JP6789509B2 - タイヤ加硫機 - Google Patents

タイヤ加硫機 Download PDF

Info

Publication number
JP6789509B2
JP6789509B2 JP2016160512A JP2016160512A JP6789509B2 JP 6789509 B2 JP6789509 B2 JP 6789509B2 JP 2016160512 A JP2016160512 A JP 2016160512A JP 2016160512 A JP2016160512 A JP 2016160512A JP 6789509 B2 JP6789509 B2 JP 6789509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
tire
upper table
vulcanizer
tire vulcanizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016160512A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018027646A (ja
Inventor
安弘 渡部
安弘 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2016160512A priority Critical patent/JP6789509B2/ja
Publication of JP2018027646A publication Critical patent/JP2018027646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6789509B2 publication Critical patent/JP6789509B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、タイヤの加硫成形に用いられるタイヤ加硫機に関する。
タイヤ加硫機は、上金型が取り付けられる上テーブルと、下金型が設置される下テーブルと、下金型に対して上金型および上テーブルを昇降させるための昇降手段とを備えている。
そして、タイヤ加硫機には、生タイヤ搬入用のローダーと加硫済みタイヤ搬出用のローダーとが配置されている。これらのローダーは、一般に、タイヤを保持するチャック手段と、チャック手段を昇降させるチャック昇降手段と、チャック手段を水平移動させる水平移動手段とを備えている。
加硫成形時には、先ず、上テーブルを上昇させて金型を開状態にして、生タイヤをローダーを用いて加硫機の側方から型締め位置に搬入する。その後、上テーブルを下降させて上下の金型を閉状態にする。そして、生タイヤの内面をブラダーで押圧させながら加熱して加硫成形する。加硫成形後は金型を開状態にし、加硫済みタイヤをローダーを用いて加硫機の側方に搬出する。
特開2011−167916号公報
上記したような従来のタイヤ加硫機は、金型内の生タイヤに均等な圧力を加えるために、昇降する上テーブルをガイドする4本の支柱が下テーブルの四隅から垂直に立設されている。
しかし、これらの支柱はローダーの通過を妨げてしまうため、それを避けるためにタイヤ加硫機を大型化して支柱の間隔を広げたり、ローダーにより搬送されてきた生タイヤを金型内に搬入・搬出する搬入・搬出機構を別途設けたりする必要があった。
そこで、本発明は、加硫機の大型化やローダー以外の搬入・搬出機構の設置等を行うことなくローダーによるタイヤの金型への搬送を可能とするタイヤ加硫機を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、
上金型が取り付けられる上テーブルと、
下金型が設置される下テーブルと、
前記下金型に対して、前記上金型および前記上テーブルを昇降させる昇降手段と、
前記下テーブルから垂直に立設されて、前記上テーブルの昇降をガイドする支柱と、
前記上テーブルから前記下テーブルに向けて垂設され、下端部が前記下テーブルに設けられた挿通孔に挿抜自在なタイロッドとを備えているタイヤ加硫機であって、
平面視において、前記上テーブルの一の対角線の両端部に前記支柱が位置し、他の対角線の両端部に前記タイロッドが位置するように、前記支柱が2本、および前記タイロッドが2本配置され、
前記タイロッドの長さは、前記上テーブルが上昇して前記金型が開状態となった時には前記タイロッドの下方をローダーが通過することができ、前記上テーブルが下降して前記金型が閉状態となった時には前記タイロッドの下端部が前記下テーブルの前記挿通孔に挿通できるように設定されていることを特徴とするタイヤ加硫機である。
請求項2に記載の発明は、
前記タイロッドの長さが、600〜900mmである請求項1に記載のタイヤ加硫機である。
請求項3に記載の発明は、
請求項1または請求項2に記載のタイヤ加硫機が、隣接して2台配置されて構成されており、
各タイヤ加硫機の上テーブルおよび下テーブルにおいて、それぞれの支柱およびタイロッドが、平面視において互いに線対称の位置となるように配置されていることを特徴とするタイヤ加硫機である。
本発明によれば、加硫機の大型化やローダー以外の搬入・搬出機構の設置等を行うことなくローダーによるタイヤの金型への搬送を可能とするタイヤ加硫機を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るタイヤ加硫機の正断面図である。 本発明の実施の形態に係るタイヤ加硫機の側断面図である。 本発明の実施の形態に係るタイヤ加硫機を模式的に示す平面図である。
以下、本発明を実施の形態に基づき、図面を用いて説明する。
本実施の形態に係るタイヤ加硫機は、四隅に支柱が設けられていた従来のタイヤ加硫機と異なり、平面視において、一の対角線の両端部に支柱が配置され、他の対角線の両端部に支柱よりも短いタイロッドが配置されており、開状態時、タイロッドと下テーブルの隙間から容易にタイヤの搬入と搬出をすることができるように構成されている。以下、本実施の形態に係るタイヤ加硫機について、基本的構成、特徴的構成、その他の態様について順次説明する。
1.タイヤ加硫機の基本的構成
はじめに、タイヤ加硫機の基本的構成について説明する。
図1は本実施の形態に係るタイヤ加硫機の正断面図であり、図2は本実施の形態に係るタイヤ加硫機の側断面図であり、図3は本実施の形態に係るタイヤ加硫機を模式的に示す平面図である。
図1では、2台の加硫機が左右に配置されている状態を示している。そして、右側の加硫機については、開状態、即ち、下金型2に対して上金型1および上テーブル4が上昇している状態を実線で、閉状態、即ち、下金型2に対して上金型1および上テーブル4が下降している状態を破線で示している。また、左側の加硫機については、閉状態を示している(但し、金型は省略している)。
図1および図2に示すように、タイヤ加硫機は、サイド金型1aを含む上金型1および下金型2を有する金型3と、上金型1を保持する上テーブル4と、下金型2を保持する下テーブル5とを備えている。
そして、上テーブル4が図外の昇降手段により上下方向に昇降することにより、上金型1と下金型2とが互いに離隔、接近して、金型3が開状態または閉状態となる。昇降手段としては、例えば、モータで駆動されるネジ棒を有するボールスクリュー機構を挙げることができ、モータの回転運動を直線運動に変換することにより、上金型1が連結された上テーブル4を上下方向に昇降させることができる。
そして、上テーブル4には、閉状態となった金型3の上金型1を下金型2に向けて押圧して加圧するために、シリンダ10が設けられている。
また、下テーブル5の中央部には中心機構8が設けられており、中心機構8にブラダー9が着脱される。
金型3は割り金型であって、上金型1は横置きされた生タイヤの上側に配置され、下金型2は生タイヤの下側に配置される。そして、サイド金型1aは生タイヤの外周側に、周方向に等分割されて配置されており、金型の閉状態時には上金型1および下金型2の外周部に係合される。そして、金型3内に横置きに収容された生タイヤは、ブラダー9および金型3によって内外から加圧、加熱されることにより加硫成形される。
上記した生タイヤの加硫成形に際しては、図2に示す生タイヤ搬入用のローダーAと加硫済みタイヤ搬出用のローダー(図示せず)が使用される。なお、図2においては、ローダーAが上昇している状態を実線で、下降している状態を破線で示している。
ローダーAは、生タイヤの搬入側に配置され、生タイヤを保持するチャック手段A1と、チャック手段A1を昇降させるチャック昇降手段A2と、チャック手段A1を水平移動させる水平移動手段A3とを有しており、上金型1が上昇して開状態となった後、チャック手段A1を水平移動および昇降させることにより生タイヤをタイヤ載置位置から型締位置に搬送するように構成されている。一方、加硫完了後は、上記とは逆の動作により、加硫済みタイヤが加硫機から搬出される。
2.本実施の形態に係るタイヤ加硫機の特徴的構成
次に、本実施の形態に係るタイヤ加硫機の特徴的構成について説明する。
本実施の形態に係るタイヤ加硫機において、上テーブル4における対角線と下テーブル5における対角線とは対応しており、下テーブル5には、一の対角線の両端部に、上下方向に昇降する上テーブル4をガイドするように上テーブル4まで延びる支柱6が垂直に立設されている。即ち、上テーブル4と下テーブル5において一の対角線の両端部には、支柱6が設けられている。
一方、上テーブル4の他の対角線の両端部には、支柱6よりも短いタイロッド7が下テーブル5に向けて垂設されており、開状態時にはタイロッド7と下テーブル5との間にローダーの通過を可能とする空間ができ、閉状態時にはタイロッド7の下端部が下テーブル5に設けられた挿通孔12に挿通されるようにタイロッド7の長さが設定されている。
このように、下テーブル5には一の対角線の両端部に支柱6が上テーブル4まで立設されているため昇降する上テーブル4を支柱6によりガイドすることができる。そして、上テーブル4においては支柱6間の対角線とは異なる対角線の両端部に適切な長さのタイロッド7が垂設されているため、上テーブル4を上昇させて金型3を開状態とさせた際には、下テーブル5とタイロッド7の下端部との間に空間が形成される。この空間を利用することにより、容易にローダーAを通過させて生タイヤの搬入・搬出を行うことができる。
一方、上テーブル4を下降させて金型3を閉状態とさせた際には、タイロッド7の下端部が挿通孔12に挿通されて支柱6と共に上テーブル4をガイドすることができ、従来の4本の支柱と同じように、金型内の生タイヤに均等に圧力を加えることができる。
そして、本実施の形態によれば、加硫機のメンテナンスや修理も、支柱6の間から容易に行うことができるため、作業効率の向上にも貢献することができる。
なお、以上の機能を発揮させるために、本実施の形態において、タイロッド7の長さは、一般的に600〜900mmであることが好ましい。
そして、タイロッドが2本または3本設けられているのみで支柱が設けられていない加硫機は、タイロッドを太くしなければならない。これに対して、本実施の形態の加硫機は、2本のタイロッドと2本の支柱が設けられているため、金型に均等に圧力をかけることができると共にタイロッドが圧力に耐えることができる。従って、通常のタイロッドよりも細いタイロッドを採用することができ、省スペースが可能になり、加硫機全体のコンパクト化を図ることができる。
3.本実施の形態に係るタイヤ加硫機のその他の態様
上記においては、1台の加硫機を対象として説明したが、本実施の形態においては、図3に示すように、隣接して2台の加硫機を配置して構成させることも好ましい。このとき、各加硫機の上テーブル4および下テーブル5において、それぞれの支柱6およびタイロッド7は、平面視において、2台の加硫機の境界を線対称の軸Cとして、互いに線対称の位置となるように配置される。
これにより、図3に示すように、タイヤの搬入搬出用のスペースを広くとることができ、ローダーを加硫機にまっすぐ挿入することが可能となるため、作業効率の向上を図ることができる。
また、隣接した2台の加硫機は、土台で連結させることが好ましく、これにより、機械的な強度を向上させると共に、設置時の安定性を向上させることができる。そして、図1に示すように、上部においても連結されていると、設置時の安定性をさらに向上させることができる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
1 上金型
1a サイド金型
2 下金型
3 金型
4 上テーブル
5 下テーブル
6 支柱
7 タイロッド
8 中心機構
9 ブラダー
10 シリンダ
12 挿通孔
A ローダー
A1 チャック手段
A2 チャック昇降手段
A3 水平移動手段
C 線対称の軸

Claims (3)

  1. 上金型が取り付けられる上テーブルと、
    下金型が設置される下テーブルと、
    前記下金型に対して、前記上金型および前記上テーブルを昇降させる昇降手段と、
    前記下テーブルから垂直に立設されて、前記上テーブルの昇降をガイドする支柱と、
    前記上テーブルから前記下テーブルに向けて垂設され、下端部が前記下テーブルに設けられた挿通孔に挿抜自在なタイロッドとを備えているタイヤ加硫機であって、
    平面視において、前記上テーブルの一の対角線の両端部に前記支柱が位置し、他の対角線の両端部に前記タイロッドが位置するように、前記支柱が2本、および前記タイロッドが2本配置され、
    前記タイロッドの長さは、前記上テーブルが上昇して前記金型が開状態となった時には前記タイロッドの下方をローダーが通過することができ、前記上テーブルが下降して前記金型が閉状態となった時には前記タイロッドの下端部が前記下テーブルの前記挿通孔に挿通できるように設定されていることを特徴とするタイヤ加硫機。
  2. 前記タイロッドの長さが、600〜900mmである請求項1に記載のタイヤ加硫機。
  3. 請求項1または請求項2に記載のタイヤ加硫機が、隣接して2台配置されて構成されており、
    各タイヤ加硫機の上テーブルおよび下テーブルにおいて、それぞれの支柱およびタイロ
    ッドが、平面視において互いに線対称の位置となるように配置されていることを特徴とす
    るタイヤ加硫機。
JP2016160512A 2016-08-18 2016-08-18 タイヤ加硫機 Active JP6789509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016160512A JP6789509B2 (ja) 2016-08-18 2016-08-18 タイヤ加硫機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016160512A JP6789509B2 (ja) 2016-08-18 2016-08-18 タイヤ加硫機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018027646A JP2018027646A (ja) 2018-02-22
JP6789509B2 true JP6789509B2 (ja) 2020-11-25

Family

ID=61248126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016160512A Active JP6789509B2 (ja) 2016-08-18 2016-08-18 タイヤ加硫機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6789509B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018027646A (ja) 2018-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5676484B2 (ja) タイヤの加硫装置
JP2010110945A (ja) コンテナ用金型交換装置
JP6627597B2 (ja) タイヤ加硫装置
JP5424727B2 (ja) タイヤの製造方法および装置
JP6789509B2 (ja) タイヤ加硫機
EP2327523B1 (en) Vulcanization machine comprising two vulcanizers having right and left paired columns in v-configuration
JP4939661B1 (ja) タイヤ加硫機およびその輸送・梱包方法
JP4969274B2 (ja) 左右独立作動式コラム型加硫機
JP3992463B2 (ja) タイヤ加硫装置
WO2013114694A1 (ja) タイヤ加硫機、および、タイヤ加硫設備
JP6809104B2 (ja) タイヤ加硫装置、及びタイヤ加硫方法
KR20110035603A (ko) 타이어 가류기의 금형 높이조정장치
JP2000317943A (ja) タイヤ加硫機及びタイヤ加硫設備
CN211542027U (zh) 一种带有抽真空机构的橡胶密封件硫化机
JP6187269B2 (ja) 鋳型のガス針ボード式ガス穴あけ方法及び装置
JP3865503B2 (ja) タイヤ加硫装置およびタイヤ加硫装置の金型交換方法並びにタイヤ加硫方法
KR101300579B1 (ko) 타이어 가류기의 몰드 높이 조절용 스페이서 교체장치
KR100651215B1 (ko) 가류기 로더의 그린타이어 호울더 장치
JP4415154B2 (ja) タイヤ加硫装置における上金型の昇降ガイド装置
KR102059468B1 (ko) 가류기의 몰드높이 조절장치
KR101597436B1 (ko) 차량용 휠 코어 제조장치
KR20040044200A (ko) 타이어 가황장치
KR20090022437A (ko) 타이어 가류몰드의 센터포스트장치
RU58072U1 (ru) Форматор-вулканизатор покрышек пневматических шин
JP6600937B2 (ja) タイヤ加硫用コンテナーのセグメントの上下位置調整装置および調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6789509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250