JP6791174B2 - 環境複合センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、環境複合センサ装置に関する。
任意の場所において使用することのできる環境センサが望まれている。任意の場所において環境センサを使用する方法の1つとして、USB(Universal Serial Bus)端子を備える持ち運び可能な電子機器に環境センサを直接接続して使用する方法が考えられる。環境センサは、例えば特許文献1−5に開示されており、USB端子と接続するUSBコネクタを備える環境センサは、特許文献2−4に開示されている。
特開平6−300869号公報 特開2009−145059号公報 特開2009−180686号公報 特開2009−180687号公報 特開2010−230691号公報
しかしながら、特許文献2−4に開示されるUSBコネクタの大きさは、大きいため、環境センサ全体を小型化することは難しい。また、環境センサを保護する筐体の剛性は考慮されておらず、筐体に外部から力が加わった場合、環境センサは壊れる虞がある。また、従来の環境センサは、単一のあるいは同種類のセンサしか備えておらず、測定対象が異なる場合には、環境センサ自体を変更しなければならず、利便性が低い。すなわち、本件発明者は、従来の環境センサは、コンパクトで剛性の高く、かつ利便性の高い装置ではないことを見出した。
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、多様な測定対象を測定することのできる利便性の高い、かつコンパクトで剛性の高い環境センサを提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち本発明の一側面に係る環境複合センサ装置は、電子機器の端子に接続して使用する環境複合センサ装置であって、基板と、前記基板に実装された、異なる種類の複数の素子と、前記基板の表面に形成され、前記電子機器の端子と接触する接点部を有する配線パターンと、を備える。
当該構成によれば、電子機器の端子がUSB端子である場合、USBコネクタを介さずに電子機器の端子と接点部とが直接接続する。よって、環境複合センサ装置をコンパクトにすることができる。つまり当該装置は、配線パターンが、複数の素子からの出力を電子機器の端子へ送る回路を有する場合、複数の素子からの出力を電子機器へ送ることができる。
また、上記一側面に係る環境複合センサ装置は、前記複数の素子は、発光素子と照度セ
ンサとを含み、前記発光素子が実装される前記基板の面は、前記照度センサが実装される前記基板の面の裏面としてもよい。
当該構成によれば、光を発する発光素子と、光を受けて照度を検出する照度センサという2つの反対する機能を有する素子を備えている。また、発光素子から発せられる光は、基板によって遮断され、照度センサ近傍へ到達しない。よって、基板は、発光素子から発せられる光が、照度センサによる照度の検出へ影響を及ぼすことを抑制する効果を奏する。つまり当該装置は、1台で発光と照度の検出を実現することのできる利便性の高い装置である。
上記一側面に係る環境複合センサ装置は、表面に微細な凹凸形状を有し、光を散乱させ、前記照度センサの上部及び上部の側方向に位置するカバーをさらに備えてもよい。
当該構成によれば、照度センサの近傍の光は、カバー表面において散乱する。すなわち、外部の光は、照度センサによって検出されやすくなる。
上記一側面に係る環境複合センサ装置は、前記複数の素子は、加速度センサをさらに含み、前記基板は、略長方形の形状を有し、前記接点部は、前記基板の長手方向の端部に設けられ、前記加速度センサは、前記基板の中央より前記接点部側に実装されてもよい。
当該構成によれば、使用者が環境複合センサ装置を電子機器に接続して使用している際に、電子機器の位置の変化の加速度を検出することができる。また、環境複合センサ装置が電子機器に接続して使用されている場合、加速度センサは、電子機器と環境複合センサ装置との接続部分の近傍に位置することとなる。よって、例えば環境複合センサ装置の先端に物が接触した場合であっても、振動の影響は抑制され、加速度センサ自身の位置の変化は抑制される。すなわち、当該構成の加速度センサの実装位置は、加速度センサからの出力にノイズが混入されることを抑制する。
上記一側面に係る環境複合センサ装置は、外部の機器と無線通信を行うアンテナをさらに備え、前記アンテナは、前記基板における前記接点部とは反対側の端部に実装されてもよい。
当該構成によれば、アンテナが、電子機器、又は基板の上にある複数の素子から受ける電磁波の影響を抑制することができる。よって、センサによって検出された情報を、アンテナを介して外部の機器に送信することができる。すなわち、センサによって検出された情報を、配線パターンの接点部を介した送信とアンテナを介した送信との2つの送信手段によって外部の機器へ送信することができる。よって、センサによって検出された情報量が多い場合であっても、センサによって検出された情報を外部の機器へ送信する速度の遅延を抑制することができる。
上記一側面に係る環境複合センサ装置は、前記基板の前記接点部が設けられる面の裏面において、前記接点部が設けられる領域の裏の領域には、前記複数の素子に含まれるセンサ以外の素子が実装されてもよい。
当該構成によれば、電子機器が熱を発した場合であっても、センサの動作に影響が及ぼされることはない。すなわち、当該構成は、環境複合センサ装置の動作に影響を及ぼすことなく、基板の実装面を有効利用し、環境複合センサ装置の大きさをコンパクトにする効果を奏する。
上記一側面に係る環境複合センサ装置は、前記複数の素子は、温度センサをさらに含み
、筐体をさらに備え、前記筐体は、前記基板を幅方向に挟む面に各々対向するように設けられる通気口を有し、前記温度センサは、前記通気口によって挟まれる位置に設けられてもよい。
当該構成によれば、基板、複数の素子、及び前記接点部を外部からの衝撃から守ることができる。また、基板の上にある素子や環境複合センサ装置が接続する電子機器が熱を発し、熱が温度センサ方向へ拡散された場合であっても、通気口から外部へ熱が拡散される。よって、温度センサの温度検出への影響を抑制することができる。
上記一側面に係る環境複合センサ装置は、前記筐体は、前記温度センサと前記温度センサ以外の素子とを仕切る仕切り部分を備えてもよい。
当該構成によれば、基板の上にある素子や環境複合センサ装置が接続する電子機器が熱を発した場合であっても、仕切り部分によって温度センサ側へ熱が対流することは抑制される。よって、温度センサの温度検出への影響を抑制することができる。
上記一側面に係る環境複合センサ装置は、前記複数の素子は、大気中の物質の濃度を検出する濃度センサをさらに含み、前記温度センサからの距離が最も近い素子は、前記濃度センサ以外の素子であってもよい。
当該構成によれば、濃度センサは、発熱量が大きい場合があるが、濃度センサから発せられた熱が、温度センサの温度検出に影響することは抑制される。
上記一側面に係る環境複合センサ装置は、前記筐体は、前記接点部を囲い、前記電子機器の端子と接続する第一の筐体と、前記接点部以外を収容する第二の筐体からなり、前記第一の筐体は、角筒形状であり、前記第二の筐体は、前記第一の筐体の内部と嵌合する嵌合部を有し、前記第一の筐体と前記第二の筐体とは、前記嵌合部が嵌合された状態で固定されてもよい。
当該構成によれば、接点部の近傍において第一の筐体と第二の筐体とが重なることとなる。よって、接点部の近傍の筐体の剛性を高めることができる。よって、環境複合センサ装置全体の信頼性を高めることができる。
本発明によれば、多様な測定対象を測定することのできる利便性の高い、かつコンパクトで剛性の高い環境センサを提供することができる。
図1は、本実施形態に係る環境複合センサ装置に備わる素子の一例を模式的に例示する。(A)は、基板の表面の一例を模式的に例示する。(B)は、基板の裏面の一例を模式的に例示する。 図2は、環境複合センサ装置の分解斜視図の一例を模式的に例示する。 図3は、フロントケースの概要の一例を模式的に例示する。 図4は、リアケースの概要の一例を模式的に例示する。 図5は、USBカバーの概要の一例を模式的に例示する。 図6は、ライトカバーの概要の一例を模式的に例示する。 図7は、組み立て手順を示すフローチャートの一例を模式的に例示する。 図8を用いて、環境複合センサ装置の動作例を説明する。 図9は、環境複合センサ装置の先端に誤って手などが接触した場合の概要の一例を模式的に例示する。 図10は、環境複合センサ装置が、USBコネクタに接続されて使用される一例を模式的に例示する。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
§1 適用例
図1を用いて、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る環境複合センサ装置100に備わるセンサの一例を模式的に例示する。環境複合センサ装置100は、基板1を備える。そして、図1(A)は、基板1の表面の一例を模式的に例示する。そして、図1(B)は、基板1の裏面の一例を模式的に例示する。図1(A)に示すように、環境複合センサ装置100は、基板1の表面に、温湿度を検出することができる温湿度センサ2と、大気の圧力を検出することができる絶対圧センサ3を備える。また、環境複合センサ装置100は、音を検出することができるマイクロホン4と、照度を検出することができる照度センサ5と、大気中の揮発性有機化合物の濃度を検出することができるVolatile Organic Compound(以下、VOCという)センサ6を備える。
また、基板1には、図示しないが、USB規格の信号が伝送される配線パターンが形成されている。そして、基板1の表面には、上記の配線パターンと繋がる接点部7を備える。接点部7は、金属によって形成される面状の部分である。
また、図1(B)に示すように、環境複合センサ装置100は、基板1の裏面に、環境複合センサ装置100内の素子の動作を検出して発光するLight Emitting Diode(以下、LEDという)8と、センサ自身の位置の変化の加速度を検出する加速度センサ9を備える。また、環境複合センサ装置100は、外部の機器とBluetooth(登録商標)通信方式により通信を行うことのできるBluetooth Low
Energy(以下、BLEという)モジュール10を備える。また、環境複合センサ装置100は、電圧レギュレータ11と、素子12を備える。また、BLEモジュール10は、電波を送受信するアンテナ13を備える。ここで、LED8は、BLEモジュール10と接続して発光しているが、特定のセンサの動作を検出して発光させてもよい。
以上のように、本実施形態では、環境複合センサ装置100によって、温湿度、圧力、音、照度、大気中の揮発性有機化合物の濃度、素子の動作、センサ自身の位置の変化といった、多様な物理量の検出を行うことができる。よって、環境複合センサ装置100は、利便性の高い装置である。また、環境複合センサ装置100は、基板1の表面に形成される面状の接点部7を介してUSB端子を備える電子機器と接続することができる。よって、環境複合センサ装置100は、USBコネクタを備える必要はなく、コンパクトな環境複合センサ装置となる。
§2 構成例
[ハードウェア構成]
次に、本実施形態に係る環境複合センサ装置の一例について説明する。本実施形態に係る環境複合センサ装置100は、例えばUSB端子を備える電子機器に接続して使用される。環境複合センサ装置100は、図1(A)に示すように、略長方形の基板1の表面に、温湿度を検出することができる温湿度センサ2と、大気の圧力を検出することができる
絶対圧センサ3を備える。基板1の厚みは、例えば0.8mmである。温湿度センサ2は、本発明の「温度センサ」の一例である。また、絶対圧センサ3は、本発明の「圧力センサ」の一例である。温湿度センサ2の実装位置は、基板1の表面の長手方向の端部である。また、温湿度センサ2が実装された位置の近傍の基板1は、温湿度センサ2を囲むようにL字型に切り欠かれている。
また、環境複合センサ装置100は、音を検出することができるマイクロホン4と、照度を検出することができる照度センサ5と、大気中の揮発性有機化合物の濃度を検出することができるVOC(Volatile Organic Compound)センサ6を備える。また、VOCセンサ6は、本発明の「濃度センサ」の一例である。VOCセンサ6は、温湿度センサ2からなるべく離れるように基板1の表面に実装される。例えば、温湿度センサ2とVOCセンサ6との間に、絶対圧センサ3、マイクロホン4、及び照度センサ5が実装される。上記の素子が基板1の表面に実装された際、表面から素子の上面までの高さの最大値は、例えば1.1mmである。
また、基板1には、図示しないが、USB規格の信号が伝送される配線パターンが形成されている。つまり、配線パターンは、電源用の信号線であるVBUS及びGND(グランド)を備える。また、配線パターンは、データ通信用の信号線であるD(+)及びD(−)を備える。そして、基板1の表面には、上記のUSB規格の信号が伝送される配線パターンと繋がる接点部7を備える。接点部7は、具体的には、VBUSと接続する接点部7AとGNDと接続する接点部7Bと、D(+)と接続する接点部7Cと、D(−)と接続する接点部7Dを備える。接点部7は、基板1の長手方向の端部に設けられ、温湿度センサ2が実装される端部とは反対側の端部となる。また、接点部7は、金属によって形成される面状の部分であり、基板1の表面に露出している。
また、図1(B)に示すように、環境複合センサ装置100は、基板1の裏面に、LED(Light Emitting Diode)8を備える。ここで、LED8は、本発明の「発光素子」の一例である。
また、図1(B)に示すように、環境複合センサ装置100は、基板1の裏面に、センサ自身の位置の変化の加速度を検出する加速度センサ9を備える。加速度センサ9の実装位置は、基板1の表面に形成される接点部7の近傍である。
また、環境複合センサ装置100は、外部の機器とBluetooth通信方式により通信を行うことのできるBLEモジュール10を備える。LED8は、BLEモジュール10と接続して発光する。また、BLEモジュール10は、電波を送受信するアンテナ13を備える。アンテナ13の実装位置は、接点部7が設けられる端とは反対側の端部であって、基板1の裏面となる。ここで、Bluetooth通信は、本発明の「無線通信」の一例である。また、環境複合センサ装置100は、電圧レギュレータ11と、素子12を備える。電圧レギュレータ11及び素子12は、本発明の「複数の素子に含まれるセンサ以外の素子」の一例である。電圧レギュレータ11は、例えば電圧を5Vから3.3Vへ変換する機能を有してもよい。また、素子12は、センサ以外の素子である。また、電圧レギュレータ11及び素子12は、周囲の熱による影響が及びにくい。電圧レギュレータ11及び素子12は、接点部7が実装される基板1の真裏に実装される。また、基板1の裏面に各種センサを含む素子が実装された際、裏面から素子の上面までの高さの最大値は、例えば1.3mmである。
また、環境複合センサ装置100は、上記の基板1及び基板上の素子を収容するケースを備える。図2は、環境複合センサ装置100の分解斜視図の一例を模式的に例示する。環境複合センサ装置100は、基板1の表面に実装される各種センサを含む素子を覆うフ
ロントケース14と、基板1の裏面に実装される各種センサを含む素子を覆うリアケース15を備える。また、環境複合センサ装置100は、接点部7の近傍の基板の両面を覆うUSBカバー16を備える。また、環境複合センサ装置100は、基板1の側面及び照度センサ5の上部近傍に位置するライトカバー17を備える。ここで、本発明の「筐体」は、フロントケース14、リアケース15、USBカバー16を含んで構成される。また、USBカバー16は、本発明の「第一の筐体」の一例である。また、フロントケース14は、本発明の「第二の筐体」の一例である。
図3は、フロントケース14の概要の一例を模式的に例示する。フロントケース14は、成型品であり、樹脂材料として、例えばABS(Acrylonitrile butadiene styrene)を用いる。フロントケース14は、上面に開口部18を備える。開口部18は、例えばオーバル形状であってもよい。また、フロントケース14は、両側面に通気口19を備える。また、フロントケース14は、上面から下方へ延出するL字型の仕切り部分20を備える。また、フロントケース14は、上面近傍から、上面と平行な方向へ延出する延出部21を備える。延出部21は、本発明の「嵌合部」の一例である。また、延出部21の近傍には、上面近傍から、上面と垂直な方向へ延出する延出部22を備える。また、フロントケース14の内面には、凹部23を備える。フロントケースの上面の横方向の長さは、例えば約15.1mm、縦方向の長さは、例えば約14.9mmである。また、フロントケースの高さは、例えば約7mmである。
図4は、リアケース15の概要の一例を模式的に例示する。リアケース15もフロントケース14と同様に成型品であり、樹脂材料として、例えばABSを用いる。リアケース15は外面の両側面に爪24A、24Bを備える。また、リアケース15は、内面の両側面に、凹部25を備える。
図5は、USBカバー16の概要の一例を模式的に例示する。USBカバー16は、軸方向から見て長方形の断面を有する略角筒状の部材である。USBカバー16は、冷間圧延鋼板(SPCC)から形成される。そして、USBカバー16の表面は、ニッケルめっきによって処理されている。USBカバー16は、両側面に開口部26を備える。USBカバー16の上面は、約12mm四方の正方形であり、USBカバー16の高さは、約4.5mmである。
図6は、ライトカバー17の概要の一例を模式的に例示する。ライトカバー17は、成型品であり、樹脂材料は、例えばポリカーボネートであってもよい。また、ライトカバー17は、所望のセンサ感度が得られる一定以上の光が透過すればよく、例えば表面に微細な凹凸形状を有しており、色は、乳白色であってもよい。ライトカバー17は、上面27を備え、上面27の一部にオーバル形状の凸部28を備える。凸部28は、基板1に取り付けられる際に、基板1に実装された照度センサ5の上部に来るように位置せしめられる部分である。また、ライトカバー17は、照度センサ5の上部に来る部分と、LED8の近傍に位置し、LED8から発せられる光を透過させる部分とを一体に備える。また、ライトカバー17は、側面から横方向に延出する2つの爪29を備える。また、ライトカバー17は、上面27から下方へ延出する3つの延出部30を備える。
次に、フロントケース14、リアケース15、USBカバー16及びライトカバー17の組み立て手順の一例を示す。図7は、組み立て手順を示すフローチャートの一例を模式的に例示する。なお、以下で説明する組み立て手順は一例に過ぎず、各手順は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する組み立て手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
(ステップS101)
ステップS101では、基板1をリアケース15に組み込む。基板1がリアケース15に組み込まれる際、リアケース15の下面に基板1の裏面に実装された素子の上面が接することとなる。
(ステップS102)
ステップS102では、ライトカバー17をリアケース15に取り付ける。ライトカバー17は、基板1の右側面に取り付けられ、凸部28が基板1に実装された照度センサ5の上部に来るように位置せしめる。また、ライトカバー17は、爪29とリアケース15の内面に設けられる凹部25とが嵌合することによってリアケース15へ固定される。また、ライトカバー17がリアケース15へ固定される際、ライトカバー17の延出部30が基板1の表面と接し、基板1は固定される。
(ステップS103)
ステップS103では、フロントケース14をリアケース15に取り付ける。まず、フロントケース14は、開口部18をライトカバー17の凸部28に嵌合させる。また、フロントケース14の凹部23とリアケース15の爪24Aとを嵌合させることによってフロントケース14をリアケース15に取り付ける。フロントケース14がリアケース15へ固定される際、フロントケース14の延出部22が基板1の表面と接することとなる。また、フロントケース14が備えるL字型の仕切り部分20は、基板1のL字型の切り欠きに差し込まれ、温湿度センサ2と、温湿度センサ2以外の素子との間に位置することとなる。また、通気口19は、温湿度センサ2、マイクロホン4、及びVOCセンサ6の近傍に位置することとなる。
(ステップS104)
ステップS104では、USBカバー16をリアケース15へ取り付ける。USBカバー16は、開口部26とリアケース15の爪24Bとが嵌合することによって固定される。USBカバー16がリアケース15に固定された際、USBカバー16は、基板1の表面に実装される接点部7及び基板1の裏面に実装される電圧レギュレータ11及び素子12を覆うこととなる。また、フロントケース14の延出部21は、USBカバー16の上面の内側へ差し込まれた状態となる。よって、延出部21とUSBカバー16とは重なった状態となり固定される。また、組み立て完了時、環境複合センサ装置100の厚みの最大値は、例えば約7mmとなる。
§3 動作例
次に、図8を用いて、環境複合センサ装置100の動作例を説明する。図8は、例えば環境複合センサ装置100を、USB端子が設けられているUSB端子口31を備えるラップトップコンピュータ32へ接続して使用する一例を示している。環境複合センサ装置100をラップトップコンピュータ32へ接続した場合、ラップトップコンピュータ32のUSB端子から、環境複合センサ装置100の接点部7Aを介して、基板1の配線パターンに電力が供給される。それらの電力は、電圧レギュレータ11によって、例えば5Vから3.3Vへ減圧される。そして、3.3Vの電力が基板1に実装されている各種センサを含む素子へ供給される。
電力が供給された各素子は、動作を開始する。例えば、基板1の表面に実装される温湿度センサ2は、周囲の温湿度を検出する。そして、環境複合センサ装置100は、検出された温湿度情報をラップトップコンピュータ32へ接点部7を介して送信する。ラップトップコンピュータ32へ送信された温湿度情報は、図示しないがラップトップコンピュータ32の記憶部に記憶されてもよい。また、温湿度情報は、ラップトップコンピュータ32のディスプレイに表示されてもよい。
また、基板1の表面に実装される絶対圧センサ3は、大気中の圧力を検出する。そして、環境複合センサ装置100は、検出された圧力情報をラップトップコンピュータ32へ接点部7を介して送信する。ラップトップコンピュータ32へ送信された圧力情報は、図示しないがラップトップコンピュータ32の記憶部に記憶されてもよい。また、圧力情報は、ラップトップコンピュータ32のディスプレイに表示されてもよい。
また、基板1の表面に実装されるマイクロホン4は、周囲の音を検出する。そして、環境複合センサ装置100は、検出された音情報をラップトップコンピュータ32へ接点部7を介して送信する。ラップトップコンピュータ32へ送信された音情報は、図示しないがラップトップコンピュータ32の記憶部に記憶されてもよい。また、音情報は、ラップトップコンピュータ32のディスプレイに表示されてもよい。
また、基板1の表面に実装されるVOCセンサ6は、大気中に含まれる物質の濃度を検出する。そして、環境複合センサ装置100は、検出された濃度情報をラップトップコンピュータ32へ接点部7を介して送信する。ラップトップコンピュータ32へ送信された濃度情報は、図示しないがラップトップコンピュータ32の記憶部に記憶されてもよい。また、濃度情報は、ラップトップコンピュータ32のディスプレイに表示されてもよい。
また、環境複合センサ装置100の周囲の光は、ライトカバー17へ入射する。そして、ライトカバー17へ入射された光は、ライトカバー17の表面において散乱し、照度センサ5によって検出される。そして、照度センサ5によって検出された照度情報は、接点部7を介してラップトップコンピュータ32へ送信される。そして、ラップトップコンピュータ32は、照度センサ5によって検出された照度情報に基づいて、例えばラップトップコンピュータ32のディスプレイの輝度の自動制御を行う。また、ラップトップコンピュータ32のキーボードに設けられる文字が発光する場合、その発光量を照度センサ5によって検出された情報に基づいて自動制御してもよい。ここで、ラップトップコンピュータ32へ送信された照度情報は、図示しないがラップトップコンピュータ32の記憶部に記憶されてもよい。また、照度情報は、ラップトップコンピュータ32のディスプレイに表示されてもよい。
また、基板1の裏面に実装される加速度センサ9は、センサ自身の位置の変化の加速度を検出する。そして、環境複合センサ装置100は、検出された加速度情報をラップトップコンピュータ32へ接点部7を介して送信する。ラップトップコンピュータ32へ送信された加速度情報は、図示しないがラップトップコンピュータ32の記憶部に記憶されてもよい。また、加速度情報は、ラップトップコンピュータ32のディスプレイに表示されてもよい。
また、加速度センサ9によって検出される加速度情報は、他のセンサによって検出される検出情報よりも情報量が多い。そこで、ラップトップコンピュータ32が、Bluetooth通信が可能なモジュールを備えている場合、環境複合センサ装置100は、加速度センサ9以外のセンサによって検出される検出情報を、接点部7を介してラップトップコンピュータ32へ送信するのではなく、BLEモジュール10のアンテナ13を介してラップトップコンピュータ32へ無線送信してもよい。
また、基板1の裏面に実装されるLED8は、BLEモジュール10と接続し、BLEモジュール10の動作情報を取得する。そして、BLEモジュール10が動作している場合には、発光する。LED8は、基板1の裏面の中央よりも右側へ実装されているため、LED8から発せられた光は、基板1の裏面近傍を通過し、基板1の右側面に位置するライトカバー17へ入射する。その後、光は、ライトカバー17内で拡散された後、外部へ放射される。
[作用・効果]
以上のように、本実施形態では、環境複合センサ装置100によって、温湿度、圧力、音、照度、大気中の揮発性有機化合物の濃度、素子の動作、センサ自身の位置の変化といった、多様な物理量の検出を行うことができる。よって、環境複合センサ装置100は、利便性の高い装置である。
また、環境複合センサ装置100には、基板1の表面に形成される面状の接点部7に直接ラップトップコンピュータ32から電力が供給され、基板1に実装される各種センサを含む素子を動作させることができる。また、センサによって検出される情報は、接点部7を介してラップトップコンピュータ32へ送られる。そして、ラップトップコンピュータ32に検出情報を表示させることができる。すなわち、環境複合センサ装置100は、USBコネクタを備えておらず、コンパクトである。
また、環境複合センサ装置100は、環境複合センサ装置100内の素子の動作を検出して発光するLED8と、光を受けて照度を検出する照度センサ5という2つの反対する機能を有する素子を備えている。そして、LED8と照度センサ5とは、基板1の表面と裏面にそれぞれ実装される。つまり、LED8から発せられる光は、基板によって遮断され、照度センサ5近傍へ到達しない。つまり、環境複合センサ装置100は、照度センサ5による照度の検出への影響を抑制することができ、また1台で発光と照度の検出を両立させることのできる利便性の高い装置である。
また、ライトカバー17は、LED8から発せられる光を拡散させることができる。よって、使用者は、LED8から発せられる光を視認しやすくなり、各素子の動作状況を容易に知ることができる。
また、ライトカバー17へ入射した外部の光は、その表面において散乱した後、照度センサ5に検出される。また、照度センサ5によって検出された照度情報に基づき、ラップトップコンピュータ32のディスプレイの照度は自動制御される。すなわち、ラップトップコンピュータ32の省エネルギー化は実現される。
また、環境複合センサ装置100は、加速度センサ9によってセンサ自身の位置の変化の加速度を検出する。よって、例えばラップトップコンピュータ32の使用者が、ラップトップコンピュータ32を誤って落下させた場合であっても、ラップトップコンピュータ32に設けられるハードディスクドライブへの読み書き作業を停止させ、ハードディスクドライブに備わる磁気ヘッドを退避させることができる。よって、ハードディスクドライブの故障を抑制することができる。
また、図9は、USB端子口31に環境複合センサ装置100を差し込んで使用している場合であって、例えば環境複合センサ装置100の先端に誤って手などが接触した場合の概要の一例を模式的に例示する。環境複合センサ装置100の先端に誤って手などが接触した場合、先端は勢いよく動くこととなる。しかしながら、環境複合センサ装置100は、USB端子口31に差し込まれているため、USB端子口31近傍の基板1はあまり動かないこととなる。すなわち、接点部7の近傍に実装される加速度センサ9の位置の変化は抑制される。よって、加速度センサ9からの出力にノイズが混入されることは抑制される。
また、ラップトップコンピュータ32と距離が近い接点部7が実装される位置の近傍に、電圧レギュレータ11及び素子12が実装されている。よって、ラップトップコンピュータ32が熱を発した場合であっても、基板1に実装されるセンサの動作が影響を及ぼさ
れることはない。すなわち、電圧レギュレータ11及び素子12の実装位置は、基板1の実装面を有効利用し、環境複合センサ装置100の大きさをコンパクトにする効果を奏する。
また、BLEモジュール10が備えるアンテナ13は、基板1の裏面の先端であり、接点部7とは反対側に設けられている。よって、基板1上の各種センサを含む素子やラップトップコンピュータ32からの電磁波の影響は抑制される。すなわち、アンテナ13の機能低下は抑制される。また、基板1に設けられるセンサによって検出された情報をラップトップコンピュータ32へ送る場合、接点部7を介した送信とBLEモジュール10を介した送信との2つ送信手段を用いることができる。すなわち、センサによって検出された情報の情報量が多い場合、情報の送信を分担することができ、送信の遅延を抑制することができる。
また、環境複合センサ装置100は、基板1及び基板1に実装される各種センサを含む素子はフロントケース14、リアケース15、USBカバー16、及びライトカバー17に収容される。よって、基板1及び基板1に実装される各種センサを含む素子を外部からの衝撃から守ることができる。
また、基板1に実装されるマイクロホン4及びVOCセンサ6を含む素子や、ラップトップコンピュータ32から熱が発せられた場合、熱は、フロントケース14の通気口19を通ってフロントケース14の外部へ拡散される。よって、素子から発せられる熱が温湿度センサ2の検出に影響を及ぼすことは抑制される。
また、フロントケース14は、L字型の仕切り部分20を備える。そして、仕切り部分20は、温湿度センサ2と、温湿度センサ2以外の素子とを仕切る。よって、基板1に設けられる素子が発する熱が温湿度センサ2側へ対流することは抑制される。よって、温湿度センサ2による温湿度の検出への影響を抑制することができる。
また、仕切り部分20が差し込まれる基板1は、温湿度センサ2を囲むようにL字型に
切り欠かれている。よって、熱が基板1を介して温湿度センサ2に伝わることは抑制される。よって、熱が温湿度センサ2による温湿度の検出に影響を及ぼすことは抑制される。
また、基板1の表面において温湿度センサ2とVOCセンサ6との間に、絶対圧センサ3、マイクロホン4、及び照度センサ5が実装されている。よって、VOCセンサ6から、熱が発せられた場合、熱が温湿度センサ2の検出に影響を及ぼすことは抑制される。
また、環境複合センサ装置100の先端が勢いよく動いた場合、フロントケース14の延出部21とUSBカバー16との重なり部分の近傍が、ラップトップコンピュータ32のUSB端子口31の筐体と接触する。しかしながら、この際、延出部21とUSBカバー16とは重なっているため、延出部21とUSBカバー16との重なり部分の剛性は高く、重なり部分での強度性を確保し、変形等は抑制される。また、USB端子口31近傍の基板1の動きは、さらに抑制され、加速度センサ9からの出力にノイズが混入されることは抑制される。また、延出部21とUSBカバー16との重なり部分は、基板1の接点部7の上部に位置することとなる。すなわち、環境複合センサ装置100は、接点部7の上部の空間を有効に活用し、装置の筐体の剛性を高めつつも、装置をコンパクトにすることを実現している。
また、環境複合センサ装置100は、筐体の厚みが約7mmであるのに対し、基板1の厚みが約0.8mmである。すなわち、基板の厚みが、筐体の厚みの10%以上を占めており、環境複合センサ装置100の剛性が確保されている。また、基板1の厚みと、基板
1の表裏面に実装される素子の高さを合わせた厚みの合計は、約3.2mmとなる。よって、基板1及び基板1の表裏面に実装される素子の厚みは筐体の厚み(約7mm)の40%以上を占めており、環境複合センサ装置100の剛性が確保されている。
また、温湿度センサ2は、基板1の表面において接点部7が形成される部分とは反対側の端に実装されている。よって、接点部7を介して接続するラップトップコンピュータ32から熱が発せられる場合であっても、熱が温湿度センサ2による温湿度の検出に影響を及ぼすことは抑制される。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<4.1>
例えば、図10は、環境複合センサ装置100が、USBコネクタ33に接続されて使用される一例を模式的に例示する。USBコネクタ33は、USB端子34と、コンセントに差し込むためのプラグ35を備える。環境複合センサ装置100が接続されたUSBコネクタ33が、プラグ35をコンセントに差し込まれる場合、電力がプラグ35及びUSBコネクタ33を介して基板1に設けられた素子に供給され、素子は動作する。そして、基板1に実装されるセンサによって検出された情報は、BLEモジュール10を介して外部の機器へ送信される。このような環境複合センサ装置100であれば、ラップトップコンピュータ32と有線による接続を行わずに環境を測定することができる。
また、環境複合センサ装置100は、電池を備えていてもよい。このような環境複合センサ装置100であれば、外部から電力を供給されなくとも、センサを動作させることができる。
また、VOCセンサ6の代わりに、一酸化炭素やメタン等の大気中の物質を検出することのできるセンサが基板1に実装されてもよい。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせる事ができる。
なお、以下には本発明の構成要件と実施例の構成とを対比可能とするために、本発明の構成要件を図面の符号付きで記載しておく。
<発明1>
電子機器(32)の端子(31)に接続して使用する環境複合センサ装置(100)であって、
基板(1)と、
前記基板(1)に実装された、異なる種類の複数の素子と、
前記基板(1)の表面に形成され、前記電子機器の端子と接触する接点部(7)を有する配線パターンと、を備える、
環境複合センサ装置(100)。
<発明2>
前記複数の素子は、発光素子(8)と照度センサ(5)とを含み、
前記発光素子(8)が実装される前記基板(1)の面は、前記照度センサ(5)が実装される前記基板(1)の面の裏面である、
発明1に記載の環境複合センサ装置。
<発明3>
表面に微細な凹凸形状を有し、光を散乱させ、前記照度センサ(5)の上部及び上部の側方向に位置するカバー(17)をさらに備える、
発明2に記載の環境複合センサ装置(100)。
<発明4>
前記複数の素子は、加速度センサ(9)をさらに含み、
前記基板(1)は、略長方形の形状を有し、
前記接点部(7)は、前記基板(1)の長手方向の端部に設けられ、
前記加速度センサ(9)は、前記基板(1)の中央より前記接点部(7)側に実装される、
発明1から3の何れか1項請求項1又は2に記載の環境複合センサ装置(100)。
<発明5>
外部の機器と無線通信を行うアンテナ(13)をさらに備え、
前記アンテナ(13)は、前記基板(1)における前記接点部(7)とは反対側の端部に実装される、
発明4に記載の環境複合センサ装置(100)。
<発明6>
前記基板(1)の前記接点部(7)が設けられる面の裏面において、前記接点部(7)が設けられる領域の裏の領域には、前記複数の素子に含まれるセンサ以外の素子(11、12)が実装される、
発明1から5のうち何れか1項に記載の環境複合センサ装置(100)。
<発明7>
前記複数の素子は、温度センサ(2)をさらに含み、
筐体(14、15、16)をさらに備え、
前記筐体(14、15、16)は、前記基板(1)を幅方向に挟む面に各々対向するように設けられる通気口を有し、
前記温度センサ(2)は、前記通気口によって挟まれる位置に設けられる
発明1から6のうち何れか1項に記載の環境複合センサ装置(100)。
<発明8>
前記筐体(14、15、16)は、前記温度センサ(2)と前記温度センサ(2)以外の素子とを仕切る仕切り部分(20)を備える、
発明7に記載の環境複合センサ装置(100)。
<発明9>
前記複数の素子は、大気中の物質の濃度を検出する濃度センサ(6)をさらに含み、前記温度センサ(2)からの距離が最も近い素子は、前記濃度センサ(6)以外の素子である、
発明7又は8に記載の環境複合センサ装置(100)。
<発明10>
前記筐体(14、15、16)は、
前記接点部(7)を囲い、前記電子機器の端子と接続する第一の筐体(16)と、
前記接点部(7)以外を収容する第二の筐体(14)からなり、
前記第一の筐体(16)は、角筒形状であり、
前記第二の筐体(14)は、前記第一の筐体(16)の内部と嵌合する嵌合部(21)を有し、
前記第一の筐体(16)と前記第二の筐体(14)とは、前記嵌合部(21)が嵌合された状態で固定される、
発明7から9のうち何れか1項に記載の環境複合センサ装置(100)。
1・・・基板
2・・・温湿度センサ
3・・・絶対圧センサ
4・・・マイクロホン
5・・・照度センサ
6・・・VOCセンサ
7、7A、7B、7C、7D・・・接点部
8・・・LED
9・・・加速度センサ
10・・・BLEモジュール
11・・・電圧レギュレータ
12・・・素子
13・・・アンテナ
14・・・フロントケース
15・・・リアケース
16・・・USBカバー
17・・・ライトカバー
18・・・開口部
19・・・通気口
20・・・仕切り部分
21・・・延出部
22・・・延出部
23・・・凹部
24A、24B・・・爪
25・・・凹部
26・・・開口部
27・・・上面
28・・・凸部
29・・・爪
30・・・延出部
31・・・USB端子口
32・・・ラップトップコンピュータ
33・・・USBコネクタ
34・・・USB端子
35・・・プラグ
100・・・環境複合センサ装置

Claims (9)

  1. 電子機器の端子に接続して使用する環境複合センサ装置であって、
    基板と、
    前記基板に実装された、異なる種類の複数の素子と、
    前記基板の表面に形成され、前記電子機器の端子と接触する接点部を有する配線パターンと、を備え、
    前記複数の素子は、照度センサを含み、
    表面に微細な凹凸形状を有し、光を散乱させ、前記照度センサの上部及び上部の側方向に位置するカバーを有する、
    環境複合センサ装置。
  2. 前記複数の素子は、発光素子を含み、
    前記発光素子が実装される前記基板の面は、前記照度センサが実装される前記基板の面の裏面である、
    請求項1に記載の環境複合センサ装置。
  3. 前記複数の素子は、加速度センサをさらに含み、
    前記基板は、略長方形の形状を有し、
    前記接点部は、前記基板の長手方向の端部に設けられ、
    前記加速度センサは、前記基板の中央より前記接点部側に実装される、
    請求項1又は2に記載の環境複合センサ装置。
  4. 外部の機器と無線通信を行うアンテナをさらに備え、
    前記アンテナは、前記基板における前記接点部とは反対側の端部に実装される、
    請求項に記載の環境複合センサ装置。
  5. 前記基板の前記接点部が設けられる面の裏面において、前記接点部が設けられる領域の裏の領域には、前記複数の素子に含まれるセンサ以外の素子が実装される、
    請求項1からのうち何れか1項に記載の環境複合センサ装置。
  6. 前記複数の素子は、温度センサをさらに含み、
    筐体をさらに備え、
    前記筐体は、前記基板を幅方向に挟む面に各々対向するように設けられる通気口を有し、
    前記温度センサは、前記通気口によって挟まれる位置に設けられる、
    請求項1からのうち何れか1項に記載の環境複合センサ装置。
  7. 前記筐体は、前記温度センサと前記温度センサ以外の素子とを仕切る仕切り部分を備える、
    請求項に記載の環境複合センサ装置。
  8. 前記複数の素子は、大気中の物質の濃度を検出する濃度センサをさらに含み、前記温度センサからの距離が最も近い素子は、前記濃度センサ以外の素子である、
    請求項又はに記載の環境複合センサ装置。
  9. 前記筐体は、
    前記接点部を囲い、前記電子機器の端子と接続する第一の筐体と、
    前記接点部以外を収容する第二の筐体からなり、
    前記第一の筐体は、角筒形状であり、
    前記第二の筐体は、前記第一の筐体の内部と嵌合する嵌合部を有し、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体とは、前記嵌合部が嵌合された状態で固定される、
    請求項からのうち何れか1項に記載の環境複合センサ装置。
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