JP6808814B2 - 1線式シリアルデータ伝送回路及び1線式シリアルデータ伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、単一伝送路でシリアルデータ伝送を行う1線式シリアルデータ伝送回路及びこれを用いた1線式シリアルデータ伝送方法に関する。
昨今、半導体集積回路装置には、小型化かつ高機能化、高性能化の要望が高まってきている。例えば、電源用ICなどに実装されるデジタル信号制御用のインターフェイス回路においては、パラレルインターフェイス回路からシリアルインターフェイス回路にすることで、ピン数が削減されるようになってきた。
例えば、シリアルデータ伝送は、電源回路における出力電圧の切替に用いられる。
しかし、シリアルインターフェイス回路といっても、現状では依然として3線式、2線式のシリアルインターフェイス方式が多く、1線式はそれほど多く普及していない。
よく知られている一般的な1線式の非同期式のシリアルインターフェイスは、送信と受信を1本の線で行う。信号線が1本で済むにもかかわらず、複数のスレーブデバイスをバス接続することが可能であるという特徴がある。また、電源も1つのバス経由で与えることができる。
特許文献1には、1線式シリアルデータ伝送方法および伝送インターフェイス回路が開示されている。本伝送方式では、送信側はデータにクロック信号を混ぜて伝送し、受信側はクロックタイミングを抽出して、送信側データビット列を再構成する。送信側が送信するとき、長い期間継続するHレベルのチップ選択信号と、このチップ選択信号の後、リターンゼロ型の1クロック信号と、送信データの先頭ビットから順に最終ビットまでの1ビットずつのデータとを交互に送信する。受信側がチップ選択信号を受信したとき、後続するデータからクロックタイミングを抽出し、このタイミングから予め定められた時間遅れの書き込みタイミングで送信データを1ビットずつバッファメモリに書き込む。
特許文献2には、1線式シリアルデータ伝送方法が開示されている。マスター部の動作とは非同期的にスレーブ部で発生するデータをシリアルにマスター部に送信する通信システムにおいて、前記スレーブ部からのデータ送信要求を非同期的に前記マスター部に送信し、前記マスター部はこの送信要求に基づいて同期通信用クロック信号を前記スレーブ部に送信し、前記スレーブ部は、前記クロック信号に同期して前記データを前記マスター部に送信する。
特許文献3には、1線式シリアルデータ伝送方法が開示されている。送受信間を1線のみで結線してデータを1ビットずつ順次送信するシリアル通信方式において、送受信間の同期をとるための同期トリガを送信する。この同期トリガと次の同期トリガとの間に所定数n(>1)ビットのデータを送信することを特徴とする。これにより、同期トリガを挿入して同期ずれを防止しながら、転送レートの低下を避けることが可能な1線式のシリアル通信方式を実現することができる。
特開2002−335234号公報 特開2003−163653号公報 特開2003−273942号公報
しかしながら、上記一般的な1線式シリアルインターフェイスは、複数のデバイスを接続できるようにしているため、制御方法が複雑になる。また、電源回路の対応のため大容量コンデンサの内蔵が必要であり、回路面積が大きくなるという不具合が懸念される。
また、特許文献1に記載された1線式シリアルデータ伝送方法および伝送回路では、スレーブ側からのクロックおよびデータの送信を可能としており、回路面積が大きくなるという不具合が懸念される。
また、特許文献2に記載された1線式シリアルデータ伝送方法では、複数台のスレーブの接続を可能としているため、その回路面積が大きくなる。さらに、スタートビット及びストップビットを使用しているが、複数台のスレーブの判定及びスレーブからマスターへの通信開始においてのみ使用しており、本発明におけるスタートビット及びストップビットの使用目的とは異なっている。
また、特許文献3に記載された1線式シリアルデータ伝送方法では、マスターとスレーブの両方にクロックが必要となり、回路面積が大きくなるという不具合が懸念される。また、お互いのクロック周波数の誤差が大きい場合は、高速のデータ転送ができないという不具合が懸念される。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、1線式シリアルデータ伝送回路において従来の1線式シリアルデータ伝送回路に比べて簡便な回路方式及び伝送方法を提供することである。
本発明の1線式インターフェイス回路の一態様は、マスター回路とスレーブ回路とを持ち、前記マスター回路は、前記マスター回路から前記スレーブ回路への送信データ書き込み時に使用するデータクロック加算器と、前記スレーブ回路から前記マスター回路への受信データ書き込み時に使用するデータ受信器を含み、前記スレーブ回路は、前記マスター回路から前記スレーブ回路への前記送信データ書き込み時に使用するデータクロック分離器と、前記スレーブ回路から前記マスター回路への前記受信データ書き込み時に使用するデータ送信器とアクティブ生成器を含み、前記マスター回路と前記スレーブ回路は、1本の信号線で接続されている。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様は、前記マスター回路から前記スレーブ回路への前記送信データ書き込み時、前記マスター回路において、クロック信号とデータ信号を前記データクロック加算器により合成した合成信号が前記信号線を介して前記スレーブ回路に送信され、前記スレーブ回路では、前記信号線から送信されてきた前記合成信号が前記データクロック分離器を通した後に遅延回路を通してクロック信号が取り出され、前記データクロック分離器を通して前記データ信号が取り出される。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様は、前記スレーブ回路から前記マスター回路への受信データ書き込み時、前記スレーブ回路のロジックからロジックアウト信号が遅延回路及び前記データ送信器を通して、前記信号線を介して前記マスター回路に送信され、前記マスター回路では、前記信号線から送信されてきた送信データが前記データ受信器を通してリードデータ信号が取り出される。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様において、前記スレーブ回路は、クロック信号とデータ信号を前記データクロック加算器により合成した合成信号を受ける信号端子と、前記スレーブ回路をデータ受信状態にする制御端子と、スレーブクロック端子と、スレーブデータ端子を備え、前記スレーブデータ端子には、前記信号端子の入力がデータ信号として入力され、前記スレーブクロック端子には、前記信号端子の入力から生成された前記クロック信号が入力され、前記制御端子には、前記信号端子の入力から生成された制御信号が入力される。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様では、前記スレーブ回路において、前記スレーブデータ端子には、前記信号端子の入力が前記データ信号として入力され、前記スレーブクロック端子には、前記信号端子の入力からDフリップフロップを介して生成されたクロック信号が入力され、前記制御端子には、前記信号端子の入力から遅延回路及びDフリップフロップを介して生成された前記制御信号が入力される。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様は、前記スレーブ回路において、前記スレーブデータ端子には前記信号端子の入力が前記データ信号として入力され、前記スレーブクロック端子には前記信号端子の入力からDフリップフロップを介して生成されたクロック信号が入力され、前記制御端子には前記信号端子の入力から遅延回路を介して生成された前記制御信号が入力される。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様において、前記遅延回路は、前記信号端子の入力を遅延させるために、電流源によるコンデンサの充電及びMOSトランジスタによるコンデンサの放電を行う。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様において、前記遅延回路は、抵抗とコンデンサによる充放電回路により形成されており、前記抵抗の抵抗値と前記コンデンサの容量値で遅延時間が決定される。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様において、前記クロック信号は、前記制御信号がハイレベルになることで生成可能となり、前記制御信号は、ハイレベルまたはロウレベルになった時に前記制御信号自身を安定化させる。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様において、前記マスター回路より前記スレーブ回路に対してリード(読取)の要求があった際には、前記スレーブ回路は、前記信号線に対して応答する。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様において、前記スレーブ回路は、スイッチング電源回路を含む。
また、本発明の1線式インターフェイス回路の別の一態様において、前記スイッチング電源回路は、過電流保護機能、過電圧保護機能、出力地絡保護機能、温度保護機能の少なくとも1つの機能を有する。
また、本発明の別の発明である1線式シリアル伝送方法は、クロック信号とデータ信号を前記データクロック加算器により合成した合成信号の立ち下りから通信が開始され、規定時間ロウレベルを続けることで前記合成信号から生成された制御信号がハイレベルとなり、前記スレーブ回路が受付可能状態となる。前記合成信号の立下りから既定時間後にスレーブクロックを抽出し、この前記スレーブクロックの立ち上がりでデータを読み取り、前記合成信号が規定時間ハイレベルを続けることで、前記制御信号がロウレベルとなり、前記スレーブ回路が受付不可能状態となり通信が終了する。
また、本発明の1線式シリアル伝送方法の別の一態様では、前記合成信号の先頭にスタートビット、ついでリード(読取)及びライト(書込)、アドレス、データと続き、最後にストップビットとなる。
また、本発明の1線式シリアル伝送方法の別の一態様では、通信開始時、前記マスター回路から前記クロック信号と前記データ信号がアンド論理で前記合成信号として送信されており、前記合成信号が周期T以上ロウレベルを継続することで前記スレーブ回路の前記制御信号がハイレベルとなり、前記スレーブ回路が受付可能状態となる。
また、本発明の1線式シリアル伝送方法の別の一態様では、前記クロック信号のパルス幅y2は、y2=周期T/m(2≦m≦50)と設定されており、一周期の時間から前記パルス幅を除外した時間で他のイベントが処理される。
また、本発明の1線式シリアル伝送方法の別の一態様では、ライト(書込)時、前記マスター回路から前記クロック信号と前記データ信号がアンド論理で前記合成信号として送信されており、前記スレーブ回路は、前記合成信号の立下りでスレーブクロックを立ち下げそれから前記クロック信号の周期T/mよりも後に立ち上がる信号を生成し、前記スレーブクロックの立ち上がりでスレーブデータを確定する。
また、本発明の1線式シリアル伝送方法の別の一態様では、リード(読取)時、前記マスター回路から前記クロック信号が前記合成信号そのものとして送信されており、前記スレーブ回路は、前記クロック信号の立下りでスレーブクロックを立ち下げ、それから前記クロック信号の周期T/mよりも後に立ち上がる信号を生成し、前記スレーブクロックの立ち上がりでロジックアウトを確定し、前記スレーブクロックの立ち上がりでデータアウトを確定し、前記マスター回路のリード用クロックの立ち上がりで信号を読み取る。
また、本発明の1線式シリアル伝送方法の別の一態様では、通信終了時、前記マスター回路から前記クロック信号と前記データ信号がアンド論理で前記合成信号として送信されており、前記合成信号が前記クロック信号の周期Tより長くハイレベルを継続することで前記スレーブ回路の前記制御信号がロウレベルとなり、前記スレーブ回路が受付不可能状態となる。
また、本発明のマスター回路の一態様は、スレーブ回路への送信データ書き込み時に使用するデータクロック加算器と、前記スレーブ回路からの受信データ書き込み時に使用するデータ受信器を含み、前記スレーブ回路と1本の信号線を介して接続されることにより1線式シリアル伝送回路を構成する。
この発明によれば、1線式シリアル伝送回路において、1つのマスター回路に対して1つのスレーブ回路が用意されるいわゆる1対1で接続される構成において、従前よりも回路規模を抑制することができる。
本発明の1線式シリアルデータ伝送回路の概要を示すブロック図である。 スレーブ回路4の一部の構成を示すブロック図である。 図2におけるタイミングチャートを示す図である。 図2に示した一部の構成の一具体例を示す回路図である。 図2に示した一部の構成の別の一具体例を示す回路図である。 本発明の1線式シリアルデータ伝送方法に採用するデータ構成例を示す図である。 本発明の1線式シリアルデータ伝送方法において用いるスタートビット信号を示す図である。 本発明の1線式シリアルデータ伝送方法において用いるストップビット信号を示す図である。 本発明の1線式シリアルデータ伝送方法において用いる書込信号(Write)を示す図である。 本発明の1線式シリアルデータ伝送方法において用いる読取信号(Read)を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の1線式シリアルデータ伝送回路の概要を示したブロック図である。マスター回路1は、クロックCLKとデータDATAとを加算するデータクロック加算器2とデータ受信器3を持つ。スレーブ回路4は、制御信号ACTを生成するアクティブ生成器5と、スレーブクロックSCLKとスレーブデータSDATAとを分離するデータクロック分離器6と、データ送信器7を持つ。マスター回路1とスレーブ回路4は、信号線8で接続されている。
スレーブ回路4は、一例では電源回路である。内蔵されたロジック9は、制御信号ACT、スレーブクロックSCLK及びスレーブデータSDATAを受けて、例えばスイッチングレギュレータ14の保護回路として用意される過電流保護機能(OCP)10、過電圧保護機能(OVP)11、出力地絡保護機能(SCP)12や温度保護機能(TSD)13など、比較的多くの回路の少なくとも1つの保護機能を制御する。過電流保護機能10などは、ロジック9から設定された条件でスイッチングレギュレータ14のドライバロジック15を制御する。
スイッチングレギュレータ14は、過電流保護機能10などの他に、ドライバロジック15、エラーアンプ16、PWMコンパレータ17、発振器18、基準電圧源19、PMOSトランジスタP1、NMOSトランジスタN1を備え、これらを集積化して構成される。また、スイッチングレギュレータ14は、外部との電気的接続を確立するための外部端子VIN、SW、PGND、FB、COMPを備えている。更に外部部品として、電源Vin、コイルL1、コンデンサC1、コンデンサC2、抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3を備えている。スイッチングレギュレータ14のトポロジは一般的であるため、本書では説明を省略する。
本図の1線式シリアル伝送回路とその伝送方法を電源回路に導入すると、マスター回路1からクロックCLKとデータDATAがスレーブ回路4に送信され、スレーブ回路4でスレーブクロックSCLKとスレーブデータSDATAとして受信される。スレーブ回路4では、受信したスレーブデータSDATAに基づいて各種保護機能の設定を変更する。
例えば、あるユーザーにおいては、過電圧保護機能11の検出閾値を25Vとし、過電流保護機能10の検出閾値を1.5Aとして使用する一方、別のユーザーでは、過電圧保護機能11の検出閾値を20Vとし、過電流保護機能10の検出閾値を1.0Aとして使用する、といった仕様の変更が可能となる。
マスター回路1とスレーブ回路4とで通信を行う通信開始時は、マスター回路1からスレーブ回路4へと信号線8を介して例えばロウレベルLの活性化信号が送信される。スレーブ回路4では、その活性化信号をアクティブ生成器5に通すことにより、制御信号ACTを活性化し、ロジック9がデータ受付可能状態となる。
本書では、ライト(書込)は、マスター回路1からスレーブ回路4への制御データの書き込みを意味し、リード(読取)は、スレーブ回路4からマスター回路1への状態データの読み出しを意味するものである。
ライト(書込)時は、クロックCLKとデータDATAがデータクロック加算器2で合成された合成信号SIGとして、マスター回路1のマスター信号端子Tmsから信号線8へと出力される。スレーブ回路4では、合成信号SIGが信号端子Tsigからデータクロック分離器6を通り、スレーブデータSDATAとスレーブクロックSCLKに分離される。
リード(読取)時は、クロックCLKが合成信号SIGそのものとしてマスター回路1から信号線8に送信される。スレーブ回路4では、データクロック分離器6を介して入力されるクロックCLKがスレーブクロックSCLKとして使用される。ロジック9からの出力ロジックアウトLOは、遅延回路LC14を通してデータアウトDOとされ、これがデータ送信器7を通して信号線8に出力される。マスター回路1は、スレーブ回路4からのデータアウトDOをリードクロックRCLKを用いてデータ受信器3で読み取り、リードデータRDATAとして使用する。
通信終了時は、マスター回路1からスレーブ回路4へと信号線8を介してハイレベルHの不活性化信号が送信される。スレーブ回路4では、その不活性化信号をアクティブ生成器5に通すことにより、制御信号ACTを不活性化し、ロジック9がデータ受付不可能状態となる。
図2は、スレーブ回路4の一部(アクティブ生成器5、データクロック分離器6及びデータ送信器7)の具体的な構成を示すブロック図である。
スレーブ回路4は、合成信号SIGを受ける信号端子Tsigと、スレーブ回路4をデータ受付可能または不可能状態にする制御端子Tactと、スレーブクロック端子Tscと、スレーブデータ端子Tsdと、ロジックアウト端子Tloを有する。
スレーブデータ端子Tsdには、バッファBUF11の出力が接続されている。バッファBUF11の入力は、信号端子Tsigに接続されている。スレーブクロック端子Tscには、クロック生成回路CG11の出力が接続されている。クロック生成回路CG11の入力は、遅延回路LC13の出力に接続されている。遅延回路LC13の入力は、信号端子Tsigに接続されている。
信号端子Tsigには、インバータINV11の入力とアンド回路AND11の第1入力が接続されている。インバータINV11の出力は、遅延回路LC11の入力に接続されている。遅延回路LC11の出力は、RSフリップフロップRSFF11のセット端子Setに接続されている。
RSフリップフロップRSFF11の出力端子Qは、制御端子Tactとアンド回路AND11の第2入力に接続されている。アンド回路AND11の出力は、遅延回路LC12の入力に接続されている。遅延回路LC12の出力は、RSフリップフロップRSFF11のリセット端子Resetに接続されている。
ロジックアウト端子Tloは、遅延回路LC14の入力に接続されている。遅延回路LC14の出力は、インバータINV91の入力に接続されている。インバータINV91の出力は、MOSトランジスタM91のゲートに接続されている。MOSトランジスタM91のソースは、接地電位DGNDに接続されている。MOSトランジスタM91のドレインは、信号端子Tsigに接続されている。
本図の1線式シリアル伝送回路では、1本の信号線にクロックCLKとデータDATAを混ぜて送信しており、合成信号SIGは制御信号ACTも兼ねている。そのため、インバータや遅延回路やRSフリップフロップなどがそれらの信号の分離に用いられる。
例えば、インバータINV11と遅延回路LC11は、合成信号SIGがロウレベルL(=活性時の論理レベル)とされてから、制御信号ACTを規定時間後にハイレベルHにするために用意されている。一方、アンド回路AND11と遅延回路LC12は、合成信号SIGがハイレベルH(=不活性時の論理レベル)とされてから、制御信号ACTを規定時間後にロウレベルLにするために用意されている。また、RSフリップフロップRSFF11は、制御信号ACTの論理レベルを保持する為に用いられる。
クロック取り出しのために遅延回路LC13とクロック生成CG11が用いられる。また、リード(読取)は、MOSトランジスタM91を用いて行われる。インバータ回路INV91は、MOSトランジスタM91の駆動のために準備されている。なお、信号の極性が許せるならば、インバータINV91をバッファに置き換えても構わない。遅延回路LC14は、リード(読取)の出力タイミングを合わせるために用いられる。
図3は、図2に示したスレーブ回路4のライト(書込)時における主なノードに表れる各種信号のタイミングチャートを示す。
合成信号SIGは、マスター回路1より信号線8を介してスレーブ回路4の信号端子Tsigに入力される。合成信号SIGの各時刻でのレベルと作用は次のとおりである。
時刻t0からロウレベルLになり、マスター回路1とスレーブ回路4との間で通信が始まる。時刻t3でハイレベルHになり、スレーブクロックSCLKの発生準備をする。時刻t4でロウレベルLになり、スレーブクロックSCLKの生成を開始する。時刻t5でハイレベルHになり、スレーブデータSDATAの読出しに備える。時刻t7でロウレベルLになり、スレーブクロックSCLKの生成を開始する。時刻t8でロウレベルLになり、スレーブデータSDATAの読出しに備える。時刻t9でハイレベルHになり、通信終了の準備をする。
制御信号ACTは、制御端子Tactに入力(出力)される信号であり、スレーブ回路4のデータ受付可能及びデータ受付不可能状態を決定する。制御信号ACTがロウレベルLのとき、スレーブ回路4はスレーブデータSDATAの受付を不可能とする。
制御信号ACTは、時刻t2においてハイレベルHになり、スレーブ回路4がデータ受付可能状態となる。時刻t0からt2までは、あらかじめ定められた応答開始時間Yを設けている。これはスレーブ回路4にノイズなどで誤った値が書き込まれないようにするためである。
スレーブクロックSCLKはスレーブクロック端子Tscに取り出される信号である。時刻t1において、スレーブクロックSCLKが応答するが、この時、制御信号ACTはロウレベルLのため、スレーブ回路4としては動作しない。なお、スレーブクロックSCLKが応答するまでの応答待機時間X1については後述する。
スレーブクロックSCLKは、時刻t6において、時刻t4の合成信号SIGの立下りより応答待機時間X2遅れて発生する。この応答待機時間X2の設定は、スレーブデータSDATAの読出しにおいて非常に重要である。本発明に係る1線式シリアル伝送方法にでは、クロックCLKとデータDATAを混ぜて合成信号SIGとして送信している。したがって、データDATAをクロックCLKのどれだけ後方に位置させるかを定めておかなければ、どのタイミングでスレーブデータSDATAを読み出せばよいかが決定できないからである。
スレーブデータSDATAは、合成信号SIGと同じタイミングでハイレベルHとロウレベルLを保持し、スレーブクロックSCLKの立ち上がりで読みだされることになる。時刻t1において、スレーブクロックSCLKが応答するが、この時、制御信号ACTはロウレベルLのため、スレーブ回路4としては動作しない。
スレーブデータSDATAは、時刻t6において、ハイレベルHとなっているので、本例では、スレーブデータSDATAとしてハイレベルHが読み出されることとなる。
スレーブデータSDATAは、時刻t7から応答待機時間X3経過後の時刻t8においては、ロウレベルLとなっているので、本例では、スレーブデータSDATAとしてロウレベルLが読み出されることとなる。なお、応答待機時間X1、X2及びX3は、本発明の実施の形態では同じ値に選ばれている。
時刻t9において、合成信号SIGがハイレベルHとなり、時刻t10までの定められた応答終了時間Zの期間が経過すると、制御信号ACTがロウレベルLとなり、スレーブ回路4がデータ受付不可能状態となり、通信を終了する。
図4は、図2のブロック図に示したアクティブ生成器5とデータクロック分離機6を具体的な回路図で示した一例である。図4のアクティブ生成器5とデータクロック分離器6を有する1線式シリアル伝送回路は、合成信号SIGを受ける信号端子Tsigと、スレーブ回路4をデータ受付可能及び不可能状態にする制御端子Tactと、スレーブクロック端子Tscと、スレーブデータ端子Tsdとを有する。
信号端子Tsigには、インバータINV21の入力とバッファBUF21の入力とバッファBUF23の入力が接続されており、バッファBUF23の出力は、スレーブデータ端子Tsdに接続されている。バッファBUF23は、合成信号SIGをスレーブデータSDATAとして後段に受け渡すために用いられる。
インバータINV21の出力は、DフリップフロップDFF22のCP入力に接続されており、DフリップフロップDFF22のD入力には、電源電位VREG3Dが接続されている。インバータINV21は、DフリップフロップDFF22を信号の立下りで動作させるために用いられる。
DフリップフロップDFF22のRN入力には、インバータINV22の出力が接続されており、DフリップフロップDFF22の出力は、インバータINV24の入力が接続されている。DフリップフロップDFF22は、スレーブクロックSCLKの取り出しのために用いられる。インバータINV24の出力は、スレーブクロック端子Tscに接続されている。インバータINV24は、スレーブクロックSCLKの極性の調整や遅延時間の調整、さらには、DフリップフロップDFF22をスレーブクロック端子Tscに接続するバッファとして用いられる。
バッファBUF21の出力は、ナンド回路NAND21の第2入力とMOSトランジスタM21のゲートに接続されており、MOSトランジスタM21のソースは、接地電位DGNDに接続されている。バッファBUF21は、MOSトランジスタM21の駆動に用いられる。
MOSトランジスタM21のドレインは、コンデンサC21の一端とバッファBUF22の入力と電流源CC21の一端と接続されており、コンデンサC21の他端は、接地電位DGNDに接続されている。
電流源CC21の他端は、電源電位VREG3Dに接続されている。バッファBUF22の出力は、DフリップフロップDFF21のCP入力に接続されており、DフリップフロップDFF21のD入力には、電源電位VREG3Dが接続されている。バッファBUF22は、電流源CC21とコンデンサC21で生成される三角波状信号の波形の整形に用いられる。
DフリップフロップDFF21のRN入力には、アンド回路AND21の出力が接続されており、DフリップフロップDFF21の出力は制御端子Tactに接続されている。DフリップフロップDFF21は、制御信号ACTの保持に用いられる。
ナンド回路NAND21の第1入力は、制御端子Tactと接続されており、ナンド回路NAND21の出力は、MOSトランジスタM22のゲートに接続されており、MOSトランジスタM22のソースは、接地電位DGNDに接続されており、MOSトランジスタM22のドレインは、コンデンサC22の一端とインバータINV22の入力と電流源CC22の一端と接続されている。ナンド回路NAND21は、制御信号ACTによって制御され、MOSトランジスタM22の駆動に用いられる。インバータINV22は、電流源CC22とコンデンサC22で生成される三角波状信号の波形の整形に用いられる。
コンデンサC22の他端は、接地電位DGNDに接続されており、電流源CC22の他端は、電源電位VREG3Dに接続されている。
スレーブクロック端子TscはMOSトランジスタM23のゲートに接続されており、MOSトランジスタM23のソースは、接地電位DGNDに接続されており、MOSトランジスタM23のドレインは、コンデンサC23の一端とインバータINV23の入力と電流源CC23の一端と接続されており、コンデンサC23の他端は、接地電位DGNDに接続されており、電流源CC23の他端は、電源電位VREG3Dに接続されている。
インバータINV23の出力は、アンド回路AND22の第1入力に接続されており、制御端子Tactは、アンド回路AND22の第2入力に接続されている。インバータINV23は、電流源CC23とコンデンサC23で生成される三角波状信号の波形の整形に用いられる。アンド回路AND22は、制御信号ACTによって制御され、スレーブクロックSCLKの生成に用いられる。
電流源CC21の電流値とコンデンサC21の容量値で、図3における応答開始時間Yが決定されている。電流源CC22の電流値とコンデンサC22容量値で、図3における応答終了時間Zが決定されている。電流源CC23の電流値とコンデンサC23の容量値で、図3における応答待機時間Xが決定されている。
図5は、図2に示した一部の構成の別の一具体例を示す回路図である。図4との大きな違いは、アクティブ生成器5に用いる遅延回路の共有化により、コンデンサの数を減らしていることである。共有化された遅延回路によって、図3における応答開始時間Y及びZが生成される。
図5に示したアクティブ生成器5及びデータクロック分離器6は、合成信号SIGを受ける信号端子Tsigと、スレーブ回路4をデータ受信可能状態にする制御端子Tactと、スレーブクロック端子Tscと、スレーブデータ端子Tsdとを有する。
信号端子Tsigには、インバータINV31の入力とバッファBUF31の入力が接続されており、バッファBUF31の出力は、スレーブデータ端子Tsdに接続されている。バッファBUF31は、合成信号SIGをスレーブデータSDATAとして後段に受け渡すために用いられる。
インバータINV31の出力は、抵抗R31の一端とインバータINV33の入力とインバータINV36の入力とDフリップフロップDFF31のCP入力とに接続されており、DフリップフロップDFF31のD入力には、電源電位VREG3Dが接続されている。インバータINV31は、抵抗R31を駆動させるために用いられる。
DフリップフロップDFF31のRN入力には、アンド回路AND33の出力が接続されており、DフリップフロップDFF31の出力は、インバータINV39の入力が接続されており、インバータINV39の出力は、スレーブクロック端子Tscに接続されている。インバータINV39は、スレーブクロックSCLKの極性の調整や遅延時間の調整、さらには、DフリップフロップDFF31をスレーブクロック端子Tscに接続するバッファとして用いられる。DフリップフロップDFF31は、スレーブクロックSCLKの取り出しのために用いられる。
インバータINV36の出力は、アンド回路AND31の第2入力に接続されており、インバータINV35の入力は、制御端子Tactに接続されており、インバータINV35の出力は、アンド回路AND31の第1入力に接続されており、アンド回路AND31の出力は、MOSトランジスタM33のゲートに接続されている。インバータINV35、インバータINV36は、アンド回路AND31にそれぞれ入力する合成信号SIG及び制御信号ACTの極性を調整する為に用いられる。
アンド回路AND31は、制御信号ACTによって制御され、MOSトランジスタM33の駆動に用いられる。
インバータINV33の出力は、オア回路OR31の第2入力に接続されており、インバータINV32の入力は、制御端子Tactに接続されており、インバータINV32の出力は、オア回路OR31の第1入力に接続されており、オア回路OR31の出力は、MOSトランジスタM31のゲートに接続されている。インバータINV32、インバータINV33は、オア回路OR31にそれぞれ入力する合成信号SIG及び制御信号ACTの極性を調整する為に用いられる。
オア回路OR31は、制御信号ACTによって制御され、MOSトランジスタM31の駆動に用いられる。
MOSトランジスタM31のソースは、電源電位VREG3Dに接続されており、MOSトランジスタM31のドレインは、抵抗R31の他端とコンデンサC31の一端とMOSトランジスタM33のドレインとシュミットインバータSMT31の入力に接続されており、シュミットインバータSMT31の出力は、インバータINV37の入力に接続されている。シュミットインバータSMT31は、抵抗R31とコンデンサC31で生成される三角波状の信号の整形に用いられる。
MOSトランジスタM33のソースは、接地電位DGNDに接続されており、コンデンサC31の他端は、接地電位DGNDに接続されており、MOSトランジスタM34のソースは、接地電位DGNDに接続されており、コンデンサC32の一端は、接地電位DGNDに接続されている。
MOSトランジスタM34のドレインは、コンデンサC32の他端とインバータINV38の入力と抵抗R32の一端と接続されており、スレーブクロック端子Tscは、MOSトランジスタM34のゲートに接続されており、抵抗R32の他端は、MOSトランジスタM32のドレインと接続されており、MOSトランジスタM32のソースは、電源電位VREG3Dに接続されている。
インバータINV38の出力は、アンド回路AND33の第1入力に接続されており、制御端子Tactは、アンド回路AND33の第2入力に接続されている。インバータINV38は、抵抗R32とコンデンサC32で生成される三角波状の信号の整形に用いられる。アンド回路AND33は、制御信号ACTによって制御され、スレーブクロックSCLKの生成に用いられる。
インバータINV37の出力は、バッファBUF32の入力とインバータINV34の入力に接続されており、インバータINV34の出力は、MOSトランジスタM32のゲートに接続されており、バッファBUF32の出力は、制御端子Tactに接続されている。インバータINV37は、極性の調整に用いられる。インバータINV34は、MOSトランジスタM32の駆動に用いられる。バッファBUF32は、制御信号ACTの駆動に用いられる。
図6は、本発明のシリアルデータ伝送方法に採用するデータ構成例を示している。本発明に用いるデータは、先頭にスタートビット61があり、次の1ビットでリード/ライト62の判定をし、次の7ビットでアドレス63を指定し、次の8ビットでデータ64を送信あるいは受信し、最後にストップビット65で構成されている。例えば、アドレス63で過電圧保護機能11の検出閾値の格納先を指定し、データ64で検出閾値を設定するといった使い方が想定される。
スレーブ回路4がコマンドを受け付けるためには、スタートビット61をマスター回路1から受信する必要がある。
図7は、図1におけるマスター回路1とスレーブ回路4の主なノードに表われる各種信号を示す。以下、図1及び図6を参照して説明する。
本例では、送信周波数f1は、例えば100kHzから2MHz程度までである。この周波数の変更は、図5における抵抗R31とコンデンサC31及び抵抗R32とコンデンサC32(図4においては各定電流源とコンデンサ)の調整と、図2における遅延回路LC14の遅延時間の調整と、それぞれの周波数に合わせたマスター回路1の設定(リード用クロックRCLKの設定変更)とで可能となる。
なお、図7はスタートビット61の信号を示す。本例においては、送信周波数f1として例えば200kHz、すなわちクロックCLKは5μs(一周期時間y1)毎に1μs(クロック送信時間y2)立ち下がるという形式で送信される。
クロックCLKは、1周期(T)のうち、約1/5周期(T/5)だけロウレベルLを送信する。
データDATAは、2周期(2T)以上の時間、ロウレベルLを続ける。これは、後述されるライト(書込)時のデータDATAのロウレベルLと区別する為に、周期T以上の時間が設定されている。しかし、ICの製造上のばらつきを考慮すると、2周期以上ある方が好ましいため、本例では2周期以上としている。
合成信号SIGは、クロックCLKとデータDATAのアンドの波形となる。
制御信号ACTは、合成信号SIGが2周期(2T)以上の時間ロウレベルLを続けることでハイレベルHとなり、スレーブ回路4がデータDATAを受付可能状態となる。応答開始送信時間y3は、応答開始時間y4以上でなければならない。
本例では、2周期(2T)は10μs(応答開始時間y4)となる。その次の1ビットでリード/ライト62かを判定する。ハイレベルHでリード(読取)、ロウレベルLでライト(書込)を示すものとする。その後の7ビットでアドレス63を示し、その後の8ビットでデータ64を示すものとする。最後にストップビット65で通信終了となる。
図8はストップビット65の信号を示す。
クロックCLKは、1周期(T)のうち、約1/5周期(T/5)だけロウレベルLを送信する。
データDATAは、2周期(2T)以上の時間、ハイレベルHを続ける。これは、後述されるライト(書込)時のデータDATAのハイレベルHと区別する為に周期Tを超える時間が設定されている。しかしICの製造上のばらつきを考慮すると2周期以上ある方が好ましいため、本例では2周期以上としている。
合成信号SIGは、クロックCLKとデータDATAのアンドの波形となる。
制御信号ACTは、合成信号SIGが2周期(2T)以上の時間ハイレベルHを続けることでロウレベルLとなり、スレーブ回路4がデータDATAを受付不可能状態となる。応答終了送信時間y5は、応答終了時間y6より長くしなければならない。本例では、2周期(2T)は10μs(応答終了時間y6)となる。
図9は、ライト(書込)時におけるマスター回路1での信号(クロックCLKとデータDATA)と、合成信号SIGと、スレーブ回路4での信号(スレーブクロックSCLKとスレーブデータSDATA)を示す。
クロックCLKは、1周期(T)のうち、約1/5周期(T/5)だけロウレベルLを送信する。
データDATAは、ロウレベルLのときは、約4/5周期(4T/5)(データロウ時間y7)に亘ってロウレベルLを出力し、ハイレベルHのときは、1周期(T)(データハイ時間y8)に亘ってハイレベルHを出力する。
合成信号SIGは、クロックCLKとデータDATAのアンドの波形となる。
スレーブクロックSCLKは、合成信号SIGの立下がりTf1と同時に立ち下がり、それから約2/5周期(2T/5)後(クロック受信時間y9の経過後)に立ち上がる波形Tr1を示す。
スレーブデータSDATAは、合成信号SIGそのままの信号となる。
スレーブ回路4は、スレーブクロックSCLKの立ち上がりTr1でスレーブデータSDATAを読むという動作になる。
図10は、リード(読取)時におけるマスター回路1での信号(クロックCLKとリード用クロックRCLK)と、合成信号SIGと、スレーブ回路4での信号(スレーブクロックSCLKとロジックアウトLOとデータアウトDO)を示す。
クロックCLKは、1周期(T)のうち、約1/5周期(T/5)だけロウレベルLを送信する。
リードクロックRCLKは、クロックCLKの立下がりと同時に立ち下がり、約3/5周期(3T/5)後(リード時間y10経過後)におけるセット端子Setの立ち上がりでリードデータRDATAを読む。
合成信号SIGとしては、マスター回路1からのクロックCLKとスレーブ回路4からのデータアウトDOとの論理積信号が送信されてくる。
スレーブクロックSCLKは、合成信号SIGの立下がりTf2と同時に立ち下がり、それから約2/5周期(2T/5)後(クロック受信時間y9の経過後)に立ち上がる波形Tr2を示す。
ロジックアウトLOは、スレーブクロックSCLKの立ち上がりで出力を確定される。
データアウトDOは、ロジックアウトLOの立ち下がりで出力すべき論理レベルが確定し、約2/5周期(2T/5)間(データ出力時間y11)に亘ってその論理レベルを出力するという動作になる。
本発明では、一例として1周期を5分割して使用しているが、これに限定されない。
本例では、1周期の間に起こるイベントが以下の4つに分けられている。
すなわち、マスター回路1からのクロックCLKの送信、スレーブ回路4のスレーブクロックSCLKの生成、マスター回路1のリードクロックRCLKの生成、及び、マスター回路1からのデータDATAの送信(またはスレーブ回路4からのデータアウトDOの送信)の4つである。
上記4つのイベントと初期値に戻るというイベントを合わせて、5つのイベントが1周期に必要となるため、5分割して説明している。
例えば、リード(読取)機能を削除すれば4分割で十分となる。また、6分割、7分割というように分割数を増やしても良い。
さらに、本発明では、理解を簡単にするために周期を均等に5分割したが、実施の形態に際してはそれにこだわらない。例えば、クロックCLKのパルス幅y2は、y2=周期T/m(2≦m≦50)で設定される。すなわち、クロックCLKの生成は本例よりも短い時間または長い時間で処理され、残った時間は他のイベントで使用されればよい。すなわち、ライト(書込)時のイベントで説明を行うと、クロックのパルス幅y2とクロック受信時間y9とデータロウ時間y7及びデータハイ時間y8は、y2<y9<y7(またはy8)という関係を維持していればよい。こうした大小関係を持たせることで、これらのクロック信号とデータ信号の処理を的確に行うことができる。
また、本発明では、各信号をイニシャルハイとして説明を行ったが、全ての信号を逆転したイニシャルロウとしても成り立つことは当然である。
以上のように、非常に簡単な回路構成で高速な1線シリアル伝送回路を構成することが可能である。
本発明は、近年求められている省スペース化に大いに貢献する1線式シリアル伝送回路とその伝送方法を提供するものである。そのため、本発明は、産業上の利用可能性は極めて高い。
1 マスター回路
2 データクロック加算器
3 データ受信器
4 スレーブ回路
5 アクティブ生成器
6 データクロック分離器
7 データ送信器
8 信号線
9 ロジック
10 過電流保護機能
11 過電圧保護機能
12 出力地絡保護機能
13 温度保護機能
14 スイッチングレギュレータ
15 ドライバロジック
16 エラーアンプ
17 PWMコンパレータ
18 発振器
19 基準電圧源
61 スタートビット
62 リード/ライト
63 アドレス
64 データ
65 ストップビット
ACT 制御信号
AND11,AND21,AND22,AND31−AND33 アンド回路
BUF11,BUF21−BUF23,BUF31,BUF32 バッファ回路
C1,C2,C21−C23,C31,C32 コンデンサ
CC21−CC23 電流源
CLK クロック
CG11 クロック生成回路
COMP 位相補償端子
DATA データ
DGND 接地電位
DFF21,DFF22,DFF31 Dフリップフロップ回路
DO データアウト
f1 送信周波数
FB 帰還端子
H ハイレベル
INV11,INV21−INV24,INV31−INV39,INV91 インバータ回路
L ロウレベル
L1 コイル
LC11−LC14 遅延回路
LO ロジックアウト
M21−M23,M31−M34,M91 MOSトランジスタ
N1 NMOSトランジスタ
NAND21 ナンド回路
OCP 過電流保護機能
OVP 過電圧保護機能
OR31 オア回路
P1 PMOSトランジスタ
PGND 接地端子
Q 出力端子
R1,R2,R3,R31,R32 抵抗
RCLK リードクロック
RDATA リードデータ
Reset リセット端子
RSFF11 RSフリップフロップ回路
SCLK スレーブクロック
SCP 出力地絡保護機能
SDATA スレーブデータ
Set セット端子
SIG 合成信号
SMT31 シュミットインバータ回路
SW スイッチング端子
T 周期
Tact 制御端子
Tlo ロジックアウト端子
Tms マスター信号端子
Tsc スレーブクロック端子
Tsd スレーブデータ端子
TSD 温度保護機能
Tsig 信号端子
VIN 電源端子
Vin 電源
VREG3D 電源電位
X1,X2,X3 応答待機時間
Y 応答開始時間
y1 一周期時間
y2 クロック送信時間(クロックのパルス幅)
y3 応答開始送信時間
y4 応答開始時間
y5 応答終了送信時間
y6 応答終了時間
y7 データロウ時間
y8 データハイ時間
y9 クロック受信時間
y10 データ出力時間
y11 リード時間
Z 応答終了時間

Claims (21)

  1. マスター回路とスレーブ回路とを持ち、
    前記マスター回路は、前記マスター回路から前記スレーブ回路への送信データ書き込み時に使用するデータクロック加算器と、前記スレーブ回路から前記マスター回路への受信データ書き込み時に使用するデータ受信器を含み、
    前記スレーブ回路は、前記送信データ送信用の合成信号を前記マスター回路から受ける 信号端子と、前記合成信号に基づいて制御信号を生成するアクティブ生成器と、前記マスター回路から前記スレーブ回路への前記送信データ書き込み時に使用する前記合成信号に 基づいてスレーブクロック信号を生成するデータクロック生成器と、前記合成信号に基づ いて前記送信データを出力するスレーブデータ端子と、前記スレーブ回路から前記マスター回路への前記受信データ書き込み時に使用するデータ送信器とを含み、
    前記マスター回路と前記スレーブ回路は、1本の信号線で接続されており、前記信号線 を介して前記合成信号が前記マスター回路から前記信号端子に送信される、1線式シリアル伝送回路。
  2. 前記マスター回路から前記スレーブ回路への前記送信データ書き込み時、前記マスター回路において、クロック信号とデータ信号を前記データクロック加算器により合成した 合成信号が前記信号線を介して前記スレーブ回路に送信され、前記スレーブ回路では、前記信号線から送信されてきた前記合成信号遅延回路を通して前記データクロック生成 器に入力されて前記スレーブクロック信号が生成される請求項1に記載の1線式シリアル伝送回路。
  3. 前記スレーブ回路から前記マスター回路への受信データ書き込み時、前記スレーブ回路のロジックからロジックアウト信号が遅延回路及び前記データ送信器を通して、前記信号線を介して前記マスター回路に送信され、前記マスター回路では、前記信号線から送信されてきた送信データが前記データ受信器を通してリードデータ信号が取り出される請求項1に記載の1線式シリアル伝送回路。
  4. 前記スレーブ回路は、
    前記スレーブ回路をデータ受信状態にするための前記制御信号を出力する制御端子と、
    前記スレーブクロック信号を出力するスレーブクロック端子と、
    さらに備え、
    前記スレーブクロック端子には、前記スレーブクロック信号が入力され、前記制御端子には、前記制御信号が入力される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の1線式シリアル伝送回路。
  5. 前記スレーブ回路において、
    前記スレーブクロック端子には、前記信号端子の入力からDフリップフロップを介して生成された前記スレーブクロック信号が入力され、前記制御端子には、前記信号端子の入力から遅延回路及びDフリップフロップを介して生成された前記制御信号が入力される請求項4に記載の1線式シリアル伝送回路。
  6. 前記スレーブ回路において、
    前記スレーブクロック端子には、前記信号端子の入力からDフリップフロップを介して生成された前記スレーブクロック信号が入力され、前記制御端子には、前記信号端子の入力から遅延回路を介して生成された前記制御信号が入力される請求項4に記載の1線式シリアル伝送回路。
  7. 前記遅延回路は、前記信号端子の入力を遅延させるために、電流源によるコンデンサの充電及びMOSトランジスタによる前記コンデンサの放電を行う請求項5または請求項6に記載の1線式シリアル伝送回路。
  8. 前記遅延回路は、抵抗とコンデンサによる充放電回路により形成されており、前記抵抗の抵抗値と前記コンデンサの容量値で遅延時間が決定される請求項5または請求項6に記載の1線式シリアル伝送回路。
  9. マスター回路とスレーブ回路とを持ち、
    前記マスター回路は、前記マスター回路から前記スレーブ回路への送信データ書き込み 時に使用するデータクロック加算器と、前記スレーブ回路から前記マスター回路への受信 データ書き込み時に使用するデータ受信器を含み、
    前記スレーブ回路は、前記マスター回路から前記スレーブ回路への前記送信データ書き 込み時に使用するデータクロック分離器と、前記スレーブ回路から前記マスター回路への 前記受信データ書き込み時に使用するデータ送信器とアクティブ生成器を含み、
    前記マスター回路と前記スレーブ回路は、1本の信号線で接続されており、
    前記スレーブ回路は、
    クロック信号とデータ信号を前記データクロック加算器により合成した合成信号を受け る信号端子と、
    前記スレーブ回路をデータ受信状態にする制御端子と、
    スレーブクロック端子と、
    スレーブデータ端子を備え、
    前記スレーブ回路において、
    前記スレーブデータ端子には、前記信号端子の入力が前記データ信号として入力され、 前記スレーブクロック端子には、前記信号端子の入力からDフリップフロップを介して生 成された前記クロック信号が入力され、前記制御端子には、前記信号端子の入力から遅延 回路を介して生成された制御信号が入力され、
    前記クロック信号は、前記制御信号がハイレベルになることで生成可能となり、前記制御信号は、ハイレベルまたはロウレベルになった時に前記制御信号自身を安定化させる1線式シリアル伝送回路。
  10. 前記マスター回路より前記スレーブ回路に対してリード(読取)の要求があった際に、前記スレーブ回路は、前記信号線に対して応答する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の1線式シリアル伝送回路。
  11. 前記スレーブ回路は、スイッチング電源回路を含む請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の1線式シリアル伝送回路。
  12. 前記スイッチング電源回路は、過電流保護機能、過電圧保護機能、出力地絡保護機能、温度保護機能の少なくとも1つの機能を有する請求項11に記載の1線式シリアル伝送回路。
  13. 1線式シリアル伝送回路を用いる1線式シリアル伝送方法であって、
    前記1線式シリアル伝送回路は、マスター回路とスレーブ回路とを持ち、
    前記マスター回路は、前記マスター回路から前記スレーブ回路への送信データ書き込み 時に使用するデータクロック加算器と、前記スレーブ回路から前記マスター回路への受信 データ書き込み時に使用するデータ受信器を含み、
    前記スレーブ回路は、前記マスター回路から前記スレーブ回路への前記送信データ書き 込み時に使用するデータクロック分離器と、前記スレーブ回路から前記マスター回路への 前記受信データ書き込み時に使用するデータ送信器とアクティブ生成器を含み、
    前記マスター回路と前記スレーブ回路は、1本の信号線で接続されており、
    クロック信号とデータ信号を前記データクロック加算器により合成した合成信号の立下りから通信が開始され、規定時間ロウレベルを続けることで前記合成信号から生成された制御信号がハイレベルとなり、前記スレーブ回路が受付可能状態となり、前記合成信号の立下りから既定時間後にスレーブクロックを抽出し、この前記スレーブクロックの立ち上がりでデータを読み取り、前記合成信号が規定時間ハイレベルを続けることで、前記制御信号がロウレベルとなり、前記スレーブ回路が受付不可能状態となり通信が終了することを特徴とする1線式シリアル伝送方法。
  14. 前記合成信号の先頭にスタートビット、ついでリード(読取)及びライト(書込)、アドレス、データと続き、最後にストップビットとなる請求項13に記載の1線式シリアル伝送方法。
  15. 通信開始時、前記マスター回路から前記クロック信号と前記データ信号がアンド論理で前記合成信号として送信されており、前記合成信号が前記クロック信号の周期T以上ロウレベルを継続することで前記スレーブ回路の前記制御信号がハイレベルとなり、前記スレーブ回路が受付可能状態となる請求項13に記載の1線式シリアル伝送方法。
  16. 前記クロック信号のパルス幅y2は、y2=周期T/m(2≦m≦50)と設定されており、一周期の時間から前記パルス幅を除外した時間で他のイベントが処理される請求項15に記載の1線式シリアル伝送方法。
  17. ライト(書込)時、前記マスター回路から前記クロック信号と前記データ信号がアンド論理で前記合成信号として送信されており、前記スレーブ回路は、前記合成信号の立下りでスレーブクロックを立ち下げそれから前記クロック信号の周期T/mよりも後に立ち上がる信号を生成し、前記スレーブクロックの立ち上がりでスレーブデータを確定する請求項15に記載の1線式シリアル伝送方法。
  18. リード(読取)時、前記マスター回路から前記クロック信号が前記合成信号そのものとして送信されており、前記スレーブ回路は、前記クロック信号の立下りでスレーブクロックを立ち下げ、それから前記クロック信号の周期T/mよりも後に立ち上がる信号を生成し、前記スレーブクロックの立ち上がりでロジックアウトを確定し、前記スレーブクロックの立ち上がりでデータアウトを確定し、前記マスター回路のリード用クロックの立ち上がりで信号を読み取る請求項15に記載の1線式シリアル伝送方法。
  19. 通信終了時、前記マスター回路から前記クロック信号と前記データ信号がアンド論理で前記合成信号として送信されており、前記合成信号が前記クロック信号の周期Tより長くハイレベルを継続することで前記スレーブ回路の前記制御信号がロウレベルとなり、前記スレーブ回路が受付不可能状態となる請求項15に記載の1線式シリアル伝送方法。
  20. 1線式シリアル伝送手段によってマスター回路と通信するスレーブ回路であって、
    送信データ送信用の合成信号を前記マスター回路から受ける信号端子と、
    前記合成信号に基づいて制御信号を生成するアクティブ生成器と、
    前記マスター回路から前記スレーブ回路への送信データ書き込み時に使用する前記合成 信号に基づいてスレーブクロック信号を生成するデータクロック生成器と、
    前記合成信号に基づいて前記送信データを出力するスレーブデータ端子と、
    前記スレーブ回路から前記マスター回路への受信データ書き込み時に使用するデータ送 信器と、
    を含み、
    前記マスター回路と前記スレーブ回路は、1本の信号線で接続されており、前記信号線 を介して前記合成信号が前記マスター回路から前記信号端子に送信されるスレーブ回路。
  21. 前記制御端子には、前記信号端子の入力から前記遅延回路及びDフリップフロップを介 して生成された前記制御信号が入力される請求項9に記載の1線式シリアル伝送回路。
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