JP6787322B2 - 車載油圧供給装置 - Google Patents
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Description
図1から図6を参照して、第1実施形態に係る車載油圧供給装置1について説明する。図1は、第1実施形態の車載油圧供給装置1の構成の一例を示すブロック図である。この車載油圧供給装置1は、上位ユニット2による変速指令に基づいて、車両の無段階変速装置3に油圧を供給する。
無段階変速装置3は、プライマリプーリPPと、セカンダリプーリSPと、ベルトVTとを備えている。プライマリプーリPPには、原動機(不図示)が出力する回転力が伝達される。ベルトVTは、プライマリプーリPPと、セカンダリプーリSPとの間に巻きかけられており、プライマリプーリPPに伝達された回転力を、セカンダリプーリSPに伝達する。セカンダリプーリSPは、ベルトVTから伝達された回転力を、回転力の伝達機構(不図示)を介して、車両の車輪(不図示)に伝達する。
また、セカンダリプーリSPは、固定側セカンダリプーリSP1と、可動側セカンダリプーリSP2とを備えている。可動側セカンダリプーリSP2がプーリの回転軸方向に、すなわち図中の矢印AX2の方向に移動することにより、セカンダリプーリSPのプーリ幅が変化する。これらのプーリのベルトVTが巻きかけられている面は、円錐状である。プーリ幅が広い状態では、ベルトVTは、プーリの内周部分に接する。プーリ幅が狭い状態では、ベルトVTは、プーリの外周部分に接する。プライマリプーリPPのプーリ幅と、セカンダリプーリSPのプーリ幅とを変化させることにより、減速比が変化する。具体的には、プライマリプーリPPのプーリ幅を広く、セカンダリプーリSPのプーリ幅を狭くすると、減速比が大きくなる。逆に、プライマリプーリPPのプーリ幅を狭く、セカンダリプーリSPのプーリ幅を広くすると、減速比が小さくなる。
なお、以下の説明においては、固定側、可動側の区別、及び油室の記載は省略する。例えば、可動側プライマリプーリPP2の油室に作動油を供給することを、単に、プライマリプーリPPに作動油を供給する、と記載する。また、可動側セカンダリプーリSP2の油室に作動油を供給することを、単に、セカンダリプーリSPに作動油を供給する、と記載する。
次に、これらプライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPのプーリ幅を制御する車載油圧供給装置1の構成について説明する。車載油圧供給装置1は、閉油路10と、プーリ幅検出部20と、制御ユニット30と、油圧供給部40とを備える。
一例として、プーリ幅検出部20は、位置検出センサ201を備えている。この位置検出センサ201は、プライマリプーリPP又はセカンダリプーリSPの近傍に配置されており、磁気や光学系による計測によって、可動側プーリの幅方向の位置の検出を行う。
プーリ幅検出部20は、検出したプーリ幅の状態を、制御ユニット30に出力する。
なお、この一例においては、補助ポンプP2が、回転方向を変化させて作動油の移動方向を変化させる場合について説明するが、これに限られない。例えば、作動油の吐出方向が互いに逆方向の2台の補助ポンプが組み合わされて、いずれか一方の補助ポンプを動作させることにより、作動油の移動方向を変更する構成であってもよい。
双方向逆止弁V2は、正方向逆止弁V21と、負方向逆止弁V22とを備えている。正方向逆止弁V21は、作動油を、図中の矢印A1方向、つまり正方向に通過させ、かつ図中の矢印B1方向、つまり負方向に通過させない。負方向逆止弁V22は、作動油を、図中の矢印B2方向、つまり負方向に通過させ、かつ図中の矢印A2方向、つまり正方向に通過させない。これら正方向逆止弁V21及び負方向逆止弁V22は、作動油の移動方向に対して並列に配置されている。作動油が正方向に移動する場合には、正方向逆止弁V21が開弁し、負方向逆止弁V22が閉弁する。作動油が負方向に移動する場合には、正方向逆止弁V21が閉弁し、負方向逆止弁V22が開弁する。
図2は、本実施形態の双方向逆止弁V2の開弁油圧しきい値の一例を示すグラフである。正方向逆止弁V21は、閉油路101の作動油の油圧が、閉油路102の作動油の油圧に比べて大きい場合に、開弁する。具体的には、図2(a)に示すように、正方向逆止弁V21は、閉油路101の油圧と、閉油路102の油圧との差が、しきい値Th1を正方向に超える場合に、開弁する。また、負方向逆止弁V22は、閉油路102の作動油の油圧が、閉油路101の作動油の油圧に比べて大きい場合に開弁する。具体的には、図2(b)に示すように、負方向逆止弁V22は、閉油路101の油圧と、閉油路102の油圧との差が、しきい値Th2を負方向に超える場合に、開弁する。図2に示すように、差圧が0(ゼロ)である基準位置から、しきい値Th1が正方向に、しきい値Th2が負方向にそれぞれ離れている場合には、正方向逆止弁V21と、負方向逆止弁V22とがいずれも開弁しない油圧範囲が生じる。
圧力が変化する。
プライマリプーリPPからセカンダリプーリSPに、つまり正方向に作動油が移動しようとする場合には、閉油路102の油圧に対して、閉油路101の油圧が高まる。ここで、正方向逆止弁V21が開弁するしきい値Th1が0(ゼロ)であると、閉油路102の油圧に対して、閉油路101の油圧が高まると、ただちに開弁する。
また、セカンダリプーリSPからプライマリプーリPPに、つまり負方向に作動油が移動しようとする場合には、閉油路101の油圧に対して、閉油路102の油圧が高まる。ここで、負方向逆止弁V22が開弁するしきい値Th2が0(ゼロ)であると、閉油路101の油圧に対して、閉油路102の油圧が高まると、ただちに開弁する。
つまり、しきい値Th1と、しきい値Th2とがいずれも0(ゼロ)である場合には、双方向逆止弁V2は、作動油の移動を抑止しない。この場合、例えば、作動油の移動方向とは逆方向に補助ポンプP2を回転させることにより、プライマリプーリPPとセカンダリプーリSPとの間の作動油の移動を抑止することができる。しかしながら、補助ポンプP2を、作動油の移動を抑止するために動作させると、補助ポンプP2を駆動するエネルギーの消費が生じる。
主ポンプP1は、油路501と、油路601との間に設けられており、オイルパンOPに貯留されている作動油を、油路501を介して吸い上げ、油路601に吐出する。つまり、主ポンプP1は、図中の矢印C方向に作動油を移動させる。以下の説明において、主ポンプP1が電動ポンプである例について説明するが、これに限られない。主ポンプP1は、制御ユニット30による制御に基づいて動作する。
逆止弁V3は、油路601と、油路602との間に設けられており、作動油を、図中の矢印C方向に通過させ、図中の矢印D方向に通過させない。この逆止弁V3により、主ポンプP1が停止しても、油路602の内部の作動油の油圧が保たれる。
油圧センサPS1は、油路602と、油路603との間に設けられており、油路602の内部の作動油の油圧を検出する。油圧センサPS1は、検出した圧力を制御ユニット30に出力する。
逆止弁V11は、油路603と、閉油路101との間に設けられており、作動油を、図中の矢印C1方向に通過させ、図中の矢印D1方向に通過させない。逆止弁V12は、油路603と、閉油路103との間に設けられており、作動油を、図中の矢印C2方向に通過させ、図中の矢印D2方向に通過させない。
なお、逆止弁V11は、油路603と、閉油路102との間に設けられていてもよい。
また、逆止弁V12は、油路603と、閉油路104との間に設けられていてもよい。
逆止弁V1は、主ポンプP1によって加圧された作動油を閉油路10に供給するとともに、閉油路10から油路603側に作動油が流れ込むことを抑止する。この逆止弁V1により、閉油路10の内部の作動油の油圧が、所定値以上に保たれる。
なお、このリリーフ弁は、油路603の内部の作動油の油圧が、元圧の設定範囲よりも十分に高い場合に開弁する。換言すれば、このリリーフ弁は、元圧の設定範囲では開弁しない。つまり、このリリーフ弁は、油路603の内部の作動油の油圧が異常上昇した場合に開弁する。
次に、図3を参照して、制御ユニット30の機能構成について説明する。
図3は、本実施形態の制御ユニット30の機能構成の一例を示すブロック図である。制御ユニット30は、制御部301と、主ポンプ駆動回路302と、補助ポンプ駆動回路303とを備えている。制御ユニット30は、その入力側が、上位ユニット2と、油圧センサPS1と、位置検出センサ201と、油圧センサPS2とに接続されている。また、制御ユニット30は、その出力側が、主ポンプP1と、補助ポンプP2とに接続されている。
また、制御ユニット30は、油圧センサPS1が検出した油路602の内部の作動油の油圧を示す情報を、油圧センサPS1から取得する。「油圧センサPS1が検出した油圧」を、「元圧実測値」とも記載する。「元圧実測値を示す情報」を、「元圧情報」とも記載する。
また、制御ユニット30は、位置検出センサ201が検出した可動側プーリの幅方向の位置を示す情報を、位置検出センサ201から取得する。「位置検出センサ201が出力する可動側プーリの幅方向の位置を示す情報」を、単に「位置情報」とも記載する。
また、制御ユニット30は、油圧センサPS2が検出した閉油路10の内部の作動油の油圧を示す情報を、油圧センサPS2から取得する。「油圧センサPS2が検出した油圧」を、「閉油路油圧実測値」とも記載する。「油圧センサPS2が出力する閉油路油圧実測値を示す情報」を、「閉油路油圧情報」とも記載する。
主ポンプ制御部311は、上位ユニット2から取得した変速指令と、油圧センサPS1から取得した元圧情報とに基づいて、主ポンプP1の制御を行なう。図4を参照して、制御部301による主ポンプP1の制御について説明する。
補助ポンプ制御部312は、変速指令と、位置情報とに基づいて、補助ポンプP2の駆動制御を行なう。図5を参照して補助ポンプ制御部312による補助ポンプP2の制御について説明する。
また、プーリ幅の変化速度は、閉油路10の内部の作動油の移動速度によって、すなわち、補助ポンプP2の回転速度によって決まる。補助ポンプ制御部312は、プーリ幅の目標変速時間が短い場合には、長い場合に比べて補助ポンプP2がより高速に回転するように回転数を定める。
図6は、本実施形態の故障検出処理の流れの一例を示す流れ図である。故障検出部313は、ステップS150で補助ポンプ制御部312が取得した位置情報に基づいて、セカンダリプーリSPのプーリ幅の変化の速度を算出する(ステップS210)。
次に、故障検出部313は、油圧センサPS2から、閉油路10の油圧を示す閉油路油圧情報を取得する(ステップS220)。
次に、故障検出部313は、ステップS210で算出したプーリ幅の変化速度と、ステップS220で取得した閉油路油圧情報とに基づいて、プーリ幅の変化速度と閉油路油圧との関係が適切であるか否かを判定する(ステップS230)。ここで、プーリ幅の変化速度と、閉油路油圧との間には、所定の関係がある。具体的には、プーリ幅の変化速度が速い場合には、閉油路油圧は、高い値になる。また、プーリ幅の変化速度が遅い場合には、閉油路油圧は、低い値になる。したがって、プーリ幅の変化速度が比較的遅いにもかかわらず、閉油路油圧が基準値よりも高い場合には、閉油路10の詰まりや、位置検出センサ201の誤動作などの故障が発生している可能性があると判定することができる。
故障検出部313は、プーリ幅の変化速度と閉油路油圧との関係が適切であると判定した場合(ステップS230;YES)には、上位ユニット2に対して「故障無し」を通知する(ステップS240)。一方、故障検出部313は、プーリ幅の変化速度と閉油路油圧との関係が適切でないと判定した場合(ステップS230;NO)には、上位ユニット2に対して「故障あり」を通知する(ステップS250)。
本実施形態の車載油圧供給装置1によれば、作動油を排油することなく元圧を制御するため、主ポンプP1を小型化することができるとともに、主ポンプP1の消費エネルギーを低減することができる。なお、車載油圧供給装置1は、油圧センサPS1による圧力フィードバックによって主ポンプP1を駆動するため、元圧を精密に制御することができる。
ポンプP1の消費エネルギーを低減することができる。
本実施形態の車載油圧供給装置1によれば、作動油を排油することなくプライマリプーリPPとセカンダリプーリSPとの間の作動油の移動を制御する。このため車載油圧供給装置1によれば、補助ポンプP2を小型化することができるとともに、補助ポンプP2の消費エネルギーを低減することができる。なお、車載油圧供給装置1は、入力される変速指令と、プーリ幅検出部20によるプーリ幅の状態の検出結果とに基づいて、補助ポンプP2を駆動するため、プーリ幅を精密に制御することができる。
図7を参照して、第2実施形態に係る車載油圧供給装置1Aについて説明する。図7は、第2実施形態の車載油圧供給装置1Aの構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態の説明において、上述した他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の車載油圧供給装置1Aは、主ポンプP1Aが正逆転することにより、元圧を可変することができる点において、第1実施形態と異なる。
順方向逆止弁V101は、作動油を主ポンプP1Aから閉油路10への順方向、つまり図7の矢印C1方向に通過させ、かつ閉油路10から主ポンプP1Aへの逆方向、つまり図7の矢印D1方向に通過させない。
逆方向逆止弁V102は、作動油を逆方向に通過させ、かつ順方向に通過させない。
図8を参照して、第2実施形態の変形例に係る車載油圧供給装置1Bについて説明する。
図8は、第2実施形態の変形例の車載油圧供給装置1Bの構成の一例を示すブロック図である。なお、本変形例の説明において、上述した他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の車載油圧供給装置1Bは、双方向逆止弁を2つ備える点において、上述した第2実施形態と異なる。
図9を参照して、第3実施形態に係る車載油圧供給装置1Cについて説明する。
図9は、第3実施形態の車載油圧供給装置1Cの構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態の説明において、上述した他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の車載油圧供給装置1Cは、閉油路10にバイパス油路BP1を備える点において、第1実施形態と異なる。
バイパス弁VBP1は、閉油路10内の油圧が所定値未満の場合に作動油を通過させ、油圧が所定値を超える場合に作動油を通過させない。
オリフィスORF2は、バイパス油路BP1を通過する作動油の流量を抑制する。なお、バイパス油路BP1のオリフィスORF2の前後には、オリフィスORF2の詰まりを抑制する、オイルフィルタF1、オイルフィルタF2が設けられていてもよい。
一方、補助ポンプP2が所定の回転数以上である場合には、閉油路10内の油圧が所定値以上になる。この場合、バイパス弁VBP1は、閉弁し作動油を通過させない。ここで、補助ポンプP2が所定の回転数以上である場合とは、プーリ幅の変化幅が大きい場合、又はプーリ幅の目標変速時間が短い場合である。つまり、補助ポンプP2が所定の回転数以上である場合とは、プーリ幅の変化が急激である場合である。
ポンプP2の回転数の制御を緻密に行わなくても、緩やかにプーリ幅を変化させることができる。つまり、車載油圧供給装置1Cは、バイパス油路BP1を備えることにより、プーリ幅の制御性を向上させることができる。
図10を参照して、第3実施形態の変形例に係る車載油圧供給装置1Dについて説明する。
図10は、第3実施形態の変形例の車載油圧供給装置1Dの構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態の説明において、上述した他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の車載油圧供給装置1Dは、閉油路10にバイパス油路BP2をさらに備える点において、第3実施形態と異なる。
バイパス弁VBP2は、バイパス油路BP2内の油圧が所定値未満の場合にバイパス油路BP2内の作動油の移動を阻止し、バイパス油路BP2内の油圧が所定値を超える場合にバイパス油路BP2内の作動油の移動を可能にする。
補助ポンプP3は、バイパス油路BP2に設けられ、閉油路10内の作動油を、プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPの一方から他方へ移動させる。
言い換えると、車載油圧供給装置1Dは、作動油の移動方向に対して補助ポンプP2と並列に配置される第二のバイパス油路と、第二のバイパス油路に設けられ、閉油路10内の作動油を、プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPの一方から他方へ移動させる第二の補助ポンプP3と、第二のバイパス油路内の油圧が所定値未満の場合に第二のバイパス油路内の作動油の移動を阻止し、前記第二のバイパス油路内の油圧が所定値を超える場合に前記第二のバイパス油路内の前記作動油の移動を可能にするバルブとを備えている。
Claims (8)
- 油圧発生源から供給される油圧が付された作動油によってプーリ幅が可変するプライマリプーリ及びセカンダリプーリの、それぞれのプーリ幅を制御することにより、減速比を可変する無段階変速機の車載油圧供給装置であって、
前記プライマリプーリと、前記セカンダリプーリとの間に設けられた閉油路と、
前記閉油路と、油圧を供給する主ポンプとの間に設けられた逆止弁と、
前記逆止弁を介して前記主ポンプから供給される油圧が付された前記閉油路内の作動油を、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリの一方から他方へ移動させる補助ポンプと、
前記プーリ幅の状態を検出するプーリ幅検出部と、
入力される変速指令と、前記プーリ幅検出部が検出する前記プーリ幅の状態とに基づいて、前記プライマリプーリから前記セカンダリプーリに前記作動油を移動させる正方向、及び前記セカンダリプーリから前記プライマリプーリに前記作動油を移動させる負方向のいずれかの移動方向と、前記作動油の前記正方向又は前記負方向への移動速度とを決定し、決定した前記移動方向及び前記移動速度によって前記補助ポンプを駆動制御する制御部と、
を備え、
前記閉油路は、
前記作動油を前記正方向に通過させ、かつ前記負方向に通過させない正方向逆止弁と、
前記作動油を前記負方向に通過させ、かつ前記正方向に通過させない負方向逆止弁とが、前記作動油の移動方向に対して並列に配置された双方向逆止弁を備える、車載油圧供給装置。 - 前記双方向逆止弁は、
前記正方向逆止弁と、前記負方向逆止弁とがいずれも開弁しない油圧範囲を有する、
請求項1に記載の車載油圧供給装置。 - 前記逆止弁は、
前記プライマリプーリと前記補助ポンプとの間の前記閉油路に対して、前記主ポンプからの油圧を供給する第一の逆止弁と、
前記セカンダリプーリと前記補助ポンプとの間の前記閉油路に対して、前記主ポンプからの油圧を供給する第二の逆止弁とを備える、
請求項1または請求項2に記載の車載油圧供給装置。 - 前記プーリ幅検出部は、
前記プライマリプーリ又は前記セカンダリプーリのうち少なくとも一方のプーリの幅方向の位置を検出する位置検出センサを備える、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載油圧供給装置。 - 前記閉油路内の作動油の圧力を検出する油圧センサ
を備え、
前記制御部は、さらに
前記油圧センサが検出する前記圧力に基づいて、前記補助ポンプを駆動制御する、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車載油圧供給装置。 - 前記作動油を前記主ポンプから前記閉油路への順方向に通過させ、かつ前記閉油路から前記主ポンプへの逆方向に通過させない逆止弁と、前記作動油を前記逆方向に通過させ、かつ前記順方向に通過させない逆止弁とが、前記作動油の移動方向に対して並列に配置された双方向逆止弁を、前記逆止弁として備える、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車載油圧供給装置。 - 前記作動油の移動方向に対して前記補助ポンプと並列に配置され、前記閉油路内の油圧が所定値未満の場合に前記作動油を通過させ、前記油圧が所定値を超える場合に前記作動油を通過させないバイパス油路を備える、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車載油圧供給装置。 - 前記作動油の移動方向に対して前記補助ポンプと並列に配置される第二のバイパス油路と、
前記第二のバイパス油路に設けられ、前記閉油路内の作動油を、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリの一方から他方へ移動させる第二の補助ポンプと、
前記第二のバイパス油路内の油圧が所定値未満の場合に前記第二のバイパス油路内の前記作動油の移動を阻止し、前記第二のバイパス油路内の油圧が所定値を超える場合に前記第二のバイパス油路内の前記作動油の移動を可能にするバルブとを備える、
請求項7に記載の車載油圧供給装置。
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