JP6801050B2 - 群管理制御装置および群管理制御システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、群管理制御装置および群管理制御システムに関する。
近年、乗場にて直接行先階を指定(登録)可能な乗場行先階登録装置(HDC: Hall Destination Controller)を備えたエレベータシステムが実用化されている。このようなエレベータシステムを「行先階制御システム(DCS: Destination Control System)」と呼ぶ。
行先階制御システムにおいては、行先階が利用者によって登録されると、複数台の乗りかごの中から最良の乗りかごを選定して当該乗りかごを乗場に応答させると共に、利用者に対してどの乗りかごに乗車すれば良いかを早急に通知する必要がある。
しかしながら、複数台の乗りかごの中から最良の乗りかごを選定するにあたっては、複数台の乗りかごの運転状況に基づいて乗りかご毎の評価値を算出する必要があるため、最良の乗りかごを選定するまでに時間がかかってしまうことがある。乗りかごの選定に時間がかかってしまうと、上記した利用者に対する通知も遅くなる可能性がある。
この場合、利用者は、どの乗りかごに乗車すれば良いかが通知されるまで、乗場行先階登録装置の前で待つ必要があり、これは利用者にとって不便であり、あまり好ましいことではない。
特開2016−56001号公報 特開2017−214170号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、乗場行先階登録装置の利用者に対して、どの乗りかごに乗車すれば良いかを早急に通知可能な群管理制御装置および群管理制御システムを提供することである。
一実施形態によれば、群管理制御装置は、複数台の乗りかごの運転を制御する。前記群管理制御装置は、第1受信手段、割当制御手段および送信手段を具備する。前記第1受信手段は、乗場に設置された乗場行先階登録装置を介して利用者により登録された行先階ホール呼びを受信し、ホール呼び記憶部に登録する。前記割当制御手段は、前記登録された行先階ホール呼びを前記複数台の乗りかごのいずれかに割り当てるための割当処理を実行し、当該行先階ホール呼びの割当かごを選定する。前記送信手段は、前記選定された割当かごを前記利用者に通知するための割当号機情報を前記乗場行先階登録装置に送信する。前記割当制御手段は、前記割当処理開始時からの経過時間を計測し、前記乗りかご毎の評価値を算出する前に、前記計測された経過時間を確認し、前記計測された経過時間に応じて、前記乗りかご毎の評価値の算出に時間がかかる詳細割当評価と、前記詳細割当評価に比べて前記乗りかご毎の評価値の算出に時間がかからない簡易割当評価とを切り替え、前記計測された経過時間が第1時間を超えている場合には前記簡易割当評価により前記乗りかご毎の評価値を算出し、前記計測された経過時間が前記第1時間を超えていない場合には前記詳細割当評価により前記乗りかご毎の評価値を算出し、前記詳細割当評価により1台の乗りかごの評価値を算出する度に、前記計測された経過時間を確認し、前記計測された経過時間が第2時間を超えている場合には前記詳細割当評価により既に算出された乗りかごの評価値を破棄して、前記割当評価方法を前記簡易割当評価に切り替え、前記算出された乗りかご毎の評価値に基づいて、前記行先階ホール呼びの割当かごを選定する。
図1は実施形態に係るエレベータの群管理制御システムの概略構成例を示すブロック図である。 図2は乗場行先階登録装置に設けられる操作パネルの一例を示す図である。 図3は乗場行先階登録装置に設けられる表示ディスプレイの表示例を示す図である。 図4はホール呼び記憶部の構成例を示す図である。 図5は割当処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は割当処理の手順の別の例を示すフローチャートである。 図7は変形例に係る割当処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係るエレベータの群管理制御システムの概略構成例を示すブロック図である。群管理制御システムにおいては、複数台の乗りかご10の運転動作が統括的に制御される。以下の説明においては、複数台の乗りかご10の1つ1つを「号機」と称する場合もある。
図1に示すように、群管理制御システムは、複数台の乗りかご10と、複数台の乗りかご10にそれぞれ対応した号機制御装置11と、上下ホール呼びボタン20と、乗場行先階登録装置30と、群管理制御装置40と、を備える。
各号機10にそれぞれ対応する号機制御装置11は、群管理制御装置40からの指示にしたがって、対応する号機10の運転動作を制御する。具体的には、号機制御装置11は、対応する号機10を昇降動作させるための図示しないモータ(巻上機)の駆動制御やドアの開閉制御等を行う。
上下ホール呼びボタン20は、利用者の操作に応じて、上下ホール呼びを群管理制御装置40に送信する。具体的には、上下ホール呼びボタン20は、利用者の操作に応じて、当該上下ホール呼びボタン20が利用者によって操作された階床(上下ホール呼びの登録階)と、当該利用者の行先方向とが対応づけられた上下ホール呼びを生成し、これを群管理制御装置40に送信する。
乗場行先階登録装置30は、図1に示すように、行先階ホール呼び受付部31、行先階ホール呼び送信部32、割当号機情報受信部33および割当号機情報表示部34、等を備える。
行先階ホール呼び受付部31は、例えば図2に示すようなキー入力方式の操作パネルである。行先階ホール呼び受付部31は、図2に示すように、複数の数字キー31a(テンキー)および登録キー31bを有している。利用者は、数字キー31aおよび登録キー31bを操作して、自身が行きたい階(行先階)を登録する。行先階ホール呼び受付部31は、利用者の操作に応じて行先階の登録を受け付けると、当該行先階と、当該行先階の登録操作が行われた階床(行先階ホール呼びの登録階)とが対応づけられた行先階ホール呼びを生成し、これを行先階ホール呼び送信部32に出力する。
行先階ホール呼び送信部32は、群管理制御装置40と通信するための通信モジュールであり、行先階ホール呼び受付部31から出力された行先階ホール呼びの入力を受け付けると、当該行先階ホール呼びを群管理制御装置40に送信する。
割当号機情報受信部33は、群管理制御装置40と通信するための通信モジュールであり、詳細については後述するが、群管理制御装置40から送信された割当号機情報を受信すると、当該割当号機情報を割当号機情報表示部34に出力する。
割当号機情報表示部34は、いわゆる表示ディスプレイであり、例えば図3に示すように、割当号機情報受信部33から出力された割当号機情報を表示する。割当号機情報は、利用者による行先階の登録操作に応じて発生した行先階ホール呼びを割り当てた号機(割当号機)と、当該利用者の行先階とが対応づけられた情報である。図3の表示例によれば、利用者は、自身の行先階である「5階」に行くためには、「A号機」に乗車すれば良いことを把握することができる。なお、本実施形態においては、割当号機情報は、割当号機と行先階とが対応づけられた情報であるとするが、割当号機情報は、割当号機を少なくとも含む情報であれば構わない。
なお、図1では説明の便宜上、1つの上下ホール呼びボタン20と、1つの乗場行先階登録装置30とのみを図示しているが、実際には、複数の階床にわたって、複数の上下ホール呼びボタン20と、複数の乗場行先階登録装置30とが設けられている。
群管理制御装置40は、図1に示すように、上下ホール呼び受信部41、行先階ホール呼び受信部42、ホール呼び記憶部43、割当制御部44、割当号機情報送信部45および割当指令送信部46、等を備える。
上下ホール呼び受信部41は、上下ホール呼びボタン20と通信するための通信モジュールであり、上下ホール呼びボタン20から送信された上下ホール呼びを受信すると、当該上下ホール呼びをホール呼び記憶部43に登録(記憶)する。
行先階ホール呼び受信部42は、乗場行先階登録装置30と通信するための通信モジュールであり、乗場行先階登録装置30から送信された行先階ホール呼びを受信すると、当該行先階ホール呼びをホール呼び記憶部43に登録(記憶)する。
ホール呼び記憶部43は、利用者によって上下ホール呼びボタン20および乗場行先階登録装置30が操作されることによって発生したホール呼びを記憶する。なお、本実施形態において、「ホール呼び」という用語は、上下ホール呼びと、行先階ホール呼びとの両方を意味する用語として使用する。
ここで、図4を参照して、ホール呼び記憶部43の構成例について説明する。ホール呼び記憶部43には、図4に示すように、呼び種別と、登録階と、行先階と、行先方向と、ステータスとが対応づけられた状態で、ホール呼びが記憶されている。
呼び種別は、ホール呼びの種別を示し、ホール呼びが上下ホール呼びおよび行先階ホール呼びのどちらであるかを示している。
登録階は、対応づけられた呼び種別によって示されるホール呼びが利用者によって登録された階床を示している。
行先階は、対応づけられた呼び種別によって示されるホール呼びを登録した利用者の行先階を示している。なお、上記したように、行先階は、行先階ホール呼びのみに含まれる情報であり、上下ホール呼びには含まれていないため、対応づけられた呼び種別によって示されるホール呼びが上下ホール呼びである場合には、行先階の項目は空欄(図4では「−」と表記している)となる。
行先方向は、対応づけられた呼び種別によって示されるホール呼びを登録した利用者の行先方向を示している。なお、上記したように、行先方向は、上下ホール呼びのみに含まれる情報であり、行先階ホール呼びには含まれていないため、対応づけられた呼び種別によって示されるホール呼びが行先階ホール呼びである場合には、行先方向の項目は空欄となる。
ステータスは、対応づけられた呼び種別によって示されるホール呼びの割当状態を示し、割当済みおよび割当待ちのどちらであるかを示している。なお、ホール呼び記憶部43にホール呼びが登録される時点では、当該ホール呼びはステータスとして割当待ちを含んだ状態で登録される。
図4に示すホール呼び43aによれば、当該ホール呼びが、上下ホール呼びボタン20から送信された「上下ホール呼び」であり、当該上下ホール呼びの登録階が「5階」であり、当該上下ホール呼びを登録した利用者の行先方向が「下方向」であって、当該上下ホール呼びの割当に関するステータスが「割当済み」であることが示される。なお、ホール呼び43aは上下ホール呼びであるので、上記したように行先階の項目は空欄となる。
また、図4に示すホール呼び43bによれば、当該ホール呼びが、乗場行先階登録装置30から送信された「行先階ホール呼び」であり、当該行先階ホール呼びの登録階が「1階」であり、当該行先階ホール呼びを登録した利用者の行先階が「10階」であり、当該行先階ホール呼びの割当に関するステータスが「割当待ち」であることが示される。なお、ホール呼び43bは行先階ホール呼びであるので、上記したように行先方向の項目は空欄となる。
なお、ホール呼びは、登録順に並んでホール呼び記憶部43に登録されている。つまり、図4の例の場合、ホール呼び43aは、ホール呼び43bよりも早くにホール呼び記憶部43に登録されたホール呼びに相当する。
割当制御部44は、ホール呼び記憶部43に登録されたホール呼びの割当号機を、群管理している各号機10の中から選定する割当処理を実行する。より詳しくは、割当制御部44は、ホール呼び記憶部43に登録されたホール呼びの1つを割当評価対象とし、当該割当評価対象のホール呼びに対する号機毎の評価値を算出し、最良の評価値を有する号機10を割当号機に選定する割当処理を実行する。なお、割当処理のさらに詳細な内容については後述するため、ここではその説明を省略する。
なお、割当処理の結果として得られる割当号機に関する情報は、当該割当号機を選定するにあたって割当評価対象となったホール呼びと共に、割当指令送信部46に出力される。
また、割当制御部44は、ホール呼び記憶部43に登録されたホール呼びのうちの行先階ホール呼びを割当評価対象とした場合、割当処理の結果として得られる割当号機と、当該行先階ホール呼びによって示される行先階とが対応づけられた割当号機情報を生成し、これを割当号機情報送信部45に出力する。
割当号機情報送信部45は、乗場行先階登録装置30と通信するための通信モジュールであり、割当制御部44から出力された割当号機情報の入力を受け付けると、当該割当号機情報を乗場行先階登録装置30に送信する。
割当指令送信部46は、割当制御部44から出力された割当号機に関する情報と、割当評価対象となったホール呼びの入力を受け付けると、当該割当号機に対応する号機制御装置11に対して当該割当評価対象となったホール呼びを割り当てる。これによれば、割当号機に対応する号機制御装置11は、割当評価対象となったホール呼びに乗りかご10を応答させるように、当該乗りかご10の運転動作を制御する。
上記したように、行先階ホール呼びを割当評価対象として割当号機の選定が行われた場合、選定された割当号機を示す割当号機情報を生成し、これを乗場行先階登録装置30に送信して、割当号機を利用者に通知する必要がある。割当号機の通知を乗場行先階登録装置30の前で待つ利用者を考慮すると、当該利用者への割当号機の通知は早急に行われることが望ましく、理想的には、利用者による行先階の登録操作が完了した直後に、割当号機情報が割当号機表示部34に即時表示されることが望ましい。
しかしながら、割当評価方法によっては、号機毎の評価値の算出に時間がかかってしまい、割当号機の選定に時間がかかってしまうことがある。割当号機の選定に時間がかかってしまうと、利用者への割当号機の通知が遅くなる可能性があり、これは利用者にとって不便であり、あまり好ましいことではない。
そこで、本実施形態に係る群管理制御装置40は、割当処理開始時からの経過時間を計測することで割当号機の選定にかかる時間を管理し、割当号機の選定に時間がかかると予想される場合には、簡易的な割当評価方法を利用して号機毎の評価値を算出し、割当号機の選定に時間がかからないと予想される場合には、詳細な割当評価方法を利用して号機毎の評価値を算出する機能を有している。以下では、主に、この機能について説明する。
図5は、群管理制御装置40に含まれる割当制御部44によって実行される割当処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、割当制御部44は、割当処理を開始するにあたって、割当処理開始時からの経過時間を計測するためのタイマをセットする(ステップS1)。なお、割当処理開始時からの経過時間の計測は、例えば群管理制御装置40に含まれる図示しないクロック等を利用して行えば良い。
続いて、割当制御部44は、呼び記憶部43に登録されているホール呼びに基づいて、ステータスが「割当待ち」のホール呼びの有無をチェックする。つまり、割当制御部44は、ステータスが「割当待ち」のホール呼びがあるかどうかを判定する(ステップS2)。
ステップS2における判定の結果、ステータスが「割当待ち」のホール呼びがないと判定された場合(ステップS2のNo)、割当制御部44は、割当評価対象となるホール呼びがないため、一連の割当処理を終了させる。
一方で、上記したステップS2における判定の結果、ステータスが「割当待ち」のホール呼びがあると判定された場合(ステップS2のYes)、割当制御部44は、ステータスが「割当待ち」のホール呼びにおいて、呼び種別が「行先階ホール呼び」のホール呼びがあるかどうかを判定する(ステップS3)。
ステップS3における判定の結果、呼び種別が「行先階ホール呼び」のホール呼びがないと判定された場合、つまり、呼び種別が「上下ホール呼び」のホール呼びしかないと判定された場合(ステップS3のNo)、割当制御部44は、当該上下ホール呼びを割当評価対象に選定し(ステップS4)、後述するステップS6の処理を実行する。
なお、ステップS3における判定の結果、呼び種別が「上下ホール呼び」のホール呼びが複数あった場合、割当制御部44は、ホール呼び記憶部43により早く登録された上下ホール呼びを割当評価対象に選定する。
一方で、上記したステップS3における判定の結果、呼び種別が「行先階ホール呼び」のホール呼びがあると判定された場合(ステップS3のYes)、割当制御部44は、当該行先階ホール呼びを割当評価対象に選定する(ステップS5)。
なお、ステップS3における判定の結果、呼び種別が「行先階ホール呼び」のホール呼びが複数あった場合、割当制御部44は、ホール呼び記憶部43により早く登録された行先階ホール呼びを割当評価対象に選定する。
上記したステップS2〜S5の処理は、割当評価対象となるホール呼びを選定するための処理であるため、割当評価対象選定処理と称されても良い。
この割当評価対象選定処理によれば、ステータスが「割当待ち」の行先階ホール呼びと上下ホール呼びとがある場合には、割当制御部44は、「行先階ホール呼び」を優先的に割当評価対象として選定し、割当号機の選定を行うことが可能となる。つまり、割当号機を利用者に通知する必要のない上下ホール呼びよりも、割当号機を利用者に通知する必要のある行先階ホール呼びの割当を優先的に行うことが可能となり、行先階ホール呼びを登録した利用者に対して割当号機を早急に通知する必要があるという要求を満たすことが可能となる。
上記した割当評価対象選定処理により割当評価対象となるホール呼びが選定されると、割当制御部44は、上記したステップS1の処理においてセットしたタイマをチェックし、割当処理開始時からの経過時間が第1時間T1を超えているかどうかを判定する(ステップS6)。
ステップS6における判定の結果、割当処理開始時からの経過時間が第1時間T1を超えていると判定された場合(ステップS6のYes)、割当制御部44は、割当号機の選定に時間がかかると予想し、選定された割当評価対象のホール呼びについて簡易割当評価を実施し、群管理している複数台の乗りかご10のうちの所定の号機10の評価値を算出する(ステップS7)。
簡易割当評価とは、後述する詳細割当評価に比べて、号機毎の評価値の算出に時間がかからない割当評価方法であり、この簡易割当評価では、群管理している複数台の乗りかご10の運転効率(群全体での運転効率)は考慮せずに、割当評価対象のホール呼びに応答するまでの時間が最も短い号機が割当号機として選定されるように、号機毎の評価値が算出される。
上記したステップS7の処理の後、割当制御部44は、群管理している全号機10について簡易割当評価による評価値が算出されたかどうかを判定し(ステップS8)、全号機10の評価値が算出されていないと判定された場合には(ステップS8のNo)、上記したステップS7の処理に戻り、まだ評価値を算出していない号機10の評価値を算出する。一方で、群管理している全号機10について簡易割当評価による評価値が算出されたと判定された場合(ステップS8のYes)、割当制御部44は、後述するステップS12の処理を実行する。
上記したステップS6における判定の結果、割当処理開始時からの経過時間が第1時間T1を超えていないと判定された場合(ステップS6のNo)、割当制御部44は、選定された割当評価対象のホール呼びについて詳細割当評価を実施し、群管理している複数台の乗りかご10のうちの所定の号機10の評価値を算出する(ステップS9)。
詳細割当評価とは、上記した簡易割当評価に比べて、号機毎の評価値の算出に時間がかかる割当評価方法であり、この詳細割当評価では、群管理している複数台の乗りかご10の運転効率(群全体での運転効率)を考慮して、号機毎の評価値が算出される。具体的には、詳細割当評価では、割当評価対象のホール呼びを登録した利用者の待ち時間や、既に割当済みのホール呼びを登録した利用者の待ち時間、既に登録済みのかご呼びを登録した利用者が行先階に到着するまでの時間、等が、群管理制御システム全体で短くなるような号機が割当号機として選定されるように、号機毎の評価値が算出される。
上記したステップS9の処理の後、割当制御部44は、上記したステップS1の処理においてセットしたタイマを再度チェックし、割当処理開始時からの経過時間が第2時間T2を超えているかどうかを判定する(ステップS10)。
ステップS10における判定の結果、割当処理開始時からの経過時間が第2時間T2を超えていると判定された場合(ステップS10のYes)、割当制御部44は、割当号機の選定に時間がかかると予想し、群管理している全号機10の評価値を詳細割当評価により算出することはできないと判断する。この場合、割当制御部44は、ここまでの間に詳細割当評価により算出された評価値を破棄した後に、割当評価方法を上記した簡易割当評価に切り替え、上記したステップS7の処理を実行する。
一方で、ステップS10における判定の結果、割当処理開始時からの経過時間が第2時間T2を超えていないと判定された場合(ステップS10のNo)、割当制御部44は、群管理している全号機10について詳細割当評価による評価値が算出されたかどうかを判定し(ステップS11)、全号機10の評価値が算出されていないと判定された場合には(ステップS11のNo)、上記したステップS9の処理に戻り、まだ評価値を算出していない号機10の評価値を算出する。一方で、群管理している全号機10について詳細割当評価による評価値が算出されたと判定された場合(ステップS11のYes)、割当制御部44は、ステップS12の処理を実行する。
ステップS12において、割当制御部44は、簡易割当評価または詳細割当評価のどちらかの割当評価方法により算出された全号機10の評価値に基づいて、割当評価対象のホール呼びを割り当てる号機(割当号機)を選定する(ステップS12)。
上記したように、割当評価方法が簡易割当評価であった場合、割当制御部44は、各号機10の中から割当評価対象となるホール呼びに応答するまでの時間が最も短い号機が割当号機として選定される。割当評価対象となるホール呼びに応答するまでの時間が最も短い号機の評価値は、簡易割当評価により算出された全号機10の評価値のうち、最も小さい評価値である。
一方で、割当評価方法が詳細割当評価であった場合、割当制御部44は、各号機10の中から群全体の運転効率が最も向上する号機が割当号機として選定される。群全体の運転効率が最も向上する号機の評価値は、詳細割当評価により算出された全号機10の評価値のうち、最も小さい評価値である。
上記したステップS6〜S12の処理は、割当処理開始時からの経過時間に応じて割当評価方法を切り替えながら、割当評価対象のホール呼びの割当号機を選定するための処理であるため、割当評価方法切替処理と称されても良い。
なお、行先階ホール呼びには、当該行先階ホール呼びを登録した利用者の行先階を示す情報が含まれているものの、上下ホール呼びには、当該上下ホール呼びを登録した利用者の行先階を示す情報が含まれていないため、本実施形態においては、割当評価対象のホール呼びが上下ホール呼びであった場合には、当該上下ホール呼びに含まれる行先方向に応じた仮の行先階を設定した上で、当該上下ホール呼びについての割当評価を行うものとする。仮の行先階は、行先方向が上方向である場合には例えば最上階に設定され、行先方向が下方向である場合には例えば基準階(あるいは最下階)に設定される。
これによれば、割当評価対象となるホール呼びの種別毎に割当評価方法を切り替える必要がなく、行先階ホール呼びであっても、上下ホール呼びであっても、同様な割当評価方法により各号機10の評価値を算出することが可能となる。
上記した割当評価方法切替処理によれば、割当処理開始時からの経過時間が第1時間T1を超えている場合には、各号機10の評価値の算出に時間がかからない簡易割当評価により各号機10の評価値を算出することが可能である。つまり、割当評価対象のホール呼びの割当号機を早急に選定することが可能となり、ひいては、行先階ホール呼びを登録した利用者に対して割当号機を早急に通知する必要があるという要求を満たすことが可能となる。
また、上記した割当評価方法切替処理によれば、詳細割当評価により各号機10の評価値を算出し始めた後であっても、その途中で、割当処理開始時からの経過時間が第2時間T2を超えてしまった場合には、割当評価方法を、詳細割当評価から簡易割当評価に切り替えて、各号機10の評価値を算出すること(算出し直すこと)が可能である。つまり、割当評価方法を状況に応じてフレキシブルに切り替えながら、割当評価対象のホール呼びの割当号機を早急に選定することが可能となる。
上記した割当評価方法切替処理により割当評価対象となったホール呼びの割当号機が選定されると、割当制御部44は、上記したステップS1の処理においてセットしたタイマをチェックし、割当処理開始時からの経過時間が第3時間T3を超えているかどうかを判定する(ステップS13)。
ステップS13における判定の結果、割当処理開始時からの経過時間が第3時間T3を超えていないと判定された場合(ステップS13のNo)、割当制御部44は、ステップS12において割当号機を選定したホール呼びとは別のホール呼びを割当評価対象とした割当処理を連続して実行することが可能であると判断して、上記したステップS2の処理に戻り、一連の割当処理を再度実行する。
一方で、ステップS13における判定の結果、割当処理開始時からの経過時間が第3時間T3を超えていると判定された場合(ステップS13のYes)、割当制御部44は、割当処理を連続して実行するより、他の各種制御処理(例えば、選定された割当号機の割当号機情報を生成し、これを割当号機情報送信部45に出力する処理、選定された割当号機の情報と、割当評価対象となったホール呼びとを割当指令送信部46に出力する処理、等)を実行する必要があると判断し、ここでの一連の割当処理を終了させる。
上記したステップS13の処理は、割当処理を連続して実行するかどうかを判定するための処理であるため、連続割当評価実施判定処理と称されても良い。
上記した連続割当評価実施判定処理によれば、割当処理開始時間からの経過時間が第3時間T3を超えていない場合には、上記した一連の割当処理を連続して実行することが可能であり、一連の割当処理を一度終了させてから再度割当処理を実行して複数のホール呼びの割当号機を選定する場合に比べて、複数のホール呼びの割当号機をより早く選定することが可能となる。
なお、図5では、上記した第1時間T1、第2時間T2および第3時間T3がそれぞれ異なる時間に設定されている場合を想定しているが、これに限定されず、第1時間T1、第2時間T2および第3時間T3は全て同じ時間に設定されても構わない。但し、第1時間T1および第2時間T2は1つのホール呼びを選定し、その1つのホール呼びの割当号機を選定するまでにかかる時間に対して設定される時間であるのに対し、第3時間T3は当該1つのホール呼びとは異なる別のホール呼びの割当号機を選定するまでにかかる時間に対して設定される時間であるため、第1時間T1および第2時間T2は同じ時間に設定されても構わないが、第3時間T3はこれら時間とは異なる時間に設定される方が望ましい。
また、図5においては、割当処理開始時からの経過時間を計測し、当該経過時間が第1時間T1または第2時間T2を超えてしまった場合に、割当評価方法を簡易割当評価に切り替えて、号機毎の評価値を算出して割当号機を選定する割当処理について説明したが、これに限定されず、割当処理は、例えば図6のフローチャートに示すように、ステップS21の処理を、ステップS3およびS5の処理の間で実行しても良い。
上記したステップS3の処理の後、割当制御部44は、ホール呼び記憶部43に登録されているホール呼びの数に基づいて、ステータスが「割当待ち」であり、かつ、呼び種別が「行先階ホール呼び」であるホール呼びの個数が閾値Thを超えているかどうかを判定する(ステップS21)。
ステップS21における判定の結果、ステータスが「割当待ち」であり、かつ、呼び種別が「行先階ホール呼び」であるホール呼びの個数が閾値Thを超えていると判定された場合には(ステップS21のYes)、上記したステップS7の処理に進み、以降、簡易割当評価にて、号機毎の評価値を算出する。一方で、ステップS21における判定の結果、ステータスが「割当待ち」であり、かつ、呼び種別が「行先階ホール呼び」であるホール呼びの個数が閾値Thを超えていない場合には(ステップS21のNo)、上記したステップS5の処理に進み、既に説明した図5と同様な処理を実行する。
ステータスが「割当待ち」であり、かつ、呼び種別が「行先階ホール呼び」であるホール呼びの個数は、乗場行先階登録装置30の前で割当号機情報の表示を待つ利用者の数と同義であり、当該利用者の数が多い場合、号機毎の評価値の算出に時間がかかる詳細割当評価の実施は好ましくない可能性がある。
これに対し、上記したステップS21の処理によれば、乗場行先階登録装置30において割当号機情報の表示を待つ利用者の数が閾値Thを超えている場合には、割当処理開始時からの経過時間の如何にかかわらず簡易割当評価にて号機毎の評価値を算出して割当号機を選定するため、利用者への割当号機の通知が遅くなる可能性を抑制することが可能となる。
[変形例]
以下、変形例について説明する。
上記した実施形態においては、群管理制御装置40の割当制御部44が、号機毎の評価値を算出して割当号機を選定するとしている。このように、1つの装置において号機毎の評価値を算出して割当号機を選定する制御方法は「集中制御」と称される。この集中制御によれば、1つの装置において号機毎の評価値を算出することができるため、号機毎の評価値の算出にあたって他の装置と通信する必要がなく、号機毎の評価値の算出にかかる時間を短縮することができるというメリットを得ることが可能である。
一方で、上記した集中制御では、1つの装置において全号機10の評価値を算出する必要があるので、当該1つの装置(つまり、群管理制御装置40)にかかる処理負荷が大きいというデメリットもある。このデメリットを解消する制御方法として、「分散制御」という制御方法がある。
この分散制御では、各号機10の評価値を、各号機10に対応する号機制御装置11においてそれぞれ算出する。そして、群管理制御装置40の割当制御部44は、各号機制御装置11において算出された号機毎の評価値を各号機制御装置11から取得し(集計し)、取得された号機毎の評価値に基づいて最終的な割当号機の選定のみを行う。この分散制御によれば、号機毎の評価値の算出を各号機制御装置11に行わせ、割当号機の選定を群管理制御装置40の割当制御部44に行わせるため、1つの装置にかかる処理負荷を減らすことができるというメリットを得ることが可能である。
しかしながら、その一方で、上記した分散制御では、割当号機の選定を行うにあたって群管理制御装置40は号機毎の評価値を取得するために各号機制御装置11と通信を行う必要があり、この通信にはある程度の時間がかかってしまうため、割当号機を選定し終えるまでに時間がかかるというデメリットもある。
以上のように、集中制御および分散制御は共にメリットとデメリットを有している。
そこで、本変形例においては、利用者に対して割当号機を早急に通知する必要があり、割当号機を早急に選定する必要がある行先階ホール呼びの割当号機の選定の際には、制御方法として集中制御を利用し、割当号機を利用者に通知する必要がなく、割当号機の選定に多少時間がかかっても良い上下ホール呼びの割当号機の選定の際には、制御方法として分散制御を利用する。
図7は、変形例に係る割当処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、割当制御部44は、割当処理を開始するにあたって、割当処理開始時からの経過時間を計測するためのタイマをセットする(ステップS31)。
続いて、割当制御部44は、呼び記憶部43に登録されているホール呼びに基づいて、ステータスが「割当待ち」のホール呼びの有無をチェックする。つまり、割当制御部44は、ステータスが「割当待ち」のホール呼びがあるかどうかを判定する(ステップS32)。
ステップS32における判定の結果、ステータスが「割当待ち」のホール呼びがないと判定された場合(ステップS32のNo)、割当制御部44は、割当評価対象となるホール呼びがないため、一連の割当処理を終了させる。
一方で、上記したステップS32における判定の結果、ステータスが「割当待ち」のホール呼びがあると判定された場合(ステップS32のYes)、割当制御部44は、ステータスが「割当待ち」のホール呼びにおいて、呼び種別が「行先階ホール呼び」のホール呼びがあるかどうかを判定する(ステップS33)。
ステップS33における判定の結果、呼び種別が「行先階ホール呼び」のホール呼びがないと判定された場合、つまり、呼び種別が「上下ホール呼び」のホール呼びしかないと判定された場合(ステップS33のNo)、割当制御部44は、当該上下ホール呼びを割当評価対象に選定する。
割当制御部44は、上下ホール呼びを割当評価対象に選定したことに伴い、分散制御にて割当処理を実行することを決定し、各号機10に対応する号機制御装置11に評価値を算出させるための指令を割当指令送信部46を介して送信する(ステップS34)。
その後、割当制御部44は、各号機制御装置11によってそれぞれ算出された評価値を取得(集計)し(ステップS35)、後述するステップS37の処理を実行する。
一方で、上記したステップS33における判定の結果、呼び種別が「行先階ホール呼び」のホール呼びがあると判定された場合(ステップS33のYes)、割当制御部44は、当該行先階ホール呼びを割当評価対象に選定する。
割当制御部44は、行先階ホール呼びを割当評価対象に選定したことに伴い、集中制御にて割当処理を実行することを決定し、各号機10の評価値を順に算出する(ステップS36)。
ステップS37において、割当制御部44は、各号機制御装置11から取得された号機毎の評価値(換言すると、分散制御により算出された号機毎の評価値)、または、割当制御部44自身により算出された号機毎の評価値(換言すると、集中制御により算出された号機毎の評価値)に基づいて、割当評価対象のホール呼びを割り当てる号機(割当号機)を選定する(ステップS37)。
割当評価対象となったホール呼びの割当号機が選定されると、割当制御部44は、上記したステップS31の処理においてセットしたタイマをチェックし、割当処理開始時からの経過時間が第4時間T4を超えているかどうかを判定する(ステップS38)。なお、第4時間T4は、例えば図5に示した第3時間T3と同じ値に設定される。
ステップS38における判定の結果、割当処理開始時からの経過時間が第4時間T4を超えていないと判定された場合(ステップS38のNo)、割当制御部44は、ステップS37において割当号機を選定したホール呼びとは別のホール呼びを割当評価対象とした割当処理を連続して実行することが可能であると判断して、上記したステップS32の処理に戻り、一連の割当処理を再度実行する。
一方で、ステップS38における判定の結果、割当処理開始時からの経過時間が第4時間T4を超えていると判定された場合(ステップS38のYes)、割当制御部44は、割当処理を連続して実行するより、他の各種制御処理(例えば、選定された割当号機の割当号機情報を生成し、割当号機情報送信部45に出力する処理、選定された割当号機の情報と、割当評価対象となったホール呼びとを割当指令送信部46に出力する処理、等)を実行する必要があると判断し、ここでの一連の割当処理を終了させる。
上記した図7に示す一連の割当処理によれば、ホール呼びの種別に応じて割当号機を選定する際の各装置の制御方法を切替可能であり、利用者への割当号機の通知が遅くなる可能性を抑制すると共に、群管理制御装置40にかかる処理負荷を軽減することが可能である。
以上説明した本実施形態において、群管理制御装置40は、乗場に設置された乗場行先階登録装置30を介して利用者により登録された行先階ホール呼びを受信し、これをホール呼び記憶部43に登録する行先階ホール呼び受信部42と、ホール呼び記憶部43に登録された行先階ホール呼びを複数台の乗りかご10のいずれかに割り当てるための割当処理を実行し、当該行先階ホール呼びの割当号機を選定する割当制御部44と、割当制御部44により選定された割当号機を利用者に通知するための割当号機情報を乗場行先階登録装置30に送信する割当号機情報送信部45と、等の構成を備えている。
また、割当制御部44は、割当処理開始時からの経過時間を計測し、計測された経過時間に応じて、割当処理において算出される号機毎の評価値を算出するための割当評価方法を切り替え、算出された号機毎の評価値に基づいて、行先階ホール呼びの割当号機を選定する。
このような構成によれば、割当処理開始時からの経過時間を管理可能であり、割当号機の選定に時間がかかると予想される場合には、割当評価方法を、割当号機の選定に時間がかかる詳細割当評価から、割当号機の選定に時間がかからない簡易割当評価に切り替えて、割当号機を選定することが可能であり、利用者への割当号機の通知が遅くなる可能性を抑制することが可能である。
また、本実施形態の変形例において、群管理制御装置40は、乗場に設置された乗場行先階登録装置30を介して利用者(第1利用者)により登録された行先階ホール呼びを受信し、これをホール呼び記憶部43に登録するホール呼び受信部42と、乗場に設置された上下ホール呼びボタン20を介して利用者(第1利用者とは異なる第2利用者)により登録された上下ホール呼びを受信し、これをホール呼び記憶部43に登録する上下ホール呼び受信部41と、ホール呼び記憶部43に登録されたホール呼びの1つを割当評価対象に選定し、当該割当評価対象のホール呼びを複数台の乗りかご10のいずれかに割り当てるための割当処理を実行して、当該割当評価対象のホール呼びの割当号機を選定する割当制御部44と、割当評価対象のホール呼びが行先階ホール呼びであった場合には、割当制御部44により選定された割当号機を第1利用者に通知するための割当号機情報を乗場行先階登録装置30に送信する割当号機情報送信部45と、等の構成を備えている。
また、割当制御部44は、割当評価対象のホール呼びの種別に応じて、割当処理を実行する際の制御方法を切り替え、割当評価対象のホール呼びが行先階ホール呼びの場合には、自身で号機毎の評価値を算出し、算出された号機毎の評価値に基づいて、当該行先階ホール呼びの割当号機を選定する集中制御を行い、割当評価対象のホール呼びが上下ホール呼びの場合には、各号機制御装置11に対して、対応する号機の評価値を算出させるための指令を送信し、各号機制御装置11によって算出される号機毎の評価値を取得して、取得された号機毎の評価値に基づいて、当該上下ホール呼びの割当かごを選定する分散制御を行う。
このような構成によれば、割当評価対象のホール呼びが行先階ホール呼びであり、割当号機の選定を早急に行う必要がある場合には、群管理制御装置40に処理負荷はかかるものの割当号機の選定を早急に行うことが可能な集中制御により割当号機を選定し、割当評価対象のホール呼びが上下ホール呼びであり、割当号機の選定を早急に行わなくても良い場合には、群管理制御装置40にかかる処理負荷を軽減可能な分散制御により割当号機を選定することが可能であり、利用者への割当号機の通知が遅くなる可能性を抑制すると共に、群管理制御装置40にかかる処理負荷を軽減することが可能である。
以上説明した一実施形態によれば、乗場行先階登録装置の利用者に対して、どの乗りかごに乗車すれば良いかを早急に通知可能な群管理制御装置および群管理制御システムを提供することが可能となる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…乗りかご、11…号機制御装置、20…上下ホール呼びボタン、30…乗場行先階登録装置、31…行先階ホール呼び受付部、32…行先階ホール呼び送信部、33…割当号機情報受信部、34…割当号機情報表示部、40…群管理制御装置、41…上下ホール呼び受信部、42…行先階ホール呼び受信部、43…ホール呼び記憶部、44…割当制御部、45…割当号機情報送信部、46…割当指令送信部。

Claims (5)

  1. 複数台の乗りかごの運転を制御する群管理制御装置であって、
    乗場に設置された乗場行先階登録装置を介して利用者により登録された行先階ホール呼びを受信し、ホール呼び記憶部に登録する第1受信手段と、
    前記登録された行先階ホール呼びを前記複数台の乗りかごのいずれかに割り当てるための割当処理を実行し、当該行先階ホール呼びの割当かごを選定する割当制御手段と、
    前記選定された割当かごを前記利用者に通知するための割当号機情報を前記乗場行先階登録装置に送信する送信手段と、
    を具備し、
    前記割当制御手段は、
    前記割当処理開始時からの経過時間を計測し、
    前記乗りかご毎の評価値を算出する前に、前記計測された経過時間を確認し、
    前記計測された経過時間に応じて、前記乗りかご毎の評価値の算出に時間がかかる詳細割当評価と、前記詳細割当評価に比べて前記乗りかご毎の評価値の算出に時間がかからない簡易割当評価とを切り替え、
    前記計測された経過時間が第1時間を超えている場合には前記簡易割当評価により前記乗りかご毎の評価値を算出し、
    前記計測された経過時間が前記第1時間を超えていない場合には前記詳細割当評価により前記乗りかご毎の評価値を算出し、
    前記詳細割当評価により1台の乗りかごの評価値を算出する度に、前記計測された経過時間を確認し、
    前記計測された経過時間が第2時間を超えている場合には前記詳細割当評価により既に算出された乗りかごの評価値を破棄して、前記割当評価方法を前記簡易割当評価に切り替え、
    前記算出された乗りかご毎の評価値に基づいて、前記行先階ホール呼びの割当かごを選定する、
    群管理制御装置。
  2. 前記割当制御手段は、
    前記行先階ホール呼びの割当かごが選定されると、前記計測された経過時間を確認し、
    前記計測された経過時間が第3時間を超えている場合には前記割当号機情報を前記乗場行先階登録装置に送信するよう前記送信手段を制御し、
    前記計測された経過時間が第3時間を超えていない場合には前記行先階ホール呼びとは異なる行先階ホール呼びの割当かごを連続して選定するために再度割当処理を実行する、
    請求項に記載の群管理制御装置。
  3. 前記第1時間および前記第2時間は、同じ値に設定され、
    前記第3時間は、前記第1時間および前記第2時間とは異なる値に設定される、
    請求項に記載の群管理制御装置。
  4. 乗場に設置された上下ホール呼びボタンを介して利用者により登録された上下ホール呼びを受信し、前記ホール呼び記憶部に登録する第2受信手段をさらに具備し、
    前記割当制御手段は、
    前記行先階ホール呼びと前記上下ホール呼びとの両方が前記ホール呼び記憶部に登録され、両方のホール呼びの割当かごを選定する必要がある場合には、当該行先階ホール呼びの割当かごを優先的に選定する、
    請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の群管理制御装置。
  5. 複数台の乗りかごの運転を制御する群管理制御装置と、乗場に設置され、当該乗場にて行先階を直接登録可能な乗場行先階登録装置とを含む群管理制御システムであって、
    前記乗場行先階登録装置は、
    利用者の行先階を含む行先階ホール呼びを登録するための操作パネルと、
    前記登録された行先階ホール呼びの割当かごを前記利用者に通知するための表示ディスプレイと、
    を具備し、
    前記群管理制御装置は、
    前記乗場行先階登録装置を介して前記利用者により登録された前記行先階ホール呼びを受信し、ホール呼び記憶部に登録する第1受信手段と、
    前記登録された行先階ホール呼びを前記複数台の乗りかごのいずれかに割り当てるための割当処理を実行し、当該行先階ホール呼びの割当かごを選定する割当制御手段と、
    前記選定された割当かごを前記利用者に通知するための割当号機情報を前記乗場行先階登録装置に送信する送信手段と、
    を具備し、
    前記割当制御手段は、
    前記割当処理開始時からの経過時間を計測し、
    前記乗りかご毎の評価値を算出する前に、前記計測された経過時間を確認し、
    前記計測された経過時間に応じて、前記乗りかご毎の評価値の算出に時間がかかる詳細割当評価と、前記詳細割当評価に比べて前記乗りかご毎の評価値の算出に時間がかからない簡易割当評価とを切り替え、
    前記計測された経過時間が第1時間を超えている場合には前記簡易割当評価により前記乗りかご毎の評価値を算出し、
    前記計測された経過時間が前記第1時間を超えていない場合には前記詳細割当評価により前記乗りかご毎の評価値を算出し、
    前記詳細割当評価により1台の乗りかごの評価値を算出する度に、前記計測された経過時間を確認し、
    前記計測された経過時間が第2時間を超えている場合には前記詳細割当評価により既に算出された乗りかごの評価値を破棄して、前記割当評価方法を前記簡易割当評価に切り替え、
    前記算出された乗りかご毎の評価値に基づいて、前記行先階ホール呼びの割当かごを選定する、
    群管理制御システム。
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