JP6812246B2 - 活動レベル判定サービス方法及びシステム - Google Patents

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Description

開示の技術は、活動レベル判定サービス方法、活動レベル判定サービスシステム、及び情報処理装置に関する。
従来、需要家が消費する消費電力量に基づいて、需要家の活動や行動に関する情報を推定する技術が存在する。
例えば、活動関連量の特徴パターンを状態とし、活動関連量を観測結果とした状態遷移モデルを構築し、さらに、ユーザの活動パターンを状態とし、取得された特徴パターンを観測結果とした状態遷移モデルを構築する装置が提案されている。この装置は、予測対象ユーザに係る活動関連量データ群を、構築された状態遷移モデルに適用して元データを生成する。また、この装置は、少なくとも出力状態が現れる時刻又は時間と含まれる特徴パターンの活動関連量関連情報とを要素とする出力状態を、生成された元データを用いて生成し、これらの出力状態の集合である活動関連量生成モデルを構築する。そして、この装置は、この生成モデルを用いて、予測対象ユーザにおける特定の時刻又は時間での活動関連量予測値を決定する。
また、複数の行動パターン群の全行動パターンから、各群の重み係数に従って、重複サンプリングにより、複数の行動パターンを選択し、それぞれに変更を加えて、複数の第1の行動パターンを生成する装置が提案されている。この装置は、第1の行動パターンから生成した機器操作パターンから消費電力データを計算し、計算された消費電力データについて、実測消費電力データとの尤度に従って重複サンプリングにより第1の行動パターンから複数の行動パターンを選択する。また、この装置は、選択された複数の行動パターンの群と、複数の行動パターン群との全ての群の中から、最も類似する群の組を選択して融合し、融合後の群の重み係数を、組の各重み係数の合計値に設定する。
特開2013−196631号公報 特開2016−134017号公報
ある住居における電力使用量に基づいて、その住居の住人の活動を推定する場合、どのような活動時にどの程度の電力を使用するかは、住人によって異なるため、住人毎に適切な閾値等を設定する必要がある。しかし、住人毎にどのような閾値が適切であるかを決定することは困難である。
また、電力使用量の変化から住人の活動パターンを推定する場合、電力使用量の変化が小さい住人の活動パターンは、推定が困難な場合がある。
開示の技術は、一つの側面として、電力使用量の変化の程度に係わらず、ユーザの活動の異常を判定することを目的とする。
一つの態様として、登録された住居に設置された電力量計が所定の計測周期で電力総使用量を計測する。そして、前記計測周期よりも間隔が長い送信周期で、前回の送信タイミングから今回の送信タイミングまでに前記計測周期で計測された電力総使用量を前記電力量計が電力量計管理システムに送信する。前記電力量計管理システムが、順次受信する電力総使用量間の差分を算出して計測周期内における電力使用量を順次情報処理装置に送信する。前記情報処理装置は、順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成する。情報処理装置は、生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定する。そして、情報処理装置は、更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象を検出する。また、情報処理装置は、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象を検出する。情報処理装置は、上記の事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する。
一つの側面として、電力使用量の変化の程度に係わらず、ユーザの活動の異常を判定することができる。
本実施形態に係る活動レベル判定サービスシステムの概略構成を示すブロック図である。 情報処理装置の機能ブロック図である。 電力量データベース(DB)の一例を示す図である。 ユーザによる電力使用量の傾向を説明するための図である。 活動レベルの推定に用いる電力使用量を説明するための図である。 電力使用量と活動レベルとの関係を概略的に示す図である。 活動レベルテーブルの一例を示す図である。 状態変化の定義を説明するための図である。 状態変化「UP」の回数の時刻毎の分布を示す図である。 判定幅の特定を説明するための図である。 判定情報DBの一例を示す図である。 判定タイミングを説明するための図である。 通知先DBの一例を示す図である。 情報処理装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 電力量計管理処理の一例を示すフローチャートである。 生成処理の一例を示すフローチャートである。 判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る活動レベル判定サービスシステム100は、情報処理装置10と、複数の電力量計30と、電力量計管理システム40と、複数のユーザ端末50とを含む。情報処理装置10と、電力量計管理システム40及び複数のユーザ端末50の各々とは、インターネット等のネットワークを介して接続される。また、複数の電力量計30の各々と電力量計管理システム40とは、Wide Area Network(WAN)等のネットワークを介して接続される。
電力量計30は、需要家(電気の使用者)による電力総使用量(計測時点までの電力使用量の累積値)を所定の計測周期(例えば、30分毎)で計測し、記録する機能と、通信機能とを持つ電気メータであり、例えば、スマートメータである。本実施形態では、電力量計30は、活動レベル(詳細は後述)の判定対象となるユーザ(住人)の住居として、予め登録された住居に設置されているものとする。
電力量計30は、所定の送信周期で、前回の送信タイミング後から今回の送信タイミングまでに計測した電力総使用量を、電力量計管理システム40へ送信する。所定の送信周期は、上記の計測周期よりも長い周期(例えば、1時間毎)とする。したがって、電力量計30は、送信周期毎に、(送信周期/計測周期)個の電力総使用量の情報を電力量計管理システム40へ送信する。送信する情報には、ユーザの識別情報であるユーザIDと、電力総使用量が計測された日時を示すタイムスタンプ(以下、「計測日時」という)と、計測された電力総使用量とが含まれる。なお、ユーザIDに代えて、又はユーザIDと共に、電力量計30の識別情報である機器IDを送信する情報に含めてもよい。
電力量計管理システム40は、各電力量計30から送信される電力総使用量の情報を順次受信し、計測日時の時系列順で連続する電力総使用量間の差分を、計測周期内における電力使用量として算出する。電力量計管理システム40は、算出した電力使用量と、ユーザIDと、計測日時とを含む電力量データを、情報処理装置10へ順次送信する。
ユーザ端末50は、ディスプレイ等の表示部、及びマウス、キーボード、タッチパネル等の操作部を含み、本システムにより提供されるアプリケーションが動作する情報処理装置である。ユーザ端末50は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等で実現することができる。
情報処理装置10は、機能的には、図2に示すように、取得部11と、生成部12と、特定部13と、判定部14と、通知部15とを含む。また、情報処理装置10の所定の記憶領域には、電力量データベース(DB)21と、隠れマルコフモデル(Hidden Markov Model、HMM)22と、判定情報DB23と、活動レベルテーブル24と、通知先DB25とが記憶される。
取得部11は、電力量計管理システム40から送信された電力量データを順次取得し、取得した電力量データを電力量DB21に記憶する。図3に、電力量DB21の一例を示す。図3に示す例では、各行(各レコード)が、電力量計管理システム40から送信された1つの電力量データに相当する。
生成部12は、判定対象のユーザの各々について、活動レベルを示す各状態をユーザがとり得る状態と仮定してHMMを生成する。本実施形態では、活動レベルとして、「大」、「中」、及び「小」の3種類を用いる。したがって、生成部12は、3つの状態を持つHMMを生成する。具体的には、生成部12は、電力量DB21に記憶された過去の所定期間分(例えば、1ヶ月分)の電力量データを観測値とし、状態数を3として、HMMのパラメータである状態遷移確率、シンボル出力確率、及び初期状態確率を推定する。生成部12は、推定したパラメータを、HMM22として所定の記憶領域に記憶する。
ここで、図4に示すように、ユーザによる電力使用量は、そのユーザの起床時刻を含む時間帯(以下、「起床時間帯」という)で増加する傾向が顕著に表れ、就寝時刻を含む時間帯(以下、「就寝時間帯」という)で減少する傾向が顕著に表れる。本実施形態では、これらの時間帯における活動レベルに基づいて、ユーザの状態を判定する。
そこで、特定部13は、生成部12により生成されたHMM22を利用して、活動レベルが大きくなる方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さくなる方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定する。上記の起床時間帯は、第1の時間帯の一例であり、就寝時間帯は第2の時間帯の一例である。
具体的には、特定部13は、電力量データをHMM22に適用して、所定期間(例えば、1ヶ月)における、計測日時毎の電力使用量に対応する活動レベルを推定する。HMM22を適用する際には、推定結果を安定させるために、推定対象の計測日時の電力使用量と、推定対象の計測日時の前後の計測日時における電力使用量とを用いる。例えば、図5に示すように、推定対象の計測日時の過去8時間分の計測日時における電力使用量と、推定対象の計測日時以降1時間分の計測日時における電力使用量との計10時間分の電力使用量を用いることができる。なお、図5は、推定対象の計測日時として2つの計測日時を指定した例である。また、図5では、活動レベル「大」を「2」、活動レベル「中」を「1」、活動レベル「小」を「0」で表している。これ以降の記載においても同様である。
図6に、電力使用量と、その電力使用量を観測値としてHMM22に適用して推定した活動レベルとの関係を概略的に示す。図6に示す電力使用量(変化小さ目)は、計測日時毎の電力使用量が、電力使用量(変化大き目)を一定割合で減少させた値であるとする。ユーザ毎に、HMM22を利用して活動レベルを推定することで、上記のように電力使用量の変化が大き目の場合であっても、小さ目の場合であっても、図6に示すように、大、中、小の3段階で表される同一尺度の活動レベルを推定することができる。
特定部13は、例えば、図7に示すような活動レベルテーブル91を作成し、推定した活動レベルを記憶する。なお、図7に示す活動レベルテーブル91の「状態変化」の項目については後述する。活動レベルテーブル91には、ユーザ毎に、過去所定期間分(例えば、過去1か月分)の電力量データから推定した活動レベルが記憶される。
また、特定部13は、直前の計測日時からの活動レベルの変化を示す状態変化を、図8に示すように定義する。具体的には、小さい活動レベルから大きい活動レベルへ変化する状態変化を「UP」、活動レベルが変化しない場合を「STAY」、大きい活動レベルから小さい活動レベルへ変化する状態変化を「DOWN」と定義する。したがって、活動レベルの変化が、0→1、1→2、0→2のいずれかの場合は「UP」、0→0、1→1、2→2のいずれかの場合は「STAY」、1→0、2→1、2→0のいずれかの場合は「DOWN」となる。
特定部13は、上記定義にしたがって、各計測日時における状態変化を特定し、活動レベルテーブル91の「状態変化」の項目に記憶する。なお、図7に示す活動レベルテーブル91の例では、「UP」を「U」、「STAY」を「S」、及び「DOWN」を「D」で表している。
特定部13は、作成した活動レベルテーブル91を参照して、状態変化「UP」が最も多く表れる時間帯を、上述の第1の時間帯(起床時間帯)として特定する。具体的には、特定部13は、所定期間分(例えば、1ヶ月分)の「状態変化」が記憶された活動レベルテーブル91を利用して、図9に示すように、各ユーザについて、状態変化が「UP」の回数を、計測周期に対応した時刻毎(例えば、30分間隔毎の時刻毎)に集計する。そして、特定部13は、「UP」の回数の分布における代表時刻を、起床時間帯の基準時刻として特定する(図9の例では、「7:30」)。代表時刻は、分布の中心(中央値)、ピーク値、平均等とすることができる。
また、特定部13は、図10に示すように、各ユーザについて求めた分布から、分布のばらつきの度合いを示す標準偏差を算出し、各ユーザの標準偏差の平均にマージンを加えた値を、起床時間帯を特定するための判定幅として求める。例えば、各ユーザの標準偏差の平均が60分であった場合、マージン30分を加え、判定幅を90分とすることができる。
また、特定部13は、就寝時間帯についても、起床時間帯と同様に、各ユーザの就寝時間帯の基準時刻、及び判定幅を求める。なお、判定幅に加えるマージンは、起床時間帯及び就寝時間帯について同じ値としてもよいし、異なる値としてもよい。例えば、就寝時刻の方が起床時刻に比べて変動が大きい可能性を考慮して、就寝時間帯の判定幅に加えるマージンを起床時間帯の判定幅に加えるマージンよりも長くしてもよい。
特定部13は、ユーザ毎に求めた起床時間帯の基準時刻及び就寝時間帯の基準時刻と、全ユーザの標準偏差から求めた判定幅とを、判定情報DB23に記憶する。図11に、判定情報DB23の一例を示す。図11の例では、判定情報DB23は、ユーザ毎の基準時刻を記憶した基準時刻テーブル23Aと、全ユーザに共通で適用される判定幅を記憶した判定幅テーブル23Bとを含む。
特定部13は、判定情報DB23に記憶した情報を用いて、ユーザ毎に、起床時間帯及び就寝時間帯を特定する。具体的には、特定部13は、ユーザ毎に求めた起床時間帯の基準時刻の前後に、全ユーザの標準偏差から求めた判定幅を加えた時間帯を、起床時間帯として特定する。例えば、起床時間帯の基準時刻が「7:30」で、判定幅が「90分」の場合、特定部13は、「6:00−9:00」を起床時間帯として特定する。特定部13は、就寝時間帯についても同様に特定する。
判定部14は、ユーザ毎に、電力量DB21に記憶された直近の所定期間分の電力量データを、生成部12により生成されたHMM22に適用して、計測日時毎の活動レベルを推定し、状態変化を特定する。活動レベルの推定及び状態変化の特定の処理は、特定部13による処理と同様である。判定部14は、推定した活動レベル、及び特定した状態変化を、活動レベルテーブル24に順次記憶する。活動レベルテーブル24のデータ構造は、特定部13により作成される活動レベルテーブル91(図7)のデータ構造と同様である。
判定部14は、異常判定の判定タイミングになると、活動レベルテーブル24を参照して、特定部13により特定された起床時間帯に状態変化「UP」が表れているか否かを検出する。また、同様に、判定部14は、特定部13により特定された就寝時間帯に状態変化「DOWN」が表れているか否かを検出する。判定部14は、状態変化が表れていない事象を検出した場合に、該当のユーザの住居における電力使用量に異常が発生したと判定する。このような電力使用量の異常は、該当のユーザが通常時の活動を行っていないことを表しており、ユーザの活動の異常とみなすことができる。
異常判定の判定タイミングは、図12に示すように、起床時間帯終了後から所定時間経過後の時刻である。上述したように、HMM22を利用して活動レベルを推定する際には、推定対象の計測日時以降の所定時間分の計測日時の電力量データも使用する。したがって、起床時間帯終了後、活動レベルを推定するために必要な電力量データの取得が完了するタイミングが判定タイミングとなる。就寝時間帯終了後も同様に、就寝時間帯終了後から所定時間経過後の時刻が異常判定の判定タイミングとなる。
判定部14は、電力使用量に異常が発生したと判定した場合には、該当ユーザのユーザIDを通知部15に通知する。
通知部15は、各ユーザについてのアラート通知先として事前に登録された通知先であるユーザ端末50にアラートを送信する。通知先は、例えば、図13に示すような通知先DB25に、通知先のアドレス等の情報を、判定対象のユーザに対応付けて、予め登録しておく。なお、通知先DB25には、各ユーザに対して複数の通知先を登録しておいてもよい。また、通知先DB25には、通知先の氏名、住所、電話番号、ユーザとの関係(続柄)等の情報を登録しておいてもよい。通知部15は、メールや、アプリケーションのプッシュ通知、Social Networking Service(SNS)を利用したメッセージの送信などにより、アラートをユーザ端末50に送信することができる。メッセージには、通常の起床時間帯に活動レベルが上昇しない、又は、通常の就寝時間帯に活動レベルが減少しない旨の情報を含めることができる。
情報処理装置10は、例えば図14に示すコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60は、Central Processing Unit(CPU)61と、一時記憶領域としてのメモリ62と、不揮発性の記憶部63とを備える。また、コンピュータ60は、表示部及び入力部を含む入出力装置64と、記憶媒体69に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するRead/Write(R/W)部65とを備える。また、コンピュータ60は、インターネット等のネットワークに接続される通信インターフェース(I/F)66を備える。CPU61、メモリ62、記憶部63、入出力装置64、R/W部65、及び通信I/F66は、バス67を介して互いに接続される。
記憶部63は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部63には、コンピュータ60を情報処理装置10として機能させるための活動レベル判定プログラム70が記憶される。活動レベル判定プログラム70は、取得プロセス71と、生成プロセス72と、特定プロセス73と、判定プロセス74と、通知プロセス75とを有する。また、記憶部63は、電力量DB21、HMM22、判定情報DB23、活動レベルテーブル24、及び通知先DB25の各々を構成する情報が記憶される情報記憶領域80を有する。
CPU61は、活動レベル判定プログラム70を記憶部63から読み出してメモリ62に展開し、活動レベル判定プログラム70が有するプロセスを順次実行する。CPU61は、取得プロセス71を実行することで、図2に示す取得部11として動作する。また、CPU61は、生成プロセス72を実行することで、図2に示す生成部12として動作する。また、CPU61は、特定プロセス73を実行することで、図2に示す特定部13として動作する。また、CPU61は、判定プロセス74を実行することで、図2に示す判定部14として動作する。また、CPU61は、通知プロセス75を実行することで、図2に示す通知部15として動作する。また、CPU61は、情報記憶領域80から情報を読み出して、メモリ62に電力量DB21、HMM22、判定情報DB23、活動レベルテーブル24、及び通知先DB25の各々を展開する。また、CPU61は、特定プロセス73を実行する際、メモリ62に活動レベルテーブル91を作成する。これにより、活動レベル判定プログラム70を実行したコンピュータ60が、情報処理装置10として機能する。なお、プログラムを実行するCPU61はハードウェアである。
なお、活動レベル判定プログラム70により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る活動レベル判定サービスシステム100の作用について説明する。
電力量計30が、活動レベルの判定対象のユーザの住居における電力総使用量を所定の計測周期(例えば、30分毎)で計測し、記録する。そして、電力量計30が、所定の送信周期(例えば、1時間毎)で、前回の送信タイミング後から今回の送信タイミングまでに計測した電力総使用量と計測日時とユーザIDとを、電力量計管理システム40へ送信する。
電力量計管理システム40では、図15に示す電力量計管理処理が実行される。電力量計管理処理は、電力量計管理システム40が電力量計30から電力総使用量の情報を受信する毎に実行される。すなわち、電力量計管理処理は、電力量計30から電力総使用量を送信する送信周期毎に実行される。
ステップS11で、電力量計管理システム40が、各電力量計30から送信される電力総使用量の情報を順次受信する。次に、ステップS12で、電力量計管理システム40が、受信した電力総使用量の情報に基づいて、計測日時の時系列順で連続する電力総使用量間の差分を、計測周期毎の電力使用量として算出する。次に、ステップS13で、電力量計管理システム40が、算出した電力使用量と、ユーザIDと、計測日時とを含む電力量データを、情報処理装置10へ送信する。
電力量計管理処理は、上述の通り、電力量計30から電力総使用量を送信する送信周期毎に実行されるため、上記ステップS13では、(送信周期/計測周期)分(上記の例では、2個分)の電力量データが情報処理装置10へ送信される。
情報処理装置10では、電力量計管理システム40から電力量データが送信される毎に、取得部11が、電力量データを取得し、取得した電力量データを、例えば図3に示すような電力量DB21に記憶する。
また、情報処理装置10では、所定期間毎(例えば、1か月毎)に、図16に示す生成処理が実行される。
ステップS21で、生成部12が、判定対象のユーザの各々について、電力量DB21に記憶された過去の所定期間分(例えば、1ヶ月分)の電力量データを取得する。
次に、ステップS22で、生成部12が、取得した電力量データを観測値とし、状態数を3として、HMMのパラメータである状態遷移確率、シンボル出力確率、及び初期状態確率を推定する。生成部12は、推定したパラメータを、HMM22として所定の記憶領域に記憶する。
次に、ステップS23で、特定部13が、生成部12により生成されたHMM22に電力量データを適用して、所定期間(例えば、1ヶ月)における、計測日時毎の電力使用量に対応する活動レベルを推定する。各計測日時についての活動レベルの推定には、例えば、推定対象の計測日時の過去8時間分の計測日時における電力使用量と、推定対象の計測日時以降1時間分の計測日時における電力使用量との計10時間分の電力使用量を用いる。特定部13は、例えば、図7に示すような活動レベルテーブル91を作成し、ユーザ毎に、各計測日時について推定した活動レベルを記憶する。
次に、ステップS24で、特定部13が、図8に示すような定義にしたがって、計測日時毎に、直前の計測日時からの活動レベルの変化を示す状態変化を特定し、活動レベルテーブル91の「状態変化」の項目に記憶する。そして、特定部13は、所定期間分(例えば、1ヶ月分)の「状態変化」が記憶された活動レベルテーブル91を利用して、図9に示すように、各ユーザについて、状態変化が「UP」の回数を時刻毎に集計する。そして、特定部13は、「UP」の回数の分布における中央値に相当する時刻などの代表時刻を、起床時間帯の基準時刻として特定する。特定部13は、就寝時間帯についても、起床時間帯と同様に、各ユーザの就寝時間帯の基準時刻を特定する。
上記ステップS21〜S24の処理を各ユーザについて実行し、全てのユーザについての起床時間帯の基準時刻及び就寝時間帯の基準時刻が特定されると、処理はステップS25へ移行する。
ステップS25では、特定部13が、各ユーザについて求めた「UP」の回数の分布から標準偏差を算出し、各ユーザの標準偏差の平均にマージンを加えた値を、起床時間帯を特定するための判定幅として求める。特定部13は、就寝時間帯についても同様に、判定幅を求める。そして、特定部13は、ユーザ毎に求めた起床時間帯の基準時刻及び就寝時間帯の基準時刻と、全ユーザの標準偏差から求めた判定幅とを、図11に示すような判定情報DB23に記憶する。そして、生成処理は終了する。
情報処理装置10では、電力量DB21に新たな電力量データが記憶される毎、すなわち、電力量計30の送信周期毎(例えば、1時間毎)に、図17に示す判定処理が実行される。
ステップS31で、判定部14が、ユーザ毎に、電力量DB21に記憶された直近の所定期間分(例えば、10時間分)の電力量データを取得する。
次に、ステップS32で、判定部14が、生成部12により生成されたHMM22に取得した電力量データを適用して、推定対象の計測日時についての活動レベルを推定する。推定対象の計測日時は、例えば、取得した電力量データのうち、最新の計測日時の1時間前の計測日時と、1時間半前の計測日時とすることができる。これにより、推定対象の計測日時の電力量データと、過去8時間分の電力量データと、推定対象の計測日時以降の1時間分の電力量データとが、活動レベルの推定のために、HMM22に適用される。判定部14は、推定した活動レベルを、ユーザ毎に、推定対象の計測日時と対応付けて、活動レベルテーブル24に記憶する。
次に、ステップS33で、判定部14が、上記ステップS32で活動レベルを推定した計測日時の直前の計測日時について推定された活動レベルからの変化に基づいて、推定対象の計測日時についての状態変化を特定する。判定部14は、特定した状態変化を、上記ステップS32で記憶した活動レベルに対応付けて、活動レベルテーブル24に記憶する。
次に、ステップS34で、特定部13が、判定情報DB23を参照して、ユーザ毎に求めた起床時間帯の基準時刻の前後に、全ユーザの標準偏差から求めた判定幅を加えた時間帯を、起床時間帯として特定する。特定部13は、同様に、就寝時間帯を特定する。そして、判定部14が、上記ステップS31で取得した電力量データの最新の計測日時が、特定部13により特定された起床時間帯又は就寝時間帯終了後から所定時間経過後の時刻か否かを判定する。これにより、判定部14は、異常判定の判定タイミングか否かを判定する。判定タイミングの場合には、処理はステップS35へ移行し、判定タイミングではない場合には、判定処理は終了する。
ステップS35では、判定部14が、起床時間帯終了後から所定時間経過後の判定タイミングか否かを判定する。肯定判定の場合には、処理はステップS36へ移行し、否定判定の場合には、就寝時間帯終了後から所定時間経過後の判定タイミングであると判定し、処理はステップS37へ移行する。
ステップS36では、判定部14が、活動レベルテーブル24を参照して、上記ステップS34で特定部13により特定された起床時間帯に状態変化「UP」が表れているか否かを検出する。判定部14は、「UP」が検出された場合には正常であると判定し、判定処理は終了する。判定部14は、「UP」が検出されない場合には異常が発生したと判定し、処理はステップS38へ移行する。
一方、ステップS37では、判定部14が、活動レベルテーブル24を参照して、上記ステップS34で特定部13により特定された就寝時間帯に状態変化「DOWN」が表れているか否かを検出する。判定部14は、「DOWN」が検出された場合には正常であると判定し、判定処理は終了する。判定部14は、「DOWN」が検出されない場合には異常が発生したと判定し、処理はステップS38へ移行する。
ステップS38では、判定部14が、異常が発生したと判定した該当ユーザのユーザIDを通知部15に通知する。そして、通知部15が、例えば、図13に示すような通知先DB25を参照して、事前に登録された通知先であるユーザ端末50にアラートを送信し、判定処理は終了する。
上記の生成処理(図16)を、例えば毎月末などに実行することにより、前月の電力量データから生成されたHMM22、及び特定された起床時間帯及び就寝時間帯に基づいて、今月の判定処理(図17)が実行されることになる。
以上説明したように、本実施形態における活動レベル判定サービスシステムによれば、判定対象のユーザの住居における電力使用量から、ユーザの活動レベル「大」、「中」、及び「小」を推定するためのHMMを生成する。そして、このHMMと電力量データとを利用して推定した活動レベルの変化を示す状態変化「UP」、「DOWN」、及び「STAY」を特定する。また、「UP」が多く表れる起床時間帯と、「DOWN」が多く表れる就寝時間帯とを特定する。そして、起床時間帯に「UP」が検出されない場合、又は就寝時間帯に「DOWN」が検出されない場合に、ユーザによる電力使用量に異常が発生している、すなわちユーザの活動に異常が発生していると判定する。これにより、ユーザ毎に個別の閾値を設定するなどのチューニングを要することなく、電力使用量が示す異常を、ユーザの状態の以上として判定することができる。
また、ユーザの活動レベルの推定にHMMを利用することで、電力使用量の変化が小さいユーザについても、電力使用量の変化が大きいユーザと同じ尺度の活動レベルを推定することができる。これにより、電力使用量の変化が小さいユーザでも、起床時間帯及び就寝時間帯における状態変化を精度良く検出することができる。
なお、上記実施形態では、起床時間帯に「UP」が検出されない場合、又は就寝時間帯に「DOWN」が検出されない場合に異常が発生したと判定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、起床時間帯に「UP」が検出されず、かつ就寝時間帯に「DOWN」が検出されない場合に異常が発生したと判定してもよい。より具体的には、起床時間帯に「UP」が検出されなかった場合において、同日の就寝時間帯に「DOWN」が検出されなかった場合に、起床時間帯及び就寝時間帯の少なくとも一方において、ユーザの活動に異常が発生していると判定することができる。また、就寝時間帯に「DOWN」が検出されなかった場合において、翌日の起床時間帯に「UP」が検出されなかった場合に、就寝時間帯及び起床時間帯の少なくとも一方において、ユーザの活動に異常が発生していると判定することができる。
また、上記実施形態では、情報処理装置10を1つのコンピュータ60で実現する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、情報処理装置10の機能部毎に異なるコンピュータで構成してもよい。また、例えば、取得部11と、生成部12及び特定部13と、判定部14及び通知部15とを、それぞれ1つのコンピュータで構成してもよい。また、情報処理装置10の各機能部の機能を、クラウド型のシステムにより実現してもよい。
また、上記実施形態における情報処理装置10の機能に加え、情報処理装置10が備える表示装置や、ユーザ端末50の表示部に、異常判定のために作成した各種情報を表示するようにしてもよい。例えば、図6に示すような、電力使用量と活動レベルとの関係を示すグラフや、図9及び図10に示すような、「UP」の回数の分布や、図11に示すように特定された起床時間帯及び就寝時間帯の情報等を表示することができる。
また、上記実施形態では、電力使用量を対象とする場合について説明したが、電力量に限らずガスや水道の使用量の計測値であってもよい。
また、上記では、活動レベル判定プログラム70が記憶部63に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
登録された住居に設置された電力量計が所定の計測周期で電力総使用量を計測し、
前記計測周期よりも間隔が長い送信周期で、前回の送信タイミングから今回の送信タイミングまでに前記計測周期で計測された電力総使用量を前記電力量計が電力量計管理システムに送信し、
前記電力量計管理システムが、順次受信する電力総使用量間の差分を算出して計測周期内における電力使用量を順次情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、
順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成し、
生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定し、
更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、
前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する、
ことを特徴とする隠れマルコフモデルを利用した活動レベル判定サービス方法。
(付記2)
登録された住居に設置された電力量計と、
電力量計管理システムと、
情報処理装置と、を含む活動レベル判定サービスシステムであって、
前記電力量計は、
所定の計測周期で電力総使用量を計測し、前記計測周期よりも間隔が長い送信周期で、前回の送信タイミングから今回の送信タイミングまでに前記計測周期で計測された電力総使用量を前記電力量計管理システムに送信し、
前記電力量計管理システムは、
前記電力量計から順次受信する電力総使用量間の差分を算出して計測周期内における電力使用量を順次前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、
順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成し、
生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定し、
更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、
前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する、
ことを特徴とする隠れマルコフモデルを利用した活動レベル判定サービスシステム。
(付記3)
情報処理装置が、
登録された住居に設置された電力量計が所定の計測周期で計測した電力総使用量から算出された前記計測周期内における電力使用量を電力量計管理システムから順次受信し、
順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成し、
生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定し、
更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、
前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する、
ことを特徴とする隠れマルコフモデルを利用した活動レベル判定サービス方法。
(付記4)
登録された住居に設置された電力量計が所定の計測周期で計測した電力総使用量から算出された前記計測周期内における電力使用量を電力量計管理システムから順次受信し、
順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成し、
生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定し、
更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、
前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する、
ことを特徴とする情報処理装置。
(付記5)
登録された住居に設置された電力量計が所定の計測周期で計測した電力総使用量から算出された前記計測周期内における電力使用量を電力量計管理システムから順次受信し、
順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成し、
生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定し、
更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、
前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする活動レベル判定プログラム。
10 情報処理装置
11 取得部
12 生成部
13 特定部
14 判定部
15 通知部
21 電力量データベース
22 HMM
23 判定情報データベース
23A 基準時刻テーブル
23B 判定幅テーブル
24、91 活動レベルテーブル
25 通知先データベース
30 電力量計
40 電力量計管理システム
50 ユーザ端末
60 コンピュータ
61 CPU
62 メモリ
63 記憶部
69 記憶媒体
70 活動レベル判定プログラム
100 活動レベル判定サービスシステム

Claims (4)

  1. 登録された住居に設置された電力量計が所定の計測周期で電力総使用量を計測し、
    前記計測周期よりも間隔が長い送信周期で、前回の送信タイミングから今回の送信タイミングまでに前記計測周期で計測された電力総使用量を前記電力量計が電力量計管理システムに送信し、
    前記電力量計管理システムが、順次受信する電力総使用量間の差分を算出して計測周期内における電力使用量を順次情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、
    順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成し、
    生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定し、
    更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、
    前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する、
    ことを特徴とする隠れマルコフモデルを利用した活動レベル判定サービス方法。
  2. 登録された住居に設置された電力量計と、
    電力量計管理システムと、
    情報処理装置と、を含む活動レベル判定サービスシステムであって、
    前記電力量計は、
    所定の計測周期で電力総使用量を計測し、前記計測周期よりも間隔が長い送信周期で、前回の送信タイミングから今回の送信タイミングまでに前記計測周期で計測された電力総使用量を前記電力量計管理システムに送信し、
    前記電力量計管理システムは、
    前記電力量計から順次受信する電力総使用量間の差分を算出して計測周期内における電力使用量を順次前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、
    順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成し、
    生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定し、
    更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、
    前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する、
    ことを特徴とする隠れマルコフモデルを利用した活動レベル判定サービスシステム。
  3. 情報処理装置が、
    登録された住居に設置された電力量計が所定の計測周期で計測した電力総使用量から算出された前記計測周期内における電力使用量を電力量計管理システムから順次受信し、
    順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成し、
    生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定し、
    更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、
    前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する、
    ことを特徴とする隠れマルコフモデルを利用した活動レベル判定サービス方法。
  4. 登録された住居に設置された電力量計が所定の計測周期で計測した電力総使用量から算出された前記計測周期内における電力使用量を電力量計管理システムから順次受信し、
    順次受信する前記電力使用量を観測値として用い、前記住居の住人について活動レベル大、活動レベル中、活動レベル小の3種類の状態を前記住人が状態としてとり得ると仮定して隠れマルコフモデルを生成し、
    生成した前記隠れマルコフモデルを利用して、活動レベルが大きい方向に変化する事象が最も検出される第1の時間帯と、活動レベルが小さい方向に変化する事象が最も検出される第2の時間帯との双方を特定し、
    更に受信した電力使用量と前記隠れマルコフモデルを利用して、特定した前記第1の時間帯において活動レベルが大きい方向に変化する事象、特定した前記第2の時間帯において活動レベルが小さい方向に変化する事象の双方が検出されない場合に、いずれか又は双方の時間帯において異常が発生したと判定し、
    前記住人についてのアラート通知先として事前に登録された通知先にアラートを送信する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
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