JP6802978B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents
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Description
そこで、非水電解液二次電池では、電池ケースの内部で発生したガスを電池ケースの外部に排出するためのガス排出弁が蓋体に設けられている。また、非水電解液二次電池では、電池が過充電状態になったときに当該電池の電流通路を遮断する圧力作動型の電流遮断機構(CID:Current Interrupt Device)が備えられている。また、非水電解液に所定の電池電圧を超えた際に分解してガス(例えばCO2ガス)を発生し得るガス発生剤を含むリチウムイオン二次電池がある。ガス発生剤は、電池が過充電状態になったときに分解されて所定の種のガスを発生する。そして、そのガス圧により、電池ケース内の内圧が上昇し、その圧力上昇を検知した電流遮断機構が作動するように構成されている。
開口部を有する電池ケース本体と、該開口部を塞ぐ蓋体と、該蓋体の外面側に設けられた外部接続用の接続端子とを備える電池ケースと、
前記電池ケースの内部に収容される電極体と、
一端が前記電池ケースの内部において前記電極体と電気的に接続されており、他端が前記蓋体に設けられた貫通孔を介して前記接続端子と電気的に接続される集電端子と、
前記蓋体と前記集電端子との間を封止する合成樹脂製のガスケットと、
を備える非水電解液二次電池を提供する。
そして、ここで開示される非水電解液二次電池では、前記ガスケットは、前記電池ケースの内部において露出する面に凹凸部を有することを特徴とする。
しかし、ここで開示される非水電解液二次電池では、ガスケットのうち、電池ケースの内部において当該内部空間に露出する面(即ち、電池ケース内で発生したガスが直接接触し得るケース内側の露出表面)に凹凸部を有する。このため、ガスケットにおける電池ケースの内部に露出する面積を増加させることができるので、その分、ガスケットに対する二酸化炭素ガス等のガスの透過量を増加させることができる。
したがって、ここで開示される非水電解液二次電池によれば、電池ケースの内圧上昇による電流遮断機構およびガス排出弁の誤作動を防止することができる。
したがって、ガスケットにおける電池ケースの内部に露出する面積を増加させても、非水電解液の電池ケース外部への漏れを阻むことができる。
さらに、電池外部からガスケットを透過して電池内部に浸入する水分量を考えた場合、ガスケットのうち電池外部に露出している部分への溶解が律速過程になっている。
したがって、ガスケットにおける電池ケースの内部に露出する面積を増加させても、電池外部から電池内部に浸入する水分量の増加を抑制することができる。
即ち、ここで開示される非水電解液二次電池によれば、電池ケース外部から内部への水分の浸入および電池ケース内部から外部への非水電解液の漏れをともに抑制することができる。
以下、扁平角型のリチウムイオン二次電池を例にして、本発明について詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、本発明をかかる実施形態に記載されたものに限定することを意図したものではない。
本実施形態に係るリチウムイオン二次電池10は、電池ケース20に、所定の電池構成材料を具備する捲回電極体30が適当な非水電解液とともに収容された構成を有する。本実施形態では、リチウムイオン二次電池10は角型電池であるが、電池の形状は角型に限定されず、円柱形状等であってもよい。
セパレータシート36としては、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂からなる多孔質シート、不織布等を用いることができる。
以下、本実施形態に係る端子構造を主として正極側で詳細に説明し、ほぼ同形状の端子構造を備える負極側については、説明を簡略化ないしは省略することとする。
ガスケット50は、略円板形状に形成されており、その中心には正極集電端子40の突出部426(図2)を挿通するための貫通孔55が形成されている。また、ガスケット50のうち、電池ケース20の内部において露出する面(外周面)51には、貫通孔55に向けて凹み形成された凹部53が周方向に沿って複数形成されており、各凹部53の間には凸部54がそれぞれ形成されている。各凹部53は、外周面51を略直方体形状に切り欠いた形状にそれぞれ形成されており、底壁53aと、この底壁53aの両端と外周面51との間にそれぞれ形成された側壁53b,53cとをそれぞれ有する。さらに、ガスケット50の上面(および下面)には、蓋体22の内面に沿って接触し得るフラットなシール面部52が形成されている。
図4(a)は図1に示すリチウムイオン二次電池の正極側の絶縁構造を模式的に示す断面図であり、電池ケース20の幅広面と直交する方向に切断したときの断面図であって、端子引出孔242の軸(端子引出孔242の中心を通り、貫通孔の径方向に垂直な軸)を含む断面図である。図4(b)は(a)に示す断面図から電池ケース本体21を除いた状態の断面図である。
図3において、符号L1は、ガスケット50の中心から凸部54までの長さ、即ちガスケット50の最大径を示し、符号L2は、ガスケット50の中心から凹部53の底壁53aまでの長さ、即ちガスケット50の最小径を示し、符号tは、ガスケット50の厚さを示す。本試験例では、最大径L1が5.0mmで厚さtが0.6mmのガスケット50をベースにした。そして、最大径L1および厚さtを一定にし、最小径L2を変えることにより、ガスケット50の外周面51の露出面積を変えた。最小径L2が短くなると、各凹部53の深さがそれぞれ深くなり、各凹部53の側壁53b,53cの面積がそれぞれ増加するため、外周面51の露出面積が増加する。
即ち、本試験例により、ガスケット50の外周面51の電池内部における露出面積を増加することにより、電池内部に発生した二酸化炭素ガス等のガスが電池外部へ透過する透過量を増加させることができ、かつ、電池外部から電池内部に浸入する水分の透過量の増加を抑制できることが示された。
電池内部で発生した二酸化炭素ガスの分子は小さいため、ガスケット50を形成する合成樹脂の高分子鎖間隙を通過し易い。即ち、二酸化炭素ガス等のガスはガスケット50に溶解する速度よりもガスケット50内の拡散速度が速い。換言すると、二酸化炭素ガス等のガスがガスケット50を透過する速度を考えた場合、ガスがガスケット50に溶解する速度が律速過程になっていると考えられる。このため、ガスケット50の外周面51の電池内部における露出面積を増加することにより、ガスケット50に対する二酸化炭素ガス等のガスの透過量が増加したと判断した。
また、電池外部からガスケット50を透過して電池内部に浸入する水分量を考えた場合、ガスケット50のうち電池外部に露出している外周面51への溶解が律速過程になっていると考えられる。このため、ガスケット50の外周面51の電池内部への露出面積を増加させても電池外部から電池内部に浸入する水分量の増加を抑制することができる。
さらに、ガスケット50の外周面51の電池内部への露出面積が増加すると、ガスケット50に対する非水電解液の溶解量も増加するが、非水電解液を構成する成分(非水系溶媒)の分子は大きいため、ガスケット50を形成する合成樹脂の高分子鎖間隙を通過し難い。即ち、非水電解液がガスケットを透過する速度を考えた場合、非水電解液のガスケット50内における拡散速度が拡散律速になっていると考えられる。このため、ガスケット50の外周面51の電池内部への露出面積を増加させても非水電解液の電池ケース外部への漏れを抑止することができる。
本試験例でも明らかなように、上述した実施形態のガスケット50を備えたリチウムイオン二次電池10によれば、電池ケース20の外部から電池ケース20の内部に浸入する水分量および非水電解液の漏れ抑制することと、電池ケース20の内圧上昇による電流遮断機構およびガス排出弁(ガス排出弁)の誤作動防止とを両立することができる。
20 電池ケース
21 電池ケース本体
22 蓋体
30 捲回電極体
32 正極シート
34 負極シート
36 セパレータシート
40 正極集電端子
50 ガスケット
51 外周面
52 シール面部
53 凹部
53a 底壁
53b,53c 側壁
54 凸部
55 貫通孔
60 インシュレータ
80 負極集電端子
242 端子引出孔
420 正極内部端子
426 突出部
460 正極外部端子
670 端子ボルト(接続端子)
820 負極内部端子
860 負極外部端子
Claims (1)
- 開口部を有する電池ケース本体と、該開口部を塞ぐ蓋体と、該蓋体の外面側に設けられた外部接続用の接続端子とを備える電池ケースと、
前記電池ケースの内部に収容される電極体と、
一端が前記電池ケースの内部において前記電極体と電気的に接続されており、他端が前記蓋体に設けられた端子引出孔を介して前記接続端子と電気的に接続される集電端子と、
前記蓋体と前記集電端子との間を封止する合成樹脂製のガスケットと、
を備える非水電解液二次電池であって、
前記ガスケットは外周面を備えるプレート状に形成されており、かつ、前記集電端子を挿通するための貫通孔が形成されており、該外周面には、該貫通孔に向けて凹み形成された凹部を伴う凹凸部を有することを特徴とする非水電解液二次電池。
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