JP4284546B2 - 緊急情報伝達システムおよび緊急情報伝達方法 - Google Patents

緊急情報伝達システムおよび緊急情報伝達方法 Download PDF

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本発明は、天災等による避難指示や人身事故等による列車の遅延のような緊急情報を伝達する技術に関し、特に、緊急情報を電子メールにより伝達する技術に関する。
従来、駅において緊急情報としての列車の遅延を伝達する場合、構内放送のような音声による伝達に加え、プラットホーム等の電光表示板に案内を表示するという視覚的な伝達が行われる。視覚的な伝達によれば、高齢者など、放送を聞き取り難い利用者であっても、緊急情報の大筋を容易に把握することができる。
しかしながら、構内放送を聞き取れなかった利用者の場合、電車の遅延等が発生したという事態をプラットホームに入って初めて知ることとなる。よって、予め放送を聞いた利用者に比べてルート変更の判断が遅れることから、駅にて速やかに対処することが困難となる。この不都合は、高齢者や聴覚に障害を持つ利用者以外にも、駅に向かう途中の人、あるいは放送を聞き逃した人など、放送があったことを関知しない利用者に対しても同様に起こり得る。
そこで、より確実に緊急情報を伝達するために、従来、緊急情報を電子メールにより伝達するという技術が提案されている。この種の技術としては、例えば、後述の特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の技術は、監視装置に、予め警報の種類とメールの送信先とを関連付けて登録しておき、監視装置が異常を検知したとき、通知すべき警報の種類に応じて、当該送信先へ警報情報の電子メールを送信するというものである。
特開2004−274282号公報
上記特許文献1に記載の技術は、警報の対象者のみに電子メールを送信しようとするものである。しかしながら、メールの送信先が警報の種類に対し固定的に設定されていることから、駅のように、利用者が変動し易い環境への適用には不向きである。仮に、上記技術を駅に適用した場合、例えば、駅からの帰宅後に列車の遅延情報が通知される等、受信した警報の内容と現在地とが対応しない可能性がある。この場合、電子メールを受信した利用者にとって、その警報は現時点で全く無益なものとなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、緊急情報を伝達すべき対象者が変動し易い環境においても適切に緊急情報を伝達し得る技術を提供することを目的とする。
本発明に係る緊急情報伝達システムは、緊急情報を放送し且つ該放送に対応する音声情報を送信する放送装置と、該放送装置から音声情報を受信するデータ処理装置と、電子メールによる通信手段およびGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)に応答する手段を有する携帯情報端末とを備え、前記データ処理装置は、受信した音声情報の発信元となる放送装置の位置を判別する手段と、前記放送装置の位置を基点とする所定範囲においてGPSに応答した携帯情報端末の電子メールアドレスを取得する手段と、前記音声情報を文字情報に変換する手段と、前記電子メールアドレスを送信先とした電子メールに前記文字情報を記述して送信する手段と、前記電子メールに記述すべき前記文字情報を要約する手段とを有し、前記要約する手段は、カテゴリごとに規定されているキーワードの出現頻度を前記文字情報から求め、求めた出現頻度が最も高いカテゴリを前記電子メールの表題に設定する。
本発明に係る緊急情報伝達方法は、緊急情報を放送し且つ該放送に対応する音声情報を送信する放送装置と通信可能に接続されたデータ処理装置が、受信した音声情報の発信元となる放送装置の位置を判別し、前記判別した位置を基点とする所定範囲においてGPSに応答した携帯情報端末の電子メールアドレスを取得し、前記音声情報を文字情報に変換し、前記文字情報を要約し、前記電子メールアドレスを送信先とした電子メールに前記文字情報を記述し、カテゴリごとに規定されているキーワードの出現頻度を前記文字情報から求め、求めた出現頻度が最も高いカテゴリを前記電子メールの表題に設定し、前記電子メールを送信するという方法である。
本発明によれば、放送装置から緊急情報が放送された際、データ処理装置が、放送装置を基点とした所定範囲に存在する携帯情報端末に緊急情報の電子メールを配信することから、利用者の現在地に対応した緊急情報を伝達することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1に、本実施形態の基本的なシステム構成を示す。緊急情報伝達システム100は、緊急情報を放送する放送装置1と、プログラム制御により動作するデータ処理装置2と、緊急情報を取得する利用者の携帯情報端末3とを含む。データ処理装置2は、放送装置1をクライアントとするサーバである。また、両者間の接続形態は、有線および無線のいずれであってもよい。
データ処理装置2は、図8に示すCPU101、ROM102、RAM103、ハードディスク(HD)104、及び、モデム等の通信デバイス105といったハードウェアを備えるコンピュータである。
また、データ処理装置2は、図1に示すように、緊急情報を発した放送装置1の位置を判別する発信地判別手段S1と、放送装置1の位置を基点とする所定範囲に存在する携帯情報端末3の電子メールアドレスを取得するアドレス検索手段S3と、放送装置1からの音声情報を文字情報に変換する文字変換手段S2と、文字情報のパターン化および要約を行う要約手段S4と、先に取得したメールアドレスを宛先とした電子メールに文字情報を記述して送信する配信手段S5とを備える。
図1に示すデータ処理装置2の上記構成は、いずれもデータ処理装置2の機能的な構成であり、予めHD104あるいはROM102に格納されているプログラムをCPU101が実行することにより実現される作用に対応する。
図2に、より具体的なシステム構成を示す。図示の構成は、本実施形態を列車の駅に適用した場合の構成である。緊急情報伝達システム100は、放送装置1としての緊急放送装置10と、データ処理装置2としての緊急放送情報サーバ20と、駅の利用者が携行する携帯情報端末3としての携帯電話機30とを含む。なお、図示の例では、図面の簡素化のため、緊急放送装置10及び携帯電話機30を一つずつ示したが、実際の運用ではそれぞれ複数存在してよい。
緊急放送装置10は、各駅の事務室や役所に設置されている構内放送用の放送装置であり、マイク等、放送のための構成に加え、GPS受信機の構成10Aを併せ持つ。緊急放送装置10及び緊急放送情報サーバ20は、インターネットあるいはIP-VPNのようなIP網40により相互に通信可能に接続されている。緊急放送装置10での緊急放送時、オペレータの所定操作により、放送に対応する音声情報が緊急放送情報サーバ20へ送信される。
携帯電話機30は、GPS受信機の構成30Aおよびメール通信のための構成30Bを具備する携帯電話機である。携帯電話機30のユーザは、GPSによる追跡と、電話番号およびE-mailアドレスの提供とを承諾する旨を、予め携帯電話事業者に登録しておく。
緊急放送情報サーバ20において、発信地判別手段S1は、緊急放送装置10からの音声情報のパケットに付加されている発信元IPアドレスを用いて、緊急放送装置10の位置データをGPS200から取得する。また、取得した位置データを発信地緯度経度情報Vとして、IPアドレスと共にRAM103に格納する。
図3に、発信地緯度経度情報Vのフォーマット例を示す。発信地緯度経度情報Vは、緯度を示すlatitude変数、経度を示すlongitude変数、標高を示すabove_sea_level変数、及び、測地系情報を示すland_surveying変数から構成される。
アドレス検索手段S3は、発信地緯度経度情報Vが示す位置を基点とした、例えば周囲100m程度のエリアに存在する携帯電話機30をGPS200により探索し、該当する携帯電話機30の電話番号を取得する。さらに、取得した電話番号に対応する携帯電話事業者のサーバ300に問い合わせを行い、携帯電話機30のE-mailアドレスを要求する。サーバ300から取得したE-mailアドレスは、アドレス情報WとしてRAM103に格納する。
なお、サーバ300から取得するE-mailアドレスは、予めユーザが位置情報の提供に同意し、かつ緊急放送に関する文字配信を受信する契約を行った携帯電話機30のものとする。
文字変換手段S2は、緊急放送装置10からの音声情報からノイズを除去し、これをA/Dコンバータを介してテキスト形式のデータに変換し、変換したデータを放送内容文字情報XとしてRAM103へ格納する。音声情報のノイズ除去および文字情報への変換については、従来知られた技術を用いる。なお、緊急放送内容文字情報Xに誤変換が発生し得ることを考慮して、RAM103への格納前に辞書データを用いて文書チェックを施す等の機能を追加してもよい。
要約手段S4は、放送内容文字情報Xが示す内容を所定のパターンに沿って要約することにより、携帯電話機30へのE-mailに記述すべきデータを形成し、形成したデータをメール記述情報YとしてRAM103へ格納する。図4に、要約手段S4が用いるパターンファイルのフォーマット例を示す。
図4に示すパターンファイルは、放送内容文字情報Xに割り当てる表題のパターンを示す「カテゴリ」の配列と、「カテゴリ」の各配列に関連付けられた「キーワード」の配列と、E-mailの本文の要約に用いる「要約キーワード」の配列とを含む。図示のパターンファイルにおいて、例えば、“震度”及び“震源地”は、“地震”のカテゴリに属するキーワードであり、また、“人身事故”、“運転”及び“見合わせ”は、“遅延”のカテゴリに属することを表す。
かかるパターンファイルを用いて表題を決定するにあたっては、放送内容文字情報Xに対し、カテゴリごとにキーワード走査を行う。そして、キーワードの出現頻度が最も高いカテゴリの配列要素を、E-mailの表題として決定する。この処理の詳細については、後に説明する。
配信手段S5は、アドレス情報Wおよびメール記述情報Yを用いてE-mailを作成し送信する。このとき、緊急放送が行われた駅名など、緊急放送装置10の所在を示す情報をE-mailの発信元として記述する。発信元の情報は、発信元情報Zとして、緊急放送装置10のIPアドレスに関連付けて予めHD104に保存しておき、E-mailの配信ごとに、当該発信元を発信元情報Zから参照する。
図5のフローチャートを参照して本実施形態の動作手順を説明する。緊急放送情報サーバ20は、発信地判別手段S1およびアドレス検索手段S3による一連の処理と、文字変換手段S2および要約手段S4による一連の処理とを並列に実行する。ただし、それらは、時系列的には必ずしも同期をとる必要はない。
ここでは、緊急放送装置10が設置された品川駅事務室から、2005年6月10日の22:11に、「只今、品川駅14番ホームにて人身事故が発生いたしました。それに伴う処置のため、大船行き横須賀線の運転を見合わせております」という緊急放送が行われたケースを説明する。
緊急放送装置10は、上記内容を放送するとき、オペレータの所定操作により、放送内容を示す音声情報を緊急放送情報サーバ20へ送信する。緊急放送情報サーバ20は、緊急放送装置10からの音声情報を受信すると、発信地判別手段S1および文字変換手段S2を呼び出す(ステップA1)。
発信地判別手段S1は、受信した音声情報のパケットに設定されている発信元IPアドレスを参照し、このIPアドレスを基に、GPS200により緊急放送装置10の位置情報を取得する。取得した位置情報は、図3に示すような形態にて発信地緯度経度情報Vとして記憶される(ステップA2)。
アドレス検索手段S3は、発信地判別手段S1が形成した発信地緯度経度情報Vを参照し、その位置を基点とした周囲100メートル前後のエリアに存在する携帯電話機30をGPS200で探索する(ステップA3)。
アドレス検索手段S3は、GPS200を利用して、上記エリアで捕捉された携帯電話機30の電話番号を取得する。そして、取得した電話番号を基に、対応する携帯電話事業者のサーバ300に問い合わせを行い、携帯電話機30のE-mailアドレスを取得する(ステップA4)。
ここで取得するE-mailアドレスは、予め緊急情報の受信に関する契約を行った利用者の携帯電話機30が対象となる。サーバ300から取得したE-mailアドレスはアドレス情報Wとして格納する。このとき、複数の携帯電話機30のアドレス情報Wをリスト形式にて保存することにより、後のE-mail作成の際、メールアドレスを効率よく参照することができる。
一方、文字変換手段S2は、緊急放送装置10からの音声情報を、ノイズ除去処理を施したうえで文字情報に変換する。変換された文字情報は、図6(a)に示す放送内容を含む放送内容文字情報Xとして格納される(ステップA5)。
要約手段S4は、放送内容文字情報Xを、携帯電話機30が受信するE-mailの内容に適したものにすべく要約する(ステップA6)。具体的には、まず、文字変換手段S2が呼び出された日付/時刻である“2005/06/10”/“22:11”を、緊急放送が行われた日付/時刻として設定する。
また、要約手段S4は、E-mailの表題を、図4に示すパターンファイルと、図6(a)に示す放送内容文字情報Xとを用いて設定する。E-mailの表題を設定する手順を、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
最初に、放送内容文字情報Xにおけるキーワードの出現頻度をカテゴリごとに記録するためのkey_count配列(key_count[n])と、カテゴリ変数nとを初期化する(ステップP1)。
次に、放送内容文字情報Xにキーワード走査を施すために、RAM103の放送内容文字情報XをCPU101のレジスタに設定する(ステップP2)。そして、キーワード変数mを初期化したうえで(ステップP3)、パターンファイルを用いてkeyword[n][m]による走査を行う(ステップP4)。具体的には、放送内容文字情報Xに対し、初期値の「n:=0」及び「m:=0」から、すなわち図4に示す「keyword[0][0]=“震度”」から、順次キーワード走査が施される。
放送内容文字情報Xに対する走査において、当該キーワードが出現した場合(ステップP5:Yes)、出現の都度、key_count[n]の値を「1」加算する(ステップP6)。これにより、そのカテゴリに属するキーワードの出現頻度が記録される。また、当該キーワードが一切出現しなかった場合、あるいは、もはや出現しなくなった場合(ステップP5:No)、同カテゴリにおける次のキーワードで走査を行うために、キーワード変数mの値を「1」加算する(ステップP7)。
上記の要領にて、同カテゴリの全てのキーワードについて、上記ステップP4からステップP7の処理を繰り返す(ステップP8)。それが終了すると、次のカテゴリに属するキーワードで走査を行うべく、カテゴリ変数nを「1」加算する(ステップP9)。そして、パターンファイルに登録されているカテゴリの総数に達するまで(ステップP10)、上記ステップP3からステップP9までの処理を繰り返す。
全てのカテゴリについてキーワード走査が終了すると、n+1個の要素から成るkey_count配列から最大値をとる要素を抽出し、抽出した要素に対応するカテゴリを表題として決定する(ステップP11)。例えば、図6(a)に対するキーワード走査の結果、図4の「カテゴリ」のうちの「category[1]=“遅延”」に対応するkey_count[1]の値が最大値となる場合、その「遅延」をE-mailの表題として決定する。
また、E-mailの本文については、図6(a)の放送内容文字情報Xに対し、図4の「要約キーワード」を走査し、放送内容文字情報Xが示す文章を簡素化する。具体的には、例えば、summarization[0]によるキーワード走査において、放送内容文字情報Xから“運転を見合わせております”という文を検出したとき、これを“運転を見合わせ中です”に変換するという処理である。
なお、E-mail本文の要約は、携帯電話機30での閲覧時の利便性を考慮して行うものであるが、例えば、図6(a)のような原文が所定の文字数以下の場合は、要約することなく、本文としてそのままE-mailに記述するようにしてもよい。
要約手段S4による上記処理により、図6(a)の放送内容文字情報Xが、同図(b)のように要約される。このように放送内容文字情報Xを要約することにより、E-mailを閲覧する利用者に対し、緊急情報の内容を明確に伝えることができる。要約手段S4は、要約した放送内容文字情報Xをメール記述情報Yとして格納する。
配信手段S5は、アドレス検索手段S3が形成したアドレス情報Wと、要約手段S4が形成したメール記述情報Yとを参照してE-mailを作成する(ステップA7)。このとき、発信地緯度経度情報Vに関連付けられているIPアドレス、すなわち緊急放送装置10のIPアドレスを参照し、このIPアドレスに対応する所在データを発信元情報Zから抽出してE-mailの発信元として記述する。本事例では、緊急放送装置10の所在として、発信元情報Zに「品川駅事務室」が登録されているとする。
配信手段S5は、作成したE-mailを、アドレス情報Wが示すメールアドレスに宛てて送信する(ステップA8)。このE-mailの送信先はアドレス情報Wが示すアドレスであることから、対象となる携帯電話機30は、緊急放送装置10を基点とした所定範囲に存在するものである。よって、予め配信契約した携帯電話機30であっても、現時点で品川駅付近に存在しない場合は、今回の緊急情報を受信することはない。
図7に、携帯電話機30が受信したE-mailの画面例を示す。携帯電話機30上に展開されたE-mailには、図6(b)の内容と併せて、発信元としての「品川駅事務室」が記述されている。携帯電話機30の利用者は、たとえ緊急放送を聞き逃しても、このE-mailを閲覧することにより、電車が不通である旨を速やかに把握することができる。
このように、本実施形態によれば、携帯電話機30の利用者に対し、現在地に対応した緊急情報を配信することができる。よって、携帯電話機30の利用者は、緊急情報の受信場所を事前に登録することは不要であり、また、緊急放送が行われた付近を通りかかった際は、いつでも緊急情報を取得することができるというメリットがある。
なお、上述の実施形態では、要約手段S4により放送内容文字情報Xの体裁を整えたが、本発明を実施するにあたっては、要約手段S4を削除した構成としてもよい。すなわち、配信手段S5が、図6(a)の状態の放送内容文字情報XをE-mailに記述し、このE-mailの宛先にアドレス情報Wを設定して送信するというものである。
この場合、E-mailの表題として、「緊急情報」など汎用の表題を用意しておいてもよい。上記形態によれば、携帯電話機30が受信するE-mailには、緊急放送装置10での放送内容そのものが表示されるが、要約処理を省略する分、より迅速に緊急情報を伝達することができる。
上述の実施形態では、発信地判別手段S1がGPS200を利用して緊急放送装置10の位置を判別したが、管轄する緊急放送装置10の数が比較的少ない場合は、GPS200の利用に代えて、予めHD104に緊急放送装置10の位置情報を保存しておいてもよい。位置情報を保存する際は、その緊急放送装置10のIPアドレスを関連付けておく。
また、アドレス検索手段S3が携帯電話会社のサーバ300から取得したE-mailアドレスを、当該電話番号に関連付けてHD104に保存するようにしてもよい。これにより、対象の携帯電話機30に対する次回以降のE-mail配信の際、そのアドレスをサーバ300へ問い合わせることは不要となる。
上述の実施形態では、緊急情報のE-mailを受信する携帯情報端末が携帯電話機30である例を示したが、GPS受信機としての構成(30A)及びメール通信のための構成(30B)を具備するものであれば、携帯電話機に限らず、携帯用のパーソナルコンピュータや、スケジュール管理端末等であってもよい。
本発明の実施形態の基本構成を示すブロック図である。 実施形態の具体的な構成を示すブロック図である。 実施形態における発信地緯度経度情報を説明するための説明図である。 実施形態におけるパターンファイルを説明するための説明図である。 実施形態の動作手順を示すフローチャートである。 実施形態における放送内容文字情報を説明するための説明図である。 実施形態における受信メール画面を説明するための説明図である。 実施形態のデータ処理装置のハードウェア構成のブロック図である。 実施形態の要約手段による表題の設定手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 緊急情報伝達システム
1 放送装置
2 データ処理装置
3 携帯情報端末
10 緊急放送装置
20 緊急放送情報サーバ
30 携帯電話機
S1 発信地判別手段
S2 文字変換手段
S3 アドレス検索手段
S4 要約手段

Claims (10)

  1. 緊急情報を放送し且つ該放送に対応する音声情報を送信する放送装置と、該放送装置から音声情報を受信するデータ処理装置と、電子メールによる通信手段およびGPSに応答する手段を有する携帯情報端末とを備え、
    前記データ処理装置は、
    受信した音声情報の発信元となる放送装置の位置を判別する手段と、
    前記放送装置の位置を基点とする所定範囲においてGPSに応答した携帯情報端末の電子メールアドレスを取得する手段と、
    前記音声情報を文字情報に変換する手段と、
    前記電子メールアドレスを送信先とした電子メールに前記文字情報を記述して送信する手段と
    前記電子メールに記述すべき前記文字情報を要約する手段とを有し、
    前記要約する手段は、カテゴリごとに規定されているキーワードの出現頻度を前記文字情報から求め、求めた出現頻度が最も高いカテゴリを前記電子メールの表題に設定することを特徴とする緊急情報伝達システム。
  2. 前記放送装置は、GPSに応答する手段を有し、
    前記データ処理装置は、前記放送装置の位置をGPSにより判別することを特徴とする請求項1記載の緊急情報伝達システム。
  3. 前記データ処理装置は、携帯情報端末の電子メールアドレスを取得するとき、当該電子メールアドレスを通信事業者のサーバ装置に要求することを特徴とする請求項1又は2記載の緊急情報伝達システム。
  4. 緊急情報を放送し且つ該放送に対応する音声情報を送信する放送装置から音声情報を受信するデータ処理装置であって、
    受信した音声情報の発信元となる放送装置の位置を判別する手段と、
    前記放送装置の位置を基点とする所定範囲においてGPSに応答した携帯情報端末の電子メールアドレスを取得する手段と、
    前記音声情報を文字情報に変換する手段と、
    前記電子メールアドレスを送信先とした電子メールに前記文字情報を記述して送信する手段と、
    前記電子メールに記述すべき前記文字情報を要約する手段とを備え、
    前記要約する手段は、カテゴリごとに規定されているキーワードの出現頻度を前記文字情報から求め、求めた出現頻度が最も高いカテゴリを前記電子メールの表題に設定することを特徴とするデータ処理装置。
  5. 前記放送装置の位置を判別する手段は、当該位置をGPSにより判別することを特徴とする請求項4記載のデータ処理装置。
  6. 前記携帯情報端末の電子メールアドレスを取得する手段は、当該電子メールアドレスを通信事業者のサーバ装置に要求することを特徴とする請求項4又は5記載のデータ処理装置。
  7. コンピュータを、請求項4乃至6のいずれか1項に記載のデータ処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 緊急情報を放送し且つ該放送に対応する音声情報を送信する放送装置と通信可能に接続されたデータ処理装置が、
    受信した音声情報の発信元となる放送装置の位置を判別し、
    前記判別した位置を基点とする所定範囲においてGPSに応答した携帯情報端末の電子メールアドレスを取得し、
    前記音声情報を文字情報に変換し、
    前記文字情報を要約し、
    前記電子メールアドレスを送信先とした電子メールに前記文字情報を記述し、
    カテゴリごとに規定されているキーワードの出現頻度を前記文字情報から求め、求めた出現頻度が最も高いカテゴリを前記電子メールの表題に設定し、
    前記電子メールを送信することを特徴とする緊急情報伝達方法。
  9. 前記データ処理装置が、前記放送装置の位置をGPSにより判別することを特徴とする請求項8記載の緊急情報伝達方法。
  10. 前記データ処理装置が、携帯情報端末の電子メールアドレスを取得するとき、当該電子メールアドレスを通信事業者のサーバ装置に要求することを特徴とする請求項8又は9記載の緊急情報伝達方法。
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