回繰り返されうる。なお、ステップS102、及びステップS104のお気に入り登録の操作とステップS105の遊技は、どちらが先であってもよい。従って、遊技者は、ステップS105の遊技を行って、遊技媒体を獲得でき、賞品を交換可能な状態となった時点で、氏名や住所といった個人情報(会員情報)を登録して、お気に入りに登録してある賞品の交換を行うようにすることができる(賞品の交換を行う時点では、氏名や住所といった会員情報の登録がされている必要がある)。
賞品交換を行う遊技者は、ホール店舗のカウンターでその旨を伝え、島端計数装置520で印刷させたレシートをホール店舗のスタッフに渡す。そうすると、ホール店舗のスタッフは、景品POS500を操作し、レシートに記載された遊技媒体数をタッチパネル等により入力する(ステップS107)。遊技媒体数がバーコードによって表されている場合は、バーコードリーダで遊技媒体数を読み取るようにしてもよい。
その後、賞品交換端末530は、ステップS108で、接続された景品POS500に対して、賞品交換に利用される遊技媒体の数量(メダル数)を要求する。これに応答して、景品POS500は、ステップS107において入力されている遊技媒体数(メダルの数)を賞品交換端末530に送信し(ステップS109)、賞品交換端末530は、ステップS110において、景品POS500から送信されてきた遊技媒体数を受信する。
次に、ステップS111で、遊技者が、賞品交換端末530の非接触ICカードリーダ/ライタに対して会員カード、又は会員カードに連携されたホール会員カードをタッチすると、賞品交換システム1へのログインが行われる。また、会員カードに連携され、ICチップを内蔵したスマートフォン570等を用いてログインを行うこともできる。このようなログインに応じて、賞品交換端末530は、ステップS114において、賞品交換端末530のディスプレイに、お気に入り登録の内容と賞品交換カゴを表示する。
ここで、遊技者は、ステップS102やステップS104での賞品選択によりお気に入りに登録した賞品から賞品交換カゴに登録する賞品を追加したり、賞品交換カゴに登録してある賞品を削除したり、数を変更したりして、実際に交換を希望する賞品を賞品交換カゴに登録し、賞品交換を確定する(ステップS115)。
ここで、登録された住所に配送する場合、会員情報・配送先登録画面を表示させて、遊技者に、氏名や住所等を入力させる。ホール店舗のスタッフは、必要に応じて、入力された氏名や住所が、提出した身分証明書の内容と一致しているかの本人確認を行うことができる。このような本人確認は、例えば、その遊技者が最初に賞品交換を行うときに行うようにする。
次に、賞品交換端末530は、賞品交換カゴの賞品に対して、対応するネット通販サイトに賞品発注指示を行う(ステップS116)。また、このとき、レシート(賞品交換受付票)を、賞品交換端末530のプリンタ539から出力し、遊技者はこれを受け取る。
この後、賞品交換端末530は、賞品の交換における余り玉をホールシステム2に戻すため、消費玉数を、景品POS500に通知する(ステップS122)。消費玉数を受信した景品POS500は、ステップS107で入力された玉数から、受信した消費玉数を減算し(ステップS130)、減算した玉数(又は受信した消費玉数)を、ホールコンピュータ400に送信する。
ステップS117において、基幹サーバ600が賞品交換端末530から賞品発注指示を受信すると、これに応じて、ショップ管理サーバ700に賞品配送指示を送信する。ショップ管理サーバ700は、基幹サーバ600から賞品配送指示を受信すると、対応するネット通販サイトに対して賞品配送指示を行う(ステップS118)。
この賞品配送指示は、ネット通販サイトと賞品交換システム1の接続形態に応じて様々な経路で送信される。例えば、図1に示すように、ショップシステム(850、851)のようなシステムでネット通販サイトが運営されていれば、ショップ管理サーバ700からショップシステムI/Fサーバ840を介して当該ショップシステム(850、851)のサーバに賞品配送指示が送信される。
基幹サーバ600は、ステップS117において賞品配送指示を行った後、ネット通販サイト(賞品提供会社)に対して代金支払指示を行う(ステップS119)。このような代金支払指示は、所定の期間の代金をまとめて支払うようにすることができる。
[各装置の機能]
次に、図15を参照して、ホールコンピュータ400の機能概要を説明する。図15は、ホールコンピュータ400の機能ブロック図である。ホールコンピュータ400は、ホール会員管理部411、遊技媒体保持数管理部412、及びネットワークI/F部416を含む。ホールコンピュータ400はこのほか、賞品の管理等、従来のホールコンピュータが有する機能を備える。
また、ホールコンピュータ400は、外部記憶装置404にホールDB420を記憶し、ホールDB420には、そのホール店舗のホール会員に関する情報を記憶するホール会員情報テーブル421、及び、ホール会員が貯メダルや貯玉を指示することにより保持された遊技媒体の保持数を管理する遊技媒体保持数管理テーブル422が含まれる。
ホール会員管理部411は、ホール店舗のホール会員に関する情報を管理する。遊技媒体保持数管理部412は、ホール会員が貯メダルや貯玉を行った場合に、ホール会員カード等に対応付けて、それらの情報を上記の遊技媒体保持数管理テーブル422に記憶するよう制御するとともに、ホール会員が、ホール会員カードを用いて貯メダルや貯玉を利用できるように制御する。
ネットワークI/F(インターフェイス)部416は、ネットワークに接続して、相手方のコンピュータとデータ送受信を行うよう制御する。またここで、ネットワークは、インターネットを含むネットワークとして構成される場合もある(他の装置のネットワークI/F部についても同様であるため、以降のネットワークI/F部については、説明を省略する)。
次に、図16を参照して、景品POS500の機能概要を説明する。図16は、景品POS500の機能ブロック図である。景品POS500は、ログイン管理部511、景品POS制御部512、賞品交換端末連携制御部513、ホールコンピュータ連携制御部514、表示制御部515、及びネットワークI/F部516を含む。
ログイン管理部511は、ログインするホール店舗のスタッフが正当なユーザであるか否かをパスワード等でチェックし、ホールコンピュータ400等へのアクセスを管理する。景品POS制御部512は、遊技者の指示に基づいてスタッフにより入力された、ホール店舗における賞品交換指示(一般賞品、特殊賞品への交換指示)を受信して賞品交換処理を行い、遊技媒体の数量や賞品の在庫等を管理する。
賞品交換端末連携制御部513は、ネットワーク接続された賞品交換端末530からの要求に応じて、賞品交換端末530に対して、賞品交換に使用される遊技媒体の数量(玉数やメダル数)を送信するよう制御し、賞品交換によって消費された遊技媒体の数量を賞品交換端末530から受信する。
ホールコンピュータ連携制御部514は、島端計数装置520から、遊技者によって計数された遊技媒体の数量を、ホール会員IDやレシートNOに対応付けて、ホールコンピュータ400に送信し、また、賞品交換端末530から、賞品交換によって消費された遊技媒体の数量を受信した場合に、その情報をホールコンピュータ400に送信する。
表示制御部515は、スタッフが賞品交換に関する入力を行う画面や、スタッフが店頭賞品に関する情報を入力するための画面等を、店舗側ディスプレイ509に表示するよう制御する。
次に、図17を参照して、賞品交換端末530の機能概要を説明する。図17は、賞品交換端末530の機能ブロック図である。賞品交換端末530は、ログイン管理部541、賞品交換制御部542、カード連携制御部544、表示制御部545、及びネットワークI/F部546を含む。
ログイン管理部541は、ログインする遊技者が正当な会員であるか否かを、会員カードとパスワードによりチェックする。また、遊技者が、非接触ICチップを内蔵したスマートフォン570によって賞品交換端末530にログインする場合には、会員カードに連携されたスマートフォン570の固有IDが読み取られ、その固有IDが正当な会員の会員カードに対応するか否かが判定される。また、賞品交換端末530のディスプレイ535に表示されたコードをスマートフォン570で実行されるアプリケーション5が読み取ることによってアプリIDを取得し、ログインを行うようにすることもできる。
賞品交換制御部542は、お気に入りリストに登録された賞品をディスプレイ535に表示するよう制御し、ユーザの指示に応じて、お気に入りリスト等から、指定された賞品を賞品交換カゴに登録する。さらに、遊技者の指示に応じて、基幹サーバ600に、賞品交換カゴに登録された賞品に対する賞品発注指示を送信するよう制御する。また、消費された玉数を景品POS500に送信する。
カード連携制御部544は、ユーザの指示に応じて、会員カードとスマートフォン570との連携(紐付け)や、会員カードとホール会員カードとの連携を行うよう制御する。
表示制御部545は、お気に入りリストに登録された賞品や、賞品交換カゴに登録された賞品等をディスプレイ535に表示するよう制御する。また、カード連携処理のための各種画面をディスプレイ535に表示するよう制御する。
次に、図18を参照して、ビューワ550bの機能概要を説明する。図18は、ビューワ550bの機能ブロック図である。ビューワ550bは、ログイン管理部561、賞品選択制御部562、エントリー受付制御部563、抽選結果表示制御部564、商品引渡制御部565、表示制御部566、及びネットワークI/F部567を含む。
ログイン管理部561は、会員カード、会員カードに連携されたホール会員カード、又は会員カードに連携されたスマートフォン570が非接触ICカードリーダ/ライタ554にタッチされた場合に、それが正当なカードであるか否かをチェックする。また、賞品交換端末530のログインと同様に、ディスプレイ555に表示されたコードをスマートフォン570で実行されるアプリケーション5が読み取ることによってアプリIDを取得し、ログインを行うように構成することもできる。
賞品選択制御部562は、賞品選択画面等を表示して、遊技者が選択した賞品をお気に入りリストに登録する。
エントリー受付制御部563は、ログインが正しく行われると、所定の操作に応じて開催中のくじへの応募(エントリー)を受け付け、くじのエントリーを行ったユーザを特定するために、会員カードの固有ID等を基幹サーバ600に送信する。
抽選結果表示制御部564は、ログインが正しく行われた場合に、基幹サーバ600から、ログインした会員カードの固有ID等に対応するエントリーの抽選結果を取得し、くじ抽選結果表示画面を表示して、ユーザにくじの抽選結果を知らせる。また、抽選結果が当選(仮当選)であれば、こうしたくじ抽選結果表示画面の表示によって、くじの当選を確定させる。
商品引渡制御部565は、くじの当選が確定した場合であって、ホール店舗のスタッフ等が、ユーザの氏名・住所等の情報が登録されていることを確認して所定の操作を行った場合に、当選ユーザに商品を引き渡すことを可能とし、このときに、当選ユーザに商品を引き渡すことが可能になったこと、又は、当選ユーザに商品を引き渡したことを表すデータを、基幹サーバ600に送信する。
表示制御部566は、賞品選択を行う場合に、賞品選択画面等をディスプレイ555に表示するよう制御する。また、くじのエントリーを行うための画面や、くじ抽選結果表示画面等を、ディスプレイ555に表示するよう制御する。
ビューワ550bは、遊技者等を撮影するためのカメラを含むように構成してもよい。カメラは、例えば、ビューワ550bに内蔵される小型の撮像装置であり、撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)等で構成される。
また、ビューワ550aは、ビューワ550bとは異なり、くじ管理システム3に関する機能部である、エントリー受付制御部563、抽選結果表示制御部564、商品引渡制御部565を備えていない。
次に、図19を参照して、スマートフォン570の機能概要について説明する。図19は、スマートフォン570の機能ブロック図であり、特に、本実施形態に係るくじ管理システム3に関連する機能について示している。スマートフォン570は、アプリケーション機能部591、メール管理部592、表示制御部593、及びネットワークI/F部594を備える。さらに、アプリケーション機能部591は、ログイン管理部591a、コード読取制御部591b、エントリー受付制御部591c、メッセージ管理部591f、賞品交換端末ログイン管理部591h、会員情報登録部591i、賞品選択制御部591j、及びSNS制御部591kを含む。
アプリケーション機能部591は、スマートフォン570にダウンロードされインストールされた、くじ管理システム3に係るアプリケーション5が、スマートフォン570で実行される場合に、そのアプリケーション5により実現される機能を示すものである。
ログイン管理部591aは、例えば、ユーザ(スマートフォン570の所有者)の会員ID、アプリケーション5のアプリID、又は固有ID等が入力された場合に、モバイル管理サーバ860経由で基幹サーバ600に問い合わせを行い、当該ユーザが正当な会員であるか否かをチェックする。このとき、必要に応じてパスワードの入力が求められる。
コード読取制御部591bは、賞品選択装置であるビューワ550bや、賞品交換端末530にログインするためのユーザの操作に応じて、スマートフォン570のカメラ575でコードを撮影し、撮影したコードの画像をデコードして、例えば、テキスト情報を含むデコード情報を取得し、そのデコード情報を関連する機能部に渡す。
エントリー受付制御部591cは、ユーザの操作に応じて、開催中のくじへの応募(エントリー)を受け付け、アプリID等を基幹サーバ600に送信する。
メッセージ管理部591fは、基幹サーバ600から、スマートフォン570に対して、くじの開催や、くじの抽選結果に関連する情報等を含むプッシュメッセージが送信された場合に、そのプッシュメッセージを受信し、スマートフォン570のディスプレイ577に表示する。
賞品交換端末ログイン管理部591hは、スマートフォン570を用いた賞品交換端末530へのログインにおいて、コード読取制御部591bにより所定のコードが読み込まれた場合に、コードから取得されたデコード情報とアプリID等を基幹サーバ600に送信する。また、上述したログイン管理部591aにより、賞品交換端末530へのログインを行うようにすることもできる。
会員情報登録部591iは、ユーザの操作に応じて、会員情報登録画面から会員情報が入力された場合に、当該会員情報を基幹サーバ600に送信する。会員情報には、ユーザの住所や氏名が含まれる。また、会員情報登録画面では、お気に入りホール店舗を登録することができる。本実施形態では、ユーザは、お気に入りホール店舗に登録されたホール店舗が開催するくじに対してのみ、エントリーを行うことができる。
賞品選択制御部591jは、スマートフォン570のディスプレイ577に賞品選択画面等を表示して、ユーザの操作(賞品の閲覧や検索)に応じて賞品の情報を表示するように制御するとともに、ユーザからの賞品選択指示を、モバイル管理サーバ860を経由して基幹サーバ600に送信し、お気に入り管理テーブル655が更新されるように制御する。
SNS制御部591kは、ユーザのSNSへのログインを管理するとともに、トーク画面やグループトーク画面の表示、SNSメッセージの投稿を制御する。
メール管理部592は、ユーザのメールアドレスに送信されたメールを管理し、ユーザの操作に応じてスマートフォン570のディスプレイ577に表示する。また、ユーザの操作に応じて、指定されたメールアドレスにメール送信を行う。
表示制御部593は、スマートフォン570のディスプレイ577に、コード読取画面、会員情報登録画面、賞品選択画面やSNSのトーク画面等を表示させるよう制御する。
なお、ここでは、主として、スマートフォン570の本実施形態に係るくじ管理システム3に関連する機能を説明した。また、くじ管理システム3で利用することができる携帯電話やPDAなどの他の携帯機器も、スマートフォン570と同様の機能を有する。
次に、図20を参照して、基幹サーバ600の機能概要について説明する。図20は、基幹サーバ600の機能ブロック図である。基幹サーバ600は、会員管理部601、賞品選択制御部602、賞品交換制御部603、賞品発注制御部604、メッセージ管理部605、連携管理部606、賞品交換端末ログイン管理部607、エントリー受付制御部608、抽選管理部609、抽選結果表示制御部610、商品引渡管理部611、行動履歴管理部612、及びネットワークI/F部613を含む。
また、基幹サーバ600は、外部記憶装置に基幹DB650を記憶し、基幹DB650には、遊技者や会員に関する情報を記憶する遊技者情報テーブル651、遊技者の賞品選択指示により登録したお気に入りリストを記憶するお気に入り管理テーブル655、遊技者によって賞品交換カゴに登録された賞品を記憶する賞品交換カゴ管理テーブル656、くじの開催やエントリー時間に関する情報を記憶するくじ開催管理テーブル657、ユーザによるくじのエントリーに関する情報を記憶するくじエントリー管理テーブル658、及び、ユーザの行動履歴を記憶する行動履歴管理テーブル659が含まれる。
会員管理部601は、賞品選択装置や賞品交換装置等からの問い合わせに応じて、会員カードの所有者が正当な会員であるか否かをチェックし、そのチェック結果を問い合わせ元に送信する。また、モバイルIDに対応付けて遊技者ステータスを管理し、スマートフォン570からメールアドレスなどの宛先情報が送信されてきた場合、ホール店舗を識別する店舗情報が送信されてきた場合、会員情報が送信されてきた場合等、それぞれのケースに応じて遊技者ステータスを更新する。
賞品選択制御部602は、賞品選択装置からの要求に応じて選択対象の賞品に関する賞品情報を賞品選択装置に送信し、賞品選択装置における遊技者の賞品選択指示に応じて、選択された賞品をお気に入りリストとして登録し、お気に入り管理テーブル655に記憶する。
賞品交換制御部603は、賞品交換装置からの要求に応じて、対応する会員のお気に入りリストに登録された賞品と賞品登録カゴに登録された賞品を賞品交換装置に送信し、賞品交換装置における遊技者の賞品交換指示に応じて、選択された賞品の賞品発注指示を当該賞品交換装置から受信する。賞品発注制御部604は、賞品交換装置から受信した賞品発注指示に基づいて、ショップ管理サーバ700に対して、賞品配送指示等を送信する。
メッセージ管理部605は、所定タイミングにおいて、スマートフォン570に対し、くじの開催や、くじの抽選結果に関連する情報等を含むプッシュメッセージを送信する。
連携管理部606は、賞品交換端末530から会員カードとスマートフォン570との連携が指示された場合に、遊技者情報テーブル651を更新し、会員カードとスマートフォン570を対応付けるようにする。また、会員カードとホール会員カードとの連携が指示がされた場合も同様に、遊技者情報テーブル651を更新する。
賞品交換端末ログイン管理部607は、スマートフォン570を用いた賞品交換端末530へのログインにおいて、賞品交換端末530のリクエストに応じてコードトークンを送信し、スマートフォン570から、モバイルIDとコードトークンを受信した場合に、認証結果を表すログイントークンを賞品交換端末530に送信する。
エントリー受付制御部608は、ビューワ550bやスマートフォン570から、くじのエントリーを受け付けた場合に、これを受信し、会員カードの固有IDや、スマートフォン570のアプリID等に対応付けられた会員ID、くじを識別するための店舗コード、及びくじ回等をくじエントリー管理テーブル658に記憶する。
抽選管理部609は、くじ開催管理テーブル657に記憶されたスケジュールに従って、くじエントリー管理テーブル658に記憶された対象のホール店舗のくじ回のエントリーについて、くじの抽選を行い、抽選結果が当選となったエントリーを仮当選として、くじエントリー管理テーブル658を更新する。
抽選結果表示制御部610は、ビューワ550bにおいて、抽選結果表示画面を表示する指示があった場合に、この指示に応じて要求されたエントリーの抽選結果を、くじエントリー管理テーブル658を参照して取得し、ビューワ550bに送信する。また、当該エントリーの抽選結果が仮当選であった場合、抽選結果表示画面でそのエントリーの抽選結果が表示されたことにより当選を確定させ、くじエントリー管理テーブル658を更新する。
商品引渡管理部611は、当選が確定した場合に、ビューワ550bでの所定の操作に応じて、当選ユーザに商品を引き渡したこと(又は、当選ユーザに商品を引き渡すことが可能になったこと)を表すデータをビューワ550bから受信し、これに基づいて、くじエントリー管理テーブル658を更新し、当選が確定したエントリーについて、商品引き渡しの有無等を管理する。
行動履歴管理部612は、くじのエントリー、ユーザによる遊技機10の遊技状況、賞品選択・賞品交換の実施といったユーザの行動を行動履歴管理テーブル659に記憶する。必要に応じて、こうした行動履歴の情報から、統計情報を生成することができる。
次に、図21を参照して、モバイル管理サーバの機能概要について説明する。図21は、モバイル管理サーバ860のブロック図である。モバイル管理サーバ860は、モバイルアクセス管理部861、賞品選択制御部862、アプリ通信制御部863、SNS制御部864、及びネットワークI/F部865を備える。
また、モバイル管理サーバ860は、外部記憶装置にモバイル管理DB870を記憶し、モバイル管理DB870には、SNS管理テーブル872が含まれる。
モバイルアクセス管理部861は、スマートフォン570から受信したユーザの会員ID等とパスワードを、基幹サーバ600に送信し、認証結果をスマートフォン570に送信する。
賞品選択制御部862は、スマートフォン570におけるユーザの操作に応じて、賞品の情報を取得するよう基幹サーバ600に要求し、取得した賞品の情報をスマートフォン570に送信する。また、ユーザの賞品選択指示をスマートフォン570から受信し、それを基幹サーバ600に送信し、選択した賞品がお気に入り管理テーブル655に登録されるよう制御する。
アプリ通信制御部863は、ユーザがスマートフォン570で実行される、くじ管理システム用のアプリケーション5によって所定の操作を行った場合に、アプリケーション5と基幹サーバ600とのデータ送受信を中継する。また、必要に応じて、スマートフォン570で起動されるWEBブラウザからのページリクエストに応じて、対応するHTMLデータをhttpレスポンスとしてスマートフォン570に送信し、リクエストされたWEBページを表示させる。HTMLデータには、HTMLソース(CSSデータ、javascript(登録商標)等を含む)、画像データが含まれる。
SNS制御部864は、スマートフォン570におけるユーザのSNSへのログイン要求を制御し、スマートフォン570におけるユーザの要求に応じて、適宜、SNS管理テーブル872等を参照・更新し、スマートフォン570にSNSのトーク画面やグループトーク画面を提供するよう制御する。なお、SNS管理テーブル872の構成については図示を省略する。
なお、スマートフォン570は、無線ネットワーク690、及びモバイルI/Fサーバ680を介してモバイル管理サーバ860と接続される。
次に、図22を参照して、ショップ管理サーバ700の機能概要について説明する。図22は、ショップ管理サーバ700の機能ブロック図である。ショップ管理サーバ700は、ショップ情報管理部701、商品決定部702、賞品発注管理部703、交換履歴管理部704、注文履歴管理部705、及びネットワークI/F部706を含む。
また、ショップ管理サーバ700は、外部記憶装置に賞品DB750を記憶し、賞品DB750には、ショップの情報を記憶するショップ管理テーブル751、ネット通販サイトから収集された商品情報を記憶する商品管理テーブル752、ネット通販サイトに発注した内容を記憶する発注管理テーブル753、賞品の交換履歴を記憶する交換履歴管理テーブル754、及び賞品の注文履歴を記憶する注文履歴管理テーブル755が含まれる。
ショップ情報管理部701は、賞品交換システム1の管理端末880にショップ登録画面を表示し、入力されたショップ情報をショップ管理テーブル751に登録する。ショップ情報管理部701はさらに、管理者等からの検索要求に応じて、ショップ管理テーブル751の内容を検索し、管理端末等にショップ情報検索画面を表示する。
商品決定部702は、ネット通販サイトのショップシステム(850、851)からデータフィード等によって送信されてきた商品の情報を一旦、ワークエリアに記憶し、所定の条件を満たす商品であるか否かをチェックする。こうしたチェックは、賞品交換システム1によって自動的に行われてもよいし、賞品交換システム1の管理者等の判断によって行われてもよい。賞品交換可能な賞品として表示可能であると判断された商品は、商品管理テーブル752に記憶され、基幹サーバ600は、賞品選択装置からの要求に応じて、商品管理テーブル752に記憶された商品のなかから選択された賞品の賞品情報を当該賞品選択装置に送信する。
賞品発注管理部703は、賞品交換装置から、自宅住所に配送するものとして指定された賞品発注指示があった場合に、その指示を、基幹サーバ600から受信して発注管理テーブル753に記憶し、さらに、対応する賞品のショップシステム(850、851)に、ショップシステムI/Fサーバ840を経由して送信する。
交換履歴管理部704は、ショップシステムI/Fサーバ840から注文受領通知を受信した場合に、その注文に関する交換履歴を作成し、交換履歴管理テーブル754に記憶する。注文履歴管理部705は、ショップシステムI/Fサーバ840から注文受領通知を受信した場合に、その注文に関する注文履歴を作成し、注文履歴管理テーブル755に記憶する。
次に、図23を参照して、ショップシステムI/Fサーバ840の機能概要について説明する。図23は、ショップシステムI/Fサーバ840のブロック図である。ショップシステムI/Fサーバ840は、サーバ通信制御部841、ショップシステムI/F部842、賞品発注制御部843、出品管理制御部844、及びネットワークI/F部845を備える。
サーバ通信制御部841は、ネットワークI/F部845を介して、ショップ管理サーバ700とのデータ送受信を制御する。ショップシステムI/F部842は、ショップシステム(850、851)とのデータ送受信を制御し、例えば、データフィード受信、APIによる連携、ファイル連携、ウェブスクレイピング等を行って、ショップ管理サーバ700とショップシステム(850、851)との間のやりとりを制御する。
賞品発注制御部843は、ショップシステムI/F部842を介して、指定したショップに対する賞品発注の指示をショップシステム(850、851)に伝える。出品管理制御部844は、ショップシステム(850、851)から提供される商品の情報を、例えば、ショップシステムI/F部842を介してデータフィード受信し、ショップ管理サーバ700に送信する。
次に、図24を参照して、管理端末880の機能概要について説明する。図24は、管理端末880のブロック図である。管理端末880は、ログイン管理部881、表示制御部883、及びネットワークI/F部884を備える。
ログイン管理部881は、管理端末880のユーザであるくじ管理システム3の管理者等の認証を、IDの入力やパスワードの入力により行う。
表示制御部883は、管理端末880のディスプレイに各種画面を表示させるよう制御する。
[テーブルの構成]
最初に、ホールコンピュータ400のホールDB420に記憶されるテーブルについて説明する。
図25(A)に示すホール会員情報テーブル421は、ホール店舗のホール会員に関する情報を記憶し、この例では、ホール会員ID、ホール会員カード(非接触ICカード)の固有ID、氏名、住所、パスワード、メールアドレス等を記憶する。
図25(B)に示す遊技媒体保持数管理テーブル422は、ホール会員が貯メダルや貯玉を指示することにより保持された遊技媒体の保持数を管理する。遊技媒体保持数管理テーブル422は、この例では、ホール会員ID、又はレシートNOを記憶し、さらに、遊技媒体種別ごとに数量を記憶する。遊技媒体種別は、この例では、パチンコ(4円貸、1円貸)とスロット(20円貸、5円貸)の4種である。
次に、基幹サーバ600の基幹DB650に記憶されるテーブルについて説明する。
図26に示す遊技者情報テーブル651は、遊技者やユーザに関する情報を記憶し、この例では、会員ID、会員カード(非接触ICカード)の固有ID、ホール会員カード(非接触ICカード)の固有ID、スマートフォン570の固有ID、スマートフォン570で実行されるアプリケーション5のアプリID、会員カードに対応付けられた店舗コード、スマートフォン570で指定されたお気に入り店舗の店舗コード、氏名、パスワード、メールアドレス、住所、生年月日、電話番号、携帯電話番号、SNS−ID等を記憶する。
ユーザを特定するための識別コードとして、それぞれのタイミングで様々なデータを用いることができる。例えば、会員ID、会員カード固有ID、スマートフォン570の固有ID、アプリIDなどが識別コードとして利用可能である。ただし、遊技者情報テーブル651に示すように、最終的には、会員IDに対応付けられ、ユーザは一意に管理される。
図27(A)に示すお気に入り管理テーブル655は、ユーザの賞品選択指示により登録したお気に入りリストを記憶し、この例では、会員ID、賞品情報等を記憶する。賞品情報は、複数のお気に入り情報(賞品1ないし賞品10)で構成され、各お気に入り情報には、商品ID、商品名、登録日時、更新日時等が含まれる。
図27(B)に示す賞品交換カゴ管理テーブル656は、ユーザによって賞品交換カゴに登録された賞品を記憶し、この例では、会員ID、賞品情報等を記憶する。賞品情報は、複数の登録情報(賞品1ないし賞品10)で構成され、各登録情報には、商品ID、商品名、数量、配送先、登録日時、更新日時等が含まれる。
図28に示す、くじ開催管理テーブル657は、ホール店舗で開催されるくじに関する情報を記憶する。この例では、店舗コード、くじの開催回を示すくじ回、エントリー可能な期間(時間帯)であるエントリー時間、開催済みか否かを示す開催有無、抽選結果を表示可能な期間(時間帯)である抽選結果表示時間、及び当選種別・当選数等を記憶する。当選種別・当選数は、1等、2等といった当選種別ごとの当選数を含む。また、当選種別ごとの商品や価値は、別途設定されるが、これらの情報を所定のテーブルに記憶しておくことができる。
なお、この例では、くじのエントリー数に関わらず、当選数が固定的に設定されているが、くじのエントリー数に応じて当選数を変えることもできる。また、くじのエントリー数を先着順等により一定数で締め切り、毎回のくじについて、各当選種別の当選確率を一定とすることもできる。
図29に示す、くじエントリー管理テーブル658は、ホール店舗ごと、くじ回ごと、ユーザごとにエントリーを記憶し、各エントリーについて、抽選結果や抽選結果を表示したか否かといったステータスが管理される。くじエントリー管理テーブル658は、店舗コード、くじ回、会員ID、エントリー日時、エントリー媒体、抽選結果、確定有無、商品引渡有無等を記憶する。なお、抽選結果には、例えば、「0」から「3」がセットされ、「0」は、はずれ、「1」は当たり(1等)、「2」は当たり(2等)、「3」は当たり(3等)を示す。また、確定有無は、「0」が当選未確定(仮当選の状態)、「1」が当選確定を意味し、商品引渡有無は、「0」が引渡前、「1」が引渡済を意味する。
図30に示す行動履歴管理テーブル659は、ユーザ、及びホール店舗ごとに、くじのエントリー、遊技機10における遊技、貸出、計数、貯玉、賞品選択、賞品交換といった、ユーザの行動が記憶される。遊技に関する行動は、例えば、ホールコンピュータ400によって把握されたものを取得して、行動履歴管理テーブル659に記憶することができる。この例では、会員ID、店舗コード、装置NO、行動、遊技媒体種別、数量、日時等を記憶する。装置NOは、ユーザの行動に関わる装置(例えば、くじのエントリーを行ったビューワ550b、遊技機10、賞品選択装置、賞品交換装置)を識別する識別子である。
次に、ショップ管理サーバ700の賞品DB750に記憶されるテーブルについて説明する。
図31に示すショップ管理テーブル751は、ショップの情報を記憶し、この例では、ショップID、ショップ名、住所、送料テーブル、利用システム、パスワード、発注方法等を記憶する。
図32(A)に示す商品管理テーブル752は、ネット通販サイトから収集された商品情報を記憶し、この例では、商品ID、ショップID、商品種別、説明、カテゴリ、価格、最終更新日、在庫等を記憶する。
図32(B)に示す発注管理テーブル753は、ネット通販サイトに発注した内容を記憶し、この例では、発注NO、会員ID、商品ID、数量、ショップID、配送先、発注日時、交換NO、配送完了フラグ等を記憶する。
図33(A)に示す交換履歴管理テーブル754は、賞品の交換履歴を記憶し、この例では、発注NO、氏名、会員ID、店舗コード、賞品交換受付番号、販売価格総額、交換日時等を記憶する。
図33(B)に示す注文履歴管理テーブルは、賞品の注文履歴を記憶し、この例では、発注NO、商品ID、数量、ショップID、注文日時、注文状況等を記憶する。
[くじ管理システムの概要]
次に、図34を参照して、本願の第1実施形態に係るくじ管理システム3について説明する。くじ管理システム3は、この例では、主として、基幹サーバ600、及びビューワ550bによって構成され、ビューワ550bは、ホール店舗に設置される。
ビューワ550bは、ユーザの会員カード(又は会員カードに紐付けされたホール会員カード)やスマートフォン570を用いて、所定の操作を行うことにより、そのホール店舗で開催されているくじの応募(エントリー)を行う。ビューワ550bでエントリー操作が行われると、ユーザを特定するための会員カードの固有ID等が基幹サーバ600のくじエントリー管理テーブル658に記憶される。
このようなエントリー操作は、ホール店舗にあるビューワ550bを操作することによって可能となるだけでなく、ユーザのスマートフォン570に、くじ管理システム3に係るアプリケーション5をインストールすることによって、ホール店舗から離れた場所でスマートフォン570を操作して行うこともできる。
くじは、エントリーが可能な時間帯が終わると、基幹サーバ600によって集計され、抽選が行われる。この抽選は、例えば、1等や2等といった当選種別ごとに、決められた当選数をエントリーに割り当てるものであり、ここで、各エントリーは、「仮当選」か「はずれ」かが決定される。
くじの抽選が行われた後、ユーザは、抽選結果の表示が可能な時間帯に、自身のエントリーについて、会員カード(又は会員カードに紐付けされたホール会員カード)やスマートフォン570を用いて、ビューワ550bで抽選結果を表示させることができる。このとき、表示させたエントリーが「仮当選」となっている場合、その表示により、当該エントリーは「当選確定」となる。
エントリーが当選確定となった場合、ユーザが、氏名や住所といった会員情報を登録することにより、当選種別に応じた商品が引き渡される。賞品交換システム1に関連して、既に氏名や住所を登録してある場合は、その情報が流用されるので、上記のような会員情報の登録は不要である。ビューワ550bでの抽選結果が「はずれ」である場合は、そのまま「はずれ」となる。
抽選結果の表示が可能な時間帯において、ユーザがビューワ550によって抽選結果を表示させなかった場合、「仮当選」となっていたエントリーは、失効し、実質的に「はずれ」となる。「はずれ」となっていたエントリーは、表示されなかった場合、そのまま「はずれ」となる。
このように、本発明のくじ管理システム3によって、ユーザは、ホール店舗において、遊技機10を用いた遊技以外のアトラクションを楽しむことができ、結果的に、ホール店舗はその店舗の魅力を増大させることができることになる。また、少なくとも、くじの抽選結果表示は、ホール店舗のビューワ550bで行われるため、くじによる利益を期待するユーザは、ホール店舗に足を運ぶ必要があり、ホール店舗への集客に貢献することになる。また、くじのエントリーは、ユーザのスマートフォン570を用いてホール店舗以外の場所でできるため、ホール店舗外でエントリーしたユーザを、(くじの抽選結果を表示させるために)ホール店舗に誘導することができ、結果として、浮動顧客、潜在顧客に来店のきっかけを作ることができる。
さらに、本発明のくじ管理システム3によって、くじのエントリー時間(エントリーが可能な時間帯)と抽選結果表示時間(抽選結果の表示が可能な時間帯)が決められているため、くじのエントリーをしたユーザは、抽選結果を確認してからホール店舗を離れたいとの心理が働き、結果として、既に来店しているユーザ(遊技客)の滞在時間を上げることが期待できる。また、くじに当選した当選ユーザは、商品の引き渡しの際に、氏名や住所といった情報を登録する必要があるため、(ホール店舗、又はくじ運営者における)個人情報の取得が促進される。ユーザからすると、くじに当選し、商品の引き渡しが行われるまで、氏名や住所を登録する必要がないので、いわゆる「匿名」で、くじにエントリーすることができる。
次に、図35を参照して、くじ管理システム3によって管理されるくじに関するスケジュールの例について説明する。
最初に、くじの開催日の7日前〜前日まで、ビューワ550bにおいて、くじの開催日時を予告する事前告知が表示される。ビューワ550bは、通常状態では、賞品交換システム1の賞品選択画面が表示されており、事前告知は、この賞品選択画面の一部に表示される。同様に、スマートフォン570に、くじ管理システム3に係るアプリケーション5がインストールしてあれば、アプリケーション5に対して事前告知がプッシュされ、スマートフォン570のディスプレイに事前告知が表示される。
くじの開催日当日は、例えば、10時から11時まで、ビューワ550bにおいて、本日がくじの開催日であり、そのエントリー時間と抽選結果表示時間を知らせる当日告知が表示される。同様に、(例えば、10時に)スマートフォン570に対して当日告知がプッシュされ、スマートフォン570のディスプレイに当日告知が表示される。
くじのエントリーの開始時間である11時になると、ビューワ550bでは、その旨が、賞品選択画面の一部として表示され、会員カード等を用いたエントリー操作が可能となる。同様に、スマートフォン570においても、11時になると、エントリーが可能な旨の表示が行われ、スマートフォン570を用いたエントリーが可能となる。
なお、エントリー時間における所定のタイミングで、スマートフォン570に対して、再度の当日告知や、エントリー状況(エントリー数やエントリー数に基づく当選確率等)、エントリーの残り時間などがプッシュされ、スマートフォン570のディスプレイに、これらの情報が表示される。また、例えば、ホール店舗の規模(遊技台数や売上げ等に基づいて判定される規模)に応じて商品が決定されるような場合は、商品の期待値に関する情報を送信してもよい。これらの情報がスマートフォン570に表示されることにより、集客効果を一層高めることができる。
また、スマートフォン570への再度の当日告知のプッシュやエントリー状況のプッシュが、当該くじ回へのエントリーをまだ行っていないユーザに対して行われるよう制御することもできる。
くじのエントリー時間の終了である14時30分になると、ビューワ550bでもスマートフォン570でも、当該くじ回へのエントリー操作が禁止され、ビューワ550bでは、集計・抽選中の表示が、通常状態である賞品選択画面(賞品交換システム1)の一部として行われる。
くじの抽選結果表示の開始時間である15時30分になると、ビューワ550bにおいて、抽選結果表示が可能となり、その旨の表示が賞品選択画面の一部に表示される。ここで、ユーザがログインを行うと、そのユーザのエントリーに関する抽選結果が表示され、仮当選となっているエントリーであれば、そこで、当選が確定する。エントリーの当選が確定すると、例えば、ホール店舗のスタッフが、対応する当選種別の商品を引き渡すための手続きを行う。スマートフォン570では、15時30分になると、ビューワ550bにおいて抽選結果表示が開始された旨の案内がプッシュされ、スマートフォン570のディスプレイに、この情報が表示される。
なお、スマートフォン570への、上述したくじに関する情報のプッシュは、ユーザがお気に入り店舗に登録したホール店舗で開催されるくじに関するものに限定することができる。また、お気に入り店舗に登録したホール店舗の近隣店舗や系列店といった所定の関係を有するホール店舗からの情報を、そのスマートフォン570にプッシュするよう制御することもできる。
くじの抽選結果表示の終了時間である19時30分になると、ビューワ550bにおいて、抽選結果表示が可能である旨の表示が削除され、通常状態である賞品選択画面が表示される。
図35に示した、くじに関するスケジュールは一例に過ぎず、他の様々なバリエーションを考えることができる。例えば、この例では、くじの開催日時を予告する事前告知の期間を、くじの開催日の7日前〜前日までとしたが、他の様々な期間に設定することができる。また、1日のなかで、くじのエントリー時間と抽選結果表示時間を適切に設定することで、既に来店しているユーザの滞在時間を上げ、ホール店舗に誘導したユーザが長時間そのホール店舗で滞在するよう促すことができる。
次に、図36を参照して、くじのエントリーと抽選結果の表示について、ユーザが利用可能な媒体と操作の場所の関係を説明する。
図36では、左側の列に、くじのエントリーに関して利用可能な媒体と操作の場所が記載され、右側の列に、左側の列に示された方法でエントリーを行った場合の抽選結果表示方法(利用可能な媒体と操作の場所)が記載されている。
図36の左側の列に示されているように、ユーザが媒体としてカード(会員カードや会員カードに紐付けられたホール会員カード)を用いる場合、くじのエントリーは、ビューワ550b(すなわち、ビューワ550bの設置場所であるホール店舗内)で行う。このとき、ユーザは、ビューワ550bの所定位置にカードをタッチすることでログインが行われ、これによって、くじのエントリーがなされる。
ユーザが媒体としてスマートフォン570を用いる場合、くじのエントリーは、ビューワ550b(すなわち、ビューワ550bの設置場所であるホール店舗内)で行うことができる。このとき、ユーザは、(スマートフォン570が非接触ICチップを備えていれば)ビューワ550bの所定位置にスマートフォン570をタッチすることでログインが行われ、これによって、くじのエントリーがなされる。また、ユーザは、スマートフォン570のアプリケーション5によりビューワ550bに表示されたコード(例えば、QRコード(登録商標))を読み込むことでログインを行い、くじのエントリーをすることもできる。
さらに、ユーザが媒体としてスマートフォン570を用いる場合、くじのエントリーは、どこでも行うことができる。このとき、ユーザは、スマートフォン570のアプリケーション5を用いてエントリー操作を行うことで、くじのエントリーをすることができる。
図36の右側の列で示されているように、カードをビューワ550bの設置場所で利用して、くじのエントリーをした場合、通常は、同じカードで抽選結果表示を行うこととなる。すなわち、ユーザが媒体としてカード(会員カードや会員カードに紐付けられたホール会員カード)を用い、抽選結果の表示をビューワ550b(すなわち、ビューワ550bの設置場所であるホール店舗内)で行う。このとき、ユーザは、抽選結果の表示が可能な状態のビューワ550bにおいて、所定位置にカードをタッチすることで、抽選結果を表示させることができる。
また、カードとビューワ550bを利用してくじのエントリーをした場合、このカードに紐付けされたスマートフォン570とビューワ550bを用いて抽選結果を表示させることができる。このとき、ユーザは、抽選結果の表示が可能な状態のビューワ550bにおいて、所定位置にスマートフォン570をタッチすることで、抽選結果を表示させることができる。また、ユーザは、スマートフォン570のアプリケーション5によりビューワ550bに表示されたコード(例えば、QRコード(登録商標))を読み込むことで、ログインし、抽選結果を表示させることもできる。遊技者情報テーブル651に示すように、会員カードとスマートフォン570が紐付けされていれば、会員カードの固有IDとスマートフォン570の固有ID(又はアプリID)は、同じ会員IDに対応付けられている。
カードに紐付けされたスマートフォン570であっても、上記のように、ビューワ550bを用いない限り、その他の場所では抽選結果を表示させることはできない。
図36の右側の列で示されているように、スマートフォン570をビューワ550bの設置場所で利用して、くじのエントリーをした場合、通常は、同じスマートフォン570で抽選結果表示を行うこととなる。すなわち、ユーザが媒体としてスマートフォン570を用い、抽選結果の表示をビューワ550b(すなわち、ビューワ550bの設置場所であるホール店舗内)で行う。このとき、ユーザは、抽選結果の表示が可能な状態のビューワ550bにおいて、所定位置にスマートフォン570をタッチすることで、抽選結果を表示させることができる。また、ユーザは、スマートフォン570のアプリケーション5によりビューワ550bに表示されたコード(例えば、QRコード(登録商標))を読み込むことで、ログインし、抽選結果を表示させることもできる。
スマートフォン570は、上記のように、ビューワ550bを用いない限り、その他の場所では抽選結果を表示させることはできない。
また、カードとスマートフォン570が紐付けられている場合に、スマートフォン570に代えて、紐付けられているカードを用い、抽選結果の表示をビューワ550b(すなわち、ビューワ550bの設置場所であるホール店舗内)で行うことができる。このとき、ユーザは、抽選結果の表示が可能な状態のビューワ550bにおいて、所定位置にカードをタッチすることで、抽選結果を表示させることができる。遊技者情報テーブル651に示すように、会員カードとスマートフォン570が紐付けされていれば、会員カードの固有IDとスマートフォン570の固有ID(又はアプリID)は、同じ会員IDに対応付けられている。
図36の右側の列で示されているように、スマートフォン570のアプリケーション5により、ビューワ550bを利用せずにくじのエントリーをした場合、通常は、同じスマートフォン570で抽選結果表示を行うこととなる。すなわち、ユーザが媒体としてスマートフォン570を用い、抽選結果の表示をビューワ550b(すなわち、ビューワ550bの設置場所であるホール店舗内)で行う。このとき、ユーザは、抽選結果の表示が可能な状態のビューワ550bにおいて、所定位置にスマートフォン570をタッチすることで、抽選結果を表示させることができる。また、ユーザは、スマートフォン570のアプリケーション5によりビューワ550bに表示されたコード(例えば、QRコード(登録商標))を読み込むことで、ログインし、抽選結果を表示させることもできる。
スマートフォン570は、上記のように、ビューワ550bを用いない限り、その他の場所では抽選結果を表示させることはできない。
また、カードとスマートフォン570が紐付けられている場合に、スマートフォン570に代えて、紐付けられているカードを用い、抽選結果の表示をビューワ550b(すなわち、ビューワ550bの設置場所であるホール店舗内)で行うことができる。このとき、ユーザは、抽選結果の表示が可能な状態のビューワ550bにおいて、所定位置にカードをタッチすることで、抽選結果を表示させることができる。遊技者情報テーブル651に示すように、会員カードとスマートフォン570が紐付けされていれば、会員カードの固有IDとスマートフォン570の固有ID(又はアプリID)は、同じ会員IDに対応付けられている。
なお、図36の例では、スマートフォン570は、近距離無線通信規格(NFC)に基づく非接触ICチップを備えた携帯機器であることを前提としているが、このような非接触ICチップを備えていないスマートフォン570であっても、くじ管理システム3に係るアプリケーション5をインストールすることによって、場所に関係なく、くじのエントリーを行うことができ、また、くじのエントリーや抽選結果の表示のために、ビューワ550bに表示されたコードを読み込むことで、ビューワ550bにログインすることができる。
次に、図37を参照して、カード、及びスマートフォン570の連携を行うための画面について説明する。賞品交換端末530において、ホール店舗のスタッフ等によるログインが行われると、管理者モードの操作メニューが表示される管理画面が表示される。管理画面は、例えば、図37(A)に示す管理画面900のような画面である。
図37(A)の管理画面900では、ホールシステム2のホール会員カードと賞品交換システム1の会員カードを連携させる「ホール会員カード連携画面」ボタン901、賞品交換システム1の会員カードと非接触ICチップを内蔵した携帯機器を連携させる「携帯機器(NFCあり)連携画面」ボタン902、賞品交換システム1の会員カードと非接触ICチップを内蔵していない携帯機器を連携させる「携帯機器(NFCなし)連携画面」ボタン903、及び賞品交換端末530を終了させる「終了」ボタン904が配置される。
ここで、ホール店舗のスタッフ等が、「ホール会員カード連携画面」ボタン901や、「携帯機器(NFCあり)連携画面」ボタン902をタッチすると、ユーザに、図37(B)の左側に示すような第1ないし第4のステップの操作を案内する連携画面(不図示)が表示され、ユーザは、この案内に従って操作を行う。
連携画面では、第1ステップに対応するアイコンがハイライト表示されている。最初に、ユーザが、第1ステップに従って、会員カードを賞品交換端末530の所定位置にかざす(タッチする)。そうすると、賞品交換端末530の非接触ICカードリーダ/ライタ534は、会員カードの情報(固有ID)を読み込む。このような賞品交換システム1の会員カードは、例えば、ホール店舗の商品交換カウンター等で配布される非接触ICカードである。
ユーザによって会員カードがかざされた場合、連携画面において、第2ステップに対応するアイコンがハイライトされるとともに、暗証番号入力部と確定ボタンが表示され、ユーザによる暗証番号の入力操作が促される。
賞品交換端末530は、ユーザが、連携画面の暗証番号入力部に暗証番号を入力し、確定ボタンをタッチすると、読み取った会員カードの固有ID、暗証番号、及び店舗コードを基幹サーバ600に送信する。基幹サーバ600は、会員カードの固有ID、暗証番号、及び店舗コードを賞品交換端末530から受信すると、これらの情報に基づいて認証チェックを行い、認証がOKであれば、連携画面において、第3ステップに対応するアイコンをハイライト表示する。
ここで、ユーザが、第3ステップに従って、ホール会員カードやスマートフォン570を賞品交換端末530の所定位置にかざす。そうすると、賞品交換端末530の非接触ICカードリーダ/ライタ534は、ホール会員カードの情報(固有ID)やスマートフォン570の情報(固有ID)を読み込む。その後、読み取られた情報が基幹サーバ600に送信され、会員カードと、ホール会員カード、又はスマートフォン570の連携が終了する。このとき、連携画面において、第4ステップに対応するアイコンがハイライトされ、連携作業が終了したことが示される。
このような連携操作によって、例えば、会員カードとホール会員カードが連携される場合、図26に示す遊技者情報テーブル651の会員ID=「U101」のようなレコードが更新される。会員ID=「U101」のレコードが、会員カードから読み取られた固有ID(=「C001」)によって特定され、このレコードに、ホール会員カードから読み取られた固有IDが、ホール会員カード固有ID(=「H001」)として記憶され、このようなデータ構造によって、会員カードとホール会員カードが紐付けられる。
また、例えば、会員カードとスマートフォン(NFCあり)が連携される場合は、図26に示す遊技者情報テーブル651の会員ID=「U120」のようなレコードが更新される。会員ID=「U120」のレコードでが、会員カードから読み取られた固有ID(=「C007」)によって特定され、このレコードに、スマートフォン570から読み取られた固有IDが、スマホ固有ID(=「S004」)として記憶され、このようなデータ構造によって、会員カードとスマートフォン570が紐付けられる。
次に、ホール店舗のスタッフ等が、「携帯機器(NFCなし)連携画面」ボタン903をタッチすると、ユーザに、図37(B)の右側に示すような第1ないし第4のステップの操作を案内する連携画面(不図示)が表示され、ユーザは、この案内に従って操作を行う。
連携画面では、第1ステップに対応するアイコンがハイライト表示されている。最初に、ユーザが、第1ステップに従って、会員カードを賞品交換端末530の所定位置にかざす。そうすると、賞品交換端末530の非接触ICカードリーダ/ライタ534は、会員カードの情報(固有ID)を読み込む。このような賞品交換システム1の会員カードは、例えば、ホール店舗の商品交換カウンター等で配布される非接触ICカードである。
ユーザによって会員カードがかざされた場合、連携画面において、第2ステップに対応するアイコンがハイライトされるとともに、暗証番号入力部(非表示)と確定ボタンが表示され、ユーザによる暗証番号の入力操作が促される。
賞品交換端末530は、ユーザが、連携画面の暗証番号入力部に暗証番号を入力し、確定ボタンをタッチすると、読み取った会員カードの固有ID、暗証番号、及び店舗コードを基幹サーバ600に送信する。基幹サーバ600は、会員カードの固有ID、暗証番号、及び店舗コードを賞品交換端末530から受信すると、これらの情報に基づき、コードトークンを生成する。
なお、会員カードが既に登録済みである場合は、遊技者情報テーブル651を参照して、認証チェックを行い、対応する遊技者のレコードから取得した情報によりコードトークンを生成することができる。
基幹サーバ600は、コードトークンが生成されると、これを賞品交換端末530に送信する。賞品交換端末530は、基幹サーバ600からコードトークンを受信すると、連携画面において、第3ステップに対応するアイコンがハイライトされるとともに、受信したコードトークンからコードを生成し、生成したコードを所定時間、連携画面に表示する。
ここで、ユーザが、第3ステップに従って、スマートフォン570のアプリケーション5で、連携画面で表示されたコードを読み取り、確定ボタンをタッチすると、当該アプリケーション5によって、読み取ったコードの情報とアプリIDが基幹サーバ600に送信され、会員カードとスマートフォン570の連携が終了する。このとき、連携画面において、第4ステップに対応するアイコンがハイライトされ、連携作業が終了したことが示される。
このような、会員カードとスマートフォン(NFCなし)の連携によって、図26に示す遊技者情報テーブル651の会員ID=「U119」のようなレコードが更新される。会員ID=「U119」のレコードが、会員カードから読み取られた固有ID(=「C006」)によって特定され、このレコードに、スマートフォン570のアプリケーション5を識別するアプリIDが、アプリID(=「A07」)として記憶され、このようなデータ構造によって、会員カードとスマートフォン570が紐付けられる。
次に、図38のフローチャートと、図39ないし図43を参照して、本願の第1実施形態に係るくじ管理システム3における、くじのエントリーのフローについて概略説明する。
また、図38では、くじのエントリー機能を有するビューワ550b、ユーザのスマートフォン570、及び基幹サーバ600のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
最初に、図38を参照して、ビューワ550bによる、くじのエントリーについて説明する。ビューワ550bは、通常状態で、賞品交換システム1に係る賞品選択画面を表示している(ステップS150)。賞品選択画面は、例えば、図39(A)に示すような賞品選択画面910である。
図39(A)は、ホール店舗に設置されたビューワ550bにおいて、会員カード、会員カードに連携されたホール会員カード、会員カードに連携されたスマートフォン570によるログイン(賞品選択に係るログイン)が行われる前の状態の賞品選択画面910を示している。
賞品選択画面910の上段には、賞品検索ボタン913、お気に入りボタン914、及び利用ガイドボタン915が表示されている。
賞品検索ボタン913をタッチすると、テキストや他の条件等を指定することによって、所望の賞品を検索することができる。お気に入りボタン914をタッチすると、ログイン画面が表示され、そこで、会員カードやスマートフォン570を用いてログインを行うと、ユーザがお気に入りに登録した賞品を一覧表示することができ、さらに、選択した賞品をお気に入りに登録することができる。利用ガイドボタン915をタッチすると、賞品選択装置に関する利用ガイドが表示される。
また、賞品選択画面910の右側には、賞品のカテゴリを表示するカテゴリ表示部911が表示されている。
さらに、賞品選択画面910には、中央部から左側にかけて、賞品表示部918が配置され、賞品表示部918には、賞品交換システム1で交換対象となる賞品に関する情報が表示されている。例えば、「賞品1」と表示された小さいサイズの賞品アイコン、「賞品3」と表示された大きなサイズの賞品アイコンなどが表示され、この例では、すべての賞品アイコンが矢印919の方向に、同じ速度で自動的に移動表示(スクロール表示)されている。
ここで、「賞品1」、「賞品3」といった賞品アイコンの表示は、便宜上のものであり、実際には、賞品の写真、イメージ、テキストを含む賞品に関する情報が表示され、ユーザが賞品を容易に認知しうる態様の表示となっている。また、賞品アイコンの大きさは、上述のように様々であり、この例では、人気度や注目度が高いほど、大きな賞品アイコンで示されるようになっている。
賞品表示部918において移動表示される賞品アイコンは、循環表示となっており、賞品表示部918に一度表示されて左端に消えた後、所定時間経過後に、再び、他の賞品アイコンと同じ位置関係で(又は、位置関係を変えて)、右端から現れるように制御される。なお、図39(A)では、賞品選択に係るログインがされる前の状態の賞品選択画面910を示しているが、当該ログインがされた状態でも、賞品表示部918の表示態様は同様のものとなっている。
賞品選択画面910の下段には、くじのエントリーを受け付けるためのエントリー受付ボタン916が配置されており、その右側には、エントリー受付時間が11:00〜14:30であることが示され、さらにその右側には、エントリー受付までの時間を表示するエントリー開始時間表示部917が配置されている。図39(A)に示す賞品選択画面910は、エントリー受付時間が到来していないため、エントリー受付ボタン916は、目立たないように表示(例えば、グレーアウト)され、タッチしても反応しないようになっている。
ここで、再び、図38のフローチャートに戻ると、ビューワ550bは、ステップS151において、くじの開催タイミングが到来したか否かを判定し、到来していなければ(ステップS151のNO)、この判定を繰り返し、到来していれば、ステップS152において、賞品選択画面にエントリー受付中の表示を行う。
図39(B)には、エントリー受付中の表示がされた賞品選択画面920が示されている。図39(B)に示す賞品選択画面920は、下段の表示を除いては、図39(A)に示す賞品選択画面910と同様の状態となっている。
賞品選択画面920の下段では、エントリー受付ボタン921が、ハイライト表示され、ユーザによってタッチ可能な状態となっている。また、その右側には、現在、エントリー受付中(11:00〜14:30)であることが示され、さらにその右側には、エントリー終了までの時間を表示するエントリー終了時間表示部922が配置されている。
なお、くじの開催タイミングが到来したか否かは、図28のくじ開催管理テーブル657のエントリー時間を参照することによって把握可能である。この例では、ビューワ550bが、開催タイミングを判定しているが、基幹サーバ600がこれを判定し、対応するホール店舗のビューワ550bに知らせるようにしてもよい。
図38のフローチャートのステップS153で、エントリー受付ボタンがユーザによってタッチされたか否かが判定され、タッチしていなければ(ステップS153のNO)、この判定を繰り返し、タッチしていれば、ステップS154において、くじエントリー画面を表示する。
図40には、くじエントリー画面930が示されている。図40に示すくじエントリー画面930には、商品表示部931、エントリー終了時間表示部932、及びエントリー表示部933が配置される。
商品表示部931には、くじに当選した場合にユーザに提供される各商品が表示され、この例では、1等として大型テレビ(当選数は1)、2等として高級フライパン(当選数は2)、3等としてドリップコーヒー(当選数は20)が表示されている。
エントリー終了時間表示部932では、エントリー終了までの時間が表示され、その左側には、現在、エントリー受付中(11:00〜14:30)であり、抽選結果表示が、15時30分〜19時30分であることが示されている。
ここでは、エントリー表示部933が、ハイライト表示され、ユーザがくじのエントリーのためにログインをすることが可能となっていることが示され、そこで、会員カード、ホール会員カード、又はスマートフォン570をビューワ550bの所定位置にタッチすることにより、くじのエントリーが行われる。ここで、図38のフローチャートのステップS155は、上記のログイン操作に対応する。ビューワ550bは、ステップS155でログイン操作が行われると、当該ホール店舗の店舗コード、会員カードの固有ID(又はホール会員カードの固有IDやスマートフォン570の固有ID)等を基幹サーバ600に送信する(ステップS156)。店舗コードは、例えば、ビューワ550bのRAM553等の記憶装置に記憶されている。
次に、図38を参照して、スマートフォン570による、くじのエントリーについて説明する。スマートフォン570は、ユーザの操作によりアプリケーション5が起動されると(ステップS160)、スマートフォン570のディスプレイにログイン画面(不図示)を表示する(ステップS161)。ここで、ユーザがパスワード等を入力してログインを行うと(ステップS162)、賞品交換システム1に係る賞品選択画面が表示される(ステップS163)。なお、このアプリケーション5の起動が2回目以降である場合は、ユーザによるログイン操作を省略するようにすることもできる。
スマートフォン570に表示される賞品選択画面は、例えば、図41に示すような賞品選択画面940である。図41に示す賞品選択画面940の上段には、くじのエントリーを受け付けるためのエントリー受付ボタン941が配置されており、その右側には、エントリー受付までの時間を表示するエントリー開始時間表示部942が配置され、また、これらの下側には、エントリー受付時間が11:00〜14:30であることが示されている。図41に示す賞品選択画面940は、エントリー受付時間が到来していないため、エントリー受付ボタン941は、目立たないように表示(グレーアウト)され、タッチしても反応しないようになっている。
賞品選択画面940の中段には、賞品表示部943が配置され、賞品表示部943には、賞品交換システム1で交換対象となる賞品に関する情報が表示されている。例えば、「賞品1」や「賞品2」と表示された賞品アイコンなどが表示される。ここで、「賞品1」、「賞品2」といった賞品アイコンの表示は、便宜上のものであり、実際には、賞品の写真、イメージ、テキストを含む賞品に関する情報が表示され、ユーザが賞品を容易に認知しうる態様の表示となっている。
賞品選択画面940の下段には、ホームボタン944a、賞品検索ボタン944b、お気に入りボタン944c、及びお知らせボタン944dが表示されている。なお、所定の操作によって、ビューワ550bのように、利用ガイドボタン915を表示することもできる。
賞品検索ボタン944bをタッチすると、テキストや他の条件等を指定することによって、所望の賞品を検索することができる。お気に入りボタン944cをタッチすると、ユーザがお気に入りに登録した賞品を一覧表示することができ、さらに、選択した賞品をお気に入りに登録することができる。お知らせボタン944dをタッチすると、くじ管理システム3からの告知等が表示される。また、スマートフォン570において告知を受信すると、お知らせボタン944dにオーバーラップして、告知の受信数が表示されるようになっている。
再び、図38のフローチャートに戻ると、上記のような賞品選択画面940を表示させた後、スマートフォン570は、ステップS164において、ユーザがスマートフォン570によってお気に入りに登録したホール店舗に関して、くじの開催タイミングが到来したか否かを判定し、到来していなければ(ステップS164のNO)、この判定を繰り返し、到来していれば、ステップS165において、賞品選択画面にエントリー受付中の表示を行う。
図42には、エントリー受付中の表示がされた賞品選択画面950が示されている。図42に示す賞品選択画面950は、上段の表示を除いては、図41に示す賞品選択画面940と同様の状態となっている。
賞品選択画面950の上段では、エントリー受付ボタン951が、ハイライト表示され、ユーザによってタッチ可能な状態となっている。また、その右側には、エントリー終了までの時間を表示するエントリー終了時間表示部952が配置され、これらの表示の下側には、現在、エントリー受付中(11:00〜14:30)であることが示されている。
なお、くじの開催タイミングが到来したか否かは、図28のくじ開催管理テーブル657のエントリー時間を参照することによって把握可能である。この例では、スマートフォン570が、開催タイミングを判定しているが、基幹サーバ600がこれを判定し、そのホール店舗をお気に入りに登録しているユーザに対して、アプリIDを指定することにより、それぞれのスマートフォン570に(開催タイミングの判定結果を)送信するようにしてもよい。
図38のフローチャートのステップS166で、エントリー受付ボタン951がユーザによってタッチされたか否かが判定され、タッチしていなければ(ステップS166のNO)、この判定を繰り返し、タッチしていれば、ステップS167において、くじエントリー画面を表示する。
図43には、くじエントリー画面960が示されている。図43に示すくじエントリー画面960には、商品表示部961、エントリー終了時間表示部962、及びエントリーボタン963が配置される。
商品表示部961には、くじに当選した場合にユーザに提供される各商品が表示され、この例では、1等として大型テレビ(当選数は1)、2等として高級フライパン(当選数は2)、3等としてドリップコーヒー(当選数は20)が表示されている。
エントリー終了時間表示部962では、エントリー終了までの時間が表示される。ユーザが、エントリーボタン963をタッチすることによって、くじのエントリーが行われる。スマートフォン570は、ステップS168で、エントリーボタン963がユーザによってタッチされたか否かが判定され、タッチしていなければ(ステップS168のNO)、この判定を繰り返し、タッチしていれば、ステップS169において、当該ホール店舗の店舗コード、アプリID等を基幹サーバ600に送信する。店舗コードは、例えば、スマートフォン570においてお気に入り店舗として登録されているホール店舗の店舗コードであり、スマートフォン570のRAM573や、遊技者情報テーブル651等の記憶装置に記憶されている。
次に、図38を参照して、基幹サーバ600によって、くじのエントリーが受け付けられた場合の処理について説明する。上記のように、ビューワ550b、又はスマートフォン570からくじのエントリーが行われると、基幹サーバ600は、ビューワ550bから会員カードやホール会員カードの固有ID等を受信し、スマートフォン570からアプリID等を受信する(ステップS171)。
次に、基幹サーバ600は、ステップS172において、遊技者情報テーブル651を参照し、くじのエントリーを行ったユーザが新規のユーザであるか否か(すなわち、会員IDを有するか否か)を判定し、新規のユーザである場合は、新たに会員IDを採番し、遊技者情報テーブル651に新しいレコードを追加する。
次に、基幹サーバ600は、ステップS173において、遊技者情報テーブル651とくじエントリー管理テーブル658を参照し、くじのエントリーが重複しているか否かをチェックする。この例では、1つの会員IDに対して1回だけ、くじにエントリーすることができる。従って、ユーザが複数の会員カードを有していれば、その数だけエントリーが可能である。会員カードとスマートフォン570を紐付けせずに有しているユーザは、くじのエントリー数が2口となる。
なお、くじのエントリーに関する実績や、遊技実績に応じて、エントリー可能数を増加させることも考えられる。
図38のフローチャートでは省略したが、くじのエントリーに重複があった場合は、ビューワ550b、又はスマートフォン570に対して、重複エラーのエラーメッセージを送信し、処理を終了する。また、エラーメッセージを受信したビューワ550bやスマートフォン570は、そのメッセージをそれぞれディスプレイに表示し、重複によって、くじのエントリーができなかったことをユーザに知らせる。
くじのエントリーが重複していない場合、基幹サーバ600は、くじエントリー管理テーブル658に、店舗コード、くじ回、会員IDを含むレコードを追加する(ステップS174)。また、このとき、くじエントリー管理テーブル658のレコードに、エントリーした日時やエントリーに利用した媒体(会員カードやスマートフォン)を追加することができる。
また、図38のフローチャートでは省略したが、ここで、行動履歴管理テーブル659に、行動の項目が「くじエントリー」であるレコードを追加し、当該ユーザが、くじのエントリーを行ったことや、その日時を記憶することができる。
次に、基幹サーバ600は、くじのエントリーを受信したビューワ550bやスマートフォン570に対して、くじのエントリーが完了した旨の完了メッセージを送信する。ビューワ550bは、この完了メッセージを受信すると、そのメッセージをディスプレイに表示し、くじのエントリーが完了したことをユーザに知らせる(ステップS175)。また、スマートフォン570は、この完了メッセージを受信すると、そのメッセージをディスプレイに表示し、くじのエントリーが完了したことをユーザに知らせる(ステップS176)。
次に、図44のフローチャートを参照して、本願の第1実施形態に係るくじ管理システム3における、くじの抽選のフローについて概略説明する。また、図44では、くじの抽選を行う基幹サーバの処理が、時系列に示されている。
最初に、基幹サーバ600は、くじの抽選を実行するタイミングが到来したか否かを判定する(ステップS180)。くじの抽選タイミングでない場合は(ステップS180のNO)、この判定を繰り返す。くじの抽選タイミングが到来した場合(ステップS180のYES)、ステップS181において、くじエントリー管理テーブル658を参照して、抽選を実行する対象となるくじ回のエントリーを集計(取得)する。
なお、くじの抽選タイミングが到来したか否かは、くじ開催管理テーブル657を参照し、対象となるホール店舗のくじ回について、エントリー時間と抽選結果表示時間を取得することによって判定される。例えば、エントリー日時の終了日時から抽選結果表示時間の開始時間の間における所定のタイミングで、くじの抽選を実行するように設定しておくことができる。
次に、基幹サーバ600は、ステップS182において、くじ開催管理テーブル657を参照し、対象となるホール店舗のくじ回について、当選種別と各当選種別に対応する当選数を取得し、ステップS183において、乱数を発生させ、発生させた乱数に基づいて、各当選種別に対応する仮当選エントリーを決定する。
なお、この例では、エントリー時間のあいだにされたエントリーのいずれかに対して、すべての商品(当選種別ごとに割り当てられたすべての当選数に対応する商品)を割り当てるように抽選を行う(用意されている当選数よりエントリー数が少ない場合を除く)。
その後、基幹サーバ600は、抽選結果に基づいて、くじエントリー管理テーブル658の対応するエントリーのレコードに関し、抽選結果の項目を更新する(ステップS184)。例えば、抽選結果の項目を、はずれ=「0」、1等=「1」、2等=「2」、3等=「3」とする。
次に、基幹サーバ600は、くじエントリー管理テーブル658の対応するエントリーのレコードに関し、確定有無の項目を、未確定=「0」にセットする(ステップS185)。これは、ビューワ550bによって、抽選結果表示が行われていないことを表している。また、図44では省略したが、このタイミングで、くじ開催管理テーブル657の、対応するくじ回の開催有無を開催済み=「1」とすることができる。
次に、図45のフローチャートと、図46、図47を参照して、本願の第1実施形態に係るくじ管理システム3における、抽選結果表示のフローについて概略説明する。
また、図45では、抽選結果表示機能を有するビューワ550b、及び基幹サーバ600のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
ビューワ550bは、通常状態で、賞品交換システム1に係る賞品選択画面を表示している(ステップS190)。賞品選択画面は、例えば、図46(A)に示すような賞品選択画面970である。
図46(A)は、ホール店舗に設置されたビューワ550bにおいて、会員カード、会員カードに連携されたホール会員カード、会員カードに連携されたスマートフォン570によるログイン(賞品選択に係るログイン)が行われる前の状態の賞品選択画面970を示している。
賞品選択画面970の上段と中央部の構成は、図39(A)に示した賞品選択画面910と同様のものである。
賞品選択画面970の下段には、くじの抽選結果を表示するための抽選結果表示案内部971が配置されており、その右側には、抽選結果発表時間が15:30〜19:30であることが示され、さらにその右側には、抽選結果表示が可能となるまでの時間を表示する抽選結果表示開始時間表示部972が配置されている。図45(A)に示す賞品選択画面970は、抽選結果表示時間が到来していないため、抽選結果表示案内部971は、目立たないように表示(グレーアウト)され、現時点では、抽選結果の表示ができないことを表している。
ここで、再び、図45のフローチャートに戻ると、ビューワ550bは、ステップS191において、くじの抽選結果表示タイミングが到来したか否かを判定し、到来していなければ(ステップS191のNO)、この判定を繰り返し、到来していれば、ステップS192において、賞品選択画面に抽選結果表示中の表示を行う。
図45(B)には、抽選結果表示中の表示がされた賞品選択画面980が示されている。図45(B)に示す賞品選択画面980は、下段の表示を除いては、図45(A)に示す賞品選択画面970と同様の状態となっている。
賞品選択画面980の下段では、抽選結果表示部981が、ハイライト表示され、ユーザがくじの抽選結果の表示をすることが可能となっていることが示されている。また、その右側には、現在、抽選結果表示中(15:30〜19:30)であることが示され、さらにその右側には、抽選結果表示終了までの時間を表示する抽選結果表示終了時間表示部982が配置されている。
なお、くじの抽選結果表示タイミングが到来したか否かは、図28のくじ開催管理テーブル657の抽選結果表示時間を参照することによって把握可能である。この例では、ビューワ550bが、抽選結果表示タイミングを判定しているが、基幹サーバ600がこれを判定し、対応するホール店舗のビューワ550bに知らせるようにしてもよい。
ここで、会員カード、ホール会員カード、又はスマートフォン570をビューワ550bの所定位置にタッチすることにより、くじの抽選結果の表示が行われる。ここで、図45のフローチャートのステップS195は、上記のログイン操作に対応する。ビューワ550bは、ステップS195でログイン操作が行われると、当該ホール店舗の店舗コード、会員カードの固有ID(又はホール会員カードの固有IDやスマートフォン570の固有ID)等を基幹サーバ600に送信する(ステップS196)。店舗コードは、例えば、ビューワ550bのRAM553等の記憶装置に記憶されている。
ユーザの上記ログイン操作に応じて、基幹サーバ600は、ビューワ550bから会員カードやホール会員カードの固有ID等を受信し、スマートフォン570からアプリID等を受信する(ステップS197)。
次に、基幹サーバ600は、ステップS198において、くじエントリー管理テーブル658を参照し、ビューワ550bにログインしたユーザに対応するエントリーの抽選結果を取得し(ステップS198)、取得した抽選結果をビューワ550bに送信する(ステップS199)。
ビューワ550bは、基幹サーバ600から抽選結果を受信すると、その抽選結果を示す、くじ抽選結果表示画面を、(例えば、所定の演出を行った後で)ディスプレイに表示する(ステップS200)。
図47には、ビューワ550bにおいて表示される、くじ抽選結果表示画面990の例が示されている。図47に示す、くじ抽選結果表示画面990は、左側に、当選した商品を示す商品表示部991が配置されている。この例では、1等の大型テレビが当選した状況が示されている。
商品表示部991の右側には、「1等おめでとうございます」といったメッセージを表示するメッセージ表示部992が配置され、その下側には、ホール店舗のスタッフ等が、当選ユーザに商品の引き渡しを行う場合にタッチする商品引渡ボタン993が配置される。
抽選結果がはずれの場合は、くじ抽選結果表示画面990において、その旨の表示がされる。
再び、図45のフローチャートに戻ると、ステップS200において、ビューワ550bが、くじ抽選結果表示画面990を表示すると、これによって抽選結果が当選ユーザに表示されたということが、基幹サーバ600に通知され、この通知を受信した基幹サーバ600は、ステップS201において、くじエントリー管理テーブル658の確定有無の項目を確定=「1」に更新する。
この処理によって、仮当選の状態であった当該エントリーは、当選が確定した状態となる。なお、この例では、ビューワ550bにおいて抽選結果が表示された場合に、基幹サーバ600が、ビューワ550bから通知を受け取ることで、くじエントリー管理テーブル658の確定有無の項目を更新する。このような処理手順によって、ビューワ550bで、何らかの要因により抽選結果の表示がされなかった場合には、当選が確定しないように制御でき、厳密な当選状況の管理を行うことができる。しかしながら、基幹サーバ600が、抽選結果をビューワ550bに送信した場合に(ステップS199)、ビューワ550bで抽選結果の表示が行われたとみなして、くじエントリー管理テーブル658の確定有無の項目を更新するように構成することもできる。
ビューワ550bは、ステップS200の後、ホール店舗のスタッフ等により、くじ抽選結果表示画面990の商品引渡ボタン993がタッチされたか否かを判定する(ステップS202)。タッチされていない場合(ステップS202のNO)、この判定を繰り返す。タッチされた場合(ステップS202のYES)、商品引渡ボタン993がタッチされたということが基幹サーバ600に通知され、そこで、基幹サーバ600は、くじエントリー管理テーブル658の商品引渡の項目を商品引渡済=「1」に更新する(ステップS203)。
また、図45のフローチャートでは省略したが、ここで、行動履歴管理テーブル659に、行動の項目が「くじ抽選結果表示」であるレコードを追加し、当該ユーザが、くじの抽選結果表示を行ったことや、その日時を記憶することができる。
ホール店舗のスタッフ等は、当選ユーザの氏名、住所等の会員情報が登録されているか否かを確認し、当該会員情報の登録が確認できた場合に、上記の商品引渡ボタン993をタッチするとともに、当選ユーザに、当選した商品を引き渡す。
なお、ホール店舗のスタッフ等は、例えば、当選ユーザの会員IDに基づいて、住所等の会員情報が登録されているか否かを確認するが、こうした確認は、ビューワ550b、景品POS500、ホール管理端末430等において、管理者用のパスワードでログインし、ユーザの会員情報の登録状況について確認するための会員情報照会画面(不図示)を表示させることによって行うことができる。この会員情報は、賞品交換システム1と共有されているものである。また、ユーザに関し、必要な会員情報の登録がされている場合のみ、ビューワ550bのくじ抽選結果表示画面990において商品引渡ボタン993を表示させるようにしてもよい。
このような構成により、ホール店舗や、くじ運営者は、効果的にユーザの会員情報を取得することができる。なお、当選ユーザが、必要な会員情報を登録していない場合、これらの会員情報を登録する方法としては、例えば、ビューワ550b等で会員情報・配送先登録画面(不図示)に表示を切り換え、そこでユーザに入力させる方法がある。また、ホール店舗において、所定の用紙に氏名や住所等を記入し、それをホール店舗のスタッフ等が(くじ管理システム3や賞品交換システム1に)入力する方法がある。また、ユーザが、所定のWEBサイトで、又は、スマートフォン570のアプリケーション5の登録画面により氏名や住所等を入力することもできる。またさらに、WEBサイト、又はスマートフォン570のアプリケーション5を利用した、OpenIDの個人情報連携機能で、自動的に入力することもできる。
なお、本願の第1実施形態に係るくじ管理システム3で提供される商品は、くじ開催日前の所定の期間におけるホール店舗の売上げ実績に基づいて決定することができる。また、くじ開催日のホール店舗の売上げについて、日付け、曜日、天候、気温、過去の稼働実績等に基づいて推測し、この推測値に基づいて決定するようにすることもできる。
また、この例では、ホール店舗において、商品の現物を用意し、その場で引き渡すようにしているが、当選商品の価値に相当する金額に基づいて、紙カタログのなかから当選ユーザが好きな商品を選択するようにしてもよい。また、後述するように、当選商品の価値に相当する金額に基づいて、賞品交換システム1で提供される賞品のなかから当選ユーザが選択するようにしてもよい。
また、くじに当選し、大型商品が引き渡されることになった場合は、入力された(又は登録されている)会員情報を用いて、ホール店舗から配送(又は、製造・販売店から直送)するよう制御することもできる。
上記のように、ホール店舗において、商品の現物を用意し、その場で引き渡すようにしている場合、仮当選となったエントリーで抽選結果の表示がされず「失効」となったり、当選ユーザが商品の受け取りを拒否したりすると、ホール店舗に商品が残ることになる。このような場合、例えば、残った商品を、次回のくじの商品として利用することができる。ただし、当選数は変化させずに、次回のくじの商品に、残った商品を上乗せする(例えば、次回のくじで1等が商品Aである場合、残った商品Bを追加して、1等を商品A+商品Bとする)。
また、毎回のくじにおいて、同じ商品が設定されている場合は、残った商品の個数を管理し、次回のくじに関して、商品を発注する際に、その分を差し引くよう、くじ管理システム3で調整することができる。
くじに当選しながら抽選結果を表示せずに当選の確定に至らなかった場合、ユーザは、当選していることにも気づかないため、抽選結果表示時間が終了した時点で、その旨(例えば、もし、ホール店舗に来店して、抽選結果を表示していれば、商品○○が当選していたといった内容)をプッシュメッセージで通知するようにできる。また、この場合に、当選の確定に至らなかった数、失効のために残った商品やその総額等をプッシュメッセージに含めることができる。
<第2実施形態>
本願の第2実施形態に係るくじ管理システム3’は、ディスプレイやスピーカ等を備えたコンピュータ装置と、このコンピュータ装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置とによって実現することができ(いわゆる、クライアントサーバシステム、WEBシステム等)、ここでは、上述した賞品交換システム1に組み込まれた第1実施形態に係るくじ管理システム3に、所定の機能を追加した構成のシステムとして説明する。
[くじ管理システムの構成]
本願の第2実施形態に係るくじ管理システム3’では、上述した第1実施形態に係るくじ管理システム3の各機能に加えて、スマートフォン570を持ったユーザの位置を推定し、ユーザ(スマートフォン570)の位置がホール店舗内(又は、ホール店舗から所定範囲にある近接した位置)であると判定された場合に、スマートフォン570において、くじの抽選結果を表示させることができる。
このような構成によって、ビューワ550bの前で抽選結果の表示をしなくても、仮当選の状態を当選確定に遷移させることができる。このように、ユーザのスマートフォン570がホール店舗にあると判定された場合に限って、抽選結果表示を可能とし、当選を確定させることによって、遊技機10で遊技を行う遊技者となりうるユーザをホール店舗へと効果的に誘導することができ、また、ユーザは、ビューワ550bの前で抽選結果表示の操作をすることなく(混雑時には並んで待つ必要があるが、そのような懸念がなく)、スマートフォン570を用いて抽選の結果をホール店舗内で容易に知ることができる。
また、本願の第2実施形態に係るくじ管理システム3’では、ユーザの位置を推定した場合に、その推定位置を所定間隔で時系列に記憶し、各ユーザの移動履歴を管理する。このような構成によって、各ユーザのホール店舗における移動履歴を、くじのエントリーや抽選結果表示、遊技機10での遊技、賞品交換といった行動履歴と関連付けて把握し、分析することができる。
第1実施形態に係るくじ管理システム3について、図36を参照して、くじのエントリーと抽選結果の表示について、ユーザが利用可能な媒体と操作の場所の関係を説明したが、第2実施形態に係るくじ管理システム3’では、上記のように、一定の条件において、スマートフォン570で抽選結果を表示させることができる。
すなわち、図48の右側の列で示されているように、カードをビューワ550bの設置場所で利用してくじのエントリーをした場合、第1実施形態では、カードに紐付けされたスマートフォン570は、ビューワ550bを用いない限り、その他の場所では抽選結果を表示させることはできなかったが、第2実施形態では、ホール店舗内(又は、ホール店舗から所定範囲にある近接する位置)において、スマートフォン570のアプリケーション5でログイン後、抽選結果表示指示を行うと、スマートフォン570のディスプレイに抽選結果を表示させることができる。また、ユーザによる抽選結果表示指示や、スマートフォン570がホール店舗内にあると判定されたことに応じて、抽選結果がプッシュメッセージで通知されるようにすることもできる(図48の太線矩形A1参照)。
また、スマートフォン570をビューワ550bの設置場所で利用してくじのエントリーをした場合、第1実施形態では、スマートフォン570は、ビューワ550bを用いない限り、その他の場所では抽選結果を表示させることはできなかったが、第2実施形態では、ホール店舗内(又は、ホール店舗の所定範囲にある近接する位置)において、スマートフォン570のアプリケーション5でログイン後、抽選結果表示指示を行うと、スマートフォン570のディスプレイに抽選結果を表示させることができる。また、抽選結果表示指示や、スマートフォン570がホール店舗内にあると判定されたことに応じて、抽選結果がプッシュメッセージで通知されるようにすることもできる(図48の太線矩形A2参照)。
またさらに、スマートフォン570のアプリケーション5により、ビューワ550bを利用せずにくじのエントリーをした場合、第1実施形態では、スマートフォン570は、ビューワ550bを用いない限り、その他の場所では抽選結果を表示させることはできなかったが、第2実施形態では、ホール店舗内(又は、ホール店舗の所定範囲にある近接する位置)において、スマートフォン570のアプリケーション5でログイン後、抽選結果表示指示を行うと、スマートフォン570のディスプレイに抽選結果を表示させることができる。また、抽選結果表示指示や、スマートフォン570がホール店舗内にあると判定されたことに応じて、抽選結果がプッシュメッセージで通知されるようにすることもできる(図48の太線矩形A3参照)。
[各装置の機能]
本願の第2実施形態に係るくじ管理システム3’において、基幹サーバとスマートフォンは、くじ管理システム3とは若干異なる構成となっているが、本明細書では、それぞれ、そのまま基幹サーバ600、スマートフォン570と称するものとする。
スマートフォン570は、基本的に、くじ管理システム3のスマートフォン570と同様の構成であるが、ビーコン信号用アンテナ580を備え(図12参照)、さらに、ビーコン信号管理部591l、及び抽選結果表示制御部591mを備える。ビーコン信号管理部591lは、ホール店舗に配置されている後述の無線信号発信装置1800から、ビーコン信号用アンテナ580を介してビーコン信号を受信し、取得したビーコン識別情報や相対距離等を基幹サーバ600に送信する。また、抽選結果表示制御部591mは、基幹サーバ600から抽選結果表示許可信号を受信した場合に、ユーザの抽選結果表示操作に応じて、対応するエントリーの抽選結果をディスプレイに表示するよう制御する。
基幹サーバ600は、基本的に、くじ管理システム3の基幹サーバ600と同様の構成であるが、さらに、移動履歴管理部614と位置推定部615を備える。また、基幹DB650には、移動履歴管理テーブル662が追加される。
移動履歴管理部614は、後述する位置推定部615でスマートフォン570のホール店舗内の位置が推定された場合に、その推定位置を所定間隔で時系列に移動履歴管理テーブル662に記憶し、リクエストに応じて、ホール店舗内でのユーザの移動履歴がホール店舗のレイアウトに関連づけて表示できるよう制御する。
位置推定部615は、スマートフォン570からのビーコン識別情報や相対距離等の情報に基づいて、ユーザのスマートフォン570がホール店舗のどの位置にあるかを推定し、ホール店舗におけるユーザの行動を把握する。位置推定部615による推定結果により、ユーザがホール店舗内に存在するものと判定された場合、この判定に応じて、抽選結果表示制御部610がスマートフォン570に対して、抽選結果表示許可信号を送信し、結果的に、スマートフォン570を持ってホール店舗に来店したユーザが、スマートフォン570によって抽選結果を表示することができるようになる。また、ユーザがホール店舗内に存在するものと判定された場合に、自動的に、そのユーザのスマートフォン570に、そのユーザのくじのエントリーに関する抽選結果をプッシュメッセージとして送信するようにしてもよい。
[テーブルの構成]
図49に示す移動履歴管理テーブル662は、ユーザごとにホール店舗におけるユーザの位置を記憶する。ユーザの位置は、実質的には、ユーザが所持するスマートフォン570の位置である。この例では、会員ID、店舗コード、日時、座標等を記憶する。座標は、店舗ホールの所定の位置(例えば、後述する基準点2002)を基準とした相対位置を表しており、例えば、10秒ごとに新たな座標が記憶されるが、ユーザの位置が所定範囲にとどまっている場合は、座標の記憶を省略する。この例では、10秒ごとに座標を記憶するようにしているが、他のインターバルを設定することもでき、移動状況に応じて、そのインターバルを変化させることもできる。
[ユーザの位置の推定]
ここで、図50を参照して、ホール店舗におけるレイアウトについて説明する。図50は、ホール店舗の主要エリアにおいて、遊技機10やビューワ550a、550bなどの各装置がどのように配置されているかを模式的に例示する見取図(レイアウト図)である。
図50に示すように、例示のホール店舗は、図の下側に2つの正面出入口(2011a、2011b)が設けられ、この出入口により遊技者がホール店舗に出入りする。正面出入口(2011a、2011b)の前は、正面通路となっており、その奥(図面の上側)に、4つの島(2035〜2038)が配置されている。各島は、8つの遊技機10を含み、2つの遊技機10からなる4つの組は、それぞれ向かい合わせに配置され、通路側にそれぞれ遊技機10の正面部分が向けられる。
上述した4つの島(2035〜2038)の間には、3つの内側通路が設けられており、島2035の左側、及び島2038の右側にはそれぞれ、外側通路が設けられている。また、島2035、及び島2037の下端には、それぞれビューワ550aが配置され、これは、賞品選択装置として機能するとともに、入店した遊技者が、商品情報やホール店舗の案内情報などを容易に確認できるようになっている。また、島2035、及び島2038の上端にはそれぞれ、島端計数装置520が配置されている。
上述した4つの島(2035〜2038)のさらに奥(図面の上側)には、左側に島(2031、2033)が配置され、右側に島(2032、2034)が配置されている。各島には、4つの島(2035〜2038)と同様に、8つの遊技機10が含まれ、2つの遊技機10からなる4つの組は、それぞれ向かい合わせに配置される。なお、図示するように、これらの島(2031〜2034)の遊技機10は、上述した4つの島(2035〜2038)の遊技機10と直交する向きに配置されている。
左側の島(2031、2033)と右側の島(2032、2034)との間には、内側通路が設けられている。また、左側の島(2031、2033)の左側、及び右側の島(2032、2034)の右側には、それぞれ、上述の外側通路が延びている。
島2031の左端には、島端計数装置520が配置され、右端には、ビューワ550bが配置されている。ビューワ550bは、上述のように、賞品選択装置として機能するとともに、本発明に係るくじ管理システム3のくじエントリー機能と抽選結果表示機能を備える。この例のホール店舗では、ビューワ550bが1台のみ配置されているが、複数台を設けるようにしてもよい。島2033の右端には、ビューワ550aが配置されている。
島2032の左端には、島端計数装置520が配置されている。島2034の右端には、ビューワ550aが配置されている。
島(2031〜2034)のさらに奥(図面の上側)では、左側に景品交換カウンター2016が配置され、右側に店頭景品陳列コーナー2017が配置される。また、景品交換カウンター2016の左側奥には、スタッフルーム入口2014が設けられ、景品交換カウンター2016の左側手前には、化粧室入口2012が設けられている。また、店頭景品陳列コーナー2017の右側手前には、休憩室入口2013が設けられている。さらに、景品交換カウンター2016の奥(図面の上側)には、コンピュータルーム入口2015が設けられている。なお、コンピュータルームには、上述したホールコンピュータ400、ホールDB420、ホール管理端末430、接続管理装置90等のコンピュータ類が設置されている。
景品交換カウンター2016の奥(図面の上側)には、ホール店舗のスタッフが待機しており、遊技者による景品交換の要求等に対応する。景品交換カウンター2016には、景品POS500と賞品交換端末530が載置されている。
ここで、正面出入口2011a付近において、ユーザ2001が、島2036と島2037の間の内側通路を上方向に進んでいく様子が示されている。
また、図50の最上部左端に基準点2002が設けられ、本実施形態では、この基準点2002を基準として、ユーザの位置(スマートフォン570の位置)が管理される。
なお、本実施形態の遊技機10の横にはサンド装置20が配置され、遊技機10の上部にはデジタルサイネージ装置585が配置されるが、ここでは省略した。
くじ管理システム3’では、ユーザのスマートフォン570がホール店舗(お気に入りに指定したホール店舗)内にあることを、例えば、スマートフォン570が、ビューワ550a、ビューワ550b付近に設けた無線信号発信装置1800からの信号を受信することによって判定する。
ここで、図51を参照して、ホール店舗における無線信号発信装置1800からの無線信号をスマートフォン570が受信する態様について説明する。
図51は、図50に示したホール店舗のレイアウトにおいて、ビューワ550a、及びビューワ550bにそれぞれ無線信号発信装置1800が配置されている例を示している(図51中、無線信号発信装置1800は■で示されている)。なお、このような複数の無線信号発信装置1800は、図51に示すような位置に配置されるが、ビューワ以外の機器や、ホールの天井など、様々な場所に配置することができる。
これらの無線信号発信装置1800は、この例では、BLE規格に基づいたBluetooth(登録商標)のビーコン信号(アドバタイズ信号)を送出するとともに、無線信号発信装置1800相互の通信が可能なように構成され、メッシュネットワークとして構築されたものである(メッシュビーコン)。また、この無線信号発信装置1800は、高出力で無線信号を比較的広範囲にまで送信できる装置であり、例えば、Class2(最大10mの電波到達距離(規格値))のBLEチップを有するBLEモジュールを備えている。
それぞれの無線信号発信装置1800がこうした、比較的広範な伝播範囲を有するため、例えば、ビューワ550a、550bに近づいたユーザだけでなく、ホール店舗全体に亘って、ビーコン信号が伝播される。スマートフォン570で動作するアプリケーション5は、これらの無線信号発信装置1800からビーコン信号を受信すると、その受信信号に基づいて、UUID、Major、Minor等で構成されたビーコン識別情報を取得し、さらに、それぞれの無線信号発信装置1800との相対距離を、Immediate、Near、Farといった段階的なレベルで判定することができる。
ここで、上記のビーコン識別情報と相対距離(受信強度)等に基づく2点測位や多点測位によって、スマートフォン570がホール店舗内にあると推定されると、スマートフォン570において、そのユーザがエントリーしたくじの抽選結果を表示することができる。
なお、このようなスマートフォン570の位置推定は、そのスマートフォン570がホール店舗内にあることを厳密に検出できるとは限らない。スマートフォン570がホール店舗内にあっても、どの無線信号発信装置1800からも離れた位置にあったり、障害物の影響でビーコン信号が受信できなかった場合には、無線信号発信装置1800からの信号を受信できないことがあり、逆に、スマートフォン570がホール店舗外にあっても、ホール店舗に近く、その他所定の条件を満足すれば、無線信号発信装置1800からの信号を受信できることもある。
従って、ここでは、ホール店舗に設けられ、ホール店舗内の少なくとも一部をカバーする所定範囲に信号を送出できる無線信号発信装置1800からの信号をスマートフォン570が受信できた場合であって、例えば、各無線信号発信装置1800からの受信信号の強度(受信レベル)が所定の値(の組合せ)である場合に、ユーザがホール店舗に来店したとみなして、抽選結果の表示を可能とするよう制御する。従って、無線信号発信装置1800から信号が伝播する範囲の少なくとも一部である所定エリアにスマートフォン570が存在すると推定されれば、ユーザがホール店舗に来店したとみなされる。この所定エリアは、どの無線信号発信装置1800からの信号をどのような強度で受信したかによって定義されうる。
また、正面出入口2011aや正面出入口2011b(図50参照)に設置されたゲートの両端に2つの無線信号発信装置1800(無線信号発信装置1800a、1800b)を配置し、それぞれの無線信号発信装置1800は、低出力で無線信号を送信する装置であり、例えば、Class3(最大1mの電波到達距離(規格値))のBLEチップを有するBLEモジュールを備えるようにする。そうすると、2つの無線信号発信装置1800a、1800bがこうした、ユーザが必ず通過する、比較的狭い範囲で無線信号を送信するため、ユーザの来店をより効果的に把握できる可能性がある。
なお、この例では、メッシュビーコンによりスマートフォン570がホール店舗内にあるか否かを推定するように構成したが、無線LAN(例えば、Wi−Fi)アクセスポイントをメッシュネットワークとして構築し(メッシュWi−Fi)、送信されたパケットのアドレス情報(IPアドレスやMACアドレス等)、信号強度等からスマートフォン570の位置を推定することもできる。
また、複数の無線信号発信装置1800をメッシュネットワークとして構築することなく、それぞれの無線信号発信装置1800からのビーコン信号に関するビーコン識別情報と相対距離(受信強度)等を用いて、スマートフォン570の位置を推定することができる。また、同様に、複数の無線LAN(例えば、Wi−Fi)アクセスポイントをメッシュネットワークとして構築することなく、それぞれのアクセスポイントからの信号に基づくSSID(ESSID)、アドレス情報、信号強度等からスマートフォン570の位置を推定することもできる。
このように、本実施形態では、複数の無線信号発信装置1800から受信されたビーコン信号に基づいた2点測位や多点測位によって、ユーザのスマートフォン570の位置を推定したが、他の様々な方法を用いることができる。例えば、IMES(Indoor MEssaging System)を用いて、スマートフォン570の位置を推定することもできる。IMESでは、GPSと互換性のある信号を発信する無線信号発信装置をホール店舗内に配置し、スマートフォン570がGPS端末として機能できる場合に、GPSによる測位を、ホール店舗のような屋内においてもシームレスに実現することができる。
また、上述した無線信号発信装置1800を1台だけホール店舗に配置し、その無線信号発信装置1800を受信した場合に、ホール店舗に来店したと推定することもできる。ただし、この場合、ユーザの移動履歴を詳細に把握することはできない。また、超音波信号を発信する無線信号発信装置を1台、ホール店舗内に配置し、その信号を、スマートフォン570のマイク578で受信し、復号することによって、スマートフォン570が、例えば、当該無線信号発信装置から数メートルの距離に近づいたことを検知することができる。
[スマートフォンの位置推定に基づく抽選結果の表示]
次に、図52のフローチャートを参照して、スマートフォン570による位置推定に基づいて、抽選結果の表示を行うフローについて概略説明する。
また、図52では、スマートフォン570、及び基幹サーバ600のそれぞれにおける操作や処理が、装置ごとに時系列に示されている。
スマートフォン570のアプリケーション5は、ステップS230において、無線信号発信装置1800からビーコン信号を受信したか否かを判定し、受信していない場合は(ステップS230のNO)、この判定を繰り返す。受信している場合は(ステップS230のYES)、ステップS231において、それぞれの無線信号発信装置1800に対して、UUID、Major、Minor等で構成されたビーコン識別情報を取得し、無線信号発信装置1800との相対距離を判定する。
例えば、図51に示すユーザ2001の移動に応じて、スマートフォン570が、島2036と島2037の間の内側通路を上方向に進んでいくと、スマートフォン570で実行されているアプリケーション5は、4つのビューワ550aと1つのビューワ550bに配置された無線信号発信装置1800からの信号をそれぞれ受信してビーコン識別情報を取得し、ビーコン信号の強度等を解析して、どの無線信号発信装置1800に対してどれくらいの相対距離であるかを求める。
次に、スマートフォン570は、ステップS232において、(そのスマートフォン570のアプリケーション5に対応する)アプリID、ビーコン識別情報、相対距離等を、例えば、無線LANアクセスポイントを経由して、基幹サーバ600に送信する。なお、この場合、スマートフォン570は、これらの情報を、所定の基準で選択した無線信号発信装置1800に、BLE(ビーコン信号)やWi−Fiによって送信し、(メッシュビーコンやメッシュWi−Fiの場合は、他の無線信号発信装置1800とゲートウエイを経由して)基幹サーバ600に送るように構成することもできる。
なお、ここでは、対象となるくじの抽選結果表示時間において、スマートフォン570が1度でもホール店舗内であると判定されれば、その抽選結果表示時間内に、スマートフォン570において抽選結果の表示を行うことができるが、この例では、ビーコン識別情報が取得できても、ホール店舗内であると判定されない場合も考慮し、さらに、ユーザの移動履歴を把握するという目的もあることから、1度ビーコン信号を受信した後も、ビーコン信号の受信を継続し、アプリID、ビーコン識別情報、相対距離等の基幹サーバ600への送信を繰り返すものとする。また、スマートフォン570で抽選結果の表示を行うことを目的とすれば、対象となるくじの抽選結果表示時間において、当該情報を基幹サーバ600に送信すれば十分であるが、上記のように、ユーザの移動履歴を把握するという目的もあることから、抽選結果表示時間以外でも、当該情報を基幹サーバ600に送信するものとする。
基幹サーバ600は、ステップS233において、スマートフォン570から、アプリID、ビーコン識別情報、相対距離等を受信すると、遊技者情報テーブル651を参照して、アプリIDが存在するか否かを判定する(ステップS234)。アプリIDが存在しない場合(ステップS234のNO)、基幹サーバ600は処理を終了する。
アプリIDが存在する場合(ステップS234のYES)、ステップS235において、それぞれの無線信号発信装置1800のホール店舗での位置を記憶する位置情報ビーコン位置管理テーブル(不図示)を参照し、さらに、受信したビーコン識別情報と相対距離等から、スマートフォン570の、ホール店舗における位置を推定する。こうして推定された位置は、例えば、図50に示した基準点2002に対する相対位置である。
次に、基幹サーバ600は、推定されたスマートフォンの位置がホール店舗内であり、かつ、ホール店舗内となったタイミングが今回初めてであり、かつ、対象のくじの抽選結果表示時間内であるか否かを判定する(ステップS236)。今回の判定で初めて、スマートフォンの位置がホール店舗内となり、さらに、抽選結果表示時間内であると判定された場合(ステップS236のYES)、ステップS237において、対応するアプリIDのユーザについて表示可能なくじ回の抽選結果表示を可能とする、抽選結果表示許可信号を、そのユーザのスマートフォン570に送信する。ステップS236でNOの場合、又はステップS237の後で、そのユーザの移動履歴を管理するために、推定されたスマートフォン570の位置を、所定の時間間隔で移動履歴管理テーブル662に記憶する(ステップS238)。
一方、スマートフォン570は、抽選結果表示許可信号を受信すると、それをRAM573等の記憶装置に記憶する(ステップS239)。
その後、スマートフォン570は、ユーザから、くじの抽選結果を表示する操作があったか否かを判定し(ステップS240)、当該操作がなければ(ステップS240のNO)、この判定を繰り返し、当該操作があれば(ステップS240のYES)、抽選結果表示許可信号がRAM573等に記憶されていることを条件に、アプリIDを送信して、抽選結果を基幹サーバ600に問い合わせる。
基幹サーバ600は、スマートフォン570から抽選結果の問い合わせを受信すると、受信したアプリIDに基づいて、対応するくじのエントリーに関する抽選結果を、くじエントリー管理テーブル658を参照して取得する(ステップS241)。その後、基幹サーバ600は、取得した抽選結果を、スマートフォン570に送信する(ステップS242)。
また、図52のフローチャートでは省略したが、ここで、行動履歴管理テーブル659に、行動の項目が「くじ抽選結果表示(スマホ)」であるレコードを追加し、当該ユーザが、くじの抽選結果表示を行ったことや、その日時を記憶することができる。
スマートフォン570は、基幹サーバ600から抽選結果を受信すると、その抽選結果を示す、くじ抽選結果表示画面を、(例えば、所定の演出を行った後で)ディスプレイに表示する(ステップS243)。
なお、本実施形態では、対象となるくじの抽選結果表示時間において、スマートフォン570が1度でもホール店舗内にあると判定されれば、抽選結果表示時間内においては、どこでもスマートフォン570において抽選結果の表示を行うことができる。しかしながら、スマートフォン570において、くじの抽選結果を表示する操作があった時点でホール店舗にいることを、抽選結果表示の条件とすることもできる。その他、くじ当日であるが、くじの抽選結果表示時間外にホール店舗に一定時間滞在した場合など、所定の条件で抽選結果表示を可能とすることができる。
図53には、スマートフォン570において表示される、くじ抽選結果表示画面1010の例が示されている。図53に示す、くじ抽選結果表示画面1010は、上段に、当選した商品を示す商品表示部1011が配置されている。この例では、1等の大型テレビが当選した状況が示されている。
商品表示部1011の下側には、「1等おめでとうございます」といったメッセージを表示するメッセージ表示部1012が配置され、その下側には、「カウンターにお越し下さい」といった案内を表示する商品引渡案内表示部1013が配置される。この例では、くじに当選した場合、景品交換カウンターにおいて商品の引き渡しが行われる。ユーザが、スマートフォン570に表示されたくじ抽選結果表示画面1010をホール店舗のスタッフ等に提示し、当該ユーザが当選したことが認められると、当該ユーザの氏名、住所等の登録を条件に、当選ユーザに対して商品が引き渡される。
抽選結果が「はずれ」の場合は、くじ抽選結果表示画面1010において、その旨の表示がされる。
再び、図52のフローチャートに戻ると、ステップS243において、スマートフォン570が、くじ抽選結果表示画面1010を表示すると、これによって抽選結果が当選ユーザに表示されたということが、基幹サーバ600に通知され、この通知を受信した基幹サーバ600は、ステップS244において、くじエントリー管理テーブル658の確定有無の項目を確定=「1」に更新する。
この処理によって、仮当選の状態であった当該エントリーは、当選が確定した状態となる。なお、この例では、スマートフォン570において抽選結果が表示された場合に、基幹サーバ600が、スマートフォン570から通知を受け取ることで、くじエントリー管理テーブル658の確定有無の項目を更新する。このような処理手順によって、スマートフォン570で、何らかの要因により抽選結果の表示がされなかった場合には、当選が確定しないように制御でき、厳密な当選状況の管理を行うことができる。しかしながら、基幹サーバ600が、抽選結果をスマートフォン570に送信した場合に(ステップS242)、スマートフォン570で抽選結果の表示が行われたとみなして、くじエントリー管理テーブル658の確定有無の項目を更新するように構成することもできる。
この後、スマートフォン570は、くじの抽選結果表示時間が終了した場合に、RAM573等に記憶されていた抽選結果表示許可信号を削除し、ユーザから抽選結果表示操作があっても、抽選結果の表示ができないよう制御する。
[ユーザの移動履歴の把握]
図54は、ホール店舗のレイアウトにおいて、ユーザがどのように移動しているかを表示した例を示している。このような表示は、例えば、くじ管理システム3’の管理者等が、管理端末880から、所定の指示を行うことによって、管理端末880のディスプレイに表示されるものである。
このようなユーザの移動は、移動履歴管理テーブル662に記憶されたスマートフォン570の推定位置に基づいて展開したものである。例えば、図49に示す移動履歴管理テーブル662には、会員ID=U001のユーザがホール店舗(店舗コード=034)において移動した位置の履歴が記憶されており、このようなユーザの位置は、図51に示したような、複数の無線信号発信装置1800を用いた2点測位や多点測位によって求められ、また、ホール店舗の基準点2002(図50参照)に対する相対位置を示す座標として表現されている。
例えば、移動履歴管理テーブル662で、ユーザは、5月29日の11時52分50秒に、座標(25.15,56.38)に存在するものと記録されている。これは、基準点2002から、x方向(図50の横方向)に、25m15cm、y方向(図50の縦方向)に、56m38cmの位置にユーザがいることを表し、これが、図54のスマートフォン570の位置570aで示されている。
その後、移動履歴管理テーブル662の記録に従えば、ユーザが移動して、5月29日の11時53分00秒に、座標(25.22,49.18)に存在するものと記録されている。これは、基準点2002から、x方向(図50の横方向)に、25m22cm、y方向(図50の縦方向)に、54m18cmの位置にユーザがいることを表し、これが、図54のスマートフォン570の位置570bで示されている。以下同様に、移動履歴管理テーブル662の記録に従って、ユーザ(スマートフォン570)の移動をプロットすると、島2032の方向へ移動し(位置570c、位置570d)、その後、ビューワ550bの前で4分程度その場に留まり(位置570e)、次に、島2036の近くで(位置570f)2分程度その場に留まり、島2036の遊技機10の前(位置570g)に留まっている。
移動履歴管理テーブル662は、この例では、ユーザの相対位置を表す座標が、10秒ごとに記憶され、ユーザが同じ位置(所定範囲)に留まっている場合は、移動履歴管理テーブル662への記憶が省略されるようになっている。
そして、このようなユーザの移動動線に関し、行動履歴管理テーブル659を参照すると、会員ID=U001のユーザが5月29日の11時53分45秒に、ビューワ550bでくじのエントリーを行っていることが把握され、図54では、位置570eにおいて、くじのエントリーを行ったことを表す「エントリー」の表示がなされる。
また、会員ID=U001のユーザが5月29日の12時02分23秒に、遊技機10で遊技を開始したことが把握され、図54では、位置570gにおいて、遊技を開始したことを表す「遊技開始」の表示がなされる。
このような表示によって、ユーザの移動動線(経路)と、くじのエントリーや遊技などの行動をあわせて把握することができる。この例では、会員ID=U001のユーザが、来店後、すぐにビューワ550bに向かって進み、くじのエントリーを行った後、島2036に進み、その島に配置されている遊技機10で遊技を開始したことが把握される。この例では、ユーザが、スマートフォン570を有しているにも関わらず、ビューワ550bで、くじのエントリーを行っている。
また、行動履歴管理テーブル659と移動履歴管理テーブル662を参照して、1日に来店したすべての(あるいは、特定の条件で抽出した)ユーザについての移動動線と行動を把握し、それらの動線や行動の重複の度合いを所定の表現方法で表示することによって、ホール店舗内のヒートマップを作成し、分析することもできる。
なお、スマートフォン570を有していないユーザや、スマートフォン570にアプリケーション5をインストールしていないユーザは、ホール店舗内の移動を詳細に把握することはできないが、会員カード等を使用する、遊技機10での遊技や、ビューワ550bを用いた、くじのエントリー、くじの抽選結果表示等を把握できるので、これらの行動について位置を特定し、移動動線を概略想定することができる。
<第3実施形態>
本願の第3実施形態に係るくじ管理システム3’’は、ディスプレイやスピーカ等を備えたコンピュータ装置と、このコンピュータ装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置とによって実現することができ(いわゆる、クライアントサーバシステム、WEBシステム等)、ここでは、上述した賞品交換システム1に組み込まれた第2実施形態に係るくじ管理システム3’に、所定の機能を追加した構成のシステムとして説明する。
[くじ管理システムの構成]
本願の第3実施形態に係るくじ管理システム3’’では、上述した第2実施形態に係るくじ管理システム3’に、2次抽選の機能を加えたものである。2次抽選は、いわゆる「敗者復活戦」であり、くじのエントリーによって抽選がされた結果、はずれとなったエントリーを対象として、後で自動的に抽選(2次抽選)を行い、当選となったエントリーに特定の利益(例えば、ポイント、特殊印刷の会員カード、ノベルティ、賞品交換の対象である賞品等)を提供する。
[各装置の機能]
本願の第3実施形態に係るくじ管理システム3’’において、基幹サーバは、くじ管理システム3’とは若干異なる構成となっているが、本明細書では、そのまま基幹サーバ600と称するものととする。
基幹サーバ600は、基本的に、くじ管理システム3’の基幹サーバ600と同様の構成であるが、さらに、2次抽選管理部616を備える。また、基幹DB650のくじ開催管理テーブル657には、2次抽選について、新たなレコードが挿入され、例えば、「くじ回」の項目は、対応する本抽選が第2回であれば、「2(2次)」に設定され、2次抽選を実行するタイミングは「エントリー時間」の項目において設定される。また、このような2次抽選を、毎月1回、月に複数開催されるくじの本抽選の敗者復活戦としてまとめて実施することもできる。この2次抽選は、基本的には、ホール店舗の主催であるが、くじ運営者が、例えば、ホームページ上で行うこともできる。
また、当選種別・当選数も、本抽選と同様に設定されうる。当選種別・当選数は、1等、2等といった当選種別ごとの当選数等を含む。また、当選種別ごとのポイントや他の特典の内容は、別途設定されるが、これらの情報を所定のテーブルに記憶しておくこともできる。
また、くじエントリー管理テーブル658には、2次抽選の結果を記憶する項目「抽選結果(2次)」が設けられる。また、2次抽選に当選してポイントが付与される場合、ユーザごとのポイントを管理するために、ポイント管理テーブル663を新たに備える。
2次抽選管理部616は、くじ開催管理テーブル657に規定された所定のスケジュールに従って、くじの抽選(本抽選)ではずれとなったエントリーに対して再び抽選(2次抽選)を行い、2次抽選の結果が当選となったエントリーを当選として、くじエントリー管理テーブル658の抽選結果(2次)の項目を更新する。2次抽選は、くじの抽選(本抽選)ではずれとなったエントリーだけでなく、仮当選となった後、ビューワ550bで抽選結果表示画面を表示せず、当選が確定しなかったエントリーを対象とすることもできる。また、くじの抽選ではずれとなったエントリーのうち、抽選結果の表示を行ったエントリーに対してのみ、2次抽選を行うようにしてもよい。その他、くじの抽選(本抽選)で当選が確定したエントリー以外について、様々な基準で2次抽選の対象を決定することができる。
[テーブルの構成]
図55に示すポイント管理テーブル663は、ユーザごとにホール店舗におけるユーザのポイントを管理する。この例では、会員ID、店舗コード、ポイント、累積ポイント、更新日時を記憶する。このようなポイントは、2次抽選の当選の結果付与されるだけでなく、様々な特典として与えることができ、ポイント管理テーブル663は、その付与の根拠を記憶しておくこともできる。
[抽選(2次)の実施とポイントの付与]
次に、図56のフローチャートを参照して、本願の第3実施形態に係るくじ管理システム3’’における、2次抽選のフローについて概略説明する。また、図56では、基幹サーバ600における処理が時系列に示されている。
最初に、基幹サーバ600は、2次抽選を実行するタイミングが到来したか否かを判定する(ステップS210)。抽選タイミングでない場合は(ステップS210のNO)、この判定を繰り返す。基幹サーバ600は、例えば、くじ開催管理テーブル657の、未開催の2次抽選について、「エントリー時間」が現在時刻を過ぎている場合に、そのくじに関する2次抽選を行う。2次抽選は、当然ながら、対応する本抽選の抽選結果表示時間の後に行われるよう設定される。
抽選タイミングが到来した場合(ステップS210のYES)、ステップS211において、くじエントリー管理テーブル658を参照して、対応する本抽選において、「はずれ」となったエントリーを集計(取得)する。ここで、上述したように「失効」したエントリー等を抽選の対象に含めるようにしてもよい。
なお、ここで、くじ開催管理テーブル657の当該2次抽選についての開催有無は、未開催=「0」から、開催済=「1」に更新される。
次に、基幹サーバ600は、ステップS212において、くじ開催管理テーブル657を参照し、対象となるホール店舗の2次抽選について、当選種別と各当選種別に対応する当選数を取得し、ステップS213において、乱数を発生させ、発生させた乱数に基づいて、各当選種別に対応する当選エントリーを決定する。
なお、この例では、取得されたエントリーのいずれかに対して、すべてのポイント(当選種別ごとに割り当てられたすべての当選数に対応するポイント)を割り当てるように抽選を行う(用意されている当選数よりエントリー数が少ない場合を除く)。
また、何回かのくじの分をまとめて行うことができ、その場合に、所定期間におけるエントリーの回数等に応じて、ユーザごとに、当選確率を変動させることができる。
また、くじに当選しながら抽選結果を表示せずに当選の確定に至らなかったエントリーを対象とする場合、これらのエントリーの当選確率を、くじに当選しなかったエントリーの当選確率とは異なるように設定することも可能である。また、例えば、登録済みの電話番号の末尾3桁や、会員ID、会員カード等の固有IDの末尾桁等に基づいて、抽選を行うこともできる。
その後、基幹サーバ600は、抽選結果に基づいて、くじエントリー管理テーブル658の対応するエントリーのレコードに関し、抽選結果(2次)の項目を更新する(ステップS214)。例えば、抽選結果(2次)の項目を、はずれ=「0」、1等=「1」、2等=「2」、3等=「3」とする。
次に、基幹サーバ600は、ステップS215において、2次抽選の結果として付与されるポイントを、対応するユーザに付与するよう、ポイント管理テーブル663を更新する。例えば、1等には500ポイント、2等には300ポイント、3等には100ポイントが付与される。
次に、基幹サーバ600は、ステップS216において、会員IDに基づいて遊技者情報テーブル651を参照し、そのユーザがアプリIDを有しているか否かを判定する。アプリIDを有していると判定した場合(ステップS216のYES)、そのユーザのスマートフォン570に(くじ管理システム3’’に係る)アプリケーション5がインストールされているものと判断して、当選通知をプッシュメッセージにて送信する(ステップS217)。
図57には、スマートフォン570において、当選通知をプッシュメッセージで受け取った場合の、賞品選択画面1000が示されている。図57に示す賞品選択画面1000の上段には、2次抽選の当選通知1001が表示されており、そこには、第2回のくじに関する敗者復活戦で当選したことと、この当選によって500ポイントが付与されたことが示されている。賞品選択画面1000の中段には、賞品表示部1002が配置され、賞品表示部1002には、賞品交換システム1で交換対象となる賞品に関する情報が表示されている。
賞品選択画面1000の下段には、図41に示した賞品選択画面940と同様のホームボタン、賞品検索ボタン、お気に入りボタン、及びお知らせボタンが表示されており、右端のお知らせボタンをタッチすると、当選通知1001の詳細情報が表示される。
なお、図57の例では、2次抽選の当選によってポイントが付与されるパターンを示したが、所定の画面やコードをディスプレイに表示して、その表示によって、景品カウンターで、例えば、特殊印刷の会員カードやノベルティなどの物品を受け取るなど、様々な方法で、2次抽選の当選による特典を受け取ることができる。
また、当選ユーザについて、氏名や住所の会員情報が登録されていない場合は、その会員情報の登録を条件にポイントの付与や他の特典の付与するように通知することができる。
アプリIDを有していないと判定した場合(ステップS216のNO)、遊技者情報テーブル651からメールアドレスを取得し、そのメールアドレスに対して、当選通知を送信する(ステップS218)。その他、図56のフローチャートでは省略したが、メールアドレスを持たないユーザは、会員カードを用いてビューワ550b等にログインし、2次抽選の結果を確認することができる。当選したユーザは、例えば、景品カウンターで、(会員情報の登録を条件に)特典を受け取ることができる。
また、くじ運営者のホームページで、会員IDや会員カードの固有IDを一覧表示し、それをユーザが確認するようにもできる。この場合、当選したユーザは、例えば、くじ運営者のホームページで、WEBメールなどにより会員IDや会員カードの固有ID、氏名、住所等を入力し、特典の配送を指示することができる。
<変形例1>
次に、本願の第3実施形態に係るくじ管理システム3’’にさらに、本願のくじ、に関連してポイントを付与する機能を追加することができる。
ここでは、例えば、くじのエントリー、ホール店舗への来店、くじの抽選において「はずれ」となった場合など、ユーザの行動や当該行動に起因する結果に応じて、所定のポイントが付与される。
図58には、ポイントが付与される代表的なパターンが示されている。例えば、基幹サーバ600は、ユーザが、スマートフォン570によってくじのエントリーを行った場合、これを、くじエントリー管理テーブル658に記憶された各エントリーから把握し、所定のポイントを付与する。付与したポイントは、ポイント管理テーブル663に累積記憶される。
また、基幹サーバ600は、スマートフォン570とともにホール店舗に来店した場合に、その回数に応じて(1日1回を上限として)所定のポイントを付与する。また、特定日に来店したユーザに対して、より高いポイントを付与するようにすることもできる。この情報は、移動履歴管理テーブル662等から把握することができる。
さらに、基幹サーバ600は、くじの抽選結果で「はずれ」となった場合に、所定のポイントを付与する。この情報は、くじエントリー管理テーブル658に記憶された各エントリーから把握することができる。また、その「はずれ」を、ビューワ550bによる抽選結果表示により確認したユーザに対し、より高いポイントを付与するようにすることもできる。
また、基幹サーバ600は、上述したように、2次抽選において当選した場合に、その当選種別に応じて所定のポイントを付与する。
なお、図58に示したパターンは一例に過ぎず、他の様々な条件に基づいて、ユーザにポイントを付与することができる。例えば、くじのエントリー回数に応じて、ユーザに10ポイントを付与し、指定したホール店舗(お気に入りホール店舗)で1年間に開催されるくじにすべてエントリーし、そのすべてのエントリーに対して抽選結果の表示を行った場合に、200ポイントを付与するといった設定をすることもできる。
また、この例では、ポイントによってユーザに提供される利益は、ホール店舗やくじ運営者が負担するものであるが、その他の組織が負担してもよいし、複数の組織で負担するようにしてもよい。
<変形例2>
次に、本願の第3実施形態に係るくじ管理システム3’’(変形例1による追加を含む)にさらに、上述したような、くじの当選により提供される商品に相当する価値や、変形例1の構成で付与されたポイントによって、賞品交換システム1で提供される所望の賞品を受け取るようにすることができる。
このような構成により(元来の賞品交換システム1では、遊技機10による遊技によって獲得した遊技媒体の価値で所望の商品等を交換することができるだけであったが)、さらに、くじの当選によって得られる商品を、賞品交換システム1の賞品から選択できるようになり、また、付与されたポイントに基づいて、所望の商品を賞品交換システム1の賞品から入手することができるようになる。
[遊技媒体の価値による賞品交換]
最初に、賞品交換端末530を用いて、遊技媒体の価値による賞品交換を行う状況について説明する。賞品交換端末530において、会員カードやスマートフォン570等によるログインが行われると、図59に示すような操作選択画面1020が表示される。
図59の操作選択画面1020には、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部1021a、くじの当選に応じて受け取り可能な商品の価値を表示する当選商品価値表示部1021b、ポイントの付与に応じて受け取り可能な商品の価値を表示する当選商品価値表示部1021cが表示され、さらに、持ち玉の利用方法として賞品交換処理を選択するための賞品交換ボタン1022、くじの商品を指定するためのくじ商品指定ボタン1023、ポイントの商品を指定するためのポイント商品指定ボタン1024、及び戻るボタン1025が配置される。
賞品交換端末530は、ユーザが、どのボタンを選択したかを判定する。賞品交換ボタン1022が選択されると、賞品交換端末530は、図60、及び図61に示される賞品交換処理を行う。
最初に、賞品交換端末530は、基幹サーバ600に対して賞品登録内容確認要求を行う。基幹サーバ600は、賞品交換端末530から賞品登録内容確認要求を受信すると、お気に入り管理テーブル655を参照して、お気に入りリストに登録された賞品に関する賞品情報を取得し、賞品交換カゴ管理テーブル656を参照して、賞品交換カゴに登録された賞品に関する賞品情報を取得する。次に、取得したこれらの賞品情報を賞品交換端末530に送信する。
賞品交換端末530は、基幹サーバ600から賞品情報を受信すると、受信した賞品情報を編集して、賞品交換画面を表示する。この画面は、例えば、図60(A)に示す賞品交換画面1030のような画面である。
図60(A)の賞品交換画面1030では、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部1030a、お気に入りリストに登録された賞品の賞品情報が表示されるお気に入りリスト表示部1031、賞品交換カゴに登録された賞品の賞品情報が表示される賞品交換カゴ表示部1032、交換中止ボタン1030b、及び交換確認ボタン1030cが配置される。玉数表示部1030aには、景品POS500から受信した玉数である2,000玉が表示されている。
図60(A)に示す賞品交換画面1030は、まだ、賞品交換カゴに1件も賞品が登録されていない状態を示している。ここで、ユーザが、矢印1030dに示すように、お気に入りリスト表示部1031に表示された賞品情報の一部をタッチすると、その賞品が、賞品交換カゴに登録され、賞品交換カゴ表示部1032に表示される。
この様子を示したのが、図60(B)の賞品交換画面1030である。図60(B)の賞品交換画面1030では、ユーザが、矢印1030dで示すタッチ操作により、お気に入りリスト表示部1031に表示されていた賞品が、表示明細1030eとして賞品交換カゴ表示部1032に表示(登録)され、こうして賞品交換カゴ表示部1032に表示された賞品情報が、お気に入りリスト表示部1031の部分から削除され、その箇所には、「賞品交換カゴに入ってます」のコメント1031aが表示されている。
このように、賞品交換カゴ表示部1032に賞品情報が表示されると、ここでユーザは、表示明細1030eで数量を指定したり、配送先を変更することができる。また、このとき、図60(B)に示す、賞品交換画面1030の玉数表示部1030aは、残りの玉数である1,750玉の表示となっている。
表示明細1030eが表示された状態で交換確認ボタン1030cがタッチされると、そのタッチ操作に応じて、賞品交換端末530は、交換対象となった賞品の在庫を確認するよう基幹サーバ600に要求する。基幹サーバ600からのレスポンスが得られるまで、賞品交換端末530は、在庫確認中の表示を行う。この表示は、例えば、図61(A)に示すような賞品交換画面1030であり、この例では、図60(B)に示した賞品交換画面1030に、「在庫確認中」とのメッセージを表したポップアップ表示1030fが表示される。
基幹サーバ600は、賞品交換端末530から、賞品の在庫を確認するよう要求されると、当該賞品の在庫をショップ管理サーバ700に問い合わせ、問い合わせ結果を賞品交換端末530に送信する。
問い合わせ結果が在庫有りであった場合、賞品交換端末530は、交換確認画面を表示する。なお、基幹サーバ600から在庫がないとの問い合わせ結果を受信した場合は、賞品交換画面1030に、エラーメッセージを表示する。
交換確認画面は、例えば、図61(B)に示す交換確認画面1033のような画面である。図61(B)の交換確認画面1033では、景品POS500から受信した玉数とその遊技媒体種別を表示する玉数表示部1033a、交換対象の賞品の明細を表示する賞品明細表示部1034、交換中止ボタン1033b、及び交換確定ボタン1033cが配置される。なお、この例の賞品交換では、持ち玉250玉(1,000円相当)を消費して、ウーロン茶12本入りを1つ、指定の配送先に配送する注文となっている。
図61(B)に示す交換確認画面1033において、ユーザにより交換確定ボタン1033cがタッチされると、賞品発注指示があったと判定される。このとき、賞品交換端末530は、ユーザの氏名や住所等が登録されているか否かを判定し、登録されていない場合は、会員情報・配送先登録画面(不図示)が表示され、ユーザによって、氏名や住所等の情報が入力される。また、必要に応じて、ホール店舗のスタッフ等が、入力された氏名や住所を、提示された身分証明書に基づき確認(本人確認)することもできる。
交換が確定すると、賞品交換端末530は、今回の賞品交換において利用された持ち玉1,750玉として管理する。次に、賞品交換端末530は、持ち玉の消費玉数を景品POS500に送信する。また、このとき、必要に応じて、ホール会員IDやレシートNOも景品POS500に送信される。
景品POS500は、受信した消費玉数等をホールコンピュータ400に送信する。ホールコンピュータ400は、受信した消費玉数に基づき遊技媒体保持数管理テーブル422を更新する。
次に、賞品交換端末530は、賞品発注指示を基幹サーバ600に送信し、その後、交換処理中の表示を行う。基幹サーバ600は、賞品交換端末530から受信した賞品発注指示に基づいて、賞品配送をショップ管理サーバ700に指示し、ショップへの代金支払を指示する。
賞品交換端末530は、基幹サーバ600が賞品配送をショップ管理サーバ700に指示した場合に、交換完了画面(不図示)の表示を行う。次に、賞品交換端末530は、賞品交換受付票を、接続されたプリンタから出力し、この賞品交換受付票が遊技者に渡される。賞品交換受付票では、交換日時や交換店舗を含む交換情報を表示する交換情報表示部と交換した賞品の明細を表示する賞品明細表示部が配置される。賞品交換受付票は、賞品交換の控えとなるものであり、賞品が配送されて来ない場合や、配送された賞品に不具合があった場合に、賞品交換受付票の記載内容により問い合わせを行うことになる。
[くじの当選商品の価値による賞品交換]
くじのエントリーで仮当選となった場合は、図47に示すように、そのエントリーについて、くじ抽選結果表示画面990で抽選結果を表示させることで、仮当選が当選となり、ユーザの氏名や住所等の登録が確認された場合に、商品引渡ボタン993がタッチされ、当選商品の引き渡しが行われる。しかしながら、この例では、商品引渡ボタン993の他に、ユーザの指示により、賞品交換システム1で提供される所望の賞品を受け取るようにする賞品交換ボタン994(不図示)が、くじ抽選結果表示画面990に配置され、ユーザの氏名や住所等の登録が確認された場合に、この賞品交換ボタン994をタッチして、ユーザが別途、賞品交換端末530で、くじの当選商品の価値に相当する金額の賞品を選択することができる。
従って、ユーザは、くじに当選した場合、その当選商品をそのまま受け取ることもできるし、当選商品を受け取らずに、その当選商品に相当する価値の賞品を受け取るようにすることもできる。当選商品に相当する価値は、くじ開催管理テーブル657などに、当選種別ごとに記憶させておくことができる。
賞品交換ボタン994がタッチされた場合、くじの当選商品の価値に相当する金額は、例えば、遊技者情報テーブル651に当選商品相当金額として記憶される。
図59に示す賞品交換端末530の操作選択画面1020において、くじ商品指定ボタン1023が選択されると、賞品交換端末530は、図62(A)に示されるくじ商品指定画面1040に遷移する。
図62(A)のくじ商品指定画面1040では、遊技者情報テーブル651の当選商品相当金額に記憶されている金額を表示する当選商品相当金額表示部1040a、お気に入りリストに登録された賞品の賞品情報が表示されるお気に入りリスト表示部1041、賞品交換カゴに登録された賞品の賞品情報が表示される賞品交換カゴ表示部1042、交換中止ボタン1040b、及び交換確認ボタン1040cが配置される。当選商品相当金額表示部1040aには、遊技者情報テーブル651の当選商品相当金額から取得された2,000円が表示されている。
図62(A)に示すくじ商品指定画面1040は、まだ、賞品交換カゴに1件も賞品が登録されていない状態を示している。ここで、ユーザが、矢印1040dに示すように、お気に入りリスト表示部1041に表示された賞品情報の一部をタッチすると、その賞品が、賞品交換カゴに登録され、賞品交換カゴ表示部1042に表示される。
この様子を示したのが、図62(B)のくじ商品指定画面1040である。図62(B)のくじ商品指定画面1040では、ユーザが、矢印1040dで示すタッチ操作により、お気に入りリスト表示部1041に表示されていた賞品が、表示明細1040eとして賞品交換カゴ表示部1042に表示(登録)され、こうして賞品交換カゴ表示部1042に表示された賞品情報が、お気に入りリスト表示部1041の部分から削除され、その箇所には、「賞品交換カゴに入ってます」のコメント1041aが表示されている。
このように、賞品交換カゴ表示部1042に賞品情報が表示されると、ここでユーザは、表示明細1040eで数量を指定したり、配送先を変更することができる。また、このとき、図62(B)に示す、くじ商品指定画面1040の当選商品相当金額表示部1040aは、残りの価値である1,000円の表示となっている。
表示明細1040eが表示された状態で交換確認ボタン1040cがタッチされると、そのタッチ操作に応じて、賞品交換端末530は、交換対象となった賞品の在庫を確認するよう基幹サーバ600に要求する。基幹サーバ600からのレスポンスが得られるまで、賞品交換端末530は、在庫確認中の表示を行う。この表示は、例えば、図61(A)に示すような賞品交換画面1030と同様の表示である。
基幹サーバ600は、賞品交換端末530から、賞品の在庫を確認するよう要求されると、当該賞品の在庫をショップ管理サーバ700に問い合わせ、問い合わせ結果を賞品交換端末530に送信する。
問い合わせ結果が在庫有りであった場合、賞品交換端末530は、交換確認画面を表示する。なお、基幹サーバ600から在庫がないとの問い合わせ結果を受信した場合は、賞品交換画面に、エラーメッセージを表示する。
交換確認画面は、例えば、図61(B)に示す交換確認画面1033と同様の画面である。このとき、賞品交換では、くじ商品指定画面1040の当選商品相当金額表示部1040aにおいて、最初に2,000円と表示されていたのが、ウーロン茶12本入りを1つ指定したことによって1,000円を消費し、残りが1,000円となっている。
交換確認画面において、ユーザにより交換確定ボタンがタッチされると、賞品発注指示があったと判定され、交換が確定する。なお、この段階では、くじ抽選結果表示画面990で抽選結果を表示させた際に、ユーザの氏名や住所等は登録済みとなっている。また、このときに、配送日時を指定することもできる。
交換が確定すると、賞品交換端末530は、今回の賞品交換において利用された当選商品相当金額を1,000円として管理し、遊技者情報テーブル651の当選商品相当金額を更新する。
次に、賞品交換端末530は、賞品発注指示を基幹サーバ600に送信し、その後、交換処理中の表示を行う。基幹サーバ600は、賞品交換端末530から受信した賞品発注指示に基づいて、賞品配送をショップ管理サーバ700に指示し、ショップへの代金支払を指示する。
賞品交換端末530は、基幹サーバ600が賞品配送をショップ管理サーバ700に指示した場合に、交換完了画面の表示を行う。次に、賞品交換端末530は、賞品交換受付票を、接続されたプリンタから出力し、この賞品交換受付票が遊技者に渡される。賞品交換受付票では、交換日時や交換店舗を含む交換情報を表示する交換情報表示部と交換した賞品の明細を表示する賞品明細表示部が配置される。賞品交換受付票は、賞品交換の控えとなるものであり、賞品が配送されて来ない場合や、配送された賞品に不具合があった場合に、賞品交換受付票の記載内容により問い合わせを行うことになる。
この例では、遊技媒体の価値(持ち玉)での交換と、くじの当選商品に相当する価値での交換について、お気に入りリストや賞品交換カゴの内容を共通で利用するように構成したが、賞品交換に用いる価値の根拠に応じて、個別に用意することもできる。
また、遊技媒体の価値(持ち玉)と、くじの当選商品に相当する価値を統合して、賞品交換を行うようにしてもよい。その場合、ユーザは、どちらの価値をどれだけ使うかを指定することができる。また、くじの当選が複数ある場合に、これらの価値を合算して管理し、合算した額で賞品交換を行うようにしてもよい。
また、この例では、くじの当選商品に相当する価値に基づいて賞品交換を行う場合に、賞品交換システム1を利用するようにしているが、くじの当選商品自体を、賞品交換システム1を利用して配送するようにしてもよい。例えば、図59に示す操作選択画面1020で、くじの当選商品の受け取りを指示すると、図60(B)に示す賞品交換画面1030において、賞品交換カゴ表示部1032に、くじの当選商品が固定的に設定されており(在庫の確認は完了しているものとする)、ユーザは、ここで、配送先だけを指定して、その当選賞品を受け取りを指示する。
また、上記のような、ビューワ550bにおける商品引渡ボタン993のタッチにより、当選商品が引き渡されるパターンや、ビューワ550bにおける賞品交換ボタン994のタッチにより、持ち玉による景品交換と同様の方法で(賞品交換端末530を用いて)当選商品を選択するパターンのほかに、当選商品を後日に受け取ることができる引換券を発行するようなパターンを採用することもできる。また、このような引換券の代わりに、後日、ユーザのスマートフォン570や会員カードをビューワ550bや景品交換カウンター2016に配置された端末等にかざして固有IDを読み取らせた場合に、当選商品の受け取りが可能となるようにしてもよい。なお、この場合の当選商品は、事前に決められた商品でもよいし、賞品交換端末530でユーザが選択した商品であってもよい。このようなパターンにより、ユーザは、当選した後、当選商品を受け取るために、日を改めてホール店舗に来店する必要があり、このことによって、ユーザのホール店舗への誘導をさらに促進させることができる。
また、ビューワ550bにおける商品引渡ボタン993のタッチがされた場合に、当選商品がユーザの自宅等に配送されるようにしてもよい。
なお、ここまでは、くじに当選した場合、ユーザには商品(当選商品)が与えられる実施形態について説明してきたが、上述のように、有体物だけでなく、所定のサービスを受ける権利などを含む、様々な特典を(例えば、ユーザの氏名や住所等の登録が確認され、ビューワ550bにおいて所定のボタンがタッチされた場合に)与えるようにすることができる。このような特典は、基本的には当選商品と同等の価値のものが設定されるが、価値を比較できないものや異なる価値のものであってもよい。
例えば、「ホール店舗でのお奨めの遊技機を1日打てる券」や、「ユーザの打ちたい台を予約できる券」といった特典を付与することもできる。このような特典は、対応するユーザの会員IDにそのような機能を持たせるようにシステム側で対応し、ユーザがスマートフォン570や会員IDを利用した場合に、当該ユーザを識別するようにできる。また、上記特典を、ホール店舗における運用で対応したり、特別なICカードを付与することで実現することもできる。
このような様々な特典がユーザに付与された場合でも、当選商品が引き渡される場合と同様に、くじエントリー管理テーブル658の商品引渡有無が、「0」から「1」に更新される。この場合、「0」が特典付与前、「1」が付与後を意味する。
[ポイントの価値による賞品交換]
各ユーザに対して、変形例1で説明したようなポイントが付与された場合は、ユーザの指示により、このポイントを用いて、賞品交換システム1で提供される所望の賞品を受け取るようにすることができる。
図59に示す賞品交換端末530の操作選択画面1020において、ポイント商品指定ボタン1024が選択されると、賞品交換端末530は、図63(A)に示されるポイント商品指定画面1050に遷移する。
図63(A)のポイント商品指定画面1050では、ポイント管理テーブル663の累積ポイントに記憶されているポイントに相当する金額を表示するポイント相当金額表示部1050a、お気に入りリストに登録された賞品の賞品情報が表示されるお気に入りリスト表示部1051、賞品交換カゴに登録された賞品の賞品情報が表示される賞品交換カゴ表示部1052、交換中止ボタン1050b、及び交換確認ボタン1050cが配置される。
ポイントに相当する金額は、例えば、ポイントレートテーブル(不図示)において、ホール店舗ごとに記憶しておくことができる。ここでは、1ポイント=2円に設定されているものとする。ポイント相当金額表示部1050aには、ポイント管理テーブル663の会員ID(=U001)の累積ポイント(=543)に基づいて、1,086円が表示されている。
図63(A)に示すポイント商品指定画面1050は、まだ、賞品交換カゴに1件も賞品が登録されていない状態を示している。ここで、ユーザが、矢印1050dに示すように、お気に入りリスト表示部1051に表示された賞品情報の一部をタッチすると、その賞品が、賞品交換カゴに登録され、賞品交換カゴ表示部1052に表示される。
この様子を示したのが、図63(B)のポイント商品指定画面1050である。図63(B)のポイント商品指定画面1050では、ユーザが、矢印1050dで示すタッチ操作により、お気に入りリスト表示部1051に表示されていた賞品が、表示明細1050eとして賞品交換カゴ表示部1052に表示(登録)され、こうして賞品交換カゴ表示部1052に表示された賞品情報が、お気に入りリスト表示部1051の部分から削除され、その箇所には、「賞品交換カゴに入ってます」のコメント1051aが表示されている。
このように、賞品交換カゴ表示部1052に賞品情報が表示されると、ここでユーザは、表示明細1050eで数量を指定したり、配送先を変更することができる。また、このとき、図63(B)に示す、ポイント商品指定画面1050のポイント相当金額表示部1050aは、残りの価値である86円の表示となっている。
表示明細1050eが表示された状態で交換確認ボタン1040cがタッチされると、そのタッチ操作に応じて、賞品交換端末530は、交換対象となった賞品の在庫を確認するよう基幹サーバ600に要求する。基幹サーバ600からのレスポンスが得られるまで、賞品交換端末530は、在庫確認中の表示を行う。この表示は、例えば、図61(A)に示すような賞品交換画面1030と同様の表示である。
基幹サーバ600は、賞品交換端末530から、賞品の在庫を確認するよう要求されると、当該賞品の在庫をショップ管理サーバ700に問い合わせ、問い合わせ結果を賞品交換端末530に送信する。
問い合わせ結果が在庫有りであった場合、賞品交換端末530は、交換確認画面を表示する。なお、基幹サーバ600から在庫がないとの問い合わせ結果を受信した場合は、賞品交換画面に、エラーメッセージを表示する。
交換確認画面は、例えば、図61(B)に示す交換確認画面1033と同様の画面である。このとき、賞品交換では、ポイント商品指定画面1050のポイント相当金額表示部1050aにおいて、最初に1,086円と表示されていたのが、ウーロン茶12本入りを1つ指定したことによって1,000円を消費し、残りが86円となっている。
交換確認画面において、ユーザにより交換確定ボタンがタッチされると、賞品発注指示があったと判定される。なお、このとき、賞品交換端末530は、ユーザの氏名や住所等が登録されているか否かを判定し、登録されていない場合は、会員情報・配送先登録画面(不図示)が表示され、ユーザによって、氏名や住所等の情報が入力される。また、必要に応じて、ホール店舗のスタッフ等が、入力された氏名や住所を、提示された身分証明書に基づき確認することもできる。
交換が確定すると、賞品交換端末530は、今回の賞品交換において利用されたポイント相当金額を1,000円(500ポイント)として管理し、ポイント管理テーブル663の累積ポイントを更新する。
次に、賞品交換端末530は、賞品発注指示を基幹サーバ600に送信し、その後、交換処理中の表示を行う。基幹サーバ600は、賞品交換端末530から受信した賞品発注指示に基づいて、賞品配送をショップ管理サーバ700に指示し、ショップへの代金支払を指示する。
賞品交換端末530は、基幹サーバ600が賞品配送をショップ管理サーバ700に指示した場合に、交換完了画面の表示を行う。次に、賞品交換端末530は、賞品交換受付票を、接続されたプリンタから出力し、この賞品交換受付票が遊技者に渡される。賞品交換受付票では、交換日時や交換店舗を含む交換情報を表示する交換情報表示部と交換した賞品の明細を表示する賞品明細表示部が配置される。賞品交換受付票は、賞品交換の控えとなるものであり、賞品が配送されて来ない場合や、配送された賞品に不具合があった場合に、賞品交換受付票の記載内容により問い合わせを行うことになる。
この例では、遊技媒体の価値(持ち玉)での交換、くじの当選商品に相当する価値での交換、及びポイントの価値での交換について、お気に入りリストや賞品交換カゴの内容を共通で利用するように構成したが、賞品交換に用いる価値の根拠に応じて、個別に用意することもできる。
また、遊技媒体の価値(持ち玉)、くじの当選商品に相当する価値、及びポイントの価値を統合して、賞品交換を行うようにしてもよい。その場合、ユーザは、どの価値をどれだけ使うかを指定することができる。
以上、本発明のくじ管理システムを、具体的な装置、及び具体的なテーブル等を用いていくつか例示してきたが、これまでの説明は一例に過ぎず、様々な他の形態によって、本発明の特徴的なコンピュータシステムを実現可能である。
1 賞品交換システム
2 ホールシステム
3 くじ管理システム
5 アプリケーション
10 遊技機
20 サンド装置
90 接続管理装置
400 ホールコンピュータ
430 ホール管理端末
500 景品POS
585 デジタルサイネージ装置
520 島端計数装置
530 賞品交換端末
550a ビューワ
550b ビューワ
570 スマートフォン
600 基幹サーバ
680 モバイルI/Fサーバ
690 無線ネットワーク
700 ショップ管理サーバ
840 ショップシステムI/Fサーバ
850、851 ショップシステム
860 モバイル管理サーバ
880 管理端末
本発明の第4の実施態様に係る発明は、第1ないし第3のいずれかの実施態様において下記の構成を有する。
前記くじ装置が設置される施設において、1又は複数の信号発信装置(例えば、無線信号発信装置1800)が配置され、
前記位置推定手段は、前記携帯機器が受信した前記信号発信装置からの信号(例えば、ビーコン信号)に基づいた情報を、前記携帯機器から受信して前記携帯機器の位置を推定し、
前記所定のエリアは、前記携帯機器が、前記信号発信装置からの信号のいずれかを受信可能である範囲の少なくとも一部(例えば、各信号発信装置から受信した信号の強度が所定のレベル(の組合せ)である範囲)に設定されるように構成される。
本発明の第7の実施態様に係る発明は、下記の構成を有する。
コンピュータに、
くじのエントリーを受け付けるエントリー受付手段、
所定の位置に設置されたくじ装置に係る操作に応じて、前記くじのエントリーの抽選結果を報知する抽選結果報知手段、及び、
ユーザの携帯機器の位置を推定する位置推定手段として機能させるためプログラムであって、
前記抽選結果報知手段は、前記位置推定手段により前記携帯機器が所定のエリアにあると推定された場合に、前記携帯機器において、前記くじのエントリーの抽選結果の報知が可能となるよう制御するように構成される。

Claims (7)

  1. 所定の位置に設置されたくじ装置を含む、くじ管理システムであって、
    くじのエントリーを受け付けるエントリー受付手段と、
    前記くじ装置に係る操作に応じて、前記くじのエントリーの抽選結果を報知する抽選結果報知手段と、
    ユーザの携帯機器の位置を推定する位置推定手段と、を備え、
    前記抽選結果報知手段は、前記位置推定手段により前記携帯機器が所定のエリアにあると推定された場合に、前記携帯機器において、前記くじのエントリーの抽選結果の報知が可能となるよう制御することを特徴とする、くじ管理システム。
  2. 前記くじのエントリーについて抽選を行い、仮当選のエントリーを決定する抽選手段をさらに備え、
    前記仮当選のエントリーは、前記抽選結果報知手段によって当該エントリーの抽選結果が報知された場合に当選が確定することを特徴とする、請求項1に記載の、くじ管理システム。
  3. 前記くじ装置は、そのくじ装置が設置される位置の施設に対応付けて管理され、
    前記くじは、前記施設ごとに開催され、
    前記エントリー受付手段は、ユーザが前記携帯機器で指定した施設で開催されるくじに対してのみ、当該ユーザの携帯機器によるエントリーを可能とするように制御することを特徴とする、請求項1又は2に記載の、くじ管理システム。
  4. 前記くじ装置が設置される施設において、1又は複数の信号発信装置が配置され、
    前記位置推定手段は、前記携帯機器が受信した前記信号発信装置からの信号に基づいた情報を、前記携帯機器から受信して前記携帯機器の位置を推定し、
    前記所定のエリアは、前記携帯機器が、前記信号発信装置からの信号のいずれかを受信可能である範囲の少なくとも一部(例えば、各信号発信装置から受信した信号の強度が所定のレベル(の組合せ)である範囲)に設定されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の、くじ管理システム。
  5. 前記エントリー受付手段は、前記携帯機器から、くじのエントリーがあった場合に、前記くじのエントリーを行ったユーザに対して、所定のポイントを付与することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の、くじ管理システム。
  6. 所定の位置に設置されたくじ装置を含む、くじ管理システムで実行されるくじ管理方法であって、
    くじのエントリーを受け付けるエントリー受付ステップと、
    前記くじ装置に係る操作に応じて、前記くじのエントリーの抽選結果を報知する抽選結果報知ステップと、
    ユーザの携帯機器の位置を推定する位置推定ステップと、を備え、
    前記抽選結果報知ステップは、前記位置推定ステップにより前記携帯機器が所定のエリアにあると推定された場合に、前記携帯機器において、前記くじのエントリーの抽選結果の報知が可能となるよう制御することを特徴とする、くじ管理方法。
  7. コンピュータに、
    くじのエントリーを受け付けるエントリー受付手段、
    所定の位置に設置されたくじ装置に係る操作に応じて、前記くじのエントリーの抽選結果を報知する抽選結果報知手段、及び、
    ユーザの携帯機器の位置を推定する位置推定手段として機能させるためにプログラムであって、
    前記抽選結果報知手段は、前記位置推定手段により前記携帯機器が所定のエリアにあると推定された場合に、前記携帯機器において、前記くじのエントリーの抽選結果の報知が可能となるよう制御することを特徴とする、プログラム。
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