JP4817969B2 - 通信方法およびそれを利用した基地局装置 - Google Patents

通信方法およびそれを利用した基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4817969B2
JP4817969B2 JP2006150702A JP2006150702A JP4817969B2 JP 4817969 B2 JP4817969 B2 JP 4817969B2 JP 2006150702 A JP2006150702 A JP 2006150702A JP 2006150702 A JP2006150702 A JP 2006150702A JP 4817969 B2 JP4817969 B2 JP 4817969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
synchronization signal
terminal device
synchronization
shortened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006150702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007324773A (ja
Inventor
伸博 正岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2006150702A priority Critical patent/JP4817969B2/ja
Publication of JP2007324773A publication Critical patent/JP2007324773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4817969B2 publication Critical patent/JP4817969B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に通信対象の端末装置に対して同期信号を送信するための通信方法およびそれを利用した基地局装置に関する。
ワイヤレス通信において、一般的に限りある周波数資源の有効利用が望まれている。特に、携帯電話や第二世代コードレス電話システムの普及に伴い、その要請はさらに高まっている。この要請に応えるための技術のひとつが、空間多重方式である。空間多重方式とは、複数の端末装置のそれぞれに対して、アンテナの指向性パターンを調節することによって、同一周波数かつ同一タイミングにおいて、互いの干渉を抑制しつつ、複数の端末装置と通信する技術である。このような空間多重方式においては、アンテナの指向性パターンによって、複数の端末装置との間の信号を分離する。この指向性パターンの形成には、アダプティブアレイアンテナ技術が適用される。従来、アダプティブアレイアンテナ技術においては、端末装置に対して送信する同期信号の信号強度を周期的に低減することによって、他の端末装置への干渉をより低減していた(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第02/054815号パンフレット
一般的に、アダプティブアレイアンテナ技術では、空間多重している既存の端末装置に対し、互いにヌルが向くようにアンテナの指向性を調整することによって、互いに干渉し合わないようにしている。しかしながら、基地局装置との間で同期が切断された端末装置に対しての送信は、指向性を調節することができず、他の端末装置に干渉を与えてしまうといった課題があった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、同期確立前の端末装置に対する信号による他の端末装置への干渉を低減できる通信方法およびそれを利用した基地局装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の基地局装置は、複数の端末装置を同一時間帯に多重して通信を実行する基地局装置であって、当該基地局装置と端末装置との間で同期を確立するための同期信号と、同期信号による同期が確立した端末装置に対するデータ信号とを生成する生成部と、生成部によって生成されたデータ信号を複数のアンテナから送信する際に、アンテナの指向性を制御し、生成部によって生成された同期信号を複数のアンテナから送信する際に、アンテナの指向性を制御しない送信部と、を備える。送信部は、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在する場合、同期信号の長さを短縮する。
この態様によると、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在する場合、同期信号の長さを短縮することによって、同期信号が送信されなくなった時間帯において、他の端末装置に対する干渉を低減できる。
送信部は、短縮された同期信号を端末装置に送信する場合、当該同期信号の送信に先立って、短縮された同期信号を送信する旨を端末装置に通知してもよい。このように、短縮された同期信号を端末装置に送信する場合、当該同期信号の送信に先立って、短縮された同期信号を送信する旨を端末装置に通知することによって、端末装置において遅延なく同期処理が実行できるため、通信開始までの所要時間を低減できる。
送信部は、短縮された同期信号を送信する場合、当該同期信号に多重されたデータ信号の少なくとも一部に対して、信号強度を増加してもよい。このように、短縮された同期信号を送信する場合、当該同期信号に多重されたデータ信号の少なくとも一部に対して、信号強度を増加することによって、端末装置における受信品質を向上できる。
生成部によって生成される同期信号は、当該基地局装置との間で同期を確立させるための既知信号を少なくとも含んでもよい。送信部は、短縮された同期信号と短縮されていない同期信号とで、それぞれ異なった既知信号を使用してもよい。この場合、短縮された同期信号と短縮されていない同期信号とで、それぞれ異なった既知信号を用いることによって、同期信号の誤受信を防止できる。
送信部は、短縮された同期信号に多重されたデータ信号の送信期間にわたって、短縮された同期信号を繰り返し送信してもよい。この場合、短縮された同期信号に多重されたデータ信号の期間にわたって、短縮された同期信号を繰り返し送信することによって、端末装置における同期信号の検出確率を向上できる。
本発明の別の態様は、通信方法である。この通信方法は、複数の端末装置を同一時間帯に多重して通信を実行する通信方法であって、基地局装置と端末装置との間で同期を確立するための同期信号と、同期信号による同期が確立した端末装置に対するデータ信号とを生成するステップと、生成されたデータ信号を複数のアンテナから送信する際に、アンテナの指向性を制御し、生成された同期信号を複数のアンテナから送信する際に、アンテナの指向性を制御しない送信ステップと、を含む。送信ステップは、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在する場合、同期信号の長さを短縮する。
本発明の別の態様は、複数の端末装置を同一時間帯に多重して通信を実行するためのプログラムであって、コンピュータに実行させるためのプログラムである。このプログラムは、基地局装置と端末装置との間で同期を確立するための同期信号と、同期信号による同期が確立した端末装置に対するデータ信号とを生成するステップと、生成されたデータ信号を複数のアンテナから無線ネットワークを介して端末装置に送信する際に、アンテナの指向性を制御し、生成された同期信号を複数のアンテナから無線ネットワークを介して端末装置に送信する際に、アンテナに対する指向性を制御しない送信ステップと、を含む。送信ステップは、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在する場合、同期信号の長さを短縮する。
送信ステップは、短縮された同期信号を端末装置に送信する場合、当該同期信号の送信に先立って、短縮された同期信号を送信する旨を端末装置に通知してもよい。また、送信ステップは、短縮された同期信号を送信する場合、当該同期信号に多重されたデータ信号の少なくとも一部に対して、信号強度を増加してもよい。また、生成ステップによって生成される同期信号は、当該基地局装置との間で同期を確立させるための既知信号を少なくとも含んでもよい。また、送信ステップは、短縮された同期信号と短縮されていない同期信号とで、それぞれ異なった既知信号を使用してもよい。また、送信ステップは、短縮された同期信号に多重されたデータ信号の送信期間にわたって、短縮された同期信号を繰り返し送信してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、同期確立前の端末装置に対する信号による他の端末装置への干渉を低減できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、第二世代コードレス電話システムのごとく、TDMA(Time Division Multiple Access)によって複数の端末装置を接続する基地局装置である。第二世代コードレス電話システムのひとつのフレームは、8つのタイムスロットによって構成され、さらにフレームが連続して配置されている。ひとつの端末装置に対して、フレーム単位にひとつのタイムスロットが割り当てられることによって、32kbpsのデータレートが実現される。なお、上下回線を考慮すれば、ひとつの端末装置に対して、フレーム単位にふたつのタイムスロットが割り当てられる。
本実施例に係る基地局装置は、さらにSDMA(Space Division Multiple Access)も適用し、ひとつのタイムスロットに複数の端末装置を割り当てる。基地局装置は、端末装置からの割り当て要求にしたがって、割り当て処理を実行する。割り当て処理が完了した後、基地局装置は、当該基地局装置との間で同期を確立するための同期信号(以下、「同期バースト」と表記する。)を端末装置に対して送信する。しかしながら、この送信は端末装置との間で同期が確立される前の処理であるため、指向性を調節することができず、他の端末装置に対する信号に干渉を与えてしまう場合がある。
一般的に、同期バーストには、プリアンブルと呼ばれる既知信号と、ユニークワードと呼ばれる既知信号と、送信元の基地局装置を示す情報と、受信先の端末装置を示す情報と、同期バーストのための送信領域を埋めるためのフィラーデータと、誤り検出符号とが含まれる。ここで、端末装置は、同期バーストに含まれたプリアンブルを用いてシンボルタイミングを同定し、さらに、ユニークワードを用いてスロットタイミングを同定する。したがって、これらの既知情報以外の情報は、端末装置における同期確立処理において必ずしも必要としない。
したがって、本実施形態にかかる基地局装置においては、基地局装置との間で同期が切断されている端末装置に対して送信する場合、既存の端末装置への干渉を低減するために、送信する信号の長さを短縮することとした。さらに、長さを短縮された部分の空きリソースについては、既存の端末装置に対する信号の信号強度を調節することによって、リソースを有効活用することとした。詳細は後述する。
図1は、本発明の実施例に係る基地局装置10の構成例を示す図である。基地局装置10は、アンテナ12と総称される第1アンテナ12a、第2アンテナ12b、第4アンテナ12d、無線部20と総称される第1無線部20a、第2無線部20b、第4無線部20d、処理部22と総称される第1処理部22a、第2処理部22b、第4処理部22d、変復調部24と総称される第1変復調部24a、第2変復調部24b、第4変復調部24d、インタフェース部26(InterFace部。以下、「IF部26」と略称する。)、品質取得部28、制御部30、管理部32を含む。また信号として、無線部側信号200と総称される第1無線部側信号200a、第2無線部側信号200b、第4無線部側信号200d、変復調部側信号202と総称される第1変復調部側信号202a、第2変復調部側信号202b、第4変復調部側信号202dを含む。
アンテナ12は、受信動作として、図示しない端末装置から無線周波数の信号を受信する。また、アンテナ12は、送信動作として、図示しない端末装置へ無線周波数の信号を送信する。なお、受信動作と送信動作のタイミングは、後述の制御部30によって制御される。アンテナ12は、アダプティブアレイアンテナ技術に対応しており、アンテナの指向性は、後述の処理部22によって制御される。ここで、アンテナ12の数を「4」とするが、これ以外の数であってもよい。
無線部20は、受信動作として、アンテナ12において受信した無線周波数の信号を周波数変換し、ベースバンドの信号を導出する。無線部20は、ベースバンドの信号を無線部側信号200として処理部22に出力する。一般的に、ベースバンドの信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線によって伝送されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。また、自動利得制御装置(Automatic Gain Controller。以下、「AGC」と略称する。)やアナログデジタル変換部(Analog Digital変換部。以下、「A/D変換部」と略称する。)も含まれる。無線部20は、送信動作として、処理部22からのベースバンドの信号を周波数変換し、無線周波数の信号を導出する。ここで、処理部22からのベースバンドの信号も無線部側信号200として示す。無線部20は、無線周波数の信号をアンテナ12に出力する。また、電力増幅器(Power Amplifier。以下、「PA」と略称する。)、デジタルアナログ変換部(Digital Analog変換部。以下、「D/A変換部」と略称する。)も含まれる。
処理部22は、同期確立後の受信動作として、複数の無線部側信号200に対して、アダプティブアレイ信号処理を実行する。処理部22は、アダプティブアレイ信号処理の結果を変復調部側信号202として出力する。ひとつの変復調部側信号202が、空間多重された複数の端末装置のうちのひとつに対応した信号に相当する。処理部22は、送信動作として、変復調部24から入力した変復調部側信号202に対してアダプティブアレイ信号処理を実行する。さらに、処理部22は、アダプティブアレイ信号処理した信号を無線部側信号200として出力する。
具体的には、処理部22は、受信処理として、受信信号から導出した受信ウエイトベクトルによって、無線部20から送られた受信信号のそれぞれを重み付けし加算する。受信ウエイトベクトルの導出方法は、任意のものでよく、そのひとつはLMS(Least Mean Squeare)アルゴリズムによる導出である。ここで、加算された信号が、変復調部側信号202として示される。
第二世代コードレス電話システムでは、バースト信号の先頭部分にプリアンブルが配置される。プリアンブルは、既知の信号であるので、トレーニング信号に相当する。ここで、処理部22は、トレーニング信号の期間中において予め記憶したトレーニング信号を参照信号として出力する。またこれらの期間以外は、予め規定しているしきい値によって、受信信号を判定し、その結果を参照信号として出力する。なお、判定は硬判定でなく、軟判定でもよい。ここで、端末装置との通信は、所定のタイムスロットにおいてなされる。そのため、バースト信号によって通信が実行される。
また、処理部22は、送信処理として、受信ウエイトベクトルから、送信信号の重み付けに必要な送信ウエイトベクトルを推定する。送信ウエイトベクトルの推定方法は、任意とするが、最も簡易な方法として、受信ウエイトベクトルをそのまま使用すればよい。あるいは、受信処理と送信処理との時間差によって生じる伝搬環境のドップラー周波数変動を考慮し、従来の技術によって、受信ウエイトベクトルを補正してもよい。なお、ここでは、受信ウエイトベクトルをそのまま送信ウエイトベクトルに使用するものとする。さらに、送信ウエイトベクトルによって、送信ベクトルを重み付けし、その結果のバースト信号の先頭部分に、プリアンブルを付加する。なお、以上の動作は、前述のごとく、図1の制御部30によって制御されるものとする。
変復調部24は、受信処理として、処理部22からの変復調部側信号202に対して、復調を実行する。変復調部24は、復調した信号をIF部26に出力する。また、変復調部24は、送信処理として、変調を実行する。変復調部24は、変調した信号を変復調部側信号202として処理部22に出力する。ここで、変調方式には、第二世代コードレス電話システムに対応したπ/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)を使用してもよい。一方、復調は、遅延検波、同期検波を行う。
IF部26は、図示しないネットワークと接続し、受信処理として、変復調部24において復調した個々の端末装置の信号を図示しないネットワークに出力する。また、IF部26は、復調した個々の端末装置の信号のいずれかに通信要求情報が含まれていた場合、制御部30に対し、通信要求情報にかかる端末装置を示す情報を通知する。また、IF部26は、送信処理として、ネットワークからデータを入力し、これを変復調部24に出力する。以上のごとく、アンテナ12、無線部20、処理部22、変復調部24は、図示しない複数の端末装置との通信を実現する。通信を実現するために、連続して配置されるフレームのそれぞれに含まれる複数のタイムスロットが使用される。
品質取得部28は、複数の端末装置のそれぞれの信号品質を取得して、制御部30に出力する。ここでは、複数の端末装置からそれぞれ受信した信号の強度を測定し、信号品質とする。なお、前述のごとく、SDMAを使用しているので、無線周波数の信号や無線部側信号200には、ひとつのタイムスロットに割り当てられた複数の端末装置からの信号が含まれている。そのため、品質取得部28は、第1処理部22aから第4処理部22dにおいてそれぞれ導出された受信ウエイトベクトルにもとづいて、信号品質を導出してもよい。受信ウエイトベクトルのそれぞれは、複数の端末装置のそれぞれに対応するように計算されるからである。品質取得部28は、ひとつの端末装置に対応した受信ウエイトベクトルの各成分を積算することによって、当該端末装置に対応した信号の強度を導出する。なお、SDMAを実行していない場合に、品質取得部28は、無線周波数の信号や無線部側信号200から信号の強度を導出してもよい。また、品質取得部28は、端末装置の内部で測定した下り信号品質を、無線回線を介して、取得しても良い。
制御部30は、IF部26から通知された通信要求と、品質取得部28から送られた信号品質を入力として、基地局装置10と通信すべき複数の端末装置に対して、無線チャネルを割り当てる。いいかえると、制御部30は、空間分割多重を行うべき複数の端末装置を決定する。また、基地局装置10に含まれる構成要素のタイミングを制御する。また、制御部30は、チャネル割当が完了した後、端末装置に対して送信すべき同期バーストを生成し、送信する。また、制御部30は、割り当ての結果を管理部32に送る。
なお、TDMAにおいては、端末装置と通信するために、端末装置に対してタイムスロットを割り当てるので、無線チャネルはタイムスロットに相当する。ここでは、TDMAに加えてSDMAも対象とするので、ひとつのタイムスロットに、複数の無線チャネルが配置される。そのため、ひとつのタイムスロットに、複数の端末装置が割り当てられる。なお、制御部30は、タイムスロットを割り当てる際に、管理部32において管理されているデータを参照してもよい。
管理部32は、制御部30から送られた情報にもとづいて、タイムスロットの割り当てに関するデータを管理する。具体的には、管理部32は、タイムスロットが割り当てられた端末装置を識別する情報と、割り当てられたタイムスロットを示す情報とを対応づけて図示しないメモリに記憶する。また、管理部32は、制御部30の要求にしたがってメモリにアクセスし、要求にかかる情報を対応関係から検索し、その結果を制御部30に通知する。
図2は、図1の制御部30によって実現されるフレームの構造例を示す図である。図2は、制御部30が複数の端末装置にタイムスロットを割り当てた場合に相当する。図2は、横軸の方向に、時間軸上のタイムスロットの配置、すなわち無線チャネルの配置を示し、縦軸の方向に、空間軸上の無線チャネルの配置を示す。すなわち、横軸がTDMAに相当し、縦軸がSDMAに相当する。
また、図2には、ふたつの連続したフレームが、「第iフレーム」、「第(i+1)フレーム」として示されている。また、それぞれのフレームには、「第1タイムスロット」から「第4タイムスロット」が含まれている。ここでは、上り回線あるいは下り回線の一方を示しているので、ひとつのフレームに含まれたタイムスロットの数を「4」としたが、実際には「8」つのタイムスロットが含まれているので、図示しない「第5タイムスロット」から「第8タイムスロット」も含まれている。なお、フレームには、所定の番号が付与されている。「タイムスロット」は、端末装置に割り当てるタイムスロットを示す。前述のごとく、ひとつのフレームには、8つのタイムスロットが含まれているが、上り回線あるいは下り回線に対して、4つのタイムスロットのそれぞれが端末装置に割り当てられる。ここでは、フレーム内の先頭から順に、第1タイムスロット、第2タイムスロット、第3タイムスロット、第4タイムスロットとする。そのため、異なるフレームであっても、第1タイムスロット同士は、フレーム内での相対的なタイミングが一致しているといえる。
しかしながら、「第1タイムスロット」に割り当てられた端末装置には、「第5タイムスロット」も割り当てられるように、上り回線用のタイムスロットと下り回線用のタイムスロットは、一般的に1対1で対応している。そのため、以下において、図示のごとく、「4」つのタイムスロットのみを説明の対象とする。
また、図2においては、別個の端末装置が多重されていることを示すために、図2中の各スロットに端末装置A34(以下、「ユーザA」と称する。)、端末装置B36(以下、「ユーザB」と称する。)が割り当てられている様子を示した。なお、このような表示は説明を明瞭にするために行っているものであり、実際には、端末装置に対して、これら以外の識別番号が付与されていてもよい。制御部30は、「第iフレーム」、「第(i+1)フレーム」の「第1タイムスロット」に、ユーザAを割り当てる。また、制御部30は、「第1タイムスロット」に、ユーザAと多重する端末装置として、ユーザBを割り当てる。
図3は、図1の制御部30の構成例を示す図である。制御部30は、確認部40と、生成部50と、調整部60とを含む。確認部40は、変復調部24を介して、当該基地局装置10との間で通信を実行すべき端末装置からの通信の開始要求を示すリンクチャネル割当要求を受信する。この受信を契機として、確認部40は、当該基地局装置との間で同期が確立された端末装置であって、通信を実行している端末装置(以下、「既存の端末装置」と表記する。)の存在の有無を管理部32に確認し、その結果を生成部50と調整部60に通知する。さらに、確認部40は、変復調部24を介して、端末装置から短縮された同期バースト信号を受信できる機能を保有するか否かを示す情報(以下、「短縮同期バースト対応フラグ」と表記する。)を受信し、生成部50に通知する。なお、短縮同期バースト対応フラグは、通信の開始要求に係る信号に含まれていてもよい。
生成部50は、確認部40によって確認された結果に応じて、その端末装置と当該基地局装置10との間で同期バーストを生成し、生成された同期バーストを端末装置に向けて無線部20に送信させる。具体的には、確認部40によって既存の端末装置の存在が確認されなかった場合、生成部50は、通常の同期バースト(以下、「通常同期バースト」と表記する。)を生成する。一方、確認部40によって既存の端末装置の存在が確認された場合、生成部50は、短縮された同期バースト(以下、「短縮同期バースト」と表記する。)を生成する。さらに、生成部50は、生成した短縮同期バーストの送信に先立って、短縮同期バーストを送信する旨の信号を端末装置に向けて無線部20に送信させる(以下、「事前通知」と表記する。)。
図4(a)〜(b)は、図3の生成部50における同期バーストの第1と第2の生成例を示す図である。図4(a)〜(b)において、横軸は時間を示す。また、時刻0から時刻t5までを1スロット区間とする。図4(a)は、図3の生成部50において生成される通常同期バーストを示す図である。図示するごとく、通常同期バーストは、「プリアンブル」と、「ユニークワード」と、「送信CS−ID」と、「受信PS−ID」と、「フィラーデータ」と、「CRC」とを含む。
「プリアンブル」は、同期バースト信号の先頭に配置される既知の情報である。「ユニークワード」は、固有の識別情報を示す。「送信CS−ID」は、同期バーストを送信する基地局装置10を識別するための識別情報を示す。「受信PS−ID」は、同期バーストを受信させるべき端末装置を識別するための識別情報を示す。「フィラーデータ」は、意味を持たない情報が配置され、通常は、0が埋められる。「CRC」は、同期バーストを受信した端末装置において同期バースト内に発生した誤りを検出するための巡回冗長検査符号(Cyclic Redundancy Check−code)を示す。
図4(b)は、図3の生成部50において生成される短縮同期バーストを示す図である。図示するごとく、短縮同期バーストは、「プリアンブル」と「ユニークワード」を含む。いいかえると、短縮同期バーストは、通常同期バーストから、「送信CS−ID」と「受信PS−ID」と「フィラーデータ」と「CRC」を除いた信号となる。したがって、短縮同期バーストは、通常同期バーストに比べ、送信期間が大幅に短縮された信号となる。このような態様により、時刻t1からt5までの区間は信号が存在しないため、既存の端末装置に対して干渉となることもない。
一方、短縮同期バーストには、「送信CS−ID」と「受信PS−ID」が含まれていないため、他の端末装置が誤受信する場合がある。したがって、短縮同期バーストを送信する際、基地局装置10は、他の端末装置がこの同期バーストを誤って受信しないように、通常同期バーストとは異なるユニークワードを用いる。その際、事前通知において、短縮同期バーストに含めるユニークワードの種別を通知してもよい。このような態様により、他の端末装置に影響を与えることなく、短縮された同期バーストを使用できることとなる。
図3に戻る。調整部60は、確認部40によって既存の端末装置の存在が確認された場合、既存の端末装置に対する信号の信号強度を調整する。具体例を用いて説明する。図5は、図3の調整部60における信号強度の調整例を示す図である。横軸は時間を示す。また、縦軸は信号強度を示す。ここでは、第1端末装置と第2端末装置を既存の端末装置と仮定する。また、第3端末装置は、新たに通信の開始要求を行なった端末装置と仮定する。ここで、第1端末装置に対する信号は、第1プリアンブル、第1ユニークワード、第1データ、および、第1CRCを含む。同様に、第2端末装置に対する信号は、第2プリアンブル、第2ユニークワード、第2データ、および、第2CRCを含む。また、第3端末装置に対する同期バーストは、第3プリアンブルと第3ユニークワードとを含む。
図示する調整例においては、プリアンブル領域300と、ユニークワード領域310と、データ領域320と、CRC領域330とを含む。プリアンブル領域300は、第1プリアンブル〜第3プリアンブルを含む。また、ユニークワード領域310は、第1ユニークワード〜第3ユニークワードを含む。また、データ領域320は、第1データ〜第2データを含む。また、CRC領域330は、第1CRC〜第2CRCを含む。
プリアンブル領域300に配置される第1〜第3プリアンブル、および、ユニークワード領域310に配置される第1〜第3ユニークワードの信号強度は、それぞれPに設定される。一方、データ領域320に配置される第1〜第2データ、および、CRC領域330に配置される第1〜第2CRCの信号強度は、それぞれ1.5Pに設定される。
このように、同期バーストを短縮することによって、既存の端末装置に対する送信信号のうち、短縮された時刻t1からt5の部分の信号強度を増加できる。この増加により、既存の端末装置における受信性能を向上でき、もって、システムリソースを有効活用できる。なお、基地局装置10における送信信号の信号強度の総和は、いずれの時刻においても、3Pを超えないため、信号強度を増加したことによる基地局装置10およびシステム全体への影響はない。
なお、図5に図示するごとく、プリアンブル領域300とユニークワード領域310は、通常同期バーストと短縮同期バーストの双方に配置されるため、この部分において干渉が発生する場合がある。しかしながら、誤り訂正を適用することによって、プリアンブル領域300とユニークワード領域310が訂正されるため、既存の端末装置に対しての影響はほとんどない。いいかえると、短縮同期バーストを使用することによって、既存の端末装置において干渉される量を低減できるため、誤り訂正復号の効果を向上できる。
これらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
ここで、図1の基地局装置10の動作例について詳細に説明する。図6は、図1の基地局装置10の動作例を示す図である。
基地局装置10は、端末装置から通信の開始要求にかかるリンクチャネル確立要求信号を受信する(S10)。この信号の受信に対し、基地局装置10は、リンクチャネル割当信号を送信する(S12)。つぎに、基地局装置10は、S10で受信した信号に含まれた短縮同期バースト対応フラグを確認する(S14)。ここで、短縮同期バースト対応フラグが対応可能を示す場合(S14のY)、基地局装置10は、既存の端末装置の存在を確認する(S16)。
既存の端末装置の存在が確認された場合(S16のY)、基地局装置10は、端末装置に対し、事前通知を実行する(S18)。つぎに、基地局装置10は、短縮同期バーストを生成する(S20)。さらに、基地局装置10は、生成された短縮同期バーストを端末装置に送信する(S22)。さらに、基地局装置10は、既存の端末装置に対する信号のうち、短縮同期バーストの送信が終了してから次のタイムスロットの先頭までに含まれる信号の信号電力を調整する(S24)。
一方、短縮同期バースト対応フラグが対応不可能を示す場合(S14のN)、もしくは、既存の端末装置の存在が確認されなかった場合(S16のN)、基地局装置10は、通常同期バーストを生成し(S26)、生成された通常同期バーストを端末装置に送信する(S28)。
本発明の実施例によれば、既存の端末装置の存在が確認された場合、生成部50によって生成された信号を短縮して端末装置に送信することによって、短縮された時間帯においては信号が送信されないため、既存の端末装置に対する干渉を低減できる。また、短縮された信号の送信に先立って、短縮された信号を送信する旨の信号を端末装置に送信することによって、端末装置において遅延なく同期処理が実行できるため、通信開始までの所要時間を低減できる。また、短縮された信号を送信した後に、確認部40によって存在が確認された既存の端末装置に対して送信する信号の強度を増加することによって、使用されていないリソースを有効活用できる。また、短縮同期バーストを使用することによって、既存の端末装置に干渉しうる部分を低減できるため、誤り訂正復号の効果を向上でき、既存の端末装置の受信品質を向上できる。
次に、本発明の実施形態の変形例を示す。まず概要を述べる。本発明の実施形態の変形例は、実施形態と同様に基地局装置10に関する。本変形例における基地局装置10は、図1、図3に示す基地局装置10と同様の構成をとる。本発明の実施形態との違いは、制御部30に含まれる生成部50が生成する短縮同期バーストの態様である。なお、前述した実施形態と共通する部分については同一の符号を付して説明を簡略化する。
図7は、本発明の実施形態の変形例にかかる生成部50における生成例を示す図である。図示するごとく、生成部50は、「プリアンブル」と「ユニークワード」と「送信CS−ID」と「受信CS−ID」と「CRC」を含む短縮同期バーストを生成する。本変形例における短縮同期バーストは、通常同期バーストから、「フィラーデータ」を除いた信号となる。また、本変形例における短縮同期バーストは、前述した実施形態で示した図4(b)における短縮同期バーストと比べ、「送信CS−ID」と「受信CS−ID」と「CRC」を含んでいる点が異なる。
このように短縮同期バーストに「送信CS−ID」と「受信CS−ID」を含ませることによって、端末装置における処理を軽減できる。短縮同期バーストに「CRC」を含ませることによって、端末装置において、短縮同期バーストの誤りの有無を検査でき、同期確立に要する時間を低減できる。また、「送信CS−ID」と「受信CS−ID」により、既存の端末装置における誤受信を防止できる。このような場合、通常同期バーストと短縮同期バーストとで、ユニークワードを変える必要はない。
次に、本発明の実施形態の別の変形例を示す。まず概要を述べる。本発明の実施形態の変形例は、実施形態と同様に基地局装置10に関する。本変形例における基地局装置10は、図1、図3に示す基地局装置10と同様の構成をとる。本発明の実施形態との違いは、基地局装置10と端末装置との間に適用される通信方式がSDMAではなく、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)となる点である。なお、前述した実施形態と共通する部分については同一の符号を付して説明を簡略化する。
図8は、本発明の実施形態の別の変形例にかかる生成部50における生成例を示す図である。横軸は時間を示す。また、縦軸は周波数を示す。ここでは、第1端末装置と第2端末装置と第4端末装置を既存の端末装置と仮定する。また、第3端末装置は、新たに通信の開始要求を行なった端末装置と仮定する。第1端末装置〜第4端末装置は、サブチャネル400で代表される第1サブチャネル400a〜第4サブチャネル400dのそれぞれに割り当てられるものと仮定する。なお、説明の便宜上、それぞれのサブチャネル400を連続して示したが、サブチャネル400間にガードチャネルを含んでもよい。また、それぞれのサブチャネル400は、複数のサブキャリアから構成されてもよい。
ここで、第1端末装置、第2端末装置、および、第4端末装置に対する信号は、それぞれ第1プリアンブル、第2プリアンブル、および、第4プリアンブルと、第1ユニークワード、第2ユニークワード、および、第4ユニークワードと、第1送信CS−ID、第2送信CS−ID、および、第4送信CS−IDと、第1受信PS−ID、第2受信PS−ID、および、第4受信PS−IDと、第1データ、第2データ、および、第4データと、第1CRC、第2CRC、および、第4CRCとを含む。また、第3端末装置に対する同期バーストは、生成部50によって、短縮同期バーストとして生成されるため、第3プリアンブルと第3ユニークワードのみを含む。なお、便宜上、それぞれの端末装置に対する信号に含まれる情報を、それぞれの端末装置が割り当てられる周波数帯域に配置されるとして図示したが、それぞれの周波数帯域に含まれる少なくとも1以上のサブキャリアに配置されていてもよい。
図示する生成例においては、プリアンブル領域300と、ユニークワード領域310と、送信CS−ID領域340と、受信PS−ID領域350と、データ領域320と、CRC領域330とを含む。プリアンブル領域300は、第1プリアンブル〜第4プリアンブルを含む。また、ユニークワード領域310は、第1ユニークワード〜第4ユニークワードを含む。また、送信CS−ID領域340は、第1送信CS−ID、第2送信CS−ID、および、第4送信CS−IDを含む。また、受信PS−ID領域350は、第1受信PS−ID、第2受信PS−ID、および、第4受信PS−IDを含む。また、データ領域320は、第1データ、第2データ、および、第4データを含む。また、CRC領域330は、第1CRC、第2CRC、および、第4CRCを含む。
図示するごとく、新たに通信の開始要求を行なった第3端末装置においては、同期バーストを短縮することにより、時刻t1からt5までの区間は信号が存在しないため、他の端末装置に対する信号への干渉を低減できることとなる。なお、短縮同期バーストは、送信CS−IDと受信PS−IDを含んでもよい。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、実施形態と変形例の組合わせ、もしくは、変形例同士の組合わせが可能なこと、またそうした変形例もしくは組合わせも本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施形態において、既存の端末装置の存在が確認されなかった場合、基地局装置10は、通常同期バーストを送信するとして説明した。しかしながらこれに限らず、例えば、図6において、S14のYに示す端末装置が短縮同期バーストに対応している場合、S16の処理を省略し、既存の端末装置の存在の有無にかかわらず、基地局装置10は、短縮同期バーストを生成して送信するとしてもよい。この場合、S22の処理も省略してもよい。この態様によると、基地局装置10における処理を簡略化できる。また、送信部は、短縮同期バーストとして、プリアンブルとユニークワードを送信するとして説明した。しかしながらこれに限らず、例えば、図4(b)における時刻t1からt5の区間において、送信部は、短縮された同期信号を繰り返し送信してもよい。この場合、同期バーストの送信エネルギーを増加できるため、端末装置における同期バーストの検出確率を向上でき、同期確立処理をより早く完了できる。
また、本発明の実施形態におけるアクセス方式は、図2に示すように、空間分割多重アクセス方式を適用するとして説明した。しかしながらこれに限らず、複数の端末装置を同一時間帯で多重する他のアクセス方式、たとえば、周波数分割多重アクセス方式(Frequency Division Multiple Access)や符号分割多重アクセス方式(Code Division Multiple Access)を適用してもよい。このような場合であっても、前述した効果と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施例に係る基地局装置の構成例を示す図である。 図1の制御部によって実現されるフレームの構造例を示す図である。 図1の制御部の構成例を示す図である。 図4(a)〜(b)は、図3の生成部における同期バーストの第1と第2の生成例を示す図である。 図3の調整部における信号強度の調整例を示す図である。 図1の基地局装置の動作例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例にかかる生成部における生成例を示す図である。 本発明の実施形態の別の変形例にかかる生成部における生成例を示す図である。
符号の説明
10 基地局装置、 12 アンテナ、 20 無線部、 22 処理部、 24 変復調部、 26 IF部、 28 品質取得部、 30 制御部、 32 管理部、 40 確認部、 50 生成部、 60 調整部、 200 無線部側信号、 202 変復調部側信号、 300 プリアンブル領域、 310 ユニークワード領域、 320 データ領域、 330 CRC領域、 340 送信CS−ID領域、 350 受信PS−ID領域、 400 サブチャネル。

Claims (7)

  1. 複数の端末装置を同一時間帯に多重して通信を実行する基地局装置であって、
    当該基地局装置と端末装置との間で同期を確立するための同期信号と、同期信号による同期が確立した端末装置に対するデータ信号とを生成する生成部と、
    前記生成部によって生成されたデータ信号を複数のアンテナから送信する際に、アンテナの指向性を制御し、前記生成部によって生成された同期信号を複数のアンテナから送信する際に、アンテナの指向性を制御しない送信部と、
    を備え、
    前記送信部は、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在しない場合、所定のデータが配置されることによって、短縮されていない同期信号を送信し、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在する場合、所定のデータの配置が省略されることによって、短縮された同期信号を送信することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記送信部は、短縮された同期信号を端末装置に送信する場合、当該同期信号の送信に先立って、短縮された同期信号を送信する旨を前記端末装置に通知することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記送信部は、短縮された同期信号を送信する場合、当該同期信号に多重されたデータ信号の少なくとも一部に対して、信号強度を増加することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  4. 前記生成部によって生成される同期信号は、当該基地局装置との間で同期を確立させるための既知信号を少なくとも含み、
    前記送信部は、短縮された同期信号と短縮されていない同期信号とで、それぞれ異なった既知信号を使用することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  5. 前記送信部は、短縮された同期信号に多重されたデータ信号の送信期間にわたって、短縮された同期信号を繰り返し送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  6. 複数の端末装置を同一時間帯に多重して通信を実行する通信方法であって、
    基地局装置と端末装置との間で同期を確立するための同期信号と、同期信号による同期が確立した端末装置に対するデータ信号とを生成するステップと、
    生成されたデータ信号を複数のアンテナから送信する際に、アンテナの指向性を制御し、生成された同期信号を複数のアンテナから送信する際に、アンテナの指向性を制御しない送信ステップと、
    を含み、
    前記送信ステップは、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在しない場合、所定のデータが配置されることによって、短縮されていない同期信号を送信し、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在する場合、所定のデータの配置が省略されることによって、短縮された同期信号を送信することを特徴とする通信方法。
  7. 複数の端末装置を同一時間帯に多重して通信を実行するためのプログラムであって、
    基地局装置と端末装置との間で同期を確立するための同期信号と、同期信号による同期が確立した端末装置に対するデータ信号とを生成するステップと、
    生成されたデータ信号を複数のアンテナから無線ネットワークを介して端末装置に送信する際に、アンテナの指向性を制御し、生成された同期信号を複数のアンテナから無線ネットワークを介して端末装置に送信する際に、アンテナの指向性を制御しない送信ステップと、
    を含み、
    前記送信ステップは、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在しない場合、所定のデータが配置されることによって、短縮されていない同期信号を送信し、同期信号を送信する際、他の端末装置に対するデータ信号であって、同期信号と同一の時間帯に多重されたデータ信号が存在する場合、所定のデータの配置が省略されることによって、短縮された同期信号を送信することを特徴とするコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2006150702A 2006-05-30 2006-05-30 通信方法およびそれを利用した基地局装置 Expired - Fee Related JP4817969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006150702A JP4817969B2 (ja) 2006-05-30 2006-05-30 通信方法およびそれを利用した基地局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006150702A JP4817969B2 (ja) 2006-05-30 2006-05-30 通信方法およびそれを利用した基地局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007324773A JP2007324773A (ja) 2007-12-13
JP4817969B2 true JP4817969B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=38857203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006150702A Expired - Fee Related JP4817969B2 (ja) 2006-05-30 2006-05-30 通信方法およびそれを利用した基地局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4817969B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252049A (ja) 2009-04-15 2010-11-04 Sony Corp 通信装置及び通信方法、コンピューター・プログラム、並びに通信システム
JP2015073182A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 株式会社電通 コンテンツ同期システム、イベント演出システム、同期装置、ならびに記録媒体

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69700488T2 (de) * 1996-06-04 2000-03-16 Texas Instruments Inc Verbesserungen in oder bezüglich Telekommunikationssystemen
US6061561A (en) * 1996-10-11 2000-05-09 Nokia Mobile Phones Limited Cellular communication system providing cell transmitter location information
JPH1188313A (ja) * 1997-09-08 1999-03-30 Oki Electric Ind Co Ltd 移動体通信システム及び通信方法
CN1206877C (zh) * 2000-12-27 2005-06-15 三洋电机株式会社 无线基地系统及同步脉冲串的发送控制方法
JP4318876B2 (ja) * 2001-10-03 2009-08-26 京セラ株式会社 アダプティブアレイ基地局
US7020107B2 (en) * 2003-01-21 2006-03-28 Arraycomm, Llc Methods for reliable user switchback on a PHS spatial division multiple access channel
JP4130374B2 (ja) * 2003-03-28 2008-08-06 京セラ株式会社 無線装置および通信制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007324773A (ja) 2007-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7990905B2 (en) Communication system using relay base stations with asymmetric data links
EP1958351B1 (en) Point to multipoint device for communication with a plurality of telecommunications units
US8036669B2 (en) Orthogonal resource reuse with SDMA beams
US8971266B2 (en) Method and apparatus for conveying downlink scheduling signaling
CN107113826A (zh) 用于免授权上行链路传输方案的传输系统和方法
EP3895362B1 (en) Method and apparatus for csi-rs enhancement for nr unlicensed spectrum
JP2009171288A (ja) スケジューリング方法及び無線基地局
JPWO2016152676A1 (ja) ユーザ装置及び基地局
EP3866426A1 (en) Numerology-dependent downlink control channel mapping
KR20080048521A (ko) 무선 기지국장치 및 그 장치를 사용한 무선 통신시스템
WO2007077763A1 (ja) 基地局装置及び基地局装置の制御方法
US20220353862A1 (en) Transmission of uplink channels with frequency hopping
JP4289854B2 (ja) 無線基地装置、移動端末装置、参照信号制御方法および参照信号制御プログラム
JP4817969B2 (ja) 通信方法およびそれを利用した基地局装置
EP3430844B1 (en) Telegram splitting for slotted aloha
CN104685818A (zh) 使用载波聚合的通信系统中的分量载波(去)激活
JP2006237934A (ja) チャネル割当方法およびそれを利用した基地局装置
JP4260160B2 (ja) 割当方法、およびそれを利用した基地局装置
EP4005106A1 (en) Minimizing block error rate (bler) associated with a beam switch
US20110013580A1 (en) Communication method and a base station apparatus using the method
JP7160458B1 (ja) 無線親機、無線親機の制御方法及びプログラム
JP6997130B2 (ja) データ送信方法及びデバイス
KR102064899B1 (ko) 상향링크-하향링크 간섭 제어 방법 및 이를 위한 장치
JP6679745B2 (ja) 不定期に送信される微細タイミング参照信号によって動作する方法およびデバイス
JP5570372B2 (ja) 無線基地局および無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees