JP6802683B2 - 放射線撮像システム、撮像装置、制御装置、および制御方法 - Google Patents

放射線撮像システム、撮像装置、制御装置、および制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、放射線撮像システム、撮像装置、制御装置、および制御方法に関するものである。
近年、照射された放射線に基づくデジタル放射線画像を生成する放射線撮像装置の普及により、放射線撮像システムのデジタル化が進んでいる。放射線撮像システムのデジタル化により、放射線撮像直後の画像確認が可能となり、これまでのフィルムやCR装置を使用した撮像方法に比べてワークフローが大幅に改善され、早いサイクルで放射線撮像が行えるようになった。
このような放射線撮像システムでは、放射線撮像装置と、放射線撮像装置から放射線画像を受信して利用する撮像制御装置とを有し、放射線撮像装置で取得された放射線画像は、画像データとして外部の撮像制御装置へ送信される。ユーザが複数の放射線撮像装置から一つの放射線撮像装置を選択して放射線撮像を実行するような使用形態では、どの放射線撮像装置から画像データを取得すればよいかを撮像制御装置に通知しておくことが必要である。そして、撮像制御装置は、通知された放射線撮像装置との通信により、画像データを取得する。
特許文献1に記載の放射線撮像システムでは、複数の放射線撮像装置を撮像可能とし、撮像制御装置が複数の放射線撮像装置のすべてから放射線画像を取得し、有意な放射線画像を選択して用いる。
特許第5577114号
しかしながら、特許文献1に記載の放射線撮像システムでは、撮像制御装置が放射線撮像を実行した複数の放射線撮像装置すべてから放射線画像を受信する。そのため、次の放射線撮像に移るまでに時間がかかり、早いサイクルでの撮像が行えなくなる。
本発明は、早いサイクルで放射線撮像が行えるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による放射線撮像システムは以下の構成を備える。すなわち、
放射線発生装置から照射された放射線に基づき画像を生成する複数の撮像装置と、
前記複数の撮像装置と通信する制御装置と、を備える放射線撮像システムであって、
前記複数の撮像装置のそれぞれは、
放射線の照射時の第1の撮像動作により得られた画像に基づいて、前記画像よりもデータサイズが小さい撮像情報を生成する生成手段と、
放射線の非照射時の第2の撮像動作により暗画像を取得し、前記画像を前記暗画像で補正して補正後画像を生成する補正手段と、を備え、
前記制御装置は、
前記複数の撮像装置のそれぞれから前記撮像情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段で取得した前記撮像情報に基づいて前記複数の撮像装置から1つの撮像装置を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された撮像装置から前記補正後画像を取得する画像取得手段と、を備える。
本発明によれば、早いサイクルで放射線撮像を行うことができる。
第1実施形態に係る放射線撮像システムの構成例を示すブロック図。 第1実施形態の放射線撮像システムのハードウエア構成例を示すブロック図。 第1実施形態に係る放射線撮像の動作例を示すフローチャート。 第1実施形態に係る放射線画像取得の動作例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る放射線撮像システムの構成例を示す図。 第2実施形態に係る放射線撮像の動作例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る放射線画像取得・特性補正の動作例を示すフローチャート。 撮像動作と撮像情報の生成、放射線撮像装置の選択のタイミングの一例を示すタイミングチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決部に必須のものとは限らない。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態における放射線撮像システムの構成例を示す図である。放射線撮像システムは、放射線発生装置104から照射された放射線に基づき画像を生成する複数の撮像装置と、これら複数の撮像装置と通信する制御装置とを備える。本実施形態の放射線撮像システムは、複数の撮像装置として第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103を有し、制御装置として撮像制御装置101を備える。撮像制御装置101は、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103と通信し、放射線撮像を制御する。また、撮像制御装置101は、放射線発生装置104と通信し、放射線発生装置104から放射線を照射した際の情報を取得する。なお、放射線撮像装置の台数は2台に限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。本実施形態では例として2台の放射線撮像装置の場合について説明する。
第一の放射線撮像装置102、第二の放射線撮像装置103は、撮像制御装置101からの指示により撮像可能状態へと遷移し、放射線発生装置104と同期を取りながら放射線撮像を実施する。第一の放射線撮像装置102において、撮像実行部1021は、放射線の照射時における第1の撮像動作を実行して放射線画像を取得する。また、撮像実行部1021は、放射線の非照射時における第2の撮像動作を実行して暗画像(暗時出力)を得る。生成部1022は、第1の撮像動作により得られた放射線画像に基づいて、放射線画像よりもデータサイズが小さい撮像情報を生成する。本実施形態では、撮像情報として、放射線画像の画素値の平均値が用いられる。補正部1023は、第2の撮像動作により暗画像を取得し、第1の撮像動作で取得された放射線画像を暗画像で補正して補正後画像を生成する。第2の撮像動作は例えば第1の撮像動作に続いて実行される。送信部1024は、生成部1022で生成された撮像情報を外部装置(本実施形態では撮像制御装置101)へ送信する。また、送信部1024は、外部装置(撮像制御装置101)からの要求に応じて、補正部1023が生成した補正後画像を外部装置へ送信する。第二の放射線撮像装置103も同様の機能構成を有する。
撮像制御装置101において、制御部1011は情報取得部1012、選択部1013、画像取得部1014、状態管理部1015を制御する。情報取得部1012は、複数の撮像装置(第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103)のそれぞれから撮像情報を取得したり、放射線発生装置104から放射線を照射した際の情報を取得したりする。選択部1013は、情報取得部1012が取得した撮像情報に基づいて、複数の撮像装置(第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103)から1つの放射線撮像装置を選択する。画像取得部1014は、選択部1013が選択した放射線撮像装置から補正後画像を取得する。状態管理部1015は、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103と通信し、それぞれの状態を管理し、制御する。
放射線発生装置104は、曝射スイッチ1041のオンに応じて、照射開始通知を使用可能なすべての放射線撮像装置(図1では第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103)に送信する。照射開始通知を受けた放射線撮像装置は、撮像動作(電荷の蓄積)を開始し、照射許可通知を放射線発生装置104に送信する。放射線発生装置104は、すべての放射線撮像装置からの照射許可通知を受けて放射線照射を実施する。この動作により、放射線発生装置104と放射線撮像装置102,103との同期が実現される。
図2は、第1実施形態による放射線撮像システムのハードウエア構成例を示すブロック図である。撮像制御装置101において、CPU11はROM12、RAM13に格納されているプログラムを実行することにより撮像制御装置101の図1に示した各機能部を実現する。ROM12は読み出し専用メモリであり、RAM13はランダムアクセスメモリである。二次記憶装置14は、たとえばハードディスクで構成され、放射線撮像装置102,103から受信した放射線画像などを格納する。また、二次記憶装置14に格納されているプログラムが必要に応じてRAM13へロードされ、CPU11により実行される。入力装置15は、ポインティングデバイスやキーボードを含み、ユーザの操作を受け付ける。表示装置16は、たとえば液晶表示装置であり、放射線画像などを表示する。インターフェース部17は撮像制御装置101をネットワーク120に接続する。以上の各構成は、バス18により相互に通信可能に接続されている。
ネットワーク120は撮像制御装置101、第一の放射線撮像装置102、第二の放射線撮像装置103、放射線発生装置104を通信可能に接続する。ネットワーク120は有線ネットワークでも無線ネットワークでもよい。また、上述した放射線発生装置104と放射線撮像装置102,103との同期をとるための通信には、ネットワーク120が用いられてもよいし、専用の有線/無線接続が用いられてもよい。
第一の放射線撮像装置102は、放射線検出パネル51およびコントローラ52を有する。放射線検出パネル51は、たとえばFPD(Flat Panel Detector)で構成され、放射線量に応じた電気信号を発生することにより放射線画像を生成する。コントローラ52はたとえばCPUやメモリを有し、放射線検出パネル51による撮像の制御、取得された画像の処理などを行う。たとえば、コントローラ52は、上述した撮像実行部1021、生成部1022、補正部1023および送信部1024を実現する。第二の放射線撮像装置103の構成も同様である。
図3は、第1実施形態に係る、撮像制御装置101と第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103による、放射線撮像の準備から放射線撮像を実施するまでの動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS101で、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103は待機状態となる。待機状態において、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103は、撮像制御装置101との通信(本実施形態ではネットワーク120を介した通信)を確立する。ステップS102で、撮像制御装置101(状態管理部1015)は使用可能なすべての放射線撮像装置へ撮像可能状態へと遷移するための遷移指示を送信する。本実施形態では第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103が使用可能な放射線撮像装置である。
ステップS103で、遷移指示を受け付けた第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103はそれぞれ撮像可能状態へと遷移し、撮像可能状態へ遷移したことを撮像制御装置101に通知する。ステップS104で、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103の撮像実行部1021は放射線発生装置104と同期をとり、放射線撮像を実施する。
ステップS105で、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103の生成部1022は、放射線撮像により得られた放射線画像の画素値に基づいて算出された統計情報を撮像情報として算出する。本実施形態では、統計情報として放射線画像における画素値の平均値(以下、画素平均値)が用いられる。ステップS106において、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103は、撮像が終了したことを撮像制御装置101に通知する。
なお、本実施形態では、統計情報として画素平均値を用いているが、これに限定されるものではない。たとえば、画素値の最大値、中央値、分散値などの統計情報でもよい。あるいは隣接する画素同士の画素値の差分の最大値や、画素値の最大値と最小値の幅などの統計情報でもよい。なお、画素値は、輝度、濃度であってもよい。また、算出する統計情報が2つ以上であってもよい。
また、統計情報を算出する範囲は、放射線画像の全体でなくてもよい。すなわち、撮像情報としての統計情報は、放射線画像に基づいて生成された、放射線画像よりもデータサイズが小さい画像(画素群)の画素値を用いて算出されてもよい。たとえば、放射線画像から検出された関心領域や照射野の画素を統計情報の対象としてもよいし、放射線画像から派生した間引き画像や縮小画像の画素を統計情報の対象としてもよい。或いは、放射線画像における予め定められた1つ以上の座標の画素を統計情報の対象としてもよい。なお、縮小画像は、たとえば複数の画素の画素値から1つの画素の画素値を算出(たとえば、近傍画素の平均値)することにより生成される。また、関心領域は放射線画像の解析により周知の方法で検出される。更に、照射野は、放射線画像の解析により検出されてもよいし、撮像制御装置101から取得した放射線発生装置104の照射条件に関する情報(コリメータに関する情報など)に基づいて決定されてもよい。
また、上記では、生成部1022が撮像情報として統計情報を生成したが、これに限られるものではない。たとえば、生成部1022が、放射線画像に基づいて、放射線画像よりもデータサイズが小さい画像を生成し、情報取得部1012がこれを撮像情報として取得するようにしてもよい。選択部1013は、取得した撮像情報(データサイズが小さい画像)から所定の統計情報(たとえば画素平均値)を生成し、生成した統計情報に基づいて1つの放射線撮像装置を選択する。この場合も、撮像情報として提供される画像として、上述したような間引き画像、縮小画像、関心領域、照射野、予め定められた座標の画素などを用いることができる。
図4は、第1実施形態に係る、撮像制御装置101と第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103による、放射線撮像の実施後から放射線画像を取得するまでの動作例を示すフローチャートである。
ステップS201で、撮像制御装置101(情報取得部1012)は第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103のそれぞれから、ステップS105で算出された画素平均値を送信部1024を介して取得する。ステップS202で、選択部1013は、ステップS201で取得した画素平均値を比較し、最も大きい画素平均値を提供した放射線撮像装置を選択する。なお、本実施形態では最も大きい画素平均値を提供した放射線撮像装置が選択されるが、これに限定されるものではない。たとえば、予め設定した閾値に最も近い統計情報を提供した放射線撮像装置を選択するようにしてもよいし、複数の統計情報を比較して選択してもよい。また、比較した結果が同等で1つの放射線撮像装置を選択することができない場合、放射線撮像を実施したことを先に通知してきた放射線撮像装置を選択するようにしてもよい。
ステップS204で第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103の補正部1023は、放射線照射の無い状態で、ステップS104の放射線撮像と同じ撮像条件での撮像を実行し、暗画像を取得する。そして、補正部1023は、ステップS104で取得された放射線画像からステップS204で取得された暗画像を差し引くことで、補正後の放射線画像を得る。ステップS205で第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103は、上記補正が終了したことを撮像制御装置101に通知する。
ステップS205における補正の終了の通知を受け付けた撮像制御装置101(画像取得部1014)は、ステップS203において、ステップS202で選択された放射線撮像装置(ここでは第一の放射線撮像装置102とする)から放射線画像を取得する。
なお、図3、図4のフローチャートでは、放射線撮像装置における暗画像の取得と補正(S204)の処理と、撮像制御装置101における放射線撮像装置の選択(S202)の処理が並列に実行されているが、これに限られるものではない。たとえば、放射線撮像装置において、放射線画像の取得後の撮像情報の生成と通知の処理(S105、S106)と、暗画像の取得から補正後画像の生成と通知の処理(S204、S205)との少なくとも一部を並列的に実行できる。したがって、生成部1022による撮像情報の生成の開始から選択部1013が放射線撮像装置を選択するまでの第1の期間と、補正部1023が暗画像を取得して補正後画像を生成する第2の期間の少なくとも一部を重複させることができる。結果、撮影サイクルの短縮を図ることができる。
この様子を図8に示す。放射線撮像装置において、撮像実行部1021は、放射線発生装置104による放射線の照射と同期して第1の撮像動作(放射線検出パネル51における蓄積動作801および読出し動作802)を実行する(S105)。また、撮像実行部1021は、第1の撮像動作に続いて暗画像を得るための第2の撮像動作(放射線の非照射下での放射線検出パネル51における蓄積動作803および読出し動作804)を実行する(S204)。補正部1023は、第2の撮像動作により得られた暗画像を用いて第1の撮像動作により得られた放射線画像を補正し(補正処理806)、補正後画像を得る。撮像実行部1021による第2の撮像動作と補正処理806の期間が上述の第2の期間(S204、S205)に相当する。また、第2の撮像動作および補正処理806とは独立に、生成部1022が放射線画像からの撮像情報生成805を行い、送信部1024が撮像制御装置101へ撮像情報を送信する。撮像制御装置101において、情報取得部1012は第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103から撮像情報を順次に取得し(821,822)、選択部1013は、取得された撮像情報に基づいて放射線撮像装置を選択する(823)。生成部1022による撮像情報の生成の開始から選択部1013が放射線撮像装置を選択するまでの期間が上述の第1の期間(S105、S106、S201、S202)に相当する。
以上のように、第1実施形態によれば、情報取得部1012と選択部1013が複数の放射線撮像装置から撮像情報を取得して放射線撮像装置を選択する期間と、補正部1023が暗画像を取得して補正後画像を生成する期間との一部が重複する。このように、放射線撮像装置を選択するための処理(撮像情報の生成と選択)を、暗画像の取得と補正の処理と並行して実行させることで、放射線撮像システムの撮像サイクルを短縮させることができる。
なお、放射線撮像装置の数が多い場合等は、S205の補正終了通知よりもS202の放射線撮像装置の選択の方が遅くなる可能性もある。しかしながら、ステップS205の補正終了の通知を待って、撮像情報(画素平均値)の収集と放射線撮像装置の選択(ステップS201、S202)を開始するよりも撮像サイクルを短縮できることは明らかである。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態における放射線撮像システムの構成例を示すブロック図である。第1実施形態の構成(図1)と同様の構成には同一の参照番号を付してある。また、第2実施形態による放射線撮像システムのハードウエア構成は第1実施形態(図2)と同様である。第2実施形態の撮像制御装置101は、複数の放射線撮像装置のそれぞれに対応した特性補正情報を用いて、放射線画像を補正する特性補正部1016と、高速なアクセスが可能なメモリ部1017と、データを不揮発に保持するストレージ部1018を有する。なお、メモリ部1017はたとえばRAM13を用いて構成され、ストレージ部1018は二次記憶装置14を用いて構成される。ストレージ部1018は、複数の放射線撮像装置の各々についての特性補正情報を格納する。
特性補正部1016は、HDDに代表される不揮発に記録可能なストレージ部1018から高速にアクセス可能なメモリ部1017に特性補正のための情報を展開することで高速に特性補正が可能となる。なお、特性補正部1016で補正する特性とは、たとえば放射線検出パネル51におけるゲインのばらつきや画素欠陥などの、放射線撮像装置の特性である。ゲイン補正では、放射線検出パネル51の光電変換素子に基準光が入射された状態で撮像した画像をゲイン補正用の画像として用いてゲインのばらつきが補正される。ゲイン補正の場合、特性補正部1016は、事前に撮像しておいたゲイン補正用の画像をストレージ部1018から取得してメモリ部1017に展開して用いる。また、例えば、欠陥補正の場合は、特性補正部1016は、事前に撮像しておいた欠陥補正用の欠陥情報をストレージ部1018から取得しメモリ部1017に展開して用いる。
図6は、第2実施形態に係る、撮像制御装置101と第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103による、放射線撮像の準備から放射線撮像を実施するまでの動作例を示すフローチャートである。
ステップS101で、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103は待機状態となる。待機状態において、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103は撮像制御装置101との通信を確立する。ステップS501で、特性補正部1016は、使用可能なすべての放射線撮像装置の特性補正情報(ゲイン補正用の画像、欠陥情報)をストレージ部1018からメモリ部1017へ展開する。すなわち、複数の放射線撮像装置の撮像動作に先立って、ストレージ部1018よりも高速にアクセスが可能なメモリ部1017へ、ストレージ部1018に格納されている複数の放射線撮像装置の特性補正情報を保持させる。本実施形態では、第一の放射線撮像装置102および第二の放射線撮像装置103に対応する特性補正情報がメモリ部1017へ展開される。ステップS102以降の処理は、第1実施形態(図3)と同様である。
図7は、第2実施形態に係る、撮像制御装置101と第一の放射線撮像装置102と第二の放射線撮像装置103による、放射線撮像を実施した後から放射線画像を取得し特性を補正するまでの動作例を示すフローチャートである。ステップS201〜S205の処理は、第1実施形態(図4)と同様である。
ステップS203の後、特性補正部1016は、選択部1013により選択された放射線撮像装置の特性補正情報をメモリ部1017から読み出して、画像取得部1014により取得された画像を補正する。すなわち、ステップS601において、特性補正部1016は、ステップS501でメモリ部1017に展開しておいた特性補正情報から、ステップS202で選択した放射線撮像装置(本例では第一の放射線撮像装置)の特性補正情報を取得する。そして、特性補正部1016は、取得した特性補正情報を用いて、ステップS203で取得された放射線画像を補正する。
仮に、ステップS501で全ての放射線撮像装置の特性補正情報をストレージ部1018からメモリ部1017へ展開していない場合を想定する。この場合、ステップS601の実行前に、ステップS202で選択した放射線撮像装置の特性補正情報をストレージ部1018からメモリ部1017へ展開するステップが必要となり、放射線撮像サイクルが長くなる。
以上のように、第2実施形態によれば、撮像制御装置101で放射線撮像装置の特性補正を実施する場合に、撮像前に全ての放射線撮像装置の特性補正情報を高速にアクセス可能なメモリへ展開される。そのため、画像取得後の特性補正処理を高速に実行することができ、放射線撮像のサイクルを短縮することができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:撮像制御装置、102:第一の放射線撮像装置、103:第二の放射線撮像装置、104:放射線発生装置、1011:制御部、1012:情報取得部、1013:選択部、1014:画像取得部、1015:状態管理部、1016:特性補正部、1017:メモリ部、1018:ストレージ部

Claims (13)

  1. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき画像を生成する複数の撮像装置と、
    前記複数の撮像装置と通信する制御装置と、を備える放射線撮像システムであって、
    前記複数の撮像装置のそれぞれは、
    放射線の照射時の第1の撮像動作により得られた画像に基づいて、前記画像よりもデータサイズが小さい撮像情報を生成する生成手段と、
    放射線の非照射時の第2の撮像動作により暗画像を取得し、前記画像を前記暗画像で補正して補正後画像を生成する補正手段と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記複数の撮像装置のそれぞれから前記撮像情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段で取得した前記撮像情報に基づいて前記複数の撮像装置から1つの撮像装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択された撮像装置から前記補正後画像を取得する画像取得手段と、を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
  2. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき画像を生成する複数の撮像装置と、前記複数の撮像装置と通信する制御装置と、を備える放射線撮像システムであって、
    前記複数の撮像装置の放射線の照射時の第1の撮像動作により得られた画像に基づき生成された、前記画像よりもデータサイズが小さい撮像情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段で取得した前記撮像情報に基づいて前記複数の撮像装置から1つの撮像装置を選択する選択手段と、
    放射線の非照射時の第2の撮像動作により暗画像を取得し、前記画像を前記暗画像で補正して補正後画像を生成する補正手段と、
    前記選択手段で選択された撮像装置から前記補正後画像を取得する画像取得手段と、を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
  3. 前記撮像情報の生成の開始から前記選択手段が撮像装置を選択するまでの第1の期間と、前記補正手段が前記暗画像を取得して補正後画像を生成する第2の期間との少なくとも一部が重複することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮像システム。
  4. 前記撮像情報は、前記画像の画素値に基づいて算出された統計情報であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  5. 前記撮像情報は、前記画像に基づいて生成された、前記画像よりもデータサイズが小さい画像の画素値を用いて算出された統計情報であることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像システム。
  6. 前記撮像情報は、前記画像に基づいて生成された、前記画像よりもデータサイズが小さい画像であり、
    前記選択手段は、前記データサイズが小さい画像の画素値から所定の統計情報を生成し、生成した統計情報に基づいて前記1つの撮像装置を選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  7. 前記データサイズが小さい画像とは、前記画像の間引き画像、縮小画像、予め定められた座標の画素、関心領域、照射野の何れかであることを特徴とする請求項5または6に記載の放射線撮像システム。
  8. 前記統計情報は、画素値の平均値、画素値の最大値、画素値の中央値、画素値の分散値、隣接する画素同士の画素値の差分の最大値、画素値の最大値と最小値の幅の何れかであることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  9. 前記複数の撮像装置の各々についての特性補正情報を格納する格納手段と、
    前記複数の撮像装置の撮像動作に先立って、前記格納手段よりも高速にアクセスが可能なメモリへ、前記格納手段に格納されている前記複数の撮像装置の特性補正情報を保持させる保持手段と、
    前記選択手段により選択された撮像装置の特性補正情報を前記メモリから読み出して、前記画像取得手段により取得された画像を補正する補正手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  10. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき画像を生成する複数の撮像装置と通信する制御装置であって、
    前記複数の撮像装置のそれぞれから、撮像動作により得られた画像に基づいて生成された、前記画像よりもデータサイズが小さい撮像情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段で取得した前記撮像情報に基づいて前記複数の撮像装置から1つの撮像装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択された撮像装置から、前記通信を介して、画像を暗画像で補正して得られた補正後画像を取得する画像取得手段と、を備えることを特徴とする制御装置。
  11. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき画像を生成する複数の撮像装置と、
    前記複数の撮像装置と通信する制御装置と、を備える放射線撮像システムの制御方法であって、
    前記複数の撮像装置のそれぞれが、放射線の照射時の第1の撮像動作により得られた画像に基づいて、前記画像よりもデータサイズが小さい撮像情報を生成する生成工程と、
    前記複数の撮像装置のそれぞれが、放射線の非照射時の第2の撮像動作により暗画像を取得し、前記画像を前記暗画像で補正して補正後画像を生成する補正工程と、
    前記制御装置が前記複数の撮像装置のそれぞれから前記撮像情報を取得する情報取得工程と、
    前記制御装置が、前記情報取得工程で取得した前記撮像情報に基づいて前記複数の撮像装置から1つの撮像装置を選択する選択工程と、
    前記制御装置が、前記選択工程で選択された撮像装置から前記補正後画像を取得する画像取得工程と、を有することを特徴とする放射線撮像システムの制御方法。
  12. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき画像を生成する複数の撮像装置と、前記複数の撮像装置と通信する制御装置と、を備える放射線撮像システムの制御方法であって、
    前記複数の撮像装置の放射線の照射時の第1の撮像動作により得られた画像に基づき生成された、前記画像よりもデータサイズが小さい撮像情報を取得する情報取得工程と、
    前記情報取得工程で取得した前記撮像情報に基づいて前記複数の撮像装置から1つの撮像装置を選択する選択工程と、
    放射線の非照射時の第2の撮像動作により暗画像を取得し、前記画像を前記暗画像で補正して補正後画像を生成する補正工程と、
    前記選択工程で選択された撮像装置から前記補正後画像を取得する画像取得工程と、を有することを特徴とする放射線撮像システムの制御方法。
  13. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき画像を生成する複数の撮像装置と通信する制御装置の制御方法であって、
    前記複数の撮像装置のそれぞれから、撮像動作により得られた画像に基づいて生成された、前記画像よりもデータサイズが小さい撮像情報を取得する情報取得工程と、
    前記情報取得工程で取得した前記撮像情報に基づいて前記複数の撮像装置から1つの撮像装置を選択する選択工程と、
    前記選択工程で選択された撮像装置から、前記通信を介して、画像を暗画像で補正して得られた補正後画像を取得する画像取得工程と、を備えることを特徴とする制御装置の制御方法。
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