JP6787322B2 - 車載油圧供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載油圧供給装置に関する。
例えば、特許文献1に示すように、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間の油路に圧油を供給する第1のポンプと、プライマリプーリの油圧室とセカンダリプーリの油圧室との間において圧油の給排を行わせる第2のポンプと、を備える車載油圧供給装置が提案されている。
特開2005−180561号公報
上述のような車載油圧供給装置においては、第1のポンプが加圧した圧油が所望の圧力を超える場合には、圧油の圧力を低下させるために圧油が排油される。したがって、加圧された圧油の圧力が利用されることなく排油されるため、第1のポンプが無駄なエネルギーを消費してしまうという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無駄なエネルギーの消費を抑制することにより、消費されるエネルギーを低減することができる車載油圧供給装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の車載油圧供給装置の一つの態様は、油圧発生源から供給される油圧が付された作動油によってプーリ幅が可変するプライマリプーリ及びセカンダリプーリの、それぞれのプーリ幅を制御することにより、減速比を可変する無段階変速機の車載油圧供給装置であって、前記プライマリプーリと、前記セカンダリプーリとの間に設けられた閉油路と、前記閉油路と、油圧を供給する主ポンプとの間に設けられた逆止弁と、前記逆止弁を介して前記主ポンプから供給される油圧が付された前記閉油路内の作動油を、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリの一方から他方へ移動させる補助ポンプと、前記プーリ幅の状態を検出するプーリ幅検出部と、入力される変速指令と、前記プーリ幅検出部が検出する前記プーリ幅の状態とに基づいて、前記プライマリプーリから前記セカンダリプーリに前記作動油を移動させる正方向、及び前記セカンダリプーリから前記プライマリプーリに前記作動油を移動させる負方向のいずれかの移動方向と、前記作動油の前記正方向又は前記負方向への移動速度とを決定し、決定した前記移動方向及び前記移動速度によって前記補助ポンプを駆動制御する制御部とを備え、前記閉油路は、前記作動油を前記正方向に通過させ、かつ前記負方向に通過させない正方向逆止弁と、前記作動油を前記負方向に通過させ、かつ前記正方向に通過させない負方向逆止弁とが、前記作動油の移動方向に対して並列に配置された双方向逆止弁を備える。
本発明の一つの態様によれば、消費されるエネルギーを低減することができる車載油圧供給装置が提供される。
第1実施形態の車載油圧供給装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態の双方向逆止弁の開弁油圧しきい値の一例を示すグラフである。 本実施形態の制御ユニットの機能構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態の主ポンプの制御の流れの一例を示す流れ図である。 本実施形態の補助ポンプの制御の流れの一例を示す流れ図である。 本実施形態の故障検出処理の流れの一例を示す流れ図である。 第2実施形態の車載油圧供給装置の構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態の変形例の車載油圧供給装置の構成の一例を示すブロック図である。 第3実施形態の車載油圧供給装置の構成の一例を示すブロック図である。 第3実施形態の変形例の車載油圧供給装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る車載油圧供給装置について説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
[第1実施形態]
図1から図6を参照して、第1実施形態に係る車載油圧供給装置1について説明する。図1は、第1実施形態の車載油圧供給装置1の構成の一例を示すブロック図である。この車載油圧供給装置1は、上位ユニット2による変速指令に基づいて、車両の無段階変速装置3に油圧を供給する。
[無段階変速装置3の概要]
無段階変速装置3は、プライマリプーリPPと、セカンダリプーリSPと、ベルトVTとを備えている。プライマリプーリPPには、原動機(不図示)が出力する回転力が伝達される。ベルトVTは、プライマリプーリPPと、セカンダリプーリSPとの間に巻きかけられており、プライマリプーリPPに伝達された回転力を、セカンダリプーリSPに伝達する。セカンダリプーリSPは、ベルトVTから伝達された回転力を、回転力の伝達機構(不図示)を介して、車両の車輪(不図示)に伝達する。
プライマリプーリPP、及びセカンダリプーリSPは、いずれもプーリ幅が可変である。具体的には、プライマリプーリPPは、固定側プライマリプーリPP1と、可動側プライマリプーリPP2とを備えている。可動側プライマリプーリPP2がプーリの回転軸方向に、すなわち図中の矢印AX1の方向に移動することにより、プライマリプーリPPのプーリ幅が変化する。
また、セカンダリプーリSPは、固定側セカンダリプーリSP1と、可動側セカンダリプーリSP2とを備えている。可動側セカンダリプーリSP2がプーリの回転軸方向に、すなわち図中の矢印AX2の方向に移動することにより、セカンダリプーリSPのプーリ幅が変化する。これらのプーリのベルトVTが巻きかけられている面は、円錐状である。プーリ幅が広い状態では、ベルトVTは、プーリの内周部分に接する。プーリ幅が狭い状態では、ベルトVTは、プーリの外周部分に接する。プライマリプーリPPのプーリ幅と、セカンダリプーリSPのプーリ幅とを変化させることにより、減速比が変化する。具体的には、プライマリプーリPPのプーリ幅を広く、セカンダリプーリSPのプーリ幅を狭くすると、減速比が大きくなる。逆に、プライマリプーリPPのプーリ幅を狭く、セカンダリプーリSPのプーリ幅を広くすると、減速比が小さくなる。
可動側プライマリプーリPP2及び可動側セカンダリプーリSP2は、いずれも油室(不図示)を備えている。これらの可動側プーリは、油室に存在する作動油の量によって、プーリの回転軸方向の位置が定められる。これらの可動側プーリは、油室に存在する作動油の量が多いほどプーリ幅が広がる方向に移動し、作動油の量が少ないほどプーリ幅が狭まる方向に移動する。逆に、これらの可動側プーリは、油室に存在する作動油の量が多いほどプーリ幅が狭まる方向に移動し、作動油の量が少ないほどプーリ幅が広がる方向に移動する構成であってもよい。
なお、以下の説明においては、固定側、可動側の区別、及び油室の記載は省略する。例えば、可動側プライマリプーリPP2の油室に作動油を供給することを、単に、プライマリプーリPPに作動油を供給する、と記載する。また、可動側セカンダリプーリSP2の油室に作動油を供給することを、単に、セカンダリプーリSPに作動油を供給する、と記載する。
プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPには、ベルトVTの張力によって、プーリ幅を広げる方向に働く力がベルトVTから加えられる。プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPには、この力に抗するために、所定の圧力に加圧された作動油が供給される。以下の説明において、この所定の圧力を、元圧とも記載する。元圧の設定範囲は、本実施形態の一例では、4〜5[Mpa]程度である。つまり、プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPには、4〜5[Mpa]程度に加圧された作動油が供給される。
[車載油圧供給装置1の構成]
次に、これらプライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPのプーリ幅を制御する車載油圧供給装置1の構成について説明する。車載油圧供給装置1は、閉油路10と、プーリ幅検出部20と、制御ユニット30と、油圧供給部40とを備える。
プーリ幅検出部20は、プライマリプーリPP又はセカンダリプーリSPのプーリ幅の状態を検出する。ここで、プーリ幅の状態とは、可動側プーリの回転軸方向の位置や、固定側プーリと可動側プーリとの間隔などである。プーリ幅検出部20は、プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPの両方のプーリについて、プーリ幅の状態を検出してもよく、いずれか一方のプーリについて、プーリ幅の状態を検出してもよい。
一例として、プーリ幅検出部20は、位置検出センサ201を備えている。この位置検出センサ201は、プライマリプーリPP又はセカンダリプーリSPの近傍に配置されており、磁気や光学系による計測によって、可動側プーリの幅方向の位置の検出を行う。
プーリ幅検出部20は、検出したプーリ幅の状態を、制御ユニット30に出力する。
閉油路10は、プライマリプーリPPと、セカンダリプーリSPとの間に設けられており、プライマリプーリPPとセカンダリプーリSPとの間において、作動油を移動させる。なお、閉油路10には、内部の作動油が所定圧を超える場合に排油する機構が備えられていない。したがって、油路のつなぎ目や弁の隙間等から漏れ出るような場合を除き、閉油路10の内部の作動油の油量は、変化しない。
閉油路10には、補助ポンプP2、油圧センサPS2、及び双方向逆止弁V2が備えられている。以下の説明において必要がある場合には、プライマリプーリPPと双方向逆止弁V2との間の閉油路10を、閉油路101と記載する。双方向逆止弁V2と補助ポンプP2との間の閉油路10を、閉油路102と記載する。補助ポンプP2と油圧センサPS2との間の閉油路10を、閉油路103と記載する。油圧センサPS2とセカンダリプーリSPとの間の閉油路10を、閉油路104と記載する。すなわち、閉油路10は、閉油路101、閉油路102、閉油路103、及び閉油路104を備え、これらが記載順に接続されている。なお、プライマリプーリPPとセカンダリプーリSPとの間の、補助ポンプP2、油圧センサPS2、及び双方向逆止弁V2の配置の順序は一例であって、図示したものに限られない。
補助ポンプP2は、プライマリプーリPPとセカンダリプーリSPとの間において、閉油路10の内部の作動油を移動させる。補助ポンプP2は、正回転及び逆回転が可能である。補助ポンプP2は、正回転して、プライマリプーリPPからセカンダリプーリSPに、つまり図中の矢印A方向に、作動油を移動させる。以下の説明において、この矢印A方向を、正方向とも記載する。また、補助ポンプP2は、逆回転して、セカンダリプーリSPからプライマリプーリPPに、つまり図中の矢印B方向に、作動油を移動させる。以下の説明において、この矢印B方向を、負方向とも記載する。つまり、補助ポンプP2は、回転方向を変化させることにより、作動油の移動方向を変化させる。以下の説明において、補助ポンプP2が電動ポンプである例について説明するが、これに限られない。補助ポンプP2は、制御ユニット30による制御に基づいて動作する。
なお、この一例においては、補助ポンプP2が、回転方向を変化させて作動油の移動方向を変化させる場合について説明するが、これに限られない。例えば、作動油の吐出方向が互いに逆方向の2台の補助ポンプが組み合わされて、いずれか一方の補助ポンプを動作させることにより、作動油の移動方向を変更する構成であってもよい。
油圧センサPS2は、閉油路10の内部の作動油の圧力を検出する。油圧センサPS2は、検出した圧力を制御ユニット30に出力する。
[双方向逆止弁V2について]
双方向逆止弁V2は、正方向逆止弁V21と、負方向逆止弁V22とを備えている。正方向逆止弁V21は、作動油を、図中の矢印A1方向、つまり正方向に通過させ、かつ図中の矢印B1方向、つまり負方向に通過させない。負方向逆止弁V22は、作動油を、図中の矢印B2方向、つまり負方向に通過させ、かつ図中の矢印A2方向、つまり正方向に通過させない。これら正方向逆止弁V21及び負方向逆止弁V22は、作動油の移動方向に対して並列に配置されている。作動油が正方向に移動する場合には、正方向逆止弁V21が開弁し、負方向逆止弁V22が閉弁する。作動油が負方向に移動する場合には、正方向逆止弁V21が閉弁し、負方向逆止弁V22が開弁する。
この双方向逆止弁V2は、図2に示すように、正方向逆止弁V21と、負方向逆止弁V22とがいずれも開弁しない油圧範囲を有していてもよい。
図2は、本実施形態の双方向逆止弁V2の開弁油圧しきい値の一例を示すグラフである。正方向逆止弁V21は、閉油路101の作動油の油圧が、閉油路102の作動油の油圧に比べて大きい場合に、開弁する。具体的には、図2(a)に示すように、正方向逆止弁V21は、閉油路101の油圧と、閉油路102の油圧との差が、しきい値Th1を正方向に超える場合に、開弁する。また、負方向逆止弁V22は、閉油路102の作動油の油圧が、閉油路101の作動油の油圧に比べて大きい場合に開弁する。具体的には、図2(b)に示すように、負方向逆止弁V22は、閉油路101の油圧と、閉油路102の油圧との差が、しきい値Th2を負方向に超える場合に、開弁する。図2に示すように、差圧が0(ゼロ)である基準位置から、しきい値Th1が正方向に、しきい値Th2が負方向にそれぞれ離れている場合には、正方向逆止弁V21と、負方向逆止弁V22とがいずれも開弁しない油圧範囲が生じる。
ここで、正方向逆止弁V21と、負方向逆止弁V22とがいずれも開弁しない油圧範囲が無い場合、つまり閉油路101と閉油路102とに差圧が生じている場合には、一方の逆止弁が開弁する構成である場合について説明する。一例として、しきい値Th1と、しきい値Th2とがいずれも0(ゼロ)である場合について説明する。上述したように、プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPには、ベルトVTから、プーリ幅を広げる方向に働く力が加えられている。この力が加えられることにより、プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPのプーリ幅が変化すると、閉油路10の各部における作動油の
圧力が変化する。
プライマリプーリPPからセカンダリプーリSPに、つまり正方向に作動油が移動しようとする場合には、閉油路102の油圧に対して、閉油路101の油圧が高まる。ここで、正方向逆止弁V21が開弁するしきい値Th1が0(ゼロ)であると、閉油路102の油圧に対して、閉油路101の油圧が高まると、ただちに開弁する。
また、セカンダリプーリSPからプライマリプーリPPに、つまり負方向に作動油が移動しようとする場合には、閉油路101の油圧に対して、閉油路102の油圧が高まる。ここで、負方向逆止弁V22が開弁するしきい値Th2が0(ゼロ)であると、閉油路101の油圧に対して、閉油路102の油圧が高まると、ただちに開弁する。
つまり、しきい値Th1と、しきい値Th2とがいずれも0(ゼロ)である場合には、双方向逆止弁V2は、作動油の移動を抑止しない。この場合、例えば、作動油の移動方向とは逆方向に補助ポンプP2を回転させることにより、プライマリプーリPPとセカンダリプーリSPとの間の作動油の移動を抑止することができる。しかしながら、補助ポンプP2を、作動油の移動を抑止するために動作させると、補助ポンプP2を駆動するエネルギーの消費が生じる。
一方、正方向逆止弁V21と、負方向逆止弁V22とがいずれも開弁しない油圧範囲を有する場合には、双方向逆止弁V2によって作動油の移動を抑止することができる。したがって、正方向逆止弁V21と、負方向逆止弁V22とがいずれも開弁しない油圧範囲を有する場合には、作動油の移動を抑止するためのエネルギー消費を低減することができる。さらに、ベルトVTからプライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPに力が加わったとしても、正方向逆止弁V21と、負方向逆止弁V22とがいずれも開弁しない値にして、各しきい値を設定すれば、上述のエネルギー消費をさらに抑止することができる。
なお、双方向逆止弁V2は、車載油圧供給装置1において必須ではない。例えば、補助ポンプP2を、作動油の移動を抑止するために動作させる構成の場合には、車載油圧供給装置1は、双方向逆止弁V2を備えていなくてもよい。
[油圧供給部40について]
油圧供給部40は、オイルパンOPと、主ポンプP1と、油圧センサPS1と、逆止弁V1と、逆止弁V3とを備えており、主ポンプP1によって加圧された作動油を閉油路10に供給する。
主ポンプP1は、油路501と、油路601との間に設けられており、オイルパンOPに貯留されている作動油を、油路501を介して吸い上げ、油路601に吐出する。つまり、主ポンプP1は、図中の矢印C方向に作動油を移動させる。以下の説明において、主ポンプP1が電動ポンプである例について説明するが、これに限られない。主ポンプP1は、制御ユニット30による制御に基づいて動作する。
逆止弁V3は、油路601と、油路602との間に設けられており、作動油を、図中の矢印C方向に通過させ、図中の矢印D方向に通過させない。この逆止弁V3により、主ポンプP1が停止しても、油路602の内部の作動油の油圧が保たれる。
油圧センサPS1は、油路602と、油路603との間に設けられており、油路602の内部の作動油の油圧を検出する。油圧センサPS1は、検出した圧力を制御ユニット30に出力する。
逆止弁V1は、油路603と、閉油路10との間に設けられている。逆止弁V1は、逆止弁V11と、逆止弁V12とを備えている。逆止弁V11を、第一の逆止弁とも記載する。逆止弁V12を、第二の逆止弁とも記載する。
逆止弁V11は、油路603と、閉油路101との間に設けられており、作動油を、図中の矢印C1方向に通過させ、図中の矢印D1方向に通過させない。逆止弁V12は、油路603と、閉油路103との間に設けられており、作動油を、図中の矢印C2方向に通過させ、図中の矢印D2方向に通過させない。
なお、逆止弁V11は、油路603と、閉油路102との間に設けられていてもよい。
また、逆止弁V12は、油路603と、閉油路104との間に設けられていてもよい。
逆止弁V1は、主ポンプP1によって加圧された作動油を閉油路10に供給するとともに、閉油路10から油路603側に作動油が流れ込むことを抑止する。この逆止弁V1により、閉油路10の内部の作動油の油圧が、所定値以上に保たれる。
なお、油圧供給部40は、アキュムレータACCを備えていてもよい。アキュムレータACCは、主ポンプP1が発生させた油圧が付された作動油を蓄える。油圧供給部40は、アキュムレータACCを備えることにより、主ポンプP1の動作による油圧の脈動やサージを低減することができる。また、油圧供給部40は、アキュムレータACCを備えることにより、主ポンプP1が停止している状態において作動油に圧力を付すことができる。
また、油圧供給部40は、逆止弁V4を備えていてもよい。この逆止弁V4は、油路603の内部の油圧がリリーフ圧を超える場合に、油路603の内部の作動油の一部を、油路502を介してオイルパンOPに排油する。つまり、逆止弁V4は、リリーフ弁として機能してもよい。油圧供給部40は、リリーフ弁を備えることにより、油路603の内部の油圧の異常上昇時に作動油を排油して、油圧を下げることができる。
なお、このリリーフ弁は、油路603の内部の作動油の油圧が、元圧の設定範囲よりも十分に高い場合に開弁する。換言すれば、このリリーフ弁は、元圧の設定範囲では開弁しない。つまり、このリリーフ弁は、油路603の内部の作動油の油圧が異常上昇した場合に開弁する。
なお、この逆止弁V4は、閉油路10に供給される作動油の油圧を、元圧の設定範囲内に調整するための圧力コントロール弁として機能してもよい。油圧供給部40は、圧力コントロール弁を備えることにより、主ポンプP1による油圧制御を精密に行わなくても、閉油路10に供給される作動油の油圧を、元圧の設定範囲内に調整することができる。
[制御ユニット30について]
次に、図3を参照して、制御ユニット30の機能構成について説明する。
図3は、本実施形態の制御ユニット30の機能構成の一例を示すブロック図である。制御ユニット30は、制御部301と、主ポンプ駆動回路302と、補助ポンプ駆動回路303とを備えている。制御ユニット30は、その入力側が、上位ユニット2と、油圧センサPS1と、位置検出センサ201と、油圧センサPS2とに接続されている。また、制御ユニット30は、その出力側が、主ポンプP1と、補助ポンプP2とに接続されている。
制御ユニット30は、無段階変速装置3の変速指令を、上位ユニット2から取得する。この変速指令には、変速比の目標値と、変速に要する時間の目標値とが含まれている。「変速比の目標値」を、「目標変速比」とも記載する。「変速に要する時間の目標値」を、「目標変速時間」とも記載する。
また、制御ユニット30は、油圧センサPS1が検出した油路602の内部の作動油の油圧を示す情報を、油圧センサPS1から取得する。「油圧センサPS1が検出した油圧」を、「元圧実測値」とも記載する。「元圧実測値を示す情報」を、「元圧情報」とも記載する。
また、制御ユニット30は、位置検出センサ201が検出した可動側プーリの幅方向の位置を示す情報を、位置検出センサ201から取得する。「位置検出センサ201が出力する可動側プーリの幅方向の位置を示す情報」を、単に「位置情報」とも記載する。
また、制御ユニット30は、油圧センサPS2が検出した閉油路10の内部の作動油の油圧を示す情報を、油圧センサPS2から取得する。「油圧センサPS2が検出した油圧」を、「閉油路油圧実測値」とも記載する。「油圧センサPS2が出力する閉油路油圧実測値を示す情報」を、「閉油路油圧情報」とも記載する。
制御部301は、CPU(Central Processing Unit)を備えており、主ポンプ制御部311と、補助ポンプ制御部312と、故障検出部313とを、その機能部として備えている。
[主ポンプP1の制御]
主ポンプ制御部311は、上位ユニット2から取得した変速指令と、油圧センサPS1から取得した元圧情報とに基づいて、主ポンプP1の制御を行なう。図4を参照して、制御部301による主ポンプP1の制御について説明する。
図4は、本実施形態の主ポンプP1の制御の流れの一例を示す流れ図である。主ポンプ制御部311は、上位ユニット2からの変速指令の有無を判定し(ステップS10)、変速指令ありと判定した場合(ステップS10;YES)には、処理をステップS20に進める。主ポンプ制御部311は、変速指令なしと判定した場合(ステップS10;NO)には、処理をステップS10に戻して、変速指令を待つ。
主ポンプ制御部311は、油路602の内部の作動油の目標圧力を算出する(ステップS20)。この油路602の内部の作動油の目標圧力を、元圧目標値とも記載する。ここで、元圧目標値は、変速指令に含まれる目標変速比や目標変速時間などによって予め定められている。例えば、現在の変速比と目標変速比との差が比較的大きい場合や、目標変速時間が比較的短い場合には、元圧目標値が高めに定められている。すなわち、プーリ幅を大きく変化させる場合や、プーリ幅を速やかに変化させる場合には、元圧目標値が高めに定められている。主ポンプ制御部311は、この予め定められている元圧目標値の条件と、変速指令に含まれる目標変速比や目標変速時間とに基づいて、元圧目標値を算出する。
主ポンプ制御部311は、油圧センサPS1から元圧情報を取得する(ステップS30)。この元圧情報は、油圧センサPS1が検出した元圧実測値を示している。
次に、主ポンプ制御部311は、ステップS20で算出した元圧目標値と、ステップS30で取得した元圧情報が示す元圧実測値とを比較する(ステップS40)。主ポンプ制御部311は、元圧実測値が元圧目標値に到達していないと判定した場合(ステップS40;NO)には、主ポンプP1を駆動し(ステップS50)、処理をステップS30に戻す。主ポンプ制御部311は、元圧実測値が元圧目標値に到達していると判定した場合(ステップS40;YES)には、主ポンプP1を停止する(ステップS60)。
具体的には、図3に示すように、主ポンプ制御部311は、主ポンプ駆動回路302に、主ポンプP1の駆動信号sig1を出力する。主ポンプ駆動回路302は、インバータなどの電流出力回路を備えており、駆動信号sig1に基づいて、駆動電流I1を主ポンプP1に対して出力する。主ポンプP1は、駆動電流I1が供給されると、図1に示す矢印C方向に作動油を吐出する。また、主ポンプP1は、駆動電流I1の供給が停止されると、作動油の吐出を停止する。
なお、主ポンプ制御部311は、上位ユニット2が出力する変速指令を待たずに、油圧センサPS1から取得した元圧情報に基づいて、主ポンプP1の駆動制御を行なってもよい。すなわち、上述したステップS10は、省略されてもよい。
[補助ポンプP2の制御]
補助ポンプ制御部312は、変速指令と、位置情報とに基づいて、補助ポンプP2の駆動制御を行なう。図5を参照して補助ポンプ制御部312による補助ポンプP2の制御について説明する。
図5は、本実施形態の補助ポンプP2の制御の流れの一例を示す流れ図である。補助ポンプ制御部312は、上位ユニット2からの変速指令の有無を判定し(ステップS100)、変速指令ありと判定した場合(ステップS100;YES)には、処理をステップS110に進める。補助ポンプ制御部312は、変速指令なしと判定した場合(ステップS100;NO)には、処理をステップS100に戻して、変速指令を待つ。
補助ポンプ制御部312は、位置検出センサ201から、位置情報を取得する(ステップS110)。ここでは、位置検出センサ201は、セカンダリプーリSPのプーリ幅を検出するものであって、セカンダリプーリSPのプーリ幅を示す位置情報を出力するものとして説明する。以下の説明においては、位置検出センサ201が出力する位置情報を、「セカンダリプーリSPの現在幅」、又は単に「現在幅」とも記載する。つまり、ステップS110において、補助ポンプ制御部312は、位置検出センサ201から、セカンダリプーリSPの現在幅を取得する。
補助ポンプ制御部312は、ステップS100で取得した変速指令に含まれる目標変速比に基づいて、セカンダリプーリSPの目標幅を算出する(ステップS120)。
次に、補助ポンプ制御部312は、ステップS110で取得したセカンダリプーリSPの現在幅と、ステップS120で算出した目標幅とに基づいて、セカンダリプーリSPの変化幅を算出する。また、補助ポンプ制御部312は、算出したセカンダリプーリSPの変化幅と、ステップS100で取得した変速指令に含まれる目標変速時間とに基づいて、補助ポンプP2の回転方向と回転数とを算出する(ステップS130)。
ここで、プーリ幅が広がるのか、狭まるのかは、閉油路10の内部の作動油の移動方向によって決まる。つまり、プーリ幅の変化の方向は、補助ポンプP2の回転方向によって決まる。補助ポンプ制御部312は、セカンダリプーリSPの現在幅が、目標幅よりも狭い場合には、プーリ幅を広げる方向に補助ポンプP2の回転方向を定める。また、補助ポンプ制御部312は、セカンダリプーリSPの現在幅が、目標幅よりも広い場合には、プーリ幅を狭める方向に補助ポンプP2の回転方向を定める。
また、プーリ幅の変化速度は、閉油路10の内部の作動油の移動速度によって、すなわち、補助ポンプP2の回転速度によって決まる。補助ポンプ制御部312は、プーリ幅の目標変速時間が短い場合には、長い場合に比べて補助ポンプP2がより高速に回転するように回転数を定める。
次に、補助ポンプ制御部312は、ステップS130で算出した補助ポンプP2の回転方向及び回転数に基づいて、補助ポンプP2を駆動する(ステップS140)。具体的には、図3に示すように、補助ポンプ制御部312は、補助ポンプ駆動回路303に、補助ポンプP2の駆動信号sig2を出力する。補助ポンプ駆動回路303は、インバータなどの電流出力回路を備えており、駆動信号sig2に基づいて、駆動電流I2を補助ポンプP2に対して出力する。補助ポンプP2は、駆動電流I2が供給されると、駆動電流I2に基づく回転方向及び回転数によって作動油を正方向又は負方向に移動させる。
図5に戻り、補助ポンプ制御部312は、位置検出センサ201から、位置情報を取得し(ステップS150)、プーリ幅が目標幅に到達したか否かを判定する(ステップS160)。補助ポンプ制御部312は、プーリ幅が目標幅に到達していないと判定した場合(ステップS160;NO)には、処理をステップS140に戻し、補助ポンプP2の駆動を継続する。一方、補助ポンプ制御部312は、プーリ幅が目標幅に到達したと判定した場合(ステップS160;YES)には、補助ポンプP2の駆動を停止する(ステップS170)。この際に、故障検出部313は、故障検知処理(ステップS210〜ステップS250)を行う。
[故障検知処理]
図6は、本実施形態の故障検出処理の流れの一例を示す流れ図である。故障検出部313は、ステップS150で補助ポンプ制御部312が取得した位置情報に基づいて、セカンダリプーリSPのプーリ幅の変化の速度を算出する(ステップS210)。
次に、故障検出部313は、油圧センサPS2から、閉油路10の油圧を示す閉油路油圧情報を取得する(ステップS220)。
次に、故障検出部313は、ステップS210で算出したプーリ幅の変化速度と、ステップS220で取得した閉油路油圧情報とに基づいて、プーリ幅の変化速度と閉油路油圧との関係が適切であるか否かを判定する(ステップS230)。ここで、プーリ幅の変化速度と、閉油路油圧との間には、所定の関係がある。具体的には、プーリ幅の変化速度が速い場合には、閉油路油圧は、高い値になる。また、プーリ幅の変化速度が遅い場合には、閉油路油圧は、低い値になる。したがって、プーリ幅の変化速度が比較的遅いにもかかわらず、閉油路油圧が基準値よりも高い場合には、閉油路10の詰まりや、位置検出センサ201の誤動作などの故障が発生している可能性があると判定することができる。
故障検出部313は、プーリ幅の変化速度と閉油路油圧との関係が適切であると判定した場合(ステップS230;YES)には、上位ユニット2に対して「故障無し」を通知する(ステップS240)。一方、故障検出部313は、プーリ幅の変化速度と閉油路油圧との関係が適切でないと判定した場合(ステップS230;NO)には、上位ユニット2に対して「故障あり」を通知する(ステップS250)。
上位ユニット2は、故障ありと通知された場合には、車載油圧供給装置1や、無段階変速装置3が正常に動作しないと判定して、例えば、変速比を変化させずに固定する制御などの故障発生時制御を行なうことができる。
なお、補助ポンプ制御部312は、油圧センサPS2が検出する閉油路油圧に基づいて、補助ポンプP2を制御してもよい。具体的には、油圧センサPS2が位置検出センサ201よりも壊れにくい場合がある。この場合には、位置検出センサ201の検出値と、油圧センサPS2の検出値との関係が適切ではない場合、すなわち、故障検出部313が故障ありと判定した場合に、油圧センサPS2の検出値を信頼して制御してもよい。この場合、補助ポンプ制御部312は、故障検出部313が故障ありと判定した場合に、油圧センサPS2が検出する閉油路油圧に基づいて、補助ポンプP2を制御する。このように構成することにより、車載油圧供給装置1は、位置検出センサ201に故障が生じた場合であっても、変速比を変化させることができる。
以上説明したように、本実施形態の車載油圧供給装置1は、圧力コントロール弁等の作動油を排油する機構を備えることなく、元圧を制御する。仮に、圧力コントロール弁等の作動油を排油する機構を備えている構成であるとすると、主ポンプP1によって元圧以上に加圧された作動油を、圧力制御のためにオイルパン等に排油する。このような圧力コントロール弁を備える構成では、元圧以上に作動油を加圧するため、主ポンプP1が大型のものになる。また、このような構成の場合、いったん元圧以上に加圧した作動油を、その圧力を利用することなく排油するため、主ポンプP1の消費エネルギーの一部が無駄になる。
本実施形態の車載油圧供給装置1によれば、作動油を排油することなく元圧を制御するため、主ポンプP1を小型化することができるとともに、主ポンプP1の消費エネルギーを低減することができる。なお、車載油圧供給装置1は、油圧センサPS1による圧力フィードバックによって主ポンプP1を駆動するため、元圧を精密に制御することができる。
また、油圧供給部40から閉油路10に供給された油圧が低下した場合には、主ポンプP1を駆動することにより、低下した分の油圧を補う。したがって、閉油路10から作動油を排油する構成の場合には、排油される度に閉油路10の油圧が低下し、低下した分の油圧を補うために、主ポンプP1が駆動される。一方、本実施形態の車載油圧供給装置1は、閉油路10から作動油を排油する機構を備えていない。したがって、車載油圧供給装置1によれば、主ポンプP1の駆動頻度を低減することができるため、主ポンプP1の消費エネルギーを低減することができる。
また、本実施形態の車載油圧供給装置1は、閉油路10と、主ポンプP1との間に逆止弁V1が設けられている。この逆止弁V1は、閉油路10の作動油が油圧供給部40に逆流することを抑止する。このため、車載油圧供給装置1によれば、油圧供給部40側の油圧が、閉油路10内の油圧よりも低くなった場合でも、閉油路10内の油圧の低下を抑止することができる。これにより、車載油圧供給装置1は、主ポンプP1が動作していなくても、閉油路10内の油圧を維持することができる。つまり、車載油圧供給装置1は、逆止弁V1を備えることにより、主ポンプP1の駆動頻度を低減することができるため、主
ポンプP1の消費エネルギーを低減することができる。
また、本実施形態の車載油圧供給装置1は、プライマリプーリPPとセカンダリプーリSPとの間の作動油の移動を、閉油路10から作動油を排油することなく、補助ポンプP2によって作動油の圧力を制御することにより行う。ここで、仮に、圧力コントロール弁等により閉油路10から作動油を排油することによって、作動油の圧力を制御する構成であるとすると、圧力制御のために作動油をオイルパン等に排油する。このような圧力コントロール弁を備える構成では、作動油の移動に必要な圧力以上に作動油を加圧するため、補助ポンプP2が大型のものになる。また、このような構成の場合、いったん加圧した作動油を、その圧力を利用することなく排油するため、補助ポンプP2の消費エネルギーの一部が無駄になる。
本実施形態の車載油圧供給装置1によれば、作動油を排油することなくプライマリプーリPPとセカンダリプーリSPとの間の作動油の移動を制御する。このため車載油圧供給装置1によれば、補助ポンプP2を小型化することができるとともに、補助ポンプP2の消費エネルギーを低減することができる。なお、車載油圧供給装置1は、入力される変速指令と、プーリ幅検出部20によるプーリ幅の状態の検出結果とに基づいて、補助ポンプP2を駆動するため、プーリ幅を精密に制御することができる。
また、本実施形態の車載油圧供給装置1は、第一の逆止弁及び第二の逆止弁の、2つの逆止弁V1を備えている。具体的には、車載油圧供給装置1は、プライマリプーリPPと補助ポンプP2との間の閉油路10に対して、逆止弁V11を備えている。また、車載油圧供給装置1は、セカンダリプーリSPと補助ポンプP2との間の閉油路10に対して、主ポンプP1からの油圧を供給する逆止弁V12を備えている。つまり、車載油圧供給装置1は、補助ポンプP2と2つのプーリとの間に、それぞれ元圧を供給する機構を備えている。このため、車載油圧供給装置1は、補助ポンプP2と2つのプーリとの間に、均一な元圧を加えることができるため、プーリ幅を精密に制御することができる。
[第2実施形態]
図7を参照して、第2実施形態に係る車載油圧供給装置1Aについて説明する。図7は、第2実施形態の車載油圧供給装置1Aの構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態の説明において、上述した他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の車載油圧供給装置1Aは、主ポンプP1Aが正逆転することにより、元圧を可変することができる点において、第1実施形態と異なる。
車載油圧供給装置1Aは、油圧供給部40Aを備える。この油圧供給部40Aは、上述した逆止弁V1に代えて、双方向逆止弁V10を備える。この双方向逆止弁V10は、作動油の移動方向に対して並列に配置された2つの逆止弁である、順方向逆止弁V101と、逆方向逆止弁V102とを備える。
順方向逆止弁V101は、作動油を主ポンプP1Aから閉油路10への順方向、つまり図7の矢印C1方向に通過させ、かつ閉油路10から主ポンプP1Aへの逆方向、つまり図7の矢印D1方向に通過させない。
逆方向逆止弁V102は、作動油を逆方向に通過させ、かつ順方向に通過させない。
また、本実施形態の主ポンプP1Aは、正逆転する。主ポンプP1Aは、正転することにより、作動油を図7の矢印C方向に吐出し、逆転することにより、作動油を図7の矢印D方向に吐出する。
このように構成することにより、車載油圧供給装置1Aは、第1実施形態に比べて、プーリ幅の制御をより精密に行うことができる。
なお、車載油圧供給装置1Aは、図7に示すオリフィスORFを備えていてもよい。このオリフィスORFは、油路601から油路502を介してオイルパンOPに作動油を排油する。車載油圧供給装置1Aは、このオリフィスORFを備えることにより、主ポンプP1が所望の元圧以上に加圧した場合に、元圧の上昇を抑制することができる。つまり、車載油圧供給装置1Aは、オリフィスORFを備えることにより、主ポンプP1の制御を緻密に行わなくても、元圧を適正範囲に制御することができる。
[第2実施形態の変形例]
図8を参照して、第2実施形態の変形例に係る車載油圧供給装置1Bについて説明する。
図8は、第2実施形態の変形例の車載油圧供給装置1Bの構成の一例を示すブロック図である。なお、本変形例の説明において、上述した他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の車載油圧供給装置1Bは、双方向逆止弁を2つ備える点において、上述した第2実施形態と異なる。
車載油圧供給装置1Bは、油圧供給部40Bを備える。この油圧供給部40Bは、双方向逆止弁V10Aを備える。この双方向逆止弁V10Aは、順方向逆止弁及び逆方向逆止弁の組を2組備える。つまり、双方向逆止弁V10Aは、上述した順方向逆止弁V101及び、逆方向逆止弁V102に加え、順方向逆止弁V103及び、逆方向逆止弁V104を備える。
具体的には、車載油圧供給装置1Bは、プライマリプーリPPと補助ポンプP2との間の閉油路10に対して、順方向逆止弁V103及び、逆方向逆止弁V104を備えている。また、車載油圧供給装置1Bは、セカンダリプーリSPと補助ポンプP2との間の閉油路10に対して、順方向逆止弁V101及び、逆方向逆止弁V102を備えている。つまり、車載油圧供給装置1Bは、補助ポンプP2と2つのプーリとの間に、それぞれ元圧を供給する機構を備えている。このため、車載油圧供給装置1Bは、補助ポンプP2と2つのプーリとの間に、均一な元圧を加えることができるため、プーリ幅を精密に制御することができる。
[第3実施形態]
図9を参照して、第3実施形態に係る車載油圧供給装置1Cについて説明する。
図9は、第3実施形態の車載油圧供給装置1Cの構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態の説明において、上述した他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の車載油圧供給装置1Cは、閉油路10にバイパス油路BP1を備える点において、第1実施形態と異なる。
バイパス油路BP1は、作動油の移動方向に対して補助ポンプP2と並列に配置され、バイパス弁VBP1と、オリフィスORF2とを備える。
バイパス弁VBP1は、閉油路10内の油圧が所定値未満の場合に作動油を通過させ、油圧が所定値を超える場合に作動油を通過させない。
オリフィスORF2は、バイパス油路BP1を通過する作動油の流量を抑制する。なお、バイパス油路BP1のオリフィスORF2の前後には、オリフィスORF2の詰まりを抑制する、オイルフィルタF1、オイルフィルタF2が設けられていてもよい。
補助ポンプP2が所定の回転数未満である場合には、閉油路10内の油圧が所定値未満になる。この場合、バイパス弁VBP1は、開弁しており作動油を通過させる。ここで、補助ポンプP2が所定の回転数未満である場合とは、プーリ幅の変化幅が小さい場合、又はプーリ幅の目標変速時間が長い場合である。つまり、補助ポンプP2が所定の回転数未満である場合とは、プーリ幅の変化が緩やかである場合である。
一方、補助ポンプP2が所定の回転数以上である場合には、閉油路10内の油圧が所定値以上になる。この場合、バイパス弁VBP1は、閉弁し作動油を通過させない。ここで、補助ポンプP2が所定の回転数以上である場合とは、プーリ幅の変化幅が大きい場合、又はプーリ幅の目標変速時間が短い場合である。つまり、補助ポンプP2が所定の回転数以上である場合とは、プーリ幅の変化が急激である場合である。
ここで、上位ユニット2が、プーリ幅を緩やかに変化させる変速指令を出力したとする。この場合、補助ポンプP2は、緩やかにプーリ幅を変化させるために低速で回転する。この結果、閉油路10内の油圧の上昇は緩やかで、バイパス弁VBP1が閉弁しない。これにより、閉油路10内の作動油は、一方のプーリから他方のプーリへ移動する際に、一部がバイパス油路BP1を経由して再び、補助ポンプP2に流入する。つまり、バイパス弁VBP1が開弁状態であると、補助ポンプP2が作動油を吐出しても、その全量が他方のプーリに移動するのではなく、一部のみが他方のプーリに移動する。したがって、補助
ポンプP2の回転数の制御を緻密に行わなくても、緩やかにプーリ幅を変化させることができる。つまり、車載油圧供給装置1Cは、バイパス油路BP1を備えることにより、プーリ幅の制御性を向上させることができる。
一方、上位ユニット2が、プーリ幅を急激に変化させる変速指令を出力したとする。この場合、補助ポンプP2は、急激にプーリ幅を変化させるために高速で回転する。この結果、閉油路10内の油圧が急激に上昇し、バイパス弁VBP1が閉弁する。これにより、閉油路10内の作動油は、一方のプーリから他方のプーリへ、バイパス油路BP1を経由せずに、補助ポンプP2を経由して移動する。したがって、バイパス弁VBP1が閉弁することにより、作動油の移動速度が速まる。つまり、車載油圧供給装置1Cは、バイパス弁VBP1を備えることにより、プーリ幅の制御速度の向上を図ることができる。
つまり、車載油圧供給装置1Cは、バイパス油路BP1と、バイパス弁VBP1とを備えることにより、プーリ幅の制御性の向上と、プーリ幅の制御速度の向上とを両立させることができる。
[第3実施形態の変形例]
図10を参照して、第3実施形態の変形例に係る車載油圧供給装置1Dについて説明する。
図10は、第3実施形態の変形例の車載油圧供給装置1Dの構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態の説明において、上述した他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態の車載油圧供給装置1Dは、閉油路10にバイパス油路BP2をさらに備える点において、第3実施形態と異なる。
バイパス油路BP2は、作動油の移動方向に対して補助ポンプP2と並列に配置され、バイパス弁VBP2と、補助ポンプP3とを備える。
バイパス弁VBP2は、バイパス油路BP2内の油圧が所定値未満の場合にバイパス油路BP2内の作動油の移動を阻止し、バイパス油路BP2内の油圧が所定値を超える場合にバイパス油路BP2内の作動油の移動を可能にする。
補助ポンプP3は、バイパス油路BP2に設けられ、閉油路10内の作動油を、プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPの一方から他方へ移動させる。
車載油圧供給装置1Dは、上位ユニット2が、プーリ幅を急激に変化させる変速指令を出力した場合に、補助ポンプP3を駆動する。この結果、バイパス油路BP2内の油圧が上昇し、バイパス弁VBP2を開弁する。これにより、閉油路10内の作動油は、一方のプーリから他方のプーリへ、バイパス油路BP2及び補助ポンプP3を経由して移動する。したがって、バイパス弁VBP2が開弁することにより、作動油の移動速度が速まる。つまり、車載油圧供給装置1Dは、バイパス油路BP2と補助ポンプP3とを備えることにより、プーリ幅の制御速度の向上を図ることができる。
また、車載油圧供給装置1Dは、バイパス油路BP2と補助ポンプP3とを備えることにより、作動油吐出能力を補助ポンプP2と補助ポンプP3とで分担することができる。したがって、上述した第3実施形態に比べ補助ポンプP2を小型化することができる。また、補助ポンプP2と、補助ポンプP3とについて、部品の共通化を行うことも可能になり、1台の大きなポンプを備える構成に比べて、部品コストを低減することができる。
また、車載油圧供給装置1Dは、バイパス弁VBP2を備えることにより、緩やかにプーリ幅を変化させる場合に、補助ポンプP3を停止することができるため、補助ポンプP3の消費エネルギーを低減することができる。
言い換えると、車載油圧供給装置1Dは、作動油の移動方向に対して補助ポンプP2と並列に配置される第二のバイパス油路と、第二のバイパス油路に設けられ、閉油路10内の作動油を、プライマリプーリPP及びセカンダリプーリSPの一方から他方へ移動させる第二の補助ポンプP3と、第二のバイパス油路内の油圧が所定値未満の場合に第二のバイパス油路内の作動油の移動を阻止し、前記第二のバイパス油路内の油圧が所定値を超える場合に前記第二のバイパス油路内の前記作動油の移動を可能にするバルブとを備えている。
なお、上記説明した各実施形態及びその変形例は、相互に矛盾しない範囲内において、構成を適宜組み合わせることができる。
1、1A、1B、1C、1D…車載油圧供給装置、10…閉油路、20…位置センサ(プーリ幅検出部)、30…制御ユニット、301…制御部、302…主ポンプ駆動回路、303…補助ポンプ駆動回路、311…主ポンプ制御部、312…補助ポンプ制御部、313…故障検出部、PP…プライマリプーリ、SP…セカンダリプーリ、PS1、PS2…油圧センサ、P1…主ポンプ、P2…補助ポンプ、V1、V11、V12、V3、V4…逆止弁、ACC…アキュムレータ

Claims (8)

  1. 油圧発生源から供給される油圧が付された作動油によってプーリ幅が可変するプライマリプーリ及びセカンダリプーリの、それぞれのプーリ幅を制御することにより、減速比を可変する無段階変速機の車載油圧供給装置であって、
    前記プライマリプーリと、前記セカンダリプーリとの間に設けられた閉油路と、
    前記閉油路と、油圧を供給する主ポンプとの間に設けられた逆止弁と、
    前記逆止弁を介して前記主ポンプから供給される油圧が付された前記閉油路内の作動油を、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリの一方から他方へ移動させる補助ポンプと、
    前記プーリ幅の状態を検出するプーリ幅検出部と、
    入力される変速指令と、前記プーリ幅検出部が検出する前記プーリ幅の状態とに基づいて、前記プライマリプーリから前記セカンダリプーリに前記作動油を移動させる正方向、及び前記セカンダリプーリから前記プライマリプーリに前記作動油を移動させる負方向のいずれかの移動方向と、前記作動油の前記正方向又は前記負方向への移動速度とを決定し、決定した前記移動方向及び前記移動速度によって前記補助ポンプを駆動制御する制御部と、
    を備え、
    前記閉油路は、
    前記作動油を前記正方向に通過させ、かつ前記負方向に通過させない正方向逆止弁と、
    前記作動油を前記負方向に通過させ、かつ前記正方向に通過させない負方向逆止弁とが、前記作動油の移動方向に対して並列に配置された双方向逆止弁を備える、車載油圧供給装置。
  2. 前記双方向逆止弁は、
    前記正方向逆止弁と、前記負方向逆止弁とがいずれも開弁しない油圧範囲を有する、
    請求項1に記載の車載油圧供給装置。
  3. 前記逆止弁は、
    前記プライマリプーリと前記補助ポンプとの間の前記閉油路に対して、前記主ポンプからの油圧を供給する第一の逆止弁と、
    前記セカンダリプーリと前記補助ポンプとの間の前記閉油路に対して、前記主ポンプからの油圧を供給する第二の逆止弁とを備える、
    請求項1または請求項2に記載の車載油圧供給装置。
  4. 前記プーリ幅検出部は、
    前記プライマリプーリ又は前記セカンダリプーリのうち少なくとも一方のプーリの幅方向の位置を検出する位置検出センサを備える、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載油圧供給装置。
  5. 前記閉油路内の作動油の圧力を検出する油圧センサ
    を備え、
    前記制御部は、さらに
    前記油圧センサが検出する前記圧力に基づいて、前記補助ポンプを駆動制御する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車載油圧供給装置。
  6. 前記作動油を前記主ポンプから前記閉油路への順方向に通過させ、かつ前記閉油路から前記主ポンプへの逆方向に通過させない逆止弁と、前記作動油を前記逆方向に通過させ、かつ前記順方向に通過させない逆止弁とが、前記作動油の移動方向に対して並列に配置された双方向逆止弁を、前記逆止弁として備える、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車載油圧供給装置。
  7. 前記作動油の移動方向に対して前記補助ポンプと並列に配置され、前記閉油路内の油圧が所定値未満の場合に前記作動油を通過させ、前記油圧が所定値を超える場合に前記作動油を通過させないバイパス油路を備える、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車載油圧供給装置。
  8. 前記作動油の移動方向に対して前記補助ポンプと並列に配置される第二のバイパス油路と、
    前記第二のバイパス油路に設けられ、前記閉油路内の作動油を、前記プライマリプーリ及び前記セカンダリプーリの一方から他方へ移動させる第二の補助ポンプと、
    前記第二のバイパス油路内の油圧が所定値未満の場合に前記第二のバイパス油路内の前記作動油の移動を阻止し、前記第二のバイパス油路内の油圧が所定値を超える場合に前記第二のバイパス油路内の前記作動油の移動を可能にするバルブとを備える、
    請求項7に記載の車載油圧供給装置。
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