JP6805697B2 - 電子部品用パッケージ、発振器、電子機器、および移動体 - Google Patents

電子部品用パッケージ、発振器、電子機器、および移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP6805697B2
JP6805697B2 JP2016195453A JP2016195453A JP6805697B2 JP 6805697 B2 JP6805697 B2 JP 6805697B2 JP 2016195453 A JP2016195453 A JP 2016195453A JP 2016195453 A JP2016195453 A JP 2016195453A JP 6805697 B2 JP6805697 B2 JP 6805697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
electrode
package
recess
electronic component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016195453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018060848A (ja
Inventor
信也 青木
信也 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2016195453A priority Critical patent/JP6805697B2/ja
Priority to US15/717,281 priority patent/US10381979B2/en
Publication of JP2018060848A publication Critical patent/JP2018060848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6805697B2 publication Critical patent/JP6805697B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/02Details
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/17Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
    • H03H9/19Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator consisting of quartz
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/30Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
    • H03B5/32Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0538Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0538Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
    • H03H9/0547Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements consisting of a vertical arrangement
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/80Constructional details
    • H10N30/87Electrodes or interconnections, e.g. leads or terminals
    • H10N30/871Single-layered electrodes of multilayer piezoelectric or electrostrictive devices, e.g. internal electrodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/80Constructional details
    • H10N30/87Electrodes or interconnections, e.g. leads or terminals
    • H10N30/872Interconnections, e.g. connection electrodes of multilayer piezoelectric or electrostrictive devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

本発明は、電子部品用パッケージ、発振器、電子機器、および移動体に関する。
従来、通信機器分野などにおいて、安定な周波数の信号を得るために水晶等の圧電体で形成された振動素子(水晶振動板)や振動素子を駆動する回路素子を電子部品用パッケージの収容空間(キャビティー)に収容(収納)し、所望の周波数の信号を得ることができる水晶振動子や水晶発振器等の圧電デバイスが用いられてきた。
このような圧電デバイスとしては、振動素子搭載用パッドと導通している振動素子導通配線と、回路素子搭載用パッドと導通している回路素子導通配線とを、電子部品用パッケージの収容空間の底面に、非導通状態で近接配置した表面実装型圧電発振器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されているような表面実装型圧電発振器では、振動素子導通配線、および回路素子導通配線から分岐した分岐配線(枝配線と呼ばれることもある)が設けられている。なお、分岐配線は、例えば、振動素子導通配線、および回路素子導通配線などに電解メッキ処理を行う際の導通配線として用いられることが多い。
特開2007−189285号公報
しかしながら、特許文献1に記載された圧電発振器に用いられている電子部品用パッケージでは、側面端子とキャスタレーション電極(凹部電極)との間に位置する分岐配線(枝配線)を、側面端子とキャスタレーション電極との間の略中央に設けている。この場合、電子部品用パッケージが小型化されていくと、分岐配線と側面端子との距離、および分岐配線とキャスタレーション電極との距離は、電子部品用パッケージの小型化に比例して小さくなる。そして、小型化された電子部品用パッケージを用いた圧電発振器が回路基板などに実装された場合、電子部品用パッケージの裏面(外底面)に設けられた外部接続端子から該外部接続端子と接続されているキャスタレーション電極に這い上がる半田などの接続部材が近接する分岐配線に達し、電気的に短絡(ショート)してしまう虞が大きくなってしまう。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る電子部品用パッケージは、第1の外部端子が設けられている実装面を有する電子部品用パッケージであって、表面および側面を含み、前記側面が第1の側面、前記第1の側面と交差する第2の側面、前記第1の側面と対向している第3の側面、前記第2の側面に対向している第4の側面、および前記第1の側面と前記第2の側面とを接続している第1の凹部を有する第1の基板と、前記第1の側面に設けられている第1の側面端子と、前記第1の凹部に設けられており、前記第1の外部端子と電気的に接続されている第1の凹部電極と、前記表面に配置され、前記第1の側面端子と前記第1の凹部電極との間において、前記第1の側面に露出している第1の端部を有する第1の分岐配線と、を備え、前記表面の平面視において、前記第1の端部と前記第1の凹部電極との間の距離をL11、前記第1の端部と前記第1の側面端子との間の距離をL12としたとき、L11>L12であることを特徴とする。
本適用例に係る電子部品用パッケージによれば、第1の分岐配線の第1の端部と第1の凹部電極との間の距離(L11)を、該第1の端部と第1の側面端子との間の距離(L12)よりも大きくすることにより、第1の凹部電極に対する第1の端部の位置が、第1の側面端子から第1の凹部電極までの中間位置よりも遠い位置に配置される。換言すれば、第1の端部の位置が、第1の側面端子から第1の凹部電極までの中間位置よりも、半田などの這い上がりが生じ難い第1の側面端子側に寄った位置に配置される。したがって、回路基板などへの実装時に、第1の凹部電極に這い上がる半田などによる第1の端部との電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができ、信頼性の高い電子部品用パッケージを得ることができる。
なお、ここでいう「交差する」とは、面同士を延長したときに平行とならない(例えば、略直交する)ことをいう。また「距離」とは、対象物間の最短距離のことを言う。
また、本発明において分岐配線とは、一端が振動素子に導通している配線や回路素子に導通している配線などの信号配線やパッドに接続されており、他端が電気的に浮いている配線のことをいう。
[適用例2]上記適用例に記載の電子部品用パッケージにおいて、前記第1の分岐配線は、前記第1の側面端子と電気的に接続されていることが好ましい。
本適用例によれば、第1の分岐配線が第1の側面端子と電気的に接続されているため、第1の側面において、第1の側面端子と第1の端部とが接触しても問題を生じなくなることから、第1の側面端子と第1の端部とを近付けることができ、第1の側面端子を第1の凹部電極からより離れた位置に配置することができる。
[適用例3]上記適用例に記載の電子部品用パッケージにおいて、前記実装面には、第2の外部端子がさらに設けられており、前記側面は、前記第2の側面と前記第3の側面とを接続している第2の凹部をさらに有し、前記第2の凹部に設けられており、前記第2の外部端子と電気的に接続されている第2の凹部電極と、前記第1の凹部電極と前記第2の凹部電極との間において前記第2の側面に露出している第2の端部を有する第2の分岐配線と、をさらに備え、前記表面の平面視において、前記第2の端部と前記第1の凹部電極との間の距離をL21、前記第2の端部と前記第2の凹部電極との間の距離をL22、前記第2の端部の幅寸法を幅LWとしたとき、L21−L22≦LWであることが好ましい。
本適用例によれば、第2の端部は、第1の凹部電極と第2の凹部電極との間の第2の側面に位置し、第1の凹部電極と第2の凹部電極との略中央に配置される。即ち、両側の第1の凹部電極および第2の凹部電極から略均等に第2の端部を離すことにより、第1の凹部電極および第2の凹部電極に這い上がる半田などによって生じる虞のある第2の端部との電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の電子部品用パッケージにおいて、前記実装面には、第2の外部端子がさらに設けられており、前記側面は、前記第2の側面と前記第3の側面とを接続している第2の凹部をさらに有し、前記第2の凹部に設けられており、前記第2の外部端子と電気的に接続されている第2の凹部電極と、前記第3の側面に露出している第3の端部を有する第3の分岐配線と、をさらに備え、前記第1の外部端子は、出力端子であり、前記第2の外部端子は、電源端子または接地端子であり、前記第1の分岐配線と前記第1の外部端子とが前記平面視で重なっている部分の面積は、前記第3の分岐配線と前記第2の外部端子とが前記平面視で重なっている部分の面積より小さいことが好ましい。
本適用例によれば、第1の分岐配線と出力端子である第1の外部端子とが平面視で重なっている部分の面積を小さくすることにより、出力端子に係る容量結合の影響による特性劣化を低減することができる。なお、電源端子または接地端子は、第3の分岐配線と平面視で重なっても特性への影響は無視することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の電子部品用パッケージにおいて、前記L11は、前記第1の凹部電極と前記第1の側面端子との間の距離をPLとしたとき、0.15mm≦L11<PLを満たすことが好ましい。
本適用例によれば、第1の分岐配線の第1の端部の位置は、第1の凹部電極と第1の側面端子との間にあって、第1の端部と、第1の凹部電極との間の距離(L11)が、0.15mm以上である。このように、第1の端部の位置が、第1の凹部電極との間の距離を0.15mm以上として配置されることにより、第1の分岐配線を容易に形成することができる。
[適用例6]上記適用例に記載の電子部品用パッケージにおいて、前記L12は、0.15mm≦L12<(L11+L12)/2を満たすことが好ましい。
本適用例によれば、第1の分岐配線の第1の端部と、第1の側面端子との間の距離(L12)が、(L11+L12)/2未満、且つ0.15mm以上である。即ち、第1の端部の位置は、第1の側面端子との間の距離を0.15mm以上とし、且つ第1の端部を介した第1の凹部電極と第1の側面端子との間の中央より第1の側面端子に近い位置に配置されるため、第1の凹部電極との間の距離を十分にとることができる。これにより、回路基板などへの実装時の第1の凹部電極に這い上がる半田などによる第1の端部との電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができるとともに、第1の分岐配線を容易に形成することができる。
[適用例7]上記適用例に記載の電子部品用パッケージにおいて、前記L21は、前記第1の凹部電極と前記第2の凹部電極と前記第2の端部とが並ぶ方向の前記第2の側面の幅寸法をPWとしたとき、0.15mm≦L21≦PW/2且つ0.15mm≦L22≦PW/2を満たすことが好ましい。
本適用例によれば、第2の分岐配線の第2の端部と第1の凹部電極または第2の凹部電極との間の距離(L21,L22)が、第1の凹部電極と第2の凹部電極との距離(第2の側面の幅寸法PW)の半分以下、且つ且つ0.15mm以上であることにより、第2の分岐配線を容易に形成できるとともに、回路基板などへの実装時の第1の凹部電極または第2の凹部電極に這い上がる半田などによる第2の端部との電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができる。
[適用例8]本適用例に係る発振器は、上記適用例のいずれか一例に記載の電子部品用パッケージと、前記電子部品用パッケージに収容された振動素子と、前記振動素子を発振させる発振回路の少なくとも一部を含む回路素子と、を含むことを特徴とする。
本適用例に係る発振器によれば、回路基板などへの実装時に、第1の凹部電極に這い上がる半田などによる第1の端部や第2の端部との電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができる電子部品用パッケージを用いていることにより、信頼性の高い発振器を提供することができる。
[適用例9]本適用例に係る電子機器は、上記適用例のいずれか一例に記載の電子部品用パッケージを含む電子部品を備えていることを特徴とする。
本適用例に係る電子機器によれば、回路基板などへの実装時に、第1の凹部電極に這い上がる半田などによる第1の端部や第2の端部との電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができる電子部品用パッケージを用いた電子部品を備えていることにより、信頼性の高い電子機器を提供することができる。
[適用例10]本適用例に係る移動体は、上記適用例のいずれか一例に記載の電子部品用パッケージを含む電子部品を備えていることを特徴とする。
本適用例に係る移動体によれば、回路基板などへの実装時に、第1の凹部電極に這い上がる半田などによる第1の端部や第2の端部との電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができる電子部品用パッケージを用いた電子部品を備えていることにより、信頼性の高い移動体を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子部品用パッケージを用いた電子部品としての発振器の概略を示す平面図。 電子部品としての発振器の概略を示す正面図(部分断面図)。 電子部品としての発振器の概略を示し、図1のA−A断面図(側面図)。 電子部品用パッケージの枠板に設けられた電極パターンを示す平面図。 電子部品用パッケージの中板に設けられた電極パターンを示す平面図。 電子部品用パッケージの底板に設けられた電極パターンを示す平面図。 電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一構成例を示す機能ブロック図。 電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一例としてのネットワークサーバーの構成例を示す概略図。 電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一例としてのモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図。 電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一例としての携帯電話機の構成を示す斜視図。 電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一例としてのデジタルスチールカメラの構成を示す斜視図。 電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える移動体としての自動車の構成を示す斜視図。 電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える基地局装置を適用した測位システムの構成例を示す機能ブロック図。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、説明の便宜上、各図において、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸を図示しており、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」という。また、+Z軸側を「上」、「上方」、もしくは「表」、「表側」、−Z軸側を「下」、「下方」、もしくは「裏」、「裏側」ということがある。
図1、図2、および図3を用い、本発明の実施形態に係る電子部品としての発振器について説明する。図1、図2、および図3は、本発明の実施形態に係る電子部品としての発振器の概略を示し、図1は平面図であり、図2は、正面図(部分断面図)であり、図3は、図1のA−A断面図(側面図)である。なお、図1では、図2に示すリッド30およびシームリング29を省略(透視)している。
本発明の実施形態に係る電子部品としての発振器1は、図1、図2、および図3に示すように、電子部品用パッケージとしてのパッケージ20内に振動素子としての水晶振動片17と回路素子21とを収容(収納)した、所謂温度補償型水晶発振器(TCXO :Temperature Compensated X'tal Oscillator)である。発振器1は、水晶振動片17と、水晶振動片17を発振させる発振回路や水晶振動片17の持つ温度特性を補償する特性を持つ回路(温度補償回路)を少なくとも備えた回路素子21と、水晶振動片17や回路素子21を収容するパッケージ20(電子部品用パッケージ)と、パッケージ20との間に内部空間(収納空間)16を形成する蓋部としてのリッド30とを有している。以下、水晶振動片17、パッケージ20、回路素子21、および蓋部としてのリッド30について、順次詳細に説明する。
(振動素子としての水晶振動片)
本実施形態の水晶振動片17は、圧電材料の一例としての水晶により形成されたATカット水晶基板(圧電基板)が用いられている。図示しないが、水晶等の圧電材料は三方晶系に属し、互いに直交する結晶軸X、Y、Zを有する。X軸、Y軸、Z軸は、それぞれ電気軸、機械軸、光学軸と呼称される。そして水晶基板は、XZ面をX軸の回りに所定の角度θだけ回転させた平面に沿って、水晶から切り出された平板が用いられる。例えば、ATカット水晶基板の場合は、θは略35°15′である。なお、Y軸、およびZ軸もX軸の周りにθ回転させて、それぞれY’軸、およびZ’軸とする。従って、ATカット水晶基板は、直交する結晶軸X、Y’、Z’を有する。ATカット水晶基板は、厚み方向がY’軸であって、Y’軸に直交するXZ’面(X軸、およびZ’軸を含む面)が主面であり、厚みすべり振動が主振動として励振される。このATカット水晶基板を加工して、水晶振動片17の素板としての圧電基板を得ることができる。即ち、圧電基板は、X軸(電気軸)、Y軸(機械軸)、Z軸(光学軸)からなる直交座標系のX軸を中心として、Z軸をY軸の−Y方向へ傾けた軸をZ’軸とし、Y軸をZ軸の+Z方向へ傾けた軸をY’軸とし、X軸とZ’軸に平行な面で構成され、Y’軸に平行な方向を厚みとするATカット水晶基板からなる。
なお、本発明に係る水晶基板は、前述のような角度θが略35°15′のATカットに限定されるものではなく、厚みすべり振動を励振するSCカット、BTカット、等の他の圧電基板も広く適用できる。
本実施形態の水晶振動片17は、圧電材料の一例としての水晶により矩形状に形成されたATカット水晶基板(圧電基板)の素子片の表裏面(主面)に、種々の電極が設けられている。本例では種々の電極として、励振電極18aと、接続電極19と、励振電極18aおよび接続電極19を接続する引き出し電極18bと、が形成されている。なお、図2では、図面の判読に係る便宜上、種々の電極の図示を省略している。励振電極18aは、水晶振動片17における表裏の主面の中央部に、略矩状に設けられている。また、接続電極19は、励振電極18aから、引き出し電極18bによって表裏の主面の一方の端部まで延出されて配置されている。なお、表裏の励振電極18aおよび接続電極19は、ほぼ同一形状で対向するように設けられている。
(電子部品用パッケージ)
次に、図1、図2、および図3に加えて、図4、図5、および図6を参照しながら電子部品用パッケージとしてのパッケージ20について説明する。図4は、電子部品用パッケージの枠板に設けられた電極パターンを示す平面図である。図5は、電子部品用パッケージの中板に設けられた電極パターンを示す平面図である。図6は、電子部品用パッケージの底板に設けられた電極パターンを示す平面図である。
電子部品用パッケージとしてのパッケージ20は、板状の底板11と、底板11の表面11fに接合されている第1の基板としての板状の中板12と、中板12の表面12fの周縁部に接合されている枠状の枠板13と、枠板13の表面13fの周縁部に接合されている枠状の側壁14とを含んでいる。側壁14の表面14fには、後述する蓋部としてのリッド30を接合するための接合材として用いられるシームリング29が設けられている。
パッケージ20は、上面に開口する凹部(内部空間16)を有している。凹部の開口は、接合材としてのシームリング29を介して側壁14に接合されている蓋部としてのリッド30によって塞がれている。そして、このリッド30により、パッケージ20の凹部の開口が塞がれて密封された内部空間16が形成される。密封された内部空間16は、その内部圧力を所望の気圧に設定できる。例えば、内部空間16に窒素ガスを充填しての大気圧としたり、真空(通常の大気圧より低い圧力(1×105Pa〜1×10-10Pa以下(JIS Z 8126−1:1999))の気体で満たされた空間の状態)としたりすることで、より安定した水晶振動片17の振動を継続することができる。なお、本実施形態の内部空間16は、上記の真空の状態に設定されている。
パッケージ20の外周は、図1に示すように、図中X軸方向に沿った外側の側面(外側面)である第1の側面20aと、第1の側面20aと交差する第2の側面20bと、第1の側面20aと対向している第3の側面20cと、第2の側面20bに対向している第4の側面20dとを備えている。そして、第1の側面20a、第2の側面20b、第3の側面20c、および第4の側面20dが、それぞれ交差する四隅には、底板11から側壁14にかけて内側に凹む四つの凹部(第1の凹部24a、第2の凹部24b、第3の凹部24c、第4の凹部24d)が設けられている。なお、ここでいう「交差する」とは、それぞれの面同士を延長したときに平行とならない(例えば、略直交する)ことをいう。
具体的にパッケージ20は、第1の側面20aと第2の側面20bとを接続している第1の凹部24aと、第2の側面20bと第3の側面20cとを接続している第2の凹部24bと、第3の側面20cと第4の側面20dとを接続している第3の凹部24cと、第4の側面20dと第1の側面20aとを接続している第4の凹部24dと、を備えている。そして、四つの凹部(第1の凹部24a、第2の凹部24b、第3の凹部24c、第4の凹部24d)の内部には、それぞれ凹部電極(第1の凹部電極25a,第2の凹部電極25b、第3の凹部電極25c、第4の凹部電極25d)が設けられている。なお、上述の凹部は、キャスタレーションと呼ばれ、凹部電極は、キャスタレーション電極と呼ばれることがある。
また、パッケージ20の底面、即ち実装面となる底板11の裏面11rには、四つの外部端子としての外部接続端子(第1の外部端子としての第1の外部接続端子15a、第2の外部端子としての第2の外部接続端子15b、第3の外部端子としての第3の外部接続端子15c、第4の外部端子としての第4の外部接続端子15d)が設けられている。なお、凹部電極(第1の凹部電極25a、第2の凹部電極25b、第3の凹部電極25c、第4の凹部電極25d)は、例えば第1の凹部電極25aに対する第1の外部接続端子15aのように、それぞれ対応する位置に設けられている外部接続端子(第1の外部接続端子15a、第2の外部接続端子15b、第3の外部接続端子15c、第4の外部接続端子15d)と接続されている。ここで、例えば第1の外部端子としての第1の外部接続端子15aは出力端子であり、第2の外部端子としての第2の外部接続端子15bは電源端子または接地端子である。
また、パッケージ20の第1の側面20a、および第3の側面20cのそれぞれには、底板11から側壁14にかけて内側に凹む第5の凹部31aおよび第6の凹部31bが設けられている。そして、第5の凹部31aの内部には第1の側面端子32aが設けられ、第6の凹部31bの内部には第2の側面端子32bが設けられている。第1の側面端子32aおよび第2の側面端子32bは、少なくとも中板12、および枠板13に跨って設けられることが望ましい。本実施形態では、底板11および側壁14の一部にもかかるように配置されている。第1の側面端子32aおよび第2の側面端子32bをこのように配置することにより、第1の側面端子32aおよび第2の側面端子32bの面積を大きくすることができ、第1の側面端子32aおよび第2の側面端子32bにプローブ等を接触させる場合の接触不良を減少させることができる。
なお、第1の側面端子32aおよび第2の側面端子32bは、第5の凹部31aおよび第6の凹部31bの内部に設ける構成でなく、第5の凹部31aおよび第6の凹部31bの内部からパッケージ20の外側面(第1の側面20a、第3の側面20c)に亘って設けられたり、第1の側面20aおよび第3の側面20cに設けられたりする構成としてもよい。
枠板13は、図4に示すように、平面視で概矩形状の外側面を有する板状部材の中央部分に、側壁14側の表面13fと、表面13fと反対側の裏面13rとを貫通する開口部としての貫通孔33が設けられた枠状の部材13wによって構成されている。枠板13には、外周の四隅に凹部(第1の凹部24a、第2の凹部24b、第3の凹部24c、第4の凹部24d)および凹部電極(第1の凹部電極25a、第2の凹部電極25b、第3の凹部電極25c、第4の凹部電極25d)が設けられている。また、枠板13には、第1の側面20aに、第5の凹部31aおよび第1の側面端子32aが設けられ、第3の側面20cに第6の凹部31bおよび第2の側面端子32bが設けられている。また、枠板13の側壁14側の表面13f上には、水晶振動片17の接続電極19と電気的に接続される二つの接続パッド28が設けられている。そして、接続パッド28上に水晶振動片17が搭載される。
枠板13には、接続パッド28と平面視で重なる位置に、振動素子配線37を構成する層間配線としての第1層間配線27が設けられている。ここでの第1層間配線27は、表面13f側で接続パッド28と電気的に接続され、枠板13の表面13fから裏面13rに貫通する電気的導通配線である。第1層間配線27は、ビアとも呼ばれる貫通電極であり、枠板13の表面13fから裏面13rに貫通する貫通孔に、例えば銅(Cu)などの電気的導通の良好な導電部材を埋め込む(充填する)ことによって形成される。
第1の基板としての中板12は、図5に示すように、平面視で概矩形状を成し、枠板13側に位置する表面12fと、表面12fと反対側の裏面12rとを有する板状の部材12bによって構成されている。中板12は、第1の側面20aと、第1の側面20aと交差する第2の側面20bと、第1の側面20aと対向している第3の側面20cと、第2の側面20bに対向している第4の側面20dとを備えている。そして、中板12は、第1の側面20aと第2の側面20bとを接続している第1の凹部24aと、第2の側面20bと第3の側面20cとを接続している第2の凹部24bと、第3の側面20cと第4の側面20dとを接続している第3の凹部24cと、第4の側面20dと第1の側面20aとを接続している第4の凹部24dと、を備えている。四つの凹部(第1の凹部24a、第2の凹部24b、第3の凹部24c、第4の凹部24d)の内部には、それぞれ凹部電極(第1の凹部電極25a、第2の凹部電極25b、第3の凹部電極25c、第4の凹部電極25d)が設けられている。また、第1の側面20aおよび第3の側面20cには、凹部(第5の凹部31a、第6の凹部31b)および側面端子(第1の側面端子32a、第2の側面端子32b)が設けられている。また、中板12には、枠板13に設けられている第1層間配線27のそれぞれに対向する位置に、振動素子配線37を構成する連接電極34が設けられている。
中板12の連接電極34と平面視で重なる位置には、振動素子配線37を構成する層間配線としての第2層間配線35が設けられている。ここでの第2層間配線35は、表面12f側で連接電極34と電気的に接続され、中板12の表面12fから裏面12rに貫通する電気的導通配線である。第2層間配線35は、ビアとも呼ばれる貫通電極であり、中板12の表面12fから裏面12rに貫通する貫通孔に、例えば銅(Cu)などの電気的導通の良好な導電部材を埋め込む(充填する)ことによって形成される。なお、第1層間配線27と第2層間配線35とは、連接電極34を介して電気的に接続されている例で説明したが、連接電極34を設けずに、直接第1層間配線27と第2層間配線35とが、接続される構成であってもよい。
また、枠板13の貫通孔33の内側に位置する中板12の表面12fには、回路素子21の接続突起(バンプ)22と接続されるボンディング電極23a,23b,23c,23d,23e,23fが設けられている。ボンディング電極23a,23b,23c,23d,23e,23fは、それぞれ凹部電極(第1の凹部電極25a、第2の凹部電極25b、第3の凹部電極25c、第4の凹部電極25d)や側面端子(第1の側面端子32a、第2の側面端子32b)と電気的に接続されている。回路素子21は、ボンディング電極23a,23b,23c,23d,23e,23fに対向して配置され、中板12上に搭載される。なお、本実施形態では、各ボンディング電極23a,23b,23c,23d,23e,23fは、接続突起(バンプ)22と接続される構成であるが、ボンディング電極23a,23b,23c,23d,23e,23fと回路素子21との接続方法はこれに限定されず、例えばワイヤーボンディングによって回路素子21と電気的に接続される構成であってもよい。
具体的に、ボンディング電極23aは、配線電極36aによって第3の凹部電極25cに接続されている。また、配線電極36aは、該配線電極36aから分岐した第4の分岐配線44を備えている。そして、第4の分岐配線44は、第4の側面20dに露出する第4の端部44fを備えている。ボンディング電極23bは、配線電極36bによって第2の側面端子32bに接続されている。ボンディング電極23cは、配線電極36cによって第2の凹部電極25bに接続されている。また、ボンディング電極23cは、第3の分岐配線43を備えている。そして、第3の分岐配線43は、第3の側面20cに露出する第3の端部43fを備えている。ボンディング電極23dは、配線電極36dによって第4の凹部電極25dに接続されている。ボンディング電極23eは、配線電極36eによって第1の側面端子32aに接続されている。
また、配線電極36eは、該配線電極36eから分岐した第1の分岐配線41を備えている。そして、第1の分岐配線41は、第1の側面20aに露出する第1の端部41fを備えている。換言すれば、第1の分岐配線41は、第1の側面端子32aと電気的に接続されている。このように、第1の分岐配線41が第1の側面端子32aと電気的に接続されているため、第1の側面20aにおいて、第1の側面端子32aと第1の端部41fとが接触してもよくなることから、第1の側面端子32aと第1の端部41fとを近付けることができ、結果的に第1の側面端子32aを第1の凹部電極25aからより離れた位置に配置することができ、回路基板などへの実装時に、第1の凹部電極25aに這い上がる半田などによる第1の端部41fとの電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができる。
また、ボンディング電極23fは、配線電極36fによって第1の凹部電極25aに接続されている。また、ボンディング電極23fは、第2の分岐配線42を備えている。そして、第2の分岐配線42は、第2の側面20bに露出する第2の端部42fを備えている。
ここで、第1の分岐配線41、第2の分岐配線42、第3の分岐配線43、および第4の分岐配線44は、一端が水晶振動片17に導通している配線や回路素子21に導通している配線などの信号配線やパッドに接続されており、他端が電気的に浮いている配線のことをいい、例えば、ボンディング電極23e,23f,23c,23aの電界メッキ処理を行う際の導通配線として用いられる配線である。
なお、上述した第1の分岐配線41の第1の端部41fが第1の側面20aに露出する位置は、中板12の表面12fを平面視したとき、第1の端部41fと第1の凹部電極25aとの間の距離をL11、第1の端部41fと第1の側面端子32aとの間の距離をL12としたとき、L11>L12であることが好ましい。なお、「距離」とは、対象物間の最短距離のことを言う。
このように、第1の端部41fと第1の凹部電極25aとの間の距離(L11)を、該第1の端部41fと第1の側面端子32aとの間の距離(L12)よりも大きくすることにより、第1の凹部電極25aに対する第1の端部41fの位置が、第1の側面端子32aから第1の凹部電極25aまでの中間位置よりも遠い位置に配置される。換言すれば、第1の端部41fの位置が、第1の側面端子32aから第1の凹部電極25aまでの中間位置よりも、半田などの這い上がりが生じ難い第1の側面端子32a側に寄った位置に配置される。したがって、回路基板などへの実装時に、第1の凹部電極25aに這い上がる半田などによる第1の端部41fとの電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができ、信頼性の高いパッケージ20を得ることができる。
また、第1の端部41fと第1の凹部電極25aとの間の距離であるL11は、第1の凹部電極と前記第1の側面端子との間の距離をPLとしたとき、0.15mm≦L11<PLを満たすことが好ましい。
このようなL11とすれば、第1の分岐配線41の第1の端部41fの位置は、第1の凹部電極25aと第1の側面端子32aとの間にあって、第1の端部41fと、第1の凹部電極25aとの間の距離(L11)が、0.15mm以上である。このように、第1の端部41fが、第1の凹部電極25aとの間の距離を0.15mm以上として配置されることにより、第1の分岐配線41を容易に形成することができる。
また、第1の分岐配線41の第1の端部41fと、第1の側面端子32aとの間の距離であるL12は、0.15mm≦L12<(L11+L12)/2を満たすことが好ましい。
このようなL12とすれば、第1の分岐配線41の第1の端部41fと、第1の側面端子32aとの間の距離(L12)が、(L11+L12)/2未満、且つ0.15mm以上である。即ち、第1の端部41fの位置は、第1の側面端子32aとの間の距離を0.15mm以上とし、且つ第1の端部41fを介した第1の凹部電極25aと第1の側面端子32aとの間の中央より第1の側面端子32aに近い位置に配置されるため、第1の凹部電極25aとの間の距離を十分にとることができる。これにより、回路基板などへの実装時の第1の凹部電極25aに這い上がる半田などによる第1の端部41fとの電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができるとともに、第1の分岐配線41を容易に形成することができる。
また、上述した第2の分岐配線42の第2の端部42fと、第1の凹部電極25aとの間の距離をL21、第2の端部42fと、第2の凹部電極25bとの間の距離をL22、第2の端部42fの幅寸法をLWとしたとき、L21−L22≦LWであることが好ましい。
このように第2の端部42fを配置することにより、第2の端部42fは、第1の凹部電極25aと第2の凹部電極25bとの間の第2の側面20bに位置し、第1の凹部電極25aと第2の凹部電極25bとの略中央に配置される。即ち、両側に位置する第1の凹部電極25aおよび第2の凹部電極25bから略均等に第2の端部42fを離すことにより、第1の凹部電極25aおよび第2の凹部電極25bに這い上がる半田などによって生じる虞のある第2の端部42fとの電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができる。
また、第2の分岐配線42の第2の端部42fと、第1の凹部電極25aとの間の距離であるL21は、第1の凹部電極25aと、第2の凹部電極25bと第2の端部42fとが並ぶ方向(図中Y軸方向に沿った方向)の第2の側面20bの幅寸法をPWとしたとき、0.15mm≦L21≦PW/2、且つ0.15mm≦L22≦PW/2、であることが好ましい。
このようにすれば、第2の分岐配線42の第2の端部42fと第1の凹部電極25aまたは第2の凹部電極25bとの間の距離(L21,L22)が、第1の凹部電極25aと第2の凹部電極25bとの距離(第2の側面20bの幅寸法であるPW)の半分以下、且つ且つ0.15mm以上であることにより、第2の分岐配線42を容易に形成できるとともに、回路基板などへの実装時の第1の凹部電極25aまたは第2の凹部電極25bに這い上がる半田などによる第2の端部42fとの電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができる
また、パッケージ20の底面となる底板11の裏面11rに設けられている出力端子である第1の外部接続端子15a(第1の外部端子)と、第1の分岐配線41とが平面視で重なっている部分(図中ハッチングで示す)の面積は、パッケージ20の底面となる底板11の裏面11rに設けられている電源端子または接地端子である第2の外部接続端子15b(第2の外部端子)と第3の分岐配線43とが平面視で重なっている部分(図中ハッチングで示す)の面積よりも小さいことが好ましい。
このような構成によれば、第1の分岐配線41と出力端子である第1の外部接続端子15aとが平面視で重なっている部分の面積を小さくすることにより、出力端子に係る容量結合の影響による特性劣化を低減することができる。なお、電源端子または接地端子は、第3の分岐配線43と平面視で重なっても特性への影響は生じない。
底板11は、図6に示すように、平面視で概矩形状を成し、中板12側に位置する表面11fと、表面11fと反対側に位置するパッケージ20の実装面としての裏面11rとを有する板状の部材11bによって構成されている。底板11には、外周の四隅に凹部(第1の凹部24a、第2の凹部24b、第3の凹部24c、第4の凹部24d)および凹部電極(第1の凹部電極25a、第2の凹部電極25b、第3の凹部電極25c、第4の凹部電極25d)が設けられている。また、底板11には、第1の側面20aに、第5の凹部31aおよび第1の側面端子32aが設けられ、第3の側面20cに第6の凹部31bおよび第2の側面端子32bが設けられている。底板11の表面11fには、振動素子配線37を構成する端子配線26が設けられている。
端子配線26は、中板12に設けられている第2層間配線35に対向する位置から第1の側面端子32aまたは第2の側面端子32bに亘って帯状に設けられている。この端子配線26が、第1の側面端子32aまたは第2の側面端子32bに接続されることによって、水晶振動片17の接続電極19と電気的に接続される二つの接続パッド28が、それぞれに対応する振動素子配線37を介して第1の側面端子32aまたは第2の側面端子32bと電気的に接続される。換言すれば、端子配線26は、底板11と中板12との間に配置され、第1の側面端子32aまたは第2の側面端子32bと接続されている。
なお、端子配線26は、上述のように主として一方向に延伸する配線パターンの構成に限定されず、例えば、帯状の配線が湾曲状や波状の曲線を有する配線パターンであったり、交差する二つの延伸方向を有して屈折する帯状の配線パターンであったりしてもよい。
パッケージ20の底面となる底板11の裏面11r(実装面)には、それぞれの凹部(第1の凹部24a、第2の凹部24b、第3の凹部24c、第4の凹部24d)に対応した四つの外部端子としての外部接続端子(第1の外部端子としての第1の外部接続端子15a、第2の外部端子としての第2の外部接続端子15b、第3の外部端子としての第3の外部接続端子15c、第4の外部端子としての第4の外部接続端子15d)が設けられている。なお、第1の外部接続端子15aは、対応する第1の凹部電極25aと接続され、第2の外部接続端子15bは、対応する第2の凹部電極25bと接続され、第3の外部接続端子15cは、対応する第3の凹部電極25cと接続され、第4の外部接続端子15dは、対応する第4の凹部電極25dと接続されている。なお、本形態では、第1の外部接続端子15aは出力端子であり、第2の外部接続端子15bは電源端子または接地端子である。外部接続端子(第1の外部接続端子15a、第2の外部接続端子15b、第3の外部接続端子15c、第4の外部接続端子15d)と接続された凹部電極(第1の凹部電極25a、第2の凹部電極25b、第3の凹部電極25c、第4の凹部電極25d)を設けることにより、パッケージ20の実装時において、例えば半田の這い上がり(半田フィレット)を形成し易くなり、実装の信頼性を向上させることができる。
枠板13の表面13f側に接合されている側壁14は、X軸方向およびY軸方向において枠板13の開口よりも外側に開口端を有する開口を備え、底板11から枠板13が積層されたパッケージ20の上部(枠板13の表面13f)に外周縁(外側部)に沿って配置された略矩形状の枠状に設けられている。換言すれば、側壁14は、パッケージ20の凹部の上面に開口する開口形状が略矩形状の周状を成し、表面14fとその反対側の裏面14rとを有し、裏面14rが枠板13の表面13fに接合されている。
枠状の側壁14の枠板13側と反対側の表面14fには、例えばコバール等の合金で形成されたシームリング29が設けられている。シームリング29は、蓋部としてのリッド30と側壁14との接合材としての機能を有しており、側壁14の表面14fに沿って枠状(略矩形状の周状)に設けられている。
パッケージ20は、水晶振動片17、回路素子21、およびリッド30の熱膨張係数と一致、あるいは極力近い熱膨張係数を備えた材料によって形成され、本例では、セラミックを用いている。パッケージ20は、所定の形状に成形されたグリーンシートを積層し、焼結することによって形成される。なお、グリーンシートは、例えば所定の溶液中にセラミックのパウダーを分散させ、バインダーを添加して生成される混練物がシート状に形成されたものである。
外部接続端子(第1の外部接続端子15a、第2の外部接続端子15b、第3の外部接続端子15c、第4の外部接続端子15d)、凹部電極(第1の凹部電極25a、第2の凹部電極25b、第3の凹部電極25c、第4の凹部電極25d)、端子配線26、接続パッド28、側面端子(第1の側面端子32a、第2の側面端子32b)、連接電極34、ボンディング電極23a,23b,23c,23d,23e,23f、配線電極36a,36b,36c,36d,36e,36f、分岐配線(第1の分岐配線41、第2の分岐配線42、第3の分岐配線43、第4の分岐配線44)などの電極や配線は、例えばタングステンなどによって形成することができる。例えば、タングステンメタライズなどを用い、必要とされる形状(パターン)を形成後に焼成を行い、その後ニッケルおよび金あるいは銀などをメッキすることによってこれらの電極や配線などを形成することができる。なお、これらの電極や配線などには、前述のタングステンメタライズの他に、例えば、銀・パラジウムなどを主剤とした導電ペーストを用いることができる。この場合は、該導電ペーストによって必要とされる形状を形成後に硬化(乾燥)処理を行うことによって形成することができる。また、これらの電極や配線などは、例えばタングステンなどを用いたスパッタリング法や蒸着法など他の形成法を用いて形成することもできる。
また、外部接続端子(第1の外部接続端子15a、第2の外部接続端子15b、第3の外部接続端子15c、第4の外部接続端子15d)、凹部電極(第1の凹部電極25a、第2の凹部電極25b、第3の凹部電極25c、第4の凹部電極25d)、端子配線26、接続パッド28、側面端子(第1の側面端子32a、第2の側面端子32b)、連接電極34、ボンディング電極23a,23b,23c,23d,23e,23f、配線電極36a,36b,36c,36d,36e,36f、分岐配線(第1の分岐配線41、第2の分岐配線42、第3の分岐配線43、第4の分岐配線44)などの配置や数量は、上述の形態に限定されるものではない。
(回路素子)
回路素子21は、底板11の表面11fに設けられたボンディング電極23a,23b,23c,23d,23e,23fに接続突起(バンプ)22を介し、電気的接続をとって接続されている。回路素子21は、例えば水晶振動片17を発振させる発振回路や水晶振動片17の持つ温度特性と正反対の特性を持つ回路(温度補償回路)を少なくとも備えている。
(リッド)
蓋部としてのリッド30は、板状の部材であり、パッケージ20の上面に開放する凹部の開口を塞ぎ、内部空間16を形成している。リッド30は、側壁14の表面14fに相当する凹部の開口の周囲を、例えばシーム溶接法などを用い、接合材としてのシームリング29を介して接合されている。本例のリッド30は、板状であるため、形成が行い易く、さらには形状の安定性にも優れる。また、本例のリッド30には、導電性を有するコバールの板材が用いられている。
リッド30にコバールの板を用いることで、封止の際にコバールで形成されているシームリング29とリッド30とが同じ溶融状態で溶融され、さらには合金化もされ易いため封止を容易に、且つ確実に行うことができる。また、リッド30に導電性を有する板材を用いることにより、リッド30を固定電位とすることが可能となり、リッド30にシールド効果を得ることができる。これにより、リッド30側から入射する電気的なノイズを防御することが可能となる。なお、リッド30には、コバールに換えて他の材料の板材を用いてもよく、例えば、42アロイ、ステンレス鋼などの金属材料、またはパッケージ20の側壁14と同材料などを用いることができる。
上述した実施形態に係る電子部品用パッケージとしてのパッケージ20を用いた電子部品としての発振器1によれば、第1の分岐配線41の第1の端部41fと第1の凹部電極25aとの間の距離(L11)を、該第1の端部41fと第1の側面端子32aとの間の距離(L12)よりも大きくすることにより、第1の凹部電極25aに対する第1の端部41fの位置が、第1の側面端子32aから第1の凹部電極25aまでの中間位置よりも遠い位置に配置される。換言すれば、第1の端部41fの位置が、第1の側面端子32aから第1の凹部電極25aまでの中間位置よりも、半田などの這い上がりが生じ難い第1の側面端子32a側に寄った位置に配置される。したがって、回路基板などへの実装時に、第1の凹部電極25aに這い上がる半田などによる第1の端部41fとの電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減することができる。
なお、上述の実施形態では、水晶振動片17を形成する圧電材料として水晶を用いて説明したが、圧電材料としてはこれに限らず、例えばタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料を用いることもできる。また、水晶振動片17は、シリコンあるいはガラス基板上に振動素子を形成するMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子を用いた構成でもよい。また、水晶振動片17は、シリコンあるいはガラス基板などの基板上に振動体を形成する構成の振動素子であってもよい。
また、上記実施形態では、本発明に係るパッケージ20を適用した電子部品の一例として、水晶振動片17を用いた発振器1を例に説明したが、これに限定されず、例えば、加速度や角速度などのセンサー素子を内蔵するセンサーなど他の機能を有する電子部品に適用することができる。
[電子機器]
次いで、本発明の電子部品用パッケージを用いた電子部品としての発振器1を適用した電子機器について、図7、図8、図9、図10、および図11を参照して詳細に説明する。図7は、電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一構成例を示す機能ブロック図である。図8は、電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一例としてのネットワークサーバーの構成例を示す概略図である。図9は、電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一例としてのモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。図10は、電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一例としての携帯電話機の構成を示す斜視図である。図11は、電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える電子機器の一例としてのデジタルスチールカメラの構成を示す斜視図である。なお、図11には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
以下の説明では、電子部品用パッケージを用いた電子部品として、前述した実施形態の水晶振動片17および回路素子21を備えた発振器1を電子機器に適用した例を示している。なお、前述した発振器1を説明する図1〜図6と同じ構成要素については同じ符号を付しており説明を省略する。
先ず、前述の実施形態に係る発振器1を適用した電子機器の具体例について、図7および図8を参照して説明する。図7に示す電子機器300は、電子部品としての発振器1、および可変容量回路110を含む他の電子部品200、CPU(Central Processing Unit)320、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360、表示部370、音出力部380を含んで構成されている。なお、電子機器300は、図7の構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
電子部品200は、可変容量回路110や発振器1を含み、発振器1からのクロック信号をCPU320だけでなく各部に供給する(図示は省略)。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、電子部品200が出力するクロック信号を用いて各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部380に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。そして、音出力部380は、スピーカー等の音を出力する装置である。
電子機器300は、CPU320の制御信号150によって、可変容量回路110の設定データを調整可能である。そのため、クロック信号の発振周波数について万一ずれが生じた場合でも容易に調整できる。
図8は、電子機器300の一例であるネットワークサーバーの外観の一例を示す図である。電子機器300であるネットワークサーバーは、表示部370としてLCDを備えている。そして、電子機器300であるネットワークサーバーでは、制御信号150によって、可変容量回路110の設定データを調整可能である。そのため、クロック信号の発振周波数について万一ずれが生じた場合でも容易に調整できる。その結果として、正確なクロック信号を利用できるので信頼性が高まる。
上述のように、電子機器300、および電子機器300の一例であるネットワークサーバーに、前述の実施形態で説明した電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減させた信頼性の高い発振器1が活用されることにより、より高い信頼性を有する電子機器300、および電子機器300の一例であるネットワークサーバーを提供することができる。
次いで、前述の実施形態に係る発振器1を適用した電子機器の他の具体例について、図9〜図11を参照して詳細に説明する。
図9に示すように、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、信号処理のタイミング源としての機能を備えた発振器1が内蔵されている。
図10に示すように、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。このような携帯電話機1200には、信号処理のタイミング源としての機能を備えた発振器1が内蔵されている。
図11に示ように、デジタルスチールカメラ1300は、ケース(ボディー)1302の背面に表示部100が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっている。表示部100は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCD等を含む受光ユニット1304が設けられている。
ここで、従来のフィルムカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、デジタルスチールカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
撮影者が表示部100に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送、格納される。また、このデジタルスチールカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなデジタルスチールカメラ1300には、信号処理のタイミング源としての機能を備えた発振器1が内蔵されている。
上述したように、電子機器としてのパーソナルコンピューター1100、携帯電話機1200、およびデジタルスチールカメラ1300に、前述の実施形態で説明した電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減させた信頼性の高い発振器1が活用されることにより、より高い信頼性を有する電子機器としてのパーソナルコンピューター1100、携帯電話機1200、およびデジタルスチールカメラ1300を提供することができる。
なお、電子部品用パッケージを用いた電子部品としての発振器1は、図9のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図10の携帯電話機、図11のデジタルスチールカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等の電子機器に適用することができる。なお、前述した発振器1などを用いれば、温度補償機能を有しているため通信基地局などの温度変化の大きな条件下で使用される電子機器に好適である。
[移動体]
次いで、電子部品用パッケージを用いた電子部品として、前述した実施形態の水晶振動片17および回路素子21を備えた発振器1を適用した移動体について、図12を参照して説明する。図12は、電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える移動体としての自動車の構成を示す斜視図である。
自動車1400には、発振器1を含んで構成されたジャイロセンサーが搭載されている。例えば、同図に示すように、移動体としての自動車1400には、タイヤ1401を制御する該ジャイロセンサーを内蔵した電子制御ユニット1402が搭載されている。また、他の例としては、発振器1は、キーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ブレーキシステム、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)、ADAS(Advanced Driver Assistance System)先進運転システム(自動運転システム)等に広く適用できる。
上述したように、移動体としての自動車1400に、前述の実施形態で説明した電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減させた信頼性の高い発振器1が活用されることにより、より高い信頼性を有する移動体(自動車1400)を提供することができる。
以上、本発明に係る電子部品用パッケージを用いた電子部品としての発振器1を適用した電子機器および移動体について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていても良い。また、前述した各実施形態を適宜組み合わせても良い。
[基地局装置]
電子部品用パッケージを用いた電子部品として、前述した実施形態の水晶振動片17および回路素子21を備えた発振器1は、基地局装置に適用することができる。以下、発振器1を適用した基地局装置について、図13を参照して説明する。図13は、電子部品用パッケージを用いた電子部品を備える基地局装置を適用した測位システムの構成例を示す機能ブロック図である。
図13に示すように、測位システム2000は、GPS衛星2200と、基地局装置2300と、GPS受信装置2400とで構成されている。GPS衛星2200は、測位情報(GPS信号)を送信する。
基地局装置2300は、例えば電子基準点(GPS連続観測局)に設置されたアンテナ2301を介してGPS衛星2200からの測位情報を高精度に受信する受信装置2302と、この受信装置2302で受信した測位情報をアンテナ2303を介して送信する送信装置2304とを備える。
ここで、受信装置2302は、その基準周波数発振源として前述した発振器1を備える電子機器である。このような受信装置2302は、優れた信頼性を有する。また、受信装置2302で受信された測位情報は、リアルタイムで送信装置2304により送信される。
GPS受信装置2400は、GPS衛星2200からの測位情報を、アンテナ2401を介して受信する衛星受信部2402と、基地局装置2300からの測位情報を、アンテナ2403を介して受信する基地局受信部2404とを備える。
上述したように、測位システム2000を構成する基地局装置2300に、電子部品用パッケージを用いた電子部品として、前述の実施形態で説明した電気的短絡(ショート)の発生リスクを低減させた信頼性の高い発振器1が活用されることにより、より高い信頼性を有する基地局装置2300を提供することができる。
1…電子部品としての発振器、11…底板、11f…底板の表面、11r…底板の裏面、12…中板、12f…中板の表面、12r…中板の裏面、13…枠板、13f…枠板の表面、13r…枠板の裏面、14…側壁、14f…側壁の表面、14r…側壁の裏面、15a…第1の外部端子としての第1の外部接続端子、15b…第2の外部端子としての第2の外部接続端子、15c…他の外部端子としての第3の外部接続端子、15d…他の外部端子としての第4の外部接続端子、16…内部空間(凹部)、17…振動素子としての水晶振動片、18a…励振電極、18b…引き出し電極、19…接続電極、20…電子部品用パッケージとしてのパッケージ、20a…第1の側面、20b…第2の側面、20c…第3の側面、20d…第4の側面、21…回路素子、22…接続突起(バンプ)、23a,23b,23c,23d,23e,23f…ボンディング電極、24a…第1の凹部、24b…第2の凹部、24c…第3の凹部、24d…第4の凹部、25a…第1の凹部電極、25b…第2の凹部電極、25c…第3の凹部電極、25d…第4の凹部電極、26…端子配線、27…第1層間配線、28…接続パッド、29…シームリング、30…リッド、31a…第5の凹部、31b…第6の凹部、32a…第1の側面端子、32b…第2の側面端子、33…貫通孔(開口部)、34…連接電極、35…第2層間配線、36a,36b,36c,36d,36e,36f…配線電極、37…振動素子配線、41…第1の分岐配線、42…第2の分岐配線、43…第3の分岐配線、44…第4の分岐配線、41f…第1の端部、42f…第2の端部、43f…第3の端部、44f…第4の端部、300…電子機器、1100…電子機器としてのモバイル型のパーソナルコンピューター、1200…電子機器としての携帯電話機、1300…電子機器としてのデジタルスチールカメラ、2000…測位システム、2300…基地局装置、L11…第1の端部と第1の凹部電極との間の距離、L12…第1の端部と第1の側面端子との間の距離。

Claims (9)

  1. 第1の外部端子が設けられている実装面を有する電子部品用パッケージであって、
    表面および側面を含み、前記側面が第1の側面、前記第1の側面と交差する第2の側面、前記第1の側面と対向している第3の側面、前記第2の側面に対向している第4の側面、および前記第1の側面と前記第2の側面とを接続している第1の凹部を有する第1の基板と、
    前記第1の側面に設けられている第1の側面端子と、
    前記第1の凹部に設けられており、前記第1の外部端子と電気的に接続されている第1の凹部電極と、
    前記表面に配置され、前記第1の側面端子と前記第1の凹部電極との間において、前記第1の側面に露出している第1の端部を有する第1の分岐配線と、を備え、
    前記表面の平面視において、前記第1の端部と前記第1の凹部電極との間の距離をL11、前記第1の端部と前記第1の側面端子との間の距離をL12としたとき、
    L11>L12
    であり、
    前記第1の分岐配線は、前記第1の側面端子と電気的に接続されていることを特徴とする電子部品用パッケージ。
  2. 第1の外部端子および第2の外部端子が設けられている実装面を有する電子部品用パッケージであって、
    表面および側面を含み、前記側面が第1の側面、前記第1の側面と交差する第2の側面、前記第1の側面と対向している第3の側面、前記第2の側面に対向している第4の側面、前記第1の側面と前記第2の側面とを接続している第1の凹部、および前記第2の側面と前記第3の側面とを接続している第2の凹部を有する第1の基板と、
    前記第1の側面に設けられている第1の側面端子と、
    前記第1の凹部に設けられており、前記第1の外部端子と電気的に接続されている第1の凹部電極と、
    前記第2の凹部に設けられており、前記第2の外部端子と電気的に接続されている第2の凹部電極と、
    前記表面に配置され、前記第1の側面端子と前記第1の凹部電極との間において、前記第1の側面に露出している第1の端部を有する第1の分岐配線と、
    前記第1の凹部電極と前記第2の凹部電極との間において前記第2の側面に露出している第2の端部を有する第2の分岐配線と、を備え、
    前記表面の平面視において、前記第1の端部と前記第1の凹部電極との間の距離をL11、前記第1の端部と前記第1の側面端子との間の距離をL12としたとき、
    L11>L12
    であり、
    前記表面の平面視において、前記第2の端部と前記第1の凹部電極との間の距離をL21、前記第2の端部と前記第2の凹部電極との間の距離をL22、前記第2の端部の幅寸法をLWとしたとき、
    L21−L22≦LW
    であることを特徴とする電子部品用パッケージ。
  3. 第1の外部端子および第2の外部端子が設けられている実装面を有する電子部品用パッケージであって、
    表面および側面を含み、前記側面が第1の側面、前記第1の側面と交差する第2の側面、前記第1の側面と対向している第3の側面、前記第2の側面に対向している第4の側面、前記第1の側面と前記第2の側面とを接続している第1の凹部、および前記第2の側面と前記第3の側面とを接続している第2の凹部を有する第1の基板と、
    前記第1の側面に設けられている第1の側面端子と、
    前記第1の凹部に設けられており、前記第1の外部端子と電気的に接続されている第1の凹部電極と、
    前記第2の凹部に設けられており、前記第2の外部端子と電気的に接続されている第2の凹部電極と、
    前記表面に配置され、前記第1の側面端子と前記第1の凹部電極との間において、前記第1の側面に露出している第1の端部を有する第1の分岐配線と、
    前記第3の側面に露出している第3の端部を有する第3の分岐配線と、を備え、
    前記表面の平面視において、前記第1の端部と前記第1の凹部電極との間の距離をL11、前記第1の端部と前記第1の側面端子との間の距離をL12としたとき、
    L11>L12
    であり、
    前記第1の外部端子は、出力端子であり、
    前記第2の外部端子は、電源端子または接地端子であり、
    前記第1の分岐配線と前記第1の外部端子とが前記平面視で重なっている部分の面積は、前記第3の分岐配線と前記第2の外部端子とが前記平面視で重なっている部分の面積より小さいことを特徴とする電子部品用パッケージ。
  4. 第1の外部端子が設けられている実装面を有する電子部品用パッケージであって、
    表面および側面を含み、前記側面が第1の側面、前記第1の側面と交差する第2の側面、前記第1の側面と対向している第3の側面、前記第2の側面に対向している第4の側面、および前記第1の側面と前記第2の側面とを接続している第1の凹部を有する第1の基板と、
    前記第1の側面に設けられている第1の側面端子と、
    前記第1の凹部に設けられており、前記第1の外部端子と電気的に接続されている第1の凹部電極と、
    前記表面に配置され、前記第1の側面端子と前記第1の凹部電極との間において、前記第1の側面に露出している第1の端部を有する第1の分岐配線と、を備え、
    前記表面の平面視において、前記第1の端部と前記第1の凹部電極との間の距離をL11、前記第1の端部と前記第1の側面端子との間の距離をL12としたとき、
    L11>L12
    であり、
    前記L11は、
    前記第1の凹部電極と前記第1の側面端子との間の距離をPLとしたとき、
    0.15mm≦L11<PL
    を満たすことを特徴とする電子部品用パッケージ。
  5. 第1の外部端子が設けられている実装面を有する電子部品用パッケージであって、
    表面および側面を含み、前記側面が第1の側面、前記第1の側面と交差する第2の側面、前記第1の側面と対向している第3の側面、前記第2の側面に対向している第4の側面、および前記第1の側面と前記第2の側面とを接続している第1の凹部を有する第1の基板と、
    前記第1の側面に設けられている第1の側面端子と、
    前記第1の凹部に設けられており、前記第1の外部端子と電気的に接続されている第1の凹部電極と、
    前記表面に配置され、前記第1の側面端子と前記第1の凹部電極との間において、前記第1の側面に露出している第1の端部を有する第1の分岐配線と、を備え、
    前記表面の平面視において、前記第1の端部と前記第1の凹部電極との間の距離をL11、前記第1の端部と前記第1の側面端子との間の距離をL12としたとき、
    L11>L12
    であり、
    前記L12は、
    0.15mm≦L12<(L11+L12)/2
    を満たすことを特徴とする電子部品用パッケージ。
  6. 前記L21は、
    前記第1の凹部電極と前記第2の凹部電極と前記第2の端部とが並ぶ方向の前記第2の側面の幅寸法をPWとしたとき、
    0.15mm≦L21≦PW/2且つ0.15mm≦L22≦PW/2
    を満たす、請求項に記載の電子部品用パッケージ。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の電子部品用パッケージと、
    前記電子部品用パッケージに収容された振動素子と、
    前記振動素子を発振させる発振回路の少なくとも一部を含む回路素子と、
    を含む発振器。
  8. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の電子部品用パッケージを含む電子部品を備えている、
    電子機器。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の電子部品用パッケージを含む電子部品を備えている、
    移動体。
JP2016195453A 2016-10-03 2016-10-03 電子部品用パッケージ、発振器、電子機器、および移動体 Active JP6805697B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016195453A JP6805697B2 (ja) 2016-10-03 2016-10-03 電子部品用パッケージ、発振器、電子機器、および移動体
US15/717,281 US10381979B2 (en) 2016-10-03 2017-09-27 Electronic component package, oscillator, electronic apparatus, and vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016195453A JP6805697B2 (ja) 2016-10-03 2016-10-03 電子部品用パッケージ、発振器、電子機器、および移動体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018060848A JP2018060848A (ja) 2018-04-12
JP6805697B2 true JP6805697B2 (ja) 2020-12-23

Family

ID=61758952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016195453A Active JP6805697B2 (ja) 2016-10-03 2016-10-03 電子部品用パッケージ、発振器、電子機器、および移動体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10381979B2 (ja)
JP (1) JP6805697B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2019225148A1 (en) * 2018-02-22 2020-09-17 Dexcom, Inc. Sensor interposers employing castellated through-vias
JP2022082997A (ja) * 2020-11-24 2022-06-03 セイコーエプソン株式会社 発振器および製造方法
US11522120B1 (en) * 2021-07-02 2022-12-06 Yoketan Corp. Micro crystal oscillator

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3406845B2 (ja) * 1998-08-31 2003-05-19 京セラ株式会社 表面実装型水晶発振器
US6229249B1 (en) * 1998-08-31 2001-05-08 Kyocera Corporation Surface-mount type crystal oscillator
US6841854B2 (en) * 2002-04-01 2005-01-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor device
JP3841304B2 (ja) * 2004-02-17 2006-11-01 セイコーエプソン株式会社 圧電発振器、及びその製造方法
JP4799984B2 (ja) * 2005-09-30 2011-10-26 日本電波工業株式会社 表面実装用の温度補償水晶発振器
US7378780B2 (en) * 2005-11-09 2008-05-27 Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. Surface mount type crystal oscillator
JP2007189285A (ja) 2006-01-11 2007-07-26 Epson Toyocom Corp 表面実装型圧電発振器用パッケージ、周波数調整方法、及び表面実装型圧電発振器
JP4991198B2 (ja) 2006-07-27 2012-08-01 京セラ株式会社 電子部品搭載用パッケージ、及びその製造方法ならびに電子装置
JP5095319B2 (ja) * 2007-09-06 2012-12-12 日本電波工業株式会社 モニタ電極を備えた水晶デバイス
JP5910351B2 (ja) 2012-01-27 2016-04-27 株式会社大真空 表面実装型圧電発振器
JP2014236466A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 日本電波工業株式会社 デュアルモード水晶発振器
JP6357758B2 (ja) * 2013-11-25 2018-07-18 セイコーエプソン株式会社 物理量センサー、電子機器および移動体
JP6527372B2 (ja) * 2015-04-07 2019-06-05 日本電波工業株式会社 発振器

Also Published As

Publication number Publication date
US10381979B2 (en) 2019-08-13
US20180097476A1 (en) 2018-04-05
JP2018060848A (ja) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108627149B (zh) 振动器件、角速度传感器、电子设备和移动体
TWI600881B (zh) 振動片、振動片之製造方法、振動件、電子裝置、電子機器及移動體
US9159905B2 (en) Electronic device, electronic apparatus, mobile unit, and method of manufacturing electronic device
US20130010412A1 (en) Electronic device package, electronic device, and electronic apparatus
JP6740572B2 (ja) 電子デバイス、電子機器、および基地局装置
US9787281B2 (en) Resonator element, resonator, resonator device, oscillator, electronic apparatus, and moving object
JP6179155B2 (ja) 振動デバイス、電子機器、および移動体
JP7135576B2 (ja) 振動デバイス、振動デバイスの製造方法、電子機器および移動体
JP6805697B2 (ja) 電子部品用パッケージ、発振器、電子機器、および移動体
US20160226445A1 (en) Resonator element, resonator, resonator device, oscillator, electronic apparatus, and moving object
US11075613B2 (en) Vibrator device, electronic apparatus, and vehicle
US9577574B2 (en) Resonator, resonator device, oscillator, electronic apparatus, and moving object
JP2016174202A (ja) 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
JP6769220B2 (ja) 電子部品用パッケージ、発振器、電子機器、および移動体
JP6481813B2 (ja) 振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
US9837979B2 (en) Electronic device, circuit substrate for electronic device, electronic apparatus, and moving object
JP7077539B2 (ja) 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体
US11097667B2 (en) Vibration device, vibration module, electronic apparatus, and vehicle
JP6171516B2 (ja) 電子デバイス、電子デバイスの製造方法、電子機器、および移動体
US20150091665A1 (en) Resonator element, resonator, electronic device, electronic apparatus, and moving object
US9444399B2 (en) Semiconductor circuit device, electronic apparatus, and moving object
JP2015041891A (ja) シート基板、電子デバイスの製造方法、および電子デバイスの検査方法
JP2017139681A (ja) 振動デバイス、振動デバイスの製造方法、電子機器、基地局装置、および移動体
JP2016174201A (ja) 振動片、振動子、振動デバイス、発振器、電子機器、および移動体
JP2020191516A (ja) 振動デバイス、電子機器、移動体および振動素子の周波数調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180910

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190402

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20200803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6805697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150