JP2000317116A

JP2000317116A - 景品交換装置

Info

Publication number: JP2000317116A
Application number: JP11134525A
Authority: JP
Inventors: Junzo Yagi; 純三八木; Tatsumi Sumikama; 辰巳炭▲竃▼
Original assignee: Suncorporation
Current assignee: Suncorporation
Priority date: 1999-05-14
Filing date: 1999-05-14
Publication date: 2000-11-21

Abstract

(57)【要約】【課題】遊技店外等に設けられている景品交換端末装
置で短時間に、会員サーバーの負担を増大させることな
く景品交換処理を行えるようにする。【解決手段】各遊技店１０の会員サーバー１１は、各
遊技者の貯玉数や会員番号等を含む会員情報を記憶して
いる。センターサーバー２０は、会員サーバーから所定
時間に会員情報を受信し、管理情報として記憶する。遊
技店外等に設けられている景品交換端末装置３０で景品
交換操作を行う場合、センターサーバー２０は、管理情
報に含まれている貯玉数に基づいて景品の交換が可能か
否かを判別する。センターサーバー２０は、景品交換が
可能と判断した場合には、景品交換端末装置３０に景品
交換許可信号を送信するとともに、景品に対応する交換
玉数を貯玉引落予約数として記憶する。そして、次に会
員サーバー１１から受信した貯玉数から貯玉引落予約数
を減算し、減算結果を会員サーバー１１に送信するとと
もに、管理情報として記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技客がパチンコ
店等の遊技店で遊技により獲得した玉を景品と交換する
景品交換装置に関する。詳しくは、遊技客が遊技により
獲得した玉を貯玉として預けておき、遊技客が遊技店外
等の景品交換端末装置で貯玉を景品と交換する処理を行
うことができる景品交換装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、パチンコ店等の遊技店では、貯玉
システムが採用されている。この貯玉システムでは、遊
技客は、遊技により獲得した玉を貯玉として預けておく
ことができる。遊技客は、貯玉から払い戻した玉で再遊
技を行うことができ、またいつでも貯玉を景品と交換す
ることができる。なお、貯玉から玉を払い戻す場合に
は、手数料を取られることが多い。この貯玉システムで
は、遊技により獲得した玉を貯玉として預ける場合に
は、例えば遊技客の会員カードを玉計数機に接続された
カードリーダーのカード挿入口に挿入し、玉計数機に玉
を投入するとともに、貯玉スイッチを操作する。カード
リーダーは、貯玉スイッチが操作されると、会員カード
に記憶されている会員番号や玉計数機により計数された
玉計数値数等を含む貯玉要求信号を会員サーバーに送信
する。会員サーバーは、貯玉要求信号を受信すると、受
信した会員番号に対応する貯玉数を会員情報から読み出
し、読み出した貯玉数に受信した玉計数値を加算する。
そして、加算結果を新たな貯玉数として記憶する。ま
た、貯玉を景品と交換する場合には、例えば景品交換所
に設けられている貯玉用の景品交換端末装置（ＰＯＳ端
末装置として設けられている場合もある）のカード挿入
口に会員カードを挿入し、交換したい景品を選択する。
景品交換端末装置は、景品が選択されると、会員カード
に記憶されている会員番号、景品を示す景品情報を含む
景品交換要求信号を会員サーバーに送信する。会員サー
バーは、景品交換要求信号を受信すると、受信した会員
番号に対応する貯玉数を会員情報から読み出し、読み出
した貯玉数から景品を貯玉と交換するのに必要な交換玉
数を減算する。そして、減算結果を新たな貯玉数として
記憶する。なお、貯玉から玉を払い戻す場合には、例え
ば玉貸機のカード挿入口に会員カードを挿入し、払い戻
し玉数を入力する。そして、会員サーバーは、会員情報
に記憶されている貯玉数から払い戻し玉数を減算し、減
算結果を新しい貯玉数として記憶する。

【０００３】このような貯玉システムにおいて、遊技客
へのサービスを向上させるために、遊技店内だけでな
く、遊技店外でも貯玉を景品と交換できる景品交換装置
が要望されている。そこで、各遊技店の会員サーバーに
記憶されている会員情報をセンターサーバーに送信して
管理情報として記憶させるとともに、コンビニエンスス
トア等の景品交換小売店に景品交換端末装置を設け、遊
技店外等で貯玉を景品と交換することができる景品交換
装置が開発されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな景品交換装置では、センターサーバーは、所定の時
間、例えば遊技店の営業時間が終了した後の夜間に各遊
技店の会員サーバーから各会員の会員情報を受信して記
憶している。すなわち、センターサーバーに記憶されて
いる管理情報と各遊技店の会員サーバーに記憶されてい
る会員情報とは時間遅れがある。このため、景品交換を
許可するか否かの判断処理、例えば会員の認証（会員番
号、暗証番号等の一致を検出する）はセンターサーバー
に記憶されている管理情報に基づいて行い、景品交換が
可能であるか否かの判断処理や貯玉数の更新処理は各遊
技店の会員サーバーに記憶されている会員情報に基づい
て行っている。このように、従来の景品交換装置では、
遊技店外等に設けられている景品交換端末装置で景品交
換操作が行われる毎に各遊技店の会員サーバーにアクセ
スしているため、処理時間を要する。また、各遊技店の
会員サーバーの処理負担も増加する。そこで、本発明
は、短時間に、各遊技店の会員サーバーの処理負担を増
加させることなく、遊技店外等に設けられた景品交換端
末装置で貯玉を景品と交換することができる景品交換装
置を提供することを解決すべき課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第１発明は、請求項１に記載されたとおり
の景品交換装置である。請求項１に記載の景品交換端末
装置では、センターサーバーは、会員サーバーから所定
時間に受信した会員情報に基づいて景品交換を許可する
か否かの判断及び景品交換が可能であるか否かの判断を
行い、景品交換が許可され、且つ景品交換が可能である
と判断した場合に景品交換端末装置に景品交換許可信号
を送信する。これにより、遊技店外等に設けられている
景品交換端末装置で景品交換操作が行われても、各遊技
店の会員サーバーにアクセスすることがないため、景品
交換処理時間が短くなり、また各遊技店の会員サーバー
の処理負担も増加することがない。また、本発明の第２
発明は、請求項２に記載されたとおりの景品交換装置で
ある。請求項２に記載の景品交換装置では、センターサ
ーバーは、景品交換端末装置に景品交換許可信号を送信
した場合には、その後に会員サーバーから当該会員番号
に対応する会員情報を受信した時、景品交換情報、例え
ば景品情報に対応する交換玉数や管理情報内に記憶され
ている貯玉数から景品情報に対応する交換玉数を減算し
た減算結果等を会員サーバーに送信する。これにより、
会員サーバーに正しい貯玉数を記憶させることができ、
２重の払い戻しを防止することができる。また、本発明
の第３発明は、請求項３に記載されたとおりの景品交換
装置である。請求項３に記載の景品交換装置では、セン
ターサーバーは、景品交換端末装置に景品交換許可信号
を送信した場合には、当該会員番号に対応する貯玉数か
ら交換玉数を減算し、減算結果を新しい貯玉数として次
回の景品交換が可能であるか否かの判断を行う。これに
より、遊技客は貯玉数の範囲内で何回でも貯玉を景品と
交換することができる。また、本発明の第４発明は、請
求項４に記載されたとおりの景品交換装置である。請求
項４に記載の景品交換装置では、センターサーバーは、
景品交換が許可され、且つ景品交換が可能であると判断
した場合には、景品交換端末装置に景品交換要求受領信
号を送信し、その後に会員サーバーから受信した会員情
報に含まれている貯玉数が交換玉数以上であると、景品
交換情報を会員サーバーに送信するとともに、景品情報
に対応する景品の配送指示信号を送信する。これによ
り、遊技店外等に設けられている景品交換端末装置で景
品交換操作が行われても、各遊技店の会員サーバーにア
クセスすることがないため、景品交換処理時間が短くな
り、また各遊技店の会員サーバーの処理負担も増加する
ことがない。さらに、最終的には会員サーバーに記憶さ
れている貯玉数に基づいて景品交換を行うか否かが決定
されるため、２重の払い戻しを確実に防止することがで
きる。また、本発明の第５発明は、請求項５に記載され
たとおりの景品交換装置である。請求項５に記載の景品
交換装置を用いれば、遊技客は貯玉数の範囲内で何回で
も貯玉を景品と交換することができる。また、本発明の
第６〜９発明は、請求項６〜９に記載のとおりの景品交
換装置である。請求項６〜９に記載の景品交換装置で
は、貯玉数やポイント数によって遊技店外等に設けられ
ている景品交換端末装置で景品交換を許可するか否かを
判断する。これにより、遊技店の集客効果が向上する。
また、本発明の第１０発明は、請求項１０に記載のとお
りの景品交換装置である。請求項１０に記載の景品交換
装置では、センターサーバーは、管理情報内の貯玉数の
所定割合の貯球数の範囲内で景品交換が可能であるか否
かを判断する。これにより、２重の払い戻しによる遊技
店の損失を軽減することができる。また、本発明の第１
１発明は、請求項１１に記載されたとおりの景品交換装
置である。請求項１１に記載の景品交換装置では、セン
ターサーバーは、景品交換許可信号あるいは景品交換受
領信号を送信した後、次に前記会員サーバーから当該会
員番号に対応する会員情報を受信した時、前記会員情報
に含まれている貯玉数が前記景品情報に対応する交換玉
数より少ないと警報信号を出力する。これにより、係員
等は貯玉払い戻し履歴等を確認する必要があることを容
易に判別することができる。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図１は、本発明の景品交換装置の概
略図を示す図である。各遊技店１０には、各会員の会員
情報１２を記憶する会員サーバー１１が設けられてい
る。会員情報１２には、各会員の会員番号、貯玉数、暗
証番号等が含まれている。会員情報１２の貯玉数は、各
会員の貯玉操作、払い戻し操作、景品交換操作等によっ
て随時更新される。例えば、各会員が貯玉操作を行う
と、遊技等によって獲得した玉の計数値が当該会員の会
員番号に対応する貯玉数に加算され、加算値が当該会員
番号に対応する新しい貯玉数として記憶される。また、
払い戻し操作あるいは景品交換操作を行うと、貯玉数か
ら払い戻し玉数あるいは景品と交換するための交換玉数
が減算され、減算値が新しい貯玉数として記憶される。
センターサーバー２０には、管理情報が記憶される。管
理情報には、各遊技店１０の会員サーバー１１から送信
される会員情報が含まれている。各遊技店１０の会員サ
ーバー１１は、所定時間、例えば各遊技店１０の営業時
間が終了した夜間、営業中の所定時間毎等に会員サーバ
ー１１に記憶されている最新の会員情報をセンターサー
バー２０に送信し、管理情報を更新する。景品交換端末
装置３０は、遊技店外のコンビニエンスストア等の景品
交換小売店に設けられている。景品交換端末装置３０
は、ＰＯＳ端末装置と兼用することもできる。本実施の
形態では、遊技店外に設けられている景品交換端末装置
３０で景品交換操作を行う場合には、センターサーバー
２０に記憶されている管理情報に基づいて景品交換処理
が行われる。パソコン端末等の端末装置４０は、自宅や
事務所等に設けられている。この端末装置４０でも景品
交換操作を行うことができる。このため、端末装置４０
も、景品交換端末装置の概念に含まれる。これらの各遊
技店の会員サーバー１１、センターサーバー２０、景品
交換端末装置３０及び端末装置４０は、通信回線、例え
ばインターネット回線５０を介して接続されている。

【０００７】次に、本発明の景品交換装置の第１の実施
の形態の動作を説明する。本実施の形態の景品交換装置
は、センターサーバー２０に記憶されている管理情報に
含まれている貯玉数の範囲内であれば景品との交換を即
座に許可する。貯玉を景品と交換しようとする会員は、
景品交換小売店等に設けられている景品交換端末装置３
０のカード挿入口に会員カードを挿入し、本人を確認す
るための識別情報、例えば暗証番号を入力する。景品交
換端末装置３０は、会員カードに記憶されている会員番
号と入力された暗証番号をセンターサーバー２０に送信
する。センターサーバー２０は、会員番号と暗証番号を
受信すると認証を行う。例えば、受信した会員番号に対
応する暗証番号を管理情報から読み出し、読み出した暗
証番号と受信した暗証番号が一致しているか否か、すな
わち景品交換を許可するか否かを判断する。センターサ
ーバー２０は、認証がＯＫであれば認証ＯＫ信号（交換
ＯＫ信号）を、認証がＮＧであれば認証ＮＧ信号（交換
ＮＧ信号）を景品交換端末装置３０に送信する。この
時、受信した会員番号に対応する貯玉数を管理情報から
読み出して景品交換端末装置３０に送信するのが好まし
い。また、景品名や当該景品と交換するための貯玉数あ
るいは金額等を含んだ景品情報を景品交換端末装置３０
に送信してもよい。また、会員番号に対応する過去の交
換履歴情報等の個人情報を送信してもよい。

【０００８】景品交換端末装置３０は、認証ＯＫ信号を
受信すると、表示手段等に貯玉と交換可能な景品を示す
景品情報を表示する。この時、会員番号に対応する貯玉
数、景品と交換するのに必要な交換玉数あるいは金額等
も表示するのが好ましい。景品情報は、景品交換端末装
置３０内に記憶させてもよいし、センターサーバー２０
等から送信してもよい。一方、認証ＮＧ信号を受信する
と、景品交換操作が行えない旨の情報を出力する。次
に、貯玉と交換したい景品を選択した後、景品交換操作
を行う、景品交換端末装置３０は、景品交換操作が行わ
れると、選択された景品を示す景品情報を含む景品交換
要求信号をセンターサーバー２０に送信する。センター
サーバー２０は、景品交換要求信号を受信すると、管理
情報内に記憶されている、当該会員番号に対応する貯玉
数が景品交換要求信号に含まれている景品情報に対応す
る景品の交換玉数以上あるか否か、すなわち景品交換が
可能であるか否かを判断する。貯玉数が交換玉数以上あ
る場合（景品交換が可能であると判断した場合）には、
景品交換許可信号を景品交換端末装置３０に送信する。
また、交換玉数を貯玉数引落予約数として当該会員番号
に対応させて記憶するとともに、管理情報内に記憶され
ている当該会員番号に対応数する貯玉数から交換玉数
（貯玉数引落予約数）を減算した減算値を新しい貯玉数
として記憶する。貯玉数が交換玉数に足りない場合（景
品交換が不可能であると判断した場合）には、景品交換
不許可信号を景品交換端末装置３０に送信する。景品交
換端末装置３０は、景品交換許可信号を受信すると、表
示手段等に景品交換許可情報を出力したり、景品情報が
印字されたレシート等を発行する。一方、景品交換不許
可信号を受信すると、表示手段等に景品交換不許可情報
を出力する。景品交換小売店の係員は、景品交換許可情
報が表示手段等に出力された場合にはその景品を会員に
渡し、景品交換不許可情報が出力された場合にはその旨
を会員に告げる。また、景品交換端末装置３０から景品
情報が印字されたレシートが発行される場合には、会員
は、景品情報が印字されたレシートを景品交換小売店の
係員に渡し、景品を受け取る。

【０００９】センターサーバー２０は、景品交換許可信
号を送信した後、当該会員番号に対応する会員情報を受
信した時、会員情報に含まれている貯玉数から貯玉引落
予約数を減算し、減算値を当該該会員番号に対応する新
たな貯玉数とし記憶する。また、景品交換情報を当該会
員番号に対応する遊技店の会員サーバー１１に送信す
る。景品交換情報としては、例えば貯玉引落予約数、前
記景品交換許可信号を送信した時に求めた新しい貯玉数
等が用いられる。会員サーバー１１は、センターサーバ
ー２０から送信された景品交換情報により会員情報内に
記憶されている当該会員番号に対応する貯玉数を修正す
る。これにより、会員サーバー１１には、常に正しい会
員情報が記憶される。一方、受信した会員情報に含まれ
ている当該会員番号に対応する貯玉数が貯玉数引落予約
数より少ない時には、警報信号を出力して係員等に報知
する。係員等は、警報信号が出力された場合には、会員
サーバー１１に記憶されている会員情報とセンターサー
バー２０に記憶されている管理情報との間の時間遅れに
よって２重に払戻を行ったか否かを調査する。

【００１０】なお、センターサーバー２０は、貯玉数引
落予約数を１回記憶した場合には、次に当該会員番号に
対応する会員情報を受信するまでは景品交換を許可しな
い、あるいは景品交換を不可能とするように構成するこ
ともできる。例えば、景品交換許可信号を送信した場合
に景品交換許可信号情報を記憶し、この景品交換許可信
号情報が記憶されている間は景品交換を許可しない。そ
して、会員サーバー１１から当該会員番号の会員情報を
受信した時に、景品交換許可信号情報を消去する。ある
いは、再度の景品交換を許可するように構成することも
できる。再度の景品交換を許可するように構成する場合
には、例えば前記景品交換許可信号を送信する時に求め
た、管理情報内に記憶されている貯玉数から交換玉数を
減算した減算値を新たな貯玉数とする。そして、次に景
品交換要求信号を受信した時には、交換玉数がこの新し
い貯玉数より少ないか否かによって景品交換が可能であ
るか否かを判断する。この場合には、会員は貯玉数の範
囲内で何回でも景品交換を行うことができる。

【００１１】以上では、センターサーバー２０は、管理
情報内に記憶されている貯玉数の範囲内で景品交換が可
能であるか否かを判断したが、管理情報内に記憶されて
いる貯玉数の所定割合の範囲内、例えば貯玉数の７０％
等の範囲内で景品交換が可能であるか否かを判断するよ
うに構成することもできる。この方法を用いる場合に
は、景品交換端末装置の表示手段等に貯玉数の所定割合
の値、すなわち景品と交換可能な貯玉数を出力するのが
好ましい。この方法を用いると、会員サーバー１１に記
憶されている会員情報による払い戻しと、センターサー
バー２０に記憶されている管理情報による払い戻しの２
重の払い戻しを行った場合の、遊技店の損失を低減する
ことができる。

【００１２】第１の実施の形態では、管理情報として記
憶されている貯玉数に基づいて景品交換が可能であるか
否かを判断し、景品交換が可能であると判断した場合に
は直ちに景品交換許可信号を送信している。この第１の
実施の形態では、会員サーバー１１に記憶されている会
員情報とセンターサーバー２０に記憶されている管理情
報との間の時間遅れ等によって２重の払い戻しを行う可
能性がある。そこで、このような２重の払い戻しが行わ
れるのを防止した第２の実施の形態を以下に説明する。

【００１３】景品交換端末装置３０に会員カードを挿入
するとともに暗証番号を入力する動作、センターサーバ
ー２０では会員番号と暗証番号とにより認証を行う動
作、センターサーバー２０は認証を行って認証ＯＫ信号
あるいは認証ＮＧ信号を景品交換端末装置３０に送信す
る動作、景品交換端末装置３０で会員が景品を選択する
と景品交換端末装置３０からセンターサーバー２０に景
品交換要求信号が送信される動作については、第１の実
施の形態と同じである。センターサーバー２０は、景品
交換要求信号を受信すると、管理情報内に記憶している
当該会員番号に対応する貯玉数が景品に対応する交換玉
数以上あるか否かを判断する。貯玉数が交換玉数以上あ
る場合には景品交換要求受領信号を、貯玉数が交換玉数
より少ない場合には景品交換不許可信号を景品交換端末
装置３０に送信する。景品交換端末装置３０は、景品交
換要求受領信号を受信すると表示手段等に景品交換要求
受領情報を出力し、景品交換不許可信号を受信すると景
品交換不許可情報を出力する。景品交換端末装置３０に
景品交換要求受領情報が出力された場合、景品交換要求
信号が受領されただけであり、会員は景品をその場で受
け取ることはできない。この時、会員は景品の配送先を
指示する。配送先としては、例えば景品交換操作を行っ
た景品交換端末装置が設けられている景品小売売店、他
の景品小売売店、会員の自宅、指定の遊技店等を選択可
能に構成するのが好ましい。

【００１４】センターサーバー２０は、景品交換要求受
領信号を送信した場合には、景品に対応する交換玉数を
貯玉数引落予約数として当該会員番号に対応させて記憶
する。また、管理情報内の当該会員番号に対応する貯玉
数から交換玉数を減算した減算結果を新たな貯玉数とし
て記憶する。この新たな貯玉数は、前記した、再度の景
品交換を許可する場合に用いられる。そして、次に会員
サーバー１１から当該会員番号に対応する会員情報を受
信した時、受信した会員情報に含まれている貯玉数が貯
玉数引落予約数以上あるか否かを判断する。受信した貯
玉数が貯玉数引落予約数以上ある場合には、選択された
景品の配送指示信号を送信する。配送指示信号は、選択
された配送先に応じて、例えば配送センター、景品交換
売店等に送信される。同時に、景品交換情報を会員サー
バー１１に送信するとともに、受信した貯玉数から貯玉
数引落予約数を減算した減算結果を新たな貯玉数として
管理情報に記憶する。会員サーバー１１は、受信した景
品交換情報に基づいて当該会員番号の会員情報を修正す
る。なお、配送指示信号を送信する代わりに、例えば景
品交換操作を行った景品交換端末装置３０に景品交換Ｏ
Ｋ信号を送信するように構成することもできる。この場
合には、会員は、景品交換端末装置３０が設けられてい
る景品交換小売店で景品を受け取ることができる。受信
した会員情報に含まれている貯玉数が貯玉数引落予約数
未満である場合には、警報信号を出力する。係員等は、
警報信号が出力されると、貯玉の払い戻し履歴等を確認
する。この場合には、配送指示信号は出力されず、また
管理情報内の当該会員番号に対応する貯玉数の修正も行
われない。

【００１５】以上の実施の形態では、景品交換を許可す
るか否かを暗証番号によって判断したが、景品交換を許
可するか否かを判断する方法はこれに限定されず、種々
変更可能である。例えば、会員カードから読み取った会
員番号がセンターサーバーの管理情報内に記憶されてい
るか否かによって判断する。すなわち、会員番号が管理
情報内に記憶されている場合には景品交換を許可し、記
憶されていない場合には景品交換を許可しない。あるい
は、管理情報内に記憶されている貯玉数と所定数との比
較結果に基づいて判断する。例えば、管理情報内に記憶
されている貯玉数が所定数以上ある場合には景品交換を
許可し、所定数未満の場合には景品交換を許可しない。
また、管理情報内に記憶されている貯玉数の一定期間内
における平均値と所定値との比較結果に基づいて判断す
る。例えば、貯玉数の一定期間内における平均値が所定
値以上である場合には景品交換を許可し、平均値が所定
値未満である場合には景品交換を許可しない。あるい
は、遊技客にポイントを付与するポイントシステムを用
いている場合には、該当する会員番号に対応するポイン
ト数に基づいて景品交換を許可するか否かを判断する。
例えば、ポイント数が設定数以上である場合には景品交
換を許可し、ポイント数が設定数未満である場合には景
品交換を許可しない。このような方法を用いると、遊技
客は、貯玉数を増やしたりポイントを獲得するために遊
技を行う回数が増えるため、遊技店の集客効果が向上す
る。

【００１６】また、景品と交換するのに必要な交換玉数
が管理情報内に記憶されている貯玉数の範囲内であれば
景品交換を可能としたが、景品交換が可能であるか否か
を判断する方法は、これに限定されず種々変更可能であ
る。例えば、管理情報内に記憶されている貯玉数の所定
割合の範囲内で景品交換を可能とするように構成するこ
ともできる。

【００１７】また、景品交換小売店に設けられた景品交
換端末装置３０で景品交換操作を行う場合について説明
したが、景品交換操作は自宅や事務所等に設けられてい
るパソコン端末等の端末装置４０で行うこともできる。
端末装置４０で景品交換操作を行う場合には、その場で
景品を受け取ることができないため、第１の実施の形態
を用いる場合には、端末装置４０から景品情報を印刷し
たレシート等を発行させるように構成するのが好まし
い。あるいは、第２の実施の形態を用いて、受け取り場
所を指定可能に構成し、受け取り場所で景品を受け取る
ように構成することもできる。また、端末装置４０には
カード挿入口を備えていないため、入力手段等を介して
会員番号や暗証番号等を入力する。この場合には、会員
番号あるいは会員番号と暗証番号等により景品交換を許
可するか否かを判断する。端末装置４０も景品交換操作
を行うことができるため、本発明の景品交換端末装置に
相当する。また、第１の実施の形態の景品交換装置と第
２の実施の形態の景品交換装置を別々に設けてもよい
し、第１及び第２の実施の形態で用いている景品交換方
法のいずれかを選択できるように構成してもよい。この
場合には、第１の実施の形態で用いている景品交換方法
と第２の実施の形態で用いている景品交換方法とで交換
率を変えてもよい。また、景品交換を許可するか否かの
判断、景品交換が可能であるか否かの判断の組合せは、
種々変更可能である。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
景品交換端末装置を用いれば、遊技店外等から短時間
に、また各遊技店の会員サーバーの処理負担を増加させ
ることな貯玉を景品と交換することができる。また、請
求項２に記載の景品交換装置を用いれば、２重の払い戻
しを防止することができる。また、請求項３に記載の景
品交換装置を用いれば、遊技客は貯玉数の範囲内で何回
でも貯玉を景品と交換することができ、遊技客に対する
サービス性が向上する。また、請求項４に記載の景品交
換装置を用いれば、短時間に、各遊技店の会員サーバー
の処理負担を増加させることなく景品交換処理を行うこ
とができる。さらに、２重の払い戻しを確実に防止する
ことができる。また、請求項５に記載の景品交換装置を
用いれば、遊技客に対するサービス性が向上する。ま
た、請求項６〜９に記載の景品交換装置を用いれば、遊
技店の集客効果が向上する。また、請求項１０に記載の
景品交換装置を用いれば、係員等は２重に払い戻された
ことを容易に判別することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の貯玉による景品交換装置の一実施の形
態の概略図を示す図である。

【符号の説明】

１０遊技店１１会員サーバー２０センターサーバー３０景品交換端末装置４０端末装置（パソコン端末）５０インターネット（通信回線）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】貯玉数及び会員番号を含む会員情報を記
憶する会員サーバーと、前記会員サーバーから所定時間
に前記会員情報を受信し管理情報として記憶するセンタ
ーサーバーと、景品交換端末装置とを具え、前記センタ
ーサーバーは、前記景品交換端末装置から会員番号を受
信した場合には前記管理情報に基づいて景品交換を許可
するか否かを判断し、前記景品交換端末装置から景品情
報を受信した場合には前記受信した景品情報に対応する
交換玉数と前記管理情報内に記憶されている貯玉数に基
づいて景品交換が可能であるか否かを判断し、景品交換
が許可され、且つ景品交換が可能であると判断した場合
に前記景品交換端末装置に景品交換許可信号を送信する
景品交換装置。
【請求項２】請求項１に記載の景品交換装置であっ
て、前記センターサーバーは、前記景品交換端末装置に
景品交換許可信号を送信した場合には、その後に前記会
員サーバーから当該会員番号に対応する会員情報を受信
した時、景品交換情報を会員サーバーに送信する景品交
換装置。
【請求項３】請求項１または２に記載の景品交換装置
であって、前記センターサーバーは、前記景品交換端末
装置に景品交換許可信号を送信した場合には、前記管理
情報内に記憶されている、当該会員番号に対応する貯玉
数から前記景品情報に対応する交換玉数を減算した減算
結果を新しい貯玉数とし、この新しい貯玉数に基づいて
次回の景品交換が可能であるか否かの判断を行う景品交
換装置。
【請求項４】貯玉数及び会員番号を含む会員情報を記
憶する会員サーバーと、前記会員サーバーから所定時間
に前記会員情報を受信し管理情報として記憶するセンタ
ーサーバーと、景品交換端末装置とを具え、前記センタ
ーサーバーは、前記景品交換端末装置から会員番号を受
信した場合には前記管理情報に基づいて景品交換を許可
するか否かを判断し、前記景品交換端末装置から景品情
報を受信した場合には前記管理情報内に記憶されている
貯玉数に基づいて景品交換が可能であるか否かを判断
し、景品交換が許可され、且つ景品交換が可能であると
判断した場合に前記景品交換端末装置に景品交換要求受
領信号を送信し、その後に前記会員サーバーから当該会
員番号に対応する会員情報を受信した時、前記受信した
会員情報に含まれている貯玉数が前記景品情報に対応す
る交換玉数以上あるか否かを判断し、前記受信した貯玉
数が前記交換玉数以上ある場合には、景品交換情報を前
記会員サーバーに送信するとともに、前記景品情報に対
応する景品の配送指示信号を送信する景品交換装置。
【請求項５】請求項４に記載の景品交換装置であっ
て、前記センターサーバーは、前記景品交換端末装置に
景品交換要求受領信号を送信した場合には、前記管理情
報内に記憶されている、当該会員番号に対応する貯玉数
から前記景品情報に対応する交換玉数を減算した減算結
果を新しい貯玉数とし、この新しい貯玉数に基づいて次
回の景品交換が可能である否かの判断を行う景品交換装
置。
【請求項６】請求項１〜５のいずれかに記載の景品交
換装置であって、前記センターサーバーは、前記管理情
報内に記憶されている、前記受信した会員番号に対応す
る貯玉数と所定数との比較結果に基づいて景品交換を許
可するか否かを判断する景品交換装置。
【請求項７】請求項１〜６のいずれかに記載の景品交
換装置であって、前記センターサーバーは、前記管理情
報内に記憶されている、前記受信した会員番号に対応す
る貯玉数の一定期間内の平均値と所定値との比較結果に
基づいて景品交換を許可するか否かを判断する景品交換
装置。
【請求項８】請求項１〜７のいずれかに記載の景品交
換装置であって、ポイントシステムを用いている場合に
は、前記センターサーバーは、前記受信した会員番号に
対応するポイント数に基づいて景品交換を許可するか否
かを判断する景品交換装置。
【請求項９】請求項８に記載の景品交換装置であっ
て、前記センターサーバーは、前記受信した会員番号に
対応するポイント数と設定数との比較結果に基づいて景
品交換を許可するか否かを判断する景品交換装置。
【請求項１０】請求項１〜９のいずれかに記載の景品
交換装置であって、前記センターサーバーは、前記受信
した景品情報に対応する交換玉数と前記管理情報内に記
憶されている、前記受信した会員番号に対応する貯玉数
の所定割合の貯玉数との比較結果に基づいて景品交換が
可能であるか否かを判断する景品交換装置。
【請求項１１】請求項１〜１０のいずれかに記載の景
品交換装置であって、前記センターサーバーは、景品交
換許可信号あるいは景品交換受領信号を送信した後、次
に前記会員サーバーから当該会員番号に対応する会員情
報を受信した時、前記会員情報に含まれている貯玉数が
前記景品情報に対応する交換玉数より少ないと警報信号
を出力する景品交換装置。