JP6793049B2 - 桁改修装置及び桁改修方法 - Google Patents

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Description

本発明は、橋梁の桁を改修する桁改修装置に関する。また、当該桁改修装置を用いた桁改修方法に関する。
近年、建設から長期間が経過した橋梁の増加により、橋梁の維持管理の重要性が高まっている。特に、上部構造の主要部材である、主桁や縦桁、横桁等の桁の改修は、橋梁の維持管理を適切に行う上で重要性が高い。
特許文献1には、既設鋼板切断と新設部材接合方法が開示されている。特許文献1に記載の技術では、鈑桁橋の主桁のウエブの一側面に、切断予定個所を跨ぐように第1の鋼床版の基部を配置して、切断予定個所の両側位置を節付きボルトとナットで接合する。次に、ウエブを他側面側から下寄り部分と上端部分に切断する。ウエブの下寄り部分と上端部分の他側面には、第2の鋼床版の基部を接合する。
これにより、既設の床版よりウエブの上端部分に作用する荷重は、各鋼床版を経由してウエブの下寄り部分へ伝達させることで、ウエブによる荷重の支持は継続させる。その後、ウエブの上端部分と各鋼床版との接合を解除した後、既設の床版と一緒にウエブの上端部分を撤去することで、各鋼床版を、荷重を受ける新たな路面として使用可能とさせる。
特開2014−134061号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、改修対象部分(文献では「床版」、「ウエブの上端部分」)の撤去と新設部材(文献では「第1の鋼床版」、「第2の鋼床版」)の設置とを別々に行わなければならず、桁の改修を短時間で行う点で改善の余地がある。
上記状況に鑑み、桁の改修を短時間で行うことが可能な桁改修装置及び桁改修方法が要望されている。
本発明の特徴は、
橋梁の桁を改修する桁改修装置であって、
前記桁から改修対象部分を撤去する撤去装置と、
前記改修対象部分が撤去された箇所に、前記改修対象部分に換わる新たな新設部材を設置する設置装置と、
前記撤去装置による前記改修対象部分の撤去動作に連動して、前記設置装置による前記新設部材の設置動作が行われるように、前記撤去装置と前記設置装置とを連係する連係機構と、を備えていることにある。
本特徴構成によれば、撤去装置と設置装置とが連係機構によって連係されていることにより、改修対象部分の撤去と新設部材の設置とが並行して行われることになる。これにより、桁の改修を短時間で行うことができる。
さらに、本発明において、
前記撤去装置と前記設置装置とは、前記桁の幅方向において、前記桁を挟んで一方側と他方側とに振り分け配置されていると好適である。
本特徴構成によれば、桁の幅方向両側のスペースを広く使って、改修対象部分の撤去及び新設部材の設置のための施工ヤードを確保し易くすることができる。
さらに、本発明において、
前記撤去装置は、前記桁の長手方向に延びる第一揺動軸心周りで揺動して、前記改修対象部分の撤去動作を行うように構成され、
前記設置装置は、前記桁の長手方向に延びる第二揺動軸心周りで揺動して、前記新設部材の設置動作を行うように構成され、
前記連係機構は、前記撤去装置が前記第一揺動軸心周りで揺動するのに連動して、前記設置装置が前記第二揺動軸心周りで揺動するように、前記撤去装置と前記設置装置とを連係すると好適である。
本特徴構成によれば、第一揺動軸心周りで揺動する撤去装置と、第二揺動軸心周りで揺動する設置装置とを、連係機構を介して連結するだけで、撤去装置と設置装置とを容易に連係させることができる。
さらに、本発明において、
前記桁は、その上部に上フランジを有する断面形状の部材によって構成され、
前記改修対象部分に、前記上フランジが含まれていると好適である。
本特徴構成によれば、交通荷重の作用等によって損傷が進行し易い上フランジ部を、改修することができる。
また、本発明の特徴は、前記桁改修装置を用いた桁改修方法であって、
前記桁を前記改修対象部分と非改修対象部分とに切断する切断工程と、
前記桁が前記改修対象部分と前記非改修対象部分とに切断された状態で、前記桁から前記改修対象部分を前記撤去装置によって撤去する撤去工程と、
前記改修対象部分が撤去された箇所に、前記新設部材を前記設置装置によって設置する設置工程と、を備え、
前記撤去工程と前記設置工程とは、並行して行われることにある。
本特徴構成によれば、撤去工程と設置工程とが並行して行われるため、桁の改修を短時間で行うことができる。
さらに、本発明において、
前記切断工程が行われる前に、前記桁の長手方向に並ぶ複数の添接板を、前記桁に着脱可能に取り付ける取り付け工程を備え、
前記切断工程において、前記複数の添接板のうち一の添接板を取り外した状態で、当該一の添接板が取り外された箇所において、前記桁を前記改修対象部分と前記非改修対象部分とに切断すると好適である。
本特徴構成によれば、複数の添接板のうち一の添接板以外の添接板が桁に取り付けられた状態で、一の添接板が取り外された箇所において、桁の切断作業が行われることになる。これにより、桁の切断に伴って桁の強度が低下しないように、桁が添接板によって補強された状態で、桁の切断作業を行うことができる。
桁改修装置が設置された状態を示す横断面図である。 改修対象部分の撤去及び新設部材の設置が行われている途中の状態を示す横断面図である。 改修対象部分の撤去及び新設部材の設置が完了した状態を示す横断面図である。 桁改修装置を用いた桁改修方法の工程を示すフロー図である。 (a)縦桁が切断される前の状態を示す縦断面図である。(b)第一添接板が取り外された箇所が切断された状態を示す縦断面図である。(c)第二添接板が取り外された箇所が切断された状態を示す縦断面図である。(d)縦桁の切断が完了した状態を示す縦断面図である。 (a)桁改修装置が設置された状態を示す縦断面図である。(b)第一〜第四添接板が取り外された状態を示す縦断面図である。 (a)改修対象部分の撤去及び新設部材の設置が完了した状態を示す縦断面図である。(b)第二及び第三添接板が取り付けられた状態を示す縦断面図である。(c)桁改修装置等を撤去後、第一〜第四添接板が取り付けられた状態を示す縦断面図である。 改修完了後の縦桁を示す横断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔橋梁の概要〕
本実施形態では、本発明に係る「橋梁」の一例としてトラス橋を想定している。図1に示すように、本トラス橋は、例えば、鉄道橋であり、左右の縦桁1(本発明に係る「桁」に相当)を備えている。桁1は、I形断面形状の部材(I形鋼)によって構成されている。縦桁1は、上フランジ2と、ウエブ3と、下フランジ4と、を備えている。左右の縦桁1上には、複数の枕木5が橋軸方向に所定の間隔をあけて設けられている。
〔桁改修装置〕
図1から図3には、縦桁1を改修する桁改修装置6を示している。なお、図1から図3には、左側の縦桁1用の桁改修装置6を図示しているが、右側の縦桁1用の桁改修装置(図示省略)は、左側の縦桁1用の桁改修装置6と橋軸直角方向で対称に構成されており、左側の縦桁1用の桁改修装置6と同様に理解することができる。
桁改修装置6は、撤去装置7と、設置装置8と、連係機構9と、を備えている。左側の縦桁1に対して、撤去装置7が右側に位置し、かつ、設置装置8が左側に位置している。すなわち、撤去装置7と設置装置8とは、縦桁1の幅方向(橋軸直角方向)において、縦桁1を挟んで一方側と他方側とに振り分け配置されている。
縦桁1において、切断位置Lよりも上側の部分が改修対象部分Prであり、切断位置Lよりも下側の部分が非改修対象部分Pnである。改修対象部分Prには、上フランジ2と、ウエブ3のうち切断位置Lよりも上側の部分(上側部分)3aと、が含まれている。非改修対象部分Pnには、ウエブ3のうち切断位置Lよりも下側の部分(下側部分)3bと、下フランジ4と、が含まれている。
〔横梁等〕
左右の縦桁1の下方には、桁改修装置6を設置するための横梁10が架設されている。各下フランジ4と横梁10との間には、高さ調整用の架台11が設けられている。横梁10上には、撤去側基台12、撤去側受け台13、設置側基台14及び設置側受け台15が設けられている。
〔撤去装置〕
撤去装置7は、縦桁1から改修対象部分Prを撤去する装置である。撤去装置7は、縦桁1の長手方向に延びる第一揺動軸心Y1周りで揺動して、改修対象部分Prの撤去動作を行うように構成されている。撤去装置7は、台座16と、アーム17と、取り付け部18と、を備えている。
台座16は、撤去側基台12(具体的には、撤去側基台12のうち下フランジ4の上方までオーバーハングしている部分)にボルト19によって取り外し可能に固定されている。アーム17は、台座16に第一揺動軸心Y1周りで揺動可能に支持されている。アーム17は、上方に延びる起立姿勢と横向きの倒伏姿勢とに亘る略90度の範囲で揺動可能である。倒伏姿勢において、撤去装置7の遊端部(取り付け部18)が撤去側受け台13によって受け止め支持されている。アーム17は、その長手方向の長さを調整可能に構成されている。
アーム17を起立姿勢に位置決めする位置決め部20が設けられている。位置決め部20は、当接部21と、被当接部22と、を備えている。当接部21は、アーム17の基端部に設けられている。被当接部22は、台座16に設けられている。当接部21が被当接部22に当接することにより、アーム17が起立姿勢に位置決めされることになる。
取り付け部18は、アーム17の遊端部に設けられている。取り付け部18は、ウエブ3の上側部分3aにボルト23によって取り外し可能に固定されている。
〔設置装置〕
設置装置8は、改修対象部分Prが撤去された箇所に、改修対象部分Prに換わる新たな新設部材Nを設置する装置である。新設部材Nには、上フランジ2に換わる新たな上フランジと、ウエブ3の上側部分3aに換わる新たな上側部分と、が含まれている。設置装置8は、縦桁1の長手方向に延びる第二揺動軸心Y2周りで揺動して、新設部材Nの設置動作を行うように構成されている。設置装置8は、台座24と、アーム25と、取り付け部26と、を備えている。
台座24は、設置側基台14(具体的には、設置側基台14のうち下フランジ4の上方までオーバーハングしている部分)にボルト27によって取り外し可能に固定されている。アーム25は、台座24に第二揺動軸心Y2周りで揺動可能に支持されている。アーム25は、上方に延びる起立姿勢と横向きの倒伏姿勢とに亘る略90度の範囲で揺動可能である。倒伏姿勢において、設置装置8の遊端部(取り付け部26)が設置側受け台15によって受け止め支持されている。アーム25は、その長手方向の長さを調整可能に構成されている。
アーム25を起立姿勢に位置決めする位置決め部28が設けられている。位置決め部28は、当接部29と、被当接部30と、を備えている。当接部29は、アーム25の基端部に設けられている。被当接部30は、台座24に設けられている。当接部29が被当接部30に当接することにより、アーム25が起立姿勢に位置決めされることになる。
取り付け部26は、アーム25の遊端部に設けられている。取り付け部26には、新設部材Nがボルト31によって取り外し可能に固定されている。
〔連係機構〕
連係機構9は、撤去装置7による上フランジ2の撤去動作に連動して、設置装置8による新設部材Nの設置動作が行われるように、撤去装置7と設置装置8とを連係する。すなわち、連係機構9は、アーム17が第一揺動軸心Y1周りで揺動するのに連動して、アーム25が第二揺動軸心Y2周りで揺動するように、撤去装置7と設置装置8とを連係する。連係機構9は、撤去装置7と設置装置8とに亘って設けられている。連係機構9は、第一接続部32と、第二接続部33と、リンク34と、を備えている。
第一接続部32は、取り付け部18にボルト23によって取り外し可能に固定されている。ウエブ3の上側部分3aが第一接続部32と取り付け部18とで挟み込まれている。
第二接続部33は、取り付け部26にボルト31によって取り外し可能に固定されている。新設部材Nが第二接続部33と取り付け部26とで挟み込まれている。
リンク34は、第一接続部32と第二接続部33とに亘って設けられている。リンク34は、縦桁1の長手方向視で略円弧形状の板状部材によって構成されている。リンク34のうち第一接続部32側の端部は、第一接続部32に第一連結軸35を介して相対回転可能に連結されている。リンク34のうち第二接続部33側の端部は、第二接続部33に第二連結軸36を介して相対回転可能に連結されている。
〔桁改修装置の動作態様〕
図1では、撤去装置7が起立姿勢となり、かつ、設置装置8が倒伏姿勢となっている。そして、図2に示すように、枕木5をこう上させた状態で、設置側のチェーンブロック39を緩めながら、撤去側のチェーンブロック38を引っ張ると、アーム17が第一揺動軸心Y1周りで左側の縦桁1から離れる側に揺動するのに連動して、アーム25が第二揺動軸心Y2周りで左側の縦桁1に近付く側に揺動する。その際、リンク34が改修対象部分Prが撤去された箇所を通過する。そして、撤去装置7と設置装置8とが縦桁1を挟んで略対称な位置に位置する状態で、撤去装置7及び設置装置8をチェーンブロック38、39によって固定することにより、ウエブ3の下側部分3bの上端部のケレン作業を行うことができる。
その後、図3に示すように、チェーンブロック39を緩めると、設置側から撤去側への重心移動により、アーム17が第一揺動軸心Y1周りで左側の縦桁1から離れる側に更に揺動すると共に、アーム25が第二揺動軸心Y2周りで左側の縦桁1に近付く側に更に揺動する。最終的には、撤去装置7が倒伏姿勢となり、かつ、設置装置8が起立姿勢となる。こうして、縦桁1から改修対象部分Prが撤去装置7によって撤去されると共に、改修対象部分Prが撤去された箇所に、新設部材Nが設置装置8によって設置される。
〔桁改修方法の工程〕
図4から図7には、桁改修装置6を用いた桁改修方法の工程を示している。当該桁改修方法の工程は、取り付け工程と、切断工程と、撤去工程と、設置工程と、を備えている。
前記取り付け工程は、縦桁1の長手方向に並ぶ第一〜第四添接板37A〜37Dを、縦桁1に着脱可能に取り付ける工程である。前記切断工程は、縦桁1を改修対象部分Prと非改修対象部分Pnとに切断する工程である。前記撤去工程は、縦桁1が改修対象部分Prと非改修対象部分Pnとに切断された状態で、縦桁1から改修対象部分Prを撤去装置7によって撤去する工程である。前記設置工程は、改修対象部分Prが撤去された箇所に、新設部材Nを設置装置8によって設置する工程である。
図5(a)に示すように、ウエブ3の各側面において、第一〜第四添接板37A〜37Dが縦桁1の長手方向に並ぶ状態でウエブ3に着脱可能に取り付けられている。第一〜第四添接板37A〜37Dは、ウエブ3における切断位置Lを跨ぐ位置にボルト40(図8参照。)によって取り外し可能に固定(この場合、仮固定)されている。なお、図5から図7では、ボルト40の図示を省略している。
前記切断工程において、先ず、図5(b)に示すように、第一添接板37Aを取り外した状態で、第一添接板37Aが取り外された箇所において、ウエブ3を上側部分3aと下側部分3bとに切断する。その後、ウエブ3における上側部分3aと下側部分3bとを第一添接板37Aによって接合する。
続いて、図5(c)に示すように、第二添接板37Bを取り外した状態で、第二添接板37Bが取り外された箇所において、ウエブ3を上側部分3aと下側部分3bとに切断する。その後、ウエブ3における上側部分3aと下側部分3bとを第二添接板37Bによって接合する。
なお、以降の詳細な説明は省略するが、図5(b)、(c)と同様の手順によって、第三添接板37Cの取り外し、ウエブ3の切断及び第三添接板37Cによる接合が行われると共に、続いて、第四添接板37Dの取り外し、ウエブ3の切断及び第四添接板37Dによる接合が行われる。
こうして、図5(d)に示すように、縦桁1の長手方向の全長に亘って、ウエブ3が上側部分3aと下側部分3bとに切断され、かつ、ウエブ3における上側部分3aと下側部分3bとが第一〜第四添接板37A〜37Dによって接合された状態となる。
次に、図6(a)に示すように、第一添接板37A及び第四添接板37Dを取り外した状態で、第一添接板37A及び第四添接板37Dが取り外された箇所において、夫々、桁改修装置6を設置する。続いて、図6(b)に示すように、第二添接板37B及び第三添接板37Cを取り外す。
次に、図7(a)に示すように、前記撤去工程において、縦桁1から改修対象部分Prを撤去装置7によって撤去すると共に、前記設置工程において、改修対象部分Prが撤去された箇所に、新設部材Nを設置装置8によって設置する。すなわち、前記撤去工程と前記設置工程とは、並行して行われる。
次に、図7(b)に示すように、新設部材Nとウエブ3の下側部分3bとを接合するべく、第二添接板37B及び第三添接板37Cをウエブ3にボルト40によって固定(この場合、本固定)する。続いて、桁改修装置6等を撤去後、図7(c)に示すように、新設部材Nとウエブ3の下側部分3bとを接合するべく、第一添接板37A及び第四添接板37Dをウエブ3にボルト40によって固定(この場合、本固定)する。
最終的には、図8に示すように、右側の縦桁1についても、左側の縦桁1と同様に、改修対象部分Prの撤去及び新設部材Nの設置等が行われることになる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、左側の縦桁1に対して、撤去装置7が右側に位置し、かつ、設置装置8が左側に位置しているが、左側の縦桁1に対して、撤去装置7が左側に位置し、かつ、設置装置8が右側に位置していてもよい。
(2)上記実施形態では、撤去装置7は、第一揺動軸心Y1周りで揺動して、改修対象部分Prの撤去動作を行うように構成され、設置装置8は、第二揺動軸心Y2周りで揺動して、新設部材Nの設置動作を行うように構成され、連係機構9は、撤去装置7(アーム17)が第一揺動軸心Y1周りで揺動するのに連動して、設置装置8(アーム25)が第二揺動軸心Y2周りで揺動するように、撤去装置7と設置装置8とを連係するが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、撤去装置7は、橋軸直角方向の一方側にスライド移動して、改修対象部分Prの撤去動作を行うように構成され、設置装置8は、橋軸直角方向の一方側にスライド移動して、新設部材Nの設置動作を行うように構成され、連係機構9は、撤去装置7が橋軸直角方向の一方側にスライド移動するのに連動して、設置装置8が橋軸直角方向の一方側にスライド移動するように、撤去装置7と設置装置8とを連係してもよい。
(3)上記実施形態では、本発明に係る「添接板」は、縦桁1の長手方向に並ぶ第一〜第四添接板37A〜37Dによって構成されているが、同「添接板」は、縦桁1の長手方向において、二枚又は五枚以上であってもよい。
(4)上記実施形態では、本発明に係る「橋梁」の一例としてトラス橋を想定しているが、同「橋梁」は、トラス橋に限定されるものではない。また、同「橋梁」は、鉄道橋の他、道路橋であってもよい。
本発明は、縦桁の他、主桁や横桁を改修する桁改修装置及び当該桁改修装置を用いた桁改修方法に利用可能である。
1 縦桁(桁)
2 上フランジ
6 桁改修装置
7 撤去装置
8 設置装置
9 連係機構
37A 第一添接板
37B 第二添接板
37C 第三添接板
37D 第四添接板
N 新設部材
Pn 非改修対象部分
Pr 改修対象部分
Y1 第一揺動軸心
Y2 第二揺動軸心

Claims (6)

  1. 橋梁の桁を改修する桁改修装置であって、
    前記桁から改修対象部分を撤去する撤去装置と、
    前記改修対象部分が撤去された箇所に、前記改修対象部分に換わる新たな新設部材を設置する設置装置と、
    前記撤去装置による前記改修対象部分の撤去動作に連動して、前記設置装置による前記新設部材の設置動作が行われるように、前記撤去装置と前記設置装置とを連係する連係機構と、を備えている桁改修装置。
  2. 前記撤去装置と前記設置装置とは、前記桁の幅方向において、前記桁を挟んで一方側と他方側とに振り分け配置されている請求項1に記載の桁改修装置。
  3. 前記撤去装置は、前記桁の長手方向に延びる第一揺動軸心周りで揺動して、前記改修対象部分の撤去動作を行うように構成され、
    前記設置装置は、前記桁の長手方向に延びる第二揺動軸心周りで揺動して、前記新設部材の設置動作を行うように構成され、
    前記連係機構は、前記撤去装置が前記第一揺動軸心周りで揺動するのに連動して、前記設置装置が前記第二揺動軸心周りで揺動するように、前記撤去装置と前記設置装置とを連係する請求項1又は2に記載の桁改修装置。
  4. 前記桁は、その上部に上フランジを有する断面形状の部材によって構成され、
    前記改修対象部分に、前記上フランジが含まれている請求項1から3の何れか一項に記載の桁改修装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の桁改修装置を用いた桁改修方法であって、
    前記桁を前記改修対象部分と非改修対象部分とに切断する切断工程と、
    前記桁が前記改修対象部分と前記非改修対象部分とに切断された状態で、前記桁から前記改修対象部分を前記撤去装置によって撤去する撤去工程と、
    前記改修対象部分が撤去された箇所に、前記新設部材を前記設置装置によって設置する設置工程と、を備え、
    前記撤去工程と前記設置工程とは、並行して行われる桁改修方法。
  6. 前記切断工程が行われる前に、前記桁の長手方向に並ぶ複数の添接板を、前記桁に着脱可能に取り付ける取り付け工程を備え、
    前記切断工程において、前記複数の添接板のうち一の添接板を取り外した状態で、当該一の添接板が取り外された箇所において、前記桁を前記改修対象部分と前記非改修対象部分とに切断する請求項5に記載の桁改修方法。
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