JP6804947B2 - 情報取得装置及び情報取得方法 - Google Patents
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Description
本実施形態の情報取得装置の一例として、テレビ放送に表示される緊急情報を検出し、表示された緊急情報を取り込んで解析する装置について説明する。この情報取得装置で収集された緊急情報は、河川情報システム等に提供される。
図3は、通常のテレビ放送の画像の具体例を示す図である。図3に示される通常のテレビ放送の画像では、テレビ画面20の全体にわたって設けられた動画領域21に動画像が表示される。
図4は、非動画領域を含むテレビ放送の画像の具体例を示す図である。一方、図4に示される非動画領域を含むテレビ放送の画像では、テレビ画面20には非動画領域22及び動画領域23が設けられている。非動画領域22とは、通常のテレビ放送における動画像が含まれていない領域である。非動画領域22の具体例として、いわゆるL字型画面やU字型画面がある。言い換えれば、非動画領域22とは、通常のテレビ放送における動画像が表示される領域を縮小することによって生じた余白部分である。
図6は、非動画領域22のバリエーションの例を示す図である。非動画領域22は、必ずしも図4に示される形状及び配置に限定されない。例えば、図6(A)に示されるように、図4に示される非動画領域22の形状が左右反転された形で動画領域23の右側に配置されてもよい。例えば、図6(B)に示されるように、非動画領域22がU字型の形状で、Uの各辺が動画領域23の左、右及び下に隣接する位置に配置されてもよい。例えば、図6(C)に示されるように、非動画領域22が縦長の矩形で、動画領域23の左に隣接する位置に配置されてもよい。例えば、図6(D)に示されるように、非動画領域22が横長の矩形で、動画領域23の下に隣接する位置に配置されてもよい。他にも、図6に図示されていない態様で非動画領域22の形状及び配置がなされてもよい。
図7は、非動画領域22を含むテレビ画像の具体例を示す図である。図7において、非動画領域22には二つの文字列領域221及び222が存在する。文字列認識部103は、文字列領域221と、文字列領域222とを検出する。文字列認識部103は、検出された各文字列領域内の画像を対象として文字認識処理を実行する。文字認識処理には公知のどのような技術が適用されてもよい。文字列認識部103は、文字認識処理によって文字列を取得する。図7の例では、文字列認識部103は、文字列領域221から“7月14日19時00分 ○○市 避難警報”という文字列を取得し、文字列領域222から“警報”という文字列を取得する。
発生場所:○○市
発生内容:避難警報
取得日時:7月14日19時01分
図9は、公開部107によって生成される画面のデータをタイムライン表示を示す図である。図9の例では、リクエストの内容に応じた複数のキーワード情報がタイムライン表示されている。図9の例では、ユーザが操作する情報処理装置のブラウザのウィンドウ30において、発生日時が早い順にキーワードのみが縦方向に上から下に向けて並んで表示される。公開部107は、このようにブラウザにタイムラインが表示されるためのデータを生成する。
図12及び図13は、文字列の表示の態様の変形例を示す図である。文字情報を構成する文字列が長いために、1度に全ての文字列をテレビ画面に表示することができない場合がある。このような場合には、テレビ放送の事業者において、文字列の一部のみが一画面に表示され、スクロールや複数回の切り替わりなどの手法を用いることによって全体の文字列が表示されるようにテレビ画面が生成されることがある。例えば、“7月14日19時00分 ○○市 避難警報が発令されました”という文字情報が表示される際には、図7に示されるように1度に全ての文字列を表示できない。図7の例では、“7月14日19時00分 ○○市 避難警報”までが表示されている。その後、文字列がスクロールすることによって、図12、図13に示すように順番に文字列の一部が表示され、最終的に全ての文字列が同時ではないものの表示される。このような表示が行われる場合には、単に文字列認識部103が通常の文字認識処理を行っても正しく文字情報を取得することができない。以下、このような場合であってもより正しく文字情報を取得できる文字列認識部103について説明する。
Claims (8)
- テレビ放送の放送波を受信し、受信された放送波に基づいてテレビ放送の画像を復号する受信部と、
前記受信部によって復号された前記画像において、通常のテレビ放送における動画像が含まれていない非動画領域を検出する非動画領域検出部と、
前記非動画領域に含まれる文字列を取得する文字列認識部と、
前記文字列認識部によって取得された文字列に含まれる1又は複数のキーワードを取得し、取得した前記キーワードを前記文字列に関する情報として取得する解析部と、
前記解析部によって取得された前記文字列に関する情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記文字列に関する情報を出力する出力部と、
を備え、
前記解析部は、第1のキーワードが前記記憶部に記録された時刻から所定時間内に、前記第1のキーワードと同じ又は類似する第2のキーワードが新たに取得された場合、前記第2のキーワードを前記記憶部に記録しない、
情報取得装置。 - 前記解析部は、前記文字列から取得したキーワードを、前記キーワードの分類名と対応づけて前記記憶部に記録する、
請求項1に記載の情報取得装置。 - 前記文字列認識部は、前記文字列が前記非動画領域にスクロールして表示されることによって、一の前記画像においては通知されるべき文字情報の一部しか表示されない場合、複数の前記画像それぞれにおいて取得された文字列を組み合わせることによって前記文字情報を示す文字列を取得する、
請求項1又は2に記載の情報取得装置。 - 前記記憶部は、前記文字列に関する情報が取得された時刻又は前記文字列に含まれる文字列が示す時刻と、前記文字列に関する情報と、を対応付けて記憶し、
前記出力部は、前記時刻と対応付けて前記文字列に関する情報を出力する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報取得装置。 - 受信部において、テレビ放送の放送波を受信し、受信された放送波に基づいてテレビ放送の画像を復号する受信ステップと、
非動画領域検出部において、前記受信ステップで復号された前記画像から通常のテレビ放送における動画像が含まれていない非動画領域を検出する非動画領域検出ステップと、
前記非動画領域に含まれる文字列を取得する文字列認識ステップと、
解析部において、前記文字列認識ステップで取得された文字列に含まれる1又は複数のキーワードを取得し、取得した前記キーワードを前記文字列に関する情報として取得する解析ステップと、
前記解析ステップで取得された前記文字列に関する情報を記憶部に記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップで記憶された前記文字列に関する情報を出力する出力ステップと、
を有し、
前記解析ステップでは、第1のキーワードが前記記憶部に記録された時刻から所定時間内に、前記第1のキーワードと同じ又は類似する第2のキーワードが新たに取得された場合、前記第2のキーワードを前記記憶部に記録しない、
情報取得方法。 - 前記解析ステップにおいて、前記文字列から取得したキーワードを、前記キーワードの分類名と対応づけて前記記憶部に記録する、
請求項5に記載の情報取得方法。 - 前記文字列認識ステップでは、前記文字列が前記非動画領域にスクロールして表示されることによって、一の前記画像においては通知されるべき文字情報の一部しか表示されない場合、複数の前記画像それぞれにおいて取得された文字列を組み合わせることによって前記文字情報を示す文字列を取得する、
請求項5又は6に記載の情報取得方法。 - 前記記憶ステップでは、前記文字列に関する情報が取得された時刻又は前記文字列に含まれる文字列が示す時刻と、前記文字列に関する情報と、を対応付けて記憶し、
前記出力ステップでは、前記時刻と対応付けて前記文字列に関する情報を出力する、
請求項5から7のいずれか一項に記載の情報取得方法。
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