JP6799105B2 - 無線通信プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、FDDポイントツーポイント1+1無線システムにおいて、上り下り回線で独立にホットスタンバイ構成、FDDツインパス構成無線伝送の回線再構築を行える混在運用することで、隣接チャンネル干渉波による無線伝送品質の劣化を上り下り回線で独立に防止することができる、無線通信システム、無線装置、及び無線通信方法を提供することを、その目的としている。
前記第一無線装置および前記第二無線装置のそれぞれは、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第一送信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第一変調器とを含む第一の無線送信系、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第二送信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第二変調器とを含む第二の無線送信系と、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第一受信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第一復調器とを含む第一の無線受信系と、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第二受信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第二復調器とを含む第二の無線受信系と、を備えた(1+1)冗長構成からなり、
前記第一無線装置および前記第二無線装置のそれぞれが、前記第一および第二の無線送信系のうちいずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を動作周波数として用いて相手側の無線装置への送信動作を行い、他方の無線送信系を予備系として無線出力を停止状態にして待機するホットスタンバイ構成が可能な無線通信システムにおいて、
前記第一無線装置および第二無線装置のそれぞれは、
自無線回線の受信信号の無線伝送品質が劣化したか否かを検出する回線品質監視手段と、
前記受信信号の伝送品質が劣化した原因が、自無線装置が使用する前記無線周波数として占有する無線周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものか否かを検出する隣接干渉波検出手段と、
前記第一送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、または前記第一受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する周波数制御手段と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する変調方式制御手段と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する占有帯域制御手段と、
前記第一受信器および前記第二受信器のそれぞれが受信した前記受信信号から品質の良い方の受信信号を選択して、受信データとして合成する伝送データ合成手段と、
前記隣接チャンネル干渉波により前記受信信号の無線伝送品質が劣化したと判定した場合に、前記劣化を検出した第一および第二の無線受信系について前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを受信するFDDツインパス構成に構成変更する、または無線対向する相手側の無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質の劣化通知を受け取った場合に、第一および第二の無線送信系について前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを送信するFDDツインパス構成に装置構成変更する構成変更手段と、
を有することを特徴とする無線通信システムである。
前記第一無線装置および前記第二無線装置それぞれは、第一送信器と第一変調器とを含む第一の無線送信系、第一受信器と第一復調器とを含む第一の無線受信系、第二送信器と第二変調器とを含む第二の無線送信系、および第二受信器と第二復調器とを含む第二の無線受信系を備えた(1+1)冗長構成を前記無線通信システムに適用し、前記第一および第二の無線送信系のうちいずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を動作周波数として用いて相手側の無線装置への無線送信動作を行い、他方の無線送信系を予備系として無線送信動作を停止し待機するホットスタンバイ構成が可能な無線通信方法において、
前記第一無線装置は、
自無線回線の受信信号の無線伝送品質が劣化したか否かを検出する回線品質監視ステップと、
前記受信信号の無線伝送品質が劣化した原因が、自無線装置が使用する前記無線周波数として占有する無線受信周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものか否かを検出する隣接干渉波検出ステップと、
前記第一受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、前記第二受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する受信周波数制御ステップと、
前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する受信変調方式制御ステップと、
前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する受信占有帯域制御ステップと、
前記第一受信器および前記第二受信器それぞれが受信した前記受信信号から無線伝送品質の良い方の受信信号を選択して、受信データとして合成する伝送データ合成ステップと、
前記隣接チャンネル干渉波により前記受信信号の無線伝送品質が劣化したと判定した場合には、前記受信周波数制御ステップ、前記受信変調方式制御ステップ、前記受信占有帯域制御ステップを用いて、第一および第二の受信系を前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを受信するFDDツインパス構成に構成変更する受信構成変更ステップと、を有し、
前記第二無線装置は、
前記第一送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、前記第二送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する送信周波数制御ステップと、
前記第一変調器と前記第二変調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する送信変調方式制御ステップと、
前記第一変調器と前記第二変調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する送信占有帯域制御ステップと、
前記第一無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質の劣化通知を受け取った場合に、前記送信周波数制御ステップ、前記送信変調方式制御ステップ、前記送信占有帯域制御ステップを用いて、第一および第二の送信系を前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを送信するFDDツインパス構成に装置構成変更する送信構成変更ステップと、
を有していることを特徴とする無線通信方法である。
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第一送信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第一変調器とを含む第一の無線送信系、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第二送信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第二変調器とを含む第二の無線送信系と、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第一受信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第一復調器とを含む第一の無線受信系と、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第二受信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第二復調器とを含む第二の無線受信系と、を備えた(1+1)冗長構成からなり、
前記第一および第二の無線送信系のうちいずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を動作周波数として用いて無線通信の相手側の無線装置への送信動作を行い、他方の無線送信系を予備系として無線出力を停止状態にして待機するホットスタンバイ構成が可能な無線装置において、
自無線回線の受信信号の無線伝送品質が劣化したか否かを検出する回線品質監視手段と、
前記受信信号の伝送品質が劣化した原因が、自無線装置が使用する前記無線周波数として占有する無線周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものか否かを検出する隣接干渉波検出手段と、
前記第一送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、または前記第一受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する周波数制御手段と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する変調方式制御手段と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する占有帯域制御手段と、
前記第一受信器および前記第二受信器のそれぞれが受信した前記受信信号から品質の良い方の受信信号を選択して、受信データとして合成する伝送データ合成手段と、
前記隣接チャンネル干渉波により前記受信信号の無線伝送品質が劣化したと判定した場合に、前記劣化を検出した第一および第二の無線受信系について前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを受信するFDDツインパス構成に構成変更する、または無線対向する相手側の無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質の劣化通知を受け取った場合に、第一および第二の無線送信系について前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを送信するFDDツインパス構成に構成変更する構成変更手段と、
を有することを特徴とする無線装置である。
前記無線装置は、第一送信器と第一変調器とを含む第一の無線送信系、第一受信器と第一復調器とを含む第一の無線受信系、第二送信器と第二変調器とを含む第二の無線送信系、および第二受信器と第二復調器とを含む第二の無線受信系を備えた(1+1)冗長構成からなり、前記第一および第二の無線送信系のうちいずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を動作周波数として用いて相手側の無線装置への無線送信動作を行い、他方の無線送信系を予備系として無線送信動作を停止し待機するホットスタンバイ構成が可能な無線装置の無線通信方法において、
前記第一送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、または前記第一受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する周波数制御ステップと、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する変調方式制御ステップと、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する占有帯域制御ステップと、
自無線回線の受信信号の無線伝送品質が劣化したか否かを検出し、伝送品質が劣化した原因が、自無線装置が使用する前記無線周波数として占有する無線周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものと判定した場合に、前記劣化を検出した第一および第二の無線受信系について前記周波数制御ステップ、前記変調方式制御ステップ、前記占有帯域制御ステップを用いて、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを受信するFDDツインパス構成に構成変更する、または無線対向する相手側の無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質の劣化通知を受け取った場合に、第一および第二の無線送信系について前記周波数制御ステップ、前記変調方式制御ステップ、前記占有帯域制御ステップを用いて、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを送信するFDDツインパス構成に構成変更する構成変更ステップと、
を有することを特徴とする無線通信方法である。
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。
本発明は、空間対向する二つの無線装置間のポイントツーポイント通信を行う無線通信システムであって、それら二つの無線装置それぞれの送信系、受信系が、各々ホットスタンバイ動作が可能な(1+1)冗長構成からなる無線通信システムにおいて、
ホットスタンバイ構成時のf0’を中心周波数とする無線周波数帯域を下側無線周波数帯(f1’を中心周波数とする無線周波数帯A)と上側無線周波数帯(f2’を中心周波数とする無線周波数帯B)とに二分して無線伝送するための周波数制御機能と、
無線占有帯域をホットスタンバイ構成時の半分に設定する占有帯域制御機能と、
伝送容量すなわち変調方式2NのN(N:自然数)をホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍にするための変調方式制御機能とを送信系と受信系で個別に制御できる機能を少なくとも備えることにより、
隣接チャンネルの干渉波により、無線伝送品質が劣化する状況になった場合であっても、新たな無線周波数チャンネルへの変更や新たな無線通信システムへの置き換えを行う必要がなく、伝送品質が劣化した回線のみ無線装置内の設定変更を行うだけで、元の伝送容量のままで、隣接チャンネルからの干渉の影響を解消し、伝送品質の劣化していない無線回線を切断することなく、無線伝送品質を良好な状態に復帰させることを可能にしている。
ポイントツーポイント通信を行う無線対向する二つの無線装置から構成されており、それぞれの無線装置は、第一および第二の無線送信系と、第一および第二の無線受信系と、を備えた(1+1)冗長構成からなり、前記第一および第二の無線送信系のうち、いずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を用いて相手側の無線装置への無線送信動作を行い、他方の無線送信系を機器冗長の予備系として待機するホットスタンバイ構成が可能であって、かつ、回線品質監視手段、隣接干渉波検出手段、周波数制御手段、占有帯域制御手段、変調方式制御手段、伝送データ合成手段、構成変更手段の各手段を少なくとも備えている。構成復帰手段をさらに備えていてもよい。なお、前記第一の無線送信系は、第一送信器、第二送信器、第一変調器、第二変調器を備え、前記第一の無線受信系としては、第一復調器、第二復調器、第一受信器、第二受信器を備える。そして、前記第二の無線送信系と前記第二の無線受信系としては、各々送信、受信で独立した周波数制御、占有帯域制御、変調方式制御に応じて動作できるような特徴を有している。
なお、前記占有帯域制御手段は、無線対向する相手側の第二無線装置においては、対向する第一無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号aの伝送品質劣化通知を受け取ると自無線装置の前記第一変調器、および前記第二変調器のそれぞれの占有帯域を、ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する手段である。前記占有帯域制御手段は、前記受信信号aの品質劣化解消の通知を受け取ると、自無線装置の前記第一変調器、および前記第二変調器のそれぞれの占有帯域を2倍して、ホットスタンバイ構成時の元の占有帯域に戻すことが好ましい。第一無線装置を第二無線装置に、第二無線装置を第一無線装置に置き換えても同様である。
次に、本発明による無線通信システムの一実施形態の構成例について、図1を参照して詳細に説明する。図1は、本発明による無線通信システムの一実施形態の装置構成の一例を示す装置構成図である。
図1において、同一構成の無線装置101,201においては、同一の機能ブロックには、同一の参照符号が付してある。また、第一無線装置101および第二無線装置201のそれぞれは、同一の機能の送信器、受信器、変調器および復調器を二つずつ有するので、それら同一機能の二つの機器を識別するために、各機能ブロックの符号の末尾に「-1」又は「-2」なる符号を付した。同一機能の各機器の参照符号末尾に「-1」又は「-2」を付したことにより、両無線装置101,201が、同一機能を有する「第一の機能ブロック」および「第二の機能ブロック」でもって二重化した(1+1)冗長構成であることを示している。例えば、符号102-1と符号202-1とは、それぞれ、第一無線装置101内の第一送信器102-1と第二無線装置201内の第一送信器202-1を意味し、符号102-2と符号202-2とは、それぞれ、第一無線装置101内の第二送信器102-2と第二無線装置201内の第二送信器202-2を意味している。
そして、通常運用状態のホットスタンバイ構成時においては、一方の送信器(例えば、第一送信器102-1、第一送信器202-1)が現用として送信信号をアンテナ部109、アンテナ部209へ出力し、他方の送信器(例えば、第二送信器102-2、第二送信器202-2)は機器冗長の予備系として待機し、送信信号をアンテナ部109、アンテナ部209には出力しない。また、第一無線装置101内のアンテナ部109、第二無線装置201内のアンテナ部209によって無線受信した無線受信信号は、それぞれ、第一無線装置101内の無線信号合成器110、第二無線装置201内の無線信号合成器210を介して、第一受信器103-1および第二受信器103-2の双方、第二無線装置201内の第一受信器203-1および第二受信器203-2の双方へ分岐出力される。
そして、通常運用状態のホットスタンバイ構成時においては、一方の受信器(例えば、第一受信器103-1、第一受信器203-1)が現用として受信信号を復調器105-1と無線信号制御部107、復調器205-1と無線信号制御部207へ出力し、他方の受信器(例えば、第二受信器103-2、第二受信器203-2)は機器冗長の予備系として待機し、受信信号を復調器105-2と無線信号制御部107、復調器205-2と無線信号制御部207には出力しない。
隣接干渉波検出部106は、下側隣接チャンネル帯域と上側隣接チャンネル帯域の受信信号を含んた隣接チャンネル無線通信信号gから、復調器で復調した受信信号の品質が劣化した原因が、自第一無線装置101が使用する受信用の無線周波数f0'として占有する無線周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものか否かを検出する隣接干渉波検出手段を提供する。ここで、隣接干渉波検出部106は、前述したように、無線信号制御部107から、隣接チャンネル情報sにより、無線周波数情報、占有帯域情報が伝達され、検出対象となる隣接チャンネル無線通信信号gの下側隣接チャンネル帯域と上側隣接チャンネル帯域が指示される。
つまり、隣接干渉波検出部106から出力される干渉波受信レベルpの確認結果、下側もしくは上側の隣接チャンネルの干渉波受信レベルpが、干渉検出用としてあらかじめ定めた前記干渉閾値以上であり、隣接チャンネル干渉波として存在している場合には、隣接チャンネル干渉波による回線品質の劣化が発生したものと判定する。
また、対向する逆方向の無線回線における動作も上記と同一で、上り、下りの無線回線は独立して動作する。
第一変調器104-1と第二変調器104-2は送信周波数制御部309-Tおよび第一復調器105-1と第二復調器105-2は受信周波数制御部309-Rからの占有帯域設定信号Uおよび変調方式設定信号Wにより、無線通信する際の占有帯域および変調方式を設定する。
次に、本発明の一実施形態として図1〜図3に示した無線通信システムの動作例について詳細に説明する。
次に、第一無線装置101内の無線信号制御部107において、隣接チャンネルからの干渉が発生していることを判断する動作の一例について、図4のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。図4は、図1に示した無線通信システムを構成する第一無線装置101内の無線信号制御部107において隣接チャンネルからの干渉が発生していることを判断する動作の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図4のフローチャートの説明においては、第一無線装置101内の無線信号制御部107の場合について説明するが、無線対向する第二無線装置201内の無線信号制御部207についても、第一無線装置101と第二無線装置201とを入れ替えるだけで全く同様の動作を行うことは言うまでもない。
次に、第一無線装置101内の無線信号制御部107において、ホットスタンバイ構成からFDDツインパス構成へ構成変更する動作の一例について、図5のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。図5は、図1に示した無線通信システムを構成する第一無線装置101内の無線信号制御部107においてホットスタンバイ構成からFDDツインパス構成へ構成変更する動作の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図5のフローチャートの説明においては、第一無線装置101内の無線信号制御部107が回線品質の劣化を検出した場合について説明するが、無線対向する第二無線装置201内の無線信号制御部207が回線品質の劣化を検出した場合についても、第一無線装置101と第二無線装置201とを入れ替えるだけで全く同様の動作を行うことは言うまでもない。
応答信号Gを受け取った判断部304は、無線制御信号Mを第一無線装置101内の信号制御部308に出力して、受信側をホットスタンバイ構成からFDDツインパス構成に構成を変更するために、受信の無線周波数変更、占有帯域変更、変調方式変更を行うことを指示する(ステップS16)。ステップS16は無線受信系をホットスタンバイ構成からFDDツインパス構成へ変更する受信構成変更指示ステップとなる。
次に、第一無線装置101内の無線信号制御部107において、FDDツインパス構成において隣接チャンネルの干渉があらかじめ定めた干渉閾値よりも低下したことを判断する際の動作の一例について、図6のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。図6は、図1に示した無線通信システムを構成する第一無線装置101内の無線信号制御部107においてFDDツインパス構成時の隣接チャンネルの干渉があらかじめ定めた干渉閾値よりも低下したことを判断する際の動作の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図7のフローチャートの説明においては、第一無線装置101内の無線信号制御部107が隣接チャンネルの干渉の低下を検出した場合について説明するが、対向する第二無線装置201内の無線信号制御部207が隣接チャンネルの干渉の低下を検出した場合についても、第一無線装置101と第二無線装置201とを入れ替えるだけで全く同様の動作を行うことは言うまでもない。
次に、第一無線装置101内の無線信号制御部107において、FDDツインパス構成からホットスタンバイ構成へ復帰させる構成変更を行う動作の一例について、図7A及び図7Bのフローチャートを参照しながら詳細に説明する。図7Aは、図1に示した無線通信システムを構成する第一無線装置101内の無線信号制御部107においてFDDツインパス構成からホットスタンバイ構成へ復帰させる構成変更を行う動作の一例を説明するためのフローチャートの前半部分であり、図7Bはそのフローチャートの後半部分である。図7Aの下部に○で囲んで記載したA,B及びCの点は、図7Bの上部に○で囲んで記載したA,B及びCの点にそれぞれ繋がっているものとする。即ち、図7A及び図7Bを、両図における点A,B及びCでもって結合した図が、1つのフローチャートを表している。このように、図7A及び図7Bを、両図におけるA,B及びCの点でもって結合した1つの図が1つのフローチャートを表しているので、以下では、結合された図7A及び図7Bを図7と総称することとする。なお、図7のフローチャートの説明においては、第一無線装置101内の無線信号制御部107が回線品質の劣化の解消を検出した場合について説明するが、無線対向する第二無線装置201内の無線信号制御部207が回線品質の劣化の解消を検出した場合についても、第一無線装置101と第二無線装置201とを入れ替えるだけで全く同様の動作を行うことは言うまでもない。
対向する第一無線装置と第二無線装置との間をポイントツーポイントの無線通信を行う無線通信システムであって、
前記第一無線装置および前記第二無線装置のそれぞれは、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第一送信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第一変調器とを含む第一の無線送信系、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第二送信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第二変調器とを含む第二の無線送信系と、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第一受信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第一復調器とを含む第一の無線受信系と、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第二受信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第二復調器とを含む第二の無線受信系と、を備えた(1+1)冗長構成からなり、
前記第一無線装置および前記第二無線装置のそれぞれが、前記第一および第二の無線送信系のうちいずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を動作周波数として用いて相手側の無線装置への送信動作を行い、他方の無線送信系を予備系として無線出力を停止状態にして待機するホットスタンバイ構成が可能な無線通信システムにおいて、
前記第一無線装置および第二無線装置のそれぞれは、
自無線回線の受信信号の無線伝送品質が劣化したか否かを検出する回線品質監視手段と、
前記受信信号の伝送品質が劣化した原因が、自無線装置が使用する前記無線周波数として占有する無線周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものか否かを検出する隣接干渉波検出手段と、
前記第一送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、または前記第一受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する周波数制御手段と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する変調方式制御手段と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する占有帯域制御手段と、
前記第一受信器および前記第二受信器のそれぞれが受信した前記受信信号から品質の良い方の受信信号を選択して、受信データとして合成する伝送データ合成手段と、
前記隣接チャンネル干渉波により前記受信信号の無線伝送品質が劣化したと判定した場合に、前記劣化を検出した第一および第二の無線受信系について前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを受信するFDDツインパス構成に構成変更する、または無線対向する相手側の無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質の劣化通知を受け取った場合に、第一および第二の無線送信系について前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを送信するFDDツインパス構成に装置構成変更する構成変更手段と、
を有することを特徴とする無線通信システム。
前記周波数制御手段は、前記第一送信器と前記第二送信器、または前記第一受信器と前記第二受信器が使用する無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定することで、それぞれの動作周波数を、各々の前記動作周波数を前記下側無線周波数および前記上側無線周波数から前記ホットスタンバイ構成時の元の無線周波数に戻す機能をさらに備え、
前記変調方式制御手段は、前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのNを半分にして、前記ホットスタンバイ構成時の元の変調方式に戻す機能をさらに備え、
前記占有帯域制御手段は、前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの無線占有帯域を2倍して、前記ホットスタンバイ構成時の元の占有帯域に戻す機能をさらに備えるとともに、
前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化を解消することができたと判定した場合、第一及び第二の無線受信系を前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻す、または対向する無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化解消の通知を受け取った場合に、第一及び第二の無線送信系を前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻すための構成復帰手段 をさらに備えていることを特徴とする付記1に記載の無線通信システム。
前記構成復帰手段は、前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化解消状態が、復帰監視時間としてあらかじめ定めた時間の間継続していた際に、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に復帰する動作を実行することを特徴とする付記2に記載の無線通信システム。
前記構成変更手段により前記ホットスタンバイ構成から前記FDDツインパス構成に構成変更する際に、または、前記構成復帰手段により前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻す際に、対向する前記第一無線装置と前記第二無線装置との間の構成変更時の動作または構成復帰時の動作の同期合わせを行うための対向局間同期判定手段
をさらに備えていることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の無線通信システム。
対向する第一無線装置と第二無線装置との間をポイントツーポイントの無線通信を行う無線通信システムによる無線通信方法であって、
前記第一無線装置および前記第二無線装置それぞれは、第一送信器と第一変調器とを含む第一の無線送信系、第一受信器と第一復調器とを含む第一の無線受信系、第二送信器と第二変調器とを含む第二の無線送信系、および第二受信器と第二復調器とを含む第二の無線受信系を備えた(1+1)冗長構成を前記無線通信システムに適用し、前記第一および第二の無線送信系のうちいずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を動作周波数として用いて相手側の無線装置への無線送信動作を行い、他方の無線送信系を予備系として無線送信動作を停止し待機するホットスタンバイ構成が可能な無線通信方法において、
前記第一無線装置は、
自無線回線の受信信号の無線伝送品質が劣化したか否かを検出する回線品質監視ステップと、
前記受信信号の無線伝送品質が劣化した原因が、自無線装置が使用する前記無線周波数として占有する無線受信周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものか否かを検出する隣接干渉波検出ステップと、
前記第一受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、前記第二受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する受信周波数制御ステップと、
前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する受信変調方式制御ステップと、
前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する受信占有帯域制御ステップと、
前記第一受信器および前記第二受信器それぞれが受信した前記受信信号から無線伝送品質の良い方の受信信号を選択して、受信データとして合成する伝送データ合成ステップと、
前記隣接チャンネル干渉波により前記受信信号の無線伝送品質が劣化したと判定した場合には、前記受信周波数制御ステップ、前記受信変調方式制御ステップ、前記受信占有帯域制御ステップを用いて、第一および第二の受信系を前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを受信するFDDツインパス構成に構成変更する受信構成変更ステップと、を有し、
前記第二無線装置は、
前記第一送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、前記第二送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する送信周波数制御ステップと、
前記第一変調器と前記第二変調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する送信変調方式制御ステップと、
前記第一変調器と前記第二変調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する送信占有帯域制御ステップと、
前記第一無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質の劣化通知を受け取った場合に、前記送信周波数制御ステップ、前記送信変調方式制御ステップ、前記送信占有帯域制御ステップを用いて、第一および第二の送信系を前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを送信するFDDツインパス構成に装置構成変更する送信構成変更ステップと、
を有していることを特徴とする無線通信方法。
前記受信周波数制御ステップは、前記第一受信器および前記第二受信器のそれぞれの動作周波数を、前記下側無線周波数および前記上側無線周波数から前記ホットスタンバイ構成時の元の無線周波数に戻すステップをさらに有し、
前記送信周波数制御ステップは、前記第一送信器および前記第二送信器のそれぞれの動作周波数を、前記下側無線周波数および前記上側無線周波数から前記ホットスタンバイ構成時の元の無線周波数に戻すステップをさらに有し、
前記受信変調方式制御ステップは、前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのNを半分にして、前記ホットスタンバイ構成時の元の変調方式に戻すステップをさらに有し、
前記送信変調方式制御ステップは、前記第一変調器と前記第二変調器のそれぞれの変調方式2NのNを半分にして、前記ホットスタンバイ構成時の元の変調方式に戻すステップをさらに有し、
前記受信占有帯域制御ステップは、前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を2倍して、前記ホットスタンバイ構成時の元の占有帯域に戻すステップをさらに有し、
前記送信占有帯域制御ステップは、前記第一変調器と前記第二変調器のそれぞれの占有帯域を2倍して、前記ホットスタンバイ構成時の元の占有帯域に戻すステップをさらに有し、
前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化を解消することができたと判定した場合、前記第一無線装置は前記受信周波数制御ステップ、前記受信変調方式制御ステップ、前記受信占有帯域制御ステップを用いて、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻すための受信構成復帰ステップをさらに有し、
前記第二無線装置は第一無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の品質劣化解消の通知を受け取った場合には、前記送信周波数制御ステップ、前記送信変調方式制御ステップ、前記送信占有帯域制御ステップを用いて、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻すための送信構成復帰ステップをさらに有していることを特徴とする付記5に記載の無線通信方法。
前記受信構成復帰ステップ及び送信構成復帰ステップは、前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化解消状態が、復帰監視時間としてあらかじめ定めた時間の間継続していた際に、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に復帰する動作を実行することを特徴とする付記6に記載の無線通信方法。
前記受信構成変更ステップ及び送信構成変更ステップにより前記ホットスタンバイ構成から前記FDDツインパス構成に構成変更する際に、または、前記受信構成復帰ステップ及び送信構成復帰ステップにより前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻す際に、無線対向する二つの前記第一無線装置と前記第二無線装置との間の構成変更時の動作または構成復帰時の動作の構成変更シーケンスの同期合わせを行うための対向局間同期判定ステップ
をさらに有していることを特徴とする付記5から7のいずれかに記載の無線通信方法。
対向する二つの無線装置の間をポイントツーポイントの無線通信を行う無線通信システムの無線装置であって、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第一送信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第一変調器とを含む第一の無線送信系、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第二送信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第二変調器とを含む第二の無線送信系と、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第一受信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第一復調器とを含む第一の無線受信系と、
無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定できる第二受信器と、変調方式および無線占有帯域を個別に設定できる第二復調器とを含む第二の無線受信系と、を備えた(1+1)冗長構成からなり、
前記第一および第二の無線送信系のうちいずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を動作周波数として用いて無線通信の相手側の無線装置への送信動作を行い、他方の無線送信系を予備系として無線出力を停止状態にして待機するホットスタンバイ構成が可能な無線装置において、
自無線回線の受信信号の無線伝送品質が劣化したか否かを検出する回線品質監視手段と、
前記受信信号の伝送品質が劣化した原因が、自無線装置が使用する前記無線周波数として占有する無線周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものか否かを検出する隣接干渉波検出手段と、
前記第一送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、または前記第一受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する周波数制御手段と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時のすくなくとも2倍に変更する変調方式制御手段と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する占有帯域制御手段と、
前記第一受信器および前記第二受信器のそれぞれが受信した前記受信信号から品質の良い方の受信信号を選択して、受信データとして合成する伝送データ合成手段と、
前記隣接チャンネル干渉波により前記受信信号の無線伝送品質が劣化したと判定した場合に、前記劣化を検出した第一および第二の無線受信系について前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを受信するFDDツインパス構成に構成変更する、または無線対向する相手側の無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質の劣化通知を受け取った場合に、第一および第二の無線送信系について前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを送信するFDDツインパス構成に構成変更する構成変更手段と、
を有することを特徴とする無線装置。
前記周波数制御手段は、前記第一送信器と前記第二送信器、または前記第一受信器と前記第二受信器が使用する無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定することで、それぞれの動作周波数を、各々の前記動作周波数を前記下側無線周波数および前記上側無線周波数から前記ホットスタンバイ構成時の元の無線周波数に戻す機能をさらに備え、
前記変調方式制御手段は、前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのNを半分にして、前記ホットスタンバイ構成時の元の変調方式に戻す機能をさらに備え、
前記占有帯域制御手段は、前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの無線占有帯域を2倍して、前記ホットスタンバイ構成時の元の占有帯域に戻す機能をさらに備えるとともに、
前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化を解消することができたと判定した場合、第一及び第二の無線受信系を前記周波数制御手段、前記変調方式制御手段、前記占有帯域制御手段を制御して、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻す、または対向する無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化解消の通知を受け取った場合に、第一及び第二の無線送信系を前記周波数制御手段、前記送信変調方式制御手段、前記送信占有帯域制御手段を制御して、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻すための構成復帰手段
をさらに備えていることを特徴とする付記9に記載の無線装置。
前記構成復帰手段は、前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化解消状態が、復帰監視時間としてあらかじめ定めた時間の間継続していた際に、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に復帰する動作を実行することを特徴とする付記10に記載の無線装置。
前記構成変更手段により前記ホットスタンバイ構成から前記FDDツインパス構成に構成変更する際に、または、前記構成復帰手段により前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻す際に、対向する前記第一無線装置と前記第二無線装置との間の構成変更時の動作または構成復帰時の動作の同期合わせを行うための対向局間同期判定手段
をさらに備えていることを特徴とする付記9から11のいずれかに記載の無線装置。
対向する二つの無線装置の間をポイントツーポイントの無線通信を行う無線通信システムの無線装置による無線通信方法であって、
前記無線装置は、第一送信器と第一変調器とを含む第一の無線送信系、第一受信器と第一復調器とを含む第一の無線受信系、第二送信器と第二変調器とを含む第二の無線送信系、および第二受信器と第二復調器とを含む第二の無線受信系を備えた(1+1)冗長構成からなり、前記第一および第二の無線送信系のうちいずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を動作周波数として用いて相手側の無線装置への無線送信動作を行い、他方の無線送信系を予備系として無線送信動作を停止し待機するホットスタンバイ構成が可能な無線装置の無線通信方法において、
前記第一送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、または前記第一受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する周波数制御ステップと、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する変調方式制御ステップと、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する占有帯域制御ステップと、
自無線回線の受信信号の無線伝送品質が劣化したか否かを検出し、伝送品質が劣化した原因が、自無線装置が使用する前記無線周波数として占有する無線周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものと判定した場合に、前記劣化を検出した第一および第二の無線受信系について前記周波数制御ステップ、前記変調方式制御ステップ、前記占有帯域制御ステップを用いて、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを受信するFDDツインパス構成に構成変更する、または無線対向する相手側の無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質の劣化通知を受け取った場合に、第一および第二の無線送信系について前記周波数制御ステップ、前記変調方式制御ステップ、前記占有帯域制御ステップを用いて、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを送信するFDDツインパス構成に構成変更する構成変更ステップと、
を有することを特徴とする無線通信方法。
前記周波数制御ステップは、前記第一送信器と前記第二送信器、または前記第一受信器と前記第二受信器が使用する無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定することで、それぞれの動作周波数を、各々の前記動作周波数を前記下側無線周波数および前記上側無線周波数から前記ホットスタンバイ構成時の元の無線周波数に戻すステップをさらに備え、
前記変調方式制御ステップは、前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのNを半分にして、前記ホットスタンバイ構成時の元の変調方式に戻すステップをさらに備え、
前記占有帯域制御ステップは、前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの無線占有帯域を2倍して、前記ホットスタンバイ構成時の元の占有帯域に戻すステップをさらに備えるとともに、
前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化を解消することができたと判定した場合、第一及び第二の無線受信系を前記周波数制御ステップ、前記変調方式制御ステップ、前記占有帯域制御ステップを用いて、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻す、または対向する無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化解消の通知を受け取った場合に、第一及び第二の無線送信系を前記周波数制御ステップ、前記送信変調方式制御ステップ、前記送信占有帯域制御ステップを制御して、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻すための構成復帰ステップ
をさらに備えていることを特徴とする付記13に記載の無線通信方法。
前記構成復帰ステップは、前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化解消状態が、復帰監視時間としてあらかじめ定めた時間の間継続していた際に、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に復帰する動作を実行することを特徴とする付記14に記載の無線通信方法。
前記構成変更ステップにより前記ホットスタンバイ構成から前記FDDツインパス構成に構成変更する際に、または、前記構成復帰手段により前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻す際に、対向する前記第一無線装置と前記第二無線装置との間の構成変更時の動作または構成復帰時の動作の同期合わせを行うための対向局間同期判定ステップ
をさらに備えていることを特徴とする付記13から15のいずれかに記載の無線通信方法。
付記13から16のいずれかに記載の無線通信方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施することを特徴とする無線通信プログラム。
102−1 第一送信器
102−2 第二送信器
103−1 第一受信器
103−2 第二受信器
104−1 第一変調器
104−2 第二変調器
105−1 第一復調器
105−1(b) 無線周波数帯Aの復調データ
105−2 第二復調器
105−2(b) 無線周波数帯Bの復調データ
106 隣接干渉波検出部
107 無線信号制御部
108 インタフェース部
109 アンテナ部
110 無線信号合成器
111 伝送データ合成器
111(j) 無線周波数帯AおよびBの復調データの合成器出力データ
201 無線装置(第二無線装置)
202−1 第一送信器
202−2 第二送信器
203−1 第一受信器
203−2 第二受信器
204−1 第一変調器
204−2 第二変調器
205−1 第一復調器
205−2 第二復調器
206 隣接干渉波検出部
207 無線信号制御部
208 インタフェース部
209 アンテナ部
210 無線信号合成器
211 伝送データ合成器
301 回線品質監視部
303 対向局間同期判定部
304 判断部
307 設定部
308 信号制御部
309−T 送信周波数制御部
309−R 受信周波数変換部
310−T 送信占有帯域制御部
310−R 受信占有帯域制御部
311−T 送信変調方式制御部
311−R 受信変調方式制御部
401−1 下側隣接チャンネル受信器
401−2 上側隣接チャンネル受信器
402−1 下側受信レベル検出器
402−2 上側受信レベル検出器
a 受信信号
b 復調信号
c 受信データ
d 伝送データ
e インタフェース信号
f 変調データ
g 隣接チャンネル無線通信信号
h 無線通信信号受信レベル
j 伝送データ
k 周波数設定信号
m 受信情報
n 復調制御信号
p 隣接波受信レベル
q 変調制御信号
r 隣接チャンネル受信信号
s 隣接チャンネル情報
A 回線品質信号
B 回線劣化信号
F 対向局変更要求信号
G 応答信号
K 設定情報
M 無線制御信号
N 周波数信号
Q 占有帯域信号
R 変調方式信号
T 周波数設定信号
U 占有帯域設定信号
W 変調方式設定信号
Claims (4)
- 対向する二つの無線装置の間をポイントツーポイントの無線通信を行う無線通信システムの無線装置のコンピュータに実行させる無線通信プログラムであって、
前記無線装置は、第一送信器と第一変調器とを含む第一の無線送信系、第一受信器と第一復調器とを含む第一の無線受信系、第二送信器と第二変調器とを含む第二の無線送信系、および第二受信器と第二復調器とを含む第二の無線受信系を備えた(1+1)冗長構成からなり、前記第一および第二の無線送信系のうちいずれか一方の無線送信系を現用として、あらかじめ割り当てられた特定の無線周波数を動作周波数として用いて相手側の無線装置への無線送信動作を行い、他方の無線送信系を予備系として無線送信動作を停止し待機するホットスタンバイ構成が可能な無線装置の無線通信プログラムにおいて、
前記第一送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二送信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、または前記第一受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の下側無線周波数に、且つ前記第二受信器の動作周波数を、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数の帯域を上下に二分した際の上側無線周波数に、前記ホットスタンバイ構成時の無線周波数から周波数変更する周波数制御処理と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのN(N:自然数)を、前記ホットスタンバイ構成時の少なくとも2倍に変更する変調方式制御処理と、
前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの占有帯域を、前記ホットスタンバイ構成時の半分の占有帯域に変更する占有帯域制御処理と、
自無線回線の受信信号の無線伝送品質が劣化したか否かを検出し、伝送品質が劣化した原因が、自無線装置が使用する前記無線周波数として占有する無線周波数帯域への隣接チャンネル干渉波によるものと判定した場合に、前記劣化を検出した第一および第二の無線受信系について前記周波数制御処理、前記変調方式制御処理、前記占有帯域制御処理を用いて、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを受信するFDDツインパス構成に構成変更する、または無線対向する相手側の無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質の劣化通知を受け取った場合に、第一および第二の無線送信系について前記周波数制御処理、前記変調方式制御処理、前記占有帯域制御処理を用いて、前記ホットスタンバイ構成から、前記下側無線周波数と前記上側無線周波数との二つの無線周波数を用いて同一データを送信するFDDツインパス構成に構成変更する構成変更処理と、
を前記コンピュータに実行させる無線通信プログラムであって、
前記周波数制御処理は、前記第一送信器と前記第二送信器、または前記第一受信器と前記第二受信器が使用する無線周波数帯域の中心周波数である動作周波数を個別に設定することで、それぞれの動作周波数を、各々の前記動作周波数を前記下側無線周波数および前記上側無線周波数から前記ホットスタンバイ構成時の元の無線周波数に戻す処理をさらに備え、
前記変調方式制御処理は、前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの変調方式2NのNを半分にして、前記ホットスタンバイ構成時の元の変調方式に戻す処理をさらに備え、
前記占有帯域制御処理は、前記第一変調器と前記第二変調器、または前記第一復調器と前記第二復調器のそれぞれの無線占有帯域を2倍して、前記ホットスタンバイ構成時の元の占有帯域に戻す処理をさらに備えるとともに、
前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化を解消することができたと判定した場合、第一及び第二の無線受信系を前記周波数制御処理、前記変調方式制御処理、前記占有帯域制御処理を用いて、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻す、または対向する無線装置から前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化解消の通知を受け取った場合に、第一及び第二の無線送信系を前記周波数制御処理、前記変調方式制御処理、前記占有帯域制御処理を制御して、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻すための構成復帰処理
をさらに備える無線通信プログラム。 - 前記構成復帰処理は、前記隣接チャンネル干渉波による前記受信信号の無線伝送品質劣化解消状態が、復帰監視時間としてあらかじめ定めた時間の間継続していた際に、前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に復帰する動作を実行する請求項1に記載の無線通信プログラム。
- 前記構成変更処理により前記ホットスタンバイ構成から前記FDDツインパス構成に構成変更する際に、対向する第一無線装置と第二無線装置との間の構成変更時の動作または構成復帰時の動作の同期合わせを行うための対向局間同期判定処理
をさらに備える請求項1または2に記載の無線通信プログラム。 - 前記構成復帰処理により前記FDDツインパス構成から元の前記ホットスタンバイ構成に戻す際に、対向する第一無線装置と第二無線装置との間の構成変更時の動作または構成復帰時の動作の同期合わせを行うための対向局間同期判定処理
をさらに備える請求項1または2に記載の無線通信プログラム。
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