JP6809730B2 - 温度センサ付き型枠 - Google Patents

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Description

本発明は、打設されたコンクリートに圧力を加え一定形状となるように支持する板体を有する主型枠に、コンクリートの表面温度を計測する温度センサを追加した温度センサ付き型枠に関するものである。
本出願人は、先に特許文献1(特開201477241号公報)等において、打設されるコンクリートの表面温度を管理し、できあがった建造物の強度を合理的に保証できるシステムを提案した。
特許文献1では、樹脂型枠や金属製型枠のような型枠を主として検討したが、現実には、南洋材を用いるコンクリートパネルも多用されている。
型枠の種類を問わず、温度センサを用いて、打設されるコンクリートの表面温度を計測するには、特許文献1の図8等に示されるように、温度センサをできるだけ打設されるコンクリートの近くに配置することが望ましい。そして、現場においても、このような温度センサ付き型枠が使用され始めている。
しかしながら、現実には、温度センサと打設されるコンクリートとの間に無視できない距離が不可避的に存在する場合がある。
典型的には、主型枠だけでコンクリートを打設せず、主型枠のコンクリート側に化粧型枠を追加し、打設されたコンクリートに凹凸を形成する場合がある。例えば、海岸付近で目につきやすい壁面をコンクリートで構築しようとする場合、壁面に凹凸や溝などを形成し、自然の壁面に近い意匠とするような場合がこれにあたる。
このような場合、主型枠の板体の厚さのみならず、その厚さに化粧型枠の厚さを追加した距離が生ずる。
温度センサと打設されるコンクリートとの間に距離がある場合に、適切にコンクリートの表面温度を計測するための技術は知られていない。
特開2014−77241号公報
そこで本発明は、温度センサと打設されるコンクリートとの間に距離がある場合に、適切にコンクリートの表面温度を計測できる温度センサ付き型枠を提供することを目的とする。
第1の発明に係る温度センサ付き型枠は、厚さ方向に貫通する開口部が形成された板体を有し、打設されたコンクリートに圧力を加え一定形状となるように支持する主型枠と、打設されたコンクリートから所定距離離れた位置において打設されたコンクリートの表面温度を計測する温度センサを収容するとともに、打設されたコンクリートと接触する接触面を有し、前記開口部に嵌合されるセンサ筐体とを備える。
第2の発明に係る温度センサ付き型枠は、センサ筐体の外周の所定の範囲に配設された断熱材と、接触面とは反対側に固着され温度センサを支持する基板とを有する。
第3の発明に係る温度センサ付き型枠は、接触面は断面略C字状をなす熱伝導性のキャップである。
これらの構成により、温度センサと打設されるコンクリートとの間に距離がある場合に、適切にコンクリートの表面温度を計測できる。
本発明の参考の実施の形態における主型枠及び付加型枠を示す縦断面図 本発明の参考の実施の形態におけるセンサ筐体及び伝熱体を示す縦断面図 図2の一部拡大図 本発明の実施の形態におけるセンサ筐体及び温度センサを示す縦断面図
以下、図面を参照しながら、本発明の参考の実施の形態、及び本発明の実施の形態を説明する。
(参考の実施の形態)
図1は、本発明の参考の実施の形態における主型枠及び付加型枠を示す縦断面図、図2は、同センサ筐体及び伝熱体を示す縦断面図、図3は、図2の一部拡大図である。
参考の実施の形態は、化粧型枠を付加型枠として、主型枠と連結し、その結果、付加型枠の厚さ分だけ、コンクリートと温度センサとの間の距離が長くなる場合に関する。
図1に示すように、主型枠10は、打設されるコンクリート30に圧力を及ぼし、コンクリート30が一定の形状をなすように支持する中核の部材である。主型枠10としては、板体11からコンクリート30の反対側に突出する起立部12や補強リブ13を有する樹脂型枠又は金属製型枠を使用することもできるが、木製のコンクリートパネル及びその補強材の組み合わせを使用してもよい。
参考の実施の形態では、主型枠10が直接コンクリート30に接することはなく、主型枠10とコンクリート30との間に、付加型枠20が介在する。付加型枠20は、コンクリート30に接触し、所望の凹凸や溝を形成するための化粧型枠22を有する。
化粧型枠22は、通常ゴム、ウレタン等の弾性材あるいは発泡体等で形成されており、それ自体では十分な強度を有しない。そのため、化粧型枠22には、支持板21が裏打ちされている。支持板21は、コンクリートパネル、板金、あるいはその他の高剛性な部材で任意に構成できる。
また、主型枠10と付加型枠20とは、密着し全体として十分な強度を保持する必要があるため、連結ボルト25等の連結具によって、一体化されている。
その結果、図2に示すように、主型枠10の板体11の厚さを除いても、支持板21の厚さA及び化粧型枠22の厚さBの和だけ、主型枠10のみを用いる場合に比べ、型枠全体の厚さが大きくなっている。
一方、板体11のコンクリート30の反対側の面は、温度センサ44の出力値を処理する回路(図示せず)を収納するケース40の取付面11aとなっている。取付面11aから板体11を厚さ方向に貫通し、所定断面形状をなす、開口部11bを開設し、開口部11bに温度センサ44を収納するセンサ筐体42を嵌合する。
図3に拡大して示すように、センサ筐体42のコンクリート30側の端面には、熱伝導性が良好な肉薄の金属板43が貼り付けられ、金属板43の内側に、サーミスタ等の温度センサ44が搭載される。
しかしながら、センサ筐体42とコンクリート30の間には、上記厚さの和(A+B)だけの距離がある。そのため、センサ筐体42が当接する位置に、化粧型枠22及び支持板21とを貫通する貫通孔26を開け、貫通孔26に伝熱体41を嵌め込む。これにより、伝熱体41及び金属板43を介して、温度センサ44がコンクリート30と熱結合されることになる。
実際には、化粧型枠22及び支持板21の厚さは、さまざまである。このため、段階別の長さを設定し、長さ毎に伝熱体41を用意するとよい。さらに、化粧型枠22及び支持板21の厚さには、ばらつきがあることも多い。したがって、図3に示すように、誤差を吸収すべく、熱伝導シート45を、金属板43と伝熱体41との間に介装するとよい。
さらに、伝熱体41及びセンサ筐体42の周囲に断熱材を配置し、化粧型枠等への放熱を抑制し、温度センサ44側への熱伝導性を向上させるのが望ましい。
このようにすれば、付加型枠の厚さ分だけ、コンクリートと温度センサとの間の距離が長くなる場合であっても、有効に対応することができる。
(実施の形態)
本発明の実施の形態は、参考の実施の形態とは異なり、コンクリート30の表面温度を、非接触で計測する場合に関する。したがって、参考の実施の形態のように付加型枠がある場合だけでなく、主型枠10のみでコンクリート30を支持する場合にも適用できる。一方、実施の形態においても、温度センサがコンクリート30の表面から一定距離離れているという点では、参考の実施の形態と共通する。
図4は、本発明の実施の形態におけるセンサ筐体及び温度センサを示す縦断面図である。図4に示すように、板体11の所定位置に、板体11を厚さ方向に貫通する開口部11bが開設され、開口部11bに、センサ筐体50が嵌合される。センサ筐体50の図4左側端面は、コンクリート30に当接する。
センサ筐体50は、図4に示す状態において、その断面がC字状をなす熱伝導性のキャップ51を有する。キャップ51の図4右側端面(開口部)には、基板52が固着されており、基板52の内側中央部には、赤外線温度センサ53が搭載されている。さらに、センサ筐体50の外側には、これを包囲するように断熱材54が配設される。
図4に示すように、赤外線温度センサ53からコンクリート30の右側面までには、一定距離Lが開けられることになる。図4の左側が赤外線温度センサ53の赤外線入射口であり、赤外線温度センサ53は、センサ筐体50の内側から発せられる赤外線量を計測する。
センサ筐体50の内部には、酸化処理等、放射率を向上する処理を施すことが望ましい。しかしながら、放射率のばらつきがなければ、このような処理を省略してもよい。
参考の実施の形態では、伝熱体41による熱伝導を前提とするため、放熱の抑制に限界を生じやすい。一方、実施の形態では、非接触方式による温度計測を行っているため、放熱抑制効果が高いという利点がある。
赤外線温度センサ53の開口角度は、90度以上であることが多い。したがって、一般には、赤外線温度センサ53を熱源であるコンクリート30にできるだけ近接させる必要がある。これは、言い換えると、赤外線温度センサ53とコンクリート30との距離を小さく設定することになる。
しかしながら、実施の形態のように、センサ筐体50のキャップ51を使用すると、上記距離を大きめに設定したとしても、コンクリート30が発する赤外線の大部分を捉えることができる。言い換えれば、図4の距離Lを実態にあうように長めに設定できることになり、支障なく温度計測を行える。
なお、センサ筐体50の内部は、空洞(つまり空気)としてもよい。一方、同内部に、ポリエチレン樹脂製の部材やポリエチレン樹脂そのものを装填又は充填してもよい。このようにすると、空気中に含まれる水蒸気による誤差や、結露あるいは氷結等による悪影響を回避できる。また、センサ44、53が検出した信号は、センサ筐体42、50に収納される回路(図示せず)に出力される。
10 主型枠
11 板体
11a 取付面
11b 開口部
12 起立部
13 補強リブ
20 付加型枠
21 支持板
22 化粧型枠
25 連結ボルト
26 貫通孔
30 コンクリート
40 ケース
41 伝熱体
42、50 センサ筐体
43 金属板
44 温度センサ
45 熱伝導シート
51 キャップ
52 基板
53 赤外線温度センサ
54 断熱材

Claims (2)

  1. 厚さ方向に貫通する開口部が形成された板体を有し、打設されたコンクリートに圧力を加え一定形状となるように支持する主型枠と、
    前記打設されたコンクリートから所定距離離れた位置において前記打設されたコンクリートの表面温度を計測する温度センサを収容するとともに、前記打設されたコンクリートと接触する接触面を有し、前記開口部に嵌合されるセンサ筐体と、を備える温度センサ付き型枠において、
    前記センサ筐体は、
    外周の所定の範囲に配設された断熱材と、
    前記接触面とは反対側に固着され前記温度センサを支持する基板と、を有する
    温度センサ付き型枠。
  2. 前記接触面は断面略C字状をなす熱伝導性のキャップである
    請求項に記載の温度センサ付き型枠。
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