JP6788403B2 - 側構体と台枠との結合構造及び結合方法 - Google Patents
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Description
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、外板の車両内側の面の、側梁が接合された状態で側梁のチャネル部で覆われる領域に、骨部材が接合されているものである。すなわち、骨部材によって、外板の、側柱や側梁が接合されない領域を補強し、強度を高めるものである。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、骨部材の延在方向と直交する断面が、ハット状、Z字状、コの字状の、何れかの形状を有するものである。すなわち、断面がハット状の場合、骨部材は、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、チャネル部の両側へ延びる2つのフランジ部とを備えている。このような構造により、骨部材は、2つのフランジ部が外板の車両内側の面に対して接合される。又、骨部材は、断面がZ字状の場合には、Z字状の底辺部又は頂辺部が、外板の車両内側の面に対して接合され、断面がコの字状の場合には、コの字状の開口部側が、外板の車両内側の面に向けて接合される。すなわち、断面が何れの形状であっても、骨部材は外板の車両内側の面に対して安定して接合され、強度を高めるものである。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、骨部材が車両長手方向に延在する横骨であることで、車両長手方向に沿って一様に、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域の強度を高めるものである。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、骨部材が、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の縦骨であることで、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域に、必要に応じた数の縦骨を、必要に応じた間隔で配置し、効率よく強度を高めるものである。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域を補強する複数の縦骨のうち、少なくとも一部の縦骨が、側柱によって構成されているものである。すなわち、外板の車両内側の面に接合され、車両上下方向に延在する側柱が、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域まで延びていることで、側柱によって、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域と、この領域よりも上方の領域との双方の領域の強度を、効率よく高めるものである。なお、この場合の複数の縦骨は、側柱によってのみ構成されていてもよく、側柱とは別の縦骨を含んでいてもよい。
(13)上記(11)項において、前記複数の側柱の各々は、前記外板に接合される接合部と、該接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含み、前記複数の側柱の各々の車両内側板部にガセットプレートを接合すると共に、該ガセットプレートの各々の下端部を、前記側梁のチャネル部の、前記上板部の上面に接合する側構体と台枠との結合方法。
(15)上記(14)項において、前記骨部材として、延在方向と直交する断面が、ハット状、Z字状、或いは、コの字状である骨部材を用いる側構体と台枠との結合方法。
(16)上記(14)(15)項において、前記骨部材として、車両長手方向に延在する横骨を接合する側構体と台枠との結合方法。
(18)上記(17)項において、前記複数の縦骨のうち、少なくとも一部の縦骨を、前記側柱によって構成する側構体と台枠との結合方法(請求項8)。
(19)上記(11)から(18)項において、前記横梁は、延在方向と直交する断面が車両前側或いは後側へ開口したコの字状を成すものであり、該コの字状の上辺部及び下辺部を、中辺部よりも車両外側へと突出させて、前記側梁のチャネル部を挟み込むようにして配置し、前記横梁の中辺部の、該横梁の開口側又は該開口側と反対の面と、前記側梁のチャネル部の、前記接続板部の車両内側の面とを、L字型のガセットアングルを介して結合すると共に、前記横梁の上辺部及び下辺部を、前記側梁のチャネル部に対して接合する側構体と台枠との結合方法(請求項9)。
そして、(11)から(20)項の側構体と台枠との結合方法は、各々、上記(1)から(10)項に記載の側構体と台枠との結合構造を実現するものであり、上記(1)から(10)項の側構体と台枠との結合構造に対応する同等の作用を奏するものである。
なお、側梁22と横梁40との結合は、それらの間に側梁補強材66が介在した状態で行われてもよい。すなわち、この場合には、図1の例と異なり、側梁22のチャネル部24の、横梁40との結合部位にも側梁補強材66が接合される。そして、側梁22に接合された側梁補強材66の、上板部の上面と下板部の下面とに、横梁40の突出部位42a、44aの夫々が接合される。更に、ガセットアングル62の一方の板状部位62aが、中辺部46の開口側の面46a(又はこれと反対の面)に接合されると共に、ガセットアングル62のもう一方の板状部位62bが、側梁補強材66の車両内側の面に接合される。
なお、骨部材50(横骨52、縦骨54)の、延在方向と直交する断面の形状は、ハット状に限定されるものではなく、コの字状やZ字状等であってもよい。又、長土台64を使用しない場合には、外板14の車両内側の面14aに、骨部材50を直接接合すればよい。
具体的に、側梁22´は、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部24と、チャネル部24の下板部28の端部から車両下側へ延びる第1フランジ部32とで、一体的に構成されている。チャネル部24の上板部26は、車両外側方向(図4(b)の左方向)へ、長土台64の段差板部64cの下面に接触する位置まで延びている。
他方、図3に示す側構体と台枠との結合構造10Bは、骨部材50が、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の縦骨54であることで、外板14の、側梁22のチャネル部24で覆われる領域に、必要に応じた数の縦骨54を、必要に応じた間隔で配置することができるため、効率よく強度を高めることが可能となる。
Claims (10)
- 鉄道車両用構体を構成する側構体と台枠との結合構造であって、
前記側構体は、外板と、該外板の車両内側の面に接合され、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の側柱とを含み、
前記台枠は、車両長手方向に延在し車両幅方向の両側に設置される側梁と、該側梁間で車両幅方向に延在する横梁とを含み、
前記側梁は、上板部、下板部、及び、前記上板部と前記下板部とを接続する接続板部で構成された、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、該チャネル部の下板部の端部から下方へ延びる第1フランジ部とを含み、前記チャネル部は、コの字状の断面が車両外側へ開口するように配置され、
前記外板の下端位置が、少なくとも前記側梁の第1フランジ部の下端位置まで延び、前記外板の車両内側の面に前記側梁の第1フランジ部が接合され、
前記複数の側柱の各々は、前記外板に接合される接合部と、該接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含み、
前記側梁は、前記チャネル部の上板部の端部から上方へ延びる第2フランジ部を含み、
前記複数の側柱の各々の車両内側板部に、前記側梁の第2フランジ部が接合されていることを特徴とする側構体と台枠との結合構造。 - 前記外板の車両内側の面の、前記側梁のチャネル部で覆われる領域に、骨部材が接合されていることを特徴とする請求項1記載の側構体と台枠との結合構造。
- 前記骨部材が、車両上下方向に延在し車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の縦骨であり、該複数の縦骨のうち、少なくとも一部の縦骨が、前記側柱によって構成されていることを特徴とする請求項2記載の側構体と台枠との結合構造。
- 前記横梁は、延在方向と直交する断面が車両前側或いは後側へ開口したコの字状を成し、該コの字状の上辺部及び下辺部が、中辺部よりも車両外側へと突出して、前記側梁のチャネル部を挟み込むようにして配置されており、
前記横梁の中辺部の、該横梁の開口側又は該開口側と反対の面と、前記側梁のチャネル部の、前記接続板部の車両内側の面とが、L字型のガセットアングルを介して結合されると共に、前記横梁の上辺部及び下辺部が、前記側梁のチャネル部に対して接合されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の側構体と台枠との結合構造。 - 前記外板及び前記複数の側柱と前記側梁との間に、車両長手方向に延在する長土台が配置され、前記外板と前記側梁の第1フランジ部とが、前記長土台を挟み込んで接合されると共に、前記複数の側柱の各々と前記第2フランジ部とが、前記長土台を挟み込んで接合されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の側構体と台枠との結合構造。
- 鉄道車両用構体を構成する側構体と台枠との結合方法であって、
前記側構体は、外板と、該外板の車両内側の面に接合され、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の側柱とを含み、
前記台枠は、車両長手方向に延在し車両幅方向の両側に設置される側梁と、該側梁間で車両幅方向に延在する横梁とを含み、
前記側梁は、上板部、下板部、及び、前記上板部と前記下板部とを接続する接続板部で構成された、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、該チャネル部の下板部の端部から下方へ延びる第1フランジ部とを含み、前記チャネル部は、コの字状の断面が車両外側へ開口するように配置され、
前記外板の下端位置を、少なくとも前記側梁の第1フランジ部の下端位置まで延在させ、前記外板の車両内側の面に前記側梁の第1フランジ部を接合し、
前記複数の側柱の各々は、前記外板に接合される接合部と、該接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含み、
前記側梁は、前記チャネル部の上板部の端部から上方へ延びる第2フランジ部を含み、
前記複数の側柱の各々の車両内側板部に、前記側梁の第2フランジ部を接合することを特徴とする側構体と台枠との結合方法。 - 前記外板の車両内側の面の、前記側梁のチャネル部で覆われる領域に、骨部材を接合することを特徴とする請求項6記載の側構体と台枠との結合方法。
- 前記骨部材として、車両上下方向に延在する縦骨を、車両長手方向に間隔を空けて複数接合し、この際、前記複数の縦骨のうち、少なくとも一部の縦骨を、前記側柱によって構成することを特徴とする請求項7記載の側構体と台枠との結合方法。
- 前記横梁は、延在方向と直交する断面が車両前側或いは後側へ開口したコの字状を成すものであり、該コの字状の上辺部及び下辺部を、中辺部よりも車両外側へと突出させて、前記側梁のチャネル部を挟み込むようにして配置し、
前記横梁の中辺部の、該横梁の開口側又は該開口側と反対の面と、前記側梁のチャネル部の、前記接続板部の車両内側の面とを、L字型のガセットアングルを介して結合すると共に、前記横梁の上辺部及び下辺部を、前記側梁のチャネル部に対して接合することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載の側構体と台枠との結合方法。 - 前記外板及び前記複数の側柱と前記側梁との間に、車両長手方向に延在する長土台を配置し、前記外板と前記側梁の第1フランジ部とを、前記長土台を挟み込んで接合すると共に、前記複数の側柱の各々と前記第2フランジ部とを、前記長土台を挟み込んで接合することを特徴とする請求項6から9のいずれか1項記載の側構体と台枠との結合方法。
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