JP6788403B2 - 側構体と台枠との結合構造及び結合方法 - Google Patents

側構体と台枠との結合構造及び結合方法 Download PDF

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Description

本発明は、鉄道車両用構体を構成する側構体と台枠との結合構造及び結合方法に関するものである。
鉄道車両用構体は、例えば、左右の側構体、前後の妻構体、屋根構体、及び、台枠が結合されて構成されている。これらの結合うち、側構体と台枠との結合構造に関して、様々な発明が発案されている(例えば、特許文献1、2参照)。又、図5には、側構体と台枠との結合構造の一例を示している。図5に示す側構体と台枠との結合構造100において、側構体112の外板114には、複数の側柱116が接合されている。又、台枠120は、車両幅方向(図5(b)の左右方向)の両側に配置される一対の側梁122と、これらの側梁122間に配置されて各側梁122に結合される横梁140とを含んでおり、図5には一方の側梁122のみを図示している。
車両長手方向(図5(b)の紙面と直交する方向)に延在する側梁122は、延在方向と直交する断面が、車両内側(図5(b)の右側)へ開口したコの字状を成している。そして、図5の例では、外板114及び側柱116に、延在方向と直交する断面がZ字状の長土台164が接合され、この長土台164を挟み込むように、外板114に対して側梁122が接合されている。又、長土台164を挟み込むように、側柱116の各々に対してガセットプレート160が接合され、各ガセットプレート160の下端部が、側梁122の上面に接合されている。なお、図5において、符号162で示されるのは、側梁122と横梁140との結合に用いられるガセットアングル、符号166で示されるのは、側梁122を補強する側梁補強材、符号168で示されるのはスペーサである。
特許第4280264号公報 特許第4724161号公報
ここで、図5の側構体と台枠との結合構造100では、長土台164が接合された外板114に対して、断面が車両内側へ開口したコの字状の側梁122が、車両内側から重ねられて接合されている。このため、一例を挙げると、側梁122の、横梁140等が結合されて近接している位置では、横梁140等に接合作業が阻害されて、例えば、ダイレクトスポット溶接が行えずにインダイレクトスポット溶接を行う必要があり、作業性が悪かった。又、側梁122が外板114の下端部よりも下方へ突き出た位置で接合されているため、台枠120の側梁122と側構体112の外板114との間に、図5(b)に符号Fで示すような段差が形成されてしまい、鉄道車両の見栄えを損なっていた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外板と側梁との接合の作業性を向上させると共に、鉄道車両の見栄えを向上させることにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)鉄道車両用構体を構成する側構体と台枠との結合構造であって、前記側構体は、外板と、該外板の車両内側の面に接合され、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の側柱とを含み、前記台枠は、車両長手方向に延在し車両幅方向の両側に設置される側梁と、該側梁間で車両幅方向に延在する横梁とを含み、前記側梁は、上板部、下板部、及び、前記上板部と前記下板部とを接続する接続板部で構成された、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、該チャネル部の下板部の端部から下方へ延びる第1フランジ部とを含み、前記チャネル部は、コの字状の断面が車両外側へ開口するように配置され、前記外板の下端位置が、少なくとも前記側梁の第1フランジ部の下端位置まで延び、前記外板の車両内側の面に前記側梁の第1フランジ部が接合されている側構体と台枠との結合構造。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、結合対象の側構体が、外板と複数の側柱とを含んでおり、同じく結合対象の台枠が、側梁と横梁とを含んでいる。複数の側柱は、車両上下方向に延在するものであり、車両長手方向に間隔を空けて、外板の車両内側の面に接合されている。例えば、側柱の各々は、その延在方向と直交する断面が、ハット状、Z字状、コの字状等を成している。又、側梁は、車両長手方向に延在し、車両幅方向の両側に設置されるものであり、横梁は、そのような側梁間で車両幅方向に延在するものである。更に、側梁は、チャネル部と第1フランジ部とを含んでいる。チャネル部は、上板部と下板部と接続板部とで構成され、延在方向と直交する断面がコの字状を成しており、そのコの字状断面が車両外側へ開口する向きで配置されている。又、第1フランジ部は、チャネル部の下板部の端部から下方へ延びている。すなわち、チャネル部の、接続板部から車両外側へ延びる下板部の端部側が、適度な曲げ半径で下方に折り曲げられるようにして、第1フランジ部が形成されている。これにより、第1フランジ部は、チャネル部の接続板部よりも車両外側の位置で、一方の主面が車両外側へ向いた配置となる。又、側梁間で車両幅方向に延在する横梁は、側梁との結合が考慮されて、少なくとも大部分が側梁のチャネル部間に配置される。
そして、上記のような構成の側構体と台枠とを結合する、本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、外板の下端位置が、少なくとも側梁の第1フランジ部の下端位置まで延びた状態で、外板の車両内側の面に側梁の第1フランジ部が接合されている。すなわち、上述したように、側梁の第1フランジ部は、一方の主面が車両外側へ向いた配置となるため、この主面が外板の車両内側の面と対向する態様で、外板と側梁の第1フランジ部とが接合されるものである。これにより、外板及び側梁の第1フランジ部という、平板同士を接合することになるため、接合の作業性が向上される。更に、側梁の第1フランジ部は、チャネル部の下板部から下方へ延びるように形成されているため、側梁のチャネル部間に配置される横梁等によって、外板と側梁の第1フランジ部との接合作業が阻害されることはない。加えて、外板と側梁の第1フランジ部との接合は、外板の下端位置が、少なくとも第1フランジ部の下端位置まで延びた状態で行われるため、車両外側から視認される位置に、外板と側梁との段差が形成されることはない。これにより、鉄道車両の見栄えが向上されることとなる。
(2)上記(1)項において、前記複数の側柱の各々は、前記外板に接合される接合部と、該接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含み、前記側梁は、前記チャネル部の上板部の端部から上方へ延びる第2フランジ部を含み、前記複数の側柱の各々の車両内側板部に、前記側梁の第2フランジ部が接合されている側構体と台枠との結合構造(請求項1)。
項に記載の側構体と台枠との結合構造は、複数の側柱の各々が、外板に接合される接合部と、この接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含んでいる。例えば、側柱が、その延在方向と直交する断面がハット状である場合には、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、チャネル部の両側へ延びる2つのフランジ部とを備えることになる。この場合は、2つのフランジ部が上記の接合部に、チャネル部の断面コの字状の中辺に相当する部位が上記の車両内側板部に、夫々対応するものとなる。又、側梁は、チャネル部の上板部の端部から上方へ延びる第2フランジ部を含んでいる。すなわち、チャネル部の、接続板部から車両外側へ延びる上板部の端部側が、適度な曲げ半径で上方に折り曲げられるようにして、第2フランジ部が形成されている。これにより、第2フランジ部は、チャネル部の接続板部よりも車両外側の位置で、一方の主面が車両外側へ向いた配置となる。
そして、本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、複数の側柱の各々の車両内側板部に、側梁の第2フランジ部が接合されている。すなわち、側梁の第2フランジ部は、一方の主面が車両外側へ向いた配置となるため、この主面が各側柱の車両内側板部と対向する態様で、各側柱と側梁の第2フランジ部とが接合されるものである。これにより、側構体と台枠とは、外板と側梁の第1フランジ部との接合、及び、複数の側柱と側梁の第2フランジ部との接合が行われることになるため、より強固に結合され、側構体と台枠との結合部分の強度が向上するものとなる。更に、ガセットプレートを介して複数の側柱と側梁とを結合していた従来構造と比較して、ガセットプレートが不要になるため、部品点数が減少するものとなる。
)上記()項において、前記複数の側柱の各々は、前記外板に接合される接合部と、該接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含み、前記複数の側柱の各々の車両内側板部にガセットプレートが接合されると共に、該ガセットプレートの各々の下端部が、前記側梁のチャネル部の、前記上板部の上面に接合されている側構体と台枠との結合構造。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、複数の側柱の各々が、外板に接合される接合部と、この接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含んでいる。そして、複数の側柱の各々の車両内側板部に、ガセットプレートが接合され、これらガセットプレートの各々の下端部が、側梁のチャネル部の、上板部の上面に接合されているものである。これにより、側構体と台枠とは、外板と側梁の第1フランジ部との接合、及び、ガセットプレートを介した複数の側柱と側梁のチャネル部との結合が行われることになるため、より強固に結合され、側構体と台枠との結合部分の強度が向上するものとなる。
)上記()項において、前記外板の車両内側の面の、前記側梁のチャネル部で覆われる領域に、骨部材が接合されている側構体と台枠との結合構造(請求項)。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、外板の車両内側の面の、側梁が接合された状態で側梁のチャネル部で覆われる領域に、骨部材が接合されているものである。すなわち、骨部材によって、外板の、側柱や側梁が接合されない領域を補強し、強度を高めるものである。
)上記()項において、前記骨部材は、その延在方向と直交する断面が、ハット状、Z字状、或いは、コの字状である側構体と台枠との結合構造。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、骨部材の延在方向と直交する断面が、ハット状、Z字状、コの字状の、何れかの形状を有するものである。すなわち、断面がハット状の場合、骨部材は、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、チャネル部の両側へ延びる2つのフランジ部とを備えている。このような構造により、骨部材は、2つのフランジ部が外板の車両内側の面に対して接合される。又、骨部材は、断面がZ字状の場合には、Z字状の底辺部又は頂辺部が、外板の車両内側の面に対して接合され、断面がコの字状の場合には、コの字状の開口部側が、外板の車両内側の面に向けて接合される。すなわち、断面が何れの形状であっても、骨部材は外板の車両内側の面に対して安定して接合され、強度を高めるものである。
)上記()()項において、前記骨部材が、車両長手方向に延在する横骨である側構体と台枠との結合構造。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、骨部材が車両長手方向に延在する横骨であることで、車両長手方向に沿って一様に、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域の強度を高めるものである。
)上記()()項において、前記骨部材が、車両上下方向に延在し車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の縦骨である側構体と台枠との結合構造。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、骨部材が、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の縦骨であることで、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域に、必要に応じた数の縦骨を、必要に応じた間隔で配置し、効率よく強度を高めるものである。
)上記()項において、前記複数の縦骨のうち、少なくとも一部の縦骨が、前記側柱によって構成されている側構体と台枠との結合構造(請求項3)
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域を補強する複数の縦骨のうち、少なくとも一部の縦骨が、側柱によって構成されているものである。すなわち、外板の車両内側の面に接合され、車両上下方向に延在する側柱が、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域まで延びていることで、側柱によって、外板の、側梁のチャネル部で覆われる領域と、この領域よりも上方の領域との双方の領域の強度を、効率よく高めるものである。なお、この場合の複数の縦骨は、側柱によってのみ構成されていてもよく、側柱とは別の縦骨を含んでいてもよい。
)上記(1)から()項において、前記横梁は、延在方向と直交する断面が車両前側或いは後側へ開口したコの字状を成し、該コの字状の上辺部及び下辺部が、中辺部よりも車両外側へと突出して、前記側梁のチャネル部を挟み込むようにして配置されており、前記横梁の中辺部の、該横梁の開口側又は該開口側と反対の面と、前記側梁のチャネル部の、前記接続板部の車両内側の面とが、L字型のガセットアングルを介して結合されると共に、前記横梁の上辺部及び下辺部が、前記側梁のチャネル部に対して接合されている側構体と台枠との結合構造(請求項)。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、側梁の間で車両幅方向に延在する横梁の、延在方向と直交する断面が、車両前側或いは後側へ開口したコの字状を成している。そして、コの字状の上辺部及び下辺部は、中辺部よりも車両外側へと突出しており、換言すれば、横梁の車両幅方向の両端部において、上辺部及び下辺部が中辺部よりも突出している。ここで、断面コの字状の横梁の中辺部は、同じく断面コの字状のチャネル部の接続板部よりも、車両上下方向の幅が僅かに大きく形成される。このため、側梁の間で延びる横梁は、上辺部及び下辺部の突出した部位が、側梁のチャネル部を挟み込むようにして配置される。より詳しくは、横梁の上辺部の突出部位が、チャネル部の上板部の上面に近接又は接触するように配置され、横梁の下辺部の突出部位が、チャネル部の下板部の下面に近接又は接触するように配置される。更に、横梁の中辺部の車両幅方向の端部は、側梁のチャネル部の接続板部に近接又は接触して配置される。
上記のような構成により、横梁と側梁とは、まず、横梁の中辺部の、横梁の開口側の面又は開口反対側の面と、側梁のチャネル部の、接続板部の車両内側の面とが、L字型のガセットアングルを介して結合される。すなわち、横梁の中辺部と、側梁のチャネル部の接続板部とは、略直交するような位置関係になる。このため、L字型のガセットアングルの、直交する2つの直線に相当する板状部位のうち、一方の直線に相当する板状部位が、横梁の中辺部に接合され、他方の直線に相当する部位が、側梁のチャネル部の接続板部に接合される。更に、横梁と側梁とは、横梁の上辺部及び下辺部の、側梁のチャネル部を挟み込むようにして突出した部位と、チャネル部の上板部及び下板部とにおいても接合される。これにより、側梁の断面コの字状のチャネル部が、従来構造と異なり、車両外側へ開口した向きで設置されるにも関わらず、側梁と横梁とが強固に結合されることとなる。
10)上記()から()項において、前記外板及び前記複数の側柱と前記側梁との間に、車両長手方向に延在する長土台が配置され、前記外板と前記側梁の第1フランジ部とが、前記長土台を挟み込んで接合されると共に、前記複数の側柱の各々と前記第2フランジ部とが、前記長土台を挟み込んで接合されている側構体と台枠との結合構造(請求項)。
本項に記載の側構体と台枠との結合構造は、外板及び外板に接合された複数の側柱と、側梁との間に、車両長手方向に延在する長土台が配置されるものである。すなわち、この長土台は、例えば、外板の下方の領域の、車両内側の面に接合される外板接合板部、複数の側柱の各々の車両内側板部に接合される側柱接合板部、及び、車両幅方向に離間した外板接合板部と側柱接合板部とを接続する段差板部で構成され、延在方向と直交する断面がZ字状を成している。そして、外板と側梁の第1フランジ部とが、及び、複数の側柱の各々と側梁の第2フランジ部又はガセットプレートとが、上記のような構成の長土台を挟み込んで接合されるものである。これにより、外板と側梁との結合部分の強度が、より一層向上されるものである。なお、上記()項に記載したように、外板の車両内側の面の、側梁のチャネル部で覆われる領域まで、側柱が延びている場合には、例えば、側柱を避けるようにして、長土台の段差板部や外板接合板部に切欠きを設ければよい。
11)鉄道車両用構体を構成する側構体と台枠との結合方法であって、前記側構体は、外板と、該外板の車両内側の面に接合され、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の側柱とを含み、前記台枠は、車両長手方向に延在し車両幅方向の両側に設置される側梁と、該側梁間で車両幅方向に延在する横梁とを含み、前記側梁は、上板部、下板部、及び、前記上板部と前記下板部とを接続する接続板部で構成された、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、該チャネル部の下板部の端部から下方へ延びる第1フランジ部とを含み、前記チャネル部は、コの字状の断面が車両外側へ開口するように配置され、前記外板の下端位置を、少なくとも前記側梁の第1フランジ部の下端位置まで延在させ、前記外板の車両内側の面に前記側梁の第1フランジ部を接合する側構体と台枠との結合方法。
12)上記(11)項において、前記複数の側柱の各々は、前記外板に接合される接合部と、該接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含み、前記側梁は、前記チャネル部の上板部の端部から上方へ延びる第2フランジ部を含み、前記複数の側柱の各々の車両内側板部に、前記側梁の第2フランジ部を接合する側構体と台枠との結合方法(請求項
13)上記(11)項において、前記複数の側柱の各々は、前記外板に接合される接合部と、該接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含み、前記複数の側柱の各々の車両内側板部にガセットプレートを接合すると共に、該ガセットプレートの各々の下端部を、前記側梁のチャネル部の、前記上板部の上面に接合する側構体と台枠との結合方法。
14)上記(12)項において、前記外板の車両内側の面の、前記側梁のチャネル部で覆われる領域に、骨部材を接合する側構体と台枠との結合方法(請求項)。
15)上記(14)項において、前記骨部材として、延在方向と直交する断面が、ハット状、Z字状、或いは、コの字状である骨部材を用いる側構体と台枠との結合方法。
16)上記(14)(15)項において、前記骨部材として、車両長手方向に延在する横骨を接合する側構体と台枠との結合方法。
17)上記(14)(15)項において、前記骨部材として、車両上下方向に延在する縦骨を、車両長手方向に間隔を空けて複数接合する側構体と台枠との結合方法。
18)上記(17)項において、前記複数の縦骨のうち、少なくとも一部の縦骨を、前記側柱によって構成する側構体と台枠との結合方法(請求項8)
19)上記(11)から(18)項において、前記横梁は、延在方向と直交する断面が車両前側或いは後側へ開口したコの字状を成すものであり、該コの字状の上辺部及び下辺部を、中辺部よりも車両外側へと突出させて、前記側梁のチャネル部を挟み込むようにして配置し、前記横梁の中辺部の、該横梁の開口側又は該開口側と反対の面と、前記側梁のチャネル部の、前記接続板部の車両内側の面とを、L字型のガセットアングルを介して結合すると共に、前記横梁の上辺部及び下辺部を、前記側梁のチャネル部に対して接合する側構体と台枠との結合方法(請求項)。
20)上記(11)から(19)項において、前記外板及び前記複数の側柱と前記側梁との間に、車両長手方向に延在する長土台を配置し、前記外板と前記側梁の第1フランジ部とを、前記長土台を挟み込んで接合すると共に、前記複数の側柱の各々と前記第2フランジ部とを、前記長土台を挟み込んで接合する側構体と台枠との結合方法(請求項10)。
そして、(11)から(20)項の側構体と台枠との結合方法は、各々、上記(1)から(10)項に記載の側構体と台枠との結合構造を実現するものであり、上記(1)から(10)項の側構体と台枠との結合構造に対応する同等の作用を奏するものである。
本発明は上記のような構成であるため、外板と側梁との接合の作業性を向上させることができると共に、鉄道車両の見栄えを向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造の、外板と側梁との接合部分近傍を示しており、(a)は車両内側から斜め下方に見下ろした様子を示すイメージ図であり、(b)は(a)の符号Aで示す方向からのイメージ断面図である。 図1の側構体と台枠との結合構造に、骨部材として横骨が接合された形態の、外板と側梁との接合部分近傍を示しており、(a)は車両内側から斜め下方に見下ろした様子を示すイメージ図であり、(b)は(a)の符号Bで示す方向からのイメージ断面図である。 図1の側構体と台枠との結合構造に、骨部材として縦骨が接合された形態の、外板と側梁との接合部分近傍を示しており、(a)は車両内側から斜め下方に見下ろした様子を示すイメージ図であり、(b)は(a)の符号Cで示す方向からのイメージ断面図である。 本発明の実施の形態に係る、図1と異なる形態の側構体と台枠との結合構造の、外板と側梁との接合部分近傍を示しており、(a)は車両内側から斜め下方に見下ろした様子を示すイメージ図であり、(b)は(a)の符号Dで示す方向からのイメージ断面図である。 従来の側構体と台枠との結合構造の、外板と側梁との接合部分近傍を示しており、(a)は車両内側から斜め下方に見下ろした様子を示すイメージ図であり、(b)は(a)の符号Eで示す方向からのイメージ断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、詳しい説明を省略することとし、又、図面の全体を通して、同一部分若しくは相当する部分は、同一の符号で示している。なお、以下の説明において、部材同士を「接合する」とは、状況に応じて、レーザ溶接、スポット溶接、アーク溶接、摩擦撹拌接合、接着剤、リベット・ボルトによる締結等によって、部材同士を接合することを示している。又、図1から図4には、説明の便宜上、各部材を破断した状態で図示しているが、それらの図が示す破断箇所は、各部材の実際の分割箇所を示すものではない。
本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10は、ステンレス構体、一般鋼構体、軽合金(アルミやマグネシウム等)構体といった、鉄道車両用構体を構成する側構体12及び台枠20に適用されるものである。具体的に、側構体と台枠との結合構造10は、図1に示すように、側構体12が、外板14と、この外板14の車両内側(図1(b)の右側)の面14aに接合される複数(図示の範囲では2本)の側柱16とを含んでいる。複数の側柱16は、車両長手方向(図1(b)の紙面と直交する方向)に間隔を空けて配置されており、各々が車両上下方向に延在し、図1の例では、後述する長土台64に干渉しないように、長土台64の段差板部64cに近接する位置まで下方へ延びている。又、図1の例において、側柱16の各々は、延在方向と直交する断面がハット状を成しており、外板14の車両内側の面14aに接合される接合部16aと、この接合部16aから車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部16bとを含んでいる。なお、側柱16の延在方向と直交する断面形状は、ハット状に限定されるものではなく、コの字状やZ字状等であってもよい。又、図1に示されている外板14は、側構体12を構成する外板14のうち、主に腰板に相当する部位である。
一方、台枠20は、車両幅方向(図1(b)の左右方向)の両側に配置され、車両長手方向に延在する一対の側梁22と、これら一対の側梁22の間で車両幅方向に延在する横梁40とを含んでいる。なお、図1には、一方の側梁22側のみを図示している。側梁22は、チャネル部24と第1フランジ部32と第2フランジ部34とで一体的に構成され、延在方向と直交する断面がハット状を成している。チャネル部24は、延在方向と直交する断面がコの字状を成し、そのコの字状断面の開口側が、車両外側(図1(b)の左側)へ向くように配置されている。
そして、チャネル部24は、上記のような配置状態で、車両上側に位置する上板部26と、車両下側に位置する下板部28と、上板部26と下板部28とを接続する接続板部30とで構成されている。又、第1フランジ部32は、チャネル部24の下板部28の端部から、車両下側へ延びており、第2フランジ部34は、チャネル部24の上板部26の端部から、車両上側へ延びている。ここで、第1フランジ部32は、第2フランジ部34よりも、外板14の車両内側の面14aと、側柱16の車両内側板部16bの車両内側面との、車両幅方向の位置の差に相当する距離(すなわち側柱16の車両幅方向の大きさ)だけ、車両外側へ離れた位置にある。更に、側梁22のチャネル部24には、チャネル部24よりも僅かに大きいコの字状の断面を有する側梁補強材66が、図1の例では横梁40を避けた位置に接合されている。
横梁40は、側梁22のチャネル部24と同様に、延在方向と直交する段面がコの字状を成しており、そのコの字状断面の開口側が、車両前側或いは後側へ向くように、図1の例では、図1(b)における紙面手前側へ向くように配置されている。そして、横梁40は、そのような配置状態で、車両上側に位置する上辺部42と、車両下側に位置する下辺部44と、上辺部42と下辺部44とを接続する中辺部46とで構成されている。更に、横梁40の上辺部42及び下辺部44の各々は、中辺部46の車両幅方向の端部よりも車両外側(すなわち側梁22側)へ突出した、突出部位42a、44aを備えている。又、横梁40の中辺部46は、側梁22のチャネル部24の接続板部30よりも、車両上下方向の幅が僅かに大きく形成されている。このため、横梁40の車両幅方向の端部は、中辺部46の車両幅方向の端部が、側梁22のチャネル部24の接続板部30に近接した状態で、上辺部42及び下辺部44の突出部位42a、44aによって、側梁22のチャネル部24を上下から挟み込むような態様で配置されている。
そして、側梁22と横梁40とは、下記のように結合されている。すなわち、上辺部42の突出部位42aが、チャネル部24の上板部26の上面26aに接合され、下辺部44の突出部位44aが、チャネル部24の下板部28の下面28aに接合されている。更に、略直交するような位置関係にある、横梁40の中辺部46と、側梁22のチャネル部24の接続板部30とが、L字型のガセットアングル62によって結合されている。より詳しくは、ガセットアングル62の一方の板状部位62aが、中辺部46の開口側の面46aに接合され、ガセットアングル62のもう一方の板状部位62bが、接続板部30の車両内側の面30aに接合されている。この際、ガセットアングル62の一方の板状部位62aが、中辺部46の開口側の面46aと反対の面に接合されていてもよい。
なお、側梁22と横梁40との結合は、それらの間に側梁補強材66が介在した状態で行われてもよい。すなわち、この場合には、図1の例と異なり、側梁22のチャネル部24の、横梁40との結合部位にも側梁補強材66が接合される。そして、側梁22に接合された側梁補強材66の、上板部の上面と下板部の下面とに、横梁40の突出部位42a、44aの夫々が接合される。更に、ガセットアングル62の一方の板状部位62aが、中辺部46の開口側の面46a(又はこれと反対の面)に接合されると共に、ガセットアングル62のもう一方の板状部位62bが、側梁補強材66の車両内側の面に接合される。
又、図1の例の側構体と台枠との結合構造10は、側構体12と台枠20との結合にあたり、長土台64が用いられている。すなわち、長土台64は、車両長手方向に延在し、側構体12と台枠20との間に介在するものである。具体的に、長土台64は、外板14の車両内側の面14aに接合される外板接合板部64aと、複数の側柱16の各々の、車両内側板部16bに接合される側柱接合板部64bと、外板接合板部64aと側柱接合板部64bとを接続する段差板部64cとで構成されている。このため、長土台64は、その延在方向と直交する断面がZ字状を成しており、段差板部64cの車両幅方向の長さが、側柱16の車両幅方向の大きさと略等しくなっている。又、長土台64は、図1の例では、外板接合板部64aの下端位置が、外板14の下端位置と略揃えられた状態で、外板14及び側柱16に対して接合されている。
そして、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10は、上記のように外板14及び側柱16に対して接合された長土台64を挟み込んで、外板14及び側柱16と側梁22とが接合されている。すなわち、長土台64の外板接合板部64aに対して、車両内側から側梁22の第1フランジ部32が重ねられて接合され、長土台64の側柱接合板部64bに対して、車両内側から側梁22の第2フランジ部34が重ねられて接合されている。この際、側梁22の第2フランジ部34が、長土台64の側柱接合板部64bよりも上方へ延びていることで、側柱接合板部64bの上端位置の上方に形成される、側柱16の車両内側板部16bと第2フランジ部34との間の隙間には、スペーサ68が接合される。又、図1の例において、外板14と側梁22とは、外板14の下端位置と、側梁22の第1フランジ部32の下端位置とが、略揃えられた状態で接合されている。なお、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10は、側構体12と台枠20との結合に、長土台64が使用されていなくてもよい。この場合には、外板14の車両内側の面14aに対して、側梁22の第1フランジ部32が直接接合されると共に、側柱16の車両内側板部16bに対して、側梁22の第2フランジ部34が直接接合される。
次に、図2及び図3には、図1に示した側構体と台枠との結合構造10に、骨部材50が接合された形態を示している。すなわち、図2に示す側構体と台枠との結合構造10Aは、外板14の車両内側の面14aの、側梁22のチャネル部24で覆われる領域に、長土台64を介して、骨部材50として横骨52が接合されている。横骨52は、車両長手方向に延在しており、図2の例では、側柱16と同様に、延在方向と直交する断面がハット状を成している。すなわち、横骨52は、断面コの字状のチャネル部52aと、このチャネル部52aの両側から延びる2つのフランジ部52bとで形成されており、2つのフランジ部52bが長土台64に接合されている。
一方、図3に示す側構体と台枠との結合構造10Bは、外板14の車両内側の面14aの、側梁22のチャネル部24で覆われる領域に、長土台64を介して、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の縦骨54が、骨部材50として接合されている。縦骨54の各々は、車両上下方向に延在しており、図3の例では、側柱16と同様に、延在方向と直交する断面がハット状を成している。すなわち、各縦骨54は、断面コの字状のチャネル部54aと、このチャネル部54aの両側から延びる2つのフランジ部54bとで形成されており、2つのフランジ部54bが長土台64に接合されている。なお、図3が示す角度では、複数の縦骨54を1本しか確認できないが、外板14の、側梁22のチャネル部24で覆われる領域に、任意の間隔で任意の数の縦骨54が配置される。
又、複数の縦骨54は、そのうちの少なくとも一部の縦骨54が、側柱16によって構成されていてもよい。すなわち、外板14の車両内側の面14aに接合される複数の側柱16の各々を、外板14の、側梁22のチャネル部24で覆われる領域、例えば、図3に示された縦骨54の下端位置と同等の位置まで延在させればよい。この場合は、長土台64が側柱16に干渉しないように、側柱16を避けるように長土台64に切欠きを設けるか、或いは、長土台64を使用しないこととする。
なお、骨部材50(横骨52、縦骨54)の、延在方向と直交する断面の形状は、ハット状に限定されるものではなく、コの字状やZ字状等であってもよい。又、長土台64を使用しない場合には、外板14の車両内側の面14aに、骨部材50を直接接合すればよい。
続いて、図4には、本発明の実施の形態に係る、図1と異なる形態の側構体と台枠との結合構造10´を示している。図4の側構体と台枠との結合構造10´は、図1の側構体と台枠との結合構造10との比較において、側梁22´の形状、及び、側柱16と側梁22´との結合構造が異なっている。なお、その他の構成については、図4の側構体と台枠との結合構造10´は、図1の側構体と台枠との結合構造10と同じであるため、説明を省略する。
具体的に、側梁22´は、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部24と、チャネル部24の下板部28の端部から車両下側へ延びる第1フランジ部32とで、一体的に構成されている。チャネル部24の上板部26は、車両外側方向(図4(b)の左方向)へ、長土台64の段差板部64cの下面に接触する位置まで延びている。
そして、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10´は、外板14及び側柱16に対して接合された長土台64を挟み込んで、外板14及び側柱16と側梁22´とが接合されている。すなわち、長土台64の外板接合板部64aに対して、車両内側から側梁22´の第1フランジ部32が重ねられて接合されている。又、長土台64の側柱接合板部64bの、複数の側柱16に接合されている各部分に対して、車両内側からガセットプレート60が重ねられて接合されると共に、各ガセットプレート60の下端部が、チャネル部24の上板部26の上面26aに接合されている。この際、ガセットプレート60が、長土台64の側柱接合板部64bよりも上方へ延びていることで、側柱接合板部64bの上端位置の上方に形成される、側柱16の車両内側板部16bとガセットプレート60との間の隙間には、スペーサ68が接合される。更に、長土台64と側梁22´とは、長土台64の側柱接合板部64bから段差板部64cへの移行部分と、側梁22´の上板部26の上面26aとの間においても、その間の隙間Gを埋めるようにして接合される。なお、これに代えて、チャネル部24の上板部26の車両外側端部近傍が、長土台64の段差板部64cに対して接合されていてもよい。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10は、図1に示されるように、結合対象の側構体12が、外板14と複数の側柱16とを含んでおり、同じく結合対象の台枠20が、側梁22と横梁40とを含んでいる。複数の側柱16は、車両上下方向に延在するものであり、車両長手方向(図1(b)の紙面と直交する方向)に間隔を空けて、外板14の車両内側の面14aに接合されている。図1の例において、側柱16の各々は、その延在方向と直交する断面が、ハット状を成している。
又、側梁22は、車両長手方向に延在し、車両幅方向(図1(b)の左右方向)の両側に設置されるものであり、横梁40は、そのような側梁22間で車両幅方向に延在するものである。更に、側梁22は、チャネル部24と第1フランジ部32とを含んでいる。チャネル部24は、上板部26と下板部28と接続板部30とで構成され、延在方向と直交する断面がコの字状を成しており、そのコの字状断面が車両外側(図1(b)の左側)へ開口する向きで配置されている。又、第1フランジ部32は、チャネル部24の下板部28の端部から下方へ延びている。すなわち、チャネル部24の、接続板部30から車両外側へ延びる下板部28の端部側が、適度な曲げ半径で下方に折り曲げられるようにして、第1フランジ部32が形成されている。これにより、第1フランジ部32は、チャネル部24の接続板部30よりも車両外側の位置で、一方の主面が車両外側へ向いた配置となる。又、側梁22間で車両幅方向に延在する横梁40は、側梁22との結合が考慮されて、上辺部42の突出部位42aと下辺部44の突出部位44aとを除く大部分が、側梁22のチャネル部24間に配置される。
そして、上記のような構成の側構体12と台枠20とを結合する、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10は、外板14の下端位置が、少なくとも側梁22の第1フランジ部32の下端位置まで延びた状態で、外板14の車両内側の面14aに側梁22の第1フランジ部32が接合されている。すなわち、上述したように、側梁22の第1フランジ部32は、一方の主面が車両外側へ向いた配置となるため、この主面が外板14の車両内側の面14aと対向する態様で、外板14と側梁22の第1フランジ部32とが接合されるものである。これにより、外板14及び側梁22の第1フランジ部32という、平板同士を接合することになるため、接合の作業性を向上することができる。更に、側梁22の第1フランジ部32は、チャネル部24の下板部28から下方へ延びるように形成されているため、側梁22のチャネル部24間に配置される横梁40等によって、外板14と側梁22の第1フランジ部32との接合作業が阻害されることはない。加えて、外板14と側梁22の第1フランジ部32との接合は、外板14の下端位置が、少なくとも第1フランジ部32の下端位置まで延びた状態で行われるため、車両外側から視認される位置に、外板14と側梁22との段差が形成されることはない。これにより、鉄道車両の見栄えを向上することが可能となる。
又、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10は、複数の側柱16の各々が、外板14に接合される接合部16aと、この接合部16aから車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部16bとを含んでいる。図1の例のように、側柱16が、その延在方向と直交する断面がハット状である場合には、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、チャネル部の両側へ延びる2つのフランジ部とを備えることになる。この場合は、2つのフランジ部が上記の接合部16aに、チャネル部の断面コの字状の中辺に相当する部位が上記の車両内側板部16bに、夫々対応するものとなる。又、側梁22は、チャネル部24の上板部26の端部から上方へ延びる第2フランジ部34を含んでいる。すなわち、チャネル部24の、接続板部30から車両外側へ延びる上板部26の端部側が、適度な曲げ半径で上方に折り曲げられるようにして、第2フランジ部34が形成されている。これにより、第2フランジ部34は、チャネル部24の接続板部30よりも車両外側の位置で、一方の主面が車両外側へ向いた配置となる。
そして、側構体と台枠との結合構造10は、複数の側柱16の各々の車両内側板部16bに、側梁22の第2フランジ部34が接合されている。すなわち、側梁22の第2フランジ部34は、一方の主面が車両外側へ向いた配置となるため、この主面が各側柱16の車両内側板部16bと対向する態様で、各側柱16と側梁22の第2フランジ部34とが接合されるものである。これにより、側構体12と台枠20とは、外板14と側梁22の第1フランジ部32との接合、及び、複数の側柱16と側梁22の第2フランジ部34との接合が行われることになるため、より強固に結合され、側構体12と台枠20との結合部分の強度を向上することができる。更に、図5に示したような、ガセットプレート160を介して複数の側柱116と側梁122とを結合していた従来構造と比較して、ガセットプレート160が不要になるため、部品点数を減少させることができる。
更に、図1に示すように、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10は、側梁22の間で車両幅方向に延在する横梁40の、延在方向と直交する断面が、車両前側或いは後側へ開口したコの字状を成している。そして、コの字状の上辺部42及び下辺部44は、中辺部46よりも車両外側へと突出しており、換言すれば、横梁40の車両幅方向の両端部において、上辺部42及び下辺部44が中辺部46よりも突出している。ここで、断面コの字状の横梁40の中辺部46は、同じく断面コの字状のチャネル部24の接続板部30よりも、車両上下方向の幅が僅かに大きく形成される。このため、側梁22の間で延びる横梁40は、上辺部42及び下辺部44の突出部位42a、44aが、側梁22のチャネル部24を挟み込むようにして配置される。より詳しくは、横梁40の上辺部42の突出部位42aが、チャネル部24の上板部26の上面26aに近接又は接触するように配置され、横梁40の下辺部44の突出部位44aが、チャネル部24の下板部28の下面28aに近接又は接触するように配置される。更に、横梁40の中辺部46の車両幅方向の端部は、側梁22のチャネル部24の接続板部30に近接又は接触して配置される。
上記のような構成により、横梁40と側梁22とは、まず、横梁40の中辺部46の、横梁40の開口側の面46aと、側梁22のチャネル部24の、接続板部30の車両内側の面30aとが、L字型のガセットアングル62を介して結合される。すなわち、横梁40の中辺部46と、側梁22のチャネル部24の接続板部30とは、略直交するような位置関係になる。このため、L字型のガセットアングル62の、直交する2つの直線に相当する板状部位62a、62bのうち、一方の直線に相当する板状部位62aが、横梁40の中辺部46に接合され、他方の直線に相当する板状部位62bが、側梁22のチャネル部24の接続板部30に接合される。更に、横梁40と側梁22とは、横梁40の上辺部42及び下辺部44の、側梁22のチャネル部24を挟み込むようにして突出した突出部位42a、44aと、チャネル部24の上板部26及び下板部28とにおいても接合される。これにより、側梁22の断面コの字状のチャネル部24が、図5に示したような従来構造と異なり、車両外側へ開口した向きで設置されるにも関わらず、側梁22と横梁40とを強固に結合することが可能となる。
又、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10は、図1の例のように、外板14及び外板14に接合された複数の側柱16と、側梁22との間に、車両長手方向に延在する長土台64が配置されていてもよい。すなわち、この長土台64は、図1の例において、外板14の下方の領域の、車両内側の面14aに接合される外板接合板部64a、複数の側柱16の各々の車両内側板部16bに接合される側柱接合板部64b、及び、車両幅方向に離間した外板接合板部64aと側柱接合板部64bとを接続する段差板部64cで構成され、延在方向と直交する断面がZ字状を成している。そして、外板14と側梁22の第1フランジ部32とが、及び、複数の側柱16の各々と側梁22の第2フランジ部34(図4の例ではガセットプレート60)とが、上記のような構成の長土台64を挟み込んで接合されるものである。これにより、外板14と側梁22との結合部分の強度を、より一層向上することができる。
一方、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造10A、10Bは、図2及び図3に示すように、外板14の車両内側の面14aの、側梁22が接合された状態で側梁22のチャネル部24で覆われる領域に、骨部材50が接合されているものである。これにより、骨部材50によって、外板14の、側柱16や側梁22が接合されない領域が補強され、強度を高めることができる。
更に、骨部材50の延在方向と直交する断面は、ハット状、Z字状、コの字状の、何れかの形状を有するものである。すなわち、図2及び図3の例のように、断面がハット状の場合、骨部材50は、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部52a、54aと、チャネル部52a、54aの両側へ延びる2つのフランジ部52b、54bとを備えている。このような構造により、骨部材50は、2つのフランジ部52b、54bが外板14の車両内側の面14aに対して接合される。又、骨部材50は、断面がZ字状の場合には、Z字状の底辺部又は頂辺部が、外板14の車両内側の面14aに対して接合され、断面がコの字状の場合には、コの字状の開口部側が、外板14の車両内側の面14aに向けて接合される。すなわち、断面が何れの形状であっても、骨部材50は外板14の車両内側の面14aに対して安定して接合されながら、強度を高めることができる。
又、図2に示す側構体と台枠との結合構造10Aは、骨部材50が車両長手方向に延在する横骨52であることで、車両長手方向に沿って一様に、外板14の、側梁22のチャネル部24で覆われる領域の強度を高めることができる。
他方、図3に示す側構体と台枠との結合構造10Bは、骨部材50が、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の縦骨54であることで、外板14の、側梁22のチャネル部24で覆われる領域に、必要に応じた数の縦骨54を、必要に応じた間隔で配置することができるため、効率よく強度を高めることが可能となる。
更に、図3に示す側構体と台枠との結合構造10Bは、外板14の、側梁22のチャネル部24で覆われる領域を補強する複数の縦骨54のうち、少なくとも一部の縦骨54が、側柱16によって構成されていてもよい。すなわち、外板14の車両内側の面14aに接合され、車両上下方向に延在する側柱16を、外板14の、側梁22のチャネル部24で覆われる領域まで延ばすものである。これにより、側柱16によって、外板14の、側梁22のチャネル部24で覆われる領域と、この領域よりも上方の領域との双方の領域の強度を、効率よく高めることができる。なお、この場合の複数の縦骨54は、側柱16によってのみ構成されていてもよく、側柱16とは別の縦骨54を含んでいてもよい。又、長土台64を使用する場合には、例えば、側柱16を避けるようにして、長土台64の段差板部64cや外板接合板部64aに切欠きを設ければよい。
又、本発明の実施の形態に係る側構体と台枠との結合構造は、図4に示す結合構造10´のように、複数の側柱16の各々の車両内側板部16bに、ガセットプレート60が接合され、これらガセットプレート60の各々の下端部が、側梁22´のチャネル部24の、上板部26の上面26aに接合されていてもよい。これにより、側構体12と台枠20とは、外板14と側梁22´の第1フランジ部32との接合、及び、ガセットプレート60を介した複数の側柱16と側梁22´のチャネル部24との結合が行われることになる。このため、このような形態であっても、側構体12と台枠20とが、より強固に結合され、側構体12と台枠20との結合部分の強度を向上させることができる。
なお、上記の説明では、主に、車両幅方向の両側で行われる側構体12と台枠20との結合のうち、車両幅方向の一方の側で行われる結合について説明しているが、部材の位置関係が車両幅方向に対称的な位置関係になる点を除き、車両幅方向のもう一方の側で行われる結合も同様の方法で行われることは、理解されるであろう。
10、10A、10B、10´:側構体と台枠との結合構造、12:側構体、14:外板、14a:車両内側の面、16:複数の側柱、16a:接合部、16b:車両内側板部、20:台枠、22、22´:側梁、24:チャネル部、26:上板部、26a:上面、28:下板部、30:接続板部、30a:車両内側の面、32:第1フランジ部、34:第2フランジ部、40:横梁、42:上辺部、44:下辺部、46:中辺部、46a:開口側の面、50:骨部材、60:ガセットプレート、62:ガセットアングル、64:長土台

Claims (10)

  1. 鉄道車両用構体を構成する側構体と台枠との結合構造であって、
    前記側構体は、外板と、該外板の車両内側の面に接合され、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の側柱とを含み、
    前記台枠は、車両長手方向に延在し車両幅方向の両側に設置される側梁と、該側梁間で車両幅方向に延在する横梁とを含み、
    前記側梁は、上板部、下板部、及び、前記上板部と前記下板部とを接続する接続板部で構成された、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、該チャネル部の下板部の端部から下方へ延びる第1フランジ部とを含み、前記チャネル部は、コの字状の断面が車両外側へ開口するように配置され、
    前記外板の下端位置が、少なくとも前記側梁の第1フランジ部の下端位置まで延び、前記外板の車両内側の面に前記側梁の第1フランジ部が接合され、
    前記複数の側柱の各々は、前記外板に接合される接合部と、該接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含み、
    前記側梁は、前記チャネル部の上板部の端部から上方へ延びる第2フランジ部を含み、
    前記複数の側柱の各々の車両内側板部に、前記側梁の第2フランジ部が接合されていることを特徴とする側構体と台枠との結合構造。
  2. 前記外板の車両内側の面の、前記側梁のチャネル部で覆われる領域に、骨部材が接合されていることを特徴とする請求項記載の側構体と台枠との結合構造。
  3. 前記骨部材が、車両上下方向に延在し車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の縦骨であり、該複数の縦骨のうち、少なくとも一部の縦骨が、前記側柱によって構成されていることを特徴とする請求項2記載の側構体と台枠との結合構造。
  4. 前記横梁は、延在方向と直交する断面が車両前側或いは後側へ開口したコの字状を成し、該コの字状の上辺部及び下辺部が、中辺部よりも車両外側へと突出して、前記側梁のチャネル部を挟み込むようにして配置されており、
    前記横梁の中辺部の、該横梁の開口側又は該開口側と反対の面と、前記側梁のチャネル部の、前記接続板部の車両内側の面とが、L字型のガセットアングルを介して結合されると共に、前記横梁の上辺部及び下辺部が、前記側梁のチャネル部に対して接合されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の側構体と台枠との結合構造。
  5. 前記外板及び前記複数の側柱と前記側梁との間に、車両長手方向に延在する長土台が配置され、前記外板と前記側梁の第1フランジ部とが、前記長土台を挟み込んで接合されると共に、前記複数の側柱の各々と前記第2フランジ部とが、前記長土台を挟み込んで接合されていることを特徴とする請求項からのいずれか1項記載の側構体と台枠との結合構造。
  6. 鉄道車両用構体を構成する側構体と台枠との結合方法であって、
    前記側構体は、外板と、該外板の車両内側の面に接合され、車両上下方向に延在し、車両長手方向に間隔を空けて配置される複数の側柱とを含み、
    前記台枠は、車両長手方向に延在し車両幅方向の両側に設置される側梁と、該側梁間で車両幅方向に延在する横梁とを含み、
    前記側梁は、上板部、下板部、及び、前記上板部と前記下板部とを接続する接続板部で構成された、延在方向と直交する断面がコの字状を成すチャネル部と、該チャネル部の下板部の端部から下方へ延びる第1フランジ部とを含み、前記チャネル部は、コの字状の断面が車両外側へ開口するように配置され、
    前記外板の下端位置を、少なくとも前記側梁の第1フランジ部の下端位置まで延在させ、前記外板の車両内側の面に前記側梁の第1フランジ部を接合し、
    前記複数の側柱の各々は、前記外板に接合される接合部と、該接合部から車両内側へ離間した位置に配置される車両内側板部とを含み、
    前記側梁は、前記チャネル部の上板部の端部から上方へ延びる第2フランジ部を含み、
    前記複数の側柱の各々の車両内側板部に、前記側梁の第2フランジ部を接合することを特徴とする側構体と台枠との結合方法。
  7. 前記外板の車両内側の面の、前記側梁のチャネル部で覆われる領域に、骨部材を接合することを特徴とする請求項記載の側構体と台枠との結合方法。
  8. 前記骨部材として、車両上下方向に延在する縦骨を、車両長手方向に間隔を空けて複数接合し、この際、前記複数の縦骨のうち、少なくとも一部の縦骨を、前記側柱によって構成することを特徴とする請求項7記載の側構体と台枠との結合方法。
  9. 前記横梁は、延在方向と直交する断面が車両前側或いは後側へ開口したコの字状を成すものであり、該コの字状の上辺部及び下辺部を、中辺部よりも車両外側へと突出させて、前記側梁のチャネル部を挟み込むようにして配置し、
    前記横梁の中辺部の、該横梁の開口側又は該開口側と反対の面と、前記側梁のチャネル部の、前記接続板部の車両内側の面とを、L字型のガセットアングルを介して結合すると共に、前記横梁の上辺部及び下辺部を、前記側梁のチャネル部に対して接合することを特徴とする請求項からのいずれか1項記載の側構体と台枠との結合方法。
  10. 前記外板及び前記複数の側柱と前記側梁との間に、車両長手方向に延在する長土台を配置し、前記外板と前記側梁の第1フランジ部とを、前記長土台を挟み込んで接合すると共に、前記複数の側柱の各々と前記第2フランジ部とを、前記長土台を挟み込んで接合することを特徴とする請求項からのいずれか1項記載の側構体と台枠との結合方法。
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