JP6798105B2 - 排水弁装置、及び、それを備えた洗浄水タンク装置 - Google Patents

排水弁装置、及び、それを備えた洗浄水タンク装置 Download PDF

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Description

本発明は、排水弁装置、及び、洗浄水タンク装置に係り、特に、便器に洗浄水を供給する排水弁装置、及び、それを備えた洗浄水タンク装置に関する。
従来から、便器を洗浄する洗浄水を貯える洗浄水タンク装置の排水弁装置として、洗浄水タンク装置底面の排水口を開閉する弁体と、この弁体から上方へと延設されたオーバーフロー管(作動杆)とを備え、弁体とオーバーフロー管が共に上下動することで、排水口の開閉動作を行って洗浄水量を制御する排水弁装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の洗浄水タンク装置において、適度に撓むゴムや軟質合成樹脂等の膨潤する材料で形成された弁体のシール性能を向上させるために、弁体を略水平に保持する手段を備えた排水弁装置が採用されている。
特開2012−255253号公報
しかし、上述した従来の洗浄水タンク装置において、洗浄水タンクのコンパクト化等によって洗浄水タンク内の止水水位が低くなる場合、止水時における弁体にかかる水頭圧も低くなってしまう。そのため、弁座と弁体のシール性が確保されにくくなる。また、弁体や弁座に凹凸が多数生じると、弁体や弁座に生じた凹凸によって排水口を完全に閉止することが困難となる。その結果、洗浄水タンク内に貯えている洗浄水が止水時に排水口へ漏れてしまうという懸念がある。そこで、弁体の上下方向の厚みを薄くすることで、弁体の剛性を低下させ、弁体や弁座の凹凸に追従しやすくするという方法が考えられる。しかし、弁体の上下方向の厚みを薄くしてしまうと、弁体の作動杆に連接される固定部において、作動杆と固定部との接触面積が減少する。そのため、作動杆と固定部との間に隙間が発生し、その隙間から洗浄水が排水口へ漏れてしまうという懸念がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、弁座に対する弁体のシール性を向上させた洗浄水タンク装置の提供を目的としている。
本発明に係る排水弁装置は、便器に洗浄水を供給する洗浄水タンクに設けられた排水弁装置であって、上記洗浄水タンクの底面に開口された排水口を開閉する弁体と、この弁体を下端部に有し、上下動することで上記弁体による上記排水口の開閉を行う作動杆と、を備え、上記弁体は、上記作動杆に連接された固定部と、この固定部から外周方向に張り出して上記排水口の上端に沿って設けられた弁座に当接するシート部と、を有し、上記シート部の上方に配置されており、上記弁体による上記排水口の閉止時に、上記シート部の外周部に対して下方向に荷重を加えるおもり部材を備える。
この構成によれば、固定部にはおもり部材の荷重を加えずに、シート部の外周部(例えば、弁体と弁座とが当接する位置よりもさらに外側の位置)におもり部材の荷重を加えることで、弁座に対してシート部を下方向に押し付ける。そのため、止水時における弁体にかかる水頭圧が低い場合や、弁体や弁座に凹凸が発生した場合においても、弁座とシート部のシール性を向上することができる。
本発明に係る排水弁装置において、好ましくは、上記おもり部材は、上記弁体とは独立して上下方向に移動できるように上記作動杆に設けられている。
この構成によれば、おもり部材は弁体と独立して作動杆に設けられていることにより、弁体を弁座に押さえ付けつつ、弁座に対して作動杆は動くことができる。そのため、作動杆が傾いても、弁座に対する弁体のシール性を保つことができる。
本発明に係る排水弁装置において、好ましくは、上記弁体による上記排水口の閉止時には、上記おもり部材の外周側が上記シート部の上面と当接すると共に、この当接位置よりも上記固定部側における上記おもり部材と上記シート部との間には間隙が形成される。
この構成によれば、おもり部材はシート部の内周部でなくシート部の外周部を弁座に押し付け、且つ、おもり部材とシート部との間に間隙が設けられていることで、シート部の外周部が動きにくくなりつつ、弁体に対して作動杆は動くことができる。そのため、作動杆が傾いても、弁座に対する弁体のシール性をより確実に保つことができる。
また、本発明に係る排水弁装置においては、上記おもり部材は、上記シート部の外周部を下方向へ付勢するバネ手段であってもよい。
この構成によれば、固定部にはおもり部材の荷重を加えずに、シート部の外周部(例えば、弁体と弁座とが当接する位置よりもさらに外側の位置)にバネ手段により荷重を加えることで、弁座に対してシート部を下方向に押し付ける。そのため、止水時における弁体にかかる水頭圧が低い場合や、弁体や弁座に凹凸が発生した場合においても、弁座とシート部のシール性を向上することができる。
本発明に係る排水弁装置において、好ましくは、上記弁体と上記おもり部材との間に介設部材を備える。
この構成によれば、弁体とおもり部材との間に介設部材を備えたことにより、弁体とおもり部材とが直接接触せず、例えば、おもり部材に金属材料が用いられた場合、おもり部材に生じた錆等の発生箇所から弁体を離間することができる。そのため、錆等の化学的な不安定環境に左右されずに、弁座に対する弁体のシール性を確保することができる。
本発明に係る排水弁装置において、好ましくは、上記介設部材は、上記シート部の外周部に当接する当接部と、この当接部よりも上記固定部側に設けられ、上記弁体の上面との間に間隙を形成する間隙形成部と、を有する。
この構成によれば、介設部材が、弁体のシート部の外周部と当接する当接部を有していることにより、当接部からシート部の外周部におもり部材の荷重がかかって、シート部が弁座に押し付けられることで、シート部の外周部が動きにくくなる。そのため、弁座に対する弁体のシール性を向上することができる。さらに、介設部材とシート部との間に間隙を設けることにより、弁体に対して作動杆はある程度動くことができるため、作動杆が傾いたときに生じたガタつきを吸収することができる。
本発明に係る排水弁装置において、好ましくは、上記シート部は上記固定部よりも肉薄に形成されている。
この構成によれば、作動杆に連接される固定部よりもシート部を肉薄に形成していることにより、固定部の剛性を保ちつつ、例えば弁体や弁座に凹凸が発生した場合も、凹凸にシート部が追従し易くなる。そのため、固定部とシート部のシール性を向上することができる。
また、本発明は、上記排水弁装置を有する洗浄水タンク装置である。
この構成によれば、洗浄水タンク装置における排水弁装置の弁座に対する弁体のシール性を向上させることができる。
本発明によれば、弁座に対する弁体のシール性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置が適用される水洗便器の概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る排水弁装置が内部に設けられた洗浄水タンク装置の内部構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る排水弁装置の内部構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る排水弁装置の断面図であり、閉弁時の状態を示す。 本発明の一実施形態に係る排水弁装置の断面図であり、開弁時の状態を示す。 本発明の変形例に係るおもり部材を介設部材が包み込む構成を示す斜視断面図である。 本発明の変形例に係るおもり部材を介設部材が包み込む構成を示す断面図である。 本発明の変形例に係るおもり部材がコイルバネである構成を示す排水弁装置の断面図であり、開弁時の状態を示す。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る排水弁装置、及び、それを備えた洗浄水タンク装置について、具体的に説明する。
<水洗便器の構成>
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置が適用された水洗便器について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク装置が適用される水洗便器の概略断面図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る排水弁装置が内部に設けられた洗浄水タンク装置の内部構造を示す斜視図である。
図1を正面からみたときの水洗便器1において、水洗便器1の下方の前方側には、ボウル部2が形成され、後方側の上部には導水路4が、導水路4の下方にはボウル部2と連通する排水トラップ管路6が、それぞれ形成されている。
水洗便器1のボウル部2の上縁部にはオーバーハング形状のリム8が形成される。このリム8に導水路4から洗浄水が供給されるリム吐水口10が形成され、リム吐水口10から吐水される洗浄水が旋回しながら下降してボウル部2を洗浄できるようになっている。また、水洗便器1を側面から見たとき、つまり、図1を正面から見たときのボウル部2の中心下方には、導水路4から洗浄水が供給されるジェット吐水口12が形成される。このジェット吐水口12から洗浄水が排水トラップ管路6に向けて吐水され、サイホンを短時間で発生させるようになっている。
水洗便器1の導水路4の上方には、洗浄水を貯留する本実施形態による洗浄水タンク装置14が設けられている。
<洗浄水タンク装置の構成>
つぎに、図1及び図2により、洗浄水タンク装置14について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の洗浄水タンク装置14は、外装タンク16と、蓋ユニット18と、排水弁装置20と、操作装置22と、給水装置24と、本実施形態における洗浄水タンクとしての機能を有する内装タンク28と、を備えている。
なお、図2において、内装タンク28内の満水時の水位(最高水位)がWL1で示されており、内装タンク28内の止水時の水位がWL2で示されている。
外装タンク16は、いわゆる、ローシルエットタイプの洗浄水タンクであり、外装タンク16の上端の位置の高さが、比較的上下方向に長い、いわゆるハイシルエットタイプの洗浄水タンクよりも低く設定されている。この外装タンク16の内側には、洗浄水が貯留される内装タンク28が設けられている。この内装タンク28も、比較的横長形状のローシルエット形状となっている。
内装タンク28の底面28aには、排水口16bが開口されている。排水口16bは、水洗便器1の導水路4に連通している。この内装タンク28内には、排水弁装置20、操作装置22、給水装置24が設けられている。また、内装タンク28の外側には、断熱材(図示せず)が設けられている。
図1に示すように、蓋ユニット18は、外蓋30及び内蓋32を備えている。内蓋32は、内装タンク28の上方の開口を覆うように、外蓋30の内側に取付けられ、外蓋30は、内装タンク28に取付けられた内蓋32を覆うように外装タンク16の上端に着脱自在に固定されている。
なお、外蓋30において、手洗い吐水に用いられる手洗い鉢や、この手洗い鉢に吐水する吐水管が設けられてもよい。
<排水弁装置の構成>
つぎに、図2〜図4により、本実施形態による洗浄水タンク装置14の排水弁装置20について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る排水弁装置の内部構造を示す斜視図であり、図4は、本発明の一実施形態に係る排水弁装置の断面図であり、閉弁時(閉止時)の状態を示す。
排水弁装置20は、内装タンク28内の洗浄水を水洗便器1に供給する装置であり、ベース部34と、支持部材36と、作動杆38と、弁体40と、ガイド部材42と、収納部材44と、介設部材46と、おもり部材48とを備えている。
まず、ベース部34は、内装タンク28の底面28aと一体に形成され、排水口16bが開口されている。この排水口16bの上端に沿って形成されて、弁体40が当接可能な弁座26を備えている。弁座26は、弁体40が最低位置まで下降した際に、弁体40が上方から密接して排水口16bを密閉できるようになっている。
なお、本発明はこのような形態に限定されものではなく、例えば、ベース部34と内装タンク28の底面28aとが別体に形成されるような形態でもよい。
支持部材36は、ベース部34から上方に延びるように設けられており、保持部36aと、支持部36bを備えている。保持部36aは、収納部材44の横ずれを防止するために、上端部にスナップフィットを有している。
保持部36a及び支持部36bは、ベース部34の任意の箇所に複数設けられて且つ上方に所定長さ延びた柱状の部材であり、収納部材44の基部44aをベース部34に対して所定の上方位置に支持している。
収納部材44を、保持部36a及び支持部36bによって所定の上方位置に支持することにより、収納部材44とベース部34との間に、内装タンク28内の洗浄水を排水口16bに導く導水部50を形成している。
また、支持部材36の保持部36a及び支持部36bにおいて、収納部材44の基部44aの四隅を支持するために、ベース部34の上方に収納部材44の基部44aの四隅がくる四箇所に保持部36a及び支持部36bをそれぞれ設け、支持部材36を合計8つ設けている。
つぎに、作動杆38は、いわゆるオーバーフロー管であり、その下端部に位置し且つ内装タンク28の排水口16bと対向する下端開口部38aから、上方に位置する上端開口部38bにかけて略円筒状に伸びている管部材である。作動杆38は、ガイド部材42によって上下方向に摺動可能に保持されている。
作動杆38は、その外面を周方向に沿って等間隔に四等分した箇所において、この外周面から半径方向外側に突出すると共に上下方向に伸びた凸部38cを備えている。
内装タンク28内の洗浄水の水位が満水時の水位WL1を超えてさらに上昇し、作動杆38の上端開口部38bの高さ位置を上回ってオーバーフローした際には、このオーバーフローした洗浄水が作動杆38の上端開口部38bから下端開口部38aを経て、内装タンク28の排水口16bから内装タンク28の外部に排水されるようになっている。
また、作動杆38は、下端開口部38aの下方に延出する玉鎖取付部38dを備えている。作動杆38の玉鎖取付部38dには、作動杆38を上下動させるための操作装置22から延びる玉鎖52が取付けられている。
さらに、作動杆38は、下端開口部38aから外周方向に延出する根元固定部38eと、この根元固定部38eから所定の上方位置に鍔部38fとを備えている。
根元固定部38eは、作動杆38を上方から見たときの作動杆38の外周から中心に向かう方向に、凹み部分を有している。この凹み部分の上下方向の高さと、後述する弁体40の固定部40aの厚みとが、略同じ、あるいは、弁体40の固定部40aの厚みが少し厚くなるように形成されている。そのため、弁体40の固定部40aが、根元固定部38eの凹み部分に嵌合し、弁体40の固定部40aと作動杆38の根元固定部38eが嵌合することによって、弁体40が作動杆38に連接される。
鍔部38fは、作動杆38の外周から外側に向かう方向に形成しており、介設部材46またはおもり部材48が、弁体40と鍔部38fの上下方向の間の範囲で摺動するようになっている。
弁体40は、作動杆38の根元固定部38eに嵌合された円環状のシール部材である。弁体40は、作動杆38の根元固定部38eに嵌合された固定部40aと、この固定部40aから外周方向(作動杆38の径方向外側)に張り出して弁座26に当接するシート部40bとを有している。シート部40bの上下方向の厚みは、固定部40aよりも肉薄に形成されており、固定部40aとシート部40bの境界部分の面の傾斜はなだらかに形成されている。
弁体40は、作動杆38の根元固定部38eにおいて嵌合されている。そのため、操作装置22の操作に応じて作動杆38と一体的に上昇又は下降するようになっている。作動杆38が内装タンク28内で最低位置まで下降した際には、弁体40のシート部40bは、弁座26に当接して停止し、弁座26と密着して内装タンク28の排水口16bを密閉する排水弁として機能することができるようになっている。
なお、弁体40は、弁座26と密着するように、例えば、ゴムやシリコン、樹脂等の可撓性材料によって形成される。
つぎに、ガイド部材42は、上下方向に略円筒状に延びる作動杆38の一部の外側を取り囲むように、収納部材44の上面から上方に延びて形成される。ガイド部材42には、作動杆38の一部が摺動可能に挿入されており、作動杆38の上下移動を垂直方向に対する横ずれや傾きを抑制するようにガイドするようになっている。
具体的には、ガイド部材42は、その内面の周方向に沿って等間隔に四等分した箇所において、ガイド部材42の内周から外周に向かって凹む4つの凹部42aを上下方向に形成している。この各凹部42aが作動杆38のそれぞれの凸部38cと対向するように形成されているため、作動杆38がガイド部材42に対して上下動する際に、上下方向に対して前後左右方向へ横ずれや傾きが生じたり、作動杆38の長手方向の中心軸線まわりの回転が生じたりするのを抑制している。したがって、弁体40を確実に収納部材44の中心に上昇及び下降させることが可能となる。
つぎに、収納部材44は、ガイド部材42の下方に設けられ、弁体40が所定以上の上昇位置まで引き上げられたときに、弁体40の上方側及び外周側を取り囲んで収納するものである。
この収納部材44は、支持部材36により支持される基部44aと、上方から見て略円形形状の上面部44bと、上面部44bの外周から下方に延びて略円筒状に形成された側面部44cとを備えている。
収納部材44の基部44aは、支持部材36により、ベース部34から所定距離上方の位置に略水平な状態で固定されている。
収納部材44の上面部44bは、弁体40が基部44aよりも上方の位置まで引き上げられたときに、弁体40の上方側を取り囲んでいる(図5参照)。
また、収納部材44の側面部44cは、弁体40が基部44aよりも上方の位置まで引き上げられたときに、弁体40の外周側を取り囲んでいる。さらに、弁体40が最も上昇した状態では、弁体40が収納部材44の上面部44bに接触することなく近接するようになっている。
収納部材44の側面部44cは、その内径が弁体40の外径よりもわずかに大きく形成されている。そのため、弁体40が基部44aよりも上方の位置まで引き上げられたときに、収納部材44の側面部44cと弁体40の外周との間にわずかな隙間が形成されるようになっている。
また、収納部材44の上面部44bを上方から見たときに、収納部材44の上面部44bには、作動杆38を中心として軸周りの位置に等間隔に8つの開口54が設けられている。
つぎに、介設部材46は、略円盤状に形成される。介設部材46の中央には作動杆38を挿入するための穴が設けられ、弁体40の上方に位置するように作動杆38に設けられている。また、介設部材46は、弁体40のシート部40bに当接する当接部46aと、この当接部46aよりも弁体40の固定部40a側に設けられ、弁体40の上面との間に間隙を形成する間隙形成部46bを備えている。
また、閉弁時の状態において、介設部材46の当接部46aが、弁体40と弁座26とが当接している位置よりもさらに外側に位置している。
介設部材46は、例えば樹脂材料であるポリプロピレンで形成される。
つぎに、おもり部材48は、略円盤状に形成される。おもり部材48の中央には作動杆38を挿入するための穴が設けられ、弁体40とは独立して上下方向に移動できるように作動杆38に設けられている。おもり部材48は、介設部材46の上方に位置し、弁体40とは直接接触しないようになっている。そのため、おもり部材48は、弁体40の間にある介設部材46を介して弁体40に荷重を加える。
また、おもり部材48は、作動杆38の外周から外側に向かう方向に形成される鍔部38fによって、弁体40、あるいは介設部材46と作動杆38の鍔部38fの上下方向の間の範囲で摺動することが可能になっている。
さらに、おもり部材48は、上方の内周端部に切欠き部48aを有している。そのため、おもり部材48が上方向に移動して作動杆38の鍔部38fにおもり部材48が接触するまでの長さが、切欠き部48aを設けない場合と比べて長くなっている。
おもり部材48は、弁体40または介設部材46よりも比重が重い材料、例えば、金属材料である黄銅で形成される。
<操作装置の構成>
つぎに、操作装置22について説明する。図2に示すように、操作装置22は、操作レバー22a、回転軸22b、回転駆動装置22c、及び、ハンドル22dを備えている。回転駆動装置22cは、回転軸22bを回転させるための駆動装置であり、ハンドル22dの回転操作によって駆動する。
なお、回転駆動装置22cは、例えば、電動モータ等によって駆動されてもよい。
また、回転軸22bは、その基端部が回転駆動装置22cに保持され、この基端部から先端部にかけて略水平に延びている。
さらに、回転軸22bの先端部には操作レバー22aが固定されており、回転駆動装置22cの駆動により所定の回転角度の範囲内で回転軸22bと操作レバー22aが一体に回転する。このとき、操作レバー22aの回転方向に応じて、操作レバー22aに取り付けられた玉鎖52が上昇又は下降するので、玉鎖52の取り付けられた作動杆38が上昇又は下降移動するようになっている。
<給水装置の構成>
つぎに、給水装置24の詳細について説明する。
図2に示すように、給水装置24は、給水管56、給水バルブ58、吐水管60、吐水口62を備えている。
給水管56は、上流側給水管56aと下流側給水管56bとを備えている。上流側給水管56aの上流側端部は外部の水道等の給水源(図示せず)に接続され、上流側給水管56aの下流側端部は、給水バルブ58に接続されている。
また、下流側給水管56bの上流側端部は、給水バルブ58に接続され、下流側給水管56bの下流側端部は、吐水管60に接続されている。
給水バルブ58は、給水バルブ58のバルブの開閉動作を制御することにより、給水装置24の吐水管60から内装タンク28内への洗浄水の給水又は止水が切り替えられるようになっている。
なお、給水バルブ58の開閉動作の制御は、例えば、給水バルブ58を電磁バルブとし、内装タンク28内の水位を検知するセンサからの水位検知情報に基づいて、操作装置22からの指令により行ってもよい。また、例えば、ボールタップを設けて、ボールタップに備えられるフロートによって内装タンク28内の水位を検知して行ってもよい。
吐水管60において、吐水管60の上流側端部は給水管56の下流側給水管56bに接続され、吐水管60の下流側端部には吐水口62を備えている。
なお、本実施形態では、一例として、給水管56の下流側給水管56bと吐水管60が直接接続されている形態について説明しているが、本発明は、このような形態に限定されず、例えば、給水管56の下流側給水管56bの下流側端部を二つまたは三つに分岐させて、ボウル部2に補給水を供給するための補給水管や、手洗い器用の導水管を設けて接続するようにしてもよい。
<動作及び作用>
つぎに、図4及び図5を参照して、本発明実施形態に係る洗浄水タンク装置の動作及び作用について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る排水弁装置の断面図で開弁時の状態を示している。
まず、使用者が水洗便器1を使用前の状態において、図4に示すように、排水弁装置20の弁体40と弁座26は当接しており、弁体40によって排水口16bは閉止している。図5に示すように、使用者が水洗便器1を使用後、操作装置22のハンドル22dを使用者が回転操作する、あるいは、水洗便器1に設けられている便器使用者を検知する人体検知センサ(図示せず)からの信号又は水洗便器1の洗浄操作を指令する洗浄ボタン(図示せず)を使用者が操作した信号が操作装置22内のコントローラ(図示せず)に送られることにより、回転駆動装置22cが駆動を開始する。そして、回転駆動装置22cが駆動すると、回転軸22bと共に操作レバー22aが所定方向に回転し、この操作レバー22aに取り付けられている玉鎖52が引き上げられ、作動杆38の玉鎖取付部38dが引き上げられる。このとき、作動杆38は、ガイド部材42によって、作動杆38の上下移動を垂直方向に対する横ずれや傾きを抑制するようにガイドされながらガイド部材42に対して上昇する。また、弁体40の固定部40aは、作動杆38の根元固定部38eに固着されているため、作動杆38の上昇に伴って弁体40も上昇する。さらに、弁体40の上昇に伴って、弁体40の上方に位置する介設部材46及びおもり部材48も、それぞれ上昇する。
弁体40が最上位の高さ位置まで引き上げられると、弁体40と介設部材46とおもり部材48の上方側及び外周側は、収納部材44によって取り囲まれて収納される。
そして、弁体40が内装タンク28の排水口16bを開放している間、内装タンク28の排水口16bから洗浄水が水洗便器1の導水路4に排水される。この導水路4内の洗浄水が水洗便器1のリム吐水口10から吐水され、水洗便器1の洗浄が行われる。
その後、操作装置22は、所定時間経過後、あるいはセンサ等の信号を受けたとき、再び回転駆動装置22cが駆動し、回転軸22bと共に操作レバー22aが所定方向に回転する。それと同時に玉鎖52が引き下げられ、作動杆38の玉鎖取付部38dが下降を開始する。
弁体40が下降を開始すると、内装タンク28内の洗浄水が収納部材44の上面に形成された複数の開口54から、収納部材44の内部に流入する。
また、弁体40の下降に伴って、弁体40の上方に位置する介設部材46及びおもり部材48も、それぞれ独立した状態で下降する。
つぎに、弁体40のシート部40bが弁座26に当接すると、弁体40が排水口16bを閉止する。弁体40のシート部40bが弁座26に当接するのと同時あるいは所定時間遅れて、おもり部材48が介設部材46に、介設部材46の当接部46aが弁体40のシート部40bに当接し、排水弁装置20は図4の状態に戻る。
閉弁時において、弁体40のシート部40bに介設部材46の当接部46aが当接し、且つ、介設部材46の上方におもり部材48が配置されている。そのため、おもり部材48の下方向の荷重が、介設部材46の当接部46aを介して、弁体40のシート部40bの外周部に加えられる。その結果、弁体のシート部40bは、弁座26に押さえつけられる。
このとき弁体40のシート部40bに介設部材46の当接部46aが当接する位置は、弁体40と弁座26とが当接している位置よりもさらに外側に位置している。
さらに、弁体40のシート部40bに介設部材46の当接部46aが当接すると、この当接位置よりも弁体40の固定部40a側において、おもり部材48と弁体40のシート部40bとの間には、介設部材46の間隙形成部46bによって間隙が形成される。
また、開弁時あるいは閉弁時のどの状態においても、介設部材46によって、弁体40におもり部材が直接接触しないようになっている。
つぎに、弁体40が排水口16bを閉弁した後、操作装置22のコントローラからの指令、あるいは、ボールタップによって、給水装置24の給水バルブ58が開弁する。すると、給水装置24の吐水口62から内装タンク28内への洗浄水の給水が行われ、再び内装タンク28内の水位が止水水位WL2から次第に上昇する。
そして、内装タンク28内の水位が満水時の水位WL1に達すると、内装タンク28内の水位を検知するセンサあるいは、ボールタップに備えられたフロートによって、内装タンク28内の水位WL1が検知される。その水位検知情報に基づいて、給水装置24の給水バルブ58が閉弁する。同時に、給水装置24の吐水口62から内装タンク28内への洗浄水の給水が停止され、排水弁装置20は使用者が水洗便器1を使用前の状態に戻る。
上述した本発明の一実施形態による排水弁装置20及びそれを備えた洗浄水タンク装置14によれば、弁体40の固定部40aにはおもり部材48の荷重を加えずに、弁体40のシート部40bの外周部におもり部材48の荷重を加えることで、弁座26に対して弁体40のシート部40bを下方向に押し付ける。そのため、内装タンク28のコンパクト化等によって内装タンク28の止水水位が低くなり、止水時における弁体40にかかる水頭圧も低くなる場合においても、弁座26と弁体40のシール性を向上することができる。また、弁体40や弁座26に凹凸が発生した場合にも凹凸にシート部40bが追従し易くなり、弁座26と弁体40のシート部40bのシール性を向上することができる。
また、上述した本発明の一実施形態による排水弁装置20及びそれを備えた洗浄水タンク装置14によれば、おもり部材48は弁体40と独立して作動杆38に設けられていることにより、弁体40を弁座26に押さえ付けつつ、弁座26に対して作動杆38はある程度動くことができる。そのため、作動杆38が傾いても、弁座26に対する弁体40のシール性を保つことができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による排水弁装置20及びそれを備えた洗浄水タンク装置14によれば、おもり部材48は弁体40のシート部40bの外周部を弁座26に押し付け、且つ、おもり部材48とシート部40bとの間に間隙が設けられている。そのため、シート部40bの外周部が動きにくくなりつつ、弁体40に対して作動杆38はある程度動くことができ、作動杆38が傾いても、弁座26に対する弁体40のシール性をより確実に保つことができる。
また、上述した本発明の一実施形態による排水弁装置20及びそれを備えた洗浄水タンク装置14によれば、弁体40とおもり部材48の間に介設部材46が備えられていることにより、弁体40とおもり部材48が直接接触しない。したがって、例えば、おもり部材48に金属材料が用いられた場合、おもり部材48に生じた錆等の発生箇所から弁体40を離間することができる。そのため、錆等の化学的な不安定環境に左右されずに、弁座26に対する弁体40のシール性を確保することができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による排水弁装置20及びそれを備えた洗浄水タンク装置14によれば、介設部材46が、弁体40のシート部40bの外周部と当接する当接部46aを有していることにより、当接部46aから弁体40のシート部40bの外周部におもり部材48の荷重がかかって、弁体40のシート部40bが弁座26に押し付けられる。そのため、シート部40bの外周部が動きにくくなり、弁座26に対する弁体40のシール性を向上することができる。さらに、介設部材46と弁体40のシート部40bとの間に間隙を設けることにより、弁体40に対して作動杆38はある程度動くことができるので、作動杆38が傾いたときに生じたガタつきを吸収することができる。そのため、作動杆38が傾いた場合でも、弁体40のシート部40bと弁座26が当接している部分を略水平に保ち、弁座26に対する弁体40のシール性を保つことができる。
また、上述した本発明の一実施形態による排水弁装置20及びそれを備えた洗浄水タンク装置14によれば、作動杆38の根元固定部38eに連接される弁体40の固定部40aよりもシート部40bの上下方向の厚みを肉薄に形成していることにより、弁体40の固定部40aの剛性を保ちつつ、弁体40や弁座26に凹凸が発生した場合にも凹凸に弁体40のシート部40bが追従し易くなる。そのため、弁体40の固定部40aと作動杆38の根元固定部38eのシール性と、弁座26と弁体40のシート部40bのシール性を向上することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではない。
例えば、弁体40のシート部40bは固定部40aよりも肉薄に形成される説明をしたが、閉弁時において、弁体40のシート部40bにおもり部材48による下方向の荷重が加わったときに弁体40のシート部40bが弁座26に追従しつつ、弁体40の固定部40aの剛性が保たれればよい。そのため、本発明の一実施形態のようにシート部40bと固定部40aとの境界部分の面の傾斜がなだらかになっていてもよいし、シート部40bと固定部40aとの境界部分の面の傾斜がシート部40bの上面または下面から90度の段差になっていてもよい。
また、例えば、作動杆38を略円筒状に伸びている管部材としてオーバーフロー管の機能を持たせる構成を説明したが、作動杆38にオーバーフロー管としての機能を持たせずに単なる棒部材あるいは蓋部材として、作動杆38とは別体にオーバーフロー管を設けてもよい。
また、例えば、介設部材46とおもり部材48とが別体として構成される説明をしたが、介設部材46とおもり部材48とが一体に構成されてもよい。一体に構成する方法は、特定の方法に限定されず、例えば、介設部材46とおもり部材48の接触面を、接着剤等で接着してもよいし、介設部材46とおもり部材48とが嵌合するような構成としてもよいし、おもり部材48を介設部材46が包み込むような構成としてもよい。
ここで、図6及び図7を参照して、おもり部材48を介設部材46が包み込む構成を説明する。図6は、本発明の変形例に係るおもり部材を介設部材が包み込む構成を示す斜視断面図であり、図7は、本発明の変形例に係るおもり部材を介設部材が包み込む構成を示す断面図である。
図6に示すように、おもり部材48は略円盤状に形成され、鉛直方向(図7を正面から見たとき)の断面が略長方形状に形成されている。このおもり部材48の全周を介設部材46が包み込んでおり、図7を正面から見たときのおもり部材48の上面から上方向及び下面から下方向に介設部材46が形成される。このとき、おもり部材48の上面から上方向及び下面から下方向に形成される介設部材46の厚みにおいて、介設部材46の内周側よりも外周側の少なくとも一部分が厚く形成される。その結果、介設部材46の上面及び下面の両方に、弁体40のシート部40bに当接する当接部46aと、この当接部46aよりも弁体40の固定部40a側に設けられ、弁体40の上面との間に間隙を形成する間隙形成部46bとが形成される。
このように、おもり部材48の全周を介設部材46が包み込んでおり、おもり部材48の上面が作動杆38の鍔部38fに直接接触しないため、例えばおもり部材48が金属材料で形成された場合において、おもり部材48と作動杆38の鍔部38fが接触することによる傷や割れの発生を防ぐことができる。また、おもり部材48の全周を介設部材46が包み込むことによって、おもり部材48を確実に固定し、介設部材46からおもり部材48が外れることを防ぐことができる。さらに、介設部材46の上面及び下面の両方に当接部46aと間隙形成部46bとを設けているため、介設部材46には上下の方向性がない。そのため、おもり部材48を包み込んだ介設部材46を作動杆38に取り付ける際に、誤組を防ぐことができる。また、介設部材46を成形する際に、おもり部材48が心材として作用し、おもり部材48の形状に沿って介設部材46を成形するため、介設部材46の平面度が出易い。
なお、おもり部材48を介設部材46が包み込む構成においても、介設部材46は例えば樹脂材料のポリプロピレンで形成され、おもり部材48は金属材料の黄銅で形成される。
また、例えば、おもり部材としてバネ手段を用いる構成としてもよい。
ここで、図8を参照して、おもり部材としてバネ手段を用いる構成を説明する。図8は本発明の変形例に係るおもり部材がコイルバネである構成を示す排水弁装置の断面図であり、開弁時の状態を示す。なお、図8に示す排水弁装置は、おもり部材としてコイルバネを用いていること、収納部材及び介設部材の形状が一部異なることを除き、図5に示す排水弁装置と同一の構成である。
図8に示すように、この変形例における排水弁装置220は、収納部材244と、収納部材244に取り付けられたコイルバネ248(バネ手段)と、コイルバネ248により付勢される介設部材246を備える。
収納部材244は、支持部材36により支持される基部244aと、上方から見て略円形形状の上面部244bと、上面部244bの外周から下方に延びて略円筒状に形成された側面部244cと、上面部244bの下面から下方へと突出したバネ取り付け部244dとを備える。バネ取り付け部244dは環状に形成され、コイルバネ248が取り付けられる。
コイルバネ248は、介設部材246を介してシート部40bの外周部を下方向へ付勢する。なお、この変形例においてはバネ手段として1つのコイルバネを用いたが、本発明はこのような構成に限定するものではなく、例えば、複数のコイルバネを用いてもよいし、シート部の外周部を下方向へ付勢するものであれば、コイルバネでなくともよい。
介設部材246は、略円盤状に形成される。介設部材246の中央には作動杆38を挿入するための穴が設けられ、弁体40の上方に位置するように作動杆38に設けられている。また、介設部材246は、弁体40のシート部40bに当接する当接部246aと、当接部246aよりも弁体40の固定部40a側に設けられ、弁体40の上面との間に間隙を形成する間隙形成部246bと、当接部246aの上側から上方へと突出したバネ当接部246cとを備えている。バネ当接部246cは環状に形成され、コイルバネ248が当接する。
また、閉弁時の状態において、介設部材246の当接部246aが、弁体40と弁座26とが当接している位置よりもさらに外側に位置している。
介設部材246は、例えば樹脂材料であるポリプロピレンで形成される。
また、例えば、介設部材46、246を設けずに、おもり部材48やコイルバネ248だけを弁体40の上方に配置する構成にしてもよい。この構成においては、介設部材46の当接部46aと、間隙形成部46bとを、おもり部材48に設けることができる。
また、介設部材46、246は樹脂材料のポリプロピレンで構成される場合を説明したが、例えば、金属や他の材料で構成してもよい。ただし、製造コストや加工性等の観点から、介設部材46、246は、樹脂で構成されるほうが好ましい。
また、おもり部材48は金属材料の黄銅で構成される場合を説明したが、例えば、樹脂等他の材料で構成されてもよい。ただし、その場合においても、おもり部材48は、弁体40または介設部材46よりも比重が重い材料で構成される。
1 水洗便器
2 ボウル部
4 導水路
6 排水トラップ管路
8 リム
10 リム吐水口
12 ジェット吐水口
14 洗浄水タンク装置
16 外装タンク
16a 底面
16b 排水口
18 蓋ユニット
20 排水弁装置
22 操作装置
22a 操作レバー
22b 回転軸
22c 回転駆動装置
22d ハンドル
24 給水装置
26 弁座
28 内装タンク(洗浄水タンク)
28a 底面
30 外蓋
32 内蓋
34 ベース部
36 支持部材
36a 保持部
36b 支持部
38 作動杆
38a 下端開口部
38b 上端開口部
38c 凸部
38d 玉鎖取付部
38e 根元固定部
38f 鍔部
40 弁体
40a 固定部
40b シート部
42 ガイド部材
42a 凹部
44 収納部材
44a 基部
44b 上面部
44c 側面部
46 介設部材
46a 当接部
46b 間隙形成部
48 おもり部材
48a 切欠き部
50 導水部
52 玉鎖
54 開口
56 給水管
56a 上流側給水管
56b 下流側給水管
58 給水バルブ
60 吐水管
62 吐水口
220 排水弁装置
244 収納部材
244a 基部
244b 上面部
244c 側面部
244d バネ取り付け部
246 介設部材
246a 当接部
246b 間隙形成部
246c バネ当接部
248 コイルバネ(バネ手段)

Claims (6)

  1. 便器に洗浄水を供給する洗浄水タンクに設けられた排水弁装置であって、
    上記洗浄水タンクの底面に開口された排水口を開閉する弁体と、
    この弁体を下端部に有し、上下動することで上記弁体による上記排水口の開閉を行う作動杆と、を備え、
    上記弁体は、上記作動杆に連接された固定部と、この固定部から外周方向に張り出して上記排水口の上端に沿って設けられた弁座に当接するシート部と、を有し、
    上記シート部の上方に配置されており、上記弁体による上記排水口の閉止時に、上記シート部の外周部に対して下方向に荷重を加えるおもり部材と
    上記弁体と上記おもり部材との間に介設部材と、を備え、
    上記介設部材は、上記シート部の外周部に当接する当接部と、
    この当接部よりも上記固定部側に設けられ、上記弁体の上面との間に間隙を形成する間隙形成部と、を有する
    排水弁装置。
  2. 上記おもり部材は、上記弁体とは独立して上下方向に移動できるように上記作動杆に設けられている請求項1に記載の排水弁装置。
  3. 上記弁体による上記排水口の閉止時には、上記おもり部材の外周側が上記シート部の上面と当接すると共に、この当接位置よりも上記固定部側における上記おもり部材と上記シート部との間には間隙が形成される請求項2に記載の排水弁装置。
  4. 上記おもり部材は、上記シート部の外周部を下方向へ付勢するバネ手段である請求項1乃至3の何れか1項に記載の排水弁装置。
  5. 上記シート部は上記固定部よりも肉薄に形成されている
    請求項1乃至の何れか1項に記載の排水弁装置。
  6. 上記請求項1乃至の何れか1項に記載の排水弁装置を有する洗浄水タンク装置。
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