JP6792990B2 - 極低温冷凍機 - Google Patents

極低温冷凍機 Download PDF

Info

Publication number
JP6792990B2
JP6792990B2 JP2016195867A JP2016195867A JP6792990B2 JP 6792990 B2 JP6792990 B2 JP 6792990B2 JP 2016195867 A JP2016195867 A JP 2016195867A JP 2016195867 A JP2016195867 A JP 2016195867A JP 6792990 B2 JP6792990 B2 JP 6792990B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
magnetic shield
motor
temperature side
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016195867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018059646A (ja
Inventor
孝明 森江
孝明 森江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2016195867A priority Critical patent/JP6792990B2/ja
Priority to US15/719,087 priority patent/US10520226B2/en
Priority to CN201710908106.5A priority patent/CN107894110B/zh
Publication of JP2018059646A publication Critical patent/JP2018059646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6792990B2 publication Critical patent/JP6792990B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/14Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/06Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point using expanders
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/01Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for shielding from electromagnetic fields, i.e. structural association with shields
    • H02K11/014Shields associated with stationary parts, e.g. stator cores
    • H02K11/0141Shields associated with casings, enclosures or brackets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/10Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof with arrangements for protection from ingress, e.g. water or fingers
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K55/00Dynamo-electric machines having windings operating at cryogenic temperatures
    • H02K55/02Dynamo-electric machines having windings operating at cryogenic temperatures of the synchronous type
    • H02K55/04Dynamo-electric machines having windings operating at cryogenic temperatures of the synchronous type with rotating field windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • H02K7/116Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/006Gas cycle refrigeration machines using a distributing valve of the rotary type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

本発明は、極低温冷凍機に関する。
ギフォード・マクマホン(Gifford-McMahon;GM)冷凍機に代表される極低温冷凍機は、膨張室の圧力を制御するバルブを備える。こうした圧力制御バルブは、膨張室への高圧冷媒ガス供給と膨張室からの低圧冷媒ガス回収とを交互に切り替えるよう構成されている。極低温冷凍機には、圧力制御バルブを駆動する電磁モータが設けられている。
特開2005−160277号公報
極低温冷凍機は、強磁場環境で使用される場合がある。極低温冷凍機は、例えば、強力な磁場を発生させるための超電導コイルを冷却するために用いられる。
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、強磁場環境がもたらす極低温冷凍機の電磁モータへの影響を低減する技術を提供することにある。
本発明のある態様によると、極低温冷凍機は、圧力制御バルブと、前記圧力制御バルブを収容するバルブハウジングと、モータケースと該モータケースから突出するモータ出力軸とを備える電磁モータと、前記モータ出力軸を前記圧力制御バルブに動力伝達可能に接続する減速機構と、前記モータケースの外側で前記電磁モータを包囲する磁気シールドケースであって、前記バルブハウジングに気密接続された磁気シールドケースと、を備える。
本発明のある態様によると、極低温冷凍機は、圧力制御バルブと、前記圧力制御バルブを収容するバルブハウジングと、モータ出力軸を備える電磁モータと、前記モータ出力軸を前記圧力制御バルブに動力伝達可能に接続する減速機構と、前記電磁モータを包囲する磁気シールドケースであって、前記バルブハウジングに気密接続された磁気シールドケースと、を備える。
本発明によれば、強磁場環境がもたらす極低温冷凍機の電磁モータへの影響を低減する技術を提供することができる。
実施の形態に係る極低温冷凍機の内部構造を概略的に示す図である。 実施の形態に係る極低温冷凍機の駆動部の分解斜視図を概略的に示す。 実施の形態に係る極低温冷凍機の駆動部の分解斜視図を概略的に示す。 実施の形態に係る極低温冷凍機に使用されうる減速機の一例の内部構造を概略的に示す。 実施の形態に係る極低温冷凍機の駆動部の一部を拡大して示す概略分解斜視図である。 実施の形態に係る極低温冷凍機に使用されうるバルブ部の一例を拡大して示す概略分解斜視図である。 他の実施の形態に係る極低温冷凍機の内部構造を概略的に示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
一般に、極低温冷凍機における圧力制御バルブの駆動源として電磁モータ、例えば回転電動機が用いられる。極低温冷凍機の用途の一例は、強い磁場を発生する超伝導コイルの冷却である。そのような強磁場環境で極低温冷凍機が運転されるとき、磁場がモータの定格トルクを低減するよう影響しうる。不十分なトルクはモータに脱調や滑りを生じさせうる。例えばGM冷凍機の場合、圧力制御バルブおよびディスプレーサの一定速度での運転が阻害され、冷凍能力が低下されうる。
強磁場がモータに作用するのを防ぐために磁気シールドが極低温冷凍機に設置されうる。強磁場の作用を効果的に防ぐためには、磁気シールドは十分な厚さをもつことが望まれる。しかし、そうした磁気シールドは、極低温冷凍機の顕著な重量および寸法の増加という副作用をもたらしうる。また、強磁場によって磁気シールドが磁化され、不所望の強い電磁吸引力が発生するかもしれない。
そこで実施の形態に係る極低温冷凍機は、外部磁場の遮蔽および冷媒ガスの気密保持の両方の効果を実現する極低温冷凍機駆動部ハウジング構造を備える。このようにすれば、気密容器である冷凍機ハウジングの外側に磁気シールドを別個に設置する場合に比べて、極低温冷凍機駆動部をより小さい外形寸法に収めることができる。また、極低温冷凍機駆動部ハウジング構造が外部磁場遮蔽と気密保持の両機能を兼ね備えるから、磁気シールドの過度の大型化も防止される。
また実施の形態においては、極低温冷凍機駆動部が直動機構で構成されるのではなく、バルブ駆動用の電磁モータが減速機構を介して圧力制御バルブに接続されている。モータから出力されるトルクが減速機構によって増幅されるから、極低温冷凍機駆動部にはバルブ駆動電磁モータとしてより小型のモータを採用することができる。モータが小型であれば、それを囲むのに必要な磁気シールドの寸法も小さくなる。
本発明者の検討によると、磁気シールドの厚さを一定とするとき磁気シールドの小径化はシールド効率の向上をもたらす。シールド効率とは、磁気シールドによってシールド内で磁場が低減される度合いを表す値であり、例えば、遮蔽すべき外部磁場とシールド内での低減された磁場との差の、外部磁場に対する比である。シールド効率の向上は、所望の磁気シールド性能をもつ磁気シールドを、より少量のシールド材料で形成することを可能にする。したがって、極低温冷凍機駆動部に減速機構を組み込むことによって、小型で軽量の磁気シールドによって外部の強磁場を遮蔽することができる。また、磁気シールドおよび駆動モータを備える極低温冷凍機を、既存の極低温冷凍機と同等のサイズまたは好ましくはそれより小さいサイズで実現することができる。
このようにして、実施の形態に係る極低温冷凍機は、強磁場環境がもたらす極低温冷凍機の電磁モータへの影響を低減することができる。
まず、実施の形態の極低温冷凍機の全体構成について説明する。図1から図6は、実施の形態に係る極低温冷凍機を説明するための図である。図1は、実施の形態に係る極低温冷凍機の内部構造を概略的に示す図である。図2および図3は、実施の形態に係る極低温冷凍機の駆動部の分解斜視図を概略的に示す。図4は、実施の形態に係る極低温冷凍機に使用されうる減速機の一例の内部構造を概略的に示す。図5は、実施の形態に係る極低温冷凍機の駆動部の一部を拡大して示す概略分解斜視図である。図6は、実施の形態に係る極低温冷凍機に使用されうるバルブ部の一例を拡大して示す概略分解斜視図である。
以下では、極低温冷凍機としてGM冷凍機10を例に挙げて説明する。しかしながら、実施の形態に係る極低温冷凍機はGM冷凍機に限られない。本発明はバルブの駆動にモータを用いるタイプの極低温冷凍機であれば適用でき、例えばソルベイ冷凍機、パルス管冷凍機にも適用できる。
GM冷凍機10は、圧縮機1、シリンダ2、および駆動部ハウジング3を備える。
圧縮機1は、低圧配管1aが接続された吸気側から低圧の冷媒ガスを回収し、これを圧縮した後に吐出側に接続された高圧配管1bに高圧の冷媒ガスを供給する。冷媒ガスとしては、例えばヘリウムガスを用いることができるがこれに限定されるものではない。また、知られているように、低圧配管1aおよび高圧配管1bのガス圧力はともに大気圧よりかなり高い。通例、高圧は例えば2〜3MPaであり、低圧は例えば0.5〜1.5MPaである。高圧と低圧との差圧は例えば1.2〜2MPa程度である。
GM冷凍機10は、2段式である。よって、シリンダ2は高温側シリンダ11と低温側シリンダ12の二つのシリンダを有している。高温側シリンダ11の内部には、高温側ディスプレーサ13が挿入される。また、低温側シリンダ12の内部には、低温側ディスプレーサ14が挿入される。なお、いうまでもないが、本発明は、単段式またはその他の冷凍機にも適用可能である。
高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14は相互に連結されており、それぞれ高温側シリンダ11および低温側シリンダ12の内部で、各シリンダの軸方向に往復移動可能な構成とされている。高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14の内部には、それぞれ高温側内部空間15および低温側内部空間16が形成されている。高温側内部空間15および低温側内部空間16には蓄冷材が充填されており、それぞれ高温側蓄冷器17および低温側蓄冷器18として機能する。
上部に位置する高温側ディスプレーサ13は、上方(Z1方向)に向けて延出する駆動軸36に連結される。この駆動軸36は、後述するスコッチヨーク機構32の一部を構成する。
高温側シリンダ11の低温側端部(図1に矢印Z2で示す方向側の端部)には、高温側膨張空間21が形成されている。また、高温側シリンダ11の高温側端部(図1に矢印Z1で示す方向側の端部)には、上部室23が形成されている。低温側シリンダ12内の低温側端部(図1に矢印Z2で示す方向側の端部)には、低温側膨張空間22が形成されている。
高温側ディスプレーサ13の高温端側(Z1方向側端部)には、ガス流路L1が形成されている。更に、高温側ディスプレーサ13の低温端側(Z2方向側端部)には、高温側内部空間15と高温側膨張空間21とを連通するガス流路L2が形成されている。
低温側ディスプレーサ14は、図示しない連結機構により高温側ディスプレーサ13の下部に取り付けられている。この低温側ディスプレーサ14の高温側端部(図1に矢印Z1で示す方向側の端部)には、高温側膨張空間21と低温側内部空間16とを連通するガス流路L3が形成されている。また、低温側ディスプレーサ14の低温側端部(図1に矢印Z2で示す方向側の端部)には、低温側内部空間16と低温側膨張空間22とを連通するガス流路L4が形成されている。
高温側冷却ステージ19は、高温側シリンダ11の外周面で、高温側膨張空間21と対向する位置に配設されている。また低温側冷却ステージ20は、低温側シリンダ12の外周面で低温側膨張空間22と対向する位置に配設されている。
上記の高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14は、スコッチヨーク機構32により高温側シリンダ11および低温側シリンダ12内を図中上下方向(矢印Z1、Z2方向)に移動する。
駆動部ハウジング3は、モータ収容部としての磁気シールドケース71、減速機ケース72、およびバルブハウジング73を備える。磁気シールドケース71は、減速機ケース72を介してバルブハウジング73に気密接続されている。すなわち、磁気シールドケース71は、減速機ケース72に気密接続され、減速機ケース72は、バルブハウジング73に気密接続されている。
減速機ケース72は、減速機ケース本体72aおよび磁気シールド部材72bを備える。減速機ケース本体72aは、磁気シールド部材72bに気密接続されている。
磁気シールドケース71および磁気シールド部材72bは、鉄材などの磁性材料で形成されている。よって、磁気シールドケース71は、GM冷凍機10の駆動源である電磁モータ(以下単に「モータ」ともいう)31の磁気シールドを、磁気シールド部材72bとともに形成する。一方、減速機ケース本体72aおよびバルブハウジング73は、ステンレス鋼、アルミニウム合金などの非磁性材料で形成されている。よって、減速機ケース72は、バルブハウジング73に隣接する部分が非磁性材料で形成され、磁気シールドケース71に隣接する部分が磁性材料で形成されている。
気密接続は、Oリング、溶接など種々の適切な手法で実現される。たとえば、磁気シールドケース71と磁気シールド部材72bの気密接続のために、Oリングなどの第1シール部74が磁気シールドケース71と磁気シールド部材72bの間に設けられている。磁気シールドケース71は、ボルトなど締結部材(図示せず)を用いて磁気シールド部材72bに固定される。Oリングを受け入れる第1Oリング溝75が磁気シールドケース71のフランジ部71aに形成されている。
同様に、バルブハウジング73と減速機ケース本体72aの気密接続のために、Oリングなどの第2シール部76がバルブハウジング73と減速機ケース本体72aの間に設けられている。バルブハウジング73は、ボルトなど締結部材(図示せず)を用いて減速機ケース本体72aに固定される。Oリングを受け入れる第2Oリング溝77がバルブハウジング73に形成されている。
減速機ケース本体72aおよび磁気シールド部材72bは溶接により互いに固定されている。
こうして駆動部ハウジング3は、GM冷凍機10の駆動部を収容する気密性を持った気密容器として構成されている。そこで、以下本書において駆動部ハウジング3内の収容空間を、「気密容器4」という。気密容器4は、低圧配管1aを介して圧縮機1の吸気口と連通している。そのため、気密容器4は常に低圧に維持される。図1においては、バルブハウジング73が低圧配管1aに接続されているが、駆動部ハウジング3の他の部分、例えば、磁気シールドケース71、または減速機ケース72が低圧配管1aに接続されてもよい。
またGM冷凍機10の駆動部は、モータ31に加えて、減速機であるギアボックス5、スコッチヨーク機構32、および、圧力制御バルブの一例であるロータリーバルブ40を含む。後述のように、ロータリーバルブ40によって、高温側膨張空間21および低温側膨張空間22の圧力を制御することができる。図1に示すように、モータ31は、磁気シールドケース71に収容され、スコッチヨーク機構32およびロータリーバルブ40は、駆動部ハウジング3に収容される。駆動部ハウジング3は、圧力制御バルブを収容するバルブハウジングとして設けられている。ギアボックス5は、減速機ケース72に加えて、減速機構6を備える。減速機構6は、減速機ケース72に収容されている。
モータ31は、モータケース31aと、モータケース31aから突出するモータ出力軸31bと、を備える。モータケース31aは、モータ31の外表面を定めている。モータケース31aには、ステータおよびロータからなるモータ本体(図示せず)が収容される。モータ出力軸31bは、モータケース31aに対し回転可能である。モータ出力軸31bは、ロータとともに回転する。磁気シールドケース71は、モータケース31aの外側でモータ31を包囲する。
図示されるように、磁気シールドケース71とモータケース31aの間には隙間がある。あるいは、磁気シールドケース71の内面がモータケース31aに接触してもよい。
モータ31は、モータケース31aを備えなくてもよい。この場合、モータ31のステータが磁気シールドケース71に露出され、磁気シールドケース71がモータ本体を包囲してもよい。
磁気シールドケース71は、一端が開放され他端が閉じられた円筒状の形状を有する。ただし、磁気シールドケース71の形状は任意であり、直方体状その他の形状であってもよい。磁気シールドケース71の閉塞端には、モータ31の給電及び/又は制御のための配線をモータ31に接続するためにモータコネクタ78が設けられている。磁気シールドケース71の開放端にはフランジ部71aが全周にわたり設けられている。上述のようにフランジ部71aには第1Oリング溝75が形成されており、フランジ部71aに沿って環状に第1シール部74が配置されている。
磁気シールド部材72bは、モータ出力軸31bが貫通する貫通穴79を有し、モータケース31aと減速機構6との間に配置されている。磁気シールド部材72bは平板状の部材である。磁気シールド部材72bの片面には、モータ31、具体的にはモータケース31aが取り付けられ、磁気シールド部材72bの反対側の面は、減速機構6に対向している。貫通穴79は磁気シールド部材72bの概ね中心部に形成されている。貫通穴79にはモータ出力軸31bを支持する軸受58が配置されている。磁気シールド部材72bには、軸受58を支持する軸受ホルダ59が貫通穴79を囲むように形成されている。
減速機構6は、モータ出力軸31bをロータリーバルブ40に動力伝達可能に接続する。減速機構6は、ピニオン64、伝動ベルト65、および減速ギア66を備える。ピニオン64は、モータ出力軸31bに接続されている。伝動ベルト65は例えばタイミングベルトであり、減速ギア66はピニオン64より大径である。ピニオン64は伝動ベルト65と噛み合い、減速ギア66は伝動ベルト65と噛み合い、ピニオン64と減速ギア66は互いに接触していない。このようにして、ベルト伝動式の減速機構が構成されている。ベルト伝動式の減速機構は、潤滑剤(たとえばオイルまたはグリース)が不要となるかまたは使用量を最小化することができるので、GM冷凍機10の冷媒ガスの潤滑剤汚染が生じにくい点で、好ましい。なお、減速機構6は、ベルト伝動式には限られず、歯車機構またはその他任意の減速機構であってもよい。
減速ギア66は、駆動回転軸39に接続されている。減速機ケース本体72aは、駆動回転軸39が貫通する貫通穴80を有する。貫通穴80には駆動回転軸39を支持する軸受60が配置されている。減速機ケース本体72aには、軸受60を支持する軸受ホルダ61が貫通穴80を囲むように形成されている。駆動回転軸39がモータ出力軸31bから偏心した位置に配置されているから、貫通穴80も同様に貫通穴79から偏心した場所に形成されている。減速機ケース本体72aは一端が開放され他端が閉じられた直方体状の形状を有するが、これに限られず、その他の形状を有してもよい。減速機ケース本体72aの開放側が磁気シールド部材72bによって閉塞され、反対側に貫通穴80が形成されている。
モータ31は回転駆動力を発生し、それによりモータ出力軸31bが回転する。モータ出力軸31bとともに減速機構6のピニオン64が回転し、伝動ベルト65を介して減速ギア66が回転する。減速ギア66とともに駆動回転軸39が回転する。このようにして、モータ31の回転運動は減速機構6によって減速され、スコッチヨーク機構32およびロータリーバルブ40へと伝達される。すなわち、モータ31の出力トルクが減速機構6によって増幅され、増幅されたトルクでスコッチヨーク機構32およびロータリーバルブ40が駆動される。
図5は、スコッチヨーク機構32を拡大して示している。スコッチヨーク機構32は、クランク33とスコッチヨーク34等を有している。
クランク33は、駆動回転軸39に固定される。クランク33は、駆動回転軸39の取り付け位置から偏心した位置にクランクピン33bを設けた構成とされている。従って、クランク33を駆動回転軸39に取り付けると、駆動回転軸39に対しクランクピン33bは偏心した状態となる。この意味で、クランクピン33bは、偏心回転体として機能する。なお、駆動回転軸39は、その長手方向に複数の場所で回転自在に支持されてもよい。
スコッチヨーク34は、駆動軸36a、駆動軸36b、ヨーク板35、及びころ軸受37等を有している。これらはバルブハウジング73に収容される。
駆動軸36aは、ヨーク板35から上方(Z1方向)に延出している。この駆動軸36aは、バルブハウジング73内に設けられた摺動軸受38aによって支持されている。よって駆動軸36aは、図中上下方向(図中矢印Z1、Z2方向)に移動可能な構成となっている。
駆動軸36bは、ヨーク板35から下方(Z2方向)に延出している。この駆動軸36bは、バルブハウジング73内に設けられた摺動軸受38bによって支持されている。よって駆動軸36bも、図中上下方向(図中矢印Z1、Z2方向)に移動可能な構成となっている。
駆動軸36aおよび駆動軸36bが、それぞれ摺動軸受38aおよび摺動軸受38bによって支持されることにより、スコッチヨーク34はバルブハウジング73内で上下方向(図中矢印Z1、Z2方向)に移動可能な構成となっている。
なお、本実施の形態では、極低温冷凍機の構成要素の位置関係を分かりやすく表すために、「軸方向」という用語を使用することがある。軸方向は駆動軸36aおよび駆動軸36bが延在する方向を表し、高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14が移動する方向とも一致する。便宜上、軸方向に関して膨張空間又は冷却ステージに相対的に近いことを「下」、相対的に遠いことを「上」と呼ぶことがある。つまり、低温側端部から相対的に遠いことを「上」、相対的に近いことを「下」と呼ぶことがある。なお、こうした表現はGM冷凍機10が取り付けられたときの配置とは関係しない。例えば、GM冷凍機10は鉛直方向に膨張空間を上向きにして取り付けられてもよい。
ヨーク板35は、横長窓35aが形成されている。この横長窓35aは、駆動軸36aおよび駆動軸36bの延出する方向に対して交差する方向、例えば直交する方向(図5中、矢印X1、X2方向)に延在している。
ころ軸受37は、この横長窓35a内に配設されている。ころ軸受37は、横長窓35a内で転動可能な構成とされている。また、クランクピン33bと係合する孔37aは、ころ軸受37の中心位置に形成されている。横長窓35aは、クランクピン33bおよびころ軸受37の横方向の移動を許容する。横長窓35aは、横方向に延在する上枠部及び下枠部と、上枠部及び下枠部それぞれの横方向端部にて軸方向ないし縦方向に延在し上枠部と下枠部とを結合する第1側枠部及び第2側枠部と、を備える。
モータ31が駆動し駆動回転軸39が回転すると、クランクピン33bは円弧を描くように回転する。これにより、スコッチヨーク34は図中矢印Z1、Z2方向に往復移動する。この際、ころ軸受37は、横長窓35a内を図中矢印X1、X2方向に往復移動する。
高温側ディスプレーサ13は、スコッチヨーク34の下部に配設された駆動軸36bに接続されている。よって、スコッチヨーク34が図中矢印Z1、Z2方向に往復移動することにより、高温側ディスプレーサ13及びこれに連結された低温側ディスプレーサ14も高温側シリンダ11及び低温側シリンダ12内で矢印Z1、Z2方向に往復移動する。
次に、バルブ機構について説明する。ロータリーバルブ40は、低圧の冷媒ガスの流路と高圧の冷媒ガスの流路とを切り換えるものである。ロータリーバルブ40は、モータ31によって駆動される。このロータリーバルブ40は、圧縮機1の吐出側から吐出された高圧の冷媒ガスを高温側ディスプレーサ13の上部室23に導く供給用バルブとして機能すると共に、上部室23から冷媒ガスを圧縮機1の吸気側に導く排気用バルブとして機能する。
ロータリーバルブ40は、図1に加えて図6に示すように、ステータバルブ41とロータバルブ42とを有している。ステータバルブ41は平坦なステータ側摺動面45を有し、ロータバルブ42は同じく平坦なロータ側摺動面50を有している。ステータ側摺動面45とロータ側摺動面50が面接触することにより、冷媒ガスの漏れが防止される。
ステータバルブ41は、バルブハウジング73内に固定ピン43で固定される。この固定ピン43で固定されることにより、ステータバルブ41は回転が規制される。
ステータバルブ41は、冷媒ガス供給孔44、円弧状溝46、及びガス流路49を有している。冷媒ガス供給孔44は圧縮機1の高圧配管1bに接続されており、ステータバルブ41の中心部を貫通するよう形成されている。
円弧状溝46は、ステータ側摺動面45に形成されている。この円弧状溝46は、冷媒ガス供給孔44を中心とした円弧形状を有している。
ガス流路49は、ステータバルブ41とバルブハウジング73とにわたって形成されている。ガス流路49のうち、バルブ側の一端部は、円弧状溝46内に開口し開口部48を形成している。また、ガス流路49において、ステータバルブ41の側面には吐出口47が開口している。吐出口47は、ハウジング内のガス流路49と連通している。また、ハウジング内のガス流路49の他端部は、上部室23、ガス流路L1、高温側蓄冷器17等を介して高温側膨張空間21に接続されている。
一方、ロータバルブ42は、ロータバルブ軸受62により回転可能に支持されている。ロータバルブ42のロータ側摺動面50と反対側に位置する反対側端面52には、クランクピン33bと係合する係合穴(図示せず)が形成されている。クランクピン33bは、ころ軸受37に挿通された際にその先端部がころ軸受37から矢印Y1方向に突出する(図1参照)。ころ軸受37から突出したクランクピン33bの先端部は、ロータバルブ42に形成された係合穴と係合する。よって、クランクピン33bが回転(偏心回転)することにより、ロータバルブ42はスコッチヨーク機構32と同期して回転する。
ロータバルブ42は、長円状溝51及び円弧状孔53を有している。長円状溝51は、ロータ側摺動面50にその中心から径方向に延在するよう形成されている。また円弧状孔53は、ロータバルブ42のロータ側摺動面50から反対側端面52まで貫通し、気密容器4と接続している。この円弧状孔53は、ステータバルブ41の円弧状溝46と同一円周上に位置するよう形成されている。
上記した冷媒ガス供給孔44、長円状溝51、円弧状溝46、及び開口部48により供給弁が構成される。また、開口部48、円弧状溝46、及び円弧状孔53により排気弁が構成される。本実施の形態では、長円状溝51、円弧状溝46などのバルブの内部に存在する空間をまとめてバルブ内部空間と呼ぶことがある。
上記構成とされたGM冷凍機10において、モータ31の回転駆動力が駆動回転軸39を介してスコッチヨーク機構32に伝達されてスコッチヨーク機構32が駆動されると、スコッチヨーク34はZ1、Z2方向に往復移動する。このスコッチヨーク34の動作により、高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14は、高温側シリンダ11および低温側シリンダ12内を下死点LPと上死点UPとの間で往復移動する。
高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14が下死点LPに達する前に、排気弁が閉じ、その後、供給弁が開く。即ち、冷媒ガス供給孔44、長円状溝51、円弧状溝46、及びガス流路49との間に冷媒ガス流路が形成される。
よって高圧の冷媒ガスは、圧縮機1から上部室23に充填され始める。その後、高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14は下死点LPを過ぎて上昇を始め、冷媒ガスは高温側蓄冷器17および低温側蓄冷器18を上から下に通過し、それぞれ高温側膨張空間21および低温側膨張空間22に充填されてゆく。
そして、高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14が上死点UPに達する際に、供給弁は閉じる。それと同時、もしくはその後、排気弁が開弁する。即ち、ガス流路49、円弧状溝46、及び円弧状孔53との間に冷媒ガス流路が形成される。
これにより、高圧の冷媒ガスは高温側膨張空間21および低温側膨張空間22内で膨脹することによって寒冷を発生させ、高温側冷却ステージ19および低温側冷却ステージ20を冷却する。また、寒冷を発生させた低温の冷媒ガスは、高温側蓄冷器17および低温側蓄冷器18内の蓄冷材を冷却しながら下から上に流れ、その後に圧縮機1の低圧配管1aに還流する。
その後、高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14が下死点LPに達する前に、排気弁が閉じ、その後、供給弁が開いて1サイクルを終了する。このようにして、冷媒ガスの圧縮、膨張のサイクルを繰り返すことによって、GM冷凍機10の高温側冷却ステージ19および低温側冷却ステージ20は極低温に冷却される。GM冷凍機10の高温側冷却ステージ19および低温側冷却ステージ20は、それぞれ高温側膨張空間21および低温側膨張空間22内の冷媒ガスを膨張させることにより発生した寒冷を、高温側シリンダ11および低温側シリンダ12の外部に伝導する。
以上説明したように、実施の形態に係るGM冷凍機10においては、モータ31等の駆動装置の駆動力を高温側ディスプレーサ13および低温側ディスプレーサ14の往復移動に変換し、これと同期した高温側膨張空間21および低温側膨張空間22の圧力変動を生成することで、高温側冷却ステージ19および低温側冷却ステージ20を冷却する。低温側冷却ステージ20の温度はおよそ4Kの極低温となる。
実施の形態に係るGM冷凍機10の冷却対象物の一例として、超伝導コイルがある。超伝導コイルは一般に強い磁場を発生させるために用いられる。このため、GM冷凍機10を超伝導コイルの冷却用に使用すると、GM冷凍機10およびその駆動部も超伝導コイルが発生する磁場にさらされることになる。
しかしながら、GM冷凍機10には磁気シールドが設けられている。磁気シールドケース71および磁気シールド部材72bによってモータ31が囲われているので、超伝導コイルの強磁場にモータ31はさらされない。強磁場によるモータ31の定格トルク低減を防ぐことができるので、GM冷凍機10の冷凍能力の低下も防がれる。
また、GM冷凍機10の磁気シールド、すなわち磁気シールドケース71および磁気シールド部材72bは、気密容器4の一部を構成する。気密容器4は、磁気シールド、減速機ケース72、およびバルブハウジング73の相互接続によって形成されている。したがって、気密容器4とは別個に磁気シールドをGM冷凍機10に設置する場合に比べて、GM冷凍機10のサイズを小さくすることができる。たとえば、仮に、気密容器4の外側を磁気シールドで覆うとしたら、大型で重い磁気シールドが必要となるであろう。逆に、気密容器4の中に磁気シールドを設けるとしたら、気密容器4が大型になるであろう。
さらに、GM冷凍機10の駆動部に減速機構6を組み込むことによって、モータ31の小型化が可能となる。これにより、上述のように、小型で軽量の磁気シールドを採用することができる。磁気シールドおよび駆動モータを備えるGM冷凍機10を、既存の極低温冷凍機と同等のサイズまたは好ましくはそれより小さいサイズで実現することができる。
図7は、他の実施の形態に係る極低温冷凍機の内部構造を概略的に示す図である。この実施の形態は、減速機構6の配置を除いて、図1乃至図6を参照して説明した実施の形態と同様である。以下の説明では同様の箇所については冗長を避けるため説明を適宜省略する。図1乃至図6を参照して説明した実施の形態及びそれに付随して説明した各変形例は、以下に述べる実施の形態にも適宜組み合わせることが可能である。
図1に示すGM冷凍機10と同様に、図7に示すGM冷凍機10は、モータ31とロータリーバルブ40との間に配置され、モータ出力軸31bをロータリーバルブ40に動力伝達可能に接続する減速機構6を備える。減速機構6は、ピニオン64、伝動ベルト65、および減速ギア66を備える。
ただし、減速機構6は、バルブハウジング73に収容されている。このように、GM冷凍機10は、減速機構6の専用の収容ケースを有しなくてもよい。言い換えれば、図1に示す減速機ケース72は、バルブハウジング73と一体化されていてもよい。よって、駆動部ハウジング3は、磁気シールドケース71およびバルブハウジング73を備える。
バルブハウジング73は、非磁性材料で形成されたバルブハウジング本体73aと、磁性材料で形成された磁気シールド部材72bと、を備える。バルブハウジング本体73aは、スコッチヨーク機構32、ロータリーバルブ40、および減速機構6を収容する。磁気シールド部材72bは、バルブハウジング本体73aに気密接続されている。磁気シールド部材72bは、バルブハウジング本体73aに溶接により固定されていてもよい。磁気シールドケース71は、磁気シールド部材72bに気密接続されている。Oリングなどの第1シール部74が磁気シールドケース71と磁気シールド部材72bの間に設けられている。このようにして、気密容器4は、磁気シールドケース71とバルブハウジング73との相互の気密接続によって形成されている。
磁気シールド部材72bは、モータ出力軸31bが貫通する貫通穴79を有し、モータケース31aと減速機構6との間に配置されている。貫通穴79にはモータ出力軸31bを支持する軸受58が配置されている。磁気シールド部材72bには、軸受58を支持する軸受ホルダ59が貫通穴79を囲むように形成されている。モータ出力軸31bにはピニオン64が接続されている。減速ギア66は、駆動回転軸39に接続されている。バルブハウジング73はその内部に軸受ホルダ61を備える。軸受ホルダ61は、駆動回転軸39が貫通する貫通穴80を囲むように形成されている。貫通穴80には駆動回転軸39を支持する軸受60が配置されている。
図7に示す実施の形態においても、磁気シールドケース71および磁気シールド部材72bによってモータ31を外部磁場から保護することができる。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
外部磁場の大きさ及び/又は方向によっては、磁気シールド部材72bは必須ではない。例えば、モータ出力軸31bに平行な軸方向に作用する外部磁場の成分が顕著でなく、モータ出力軸31bに垂直な面内方向に作用する外部磁場の成分が顕著である場合には、磁気シールドケース71のみによって外部磁場が十分に遮蔽されうる。こうした場合には、上述の実施の形態における磁気シールド部材72bにあたる部分が非磁性材料で形成され、減速機ケース72及び/またはバルブハウジング73の全体が非磁性材料で形成されていてもよい。また、磁気シールドケース71の少なくとも一部が非磁性材料で形成され、磁気シールドケース71は、非磁性材料の部分と磁性材料の部分とを備えてもよい。
3 駆動部ハウジング、 4 気密容器、 6 減速機構、 10 GM冷凍機、 31 モータ、 31a モータケース、 31b モータ出力軸、 64 ピニオン、 65 伝動ベルト、 66 減速ギア、 71 磁気シールドケース、 72 減速機ケース、 72a 減速機ケース本体、 72b 磁気シールド部材、 73 バルブハウジング、 74 第1シール部、 76 第2シール部、 79,80 貫通穴。

Claims (6)

  1. 圧力制御バルブと、
    前記圧力制御バルブを収容するバルブハウジングと、
    モータケースと該モータケースから突出するモータ出力軸とを備える電磁モータと、
    前記モータ出力軸を前記圧力制御バルブに動力伝達可能に接続する減速機構と、
    前記減速機構を収容する減速機ケースと、
    前記モータケースの外側で前記電磁モータを包囲する磁気シールドケースであって、前記バルブハウジングに前記減速機ケースを介して気密接続された磁気シールドケースと、を備え
    前記バルブハウジング、前記減速機ケースおよび前記磁気シールドケースを備える駆動部ハウジングが、圧縮機の吸気口と低圧配管を介して連通している気密容器を構成することを特徴とする極低温冷凍機。
  2. 前記減速機ケースは、
    非磁性材料で形成された減速機ケース本体と、
    磁性材料で形成され、前記減速機ケース本体に気密接続された磁気シールド部材であって、前記モータ出力軸が貫通する貫通穴を有し、前記モータケースと前記減速機構との間に配置された磁気シールド部材と、を備え、
    前記磁気シールドケースは、前記磁気シールド部材に気密接続されていることを特徴とする請求項に記載の極低温冷凍機。
  3. 前記減速機ケースは、前記バルブハウジングと一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の極低温冷凍機。
  4. 前記バルブハウジングは、
    非磁性材料で形成されたバルブハウジング本体と、
    磁性材料で形成され、前記バルブハウジング本体に気密接続された磁気シールド部材であって、前記モータ出力軸が貫通する貫通穴を有し、前記モータケースと前記減速機構との間に配置された磁気シールド部材と、を備え、
    前記磁気シールドケースは、前記磁気シールド部材に気密接続されていることを特徴とする請求項に記載の極低温冷凍機。
  5. 圧力制御バルブと、
    前記圧力制御バルブを収容するバルブハウジングと、
    モータ出力軸を備える電磁モータと、
    前記モータ出力軸を前記圧力制御バルブに動力伝達可能に接続する減速機構と、
    前記減速機構を収容する減速機ケースと、
    前記電磁モータを包囲する磁気シールドケースであって、前記バルブハウジングに前記減速機ケースを介して気密接続された磁気シールドケースと、を備え
    前記バルブハウジング、前記減速機ケースおよび前記磁気シールドケースを備える駆動部ハウジングが、圧縮機の吸気口と低圧配管を介して連通している気密容器を構成することを特徴とする極低温冷凍機。
  6. 前記減速機構は、伝動ベルトを備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の極低温冷凍機。
JP2016195867A 2016-10-03 2016-10-03 極低温冷凍機 Active JP6792990B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016195867A JP6792990B2 (ja) 2016-10-03 2016-10-03 極低温冷凍機
US15/719,087 US10520226B2 (en) 2016-10-03 2017-09-28 Cryocooler
CN201710908106.5A CN107894110B (zh) 2016-10-03 2017-09-29 超低温制冷机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016195867A JP6792990B2 (ja) 2016-10-03 2016-10-03 極低温冷凍機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018059646A JP2018059646A (ja) 2018-04-12
JP6792990B2 true JP6792990B2 (ja) 2020-12-02

Family

ID=61757036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016195867A Active JP6792990B2 (ja) 2016-10-03 2016-10-03 極低温冷凍機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10520226B2 (ja)
JP (1) JP6792990B2 (ja)
CN (1) CN107894110B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10753653B2 (en) * 2018-04-06 2020-08-25 Sumitomo (Shi) Cryogenic Of America, Inc. Heat station for cooling a circulating cryogen
JP2020031160A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 住友重機械工業株式会社 超伝導磁石冷却装置および超伝導磁石冷却方法
JP2021148407A (ja) 2020-03-23 2021-09-27 株式会社リコー 極低温冷凍機および生体磁気計測装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4606194A (en) * 1983-11-18 1986-08-19 Helix Technology Corporation Cryocooler having low magnetic signature
JPH06188466A (ja) * 1992-12-17 1994-07-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導マグネット冷却システム
US5711157A (en) 1995-05-16 1998-01-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Cooling system having a plurality of cooling stages in which refrigerant-filled chamber type refrigerators are used
JPH1123083A (ja) * 1997-07-04 1999-01-26 Tochigi Fuji Ind Co Ltd 冷却装置
JP2005057076A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷却装置
JP4247099B2 (ja) * 2003-11-28 2009-04-02 住友重機械工業株式会社 動力装置とそれを用いた冷凍機、応用機器
JP4404021B2 (ja) * 2005-06-30 2010-01-27 株式会社日立製作所 Mri用超電導磁石
JP4796393B2 (ja) 2006-01-17 2011-10-19 株式会社日立製作所 超電導電磁石
US8307666B2 (en) 2009-03-27 2012-11-13 S2 Corporation Methods and apparatus for providing rotational movement and thermal stability to a cooled sample
JP6017327B2 (ja) * 2013-01-21 2016-10-26 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機
JP6117090B2 (ja) * 2013-12-18 2017-04-19 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機
JP6214498B2 (ja) * 2014-09-02 2017-10-18 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機
EP3285373B1 (en) * 2015-04-13 2020-11-11 Mitsuba Corporation Motor with speed reducer, and rear wiper motor

Also Published As

Publication number Publication date
US10520226B2 (en) 2019-12-31
US20180094837A1 (en) 2018-04-05
CN107894110A (zh) 2018-04-10
CN107894110B (zh) 2020-08-21
JP2018059646A (ja) 2018-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5996483B2 (ja) 極低温冷凍機
JP6017327B2 (ja) 極低温冷凍機
JP6214498B2 (ja) 極低温冷凍機
JP5632241B2 (ja) クライオポンプ及び極低温冷凍機
JP6792990B2 (ja) 極低温冷凍機
KR20120138669A (ko) 축냉기식 냉동기
JP6117090B2 (ja) 極低温冷凍機
US9657970B2 (en) Cryogenic refrigerator
CN201688618U (zh) 集成式斯特林制冷机
KR20170012866A (ko) 선형 팽창기 및 이를 구비한 극저온 냉각 시스템
JP2015055374A (ja) 極低温冷凍機
JP6013257B2 (ja) 極低温冷凍機、
JP5660979B2 (ja) クライオポンプ及び極低温冷凍機
JP6305287B2 (ja) 極低温冷凍機
TW201942469A (zh) 極低溫冷凍機
JP2017040386A (ja) 極低温冷凍機
JP2008190727A (ja) リニアモータ圧縮機及びスターリング冷凍機
US9322271B2 (en) Cryogenic refrigerator
JP6275602B2 (ja) 超電導システムおよび電流リード
JP2016011831A (ja) 極低温冷凍機
US20120011858A1 (en) Displacer valve for cryogenic refrigerator
WO2023105964A1 (ja) 極低温冷凍機の分解方法
JP6842373B2 (ja) 極低温冷凍機
JP2017207275A (ja) 極低温冷凍機
JP2017101882A (ja) 極低温冷凍機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6792990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150