JP6796987B2 - フランジ部付き薄肉配管 - Google Patents
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Description
板厚が薄肉に形成された前記パイプ本体及び前記フランジ部は、耐腐食性の高い同一材からなる合金を用いて構成され、
前記フランジ部は、接続対象物側に面した表面及び前記表面に連続した前記接続パイプ部を有し、
補強部材が、前記表面の背面側に配設され、前記補強部材は前記フランジ部に無固定または点付けで取付けられ、前記接合部が前記補強部材で補強されていることを特徴としている。
しかも、パイプ本体及びフランジ部は、耐腐食性の高い同一材からなる合金を用いて構成されており、端面同士の当接部で両者が接合しても、溶接材のような異種金属を用いていないので、当接部において異種金属が混じることがない。このため、フランジ部付き薄肉配管を構成する耐腐食性を高めた合金としての性能を維持することができる。
本発明の実施例1に係るフランジ部付き薄肉配管1の基本的な構成を、図1に示した概略断面図を用いて説明するとともに、フランジ部付き厚肉配管51の構成を従来例の説明図1である図9に示すことで、本発明の特徴を従来例の構成と比較しながら説明する。また、図2〜図4を用いて、実施例1に係るフランジ部付き薄肉配管21の構成について説明する。
図1(a)、(b)は、フランジ部付き薄肉配管1を示している。図1(b)におけるフランジ部付き薄肉配管1は、補強部材4をフランジ部2の背面側に遊嵌した構成になっており、この点で図1(a)に示したフランジ部付き薄肉配管1の構成とは異なっている。他の構成は、図1(a)に示した構成と同様の構成になっている。そのため、同一の構成については、同一の部材符号を用いることでその説明は省略している。
これに対して、本発明に係るフランジ部付き薄肉配管1の板厚は、1mm程度の板厚であるため、溶接材を用いた溶接作業でフランジ部2をパイプ本体3に溶接させることが難しくなっている。そこで、本発明では、フランジ部2とパイプ本体3との当接部において、配管の内面側が溶融して接合した構成になっている。このように構成されているので、接合部5で両者が接合しても、溶接材のような異種金属を用いていないので、異種金属が混じることがなく、フランジ部付き薄肉配管1を構成する耐腐食性を高めた合金としての性能を維持する。
実施例1の具体的な構成例について、図2〜図4を用いて説明する。図2は、フランジ部付き薄肉配管11の斜視図を示しており、フランジ部付き薄肉配管11は、耐腐食性の高い合金を薄肉にした構成になっている。この合金としては、例えば厚肉のハステロイ(登録商標)を用いることができる。図3は、図2において丸い円Aで囲んだ部位を含む第1フランジ部23の全体図を拡大した図で示しているが、図3(a)、(b)それぞれ示した図面の拡大率は異ならせている。また、図3(b)では、フランジ部23に接合される第1パイプ部22aの図示は省略している。
第1補強部材26としては、図1で示した補強部材4と同様に構成しておくことができ、十分な強度を有する材料であれば、いずれの材料を用いることができる。
ブラケット25を第5パイプ部22eに取付ける構成について、図1(a)の構成を援用した図4を用いて説明する。ブラケット25は、フランジ部付き薄肉配管1とは異なる金属材から構成されている。図4では、ブラケット25に相当する部材をブラケット6で示し、第5パイプ部22に相当する部材をパイプ本体3で示している。また、接続片31に相当する部材として接続片7を用いている。
本発明の実施例2に係るフランジ部付き薄肉配管11の基本的な構成を、図5、図6を用いて説明するとともに、従来例に係るフランジ部付き厚肉配管61の構成を図10に示している説明図2を用いて、本発明の特徴を比較しながら説明する。また、図7、図8を用いて、実施例2に係るフランジ部付き薄肉配管21の第2フランジ部24の構成について説明する。
実施例2の構成は、フランジ部12の構成が実施例1におけるフランジ部2の構成とは異なっている。他の構成は、実施例1と同様の構成になっている。即ち、フランジ部付き薄肉配管21は、実施例1のフランジ部付き薄肉配管1と同様に、耐腐食性の高い合金を用いた薄肉金属から構成されている。そして、フランジ部12は、図1のフランジ部2と同様の耐腐食性の高い合金板を用いて、プレス加工することにより構成されている。
実施例2の具体的な構成例について、図2のフランジ部付き薄肉配管21を用いて説明する。実施例2における特徴となる構成は、図2のフランジ部付き薄肉配管21における第2フランジ部24の構成である。他の構成は、図2に示したフランジ部付き薄肉配管21と同様に構成されている。第2フランジ部24も、フランジ部付き薄肉配管21と同じ合金を用いて薄肉に構成されている。
Oリング30の支持構成について、図1(a)の構成を援用した図8(a)を用いて説明する。図8(a)では、第2フランジ部24に相当する部材をフランジ部2で示し、凸部24bに相当する部位を凸部10aで示している。また、Oリング30に相当する部材をOリング9で示し、第2フランジ部24の表面24aにおいてOリング30を支持する部位に相当する部位をOリング支持面10bで示している。
そして、Oリング9によるシール性が高まり、長期に亘ってシール状態が維持される。
2・・・フランジ部、
3・・・パイプ本体、
4・・・補強部材、
5・・・接合部、
6・・・ブラケット、
7・・・接続片、
10a・・・凸部、
11・・・フランジ部付き薄肉配管、
12・・・フランジ部、
16・・・凹凸部、
21・・・フランジ部付き薄肉配管、
23・・・第1フランジ部、
24・・・第2フランジ部、
25・・・ブラケット、
26・・・第1補強部材、
27・・・第2補強部材、
28・・・接合部、
51・・・フランジ部付き厚肉配管、
52・・・フランジ部、
53・・・パイプ本体、
55・・・溶接部、
61・・・フランジ部付き厚肉配管、
62・・・フランジ部、
66・・・凹溝。
Claims (5)
- パイプ本体の端面とフランジ部の接続パイプ部の端面とを同じ板厚に形成し、前記端面同士を当接させた接合部の内面側が溶接材を用いずに溶融して接合したフランジ部付き薄肉配管であって、
板厚が薄肉に形成された前記パイプ本体及び前記フランジ部は、耐腐食性の高い同一材からなる合金を用いて構成され、
前記フランジ部は、接続対象物側に面した表面及び前記表面に連続した前記接続パイプ部を有し、
補強部材が、前記表面の背面側に配設され、前記補強部材は前記フランジ部に無固定または点付けで取付けられ、前記接合部が前記補強部材で補強されていることを特徴とするフランジ部付き薄肉配管。 - 前記表面における前記フランジ部の軸心側の部位に、前記接続対象物側に突出し前記フランジ部の軸心に対して環状の凸部が形成され、
前記凸部が、前記フランジ部に配設したOリングが前記フランジ部の軸心側に移動するのを防止していることを特徴とする請求項1に記載のフランジ部付き薄肉配管。 - 前記表面に凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフランジ部付き薄肉配管。
- 前記凹凸部が、前記フランジ部の軸心に対して環状に形状され、
前記凹凸部のうちで環状に形成された凹溝が、Oリングの収納溝として構成されていることを特徴とする請求項3に記載のフランジ部付き薄肉配管。 - 前記合金が、ニッケル基にモリブデン及び/又はクロムを多く加えた合金であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフランジ部付き薄肉配管。
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