JP6809156B2 - 酸化還元電位検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、酸化還元電位検出器に関する。
下記特許文献1には、白金等を使用した測定用電極(測定電極)及び銀及び塩化銀を使用した参照用電極(参照電極)を用いた酸化還元電位の測定装置が開示されている。このような測定装置において、上記参照電極は、基準電極とも言われ、標準水素電極に対する酸化還元電位が既知の材料から形成されている。
特許第5366274号公報
ところで、上記背景技術では、参照電極が腐食(劣化)するという問題がある。参照電極の腐食は、酸化反応あるいは還元反応によって発生するが、酸化還元電位の検出精度を低下させる要因となるので、極力抑制する必要がある。また、白金は高価な希少金属であるため、コストが掛かるという問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、酸化還元電位を測定するための電極の腐食を抑制あるいは防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、酸化還元電位検出器に係る第1の解決手段として、測定電極と参照電極との電位差として酸化還元電位を検出する酸化還元電位検出器であって、前記電位差を信号処理する信号処理手段と、前記参照電極を電気防食する防食手段とを備える、という手段を採用する。
本発明では、酸化還元電位検出器に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記防食手段は、前記参照電極に所定の防食電流を供給する防食電源である、という手段を採用する。
本発明では、酸化還元電位検出器に係る第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記防食手段は、前記参照電極に所定の防食電流を供給するバックフィルを備える犠牲陽極である、という手段を採用する。
本発明では、酸化還元電位検出器に係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれかの解決手段において、前記防食手段は、前記参照電極との接続状態を切り替えるスイッチを備える、という手段を採用する。
本発明では、酸化還元電位検出器に係る第5の解決手段として、上記第4の解決手段において、前記スイッチは、前記信号処理手段への給電が遮断された際に前記防食手段を前記参照電極に接続させる半導体スイッチである、という手段を採用する。
本発明では、酸化還元電位検出器に係る第6の解決手段として、上記第1〜第5のいずれかの解決手段において、前記測定電極は、所定金属に金メッキしたものである、という手段を採用する。
本発明では、酸化還元電位検出器に係る第7の解決手段として、上記第1〜第5のいずれかの解決手段において、前記測定電極は、炭素部材からなる、という手段を採用する。
本発明では、酸化還元電位検出器に係る第8の解決手段として、上記第1〜第7のいずれかの解決手段において、前記参照電極は、錫あるいは所定金属に錫メッキしたものである、という手段を採用する。
本発明によれば、参照電極の腐食を電気防食によって抑制あるいは防止することができる。したがって、本発明によれば、酸化還元電位の検出精度の低下を抑制することができると共に参照電極の寿命を長寿命化することができる。
本発明の第1実施形態に係る酸化還元電位検出器の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る酸化還元電位検出器の周波数特性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る酸化還元電位検出器の機能構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
最初に本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態に係る酸化還元電位検出器Aは、対象物の酸化還元電位を検出する装置であり、図1に示すように、参照電極1a、測定電極1b、バッファアンプ2、ノッチフィルタ3、バッファアンプ4、ローパスフィルタ5、バッファアンプ6、スイッチ7及び防食電源8を備えている。これら各構成要素のうち、能動回路である3つのバッファアンプ2,4,6には、外部電源から電力が供給されている。
ここで、上記の各構成要素のうち、参照電極1a及び測定電極1bは、酸化還元電位を測定するためのORP(Oxidation−Reduction Potential)電極つまり酸化還元電位電極である。また、バッファアンプ2、ノッチフィルタ3、バッファアンプ4、ローパスフィルタ5及びバッファアンプ6は、上記参照電極1a及び測定電極1bの電位差つまり酸化還元電位を信号処理するものであり、本発明における信号処理手段を構成している。また、スイッチ7及び防食電源8は、上記参照電極1aを電気防食するものであり、本発明における防食手段を構成している。
参照電極1a及び測定電極1bは、検出対象物に接触する導電性部材であり、所定の距離を隔てて対向配置されている。上記検出対象物は、各種の液体や水分を含有する物質(土壌等)等である。参照電極1a及び測定電極1bは、このような検出対象物に接触することにより、検出対象物を一種の電解液とした電池を構成する。すなわち、参照電極1a及び測定電極1bは、この電池の電極(電池電極)として機能する。このような電池の起電力に起因する参照電極1aと測定電極1bとの電位差は、検出対象物の酸化還元電位を示す検出電圧である。
参照電極1aは、酸化還元電位を検出する際の基準電極あるいは比較電極と言われるものであり、酸化還元電位の基準となる標準水素電極の代替電極である。この参照電極1aは、表面に酸化膜が形成され難くまた腐食し難い金属から形成されており、例えば全体として錫からなる部材または所定金属の表面に錫メッキした部材として形成される。この参照電極1aは、図示するように酸化還元電位検出器AのGND(基準電源電位)に接続、つまり接地されている。
一方、測定電極1bは、検出対象物によって酸化還元されにくい不活性な金属又は炭素によって形成されており、例えば所定金属に金又は白金をメッキした部材(金属電極)又は炭素部材(炭素電極)で形成される。尚、所定金属は、金及び白金等の貴金属以外の金属であれば、どのような金属を用いても良い。このような測定電極1bは、酸化還元電位を示す検出電圧をバッファアンプ2に出力する。
バッファアンプ2は、一種のインピーダンス変換器兼電流増幅器であり、測定電極1bから入力される検出電圧を低インピーダンス化すると共に電流増幅して、ノッチフィルタ3に出力する。上述した参照電極1aと測定電極1bとを電池電極とする電池は、内部抵抗が比較的高いので、バッファアンプ2は、測定電極1bから入力される比較的高インピーダンスの検出電圧を低インピーダンス化する。また、バッファアンプ2は、負荷であるノッチフィルタ3に十分な駆動電流を供給するために検出電圧を電流増幅する。
ここで、バッファアンプ2の入力端子にはガードリング2aが形成されている。このガードリング2aは、入力端子の周囲を低インピーダンスの配線パターンで囲むものであり、例えばバッファアンプ2の出力に接続されている。すなわち、このバッファアンプ2では、比較的高インピーダンスの検出電圧が入力される入力端子の周囲に検出電圧と同電位の低インピーダンスのガードリング2a(配線パターン)を形成することにより、漏れ電流を抑制して高インピーダンスの検出電圧が低下することを防止している。
ノッチフィルタ3は、特定の周波数帯域の信号成分の通過を遮断する受動フィルタ回路である。上記特定の周波数帯域は、例えば55Hzを中心周波数とする帯域である。このノッチフィルタ3は、バッファアンプ2から入力される検出電圧に重畳する上記特定の周波数帯域の信号成分を除去し、当該除去した検出電圧をバッファアンプ4に出力する。
バッファアンプ4は、一種の電流増幅器であり、ノッチフィルタ3から入力された検出電圧を電流増幅して、ローパスフィルタ5に出力する。すなわち、バッファアンプ4は、負荷であるローパスフィルタ5に十分な駆動電流を供給するために検出電圧を電流増幅する。
ローパスフィルタ5は、所定の遮断周波数以上の信号成分の通過を遮断する受動フィルタ回路である。上記遮断周波数は、例えば16Hzである。このローパスフィルタ5は、バッファアンプ4から入力される検出電圧に重畳する遮断周波数以上の信号成分を除去し、当該除去した検出電圧をバッファアンプ6に出力する。
バッファアンプ6は、一種の電流増幅器であり、ローパスフィルタ5から入力される検出電圧を電流増幅し、出力電圧として外部へ出力する。このバッファアンプ6は、所定のケーブルを介して処理装置(図示略)に接続されており、このケーブルに十分な駆動電流を供給するために検出電圧を電流増幅する。なお、この出力電圧は、上記処理装置によって酸化還元電位に換算される。
スイッチ7は、一対の入出力端子と1つの制御端子とを備えた半導体スイッチであり、一方の入出力端子が上記参照電極1aに接続され、他方の入出力端子が防食電源8の負極端子に接続され、また制御端子が外部電源つまり上述した各バッファアンプ2,4,6の電源端子に接続されている。このスイッチ7は、参照電極1aと防食電源8との接続状態を切り替える。
また、このスイッチ7は、制御端子に切替信号として機能する外部電源が入力されない状態において上記2接点が導通するタイプの半導体スイッチ(ノーマリーオンの半導体スイッチ)である。すなわち、このスイッチ7は、酸化還元電位検出器Aに電源が供給されない場合に参照電極1aを防食電源8の負極端子とを接続させ、酸化還元電位検出器Aに電源が供給された場合には、参照電極1aと防食電源8の負極端子との接続を乖離させる。このようなスイッチ7は、例えばデプレッション型P−ch JFET(P−Channel Junction Field Effect Transistor)である。
防食電源8は、防食電流(直流電流)を外部に供給する直流電源であり、負極端子が上記スイッチ7の他方の接点に接続され、正極端子が測定電極1b及びバッファアンプ2に接続されている。この防食電源8は、スイッチ7を介して防食電流を参照電極1aに供給するために設けられている。
すなわち、外部電源から酸化還元電位検出器Aに電源が供給されない状態において、参照電極1aには防食電源8の負極端子から防食電流が給電される。換言すると、酸化還元電位検出器Aに電源が供給されない状態では、スイッチ7及び防食電源8からなる防食手段によって参照電極1aが陰極防食(電気防食)される。一方、外部電源から酸化還元電位検出器Aに電源が供給された状態では、参照電極1aと防食電源8の負極端子とがスイッチ7によって切り離され、参照電極1aの陰極防食(電気防食)が中断される。
次に、このように構成された酸化還元電位検出器Aの動作について、図2をも参照して詳しく説明する。
この酸化還元電位検出器Aは、3つのバッファアンプ2,4,6に外部電源から電源が供給されることによって動作する。すなわち、酸化還元電位検出器Aの動作時には、参照電極1aと防食電源8の負極端子とがスイッチ7によって切り離されて、参照電極1aの陰極防食(電気防食)が中断される。そして、この参照電極1aが防食電源8と切り離された状態において、参照電極1aと測定電極1bとの間には検出対象物の酸化還元電位に応じた電位差が発生し、測定電極1bは、酸化還元電位を示す検出電圧をバッファアンプ2に出力する。
一方、外部電源が酸化還元電位検出器Aに給電されない酸化還元電位検出器Aの非動作時、つまり酸化還元電位検出器Aの未使用時には、スイッチ7を介して防食電源8の負極端子から参照電極1aに防食電流が給電されるので、参照電極1aは陰極防食(電気防食)された状態となる。すなわち、参照電極1aは、酸化還元電位検出器Aの未使用時において常に陰極防食(電気防食)され、参照電極1aの腐食(劣化)が防止される。
したがって、本第1実施形態に係る酸化還元電位検出器Aによれば、未使用時の電気防食によって参照電極1aの腐食を抑制あるいは防止することができるので、酸化還元電位の検出精度の低下を抑制することができると共に、参照電極1aの寿命を長寿命化することができる。
また、この酸化還元電位検出器Aでは、使用時にはスイッチ7によって防食電源8が参照電極1aから切り離されるので、防食電流が検出電圧に対して外乱として作用することを確実に防止することが可能である。したがって、本第1実施形態に係る酸化還元電位検出器Aによれば、陰極防食(電気防食)の影響を受けることなく、検出対象物の酸化還元電位を正確に検出することが可能である。
さらに、この酸化還元電位検出器Aでは、測定電極1bとして所定金属の表面に金又は白金をメッキされた部材又は炭素部材を採用するので、従来のように白金を用いる場合と比較して測定電極1bのコストを低減することができる。なお、錫は比較的やわらかい金属なので、参照電極1aを全体として錫から形成するよりも、所定金属の表面に錫メッキを施したものを採用することによって、参照電極1aの機械的な強度を高め、変形等を防止することができる。
ところで、このような測定電極1bから出力される検出電圧は、バッファアンプ2において低インピーダンス化かつ電流増幅されてノッチフィルタ3に入力され、ノッチフィルタ3によって特定の周波数帯域の信号成分が除去されてバッファアンプ4に入力される。そして、検出電圧は、バッファアンプ4で電流増幅され、またローパスフィルタ5で所定の遮断周波数以上の信号成分が除去あるいは低減されてバッファアンプ6に入力される。そして、検出電圧は、バッファアンプ6によって電流増幅された後に外部に出力される。
このようなバッファアンプ2、ノッチフィルタ3、バッファアンプ4、ローパスフィルタ5及びバッファアンプ6からなる信号処理手段は、図2に示すような周波数特性を有する。すなわち、酸化還元電位検出器Aは、55Hzを中心周波数とする特定の周波数帯域の信号成分を減衰させ、かつ16Hz以上の周波数成分を減衰させる周波数特性を有する。
このような本第1実施形態に係る酸化還元電位検出器Aによれば、酸化還元電位を検出する上で外乱として作用する不要な周波数成分を除去あるいは減衰させることができるので、酸化還元電位をより高精度に検出することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る酸化還元電位検出器Bは、図3に示すように、参照電極1a、測定電極1b、バッファアンプ2、ノッチフィルタ3、バッファアンプ4、ローパスフィルタ5、バッファアンプ6、スイッチ7、犠牲陽極9及びバックフィル10を備えている。
このような酸化還元電位検出器Bは、第1実施形態に係る酸化還元電位検出器Aの防食電源8を犠牲陽極9及びバックフィル10に置き換えたものである。すなわち、この酸化還元電位検出器Bにおける犠牲陽極9及びバックフィル10は、スイッチ7と共に本発明における防食手段を構成している。したがって、以下では、第1実施形態に係る酸化還元電位検出器Aとは異なる犠牲陽極9及びバックフィル10について特に説明する。
犠牲陽極9は、参照電極1aとの電位差を利用して、参照電極1aに所定の防食電流を供給する電極であり、参照電極1aよりもイオン化傾向の大きい金属で形成される。酸化還元電位検出器Bは、犠牲陽極9として、例えばマグネシウムから形成された部材を採用する。この犠牲陽極9は、スイッチ7を介して参照電極1aに所定の防食電流を供給する。
バックフィル10は、犠牲陽極9の局部腐食を低減させるための充填材であり、石膏、ベントナイト及びぼう硝(硫酸ナトリウム)の混合物で形成され、犠牲陽極9を囲むように備えられている。
次に、このように構成された酸化還元電位検出器Bの動作について、詳しく説明する。
この酸化還元電位検出器Bの動作時には、参照電極1aと犠牲陽極9とがスイッチ7によって切り離されて、参照電極1aの陰極防食(電気防食)が中断される。そして、この参照電極1aが犠牲陽極9と切り離された状態において、参照電極1aと測定電極1bとの間には検出対象物の酸化還元電位に応じた電位差が発生し、参照電極1aは、この電位差に相当する検出電圧をバッファアンプ2に出力する。
一方、酸化還元電位検出器Bの非動作時つまり酸化還元電位検出器Bの未使用時には、スイッチ7を介して犠牲陽極9から参照電極1aに防食電流が給電されるので、参照電極1aは陰極防食(電気防食)された状態となる。すなわち、参照電極1aは、酸化還元電位検出器Bの未使用時において常に陰極防食(電気防食)され、参照電極1aの腐食(劣化)が防止される。
したがって、本第2実施形態に係る酸化還元電位検出器Bによれば、未使用時の電気防食によって参照電極1aの腐食を抑制あるいは防止することができるので、酸化還元電位の検出精度の低下を抑制することができると共に、参照電極1aの寿命を長寿命化することができる。
また、この酸化還元電位検出器Bでは、使用時にはスイッチ7によって犠牲陽極9が参照電極1aから切り離されるので、防食電流が検出電圧に対して外乱として作用することを確実に防止することが可能である。したがって、本第2実施形態に係る酸化還元電位検出器Bによれば、陰極防食(電気防食)の影響を受けることが少なく、検出対象物の酸化還元電位を検出することが可能である。
さらに、この酸化還元電位検出器Bでは、測定電極1bとして所定金属の表面に金メッキされた部材又は炭素部材を採用するので、従来のように白金を用いる場合と比較して測定電極1bのコストを低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記第1実施形態では、酸化還元電位検出器Aに供給される外部電源によってスイッチ7の状態を切り替えたが、本発明はこれに限定されない。酸化還元電位検出器A内にスイッチ7の状態を切り替える切替信号生成部を設けても良い。この切替信号生成部は、例えば酸化還元電位検出器Aの使用者の操作に基づいてスイッチ7の状態を切り替えるものである。
(2)上記第1及び第2実施形態では、スイッチ7としてデプレッション型P−ch JFET(P−Channel Junction Field Effect Transistor)を採用したが、本発明はこれに限定されない。デプレッション型P−ch JFET以外の半導体スイッチを採用しても良い。
(3)上記第1及び第2実施形態では、スイッチ7として半導体スイッチを採用したが、本発明はこれに限定されない。酸化還元電位測定開始及び終了時に、参照電極1a及び防食電源8間の接続状態又は参照電極1a及び犠牲陽極9間の接続状態を、使用者が操作することによって切り替える操作スイッチを採用しても良い。
(4)上記第1、第2実施形態では、バッファアンプ2、ノッチフィルタ3、バッファアンプ4、ローパスフィルタ5及びバッファアンプ6から信号処理手段を構成したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明における信号処理手段については、図2に示す周波数特性を有するものには限定されず、その周波数特性は必要に応じて適宜設定される。
(5)上記第1、第2実施形態では、参照電極1aとして、全体として錫からなる部材または所定金属の表面に錫メッキした部材を採用し、測定電極1bとして、所定金属に金や白金をメッキした部材(金属電極)や炭素部材(炭素電極)を採用したが、本発明はこれに限定されない。このような錫、金及び白金以外の金属を用いた部材を採用しても良い。
(6)上記第2実施形態では、バックフィル10として、石膏、ベントナイト及びぼう硝(硫酸ナトリウム)の混合物を採用したが、本発明はこれに限定されない。バックフィル10としてこのような石膏、ベントナイト及びぼう硝(硫酸ナトリウム)の混合物以外の組成を用いても良い。
1a 参照電極
1b 測定電極
2 バッファアンプ
2a ガードリング
3 ノッチフィルタ
4 バッファアンプ
5 ローパスフィルタ
6 バッファアンプ
7 スイッチ
8 防食電源
9 犠牲陽極
10 バックフィル
A、B 酸化還元電位検出器

Claims (6)

  1. 測定電極と参照電極との電位差として酸化還元電位を検出する酸化還元電位検出器であって、
    前記電位差を信号処理する信号処理手段と、
    前記参照電極を電気防食する防食手段とを備え
    前記防食手段は、前記参照電極との接続状態を切り替えるスイッチとを備え、
    前記スイッチは、前記信号処理手段への給電が遮断された際に前記防食手段を前記参照電極に接続させる半導体スイッチであることを特徴とする酸化還元電位検出器。
  2. 前記防食手段は、前記参照電極に所定の防食電流を供給する防食電源であることを特徴とする請求項1に記載の酸化還元電位検出器。
  3. 前記防食手段は、前記参照電極に所定の防食電流を供給するバックフィルを備える犠牲 陽極であることを特徴とする請求項1に記載の酸化還元電位検出器。
  4. 前記測定電極は、所定金属に金メッキしたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の酸化還元電位検出器。
  5. 前記測定電極は、炭素部材からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の酸化還元電位検出器。
  6. 前記参照電極は、錫あるいは所定金属に錫メッキしたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の酸化還元電位検出器。
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